イタリア旅行記 その1 ヴェニスとフィレンツェ 8月27日(月) 成田発(13:15 発)アリタリア航空 785 便→ローマ乗り継ぎアリタリア航空 1483 便→ベニス着(22:10 着) ローマ乗換の時間を利用してローマ空港内のワインバー(dei FRESCOBALDI)で生ガキをつまみにワインを飲んだ。 ベニス空港から迎えの車でローマ広場へ。そこからは水上タクシーでホテルの裏口へ乗り付けた。 8月28日(火) 朝、ホテルからリアルト橋を渡り魚市場を散策した。朝市を覗くのが趣味。その地方地方の特徴がありとても面白い。 リアルト橋 魚市場には豊富な海の幸が並ぶ 橋のうえから大運河を眺める そのままの姿で売られているカジキ クモ蟹、タコ、イカなどが並ぶ 唐辛子が綺麗に並べられていたのが印象的 クモ蟹はヴェネツィアの代表的料理とされているが、今回入ったレストランのメニューにはなかったのが残念。その後サン・マルコ広場へ戻り、ヴェニ ス半日市内観光が始まった。これも我々二人だけ。ガイドは日本語が話せるヴェネツィア人。ドゥカーレ宮殿、サン・マルコ寺院、ため息の橋、ベネチア ン・ガラス工場などを見学した。このガイドさんは環境問題にも関心が高いらしく、ヴェニスの抱えている環境問題も熱心に話してくてとても参考になっ た。 サン・マルコ広場からサンタ・マリア・デッラ・サール教会(左写真)、ジューデッカ島を望む(右写真) ちょっと見にくいが、上右の写真で左手奥に見えているのがリド島で、毎年国際映画祭が行われ、今年ももうすぐ開催され、北野武監督も来ているので は、とガイドさんが説明してくれたが、映画にはあまり興味がない。 サン・マルコ広場 サン・マルコ寺院 サン・マルコ寺院上部の聖マルコ像 ドゥカーレ宮殿とその隣の牢獄 ドゥカーレ宮殿の窓からの眺め 中庭の井戸 天井の梁は松の木 干潟に建設されたヴェニスの街は建物を軽くするため大理石は薄く表面にのみに使い、レンガ、漆喰、木材などが使用されている。かつっては井戸があ ったが地下水の汲み上げで地盤沈下が起こったため使用が禁止されている。それでも近年は温暖化による海面上昇なども加わり、年間 100 日程度浸水して いるそうだ。市民には長靴が欠かせない。観光場所は通路を嵩上げするために木の板が用意されている。 ため息の橋 その橋の内部 囚人が眺めたであろう風景 法廷から牢獄へ運河を渡る橋を通って囚人が送られる。その際、窓から再び見ることのできない外の景色をみてため息をついたことから名が付けられた。 午後はリアルト橋近くの Ristorante TERRAZZA SOMM で魚介類の盛り合わせ、イカスミのスパゲッティで白ワインを飲む。 食事後、水上バスでアカデミア橋へ。 水上バスからアカデミア橋を眺める アカデミア橋 ヴェニスの交通手段は運河を利用した水上バス、水上タクシー、ゴンドラに限られている。ただしゴンドラは観光用。自転車も禁止され、住民は自家用 のボートを使用している。運河の交通量は結構多い。ボートは水しぶきを立てて疾走する。 スクリューで巻き上げられた砂が潟から流失することが潟の環境問題の一つとなっているようだ。これだけ交通量が多いと納得できるように思う。 画面左が水上バスと停留場 乗客で満員の水上バス このボートにより底の砂が巻き上げられ、流出することも潟の環境問題となっているそうだ。水上バスやボートの間をぬってゴンドラが行き交う。 住民の自家用ボートで更に狭くなった水路を巧みなオールさばきと足も使って通り抜けてゆくゴンドラ ゴミも船で運ばれる。収集されたゴミが船着き場に集められ、重機を備えた専用船に積み込まれる。 陸上の運搬手段のリヤカー アカデミア橋からサンタ・マリア・デッラ・サール教会まで歩く。サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会は 16 世紀にペスト終焉を聖母マリアに感謝し て建立された。 サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会 夕食は Osteria Antico Giardinetto で。食事の後は、ぶらぶらと夜の街を歩いてホテルへ向かった。 サン・マルコ広場方面を望む ヴェニスは仮面舞踏会の発祥の地で、街のいたる所で仮面を売っている。驚いたのは仮面専門店が多いことだ。 ヴェニスの街は車も自転車も走っていないので歩きやすいため、てくてくとよく歩いた。歩数 21,000 8月29日(水) 今日はヴェニスからフィレンツェへ移動の日。 朝、ホテルからサン・マルコ広場の船着き場まで歩き、水上バスでサンタ・ルチア駅へ。10:32 発ローマ行きの特急列車に乗った。昼少し前にフィレンツェ 着。ホテルでチェックインを済ませて、昼食は Ristorante Pizzeria IL GRILLO で、ピザなどを食べた。 ホテル近くの S.M.ノヴェッラ教会を見学し、その後、バンキ通りをドゥオーモへ向かった。 S.M.ノヴェッラ教会 S.M.ノヴェッラ広場 洗礼堂、ドゥオーモ及びジョットの鐘楼はこれまで見てきたヨーロッパの中世の街とは全く異なる重厚な印象を受け、大きな感動を受けた。 ドゥオーモに登ってみた。全て階段で疲れたが、上からの市内の眺めは非常に良かった。 夕方、グラツィエ橋を渡り、セッリストリ川岸通り沿いにアルノ川を遡って目的のレストランへ。このレストランは知人の紹介によるもので、料理とワイ ンが美味しい店と聞いていた。 グラツィエ橋の上から レストラン Hosteria del BRICCO のある通り レストランには午後 7 時 30 分に着いたがまだ誰も来ていなかった。宿泊しているホテルから予約してもらっていた。 夕食後はアルノ川の川べりをヴェッキオ橋まで夜景を楽しみながら歩いた。 ポッジ広場からアルノ川の向こうにサンタ・クローチェ教会とドゥオム ヴェッキオ宮の塔とドゥオム バーのショーウインドウにヴェニスの魚市場でも見たカジキマグロが陳列されていた。 閉店したヴェッキオ橋上の店 橋を渡りきったところから見たドゥオーモ ピザ屋さん アイスクリーム屋さん 本日の歩数 19,000 歩 8月30日(木) ヴェッキオ宮をうろちょろした後、ウフィッツイ美術館へ。見学はツアーに含まれていたもので、予約入場券と交換して切符を受け取り 9 時 30 分に入場し た。予約がない場合は並ばなければならなかった。3 階のルネッサンス絵画を鑑賞した。 シニョーリア広場 ウフィッツイ美術館 ヴェッキオ橋→ピッティ宮→ベルヴェデール要塞(フィレンチェのバラ色の町並みを眺める。)→ミケランジェロ広場まで歩く。 ウフィッツイ美術館から眺めたヴェッキオ橋 ヴェッキオ橋の上 ピッティ宮 元は大商人の私邸で、その後改修・拡張されトスカーナ大公の宮廷として使用されたものだが、その大きさに驚かされた。この丘の上にピッ ティ宮の防御を目的造られたベルヴェデール要塞がある。 ベルヴェデール要塞 丘の上の住宅街 ミケランジェロ広場までは丘の上の通りを歩いたが、サン・レオナルド通りを歩いてしまい、大きく南へ迂回してしまった。 ミケランジェロ広場の「ダヴィデ像」のコピー ミケランジェロ広場からの眺め 昼食はヴェッキオ橋近くの Ristorante Alfredo sull’ Arno で食べた。 食後は街を散策。Bartolucci Italy(ベビー用品、子供用品店)でピノキオのお土産を購入した。 お土産を物色 ヴェッキオ宮を望む サンタ・クローチェ教会 中庭の奥にパッツィ家礼拝堂・鐘楼 夕食は Buca Mario で。 フィレンツェらしい伝統的な店構え。Tボーンステーキは外側が炭火で焼いたような香ばしさがあり、中はレアに近い。大きさ と厚さに驚き、味はシンプルで脂っこさがなく、美味しかった。夕食後は夜のフィレンツェの街を散策した。本日の歩数 27,000 歩
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