年代によって変わる 性の健康問題

最近の話題シリーズ㉜
3月1日〜3月8日は、⼥性の健康週間
知ろう!⼥性特有の病気!⾏こう!検診!〜乳がん・⼦宮頸がん〜
からだの中から健康を⾒つめ直して⼥性らしく活き活き★⽣涯元気に!
年齢の変化に従い、しみ・しわなど⾒た目が変化していくことは、いつまでも美しくあり
たいと願う⼥性にとって⼤変気になるところでしょう。
しかしながら⼥性のからだは、⾒た目だけでなくからだの内側も大きく変化しています。
年代によって向き合うべき健康問題も大きく変わってくるのです。
年代によって変わる⼥性の健康問題
20代
30代
50代
40代
60代
妊娠・出産
70代
生活習慣病
不妊症
更年期障害
骨粗しょう症
・子宮内膜症
・甲状腺、膠原病の病気
・うつ
・⻭周病
・尿漏れ
・認知症
など
子宮頸がん
・⽉経の異常
・PMS
(⽣理前症候群)
・摂食障害
(やせ)
・性感染症
就職
卵巣がん
子宮体がん
乳がん
妊娠・出産
キャリア形成
育児
介護
セカンドステージ
キャリア維持
仕事
自分の
健康
ライフ
ステージ
家族
⼥性をとりまく環境は、さまざまな要因が関係しています。出産、育児、介護といった家族の
ライフステージも抱えており、⾃分の健康管理や体の変化については疎かになりがちです。
しかし、⼦宮頸がんや乳がんは若い⼥性でもかかる可能性があります。今回は、⼦宮頸がん・
乳がんについてまとめてみました。検診の重要性・必要な備えを考えてみてはいかがでしょうか。
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子宮頸がん
年齢階級別がん罹患率(2011)
※上皮内がん含む
(人口10万対)160
検診の受診率は
あまり上がらず…
20〜30代の
若い⼥性の間で
増加
140
120
検診受診率
100
50.0%
37.7
%
42.1
%
80
40.0%
60
30.0%
40
20.0%
20
10.0%
0
0.0%
2010年 2013年
出典:平成25年国⺠⽣活基礎調査
過去2年間に⼦宮頸がん検診受診者の割合
出典:国⽴がん研究センター
がん情報サービスセンター
子宮頸がんとは、子宮の入り口付近にできるがんです。ほとんどは症状が
ないまま進⾏します。早期で治療すると妊娠・出産の可能性も残せますが、
発⾒が遅れると⼦宮摘出を余儀なくされる場合もあります。定期的な子宮
がん検診の受診が効果的と言われています。
原因
ヒトパピローマウイルス
(HPV)は、主に性交渉で感染し、
⼥性の80%が⼀⽣に⼀度は感染して
いると言われる。大抵は自然に消滅す
るが、まれに⻑期間感染するとがん化
するリスクが高くなってしまう。
早期発⾒
早期治療
20歳
20歳を過ぎたら2
ぎたら2年に1度
子宮頸がん
子宮頸がん検診
がん検診を
検診を受けましょう
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乳がん
年齢階級別がん罹患率(2011)
300
※上皮内がん含む
(人口10万対)
2011年
250
1985 年
200
マンモグラフィーの様子
150
100
2倍以上増
発症のピークは
30代後半〜60代
50
0
【(c) MIXA CO,LTD. /amanaimages】
出典:国⽴がん研究センター
がん情報サービスセンター
1985年と⽐較すると罹患率は2倍以上に!
乳がんは、⼥性ホルモンががんの発生や増殖に関連していると言われています。
昔の⼥性に⽐べて、⼥性のライフスタイルが⼤きく変化(⾷⽣活の欧⽶化や晩婚化)
したことにより現代の⼥性はハイリスクな状況にあります。
乳がんの死亡者数
一生涯のうち
12〜13人に
1人が乳がん
乳がんの罹患者数
にかかる
1985年
4,922人
2014年
13,240人
年代別の死亡者数
4000
(人)
3000
2000
1000
若い世代の
乳がんが
問題
1985年
20,296人
2014年
81,319人
※上皮内がん含む
(2014)
死亡者は
50代から急増傾向
40歳
40歳を過ぎたら2
ぎたら2年に1度
乳がん検診
がん検診を
検診を受けましょう
0
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