× 藻類培養に係る共同研究 中間報告 2014年10月26日 「バイオマス産業都市さが」における研究背景と目的 佐賀市が 佐賀市が目指すまちづくり 目指すまちづくり 既存のごみ 既存のごみ処理施設 のごみ処理施設や 処理施設や下水処理施設を 下水処理施設を拠点として 拠点として、 として、これまで処理費 これまで処理費がか 処理費がか かる廃棄物 かる廃棄物であったものが 廃棄物であったものが、 であったものが、エネルギーおよ エネルギーおよびマテリアル およびマテリアル資源 びマテリアル資源として 資源として価値 として価値を 価値を 生み出しながら循環 しながら循環するまち 循環するまち 平成26年2月8日に両者で市内のバイオマス資源を活用した藻類培養に関す る共同研究契約を締結し、ミドリムシの培養における二酸化炭素や下水処理水 の活用について研究を行っています。 分離水を利用したミドリムシの培養検討 ① ② ④ 初沈汚泥 余剰引抜汚泥 下水処理の過程で生 じる処理水(分離水) には多くの窒素やリ ンが含まれる“資源” である。 ⑤ ⑥ 項目 株 条件 Euglena gracilis 培養容器 プラスチック培養管 (液量 5 mL ) 通気条件 通気量:200 ml/min 通気時間 24h 光条件 水温 蛍光灯 PPFD PPFD:250 250 µmol m-2 s-1 培養前 7日培養後 7 28℃ 分離水を用いたミドリムシの培養が可能であることが示された 分離水を利用したミドリムシの培養検討 最適な培地との増殖比較 窒素及びリンの処理能力の検証 【培養条件】 通気:5 %CO2 (純ガス+ 空気混合) 液量:50 mL 【培養条件】 通気:5 %CO2 (純ガス+ 空気混合) 液量:5 mL 約20%減少 通常の培地 分離水 約30%減少 30% 通常用いる培地と比較し、遜色なく増殖した 4 ミドリムシの増殖に伴い、窒素及びリンの量が減少した 佐賀産ミドリムシの単離 YA3 1F3 1C7 4F1 E5 1A5 これまでに多くの種類の佐賀産ミドリムシをクリークから単離することに成功した。 これらの中にはより分離水処理に最適な種類も存在する可能性があり、今後に期待 がもてる。 【今後の研究内容】 ユーグレナのCO CO2を好む特徴を利用した培養方法の模索 細胞数(10 細胞数 (106 cells/ml culture) ⾼濃度のCO2に対する耐性 時間 [日] Nakano et al., 1995 ⾼濃度のCO2を通気した方が、生育が速くなる ⾼濃度の ⇒ 下⽔処理の過程で排出される⾼濃度CO 下⽔処理の過程で排出される⾼濃度 2を有効活用することで、 より効率的に窒素やリンを回収できる可能性があるため、下⽔ 処理を応用した培養方法の検討を⾏う 【今後目指す方向性】 培養したミドリムシの地場産業への活用を目指して ミドリムシ由来の新たな水産飼料を用いた 各種水産物養殖の可能性を検討する。 養殖した水産物については、ブランド化を 実現し、地域の特産品として全国での販 売を目指す。 佐賀でミドリム シを⼤量培養 ⽔産飼料化の検討 給餌試験 ブランド化
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