研究業績

所属・氏名(心理科学研究科 実践臨床心理学専攻 氏名:寺沢英理子)
著書、学術論文等の名称
1 ( 著書 )
芸術療法の実践
―事例を通してみる
橋渡し機能―
2 (学術論文)
誘発線技法の
心理療法への適用
―Wartegg-Zeichen-Test の改
変を紹介しつつ―
3 ( 学術論文)
心理療法場面における
描画の活用
[特別寄稿]
4 ( 学術論文)
復職支援における絵画療法の
効用について
-遁走様行動を繰り返した事
例を提示して-
5 (学会発表)
私設カウンセリングルームにお
ける訪問カウンセリングの報告
3
-夫との生活継続を再決断す
るまで-
単著
共著
の別
単著
発行又は発表
の年月
2010 年 3 月
発行所、発表雑誌
等又は発表学会等
の名称
概
要
遠見書房
絵画療法の導入や技法選択・セラピストの役
割など絵画療法における基本的なことをまと
めた。また、絵画療法における新しい技法の
紹介を行った。さらに、非言語的表現にも言
語的表現にも「橋渡し機能」が内在するとい
うことを示し、10 事例を提示しながら「橋渡
し機能」という観点から事例の考察を行った。
単著
2013 年 6 月
心理臨床学研究
第 31 巻第 2 号
p.p.289-300
まず、テストとして開発された WZT を絵画
療法技法として用いる際に WZT に加えた変
更について整理した。次に、ワルテッグ誘発
線法を用いた事例を示し誘発線技法の絵画療
法への適用という観点から考察を加えた。考
察では、まず、WZT を誘発線技法として用い
る上で、我々が加えてきた変更がどのように
役立ったかを検討した。次に、事例で用いら
れた絵画療法の技法と関連づけて、サイコセ
ラピーの進展状況を整理し、誘発線法の技法
としての特性を考察した。最後に、アセスメ
ントツールをセラピューティックツールとし
て活用することの意義を記した。
単著
2014 年 8 月
臨床描画研究
第 29 巻 p.p.66-82
表現の発達的変遷や絵画療法の特徴などをま
とめ、さらに、一つの事例を提示して絵画療
法の流れを示した。2013 年の日本描画テス
ト・描画療法学会におけるワークショップの
内容をまとめたものである。
単著
2015 年 9 月
日本芸術療法学会 遁走様行動を繰り返し休職となっていたクライエ
誌
ントとの心理療法において、絵画を用いた点と解
第 45 巻第 1-2 号
離傾向という視点から考察を加えた。
p.p.75-82
単
2015 年 9 月 20 第 34 回日本心理臨 私設カウンセリングルームにおける訪問カウンセ
日
床学会(神戸)
リングの対象者の拡がりという観点から発表し
た。今回は、40 代女性の女性を事例として提示
し、訪問カウンセリングおよびサイコセラピーその
ものの適応の拡がりを工夫する重要性を考察し
た。
(1)