利用ソフト/家庭内LAN - インターネット白書ARCHIVES

第
インターネット利用者動向
1部
第
2章
パソコン利 用 者
メールの4年連続1位Outlook Express
利用ソフト/家庭内LAN
ブ ロ ー ド バ ン ド
ナ ロ ー バ ン ド
資料1-2-73 メールソフトの利用有無 N=1,541
無回答
資料1-2-74 利用メールソフト N=1,261
3.5%
Outlook express
75.7%
Outlook
10.3%
Post Pet
わからない
10.6%
利用していない
2.6%
7.7%
Microsoft Internet Mail
2.7%
Netscape Messsenger
利用している
83.3%
1.7%
Becky!Internet Mail
1.2%
AL Mail
1.1%
WinBiff
1.1%
Eudora Pro
0.8%
Message Manager
0.7%
Microsoft Entourage
0.6%
クラリスメール
0.6%
Shuriken
0.4%
Eudora-J
0.3%
その他
© Access Media/impress,2002
5.8%
0
資料1-2-75 利用ブラウザー N=1,514
10
20
32.2%
Internet Explorer6.x
22.5%
5.6%
4.0%
Internet Explorer3.x以下
4.3%
Internet Explorer3.x以下
2.4%
5.4%
Netscape以下
0.5%
Netscape以下
0.2%
0.6%
Opera Windows版
0.5%
Opera Windows版
0.8%
0.3%
15
20
25
ナローバンド
30
35%
© Access Media/impress,2002
N=962
18.3%
25.9%
5.0%
7.4%
無回答
5.9%
10
ブロードバンド N=505
わからない
24.4%
わからない
9.4%
1.6%
0.6%
その他
0.9%
33.4%
4.2%
3.1%
Netscape6.x
3.4%
5
70 80%
17.7%
5.8%
Internet Explorer4.x
Netscape4.x
0
60
33.8%
33.0%
4.4%
無回答
50
© Access Media/impress,2002
Internet Explorer5.x
Netscape4.x
その他
40
Internet Explorer6.x
8.1%
Netscape6.x
30
資料1-2-76 ブロードバンド/ナローバンド別 利用ブラウザー
Internet Explorer5.x
Internet Explorer4.x
1.8%
Netscape Mail
0
5
10
15
20
25
30
35%
© Access Media/impress,2002
解 説
■利用ソフト/家庭内 LAN
例年聞いているメールソフトに関して
はインターネット利用者の83.3%が利用
たという構図も昨年同様である。自分で
ら、実質的な利用シェアは拡大したとい
インストールやダウンロードする手間がか
える。これをブロードバンド/ナローバン
からない強みが大きい。
ド別にみたのが資料1-2-76である。ブロー
していると回答しており、電子メールの
利用しているブラウザーを複数回答で
ドバンド利用者は相対的に「Internet
普及ぶりを裏付けている。利用メールソ
挙げてもらったのが資料1-2-75である。1
Explorer」にしても「Netsccape」にし
フトは無償の「Outlook Express」が4
位、2位、3位はいずれもマイクロソフト
ても新しいバージョンを利用している比率
年連続で最も多く(75.7%)、2000年は
社の「Internet Explorer」で3者合わせ
が高い。また、インターネット利用者の
58.8%、2001年は68.3%、今年は75.7%
ると67.0%を占める。複数回答なので、
拡大にともない、ブラウザーのブランドを
と着実にシェアを獲得した。2位以下との
昨年の68.3%と比較するとほとんど増加
意識していないとみられる「わからない」
差は大きく、いずれも軒並み数値を下げ、
していないようにみえるが、実際はブラウ
回答者が増加する中、ブロードバンド利
その分を「Outlook Express」が獲得し
ザーの併用率自体が減少していることか
用者では比較的その比率が低い。
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インターネット白 書 2 0 0 2
P2Pソフトの利用率は1割未満
利用ソフト/家庭内 LAN
ブ ロ ー ド バ ン ド
ナ ロ ー バ ン ド
資料1-2-77 ブロードバンド/ナローバンド別 チャットソフト(インス
タントメッセンジャー)の利用有無
利用している
利用していない
わからない
資料1-2-78 利用しているチャットソフト(インスタントメッセンジャー)
N=353
Yahoo! メッセンジャー
49.0%
MSNメッセンジャー
全体
23.3%
N=1,514
50.1%
42.5%
26.6%
ICQ
ブロードバンド
31.3%
N=505
47.7%
12.2%
OCNメッセンジャー
21.0%
7.1%
AOLインスタント・メッセンジャー
ナローバンド
20.0%
N=962
わからない
N=47
53.3%
6.4% 10.6%
0
20
26.7%
60
80
利用していない
2.3%
その他
3.4%
0
100%
わからない
3.4%
IRC
© Access Media/impress,2002
資料1-2-79 ブロードバンド/ナローバンド別 ファイルシェアリング
(P2P)ソフトの利用有無
利用している
Netscapeメッセンジャー
83.0%
40
5.1%
10
20
30
40
資料1-2-80 利用しているファイルシェアリング(P2P)ソフト
N=50
無回答
WinMX
3.3%
全体
56.0%
Napster
35.2%
4.6%
N=505
6.9%
59.2%
29.3%
1.5%
ナローバンド
56.7%
N=962
0
ファイルローグ
10.0%
Gnutella
4.0%
Groove
4.0%
36.6%
WOD
8.5%
N=47
32.0%
5.3%
2.1%
わからない
64.0%
5.5%
N=1,514
ブロードバンド
50%
© Access Media/impress,2002
70.2%
20
40
19.1%
60
80
2.0%
その他
100%
© Access Media/impress,2002
8.0%
0
10
20
30
40
50
60
70%
© Access Media/impress,2002
解 説
チャットソフト(インスタントメッセン
別にみたのが資料1-2-77である。ここでも
ーを介さず、データ交換ができる技術支
ジャー)とは同じソフトを持つ仲間とオ
ブロードバンド利用者がナローバンドに比
援ソフト)の利用については3.3%と利用
ンラインで(相手がオンラインであるかど
べて利用率が高い。
率は低く、ブロードバンド利用者でも
うかを確認し)リアルタイムにチャットや
利用しているチャットソフト(インスタ
6.9%に留まっている。具体的なソフトウ
ファイル転送などができるソフトである。
ントメッセンジャー)は「Yahoo!メッセ
ェアとしては「Napster」や「WinMX」
インターネット利用者全体の約2割がチャ
ンジャー」が49.0%、「MSNメッセンジ
が挙げられているが、音楽コンテンツの著
ットソフト(インスタントメッセージ)を
ャー」が42.5%を占め、2大ポータルサイ
作権侵害問題に発展した経緯もあり、現
利用している。これを性別、年代別でみ
トのメッセンジャーでほぼ2分されている。
状では浸透していない。
ると、やや男性が多く、10代、20代の若
併用率は1人当たり1.25である。
年層で利用率が高い点が特徴となってい
また、ファイルシェアリング関連のP2P
る。これをブロードバンド/ナローバンド
(ピアトゥーピア)ソフトウェア(サーバ
(矢野さよみ アクセス メディア インターナショナル株
式会社)
インターネット白 書 2 0 0 2
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第
インターネット利用者動向
1部
第
2章
パソコン利 用 者
RealとWindowsが拮抗する音声動画視聴
利用ソフト/家庭内LAN
ブ ロ ー ド バ ン ド
ナ ロ ー バ ン ド
資料1-2-81 ブロードバンド/ナローバンド別 音声動画視聴ソフトの利用有無
全体
資料1-2-82 利用している音声動画視聴ソフト N=687
利用している
N=1,514
45.4%
31.9%
22.7%
72.1%
RealPalyer
利用してない
Windows
Media Player
わからない
70.2%
52.3%
Quick Time
ブロードバンド N=505
61.0%
20.0% 19.0%
38.6%
ShockWave/Flash
15.7%
MP3関連
39.2%
ナローバンド N=962
38.8%
22.0%
MIDI関連
わからない
19.1%
N=47
6.0%
Win Amp
76.6%
0.4%
その他
4.3%
0
10.9%
20
40
60
80
100%
0
© Access Media/Impress,2002
10
20
30
40
50
60
70
80%
© Access Media/Impress,2002
資料1-2-83 ブロードバンド/ナローバンド別 家庭内LAN構築の有無
構築している
全体
20.5%
N=1,541
58.0%
16.7%
4.8%
構築していない
わからない
無回答
ブロードバンド
N=505
ナローバンド
N=985
わからない
37.0%
46.9%
12.9%
N=51 3.9%
0
10.3%
65.0%
18.1%
33.3%
20
52.9%
40
5.7%
60
4.1%
9.8%
80
100%
© Access Media/Impress,2002
解 説
音声動画視聴ソフトの利用有無をブロ
「RealPlayer」(72.1%)と「Windows
うに、同一世帯内のインターネット利用
ードバンド/ナローバンド別に聞いたのが
Media Player」
(70.2%)の2ブランドが
者が増加していることに加えて、ブロー
資料1-2-81である。全体でも45.4%と利
拮抗している。また、現在の併用率は1
ドバンド利用により回線のパフォーマンス
用率は高く、特に10代、20代では6割を
人当たり2.66である。
が上がったことが家庭内LAN構築との相
超えている。これはコンテンツ視聴ページ
今年は本調査の対象表である主に自宅
関関係を強めているとみられる。今後も
から対応ソフトの入手先にリンクが張っ
のパソコンからインターネットを利用して
ブロードバンド利用が拡大するとともに、
てあり、手軽にウェブサイトからダウンロ
いる対象者に初めて家庭内LANについて
家庭内 LANの構築も比例して拡大する
ードできるためと考えられる。当然ながら
聞いている。利用者全体では約2割が家
と予測される。
ブロードバンド利用者の利用率は高く6割
庭内LANをすでに「構築している」。ブ
■満足度と課題
を超えている。利用している音声動画視
ロードバンド利用者では特に構築率が高
インターネットの満足度(資料1-2-84)
聴ソフトは複数回答で上位の
く、37.0%にも上る。普及状況でみたよ
を100点満点で評価してもらったところ、
78
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