2009年度 マルチメディア論

マルチメディア論 (江上) 2009.10.22
データ・情報・知識について
情報
「時間的変化や空間的配置のパターン」
→ 物質 or エネルギーが必要
メディアは情報を入れる
「入れ物」。中間物。
→ 「メディア」が必要
情報は伝達(コピー)できるもの
問) 情報とメディアの種類の関係を具体例を挙げて紹介してください
広い・大きな意味での
「情報」の分類
「データ」 ・・・ 素材としてのもの
「情報」 ・・・ 加工され役に立つようになったもの
「知識」 ・・・ 特有の価値・体系的に仕上げられたもの
せまい意味での
→ 学問
↓
ポイント) データを「使える形」「見える形」にする
統計, 分析, ビジュアル化(グラフ化)
問) 私たちが使っている「情報」ってなに?
関連) 「データウェアハウス」「データマイニング」「意思決定支援システム」
情報の量とは
⇔ 新奇性
より多くの情報 => より細かく特定された(いわゆるシャープな)情報
より少ない情報 => より荒っぽい個々を特定されない(いわゆるぼやけた)情報
・情報量、エントロピー(entropy)
→ 情報基礎・情報数学
→ 確率 P で起きる事象を
- log(P) の情報量(ビット)を持つとする
||
いつものこと, 普通のこと の情報量は、ほぼ 0 になる
問) 「個人情報」がもっている情報の量は?
物理現象(熱力学) ← 自然の法則
エントロピー増大の法則
そのままにしておくと・・・
「秩序」から「無秩序」へ
「不均一」から「均一」へ
「エントロピーが小さい状態」から「エントロピーが大きい状態」へ
・・・変化
例) 次に書いたことをするとどうなりますか?
・2 色のインクを混ぜたとき
・お湯に氷を入れたとき
・砂糖と塩を混ぜたとき
→ 「覆水盆に返らず」
関連) 「エントロピー」という言葉を調べまとめてみましょう
→ エントロピー経済学
→ 環境とエントロピー
→ 生命科学とエントロピー
cf.)
デジタル情報の質
= 技術的な面で
情報の質とは
⇔ 情報の「価値」
・範囲 ( 関連性, 必要性, 適用範囲 )
・タイミング ( 新しさ )
・利便 ( 見易さ, アクセスのしやすさ )
情報は「新鮮」なほどよいが、知識は必ずしも「新しさ」等を必要としない
関連) ゴミ(garbage)からはゴミしかでない (GIGO : Garbage In Garbage Out)
情報の「質」「量」というのは大切な考え方
→ インターネットはゴミの山かどうか?
↓
皆さんのレポートは?どうか?意味のあるものなのか?
話題) 「エイリアス」「シノニム」「シソーラス」などについて
→ 別名, 類義, 同議