証券レポート: 2014年 第3四半期

証券レポート: 2014年 第3四半期
最新レポート
ウェルスマネジメントにおけるマルチチャネル分析
ビル・ファーンレイ, Jr.
2014年5月21日出版
マルチチャネル分析の主なテクノロジーとビジネスプロセスに関する課題を紹介し、ウェルスマネジ
メント分野におけるコンバージョン率(顧客転換率)の分析および向上のためにこのプロセスがいか
に活用されているかを明らかにしています。
アジアにおけるリテール投資家市場の規模【全訳版近日出版予定】
イザべラ・フォンセカ、アシュレイ・グローバーマン、ウェンリ・ユアン
2014年7月2日出版
アジアの3 つの国(香港、日本、シンガポール)を取り上げ、経済の健全性、規制の動向、リテール
投資家市場、およびウェルス・マネジメント市場の成熟度と進化を分析します。
南北アメリカにおけるリテール投資家市場の規模
イザべラ・フォンセカ、アシュレイ・グローバーマン
2014年7月2日出版
米州の 3 つの国(米国、ブラジル、チリ、メキシコ)を取り上げ、経済の健全性、規制の動向、リ
テール投資家人口(成長推移、内訳、投資姿勢等)およびウェルス・マネジメント市場の成熟度と進
化を分析します。
欧州におけるリテール投資家市場の規模
イザべラ・フォンセカ、アシュレイ・グローバーマン
2014年7月2日出版
フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、スイス、および英国における経済の健全性、規制の動向、
リテール投資家市場、ウェルス・マネジメント市場の成熟度と進化を分析します。また、この国々に
おいてウェルス・マネジメントのソリューションプロバイダーが目下重視すべき点を示します。
日本の金融機関におけるイノベーション:
パート 1:マネージメントとイニシアチブのギャップ【日本語】
パート 2:破壊的イノベーションを求めて【日本語】
柳川英一郎
2014 年 6 月 30 日出版
昨年のグローバル調査に引き続き、日本の銀行、保険会社、証券会社、資産運用会社、金融機関向け
ソリューションベンダーを含む 110 の金融業界のプロフェッショナルを対象に日本の金融業界にお
ける「イノベーションサーベイ」を実施しました。2 つのサーベイを通じて、マネージメント・
ギャップ、イニシアチブ・ギャップという 2 つのギャップの存在が明らかになりました。パート1で
は調査の結果とその背景を分析し、パート2では、そのギャップを埋める対処策を提示します。
日本のウェルスマネジメント市場:新たな成長局面に
孔慶順
2014 年 6 月 10 日出版
資産運用会社とソリューションプロバイダーへの取材をもとに、資産運用業務への参入を検討してい
る金融機関やベンダーに対する提言を行います。
次世代OERMS: 取引管理の将来像
アンシュマン・ジャスワル
2014年6月30日出版
注文管理システム(OMS)と執行管理システム(EMS)の機能を統合したプラットフォームが増え
ており、リスク管理機能を重視する傾向も強まっています。全社共通のダッシュボードはより先進的
な機能を備え、取引情報にリアルタイムでアクセスできるようになっています。レポートでは、取引
注文・執行管理システムに関する最近のイノベーションの中から具体例を紹介しています。
ソーシャル・トレーディング【全訳版近日出版予定】
アシュレイ・グローバーマン, イザベラ・フォンセカ
2014 年 4 月 2 日出版
ソーシャル・トレーディング/ネットワークの定義、ドライバー要因、ビジネスモデル、プラット
フォームの特徴 、関連する規制について解説し、最後に今後の展望を示します。
バイサイドのデリバティブ管理:スワップ取引の円滑化
キュビラス・ディン
2014 年 6 月 27 日出版
リスクおよび規制関連プロジェクトの進捗状況を評価し、変化の激しい環境下で新たな脅威やビジネ
スチャンスに対応していくために強化すべき重要な機能は何か、現在規制強化の標的となっている分
野を明らかにし、今後の方向性に関する指針を示しています。
T2S 導入後の欧州における取引後処理:競争が促進する新たな決済戦略
アリン・レイ, ジョセフィン・ドゥ・シャズルネ
2014 年 6 月 19 日出版
T2S プロジェクトの背景と欧州における取引後処理の現状、市場参加者のタイプ別(CSD、iCSD、
CCP、カストディアン、ブローカーディーラー)に T2S 導入を見据えてそれぞれ決済戦略をどのよ
うに見直しているかを分析しました。具体的には、業務戦略、テクノロジー戦略、担保管理分析、全
体的なコスト分析などが含まれます。また、T2S の施行期限が近づくなかで新たに登場しているビ
ジネスモデルやサービスを紹介し、今後 5~7 年間に欧州の取引後処理がどのように進展していくか
を異なる想定やシナリオに基づいて予測しています。
T2S 導入後の欧州における取引後処理:資産管理サービスと証券資金決済への影響
アリン・レイ, ジョセフィン・ドゥ・シャズルネ
2014 年 6 月 19 日出版
T2S が決済以外に及ぼす影響と、資産管理サービスおよび証券決済機能にとってどのような意味を
持つのか、また、T2S の導入後にどのような資産管理サービス機能が提供されるのか、どの市場参
加者がそれを提供するのか、どのようなモデルが使われるのかを予測しています。証券の資金決済機
能はどのように進化するのか、何が決済制度をめぐる金融機関の戦略を左右するのかについても議論
しています。
スポンサードアクセスモデル:導入すべきか否か
ジョセフィン・ドゥ・シャズルネ
2014 年 5 月 28 日出版
スポンサードアクセスの促進要因を分析し、バイサイドはどの商品にこうしたアクセスが有効である
と考えているか明らかにします。また、債券、為替および現物デリバティブのインターディーラー・
ブローカー(IDB )取引、対顧客取引(D2C)および両方の取引モデルに関する最新情報も提供し
ます。
コーポレートアクションの自動化:加速する取引ライフサイクル最適化
デビッド・イーストホープ, イザベラ・フォンセカ
2014 年 4 月 10 日出版
今後、取引ライフサイクル最適化(TLO: trade lifecycle optimization)に向けた動きは加速する
とみられます。TLO を実現することで、より多くの情報に基づく意志決定が可能となり、トレー
ディング、担保管理、清算・決済など複数の業務の効率化につながります。本レポートは、投資リ
ターンを算出するための枠組みを示し、また、コーポレートアクション関連投資について、ベンダー
の視点から解説しています。
信託会社のプラットフォーム:ハイタッチからハイテクへの移行
ウィリアム・トラウト
2014 年 6 月 4 日出版
信託業界が市場シェアの縮小が続く近年の状況をいかに反転させ、再び競争力を取り戻す方法、また、
信託向け会計システムを手がけるベンダーがいかにそれをサポートできるかについて考察しています。
モバイルツール/テクノロジーの普及拡大や顧客サービスを向上させる上でバックオフィスシステム
およびクリーンデータが果たす役割など、顧客経験をめぐるその他のトレンドについても取り上げ、
銀行が縦割り組織を打ち破り、チャネルの枠を超えて統一された顧客経験を提供できるようにする方
法を提案しています。
発行予定のレポート
パーソナル・フィナンシャル・マネジメントの次世代ツール:資金計画のその先へ
アシュレイ・グローバーマン、ウィリアム・トラウト
パーソナル・フィナンシャル・マネジメント向けテクノロジーの現状、B2B(企業間電子商取引)と
B2C(消費者向け電子商取引)の両分野におけるツールの進化に焦点をおいて解説します。
オンライン証券プラットフォームの比較
イザベラ・フォンセカ、ウィリアム・トラウト
オンライン証券取引を手がけるプラットフォームを比較し、中でも市場のキープレーヤーについては、
その中核機能、差別化要因、サポートチャネルに焦点を当てて評価します。
顧客はウェルスマネジャーによるビッグデータの活用を望まない
ビル・ファーンレイ, Jr.
ウェルスマネジャーはビッグデータとそのアナリティクスへの投資を拡大していますが、それに伴い
顧客のプライバシーに対する懸念も増大しています。セレントの調査結果に基づき、人口動態、顧客
の嗜好、プライバシーに関する問題を取り上げています。
次世代の投資家:ターゲットは Y 世代
アシュレイ・グローバーマン
金融危機後の市場が Y 世代(1970 年後半から 1989 年生まれの世代)の投資家の育った土壌であり、
これらの投資家は今やウェルスマネジメント業界の動向を左右する存在となっています。本レポート
ではその背景と経緯を詳しく紹介し、昨今の金融市場の動きがこの世代の投資姿勢にどのように影響
し、それによるビジネス機会や課題について分析しています。
ロボ・アドバイザー: ウェルスマネジメント市場を取り崩す
イザベラ・フォンセカ、ウィリアム・トラウト
オンラインの投資アドバイザリー市場の概要を示し、同市場の 3 つの構成要素(資金計画およびパー
ソナルファイナンスツール、投資運用、フィナンシャルプランニング)において新たな選択肢として
ロボ・アドバイザー(訳注:人の手をほとんど介さずに、アルゴリズムを用いてポートフォリオマネ
ジメントをする)が登場し、ウェルスマネジメントの伝統的なデリバリーモデルを取り崩しつつある
現状を明らかにしています。
クライアント・オンボーディングにおける新たなユーティリティサービス
キュビラス・ディン, アリン・レイ
クライアント・オンボーディングの分野で共通して使われるテクノロジーの新たなトレンドについて
論じています。ユーティリティサービスの大手プロバイダーを紹介し、それらのサービスが実際に市
場でどのように利用されているかを明らかにしています。また、新たなモデルが今後どのように進化
していくか予測しています。
エクイティ・クラウドファンディング:市場参加者、規制、ビジネス機会を一新するか
ビル・ファーンレイ, Jr.
米国では規制改正や新たなビジネスモデルの出現によって適格投資家の定義が変わる可能性があり、
ウェルスマネジャーや投資プラットフォームにどのような影響が及ぶかを議論しています。また、新
たな規制やビジネスモデルがウェルスマネジャー、個人投資家およびその他の市場参加者にもたらす
ビジネスチャンスとリスクについても説明しています。
投資顧問業界の将来像
イザベラ・フォンセカ、ウィリアム・トラウト
投資顧問業界の変化について、ディスインターミディエーション、セルフサービステクノロジー、商
品、販売チャネルといった様々な観点から分析し、セレントが描く将来の投資顧問のビジネスモデル
を提示します。
FX取引プラットフォーム:モデルの均一化と競争の激化
デビット・イーストホープ、アリン・レイ
FX 市場のトレンドを明らかにした上で、マルチディーラープラットフォームとシングルディーラー
プラットフォームの特性と機能についてアーキテクチャを含めて分析し、取引モデルと新たなトレン
ドについて紹介します。
エンタープライズGRCで一歩先を:アナリティクス、ユーザビリティ、ソーシャライゼーションおよ
び行動
キュビラス・ディン
昨今の規制の枠組みは、従来のような法律尊重主義のアプローチからは離れつつあります。英金融行
動監督機構、米ドッドフランク法、FINRA(金融取引行規制機構)、SEC(証券取引委員会)といっ
た規制、監督、施行体制をはじめ、EU の MiFIR/MiFID(金融商品市場規則/指令)や Market
Abuse(市場濫用指令)には、企業カルチャーや行動のリスク管理を重視する内容が盛り込まれてい
ます。金融機関によるオペレーショナルリスクの効果的な管理と法令遵守を可能にするプラクティス
およびテクノロジーを紹介します。
証拠金最適化をめぐるビジネスモデルの変化:注目のイノベーションシリーズ
キュビラス・ディン
シェアードサービス、ユーティリティおよびジョイントベンチャーに関する革新的なソリューション
およびビジネスモデルから得たヒントを紹介します。これらをもとにすれば、証拠金不足の問題を解
消する「共有ソリューション」の構築が可能となるでしょう。これは「要塞型」から「連合型」のビ
ジネスモデルへのシフトを示す典型的な事例で、個別のプラットフォームの代わりに最新のテクノロ
ジーやパラダイムを共有することでコスト低減が可能となり、証拠金算出手続きや業務要件を厳格化
しなくても済む方法といえます。
要塞型から連合型モデルへの移行:注目のイノベーションシリーズ
キュビラス・ディン、デビッド・イーストホープ、ジョセフィン・ドゥ・シャズルネ
最大手の銀行やその他の金融機関がシェアードサービス、ユーティリティ、ジョイントベンチャーな
どを通じて「要塞型」モデルから「連合型」モデルへの移行を進めている現状を紹介します。
フィナンシャルプランニングの新たなモデル
イザベラ・フォンセカ、ウィリアム・トラウト、アシュレイ・グローバーマン
北米市場に進出しているフィナンシャルプランニング・ベンダーの動向を分析します。
2014年 欧州債券市場
ジョセフィン・ドゥ・シャズルネ
毎年発行している欧州の現物債券市場に関するレポートの最新版です。バイサイドとセルサイドの金
融機関による国債・社債取引の電子化の進捗状況を分析し、ディーラー間およびディーラー対顧客取
引を手がけるプラットフォームのうちどこが売買高を増やしているかを明らかにします。
バイサイドの投資およびリスク管理:レベルアップ
キュビラス・ディン
バイサイドの金融機関がリスク、透明性および法令遵守の管理をめぐる課題を解決する上で有効な業
務および IT 上の戦略的視点を紹介しています。これらの金融機関は、業界の業務慣行の進化に合わ
せ、規制当局および投資家からの要件に対応できる総合的なアプローチをとることで、リスク管理/
測定のレベルを向上させる必要があります。
2014 年 ウェルスマネジメントにおけるクラウドコンピューティング
ビル・ファーンレイ, Jr.
毎年発行のクラウドコンピューティングを導入している金融機関が抱えるビジネスおよびテクノロ
ジー上の新たな課題を紹介するレポートの最新版です。
激変のコモディティ市場を検証する
アンシュマン・ジャスワル, PhD
コモディティ業界では、取引を行う主要部門の売却が相次ぎ、市場では様々な変化が起きています。
中でも、銀行がコモディティ業務およびトレーディング部門を専門業者に売却するケースが目立って
います。レポートではこれらの動きを分析し、前例のないこうした変化がもたらす状況を複数のシナ
リオに基づいて予測します。
100 兆ドルの資産運用をめぐる戦い
ジェイ・ウォルステンホルム
富裕層の世代交代、豊かな中間層の台頭、リターン向上を求める投資家の声などを背景に、世界的に
投資運用市場は成長を持続しています。現時点で、需要サイドから推計した投資可能資産の残高は全
世界で 100 兆ドルに上ります。供給サイドでは、ポートフォリオの会計・運用サービスを手がける
ベンダー、カストディアン、ファンド管理業者、ブローカー、さらにはグーグルやアマゾンを含めた
プレーヤーがこれらの資産をめぐる争奪戦を繰り広げています。
新興市場における取引所:リスクとビジネスチャンス
ジョセフィン・ドゥ・シャズルネ, フア・ジャン
新興市場におけるリスクとビジネスチャンスについて、各国の金融市場の成熟度とそのイノベー
ション戦略に合わせて、取引所が把握しておくべき点を指摘します。
ブラジルにおけるビジネスチャンス:複雑で魅力的な市場
アンシュマン・ジャスワル, PhD
中南米最大の市場であるブラジルの資本市場がベンダーにもたらすビジネスチャンスについて検証し
ます。域内最大の規模を誇り、様々な魅力に溢れ、複雑な側面を持つ同国の市場に新規参入するプ
レーヤーに開かれた可能性を紹介します。
メキシコにおけるビジネスチャンス:成長する市場
アンシュマン・ジャスワル, PhD
現在メキシコの資本市場は重要な進化の過渡期にあり、海外ベンダーにとってはこの地域への進出を
検討する絶好の機会といえるでしょう。同国の市場に参入する銀行や証券会社、バイサイドの金融機
関に求められているニーズ、また、ベンダーにもたらすチャンスについて論じます。
日本金融業界のグローバリゼーション【日本語】
柳川
英一郎
厳しくなる経済環境、競争環境を背景に、海外拡大戦略を再び積極的に推進する日本の金融業界。海
外展開への再フォーカスという広い視野の中、リスク、チャンス、そして成功への道筋はどこにある
のかを考察します。パート1ではその背景を、パート2では各企業における戦略と課題を分析します。
IBOR だけでは不十分: IBOR サービスハブ構築の必要性
ジェイ・ウォルステンホルム
資産運用会社の多くはサイロ化されたワークフローに基づいて業務を行っていますが、こうした従来
の組織構造では、クロスファンクショナルなニーズやフロントからバックオフィスに至る業務の流れ
に対応しきれないのが現状です。そこで、これらの金融機関はインベストメント・ブック・オブ・レ
コード(IBOR)、トレード・ブック・オブ・レコード(TBOR)、アカウンティング・ブック・オ
ブ・レコード(ABOR)の導入を検討する必要があるでしょう。ただし、これだけでは必要な全ての
機能を満たすことはできません。IBOR のサービスハブの構築が求められます。
ポストトレード処理の効率化、アウトソーシング、ユーティリティ:注目のイノベーションシリーズ
ジョセフィン・ドゥ・シャズルネ
欧州では担保コストの増大や導入後 20 年が経過した古いポストトレードシステムの刷新を機に、ポ
ストトレード処理のコスト削減を求める動きが加速しています。業界での地位向上を図るためには、
アウトソーシングやユーティリティサービスの利用といったビジネスモデルの導入を検討すべきで
しょう。
保険会社における投資運用業務の要件
ジェイ・ウォルステンホルム
保険会社の 50%は、自己勘定の資産運用を行っています。保険会社の運用マネジャーがデリバティ
ブやその他の金融商品の取引を拡大するにつれ、そのニーズに合わせて社内のトレーディング・業務
システムを再評価する必要が生じており、場合によっては BPO(ビジネス・プロセス・アウトソー
シング)も検討しなくてはなりません。拡大するニーズに対応可能な投資運用のワークフローおよび
システムを構築するにあたって、保険会社の経営陣が見直すべき点を指摘します。
証券業界の IT トレンドおよび投資動向が業界に及ぼす影響
デビット・イーストホープ
証券業界ではかつてないほど大規模で急速な再編が進行しつつあります。そうした状況にあって、金
融機関は投資拡大を、IT ベンダーや他のサービスプロバイダーはソリューションの機能強化や全く新
しいソリューションの開発を検討し始めています。
米株式市場のトレンド:テクノロジープラクティスの進化
アリン・レイ
米株式市場とテクノロジーの現場で起きている最大の変化について取り上げます。