社団法人 新潟県老人福祉施設協議会 平成22年度事業基本方針 (平成22年4月1日から平成23年3月31日まで) 1.本会は、老人福祉及び介護事業において、会員と共に地域のニーズに応える活 動を実施し、事業の健全な発展に資する。 2.新潟県老人福祉施設研究大会の開催を通し、地域との連携を深め、会員が抱え る事業経営上の問題、介護サービスの質の向上、職員のスキルアップ等、高齢者 福祉・介護サービスに関わる諸課題に応える。 3.新潟県からの受託事業である、ふるさと雇用再生特別基金事業及び緊急雇用創 出事業、複数事業所連携事業を推進することにより、福祉事業所の人材確保、育 成を図る。 4.新潟県指定の介護支援専門員研修実施機関として、県、県社会福祉協議会と連 携し、より専門的な研修の実施に努める。 5.会員サービスや広報活動の充実を図り、未加入施設・事業所等に入会の促進を 図り、会員の拡大を目指す。 6.公益法人制度改革について、そのメリット、デメリットを十分勘案し、公益社 団法人への移行について継続して検討する。 平成22年度具体的事業計画 Ⅰ 組織の活性化 次の活動項目を重点的に推進し、部会等の更なる活性化を図る。 1.各事業所別部会の基本的な活動項目 (1)事業の運営及び経営の安定化 ① 老人福祉法並びに介護保険法に規定される事業の運営及び経営に関 わる制度基準の理解と運用 ② 老人福祉・介護サービス施設における財務管理と事業の運営及び経営 の安定化 ③ 人材確保の方策、人事考課、職員育成、就業・給与の体系等、事業施 設における労務管理 ④ サービス利用者の安定的確保及び地域、市町村行政(保険者)との関 係作り ⑤ 事業の運営及び経営に関わる情報の公開と評価について (2)提供サービスの適正化 ① 老人福祉・介護サービス施設における提供サービスの適正化のための ハード、ソフト、システムの構築 ② 介護事故、苦情、衛生・防災、個人情報等の提供サービスに関わるリ スクマネジメント ③ 提供サービスに関わる情報の収集と管理 ④ 提供サービスの適正化の推進に関わる職員のスキルアップ研修シス テム作り 2.各事業所別職員部会の基本的な活動項目 (1)職員部会の活動の基本は、サービス現場職員の情報交換とスキルアップ 研修 ① それぞれの事業所に特有な現場職員が抱える具体的な課題の研修 ② 現場職員の定着に係る諸課題の検討 ③ それぞれの事業所現場職員に必要とされる研究・調査、情報等の収集 と現場職員への提供 ④ それぞれの事業所別現場職員が提供しているサービス、業務の組み立 て等に関わる情報交換 (2)必要に応じて各職員部会が連携し、個別の部会の枠を超えて共同で活動 する。 3.企画委員会の基本的な活動項目と事業課題 (1)正副会長、事務局及び各部会等と共通理解、認識を深め、活動方針の確 認、調整等を積極的に行う。 (2)高齢者福祉及び介護保険事業の運営と経営に関する調査研究の実施及び 情報の収集、提供並びに研究会の開催 (3)介護サービスの質の向上に関する調査研究の実施及び情報の収集、提供 並びに研修会の開催 (4)行政及び福祉、保健、医療等の関係機関との連携調整に関する事業の実 施並びに県民への啓発事業、広報事業の実施 (5)新潟県老人福祉施設協議会会員の拡大と組織強化に関する活動の実施 Ⅱ 高齢者福祉及び介護サービスに関する研修の実施、情報提供 基本方針に基づき、系統的で効果的な研修と情報伝達の効率化を図る。 1.法人全体の研修 (1)第16回新潟県老人福祉施設研究大会 ① 時 期 平成22年9月28日(火)、29日(水) ② 場 所 第2ブロック(新潟) (2)管理者研修 年2回、総会時に開催 (3)企画研修 多角的な内容の研修を開催し、資質の向上に努める。 実習編「新潟塾~メンタルヘルスケア~」の継続 講義編「新潟塾~福祉リスクマネジメント~」 その他 課題別研修 施設編 (4)介護支援専門員資格取得準備講習会・・・平成21年9月頃に予定 2.広報活動の実施 (1)広報誌「にいがた老施協」〈季刊〉の発行 (2)迅速な情報として「事務局だより」の発行 Ⅲ 雇用確保に関する事業 次の県受託事業に取り組み、福祉・介護サービス従事者の確保・養成の 推進に努める。 1.ふるさと雇用再生特別基金事業 (1)介護員(ヘルパー)養成・配置事業 失業者を県内の介護サービスを提供する施設及び事業所に人材派遣し 就業の機会を確保するとともに、働きながらヘルパー2級の資格を取得さ せることにより介護職員としての就労に結びつけることを目的とする。 (2)介護員(介護福祉士)養成・配置事業 平成22年度から、新潟県の介護雇用プログラム(介護福祉士養成事業) へ移行するため、本会による新規の募集は行わない。 2.緊急雇用基金事業 (1)介護サービス提供体制強化支援事業 施設等が職員に介護福祉士又はホームヘルパーの資格を取得させる際 の代替要員として、失業者を人材派遣することにより、失業者の就業の機 会を確保するとともに、介護サービス提供体制の強化に努める施設等を支 援することを目的とする。 (2)介護補助職員配置事業 職員の産休・育休による欠員等のため介護及びその周辺業務において人 材の不足している施設等に対し失業者を人材派遣することにより失業者 の就業の機会を確保するとともに、介護現場の労働環境の改善を図るこ とを目的とする。 3.複数事業所連携事業 在宅サービス事業所や小規模事業所について、効率性の問題などから求人や 広報、研修等を自ら実施することが困難な場合があることから、複数の事業所 がネットワークを形成し、共同による求人活動、合同研修によるキャリア開発 等を行い、事業所間連携による新たな経営モデルを通じ、人材の確保・育成を 図ることを目的とする。 Ⅳ 介護支援専門員養成等にかかる研修(受託) 新潟県及び新潟県社会福祉協議会と連携して、次の研修を実施する。 1.実務従事者基礎研修・・・・・・・・平成22年11月~12月に予定 2.主任介護支援専門員研修・・・・・・平成23年2月~3月に予定 3.地域包括支援センター研修・・・・・平成22年7月、10月に予定 Ⅴ 福祉、保健、医療等の関係機関との連携調整に関する事業 社会的に共通の諸問題について、関係団体と協議の場を設けるなど緊密に連携 を図る。 Ⅵ 公益社団法人への移行に関する取り組み 本制度のメリット、デメリットを十分考慮し、他機関の動向等も注視しながら 移行についての是非を継続して検討する。
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