ひろばだより 74 号-1 頁だあつまれ日本語ひろばふちょうがっしょうけあいよだしたがおとうにほんご発行者：あつまれ日本語ひろばだよりくじしんあはだいひょうにしやま代表西山へんしゅうよしだ編集うた心の不調を合唱でケア…意欲・自信こえごがつついたちはっこうしゃひろばこころい 2015年4月１日第74号ねんにほんごともどねんがつきよし清よしお吉田義夫にちよみうりしんぶん歌って取り戻す（2015年3月5日読売新聞）ーもにーつくあがっしょうとくしょくいこころふちょうおなかから声を出し、互いに音を合わせ、ハーモニーを作り上げる。そんな「合唱」の特色を生かし、心の不調をかかかんじゃいよくじしんともど抱えた患者が、意欲や自信を取り戻しているという。じみちといきすくねんいじょうつづがっしょうだんはーとびーとこーらすかつどうせいか地道な取り組みを１０年以上続けている合唱団「ハートビートコーラス」の活動とその成果をのぞいてみた。だおうかくまくはたいここえあかねまきあやかだお「息を吸って、すーっと出して。横隔膜が張って太鼓のようになったら、そのまま声を出して。オー」くにたちおんだいおんがくりょうほうせんこうぼらんてぃせんどうやくかるたいそうはっせいれんしゅうふん国立音大で音楽療法を専攻するボランティアの金巻彩花さん（２２）を先導役に、軽い体操や発声練習を３０分。からだあたたひれんしゅうさんかだんじょにんかんじゃがくふくば体が温まったところで、この日の練習に参加した男女１０人ほどの患者に楽譜が配られた。「わたしがうまれてきたわけはちちとははとにであうため……」戦後、メイドインジャパンが粗悪品の代名詞から世界が認める一流ブランドに変わったのはしんがーそんぐらいたーりゆうはじとくきょくめんばーいきシンガー・ソングライターさだまさしさんの「いのちの理由」。初めて取り組む曲だが、メンバーの息はぴったじかんていどますり。１時間程度があっという間に過ぎた。戦後、メイドインジャパンが粗悪品の代名詞から世界が認める一流ブランドに変わったのはくりすますこんさーとひらほんかくてきかんどうさくねんまつさんか「クリスマスにはコンサートを開くんですけど、これが本格的ですごいの。感動しますよ」。昨年末から参加するじょせいめかがやおし女性が目を輝かせて教えてくれた。いつ頃からだと思いますか？はーとびーとこーらすよよぎびょういんとうきょうとしぶやくせいしんかでいけあかつどういっかんねんうぶごえあハートビートコーラスは、代々木病院（東京都渋谷区）精神科デイケアの活動の一環として２００２年に産声を上いつ頃からだと思いますか？こうこうおんがくがっこうせんもんきょういくうりんしょうしんりしきふぴあのしどうはじげた。高校まで音楽学校で専門教育を受けたという臨床心理士が、寄付されたピアノで指導を始めたのがきっかけ。かつどうほんかくかこんくーるしゅつじょうほーるかこんさーとひら活動は本格化し、コンクールに出場したり、ホールを借りてコンサートを開いたりするまでになった。戦後、メイドインジャパンが粗悪品の代名詞から世界が認める一流ブランドに変わったのはけっせいさんかよしだけんみなおとあなやじき結成まもなくから参加している吉田健さん（４０）は「どうしたら皆と音を合わせられるのか悩んだ時期もあったいまなかまうたよろこかんこえはずしりごこんさーとかいかさいつ頃からだと思いますか？けれど、今は仲間と歌う喜びを感じています」と声を弾ませる。尻込みしていたコンサートも、回を重ねるごとにたっせいかんまいまがっしょうたのでいけあかよちゅうしんめんばーひとり達成感が増した。今では合唱が楽しみでデイケアに通い、中心メンバーの一人だ。しゅうだんちからあたいけんがっしょうでいけあぷろぐらむきちょうくずせいかつりずむれんしゅう「集団で力を合わせる体験ができる合唱は、デイケアのプログラムとしても貴重。崩れがちな生活のリズムが練習ととのけんこうしゃかいせいかつおくじゅんびはなさぎょうりょうほうしくりさとこげんきによって整い、健康に社会生活を送る準備にもなる」と話すのは、作業療法士の久利諭子さん（３４）。「元気にしゅうしょくそつぎょうせいなり、就職した“卒業生”もいます」という。すこまえめんばーじょせいいまときどきあそびょうかいしゃやちゅうやぎゃくてんせいかつ少し前までメンバーだった女性は、今も時々遊びにくる。うつ病で会社を辞め、昼夜逆転の生活をしていたが、でいけあがっしょうはじすこかいふくはじめむほうていきてきかよたのすじたいふたんぜんやねむデイケアの合唱を始めて少しずつ回復した。初めは定期的に通うこと自体が負担で、前夜眠れないこともあった。しがんばすたおりみなきらくこえひくかし、頑張り過ぎて倒れるより、無理しない方が皆と楽しく過ごせると気づき、楽になった。声が低いからとあきらそぷらのかつやくうただいすめていたソプラノで活躍。歌が大好きになった。じょせいびょうきとおじかんまえしごとおぼじぶんむがっしょう女性は「病気になる前は、仕事を覚えられないと、すぐに（自分は）向いていないとあきらめていた。でも、合唱なんじしんふかえしょくばきかくていあんこうはいしどうを通して、時間がかかっても何とかなると自信がついた」と振り返る。職場では、企画を提案したり、後輩の指導をたよそんざいしたり、頼られる存在になった。はーとびーとこーらすつぎこんさーとむれんしゅうねつこたかなしこハートビートコーラスは、次のコンサートに向け、ますます練習に熱を込めている。（高梨ゆき子）こんごきょうしつかいさいよてい＜今後の教室開催予定＞かいさいびじはん火曜日：7,14,28日の 14時～15時半です。きんようびにちさくらおかしみんせんたーじかん【5 月の開催日・時間】：じにちすべかいさいびじかん【4 月の開催日・時間】：かようびかいさいばしょ開催場所は全て桜が丘市民センターです。じじはん金曜日：3,10,17,24日の 10時～11時半ですかようびにちじじはん火曜日：12,19,26日の 14時～15時半です。きんようびにちじじはん金曜日：1,8,15,22,29日の 10時～11時半です。ひろばだより 74 号-2 頁ぱ～活動結果記録～かいさいけっかめいめいひかいさいびひとしゅじゅつしゅじゅつたーほんとうきんちょうこわけんさひとけっかおもましゅじゅつるせいゆりよこうかんだばあいきがすびょういんじっけんてきはじしゅじゅつしつとうようしはじじぶんびょうしつあんていざいびらとれっちゃーぱじねますたいるおお１２１０９５+3 ８８+2 ３１１１６６７５１+7 ゃまめがねこうざいとうよだつもうかつらつひとかつらしゅじゅつじゅんびしつじぶんで脱毛してカツラを付けている人は、カツラのまま手術の準備室まで自分であるいじゆうすたいる歩いて行く。そういう自由なスタイルのことだ。しゅじゅつうひといしかんごしゆだ手術を受ける人は、医師や看護師にそのすべてを委ねるわけだが、そういじょうきょう１７２０２４２７ひとそんげんたもけんきゅういっかんった状況のなか人としての尊厳をできるだけ保つという研究の一環である。けっかひとあたらすたいるまんぞく結果、９８％の人がその新しいスタイルに満足しているという。あんていざいこころおつきょうふしんおおふくいませいかつ安定剤がなくても心は落ち着き、恐怖心も大きく膨らまず、今までの生活えんちょうせんじょうしゅじゅつとらの延長線上に手術、というふうに捉えることができるのではなかろうか。休みさんかくなかろうか。それを、自分のパジャマで、メガネもかけ、抗がん剤投与などがくしゅうしゃ７+1 がくしゅうしゃいがいけんさじぶん７延人数おほうほうはくい休みのべにんずうどの白衣に着替えてストレッチャーに寝て待つ、というスタイルが多いのではすぼらんてぃあみ従来は手術をする場合は、まず自分の病室で安定剤を投与され、後ろ開き開催日ﾎﾞﾗﾝﾃｨｱ学習者３１１９６８７+1 １０１３うじゅうらいがつまつじつげんざい出席：た日々有意義に過ごしましょう。 ↙ よ歩いていく」という方法が効果を出し始めている。にゅうかいびゆういぎしゅじゅつおあめい退会：1 名、入会：2 名しゅっせきなんねん学習者: 15名 (3月末日現在) たいかい２０１５ねん３がつ１８にち２０１１年からマルセイユとリヨンの病院で実験的に始まった、「手術室に退会：0名、入会：１名がくしゅうしゃびょういんこわﾎﾞﾗﾝﾃｨｱ：19名 (3月末日現在) にゅうかいこころであるかもとても怖いと思う。がつまつじつげんざいめいきんちょうやわ手術を受ける人は手術することが怖いし、検査をする人はその結果がどうじんいんたいかい・・・かんじゃ病院で何らかの大きな検査をしたり、手術をすることは本当に緊張する。かいめいしゅじゅつしつふるたみゆき【2015.3.1～3.31】開催回数：7回人員ぼらんてぃあある古田深雪（2015年3月18日ヨミドクターより）＜3月の開催結果＞かいさいかいすうけんこうだよりパリからの健康便り・歩いて手術室に…患者の緊張和らげる試みかつどうけっかきろくがつりわたしはんにちにゅういんしゅじゅつうたしかすとれっちゃー私も半日入院の手術を受けたことがあるが、確かにあのストレッチャーにのしゅじゅつしついあいだきんちょう乗せられて手術室まで行く間は緊張した。いたうえこいきぶんまな板の上のコイとでもいうような気分になった。しめ +1 は学習者以外の参加を示す。きょうしつかくほやす 3/10,24 は教室が確保できず休み。いしかんごしぜったいてきしんらいかんけいあとは医師と看護師にまかせればいい。もちろん絶対的な信頼関係があっおもびょういんろうかしろてんじょうみすとれっちてこそ、そう思えるのだが、病院の廊下の白い天井を見つめつつ、ストレッチゃーいどうきんちょうかんたかャーにのせられて移動しているうちにどんどんと緊張感が高まった。ちがかいさいけっかるいけいほっそくげんざいほんにんかいおな延出席人数かいすうしゅっせきにんずうしゅじゅつきぼうじゅうらいすたいるあんしんひといますたいるしゅじゅつしつむすべほんにんきぼうしだいあるかいにんきょくどかいにん学習者；3,252回･人あるとうろくのべじんいんめいがくしゅうしゃめいいるきんちょうこうふあんざいひつようひとおおしゅじゅつしつすたいるよきんちょうこの「歩いて手術室へ」というスタイルで良かったのは、やはり緊張する現在迄の登録延人員ぼらんてぃあたしかし、極度の緊張から抗不安剤が必要になる人も多い。；4,706回･人がくしゅうしゃす１００％が歩いていくスタイルではない。かいにん (回数 x出席人数 )：7,958回･人げんざいまできんちょう同じスタイルで手術室に向かう。全ては本人の希望次第である。のべしゅっせきにんずうぼらんてぃあきょくどもちろん、本人の希望で従来のスタイルが安心するという人には今までと開催回数：544回ﾎﾞﾗﾝﾃｨｱひとなればなおさらのこと。【2009.2.1(発足)～現在】かいさいかいすうじょうきょういつもと違う状況は、人を極度に緊張させる。ましてや、それが手術とも＜開催結果累計＞ふあんきもうすこたおおことがなく不安な気持ちが薄らいだという答えが多かったという。ﾎﾞﾗﾝﾃｨｱ：38 名しゅじゅつしつかんごしたちじかんたんしゅくかんじゃせいしんじょうたいあんていまた、手術室の看護師達からも、時間の短縮や、患者の精神状態が安定し学習者：129名こうかこえおおているなど、効果があったという声が多かった。とあり、そう答こたえましたが皆みなさんのご意い見けんは？と質しつ問もんされました。広こう辞じ苑えんでは主おもにさ桜くらを楽たのしむことさんからお花はな見みはさ桜くらを見みる時ときだけ使つかうのですか？さんもご家か族ぞくとお花はな見みを楽たのしんで下ください。せ先ん日じつ、し白ら崎さきの目めを大おおいに楽たのしませてくれることと思おもいます。皆みなって、お遅そく咲さく枝し垂だれざ桜くら、や山まざ桜くらまで、これから皆みな様さまの種しゅ類るいがあって、早はやく咲さく寒かんさ桜くらや河かわ津づざ桜くらから始はじま井い吉よし野のが綺きれ麗いに咲さいていると思おもいます。さ桜くらには多おおくびょうきこのひろば便たよりが発はっ行こうされる時ときにはみ南なみ公こう園えんの染そめきよわいしかんごふたよきもおお病気になるとそれだけでも気が弱くなり、医師や看護師を頼る気持ちが大いのち編へんし集ゅう後こう記き（吉よし田だ記き）あずきくなる。こちらは命を預けている。ぜったいてきしんらいかんけいいりょうじゅうじしゃかんじゃそんげんだいいち絶対的な信頼関係はもちろんであるが、医療従事者が患者の尊厳を第一にかんがたいせつおも考えることもとても大切だと思う。なにげげんどうかんじゃこころきずふあん何気ない言動が患者の心を傷つけ不安にすることもある。ふだんきひとことしんしんよわかんじゃ普段は気にもとめないような一言でも、心身ともに弱っている患者にとっだいだげきては大打撃となることもある。いまふらんすかんじゃたちばたひとそんげんまもしんたいいじょうこころ今フランスは、患者の立場に立って、人としての尊厳を守り、身体以上に心きずちりょうこころけあちりょうほうを傷つけないように治療をする、そういった心のケアをも考えた治療法のけんきゅうはじ研究が始まっている。