茨城県の市町村保管で亡くなった子猫の遺 体。ごはんは初日にしか与え

(写真提供:ALIVE
いばらき)
茨城県の市町村保管で亡くなった子猫の遺
体。ごはんは初日にしか与えられず、猫回
収の金曜日まで数日間放置されていました。
犬の殺処分数 全国最多、
ワーストワンの
茨城県動物行政!
つくば市から動物指導センターに送られ
殺処分される犬猫を 1 匹でも減らそう!
この子たちの存在
を知って下さい!
ご存じですか?
つくば市の捨猫や徘徊犬が、笠間のセンタ
ーに送られる前に、集められて保管される
施設は。。。
茎崎庁舎の車庫兼倉庫でした!
窓のない闇、シャッターは常に閉められて。
収容された迷い犬や、ダンボール入りで公
園などに捨てられた子猫たちは、まず市役
所の片隅の倉庫(写真)に収容されます。
動物たちは、写真のゴミ山の脇、壁沿い
に置かれた古ケージに詰め込まれた状
態で、動物指導センターの回収トラック
が回ってくる日まで数日間置かれます。。
つくば市役所引き取りの仔猫たち。瞳を見てください!
窓のない、風も光も通らない倉庫
に、シャッターも閉ざされて!真
冬も真夏も!
さらに、ここにはネズミが住み着いている
ため、差し入れたエサやタオルもかじられ
てしまったという事実があります。
仔猫たちがネズミに食べ
られてしまったというこ
とも、これまでにあったの
ではありませんか?
4 月に実態を知った私たちは、市役所と交渉
し、6 月に要望書を出して保管場所の変更を
求め、その結果、現在は窓のある空き部屋
に移されています。しかし、来年 5 月の新
庁舎開庁にあたって、法律に則った犬猫の
収容に適切な施設は計画されていません。
私たちの要望はこれ!
1.動物愛護管理法に明記される
「動物の習性に配慮し、苦痛を与
えない」ような構造、仕組みを備
えた動物収容場所の設置をつくば
市に求めます。
→
徘徊犬や捨てられた犬猫が、たとえ処
分される運命であっても、最期まで人のやさし
さが感じられるような処遇を受けられるように、
収容施設に光と風を入れて下さい!
具体的には、①あかりを入れるためにガラ
スブロックや窓を採用する、②部屋に収容す
る場合は排泄場所から逃れて体を休める床
(スノコ)を入れる、ケージに収容する場合は
動物の大きさにみあった適切なサイズのケー
ジを使用し、トイレシートや猫砂の取り換えな
ど、排泄の処理を行う、専門家による施設の
衛生管理③休日(短期、長期)の給餌給水、清
掃などを適切に行う、④夏の暑さ冬の寒さから
の苦痛軽減のための空調を設置し、且つ換気
扇を取り付ける(仔猫は保温なしでは衰弱が
激しい)、⑤犬と猫の収容場所を分離、犬につ
いては出来る限り散歩を行う、⑥保管期間を
延長することで、徘徊犬の帰宅率を上げ、遺
棄された犬猫に新たな飼い主(里親)を見つけ
る機会を増やす、ということになります。
①
あかりが入り換気ができる
②衛生管理の徹底(糞尿の除去、寄生虫・
④夏の暑さ冬の寒さからの苦痛軽減
⑤犬猫の収容場所の分離
感染症予防など)
③短期または長期休日の給餌給水、清掃
⑥保管期間の延長
2.逸走犬猫と保護犬猫の情報を
市役所のホームページに掲載し、
迷子が家に帰れるような施策を構
築してください!
→ 殺処分される犬猫の数をできる限り減
らし、飼い主への返還率を上げるため、つく
ば市のホームページで収容犬猫の写真と保
護状況を紹介することにより、飼い主にインタ
ーネット上で情報提供することを求めます。
茨城県の犬の返還率は極めて低く、平成
18年度の統計では全国でもワーストワンとな
っております。この汚名を晴らすため、茨城
県だけでなく県下の各市町村も、収容犬猫を
飼い主の元へ戻すために尽力すべきです。
他の自治体では市役所の公式サイトから保
護犬猫の情報を得ることができるところも見
られます。
つくば市は、環境行政・動物行政を独自に展開しうる特
例市として、「飼う」「捨てる」「引き取る」「殺処分する(一
部は譲渡)」の前時代的な動物行政の転換を図り、指導
センターへつくば市から送られる犬猫を1匹でも減らす
ために効果的な施策を導入することができるのではな
いでしょうか。
3.飼い主希望者登録制を導入し
てください!
それにより新たな
飼い主への譲渡がよりスムーズに
すすみ、つくば市からセンターへ
送られる犬猫を減らすことができ
ます。
犬猫を生かすために私たちの税金
を使ってください!
→ 平成18年度の茨城県の犬の引き取り頭数
は3,064頭にのぼります。都道府県別集計によ
ると、広島・福岡に次いでワースト3。犬の返還
率(捕獲頭数に対する返還頭数)もわずか
1.6%にすぎず、茨城県は全国ワースト・ワン
の不名誉です。猫の引き取り頭数は4,578匹
で、全国で20番目に多い県です。このうち8割
以上が仔猫です。つくば市では統計上、226匹
(定時定点回収で犬63匹/猫111匹、市役所
窓口引き取りで犬41匹/猫10匹、有料引き取
り犬1匹)が引き取られ、189匹が捕獲されてい
ます。
私たちは、私たちの町、つくば市から茨城県
動物指導センターに送られる犬猫(ほぼ殺処
分される)を 1 匹でも減らし、新たな飼い主を
見つけていきたいと願っております。飼い主希
望者登録制を導入すれば、譲渡が進みます。
私たちを
生かして
ください
今
は
な
い
命
なぜ捨てるの?桜庁舎にて
4.犬猫の飼育放棄及び虐待を
行った飼育者への指導と対策を講
じてください!
→ 個人であれブリーダーであれ、愛護動物
を「捨てると犯罪」「餌・水をやらず衰弱させる
のは虐待」、これも犯罪です。
動物の愛護および管理に関する法律に則った
厳 正 な 指 導 と 抜 本 的 な 対 策 を !
5.市役所職員、獣医師、民間ボ
ランティアによる協議会を設置し
てください!
→ 2009 年 7 月、つくば市役所に収容され
た仔猫をボランティアが引き取りに行った
とき、9 匹いた猫のうち 2 匹がすでに亡くな
っていました。
3 時間おきミルクの必要な、目の開いたば
かりの仔猫に、なぜドライフードを?
つくば市役所保管で
力尽き果てた小さな命
~息のあった仔猫のうち1匹も、衰弱のあまりミル
クを受けつけずに、翌日には死んでしまいました~
この子たちの存在を知ってください!
生き残った仔猫も感染症(真菌)に襲われて
仔猫を引き取ったボランティアとその家族、
飼い犬猫にも感染し、数十人・数十匹の被
害をもたらしました。いまだに闘病中です。
だから獣医師を市役所に置いてください!
捨てないで!
仔犬のときだけ可愛がられ、少し
大きくなってゴミに出されました。
桜庁舎の回収所にて
向こうのオリには、つくば市役所の倉庫か
ら職員が連れて来た茶色の犬が。
<仔猫たちの行きつく場所は…>
この子たちは、桜庁舎の回収場所でトラッ
クに乗せられセンターへ向かい、その日の
夕方にガス室へ入りました。
ゴミ?
それとも
命?
安い炭酸ガスを使用した
処分法は、決して安楽死ではありません!
このようにして殺処分される猫の大半は仔
猫です。
「避妊手術は可哀そう」の結果、産
まれたら川へ捨て、土中へ埋めることがご
く当たり前の風潮。不幸な命を産ませない
ためには、避妊去勢の推進が大切であり、
早期の啓発教育が望まれます。飼い主のモ
ラル向上を呼びかけ、ワクチン接種率を高
めていくこと。やれることは沢山あります。
愛護動物の遺棄、繁殖、徘徊、屎尿問題、
交通事故、殺処分等の動物愛護問題は、広
く環境問題と密接につながっております。
特例市は環境保全行政にかかわる権限を県
から委譲されています。自然環境,都市環
境,知的環境が調和する「つくばスタイル」
の実現を目指すつくば市であるからこそ、
これにふさわしい動物愛護政策導入に常に
前向きに取り組むべきだと考えます。
今年 6 月、
「動物愛護を考える茨城県民ネッ
トワークつくば市民の会」は、動物行政の
改善を求めて、つくば市長に要望書を、市
議会に陳情書を提出しました。
副市長に提出
添付資料
(お問い合せ先:つるた
090-6112-7179)