資料 - JOCW

高等教育オープンコンテンツに関する知財セミナー
OCWの歴史と公開コース数
日本でのオープンコースウェア活動
の現状と展望
MIT OCW
パイロットサイ
ト(50コース)
福原 美三
[email protected]
慶應義塾大学 DMC機構
日本オープンコースウェア・コンソーシアム
O
o
ct
MIT OCW 正
式開始(500
コース)
OCW
Consortium
established
日本でのOCW
ワークショップ
(第1回)
JOCW 連絡会
発足(6大学)
JOCW 拡大
(9大学)
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r
Ap Ju ug
A
em eb
c
F
e
D
2002
2003
2004
2005
高等教育オープンコンテンツに関する知財セミナー
日本オープンコースウェア・コンソーシアム
(JOCW)の現状
2006
2
JOCWの現状
z 第1期 (2005.5-2006.4)
¾ 日本でのOCW活動の立ち上げ
¾ 発足時の6大学およびそれに続く3大学、1機関の参
加
¾ 6大学:大阪、京都、慶應義塾、東京工業、東京、早稲田
¾ 3大学:九州、名古屋、北海道
¾ 1機関:メディア教育開発センター
¾ クロースドな情報交換の場:日本OCW連絡会
高等教育オープンコンテンツに関する知財セミナー
JOCW コン
ソーシアム設立
3
z 第2期(2006.4- )
¾ OCW活動の拡大
¾ オープンな団体への改組と中規模な組織へ
¾ 新規加盟大学の参加(6大学、2機関)
¾ 6大学:関西、京都精華、筑波、同志社、立命館、立命
館アジア太平洋
¾ 2機関:AVCC、CCC-TIES
高等教育オープンコンテンツに関する知財セミナー
4
1
JOCW会員団体数の推移
JOCW全公開講義数の推移
700
20
600
15
500
400
10
300
5
0
2005.5
2006.4
200
英語
100
日本語
2 0 0 7 .3
0
2005.5
5
高等教育オープンコンテンツに関する知財セミナー
JOCW全OCWサイトへの訪問者数推移
2006.4
2007.3
6
高等教育オープンコンテンツに関する知財セミナー
OCW関連組織と連携
<-2006.4>
18 0 00 0
JOCW Alliance
16 0 00 0
14 0 00 0
12 0 00 0
<2007->
10 0 00 0
19
100
8 00 0 0
6 00 0 0
幹事
4 00 0 0
2 00 0 0
0
Ma y 0 5
Se p .05
Ja n .0 6
Ma y .0 6
高等教育オープンコンテンツに関する知財セミナー
Sep t . 06
Ja n. 07
7
<国際>
<国内>
高等教育オープンコンテンツに関する知財セミナー
8
2
JOCWへの訪問者の出自と割合
メキシコ
1%
マレーシアポーランド
1%
1%
南アフリカ
スペイン 1%
スイス
0%
1%
フランス
1%
チリ
1%
カナダ
1%
シンガポール
1%
ベトナム
1%
トルコ
2% インド
2%
ポルトガル
0%
US商用
53%
イタリー
2%
ブラジル
2%
オーストラリア
2%
オーストリア
2%
デンマーク
0%
ドイツ
4%
英国
2%
中国
3%
US教育
4%
オランダ
ペルー
3%
3%
台湾
5%
US商用
台湾
US教育
ドイツ
ペルー
オランダ
中国
英国
オーストリア
オーストラリア
ブラジル
イタリー
インド
トルコ
ベトナム
シンガポール
カナダ
チリ
フランス
スペイン
南アフリカ
メキシコ
マレーシア
ポーランド
デンマーク
スイス
ポルトガル
JOCW会員種別
US教育
1%
台湾
1%
US商用
11%
その他
9%
日本
47%
Network
15%
不明
16%
2006.12のデータ
に基づく
9
高等教育オープンコンテンツに関する知財セミナー
†
†
†
†
会則より
第5条 (会員の種類)
本会には正会員、賛助会員をおく。
正会員:本会は学校教育法第5章で定められた大学等であって、本
会の目的(第3条)に賛同し、機関全体の正式な意思決定手順を経
てオープンコースウェアの活動を開始することを決定した機関を正
会員とする。正会員は本会の運営に関わる代表者名を幹事会に提
出する。この代表者を正会員代表者と呼ぶ。
† 賛助会員:オープンコースウェア活動の援助・普及に大きく関わる
機関であって、本会の目的(第3条)に賛同し、機関内の正式な意
思決定の手順を経た機関を賛助会員とする。賛助会員は本会の運
営に関わる代表者名を幹事会に提出する。この代表者を賛助会員
代表者と呼ぶ。
高等教育オープンコンテンツに関する知財セミナー
JOCW会員としての義務と権利
OCWの本質
z 正会員:10コース以上のOCW提供
¾ コース提供は英語に必ずしも拘らない
¾ 国際コンソーシアムへの参加は各大学の自由意志
による
¾ JOCW自体が国際コンソーシアムのアフィリエイトメ
ンバーであり、JOCW加盟により間接的に国際コン
ソーシアム活動に関与可能
¾ JOCWサイトからのリンクおよび各種機能・ノウハウ
の提供
z ・賛助会員:OCW活動の真摯なサポート
z 原則として非営利な教育目的に限定し、使用、コピー、
配布、翻訳および変更が自由
高等教育オープンコンテンツに関する知財セミナー
11
10
¾ 新車購入を想定
¾ 単なるシラバス公開は「パンスレットの配布」
¾ OCWは試乗車の2日間モニター
z 「大学が大学という教育の場で提供すべきもの」と「世
界に対して知の世紀に貢献できる役割」を再考する機会
z OCWはゴールではなく、オープンコンテンツ提供という
中間プロダクト
z ここから様々な派生的サービス・利用が可能
高等教育オープンコンテンツに関する知財セミナー
12
3
OCWの意義と効果
世の中の認識調査(協力NTTレゾナント)
† 提供側(大学)にとっての意義
1. 知識の世紀における大学の中長期的な社会的使命とし
ての情報(知識)発信
2. 教育のデジタル化推進の牽引役(教員の意識改革推進)
3. 広報的価値(大学内容そのものの公開=正しい理解)
4. 講義自体の質的な改善
† 受ける側にとっての意義
1. 社会人に対する効率的・効果的な学習機会提供手段
2. 受験生・留学希望者にとって、実際の講義内容の日常的
な確認手段の提供
3. 教育者にとって高価値・信頼性の高い教育素材の提供
高等教育オープンコンテンツに関する知財セミナー
†
gooリサーチによる認知度・期待度調査
問1あなたは、大学での講義についてどのようなイメージを持っていますか。
当てはまるものを3つまでお選びください。
0%
10%
20%
30%
高度
40%
50%
60%
80%
67.90%
閉鎖的
13.33%
28.67%
学術的
17.71%
つまらない
18.38%
眠い
長い
23.62%
役に立つ
11.05%
29.90%
難しい、分かりにくい
13.33%
面白い
その他
70%
28.48%
専門的
13
世の中の認識調査(協力NTTレゾナント)
調査実施期間:2006年12月13日~2006年12月19日
調査対象:gooリサーチ・消費者モニター
調査方法:gooリサーチを利用したWebアンケート調査
有効回答数:1050
2.48%
高等教育オープンコンテンツに関する知財セミナー
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世の中の認識調査(協力NTTレゾナント)
問2 あなたは、社会人になってから、研修や通信教育、スクール等で自ら進んで学習機会
を得たことがありますか
問3 各大学で行われている講義内容をインターネット上で公開することについてどのよう
に思いますか(単位や学位には関与せず、非営利的な目的を前提とします)
過去に行ったことがある
33.33%
23.33%
現在行っている
6.38%
1.43%
6.57%
16.95%
あまり良いと思わな
い
良いと思わない
過去に行ったことはなく、
これからも意向はない
62.67%
まだ社会人になっていな
い
高等教育オープンコンテンツに関する知財セミナー
非常に良いと思う
良いと思う
これから行いたいと思っ
ている
19.81%
29.52%
15
高等教育オープンコンテンツに関する知財セミナー
16
4
世の中の認識調査(協力NTTレゾナント)
世の中の認識調査(協力NTTレゾナント)
問4 各大学がそれぞれの講義内容を公開することに、どのような社会的メ
リットがあると思いますか
0%
10%
20%
30%
40%
50%
17.24%
30.38%
各大学の競争促進
42.57%
大学に対して社会的な関心が高まる
36.19%
ひとつの分野を、多面的に学習できる
14.19%
27.52%
復習として利用できる
16.38%
学術振興に役立つ
64.76%
24.57%
日本の教育水準の向上
3.43%
41.05%
生涯教育の促進
0.67%
17
世の中の認識調査(協力NTTレゾナント)
国公立、私立を問わ
ずできるだけ多くの
大学
高等教育オープンコンテンツに関する知財セミナー
問14以下の大学がネット上で講義を公開していることをご存知ですか
1.24%
23.33%
17.52%
全ての大学につい
て知っていた
一部の大学につい
て知っていた
知らなかった
非常に利用したいと
思う
利用したいと思う
あまり利用したいと
思わない
利用したいと思わな
い
81.24%
60.19%
高等教育オープンコンテンツに関する知財セミナー
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世の中の認識調査(協力NTTレゾナント)
問6 インターネット上で様々な大学の講義内容が見れるサイトがあった場合、あな
たご自身は利用したいと思いますか
13.33%
私立のできるだけ多
くの大学
2.10%
高等教育オープンコンテンツに関する知財セミナー
3.14%
国公立のできるだけ
多くの大学
44.57%
複数の大学の講義内容が比較できる
その他
0.38%
39.71%
各大学の情報共有
国公立、私立の有
名大学
70%
59.62%
大学のオープン化
メリットはない
60%
問5講義内容を公開する大学は、どのような規模で必要と思いますか
インターネットに日常的に接している人たちの中でも8割以上が全く知らない!!
19
高等教育オープンコンテンツに関する知財セミナー
20
5
OCWとe-Learningの連携
組織的OCWの活用
(縦方向の付加価値)
(横方向の付加価値)
通信教育/リメディアル教育
e-Learning
教材
講義実体講義実体
定期テスト
定期テスト
課題
課題
講義ノート
講義ノート
シラバスシラバス
メタデータ
メタデータ
講義実体
定期テスト
課題
講義ノート
シラバス
メタデータ
知識ポート
フォリオ
(学習履歴)
社会人等の
継続専門教育
(知的付加
価値向上)
教育サポート
OCW
あまねく
学習機会
を提供
講義実体
定期テスト
・・
OCW国際
コンソーシアム
発展途上国
他大学
高校
日本OCW
コンソーシアム
戦略性に基づきデジタル化+構造化+権利処理
大学の既存知財
(講義)
地域との連携による
社会人教育/生涯教育
Global
OCW
Projector
市場性・社会のニーズ
講義実体
講義実体
講義実体
定期テスト
定期テスト
定期テスト
課題 課題
課題
講義ノート
講義ノート
講義ノート
シラバス
シラバス
シラバス
メタデータ
メタデータ
メタデータ
家庭
課題
講義ノート
高等教育オープンコンテンツに関する知財セミナー
21
国内OCWコース横断検索
領域毎の検索
テーマ毎の検索
講義実体
講義実体
講義実体
定期テスト
定期テスト
定期テスト
課題課題
課題
講義ノート
講義ノート
講義ノート
シラバス
シラバス
シラバス
メタデータ
メタデータ
メタデータ
A大学OCW
各大学
OCW
講義実体
定期テスト
課題
講義ノート
シラバス
メタデータ
A大学
大学の既存知財
(講義)
講義実体
B大学OCW
講義実体
定期テスト
課題
講義ノート
シラバス
メタデータ
講義実体
定期テスト
課題
講義ノート
シラバス
講義実体
定期テスト
課題
講義ノート
シラバス
メタデータ
メタデータ
学際的教育・
研究の促進
同一領域の
質的向上
Z大学
定期テスト
課題
講義実体
定期テスト
講義ノート
講義ノート
高等教育オープンコンテンツに関する知財セミナー
課題
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国内OCWコース横断検索
† ・JOCW会員大学(現在13->20)での講義の横断検索をコンソー
シアムサイト(www.jocw.jp)で提供開始
高等教育オープンコンテンツに関する知財セミナー
講義実体
講義実体
講義実体
定期テスト
定期テスト
定期テスト
課題課題
課題
講義ノート
講義ノート
講義ノート
シラバス
シラバス
シラバス
メタデータ
メタデータ
メタデータ
23
† ・JOCW会員大学(現在13->20)での講義の横断検索をコンソー
シアムサイト(www.jocw.jp)で提供開始
高等教育オープンコンテンツに関する知財セミナー
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6
課題
† 品質保証
† 知的所有権管理・著作権処理
† 国際化
† 学内協力体制の構築
† ビジネス・モデル/位置付け
高等教育オープンコンテンツに関する知財セミナー
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