平和の鐘よ 世界にとどけ! ~「平和の鐘」の集い 2015~ 広島の鐘よ 世界にとどけ¦との願いを込 めて、『「平和の鐘」の集い 2015』が、今年 も 8 月 15 日(土)に、広島平和記念公園北側 の「平和の鐘」鐘楼前で、高校生や市民、ユ ネスコ会員ら約 120 人が参加する中、厳粛に 行なわれました。 午前 11 時半、主催者側を代表して広島ユネ スコ協会の亀井章会長が開会挨拶。 「この機会 に、先人の方の苦難に満ちた体験と激動の時 代を振り返ることによって、とりわけ未来を 亀井 章会長 小溝泰義理事長 担う、今日ご参加の高校生・中学生の皆さん 方には、平和の実現のための教訓を学びとっ ていただきたい」と強調しました。 さらに「私たちは、被爆者や戦争体験者か ら学んできた『過去』の教訓を現在に生かし、 今、日本で進行中の『戦争と平和』をめぐる 動きに対し、研ぎ澄ました眼を注ぎたいもの です」と力を込めて訴えました。 この後、広島平和文化センターの小溝泰義 理事長、ワールドフレンドシップセンターの バーンド・フェニックス館長が挨拶。続いて カンボジアからの広島市研修生・ガイ・マム バーンド・フェニックス館長 さん(35)、広島大学附属高校2年・ユネスコ 班副班長の重光美可子さん(16)、高校生平和 大使・県立広島高校 2 年の片山実咲さん(16) がスピーチしました。韓国ユネスコ大邱協会 の南相杰会長のメッセージも紹介されまし た。 正午を期して黙祷し、戦争犠牲者の冥福を 心から祈念するとともに、平和実現を固く誓 いました。次いでノートルダム清心中・高等 学校合唱部(指揮:門野光伸先生)の合唱の ガイ・マムさん 後、全員で「ユネスコ憲章前文」 「私の平和宣 言」を唱和しました。 最後に「国境のない世界地図」が刻印され 重光美可子さん た「平和の鐘」を、参加者全員が、平和の原 点である広島から世界へ、平和実現の鐘の音 が届くよう心を込めて打ち鳴らしました。寄 せ書きも行いました。 この集いは2000年、ユネスコが提唱し、国 連が決めた「平和の国際文化年」の活動の一 環として、日本各地のユネスコ協会が、平和 の発信として取り組んでいます。広島では今 年で16回目の開催です。 「暑い最中、この日参加していただいた 方々、開催の準備にあたって下さった協会役 員の皆様に、心から御礼申し上げます。あり がとうございました」(平和・世界遺産部会 長 畑口實)。 片山実咲さん 黙祷 ユネスコ憲章前文&私の平和宣言唱和
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