事務事業シート(事業仕分け) 島田市社会福祉協議会補助金

事務事業シート(事業仕分け)
整理番号
27
1
担当部・課
健康福祉部 福祉課
シート作成担当者 係・氏名
福祉政策係 平口 朋久
連絡先電話番号
内4110
15
事業開始年度
事業名
事業終了予定年度
島田市社会福祉協議会補助金
平成24年度
大 綱 4章 だれもが健やかで幸せに暮らせる健康・福祉のまち
施 策 の 柱 4-1 地域福祉の推進
重点的取組・重点プロジェクト ■ 重点的取組・重点プロジェクト
取 組 名 地域福祉の支援
区 分
■ 要綱等(非公示)
名 称
島田市社会福祉協議会補助金交付要綱
根拠
法令等
対象の範囲
1 対象(誰を、何を、どの地域を)
■ 法人・団体等
単位
① 申請団体
団体
対
象
②
社会福祉法人島田市社会福祉協議会
③
目 的
成果を表す指標
2 意図(どのような状態にしたいか)
事
社会福祉法に基づき設置されている社会福祉法人島田市社会福祉協議会に対して、人件 業
費補助及び管理運営費補助を行うことにより、住民との協働など地域との関わりを基礎とし の
た事業を展開する社会福祉協議会の健全な運営を維持することで、地域福祉推進事業の 成
果
円滑な遂行を図る。
単位
① 会員数 一般
世帯
② ボランティア登録数
人
③
実績を表す指標
3 手段(目的を実現するために、市が具体的に行っていること)
社会福祉協議会は、島田市における地域福祉の推進を図ることを目的に設立され、地域
に密着した地域福祉事業の推進、ボランティア活動の強化・推進、団体活動支援の推進、
受託事業の推進を効果的に管理運営する為、事務局の人件費及び事業費の一部を助成
する。
事
業
の
実
績
単位
① 福祉総合相談数
件
② ボランティア講座数
回
③ 小地域福祉活動組織(地区社協)
箇所
事業内容 : 地域福祉の向上を目指した地域住民の社会福祉事業の健全な発展を図るため、地域社会福祉協議会振興事業、
社会福祉事業に関する調査、研究、啓発等事業、民間福祉活動推進指導事業を行う社会福祉法人島田市社会
福祉協議会に対して、予算の範囲内において補助金を交付する。
内 容
対象事業 : 人件費 法人運営人件費(下記事業に係る人件費含む)
事業費 1.企画事業
2.地域福祉事業
3.福祉教育事業
4.相談援助事業
5.ボランティアセンター活動事業
運営費 社協運営費
建物等賃借管理、理事・評議員費用弁償
補助金交付額:予算の範囲内の補助なので毎年異なる。
(参考)平成26年度補助内訳
補助対象事業総額89,766,075円のうち70,447,114円補助(補助割合78.5%)
H24(実績)
対象の範囲
実績・成果の指標 単位
実績値
① 申請団体
H25(実績)
H27(目標)
H26(実績)
基準値
目標値
達成率等
実績値
達成率等
1
実績値
達成率等
1
目標値
達成率等
団体
1
1
1
事 ① 会員数 一般
業
の ② ボランティア登録数
成
果 ③
世帯
36,600
26,830
73%
27,053
74%
26,838
73%
36,600
100%
人
1,500
1,292
86%
1,438
96%
1,311
87%
1,500
100%
事 ① 福祉総合相談数
業
の ② ボランティア講座数
実
小地域福祉活動組
績 ③
織(地区社協)
件
4,000
1,556
39%
1,391
35%
3,117
78%
4,000
100%
回
6
5
83%
5
83%
4
67%
6
100%
箇所
20
4
20%
6
30%
8
40%
10
50%
対
②
象
③
・全世帯36,600世帯が会員になるのは理想だが、7割超の27,000世帯近くをキープしている。
・ボランティア登録数は、毎年安定した数字を上げている。ボランティア講座も定期的に開催されている。
・福祉総合相談には日常生活自立支援相談も含まれている。昨年度から急激に相談件数が伸びているが、今年度市から受託した生活困
窮者支援事業や受託が予想される法人後見事業が加わると益々相談件数が増加する。
・小地域福祉活動組織(地区社協)は、全地域20箇所の設立を目指しており、毎年2箇所の地区社協設立の実績を積み上げている。
成果・実績
(推移)の説明
※金額の単位は《千円》 但し市民1人当たり負担額の単位は《円》
H24(決算)
H25(決算)
H27(予算)
H26(決算見込)
国庫支出金
直
接
事
業
費
特
財 定
源 財
内 源
訳
県支出金
地方債
その他
一般財源
財源計(a)
64,704
71,691
70,448
64,704
71,691
70,448
73,000
73,000
事業費
の推移
職員
人
件
費
正規
人工(b)
0.01
1人当たり人件費(c)
7,267
人件費(d=b×c)
事業費合計(e=a+d)
市民一人当たり負担額(f=e/10万人)
嘱託
臨時
正規
嘱託
臨時
0.01
1,707
1,940
7,267
正規
嘱託
臨時
正規
1,940
臨時
0.01
0.01
1,707
嘱託
7,267
1,707
1,940
7,267
1,707
1,940
73
73
73
73
64,777
71,764
70,521
73,073
648
718
705
731
※金額の単位は《円》
内 容
負担金、補助金及び交付金
金 額
積 算 等
70,447,114 人件費65,575,714、事業費2,871,400、運営費2,000,000
H26事業費の
内訳(詳細)
決算見込み
70,447,114
合計
事業の開始時期における
社会的背景や事業の必要性
社会福祉協議会は、地域福祉の推進を図ることを目的とする団体で、市の福祉行政を推進するパートナーであり、
社会福祉事業を実践する団体として発展してきた。会費、寄附金の他に自主財源が無く、運営資金の多くが行政機
関の予算措置によるものであるため公私協働で運営されており、民間と公的機関・組織の両面のメリットを生かした
事業を展開している。その事業の円滑な遂行を図るためには所管施設の運営費補助及び人件費補助が必要と判
断するところである。
上記の状況は
どのように変化しているか
改正社会福祉法の施行により、社協は市とともに地域福祉推進の主体として位置づけられており、従来の市の下請
け的事業展開から脱却し、主体的に住民との協働体制による社会福祉事業の実施やNPO等団体による活発な福
祉活動の展開という中でより質の高い福祉サービスの提供を求められるが、事業実施に必要な財源確保の困難性
は大きく変わっていない。
事業の
背 景
(必要性)
■ 無
過去の見直し
■ 有 次のとおり
廃止した場合の
影響
社会福祉協議会は社会福祉法により設置を義務付けられており、地域福祉の中核をなす組織であるため、社会福祉協議会本来の事業
に対する補助は必須である。当補助事業を廃止すると、社会福祉協議会自体存在できなくなり、事業は市が直営で行わなければならな
い。
■ 否 理由は次のとおり
民間委託・民営化
社会福祉協議会は、社会福祉法に基づき設置され、民間の社会福祉活動を推進することを目的とした営利を目的としない民間組織であ
の可否
り、それに変わる組織はない。
国・県・他市町、民 ■ 有 次のとおり
間等での類似事業 他市町においても補助金交付要綱に基づき補助金を交付している。
■ 無
市における
関連・類似事業
課題・今後の
方向性等
価値観の多様化や少子高齢化により、地域福祉に対するニーズも変化しており、地域住民が自ら構成する団体である小地域福祉活動組
織(地区社協)の設立を推進し、地域住民からの信頼を継続的に確保したうえで、固定的な福祉サービスから住民の意見を集約した柔軟
なサービスに変えていくことが必要である。また、社協の福祉専門職に対する行政からの受託事業が今後増えることが予想され、経験の
ある社協職員が福祉事業に直接関わり、相談から解決までの流れを確立することができれば、市民の利益にも繋がることであり、今後も
行政の期待に応え、直接貢献のできる人材確保に努めていきたい。
事務事業シート(事業仕分け)
整理番号
27
1
担当部・課
健康福祉部 福祉課
シート作成担当者 係・氏名
障害者支援係 堤 貴明
連絡先電話番号
内線4155
16
事業開始年度
事業名
事業終了予定年度
地域活動支援センター事業
平成16年度
大 綱 4章 だれもが健やかで幸せに暮らせる健康・福祉のまち
施 策 の 柱 4-4 障害者福祉の推進
重点的取組・重点プロジェクト ■ 重点的取組・重点プロジェクト
取 組 名 社会参加の促進
区 分
■ 法令
名 称
障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律第77条(市町村必須事業として位置付け)
島田市障害者地域活動支援センター事業実施要綱
島田市地域活動支援センター事業費補助金交付要綱
根拠
法令等
対象の範囲
1 対象(誰を、何を、どの地域を)
単位
① 申請団体
■ 法人・団体等
団体
対
象
②
地域活動支援センターを運営する法人
③
目 的
成果を表す指標
2 意図(どのような状態にしたいか)
主に精神障害のある方が地域活動支援センターに通うことにより、その有する能力及び適
性に応じ、住み慣れた地域で自立した日常生活、社会生活を営むことを目的としている。
事
業
の
成
果
単位
① 新規登録者
人
②
③
実績を表す指標
3 手段(目的を実現するために、市が具体的に行っていること)
事
業
○地域の実情に応じ、創作的活動及び生産活動の機会の提供、社会との交流の促進等事 の
業(基礎的事業)及びその機能を充実強化する事業(機能強化事業)を実施し、障害者等
実
の地域生活支援の促進を図るための必要な援助を行う。
績
単位
① 利用人数
人
② サテライトセンター開設回数
回
③ サテライトセンター利用人数
人
○地域生活支援事業費補助金(国庫補助事業)
○地域生活支援事業費補助金(県補助事業)
内 容 事業内容:地域活動支援センターⅠ型事業
基礎的な事業として、利用者に対し創作的活動及び生産的活動の機会の提供などを地域の実情に応じて行うことに加え、
機能強化をするため、専門職員(精神保健福祉士)を配置し、医療・福祉及び地域の社会基盤との連携強化に関する事業、
地域ボランティア育成に関する事業、障害に対する理解促進を図るための啓発普及等に関する事業等を行う。
対 象 者 :地域活動支援センターを運営する法人
補 助 率 : 全体事業費のうち機能強化分について最大で国庫1/2・県1/4の補助
※国の予算の範囲内で補助のため、実際は異なる
(参考) 平成26年補助内訳:
全体事業費 11,188,000円のうち機能強化分 5,177,000円に対して補助申請を行い、
国庫補助 1,345,000円(26/100)・県補助 673,000円(13/100)の補助を受けている。
H24(実績)
対象の範囲
実績・成果の指標 単位
実績値
① 申請団体
H25(実績)
H26(実績)
H27(目標)
基準値
目標値
達成率等
実績値
達成率等
1
実績値
達成率等
1
目標値
達成率等
団体
1
1
1
事 ① 新規登録者
業
の ②
成
果 ③
人
10
13
130%
16
160%
16
160%
15
150%
事 ① 利用人数
業
サテライトセンター開
の ②
設回数
実
サテライトセンター利
績 ③
用人数
人
5,000
4,857
97%
4,315
86%
5,370
107%
5,000
100%
回
12
0
0%
4
33%
18
150%
15
125%
人
50
0
0%
8
16%
52
104%
50
100%
対
②
象
③
・精神障害者が病院から地域へ戻ったときの居場所として大きな役割を果たしている。
・地域に存在する精神障害者の憩いの場、相談する場、地域交流の場を提供し、地域における日常生活を支援することを目的としているため、
成果について利用者数やサテライトセンターの利用人数等で単純に実績で計ることは難しい。
・利用者数についても、A、B型への作業所への移行等があれば減少する。また、電話相談件数が利用者数に含まれていない。
傾向として電話による相談件数が増加している。
・また、サテライトセンターの利用実績が伸び悩んでいることについては、精神障害者の障害特性として、決められた日時に自分のコンディション
に合わせることが非常に難しいためと考えられる。
成果・実績
(推移)の説明
※金額の単位は《千円》 但し市民1人当たり負担額の単位は《円》
H24(決算)
直
接
事
業
費
特
財 定
源 財
内 源
訳
H25(決算)
H26(決算見込)
H27(予算)
国庫支出金
3,000
1,233
1,345
1,345
県支出金
1,500
617
673
673
5,188
7,838
9,170
9,170
9,688
9,688
11,188
11,188
地方債
その他
一般財源
財源計(a)
事業費
の推移
職員
人
件
費
正規
人工(b)
0.01
1人当たり人件費(c)
7,267
人件費(d=b×c)
事業費合計(e=a+d)
市民一人当たり負担額(f=e/10万人)
嘱託
臨時
正規
嘱託
臨時
0.01
1,707
1,940
7,267
正規
嘱託
臨時
0.01
1,707
1,940
7,267
正規
嘱託
臨時
0.01
1,707
1,940
7,267
1,707
1,940
73
73
73
73
9,761
9,761
11,261
11,261
98
98
113
113
※金額の単位は《円》
内 容
H26事業費の
内訳(詳細)
補助金
決算見込み
合計
金 額
積 算 等
こころから平成26年度の補助金要望金額として14,000千円要望があった。
市はH25年度の収支見込をベースに利用料収入の不足分を補填するという考えから
下記のとおり補助金を算定し、11,188千円の補助金の交付を行った。
記
11,188,000 収入 利用料収入(12.5人×240日×100円) 300千円
補助金 11,180千円
支出 人件費(正規職員2名、非正規職員3名、兼務職員1名) 10,400千円
諸経費(研修費、通信費、旅費交通費、光熱費、家賃等) 1,700千円
11,188,000
事業の開始時期における
社会的背景や事業の必要性
平成11年度に精神障害及び精神障害者福祉に関する法律の改正が行われた。
以前の精神保健法で規定されていた社会復帰施策はリハビリテーションや訓練の観点が強かったが、精神障害者の地域
生活の支援という観点が強調されるようになった。
その制度的な動向の中で、新障害者プランの重点項目の一つとして「精神障害者地域生活支援事業」として精神障害者
地域生活支援センターが制度化された。30万人の圏域毎に2箇所必要とされており、平成16年度に当市でもNPO法人ここ
ろが法人格をとり事業申請したが採択されなかったため、その後、旧島田市と旧金谷町で市単独の委託事業として開始し
た。
平成19年度、障害者自立支援法の施行により地域生活支援費補助金の地域活動支援センターⅠ型として、精神障害者
の地域生活を支援する場となっている。
上記の状況は
どのように変化しているか
平成25年度、障害者自立支援法から障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律への改正によって
各障害者への支援が給付事業として充実される中、精神障害者への支援が中々進んでいない状況にある。国の方針とし
て、精神障害者の精神科病院から地域への移行を進めていっており、地域活動支援センターは精神障害者の「相談・居場
所・啓発」としての場所であるため、必要性が高まっている。
事業の
背 景
(必要性)
■ 有 次のとおり
過去の見直し
平成20年度まで地域活動支援センター事業に関する委託を行っていたが、利用料及び委託金額について利用料収入を経費から差し引いた金
額での委託契約は地方自治法で規定された総計予算主義の原則と不整合であった。委託または補助金の交付が可能であるが、委託の場合、
納付処理を行わなければならず、事務が煩雑になるため、平成21年度から補助金として交付している。
■ 有 次のとおり
廃止した場合の
影響
地域活動支援センターは、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に規定された市町村の必須事業である.当補助事
業を廃止すると地域活動支援センターの経営は不可能となる。地域活動支援センターがなくなると精神障害者の「相談・居場所・啓発」としての
場所がなくなり、精神科病院から地域への移行が難しくなる。
民間委託・民営化 ■ 否 理由は次のとおり
の可否
収益が乏しいため民間経営は不可能である。また上記のとおり委託事業が現実的ではなかったため、補助事業に移行した経緯がある。
国・県・他市町、民 ■ 有 次のとおり
間等での類似事業 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に規定された市町村の必須事業であるため、他市町にも存在している。
■ 無
市における
関連・類似事業
課題・今後の
方向性等
・平成25年度から開始した島田駅前でのサテライトセンターの設置により、島田地区で潜在的に利用を希望している者の利用促進を図っている
が
利用者が伸び悩んでいることを課題として捉えている。今後この取組を定着させ、開所頻度を増やすよう事業実施者に働きかけていく。
併せて市ホームページや広報紙を活用し、事業の周知を図っていく。
・今後の計画相談事業の中で必要な精神障害者の方にWRAP(元気回復行動プラン、自分自身が元気でいるために自ら作る行動プラン)への
取組や卓球、フットサル等のクラブ活動を薦めていく。