今回は今年流行しています、『麻疹(はしか)・風疹』 についてご紹介します

げんきだより第 1 号(通号第 10 号)2014.6 発行
保健室・学生相談室
今回は今年流行しています、『麻疹(はしか)・風疹』についてご紹介します。
麻疹の主な症状
風邪症状と間違いやすいので注意!
① 感染後 10 日前後で風邪のような症状で始まる
発熱(38℃前後の発熱が 2~4 日間)・倦怠感・咳・鼻みず・くしゃみ・結膜炎症状(結膜充
血、目やに、光をまぶしく感じるなど)
② 発疹が現われる 1~2 日前頃、口の中に小さな白い斑点が出る
③ その後体温は 1℃程度下がり、その後半日くらいのうちに、再び高熱(多くは 39℃以上)が
出るとともに、発疹が出現(発疹は顔や首から出現し、胸や腕、その後背中、腹、足へと全
身へ広がる)
成人してからの麻疹は
④ 発疹出現後 3~4 日間続いた発熱は解熱し、通常 7~10 日で回復
重症化しやすいので注意!
感染経路
☆ 麻疹ウイルスによっておこる感染症で、人から人へ感染する
☆ 感染経路は空気感染、飛沫感染、接触感染など
☆ 発症した人が周囲に感染させる期間は、症状が出現する 1 日前から発疹出現後 4~5 日目く
らいまで
予防法
麻疹・風疹の混合ワクチン
☆ マスクでの予防は難しい
(MRワクチン)として接種できます
☆ 唯一の予防方法は、ワクチン接種によって麻疹に対する免疫を獲得しておくこと
☆ 1度予防接種をして、免疫を獲得しても、免疫がつかなかったり、その後の時間の経過と共
に免疫が減衰していくので 2 回接種が必要
2 回の麻疹予防接種をしていないと受け入れのできない実習施設もあります。
2 回目の接種を行っていない方は早めに接種をしましょう。
麻疹予防接種を受けたら接種日を保健室へお知らせ下さい。
麻疹に罹患したら
学校は発疹に伴う発熱が解熱した後、3 日を経過するまで出席停止
(但し、病状により学校医その他の医師において感染の恐れがないと認めたときは、
この限りではありません。)
風疹について
☆ 通常 2~3 週間(平均 16~18 日)の潜伏期間の後、発熱、淡紅色の発疹(顔→体幹→全身)、
リンパ節の腫れ(耳後部、後頭部、頚部など)が出現
☆ 風しんウイルスによって起こる感染症
☆ 感染経路は飛沫感染や接触感染など
☆ 周囲へ感染させる期間は、発疹の出現する 7 日前から発疹出現後 5 日くらいまで
☆ 有効な予防方法は風疹ワクチンを接種し、免疫をあらかじめ獲得しておくこと
☆ 学校は発疹が消失するまで出席停止(但し、病状により学校医その他の医師において感染
のおそれがないと認めたときは、この限りではありません。
)
コラム
学生相談室
「わたし」を伝えよう!~アサーティブという考え方
いつも、人に自分の気持ちをうまく言えなくて、抑えてしまう。何かを頼まれたとき、
断りたいのに無理して引き受けてしまう。あるいは、腹が立ったときに、声を荒げて人の
ことを責めては、あとで落ち込む…。あなたは、そんな経験がありませんか?
相手も尊重しながら、自分の気持ちや意見を伝えるのは、意外にむずかしいもの。アサ
ーティブとは、相手を尊重しながら、上手に「わたし」を伝えるための方法です。アサー
ティブなコミュニケーションでは、
「事実」「自分の気持ち」
「どうしたいか」ということを
自分で整理して、
「私は、こう感じます」
「こうしたいです」と素直に伝えます。この背景
にあるのは、
「I am OK, You are OK」…自分も相手も肯定し、意見や気持ちを伝え合い、
歩み寄ることができるという信頼の姿勢です。
人はそれぞれ、感じ方も、考えていることも違う。そのことを認めた上で、率直に、
「わた
し」を表現できるようになると、お互いを分かり合えるようになれるし、コミュニケーシ
ョンがもっと楽しくなりますよ!伝えることをあきらめないで。それは、自分も人も、大
切にする生き方です。
≪開室時間≫ 9:30~16:30
≪申込方法≫
可能な曜日と希望される時間の
月・木 新屋(しんや)
番号をいくつか書き、学類やお名前を記して
火・金 長沼(ながぬま)
相談室受付にメールしてください。
≪場所≫
アドレス:[email protected]
北館1F
*学生相談室受付窓口(保健室)にて予約も可。
*メールでのご相談は受け付けていません。
1限
1
9:45~10:30
2限
2
10:35~11:20
3
(お昼休み/予備)
4
12:10~12:55
お昼
3限
4限
5
13:00~13:45
6
13:50~14:35
7
14:40~15:25
8
15:30~16:15