2013(平成25)年度 シ ラ バ ス 2013年度入学生用 共 通 科 目 共 通 科 目 学年 対 象 学 科 担 当 者 頁 キリスト教学ⅠA 1 加 藤 美 紀 1 キリスト教学ⅠB 1 加 藤 美 紀 1 横 尾 元 意 2 遊 佐 重 発達 英語ⅠA 1 心福 管栄 発達 英語ⅠB 1 心福 管栄 樹 2 アンソニー・スミス 3 砂 澤 健 治 3 遊 佐 重 樹 4 熊 谷 治 子 4 横 尾 元 意 5 遊 佐 重 樹 5 アンソニー・スミス 6 砂 澤 健 治 6 遊 佐 重 樹 7 熊 谷 治 子 7 ドイツ語ⅠA 1 遊 佐 真紀子 8 ドイツ語ⅠB 1 遊 佐 真紀子 8 フランス語ⅠA 1 大 槻 多恵子 9 フランス語ⅠB 1 大 槻 多恵子 9 スペイン語ⅠA 1 西 井 園 枝 10 スペイン語ⅠB 1 西 井 園 枝 10 井 上 浩 一 11 王 效 紅 11 呉 怡 芬 12 井 中国語ⅠA 中国語ⅠB 1 1 韓国語ⅠA 1 韓国語ⅠB 1 日本語表現Ⅰ 日本語表現Ⅱ 1 1 文化人類学 1 上 浩 12 13 呉 怡 芬 13 李 恵 慶 14 李 恵 慶 14 発達・GS 大 本 泉 15 心福・健栄 千 昭 15 大 本 泉 16 千 1 人間と文学 一 王 效 紅 葉 葉 正 昭 16 大 本 泉 17 千 昭 17 高 橋 泉 18 葉 正 正 生活と経済 1 賈 軍 18 法学 1 中 嶋 直 木 19 心理学 1 渡 邊 兼 行 19 数の世界 1 熊 谷 健 二 20 情報科学 1 健栄・心福・GS 熊 谷 健 二 20 発達 安 藤 明 伸 21 発達・健栄 大 道 直 人 21 心福・GS 紺 野 美 紀 22 発達 大 道 直 人 22 GS 熊 谷 健 二 23 情報処理Ⅰ 1 情報処理概論 1 v 共 通 科 目 学年 情報処理概論 統計基礎 健康とスポーツA 健康とスポーツB 対 象 学 科 心福・健栄 1 1 1 担 当 者 安 藤 伸 23 棚 橋 浩太郎 24 仲 士 24 沼 田 尚 25 矢 吹 知 之 25 仲 野 隆 野 明 頁 隆 士 26 沼 田 尚 26 矢 吹 知 之 27 日本史Ⅰ 1 三 好 俊 文 27 日本史Ⅱ 1 三 好 俊 文 28 日本国憲法 1 曽 我 洋 介 28 キャリア・デザイン 1 植 竹 由美子 29 発達・健栄 vi 人間発達学科・子ども発達専攻 専 門 科 目 学年 担 当 者 頁 学年 担 当 者 頁 教育学概論(初等) 1 牛渡 淳 30 音楽入門 1 岩淵 摂子 33 大学入門ゼミ 1 人間発達学科全教員 30 保育原理 1 大迫 章史 34 子ども総合セミナー 1 人間発達学科全教員 31 教職論(幼稚園) 1 村山 十五 31 教職論(小学校) 1 牛渡 淳 教育方法論(初等) 1 朝倉 充彦 1 32 子どもの保健Ⅰ 1 田村 雪子 35 32 子どもの保健Ⅱ 1 田村 雪子 35 子ども論 1 牛渡 淳 36 家族の社会学 1 槇石多希子 36 発達心理学 1 氏家 靖浩 37 子どもの心理 1 浅井 継悟 37 齋藤 泰子 1 丸山 鞠子 岩淵 摂子 大迫 章史 保育者論 菊地真知子 ピアノ入門 専 門 科 目 33 四家 昌博 vii 佐野 裕子 34 心理福祉学科 学年 担 当 者 頁 専 門 科 目 学年 担 当 者 頁 尊厳と自立 専 門 科 目 1 中熊 靖 38 社会福祉入門Ⅰ 1 志水田鶴子 45 医学概論 1 本田 英行 38 社会福祉入門Ⅱ 1 郡山 昌明 46 子ども家庭福祉論 1 大坂 純 46 青柳 育子 障害の理解 1 ソーシャルワーク基礎論 1 白川 充 47 介護の基本Ⅰ 1 青柳 育子 39 ソーシャルワーク論A 1 白川 充 47 コミュニケーション技術 1 橘内真理子 40 障害者福祉論 1 志水田鶴子 48 中熊 靖 39 吉田 弘美 生活支援技術Ⅰ 1 雫石 理枝 早坂 聡久 青柳 育子 山内 直子 介護過程展開法Ⅰ 介護総合演習Ⅰ 心理福祉総合演習Ⅰ 1 1 1 家子 敦子 40 吉田 弘美 心理福祉実習 1 三浦 和夫 吉田 弘美 41 郡山 昌明 青柳 育子 41 志水田鶴子 家子 敦子 42 廣庭 裕 吉田 弘美 42 三浦 和夫 43 48 茂木 千明 人間とコミュニケーション 1 森本 幸子 49 青柳 育子 発達心理学 1 佐藤 俊人 49 大坂 純 子どもの心理 1 浅井 継悟 50 廣庭 裕 自己理解と心理学 1 沼山 博 50 心理学研究法ⅠA(心理統計の基礎) 1 宮田佳緒里 51 心理学研究法ⅠB(心理統計と情報処理) 1 宮田佳緒里 51 森本 幸子 43 吉田 弘美 嘉村 藍 宇野 忍 心理福祉入門 1 心理福祉学科全教員 44 社会学 1 高橋 泉 44 高齢者福祉論 1 中熊 靖 45 心理学基礎実験Ⅰ 1 渡邊 兼行 52 蛯名 正司 心理学基礎論 viii 1 渡邊 兼行 52 健康栄養学科・管理栄養専攻 専 門 科 目 健康栄養論 学年 担 当 者 頁 1 小村 毅 53 岩淵せつ子 専 門 科 目 担 当 者 頁 1 鈴木 裕一 58 食品学総論 1 小嶋 文博 59 食品学各論 1 小嶋 文博 59 基礎化学 1 基礎生物 1 菱沼 宏哉 54 食品学実験Ⅰ 1 小嶋 文博 60 有機化学 1 岩淵せつ子 54 食品学実験Ⅱ 1 小嶋 文博 60 生化学 1 菱沼 宏哉 55 食品衛生学 1 谷津 壽郎 61 加賀山かり 小嶋 文博 53 学年 病理学Ⅰ 高澤まき子 55 調理学 1 山本 仁 56 調理学実習Ⅰ 1 高澤まき子 62 鈴木 裕一 56 栄養学総論Ⅰ 1 菱沼 宏哉 62 1 鈴木 裕一 57 栄養教育論 1 神田あづさ 63 解剖生理学実験Ⅰ 1 鈴木 裕一 57 臨床栄養学総論 1 石出 信正 63 解剖生理学実験Ⅱ 1 鈴木 裕一 58 食文化論 1 高成田 亨 64 生化学実験 1 微生物学 1 解剖生理学 1 解剖生理学特論 菱沼 宏哉 ix 宮下ひろみ 61 グローバル・スタディーズ学科 専 門 科 目 学年 担 当 者 頁 グローバル・スタディーズ基礎演習Ⅰ 1 学科教員全員 65 比較文化論 1 澤入 要仁 65 アメリカの歴史と文化Ⅰ 1 山田 恵 66 専 門 科 目 English ⅡA 児童文学 1 芳野 総子 66 アジアの歴史と文化Ⅰ 1 賈 軍 67 アジアの歴史と文化Ⅱ 1 李 善姫 67 English Pronunciation Ⅰ 日本の社会と文学 1 大本 泉 68 国際平和論Ⅰ 1 矢口 洋生 国際関係論 1 髙島 純子 社会学基礎論 1 家族の社会学 1 槇石多希子 70 経営学入門 1 鈴木 好和 70 ビジネス法規 1 三森 敏正 ビジネス実務総論Ⅰ 1 ビジネス実務総論Ⅱ 情報社会と倫理 English ⅡB 学年 1 1 担 当 者 頁 砂澤 健治 77 山田 恵 78 矢口 洋生 78 遊佐 重樹 79 グレース・ジム 79 1 遊佐 重樹 80 English Pronunciation Ⅱ 1 遊佐 重樹 80 68 Oral English Ⅰ 1 ジェラルド・ミューヘッド 81 69 TOEIC Preparation Ⅰ 1 山田 恵 81 STEP Preparation Ⅰ 1 矢口 洋生 82 STEP Preparation Ⅱ 1 矢口 洋生 82 矢口 洋生 83 English Tutorial Ⅰ 1 山田 恵 83 71 熊谷 治子 84 植竹由美子 71 矢口 洋生 84 1 植竹由美子 72 山田 恵 85 1 篠澤 和久 72 熊谷 治子 85 フィールド・スタディ論 1 高橋 早苗 73 中国語コミュニケーションⅠ 1 王 效 紅 86 プレゼンテーション演習Ⅰ 1 植竹由美子 73 中国語コミュニケーションⅡ 1 王 效 紅 86 プレゼンテーション演習Ⅱ 1 植竹由美子 74 韓国語コミュニケーションⅠ 1 李 善 姫 87 アンソニー・スミス 74 韓国語コミュニケーションⅡ 1 李 善 姫 87 砂澤 健治 75 Teaching English 1 芳野 総子 88 山田 恵 75 日本語学Ⅰ 1 三島 敦子 88 English ⅠA 1 English ⅠB 1 English ⅡA 1 高橋 泉 高橋 早苗 69 English Tutorial Ⅱ 1 矢口 洋生 76 日本語学Ⅱ 1 三島 敦子 89 グレース・ジム 76 異文化体験 1 矢口 洋生 89 アンソニー・スミス 77 x 教 職 課 程 科 目 共 通 科 目 学年 対 象 学 科 担 当 者 頁 教職論 1 管栄・GS 笠 間 賢 二 90 教育学概論 1 管栄・GS 加 藤 美 紀 90 xi 2010・2011・2012年度入学生用 共 通 科 目 共 通 科 目 学年 対 象 学 科 担 当 者 頁 キリスト教学ⅡA 2 川 上 直 哉 91 キリスト教学ⅡB 2 川 上 直 哉 91 発達・総福 宮 崎 正 美 92 健栄・国際 宮 崎 正 美 92 健栄・国際 宮 崎 正 美 93 発達・総福 原 田 雅 樹 94 人間論Ⅰ 3 人間論Ⅱ 4 宗教と文学 3 矢 口 洋 生 94 宗教と音楽 3 赤 尾 裕 子 95 宗教と美術 3 宮 崎 正 美 95 ジェラルド・ミューヘッド 96 グレース・ジム 96 澤 入 要 仁 97 柴 田 和 枝 97 柴 田 和 枝 98 澤 入 要 仁 99 柴 田 和 枝 99 柴 田 和 枝 100 オーラル・コミュニケーション 2 英語ⅡA 2 発達 総福・健栄 英語ⅡB 2 発達 総福・健栄 ドイツ語ⅡA 2 山 下 豊 101 ドイツ語ⅡB 2 山 下 豊 101 フランス語ⅡA 2 大 槻 多恵子 102 フランス語ⅡB 2 大 槻 多恵子 102 スペイン語ⅡA 2 アンヘリカ・イーチング 103 スペイン語ⅡB 2 アンヘリカ・イーチング 103 中国語ⅡA 2 賈 中国語ⅡB 2 軍 104 呉 怡 芬 104 賈 軍 105 呉 怡 芬 105 韓国語ⅡA 2 劉 庭 秀 106 韓国語ⅡB 2 劉 庭 秀 106 哲学 2 信 太 光 郎 107 東洋哲学 2 斉 藤 仙 邦 107 生命倫理学 2 池 田 準 108 人間と文化 3 信 郎 108 ジェンダー論 2 槇 石 多希子 109 生活と環境 4 山 本 仁 109 生活と国際関係 3 高 子 110 生活造形論 2 千 葉 よう子 110 発達・国際 鈴 木 寿 則 111 健栄 鈴 木 寿 則 111 田 成 太 島 光 純 社会福祉学 2 健康科学 2 岡 弘 112 論理学 2 二 瓶 真理子 112 発達・総福・健栄 大 道 直 人 113 国際 熊 谷 健 二 113 情報処理Ⅱ 2 生命科学 4 小 村 毅 114 生活と科学 2 佐 114 xv 藤 友 秀 共 通 科 目 学年 対 象 学 科 担 当 者 頁 外国史Ⅰ 2 関 内 隆 115 外国史Ⅱ 2 関 内 隆 115 芸術論 2 佐々木 貴 弘 116 地域文化論 3 李 善 姫 116 キャリアデザイン 2 植 竹 由美子 117 総福・国際 xvi 人間発達学科・学科共通科目 専 門 科 目 心理学基礎演習 学年 2 担 当 者 頁 宇野 忍 担 当 者 頁 専 門 科 目 学年 宮崎 正美 131 茂木 千明 氏家 靖浩 132 森本 幸子 高橋 早苗 132 茂木 千明 133 森本 幸子 133 渡邊 兼行 134 大迫 章史 134 118 渡邊 兼行 人間発達総合演習Ⅱ 氏家 靖浩 4 高橋 泉 社会学基礎演習 2 高橋 早苗 118 槇石多希子 朝倉 充彦 教育学基礎演習 2 沼澤 清一 119 大迫 章史 人間発達総合演習Ⅰ 人間発達総合演習Ⅱ 3 4 佐野 裕子 135 卒業論文 4 人間発達学科全教員 135 認知心理学 2 渡邊 兼行 136 社会心理学 2 佐藤 静香 136 朝倉 充彦 119 牛渡 淳 120 宇野 忍 120 大道 直人 121 佐々木貴弘 121 精神保健学 3 菱沼 正志 137 高橋 泉 122 障害児・者の心理 3 森 つくり 138 氏家 靖浩 122 発達障害論 3 三浦 主博 138 高橋 早苗 123 学習心理学 3 宇野 忍 139 茂木 千明 123 臨床心理学 2 茂木 千明 139 森本 幸子 124 カウンセリング論 3 菱沼 正志 140 渡邊 兼行 124 心理査定論 3 森本 幸子 140 大迫 章史 125 佐野 裕子 125 山口 栄一 妹尾 智昭 宇野 忍 心理学基礎実験Ⅱ 2 茂木 千明 渡邊 兼行 137 蛯名 正司 茂木 千明 心理査定実習 3 126 社会病理学 2 高橋 早苗 141 126 家族の社会学 2 槇石多希子 142 中村 俊哉 127 人間情報学 2 大道 直人 142 沼澤 清一 127 認知科学演習 2 大道 直人 143 宮崎 正美 128 キャリア専門演習 3 槇石多希子 143 朝倉 充彦 128 教育相談 3 氏家 靖浩 144 牛渡 淳 129 宇野 忍 129 大道 直人 130 佐々木貴弘 130 高橋 泉 131 森本 幸子 141 牛渡 淳 人間発達学 4 宇野 忍 144 高橋 泉 発達援助論 xvii 4 木村 進 145 人間発達学科・心理発達専攻 専 門 科 目 学年 人間発達論基礎演習 2 生涯発達心理学B 2 担 当 者 高橋(泉)・妹尾 沼澤・茂木 頁 146 高橋 恵子 146 専 門 科 目 学年 担 当 者 頁 エイジングの社会学 2 高橋 泉 150 フィールドスタディⅡ 2 フィールドスタディⅢ 2 高橋 泉 高橋 早苗 151 教育心理学 2 宇野 忍 147 教育行政学 2 牛渡 淳 147 教育内容論 2 朝倉 充彦 148 特別活動の研究 2 安倍 啓司 148 人文地理学Ⅰ 2 小金澤孝昭 152 高橋 泉 高橋 早苗 151 槇石多希子 道徳教育の研究 2 八幡 恵 149 人文地理学Ⅱ 2 小金澤孝昭 152 生涯学習論Ⅰ 2 槇石多希子 149 中等社会教育法Ⅰ(社会) 2 佐藤和賀子 153 生涯学習論Ⅱ 2 高橋 満 150 中等社会教育法Ⅱ(社会) 2 沼澤 清一 153 xviii 人間発達学科・発達科学専攻 専 門 科 目 学年 担 当 者 頁 学年 担 当 者 頁 心理学基礎実験Ⅲ 3 渡邊 兼行 154 児童文化論 専 門 科 目 3 牛渡 淳 163 心理療法論 3 茂木 千明 154 多文化社会論 3 高橋 早苗 163 カウンセリング演習 3 菱沼 正志 155 多文化社会と教育 3 阿曽 容子 164 精神医学 3 森谷 就慶 155 人間発達と法 3 佐俣 紀仁 164 健康心理学 3 森本 幸子 156 政治学Ⅰ 3 塩屋 保 165 神経心理学 3 古林 俊晃 156 政治学Ⅱ 3 塩屋 保 165 コミュニティ心理学 3 氏家 靖浩 157 自然地理学 3 松林 武 166 教育思想 3 朝倉 充彦 157 地誌 3 小金澤孝 166 教育政策論 3 牛渡 淳 158 中等社会教育法Ⅲ(社会・公民) 3 佐藤 幹男 167 高等教育論 3 大迫 章史 158 中等社会教育法Ⅳ(社会・公民) 3 佐藤 幹男 167 教育方法論 3 朝倉 充彦 159 教育実習の研究 3 朝倉 充彦 168 心理学特講A 3 菊池 武剋 168 教育臨床論 3 159 教育実習の研究 4 高橋 早苗 169 朝倉 充彦 千田 栄美 山口 栄一 メディアと教育 3 生徒指導・進路指導論 3 山口 栄一 千田 栄美 菊池 武剋 教育実習Ⅰ 4 教育実習Ⅱ 4 教職実践演習(中・高) 4 160 160 社会教育計画Ⅰ 3 高橋 満 161 社会教育計画Ⅱ 3 佐藤 友秀 161 社会教育課題研究Ⅰ 3 高橋 満 162 社会教育課題研究Ⅱ 3 高橋 満 162 朝倉 充彦 高橋 早苗 朝倉 充彦 高橋 早苗 169 170 朝倉 充彦 牛渡 淳 沼澤 清一 xix 170 人間発達学科・子ども発達専攻 学年 担 当 者 頁 学年 担 当 者 頁 保育の心理学Ⅰ 専 門 科 目 2 氏家 靖浩 171 相談援助 3 二ツ山 亮 184 幼児教育制度論 2 大迫 章史 171 子どもの食と栄養 3 小村 毅 185 幼児教育論 2 大迫 章史 172 障害児保育演習 3 平川 昌宏 185 児童家庭福祉 2 大坂 純 172 社会的養護内容演習 3 鈴木 清 186 社会的養護 2 鈴木 清 173 子どもの保健Ⅲ 2 田村 雪子 173 幼児教育基礎演習 2 大迫 章史 佐野 裕子 2 大迫 章史 氏家 靖浩 保育実習指導Ⅰ 3 186 氏家 靖浩 保育実習指導Ⅱ 3 大迫 章史 187 佐野 裕子 174 佐々木貴弘 大迫 章史 佐野 裕子 174 氏家 靖浩 保育実習指導Ⅰ 専 門 科 目 保育実習Ⅱ(保育所) 3 保育表現技術 3 人間発達学科全教員 187 保育内容総論 2 東 義也 175 保育内容(健康) 2 佐野 裕子 175 保育内容(環境) 2 東 義也 176 保育内容(人間関係) 2 井上 孝之 176 幼児理解と教育相談 3 氏家 靖浩 188 保育内容(言葉) 2 三浦 主博 177 地域保育論 3 大迫 章史 189 保育内容(音楽とリズム) 2 岩淵 摂子 177 保育内容(身体と表現) 2 佐野 裕子 178 保育内容(造形と創造) 2 佐々木貴弘 178 指導法の研究 2 石森 絹枝 179 子どもと体育 2 佐野 裕子 179 188 佐々木貴弘 氏家 靖浩 幼稚園教育実習の研究 3 大迫 章史 189 佐野 裕子 岩淵摂・齋藤泰・佐々木有・ 3 声楽・器楽 3 社会福祉援助技術Ⅰ(保育士) 4 二ツ山 亮 社会福祉援助技術Ⅱ(保育士) 4 二ツ山 亮 191 佐野 裕子 乳児保育演習Ⅰ 4 尾形由美子 192 齋藤 泰子 乳児保育演習Ⅱ 4 尾形由美子 192 人間発達学科全教員 193 子どもと造形 2 佐々木貴弘 180 2 四家 昌博 180 幼稚園教育実習の研究 2 氏家 靖浩 大迫 章史 181 佐々木有子 2 岩淵 摂子 ピアノⅡ 子どもと音楽 ピアノⅠ 佐野 裕子 佐藤万利子 保育実習Ⅰ(保育所・施設) 3・4 181 北村 裕子 星 律子 190 190 191 氏家 靖浩 幼稚園教育実習の研究 岩淵 摂子 佐藤万・松村・四家 4 四家 昌博 大迫 章史 193 佐野 裕子 保育の心理学Ⅱ 3 氏家 靖浩 182 保育相談支援 3 氏家 靖浩 182 幼児教育心理学 3 宇野 忍 183 幼児教育の方法 3 宇野 忍 183 幼児教育の課程 3 大迫 章史 184 幼稚園教育実習 4 人間発達学科全教員 194 宇野 忍 教職実践演習(幼稚園) 4 大迫 章史 佐々木貴弘 xx 194 総 合 福 祉 学 科 学年 担 当 者 頁 医学概論Ⅲ 専 門 科 目 2 家子 敦子 195 医学概論Ⅳ 2 青柳 育子 195 認知症の理解 2 近岡 綾子 196 介護福祉基礎論Ⅰ 2 橘内真理子 196 介護の基本Ⅲ 2 雫石 理枝 197 介護の基本Ⅳ 2 雫石 理枝 197 生活支援技術基礎Ⅱ 2 吉田 弘美 198 家子 敦子 専 門 科 目 総合福祉実習Ⅱ 総合福祉実習指導Ⅱ 学年 2 2 国際福祉体験実習 2 介護福祉基礎論Ⅱ 3 半澤 啓子 生活支援技術Ⅰ 2 雫石 理枝 198 介護総合演習Ⅰ 2 2 吉田 弘美 生活支援技術Ⅱ 介護過程展開法Ⅱ 3 2 3 199 212 廣庭 裕 213 白川 充 213 志水田鶴子 214 廣庭 裕 214 吉田 弘美 215 橘内真理子 215 千葉よう子 介護総合演習Ⅱ 3 216 青柳 育子 217 家子 敦子 217 吉田 弘美 218 218 199 家子 敦子 200 三浦 和夫 吉田 弘美 200 青柳 育子 三浦 和夫 201 家子 敦子 吉田 弘美 216 橘内真理子 青柳 育子 青柳 育子 介護実習Ⅱ 志水田鶴子 早坂 聡久 山内 直子 介護過程展開法Ⅰ 頁 212 高澤まき子 望月 謙一 家子 敦子 担 当 者 白川 充 201 三浦 和夫 家子 敦子 介護実習Ⅲ 3 介護実習Ⅳ 4 青柳 育子 219 生活支援研究法 3 近岡 綾子 220 吉田 弘美 219 三浦 和夫 高齢者福祉論Ⅱ 2 中熊 靖 202 介護人類学 3 近岡 綾子 220 社会福祉史論 2 野口友紀子 202 介護福祉援助技術論 3 田渋あづさ 221 子ども家庭福祉論Ⅱ 2 大坂 純 203 ケアマネジメント論 3 家子 敦子 221 ソーシャルワーク論B 2 白川 充 203 福祉レクリエーション論Ⅰ 3 山内 直子 222 ソーシャルワーク論C 2 廣庭 裕 204 福祉レクリエーション論Ⅱ 3 山内 直子 222 223 社会保障論Ⅰ 2 郡山 昌明 204 レクリエーション技術Ⅰ 3 山内 直子 社会保障論Ⅱ 2 郡山 昌明 205 レクリエーション技術Ⅱ 3 山内 直子 223 公的扶助論 2 阿部 裕二 205 福祉経営特論 4 中熊 靖 224 障害者福祉論Ⅱ 2 志水田鶴子 206 青柳 育子 224 地域福祉論 2 大坂 純 206 大坂 純 225 介護福祉概論Ⅰ 2 廣庭 裕 207 家子 敦子 225 介護福祉概論Ⅱ 2 廣庭 裕 207 郡山 昌明 226 社会福祉法制論 2 大坂 純 208 志水田鶴子 226 白川 充 227 社会福祉援助技術演習Ⅰ 2 廣庭 裕 227 専門演習 3 白川 充 志水田鶴子 208 廣庭 裕 吉田 弘美 228 精神保健福祉論Ⅰ 2 郡山 昌明 209 インターンシップA 4 志水田鶴子 228 精神保健福祉論Ⅱ 2 郡山 昌明 209 インターンシップB 4 吉田 弘美 229 精神保健学Ⅰ 2 東 雅晴 210 卒業論文 4 総合福祉学科全教員 229 精神保健学Ⅱ 2 東 雅晴 210 精神保健福祉援助技術総論 2 郡山 昌明 211 総合福祉実習指導Ⅳ-A基礎論 2 大坂 純 郡山 昌明 高澤まき子 生活支援技術専門演習A 211 3 千葉よう子 半澤 啓子 安彦 滋夫 xxi 230 専 門 科 目 学年 担 当 者 頁 専 門 科 目 学年 担 当 者 頁 望月 謙一 230 精神科リハビリテーション学Ⅰ 3 半田 芳吉 242 社会福祉原論Ⅰ 3 半田 芳吉 231 精神科リハビリテーション学Ⅱ 4 半田 芳吉 243 社会福祉原論Ⅱ 3 半田 芳吉 231 国際福祉論 3 半田 芳吉 232 家族支援論 4 嘉村 藍 生活支援技術専門演習A 大坂 純 精神保健福祉援助演習 3 232 精神保健福祉援助技術各論 3 大坂 純 244 郡山 昌明 243 スクールソーシャルワーク論 4 志水田鶴子 233 教職福祉介護技術 3 吉田 弘美 244 終末ケア論 4 家子 敦子 233 教職福祉介護実習 4 吉田 弘美 245 ソーシャルワーク論D 3 廣庭 裕 234 医療ソーシャルワーク論Ⅰ 3 志水田鶴子 234 医療ソーシャルワーク論Ⅱ 3 志水田鶴子 235 社会福祉調査論 3 嘉村 藍 235 就労支援論Ⅰ 3 志水田鶴子 236 就労支援論Ⅱ 4 志水田鶴子 236 社会福祉行財政論 4 佐藤 英仁 237 福祉経営論 4 中熊 靖 237 司法福祉論 4 佐々木研二 238 ボランティア活動論 3 吉田 弘美 238 社会福祉計画論 4 佐藤 英仁 239 社会福祉研究法 3 白川 充 239 白川 充 社会福祉援助技術演習Ⅱ 3 志水田鶴子 240 廣庭 裕 白川 充 社会福祉援助技術演習Ⅲ 4 志水田鶴子 240 白川 充 総合福祉実習Ⅲ(社福) 3 総合福祉実習Ⅳ-B 4 志水田鶴子 245 廣庭 裕 総合福祉基礎実習Ⅳ-A 3 総合福祉実習Ⅳ-A(精神) 4 総合福祉実習指導Ⅲ(社福) 3 総合福祉実習指導Ⅳ-B 4 白川 充 大坂 純 郡山 昌明 大坂 純 郡山 昌明 246 246 247 白川 充 志水田鶴子 247 廣庭 裕 総合福祉基礎実習指導Ⅳ-A 3 総合福祉実習指導Ⅳ-A(精神) 4 生活支援とケアマネジメント 4 廣庭 裕 白川 充 大坂 純 郡山 昌明 大坂 純 郡山 昌明 志水田鶴子 248 248 249 249 青柳 育子 精神保健福祉論Ⅲ 3 大坂 純 241 精神医学Ⅰ 3 近藤 等 241 精神医学Ⅱ 3 近藤 等 242 特講A 4 家子 敦子 吉田 弘美 xxii 250 健康栄養学科・管理栄養専攻 専 門 科 目 学年 担 当 者 頁 健康栄養研究法Ⅰ 2 菱沼宏哉他11名 251 3 菱沼宏哉他11名 251 3~4 菱沼宏哉他12名 252 健康栄養研究法Ⅱ 健康栄養特別講義 食の英語 3 遊佐 重樹 252 栄養情報 2 佐々木裕子 253 公衆衛生学 2 鈴木 寿則 253 健康管理概論 2 鈴木 寿則 254 地域福祉論 2 鈴木 寿則 254 病理学Ⅱ 2 鈴木 裕一 255 食品加工学 2 岩淵せつ子 255 食品加工学実習 3 岩淵せつ子 256 食品衛生学実験 2 谷津 壽郎 256 調理学実習Ⅱ 2 宮下ひろみ 257 調理学実験 2 宮下ひろみ 257 栄養学実験 2 菱沼 宏哉 258 栄養学各論Ⅰ 2 山城 秋美 258 栄養学各論Ⅱ 2 山城 秋美 259 栄養学実習 2 山城 秋美 259 栄養指導論 2 神田あづさ 260 栄養カウンセリング論 3 栄養指導論実習 2 臨床栄養学各論 2 神田あづさ 丹野久美子 神田あづさ 小笠原初恵 岡本 智子 村岡 玲子 261 261 2 臨床栄養学実習Ⅱ 3 栄養アセスメント 2 栄養療法 3 村岡 玲子 263 公衆栄養学 3 佐々木裕子 264 公衆栄養学各論 3 公衆栄養学実習 3 佐々木裕子 265 給食経営管理Ⅰ 2 氏家 幸子 265 菊地香保理 小笠原初恵 菊地香保理 佐々木裕子 大江 裕子 学年 262 総合演習Ⅰ 3 264 頁 猪股恵美子 宮下ひろみ 267 小笠原初恵 臨地実習Ⅰ(校外実習) 3 臨地実習Ⅱ 3 臨地実習Ⅲ 3 氏家 幸子 神田あづさ 山城 秋美 宮下ひろみ 山城 秋美 猪股恵美子 267 268 268 小野 二美 食事介助演習 2 若生さと子 269 相澤 綾子 フードコーディネート論 3 宮下ひろみ 269 氏家 幸子 学校栄養教育論 3 大宮 尊義 270 岡崎 博子 氏家 幸子 学校栄養教育法 3 岡崎 博子 270 我妻 幸子 石出 信正 管理栄養演習Ⅰ 3 卒業論文 4 菱沼宏哉他11名 271 食品機能論 4 岩淵せつ子 272 菱沼 宏哉 271 神田あづさ 総合演習Ⅱ 4 佐々木裕子 272 大江 裕子 262 263 担 当 者 山城 秋美 260 臨床栄養学実習Ⅰ 猪股恵美子 専 門 科 目 臨地実習Ⅳ 4 佐々木裕子 273 食品開発論 4 正木 恭介 273 鈴木ちはる 消費者論 4 フードシステム論 4 忠田 吉弘 274 中尾 和美 管理栄養演習Ⅱ 4 4 川村 保 国家試験受験資格 必修科目担当教員 274 275 給食経営管理Ⅱ 2 氏家 幸子 266 管理栄養演習Ⅲ 健康栄養学科全教員 275 給食経営管理実習 2 氏家 幸子 266 栄養学総論Ⅰ(再履修) 2~4 菱沼 宏哉 276 総合演習Ⅰ 3 栄養学総論Ⅱ(再履修) 2~4 菱沼 宏哉 276 氏家 幸子 神田あづさ 267 xxiii 国 際 教 養 学 科 学年 担 当 者 頁 専 門 科 目 学年 担 当 者 頁 比較宗教論 専 門 科 目 3 徳田 幸雄 277 プログラミング演習Ⅱ 3 熊谷 健二 299 国際協力・援助論 2 高島 純子 277 応用文書処理演習 2 熊谷 健二 300 国際ボランティア論 2 高島 純子 278 応用表計算演習 2 熊谷 健二 300 言語文化論Ⅰ 3 砂澤 健治 278 コンピュータ・グラフィックス 3 熊谷 健二 301 言語文化論Ⅱ 3 砂澤 健治 279 ウェブデザイン論 2 紺野 美紀 301 ヨーロッパの歴史と文化Ⅲ 2 宮崎 正美 279 ITパスポートⅠ 2 紺野 美紀 302 ヨーロッパの歴史と文化Ⅳ 2 芳野 総子 280 ITパスポートⅡ 3 紺野 美紀 302 アメリカの歴史と文化Ⅲ 2 山田 恵 280 英語演習Ⅲ(初級) 2 遊佐 重樹 303 アメリカの歴史と文化Ⅳ 2 澤入 要仁 281 英語演習Ⅲ(中級) 2 横尾 元意 303 オセアニアの社会と文化 2 津上 誠 281 英語演習Ⅲ(上級) 2 矢口 洋生 304 イスラム社会と文化 2 徳田 幸雄 282 英語演習Ⅳ(初級) 2 遊佐 重樹 304 日本語と文化 2 大本 泉 282 英語演習Ⅳ(中級) 2 横尾 元意 305 東北の伝統と文化 2 高橋 泉 283 英語演習Ⅳ(上級) 2 矢口 洋生 305 世界の神話Ⅰ 2 アンソニー・スミス 283 イングリッシュ・グラマーⅠ 2 砂澤 健治 306 世界の神話Ⅱ 2 アンソニー・スミス 284 イングリッシュ・グラマーⅡ 2 砂澤 健治 306 世界の文学Ⅰ 2 芳野 総子 284 イングリッシュ・ライティングⅠ 3 横尾 元意 307 世界の文学Ⅱ 2 山田 恵 285 イングリッシュ・ライティングⅡ 3 横尾 元意 307 世界の文学Ⅲ 3 横尾 元意 285 オーラル・イングリッシュⅢ 2 イーディス・カミングス 308 世界の文学Ⅳ 3 横尾 元意 286 オーラル・イングリッシュⅣ 2 イーディス・カミングス 308 日本語学Ⅲ 2 三島 敦子 286 メディア・イングリッシュⅠ 2 アンソニー・スミス 309 日本語学Ⅳ 2 砂澤 健治 287 メディア・イングリッシュⅡ 2 アンソニー・スミス 309 日本語教育研究Ⅰ 2 三島 敦子 287 シネマ・イングリッシュⅠ 3 アンソニー・スミス 310 日本語教育研究Ⅱ 2 三島 敦子 288 シネマ・イングリッシュⅡ 3 アンソニー・スミス 310 日本語教育法Ⅰ 3 名嶋 義直 288 資格英語演習Ⅰ 2 山田 恵 311 日本語教育法Ⅱ 3 名嶋 義直 289 資格英語演習Ⅱ 2 矢口 洋生 311 日本語教育実習 4 大本 泉 289 資格英語演習Ⅲ 2 山田 恵 312 国際ビジネス論 3 高島 純子 290 視覚英語演習Ⅳ 2 遊佐 重樹 312 国際経済学 3 賈 軍 290 中国語コミュニケーションⅠ 3 賈 軍 313 国際経済開発論 3 賈 軍 291 中国語コミュニケーションⅡ 3 賈 軍 313 国際観光論 3 遊佐 重樹 291 ハングルコミュニケーションⅠ 3 劉 庭秀 314 観光ガイド英語 3 堤 博史 292 ハングルコミュニケーションⅡ 3 劉 庭秀 314 国際プロトコール 2 植竹由美子 292 アンソニー・スミス 315 マーケティング論 3 鈴木 好和 293 大本 泉 315 会計学演習Ⅰ 2 岡野 知子 293 砂澤 健治 316 会計学演習Ⅱ 2 岡野 知子 294 横尾 元意 316 2A 浅野 浩子 294 芳野 総子 317 2B 植竹由美子 295 矢口 洋生 317 秘書実務演習Ⅱ 2 植竹由美子 295 賈 軍 318 ビジネス・イングリッシュⅠ 2 芳野 総子 296 熊谷 健二 318 秘書実務演習Ⅰ 国際教養総合演習Ⅰ 3 ビジネス・イングリッシュⅡ 2 芳野 総子 296 山田 恵 319 ビジネス文書 2 植竹由美子 297 遊佐 重樹 319 ビジネス・インターンシップⅠ 3 植竹由美子 297 加藤 美紀 320 ビジネス・インターンシップⅡ 3 植竹由美子 298 植竹由美子 320 マルチメディア活用論 2 熊谷 健二 298 アンソニー・スミス 321 プログラミング演習Ⅰ 3 熊谷 健二 299 大本 泉 321 国際教養総合演習Ⅱ xxiv 3 専 門 科 目 国際教養総合演習Ⅱ 国際教養特別演習Ⅰ 国際教養特別演習Ⅱ 学年 3 4 4 担 当 者 頁 砂澤 健治 横尾 元意 専 門 科 目 担 当 者 頁 322 大本 泉 333 322 砂澤 健治 334 芳野 総子 323 横尾 元意 334 矢口 洋生 323 芳野 総子 335 賈 軍 324 矢口 洋生 335 熊谷 健二 324 賈 軍 336 山田 恵 325 熊谷 健二 336 遊佐 重樹 325 遊佐 重樹 337 加藤 美紀 326 山田 恵 337 植竹由美子 326 加藤 美紀 338 アンソニー・スミス 327 浅野 浩子 338 大本 泉 327 国内旅行実務 2 堤 博史 339 砂澤 健治 328 海外旅行実務 2 堤 博史 339 横尾 元意 328 卒業論文 4 国際教養学科全教員 340 芳野 総子 329 児童英語教育法Ⅰ 2 芳野 総子 340 矢口 洋生 329 児童英語教育法Ⅱ 2 芳野 総子 341 賈 軍 330 オーラル・イングリッシュⅠ 2 グレース・ジム 341 熊谷 健二 330 オーラル・イングリッシュⅡ 2 イーディス・カミングス 342 遊佐 重樹 331 情報ネットワーク論 2 熊谷 健二 342 山田 恵 331 セミナー・イン・イングリッシュⅠ 4 アンソニー・スミス 343 加藤 美紀 332 セミナー・イン・イングリッシュⅡ 4 矢口 洋生 343 浅野 浩子 332 国際教養現地実習 2~4 矢口 洋生 344 アンソニー・スミス 333 国際教養特別演習Ⅱ xxv 学年 4 教 職 課 程 科 目 担 当 者 頁 教育心理学 共 通 科 目 2 総福・管栄・国際 宇 野 忍 147 教育行政学 2 総福・管栄・国際 氏 家 靖 浩 147 教育内容論 2 総福・管栄・国際 朝 倉 充 彦 148 教育相談 3 総福・管栄・国際 氏 家 靖 浩 144 特別活動の研究 2 総福・管栄・国際 安 倍 啓 司 148 道徳教育の研究 2 管栄・国際 八 幡 恵 149 教育方法論 3 総福・管栄・国際 朝 倉 充 彦 159 生徒指導・進路指導論 3 総福・国際 菊 池 武 剋 160 生徒指導論 3 管栄 平 塚 345 教職福祉教育法 3 総福 半 田 芳 吉 345 教育実習の研究 3~4 総福 青 柳 育 子 346 4 総福 青 柳 育 子 346 朝 倉 充 彦 教育実習Ⅱ 教職実践演習(中・高) 学年 2 対 象 学 科 発達・総福・国際 牛 渡 淳 沼 学校栄養教育の実習の研究 3 4 管栄 学校栄養教育実習 4 管栄 教職実践演習(栄養) 4 管栄 澤 清 神 田 あづさ 宮 下 ひろみ 神 田 あづさ 宮 下 ひろみ 朝 倉 充 170 一 347 347 彦 牛 渡 淳 348 宮 下 ひろみ 中等英語教育法Ⅰ 2 国際 芳 野 総 子 348 中等英語教育法Ⅱ 3 国際 芳 野 総 子 349 中等英語教育法Ⅲ 3 国際 芳 野 総 子 349 中等英語教育法Ⅳ 4 国際 芳 野 総 子 350 教育実習の研究 3 国際 山 田 恵 350 教育実習の研究 4 国際 矢 生 351 教育実習Ⅰ 4 国際 矢 口 洋 生 351 教育実習Ⅱ 4 国際 矢 口 洋 生 352 xxvi 口 洋 2013(平成25)年度 シ ラ バ ス (2013年度入学生用) 共通科目 授業科目 キリスト教学ⅠA 担当教員 加藤 美紀 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:神がどのようなまなざしで私たちを見つめているのか、聖書を手がかりとして探り、一人ひ とりがかけがえのない存在として、神から愛されていることを知る。 授業概要:福音書が記すイエス・キリストの生涯とそのメッセージを理解するとともに、旧約・新約聖 書を貫く人間観を学ぶ。併せて、現代においてイエスに倣う生き方をした人々の足跡をたど り、キリスト教の本質を探る。 授業計画:1.ガイダンス(1)今学期の予定 受講の心構え 2.ガイダンス(2)イエス・キリストとキリスト教 3.ガイダンス(3)本学創立の歴史と建学の精神 シャルトル聖パウロ修道女会 4.イエスの12弟子と福音書 5.福音書にみるイエスの母マリア 6.福音書にみるイエスの奇跡 7.イエスのたとえ話にみる神の国のメッセージ(1)ルカ15章 8.イエスのたとえ話にみる神の国のメッセージ(2)ルカ10章・ルカ19章 9.イエスの十字架と復活 10.修養会 11.旧約聖書の創世記・イザヤ書にみる人間観 12.新約聖書の使徒聖パウロ書簡にみる人間観 13.イエスの生き方に倣った人々(1)アウシュヴィッツの聖人コルベ神父 14.イエスの生き方に倣った人々(2)カルカッタの聖女マザー・テレサ 15.イエスの生き方から学ぶ平和な世界のつくり方 評価方法:出席状況、授業態度、毎回のリアクション・ペーパーの内容を総合的に評価して判定する。 教 科 書: 『小型新約聖書』新共同訳(日本聖書協会)…聖書をお持ちの方は購入する必要がありません 仙台白百合女子大学キリスト教ハンドブック 参 考 書:プリント(適宜配布) 履修上の注意点:遅刻・欠席・私語のないように心がけ、積極的に参加することを望みます。 (準備学習を含む) ※6月の修養会参加を授業時数に組み入れる。 授業科目 キリスト教学ⅠB 担当教員 加藤 美紀 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:現代世界に生きる私たちが直面する具体的な課題に対して、イエス・キリストの生涯がどの ような意味で福音(幸いのメッセージ)となりうるのか、キリスト教的価値観から現代社会 の諸問題を捉え直す視点および方法論を学ぶ。 授業概要:21世紀に生きる私たちと2000年前に生まれたイエス・キリストとは、どのような関わりがあ るのだろうか。後期は、イエスが生きた福音的価値観を通して現代世界と向き合う態度を学 ぶことにより、普遍的かつ個別的な生きる意味を探求するための手がかりを探る。 授業計画:1.生きる意味を求めて V.E.フランクル『夜と霧』 2.福音的価値観とは何か(1) 『星の王子様』と『源氏物語』にみる愛の概念 3.福音的価値観とは何か(2) ジブリ作品『千と千尋の神隠し』にみる自分探し 4.現代世界と福音的価値観(1) 人工遺伝子操作といのちの商品化 5.現代世界と福音的価値観(2) 出生前診断と生命倫理 6.現代世界と福音的価値観(3) ターミナルケアと人間の尊厳 7.現代世界と福音的価値観(4) 死生学の展開 8.現代世界と福音的価値観(5) 死刑制度をめぐる国際的動向 9.現代世界と福音的価値観(6) エイズ、ハンセン病と人権 10.現代世界と福音的価値観(7) パレスチナ問題と世界平和 11.クリスマスについて 12.クリスマス・ミサ 13.社会的マイノリティとの共生 べてるの家、性同一性障害者の自助グループ 14.愛について C.S.ルイス『四つの愛』、『美女と野獣』 15.イエスの生き方に学ぶ幸せな人生 評価方法:出席状況、授業態度、毎回のリアクション・ペーパーの内容、学期末レポートを総合的に評 価して判定する。 教 科 書: 『小型新約聖書』新共同訳(日本聖書協会) 参 考 書:プリント(適宜配布) 履修上の注意点:遅刻・欠席・私語のないように心がけ、積極的に参加することを望みます。 (準備学習を含む) ※ 12 月のクリスマスミサ参加を授業時数に組み入れる。 1 共通科目 授業科目 英語ⅠA 担当教員 横尾 元意 対象学科・学年:発達1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:イギリス19世紀耽美主義を代表するOscar Wildeの児童文学に類する短編作品の平易な英語 から英語の基本的な語彙・構造を理解させたい。さらには、児童文学への興味を起こさせる ことができればと考えている。 授業概要:Oscar Wilde(1854-1900)の短編集を順次担当してもらい講読していく。彼の童話は大人 の童話と呼ばれるように、独特の皮肉、逆説、ユーモアが織り込まれており、文体も装飾的 でリズミカルである。犠牲の崇高さ、悲哀の価値、同情と愛情の美しさなどを味読して欲し いと思っている。 授業計画:1.著者と作品の説明 2.The Happy Prince(pp.1-3) 3.The Happy Prince(pp.3-5) 4.The Happy Prince(pp.5-7) 5.The Happy Prince(pp.7-9) 6.The Happy Prince(pp.9-11) 7.The Happy Prince(pp.11-13) 8.The Happy Prince(pp.13-15) 9.The Happy Prince(pp.15-17) 10.The Happy Prince(pp.17-19) 11.The Happy Prince(pp.19-20) 12.The Selfish Giant(pp.2-23) 13.The Selfish Giant(pp.23-25) 14.The Selfish Giant(pp.25-27) 15.The Selfish Giant(pp.27-30) 16.まとめと試験 評価方法:授業への取り組み(20パーセント)、 出席状況(20パーセント)、 定期試験(60パーセント) を目安に評価する。 教 科 書:オスカー・ワイルド『(英文)幸福な王子』小倉多加志注釈(南雲堂) 参 考 書: 履修上の注意点:受講者は予習が必須である。 (準備学習を含む) 授業科目 英語ⅠA 担当教員 遊佐 重樹 対象学科・学年:発達1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 標準とされる英語発音を身につけ、それらを正確に聞き取る能力を養う。イディオム学習 を通じて、言語と文化の関わりに目を向ける姿勢を養う。大学生として身につけておくべき 基本単語を覚える。 授業概要: 大学生として身につけておくべき基本単語を、ジャンル別に紹介する。英語のネイティブ スピーカーの自然な発声技術を習得するために、発音練習を行う。言語と文化との関わりを 理解できるように、イディオムの由来を紹介する。 授業計画:1.Introduction 2.アメリカ文化講義(1) 3.単語① 発音① 4.単語② 発音② 5.単語③ 発音③ 6.単語④ 発音④ 7.単語⑤ 発音⑤ 8.アメリカ文化講義(2)・単語テスト 9.単語⑥ イディオム① 10.単語⑦ イディオム② 11.単語⑧ イディオム③ 12.単語⑨ イディオム④ 13.単語⑩ イディオム⑤ 14.アメリカ文化講義(3)・単語テスト 15.まとめと復習 16.期末テスト 評価方法:出席状況(20点)、授業態度(20点)、単語テスト(10点)、異文化理解のためのレポート(20 点)、期末テスト(30点) 教 科 書:プリント教材 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:・大きな声を出して発音練習に取り組むこと。 ・予習を前提に授業を進めるので、各自、 (準備学習を含む) 指示内容に真剣に取り組んだ上で授業に臨むこと。 ・必ず初回の授業から出席すること。 2 共通科目 授業科目 英語ⅠA 担当教員 アンソニー・スミス 対象学科・学年:心福1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:文法力を強化し、英文読解力の向上を目指す。 授業概要:健康、 スポーツ、歴史、経済、環境など多様なトピックを扱うリーディング教材を使用し、語彙、 内容理解、文法、ダイアログのディクテーションなど多様な練習問題を通して英文読解力を 強化していく。 授業計画:1.Introduction 2.Health: Old Friends and Wine are Best 3.Exercises 4.Shopping: Hakata Dolls 5.Exercises 6.Sports: On the Ropes 7.Exercises 8.Travel: Engines of Growth 9.Exercises 10.Art & Design: The Sense of Beauty in Japan 11.Exercises 12.Nature: In the Buck of Beyond 13.Exercises 14.Social Issues: Nagasaki 15.Exercises 16.試験 評価方法:出席20% 筆記試験80% 教 科 書:Interactive English Book for Reading Book 1 (松柏社) 参 考 書:追って指示する。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 英語ⅠA 担当教員 砂澤 健治 対象学科・学年:心福1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 世界各地にまつわる興味深いエピソードを平易な英文で読むことにより、英語の基礎的な 読解力を養います。 授業概要: 授業では、毎回各自に割り当てられた箇所について、口頭で発表してもらいます。また、 折に触れ、VHS、DVD 教材を視聴してもらいます。 授業計画:(1)オリエンテーション (2)ビデオ学習 (3)Queen Mary's Necklace(Part 1) (4)Queen Mary's Necklace(Part 2) (5)The Man Who Found Nessie(Part 1) (6)The Man Who Found Nessie(Part 2) (7)The Song of Death(Part 1) (8)The Song of Death(Part 2) (9)Amazing ESP(Part 1) (10)Amazing ESP(Part 2) (11)The Predictions of Nostradamus(Part 1) (12)The Predictions of Nostradamus(Part 2) (13)Practice ① (14)Practice ② (15)まとめ (16)定期試験 評価方法: (1)平常点30% (2)定期試験70% 教 科 書:Brian Powle et al., Story Time - Further Readings in Easy English(南雲堂) 参 考 書:授業の中で指示します。 履修上の注意点:教科書は、英語ⅠBでも継続して使用します。 (準備学習を含む) 3 共通科目 授業科目 英語ⅠA 担当教員 遊佐 重樹 対象学科・学年:管栄1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 標準とされる英語発音を身につけ、それらを正確に聞き取る能力を養う。イディオム学習 を通じて、言語と文化の関わりに目を向ける姿勢を養う。大学生として身につけておくべき 基本単語を覚える。 授業概要: 大学生として身につけておくべき基本単語を、ジャンル別に紹介する。英語のネイティブ スピーカーの自然な発声技術を習得するために、発音練習を行う。言語と文化との関わりを 理解できるように、イディオムの由来を紹介する。 授業計画:1.Introduction 2.アメリカ文化講義(1) 3.単語① 発音① 4.単語② 発音② 5.単語③ 発音③ 6.単語④ 発音④ 7.単語⑤ 発音⑤ 8.アメリカ文化講義(2)・単語テスト 9.単語⑥ イディオム① 10.単語⑦ イディオム② 11.単語⑧ イディオム③ 12.単語⑨ イディオム④ 13.単語⑩ イディオム⑤ 14.アメリカ文化講義(3)・単語テスト 15.まとめと復習 16.期末テスト 評価方法:出席状況(20点)、授業態度(20点)、単語テスト(10点)、異文化理解のためのレポート(20 点)、期末テスト(30点) 教 科 書:プリント教材 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:・大きな声を出して発音練習に取り組むこと。 ・予習を前提に授業を進めるので、各自、 (準備学習を含む) 指示内容に真剣に取り組んだ上で授業に臨むこと。 ・必ず初回の授業から出席すること。 授業科目 英語ⅠA 担当教員 熊谷 治子 対象学科・学年:管栄1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:英語の基礎力を身につける。 イギリスの文化や国際社会への理解を深め、 自分を客観視できる。 授業概要:イギリス各地の情報が英語で記されたテキストを用いて、文法、読解、リスニング、発音等 の技能を習得する。 授業計画:1 Introduction 2 London1 3 London2 4 London3 5 London4 6 Palaces 7 Review 8 Brighton 9 Stonehenge 10 Oxbridge 11 Stratford-upon-Avon 12 Robin Hood 13 Lincoln 14 York 15 Review 評価方法:筆記試験(60%) 授業態度及び出席(40%) 教 科 書:Looking Around England(NANʼUN-DO, 2012) 参 考 書: 履修上の注意点:英和辞典を毎回持参すること。毎回の授業で全員一回英文和訳等の発言が求められる。 (準備学習を含む) 4 共通科目 授業科目 英語ⅠB 担当教員 横尾 元意 対象学科・学年:発達1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:イギリスの耽美主義を代表するOscar Wildeによる児童文学に類する作品を取り扱い、平易 な表現から英語の基本的な語彙・構造を把握させたい。さらには、児童文学への導入になる ことを目標にしたい。 授業概要:英語IAにつづいて、Oscar Wilde の短編を講読していきます。 授業計画:1.The Devoted Friend(pp.33-35) 2.The Devoted Friend(pp.35-37) 3.The Devoted Friend(pp.37-39) 4.The Devoted Friend(pp.39-41) 5.The Devoted Friend(pp.41-43) 6.The Devoted Friend(pp.43-45) 7.The Devoted Friend(pp.45-47) 8.The Devoted Friend(pp.47-49) 9.The Devoted Friend(pp.49-51) 10.The Nightingale and the Rose(pp.16-18) 11.The Nightingale and the Rose(pp.18-20) 12.The Nightingale and the Rose(pp.20-22) 13.The Nightingale and the Rose(pp.22-24) 14.The Nightingale and the Rose(pp.24-26) 15.The Nightingale and the Rose(pp.26-28) 16.まとめと試験 評価方法:授業への取り組み(20パーセント)と出席状況(30パーセント)と定期試験(50パーセント) を考慮して評価する。 教 科 書:プリント使用 参 考 書: 履修上の注意点:受講者は予習が必須である。 (準備学習を含む) 授業科目 英語ⅠB 担当教員 遊佐 重樹 対象学科・学年:発達1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 機械的な英文和訳にとどまらない効果的な読解力を身につける。前期開講の『英語ⅠA』 に引き続き、大学生として身につけておくべき基本単語を覚える。 授業概要: 現代事象に関する様々な英文(新聞記事等)を読む。まずskimしてframeを頭の中に作り、 その中に詳しく情報を埋め込む作業を通じて、効果的な読解力を身につけることを目指して 授業を進める。授業は、プレゼンテーションソフトを用いて効果的に行う。大学生として身 につけておくべき基本単語を、ジャンル別に紹介する。 授業計画:1.Introduction 2.単語① プリント①(NEWSWEEK) 3.単語② プリント①(NEWSWEEK) 4.単語③ プリント②(TIME) 5.単語④ プリント②(TIME) 6.単語⑤ プリント③(The Daily Yomiuri) 7.単語⑥ プリント③(The Daily Yomiuri) 8.アメリカ文化講義(1)・単語テスト 9.単語⑦ プリント④(International Herald Tribune) 10.単語⑧ プリント④(International Herald Tribune) 11.単語⑨ プリント⑤(The Japan Times) 12.単語⑩ プリント⑤(The Japan Times) 13.単語⑪ プリント⑤(The Japan Times) 14.アメリカ文化講義(2)・単語テスト 15.まとめ 16.期末テスト 評価方法:出席状況(20点)、授業態度(20点)、単語テスト(10点)、異文化理解のためのレポート(20 点)、期末テスト(30点) 教 科 書:プリント教材 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:・予習を前提に授業を進めるので、各自、指示内容に真剣に取り組んだ上で授業に臨 (準備学習を含む) むこと。・必ず初回の授業から出席すること。 5 共通科目 授業科目 英語ⅠB 担当教員 アンソニー・スミス 対象学科・学年:心福1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:文法力を強化し、英文読解力の向上を目指す。 授業概要:健康、 スポーツ、歴史、経済、環境など多様なトピックを扱うリーディング教材を使用し、語彙、 内容理解、文法、ダイアログのディクテーションなど多様な練習問題を通して英文読解力を 強化していく。 授業計画:1.Introduction 2.Gender: Itʼs a Manʼs World - in Japan 3.Exercises 4.Entertainment: J-pop and the World 5.Exercises 6.Comparative Culture: Group Consciousness vs. the Individual 7.Exercises 8.Science: Genetically Modified Foods 9.Exercises 10.Environment: Plugged in to the Future - the Electric Car 11.Exercises 12.Sleep & Dream: Sleep 13.Exercises 14.Taste: Coffee or Tea? 15.Exercises 16.試験 評価方法:出席20% 筆記試験80% 教 科 書:Interactive English Book for Reading Book 1 (松柏社) 参 考 書:追って指示する。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 英語ⅠB 担当教員 砂澤 健治 対象学科・学年:心福1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 世界各地にまつわる興味深いエピソードを平易な英文で読むことにより、英語の基礎的な 読解力を養います。 授業概要: 授業では、毎回各自に割り当てられた箇所について、口頭で発表してもらいます。また、 折に触れ、VHS、DVD 教材を視聴してもらいます。 授業計画:(1)オリエンテーション (2)ビデオ学習 (3)Life after Death(Part 1) (4)Life after Death(Part 2) (5)England's Ghost House(Part 1) (6)England's Ghost House(Part 2) (7)The Great Wall of China(Part 1) (8)The Great Wall of China(Part 2) (9)The Medical Miracle of Acupuncture(Part 1) (10)The Medical Miracle of Acupuncture(Part 2) (11)The Real Sherlock Holms(Part 1) (12)The Real Sherlock Holms(Part 2) (13)Practice ① (14)Practice ② (15)まとめ (16)定期試験 評価方法: (1)平常点30% (2)定期試験70% 教 科 書:Brian Powle et al., Story Time - Further Readings in Easy English(南雲堂) 参 考 書:授業の中で指示します。 履修上の注意点:教科書は、英語ⅠAで使用したものと同じです。 (準備学習を含む) 6 共通科目 授業科目 英語ⅠB 担当教員 遊佐 重樹 対象学科・学年:管栄1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 機械的な英文和訳にとどまらない効果的な読解力を身につける。前期開講の『英語ⅠA』 に引き続き、大学生として身につけておくべき基本単語を覚える。 授業概要: 現代事象に関する様々な英文(新聞記事等)を読む。まずskimしてframeを頭の中に作り、 その中に詳しく情報を埋め込む作業を通じて、効果的な読解力を身につけることを目指して 授業を進める。授業は、プレゼンテーションソフトを用いて効果的に行う。大学生として身 につけておくべき基本単語を、ジャンル別に紹介する。 授業計画:1.Introduction 2.単語① プリント①(NEWSWEEK) 3.単語② プリント①(NEWSWEEK) 4.単語③ プリント②(TIME) 5.単語④ プリント②(TIME) 6.単語⑤ プリント③(The Daily Yomiuri) 7.単語⑥ プリント③(The Daily Yomiuri) 8.アメリカ文化講義(1)・単語テスト 9.単語⑦ プリント④(International Herald Tribune) 10.単語⑧ プリント④(International Herald Tribune) 11.単語⑨ プリント⑤(The Japan Times) 12.単語⑩ プリント⑤(The Japan Times) 13.単語⑪ プリント⑤(The Japan Times) 14.アメリカ文化講義(2)・単語テスト 15.まとめと復習 16.期末テスト 評価方法:出席状況(20点)、授業態度(20点)、単語テスト(10点)、異文化理解のためのレポート(20 点)、期末テスト(30点) 教 科 書:プリント教材 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:・予習を前提に授業を進めるので、各自、指示内容に真剣に取り組んだ上で授業に臨 (準備学習を含む) むこと。・必ず初回の授業から出席すること。 授業科目 英語ⅠB 担当教員 熊谷 治子 対象学科・学年:管栄1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:英語の基礎力を身につける。 イギリスの文化や国際社会への理解を深め、 自分を客観視できる。 授業概要:イギリスの各地の情報が英語で記されたテキストを用いて、文法、読解、リスニング、発音 等の技能を習得する。 授業計画:1 Introduction 2 Yorkshire 3 The Lake District 4 Liverpool 5 The Peak National Park 6 A Wedding 7 Dover 8 Review 9 The Cotswolds 10 People 11 London5 12 London6 13 London7 14 London8 15 Review 評価方法:筆記試験(60%) 授業態度予備出席(40%) 教 科 書:Looking Around England(NANʼUN-DO, 2012) 参 考 書: 履修上の注意点:英和辞典を毎回持参すること。毎回の授業で全員一回英文和訳等の発言が求められる。 (準備学習を含む) 7 共通科目 授業科目 ドイツ語ⅠA 担当教員 遊佐真紀子 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: ドイツ語の発音、初級文法を学習するとともに、「聞く」「話す」「読む」「書く」能力を習 得する。自己紹介ができ自分の気持ちや行動が表現できる程度の語学力をつけることを目標 とする。 授業概要: ドイツ語で使用する文字・アルファベート、発音に始まり、初級文法の基礎を学習する。 テキストおよび練習問題のプリントなどに沿って進める。各課終了後に小テストを実施して 理解度をはかる。また、ビデオ教材などを活用し、現代ドイツ語圏の生活や文化に触れる。 授業計画:1)イントロダクションとアルファベート 2)つづりと発音 3)動詞の人称変化 4)sein/habenの人称変化 5)疑問文 6)名詞の性 7)定冠詞、不定冠詞 8)所有冠詞、否定冠詞 9)人称代名詞 10)不規則動詞、数詞 11)命令文 12)名詞の複数形 13)冠詞類 14)前置詞 15)まとめと復習 16) 前期期末試験 評価方法:1)出席(30点) 2)授業態度(20点) 3)小テスト(20点) 4)期末試験(30点) 以 上を総合して評価する。 教 科 書: 『リュックの中にドイツ語を』納谷昌宏著(郁文堂) 参 考 書:辞書や検定用問題集等、授業内で適宜紹介する。 履修上の注意点:外国語学習に特別な才能は必要ありませんが、休まずコツコツ積み上げていく努力が (準備学習を含む) 不可欠です。授業中の口頭練習には積極的に取り組み、新しい外国語を学ぶ楽しさを 味わって下さい。 授業科目 ドイツ語ⅠB 担当教員 遊佐真紀子 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: ドイツ語の「聞く」「話す」「読む」「書く」能力を、引き続きバランスよく習得する。論 理的に意見を述べたり、過去や仮定の内容も表現できる語学力をつけることを目標とする。 授業概要: ドイツ語ⅠAに引き続き、初級文法を学習するとともに、コミュニケーションのための基 礎的な表現を学ぶ。テキストおよび練習問題のプリント等に沿って進める。各課終了後に小 テストを実施して理解度をはかる。また、ビデオ教材などを使って現代ドイツ語圏の生活や 文化に触れる。 授業計画:1)話法の助動詞(1) 2)話法の助動詞(2) 3)分離動詞 4)zu不定詞 5)再帰表現 6)形容詞 7)動詞の3基本形 8)現在完了形(1) 9)現在完了形(2) 10)比較表現 11)受動形 12)関係代名詞 13)副文 14)接続法 15)まとめと復習 16)後期期末試験 評価方法:1)出席(30点) 2)授業態度(20点) 3)小テスト(20点) 4)期末試験(30点) 以 上を総合して評価する。 教 科 書: 『リュックの中にドイツ語を』納谷昌宏著(郁文堂) 参 考 書:授業内で適宜紹介する。 履修上の注意点:初級ドイツ語は、前期、後期をもってほぼ全般を学習します。後期になると表現力が (準備学習を含む) 身について、語学を学ぶ楽しさが増します。積極的に授業に取り組んで、それをぜひ 実感して下さい。 8 共通科目 授業科目 フランス語ⅠA 担当教員 大槻多惠子 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1.複言語の学習を通し、様々な文化、価値観への興味を持ち理解する態度を育てる。 2.複言語の学習を通し、言語分析力、言語に対する感受性を育てる。 3.フランス語初級文法習得、1年次11月に仏検5級、2年次11月に仏検4級レベルを目標とする 4.1年終了で自分についての基本情報を相手に伝達、相手から同じ内容の情報を聞き出せることを目 標とする。 授業概要: フランス語をゼロから学ぶ学生を対象とし、初級文法と基礎的コミュニケーション能力の獲得をめざ す。語彙や表現は基本的なものに限り、日常での使用を目的とするものである。教科書は練習問題が多 く、それらの練習問題を通し学習内容の理解・応用を図り、さらには宿題・小テストで学習の定着を図る。 また、各課の終わりにはヴィデオを通して、フランス文化の様々な紹介が行われる。1年次はフランス 本国の文化、2年次で世界の中のフランス語圏の文化を取り扱う。 授業計画:1.オリエンテーション+フランスとフランス語のイメージ形成 2. 発音+1課 3+4. 2課 国籍、職業、名前をいう(数1~ 10) 5+6. 2課 住んでいるところ、基本の規則動詞(数11 ~ 20) 7+8. 3課 否定形、言語と飲み物・食べ物(数30 ~ 69) 9+10. 4課 兄弟、身の回りの物 11+12. 5課 人物、事物の描写(形容詞)、尋ねる(疑問詞1) 13+14. 6課 物の位置(数70 ~ 100) 15. 7課 好みをいう、形容詞の性数一致 16. 前期末試験 評価方法:期末試験(60%)+平常点(40%) 平常点=宿題、小テスト、授業への参加度 教 科 書:カフェ・フランセ ニコラ・ガイヤール他著 朝日出版社 2500円 ISBN978-4-255-35207-7 参 考 書:ルディコ現代仏和辞典(白水社)クラウン仏和辞典(三省堂)プチロワイヤル仏和辞典(旺文社)パスポー ト初級仏和・和仏小事典。電子辞書に関してはクラウン、ロワイヤル仏和・和仏に準ずるものを搭載し ている辞書を選択するように勧める。 履修上の注意点:大学の授業は一回 90 分です。たった一回の欠席でも大きな遅れになるので注意してください。 (準備学習を含む) 宿題はかならず準備すること、復習と予習をすることになります。また、教室の中だけではなく、 自分たちの生活の中で、諸外国のニュースにアンテナを張り巡らせて下さい。 授業科目 フランス語ⅠB 担当教員 大槻多惠子 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1.複言語の学習を通し、様々な文化、価値観への興味を持つ態度を育てる。 2.複言語の学習を通し、言語分析力、言語に対する感受性を育てる。 3.フランス語初級文法習得、1年次11月に仏検5級、2年次11月に仏検4級レベルを目標 とする。 4.1年終了で自分についての基本情報を相手に伝達、相手から同じ内容の情報を聞き出せ ることを目標とする。 授業概要:前期に準ずる 授業計画:1. 前期の復習 2+3. 8課 着るもの(洋服・色)、比較、天候表現 4+5. 9課 食事・部分冠詞 6+7. 10課 場所、人を誘う、~したい 8+9. 11課 時刻、代名動詞、毎日の習慣 10+11. 12課 ある人についての情報を得る、目的格代名詞 12+13. 13課 過去のことを語るー複合過去と半過去 14. 14課+15課 過去(2)、命令形 15. 15課 近接未来と近接過去 16. 後期末試験 評価方法:前期に準ずる。 教 科 書:カフェ・フランセ ニコラ・ガイヤール他著 朝日出版社 2500円 ISBN978-4255-35207-7 参 考 書:ルディコ現代仏和辞典(白水社)クラウン仏和辞典(三省堂)プチロワイヤル仏和辞典(旺 文社)パスポート初級仏和・和仏小事典電子辞書に関してはクラウン仏和・和仏搭載のもの。 後期11月の仏検5級受験者にはDEPF=NIVEAU5を勧める。 履修上の注意点:前期フランス語1Aを履修していること。 (準備学習を含む) 9 共通科目 授業科目 スペイン語ⅠA 担当教員 西井 園枝 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:まずスペイン語の発音をしっかり身につけること。スペイン語の発音の仕方や読み方は基本的にローマ字ととても近く、 日本人にとってはとても発音しやすい言語である。発音の規則をしっかりと覚え、初見の単語でも正確に発音できるよ うになること。 動詞SERやTENERを使って表現できる内容に触れながら疑問詞の意味、前置詞の使い方などを覚え、またスペイン語 の動詞の活用のリズムにも慣れること。 前期の終わりにはスペイン語での簡単な自己紹介や第三者の紹介ができ、初対面の相手との会話の中や日常会話でよく 使われるような簡単な質問を理解して、それに対する自分なりの答えを返すことができるようになって欲しい。 授業概要: テキストプリントと練習問題のプリントを使用して授業を進めていく。また、毎回音楽を聴いたり、映像も活用して スペイン語圏の文化や生活風景にもなるべく触れて行きたい。 毎回授業の初めに何人かをランダムに当てて、スペイン語での会話や前回までの授業内容の復習などを行う。予習は 必要ないが、積み重ねが大事なのでほぼ毎回出る宿題も含め復習は必ずすること。 授業計画:1 オリエンテーション: 評価方法、受講上のルールの詳しい説明。 スペイン語についての基本的な知識。受講希望者は必ず出席すること。 2~4 スペイン語の音に慣れる アルファベットと発音の仕方 スペイン語の発音はローマ字読みに極めて近く、とても規則的である 5~6 テスト① (約30 ~ 35分) スペイン語のアルファベット、発音 動詞SERの活用/その用法 「~は・・・です」 職業、性格、性質等を表現する 7 動詞SERを使って自己紹介 簡単な疑問文に答える 数字を覚える 時刻の読み方 8 SÍ / NO を使った答え方 国名、国籍 9 動詞SERのまとめ 会話文を作る 10~11 テスト② (約30 ~ 35分) 動詞SERの活用、作文、日本語訳 名詞の性と数 職業や立場に関する名詞の男性形、女性形 名詞の複数形の語尾変化など 12 形容詞の語尾変化の規則 名詞の性別、単・複数によって変化する 13 動詞TENERの活用形/使い方 英語の”to have” に当たり年齢・身体的特徴・一時的な健康状況などを 表すことができる動詞 14 動詞TENER 日常会話の中で頻繁に使われる表現、用法 15 動詞GUSTAR 「~が好きだ」と言う表現 特殊な用法の動詞に慣れる 16 テスト③ (約30 ~ 35分) 名詞・形容詞の語尾変化 動詞TENERの活用・用法 まとめ 評価方法:出席点、3回のテストの平均点、提出課題の点数からこの3つの要素の平均点を出し、さらに受講態度(積極性)を+(も しくは-)α要素として考慮し、最終的な評価を出す。 教 科 書:プ リントを使用しての授業となります。A4用のファイルを2部を準備しておくこと。 参 考 書: 『 ポケット プログレッシブ西和・和西辞典』編者:高垣敏博 小池和良 ほか(小学館) 履修上の注意点:宿題がほぼ毎回出ます。復習が何より大事なのでしっかりやってくること。辞書は必ず購入すること。また、 (準備学習を含む) ⅠAを履修する学生はⅠBまで続けて履修することを強く希望する。 授業科目 スペイン語ⅠB 担当教員 西井 園枝 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: ⅠAに引き続きスペイン語の基礎のひととおりの習得を目的とする。スペイン語の日常会話でよく耳にする 表現、決まり文句なども会話の中で使えるようになって欲しい。相手から言われたことを理解するだけではなく、 自分の伝えたいことをスペイン語で発信できるような力をつけてもらいたい。 殆どの人にとって一番親しみ深い外国語であろう英語と違う点(形容詞の位置、男性形/女性形の区別など) に慣れ、辞書を活用してスペイン語らしい文章が自分で作れるように努力すること。 最終的にはスペイン語検定6級合格程度の力をつけることを目標とする。 授業概要: IAと同様プリントを使用しての授業となる。テキストの中でも、食べ物や生活習慣、有名な観光地や買い 物に関してのトピックをなるべく取り上げ、そのテーマに沿った映像などを活用して、興味を持って内容を理 解してもらえるようにしたい。宿題はほぼ毎回出るので、復習も兼ねてしっかりやってくること。 授業計画:1 ⅠAの復習 2 名詞の性 無生物の名詞の性別の見分け方 定冠詞/不定冠詞 3~4 作文 動詞ESTARの活用と使い方 動詞SERとの使い分け 5 動詞ESTARの用法 現在進行形ほか 6 テスト①(30 ~ 35分)名詞・形容詞の性・数変化 作文 動詞ESTARの活用と意味もの/人の場所 を言い表す二つの動詞であるESTARとHAYの違い 7~8 動詞 IR ~に行く/~するつもりです 英語の“to go”に当たる動詞IRを使っての色々な表現。簡単な未来形の作り方。 9 -AR動詞の規則活用:ボキャブラリーを増やす・いろいろな文章を作る。 10 Vamos a ~ (Let's ~)の表現 現在進行形など 11 テスト②(30 ~ 35分)動詞ESTARとHAYの用法の違い 動詞IR –AR動詞の規則活用 -ER、-IR動詞の規則活用:ボキャブラリーを増やす・いろいろな文章を作る。 12 不規則動詞QUERER ~が欲しい/~がしたい 13 不規則動詞PODER ~できる 義務・禁止の表現 14 今まで学んだ表現を使って色々な文章を書き換えてみる 15 前置詞の意味 16 テスト③(30 ~ 35分) -ER, -IR動詞の規則活用 文章の書き換え まとめ 評価方法:IAと同様、出席点、3回のテストの平均点、提出課題の点数からこの3要素の平均点を出し、さらに受講態度(積 極性)を+(もしくは-)α要素として考慮し、最終的な評価を出す。 教 科 書:前期に引き続き、プリントを使用しての授業です。前期以上に辞書を使う頻度が高くなるので、忘れずに持っ てくること。 参 考 書: 『ポケット プログレッシブ西和・和西辞典』編者:高垣敏博 小池和良 ほか(小学館) 履修上の注意点:ス ペイン語 IA 単位取得者が対象の授業です。語学は積み重ねが大事なので前回までやったところはしっ (準備学習を含む) かり復習してその都度疑問点を残さないようにすること。ⅠBの授業では前期よりもボキャブラリーが 広がり、かなり色々な表現ができるようになるので、スペイン語を書くだけではなく、頭の中で思った ことをすぐに言葉にして会話を続けることに慣れて行って欲しい。 10 共通科目 授業科目 中国語ⅠA 担当教員 井上 浩一 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:中国語の発音体系を習得し、初歩的な語法を身につける。 授業概要:中国語には日本語と異なる発音の体系があります。この授業ではまずそれを学習し、発音を 聞き分ける練習を繰り返すことで定着させます。 その後語法を初歩的なものから一つ一つ学んでいき、文を声に出して読む練習・作文練習や リスニングなどの「トレーニング」を繰り返して一つ一つ身につけていきます。 授業計画:1.導入:授業についての説明 2.第1課 発音(1)声調・単母音・複母音 3.第2課 発音(2)子音 4.第3課 発音(3)鼻母音 5.第4課 発音(4)あいさつ言葉 など 6.第5課(1) 「AはBです」・「はい」「いいえ」で答える疑問文 7.第5課(2) 名前の聞き方と答え方 8.第6課(1) 動詞述語文・「~も」「みんな~」 9.第6課(2) 「AそれともB?」と尋ねる疑問文 10.第7課(1) 「~は?」と訪ねる疑問文 11.第7課(2) 「これ」「あれ」の言い方・「~の…」 12.前期総復習 13.期末テスト(1) 14.答え合わせと総復習 15.期末テスト(2) 評価方法:期末試験(70点)、出席日数および授業に臨む態度・提出物など(30点) 教 科 書:杉野元子・黄漢青『大学生のための初級中国語24回』白帝社 参 考 書: 履修上の注意点:この段階では深く考えるよりも、大きな声を出し、繰り返し何度も練習することが重 (準備学習を含む) 要です。授業中もどんどん当てますので、受講される方は積極的にとりくんで下さい。 授業科目 中国語ⅠA 担当教員 王 效紅 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 中国語ⅠAが終了した時点で中国語の発音に慣れ、初歩的な文法と簡単な文の表現力を身 につけることを目標とする。 授業概要: この授業では、中国語の学習を進めていく上での基礎的知識を学習する。中国語という言 語に慣れ親しむことを中心に捉え、入門期に正しい発音を身につけるために先ず音声面の学 習に重点を置き、次に中国語のリズムと日中両国語の発想の違いに注意しながら、中国語の 初歩的な文法知識を簡単な口語表現を学ぶ中で学習する。 授業計画:1.中国についての基礎知識 2.声調 単母音 複母音 声調記号の付け方 3.子音1 子音2 4.鼻音を伴う母音 軽声 親族名称 人称名称 5.声調変化(1、2、3) r化 挨拶言葉 6.発音の復習 7.動詞 “是” “吗” 疑問文 名前の聞き方と答え方 8.動詞述語文 選択疑問分 副詞 “也” “都” 9.“呢” 疑問文 指示代詞(1) “的” 10.疑問詞疑問文 助動詞 “想” 時点(1) 11.形容詞述語文 反復疑問文 “吧” 12.所有を表す “有” 量詞 “几” と “多少” 13.文末の “了” 時点(2) 時刻 前置詞 “在” 14.連動文 時点(3) 疑問詞 “怎么” 15.まとめ 総復習 16.試験 評価方法:期末試験70%、出席状況および授業に臨む態度30% 教 科 書: 『大学生のための初級中国語24回』杉野元子・黄漢青著(白帝社) 参 考 書: 『初めての中国語学習辞典』相原茂(朝日出版社) 履修上の注意点:授業中の口頭練習には、大きな声を出して、積極的に参加してください。 (準備学習を含む) 11 共通科目 授業科目 中国語ⅠA 担当教員 呉 怡芬 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:基本的な中国語の能力を身につけます。 授業概要:教科書に基づいて、まず発音を学んでから、中国語の基本的な文型を学習します。そして、 その文型を用いた会話練習と作文練習を繰り返し、身につけます。 授業計画:1.導入:授業についての説明 2.第1課 発音 中国語の声調、単母音 3.第1課 発音 複母音 4.第2課 発音 子音1 5.第2課 発音 子音2 6.第3課 発音 鼻母音 7.第3課 発音 軽声、親族名称、人称代詞 8.第4課 声調変化、r化、声調の組み合わせ 9.第4課 発音の復習、あいさつ言葉 10.第5課 動詞 “是”、“吗” 疑問文 11.第5課 名前の聞き方と答え方 12.第6課 動詞述語文、副詞 “也” と “都” 13.第6課 選択疑問文 14.前期総復習 15.期末テスト 評価方法:⑴期末試験(40点) ⑵出席日数および授業に臨む態度(30点) ⑶小テスト、宿題(30点) 教 科 書: 『大学生のための初級中国語24回』 杉野元子・黄漢青 著(白帝社) 参 考 書:適宜紹介します。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 中国語ⅠB 担当教員 井上 浩一 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:中国語ⅠAで学習した内容を定着させ、より多くの基本的語法を習得する。 授業概要:まず復習と練習問題によって前期(中国語ⅠA)に学んだ内容をより一層定着させます。 次いでさらに多くの基本的な語法を、文を声に出して読む練習・作文練習やリスニングなど の「トレーニング」をとおして一つ一つ身につけていきます。 授業計画:1.発音の復習(1) 声調・単母音・複母音 2.発音の復習(2) 子音・鼻音 3.第5課の復習 4.第6・7課の復習 5.第8課(1)疑問詞疑問文・「~したい」 6.第8課(2)時点(1)「今日・今年」など 7.第9課(1)形容詞述語文 8.第9課(2)「~でしょう」「~しましょう」 9.第10課(1)「~をもっている」 10.第10課(2)数を数える・尋ねる 11.第11課(1)「~になった」「~した」 12.第11課(2)時刻の言い方・「~で…する」 13. 期末テスト(1) 14. 答え合わせと総復習 15. 期末テスト(2) 評価方法:期末試験(70点)、出席日数および授業に臨む態度・提出物など(30点) 教 科 書:杉野元子・黄漢青『大学生のための初級中国語24回』白帝社) 参 考 書: 履修上の注意点:前期(中国語ⅠA)の内容をふまえているものとして授業を行いますので、十分準備 (準備学習を含む) した上で受講してください。 12 共通科目 授業科目 中国語ⅠB 担当教員 王 效紅 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 中国語ⅠBの学習を終えるまでには、基本的な文の構造を理解して、簡単な表現ができる ようにしっかり基礎作りをする。 授業概要: 春学期授業で学習した中国語ⅠAの持ち上がり授業である。内容的には、中国語ⅠAの学 習内容を継続し、発音の矯正をしながら、初級口語表現を中心に、基本的な文型、文法と表 現方法を学び、会話の基礎力をつける。 授業計画:1.前期内容の復習 2.指示代詞(2) 方位詞 存在を表す “在” と “有” 3.動詞の後ろの “了” 動詞の重ね型 前置詞 “给” 4.経験の “过” 動作量補語 前置詞 “跟” 5.時間量 時間量補語 前置詞 “从” “到” “离” 6.助動詞 “会” “能” 主述述語文 7.比較 “多”+形容詞 年齢の尋ね方 8.復習 9.“是~的” の構文 100以上の数 金額の言い方 10.状態補語 二重目的語 “有点儿” 11.方向補語 進行の “在” 禁止 12.結果補語 処置文 助動詞 “可以” 13.受け身文 使役文 補語のまとめ 14.近い未来 複文 “越来越” 15.まとめ 総復習 16.試験 評価方法:期末試験70%、出席状況および授業に臨む態度30% 教 科 書: 『大学生のための初級中国語24回』杉野元子・黄漢青著(白帝社) 参 考 書: 『初めての中国語学習辞典』相原茂(朝日出版社) 履修上の注意点:授業中の口頭練習には、大きな声を出して、積極的に参加してください。 (準備学習を含む) 授業科目 中国語ⅠB 担当教員 呉 怡芬 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:基本的な中国語の能力を身につけます。 授業概要:前期の続きを学習し、新しい表現を学ぶ。授業中は作文と会話練習を繰り返し、基本文型を 身につける。 授業計画:1.発音の復習(1) 2.発音の復習(2) 3.第5課の復習 4.第6課の復習 5.第7課 “呢” 疑問文 6.第7課 指示代名詞(1)「これ、あれ(それ)」 7.第7課 “的” 8.第8課 疑問詞疑問文、助動詞 “想” 9.第8課 時点(1)「今日、今年」など 10.第9課 形容詞述語文 11.第9課 反復疑問文、“吧” 12.第10課 所有を表す動詞 “有” 13.第10課 量詞、“几” と “多少” 14.後期総復習 15.期末テスト 評価方法:⑴期末テスト(40点) ⑵出席日数および授業に臨む態度(30点) ⑶小テスト、宿題(30点) 教 科 書: 『大学生のための初級中国語24回』 杉野元子・黄漢青 著(白帝社) 参 考 書:適宜紹介します。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 13 共通科目 授業科目 韓国語ⅠA 担当教員 李 恵慶 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:・ハングルの文字を覚え、仕組みを理解する。 ・発音をマスターする。 ・挨拶や自己紹介などの簡単な会話を楽しむ。 ・基本単語を覚える。 授業概要: 初めて韓国語を勉強する入門者向けの授業です。文字の読みから正確な発音、基礎会話までじっくり と丁寧に学ぶことができます。同じ語順をもつ韓国語と日本語は、特別に発想の転換を求められること なく理解できることから、初級のレベルであれば、言葉を入れ替えるだけですぐに会話を楽しむことが できます。授業は以下の授業計画に示したとおり、基本的にはテクストに沿って進めていきますが、で きる限り韓国大衆文化に関する映像資料を用い、現代の韓国文化についても触れる予定です。 授業計画:1.オリエンテーション 2.1課:母音1(基本母音) 3.2課~3課:子音1(基本子音) 4.4課:パッチム 5.復習 6.5課~6課:子音2(激音、濃音) 7.7課:母音2(複合母音) 8.中間まとめ 9.8課:私は佐藤真希といいます 10.9課:私は学生ではありません 11.10課:これは何ですか 12.予備 13.11課:ベッドもありますか 14.12課:2回目です 15.復習 16.テスト 評価方法:成績評価は、基本的に授業への参加度30%、講義中に提示した課題20%、期末試験50%から総合的に行 います。 教 科 書: 『韓国語ポイント50』 、河村光雅著、白水社、2013年。(ISBN978-4-560-01788-3) 参 考 書:必要に応じて講義中に示します。 履修上の注意点:授業は段階的に構成されているので、遅刻・欠席はしないこと。また私語など、授業の邪魔にな (準備学習を含む) ることについては厳しく対応しますので注意してください。韓国語だけでなく、韓国の文化や社 会に関心のある学生さん、大歓迎です。 授業科目 韓国語ⅠB 担当教員 李 恵慶 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:・多様な表現を身につけ、実践的コミュニケーション能力を高める。 ・日常会話に必要な単語を覚え、会話を楽しむ。 ・韓国語から韓国の文化や社会についての理解を深める。 授業概要: 本講義は、韓国語の基礎を学んだ人が次のレベルを目指すための授業です。 「読む」「書く」「話す」「聞く」 の四つの技能をバランスよく伸ばし、実践的な韓国語コミュニケーション能力を身につけることが授業の第一 目標です。生き生きとした表現を学ぶため、授業では教科書のほかにミュージックビデオやテレビコマーシャ ルなどの映像テクスト、ブログなどの文字テクストをも積極的に取り入れる予定です。皆さんには教材で使用 したいろんなテクストの背景となっている韓国の社会や文化について考えてもらいます。授業は基本的に講義 が中心ですが、皆さんの発表やグループディスカッションなども予定しています。 授業計画:1.13課:3年生です 2.14課:全部で14,000ウォンんです 3.15課:部屋で音楽を聞きます 4.16課:ソウルから釜山まで何時間かかりますか 5.17課:運動はあまり好きじゃありません 6.18課:今何していますか 7.19課:小学校のときどんな子でしたか 8.予備 9.20課:ここにはよく来られますか 10.21課:ご飯食べていってください 11.22課:一度履いてみられますか 12.23課:誤解しないでください 13.24課:ヨイドへいったことがありますか 14.25課:ちょっと教えてくださ 15.26課:忙しくて行けません 16.テスト 評価方法:成績評価は基本的に授業への参加度30%、講義中に提示した課題20%、期末試験30%から総合的に行います。 教 科 書: 『韓国語ポイント50』 、河村光雅著、白水社、2013年。(ISBN978-4-560-01788-3) 参 考 書:必要に応じて講義中に示します。 履修上の注意点:韓国語ⅠAを履修した学生しか受講できません。授業が円滑に行われるよう、遅刻と欠席はしないこと、 (準備学習を含む) そして毎週必ず予習(単語を覚える、文法ポイントを確認するなど)と復習を行ってください。授業中 は積極的な態度が求められますので、皆さんからの質問や活発な発言を期待しています。 14 共通科目 授業科目 日本語表現Ⅰ 担当教員 大本 泉 対象学科・学年:発達・GS1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1.正しい日本語を話すことと書くこととを目標とする。 2.日本語の基本的な特徴を理解する。 3.他者にメッセージを伝達する基本的な技法を修得する。 授業概要: 日本語の特徴、基本的な日本語の文章表現の注意すべき点を概説する。さらに、実践的な 演習をも加えることによって、言語表現のおもしろさと大切さを解説する。 授業計画:1.ガイダンス(授業の目的・授業展開の確認) 2.日本語の特色(日本語の基本的構造・日本語の歴史) 3.日本語の特色(敬語・規範的な日本語) 4.漢字検定問題への挑戦 5.「伝わる文章」とは何か(文章表現の要点) 6.「伝わる文章」とは何か(文章を書くプロセス・推敲の仕方) 7.文章を書く上での基本的ルール(文章の形式) 8.文章を書く上での基本的ルール(原稿用紙の使い方・ワープロ原稿の書き方) 9.小論文・レポートの書き方(文献調査・引用文献) 10.小論文・レポートの書き方(ノートのとり方・要約の仕方) 11.手紙の書き方① 12.手紙の書き方② 13.プレゼンテーションの注意事項 14.就職活動での自分のアッピールの仕方 15.まとめ 評価方法:授業中の提出物・質疑応答・事前事後学習・出席状況等(70パーセント)+小試験(30%) 等により総合的に評価する。 教 科 書: 『日本語表現 演習と発展 改訂版』大本泉・後藤康二・千葉正昭編(明治書院) 参 考 書:授業中、適宜指示する。 履修上の注意点:欠席した当日の授業内容を確認し、課題があったら、後日、必ず提出すること。 (準備学習を含む) 授業科目 日本語表現Ⅰ 担当教員 千葉 正昭 対象学科・学年:心福・健栄1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)日常生活の中での基本的となる、語彙・手紙・挨拶・敬語などの知識を獲得してもらう ことを目標とする。 2)文章綴りについても、正誤のありようや、要約の仕方について、一定程度の観点を確保 できるようになることを目指す。 3)いくつかの啓蒙的な文章に触れ、その視点から社会の中の自分という関係について考え られるようになることを目指す。 授業概要: 日常生活で要求される、日本語に関する基本的な事柄の習得に主眼をおく。日本語の特色、 正誤文、敬語、要約文などを学習しながら、日本語に敏感になってもらえれば幸いと考えて いる。さらに可能であれば、社会の中の自分という視点をもってもらうべく、老い、環境問 題、都会の孤独などという現代社会の課題を積極的に考えて頂き、一段と深い且つ広い観点 を体得できればと願っている。 授業計画:1.授業の目的/日本語の特色 9.要約文とは何か 2.手紙の書き方 10.発展編として/家族とは 3.伝わる文章とは何か 11.プレゼンテーション 12.発展編として/現代日本人の心理 4.発展編として/労働と経済の変容 13.小論文・レポートの書き方 5.文章を書く上での基本的ルール 14.発展編として/共生の時代 6.敬語について 15.まとめとしての試験 7.発展編として/環境問題 8.就職関連文書 評価方法:授業への出席状況、適宜作文、および試験の総合評価。 教 科 書:大本泉他編『日本語表現 演習と発展 改訂版』(平成23年3月、明治書院) 参 考 書:菊池康人『敬語』 (平成9年2月、講談社学術文庫)。大野晋『日本語練習帳』 (平成11年1月、 岩波新書)。石黒圭『日本語てにをはルール』(平成19年10月、すばる舎)。広島大学編『大 学新入生に薦める101冊の本 新版』(平成21年9月、岩波書店)。 履修上の注意点:遅刻、欠席をしないこと。欠席した場合は、その日の課題を、必ず提出すること。 (準備学習を含む) 15 共通科目 授業科目 日本語表現Ⅱ 担当教員 大本 泉 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1.社会問題に関心を持ち、自分の見解を確立する。 2.自分の見解をわかりやすくプレゼンテーションおよび文章で表現できるようになる。 3.文章表現の基本的な技能を修得する。 授業概要: 日本語表現Ⅰから発展した、日本語へのより深い理解と、さらなる文章表現の向上を目指 す。そして、社会にも目を向け、論理的に考える考察力とそれを表現する力を実践的に養う ことに力を入れて展開する。 授業計画:1.ガイダンス(授業の目的・授業展開の確認) 2.文章の組み立て方 3.なぜ「食文化」なのかについて考える 4.「食文化」に関する文章表現の実践 5.「女性」問題について考える 6.「ジェンダー」に関する文章表現の実践 7.環境について考える 8.「地球環境」に関する文章表現の実践 9.自分をアッピールする方法 10.就職試験問題を書いてみる 11.日本の家庭問題を考える 12.「家族」に関する文章表現の実践 13.「老い」の問題を考える 14.「老い」に関する文章表現の実践 15.まとめ 評価方法:受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度)(20点)授業中の提出物(60点)・小論文(20 点)などにより総合的評価する。 教 科 書: 『日本語表現 演習と発展』大本泉・後藤康二・千葉正昭(明治書院) 参 考 書:授業中、適宜指示する。 履修上の注意点:授業のガイダンスに必ず出席すること。出席重視。 (準備学習を含む) 授業科目 日本語表現Ⅱ 担当教員 千葉 正昭 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 日本語表現Ⅰの学習を踏まえ、言葉の学習としての敬語・語彙の力を確かなものにする。更に現代の 社会的問題について論理的に考え、意見を他者に的確に伝達できるような文章表現能力を身に付ける。 授業概要: 日常語表現Ⅰから発展して、言葉が持つ力への理解を深め、表現する能力をさらに向上させる学力を 養う。加えて社会的問題について、構造的な捉え方を目指し重ねて自分なりの意見を持ち、それを他者 に伝達できるような表現能力を身に付けることをめざす。前半10回分は、言葉の学習である敬語・重要 語彙・文法を約5回と社会の諸問題である非正規雇用・高齢化社会・環境問題・都市問題・危機管理など を素材にして自分なりの意見を纏められるような作業5回を構想している。更に後半5回は、文学作品に 現れた老人問題・危機管理問題(地震や21世紀のパンデミック等)を読みながら、どう対処すべきかな どを作文にして再考してもらう。科目上課題としての作文を重ねていく。 授業計画:1.ガイダンス 2.現代の敬語(1)+語彙(1) 3.手紙が他者をどれだけ動かすか 4.現代の敬語(2)+語彙(2) 5.労働を考える・非正規雇用とは/鎌田慧「秋葉原無差別殺傷事件」 6.現代の敬語(3)+語彙(3) 7.日本人の特質・日本人の美点再考/出久根達郎『日本人の美風』 8.日本語の特徴としての表現と文法の楽しさ 9.高齢化社会を考える/佐江衆一『黄落』 10.エントリーシートを考える 11.危機管理を考える(1)・小松左京『日本沈没』と現実の千葉科学大学の取り組み 12.環境問題を考える・近代発展の落し穴/石牟礼道子『苦海浄土』 13.都市問題を考える・都会の孤独/あなたにも迫る閉鎖社会の病理 14.危機管理を考える(2)・21世紀のパンデミック/ NHK編『感染爆発』 15.まとめ/試験 評価方法:提出物、試験、出席状況の総合評価 教 科 書:大本泉他編『日本語表現 演習と発展 改訂版』 (平成23年3月 明治書院) 参 考 書:川本信幹 『生きるための日本語力』 (平成20年9月、 明治書院) 。 出久根達郎 『日本人の美風』 (平成23年9月、 新潮新書)。石牟礼道子『苦海浄土』(昭和47年12月、講談社文庫)。 野元菊雄『敬語を使いこなす』(昭和62年9月、講談社現代新書)。 履修上の注意点:欠席した場合は、授業内容を確認し、提出物もれがないようにすること。 (準備学習を含む) 遅刻は3回で1回分の欠席として扱う。 16 共通科目 授業科目 人間と文学 担当教員 大本 泉 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 日本の名作といわれる文学作品を理解し、そのおもしろさを再発見する。文学作品をとお して、人間とは何か、生きるとはどういうことなのかについて考察する。 授業概要: 日本の近現代文学の中から特に名作といわれる作品をとりあげ、その物語世界を解説して いく。そして、なぜ名作といえるのかを分析し、日本の近現代文学の特徴を概観していく。 授業計画:1.ガイダンス 2.太宰治『人間失格』 3.夏目漱石『こころ』 4.芥川龍之介『羅生門』 5.森鴎外『舞姫』 6.志賀直哉『暗夜航路』 7.島崎藤村『破壊』 8.田山花袋『蒲団』 9.吉本ばなな『キッチン』 10.小林多喜二『蟹工船』 11.川端康成『伊豆の踊り子』 12.梶井基次郎『檸檬』 13.樋口一葉『にごりえ』 14.林芙美子『放浪記』 15.まとめ 評価方法:受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度)(20点)授業中の課題(30点)・レポート(50 点)などにより総合的に評価する。 教 科 書:主にプリント配布。文庫本の紹介等、ガイダンスの時に説明する。 参 考 書:授業中、適宜指示する。 履修上の注意点:ガイダンスは必ず出席すること。 (準備学習を含む) 授業科目 人間と文学 担当教員 千葉 正昭 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1)現代社会のひとつの大きな問題ともいえる病という概念を、薬や医療という観点から文 学作品を読むことで、社会の課題に意識的になってもらうことを目指す。 2)作家の生き方がそれぞれの時代でどのような意味をもっていたのか、という問題にも自 覚的になって頂き、総合的な観点からものごとを捉える方法を獲得してもらうことを目 指す。 授業概要:テーマ:日本近代文学における薬 それぞれの時代の作家や主人公が取り組んできた問題について、可能な限り作品の抜粋を読 みながら皆さんに考えてもらう。それぞれの作品が持つ特殊性を、薬や医療という観点から とらえ、時代が抱えた問題を社会的事象をも含めて総合的な観点から把握することを目的と する。 授業計画:1.ガイダンス+発表者の決定 2.夏目漱石『吾輩は猫である』とタカジアスターゼ 3.森鴎外『金毘羅』と習俗 4.芥川龍之介『歯車』の暗鬱 5.太宰治『姥捨て』と睡眠剤 6.谷崎潤一郎『瘋癲『老人日記』の降圧剤 7.遠藤周作『海と毒薬』 8.熊井啓監督・映画『海と毒薬』 9.ブルガーコフ『モルヒネ』 10.山本文緒『プラナリア』 11.柳美里『命』とがん治療 12.映画『命』と文学との違い 13.奥田英朗『オーナー』と神経痛 14.正岡子規『仰臥漫録』 15.まとめとしての試験 評価方法: 教 科 書:大本泉他編『小説の処方箋』(平成23年9月、鼎書房)。 参 考 書:授業中に適宜指示。 履修上の注意点:遅刻、欠席、途中退室をしないこと。 (準備学習を含む) 17 共通科目 授業科目 文化人類学 担当教員 高橋 泉 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:文化人類学とはどういう学問かを学び、人類の文化の多様性について理解する。 授業概要:文化人類学入門 文化人類学は世界のさまざまな民族のもつ文化や社会について比較研究す る学問である。授業を通して世界の文化や社会の多様性を知り、自分の所属する文化と異な る文化を見る眼を養っていきたい。 授業計画:1 何をどのように研究するか① 2 何をどのように研究するか② 3 知っておきたい考え方と概念① 4 知っておきたい考え方と概念② 5 人間は文化をもつ① 6 人間は文化をもつ② 7 文化の進化と伝播① 8 文化の進化と伝播② 9 狩猟採集・農耕・牧畜① 10 狩猟採集・農耕・牧畜② 11 言語の系統 12 婚姻・家族・親族① 13 婚姻・家族・親族② 14 宗教と儀礼① 15 宗教と儀礼② 16 テスト 評価方法:試験成績に出席状況等を合わせて総合的に評価する。 教 科 書: 『文化人類学入門』祖父江孝男著(中公新書) 参 考 書:授業中に適宜紹介する。 履修上の注意点:特になし。 (準備学習を含む) 授業科目 生活と経済 担当教員 賈 軍 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 経済の仕組みを理解し、経済学の基礎知識を養成することを目的とする。 授業概要: この授業は、経済学をはじめて学ぶ人達の為の入門講座である。身近な生活現象を取り上 げて、基本的な経済分析を行う。 授業計画:1.経済学とは 2.暮らしの中の経済学 3.市場は人類の大発明 4.家計は効用を最大化する 5.企業は利益を最大化する 6.マクロ経済とGDP 7.貿易と経済のグローバル化 8.金融の仕組み 9.景気と日本銀行 10.市場の失敗と政府の役割 11.インフレーションと失業 12.情報化と私たちの生活 13.経済学で社会を見る 14.今後の課題を考える 15.まとめ 16.定期試験 評価方法:試験結果70% 平常点30%(出席状況、レポート等) 教 科 書:必要に応じプリントを配布する 参 考 書:http://manabow.com/hayawakari/index.html『経済学入門』伊藤元重(著)日本評論社『消 費生活と生活環境』小谷正守・伊藤セツ(著)ミネルヴァ書房 履修上の注意点:欠席が授業回数の1/ 3を越えた者には単位を与えない。また、出席はするけれども、 (準備学習を含む) ただ教室に座っているだけというような諸君は遠慮したほうが無難である。 18 共通科目 授業科目 法学 担当教員 中嶋 直木 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:(1)一見すると難解で、なじみの薄い法学が、実は、ルールを理解してそれを具体的な場面に適用する という単純で日常的な作業であるということを理解してもらう一方で、それだけに尽きない奥深さや楽 しさもあることを実感してもらうこと。 (2)(1)を達成するために、代表的な法分野の基礎的ルールを理解してもらうこと。 授業概要:本講義では、憲法・民法・刑法という代表的な法分野の基礎的ルールを、各法律の体系や全体像に注意 を払いつつも、具体的な場面ないし論点(例えば、憲法ならば、「一票の格差」問題;民法ならば、交通 事故や相続問題;刑法ならば、同意殺人)に即して解説してゆく。 また、本講義の半ばでは、将来係ることになるかもしれない裁判員裁判について解説する。そして、あ る刑事事件(それと関連するドラマを観賞する)を自らが裁判員になったつもりでレポートしてもらう ことによって、法学ないし法解釈を実践してもらう。 授業計画:1 法学の基礎 2 憲法-基本構造 3 憲法-人権①(「自由権」と「社会権」) 4 憲法-人権②(「一票の格差」とは?) 5 憲法-統治(「チェック・アンド・バランス」とは?) 6 刑法-刑法の基礎 7 刑事訴訟法-映画『それでもボクはやってない』からみた刑事訴訟法 8 裁判員制度(1)-DVD観賞 9 裁判員制度(2)-DVD観賞 10 民法- 民法の基本構造 11 民法- 交通事故の場合は? 12 民法- アパートを借りる場合は? 13 民法-「家族」とは? 14 民法- 遺産をもらえるのは誰? 15 まとめとテスト(筆記試験) 評価方法:出席状況(30%)+ レポート(30%)+ 筆記試験(40%) 教 科 書:原則的に、レジュメないし資料を配布する。 参 考 書:松尾浩也=高橋和之編『法学』 (有信堂・2009) 履修上の注意点: 『六法』を持っている場合には、授業に持参することが望ましい。 (準備学習を含む) 授業科目 心理学 担当教員 渡邊 兼行 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:⓿ 「学問としての心理学」に触れ、通俗的な心理学への誤解を解く。 ⑴ 人間の心や行動を理解するための基礎的な知識を持つ。 ⑵ 人間を理解するための科学的な姿勢と視点を持つ。 ⑶ 人間の心や行動について心理学的に考えることができるようになる。 授業概要: 現代の心理学に関して、9つのテーマに分けて広く学ぶ。それらを通して、⑴心理学が人間の心と行動を理 解する上で、生物、認知、社会などの多様な視点を総合的に用いている点、⑵心理学が科学的・実証的な態度 を重視している点、⑶心理学的な話題が(臨床に限らず)私たちの日常生活に深く結びついている点に気づい てもらいたい。授業内で簡単なデモンストレーションやミニ実験も交えながら、できる限りわかりやすく進め ていく。ただし、内容はそう簡単ではないので、自分なりに理解する努力も絶えず求められる。 授業計画:1 オリエンテーション 2 心理学とは? 3 感覚と知覚 4 動機づけと情動 5 まとめと授業内テストⅠ(範囲:第2回~第4回) 6 記憶と学習 7 認知 8 発達 9 まとめと授業内テストⅡ(範囲:第6回~第8回) 10 知能と性格の個人差 11 心の病理と援助 12 社会と心 13 まとめと授業内テストⅢ(範囲:第10回~第12回) 14 (予備日) 15 まとめと授業内テスト(範囲:全部) 評価方法:基本点…4回のテスト(各32点)のうち、よい方3回の平均(計96点) 、ボーナス点…授業への積極的な参加(5 点)、レポート(5点)、授業外での実験参加(5点) 教 科 書: 『はじめて出会う 心理学 改訂版』長谷川・大島・丹野・廣中・東條 著(有斐閣) 参 考 書: 履修上の注意点:○授業の運営について、第 1 回の講義で詳細な説明をするので、必ず出席すること。どうしても出席で (準備学習を含む) きない学生は、第 2 回講義までに、必ず担当教員と連絡を取り、説明を聞くこと。 (担当教員連絡先: watanabe @ sendai-shirayuri.ac.jp) ○心理福祉学科心理コースの必修科目であるので、心理福祉学科の学生で心理コースを考えている者は 必ず履修すること。 19 共通科目 授業科目 数の世界 担当教員 熊谷 健二 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)身近な日常生活に潜んでいる数学的内容を発見できるようになる。 2)数式をグラフ化するなどしてその意味を理解できるようになる。 3)数学的思考や表記の仕方に抵抗を感じないようになる。 4)数学の持つ楽しさや美しさを感じられるようになる。 授業概要: 日常生活には数学と密接な関係を持った内容のものが非常に多い。そういった身近な題材 を通してもう一度数学を見つめ直し、 数学的なものの考え方を身につけることを目標とする。 授業計画:1.ガイダンス 2.数のしくみ(自然数、整数、有理数) 3.数の拡張(無理数、実数、複素数) 4.数列のはなし 5.確率のはなし 6.統計のはなし 7.指数・対数のはなし 8.三角関数のはなし 9.微分のはなし その1 10.微分のはなし その2 11.積分のはなし その1 12.積分のはなし その2 13.素数のはなし 14.円周率のはなし 15.まとめ 評価方法:出席点(40点)、小テスト(30点)、レポート(30点)で評価する 教 科 書:使用しない。必要に応じて、プリント等を配布する。 参 考 書: 履修上の注意点:Excel を使って簡単な計算を行うので、Excel の基本操作ができることが望ましい。 (準備学習を含む) 授業科目 情報科学 担当教員 熊谷 健二 対象学科・学年:健栄・心福・GS1年 単位数:2 開講時期:前期・後期 学習の到達目標:1)ハードウェア、ソフトウェアの関係を理解し、コンピュータの中での情報処理の流れを正しく説明できる ようになる。 2)コンピュータ内での情報の表現方法を理解すると共に、情報の大きさ(情報量)が計算できるようになる。 3)2進数、10進数、16進数の関係を理解し、変換することができるようになる。 4)論理演算ができるようになる。 5)問題を解決する手順(アルゴリズム)に従って問題を解くことができるようになる。 6)インターネットなど通信ネットワークの特徴を理解できるようになる。 授業概要: 今や社会生活において無くてはならない存在となっているコンピュータについて、その発達の歴史や仕組み、 情報処理の基礎として重要な概念である2進数や論理回路など、現在の情報化社会を支えている各種情報技術 を科学的に考察する。また、問題解決の手順であるアルゴリズムや、インターネットに代表される通信ネットワー ク、情報倫理、情報セキュリティなども合わせて学習する。 授業計画:1.ガイダンス 2.コンピュータ概論(歴史、種類) 3.コンピュータ・システム(ハードウェア、ソフトウェア) 4.ビットとバイト 5.情報(文字、画像)の表現 6.2進数・10進数・16進数 その1 7.2進数・10進数・16進数 その2 8.中間テスト 9.論理回路 10.アルゴリズム その1 11.アルゴリズム その2 12.通信ネットワーク、インターネット 13.情報倫理、情報セキュリティ 14.新しい情報技術 15.まとめ 16.期末テスト 評価方法:出席点(20点) 、小テスト(20点)、中間テスト(30点)、期末テスト(30点)で評価する。 教 科 書:使用しない。必要に応じて、プリント等を配布する。 参 考 書: 履修上の注意点:・問題意識をもって授業に参加してほしい。 (準備学習を含む) 20 共通科目 授業科目 情報科学 担当教員 安藤 明伸 対象学科・学年:発達1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:・身の回りの情報通信機器の仕組みを説明できるようになること。 ・2進数と10進数の相互の変換と計算ができるようになること。 ・A/DおよびD/A変換の方法と品質について説明できるようになること。 ・身の回りの事象をアルゴリズム化しフローチャートを書けるようになること。 授業概要: コンピュータの歴史や仕組み、2進数やアルゴリズム等の基本的な情報処理の仕組みを学ぶことを通 して、情報化社会を支える情報通信技術や情報倫理等について理解を深める。 授業計画:1.オリエンテーション 2.コンピュータの歴史 3.コンピュータシステム(入力装置・演算装置) 4.コンピュータシステム(出力装置) 5.情報の表現と2進数 その1 2進数の仕組み 6.情報の表現と2進数 その2 2進数の計算 7.情報の表現と2進数 その3 2進数の応用 8.画像の表現 その1 画像のデジタルとアナログ 9.画像の表現 その2 音のデジタルとアナログ 10.情報の圧縮 11.ビットとバイト 12.アナログとデジタル 13.アルゴリズム 14.フローチャート 15.情報通信ネットワーク 16.期末テスト 評価方法:小テストを1、期末テストを2の割合で評価し、 評点とします。 教 科 書:使 用しません。必要に応じて講義資料を提供します。資料は、webページで常に公開しています。 参 考 書:必要に応じて紹介します。 履修上の注意点:・身近な情報機器として携帯電話・PHS を毎時間使用します。 持っている人は、 きちんと充電し (も (準備学習を含む) しくは、アダプタ持参で)忘れずに持ってきて下さい。 ・毎時間授業評価してもらいますので、不明点や要望があれば、その都度書いて下さい。 ・授業中私語を止めない方には退室してもらいます。 ・内容定着のための小テストを行います(詳細はオリエンテーションでお話しします)。 授業科目 情報処理Ⅰ 担当教員 大道 直人 対象学科・学年:発達1年・健栄1年 単位数:2 開講時期:前期・後期 学習の到達目標:1)ホームページ作成の演習を通し、情報発信の意味と重要性および問題点の認識を深める。 2)周辺機器の扱いを身につける。 3)HTML文書によるホームページ作成技術を習得する。 4)情報化社会における問題解決能力を育む。 授業概要: 情報発信の意味と重要性、およびその問題点などを、与えられたテーマでのホームページ作りの取り 組みを通し学習する。また、PCヘッドセット、PCカメラやイメージスキャナなどの周辺機器の使い方 も学び、情報活用技術を養う。HTML文書の学びを通し、アルゴリズム構築能力や問題解決能力を育む とともに、「情報」に対するセンスを磨くことを目指したい。 授業計画:1.ガイダンス & ホームページの作成(1) : HTML文書とタグ 2.ホームページの作成(2) : さまざまなタグ(1) 3.ホームページの作成(3) : さまざまなタグ(2) 4.周辺機器の使い方(1) : PCヘッドセット(1) 5.周辺機器の使い方(2) : PCカメラ(1) 6.周辺機器の使い方(3) : PCヘッドセット(2) & PCカメラ(2) 7.周辺機器の使い方(4) : イメージスキャナ① 8.周辺機器の使い方(5) : イメージスキャナ② 9.ホームページの作成(4) : アトリビュート等 10.ホームページの作成(5) : テーブル等(1) 11.ホームページの作成(6) : テーブル等(2) 12.ホームページの作成(7) : ハイパーリンク(1) 13.ホームページの作成(8) : ハイパーリンク(2) 14.ホームページの作成(9) : フレーム(1) 15.ホームページの作成(10) : フレーム(2) & 授業評価 評価方法: ホームページの課題(90点)、出席点(10点)で評価する。ホームページの課題評価は音声、リンク、フレー ム、PCカメラ画像、画像使用背景、テーブル、イメ-ジスキャナ画像、他の工夫など、豊かな表現用タ グの使用および技術を中心に評価する。(詳細は授業中発表) 教 科 書:教科書は使用しない。講義資料は全てホームページで提供する。 参 考 書:参考書は必要に応じて、そのつど紹介する。 履修上の注意点: 情報処理概論を履修済みか同等レベルの技能を持っていること(ワープロ、表計算ソフト、 (準備学習を含む) Web ブラウザ、および学内情報システムの基礎的使用法に習熟していること)を前提とする。 積み重ねの教科なので休まないこと(特に初回)。 21 共通科目 授業科目 情報処理Ⅰ 担当教員 紺野 美紀 対象学科・学年:心福・GS1年 単位数:2 開講時期:前・後期 学習の到達目標:1)インターネットの仕組みを理解し、ホームページ作成に必要な技術(HTML,JavaScript等)の基礎 スキルを習得する。 2)周辺機器の使い方を身につけ、さまざまな情報をパソコンに取り込み、活用できるようになる。 3)情報化社会における「情報」への理解を深め、状況に応じて適切に「情報」を活用できるようになる。 授業概要:情報発信の有効性と問題点を、HTMLを使った静的なホームページ作成、JavaScriptによる動的なホー ムページ作成等の演習を通し、学習する。またパソコンや周辺機器の操作実習を通し、情報を適切に活 用するための基礎スキルを養う。 授業計画:1.ガイダンス 2.ホームページの作成(1) HTMLの基礎知識 3.ホームページの作成(2) HTMLの基本のタグ 4.ホームページの作成(3) CSSの利用 5.ホームページの作成(4) 画像、リスト 6.周辺機器の利用(1) PCヘッドセット 7.周辺機器の利用(2) PCカメラ 8.周辺機器の利用(3) イメージスキャナ 9.周辺機器の利用(4) 画像の編集 10.ホームページの作成(5) 表の作成 11.ホームページの作成(6) リンクの設定 12.JavaScript(1) JavaScriptの基礎知識、文字の表示 13.JavaScript(2) 演算子の利用 14.JavaScript(3) ウィンドウを処理する 15.JavaScript(4) 画像を処理する 16.課題作成 評価方法:提出課題(90点) 、授業時作成物・出席状況(10点) 6回以上の欠席は「停止」扱いとする。 教 科 書: 『自分で作るホームページ HTML/CSS編』 (FOM出版) 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:課題作成で使用する素材を保存する媒体(USBメモリなど)を各自用意 (準備学習を含む) 授業科目 情報処理概論 担当教員 大道 直人 対象学科・学年:発達1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:・インターネットとメールを使いこなせるようになること。 ・ワープロソフトの初歩的な使い方ができるようになること。 ・プレゼンテーションツールの基本的な使い方ができるようになること。 ・表計算ソフトの基本的な使い方ができるようになること。 ・描画ソフトの基本的な使い方ができるようになること。 授業概要: 情報化社会において必須となっているインターネットやメールシステム、およびワープロ表計算ソフ ト、プレゼンテーションソフト、描画ソフトなどの代表的なアプリケーションソフトの使い方を演習を 通して具体的に学びます。その学びを通して、情報化社会で必要とされる、情報に関する科学的な見方・ 考え方を養い、情報化の変化に主体的に対応できる能力を培います。 授業計画:1.ガイダンス(本学の情報システム利用の基礎) 2.ワープロソフトの基本操作(その1) 3.ワープロソフトの基本操作(その2) 4.ワープロソフトの基本操作(その3) 5.インターネットとメールの使い方と危険性の認識 6.G-mail利用演習 7.プレゼンテーションソフトの基本操作(その1) 8.プレゼンテーションソフトの基本操作(その2) 9.プレゼンテーションソフトの基本操作(その3) 10.表計算ソフトの基本操作(その1) 11.表計算ソフトの基本操作(その2) 12.表計算ソフトの基本操作(その3) 13.表計算ソフトの基本操作(その4) 14.表計算ソフトの基本操作(その5) 15.まとめと授業評価 評価方法:出席と受講態度を20点満点で採点し、8つの課題を80点満点で採点して、その合計を100点満点で評価し ます。詳細は授業の中で説明します。 教 科 書:使用しません。講義資料は全てWebページで提供します。 参 考 書:必要に応じて講義内で紹介します。 履修上の注意点:積み重ねの科目なので休まないこと。課題は必ず提出すること。課題を中心に出来るだけ多くコ (準備学習を含む) ンピュータに触れて、慣れ、馴染むことが大切です。 22 共通科目 授業科目 情報処理概論 担当教員 熊谷 健二 対象学科・学年:GS1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1.コンピュータを使った情報処理に必要な基本的な技術を身につける。 2.情報社会で生き抜くために必要な基本的なモラルとマナーを身につける。 3.身につけた知識と技術を、他の科目でも活かすことができるようになる。 授業概要: 情報システム機器を用いて情報を適切に処理し、さらに活用できる能力(コンピュータリ テラシ)を身につける事を目標とする。具体的には、キーボード・マウス操作、日本語入力 からはじめて、ワープロや表計算ソフト、プレゼンテーションソフトの基本操作を学ぶ。ま た、WWWや電子メールを中心としたインターネットの活用方法やモラルとマナーなどに ついても学習する。 授業計画:1.ガイダンス 2.情報機器の操作、日本語入力 3.ワープロソフト その1 4.ワープロソフト その2 5.ワープロソフト その3 6.World Wide Web(WWW) 7.電子メール 8.表計算ソフト その1 9.表計算ソフト その2 10.表計算ソフト その3 11.プレゼンテーションソフト その1 12.プレゼンテーションソフト その2 13.プレゼンテーションソフト その3 14.ソフトの複合利用 15.まとめ 評価方法:出席点(40点)、課題(60点)で評価する。 教 科 書:未定。必要に応じて、プリント等を配布する。 参 考 書: 履修上の注意点:・積み重ね教科なので、休まず積極的に参加すること。 (準備学習を含む) ・1回目の授業から出席すること。 授業科目 情報処理概論 担当教員 安藤 明伸 対象学科・学年:心福・健栄1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:・ワープロソフトを用いて、ビジネス文書、図入りの文書、レポート形式の文書を作成することができ るようになること。 ・表計算ソフトを用いて、整えられた表を作成することができるようになること。 ・表計算ソフトを用いて、整えられたグラフを作成することができるようになること。 ・表計算ソフトを用いて、目的に応じた計算式を作ることができるようになること。 ・電子メールを用いて、正しくコミュニケーションができるようになること。 授業概要: 多くの演習を通し、情報および情報通信技術を効果的に活用するための知識と技能を習得する。その 過程で、情報に関する科学的な見方と考え方を養い、情報化の進展に主体的に対応できる能力と態度を 培う。 授業計画:1.オリエンテーション 2.電子メールの設定と日本語入力 3.windowsの基本操作と日本語入力 4.windowsのファイルシステム操作とタイピングの習得 5.windowsのファイルシステム操作とペイントソフトの使用 6.ワープロソフトの基本操作 7.ビジネス文書作り 8.レポート・論文型式の文書作り 9.インターネットサービスの利用 10.表計算ソフトの基本操作 11.書式設定と簡単な数式の作成 12.データのフィルタリングと高度な数式の作成 13.グラフ描画 グラフのパラメータについて 14.グラフ描画 2軸を持つグラフの作成 15.まとめ 評価方法:・ワープロ操作で課す課題2つ、表計算ソフトでの課題2つの4つの課題の得点を合計し、100点満点に 換算して評価します。 教 科 書:使用しません。講義資料は、全てwebページで提供します。 参 考 書:必要に応じて紹介します。 履修上の注意点:毎時間が積み重ねて進行するので、欠席すると、ついて行くのが大変になります。できるだけ休 (準備学習を含む) まないこと。全資料は,授業用の web ページで配布していますので,欠席した授業は各自で復 習し,不明点があれば質問して下さい。 23 共通科目 授業科目 統計基礎 担当教員 棚橋浩太郎 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:統計学に関する基本的知識を修得し、それらを応用するための基本的技能を身につける。 (1)簡単な確率が計算できる。(2)比率の推定、検定ができる。(3)母平均の推定検定 ができる。(4)母平均の差の検定ができる。(5)回帰直線を求めて予測することができる。 授業概要:基本統計量について説明し、母集団と標本の場合に計算する。確率変数を説明し、期待値、 分散を求める。比率、平均値の推定、検定、差の検定を行う。また、パソコンでエクセルを 用いて、簡単な実験、検定を行う。毎回、小テスト、またはレポート作成を行う。 授業計画:1.基礎統計量、平均、分散 2.パソコンで全体の様子を見る。 3.確率変数 4.2項分布 5.比率の推定 6.パソコンで大数の法則の実験をする。 7.比率の検定 8.独立性・適合度検定 9.平均の推定 10.平均の検定 11.差の検定(1) 12.差の検定(2) 13.相関、回帰直線 14.パソコンで回帰直線をかく。 15.まとめ 16.試験 評価方法:試験(90)、小テスト、レポート等(10) 教 科 書:プリント 参 考 書:すぐわかる統計解析(石村著)東京図書 履修上の注意点:毎回小テスト、またはレポートの予定。遅刻しないこと。予習はいりませんが、復習が (準備学習を含む) 必要です。授業の順序、内容は実情に応じて変更するかもしれません。途中パソコン を用いてレポートを作成する予定です。最期まであきらめずに勉強すれば合格します。 授業科目 健康とスポーツA 担当教員 仲野 隆士 対象学科・学年:全学科1年 単位数:1 開講時期:前期 学習の到達目標: 在学中のみならず、卒業後のライフスタイルにおいても定期的に運動やスポーツを楽しむことの重要 性を理解する。そして、理解するだけでなく、無理なく実践(習慣化)していくための個人個人に合っ た具体的な方法や考え方などがわかるようになる。 授業概要: 学習の到達目標を達成するために、本授業では「軽スポーツ」を中心に授業を展開する。軽スポーツ とは、「競技スポーツ」とも「ニュースポーツ」とも異なる存在であり、「ゲーム性」と「勝敗」という スポーツ本来の機能を持ちながら、従来行われている競技スポーツやニュースポーツの用具や施設を利 用し、プレーヤーの能力やプログラムの目的に応じてルールを簡便化した、軽くて楽しいスポーツであ る。その軽スポーツの実践を通して、楽しさのマネジメント能力を育成すると共に、スポーツの語源で もある「楽しい身体活動」とはどのような活動なのかを体験的に学ぶ。 授業計画:1.オリエンテーション(軽スポーツとは、他) 2.アイスブレイク・ゲーム 3.バレーボール型1 4.バレーボール型2 5.バスケットボール型1 6.バスケットボール型2 7.サッカー型 8.野球型 9.フライングディスク型 10.バドミントン型 11.卓球型 12.テニス型 13.グループ対抗リレー型 14.クラス対抗型 15.振り返りとまとめ(終了レポート作成) 評価方法:出席状況と履修態度(積極性、協調性、アイデアと好奇心等) 、レポート提出などによって、総合的に評 価する。 教 科 書:特に無し 参 考 書: 『新しい軽スポーツのすすめ』ー体育を楽しくー 仲野隆士・原田宗彦編著 杏林書院 1999 履修上の注意点:・1・15 回目の授業は、全員指定された講義室へ集合(講義室は、掲示板にて連絡する) 。 (準備学習を含む) ・動きやすい服装で参加する。2回目以降の授業は、全て体育館で実施する。 ・爪・髪の毛・装飾品など、安全面には各自が配慮すること。 ・試合等で欠席する場合は、欠席届を提出すること。 24 共通科目 授業科目 健康とスポーツA 担当教員 沼田 尚 対象学科・学年:全学科1年 単位数:1 開講時期:前期 学習の到達目標:さまざまなスポーツ種目を体験することで、自己の身体感覚を理解し、客観的に自己分析を行いながら技術を 高め、新たな技術獲得へ応用させる能力を養うことを目指す。 また、スポーツを単に楽しむだけではなく、スポーツを通して、コミュニケーションスキルを高めることも目 標とする。 授業概要: 現代社会において、心身の健康は、QOL(生活の質)を高めるために欠かすことのできない要素である。健 康であるためには、普段から楽しみや生きがいをもち、健康や運動・スポーツの基礎的知識を持って、実践し ていくことが必要不可欠である。本授業では、様々な運動・スポーツを体験することで、実践することの「楽 しさ」を理解し、必要な基礎的運動技術を獲得することを目的とし、生涯、スポーツへと関わっていくための 運動習慣やコミュニケーション能力の習得、養成、向上を図る。 授業計画:1.オリエンテーション:授業概要・受講上のルール・評価・班分け等 2.打道具を使ったスポーツ1(バドミントンの基礎) 3.打道具を使ったスポーツ2(バドミントンの応用とゲーム1) 4.打道具を使ったスポーツ3(バドミントンのゲーム2) 5.打道具を使ったスポーツ4(卓球の基礎) 6.打道具を使ったスポーツ5(卓球の応用とゲーム1) 7.打道具を使ったスポーツ6(卓球のゲーム2) 8.打道具を使ったスポーツ7(ソフトテニスの基礎) 9.打道具を使ったスポーツ8(ソフトテニスの応用とゲーム1) 10.打道具を使ったスポーツ9(ソフトテニスのゲーム2) 11.道具を使ったスポーツ1(フライングディスクの基礎) 12.道具を使ったスポーツ2(フライングディスクの応用とゲーム) 13.打道具を使ったチームスポーツ1(ユニバーサルホッケーの基礎) 14.打道具を使ったチームスポーツ2(ユニバーサルホッケーの応用とゲーム1) 15.打道具を使ったチームスポーツ3(ユニバーサルホッケーのゲーム2) 16.試験およびまとめ 授業展開は、1種目あたり3回程度行う予定でいるが、習熟度等状況に応じ柔軟に対応する。 用具の準備や管理なども役割分担して行います。 怪我をしないようにみんなで楽しみながら、様々な運動・スポーツを行い、そこから基礎的運動技術を向上させていく。 評価方法:受講態度(出席状況・授業への取り組む姿勢・技術の習得状況と理解度等) (80点)、実技試験(20点)などに より総合的に判断する。ただし、適宜レポートの提出を求めることもある。 教 科 書:特になし。 参 考 書:適 宜指示する。 履修上の注意点:出席を重視するので、休まず出席すること。基本的には「体育館」で実技を行う為、運動に適した服装、 (準備学習を含む) 体育館シューズにて受講すること。授業に相応しくない服装やシューズの場合は、参加を認めない場合 もあります。安全管理の為、授業参加前に、必ず時計やピアスや等の装飾品を外して受講すること。十 分に体調を管理し、水分補給は各自の判断で適宜行う。次回の授業内容については当日に指示します。 授業科目 健康とスポーツA 担当教員 矢吹 知之 対象学科・学年:全学科1年 単位数:1 開講時期:前期 学習の到達目標:年齢や性別、障害の有無をこえて健康の維持および増進に向けてスポーツを体験的に学び、 健康づくりへの助言、提言ができるようになる。 授業概要:誰もが健康で長生きすることは願いである。生活の質は、たとえ身体に障害や病気があって も日常生活の中で前向きに自己の心身の有用性を感じることで向上する。本授業では、各種 アダプテッドスポーツを実践するなかで、身体機能を補い用具を工夫することで、誰でも参 加可能なスポーツがあることを体験的に学ぶことを目指す。 授業計画:1.オリエンテーション 2.コミュニケーショントレーニング 3.フライングディスク①:基礎技術の修得 4.フライングディスク②:応用とゲーム 5.フライングディスク③:障害や年齢に適応した指導法 6.ユニホック①:ルールの理解 7.ユニホック②:ゲーム 8.ブラインド系スポーツ(軽運動) 9.ブラインド系スポーツ(サッカー)①:視覚障害の理解 10.ブラインド系スポーツ(サッカー)②:基礎技術の修得 11.ブラインド系スポーツ(サッカー)③:ゲームと指導法 12.アダプテッドスポーツ(バレー)①:風船バレーボール 13.アダプテッドスポーツ(バレー)②:風船バレーボールの指導 14.アダプテッドスポーツ(バレー)③:さまざまなバレーボールの体験 15.まとめ 評価方法:出席状況と履修態度、技能の習得状況により総合的に判断する。ただし、評価資料としてレ ポートの提出を求めることもある。 教 科 書: 参 考 書:適宜指示する。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 25 共通科目 授業科目 健康とスポーツB 担当教員 仲野 隆士 対象学科・学年:全学科1年 単位数:1 開講時期:後期 学習の到達目標: 在学中のみならず、卒業後のライフスタイルにおいても定期的に運動やスポーツを楽しむことの重要 性を理解する。そして、理解するだけでなく、無理なく実践(習慣化)していくための個人個人に合っ た具体的な方法や考え方などがわかるようになる。 授業概要: 学習の到達目標を達成するために、 本授業では 「ニュースポーツ」 を中心に授業を展開する。 ニュースポー ツとは、「競技スポーツ」とも「軽スポーツ」とも異なる存在であり、競技力・体力・老若男女を問わず、 あらゆる人々に開かれた親しみやすさを含んだ新しい概念のスポーツである。そのニュースポーツの実 践を通して、スポーツの新たな価値観や、勝ち負けにこだわらずプレイの過程を楽しむことの喜びや面 白さを理解すると共に、前期の健康とスポーツAで体験した「軽スポーツ」と同様に、スポーツの語源 でもある「楽しい身体活動」とはどのような活動なのかを体験的に学ぶ。 授業計画:1.オリエンテーション(ニュースポーツとは、他) 2.フィットネスゲーム 3.ペタンク(インドア・アウトドア) 4.バッゴー 5.フリンゴ 6.ディスクゴルフ 7.シャフルボード 8.ユニカール 9.クロッケ 10.インディアカ 11.ドッジビー 12.アルティメット 13.パドルテニス 14.キンボール 15.振り返りとまとめ(終了レポート作成) 評価方法:出席状況と履修態度(積極性、協調性、取り組みの態度) 、レポート提出などによって、総合的に評価する。 教 科 書:特に無し 参 考 書: 『ニュースポーツ事典』北川勇人著 遊戯者 1991 他 履修上の注意点:・1・15 回目の授業は、全員指定された講義室へ集合(講義室は、掲示板にて連絡する) 。 (準備学習を含む) ・動きやすい服装で参加する。2回目以降の授業は、全て体育館で実施する。 ・爪・髪の毛・装飾品など、安全面には各自が配慮すること。 ・試合等で欠席する場合は、欠席届を提出すること。 授業科目 健康とスポーツB 担当教員 沼田 尚 対象学科・学年:全学科1年 単位数:1 開講時期:後期 学習の到達目標:さまざまなスポーツ種目を体験することで、自己の身体感覚を理解し、客観的に自己分析を行いながら技術を 高め、新たな技術獲得へ応用させる能力を養うことを目指す。 また、スポーツを単に楽しむだけではなく、スポーツを通して、コミュニケーションスキルを高めることも目 標とする。 授業概要:現代社会において、心身の健康は、QOL(生活の質)を高めるために欠かすことのできない要素である。健康 であるためには、普段から楽しみや生きがいをもち、健康や運動・スポーツの基礎的知識を持って、実践して いくことが必要不可欠である。本授業では、様々な運動・スポーツを体験することで、実践することの「楽しさ」 を理解し、必要な基礎的運動技術を獲得することを目的とし、生涯、スポーツへと関わっていくための運動習 慣やコミュニケーション能力の習得、養成、向上を図る。 授業計画:1.オリエンテーション:授業概要・受講上のルール・評価・班分け等 2.ボールを使ったチームスポーツ1(ソフトバレーボールの基礎とゲーム1) 3.ボールを使ったチームスポーツ2(ソフトバレーボールのゲーム2) 4.器具を使った運動1(体つくり運動、マット運動1:回転系) 5.器具を使った運動2(マット運動2:回転・倒立系) 6.器具を使った運動3(マット運動3:発展系、跳び箱運動1:切り返し系) 7.器具を使った運動4(跳び箱運動2:切り返し系と回転系、鉄棒運動1:前方回転系) 8.器具を使った運動5(跳び箱運動3:発展系・鉄棒運動2:後方回転系) 9.器具を使った運動6(鉄棒運動3:発展系、マット・跳び箱運動の発展系) 10.ボールを使ったチームスポーツ3(フットサルの基礎とゲーム1) 11.ボールを使ったチームスポーツ4(フットサルの応用とゲーム2) 12.ボールを使ったチームスポーツ5(フットサルのゲーム3) 13.ボールを使ったチームスポーツ6(バスケットボールの基礎とゲーム1) 14.ボールを使ったチームスポーツ7(バスケットボールの応用とゲーム2) 15.ボールを使ったチームスポーツ8(バスケットボールのゲーム3) 16.試験及びまとめ 授業展開は、1種目あたり3回程度行う予定でいるが、習熟度等状況に応じ柔軟に対応する。 用具の準備や管理なども役割分担して行います。 怪我をしないようにみんなで楽しみながら、様々な運動・スポーツを行い、そこから基礎的運動技術を向上させていく。 評価方法:受講態度(出席状況・授業への取り組む姿勢・技術の習得状況と理解度等) (80点)、実技試験(20 点)などにより総合的に判断する。ただし、適宜レポートの提出を求めることもある。 教 科 書:特になし。 参 考 書:適宜指示する。 履修上の注意点:出席を重視するので、休まず出席すること。基本的には「体育館」で実技を行う為、運動に適した服装、 (準備学習を含む) 体育館シューズにて受講すること。授業に相応しくない服装やシューズの場合は、参加を認めない場合 もあります。安全管理の為、授業参加前に、必ず時計やピアスや等の装飾品を外して受講すること。十 分に体調を管理し、水分補給は各自の判断で適宜行う。次回の授業内容については当日に指示します。 26 共通科目 授業科目 健康とスポーツB 担当教員 矢吹 知之 対象学科・学年:全学科1年 単位数:1 開講時期:後期 学習の到達目標:年齢や性別、障害の有無をこえて健康の維持および増進に向けたスポーツプログラム作りを 実践するための知識、技術を習得する。 授業概要:誰もが健康で長生きすることは願いである。生活の質は、たとえ身体に障害や病気があって も日常生活の中で前向きに自己の心身の有用性を感じることで向上する。本授業では、各種 アダプテッドスポーツを企画し学生自身が作り出す能力を身につけることを目指す。 授業計画:1.オリエンテーション 2.チームワークとリーダーシップ(実技)①:コミュニケーションゲーム 3.チームワークとリーダーシップ(実技)②:リーダーシップの理解のためのゲーム 4.ボッチャ①:ボッチャの基礎技術練習方法の修得 5.ボッチャ②:ボッチャのゲーム体験 6.新しいスポーツ作り(チームワーク系) 7.新しいスポーツ作り(ターゲット系) 8.新しいスポーツ作り(競争系) 9.新しいスポーツ作り実践①:新しいスポーツ作りのためのガイドライン 10.新しいスポーツ作り実践②:新しいスポーツ作りの演習 11.新しいスポーツ作り実践③:新しいスポーツ作りの実習 12.新しいスポーツ作り実践④:評価 13.健康の評価①:加齢に応じた体力測定 14.健康の評価②:加齢に応じた健康指導 15.まとめ 評価方法:出席状況と履修態度、技能の習得状況により総合的に判断する。ただし、評価資料としてレ ポートの提出を求めることもある。 教 科 書: 参 考 書:適宜指示する。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 日本史Ⅰ 担当教員 三好 俊文 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:①16世紀までの日本史についての基礎的な知識を得る。 ②日本史(歴史)が叙述される方法と、その多様性を考える。 ③受講者各人が、日本史(歴史)との付き合い方について理解する。 授業概要:テーマ:16世紀までの日本の中央と地方 原始から現代に至る日本の政治的な変容を大まかに掴んだ上で、16世紀までの日本の 政治的動向を詳述する。時代の区切りごとに地方からの中央の政治動向を捉え直すこ とで、歴史的解釈の多様性に触れる。 授業計画:第1回:歴史の記される仕組みと「日本史Ⅰ」について 第2回:日本史の大動向を掴む 第3回:歴史・古代の日本(1)~ヤマト政権と律令国家~ 第4回:歴史・古代の日本(2)~平安時代の中央政治~ 第5回:歴史・古代の日本(3)~畿内政権と東北~ 第6回:中世前期の日本(1)~「武者ノ世」の開幕と地方社会~ 第7回:中世前期の日本(2)~武家政権と公家政権~ 第8回:中世前期の日本(3)~鎌倉幕府と地方政権~ 第9回:中世前期の日本(4)~東北から鎌倉幕府を視る~ 第10回:中世後期の日本(1)~内乱の発生と2つの皇統~ 第11回:中世後期の日本(2)~自立する地方社会、角逐する地方権力~ 第12回:中世後期の日本(3)~蝦夷と琉球~ 第13回:近世日本の成立(1)~「地方の時代」の終焉と江戸幕府の成立~ 第14回:近世日本の成立(2)~南蛮貿易から「鎖国」へ~ 第15回:16世紀までの日本を考える 第16回:試験 評価方法:小テスト(30%)、論述試験(70%、課題事前公表)。欠席6回は単位不認定とする。 教 科 書:資料を配付する 参 考 書:高校日本史教科書。専門文献は授業指示 履修上の注意点:日本史Ⅱの受講を希望する者は、この講義を受講しておくこと。 (準備学習を含む) 27 共通科目 授業科目 日本史Ⅱ 担当教員 三好 俊文 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:①16世紀以降の日本史についての基礎的な知識を得る。 ②国際関係による日本の変容を知り、現在日本の歴史的前提を理解する。 ③受講者各人が、「日本史」を学ぶ意味について考える。 授業概要:テーマ:17世紀以降の国際社会と日本 17世紀から終戦に至るまでの日本の動向を、国際社会との関係に留意しながら詳述す る。また、領土の変容や戦後日本を略述し、いまある「日本」の成り立ちに触れる。 授業計画:第1回:16世紀までの日本と「日本史Ⅱ」 第2回:「日本」と日本列島~江戸幕府と蝦夷地・琉球~ 第3回:近世の日本(1)~幕府政治の安定と改革~ 第4回:近世の日本(2)~列強の接近と幕府の対応~ 第5回:近世の日本(3)~「鎖国」の終焉と幕府の滅亡~ 第6回:近代日本の国内動向(1)~明治政府の捉え方~ 第7回:近代日本の国内動向(2)~国家財政と地方経済~ 第8回:近代日本の国内動向(3)~欧米文化の輸入~ 第9回:近代日本の国際環境(1)~明治初頭の国際的地位~ 第10回:近代日本の国際環境(2)~日清戦争と日露戦争~ 第11回:近代日本の国際環境(3)~第一次世界大戦と日本~ 第12回:近代日本の国際環境(4)~恐慌と第二次世界大戦~ 第13回:戦後の日本(1)~占領と民主化~ 第14回:戦後の日本(2)~独立と経済大国への道程~ 第15回:「日本」と「日本史」を考える 第16回:試験 評価方法:小テスト(30%)、論述試験(70%、課題事前公表)。欠席6回は単位不認定とする。 教 科 書:資料を配付する 参 考 書:高校日本史教科書。専門文献は授業指示 履修上の注意点:受講希望者は、日本史Ⅰを受講しておくこと。 (準備学習を含む) 授業科目 日本国憲法 担当教員 曽我 洋介 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1.日本国憲法によって規定される各国家機関の組織とその権限について理解すること。 2.日本国憲法によって保障された基本的権利の内容とその実現方法について理解すること。 授業概要:日本国憲法は日本国の基本法です。各規定に何が定められているのか、国会、内閣、裁判所 などの国家機関によって、どのように実践されているのか、そして、各規定がいかなる考え 方によって基礎付けられているのかについて学習します。 授業計画:1.憲法と立憲主義 2.国民主権・平和主義 3.国会・内閣等の組織 4.国会・内閣等の権限 5.司法 6.憲法の規律する権利義務関係とその特徴 7.人身の自由 8.思想良心の自由、信教の自由・政教分離 9.表現の自由(1)伝統的な問題 10.表現の自由(2)現代的な問題 11.経済的自由(職業選択の自由及び財産権) 12.社会権(生存権、教育権及び労働基本法) 13.参政権 14.包括的基本権及び平等原則 15.まとめ 16.期末試験 評価方法:期末試験(小論文)によって評価します。試験では、日本国憲法の解釈が論点となる具体的 な事例について、憲法上の論点を挙げて、論評していただきます。(100点) 出席点は付与しません。 教 科 書:指定しません。各回レジュメを配布します。 参 考 書:適宜指摘します。 履修上の注意点:講義には六法など日本国憲法の全文を参照できるものを持参してください。ウェブ上 (準備学習を含む) の法令資料を参照できる通信機器でもかまいません。 28 共通科目 授業科目 キャリア・デザイン 担当教員 植竹由美子 対象学科・学年:発達・健栄1年 単位数:2 開講時期:前期・後期 学習の到達目標:1)自分を知り社会を知って、自らの夢や目標を明確化する。 2)その夢や目標の実現に向け大学生活をどう過ごすかを考え、実践に繋げていく。 3)卒業後どのような生き方、働き方をしたいかを自ら主体的に考えることの重要性を知る。 授業概要:自己分析、社会で求められる能力や心構え、職場環境、働く目的、現段階でのキャリア設計 等のテーマについて、テーマごとのワークシートの作成やディスカッション等を取り入れな がら検討する。これらを通じて、目的意識を持ち、大学生活で何を獲得したかということを 自信を持って表明できるような、充実した大学生活を目指して欲しい。 授業計画:1.導入:授業の目的と授業展開について 2.「キャリア」「キャリア・デザイン」の意味 3.自己理解①:やりたいこと、できること、やるべきこと 4.自己理解②:自分の「強み」分析 5.社会で求められる力①:ビジネスマナー 6.社会で求められる力②:社会人基礎力の能力要素 7.社会で求められる力③:社会人基礎力を高めるために 8.どんな仕事があるのか①:わが国の社会・産業構造とその変化 9.どんな仕事があるのか②:業種・職種と働き方 10.どんな仕事があるのか③:自分の職業適性 11.なぜ働くのか①(個人ワーク) 12.なぜ働くのか②(グループワーク) 13.大学生活をデザインする 14.大学卒業後をデザインする 15.まとめ 評価方法:受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度等) (20%)、ワークシート(30%)、レポート(50%) などにより総合的に評価する。 教 科 書:適宜資料配布。 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:授業内容を自分自身と照らし合わせて、自らを振り返るきっかけにして欲しい。また、 (準備学習を含む) 示された課題は次回授業までに仕上げておくこと。 29 授業科目 教育学概論(初等) 担当教員 牛渡 淳 人間発達学科 対象学科・学年:子発1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:①個人と社会にとっての教育の役割を理解する。 ②子どもの成長発達と教師の役割について理解する。 ③「教育の目的」という視点から、教育の歴史的展開過程を理解する。 ④各時代の代表的な教育思想の内容について理解する。 授業概要:教育学は、人間の成長発達とそれを促す社会的文化的仕組みの関係を明らかにする総合的学 問である。本講義では、人間を人間たらしめる「教育」の意味とその本質、学校や教師の役 割、各時代に求められた教育の役割と理念・思想を明らかにする。 授業計画:Ⅰ.教育の本質と意義(7回) (1) 教育とは何か (2) 教育の本質と教師の教育的行為 (3) 素質と環境と教育 (4) 教育の場 Ⅱ.教育目的の歴史(6回) (5) 古代ギリシア・ローマにおける教育目的 (6) 中世から17世紀までの教育目的 (7) 18世紀から20世紀における教育目的 (8) 明治から第2次世界大戦までのわが国の教育目的 (9) 第2次世界大戦後の教育改革における教育目的 (10) 冷戦下における教育目的 Ⅲ.現代における教育目的と教育の課題(2回) (11) 現代の教育目的と教育の課題 評価方法:試験(90%)と毎回の授業の最後に書いてもらうコメントペーパー(10%)によって評価する。 教 科 書: 『改訂教育学原論-教育の本質と目的-』牛渡淳著(中央法規)『ミュンヘンの小学生』子安 美知子著(中公新書)(受講生は2冊とも購入すること) 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 大学入門ゼミ 担当教員 人間発達学科全教員 対象学科・学年:発達1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:大学生活で必要とされる学習スキルについて、体験を通じて学ぶことが目標である。大学生 として自ら主体的に研究するための技能の基礎を習得するとともに、人間発達学科に特有な ものの見方や考え方を身につける。 授業概要:授業は教員ひとりに対して、少数の学生がグループになって学習を進める。子どもの発達に 関する研究方法の入門として、スタディ・スキルズを身につけるための演習を行い、引き続 き担当となった教員から研究アプローチの方法・視点等の概説を受け、学生自らが技法を体 得していく。 授業計画:⑴オリエンテーション ⑵スタディ・スキルズ 演習① ノートテイキング ⑶スタディ・スキルズ 演習② リーディング ⑷スタディ・スキルズ 演習③ レポートの書き方 ⑸スタディ・スキルズ 演習④ 大学生の情報収集 ⑹スタディ・スキルズ 演習⑤ 図書館の活用法 ⑺人間発達へのアプローチ ① ⑻人間発達へのアプローチ ② ⑼人間発達へのアプローチ ③ ⑽人間発達へのアプローチ④ ⑾人間発達へのアプローチ⑤ ⑿人間発達へのアプローチ⑥ ⒀人間発達へのアプローチ ⑦ ⒁人間発達へのアプローチ⑧ ⒂まとめ 評価方法:平素の授業への参加具合も含めて総合的に評価する。演習への取り組みや、課されたレポー トについて厳しく考察を加える(詳細は初回授業にて説明)。なお欠席や遅刻が多い場合、 私語や指示に従わない場合も不合格とする。 教 科 書: 『知へのステップ改訂版』学術研究会編著(くろしお出版) 参 考 書: 履修上の注意点:4年間の学習の基礎を身につける場であるから、手を抜かず、積極的に参加すること。 (準備学習を含む) 30 授業科目 子ども総合セミナー 担当教員 人間発達学科全教員 学習の到達目標:大学入門ゼミで体得した方法を駆使して、大学における学習のスタイルを身に付ける。 授業概要:授業は教員ひとりに対して、少数の学生がグループになって学習を進める。指定されたテキ ストの精読を通して情報の入力を体感し、それをもとに意見を述べ、教員や他のクラスメー トと意見交換ができるようになることが望まれる。また、教員や他のクラスメートの意見を 参考にして、自らの思考を研ぎ澄ますことも経験したい。 ⑼討論③ ⑽討論④ ⑾討論⑤ ⑿討論⑥ ⒀討論⑦ ⒁討論⑧ ⒂全体総括① ⒃全体総括② 授業計画:⑴オリエンテーション ⑵精読の方法① ⑶精読の方法② ⑷精読の方法③ ⑸意見交換の仕方① ⑹意見交換の仕方② ⑺討論① ⑻討論② 評価方法:平素の授業への参加具合も含めて総合的に評価する。授業への取り組みや、課されたレポー トについて厳しく考察を加える(詳細は初回授業にて説明)。なお欠席や遅刻が多い場合、 私語や指示に従わない場合も不合格とする。 教 科 書:初回に教室にて指示する。 参 考 書: 履修上の注意点:受講学生は、グループで活動するので、リーダーをはじめとした役割を担う。学生本 (準備学習を含む) セミナー終了時には、翌年の 1 年生のチューターになれる程度の技量を持っているこ とが望ましい。 授業科目 教職論(幼稚園) 担当教員 村山 十五 対象学科・学年:発達1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:幼稚園における教師の役割について、様々な角度から学習し、教師という職業を理解すると ともに、教育者としての自覚を持つ。 授業概要:① 子どもの遊びや教師の役割を理解するために、幼稚園や保育所を見学する。② 教師と して必要な専門知識や仕事の内容及び教員の就職状況等について学習し、教師のあるべき姿 を追求する。③ 絵本の読み聞かせやレポートの発表を通して、発表力を身につける。 授業計画:1.授業概要の説明、自己紹介 2.教職の意義について 3.進路選択に資する幼稚園見学 4.進路選択に資する保育所見学 5.教職に関するレポートの提出と発表 6.社会人としての心構え、教師の専門性と役割について 7.教師の品格と資質、社会規範について 8.幼児教育関係法規について 9.教育計画、指導計画の作成について 10.教師の就業規則と身分保障について 11.特別支援教育について 12.認定こども園と幼保一体化 13.県内の幼稚園教員への道と研修体制について 14.絵本の読み聞かせの実践 15.危機管理と危機対応 16.期末試験 評価方法:出席状況 30% レポート.実技 30% 期末試験 40% 教 科 書:使用しない。 参 考 書:幼稚園教育要領、保育所保育指針 履修上の注意点:特になし (準備学習を含む) 31 人間発達学科 対象学科・学年:子発1年 単位数:2 開講時期:後期 授業科目 教職論(小学校) 担当教員 牛渡 淳 人間発達学科 対象学科・学年:子発1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:本講義は、教員という仕事の概要を多角的に知り、教職への進路選択の機会を提供すること を目的とする。教職の歴史や制度・法律・各種調査等を通して、教師に期待されている役割 や教職観、教師の職務内容、現代の教育課題と教師の在り方等について理解し、それによっ て、自分の教職イメージを明確にすることを到達目標とする。 授業概要:①教職観の歴史と教師に期待される役割、②学校の特質と教師の職務内容、③教師としての 成長とそれを支援する仕組み、④現代の教育課題と教師、に焦点を当てて概説する。教師を 主人公とした各国の映画や実験授業等の映像も利用する。 授業計画:1.教師像の再検討(1)あなたが出会った「本当の先生」はどんな先生でしたか? 2.教師像の再検討(2)映像に見る「理想の教師像」 3.教師像の再検討(3)教職の歴史と教師像の歴史的変遷 4.学校の特質と教師の職務内容(1)学校の組織的特性と教師の職務 5.学校の特質と教師の職務内容(2)職務の無限界性・無限定性と専門性 6.学校の特質と教師の職務内容(3)教師の一日、教科・教科外、教師集団 7.学校の特質と教師の職務内容(4)服務・規律、分限・懲戒、勤務実態 8.教師としての成長とそれを支援する仕組み(1)教師のライフコース 9.教師としての成長とそれを支援する仕組み(2)教員研修と教員評価 10.労働市場の中の教師-教員免許・養成・採用の仕組みと実態 11.教員養成高度化政策と教員免許改革の理念 12.大学における教員養成の意義と特色-学問性と実践性- 13.現代の教育課題と教師(1)地域・親・学校の連携 14.現代の教育課題と教師(2)学力問題と子どものトータルな発達支援 15.改めて「よい教師」とは何か-現職(元)小学校教員との対話を通して考える 評価方法:定期試験(90%)とコメントペーパー(10%)により評価する。 教 科 書:なし。毎回資料を配布する。 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 教育方法論(初等) 担当教員 朝倉 充彦 対象学科・学年:発達1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1)授業者として知識技能を伝えるための教育方法の原理と基礎的概念を理解する。2)教 育方法の実践史から、今日に生かしうる方法を学び取る。3)授業の中で、自ら伝える体験 を行なう。 授業概要: 本講義は、主として小学校教諭一種免許取得を目指す者を対象にする科目である。授業と は、教師が自らの知識技能等をことばによって子ども(生徒)に伝えようとする営みである。 しかし、教師のことばは子どもによって同一には理解されない。教師と子どもとの間に理解 の差が生ずるし、さらに子ども間にも理解の差が生ずる。授業においては、この理解の差を 埋めるために様々な教育の方法や技術が必要となる。本講義は、教育の方法の原理や基礎理 論を理解し、そして実際の授業のビデオを観ながら指導技術を身につけることがねらいであ る。さらに、履修者には「ショートスピーチ」やディベートを課し、「伝える」ための方法・ 技術を実際に行ってもらう予定である。 授業計画:1.ガイダンス~教育方法とは何か~ 2.「伝える力」を養うためのディベート体験(テーマを代えて5回行う。) 3.教育方法の理論と実践の歴史(近世、明治初期の教授法) 4.教育方法の理論と実践の歴史(明治期の一斉教授法) 5.教育方法の理論と実践の歴史(大正新教育の教授法) 6.教育方法の理論と実践の歴史(昭和期の教授法) 7.教育方法の理論と実践の歴史(現代の教授法) 8.授業の設計と学習指導案 9.授業の指導技術~話す力 10.授業の指導技術~教育機器・情報機器の活用~ 11.まとめ 評価方法:授業の出席状況、ディベート、レポート、試験によって総合的に評価する。 教 科 書:なし。 参 考 書:授業の中で適宜紹介する。 履修上の注意点:出席時数が授業時数の3分の2に満たない者は、原則として単位を認定しない。 (準備学習を含む) 32 授業科目 ピアノ入門 担当教員 四家・菊地真・齋藤泰・丸山・岩淵摂 学習の到達目標:・ピアノ演奏における基礎的な技術を身につける ・豊かな音楽表現の能力を養う ・基礎的なソルフェージュの能力を身につける 授業概要: 基礎的奏法・演奏技術を高め、表現することを学習する。各自のレベルにあわせ個別に指導する。 授業計画:1.オリエンテーション(教則本の指示、練習方法、楽器の扱い) *既習者は、1回目の授業で演奏できるように自分で選曲し練習しておくこと。 2.音の読み方、運指法、リズム練習等 3.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い 4.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い 5.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い 6.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い 7.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い 8.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い 9.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い 10.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い、試験課題曲の演奏 11.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い、試験課題曲の演奏 12.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い、試験課題曲の演奏 13.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い、試験課題曲の演奏 14.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い、試験課題曲の演奏 15.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い、試験課題曲の演奏 16.発表(試験) 週2コマ(個人のレベルによるレッスン) (集団によるレッスン)を受講する事。詳細はオリエンテーショ ン時に連絡する。 評価方法:通常評価(出席状況、受講態度、毎回の練習の状態等の総合…計100点)と、試験(実技試験の得点《複 数の採点者の平均点》…100点満点)の平均を成績とする。 教 科 書: 『メトードローズ』 、『こどものうた100』、等 参 考 書:プ リントを配布。 履修上の注意点:半期開講。初心者(既習者でピアノを止めて久しい者・進度が遅いと思われる者を含む)対象を (準備学習を含む) 主とする。アンケートを実施し、時間割を決定する。毎回のレッスンの中から体得するものであ り、欠席せず、主体的に練習して学ぶこと。ピアノⅠ(2 年生必修)を履修するため、メトードロー ズ P.37 以上の終了が求められる。 授業科目 音楽入門 担当教員 岩淵 摂子 対象学科・学年:子発1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:・楽譜の理解力を高める ・基礎的な音符の読み方を理解し、リズムの練習を行うことで読譜力を高める 授業概要:音楽の演奏に必要な基本的な知識を理解する。 具体的には音符・休符を理解し、リズムを表現できる。課題を練習することで読譜力を充実 させる。 歌唱や楽器演奏が円滑に運ぶように、実践的に展開する。 授業計画:1.オリエンテーション 楽譜とは、何が書かれているのか 2.音符、休符 3.リズム 4.拍・拍子・指揮 5.リズム練習(1) 6.リズム練習(2) 7.譜表と音名・階名(1) 8.読譜練習 9.速度 10.強弱 11.記号 12.合唱(1) 13.合唱(2) 14.発声法 15.まとめ 評価方法:受講態度(質疑応答・小テスト)(30点)、筆記試験等(70点)により総合的に評価する。 教 科 書: 参 考 書:プリントを配布する。 履修上の注意点: 出席を重視するので、休まず出席すること。2年次開講子どもと音楽の前段階の授 (準備学習を含む) 業のため、ピアノ初心者、楽譜の読みが遅い方は、必ず受講する様にすすめます。五 線紙を用意すること。 33 人間発達学科 対象学科・学年:子発1年 単位数:2 開講時期:前期・後期 授業科目 保育原理 担当教員 大迫 章史 人間発達学科 対象学科・学年:子発1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 本授業では、保育を学んでいくにあたって必要と考えられる事柄を全般的に取り上げ、保 育に関する基礎的な力を身につけることを目指している。あわせて、学生が自らの保育観を もつことができるための基礎的な力を養う。 授業概要: 本授業では、保育の意義、保育観、 子どもの権利などをベースにしながら、保育の環境、内容、 方法のあり方について学んでいく。 授業の性格上、取り扱うべき内容が多いため、原則と して2回の授業で1つのテーマを扱っていく。具体的な授業計画は、下記に示したとおりで ある。 授業計画:1.オリエンテーション-授業概要の説明- 2.保育とは何か(1)-保育の意義と目的- 3.保育とは何か(2)-保育者・保育所との関係で- 4.保育思想と保育観・子ども観(1)-西洋の場合- 5.保育思想と保育観・子ども観(2)-西洋の場合- 6.保育思想と保育観・子ども観(3)-日本の場合- 7.子どもの権利と保育(1) 8.子どもの権利と保育(2) 9.保育の環境(1) 10.保育の環境(2) 11.保育の内容と5領域(1) 12.保育の内容と5領域(2) 13.保育の方法とその基本原理(1) 14.保育の方法とその基本原理(2) 15.保育所と家庭・地域・小学校との関係 16.授業のまとめと試験 評価方法:授業への出席・参加(30%)、試験の結果(70%)による総合評価。 教 科 書:教科書はとくに指定しない。授業担当者が資料を配付する。 参 考 書: 『保育所保育指針』、『保育所保育指針解説』『幼稚園教育要領』、『幼稚園教育要領解説』 履修上の注意点:すべての授業に出席すること。やむを得ず、欠席する場合はできるだけ早いうちに授 (準備学習を含む) 業担当者に連絡すること。 授業科目 保育者論 担当教員 大迫 章史・佐野 裕子 対象学科・学年:子発1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 保育者としての制度的な位置づけ、役割、責務を理解する。また、また、現代の保育に対 する多様なニーズに応えるための高い専門性を備える保育者としての自覚を形成する。 授業概要: 保育者としての役割や責務に関する基本的事項の理解を通して、専門職としての保育者に ついて考察を深める。また、震災、災害と保育者について、幼い命を守る保育者の役割を考 察していく。 授業計画:1 オリエンテーション 2 保育者になるとは 3 保育者と法 4 保育者の倫理 5 保育者の役割とその専門性 6 保育者の資質 7 現代社会の変化と保育者の役割 8 保育者と保護者 9 特別な配慮が必要な子どもと保育者の役割 10 保育者の危機管理 11 震災時の保育者 12 先輩保育者(園長)からのメッセージ 13 先輩保育者(新人保育者)からのメッセージ 14 今後の課題 15 まとめ・発表(保育者になるために) 16 試験 評価方法:授業への出席・参加状況と試験による総合評価。 教 科 書:とくに指定しない。 参 考 書:とくに指定しない。 履修上の注意点:本授業は授業担当者2名のオムニバス形式で実施する。すべての授業に出席すること。 (準備学習を含む) やむを得ない理由で欠席する場合、できるだけ早いうちに授業担当者に連絡すること。 34 授業科目 子どもの保健Ⅰ 担当教員 田村 雪子 学習の到達目標:近年の少子高齢化社会における子どもの健全育成には、単に子どもの身体と心の発達のみならず子どもを取り 巻く人・自然・文化・社会・教育環境の時代的変遷を理解し、統合できる力を身につけることが求められている。 このことを基盤におき、前期は子どもの健康と保健の意義を理解したい。そして子どもの発育・発達とその 評価、生理機能の発達、そして小児の病気の特徴と主な病気を理解したい。 授業概要:パワーポイントを主としてすすめる。理解のためにDVDも多く用いる。理解を深めるためにレポート提出も適 宜要求する。子どもの保健Ⅰでは、健全な母性・父性の育成から開始し、小児の理解と健康概念の理解、そし て児童虐待の現状を理解してほしい。その後発育と発達。生理機能の発達から子どもの心身の発育とすすめる。 その後は、小児期における感染症の理解すると共に、予防接種と学校保健安全法の理解、そしてまとめで終わる。 授業計画:1.オリエンテーション 母性・父性の育成のための思春期教育の実際 2.小児期の分類 子どもの健康概念と健康指標 3.母子保健施策と母子保健統計及び社会的育児支援 4.児童虐待の現状と予防 5.子どもの発育と発達① 6.子どもの発育と発達② 7.子どもの発育と発達③ 《保健便り作成》 8.生理機能の発達① 呼吸器・循環器 9.生理機能の発達② 免疫・消化器 10.生理機能の発達③ 排泄・体温・睡眠リズム他 11.生理機能の発達④ 精神機能の発達 12.小児の主な病気① 小児の病気の特徴とよくある疾患 13.小児の主な病気② 感染症の分類と感染経路と感染予防 14.小児の主な病気③ 学校保健安全法と予防接種 15.まとめ 評価方法:出席率とレポート提出・平常点(他者への迷惑行為にて減点)と期末試験にて総合評価 教 科 書:渡辺博・「小児保健」 ・中山書店・2010年9月 参 考 書:今 村栄一編著・「新・小児保健」・診断と治療社・2010年2月 母子健康手帳 厚生の指標 (資料 として印刷し準備します) 履修上の注意点:講義中の私語は禁止とする。途中での退室は事前または事後に届け出のこと。また、新保育指針、子ど (準備学習を含む) も関連の法律、子どもの保健演習、子どもの健康等関連付けて、自らが学ぶ姿勢を身につけてほしい。 授業科目 子どもの保健Ⅱ 担当教員 田村 雪子 対象学科・学年:発達1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 近年の少子高齢化社会における子どもの健全育成には、単に子どもの身体と心の発達のみならず子どもを取り巻く人・ 自然・文化・社会・教育環境の時代的変遷を理解し、統合できる力を身につけることが求められている。小児保健Ⅱで は感染症の理解を深め、感染予防の知識を身につけたい。また近年増加しているアレルギー疾患を理解し、アレルゲン から子どもを守ることを知る。続いて、子どもの精神保健・衛生管理・安全管理、そして、事故の現状と事故の予防対策・ 他職種との連携の必要性を理解し実践の一歩に出来ることを目標とする。 授業概要:パワーポイントを主としてすすめる。理解のためにDVDも多く用いる。理解を深めるためにレポート提出も適宜要求す る。感染症の理解を深め、感染予防の知識を身につける。また近年増加しているアレルギー疾患を理解し、アレルゲン から子どもを守ることを知る。続いて、子どもの精神保健は社会環境の変遷とともに必須取得学習であり4回と予定とし た。その後衛生管理・安全管理、そして、事故の現状と事故の予防対策を学ぶものとする。最後に、他職種との連携の 必要性を講義する。最後にまとめで知識を確認するものとする。 授業計画:1.オリエンテーション 小児の主な病気① 皮膚に出る感染症 2.小児の主な病気② 皮膚に出ない感染症とSIDSその他 3.アレルギー性疾患の理解 4.食中毒の予防 保健便りの作成 5.子どもの精神保健① 家族関係と社会環境の変化 6.子どもの精神保健② 幼児期の精神保健 7.子どもの精神保健③ 学童期の精神保健 8.子どもの精神保健④ 発達障害の理解 9.環境と衛生管理・安全管理① 10.環境と衛生管理・安全管理② 11.子どもの事故防止と対策① 家庭における事故 子どもの事故防止と対策② 施設における事故 12.子どもの事故防止と対策③ 事故予防 13.母子保健施策と対策 健やか親子21を中心に 14.家庭・地域との連携 15.まとめ 評価方法:出席率とレポート提出・平常点(他者への迷惑行為にて減点)と期末試験にて総合評価 教 科 書:子どもの保健Ⅰ・佐藤益子編著・ななみ書房・2012/3/1第1版3版発行 参 考 書:子どもの保健Ⅱ・佐藤益子編著・ななみ書房・2011/9/1第1版1版発行 小児保健・渡辺博著・中山書店・2012/7/5改訂第2版第1版発行 母子保健手帳・厚生の指 履修上の注意点:講義中の私語は禁止とする。途中での退室は事前または事後に届け出のこと。 (準備学習を含む) また、新保育指針・子ども関連の法律・子どもの保健演習・乳児保育・子どもの健康等関連付けて、自らが学 ぶ姿勢を身につけて欲しい。 35 人間発達学科 対象学科・学年:発達1年 単位数:2 開講時期:前期 授業科目 開 子ども論○ 担当教員 牛渡 淳 人間発達学科 対象学科・学年:発達1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1. 「子ども」という概念の歴史的発展過程とその背景を理解する。2.我が国における「子ども観」の 歴史と、子育て・教育との関連性を理解する。3.アメリカ人の子ども観の歴史を、文学や映画を通し て理解する。3.世界の子供番組に描かれた子どもたちの姿を通して、欧米における子どもの位置づけ を理解する。4.児童文学や絵本の発展と子ども観が密接に結びついていることを理解すると同時に、 現代の児童文学や絵本の動向と課題を子ども観の視点から明らかにする。 授業概要: 「子ども」とは、歴史の中で、また、社会の中でどのような存在であったのか。また、現在の世界の国 ではどのように受け止められているのか。こうしたテーマを、教育や家族の歴史、映画研究、児童文学・ 絵本などを利用しながら明らかにしていきたい。毎回資料を配布して説明を行うが、アメリカ映画にお ける子ども観の歴史についてはテキストを使用すると同時に映画のビデオを鑑賞する。また、世界の子 ども番組に関しても、ビデオを鑑賞する。 授業計画:1.子ども観研究の動向⑴世界の動向① 2.子ども観研究の動向⑵世界の動向② 3.子ども観研究の動向⑶日本の動向 5.子ども観研究の動向⑷「子ども時代の消滅」をめぐって 6.アメリカ映画に見るアメリカ人の子ども観の歴史⑴映画研究とイメージ研究 7.アメリカ映画に見るアメリカ人の子ども観の歴史⑵植民地期から19世紀までの子ども観 8.アメリカ映画に見るアメリカ人の子ども観の歴史⑶20世紀前半(チャップリン「キッド」) 9.アメリカ映画に見るアメリカ人の子ども観の歴史⑷20世紀前半(「オズの魔法使い」他 10.アメリカ映画に見るアメリカ人の子ども観の歴史⑸20世紀後半(1945-1950年代) 11.アメリカ映画に見るアメリカ人の子ども観の歴史⑹20世紀後半(1960年代~ 1980年代) 12.欧米の子ども番組に見る欧米人の子ども観(ヨーロッパ) 13.欧米の子ども番組に見る欧米人の子ども観(アメリカ) 14.児童文学・絵本の歴史と子ども観⑴諸外国 15.児童文学・絵本の歴史と子ども観⑵日本 評価方法:レポートによって評価する。 教 科 書:K.M.ジャクソン著、牛渡淳訳『アメリカ映画における子どものイメージ』東信堂 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 家族の社会学 担当教員 槇石多希子 対象学科・学年:子発1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 様々な側面を持つ家族は、社会の変化と相互に関係しつつどのように変わってきているの か、あるいは変わらないものは何かなどを、具体的事例やデータを通して学び、グローバル 化のすすむ現代社会における家族についての理解を深め、学生各自のライフコースを主体的 に構築する。 授業概要: 現代社会と家族をテーマに、データや事例に基づいて学生参加型の授業を展開するが、家 族の起源については霊長類家族についての知見を学ぶ。また、青年期の親子関係、結婚や家 族問題を取り上げる際には、日米比較や東アジア諸国との国際比較を通して、日本家族の特 質・様相を講じる。 授業計画:1.オリエンテーション―家族社会学を学ぶ意味 2.家族の起源・成立① 3.家族の起源・成立② 4.家族社会学の基本ターム 5.配偶者選択―未婚化・晩婚化 6.配偶者選択―性別結婚観・結婚の条件 7.配偶者選択―欧米・中国・韓国の動向 8.親子関係―子ども期の誕生 9.親子関係―パラサイトシングル 10.親子関係―母娘関係 11.家族問題―生殖革命と家族 12.家族問題―貧困と家族 13.家族問題―ドメスティック・バイオレンス 14.日本家族のゆくえ 15.まとめ 16.試験 評価方法: 授業への参加態度(20%)、小レポート(30%)と試験(50%)による総合評価 教 科 書: 『変化する社会と家族』水島かなえ他著(建帛社) 資料等を配布する 参 考 書:講義のなかで提示。 履修上の注意点:出席・授業への積極的参加を重視。新聞・雑誌等の家族に関する情報に関心をもつこと。 (準備学習を含む) 36 授業科目 発達心理学 担当教員 氏家 靖浩 学習の到達目標:発達心理学とはどういう学問であるのかについて、自らの発達と重ね合わせながら理解する。 発達の基本的事項を学びながら、発達という現象に興味を持つことを一般目標とし、本講義 を受講していない人々に発達について説明できるようになることを行動目標とする。 授業概要:発達心理学入門 心理学における発達研究の位置づけを確認しながら、発達心理学が対象と するトピックスを概観する。特に発達研究における古典的と言われるような理論・学説につ いては、しっかり学習したい。 授業計画:1.心理学における発達 2.発達心理学研究史 3.発達心理学の対象と方法 4.発達課題 5.発達支援 6.愛着と親子関係 7.遊び 8.自己概念 9.パーソナリティ 10.言葉 11.社会性 12.道徳性 13.生涯発達の視点① 14.生涯発達の視点② 15.発達の多様性 16.自らの発達を物語る 評価方法:出席50% 試験・レポート50% 教 科 書:発達心理学 保育・教育に活かす子どもの理解』本郷一夫編著建帛社(けんぱくしゃ) 参 考 書:教室にて指示する。 履修上の注意点:特になし。 (準備学習を含む) 授業科目 子どもの心理 担当教員 浅井 継悟 対象学科・学年:心福・発達1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 子どもへの理解を深め、保護者も含めた教育/支援を行っていくために、子どもの心身両面における 基本的な発達に関する知識を身につける。また、子どもとその保護者の問題について学び、その支援方 法について考察する。 到達目標としては、以下の3つを設定する ①子どもの心身両面の発達に関する基本的な知識を獲得し、説明することができること。 ②子どもに起こりうる心理的な問題について学び、心身両面の発達と関連づけることができること。 ③子どもとその保護者への支援方法について深い関心を持ち、その支援方法について自分の考えを述べ ることができること。 授業概要: 子どもの心身両面での基本的な発達過程を理解すると共に、子どもとその保護者への援助方法ついて も学習する。また、必要に応じて、乳幼児や児童を取り巻く社会問題(虐待など)、発達心理学における 研究方法などのトピックについても取り上げる。 授業計画:第1回:オリエンテーションと「子ども観」の変遷について 第2回:乳児期の心身の発達(1) 第3回:乳児期の心身の発達(2) 第4回:乳児期の心身の発達(3) 第5回:幼児期の心身の発達(1) 第6回:幼児期の心身の発達(2) 第7回:幼児期の心身の発達(3) 第8回:児童期の心身の発達(1) 第9回:児童期の心身の発達(2) 第10回:児童期の心身の発達(3) 第11回:子どもの心理発達的問題と病理 第12回~第13回:親子への援助の在り方 第14回:発達障害児への援助の在り方 第15回:東日本大震災時における幼児と保護者 評価方法:出席20%、参加態度10%、テスト40%、レポート30% 教 科 書:・藤村宣之編著(2009)発達心理学 周りの世界とかかわりながら人はいかに育つか. ミネルヴァ書房. 参 考 書:・永井徹監修(2012) . 乳幼児期・児童期の臨床心理学. ・長谷川啓三・若島孔文編(2012). 子どもの心と学校臨床(第6号) 特集:大震災・子どもたちへの中 長期的支援:皆の知恵を集めるソリューション・バンク. 遠見書房 履修上の注意点: 単なる知識の習得だけでなく,少しでも受講生の皆さんにとって役に立つ内容の講義にしたい (準備学習を含む) と考えています。受講される皆さんが講義へ主体的に参加されることを期待します。 37 人間発達学科 対象学科・学年:子発1年 単位数:2 開講時期:前期 授業科目 尊厳と自立 担当教員 中熊 靖 対象学科・学年:心福1年 単位数:2 開講時期:前期 心理福祉学科 学習の到達目標: 「人間」の理解を基礎として、人間としての尊厳の保持と自立・自律した生活を支える必要性について理解し、介護場面 における倫理的課題について対応できるための基礎となる能力を養う。 授業概要:⑴ 人間の尊厳と自立の視点と考え方を学ぶ。 ⑵ 介護福祉と人間の理解について学ぶ。 ⑶ 介護における尊厳の保持・自立支援の考え方とその実践例について学ぶ。 授業計画:1 .人間の尊厳と福祉① 福祉とは何か、社会福祉と幸福 2.人間の尊厳と福祉② 人間の尊厳とは、「個人の尊厳」と「基本的人権」 、福祉と倫理 3.人間の自律と自立① 自律と自立の違い、人の自立と主体性 4.人間の自律と自立②「典子は今」を見て 5.社会福祉と介護福祉士① 権利擁護、アドボカシー、人権尊重 6.社会福祉と介護福祉士② 介護施設における個人の尊重 「個室化・ユニットケア」 7.社会福祉と介護福祉士③ 介護施設における個人の尊重の実践例 8.福祉を支える諸制度の変遷① 戦前・戦中の福祉制度 9.福祉を支える諸制度の変遷② 戦争直後の社会福祉体制整備期 10. 福祉を支える諸制度の変遷③ 高度経済成長期の福祉制度 11. 福祉を支える諸制度の変遷④ 社会福祉基礎構造改革着手前後の福祉 12. 福祉を支える諸制度の変遷⑤ 社会福祉基礎構造改革から21世紀の福祉へ 13. 介護における自立支援① ノーマライゼーションの実践 14. 介護における自立支援② 「さようならCP」 脳性麻痺の人の尊厳 15. まとめ 16. 期末試験 評価方法: 教 科 書: 「人間の理解」 最新介護福祉全書1 メヂカルフレンド社 授業のためのレジュメを配布する。 参 考 書:授業の中で紹介する。 履修上の注意点:介 護福祉士の国家試験を受験するための指定科目である。 (準備学習を含む) 授業科目 医学概論 担当教員 本田 英行 対象学科・学年:心福1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:人体の構造と働きについて理解する。 病気とはどういうものかについて理解する。 授業概要:人体の構造について解説する。 人体の働きについて学ぶ。 病気とは何か、どのように始まり、どのように推移するかについて学ぶ。 授業計画に沿って授業をすすめるが、状況によって多少変わることもある。 授業計画:1)人体の構造 2)病気とは 感染症 加齢に伴う疾患 腫瘍 3)消化管のしくみ 4)消化器の疾患 5)心臓、血管の働き 6)心臓、血管の病気 7)肺の構造と働き 8)肺の疾患 9)生活習慣病 10)脳・神経系のしくみ 11)脳血管疾患 12)認知症 13)腎臓の働きと疾患 14)筋肉・骨・関節の働きと疾患 15)病気の社会的背景 高齢者の病気の特徴 16)試験 評価方法:学期末の定期試験にて評価する(100点)。 教 科 書:なし 参 考 書:なし 履修上の注意点: (準備学習を含む) 38 授業科目 障害の理解 担当教員 中熊 靖・青柳 育子 対象学科・学年:心福1年 単位数:4 開講時期:通年 評価方法:授業出席状況(25%)レポート課題の提出・内容(25%) 、期末試験(50%)による総合評価 教 科 書: 「障害の理解」 (メヂカルフレンド社) 参 考 書: 履修上の注意点:介護福祉士国家試験資格取得のための必修科目である (準備学習を含む) 授業科目 介護の基本Ⅰ 担当教員 青柳 育子 対象学科・学年:心福1年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標: 1.「尊厳の保持」「自立支援」という新しい介護の考え方を理解する。 2.「介護を必要とする人」を、生活の観点から捉える事を理解する。 3.「介護を必要とする人」の生きる意欲を引き出す生活環境や人間関係について理解できる。 4.ICFの視点にもとづく利用者のアセスメントを理解する。 授業概要: 1.介護福祉士を取り巻く状況や、役割・機能を支える仕組みを学ぶ。 2.尊厳を支える介護、自立に向けた介護を学ぶ。 3.介護を必要とする人々と介護サービスについて学ぶ。 授業計画:1 .ガイダンス、科目のねらい、授業のルール、評価方法 2.介護福祉士を取り巻く状況 3.日本における介護の歴史と介護福祉士の誕生 4.介護福祉士会と倫理綱領 5.尊厳を支える介護①利用者のニーズとQOL 6.尊厳を支える介護②ノーマライゼーション 7.自立支援 8.自己決定、自己選択 9.生活意欲への働きかけ、エンパワメント 10.個別ケアの考え方 11.個別ケアの具体的展開 12.ICFの考え方 13.ICFの視点に基づく介護実践 14.リハビリテーションと介護予防 15.前期のまとめ 16.人間の多様性・複雑性の理解①:「その人らしさ」とは 17.人間の多様性・複雑性の理解②:生活様式、生活文化の多様性について 18.高齢者の暮らしの実際①:健康、生活リズム、生活文化 19.高齢者の暮らしの実際②:家族・世帯構成と役割、住まいと環境 20.高齢者の暮らしの実際③:就労・雇用、社会活動、余暇活動・レクリエーション 21.障害のある人の暮らしの理解①:生活障害のとらえ方 22.障害のある人の暮らしの理解②:生活ニーズと個別支援 23.障害のある人の暮らしの理解③:生活を支える公的サービス(各種年金、介護保険) 24.障害のある人の暮らしの理解④:事例検討 25.介護を必要とする人の生活環境の考え方 26.介護を必要とする人の生活環境の理解①:家庭生活と家族関係 27.介護を必要とする人の生活環境の理解②:地域生活と家族以外の人との関係 28.介護を必要とする人の生活環境の理解③:社会生活と社会資源の活用 29.事例から介護を考える 30.後期のまとめ 評価方法: 授業出席状況25%、課題レポートの内容・提出状況(25%)、期末テスト50%による総合評価 教 科 書: 1.「介護の基本」(メヂカルフレンド社) 2.「福祉実践をサポートする介護概論」(保育出版社) 参 考 書: 履修上の注意点: 介護福祉士国家試験受験資格取得のための必修科目である (準備学習を含む) 39 心理福祉学科 学習の到達目標:1 .障害のある人の心理や身体機能に関する基礎知識を習得する。 2.障害のある人の体験を理解し、本人や家族、周囲の環境に配慮した介護の視点を習得する。 授業概要:1.障害の概念の推移及びICFの考え方、そして障害者福祉の基本的理念を学ぶ。 2.障害の医学的基礎知識を学び、障害者の家族の心理面や生活面への支援を学ぶ。 授業計画:1.ガイダンス「障害の基本的理解」 2.障害の基礎①:障害者福祉の基本理念 3.障害の基礎②:国際生活機能分類 4.障害者福祉①:ノーマライゼーション 5.障害者福祉②:リハビリテーション 6.障害者の心理 7.知的障害のある人の生活 8.精神障害のある人の生活 9.高次脳機能障害のる人の生活 10.発達障害のある人の生活 11.重症心身障害のある人の生活 12.家族への支援 13.連携と協働:保健・医療・福祉・教育・労働サービスの連携 14.連携と協働:地域におけるサポート体制 15.まとめ 16.ガイダンス「障害の医学的側面の基礎知識」 17.肢体不自由(運動機能障害)についての基礎知識 視覚障害のある人の生活 18.肢体不自由(運動機能障害)のある人の生活 聴覚・言語障害のある人の生活 19.内部障害(内臓機能障害)の定義と動向 20.内部障害のある人の生活①心臓機能障害 21.内部障害のある人の生活②呼吸器機能障害 22.内部障害のある人の生活③腎臓機能障害 23.内部障害のある人の生活④排泄機能障害 24.内部障害のある人の生活⑤小腸機能障害・ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害 25.視覚障害のある人の生活 26.聴覚障害のある人の生活 27.言葉に障害を認める人の理解 28.全介助を要する人の理解 29.難病の人の理解 30.まとめ 授業科目 コミュニケーション技術 担当教員 橘内真里子 対象学科・学年:心福1年 単位数:2 開講時期:通年 心理福祉学科 学習の到達目標:介護を必要とする者の理解や援助的関係、援助的コミュニケーションについて理解するとともに、利用者や利用者家族、 あるいは多職種協働におけるコミュニケーション能力を身につける。 ①介護におけるコミュニケーションの基本が理解できる。 ②介護におけるコミュニケーションの意義・目的・役割が理解できる。 ③利用者に応じたコミュニケーション技術を身につける。 ④利用者家族とのコミュニケーション技術を身につける ⑤利用者に応じたコミュニケーション技術を習得する。 ⑥利用者家族に安心と満足を提供できるコミュニケーション技術を習得する。 ⑦関連職種間、関連事業所間でのコミュニケーション技術を習得する。 授業概要:介護関係の構築の基本はコミュニケーションにあることを理解し、利用者やその家族との関係維持の技術を習得するこ とを目指す。また、利用者の生活を支えるためには、多職種協働が重要であり、多職種協働のためには、それぞれの職 種で働く人たちとのコミュニケーションが重要であることを理解でき、その技術を習得するすることを目指す。 授業計画:1 .教科の目的と前期の予定 コミュニケーションとは 17.前期の振り返りと後期の目標 18.介護におけるコミュニケーションの意義と目的 2.コミュニケーションの目的と目的と方法 19.介護におけるコミュニケーションの役割と技術① 3.コミュニケーションを促す環境 20.介護におけるコミュニケーションの役割と技術② 4.コミュニケーション技法① 21.介護におけるコミュニケーションの役割と技術③ 5.コミュニケーション技法② 22.介護におけるコミュニケーションの役割と技術④ 6.コミュニケーション技法③ 23.利用者家族とのコミュニケーション 7.介護職としてのコミュニケーション① 24.コミュニケーション支援ツールの理解① 8.介護職としてのコミュニケーション② 25.コミュニケーション支援ツールの理解② 9.記録の種類と管理、情報の共有① 26.事例検討① 10.記録の種類と管理、情報の共有② 27.事例検討② 11.記録の書き方① 28.事例検討③ 12.記録の書き方② 29.チームアプローチにおけるコミュニケーション① 13.多職種協働に関する記録・コミュニケーション① 30.チームアプローチにおけるコミュニケーション① 14.多職種協働に関する記録・コミュニケーション② 31.まとめ 15.まとめ 32.試験 16.試験 評価方法:①出席状況及び受講態度30% ②レポートの提出状況及びグループワークの参加状況30% ③試験の成績40% 教 科 書:介護福祉士養成テキスト『コミュニケーション技術』建帛社 参 考 書:介護福祉士養成テキスト『人間関係とコミュニケーション 体験型ワークブック』建帛社 履修上の注意点:介護福祉士国家試験の受験資格取得を希望する場合には、必修科目となる (準備学習を含む) 授業科目 生活支援技術Ⅰ 担当教員 吉田弘美・雫石理枝・早坂聡久・山内直子 対象学科・学年:心福1年 単位数:2 開講時期:通年 学習の到達目標: 1.「尊厳保持」「自立支援」に基づく生活支援の基本的姿勢を身につける。 2.他職種と連携し、自立をめざした介護の必要性が理解できる。 3.「利用者主体」及び「個別ケア」の姿勢を学び、生活支援技術の基本原則を理解し、実践できる。 授業概要: 利用者の状態に応じた移動・食事・排泄・入浴・身だしなみの介護について根拠に基づく介護技術の原理・原則を学ぶ内容とする。 さらに、利用者の尊厳と自立をうながすための住生活や楽しみとなるレクリエーションの基本的理解を深める内容とする。 18 自立に向けた入浴の介護① お風呂の効果 授業計画: 1 ガイダンス 2 自立に向けた生活支援の基本的な考え方 19 自立に向けた入浴の介護② 入浴介助<家庭浴> 3 介護福祉士に求められる生活支援技術とは 20 自立に向けた入浴の介護③ 入浴の介助<機械浴> 4 自立に向けた移動の介護① <移動の概念> 21 自立に向けた入浴の介護④ 入浴の介助<特殊浴> 5 自立に向けた移動の介護② 姿勢保持と体位変換 22 自立に向けた清潔保持の介護① 部分浴 6 自立に向けた移動の介護③ 生活場面に応じた移乗介護 23 自立に向けた清潔保持の介護② 清拭 7 自立に向けた移動の介護④ 杖歩行介助 24 生活を支える「住まいと環境」① 安全で快適な住まいとは 8 自立に向けた移動の介護⑤ 車椅子介助 25 生活を支える「住まいと環境」② 居住環境の整備 9 自立に向けた身じたくの介護①「着る・装う」 26 高齢者・障害者の住まいの体系① 10 自立に向けた身じたくの介護② 衣服の着脱 27 高齢者・障害者の住まいの体系② 11 自立に向けた食事の介護① 食卓の環境づくり 28 学外授業 バリアフリー住宅における生活支援の実際 12 自立に向けた食事の介護② 食事介助の方法 29 生活支援における楽しみ 13 自立に向けた身だしなみの介護 口腔の清潔・義歯の手入れ 30 レクリエーションの実際 14 自立に向けた排泄の介護① トイレ(ポータブルトイレ)の介助 31 生活支援における介護予防の視点 15 自立に向けた排泄の介護② 尿器・便器の介助 32 後期の振り返り 総合演習 16 自立に向けた排泄の介護③ おむつの介助 33 筆記試験・実技試験 17 前期の振り返り 総合演習 評価方法: 出席状況と授業態度20点、課題の提出状況30点、試験結果50点で総合的に評価する。 教 科 書:介 護福祉士養成テキスト8~ 11「生活支援技術Ⅰ~Ⅳ」建帛社 参 考 書: 履修上の注意点: ・介護福祉士国家試験受験資格取得を希望する者は、必修の科目である。 (準備学習を含む) ・2コマ続きで1回の授業となるので、欠席のないように注意する。 ・グループ単位の演習が中心となるため、ふさわしい服装と身だしなみ、協調的態度でで授業に臨む。 40 授業科目 介護過程展開法Ⅰ 担当教員 吉田 弘美 対象学科・学年:心福1年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:出席状況と演習の参加20点、課題レポートの提出状況30点、試験結果を50点として、総合的 に評価する。 教 科 書:最新介護福祉全書7「介護過程」編著 石野育子 メヂカルフレンド社 参 考 書: 履修上の注意点:介護福祉士国家試験受験資格取得を希望する者は、必修の科目である。 (準備学習を含む) 授業科目 介護総合演習Ⅰ 担当教員 青柳 育子 対象学科・学年:心福1年 単位数:2 開講時期:1通~2前 学習の到達目標:1.心理福祉実習に臨むにあたって必要な対人援助に関する基本的な能力や柔軟な態度、主体的に学ぶ力と物事を的確 に判断する力を養うことができる。 2.関連科目で学んだ知識や技術を実習に活用する能力を養うことができる。 授業概要:1.心理福祉実習の効果を上げるための準備教育である。 2.児童や障害者ならびに高齢者などの生活支援を必要とする方の理解、多様な施設の概要の理解について学ぶための 事前学習を行う。 3.実習に関係する基本的な記録の書き方について学ぶ。 授業計画:※ 1年から2年前期にかけて全30回の授業となる。そのため、1年次はそのうちの18回の授業を実施する。 1.ガイダンス 心理福祉学科における実習の位置づけ 2.心理福祉実習の意義・目的の理解 3.心理福祉実習の具体的な展開方法 4.実習の準備① 実習施設の理解 5.実習の準備② 学習課題の明確化 6.実習の準備③ 望ましい態度・心構え 7.介護実習記録の意義と書き方 8.プロセスレコードについて 9.実習指導者による事前オリエンテーション 10.施設訪問による巡回指導①(1施設の実習期間が4日以上の場合) 11.施設訪問による巡回指導②(1施設の実習期間が4日以上の場合) 12.3年生の介護実習事例報告会の参加① 13.3年生の介護実習事例報告会の参加② 14.帰校日(中間)による個別指導 15.帰校日(実習終了後)による振り返り・まとめ 16.実習報告書の作成① 17.実習報告書の作成② 18.実習報告書の作成③ 評価方法:出席状況20点、課題レポート・実習関係書類の提出状況50点、グループワークの参加状況30点を総合的に評価する。 教 科 書:最新介護福祉全書「介護総合演習」メヂカルフレンド社 参 考 書:本学実習要項 履修上の注意点:・介護福祉士国家試験受験資格取得のための必修科目である。 (準備学習を含む) ・出席状況が不良の場合には、 「心理福祉実習」の履修に支障をきたす。 ・原則はクラス別で授業を展開するが、一部合同授業も含まれる。 41 心理福祉学科 学習の到達目標:1 介護過程の意義を理解し、基本的な介護過程の展開ができる。 2 介護の関連科目で学んだ知識や技術を統合し、介護過程の展開に活用できる。 授業概要:ICFの概念を踏まえながら介護過程の意義を理解し、演習を通して具体的な展開方法を習得 する。 授業計画:1.介護過程を学ぶ意義 2.介護過程の基本的な考え①(利用者の尊厳ある自立生活を支えるには) 3.介護過程の基本的な考え②(倫理綱領との関連性) 4.介護過程の基本的な考え③(ICFの概念と関連性) 5.具体的な介護過程の展開方法①(情報とは) 6.具体的な介護過程の展開方法②(情報収集の手段と方法) 7.具体的な介護過程の展開方法③(情報の整理と利用者全体像の理解) 8.具体的な介護過程の展開方法④(アセスメントとは) 9.具体的な介護過程の展開方法⑤(アセスメントの方法) 10.具体的な介護過程の展開方法⑥(生活課題と介護目標) 11.具体的な介護過程の展開方法⑦(介護計画の立案) 12.具体的な介護過程の展開方法⑧(介護計画の具体的な支援内容) 13.具体的な介護過程の展開方法⑨(介護計画の事例検討) 14.具体的な介護過程の展開方法⑩(介護計画の評価・再評価) 15.介護過程のまとめ 16.試験 授業科目 介護総合演習Ⅰ 担当教員 家子 敦子 対象学科・学年:心福1年 単位数:2 開講時期:1通~2前 心理福祉学科 学習の到達目標:1. 心理福祉実習に臨むにあたって必要な対人援助に関する基本的な能力や柔軟な態度、主体的に学ぶ力と物事を的確 に判断する力を養うことができる。 2.関連科目で学んだ知識や技術を実習に活用する能力を養うことができる。 授業概要:1.心理福祉実習の効果を上げるための準備教育である。 2.児童や障害者ならびに高齢者などの生活支援を必要とする方の理解、多様な施設の概要の理解について学ぶための 事前学習を行う。 3.実習に関係する基本的な記録の書き方について学ぶ。 授業計画:※ 1年から2年前期にかけて全30回の授業となる。そのため、1年次はそのうちの18回の授業を実施する。 1.ガイダンス 心理福祉学科における実習の位置づけ 2.心理福祉実習の意義・目的の理解 3.心理福祉実習の具体的な展開方法 4.実習の準備① 実習施設の理解 5.実習の準備② 学習課題の明確化 6.実習の準備③ 望ましい態度・心構え 7.介護実習記録の意義と書き方 8.プロセスレコードについて 9.実習指導者による事前オリエンテーション 10.施設訪問による巡回指導①(1施設の実習期間が4日以上の場合) 11.施設訪問による巡回指導②(1施設の実習期間が4日以上の場合) 12.3年生の介護実習事例報告会の参加① 13.3年生の介護実習事例報告会の参加② 14.帰校日(中間)による個別指導 15.帰校日(実習終了後)による振り返り・まとめ 16.実習報告書の作成① 17.実習報告書の作成② 18.実習報告書の作成③ 評価方法:出席状況20点、課題レポート・実習関係書類の提出状況50点、グループワークの参加状況30点を総合的に評価する。 教 科 書:最新介護福祉全書「介護総合演習」メヂカルフレンド社 参 考 書:本学実習要項 履修上の注意点:・介護福祉士国家試験受験資格取得のための必修科目である。 (準備学習を含む) ・出席状況が不良の場合には、 「心理福祉実習」の履修に支障をきたす。 ・原則はクラス別で授業を展開するが、一部合同授業も含まれる。 授業科目 介護総合演習Ⅰ 担当教員 吉田 弘美 対象学科・学年:心福1年 単位数:2 開講時期:1通~2前 学習の到達目標:1.心理福祉実習に臨むにあたって必要な対人援助に関する基本的な能力や柔軟な態度、主体的に学ぶ力と物事を的確 に判断する力を養うことができる。 2.関連科目で学んだ知識や技術を実習に活用する能力を養うことができる。 授業概要:1.心理福祉実習の効果を上げるための準備教育である。 2.児童や障害者ならびに高齢者などの生活支援を必要とする方の理解、多様な施設の概要の理解について学ぶための 事前学習を行う。 3.実習に関係する基本的な記録の書き方について学ぶ。 授業計画:※ 1年から2年前期にかけて全30回の授業となる。そのため、1年次はそのうちの18回の授業を実施する。 1.ガイダンス 心理福祉学科における実習の位置づけ 2.心理福祉実習の意義・目的の理解 3.心理福祉実習の具体的な展開方法 4.実習の準備① 実習施設の理解 5.実習の準備② 学習課題の明確化 6.実習の準備③ 望ましい態度・心構え 7.介護実習記録の意義と書き方 8.プロセスレコードについて 9.実習指導者による事前オリエンテーション 10.施設訪問による巡回指導①(1施設の実習期間が4日以上の場合) 11.施設訪問による巡回指導②(1施設の実習期間が4日以上の場合) 12.3年生の介護実習事例報告会の参加① 13.3年生の介護実習事例報告会の参加② 14.帰校日(中間)による個別指導 15.帰校日(実習終了後)による振り返り・まとめ 16.実習報告書の作成① 17.実習報告書の作成② 18.実習報告書の作成③ 評価方法:出席状況20点、課題レポート・実習関係書類の提出状況50点、グループワークの参加状況30点を総合的に評価する。 教 科 書:最新介護福祉全書「介護総合演習」メヂカルフレンド社 参 考 書:本学実習要項 履修上の注意点:・介護福祉士国家試験受験資格取得のための必修科目である。 (準備学習を含む) ・出席状況が不良の場合には、 「心理福祉実習」の履修に支障をきたす。 ・原則はクラス別で授業を展開するが、一部合同授業も含まれる。 42 授業科目 介護総合演習Ⅰ 担当教員 三浦 和夫 対象学科・学年:心福1年 単位数:2 開講時期:1通~2前 評価方法:出席状況20点、課題レポート・実習関係書類の提出状況50点、グループワークの参加状況30点を総合的に評価する。 教 科 書:最新介護福祉全書「介護総合演習」メヂカルフレンド社 参 考 書:本 学実習要項 履修上の注意点:・ 介護福祉士国家試験受験資格取得のための必修科目である。 (準備学習を含む) ・出席状況が不良の場合には、 「心理福祉実習」の履修に支障をきたす。 ・原則はクラス別で授業を展開するが、一部合同授業も含まれる。 授業科目 心理福祉総合演習Ⅰ 担当教員 青柳・大坂・廣庭・森本・吉田弘・嘉村藍 対象学科・学年:心福1年 単位数:2 開講時期:通年 学習の到達目標:1.学科と学科の教員・同級生・先輩たちを知る 2.大学生活をスムーズに進めていくための「生活スキル」を身につける 3.大学で学ぶために必要な「学習スキル」を身につける 4.卒業後を見据えながら、大学生活を送るための「キャリアスキル」を身につける 授業概要: 6クラス(1クラス12 ~ 13名)に分かれ、充実した大学生活を送るためのさまざまなスキルを身につ けるための演習を行う。各クラスに1名の担当教員がおり、授業の担当、クラスアドバイザー、日常生 活においても対応する体制を作る。その意味では、この授業はクラスのホームルーム的な役割も兼ねる 16 より深い学びのための道具⑵ 授業計画:1 ガイダンス 17 より深い学びのための道具⑶ 2 ガイダンス 18 ガイダンス 3 大学での学び方 19 学祭に向けて 4 授業理解のための技術⑴ 20 学祭に向けて 5 学祭に向けて 21 学祭に向けて 6 授業理解のための技術⑵ 22 学祭の反省 7 レポートを書く技術⑴ 23 探究を深めていくためための方法⑴ 8 レポートを書く技術⑵ 24 探究を深めていくためための方法⑵ 9 レポートを書く技術⑶ 25 探究を深めていくためための方法⑶ 10 参加とパフォーマンスが求められる授業⑴ 26 探究を深めていくためための方法⑷ 11 参加とパフォーマンスが求められる授業⑵ 27 学びから開ける進路⑴ 12 参加とパフォーマンスが求められる授業⑶ 28 学びから開ける進路⑵ 13 参加とパフォーマンスが求められる授業⑷ 29 1年のふりかえり 14 学祭に向けて 30 まとめ(次年度の目標) 15 より深い学びのための道具⑴ 評価方法:講義への参加(出席ではない) 、課題・発表などを基に総合的に評価する*評価の対象となるのは2/3以 上の出席した者に限る。 教 科 書:よくわかる学びの技法 第2版ミネルヴァ書房 参 考 書:知へのステップくろしお出版 / 新版大学生のためのレポート・論文術 講談社現代新書 /他別途案内 履修上の注意点:原 則として、講義開始時間 20 分以降は教室への入室は認めない。 (準備学習を含む) 43 心理福祉学科 学習の到達目標:1 .心理福祉実習に臨むにあたって必要な対人援助に関する基本的な能力や柔軟な態度、主体的に学ぶ力と物事を的確 に判断する力を養うことができる。 2.関連科目で学んだ知識や技術を実習に活用する能力を養うことができる。 授業概要:1.心理福祉実習の効果を上げるための準備教育である。 2.児童や障害者ならびに高齢者などの生活支援を必要とする方の理解、多様な施設の概要の理解について学ぶための 事前学習を行う。 3.実習に関係する基本的な記録の書き方について学ぶ。 授業計画:※ 1年から2年前期にかけて全30回の授業となる。そのため、1年次はそのうちの18回の授業を実施する。 1.ガイダンス 心理福祉学科における実習の位置づけ 2.心理福祉実習の意義・目的の理解 3.心理福祉実習の具体的な展開方法 4.実習の準備① 実習施設の理解 5.実習の準備② 学習課題の明確化 6.実習の準備③ 望ましい態度・心構え 7.介護実習記録の意義と書き方 8.プロセスレコードについて 9.実習指導者による事前オリエンテーション 10.施設訪問による巡回指導①(1施設の実習期間が4日以上の場合) 11.施設訪問による巡回指導②(1施設の実習期間が4日以上の場合) 12.3年生の介護実習事例報告会の参加① 13.3年生の介護実習事例報告会の参加② 14.帰校日(中間)による個別指導 15.帰校日(実習終了後)による振り返り・まとめ 16.実習報告書の作成① 17.実習報告書の作成② 18.実習報告書の作成③ 授業科目 心理福祉入門 担当教員 心理福祉学科全教員 対象学科・学年:心福1年 単位数:2 開講時期:前期 心理福祉学科 学習の到達目標: 心理福祉学科での学びがどのような分野でどのような活躍が期待されているかを知る。 ⑴より良い人間生活をめざし、医療・福祉・教育などの多分野に渡った、人間理解と実践行 動は何かを知る。 ⑵広く社会に貢献するために無限の人間の力を尊重する態度、それを実践するため知識や技 術は何かを知る。 ⑶広く社会に貢献するための科学的な人間理解の態度、そのための心理学的な知識と方法は 何かを知る。 授業概要:心理福祉学科教員がそれぞれの専門分野に関連した科目を1コマずつ講義する。 授業計画:ガイダンス⑵ 各教員による講義⑿ 心理関係 宇野、茂木、森本、渡邉 介護関係 青柳、家子、吉田 社会福祉関係 白川、志水、廣庭 精神保健福祉関係 大坂、郡山 まとめ⑴ 評価方法:各回の参加状況・各教員からの課題等を基に総合的に評価する。 *評価対象は2/3以上の出席した者に限る。 教 科 書:特になし 参 考 書:別途指定 履修上の注意点:*心理福祉学科一年生の必修科目ですので、全員が履修すること (準備学習を含む) 授業科目 社会学 担当教員 高橋 泉 対象学科・学年:心福1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:社会福祉の基礎となる社会学を理解する。 授業概要: 社会福祉を学ぶために必要な基礎となる社会理論と社会システムを学習することを目的と し、社会福祉に対する理解を深めることをねらいとする。 授業計画:1.現代社会の理解①社会学は何を研究するのか。社会集団、コミュニティとアソシエーショ ンについて。 2.現代社会の理解②どのように研究するのか。社会学の研究方法について。 3.現代社会の理解③社会学における理論と実証。社会調査について。 4.現代社会の理解④地域社会の概念。地域社会のとらえ方について。 5.現代社会の理解⑤地域の生活。地域の分化。 6.現代社会の理解⑥地域社会の変動。産業化。都市化について。社会変動について。 7.生活の理解①家族の起源。家族の概念。 8.生活の理解②家族とは何か。家族の定義。家族と世帯。 9.生活の理解③家族の類型。家族の機能。 10.生活の理解④結婚について。配偶者の選択。 11.生活の理解⑤家族の役割構造。ライフサイクル。 12.生活の理解⑥家族と親族について。 13.人と社会との関係①人間と社会について。社会化について。 14.社会問題の理解①社会問題、生活問題について。高齢化社会の諸問題(1) 15.社会問題の理解②高齢化社会の諸問題(2)。 16.テスト 評価方法:試験あるいはレポートの成績を100点満点で採点した上で、出席状況の良い学生には状況に 応じて加点する。 教 科 書:特に定めない。 参 考 書:新・社会福祉士養成講座3社会理論と社会システム-社会学(中央法規出版)。新版生活問 題の社会学(学文社)。 履修上の注意点:特になし。 (準備学習を含む) 44 授業科目 高齢者福祉論 担当教員 中熊 靖 対象学科・学年:心福1年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:期末テスト結果(70%) 、小論文の提出(25%)、出席状況(5%)を総合勘案して評価する 教 科 書:授業レジュメおよび資料を必要に応じて配布する。 参 考 書:厚生労働白書、社会福祉の動向・2012(中央法規) 履修上の注意点:今後の日本社会に大きく影響を与えるのは総人口の減少と人口の高齢化である。 (準備学習を含む) 高齢者福祉論は、介護福祉士や社会福祉士国家試験の受験資格取得の指定科目ではないが、これ からの日本社会のありかたを考えると、福祉の専門分野のいずれを選択するにしても、高齢者に 関する全体像を理解しておくことは不可欠と思われる。 授業科目 社会福祉入門Ⅰ 担当教員 志水田鶴子 対象学科・学年:心福1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1.社会福祉士として社会福祉の原理や概念、思想、歴史を理解する2.社会福祉の対象や ニーズ、ニーズの把握方法を理解する3.社会福祉の制度政策を理解する4.福祉制度の体 系や行財政、民間部門等の事業の展開について理解する5.現代社会における福祉制度、政 策の抱える課題 授業概要:1.現代社会における福祉制度と福祉政策を理解する2.福祉の原理をめぐる理論と哲学を 理解する3.福祉制度の発達過程4.福祉政策におけるニーズと資源5.福祉政策の課題 授業計画:1.社会福祉の新たな展開/福祉政策理解の枠組み 2.伝統社会から近代社会へ/市民権の確立と福祉国家成立 3.福祉国家の変容/現代社会の変化と福祉 4.福祉政策の現代的課題/価値規範としての福祉 5.社会福祉の拡大と限定/施策コラボレーションとしての福祉政策 6.社会福祉士の役割と機能/市場の論理と倫理 7.福祉の思想/ロールズとセンに学ぶもの1 8.福祉の思想/ロールズとセンに学ぶもの2 9.社会政策の中の福祉政策/社会政策の体系と社会福祉政策/福祉政策の体系 10.近代化と福祉政策 11.戦後改革と高度経済成長期の福祉政策 12.福祉政策の調整と進展 13.1990年代以降の福祉政策 14.必要とは何か/必要と福祉政策 15.必要判定/福祉政策の資源/まとめ 16.試験 評価方法:試験によって評価します。欠席が6回以上の者は試験を受けることはできません。 教 科 書:現代社会と福祉第3版 中央法規出版 参 考 書:適宜指示します。 履修上の注意点:原則として遅刻や欠席は認めません。 (準備学習を含む) 45 心理福祉学科 学習の到達目標:高齢者の特性とそれを取り巻く社会環境の理解、福祉需要の動向、および高齢者に関する法体系と具体 的サービス内容についての理解に重点を置く。 授業概要:1 少子高齢化の進行と人口減少社会の影響について理解する。 2 高齢者の精神的・身体的特徴や障害について理解する。 3 現代社会における高齢者福祉の理念と意義について理解する。 4 高齢者福祉に関する法(老人福祉法、介護保険法及び高齢者の医療の確保に関する法律等を含む) とサービスの体系について理解する。 5 上記以外の高齢者福祉をめぐる諸課題について理解する。 授業計画:第1講 日本の人口変動の現在と将来 第2講 家族の動向 第3講 高齢者世帯の経済状況 第4講 年金・生活保護 第5講 高齢者の就業・雇用 第6講 高齢者の居住環境 第7講 高齢者の学習活動・社会参加 第8講 老化と体力 第9講 保健 第10講 医療保険 第11講 介護保険① 第12講 介護保険② 第13講 その他の高齢者に関する福祉施策 第14講 世界の高齢者福祉① 第15講 世界の高齢者福祉② 第16講 期末試験 授業科目 社会福祉入門Ⅱ 担当教員 郡山 昌明 対象学科・学年:心福1年 単位数:2 開講時期:後期 心理福祉学科 学習の到達目標: 「社会福祉とは何か」を総合テーマとし、 社会福祉入門Ⅰを踏まえて講義を展開する。社会福祉を考える際に、 特定の分野のみに偏ることなく、社会全体の政策動向に視野をおきながら講義を展開することを目指す。その うえで学生は、自分なりの社会福祉への関心、問題意識をもち、「社会福祉」が私たちの生活に大切で身近なも のであることへの理解を深めたい。1.現代社会における福祉制度の意義や理念、福祉政策との関係について 理解する。2.福祉の原理をめぐる理論と哲学について理解する。3.福祉政策におけるニーズと資源につい て理解する。4.福祉政策の課題について理解する。5.福祉政策の構成要素(福祉政策における政府、市場、 家族、個人の役割を含む)について理解する。6.相談援助活動と福祉政策との関係について理解する。 授業概要:1 .現代社会における福祉制度の意義や理念、福祉政策との関係について学ぶ。2.福祉の原理をめぐる理論 と哲学について学ぶ。3.福祉政策におけるニーズと資源について学ぶ。4.福祉政策の課題について学ぶ。5. 福祉政策の構成要素(福祉政策における政府、市場、家族、個人の役割を含む)について学ぶ。6.相談援助 活動と福祉政策との関係について学ぶ。 授業計画:1.オリエンテーション(1回) :福祉政策の理念 2.福祉政策資源の配分システム 3.福祉政策の手法と制作決定過程・評価 4.福祉政策の関連領域(人権擁護・保健医療・所得保障) 5.福祉政策の関連領域(雇用・教育) 6.福祉政策の関連領域(住宅・震災) 7.社会福祉制度の構造 8.社会福祉制度と福祉サービス 9.福祉サービスの提供(利用過程) 10.福祉サービスの提供(運営管理部門) 11.福祉サービスと援助活動 12.福祉政策の国際比較 13.福祉政策の課題と展望① 14.福祉政策の課題と展望② 15.まとめ 評価方法:授業への参加態度・リアクションペーパー(15%) 、試験(85%)に基づいて評価する。 教 科 書:社会福祉士養成講座編集「現代社会と福祉」中央法規出版 参 考 書:適宜紹介する。社会福祉用語辞典の類(大月書店、 中央法規出版、ミネルヴァ書房など)は携行するのが望ましい。 履修上の注意点:1.社会福祉入門Ⅰを受講した上で、社会福祉入門Ⅱを受講すること。 (準備学習を含む) 授業科目 子ども家庭福祉論 担当教員 大坂 純 対象学科・学年:心福1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 子どもと家庭を対象とした福祉について、子どもの権利保障、自立支援の観点から、実際の援助活動について理解し、 児童と家庭に対する福祉の仕組みを理解する。 具体的には、子どもを取り巻く環境、中でも家庭を対象とした福祉・保健・医療にかかわる保育、養護、障害児福祉 等の公的サービス、あるいは民間サービスの社会的位置づけをもとに虐待対策などの現状について、施設や機関、専門 職との連携等を通じて理解することを目標とする。 授業概要:1.現代社会における児童の心身の成長・発達と生活実態について理解させるとともに、児童福祉の社会的背景につい て理解する。 2.現代社会における児童福祉の理念と意義について理解する。 3.児童の福祉需要の把握方法について理解する。 4.児童福祉に関する法とサービスの体系の基礎を理解する。 5.母子保健や障害や難病のある子ども及び児童健全育成について理解する。 9子ども家庭福祉にかかわる福祉・保健1 授業計画:1ガイダンス/現代社会と子ども家庭1 ⑴母子保健/障害・難病のある子どもと家庭への支援 2現代社会と子ども家庭2 10子ども家庭福祉にかかわる福祉・保健2 ⑴少子高齢化社会と次世代育成支援 ⑵児童健全育成/保育/子育て支援/ひとり親家庭の福祉 3現代社会と子ども家庭3 11子ども家庭福祉にかかわる福祉・保健3 ⑵現代社会と子ども家庭の問題 ⑶児童の社会的擁護サービス/非行児童・情緒障害児への支援 4現代社会と子ども家庭4 12子ども家庭福祉にかかわる福祉・保健4 ⑶子どもの育ち、子育てのニーズ 5子ども家庭福祉とは何か1 ⑷児童虐待対策 ⑴子どものための福祉の原理と理念 13子ども家庭福祉にかかわる福祉・保健5 6子ども家庭福祉とは何か2 ⑸子どもと家庭にかかわる女性福祉 ⑵子どもと家庭の権利保障 と 児童福祉の発展 14子ども家庭への相談援助1 7子ども家庭福祉にかかわる法制度1 ⑴子ども家庭への相談援助活動 ⑴子ども家庭福祉の法体系・実施体制・財政 15子ども家庭への相談援助2 8子ども家庭福祉にかかわる法制度2 ⑵施設ケアと子ども家庭福祉援助活動 ⑵子ども家庭福祉の専門職・苦情解決と権利擁護 評価方法:参加(出席ではない)10% 試験40%(小テスト2回)課題発表20% レポート30% 評価の対象となるのは2/3以上の出席した者に限る。 教 科 書:社会福祉士養成講座シリーズ 児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度 中央法規出版 *新年度版を指定する 参 考 書:参考図書・文献は適宜紹介、指示する。 履修上の注意点:原則として、講義開始時間 20 分以降は教室への入室は認めない。 (準備学習を含む) 46 授業科目 ソーシャルワーク基礎論 担当教員 白川 充 対象学科・学年:心福1年 単位数:4 開講時期:通年 評価方法:前期、 後期ともに定期試験の結果(70%)に、毎回のリアクションペーパーの内容とレポート課題を平常点(30%) として加算し評価します。 教 科 書:社会福祉養成講座編集委員会編集『新・社会福祉士養成講座(第6巻)相談援助の基盤と専門職(第2版) 』(中 央法規出版、2010年) 参 考 書:参考文献リストを配布します。 履修上の注意点:この科目は社会福祉士国家試験受験資格取得のための「指定科目」です。したがって講義内容は「指定 (準備学習を含む) 科目」にふさわしい内容と水準になりますので、予習、復習が必要です。 授業科目 ソーシャルワーク論A 担当教員 白川 充 対象学科・学年:心福1~2年 単位数:4 開講時期:1年後期~2年前期 学習の到達目標: この科目は社会福祉士養成の指定科目であり、以下の5項目を到達目標とする。①相談援助における人と環境の相互 作用に関する理論について理解する。②相談援助の対象と様々な実践モデルについて理解する。③相談援助の過程とそ れに係る知識と技術について理解する。④相談援助における事例分析の意義や方法について理解する。⑤相談援助の実 際(権利擁護活動を含む)について理解する。 授業概要: 前半は相談援助の定義と枠組みについて概説する。その理論的な根拠として「人と環境の交互作用」について述べる。 そのうえで、相談援助における援助関係論と、展開過程論を取り上げる。後半は、相談援助の技術として、アウトリーチ、 契約、アセスメント、介入、経過観察と再アセスメント、面接、記録、交渉等について概説する。 授業計画:1.相談援助の定義と枠組① 17.相談援助の技術:アウトリーチ① 18.相談援助の技術:契約① 2.相談援助の定義と枠組② 19.相談援助の技術:アセスメント① 3.相談援助の定義と枠組③ 20.相談援助の技術:アセスメント② 4.人と環境の交互作用① 21.相談援助の技術:介入① 5.人と環境の交互作用② 22.相談援助の技術:経過観察と再アセスメント① 6.人と環境の交互作用③ 23.相談援助の技術:経過観察と再アセスメント② 7.相談援助における援助関係論① 24.相談援助の技術:面接① 8.相談援助における援助関係論② 25.相談援助の技術:面接② 9.相談援助における援助関係論③ 26.相談援助の技術:記録① 10.相談援助における援助関係論④ 27.相談援助の技術:記録② 11.相談援助における展開過程論① 28.相談援助の技術:交渉① 12.相談援助における展開過程論② 29.相談援助の技術の全体像とコンピテンス① 13.相談援助における展開過程論③ 14.相談援助における展開過程論④ 30.相談援助の技術の全体像とコンピテンス② 15.前半のまとめ 31.後半のまとめ 16.試験 32.試験 評価方法:定期試験の結果(70%)に、 毎回のリアクション・ぺーパーの内容とレポート課題を平常点(30%)として加算し評価します。 教 科 書:社会福祉士養成講座編集委員会編集『新・社会福祉士養成講座(第7巻)相談援助の理論と方法Ⅰ( (第2版)』(中央法 規出版、2010年) 参 考 書:参考文献リストを配布します。 履修上の注意点:この科目は、社会福祉士国家試験受験資格取得のための「指定科目」です。したがって講義内容は「指定科目」 (準備学習を含む) にふさわしい内容と水準になりますので、予習、復習が必要です。また 1 年後期から 2 年前期と学年をまたぐ 科目となりますので、注意してください。 47 心理福祉学科 学習の到達目標:①社会福祉士の役割(総合かつ包括的な援助及び地域福祉の基盤整備と開発含む)と意義について理解する。 ②精神保健福祉士の役割と意義について理解する。③相談援助の概念と範囲について理解する。④相談援助の 理念について理解する。⑤相談援助における権利擁護の意義と範囲について理解する。⑥相談援助に係る専門 職の概念と範囲及び専門職倫理について理解する。⑦総合的かつ包括的な援助と多職種連携の意義と内容につ いて理解する。 授業概要: 相談援助の基盤と専門職の在り方について概説する。最初に社会福祉士と精神保健福祉士の役割と意義につ いて取り上げる。次に相談援助の枠組みについて述べる。その際、相談援助における権利擁護についても触れる。 次に相談援助に係る専門職の概念と範囲及び専門職倫理について述べる。最期に総合的かつ包括的な相談援助 における多職種連携の意義と内容について述べる。 18.相談援助に係る専門職の概念と範囲② 授業計画:1.社会福祉の歴史と制度① 19.社会福祉の役割と意義① 2.社会福祉の歴史と制度② 20.社会福祉の役割と意義② 3.社会福祉の歴史と制度③ 21.精神保健福祉士の役割と意義① 4.ソーシャルワークの歴史と実践活動① 22.精神保健福祉士の役割と意義② 5.ソーシャルワークの歴史と実践活動② 23.専門職倫理と倫理的ジレンマ① 6.ソーシャルワークの歴史と実践活動③ 24.専門職倫理と倫理的ジレンマ② 7.相談援助の概念と範囲① 25.専門職倫理と倫理的ジレンマ③ 8.相談援助の概念と範囲② 26.総合的かつ包括的な援助と多職種(チームアプロー 9.相談援助の概念と範囲③ 10.相談援助の理念① チを含む)の意義と内容① 11.相談援助の理念② 27.総合的かつ包括的な援助と多職種(チームアプロー 12.相談援助における権利擁護の意義(2回) チを含む)の意義と内容② 13.相談援助における権利擁護の意義(2回) 28.総合的かつ包括的な援助と多職種(チームアプロー 14.前期のまとめ① チを含む)の意義と内容③ 15.前期のまとめ② 29.後期のまとめ① 16.試験 30.後期のまとめ② 17.相談援助に係る専門職の概念と範囲① 31.試験 授業科目 障害者福祉論 担当教員 志水田鶴子 対象学科・学年:心福1年 単位数:2 開講時期:後期 心理福祉学科 学習の到達目標:本講義では、障害の概念や障害者の実態を概観し、障害者福祉サービスの内容やなどについて講義し、 以下の項目を達成目標とする。1.障害者の生活実態とこれを取り巻く社会情勢や福祉・介護需要(地 域移行や就労の実態を含む)について理解する。2.障害者福祉制度の発展過程について理解する。3. 相談援助活動において必要となる障害者自立支援法や障害者の福祉・介護に係る他の法制度について理 解する。 授業概要:1.障害者の生活実態とこれを取り巻く社会情勢、福祉・介護需要2.障害者福祉制度の発展過程3. 障害者総合支援法4.霜害者総合支援法における組織及び団体の役割と実態5.障害者総合支援法にお ける専門職の役割と実態6.障害者総合支援法における他職種連携、ネットワーキングと実際 授業計画:1.障害者を取り巻く社会情勢と生活実態① 2.障害者を取り巻く社会情勢と生活実態② 3.障害者基本法、身体障害者福祉法、知的障害者福祉法、精神保健福祉法 4.発達障害者支援法、障害者虐待防止法、医療観察法、バリアフリー新法、障害者雇用促進法他 5.障害者総合支援法① 6.障害者総合支援法② 7.障害者総合支援法③ 8.障害者総合支援法④ 9.障害者福祉における組織・期間の役割① 10.障害者福祉における組織・期間の役割② 11.専門職の役割と実際① 12.専門職の役割と実際② 13.専門職の役割と実際③ 14.他職種連携とネットワーキング① 15.他職種連携とネットワーキング② 16.試験 評価方法:出席状況試験によって評価します。6回以上欠席した者は定期試験が受けられません。 教 科 書:障害者に対する支援と障害者自立支援制度(第4版)中央法規出版 参 考 書:適宜指示します。 履修上の注意点:原則として遅刻や欠席は認めません。天候等の理由により公共交通機関等の遅延した場合を除き、 (準備学習を含む) 20 分以上遅刻した者は欠席となります。 授業科目 心理福祉実習 担当教員 青柳・家子・吉田・三浦・郡山・志水・廣庭・茂木 対象学科・学年:心福1年 単位数:2 開講時期:通年 学習の到達目標:障害や年齢などによらず、人間を人間として理解し、一人ひとりが尊厳のある存在として接 してゆくことを学ぶ。 1.利用者の多様な生活の場を理解する。 2.利用者及び家族との関わりを通してコミュニケーションを図り、利用者を理解する。 3.日常生活援助(例 施設・支援・日課など)を見学し、可能な範囲で体験し学ぶ。また、 記録のあり方を理解する。 4.他職種の役割について理解する。 授業概要:施設訪問(見学や講話)をし、施設の役割・専門職の業務・利用者のかかえる困難などを知 る施設利用者とかかわり、体験を通じて困っていることについて具体的に理解してゆく施設 利用者や家族とのかかわりを通じて自己覚知を図る施設スタッフやボランティアなどと共に 時間を過ごし、実施内容のねらいや意図を理解する 授業計画:ガイダンス⑴ 実習のねらいと態度⑸ ゲストスピーカー⑶ 実習の準備⑹ 実習(夏休み期間に行います) *最低4日間(1日を8時間と計算した場合/ 32時間) 実習のまとめ⑽ ゲストスピーカー⑶ 実習の報告⑵ 評価方法: 「実習の準備」「実習の態度」「実習のまとめ」における課題への取り組みについて総合的に 評価します*実習不参加/時間不足・課題未提出・遅れての提出の場合は、評価対象外とな ります 教 科 書:別途指示します 参 考 書:別途指示します 履修上の注意点:*介護福祉士受験資格取得希望者のクラスは別クラスです*心理福祉学科一年生の必 (準備学習を含む) 修科目ですので、全員が履修すること*実習中の事故(病気・ケガを含む)に備え保 険に加入する 48 授業科目 人間とコミュニケーション 担当教員 森本 幸子 対象学科・学年:心福1年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:①出席状況及び受講態度30% ②授業内レポート提出30% ③期末レポートの成績40% 教 科 書:最新介護福祉全書1 「人間と社会 人間の理解」 メヂカルフレンド社 参 考 書:随時紹介する 履修上の注意点:介護福祉士国家試験の受験資格取得を希望する場合には、必修科目となる。 (準備学習を含む) 授業科目 発達心理学 担当教員 佐藤 俊人 対象学科・学年:心福1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:心理学に関する基本的知識の理解と具体的支援方法を習得する 授業概要:1.社会福祉士に必要な心理学的知見(臨床心理学を含む)。 2.心理学理論による人の理解とその技法の基礎について学ぶ。 3.人の成長・発達と心理との関係について学ぶ。 4.日常の生活と心の健康との関係について学ぶ。 5.心理的支援の方法と実際について学ぶ。 授業計画:1.社会福祉と心理学 2.心理学の歴史と現状 3.人間の心理学的理解(1) 4.人間の心理学的理解(2) 5.人間の心理学的理解(3) 6.人間の成長・発達の心理(1) 7.人間の成長・発達の心理(2) 8.障害の心理学的理解(1) 9.障害の心理学的理解(2) 10.日常生活と心の健康 11.心理的支援の方法と実際 12.心理療法(各論)(1) 13.心理療法(各論)(2) 14.援助事例 15.まとめ 16.試験 評価方法:テストを実施し、理解度をみる。課題・レポートの内容を評価する。 出席率を考慮する。 教 科 書: 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 49 心理福祉学科 学習の到達目標:1.利用者本位や自立支援の実践について理解できる 2.コミュニケーション技法についての知識を習得し、受容・共感的態度・傾聴を行うこと ができる 3.チームケアや他職種連携におけるコミュニケーションのありかたを理解できる 授業概要:・介護実践のために必要な人間の理解や、他者への情報の伝達に必要な、基礎的なコミュニ ケーション能力を養うことを目指す。 ・利用者のニーズをとらえるためのコミュニケーションの基礎、コミュニケーション技法、 人間関係形成技法を学び理解を深める。 授業計画:1)オリエンテーション ~人間関係とコミュニケーションについて~ 2)自己形成の過程1 3)自己形成の過程2 4)アイデンティティの確立 5)人間の欲求と人間関係のストレスコーピング1 6)人間の欲求と人間関係のストレスコーピング2 7)対人魅力と親密化 8)コミュニケーションの基礎 9)言語コミュニケーションの理解 10)非言語コミュニケーションの理解 11)コミュニケーション技法 聴くスキル 12)コミュニケーション技法 受容と理解のスキル 13)現代のコミュニケーションと人間関係 14)対人関係におけるコミュニケーション分析 交流分析1 15)対人関係におけるコミュニケーション分析 交流分析2 授業科目 子どもの心理 担当教員 浅井 継悟 対象学科・学年:発達・心福1年 単位数:2 開講時期:後期 心理福祉学科 学習の到達目標: 子どもへの理解を深め、保護者も含めた教育/支援を行っていくために、子どもの心身両面における 基本的な発達に関する知識を身につける。また、子どもとその保護者の問題について学び、その支援方 法について考察する。 到達目標としては、以下の3つを設定する ①子どもの心身両面の発達に関する基本的な知識を獲得し、説明することができること。 ②子どもに起こりうる心理的な問題について学び、心身両面の発達と関連づけることができること。 ③子どもとその保護者への支援方法について深い関心を持ち、その支援方法について自分の考えを述べ ることができること。 授業概要: 子どもの心身両面での基本的な発達過程を理解すると共に、子どもとその保護者への援助方法ついて も学習する。また、必要に応じて,乳幼児や児童を取り巻く社会問題(虐待など)、発達心理学における 研究方法などのトピックについても取り上げる。 授業計画:第1回:オリエンテーションと「子ども観」の変遷について 第2回:乳児期の心身の発達(1) 第3回:乳児期の心身の発達(2) 第4回:乳児期の心身の発達(3) 第5回:幼児期の心身の発達(1) 第6回:幼児期の心身の発達(2) 第7回:幼児期の心身の発達(3) 第8回:児童期の心身の発達(1) 第9回:児童期の心身の発達(2) 第10回:児童期の心身の発達(3) 第11回:子どもの心理発達的問題と病理 第12回~第13回:親子への援助の在り方 第14回:発達障害児への援助の在り方 第15回:東日本大震災時における幼児と保護者 評価方法:出席20%、参加態度10%、テスト40%、レポート30% 教 科 書:・藤村宣之編著(2009)発達心理学 周りの世界とかかわりながら人はいかに育つか. ミネルヴァ書房. 参 考 書:・永井徹監修(2012) . 乳幼児期・児童期の臨床心理学. ・長谷川啓三・若島孔文編(2012). 子どもの心と学校臨床(第6号) 特集:大震災・子どもたちへの 中長期的支援:皆の知恵を集めるソリューション・バンク. 遠見書房. 履修上の注意点: 単なる知識の習得だけでなく,少しでも受講生の皆さんにとって役に立つ内容の講義にしたい (準備学習を含む) と考えています。受講される皆さんが講義へ主体的に参加されることを期待します。 授業科目 自己理解と心理学 担当教員 沼山 博 対象学科・学年:心福1年 単位数:2 開講時期:集中 学習の到達目標:1)自己理解のための心理学的方法やゲーミングなどを体験し、自分を振り返りながら、自 己理解を深める。 2)心理学的な人間理解について理解する。 授業概要: この講義は心理学的な手法を用いて、自分を理解し、同時に心理学的な人間理解について 体験的に理解することを目的とする。取り上げられる手法は、心理テスト、ゲーミング、ロー ルプレイングなどである。実際に体験し、自分を振り返ることで自分を理解していく。 授業計画:第1回 オリエンテーション 第2回 心理テストを通して自分を知る⑴ 第3回 心理テストを通して自分を知る⑵ 第4回 ゲーミングを通して自分を知る⑴ 第5回 ゲーミングを通して自分を知る⑵ 第6回 ゲーミングを通して自分を知る⑶ 第7回 ゲーミングを通して自分を知る⑷ 第8回 ゲーミングを通して自分を知る⑸ 第9回 ゲーミングを通して自分を知る⑹ 第10回 ロールプレイングを通して自分を知る⑴ 第11回 ロールプレイングを通して自分を知る⑵ 第12回 ロールプレイングを通して自分を知る⑶ 第13回 ロールプレイングを通して自分を知る⑷ 第14回 ロールプレイングを通して自分を知る⑸ 第15回 まとめ 評価方法:講義への取り組み60%、振り返り40% 教 科 書:使用しない。 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:集中講義で行うので日程に注意すること。1 日 3 コマの講義をとびとびで 5 日間行う (準備学習を含む) 予定である。また、ゲーミングやロールプレイングでは実際に人とかかわったり、演 じたりすることが求められるので、それを留意のうえ受講すること。詳細はオリエン テーションで説明する。 50 授業科目 心理学研究法ⅠA(心理統計の基礎) 担当教員 宮田佳緒里 対象学科・学年:心福1年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:期末テストの成績70%、授業への参加状況30%。 教 科 書:使用しない。資料を配布する。 参 考 書:山田 剛史・村井 潤一郎(著) よくわかる心理統計 ミネルヴァ書房. 履修上の注意点:・ 「心理学研究法Ⅰ A」 は、 「心理学研究法Ⅰ B」 の基礎編にあたる。 Ⅰ B の履修を考えている学生は、 (準備学習を含む) Ⅰ A も合わせて履修すること。 ・認定心理士の取得を目指す学生は必ず履修すること。 ・2 年次に心理コースの選択を考えている人は、コースの必修であるので必ず履修すること。 授業科目 心理学研究法ⅠB(心理統計と情報処理) 担当教員 宮田佳緒里 対象学科・学年:心福1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:心理学研究法ⅠBでは、得られたデータから一般的な結論を導くための推測統計の手法を学 習する。到達目標は、①得られたデータから母集団の平均を推定できること、②2つの変数 の平均差を検定できること、③2つの変数の独立性を検定できることである。 授業概要:パソコンの表計算ソフトを使って、1)数量データを図表化し、2)統計的な数値を算出し て、3)算出結果を解釈して結論を導く。その際、母集団と標本の違い、統計的仮説検定の 考え方、結果の表す意味内容について解説する。 授業計画:1.オリエンテーション 2.確率のはなし⑴ 場合の数と期待値1 3.確率のはなし⑵ 場合の数と期待値2 4.確率のはなし⑶ 確率分布 5.正規分布と推定⑴ 正規分布1 6.正規分布と推定⑵ 正規分布2 7.正規分布と推定⑶ 平均の推定1 8.正規分布と推定⑷ 平均の推定2 9.t分布とその検定⑴ 仮説とその検定 10.t分布とその検定⑵ t分布 11.t分布とその検定⑶ t検定 12.χ²分布とその検定⑴ χ²分布 13.χ²分布とその検定⑵ χ²検定1 14.χ²分布とその検定⑶ χ²検定2 15.まとめ 評価方法:期末テストの成績70%、授業への参加状況30%。 教 科 書:使用しない。資料を配布する。 参 考 書:山田 剛史・村井 潤一郎(著) よくわかる心理統計 ミネルヴァ書房. 履修上の注意点:・認定心理士の取得を目指す学生は必ず履修すること。 (準備学習を含む) ・2 年次に心理コースの選択を考えている人は、コースの必修であるので必ず履修すること。 51 心理福祉学科 学習の到達目標:心理学研究では、心の働きを数量化して測定し、得られたデータから一般的な結論を導くといいう手法 がよく使われる。一般的な結論を導くためには、得られたデータの特徴を理解して、そこから何が言え るかを考えることが不可欠となる。心理学研究法IAでは、得られたデータの特徴を理解し、適切に表現 できるようになることを目標とする。具体的には、①データの特徴を数量的に記述できること、②デー タの特徴を視覚的に表現できることを到達目標とする。 授業概要:パソコンの表計算ソフトを使って、 1) データの特徴を算出して記述し、 2) 表やグラフにまとめる。 その際、 データの特徴の意味内容を解説する。状況に応じて、パソコンの使い方を指導する。 授業計画:1.オリエンテーション 2.データの種類と1つの変数の図表化 3.1つの変数の特徴の記述⑴ 代表値1 4.1つの変数の特徴の記述⑵ 代表値2 5.1つの変数の特徴の記述⑶ 散布度1 6.1つの変数の特徴の記述⑷ 散布度2 7.1つの変数の特徴の記述⑸ 標準化 8.2つの変数の特徴の記述⑴ 2つの変数の図表化 9.2つの変数の特徴の記述⑵ 相関1 10.2つの変数の特徴の記述⑶ 相関2 11.2つの変数の特徴の記述⑷ 相関3 12.2つの変数の特徴の記述⑸ 相関4 13.2つの変数の特徴の記述⑹ 連関1 14.2つの変数の特徴の記述⑺ 連関2 15.まとめ 授業科目 心理学基礎実験Ⅰ 担当教員 宇野 忍・渡邊兼行・蛯名正司 対象学科・学年:心福1年 単位数:2 開講時期:後期 心理福祉学科 学習の到達目標:(1) 「心」を数量化して測定するためのさまざまな方法を体験する。 (2)実験を通して得られたデータを記述統計や表、グラフを用いてまとめる。 (3)人の心のはたらきや行動を説明したり解釈したりするために、データを正しく読み取れる。 (4)得られた結果を正しい書き方で実験レポートにまとめ、報告できる。 授業概要: 心理学では、人の心や行動に関するさまざまな疑問を解決するのに、論理、思索、直感や共感を通し て探求するだけでは満足せず、事実を客観的に観察して確かめる作業を必ず伴う。したがって、実験は、 心理学における人間理解のための必須ツールである。この授業では、さまざまな心理学実験を体験して いきながら、心理学における人間理解の姿勢を学ぶ。 授業計画:1 オリエンテーション 2 心理学実験レポートの書き方 3 心理検査入門①~内田クレペリン精神作業検査 4 心理検査入門②~集団式知能検査 5 心理検査入門③~まとめ 6 ミューラーリヤー錯視①~実験の準備・実施 7 ミューラーリヤー錯視②~データの分析・考察 8 ミューラーリヤー錯視③~まとめ 9~14 グループ別 実験実習(各2回) 【実験実習1】質問紙調査の基礎 【実験実習2】ストループ効果 【実験実習3】対連合学習 15 まとめ 評価方法:毎回の出席(約50%) 実習ごとのレポート計5回(約50%)※ レポートの未提出があった場合、5つの実習テーマのうち一つ 以上のテーマについて一度も出席しなかった場合は、無条件で単位を認定しないので注意すること。 教 科 書: 「心理学実験・研究レポートの書き方」 フィンドレイ 著、細江・細越 訳(北大路書房) 参 考 書: 履修上の注意点:・実験実習という科目の性質上、出席は特に重視する。 (準備学習を含む) ・来年度、 「心理学基礎実験Ⅱ」を履修するためには、この科目を履修済みである必要があるの で注意すること。 ・心理コースの選択を考えている者、「認定心理士」の取得を目指す者は、必ず履修すること。 授業科目 心理学基礎論 担当教員 渡邊 兼行 対象学科・学年:心福1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:⑴ 科学的な心理学の背景にある考え方、方法論、歴史を理解する。 ⑵ 人間に関わるさまざまな問題を心理学的な視点から議論・検討できる。 ⑶ 今後の心理学の学習を続けていくにあたっての「見取り図」を獲得する。 授業概要: 大学に入って初めて心理学を学ぶ学生の多くは、自分が思い描いていた心理学のイメージ と、実際に大学で学ぶ心理学とのギャップに驚き、戸惑う。ときには、このギャップが心理 学を学ぶ上での障害となることもある。 本講義では、心理学の背景にある考え方や、心理学がたどってきた歴史、心理学が用いる 方法などに触れながら、「心理学とは何か?」を考えていく。 授業計画:1 オリエンテーション 9 心理学を学ぶ心得 2 心理学の見取り図を作る 10 心理学の方法~心を測ること 3 「心」について考える~「心」を知ること 11 心理学の論争①~自由意思 4 「心」について考える~心と脳の関係 12 心理学の論争②~自己と他者 5 心理学の歴史① 13 心理学の論争③~心の進化 6 心理学の歴史② 14 心理学を活かす~資格と仕事 7 心理学の歴史③ 15 (予備日) 8 まとめと中間テスト 評価方法:①予習課題(10点) ②授業中の発言(25点) ③中間テスト(30点) ④期末レポート(30点) ⑤実験参加(5点) 教 科 書: 参 考 書:『はじめて出会う心理学 改訂版』(有斐閣アルマ) 『心理学入門一歩手前』(勁草書房) 『なぜ心理学をするのか』(北大路書房) 『心理学へのスタディガイド』(世界思想社) ※ 購入が必須ではありません。必要に応じて入手してください。 履修上の注意点:授業の運営について、第1回の講義で詳細な説明をするので、履修を考えている方は、 (準備学習を含む) 必ず出席してください。出席できない学生は、第2回講義までに、必ず担当教員と連 絡を取り、説明を聞いてください。(担当教員連絡先:watanabe @ sendai-shirayuri. ac.jp) 52 授業科目 健康栄養論 担当教員 小村 毅 対象学科・学年:管栄1年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法: (1)出席状況(30点) (2)筆記試験(70点)の総合評価による。 教 科 書:特 に指定しない。適宜プリントを配付する。 参 考 書: 「導入教育-信頼される専門職となるために-」日本栄養改善学会監修、医歯出版(2011) 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 基礎化学 担当教員 岩淵せつ子・加賀山あかり 対象学科・学年:管栄1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 身の回りの物質は全て原子と分子からなっている。生物の生命現象も化学反応式で表せる。化合物の構造式 がなぜこのように書けるのか。化学は言語の一種、元素はアルファベット、化合物は単語、反応式は文章の関 係にある。この科目では化学の約束事を理解するための基礎知識・考え方を系統的に学ぶ。それによって、暗 記に頼らず化学の面白さ分かることで、食品学・栄養学・生化学で学ぶ専門知識を広く論理的に理解する能力 が身に付くようになる。 授業概要: 高校で化学Ⅰを選択しなかった学生も理解できるように分かりやすく講義する。無機化学については、物質 の構成要素と原子の構造、原子軌道と価電子、化学結合と分子構造、化学式と化学反応式、モル物質量と濃度 計算に限定して学ぶ。有機化学では、共有結合の理解を基に、有機化合物の構造式と命名法、構造式から性質 が分かるように解説する。生体を構成する主なる元素(C,H,O,N)について重点的に解説し、食品と栄養関連 専門科目の学習内容に抵抗なく入り込めるように知識の習得を目指す。 授業計画:1.はじめに:物質文明を創ってきた化学 2.物質の構成要素: 元素・原子・分子・イオン 3.原子の構造:原子核・陽子と中性子・電子殻と軌道・電子配置と価電子 4.原子の構造:周期表と元素の周期性・元素のイオン化の周期性・章末問題 5.化学結合と分子構造:分子と結合・分子式と分子量・結合の種類・イオン結合・金属結合 6.化学結合と分子構造:共有結合と結合電子・不対電子の数と価標・飽和結合と不飽和結合 7.化学結合と分子構造:化合物の表し方と命名・分子量と式量・章末問題 8.溶液の性質:溶液と溶解・浸透圧・溶液の濃度と計算・単位・モル濃度・含有率・希釈・化学計算の習得 9.化学反応:化学反応式の表す量的関係・化学反応式のつくり方 10.酸と塩基:酸と塩基の強弱・酸と塩基の反応・中和と塩・pH測定・緩衝液 11.酸化還元反応:酸化還元の定義・酸化数の求め方・酸化剤と還元剤 12.有機化学とは:構造式の書き方・有機化合物の分類・官能基による分類 13.脂肪族(アルカン・アルケン・アルキン):構造と命名法・シスートタンス異性体 14.芳香族化合物・アルコール・アルデヒド・カルボン酸・アミン・立体異性 15.生命と有機化学:アミノ酸・脂質・糖・核酸塩基 16.テスト 評価方法:試験の結果(80点)と宿題および小テスト(20点)の総合点。 教 科 書:「基礎からのやさしい化学 ヒトの健康と栄養を学ぶために」田島 眞編著 建帛社 参 考 書: 「総合化学 ここがポイント」齋藤 勝裕著 三共出版 「ゼロからはじめる化学」立屋敷 哲著 丸善格式会社 参考書は推奨する図書であり、購入する必要はない。 履修上の注意点:この「基礎化学」は、 「有機化学」と合わせて、栄養関連科目を学ぶ上で必要となる基本的な科目と位 (準備学習を含む) 置づけているので、全員が履修すること。 53 管理栄養専攻 健康栄養学科 学習の到達目標:(1)本学科の学生は、各種専門科目を本格的に学ぶ前に、栄養と健康のかかわりや健康づくりのための正しい栄養の あり方など、基本的なことを学習する。 (2)栄養士の歴史や管理栄養士の使命・役割と社会での活動場を学び、把握する。このことにより、管理栄養専攻では 学ぶ目的意識並びに専門を学ぶことへのモチベーションもより一層高まるようになる。 (3)管理栄養士をめざすことへの動機づけ教育(導入教育)のみなならず、本専攻の教育内容の概要についても、早い 時点で体系的に学ぶことにより、専門教育の全体像に関するイメージができるようになる。 授業概要:(1)まず、 「食べ物と食生活」もしくは「食事と健康」のかかわり「健康と栄養」に関する基本的なことを講説する。 (2)栄養専門職としての管理栄養士の姿を理解する上で必要な事項(管理栄養士の社会での役割と活動の場など)を概 説する。 (3)栄養ケアが現代医学の進歩と現代人の生活習慣病の予防・治療にどのように関わっており、今後の果たす役割はど うあるべきか等についても考察する。 (4)さらに、管理栄養専門職をめざすための学修に必要な教育内容の全体像をも概説する。 授業計画:1.序説: 「健康栄養論」の授業概要など 2.食べ物・食生活とのかかわり:(1)健康と栄養の定義(2)PFCとは(3)健康づくり対策と正しい食生活のあ り方など 3.自己の食生活上の問題点と改善策 4.食生活の自己点検など 5.日本人食生活・栄養と健康問題の推移及び課題:(1)健康障害の年次推移と栄養状態(2)健康づくりの要因とそ の対策(3)食生活指針(4)食事バランスガイドなど 6.管理栄養士の果たす使命と役割 7.管理栄養士の仕事と社会での活動場 8.栄養学と栄養士発展の歴史 9.現代医学と生活習慣病①:現代の医学と栄養学が目指す方向と現状 10.現代医学と生活習慣病②:健康維持増進と疾病の予防・治療 11.地球レベルでの栄養の課題と取り組み①:世界人口動向と食料需給/世界の栄養状態の現状 12.地球レベルでの栄養の課題と取り組み②:特に開発途上国(高い飢餓率、栄養状態の悪い国)の場合と日本の場合 13.管理栄養専門職を育成する教育内容の概要①:専門教育内容の構成と特色 14.管理栄養専門職を育成する教育内容の概要②:専門教育内容の体系性(系続性、順次性、展開性)など 15.「まとめ」と試験 授業科目 基礎生物 担当教員 菱沼 宏哉 対象学科・学年:管栄1年 単位数:2 開講時期:前期 管理栄養専攻 健康栄養学科 学習の到達目標:高校生物を基礎として、大学における専門教育への円滑な連続性がもてるように生物学の基 礎を広く習得し、次の項目について説明できる。①細胞の構造とはたらきの概要 ②生体構 成成分の概要③栄養素と代謝の概要 ④生殖と発生および遺伝の概要⑤遺伝子のはたらきと バイオテクノロジーの概要 授業概要:ヒトを中心とした生物のからだの構造やはたらき、発生の仕組み等を概説することを通し、 生物の基本的な特徴を理解する。 授業計画:1.細胞の構造とはたらき 2.細胞膜のはたらき 3.組織と器官 4.生体構成成分① 5.生体構成成分② 6.栄養素と代謝① 7.栄養素と代謝② 8.栄養素と代謝③ 9.生殖と発生 10.遺伝の法則 11.遺伝子の本体 12.DNAの複製・転写・翻訳 13.遺伝子発現の調節 14.PCR(ポリメラーゼ連鎖反応) 15.遺伝子組み換え・iPS細胞 16.筆記試験 評価方法:出席状況(20%)と筆記試験の結果(80%)から評価する。 教 科 書: 「史上最強 図解 これならわかる! 生物学」山川喜輝(ナツメ社) 参 考 書: 履修上の注意点:管理栄養士養成の専門基礎科目を学ぶための基礎となるものである。全員履修するこ (準備学習を含む) とが望ましい。 授業科目 有機化学 担当教員 岩淵せつ子 対象学科・学年:管栄1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 物質のうち生体に関連する有機化合物を扱うのが有機化学である。食品や人体を構成する成分はすべて有機 化合物であり、食物を摂取後の生体内における複雑な消化・代謝系もすべて有機化学反応であることから、食 品成分や栄養素・代謝などを扱う食品・栄養関連科目の内容を広く理解するために有機化学は欠かせない。こ の科目では、①有機分子を特徴づける共有結合、②生命に関わる有機化合物を構成する主な元素、炭素・水素・ 酸素・窒素の性質、③三大栄養素の糖質・脂質、タンパク質の化学構造と性質、についての十分な理解を目指す。 授業概要: 目標を達成するために、有機分子を特徴づける化学結合(共有結合)について基礎からの 理解が欠かせない。この科目では、高校までと違う大学で学ぶ共有結合について深く解説し、高校化学との橋 渡しを試みる。有機化合物の化学式・名称・構造式の理解が進むことで、三大栄養素の糖質、脂質、タンパク 質の特性が分かるようになり、専門用語を使った説明ができるように系統立てた知識の習得を目指す。 授業計画:1)はじめに:CとHなど限られた原子が作りだす膨大な種類の有機化合物 2)大学で学ぶ原子構造:原子の性質を決める電子配置・軌道・不対電子・電気陰性度 3)大学で学ぶ共有結合:シグマ結合とパイ結合・炭素の不対電子数・混成軌道・単結合・二重結合・三重結合 4)共有結合の分極:電子の偏りによるイオン性・官能基の反応性と溶解性 5)有機化合物の構造と命名:構造式の表記法・脂肪族と芳香族・慣用名とIUPAC・異性体 6)生体と有機化学ー糖質の化学① 7)生体と有機化学ー糖質の化学②:糖質の種類 8)生体と有機化学ー糖質の化学③:生体中の糖質と機能 9)生体と有機化学ー脂質の化学①:脂質の分類・脂肪酸・必須脂肪酸・分子膜・細胞膜 10)生体と有機化学ー脂質の化学②:油脂の化学的性質・油脂の劣化と酸敗 11)生体と有機化学ー脂質の化学③:油脂の改質反応・乳化とエマルション 12)生体と有機化学ータンパク質の化学①:タンパク質の機能・アミノ酸の構造と分類 13)生体と有機化学ータンパク質の化学②:ペプチド結合・主鎖と側鎖 14)生体と有機化学ータンパク質の化学③:タンパク質の立体構造・タンパク質の変性 15)生体と有機化学ー核酸塩基の化学:核酸の構造・DNA・RNA 評価方法: 出席状況および講義中の態度(20%) 。コースの期間中に複数回行う小テストや宿題あるいはレポートでの評 価(80%)。単位認定は全体で60%以上のポイントを獲得することを条件とする。 教 科 書: 「基礎化学」で使用した教科書『基礎からのやさしい化学』田島 眞編著、を使用しますので購入する必要 はありません。板書およびまとめのプリントを使いながら講義を進めます。 参 考 書: 「総合化学 ここがポイント」 齋藤勝裕著 三共出版、 「ステップアップ大学の有機化学」齋藤勝裕著 裳華房「大 学の化学講義ー高校化学とのかけはしー」 杉森 彰著 裳華房 参考書は購入する必要は無い推奨する図書です。 履修上の注意点: この科目を、 「基礎化学」と合わせて、栄養関連科目を学ぶ上で必要となる基本的な科目と位置づけ (準備学習を含む) ているので、全員が履修すること。 54 授業科目 生化学 担当教員 菱沼 宏哉 対象学科・学年:管栄1年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:筆記試験(100点) 教 科 書: 「系統看護学講座 専門基礎 人体の構造と機能[2]生化学」三輪一智(医学書院) 参 考 書: 履修上の注意点:厚生労働省が定めた管理栄養士養成の専門基礎科目である。授業回数の3分の1では (準備学習を含む) なく5分の1以上を欠席した場合は原則として再履修とする。 授業科目 生化学実験 担当教員 菱沼 宏哉・小嶋 文博 対象学科・学年:管栄1年 単位数:1 開講時期:後期 学習の到達目標:1)実験器具や機器装置の性質を理解し、適切な実験操作ができる。2)酵素の機能と諸性 質、酵素活性の調節機構、酵素反応速度論、補酵素の機能について理解し、概説できる。3) 電気泳動の原理を理解し、たんぱく質や核酸の分離に適した電気泳動法について説明できる。 4)PCRの原理について理解し、特定遺伝子の増幅法について説明できる。 授業概要:1) 酵素について、 活性および比活性の測定を行う。 2) 酵素の至適pH、 至適温度の測定を行う。 3)補酵素の有無による酵素活性の違いを確認する。4)たんぱく質の電気泳動、核酸の電 気泳動を行う。5)核酸の抽出を行い、特定遺伝子をPCRによる増幅・同定を行う。 授業計画:1.酵素についての解説と試薬調製のための計算について 2.使用する試薬の調製 3.膵アミラーゼの比活性①酵素活性の測定 4.膵アミラーゼの比活性②たんぱく質の定量 5.膵アミラーゼの最適(至適)pH 6.膵アミラーゼの最適(至適)温度 7.乳酸デヒドロゲナーゼ活性と補酵素 8.酵素実験に関するまとめ(試験) 9.電気泳動とPCRについての解説 10.血清たんぱく質のセルロースアセテート膜電気泳動 11.たんぱく質分解物のSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動 12.口腔粘膜からのDNA抽出と定量 13.抽出DNAのアガロース電気泳動 14.特定遺伝子のPCR増幅による遺伝子型の確認① 15.特定遺伝子のPCR増幅による遺伝子型の確認② 16.試験 評価方法:前半の酵素に関して50点、後半の電気泳動・PCRに関して50点とし、100点満点で評価する。 教 科 書:実験書(プリント)を配布する。 参 考 書:実験医学別冊『核酸実験の原理とプロトコール』 (羊土社)実験医学別冊『PCR実験プロトコー ル』 (羊土社) 履修上の注意点:実験科目は、実際に実験操作を行い習得することが大切である。したがって、出席重 (準備学習を含む) 視とし、欠席回数が4回に達した場合は、例外なく再履修とする。 55 管理栄養専攻 健康栄養学科 学習の到達目標:1.細胞の構造、たんぱく質・糖質・脂質・核酸の構造と機能について説明できる。2.生 体におけるエネルギー産生について説明できる。3.たんぱく質・糖質・脂質の代謝につい て説明できる。 授業概要:はじめに細胞の構造、生体膜の特徴と機能について解説した後、たんぱく質・糖質・脂質・ 核酸の構造と機能について解説する。その後、細胞内外におけるたんぱく質・糖質・脂質の 代謝について解説する。 授業計画:1.生化学を学ぶための基礎知識 2.細胞の構造と機能 3.生体膜の構造と機能 4.たんぱく質の構造と機能 5.酵素 6.糖質の構造と機能 7.脂質の構造と機能 8.核酸の構造と機能 9.ビタミンと補酵素 10.たんぱく質の代謝(1) 11.たんぱく質の代謝(2) 12.糖質の代謝(1) 13.糖質の代謝(2) 14.脂質の代謝 15.核酸の代謝 16.筆記試験 授業科目 微生物学 担当教員 山本 仁 対象学科・学年:管栄1年 単位数:2 開講時期:前期 管理栄養専攻 健康栄養学科 学習の到達目標: 微生物は、最初に地球上に出現した生命体であり、その後地球環境に影響を及ぼしながら 繁殖し、今も地球のほゞ全域に生育している。ヒトや動・植物の病気の原因となるのは、膨 大な微生物のごく一部である。人類は大昔から、生活の知恵として微生物を利用することも 知っていた。微生物の世界を正しく理解し、微生物と共存しながら生きてゆくことの意味を 考える。 授業概要: 授業計画:1)微生物学総論 (1) : 微生物とは? 生物五界説、 大きさの概念 2)微生物学総論 (2) : 微生物の世界、 微生物研究の歴史 3)微生物学総論 (3) : 私達の暮らしと微生物 4)細菌学 (1) : 細菌とは? 細菌の形態・構造・培養など 5)細菌学 (2) : 細菌の培養・同定・分類、細菌の病原性 6)細菌学 (3) : 主な病原性細菌 7)ウイルス学 (1) : ウイルスとは? ウイルスの形態・分類など 8)ウイルス学 (2) : 主な病原性ウイルス 9)真菌学と原生生物 : 真菌とは? 原生生物とは? 10)感染と免疫 (1) : 感染とは? 微生物の侵入と生体の応答 11)感染と免疫 (2) : 感染症とは? 様々な感染症対策 12)感染と免疫 (3) : 免疫とは? 生体の微生物防御システム 13)感染と免疫 (4) : 細胞性免疫とは? 液性免疫とは? 14)感染と免疫 (5) : 抗原・抗体反応とその応用 15)滅菌と消毒 : 代表的な滅菌法と消毒法 評価方法:筆記試験(期末)、小テスト(随時)、出席状況。 教 科 書: 『微生物学』小林秀光、白石淳編(㈱化学同人)~ 最新版 参 考 書: 履修上の注意点:免疫学の知識は応用範囲が広い。興味を持って学習して欲しい。 (準備学習を含む) 授業科目 解剖生理学 担当教員 鈴木 裕一 対象学科・学年:管栄1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)食と健康の分野、医療の分野において管理栄養士として活躍するために、人体の構造と 働きに関して専門的な知識を得る。2)自分自身がより健康に生き、また社会人・家庭人と してよりよい生活をおくるため、人体の働きを実践的によく理解する。 授業概要:人 体は、細胞から、4種類の組織、器官(臓器)、11ある器官系へと積み上げられている。 各器官を支える細胞群の構造と働き、さらに各器官系が互いに協力し合って一つの個体とし て機能する様子を学んでいく。解剖生理学と解剖生理学特論は一連の科目である。さらに、 解剖生理学実験Ⅰ及びⅡとも系統的につながっている。また、病理学や臨床栄養関係の科目 への導入も含まれている。 9.血液 10.心臓血管系 11.リンパ系と生体防御機構 12.呼吸器系 13.消化器系と代謝 14.泌尿器系 15.生殖器系 授業計画:1.人体:オリエンテーション 2.細胞と組織 3.皮膚と膜 4.骨格系 5.筋系 6.神経系 7.特殊感覚 8.内分泌系 評価方法:3回の試験:95%、出席:5% 教 科 書:エレイン・マリーブ著、林正健二訳 人体の構造と機能【第3版】医学書院で共通 参 考 書:Steve Parker著、佐藤達夫・松尾理監訳 見える人体―構造・機能・病態 南江堂 履修上の注意点:解剖生理学の知識を使えるものにするためには、日常的に経験することと結びつけな (準備学習を含む) がら、繰り返し学習し、次第に有機的につながった知識体系していくこと、が必要で ある。なお、有機化学、基礎化学、基礎生物学、生化学、などは基礎となる科目であ る。また、栄養学総論、栄養学各論とは関連が深い。 56 授業科目 解剖生理学特論 担当教員 鈴木 裕一 対象学科・学年:管栄1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1)食と健康の分野、医療の分野において管理栄養士として活躍するために、人体の構造と 働きに関して専門的な知識を得る。2)自分自身がより健康に生き、また社会人・家庭人と してよりよい生活をおくるため、人体の働きを実践的によく理解する。 授業概要:人 体は、細胞から、4種類の組織、器官(臓器)、11ある器官系へと積み上げられている。 各器官を支える細胞群の構造と働き、さらに各器官系が互いに協力し合って一つの個体とし て機能する様子を学んでいく。解剖生理学と解剖生理学特論は一連の科目である。さらに、 解剖生理学実験Ⅰ及びⅡとも系統的につながっている。また、病理学や臨床栄養関係の科目 への導入も含まれている。 評価方法:3回の試験:95%、出席:5% 教 科 書:エレイン・マリーブ著、林正健二訳 人体の構造と機能【第3版】医学書院 参 考 書:Steve Parker著、佐藤達夫・松尾理監訳 見える人体―構造・機能・病態 南江堂 履修上の注意点:解剖生理学の知識を使えるものにするためには、日常的に経験することと結びつけな (準備学習を含む) がら、繰り返し学習し、次第に有機的につながった知識体系していくこと、が必要で ある。なお、有機化学、基礎化学、基礎生物学、生化学、などは基礎となる科目であ る。また、栄養学総論、栄養学各論とは関連が深い。 授業科目 解剖生理学実験Ⅰ 担当教員 鈴木 裕一 対象学科・学年:管栄1年 単位数:1 開講時期:前期 学習の到達目標:人体は、様々な機能に分化した細胞を基本とし、4種類の組織、器官(臓器)、11ある器官 系へと積み上げられている。各器官を支える細胞群の構造と働き、さらに各器官系が互いに 協力し合って一つの個体として機能していることを理解できる様にする。 授業概要:人体の各器官系の構造とその働きを、自分の体、模型、顕微鏡標本、を使って、実体験的す る。なお、解剖生理学実験IとIIは一連の科目である。又講義科目の解剖生理学と解剖生理 学特論とも一体となっている。また、病理学や臨床栄養関係の科目への導入も含まれている。 授業計画:1.人体:オリエンテーション 2.細胞と組織 3.皮膚と膜 4.骨格系 5.筋系 6.神経系 7.特殊感覚 8.内分泌系 9.血液 10.心臓血管系 11.リンパ系と生体防御機構 12.呼吸器系 13.消化器系と代謝 14.泌尿器系 15.生殖器系 評価方法:出席点、筆記試験、レポートを総合的に評価する。 教 科 書:なし(実習マニュアルを配布する)。 参 考 書:エレイン・マリーブ著、林正健二訳 人体の構造と機能【第3版】医学書院 履修上の注意点:個々の知識より、実体験的する事が大事であるので、必ず出席すること。また予習も (準備学習を含む) 課す。さらに、当日レポートを仕上げ、チェックを受ける。又宿題も課す。 57 管理栄養専攻 健康栄養学科 9.血液 10.心臓血管系 11.リンパ系と生体防御機構 12.呼吸器系 13.消化器系と代謝 14.泌尿器系 15.生殖器系 授業計画:1.人体:オリエンテーション 2.細胞と組織 3.皮膚と膜 4.骨格系 5.筋系 6.神経系 7.特殊感覚 8.内分泌系 授業科目 解剖生理学実験Ⅱ 担当教員 鈴木 裕一 対象学科・学年:管栄1年 単位数:1 開講時期:後期 管理栄養専攻 健康栄養学科 学習の到達目標:人体は、様々な機能に分化した細胞を基本とし、4種類の組織、器官(臓器)、11ある器官 系へと積み上げられている。各器官を支える細胞群の構造と働き、さらに各器官系が互いに 協力し合って一つの個体として機能していることを理解できる様にする。 授業概要:人体の各器官系の構造とその働きを、自分の体、模型、顕微鏡標本、を使って、実体験的す る。なお、解剖生理学実験ⅠとⅡは一連の科目である。又講義科目の解剖生理学と解剖生理 学特論とも一体となっている。また、病理学や臨床栄養関係の科目への導入も含まれている。 授業計画:1.人体:オリエンテーション 2.細胞と組織 3.皮膚と膜 4.骨格系 5.筋系 6.神経系 7.特殊感覚 8.内分泌系 9.血液 10.心臓血管系 11.リンパ系と生体防御機構 12.呼吸器系 13.消化器系と代謝 14.泌尿器系 15.生殖器系 評価方法:出席点、筆記試験、レポートを総合的に評価する。 教 科 書:なし(実験書を配る)。 参 考 書:エレイン・マリーブ著、林正健二訳 人体の構造と機能【第3版】医学書院 履修上の注意点:個々の知識より、実体験的する事が大事であるので、必ず出席すること。また予習も (準備学習を含む) 課す。さらに、当日レポートを仕上げ、チェックを受ける。又宿題も課す。 授業科目 病理学Ⅰ 担当教員 鈴木 裕一 対象学科・学年:管栄1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:管理栄養士は、医療・福祉の現場において他の職種とチームを組んで活躍しなければならな い。そのため必要な共通理解として、医療に関する基本的な知識や疾患概念を身につける。 授業概要:前半で、多くの病気の基礎としての細胞傷害や炎症や腫瘍などについて学習し、ついで後半 で、器官系ごとに特有の病気について学ぶ。病理学Ⅰでは主に前半部分、病理学Ⅱでは主に 後半部分について学ぶ。 12.肝・胆・膵疾患 13.循環器系疾患 14.腎・尿路系疾患 15.神経・精神系疾患 16.呼吸器系疾患 17.血液・造血器系疾患 18.運動器(骨格系)疾患 19.皮膚系疾患 20.免疫・アレルギー系疾患 21.婦人科疾患 授業計画:1.細胞傷害と細胞増殖 2.炎症 3.組織の修復と再生 4.感染症と生体防御機構 5.循環傷害 6.腫瘍 7.遺伝と先天異常 8.老化 9.栄養・代謝系疾患 10.内分泌疾患 11.消化管疾患 評価方法:3回の試験95%、出席5% 教 科 書:栄養科学イラストレイテッド「臨床医学 疾病の成り立ち」田中明他著 羊土社 参 考 書:Steve Parker著、佐藤達夫・松尾理訳 見える人体―構造・機能・病態 南江堂 履修上の注意点:単に記憶するだけでなく、臨床栄養とのつながりを意識して学習すること。なお、微 (準備学習を含む) 生物学(免疫学を含む)をよく勉強しておくこと。 58 授業科目 食品学総論 担当教員 小嶋 文博 対象学科・学年:管栄1年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:出席点[15点] 、試験点[85点]の総合評価とする。ただし、試験は複数回行う場合があり、レポートの点数も含むもの とする。※受講態度が悪い場合は、10点の範囲で減点する場合がある。 教 科 書: 『食べ物と健康 マスター食品学Ⅰ』有田政信編著(建帛社) 参 考 書: 『食品学総論 食べ物と健康① 第2版』森田潤司ほか著(化学同人)、『日本食品標準成分表2010』 (女子栄養大学出版部) 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 食品学各論 担当教員 小嶋 文博 対象学科・学年:管栄1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1) 食品成分表における食品の分類を理解し、各分類ごとの食品の栄養的特性を説明できる。2)生産様式、 原料、主要栄養素による食品の分類を行える。3)食品ごとの栄養的特性(含有される化学成分とその 機能性等)について説明できる。 授業概要: 食品学総論で学んだ食品成分に関する化学的な基礎知識をもとに、種々の食品の具体的な特徴につい て生産面、栄養面、嗜好面、機能面、利用面などから解説する。食品成分表の縦の系列(分類)に沿って、 分類ごと、あるいは食品ごとの含有成分の特徴と機能性等について解説する。 授業計画:1 .食品の成分、分類、消費と供給 2.植物性食品⑴ 穀類 3.植物性食品⑵ いも類 4.植物性食品⑶ 豆類・種実類 5.植物性食品⑷ 野菜類 6.植物性食品⑸ 果実類 7.植物性食品⑹ きのこ類・海藻類 8.動物性食品⑴ 食肉類 9.動物性食品⑵ 乳類 10.動物性食品⑶ 卵類 11.動物性食品⑷ 魚介類① 12.動物性食品⑸ 魚介類② 13.その他の食品⑴ 食用油脂・甘味料 14.その他の食品⑵ 調味料・香辛料 15.その他の食品⑶ 嗜好飲料・アルコール飲料 16.試験 評価方法:出席点[15点] 、試験点[85点]の総合評価とする。ただし、試験は複数回行う場合があり、レポートの 点数も含むものとする。※受講態度が悪い場合は、10点の範囲で減点する場合がある。 教 科 書: 『Nブックス改訂食品学Ⅱ[第2版] 』菅原龍幸、國﨑直道編著(建帛社) 参 考 書: 『新訂原色食品図鑑[第2版] 』菅原龍幸、井上四郎編集(建帛社)、 『食品学各論 食べ物と健康② 第2版』 瀬口正晴ほか著(化学同人)、『日本食品標準成分表2010』(女子栄養大学出版部) 履修上の注意点: (準備学習を含む) 59 管理栄養専攻 健康栄養学科 学習の到達目標:1 )食品成分表の食品の分類法と利用上の注意点、一般成分の分析方法について理解する。2)食品中の水、 栄養成分、 嗜好成分、 機能性成分の化学構造、 性質、 物性等について理解する。3)食品中の有害成分とその所在、 生成過程等に ついて理解する。4)食品成分の調理や加工、 保存等による化学変化について理解する。5)食品の物性とその解析・評 価法、 機能性との関わりについて理解する。 授業概要: 食品は栄養、 嗜好、 生体調節などの機能を有し、 私たちの生命維持に深く関わっている。食品学総論では、 次のよう に授業を進める。①はじめに食品の歴史的変遷や食物連鎖、 食環境問題に触れ、 様々な食品の分類法や特別用途食品、 保健機能食品についても解説する。②今後よく使用することになる食品成分表の使用上の注意点、 食品分析方法につい て解説する。③食品中の水、 栄養成分、 嗜好成分、 生体調節成分の構造、 性質、 物性等に関する基礎知識について解説 する。④食品中の有害成分、 食品成分の調理・加工・保存等による化学変化について解説する。⑤食品のレオロジーとそ れと関わる食品機能について解説する。 授業計画:1.人間と食品・食品の分類 2.食品成分表⑴ 3.食品成分表⑵ 4.食品成分の化学構造と物性⑴ 水(自由水、 結合水)・食品の貯蔵性 5.食品成分の化学構造と物性⑵ 炭水化物(単糖、 少糖、 多糖)・食物繊維(生理機能) 6.食品成分の化学構造と物性⑶ 脂質(脂肪酸、 油脂、 ケン化価・ヨウ素価等) 7.食品成分の化学構造と物性⑷ アミノ酸・ペプチド・たんぱく質 8.食品成分の化学構造と物性⑸ ビタミン(水溶性、 脂溶性) 9.食品成分の化学構造と物性⑹ ミネラル(生理機能) 10.食品中の嗜好成分と有害成分⑴ 嗜好成分(色、 味、 香り) 11.食品中の嗜好成分と有害成分⑵ 有害成分 12.食品成分の変化⑴ 炭水化物・脂質・たんぱく質 13.食品成分の変化⑵ 褐変・光、 高圧処理・酵素の利用 14.食品の物性・官能評価 15.食品の機能性・まとめ 16.試験 授業科目 食品学実験Ⅰ 担当教員 小嶋 文博 対象学科・学年:管栄1年 単位数:1 開講時期:前期 管理栄養専攻 健康栄養学科 学習の到達目標:1)化学実験の基礎的な注意事項、試薬や器具の取り扱い方を覚える。2)定性実験を通して、食品成 分の物理・化学的特性について理解する。3)酵素的褐変と非酵素的褐変について理解する。4)吸光度 計を用いた化学成分等の定量化方法について理解する。5)高速液体クロマトグラフ(HPLC)法によ る化学成分の定量方法について理解する。 授業概要: 食品学実験Ⅰの前半は食品成分の性質を利用した定性分析を中心に実験を行っていき、これらの実験 が成り立つ原理について理解を深める。また後半は吸光分析・HPLC分析等を行い、これらの機器操作 と分析の原理について理解を深める。 授業計画:1.実験の基礎⑴ 実験の注意事項、基礎知識 2.実験の基礎⑵ 溶液の濃度、数値処理 3.容量分析⑴ 秤量操作、溶液の調製 4.容量分析⑵ 中和滴定:食酢中の酢酸の定量 5.定性分析⑴ 炭水化物の定性反応 6.定性分析⑵ 脂質の定性反応) 7.定性分析⑶ アミノ酸・タンパク質の定性反応 8.定性分析⑷ アミノ酸の薄層クロマトグラフィー 9.食品成分の変化 酵素的褐変と非酵素的褐変 10.抗酸化実験⑴ 飲料のラジカル捕捉活性① 11.抗酸化実験⑵ 飲料のラジカル捕捉活性② 12.色素成分の分離と性質 13.定量分析⑴ カロテノイドのHPLC分析① 14.定量分析⑵ カロテノイドのHPLC分析② 15.定量分析⑶ カロテノイドのHPLC分析③ 16.試験 評価方法:出席点[15点] 、実験レポート[35点]、筆記試験[50点]の総合評価とする。※受講態度が悪い場合は、 10点の範囲で減点する場合がある。 教 科 書: 『Nブックス実験シリーズ 食品学実験』青柳康夫ほか著(建帛社) 参 考 書: 『食品学総論実験』 江角彰彦著(同文書院) 、 『食品理化学実験書』高野克己、 渡部俊弘、 佐藤広顕著(三共出版) 履修上の注意点:欠席または遅刻 5 回以上、レポート未提出 2 回以上のいずれかに該当した場合は、再履修とする。 (準備学習を含む) 授業科目 食品学実験Ⅱ 担当教員 小嶋 文博 対象学科・学年:管栄1年 単位数:1 開講時期:後期 学習の到達目標:1)食品成分表の一般成分の分析を行え、その分析方法、原理について説明できる。2)原子吸光法に よるミネラルの定量方法について理解する。3)ガスクロマトグラフ(GC)法による化学成分の定量方 法について理解する。 授業概要: 食品学実験Ⅱでは、食品の一般成分分析を中心に行い、 「日本食品標準成分表」の分析に用いられる分 析化学実験の原理を理解し、その実験操作や基礎的な注意事項を身につけることが目標となるので、特 定の食品(例えば、きな粉など)を取り上げ、その食品中の水分、灰分、たんぱく質、脂質、炭水化物 の定量を実際に行ってみる。さらに得られた灰分から、その食品中のカルシウム含量を原子吸光法で求 めてみる。脂質ではケン化・メチル化を行い、その脂肪酸メチルをGC法で定量することで、食品中の脂 肪酸組成を求めてみる。 授業計画:1.食品の一般成分分析⑴ 水分、 灰分、 たんぱく質、 脂質の定量① 2.食品の一般成分分析⑵ 水分、 灰分、 たんぱく質、 脂質の定量② 3.食品の一般成分分析⑶ 水分、 灰分、 たんぱく質、 脂質の定量③ 4.食品の一般成分分析⑷ 水分、 灰分、 たんぱく質、 脂質の定量④ 5.食品の一般成分分析⑸ 水分、 灰分、 たんぱく質、 脂質の定量⑤ 6.食品の一般成分分析⑹ 水分、 灰分、 たんぱく質、 脂質の定量⑥ 7.食品の一般成分分析⑺ 水分、 灰分、 たんぱく質、 脂質の定量⑦ 8.食品の一般成分分析⑻ 炭水化物の計算・まとめ 9.原子吸光法による食品中のミネラルの定量⑴ カルシウム① 10.原子吸光法による食品中のミネラルの定量⑵ カルシウム② 11.原子吸光法による食品中のミネラルの定量⑶ カルシウム③ 12.ガスクロマトグラフ法による食品中の脂肪酸の定量① ケン化、 メチル化 13.ガスクロマトグラフ法による食品中の脂肪酸の定量② リノール酸、オレイン酸① 14.ガスクロマトグラフ法による食品中の脂肪酸の定量③ リノール酸、オレイン酸② 15.ガスクロマトグラフ法による食品中の脂肪酸の定量④ リノール酸、オレイン酸③ 16.試験 評価方法:出席点[15点] 、実験レポート[25点]、筆記試験[60点]の総合評価とする。※受講態度が悪い場合は、 10点の範囲で減点する場合がある。 教 科 書: 『Nブックス実験シリーズ 食品学実験』青柳康夫ほか著(建帛社) 参 考 書: 『新しい食品学実験』吉田勉監修(三共出版) 、『食品学実験』中谷延二、菊﨑泰枝編著(光生館) 履修上の注意点:欠席または遅刻 5 回以上、レポート未提出 1 回以上のいずれかに該当した場合は、再履修とする。 (準備学習を含む) 60 授業科目 食品衛生学 担当教員 谷津 壽郎 対象学科・学年:管栄1年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:期末テスト(60点) 、出席重視(30点)、レポート(10点) 教 科 書:イラスト食品の安全性 小塚 諭編 小栗重行・岸本 満・小塚 諭・清水英世著 東京教学社 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点: 授業計画に該当する内容を教科書から探し、事前に読んで、理解できないことなどをチェックしておいてく (準備学習を含む) ださい。授業時間などに質問を受けます。 授業科目 調理学 担当教員 高澤まき子・宮下ひろみ 対象学科・学年:管栄1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1.食べ物と健康の関連を考える上で、調理による食品の栄養性、嗜好性、機能性の変化を 理解する。2.調理学の意義について理解するとともに、調理に関する基礎的な事項を理解 する。3.食事設計の基本について理解する。 授業概要: 調理の意義をはじめ、食嗜好、食品の調理性、調理操作、調味操作といった基礎的事項の 概説を行う。これらは安全性・栄養性・嗜好性・合理性をふまえた実際の調理において、基 礎となる理論である。また、健康を維持増進する食生活のための食事設計の基本について概 説する。 授業計画:1.食の科学と文化(調理の意義と役割/おいしさの要因と生理機能等)〔A高澤B宮下〕 2.食事設計1(食事設定の基本的基準)〔宮下〕 3.食事設計2(献立作成と栄養評価:日本食品標準成分表)〔宮下〕 4.食事設計3(おいしさの評価、対象者別食事形態)〔宮下〕 5.調理操作1(加熱調理と調理機器)〔高澤〕 6.調理操作2(非加熱調理と調理器具)〔高澤〕 7.調味操作と調味%〔高澤〕 8.食品の調理性1(動物性食品-主菜材料の調理1)〔宮下〕 9.食品の調理性2(動物性食品-主菜材料の調理2)〔宮下〕 10.食品の調理性3(成分抽出物、調味料ー菓子・嗜好品材料の調理)〔宮下〕 11.食品の調理性4(植物性食品ー主食材料の調理)〔高澤〕 12.食品の調理性5(植物性食品ー副菜材料の調理1)〔高澤〕 13.食品の調理性6(植物性食品ー副菜材料の調理2)〔高澤〕 14.調理による食品の成分の変化〔A宮下B高澤〕 15.まとめ〔A宮下B高澤〕 16.試験〔A宮下B高澤〕 *授業計画の順は変更の場合がある。 評価方法:期末試験を主に(80%程度)、提出物や受講態度(20%程度)等により総合評価する。 教 科 書: 『調理学ー健康・栄養・調理』安原安代・柳沢幸江編著(アイ・ケイコーポレーション) 参 考 書: 「食品成分表2013」(女子栄養大学出版)他、専門科目共通で購入の参考書を使用 履修上の注意点:受け身の受講のみではなく、自らの予習復習の時間を確保し授業に臨むように。また、 (準備学習を含む) 受講の際の筆記と復習のノート整理をこまめに行うように。 61 管理栄養専攻 健康栄養学科 学習の到達目標: 飲食によって生ずる危害の発生を防止するために「食品衛生法」があります。しかし、 食品は年々多様化してきており、 食の安全を脅かすような事件や事故が相次いで発生したことから「食品安全基本法」が定められました。これらの法律 を理解し、食品の安全性や健全性を確保する手段や方法を考える基礎知識を習得することを目標とします。 授業概要: 私たちは毎日の食事の中で適切な栄養摂取により、健康を維持しています。したがって、食事は栄養の供給源である と同時に安全性が高いことが何よりも重要です。本授業では「食の安全性」という視点から食品衛生行政と法規、食品 の変質、食中毒、食品による感染症・寄生虫症、食品衛生管理、食品中の汚染物質、食品の器具と容器包装、食品添加物、 新しい食品の安全性問題など広範囲な事項について学びます。また、食品衛生に関する行政発表やマスコミ報道を適時 に取り上げ、一緒に考えます。 授業計画:1.食品衛生行政と法規(1) ○食品安全(衛生)行政の対象と範囲 ○食品の安全性の考え方 2.食品衛生行政と法規(2) ○食品衛生監視員と食品衛生管理者 ○食品衛生関連法規 ○コーデックス 3.食品の変質(1) ○微生物に関する基本的事項 4.食品の変質(2) ○食品の腐敗 ○油脂の酸敗 ○食品の変質防止 5.食中毒(1) ○食中毒の定義 ○食中毒の種類 6.食中毒(2) ○食中毒の発生状況 ○自然毒食中毒 7.食中毒(3) ○微生物性食中毒 ○ウイルス性食中毒 8.食品による感染症・寄生虫症(1) ○主な消化器系感染症 ○人獣共通感染症 9.食品による感染症・寄生虫症(2) ○食品から感染する寄生虫症 ○牛海綿状脳症と変異型クロイッツフェルト・ ヤコブ病 10.食品衛生管理 ○HACCPによる衛生管理 ○一般衛生管理プログラムとHACCPシステム ○食品工場における 一般衛生管理事項 ○家庭における衛生管理 11.食品中の汚染物質 ○カビ毒 ○化学物質 12.食品の器具と容器包装 ○素材と衛生 ○素材による環境汚染 13.食品添加物 ○食品添加物の概念 ○食品添加物のメリットとデメリット ○食品添加物の安全性評価 ○一日摂 取許容量(ADI)と使用基準の設定 ○添加物の成分規格 ○添加物の表示基準 ○食品添加物の種類と用途 14.新しい食品の安全性問題 ○無(減)農薬栽培食品(いわゆる有機栽培食品) ○遺伝子組み換え食品 ○放射線照射食品 15.まとめ 16.期末テスト(筆記試験) 授業科目 調理学実習Ⅰ 担当教員 高澤まき子 対象学科・学年:管栄1年 単位数:1 開講時期:後期 管理栄養専攻 健康栄養学科 学習の到達目標:1.健康で豊かな食生活ができるように調理の基本操作(非加熱操作、加熱操作、調味操作) の習得と食品の調理特性を理解する。2.調理器具の使用法を説明できる。3.代表的な和 食、洋食、中華料理の献立作成と調理法を習得する。4.一食単位の献立作成と食品成分表 の活用を習得する。 授業概要: 調理学で学んだ基礎理論を実習を通して理解する。和洋中の日常献立を実習し、調理過程 における現象を科学的にとらえ、その調理方法を正確に把握し、技術の習得と応用力を養う。 また食品の素材について理解を深め、日常の食事構成と献立作成の仕方、食事作法を学ぶ。 授業計画:1.オリエンテーション(実習の目的) 2.基礎調理技術、計量の仕方 3.日常食の献立(ご飯の炊き方、だし汁のとり方) 4.西洋料理の献立(ブイヨンのとり方、魚の扱い) 5.中国料理の献立(湯(タン)のとり方、卵の膨化) 6.実技試験 7.日本料理の献立(郷土料理を含む秋の献立) 8.西洋料理の献立(乾麺の扱い、卵の熱凝固) 9.日本料理、西洋料理、中国料理の特徴、食事作法について 10.中国料理の献立(特殊材料・寒天の扱い方、お粥の要点) 11. 特殊調理器具の扱い方 12.行事食の献立1(クリスマス料理) 13.行事食の献立2(正月料理) 14.自由献立作成・栄養価計算 15.自由献立実習とまとめ 16.期末試験 評価方法:授業態度(10点)、実技試験(10点)筆記試験(30点)、レポート(50点)により総合評価を行う。 教 科 書: 『調理学実習-おいしさと健康-』早坂千枝子編(アイ・ケイコーポレーション) 参 考 書: 『調理のためのべーシックデータ』、『五訂増補食品成分表2012』(女子栄養大学出版部) 履修上の注意点:毎回の実習の記録は調理実習ノートに整理し、期日までに提出すること。キャップ、 (準備学習を含む) 調理用白衣を着用し、常に手指を清潔にして実習に望むこと。 授業科目 栄養学総論Ⅰ 担当教員 菱沼 宏哉 対象学科・学年:管栄1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:栄養の概念、 摂食行動、 消化・吸収について習得した後、 三大栄養素の生体内での働きやそ れらの相互作用について習得し、 その成果を個人および集団の健康維持・増進、 疾病予防の 活用に発展させることができるようにする。 授業概要: はじめに栄養の概念について解説した後、 摂食行動、 消化・吸収・排泄へと話を進め、 さら に三大栄養素の役割や体内動態、 相互作用の解説を行う。 最後に、 水および電解質の役割に ついて解説する。 授業計画:1.栄養の概念 2.摂食行動の調節機構と摂食行動に影響をおよぼす生理的要因 3.消化・吸収・排泄 ⑴ 消化・吸収の意義と機構 4.消化・吸収・排泄 ⑵ 消化・吸収と消化吸収率 5.消化・吸収・排泄 ⑶ 食物繊維等の腸内発酵と吸収 6.糖質 ⑴ 糖質の役割と動態 7.糖質 ⑵ グリコーゲンとエネルギー代謝 8.糖質 ⑶ 糖質と他の栄養素や生活習慣病との関連 9.脂質 ⑴ 脂質、 脂肪酸の役割と動態 10.脂質 ⑵ 脂質と食事因子や他の栄養素、 生活習慣病との関連 11.タンパク質・アミノ酸 ⑴ タンパク質・アミノ酸の役割と動態 12.タンパク質・アミノ酸 ⑵ タンパク質・アミノ酸の必要量と窒素平衡 13.タンパク質・アミノ酸 ⑶ 食事タンパク質の栄養評価、 不足と過剰 14.水・電解質 ⑴ 水の分布、 機能、 代謝および水分出納 15.水・電解質 ⑵ 電解質の役割、 欠乏と過剰 16.筆記試験 評価方法:筆記試験(100点) 教 科 書: 「基礎栄養学」駒井三千夫、正木恭介(アイ・ケイコーポレーション) 参 考 書:追って紹介する 履修上の注意点:厚生労働省が定めた管理栄養士養成の専門科目である。授業回数の3分の1以上では (準備学習を含む) なく5分の1以上を欠席した場合は原則として再履修とする。 62 授業科目 栄養教育論 担当教員 神田あづさ 対象学科・学年:管栄1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 栄養教育に関わる基礎学問領域についての概要を理解し、栄養養育に応用できるようにす る。そのうえで、個別または集団の栄養問題を診断して改善計画を立て、栄養教育を実施し、 健康の増進、疾病の予防・治療貢献できる力を養う。栄養教育プログラムの計画立案と実施 評価の一連の栄養教育をマネジメントする方法を学び、展開できる能力を得る。 授業概要: 栄養教育に関わる基礎学問領域についての概要やそれらの応用方法について説明する。ま た個別または集団に対し栄養問題を診断した後、改善計画の立案や栄養教育を実施等につい て概説する。さらに、栄養教育プログラムの計画立案と実施評価の一連の栄養教育をマネジ メントする方法を説明する。 9.栄養教育のためのアセスメント 10.栄養教育計画① 11.栄養教育計画② 12.栄養教育の方法① 13.栄養教育の方法② 14.栄養教育の実施 15.栄養教育の評価 16.試験 評価方法:筆記試験(80点)、受講態度・出席状況(20点)などにより総合的に評価する。なお6回以 上の欠席は「停止」扱いとする。 教 科 書:健康・栄養科学シリーズ『栄養教育論(改訂第3版)』丸山千寿子、足達淑子、武見ゆかり編集(南 江堂) 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:予習・復習はもちろんのこと、自分で調べ考える手法を身に付けること。 (準備学習を含む) 授業科目 臨床栄養学総論 担当教員 石出 信正 対象学科・学年:管栄1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 栄養学、疾病の理解を基礎に、栄養管理が実際の臨床医学、介護の場面でどのように展開 されているかを、理解する。また臨床の現場ではチーム医療が重要なので他のスタッフとの 共同作業における管理栄養士の役割についても理解する。 授業概要: 1)適切な栄養管理を行うためには、健康の概念、病態の理解が必要である。総論では健 康及び疾病と栄養の関係について理解する。さらには医療を取り巻く社会状況、今後重要視 される生活の質、緩和ケアの概念についても理解する。 2)傷病者、要介護者の栄養アセ スメント、栄養ケアの計画作成の基礎を学ぶ。 3)臨床医療における栄養、食事、補給法 の方法を学ぶ。 4)傷病者・要介護者への栄養教育の臨床的な側面を学ぶ。 5)薬と栄 養食事の相互作用を学ぶ。 授業計画:1.現代の医療と臨床栄養学 2.医療保険制度と臨床栄養 3.栄養スクリーニングと臨床検査 4.食事摂取の記録と評価 5.臨床医学の診断過程 6.症候別の栄養管理 (1) 7.症候別の栄養管理 (2) 8.病態別の栄養管理 (1) 9.病態別の栄養管理 (2) 10.治療食・介護食と栄養補給 11.経口栄養法、経管栄養法、経腸栄養法 12.医薬品と飲食物との相互作用 13.栄養ケアマネージメント 14.クリニカルパス、POSなど、他職種との連携技術 15.栄養教育の理論と実際. 期末試験 評価方法:期末試験 教 科 書:中坊幸弘、寺本房子 「臨床栄養管理学総論」 講談社サイエンティフィック 参 考 書:授業中に指示します。 履修上の注意点: 「人体の構造と機能、疾病の成り立ち」(科目名では解剖生理学、病理学)と並行して (準備学習を含む) 臨床医学について理解を深める。 63 管理栄養専攻 健康栄養学科 授業計画:1.栄養教育の概念 2.行動科学と教育① 3.行動科学と教育② 4.行動科学と教育③ 5.食行動変容と栄養教育① 6.食行動変容と栄養教育② 7.食行動変容と栄養教育③ 8.栄養教育のマネジメント 授業科目 開 食文化論○ 担当教員 高成田 享 対象学科・学年:管栄1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:・飽食の時代、グルメブームなど「食」の豊かさが指摘される一方で、21世紀は食料資源の 奪い合いから「飢餓の世紀」になるともいわれる。日本人にとって「食」は何だったのか、 そしてこれからどう変化していくのか、あらためて人と食べ物とのかかわりを「食文化」 という視点で考える。 ・さまざまな食べ物に込められた人間の知恵と工夫を「食文化」という視点で捉え、食材や 料理、食生活を考えるときの視野を広げる。 ・宮城県は農産物や水産物に恵まれた「食彩王国」であり、食をめぐる郷土料理や民俗など も地域の食文化という視点で捉え、地域や地方を見る目を養う。 授業概要:・映像や実際の食材などを示すことで、食文化をわかりやすく伝えたい。 ・各授業の終わりには、授業についてのまとめや感想などミニ論文を提出してもらい、授業 の理解を深めるとともに、授業内容の改善をはかる。 管理栄養専攻 健康栄養学科 授業計画:1.食文化とは何か 2.主食とコメ、コムギ、雑穀 3.世界の料理と文化 4.日本の食の歴史と文化 5.発酵の食文化 6.すしの歴史と文化 7.魚食の文化と民俗 8.加工食品の文化史 9.郷土料理の広がり 10.禁忌と食べ物 11.菓子の歴史と文化 12.酒の文化史 13.お茶とコーヒー、その歴史と 文化 14.食料問題と食文化 15.まとめ 評価方法:・毎回のミニ論文と期末試験 教 科 書:岡田哲著『食文化入門』(東京堂出版) 参 考 書:・適宜紹介する 履修上の注意点: (準備学習を含む) 64 授業科目 グローバル・スタディーズ基礎演習Ⅰ 担当教員 グローバル・スタディーズ学科教員全員 対象学科・学年:GS1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1.本学やグローバル・スタディーズ学科の特色について理解を深めるとともに、4年間の 学生生活と卒業後の自分についてイメージを描けるようにします。 2.大学生として自ら主体的に研究するための技能の基礎を習得します。 授業概要:前半は、大学で学ぶための基礎的な技法(レポートの書き方、コンピュータ室利用、情報収 集、討論、グループワークなど)を実践的に身につけます。後半は、本学科での学習につい ての体系的な理解を目指して、学科教員による講義と在校生・卒業生の講話を実施します。 授業計画:⑴ガイダンス 演習の進め方 ⑵自己分析と基礎力の確認 ⑶図書館の有効利用 ⑷スタディ・スキルズ演習① ⑸スタディ・スキルズ演習② ⑹スタディ・スキルズ演習③ ⑺スタディ・スキルズ演習④ ⑻スタディ・スキルズ演習⑤ ⑼「英語」へのアプローチ ⑽「グローバル文化」へのアプローチ ⑾「ビジネス」へのアプローチ ⑿「共生社会」へのアプローチ ⒀在校生から学ぶ ⒁卒業生から学ぶ ⒂まとめ 授業科目 比較文化論 担当教員 澤入 要仁 対象学科・学年:GS1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 幕末・明治初期に来日した外国人が残した体験記を精読することによって、外国人の目に 映った当時の日本の不思議さを理解するとともに、私たちの忘れてしまった過去の日本の文 化や風物を再体験します。 授業概要: 比較文化とは複数の文化を天秤にかけることではありません。そうではなく、ある文化に 育った人間が、自らの常識にもとづいて他の文化に触れたときにおこなう考察のことです。 あるいは、他の文化について学んだ人間が、その眼でふたたび自らの文化について考え直す ことです。 本授業では、主に幕末から明治にかけて日本を訪れた外国人の体験記を読み、彼らが日本 や日本人についてどのように考えたのかを検討し、さらに彼らの記述から、私たちの知らな い古き日本を発見します。 授業計画:1.幕末・明治に来日した外国人たち 3回 2.来日外国人のみた日本人の生活 3回 3.来日外国人のみた日本人の道徳 3回 4.来日外国人のみた日本の女性たち 3回 5.来日外国人のみた日本人の風景 3回 評価方法:レポートの成績(70%)と授業中の質疑応答(30%)によって評価します。 教 科 書:とくに教科書は使いません。必要に応じて資料を配布します。 参 考 書:渡辺京二『逝きし世の面影』(平凡社ライブラリー) 内藤誠『外国人が見た古き良き日本』(講談社) 履修上の注意点: (準備学習を含む) 65 スタディーズ学科 グローバル・ 評価方法:前半のスタディ・スキルズ演習の取り組みと、後半の講義に関連する小レポートを総合的に 判断します。授業の開始時点で、担当教員が詳細を説明します。 教 科 書:指定しません。必要に応じてプリントを配布します。 参 考 書:授業のなかで紹介します。 履修上の注意点:毎回出席し、積極的に授業に参加してください。 (準備学習を含む) 授業科目 アメリカの歴史と文化Ⅰ 担当教員 山田 恵 対象学科・学年:GS1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:19世紀末から現代までのアメリカ合衆国の歩みを理解する。 授業概要:<20世紀アメリカの歴史> 20世紀は「アメリカの世紀」といわれるほど、農業国から工業国への転身に成功したアメ リカ合衆国が「パクス・アメリカーナ」を謳歌するほどの超大国となった時代でした。この 授業では、19世紀末から20世紀にかけて形成された新しいアメリカである「現代アメリカ」 がどのような内容を持ち、どのように発展してきたのかについて、20世紀の歩みを振り返る。 授業計画:1.ガイダンス 2.現代アメリカの誕生(1890年代) 3.革新主義の時代(1900年代~ 1910年代) 4.大衆消費社会の展開(1920年代) 5.大衆消費社会の展開② 6.大恐慌の時代(1930年代) 7.ニューディール(1930年代) 8.第二次世界大戦とアメリカ(1940年代前半) 9.冷戦(1940年代後半~ 50年代) 10.黄金時代(1950年代) 11.激動の時代(1960年代) 12.激動の時代② 13.保守の時代(1970年代~ 80年代) 14.文化戦争の世紀末(1990年代) 15.まとめ スタディーズ学科 グローバル・ 評価方法:平常点(50%)と試験(50%)によって総合的に評価する。 教 科 書:プリントを配布。 参 考 書:授業中に指示する。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 児童文学 担当教員 芳野 総子 対象学科・学年:GS1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 一口に児童文学と言っても、その内容は多岐にわたる。この授業では、出来るだけ多くの 作品を取り上げ、それらを味わい楽しみながら、改めて児童文学の良さを学習者に再認識さ せることを目標とする。 授業概要: 児童文学については、これまで数々の理論が唱えられてきた。児童文学の営みは、常に「児 童文学とは何か」という問いのもとに成立してきたと言える。ここではそうした理論を検討 しながら、「児童文学とは何か」を考えていく。 授業計画:1.ガイダンス 2.児童文学総論(定義・歴史・問題点等) 3.児童文学各論(絵本) 4. 〃 (童話) 5. 〃 (昔話) 6. 〃 (家庭物語) 7. 〃 (伝記) 8. 〃 (歴史物語) 9. 〃 (戦争物語) 10. 〃 (動物物語) 11. 〃 (冒険物語) 12. 〃 (ファンタジー(1)) 13. 〃 ( 〃 (2)) 14. 〃 (ノンフィクション) 15.まとめとレポート 評価方法: (1)平常点30% (2)レポート70% 教 科 書:使用しない。適宜プリントを配布する。 参 考 書:授業中に紹介する。 履修上の注意点:積極的に授業に参加することを望む。 (準備学習を含む) 66 授業科目 アジアの歴史と文化Ⅰ 担当教員 賈 軍 対象学科・学年:GS1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:中国史の流れがひと通りは把握できるように、また時代ごとの特色が理解できるようになる ことを学習の到達目標とする。 授業概要:アジアの共生と発展のためには、この地域の社会と文化に大きな影響を与えた儒教の特質を 理解し、さらにその儒教の変遷する軌跡を記録している中国の歴史を新たに吟味する必要が ある。この授業は、中国という国の膨大な歴史を、古代文明から現代の動向まで歴代王朝の 興亡を概観しながら検討する予定である。 授業計画:1.中国大陸に文明はどう誕生したか 2.秦漢の統一―始皇帝の時代から「項羽と劉邦」の世界へ 3.「三国志」の世界はどう展開したか 4.南北朝時代―なぜこれほどの国が興亡したのか 5.短命に終った隋、三百年続いた唐 6.宋朝の内外で何が起っていたか 7.元朝―モンゴル民族はいかにして中国を支配したか 8.明朝の興亡 9.清帝国の建設へ 10.西欧列強の進出と崩壊する大清帝国 11.アヘン戦争と日清戦争 12.中華民国の苦悩―革命運動と世界大戦の間で 13.中華人民共和国の光と影―激動する現代史の流れ 14.毛沢東の「大躍進」とは 15.「文化大革命」の時代 16.定期試験 授業科目 アジアの歴史と文化Ⅱ 担当教員 李 善姫 対象学科・学年:GS1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:①韓国の歴史と文化の概説を理解したうえで、韓国社会の「圧縮された近代化」の実態とそこから発生 した様々な社会問題に関する知識を習得する。 ②様々な社会問題に立ち向かうために、韓国ではどのような努力が行われているのか、またそれによっ て韓国社会がどのように変革しているのかを知る。 ③韓国社会における「多文化」への施策が日本に示唆しているものについて考える。 授業概要: 本講義は、グルーバル化と共に変容している韓国社会に対する理解を深めるために、韓国の歴史と文 化、そして昨今の韓国社会情勢と日本との関係性について学ぶ事を目的とする。日本と韓国は、長い間、 文化や政治面で互いに影響し合っており、現在もなお様々な利害関係の中にある。東アシアの将来にお いて韓国と日本の友好関係がますます問われている中、韓国の歴史・文化・そして社会情勢を日本の若 者が理解することは、今後の日韓関係のためにも重要であろう。本講義では、単に異文化としての韓国 社会を取り上げるのではなく、韓国の歴史・文化・社会を通して、日本の今後を考える機会としたい。 授業計画:1.ガイダンス-韓国はどんな国? 2.韓国社会における儒教文化の浸透 3.韓国の儒教文化と親族制度 4.韓国の儒教文化と村落共同体 5.韓国の儒教文化とジェンダー構造 6.韓国の近代化①:植民統治と独立運動 7.韓国の近代化②:民族の分断と戦争の記憶 8.韓国の近代化③:政治の混乱とイデオロギーの錯綜 9.【日本との関わりを考えよう】:在日コリアンが抱える問題 10.韓国の近代化④:朴政権とセマウル運動 11.韓国の近代化⑤:軍事政権と民主化運動 12.残された社会の矛盾①:保守と進歩の対立 13.残された社会の矛盾②:超競争社会へ 14.変革する韓国①:オルトナティブ運動 15.変革する韓国②:韓国の「多文化」施策と今後 16.テスト 評価方法:出席(50%) 、受講態度(15%)レポート又はテスト(35%) 教 科 書:特に用いない 参 考 書:適時指示する 履修上の注意点:成績評価においては、授業態度や事例研究の報告内容を重視する。 (準備学習を含む) 67 スタディーズ学科 グローバル・ 評価方法:試験結果50% 平常点50%(出席状況 レポート等) 教 科 書:山口修著『中国の歴史がわかる』三笠書房 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 日本の社会と文化 担当教員 大本 泉 対象学科・学年:GS 1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1 文学や作家をとおして、郷土の特徴を知る。 2 地域社会から「日本」を照明する。 3 文学作品を鑑賞し、できるだけ多くの作品を自発的に読む。 授業概要: 仙台白百合女子大学のある宮城県あるいは仙台市に関わる文学作品・作家をとりあげ、そ れらの特徴を把握する。そして、文学作品・作家をとおして、地域社会(地方)と文化の理 解から「日本」(国)の社会と文化への理解へと発展させていく。 授業計画:1.授業ガイダンス(シラバスの確認、注意事項の説明) 2.遠藤周作と『侍』 3.『侍』からみる伊達政宗・支倉常長・慶長遣欧使節 4.真山青果と『南小泉村』 5.『南小泉村』からみる明治期の仙台 6.井上ひさしと『青葉繁れる』 7.『青葉繁れる』と青春 8.太宰治と『惜別』 9.『惜別』からみる魯迅と仙台 10.田山花袋と紀行文 11.『鳴子と鬼首』その他 12.原阿佐緒と短歌 13.伊坂幸太郎『ゴールデン・スランバー』 14.伊坂幸太郎と仙台 15.まとめ・小試験 スタディーズ学科 グローバル・ 評価方法:提出物(レポートを含む)+出席率等の平常点(70%)と小試験(30%)を加えた総合評価。 教 科 書:主にプリント配布。 参 考 書:授業中に、適宜指示する。 履修上の注意点:授業でとりあげる作品はもちろん、それらに関する作品をできるだけ多く読もう。ガ (準備学習を含む) イダンスは、出席すること。 授業科目 開 国際平和論Ⅰ○ 担当教員 矢口 洋生 対象学科・学年:GS1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 現代における様々な平和思想・平和観を学び、その多様性と複雑さに敏感になることによっ て平和を理解するためのベースを作ることを本講義の目的とします。一般的な平和学は国際 政治の視点から解き明かされることが多いのですが、本講義ではより「考え方」に重点を置 き、同時に、多様な視点を取り入れています。 授業概要:平和の問題を考えるにあたって学際的なアプローチをとります。まずはいろいろな考え方を 紹介することから始め、徐々に具体的な事項を取り扱っていきます。基本的には毎回、完結 したテーマを扱います。 9 キリスト教と平和 10 正当戦争 11 諸宗教と平和 12 芸術と平和 13 食物と平和 14 ジェンダーと平和 15 ゲストスピーカー 16 試験 授業計画:1 導入 2 平和の概念とその多様性 3 日本と平和 4 現代社会と平和 5 平和不要論 6 平和の根拠 7 ガルトゥングの平和論 8 平和ミュージアム 評価方法:以下の二つの要素を総合して評価します。(1)試験=50% (2)授業毎のリアクションペー パー=50% 教 科 書: 参 考 書: 履修上の注意点:リアクションペーパーによって出席のカウントを行います。 (準備学習を含む) 68 授業科目 開 国際関係論○ 担当教員 髙島 純子 対象学科・学年:国際1年 単位数:2 開講時期:前期・後期 学習の到達目標: 国際関係とは何か、その舞台となる国際社会とは私達の慣れ親しんだ国内社会と何がどう 異なるのか、国際関係をその本質まで掘り下げて十分に理解する。特に主権国家間関係の観 点から現代の国際関係を捉えた場合、諸国の国民の持つ価値観の違いが問題の本質にあり、 その価値観の違いを乗り越えることの重要性と困難さを理解する。 授業概要: 国際社会とは何か、まず、我々の慣れ親しんだ国内社会との違いからその特質を理解する。 政治的な概念としての国際社会や国際政治の概念を理解するとともに、「それがなぜそうな のか」多様な概念や具体的な国際政治上の制度が生じた背景と意味を理解する。 以上の授業内容を実感的に理解してもらうため、適宜ビデオ学習を取り入れる。 授業計画:1.舞台としての国際社会 ~ 国際社会と国内社会の違い 2~3.国際社会に登場する主体 ~ 国家の定義とその重要性 4~5.“主権” 国家の意味と機能 6~8.主権国家間関係としての国際関係 ~ 原則とシステム 9~10.主権国家間関係の問題点 11~13.国際法と裁判制度 14~15.現状での世界秩序の在り方と国連の意義 授業科目 社会学基礎論 担当教員 高橋 泉・高橋 早苗 対象学科・学年:GS1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:この授業は、社会科学の一領域である「社会学」について、ものの見方、考え方を学び、社 会学の学問的特徴や他の関連学問との共通点や相違点を理解することを目標とします。また、 現代社会の諸問題の学びを通じて、日本の社会構造を把握する基礎的な力を養います。 授業概要:社会学は人間の共同生活を研究する学問であり、現代社会学のかかえる課題は広範な領域に わたっています。講義の前半では、社会学とはどういう学問で、どのような考え方をするの かを、代表的な理論や思想を通じて学びます。後半は、現代社会を理解する上で、特に重要 と思われる領域(家族・高齢化・都市化・地域社会など)を取り上げます。 授業計画:第1回:社会学の概要 第2回:社会学は何を研究する学問か 第3回:社会学はどのように研究するか 第4回:理論と実証・社会調査について 第5回:家族の起源について 第6回:家族とは何か 第7回:結婚 第8回:高齢化について [以上、高橋泉担当] 第9回:社会学の代表的な思想① デュルケムと『自殺論』 第10回:社会学の代表的な思想② マートンと社会的機能 第11回:社会学の代表的な思想③ フロムと社会的性格 第12回:世界の都市化 第13回:日本の高度成長と地域社会の変容 第14回:災害とコミュニティ 第15回:エコロジーと世界の都市 [以上、高橋早担当] 第16回:テスト 評価方法:テスト70点、小レポート20点、授業の取り組み状況10点で評価します。 教 科 書:指定しない。必要に応じてプリントを配布します。 参 考 書:授業のなかで紹介します。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 69 スタディーズ学科 グローバル・ 評価方法:1)レポート2)出席日数及び授業に臨む態度 (配点は、レポート8割+出席点2割) 教 科 書:特になし(授業において適宜プリント配布) 参 考 書:特になし(必要に応じ授業において適宜紹介) 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 家族の社会学 担当教員 槇石多希子 対象学科・学年:GS1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 様々な側面を持つ家族は、社会の変化と相互に関係しつつどのように変わってきているの か、あるいは変わらないものは何かなどを、具体的事例やデータを通して学び、グローバル 化のすすむ現代社会における家族についての理解を深め、学生各自のライフコースを主体的 に構築する。 授業概要: 現代社会と家族をテーマに、データや事例に基づいて学生参加型の授業を展開するが、家 族の起源については霊長類家族についての知見を学ぶ。また、青年期の親子関係、結婚や家 族問題を取り上げる際には、日米比較や東アジア諸国との国際比較を通して、日本家族の特 質・様相を講じる。 授業計画:1.オリエンテーション―家族社会学を学ぶ意味 2.家族の起源・成立① 3.家族の起源・成立② 4.家族社会学の基本ターム 5.配偶者選択―未婚化・晩婚化 6.配偶者選択―性別結婚観・結婚の条件 7.配偶者選択―欧米・中国・韓国の動向 8.親子関係―子ども期の誕生 9.親子関係―パラサイトシングル 10.親子関係―母娘関係 11.家族問題―生殖革命と家族 12.家族問題―貧困と家族 13.家族問題―ドメスティック・バイオレンス 14.日本家族のゆくえ 15.まとめ 16.試験 スタディーズ学科 グローバル・ 評価方法: 授業への参加態度(20%)、小レポート(30%)と試験(50%)による総合評価 教 科 書: 『変化する社会と家族』水島かなえ他著(建帛社) 資料等を配布する 参 考 書:講義のなかで提示。 履修上の注意点:出席・授業への積極的参加を重視。新聞・雑誌等の家族に関する情報に関心をもつこと。 (準備学習を含む) 授業科目 経営学入門 担当教員 鈴木 好和 対象学科・学年:国際1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)会社で使われている経営に関する基本的知識が理解できるようになる。 2)会社のつくり方とよりよい経営の仕方がわかるようになる。 授業概要: 経営学は必ずしも会社だけではなく、 あらゆる組織の運営方法を研究の対象としています。 たとえば、公立の病院やNPOなどの経営がそれにあてはまります。本講座では、会社の経 営を中心に授業を展開し、それが他の組織においても応用できるように学習します。 授業計画:1.会社とは何か 2.企業形態① 3.企業形態② 4.ベンチャービジネス 5.企業と市場① 6.企業と市場② 7.ミッションと経営計画 8.経営組織 9.リーダーシップ 10.企業の社会的責任 11.NPO 12.コーポレート・ガバナンス 13.企業結合 14.会社の寿命 15.試験 評価方法:試験の点数で評価しますが、場合によってはレポートの内容を加味する場合があります。 教 科 書:鈴木好和『経営学の理論に基づく会社のつくり方』創成社、2012年、1,600円+税。 参 考 書:その都度指示します。 履修上の注意点:新聞やニュースで報道されている会社に関する情報を収集しておいてください。 (準備学習を含む) 70 授業科目 ビジネス法規 担当教員 三森 敏正 対象学科・学年:GS1 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 企業で働く企業人にとって、知っておくべき最低限の商法・会社法を中心とした企業に関係する法律 の概要を理解する。 授業概要: 商法・会社法の基本的事項を概説する。商法は、商人に関して規律した法律である。また、会社法は 2006年に旧商法から会社の種類・設立・運営などに関する部分を独立させた法律である。この商法・会 社法の内容について、具体的な条文、立法趣旨、判例などを用いて解説する。また、商法・会社法は、 市民相互間を規律する民法の特別法であるので、必要に応じて民法にも言及する。できるだけ、具体的 な事例を用いて理解しやすいように講義を進めていく。 授業計画:1.商法・会社法の位置付け・沿革 2.商人および商行為 3.商号 4.商業使用人・代理商・事業譲渡 5.会社の意義・各種の会社 6.持分会社 7.株式会社の設立 8.社員の確定および会社財産の形成 9.株式の意義・株主の会社に対する権利義務 10.株式の内容と種類 11.株式の流通・株主名簿 12.株主総会 13.取締役・その他の役員 14.委員会設置会社 15.企業法総論 16.試験 授業科目 ビジネス実務総論Ⅰ 担当教員 植竹由美子 対象学科・学年:GS1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)ビジネス現場・ビジネス活動に関する理解を深める。 2)ビジネス社会を取り巻く環境についての理解を深める。 3)有用なワーカーとして活躍するための基本を理解する。 授業概要:ビ ジネスとは、個人または組織体がその目標を実現するために、ヒト、モノ、カネ、情報などの諸資源 を活用して、価値を創出するためのシステム的な協働行為である。今日の経営組織体は、経済社会の進 展に伴い組織や機構も複雑化している。本授業では、こうしたビジネス社会について理解を深めるとと もに、所属する組織体で実践的なビジネス実務能力を発揮するための基本を学ぶ。 授業計画:1.導入:授業目的と授業展開について 2.ビジネスの定義 3.ビジネスを取り巻く環境① 4.ビジネスを取り巻く環境② 5.企業の組織構造と活動① 6.企業の組織構造と活動② 7.企業の組織構造と活動③ 8.事務の機能とその役割① 9.事務の機能とその役割② 10.組織の中での仕事の進め方① 11.組織の中での仕事の進め方② 12.雇用形態とワークスタイル 13.雇用と社会保障 14.まとめ 15.特別講義:実務家による講演 評価方法:受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度等) (20%)、授業時の課題・レポート(80%)などにより 総合的に評価する。 教 科 書:適宜資料配布。 参 考 書: 『改訂版ビジネス実務総論』全国大学実務教育協会編(紀伊國屋書店) 『ビジネスワーク総論』中村健 壽編著(同文書院) 履修上の注意点:上級ビジネス実務士資格取得を目指す学生として、ビジネス実務に関する基礎知識を習得して、 (準備学習を含む) ビジネス・ワーカーへの関心を深め、就業意欲を高めていって欲しい。なお、授業終了時に授業 内容に関連した課題を示すので、次回授業までに仕上げておくこと。 71 スタディーズ学科 グローバル・ 評価方法:原則として、最終回に実施する試験の点数により評価を行う。 教 科 書:松岡・道端・三森他著『基本商法&会社法』八千代出版 『ポケット六法平成22年度版』有斐閣 参 考 書: 『会社法判例百選』有斐閣・ 『会社法の争点』有斐閣 履修上の注意点:法律を学ぶ上では、 条文の確認は必須である。したがって、受講の際には必ず六法を携帯すること。 (準備学習を含む) 授業科目 ビジネス実務総論Ⅱ 担当教員 植竹由美子 対象学科・学年:GS1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1)ワーカーに求められる様々な能力を理解することにより、自己啓発の必要性を認識する。 2)就業の在り方について多角的に考察できる。 3)長期間にわたるキャリア・デザインの重要性を認識する。 授業概要: 「ビジネス実務総論Ⅰ」 に引き続き、実践的なビジネス実務の学習を支えるための基本的理解を促す。ワー カーに求められる能力、能力開発の重要性、ワーカーの課題と展望、キャリア形成についての理解を深め、 そこから自己啓発の必要性を認識し、就業意欲の向上、職業観、職業倫理の明確化を目指す。 授業計画:1.導入:授業目的と授業展開について 2.ワーカーに求められる力①:基本的心構え 3.ワーカーに求められる力②:基本的スキル 4.ワーカーに求められる力③:基本的知識 5.ワーカーに求められる力④:ビジネス・マナー 6.ワーカーに求められる力⑤:ケース・スタディ 7.ワーカーと能力開発① 8.ワーカーと能力開発② 9.これからのワーカーを考える① 10.これからのワーカーを考える② 11.キャリア・デザイン①:自己を見つめる 12.キャリア・デザイン②:キャリア・デザインとは 13.キャリア・デザイン③:キャリア・デザインを描く 14.まとめ 15.特別講義:実務家による講演 スタディーズ学科 グローバル・ 評価方法:受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度等) (20%)、授業時の課題・レポート(80%)などにより 総合的に評価する。 教 科 書:適宜資料配布。 参 考 書: 『改訂版ビジネス実務総論』全国大学実務教育協会編(紀伊國屋書店) 『ビジネスワーク総論』中村 健壽編著(同文書院) 履修上の注意点:上級ビジネス実務士資格取得を目指す学生として、ビジネス実務に関する基礎知識を習得して、 (準備学習を含む) ビジネスワーカーへの関心を深め、就業意欲を高めていって欲しい。なお、 「ビジネス実務総論Ⅰ」 を修得済みのこと。また、授業終了時に授業内容に関連した課題を示すので、次回授業までに仕 上げておくこと。 授業科目 情報社会と倫理 担当教員 篠澤 和久 対象学科・学年:GS1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:⑴「情報」と情報を基盤とする「社会」のあり方について、その基本となる知識(コンピュータ技術や法制度) が習得できます。 ⑵「高度情報化社会」における人間の「倫理」(生き方)について、その基本的な問題群を学ぶことができます。 ⑶テーマ毎に自分自身の意見を整理・提示することによって、より多面的な視点から物事への理解を深めてく 論理的思考を具体的に実践することができます。 (注)「ワード」や「エクセル」などのアプリケーションの使い方を学ぶ授業ではありません。 授業概要: 現代の情報技術は、 私たちの生活の隅々に浸透し、 私たちのライフスタイルを変えていきます。 その技術革新は、 私たちの予想をはるかに超える速度で進展していくため、私たちには情報社会の問題を見つめ直す時間的余裕 のないこともしばしばです。「情報社会と倫理」では、情報社会を支える基盤技術や法制度などの基本を学びな がら、情報社会の近未来像(「ユビキタス社会」)とその中での私たち自身の生き方(倫理)について具体的に 考えていきます。 授業計画:1 イントロダクション 2 情報社会の技術(1)コンピュータの基礎① 3 情報社会の技術(2)コンピュータの基礎② 4 情報社会の技術(3)ネットワークの基礎 5 情報社会の技術(2)暗号の基礎 6 ユビキタス社会(1)個人情報とプライバシー① 7 ユビキタス社会(2)個人情報とプライバシー② 8 情報社会と著作権(1)著作権の基礎 9 情報社会と著作権(2)デジタル技術と著作権 10 グーグル化する社会 11 「倫理的思考」の基本 論理・心理・倫理の関係(1) 12 「倫理的思考」の基本 論理・心理・倫理の関係(2) 13 ネット社会のコミュニケーション(1)ケータイ問題を考える 14 ネット社会のコミュニケーション(2)コミュニケーションの基礎 15 まとめ 「情報社会の倫理」 16 筆記試験 評価方法: 「平常点(レポート等を含む) 」50%と「筆記試験」50%による総合評価です。 教 科 書:特定の教科者は使用しません。講義資料を配付します。 参 考 書:参考書は適宜紹介します。 履修上の注意点:テーマ毎に意見・疑問・感想等をレポートとして提出してもらいます(授業時間内) 。 (準備学習を含む) 72 授業科目 フィールド・スタディ論 担当教員 高橋 早苗 対象学科・学年:GS1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 社会事象を深く理解するためには、講義を通じて学ぶだけではなく、自分自身で主体的 に情報を収集し、現場に赴いて実際に見たり、聞いたり、体験したりすることが重要です。 「フィールドスタディ論」では、このような現場での種々の調査活動に不可欠な手法を基礎 から学びます。 授業概要:前半は、調査法の基礎を講義中心で実施しますが、後半部分は自分自身で調査計画を立てて、 簡単な調査を実施し、それに基づいたレポートを作成します。また、講義と並行して、フィー ルドスタディに必要なインターネットでの情報検索を実践的に学びます。 授業計画:第1回: ガイダンス 第2回:フィールドスタディとは何か 第3回:フィールドスタディの方法① 第4回:フィールドスタディの方法② 第5回:フィールドスタディの方法③ 第6回:目的別情報・資料収集の技法と演習① 第7回:目的別情報・資料収集の技法と演習② 第8回:現代社会の傾向をつかむ:統計資料の有効活用① 第9回:現代社会の傾向をつかむ:統計資料の有効活用② 第10回:興味から研究へ:観察調査の設計と実施① 第11回:観察調査の設計と実施② 第12回:観察調査の報告会 第13回:コミュニティを知る① 第14回:コミュニティを知る② 第15回: まとめ 授業科目 プレゼンテーション演習Ⅰ 担当教員 植竹由美子 対象学科・学年:GS1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)バーバル・コミュニケーションとノンバーバル・コミュニケーションの特徴を理解する。 2)正しい敬語表現を習得する。 3)職場における適切な言葉遣いを習得し、実践できる。 授業概要:ビジネスワーカーに求められる業務遂行上の基本的知識と技能を総合的に習得する。特に、バーバル・ コミュニケーションとノンバーバル・コミュニケーションについて学習し、職場の人間関係を踏まえた 上での言葉遣いを習得する。 授業計画:1.導入:授業の目的と授業展開について 2.導入:ビジネスワーカーの業務内容について 3.敬語のきまりと敬語の精神 4.敬語表現 5.バーバル・コミュニケーションとノンバーバル・コミュニケーション① 6.バーバル・コミュニケーションとノンバーバル・コミュニケーション② 7.敬語・接遇用語の基本表現① 8.敬語・接遇用語の基本表現② 9.敬語・接遇用語の応用表現① 10.敬語・接遇用語の応用表現② 11.敬語・接遇用語の事例研究① 12.敬語・接遇用語の事例研究② 13.敬語・接遇用語の事例研究③ 14.敬語・接遇用語の事例研究④ 15.特別講義:実務家による講演 16.期末試験 評価方法:受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度等) (20%)、授業時の課題・筆記試験(80%)などにより総 合的に評価する。 教 科 書: 『ビジネス実務』森脇道子編著(建帛社) 『ホスピタリティの表現研究』菊地・浅野共著(創成社) 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:3年次の「ビジネス・インターンシップⅠ」 「ビジネス・インターンシップⅡ」の履修希望者は (準備学習を含む) 必ず履修すること。また、授業終了時に示す課題について、次回授業までに解答し提出すること。 73 スタディーズ学科 グローバル・ 評価方法:第1回レポート50点、第2回レポート③30点、授業時の作業課題20点で評価します。 教 科 書:使用しません。毎回、レジュメを配布します。 参 考 書:授業のなかで紹介します。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 プレゼンテーション演習Ⅱ 担当教員 植竹由美子 対象学科・学年:GS1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1)プレゼンテーションの意義・目的を理解する。 2)効果的なプレゼンテーションのための考え方、スキル、心構えを理解する。 3)効果的なプレゼンテーションが実践できる。 授業概要: 「プレゼンテーション演習Ⅰ」に引き続き、ビジネスワーカーに求められる業務遂行上の基 本的知識と技能を総合的に習得する。特に、プレゼンテーションの意義、目的、内容、進め 方、ツールの活用などを通じて、効果的なプレゼンテーションを行うための基本を学ぶ。 授業計画:1.導入:プレゼンテーションとは 2.プレゼンテーションの意義・目的 3.プレゼンテーションの構成の概要 4.構成づくり・チェック 5.表現技法の構成要素・話し方スキル 6.聴衆に好感を持たれる態度・アイコンタクト 7.効果的な環境設定 8.プレゼンテーション演習①:発表・自己チェック・質問 9.プレゼンテーション演習②:発表・自己チェック・質問 10.効果的な資料作成① 11.効果的な資料作成② 12.総合演習①:グループ発表 13.総合演習②:グループ発表 14.総合演習③:個人発表 15.特別講義:実務家による講演 スタディーズ学科 グローバル・ 評価方法:受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度等)(20%)、授業時の課題・口頭試験(80%)な どにより総合的に評価する。 教 科 書: 『ビジネス実務』森脇道子編著(建帛社) 『ホスピタリティの表現研究』菊地・浅野共著 (創成社) 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:3年次の「ビジネス・インターンシップⅠ」「ビジネス・インターンシップⅡ」の履 (準備学習を含む) 修希望者は必ず履修すること。なお、 「プレゼンテーション演習Ⅰ」を修得済みのこと。 また、授業終了時に示す課題については、次回授業までに仕上げておくこと。 授業科目 担当教員 English ⅠA アンソニー・スミス 対象学科・学年:GS1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:リーディングを中心に、語彙・文法・リスニング、及び英作文のスキル強化をめざす。 授業概要:我々の日常生活に深く溶け込み、非常に重要な役割を果たしているアメリカのポップカル チャー、あるいはその担い手の歴史や本質を、平易、かつ知的刺激に富んだ英語で議論した テキストを用い授業を進めてゆく。 授業計画:1.Introduction 2.McDonaldʼs 3.Reading & Listening Comprehension Questions 4.Kentucky Fried Chicken(KFC) 5.Reading & Listening Comprehension Questions 6.Starbucks 7.Reading & Listening Comprehension Questions 8.Dunkin 'Donuts 9.Reading & Listening Comprehension Questions 10.7-Eleven Stores 11.Reading & Listening Comprehension Questions 12.Broadway 13.Reading & Listening Comprehension Questions 14.Hollywood 15.Reading & Listening Comprehension Questions 16.試験 評価方法:出席20%、小テスト30%、筆記試験50% 教 科 書:ENJOYING AMERICAN POP CULTURE(朝日出版社) 参 考 書:必要に応じて指示する。 履修上の注意点:総合的な英語力の向上というモチベーションを明確にもって授業に臨むこと。 (準備学習を含む) 74 授業科目 担当教員 English ⅠA 砂澤 健治 対象学科・学年:GS1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: アメリカのヒット商品にまつわるエピソードを平易な英文で読むことにより、英語の基礎 的な読解力を養います。 授業概要: 授業では、毎回各自に割り当てられた箇所について、口頭で発表してもらいます。また、 折に触れ、VHS、DVD 教材を視聴してもらいます。 授業計画:(1)オリエンテーション (2)ビデオ学習 (3)McDonald's Big Mac (4)Potato Chips (5)Nathan's Hot Dogs (6)Lipton Tea (7)Maxwell House Coffee (8)Wrigley's Chewing Gum (9)Ice Cream Cone (10)Yo-Yo (11)Teddy Bear (12)Scrabble (13)Practice ① (14)Practice ② (15)まとめ (16)定期試験 授業科目 担当教員 English ⅠA 山田 恵 対象学科・学年:GS1年 単位数:1 開講時期:前期 学習の到達目標:教育、文化、エネルギー、技術など多様な分野で用いられる語彙を増やし、使えるようにす る。英文法の知識を深め、正しい英文が書けるようにする。パラグラフごとの意味を把握し、 英語で要約ができるようにする。 授業概要:スポーツ、教育、科学、建築など多様なトピックでまとめられた長文を読み、内容把握、語 彙の強化、英文法の確認などの問題を解いていく。 授業計画:1.イントロダクション 2.スポーツに関するエッセイを読んで単語と文法事項の確認を行う 3.日本語訳を確認し、練習問題を解く 4.教育に関する会話文を読んで概要を把握する 5.日本語訳を確認し、練習問題を解く 6.科学に関するエッセイを読んで単語と文法事項の確認を行う 7.日本語訳を確認し、練習問題を解く 8.建築に関する会話文を読んで単語と文法事項の確認を行う 9.日本語訳を確認し、練習問題を解く 10.エネルギーに関するプレゼンテーションを読んで単語と文法事項の確認を行う 11.日本語訳を確認し、練習問題を解く 12.文化に関するエッセイを読んで単語と文法事項の確認を行う 13.日本語訳を確認し、練習問題を解く 14.食に関するインタビュー記事を読んで単語と文法事項の確認を行う 15.日本語訳を確認し、練習問題を解く 評価方法:出席と小テスト(50%)期末テスト(50%) 教 科 書: 『TOMORROW読んで考える最新トピック15』桐原書店PEARSON 参 考 書: 履修上の注意点:毎時間辞書を持参すること (準備学習を含む) 75 スタディーズ学科 グローバル・ 評価方法: (1)平常点30% (2)定期試験70% 教 科 書:プリントを使用します。 参 考 書:授業中に指示します。 履修上の注意点:毎回、英和辞典(電子辞書も可)を準備してください。 (準備学習を含む) 授業科目 担当教員 English ⅠB 矢口 洋生 対象学科・学年:GS1年 単位数:1 開講時期:前期 学習の到達目標:場面別やテーマ別に設定された英語のシチュエーション教材を用いながら、必要な情報を正 確につかむ力を養う。授業の重点はリスニングに置かれることになるが、同時にスピーキン グの要素も取り入れられるのでコミュニケーション力の総合的育成が目標となる。 授業概要:エクササイズの流れは次の通りとなる: Warm-up, Listening, Further Listening, Language Focus, Talk it over, Before You Listen, Extended Listening, Catch It, Try It Out. 授業計画:01 オリエンテーション 02 Numbers 03 Names and Addresses 04 Going Places 05 Locations 06 Likes and Dislikes 07 My Stuff 08 Practice Test 1 09 Home Life 10 Classmates 11 Best Friends 12 Holidays 13 Dating 14 My Future 15 Practice Test 2 スタディーズ学科 グローバル・ 評価方法:⑴Practice Test 1: 25% ⑵Practice Test 2: 25% ⑶Attendance: 25% ⑷Performance: 25% 教 科 書:Listening Advantage 1(Heinle Cengage Learning) 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 担当教員 English ⅠB グレース・ジム 対象学科・学年:GS1年 単位数:1 開講時期:前期 学習の到達目標: 授業概要:The objective of this course is to develop the student's English speaking and listen ing ability, sentence construction, word usage and self-expression. 授業計画:The goal of this course is for you to develop your English communication skills. We will do this through real-life speaking and listening tasks. You and other students will have the opportunity to communicate in English in every class using dialogues, pair-work, small group interaction and other class activities. I will encourage you to share your ideas and opinions. 評価方法:Grading is based on class attendance, class participation, assignments and tests. 教 科 書:Person to Person(Third Edition)Student Book 1, Richards, Bycina andWisniewska(ISB N0-19-430212- 1) 参 考 書:A dictionary 履修上の注意点: (準備学習を含む) 76 授業科目 担当教員 English ⅡA アンソニー・スミス 対象学科・学年:GS1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:リーディングを中心に、語彙・文法・リスニング、及び英作文のスキル強化をめざす。 授業概要:我々の日常生活に深く溶け込み、非常に重要な役割を果たしているアメリカのポップカル チャー、あるいはその担い手の歴史や本質を、平易、かつ知的刺激に富んだ英語で議論した テキストを用い授業を進めてゆく。 授業計画:1.Introduction 2.Las Vegas 3.Reading & Listening Comprehension Questions 4.Disneyworld 5.Reading & Listening Comprehension Questions 6.Video Games 7.Reading & Listening Comprehension Questions 8.Major League Baseball(MLB) 9.Reading & Listening Comprehension Questions 10.The National Football League(NFL) 11.Reading & Listening Comprehension Questions 12.The National Basketball Association(NBA) 13.Reading & Listening Comprehension Questions 14.The National Hockey League(NHL) 15.Reading & Listening Comprehension Questions 16.試験 授業科目 担当教員 English ⅡA 砂澤 健治 対象学科・学年:GS1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:身近な出来事をトピックとしたエピソードを平易な英文で読むことにより、英語の基礎的な 読解力を養います。 授業概要: 授業では、毎回各自に割り当てられた箇所について、口頭で発表してもらいます。また、 折に触れ、VHS、DVD 教材を視聴してもらいます。 授業計画:(1)オリエンテーション (2)ビデオ学習 (3)Space Tourism (4)It's a Sony (5)Recipe for Fast Food (6)Disney's Dream (7)Compact Lifestyles (8)Smarts Cards (9)Unusual Pets (10)Staying in Touch (11)Pet Passports (12)Sophisticated Toy (13)Practice ① (14)Practice ② (15)まとめ (16)定期試験 評価方法: (1)平常点30% (2)定期試験70% 教 科 書:プリントを使用します。 参 考 書:授業中に指示します。 履修上の注意点:毎回、英和辞典(電子辞書も可)を準備してください。 (準備学習を含む) 77 スタディーズ学科 グローバル・ 評価方法:出席20%、小テスト30%、筆記試験50% 教 科 書:ENJOYING AMERICAN POP CULTURE(朝日出版社9 参 考 書:必要に応じて指示する。 履修上の注意点:総合的な英語力の向上というモチベーションを明確にもって授業に臨むこと。 (準備学習を含む) 授業科目 担当教員 English ⅡA 山田 恵 対象学科・学年:GS1年 単位数:1 開講時期:後期 学習の到達目標:教育、文化、エネルギー、技術など多様な分野で用いられる語彙を増やし、使えるようにす る。英文法の知識を深め、正しい英文が書けるようにする。パラグラフごとの意味を把握し、 英語で要約ができるようにする。 授業概要:スポーツ、教育、科学、建築など多様なトピックでまとめられた長文を読み、内容把握、語 彙の強化、英文法の確認などの問題を解いていく。 授業計画:1.イントロダクション 2.芸能に関するエッセイを読んで単語と文法事項の確認を行う 3.日本語訳を確認し、練習問題を解く 4.国に関するエッセイを読んで概要を把握する 5.日本語訳を確認し、練習問題を解く 6.人物に関するエッセイを読んで単語と文法事項の確認を行う 7.日本語訳を確認し、練習問題を解く 8.世界に関するプレゼンテーションを読んで単語と文法事項の確認を行う 9.日本語訳を確認し、練習問題を解く 10.経済に関する会話文を読んで単語と文法事項の確認を行う 11.日本語訳を確認し、練習問題を解く 12.人物に関するエッセイを読んで単語と文法事項の確認を行う 13.日本語訳を確認し、練習問題を解く 14.食に関するインタビュー記事を読んで単語と文法事項の確認を行う 15.日本語訳を確認し、練習問題を解く スタディーズ学科 グローバル・ 評価方法:出席と小テスト(50%)期末テスト(50%) 教 科 書: 『TOMORROW読んで考える最新トピック15』桐原書店PEARSON 参 考 書: 履修上の注意点:毎時間辞書を持参すること (準備学習を含む) 授業科目 担当教員 English ⅡB 矢口 洋生 対象学科・学年:GS1年 単位数:1 開講時期:後期 学習の到達目標:IBで築いたものを継続する。場面別やテーマ別に設定された英語のシチュエーション教材 を用いながら、必要な情報を正確につかむ力を養う。授業の重点はリスニングに置かれるこ とになるが、同時にスピーキングの要素も取り入れられるのでコミュニケーション力の総合 的育成が目標となる。 授業概要:エクササイズの流れは次の通りとなる: Warm-up, Listening, Further Listening, Languag e Focus, Talk it over, Before You Listen, Extended Listening, Catch It, Try It Out. 授業計画:01 オリエンテーション 02 Keeping Busy 03 School 04 Food 05 My Phone 06 Music 07 Video Games 08 Practice Test 1 09 Meeting People 10 Heroes 11 Teachers 12 Money 13 Advertising 14 Happiness 15 Practice Test 2 評価方法:⑴Practice Test 1: 25% ⑵Practice Test 2: 25% ⑶Attendance: 25% ⑷Performance: 25% 教 科 書:Listening Advantage 2 (Heinle Cengage Learning) 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 78 授業科目 担当教員 English ⅡB 遊佐 重樹 対象学科・学年:GS1年 単位数:1 開講時期:後期 学習の到達目標: 日常会話の基本表現を、「和英表現集」の作成を通じて覚える。発音やリスニングにも重 点を置き、総合的なコミュニケーション能力の養成を目指す。 授業概要: 日常会話の中で頻繁に使われる基本表現を紹介する。 授業計画:1.Introduction 2.和英表現集の作成方法 3.日常会話表現①(一日のはじまり) 4.日常会話表現②(一日のはじまり) 5.日常会話表現③(外出) 6.日常会話表現④(外出) 7.日常会話表現⑤(帰宅して) 8.日常会話表現⑥(帰宅して) 9.前半のまとめ 10.日常会話表現⑦(家事あれこれ) 11.日常会話表現⑧(家事あれこれ) 12.日常会話表現⑨(連絡を取り合う) 13.日常会話表現⑩(連絡を取り合う) 14.日常会話表現⑪(友達と楽しむ) 15.日常会話表現⑫(友達と楽しむ) 16.まとめと期末テスト 授業科目 English ⅡB 担当教員 グレース・ジム 対象学科・学年:GS1年 単位数:1 開講時期:後期 学習の到達目標: 授業概要:The objective of this course is to develop the student's English speaking and listen ing ability, sentence construction, word usage and self-expression. 授業計画:The goal of this course is for you to develop your English communication skills. We will do this through real-life speaking and listening tasks. You and other students will have the opportunity to communicate in English in every class using dialogues, pair-work, small group interaction and other class activities. I will encourage you to share your ideas and opinions. 評価方法:Grading is based on class attendance, class participation, assignments and tests. 教 科 書:Person to Person(Third Edition)Student Book 1, Richards, Bycina andWisniewska(ISB N0-19-430212- 1) 参 考 書:A dictionary 履修上の注意点: (準備学習を含む) 79 スタディーズ学科 グローバル・ 評価方法:出席状況(20点)、授業態度(20点)、和英表現集作成(20点)、期末テスト(40点) 教 科 書: 『イラストでわかる日常生活の英語表現』ローレンス・J・ヅヴァイヤー著(コンパスパブリッ シング) 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:予習を前提に授業を進めるので、各自、指示内容に真剣に取り組んだ上で授業に臨む (準備学習を含む) こと。必ず初回の授業から出席すること。 授業科目 担当教員 English Pronunciation Ⅰ 遊佐 重樹 対象学科・学年:GS1年 単位数:1 開講時期:前期 学習の到達目標: 英語のネイティブスピーカーの自然な発声技術を習得すると同時に、それらを正確に聞き 取る能力を養う。 授業概要: マルチメディア教材を使って日本語に存在しない英語の音を徹底的に身につける。さらに、 平易な会話文を用いて、発音練習を行う。 授業計画:1.Introduction 2.発音ビデオ鑑賞 3.会話① 両唇閉止音・歯茎閉止音 4.会話② 軟口蓋閉止音・唇歯摩擦音 5.会話③ 歯間摩擦音・声門摩擦音 6.会話④ 歯茎摩擦音・歯茎硬口蓋摩擦音 7.会話⑤ 歯茎硬口蓋破擦音・歯茎破擦音 8.会話⑥ 歯茎側音・歯茎反転音 9.会話⑦ 声門摩擦音・歯茎硬口摩擦音 10.会話⑧ 両唇・軟口蓋半母音・硬口蓋半母音 11.会話⑨ 前母音 12.会話⑩ 中央母音 13.会話⑪ 後母音 14.ジャズチャンツ紹介・アメリカ文化紹介 15.まとめと復習 16.発音テスト スタディーズ学科 グローバル・ 評価方法:出席状況(40点)、授業態度(20点)、発音テスト(40点) 教 科 書:Sounds Right! Sounds Good! 村川久子著(マクミランランゲージハウス) 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:・カセットテープを毎時間持参すること。・大きな声を出して練習すること。・よく復 (準備学習を含む) 習すること。・必ず初回の授業から出席すること。 授業科目 担当教員 English Pronunciation Ⅱ 遊佐 重樹 対象学科・学年:GS1年 単位数:1 開講時期:後期 学習の到達目標: 英語のネイティブスピーカーの自然な発声技術を習得すると同時に、それらを正確に聞き 取る能力を養う。 授業概要: マルチメディア教材を使って日本語に存在しない英語の音を徹底的に身につける。さらに、 平易なスピーチ原稿を用いて、発音練習を行う。 授業計画:1.Introduction 2.発音ビデオ鑑賞 3.スピーチ① 両唇閉止音・歯茎閉止音 4.スピーチ② 軟口蓋閉止音・唇歯摩擦音 5.スピーチ③ 歯間摩擦音・声門摩擦音 6.スピーチ④ 歯茎摩擦音・歯茎硬口蓋摩擦音 7.スピーチ⑤ 歯茎硬口蓋破擦音・歯茎破擦音 8.スピーチ⑥ 歯茎側音・歯茎反転音 9.スピーチ⑦ 声門摩擦音・歯茎硬口摩擦音 10.スピーチ⑧ 両唇・軟口蓋半母音・硬口蓋半母音 11.スピーチ⑨ 前母音 12.スピーチ⑩ 中央母音 13.スピーチ⑪ 後母音 14.ジャズチャンツ紹介・アメリカ文化紹介 15.まとめと復習 16.発音テスト 評価方法:出席状況(40点)、授業態度(20点)、発音テスト(40点) 教 科 書:プリント教材を使用する。 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:・カセットテープを毎時間持参すること。・大きな声を出して練習すること。・よく復 (準備学習を含む) 習すること。・必ず初回の授業から出席すること。 80 授業科目 Oral English I 担当教員 ジェラルド・ミューヘッド 対象学科・学年:GS1年 単位数:2 開講時期:前期・後期 学習の到達目標:This is a class for students to improve their English communication. It will focus on improving English speaking & listening skills, to enable students to communicate with confidence using English in a variety of situations. 授業概要:Topics will be introduced and then key vocabulary will be practiced. The students will then practice conversations in pairs or small groups. Finally combining the target language and their own ideas and knowledge to create authentic communicative situations. Classes will also include some writing assignments. 授業計画:List of lessons for 2nd semester. 1.Course, textbook introduction and class language goals 2.Unit1 Interests 3.Unit1 continued 4.Unit 2 Fashion 5.Unit 2 continued 6.Unit 3 Health & Vitality 7.Unit 3 continued 8.Unit 4 Directions 9.Unit 4 continued 10.Review of units 11.Unit 5 Materials 12.Unit 5 continued 13.Unit 6 Dreams 14.Unit 6 continued & review 15.Review 16.16.Final test 授業科目 担当教員 TOEIC Preparation Ⅰ 山田 恵 対象学科・学年:GS1年 単位数:1 開講時期:後期 学習の到達目標: TOEICの問題形式に慣れ、基礎的な語彙を身につける。 授業概要:<TOEIC受験対策コース(初級)> TOEICは、英語圏で日常生活を送るための英語力 をはかる指針としてETSの考案したテストで、日本企業の多くがこのテストを海外赴任や 昇進の目安にしている。今や、就職活動の際の履歴書に、英語力を示す目安としてTOEIC のスコアを記入することは半ば常識化している。この授業では、TOEICの問題形式に慣れ ることと、語彙を増やすことに重点を置いた授業を行う。 授業計画:1.ガイダンス 2.Pretest 3.Unit 1 4.Unit 2 5.Unit 3 6.Unit 4 7.Unit 5 8.Unit 6 9.Unit 7 10.Unit 8 11.Unit 9 12.Unit 10 13.Unit 11 14.Unit 12 15.Posttest 評価方法:平常点(50%)と試験(50%)によって評価する。 教 科 書:5-Minute Quizzes for the TOEIC Test Listening 1(Macmillan Languagehouse)5-Minute Quizzes for the TOEIC Test Reading 1(Macmillan Languagehouse) 参 考 書:授業中に指示する。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 81 スタディーズ学科 グローバル・ 評価方法:Grades are based on attendance(30%) , points for participation in class & homework projects(20%) and tests(50%)If students are absent 5 times or more they will fail this class 教 科 書:Four Corners Level 1, Student book A with CD-ROM. Publisher: Cambridge University press 参 考 書:A bilingual dictionary 履修上の注意点:Students must buy and bring their own textbook to class. (準備学習を含む) 授業科目 担当教員 STEP Preparation Ⅰ 矢口 洋生 対象学科・学年:GS1年 単位数:1 開講時期:前期 学習の到達目標:英検準2級~2級が目標とする「日常生活や職場に必要な英語」を身につけ、最終的には検 定に合格できるくらいの英語力を養成することを目指します。 授業概要:ヒアリングを含めた問題をクラスで解きながら解説します。内容的には語彙・文法力、読解 力、作文力、聴解力に関わる形式の問題を扱います。 授業計画:1.Introduction 2.Session 1 3.Session 2 4.Session 3 5.Session 4 6.Session 5 7.Session 6 8.Catching Up 9.Session 7 10.Session 8 11.Session 9 12.Session 10 13.Session 11 14.Session 12 15.Session 13 スタディーズ学科 グローバル・ 評価方法:受講態度(40点)、模擬テスト(60点)による総合的評価。 教 科 書:追って指示する。 参 考 書: 履修上の注意点:最後の時間に模擬試験を受けてもらいます。難易度を理解の上で受講してください。 (準備学習を含む) 授業科目 担当教員 STEP Preparation Ⅱ 矢口 洋生 対象学科・学年:GS1年 単位数:1 開講時期:後期 学習の到達目標:英検2級以上に必要な英語を身につけ、最終的には検定に合格できるくらいの英語力を養成 することを目指します。 授業概要:ヒアリングを含めた問題をクラスで解きながら解説します。内容的には語彙・文法力、読解 力、作文力、聴解力に関わる形式の問題を扱います。 授業計画:1.Introduction 2.演習 1 3.演習 2 4.演習 3 5.演習 4 6.演習 5 7.演習 6 8.Catching Up 9.演習 7 10.演習 8 11.演習 9 12.演習 10 13.演習 11 14.演習 12 15.演習 13 評価方法:受講態度(40点)、模擬テスト(60点)による総合的評価。 教 科 書:追って指示する。 参 考 書: 履修上の注意点:最後の時間に模擬試験を受けてもらいます。難易度を理解の上で受講してください。 (準備学習を含む) 82 授業科目 担当教員 English Tutorial Ⅰ 矢口 洋生 対象学科・学年:GS1年 単位数:1 開講時期:前期 学習の到達目標:・大学英語を本格的に学ぶための基礎ができているかを確認すること。・リーディング、ラ イティング、リスニング、スピーキングの4技能のうちで、どの領域が弱点なのかを自分で 把握すること。・英語を自分の将来にどのように生かしていくのかを考えること。・自分の将 来のために英語をどのように、どれくらい、学ぶべきかを考えること。 授業概要:高校まで学んできた英語のアセスメントから始めて、 学習者の 「英語のクセ」 を見極める。 次に、 毎回、英語の課題をこなしその確認を行う。折に触れて英語圏の文化や歴史、社会に関する プレゼンテーションを行ってもらう。 授業計画:(01) オリエンテーション (02) 教材その1 (03) 教材その2 (04) 教材その3 (05) 教材その4 (06) 教材その5 (07) 教材その6 (08) 前半のまとめ (09) 教材その7 (10) 教材その8 (11) 教材その9 (12) 教材その10 (13) 教材その11 (14) 教材その12 (15) 後半のまとめ 授業科目 担当教員 English Tutorial Ⅰ 山田 恵 対象学科・学年:GS1年 単位数:1 開講時期:前期 学習の到達目標:多様なトピックの英文の多読を通し、語彙力を増やし、速読のスキルを身につける。英文の 内容に関して、英語で概略を説明し、質問に答える力を養う。 授業概要:各自の英語力のレベルに合わせて選定した英文を読み進めていく。 授業計画:1.イントロダクション 2.英文購読、質疑応答(1) 3.英文購読、質疑応答(2) 4.英文購読、質疑応答(3) 5.英文購読、質疑応答(4) 6.英文購読、質疑応答(5) 7.英文購読、質疑応答(6) 8.英文購読、質疑応答(7) 9.英文購読、質疑応答(8) 10.英文購読、質疑応答(9) 11.英文購読、質疑応答(10) 12.英文購読、質疑応答(11) 13.英文購読、質疑応答(12) 14.英文購読、質疑応答(13) 15.まとめ 評価方法:毎時間の達成状況をもとに総合的に評価する。 教 科 書:授業内に指示する。 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 83 スタディーズ学科 グローバル・ 評価方法:毎回の課題、ならびにプレゼンテーションの評価を集積したものが総合評価となる。 教 科 書:授業内にて指示する。 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 担当教員 English Tutorial Ⅰ 熊谷 治子 対象学科・学年:GS1年 単位数:1 開講時期:前期 学習の到達目標:英語の基礎を実践力に結び付ける。 授業概要:イギリスを舞台とするストーリー、会話文、メール等の英文を読解しながら、文法力、作文 力、リスニング力をつける。必要に応じて、英語学習方法を紹介し、実践する。 授業計画:1 Introduction 2 Unit 1 (present tense) 3 Unit 2 (negation) 4 Unit 3 (past tense) 5 Unit 4 (future tense) 6 Unit 5 (adjectives) 7 Unit 6 (imperatives / inversions) 8 Review of units 9 Unit 7 (articles) 10 Unit 8 (present perfect tense) 11 Unit 9 (interrogatives / exclamations) 12 Unit 10(reported speech) 13 Unit 11(adverbs) 14 Unit 12(to-infinitives) 15 Reveiw of units スタディーズ学科 グローバル・ 評価方法:筆記試験(60%) 授業態度及び出席(40%) 教 科 書:Hello, I'm Bradley- English for Active Communication(NAN'UN-DO, 2011) 参 考 書:・DUO3.0鈴木陽一著(アイシーピー、2000年) ・DUO3.0/CD復習用 鈴木陽一著(アイシーピー、2000年) 履修上の注意点:毎回の授業では、全員に音読およびシャドーイングが課せられ、最低一人一回英文和 (準備学習を含む) 訳等の発言も求められる。積極的に予習・復習し、英和辞典を毎回持参すること。 授業科目 担当教員 English Tutorial Ⅱ 矢口 洋生 対象学科・学年:GS1年 単位数:1 開講時期:後期 学習の到達目標:・Ⅰを継続させて英語力の底上げを目指す。 ・リーディング、 ライティング、 リスニング、 スピー キングの4技能のうちで弱点がないようにする。・英語を自分の将来にどのように生かして いくのかを考えること。・自分の将来のために英語をどのように、どれくらい、学ぶべきか を考えること。 授業概要:毎回、英語の課題をこなしその確認を行う。難易度は少しずつ上がっていく。折に触れて英 語圏の文化や歴史、社会に関するプレゼンテーションを行ってもらう。 授業計画:(01) オリエンテーション (02) 教材その1 (03) 教材その2 (04) 教材その3 (05) 教材その4 (06) 教材その5 (07) 教材その6 (08) 前半のまとめ (09) 教材その7 (10) 教材その8 (11) 教材その9 (12) 教材その10 (13) 教材その11 (14) 教材その12 (15) 後半のまとめ 評価方法:毎回の課題、ならびにプレゼンテーションの評価を集積したものが総合評価となる。 教 科 書:授業内にて指示する。 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 84 授業科目 担当教員 English Tutorial Ⅱ 山田 恵 対象学科・学年:GS1年 単位数:1 開講時期:後期 学習の到達目標:多様なトピックの英文の多読を通し、語彙力を増やし、速読のスキルを身につける。英文の 内容に関して、英語で概略を説明し、質問に答える力を養う。 授業概要:各自の英語力のレベルに合わせて選定した英文を読み進めていく。 授業計画:1.イントロダクション 2.英文購読、質疑応答(1) 3.英文購読、質疑応答(2) 4.英文購読、質疑応答(3) 5.英文購読、質疑応答(4) 6.英文購読、質疑応答(5) 7.英文購読、質疑応答(6) 8.英文購読、質疑応答(7) 9.英文購読、質疑応答(8) 10.英文購読、質疑応答(9) 11.英文購読、質疑応答(10) 12.英文購読、質疑応答(11) 13.英文購読、質疑応答(12) 14.英文購読、質疑応答(13) 15.まとめ 授業科目 担当教員 English Tutorial Ⅱ 熊谷 治子 対象学科・学年:GS2年 単位数:1 開講時期:後期 学習の到達目標:英語の基礎を実践力に結び付ける。 授業概要:イギリスを舞台とするストーリー、会話文、メール等の英文を読解しながら、文法力、作文 力、リスニング力をつける。必要に応じて、英語学習方法を紹介し、実践する。 授業計画:1 Introduction 2 Unit 13 (gerunds) 3 Unit 14 (conjunctions) 4 Unit 15 (auxiliary verbs) 5 Unit 16 (pronouns) 6 Unit 17 (progressive forms) 7 Unit 18 (prepositions) 8 Review of units 9 Unit 19 (participial constructions) 10 Unit 20 (subjuntives) 11 Unit 21 (comparatives) 12 Unit 22 (numbers) 13 Unit 23 (passive voice) 14 Unit 24 (relatives) 15 Review of units 評価方法:筆記試験(60%) 授業態度及び出席(40%) 教 科 書:Hello, I'm Bradley- English for Active Communication(NAN'UN-DO, 2011) 参 考 書:・DUO3.0鈴木陽一著(アイシーピー、2000年) ・DUO3.0/CD復習用 鈴木陽一著(アイシーピー、2000年) 履修上の注意点:毎回の授業では、全員に音読およびシャドーイングが課せられ、最低一人一回英文和 (準備学習を含む) 訳等の発言も求められる。積極的に予習・復習し、英和辞典を毎回持参すること。 85 スタディーズ学科 グローバル・ 評価方法:毎時間の達成状況をもとに総合的に評価する。 教 科 書:授業内に指示する。 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 中国語コミュニケーションⅠ 担当教員 王 效紅 対象学科・学年:GS1年 単位数:1 開講時期:前期 学習の到達目標:ピンインを正しく自信を持って発音できること。正確な発音で日常会話(自己紹介、挨拶、 いろいろな場面での質問や回答等)ができるようになること。 授業概要:この授業は口頭でのコミュ二ケーシュン能力の基礎となる発音の訓練から始め、初歩的な会 話を行う訓練をする。 中国語の学習の初級者にとっては、中国語の「音」把握が当面の重要な課題である。確かな コミュニケーシュン能力を身につけ、生きた言葉として中国語できるようになるため、第一 に正しい発音と基本語彙、構文力をひとつひとつ確実身につけなければならない。従って、 発音の仕方を充分理解し、「聞く」 「発音」の動作を繰り返し、「音」に慣れてもらうことに、 授業の力点を置く。正しい発音の基礎を作り、ピンインの読み方、書き方をマスターする。 そして、基本的な文型事項を学習し、それらを運用して簡単な日常会話ができるようにする。 授業計画:1.ガイダンス、発音 2.発音 3.発音 4.発音 5.楊麗さんですか① 6.楊麗さんですか② 7.荷物は多いですか① 8.荷物は多いですか② 9.明日はどこへ行きますか① 10.明日はどこへ行きますか② 11.ケーキを食べたいですか① 12.ケーキを食べたいですか② 13.これはいくらですか① 14.これはいくらですか② 15.復習 16.試験 スタディーズ学科 グローバル・ 評価方法:期末試験、出席状況および授業に臨む態度の総合点で評価する。 教 科 書: 『1冊目の中国語《会話クラス》』劉颖・喜多山幸子・松田かの子著(白水社) 参 考 書:特に指定しない。必要があれば授業中に紹介する。 履修上の注意点:授業中の口頭練習は、大きな声を出して積極的に参加して下さい (準備学習を含む) 授業科目 中国語コミュニケーションⅡ 担当教員 王 效紅 対象学科・学年:GS1年 単位数:1 開講時期:後期 学習の到達目標:基本的な話す・聞く・書くの訓練を行い、日常レベルのコミュニケーシュンを行う能力を身 につける。同時に、中国語の基本的な文の構造と語彙も習得することを目指す。 授業概要:前期に引き続き、語句、文法の説明、音読練習、リスニングを含む確認問題を行い。さらに、 実践的な会話練習を繰り返し行う。また、中国語でコミュニケーシュンをする上で知ってお くと役に立つ中国語の文化や習慣などに関する情報を随時紹介していく。 授業計画:1.前期の復習 2.電子辞書を持っていますか① 3.電子辞書を持っていますか② 4.京劇のチケットを買いました① 5.京劇のチケットを買いました 6.ファーストフード店がありますか① 7.ファーストフード店がありますか 8.復習 9.中国の歌が歌えますか① 10.中国の歌が歌えますか② 11.長城に行ったことがありますか① 12.長城に行ったことがありますか② 13.お腹をこわしました① 14.お腹をこわしました② 15.復習 16.試験 評価方法:期末試験、出席状況及び授業に臨む態度の総合点で評価する 教 科 書: 『1冊目の中国語《会話クラス》』劉颖・喜多山幸子・松田かの子著(白水社) 参 考 書:特に指定しない。必要があれば授業中に紹介する。 履修上の注意点:授業中の口頭練習は、大きな声を出して積極的に参加して下さい (準備学習を含む) 86 授業科目 韓国語コミュニケーションⅠ 担当教員 李 善姫 対象学科・学年:GS1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:①前期15回を通して、ハングルを読めるようにする。 ②会話と発音練習に重点を置き、ネイティブと簡単な会話ができるようにする。 ③簡単な会話の聞き取りができる。 授業概要:韓国語コミュニケーションⅠは、韓国人との会話力を育てるための講座である。ハングルの 読みは勿論の事、普段、よく使う基礎会話を完璧に使いこなせるように、聞き取りと会話練 習を行う。多言語を母語とする人とのコミュニケーションは、先ず完璧さより、積極さを必 要とする。積極的に韓国語を話せるように講義の中では一人、一人の会話練習を重視する。 教科内容の他に、韓国ドラマの視聴や、K-POPの学習も行う。 授業計画:1.文字と発音①:母音 2.文字と発音②:二重母音 3.文字と発音③:子音 4.文字と発音④:濃音、激音 5.バッチムと日本語のハングル表記 6.입니다形(「~ですか」、「~です」)の表現 7.요形(「~ですか」、「~です」)の表現 8.数字の言い方 9.数字songと「何時ですか」の表現 10.「~ではありません」の表現 11.「これはなんですか」 12.「どこにありますか」 13.「何をしますか」 14.「何時に起きますか」 15.まとめ 16.テスト 授業科目 韓国語コミュニケーションⅡ 担当教員 李 善姫 対象学科・学年:GS1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:①初対面の韓国人とのコミュニケーションや韓国旅行で使える韓国会話力を身に着ける ②会話と発音練習に重点を置き、ネイティブと基礎会話ができるようにする。 ③簡単な会話の聞き取りができる。 授業概要:韓国語コミュニケーションⅡは、韓国人との会話力を育てるための講座である。ハングルの読みは勿論 の事、普段、よく使う基礎会話を完璧に使いこなせるように、聞き取りと会話練習を行う。韓国語コミュ ニケーションⅠの内容からアップグレードし、初対面の韓国人とのコミュニケーションや旅行で使える 韓国語を学習する。積極的に韓国語を話せるように講義の中では一人、一人の会話練習を重視する。教 科内容の他に、韓国ドラマの視聴や、K-POPの学習も行う。 授業計画:1.基礎会話と文法の復習 2.用言の否定文 3.用言の「~요」体 4.不規則「~요」体の練習 5.K-POPを歌おう 6.過去形「했어요」の活用 7.過去形「았/었어요」の練習 8.「~したい」の表現 9.前半のまとめ:小テスト 10.羅列と逆接の表現 11.目的をあらわす 12.尊敬の表現「何をなさいますか」 13.意思を表す表現 14.計画を表す表現 15.まとめ 16.テスト 評価方法:出席50%、テスト(30%) 、小テスト(20%) 教 科 書:金殷模,権莱順、宋貞熹、文慶喆著『かんたん韓国語』朝日出版社、2013 参 考 書: 履修上の注意点:前期に韓国語コミュニケーションⅠを受講した学生の受講を望む。又は、韓国語学習歴があり、 (準備学習を含む) 初級ぐらいの韓国語力がある事。 87 スタディーズ学科 グローバル・ 評価方法:出席50%、テスト(30%)、小テスト(20%) 教 科 書:金殷模,権莱順、宋貞熹、文慶喆著『かんたん韓国語』朝日出版社、2013 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 担当教員 Teaching English 芳野 総子 対象学科・学年:GS1年 単位数:1 開講時期:通年 学習の到達目標:教職課程履修者対象に、英語力を強化する授業を行う。最終目標は、4年次に受験する 「教 員採用試験」において出来るだけ高得点を取得させることにある。1年次より採用試験を意 識させることによって、学生も早くから準備することが出来る。 授業概要:主に過去に実施された問題を取り上げて、検討を加え対策を立てる。近年の出題傾向は、総 合読解を中心に、発音アクセント、英作文、文法問題、ヒヤリングなど多岐にわたる。あら ゆる分野の問題をこつこつこなしていく必要がある。 授業計画:1.ガイダンス 16.実施問題の検討(英文解釈Ⅰ) 2.実施問題の検討(音声Ⅰ) 17. 〃 (英文解釈Ⅱ) 3. 〃 (音声Ⅱ) 18. 〃 (英文解釈Ⅲ) 4. 〃 (音声Ⅲ) 19. 〃 (英文解釈Ⅳ) 5. 〃 (音声Ⅳ) 20. 〃 (英作文Ⅰ) 6. 〃 (語句Ⅰ) 21. 〃 (英作文Ⅱ) 7. 〃 (語句Ⅱ) 22. 〃 (英作文Ⅲ) 8. 〃 (語句Ⅲ) 23. 〃 (英作文Ⅳ) 9. 〃 (語句Ⅳ) 24. 〃 (ヒヤリングⅠ) 10. 〃 (文法Ⅰ) 25. 〃 (ヒヤリングⅡ) 11. 〃 (文法Ⅱ) 26. 〃 (ヒヤリングⅢ) 12. 〃 (文法Ⅲ) 27. 〃 (ヒヤリングⅣ) 13. 〃 (文法Ⅳ) 28. 〃 (一般教養問題Ⅰ) 14. 〃 (複合問題) 29. 〃 (一般教養問題Ⅱ) 15.まとめと試験 30.まとめと試験 スタディーズ学科 グローバル・ 評価方法: (1)平常点30% (2)レポート70% 教 科 書:使用しない。適宜プリントを配布する。 参 考 書:授業中に紹介する。 履修上の注意点:授業に取り組む真摯な姿勢を望む。 (準備学習を含む) 授業科目 開 日本語学Ⅰ○ 担当教員 三島 敦子 対象学科・学年:GS1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)中学・高校で習った「文法」と外国語としての「文法」の違いを知る。 2)日本語の基本的な文法について、問題演習を通して意識化する。 3)日本語教育で使われる文法用語や文法項目を学習する。 授業概要:日本人は日本語を母語として使用しており、普段は文法について意識していない。しかし、 日本語を外国語として学ぶ学習者は、一つひとつ文法を学習し、文法にもとづいて日本語を 組み立てていかなければならない。したがって、外国語として日本語を教えるためには、日 本語を外国語としてとらえなおす必要がある。 この授業では、問題演習をしながら普段は意識しない文法について考察し、考える力をつけ、 文法の知識を身につける。 9.動詞と時間 2 10.動詞と時間 3 11.修飾 1 12.修飾 2 13.その他の問題点 1 14.その他の問題点 2 15.まとめ 16.試験 授業計画:1.概説 2.日本語の品詞 3.文の構成(語順について) 4.動詞と名詞―格助詞の役割 5.名詞文と形容詞文 6.述語(動詞の活用)1 7.述語(動詞の活用)2 8.動詞と時間 1 評価方法:出席・受講態度・授業中の課題(40%) 試験(60%) 教 科 書:藤原雅憲『日本語教育能力検定試験に合格するための文法27』アルク 参 考 書: 履修上の注意点:授業中に問題演習を行うので、出席・授業態度を重視する。 (準備学習を含む) 出席時数が授業時数の3分の2に満たない者(6回以上欠席した者)は、試験を受け ることができず、単位は認定しない。 88 授業科目 開 日本語学Ⅱ○ 担当教員 三島 敦子 対象学科・学年:GS1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 日本語の語について、さまざまな角度から分析・分類を行い、自ら語の特徴について考え たり説明したりできる力をつける。 授業概要: 語の形態を把握し、日本語学習者が効率的に語彙力を身に付ける方法、あるいは語の意味 の的確な捉え方、そして辞書のあり方等に関する知識や理論を習得する。 教科書から得た知識を使って問題演習を行い、具体的に確認をする。 授業計画:1.語彙の体系 2.語彙と語彙量 3.語と語形 1 4.語と語形 2 5.語種 1 6.語種 2 7.語構成 1 8.語構成 2 9.語の意味 1 10.語の意味 2 11.語結合・連語・慣用句と比喩 12.擬声語・擬態語 13.語の意味変化 14.語彙と社会 15.辞書 16.試験 授業科目 異文化体験 担当教員 矢口 洋生 対象学科・学年:GS1年 単位数:2 開講時期:通年 学習の到達目標:アジアの文化、歴史、現代事情に関する知識を深めると同時に、訪問地やそこに住む人々と じかに接することによって、体験を通して何かを吸収することを目標とします。 授業概要:約1週間、グループでアジアの国を訪問します。そこで歴史的遺産、現代文化、ビジネスの 最前線に触れます。また訪問地との人々との交流をすることによってお互いの認識や考え方 の違い、文化の違いを体感します。 授業計画:昨年度はフィリピンを訪問しましたが、2013年度は韓国、2014年度は台湾を訪問することに なります。詳細は4月のオリエンテーション時に発表します。 いずれにせよ、約5回の事前ガイダンスが行われます。帰国後には報告を提出することと します。 評価方法:(1)ツアーへの参加状況や態度 2/3 (2)事前ガイダンスならびに報告書 1/3 教 科 書: 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 89 スタディーズ学科 グローバル・ 評価方法:出席・受講態度・授業中の課題(40%) 試験(60%) 教 科 書:秋元美晴『日本語教育能力検定試験に合格するための語彙12』アルク 参 考 書: 履修上の注意点:授業中に問題演習を行うので、出席・授業態度を重視する。 (準備学習を含む) 出席時数が授業時数の3分の2に満たない者(6回以上欠席した者)は、試験を受け ることができず、単位は認定しない。 授業科目 教職論 担当教員 笠間 賢二 対象学科・学年:健栄・GS1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:この授業では、教員という職業についての概要を知り、多角的に理解を深めるとともに、教 職への進路選択の機会を提供することをねらいとする。教職の実際的あり様について、多様 な側面(歴史的、制度的、社会的)から理解と考察を深め、これによって、自己の教職イメー ジを確かなものするための基礎としたい。 授業概要:①教職に対する社会的期待(教職観)がどのような変遷を辿って今日に至っているのか、②教 職に関する法制や制度がどのような仕組みと構造になっているのか、③教職の現実を教員が 実際に出くわすであろう場面を想定しながら理解できるようにする、以上を学習内容とする。 授業計画:1.ガイダンス 2.教職観の変遷 3.専門職としての教師① 4.専門職としての教師② 5.公教育と教師 6.子どもの権利と教師 7.児童・生徒の懲戒① 8.児童・生徒の懲戒② 9.教育における均等主義と能力主義 10.カリキュラム編成と教師 11.教員の研修 12.教師のしごとの実際(VTR併用) 13.グループ討議と報告①:いま求められる教師の力量について 14.グループ討議と報告②:いま求められる教師の力量について 15.まとめ 16.試験 評価方法:①出席状況(おおよそ15点)、②毎回の小レポート(おおよそ15点)、③最終回の試験(おお よそ70点)、以上を勘案して評価する。 教 科 書:毎回レジュメと資料を配布する。 参 考 書:随時紹介する。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 教育学概論 担当教員 加藤 美紀 対象学科・学年:管栄・GS1年 単位数:2 開講時期:前期 教職課程科目 学習の到達目標:人間の発達における文化、教育、学校、教師の役割について総合的に学ぶ。具体的には、1) 西洋教育史の代表的な教育思想を取り上げ、教育の本質とは何かを探る、2)アジア、欧米、 中東、アフリカなど世界各国の教育制度を取り上げ、多様な学校教育の在り方を学ぶ、3) 日本の教育問題に焦点を当て、子どもの成長における教師の役割について考察する。 授業概要:皆さんには忘れられない先生がいますか?先生との出会いが生徒の人生を変えることはあり えます。どのような先生が「よい先生」 なのでしょうか。そして、 「よい学校」 「よい教育」とは? 将来、教職を志す人に限らず、私たち人間は、家庭で、学校で、社会で、生涯を通して教育 と関わりなく生きることはできません。教育学の基礎を学んで、人間とは何かを考え、人間 理解を深めませんか。 授業計画:1.教育学ってどんな学問?素質か環境か 教育の役割 2.西洋教育史(1)古代ギリシアの教育 ソクラテス、プラトン、アリストテレス 3.西洋教育史(2)中世の教育 修道院、騎士道、大学 4.西洋教育史(3)ルネサンス・宗教改革期から啓蒙主義・産業革命期までの教育 5.西洋教育史(4)近代の自然主義教育 ルソー、ペスタロッチ、フレーベル 6.世界の学校(1)過熱する受験教育 韓国、中国 7.世界の学校(2)多文化社会の教育 アメリカ、カナダ、オーストラリア 8.世界の学校(3)民主主義と平和教育 イスラエル、パレスチナ 9.世界の学校(4)貧困と教育 ブラジル、ケニア 10.世界の学校(5)伝統と革新 イギリス、フランス、ドイツ 11.世界の学校(6)学力と教師の資質 フィンランド 12.日本の教育(1)不登校といじめ問題 13.日本の教育(2)発達障害 14.日本の教育(3)児童虐待 15.日本の教育(4)思春期の悩みと自殺予防 評価方法:出席状況、授業態度、毎回のリアクション・ペーパーの内容を総合的に評価して判定する。 教 科 書:プリント(必要に応じて配布) 参 考 書:牛渡淳『改訂教育学原論-教育の本質と目的-』中央法規、2008年。 履修上の注意点:遅刻・欠席・私語のないように心がけ、積極的に参加することを望みます。 (準備学習を含む) 90 2013(平成25)年度 シ ラ バ ス (2010・2011・2012年度入学生用) 共通科目 授業科目 キリスト教学ⅡA 担当教員 川上 直哉 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:人間と世界について学ぶための技術を身につけ、専門科目その他で収集される知識を「よく (幸せに)生きる力」につなげる事ができるようになること。また、人生における危急存亡 の際、 「意外な助け」としてある「古典」にアクセスする技術を身につけること。 授業概要:1.信仰の有無またはいかんを問わず、キリスト教の研究を学問として公開する。 2.キリスト教を教材に、世界と人間について学ぶ。 3.聖書を教材に、古典にアクセスする技術を養う。 授業計画:1 教養科目「キリスト教学」への招待 2 「キリスト教」の紹介 3 「キリスト教学」の紹介 4 聖書の世界へ 5 「古典」としての聖書 6 絶望に抗して 7 差別を超える 8 荒れ野で叫ぶ声 9 「クリスマス」とは何か 10 イエスの地理と歴史と思想 11 イエスの友 12 イエス物語(その1) 13 イエス物語(その2) 14 イエスの死とキリスト教の誕生 15 まとめ(試験) 評価方法:単位取得要件は次の3項目です――(1)出席(2)試験の答案作成(3)レポート提出。 採点は、授業への参加、および、レポートと試験によって行います。 教 科 書:授業中に指示します。 参 考 書:授業中に指示します。 履修上の注意点:ルール主義を徹底します。詳細は、最初の授業でご案内します。不明な点があれば、 (準備学習を含む) 個別にご案内します。 授業科目 キリスト教学ⅡB 担当教員 川上 直哉 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:人間と世界について学ぶための技術を身につけ、専門科目その他で収集される知識を「よく (幸せに)生きる力」につなげる事ができるようになること。また、人生における危急存亡 の際、 「意外な助け」としてある「古典」にアクセスする技術を身につけること。 授業概要:1.信仰の有無またはいかんを問わず、キリスト教の研究を学問として公開する。 2.キリスト教を教材に、世界と人間について学ぶ。 3.聖書を教材に、古典にアクセスする技術を養う。 授業計画:1 教養科目「キリスト教学」への招待 2 「キリスト教」の紹介 3 「キリスト教学」の紹介 4 聖書の世界へ 5 「古典」としての聖書 6 絶望に抗して 7 差別を超える 8 荒れ野で叫ぶ声 9 「クリスマス」とは何か 10 イエスの地理と歴史と思想 11 イエスの友 12 イエス物語(その1) 13 イエス物語(その2) 14 イエスの死とキリスト教の誕生 15 まとめ(試験) 評価方法:単位取得要件は次の3項目です――(1)出席(2)試験の答案作成(3)レポート提出。 採点は、授業への参加、および、レポートと試験によって行います。 教 科 書:授業中に指示します。 参 考 書:授業中に指示します。 履修上の注意点:ルール主義を徹底します。詳細は、最初の授業でご案内します。不明な点があれば、 (準備学習を含む) 個別にご案内します。 91 共通科目 授業科目 人間論Ⅰ 担当教員 宮崎 正美 対象学科・学年:発達・総福3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:現代における人間のあり方について、1、2年で学んだキリスト教学の理解を通して、自分の生き方に関わる問題とし て考えられるようになりましょう.人間のいのちの在り方について、具体的には〈わたし〉という人間が〈わたし〉ら しく生きるとはどのようなことか考えられるようになりましょう。そのために、人間の死の問題をいろいろな視点から 考えられるようになり、自分自身の生き方について態度決定するための基礎を築きましょう. 授業概要:本学人間学部で学んだ(キリスト教学に基づく)キリスト教的人間学の発展および完成.人間の死に対し、復活を宣言 することで人間の生をかけがえのない尊いものとするキリスト教思想を手がかりにして、人間が直面する人間存在の問 題について考える.具体的には、子どもの死、家族の死という問題を題材としながら、人間の生に関わるいくつかの側 面について考える. 授業計画:1.ガイダンス(キリスト教的人間学) 2.人間について学ぶこと・大学で真理を探求すること 3.白百合の精神──その背景と意味、いのちを大切にすること 4.小さないのち(1)現代の事件から 5.小さないのち(2)旧約聖書の思想から 6.小さないのち(3)旧約聖書(創世記①) 7.小さないのち(4)旧約聖書(創世記②) 8.小さないのち(5)旧約聖書(預言書) 9.小さないのち(6)近代日本文学から 10.まとめ(1)子どもの死と親の苦しみ 11.個と共同体(1)家族の死からみえるもの① 12.個と共同体(2)家族の死からみえるもの② 13.個と共同体(3)「記憶」の意味① 14.個と共同体(3)「記憶」の意味② 15.まとめ(2)人間のいのちに関わるいくつかの側面(自己と他者、共感、いのちの連続性、連帯性) 16.試験 評価方法:出席点(10%)+レポート(40%)+試験(50%)を基本とするが、評価方法および比率は、受講態度そのたの状況に より変更することがある。毎回、小レポートまたはミニットペーパーを提出してもらう.試験の受験資格は、求められ た課題をすべて提出することと2/3以上の出席数を満たしている事とする. 教 科 書:授業内で資料を配布する. 参 考 書: 『聖書 旧約聖書続編つき』新共同訳(日本聖書協会) 『キリスト教学概論』(現代神学研究会2006)宮崎正美その他、適 宜紹介する。 履修上の注意点:最 初のガイダンスで説明する。私語等は授業妨害とみなし退室してもらう。 (準備学習を含む) 授業科目 人間論Ⅰ 担当教員 宮崎 正美 対象学科・学年:健栄・国際3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:現代における人間のあり方について、1、2年で学んだキリスト教学の理解を通して、自分の生き方に関わる問題とし て考えられるようになりましょう.人間のいのちの在り方について、具体的には〈わたし〉という人間が〈わたし〉ら しく生きるとはどのようなことか考えられるようになりましょう。そのために、人間の死の問題をいろいろな視点から 考えられるようになり、自分自身の生き方について態度決定するための基礎を築きましょう. 授業概要:本学人間学部で学んだ(キリスト教学に基づく)キリスト教的人間学の発展および完成.人間の死に対し、復活を宣言 することで人間の生をかけがえのない尊いものとするキリスト教思想を手がかりにして、人間が直面する人間存在の問 題について考える.具体的には、子どもの死、家族の死という問題を題材としながら、人間の生に関わるいくつかの側 面について考える. 授業計画:1.ガイダンス(キリスト教的人間学) 2.人間について学ぶこと・大学で真理を探求すること 3.白百合の精神──その背景と意味、いのちを大切にすること 4.小さないのち(1)現代の事件から 5.小さないのち(2)旧約聖書の思想から 6.小さないのち(3)旧約聖書(創世記①) 7.小さないのち(4)旧約聖書(創世記②) 8.小さないのち(5)旧約聖書(預言書) 9.小さないのち(6)近代日本文学から 10.まとめ(1)子どもの死と親の苦しみ 11.個と共同体(1)家族の死からみえるもの① 12.個と共同体(2)家族の死からみえるもの② 13.個と共同体(3)「記憶」の意味① 14.個と共同体(4)「記憶」の意味② 15.まとめ(2)人間のいのちに関わるいくつかの側面(自己と他者、共感、いのちの連続性、連帯性) 16.試験 評価方法:出 席点(10%)+レポート(40%)+試験(50%)を基本とするが、評価方法および比率は、受講態度そのたの状況に より変更することがある。毎回、小レポートまたはミニットペーパーを提出してもらう.試験の受験資格は、求められ た課題をすべて提出することと2/3以上の出席数を満たしている事とする. 教 科 書:授 業内で資料を配布する. 参 考 書: 『聖書 旧約聖書続編つき』新共同訳(日本聖書協会) 『キリスト教学概論』(現代神学研究会2006)宮崎正美その他、適 宜紹介する。 履修上の注意点:最初のガイダンスで説明する。私語等は授業妨害とみなし退室してもらう。 (準備学習を含む) 92 共通科目 授業科目 人間論Ⅱ 担当教員 宮崎 正美 対象学科・学年:健栄4年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:現 代における人間のあり方について、1、2年で学んだキリスト教学の理解を通して、自分の生き方に関わる問題とし て考えられるようになりましょう.人間のいのちの在り方について考えるために、人間の死の問題をいろいろな視点か ら考えられるようになり、自分自身の生き方について態度決定するための基礎を築きましょう. 授業概要:本学人間学部で学んだ(キリスト教学に基づく)キリスト教的人間学の発展および完成.人間の死に対し、復活を宣言 することで人間の生をかけがえのない尊いものとするキリスト教思想を手がかりにして、人間が直面する人間存在の問 題について考える.具体的には、子どもの死、家族の死という問題を題材としながら、人間の生に関わるいくつかの側 面について考える. 授業計画:1.ガイダンス(キリスト教的人間学) 2.人間について学ぶこと・大学で真理を探求すること 3.白百合の精神──その背景と意味、いのちを大切にすること 4.小さないのち(1)現代の事件から 5.小さないのち(2)旧約聖書の思想から 6.小さないのち(3)旧約聖書(創世記①) 7.小さないのち(4)旧約聖書(創世記②) 8.小さないのち(5)旧約聖書(預言書) 9.小さないのち(6)近代日本文学から 10.まとめ(1)子どもに対する親のまなざし 11.個と共同体(1)家族の死からみえるもの① 12.個と共同体(2)家族の死からみえるもの② 13.個と共同体(3)「記憶」の意味① 14.個と共同体(4)「記憶」の意味② 15.まとめ(2)人間のいのちに関わるいくつかの側面 16.試験 評価方法:出席点(10%)+レポート(40%)+試験(50%)を基本とするが、評価方法および比率は、受講態度そのたの状況に より変更することがある。毎回、小レポートまたはミニットペーパーを提出してもらう.試験の受験資格は、求められ た課題をすべて提出することと2/3以上の出席数を満たしている事とする. 教 科 書:授 業内で資料を配布する. 参 考 書: 『聖書 旧約聖書続編つき』新共同訳(日本聖書協会) 『キリスト教学概論』(現代神学研究会2006)宮崎正美その他、適 宜紹介する。 履修上の注意点:最初のガイダンスで説明する。私語等は授業妨害とみなし退室してもらう。 (準備学習を含む) 授業科目 人間論Ⅱ 担当教員 宮崎 正美 対象学科・学年:国際4年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:現代における人間のあり方について考察を深め、極限の状況でもなお生きる人間のいのちのありかたを、自分の生き方 に関わる問題として考えられるようになりましょう。人間のいのちの在り方の問題をいろいろな視点から考えると同時 に、キリスト教思想の立場でのまとめを参考にして、自分自身の生き方について態度決定するための基礎を築きましょう. 授業概要:本学人間学部で学んだ(キリスト教学に基づく)キリスト教的人間学の完成. 人間の死に対し、復活を宣言することで人間の生をかけがえのない尊いものとするキリスト教思想は、2011年3月11日 の東日本大震災の現実のただ中で、なお意味をもつのか.人間論Ⅰの内容を参考にしつつ、他者の大震災の体験をとお して、生きることについて考える. 授業計画:1.ガイダンス(キリスト教的人間学) 2.人間について学ぶこと・大学で真理を探求すること 3.白百合の精神──その背景と意味、いのちを大切にすること 4.震災後をいきる(1)事例1・事例2 5.震災後をいきる(2)事例3・事例4 6.震災後をいきる(3)事例5・事例6 7.震災後をいきる(4)事例7・事例8 8.震災後をいきる(5)事例9・事例10 9.震災後をいきる(6)事例11・事例12 10.まとめ(1)人間のスピリットの問題 11.震災後をいきる(7)事例13・事例14 12.震災後をいきる(8)事例15 13.まとめ(2)スピリチュアル・ケアの公的必要性 14.現代キリスト教思想による展望(1) 15.現代キリスト教思想による展望(2) 16.試験 評価方法:出席点(10%)+レポート(40%)+試験(50%)を基本とするが、評価方法および比率は、受講態度そのたの状況に より変更することがある。毎回、小レポートまたはミニットペーパーを提出してもらう.試験の受験資格は、求められ た課題をすべて提出することと2/3以上の出席数を満たしている事とする. 教 科 書: 『ラジオ:カフェ・デ・モンク インタビュー集──震災後を生きるヒント』(イー・ピックス、2012年)その他、授業 内で資料を配布する. 参 考 書:『聖書 旧約聖書続編つき』新共同訳(日本聖書協会) 『キリスト教学概論』(現代神学研究会2006)宮崎正美 その他、適宜紹介する。 履修上の注意点:最 初のガイダンスで説明する。私語等は授業妨害とみなし退室してもらう。 (準備学習を含む) 93 共通科目 授業科目 人間論Ⅱ 担当教員 原田 雅樹 対象学科・学年:発達・総福4年 単位数:2 開講時期:前期・後期 学習の到達目標:基本的な核エネルギーや放射能についての知識を学び、それを通して、人間、社会、自然の 関係を考えることを学ぶ。 授業概要:原子力発電や、 放射能による環境汚染、 健康への被害に関する問題を考えるには、 物理学、 化学、 地学、医学といった自然科学的な視点からと、社会学、政治学、法学といった人文科学的な 視点の双方が必要である。この授業では、核エネルギーとは何か、放射能とは何かを学びな がら、その人間によるよる利用や、事故による環境汚染の問題を、哲学的に考えることを実 践していく。 授業計画:1.授業の全体の計画 2.核エネルギーとは何か 3.放射線とは何か 4.核エネルギーと宇宙論 5.地球環境における放射線 6.放射線の生命、食物連鎖に対する影響 7.近代科学を生み出した哲学的精神 8.国家と科学技術の結びつき 9.量子物理学、原子核物理学、放射線科学の誕生 10.人工的核分裂の実現とマンハッタン計画 11.原子力発電の誕生 12.原子力発電の事故と、その人体への影響 13.高木仁三郎の思想 14.原子力エネルギーの利用と事故による環境汚染についての哲学的考察 15.まとめ 評価方法:レポートによる評価、平常点は減点法(欠席数で減点) 教 科 書: 参 考 書:山 田克哉『放射性物質の正体』(PHPサイエンス・ワールド新書、2012)、薬袋佳孝・谷 田貝文夫『今知りたい放射線と放射能-人体への影響と環境でのふるまい』(オーム社、 2012)、ゴフマン『人間と放射線』(明石書店、2011)、その他 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 宗教と文学 担当教員 矢口 洋生 対象学科・学年:全学科3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:この講義での「宗教」はキリスト教に限定します(多少仏教やユダヤ教に言及することもあ るかもしれませんが)。宗教と文学を考えることは、宗教と文化の関係という大きな問題を 考えることでもあります。宗教は文化を通して人間の心に届けられるからです。文化との関 わりは、キリスト教を含めたあらゆる宗教にとって最も繊細かつ複雑な問いを投げかけてき ます。その難問に対して、信仰の問題を意識した作家たちの作品を読みながら考えてみたい と思います。 授業概要:日本と外国の文学作品を読み、作家の問題意識、作家の背景、作品の成立過程、宗教的モチー フ、宗教的イメージ、人物像の構成を分析していきます。視聴覚教材も使用する予定です。 授業計画:1.オリエンテーション 2.旧約聖書と文学 3.新約聖書と文学 4.『沈黙』の世界(1) 5.『沈黙』の世界(2) 6.『沈黙』の世界(3) 7.『クリスマス・キャロル』(1) 8.『クリスマス・キャロル』(2) 9.『クリスマス・キャロル』(3) 10.『氷点』の世界(1) 11.『氷点』の世界(2) 12.『氷点』の世界(3) 13.詩と信仰(1) 14.詩と信仰(2) 15.詩と信仰(3) 16.試験 評価方法: (1)受講態度(20点)、(2)試験(80点) 教 科 書: 『沈黙』『クリスマス・キャロル』『氷点上・下』 参 考 書: 履修上の注意点:授業で取り上げる作品は必ず読んでください。 (準備学習を含む) 94 共通科目 授業科目 宗教と音楽 担当教員 赤尾 裕子 対象学科・学年:全学科3年 単位数:2 開講時期:前期・後期 学習の到達目標:ミサの中で歌われてる聖歌を通して、キリスト教と音楽との結びつきを考える。またJ.S.バッ ハの音楽からキリスト教音楽の豊かさを感じる。 授業概要:キリスト教音楽史 今年はグレゴリオ聖歌、古典派以降作曲家によるミサ曲、J.S.バッハの教会音楽という3つ の観点から、キリスト教と音楽の関わりを探る。 授業計画:1.ミサの音楽 2.グレゴリオ聖歌とは 3.修道院の中の音楽 4.聖母マリアへの祈り・・・様々な聖母讃歌 5.ミサ固有文につけられた音楽①・・・復活祭のミサ 6.グレゴリオ聖歌以降の教会音楽 7.ミサ固有文につけられた音楽②・・・レクイエム(1) 8.ミサ固有文につけられた音楽③・・・レクイエム(2) 9.古典派以降の作曲家によるミサ曲① 10.古典派以降の作曲家によるミサ曲② 11.J.S.バッハの音楽①・・・宗教改革がもたらしたもの 12.J.S.バッハの音楽②・・・オルガン曲、カンタータ等 13.J.S.バッハの音楽③・・・受難曲 14.J.S.バッハの音楽④・・・オラトリオ、ミサ曲 15.現代の日本のミサで歌われてる聖歌 評価方法:2回のレポート(60点)。出席日数と授業にのぞむ態度(40点)。 6回以上の欠席は「停止」とする。 教 科 書:授業時にプリント配布。 参 考 書:授業の中で紹介します。 履修上の注意点:授業中に聞く CD だけでは足りないので、各自で CD やインターネットで積極的に聞 (準備学習を含む) いてください。 授業科目 宗教と美術 担当教員 宮崎 正美 対象学科・学年:全学科3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:芸術と宗教がどのような点で関連するか、という大テーマをはじめとして、単に鑑賞で美術の方面から考察する. 授業概要:①芸術と宗教性について: 芸術には宗教性と切り離せない要素がある.特に美の宗教性について考える. ②美の両義性と死: 自然と人間、創造と破壊.死をめぐる美術の考察による人間の宗教性の記述. ③キリスト教の本質と美術作品: キリスト教美術に矛盾は無いのか.イコン(聖像)の意味. ④人間の空間認知・形象認知と美術 空間・形象の認知を排して人間は生きられない.人間にとって根源的な意識の構造、認識の構造、仏教のマンダラに ついて 授業計画:1.ガイダンス 2.美とは何か 3.芸術が有する独自性・芸術の宗教性 4.死と絵画「Memento mori」 (1)死の舞踏 5.死と絵画「Memento mori」 (2)『死の文化史』アナール学派の考察 6.死と絵画「Memento mori」(3)ネアンデルタール人、テネリアン人の埋葬 7.死と絵画「Memento mori」 (4)『死の島』彼岸への想い 8.キリスト教と美術(1)旧約聖書 9.キリスト教と美術(2)一神教と宗教画の矛盾? 10.キリスト教と美術(3)イコンの意味①第2ニカイア公会議 11.キリスト教と美術(4)イコンの意味②キリスト論的意義 12.キリスト教と美術(6)イコンの意味③イコノロジー 13.人間の空間認知・形象認知の構造(1)空間・形象の認知から特定の意味が生じる 14.人間の空間認知・形象認知の構造(2)人間の意識の構造 15.まとめ 16.試験 評価方法:出席点(10%)+レポート(40%)+試験(50%)を基本とするが、評価方法および比率は、受講態度そのたの状況に より変更することがある。毎回、小レポートまたはミニットペーパーを提出してもらう.試験の受験資格は、求められ た課題をすべて提出することと2/3以上の出席数を満たしている事とする. 教 科 書:授 業内で資料を配布する. 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:最初のガイダンスで詳細を説明する。この科目の内容を、美術作品を(受動的に)眺めておもしろい/おもし (準備学習を含む) ろくない、と意見することと勘違いする者は、受講を遠慮していただきたい.私語等は授業妨害とみなし退室 してもらう。 95 共通科目 授業科目 オーラル・コミュニケーション 担当教員 ジェラルド・ミューヘッド 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:前期・後期 学習の到達目標:This is a practical communicative English class. It will focus on improving English speaking & listening skills, to enable students to communicate coherently using English in a variety of different situations. 授業概要:A topic or theme will be introduced and then relevant language forms or drills will be practiced. The students will then practice conversations in pairs or small groups. Finally combining the target language and their own ideas and knowledge to create authentic communicative situations. Classes will also include some writing assignments. 授業計画:Lessons for 1st semester. 1.Course, textbook introduction and class language goals 2.Unit1 Hobbies & interests 3.Unit1 continued 4.Unit 2 Clothing & fashion 5.Unit 2 continued 6.Unit 3 Health& Vitality 7.Unit 3 continued 8.Unit 4 Locations & directions 9.Unit 4 continued 10.Review of units 11.Unit 5 Objects & materials 12.Unit 5 continued 13.Unit 6 Goals & dreams 14.Unit 6 continued 15.Review 16. Final test 評価方法:Grades are based on attendance(30%) , points for participation in class & homework projects (20 %)and tests(50 %)If students are absent 5 times or more they will fail this class 教 科 書:English Firsthand Success(4th Edition)Publisher : Pearson Longman 参 考 書:A bilingual dictionary 履修上の注意点:Students must buy and bring their own textbook to class. (準備学習を含む) 授業科目 オーラル・コミュニケーション 担当教員 グレース・ジム 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 授業概要:The objective of this course is to develop the student's English speaking and listen ing ability, sentence construction, word usage and self-expression. 授業計画:The goal of this course is for you to develop your English communication skills. We will do this through real-life speaking and listening tasks. You and other students will have the opportunity to communicate in English in every class using dialogues, pair-work, small group interaction and other class activities. I will encourage you to share your ideas and opinions. 評価方法:Grading is based on class attendance, class participation, assignments and tests. 教 科 書:Person to Person(Third Edition)Student Book 1, Richards, Bycina andWisniewska(ISB N0-19-430212- 1) 参 考 書:A dictionary 履修上の注意点: (準備学習を含む) 96 共通科目 授業科目 英語ⅡA 担当教員 澤入 要仁 対象学科・学年:発達2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:・日本語へ置き換えることを忘れて、英語を英語のまま読み、理解します。 ・ストーリーの力や論理の流れを利用することによって、不明の語句にもつまずかず、即座 に意味を推定しながら読み進めるようになります。 ・英文を勉強のために読むのではなく、楽しんで読めるようになります。 授業概要: 日本人は日本語の文章を読むとき、日本語という媒体を意識せず、その媒体の伝える意味 を追います。しかし英文を読むときは、英語という媒体を日本語に置き換えるのに手一杯で、 内容を追うことができません。 そこでこの授業では、人間の恐ろしさを描いたグロテスクな物語や、奇想天外で不思議な 物語を読み、その作品世界に引きずり込まれることによって、英語という媒体を意識せず、 その媒体の伝える中身を直接理解する訓練をおこないます。 また、西洋の文化や社会についても必要に応じて詳しく紹介します。文化や社会が理解で きなければ、外国語を理解したことにはなりません。 なお、一編を読み終えるたびに、単語・熟語の小テストを行う予定。 授業計画:1.イントロダクション 9.同上 10.第三話 2.第一話 11.同上 3.同上 12.同上 4.同上 13.同上 5.同上 14.同上 6.第二話 15.テスト 7.同上 8.同上 評価方法:小テスト・期末試験の成績(70%)と授業中の質疑応答(30%)によって評価します。 教 科 書:A Clean, Well-Lighted Place and Other Stories(金星堂) 参 考 書:授業中に紹介します。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 英語ⅡA 担当教員 柴田 和枝 対象学科・学年:発達2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:①平易で自然な英文を辞書なしで読めるようになる ②新しい語彙や英語的な表現を身につける ③二人の主人公の心の動きを理解し、英米と日本の文化の違いを学びながら、異文化への関心を深める 授業概要:ロマンティックコメディ-「ノッティングヒルの恋人」を題材に、そのストーリーを読むことで読解力 を高め、基本的な文法を復習していく。各1章を2回に分けて読み進め、DVDを観ることで、臨場感あ ふれる会話を通しリスニング力も養成していく。 授業計画:1.Inroduction 2.Unit1: Notting Hill - Not a Bad Place to Be? 3.Unit1 4.Unit2: Surreal, But Nice 5.Unit2 6.Unit3: I'll Be Your Date 7.Unit3 8.Unit4: Miracles Do Happen 9.Unit4 10.Unit5: Do You Want to Come Up? 11.Unit5 12.Unit6: Nice Surprise or Nasty Surprise 13.Unit6 14.DVD or Review 15.DVD 16.Examination 評価方法:期末試験の結果を重視する。 授業中の訳は日常点として加味する。 遅刻は3回で欠席1回と同じと見なし、 欠席は3回で-1点として試験より減点する。 教 科 書:English Grammar in Focus: Expanded Edition(Hiromi Akimoto, Mayumi Hamada / Macmillan) 参 考 書:特になし 履修上の注意点:知らない単語は辞書で調べて授業に臨む習慣をつけよう。また映画や本、さまざまなものに興味 (準備学習を含む) を持って、一緒に楽しく頑張ろう!(DVD を観るので、おしゃべりだけは互いに気をつけ、心 地よい授業空間作りに協力を) 97 共通科目 授業科目 英語ⅡA 担当教員 柴田 和枝 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:①平易で自然な英文を辞書なしで読めるようになる ②新しい語彙や英語的な表現を身につける ③異文化に対する理解を深めながら、同時に震災後の「被災地の今」を風化させないよう、 英文を通して考える 授業概要:震災に関連したトピックも含め、さまざまな題材の16章を読み進めることで、基本的な読解 力をつける。各章は2回に分けて進め。読むだけではなく、聞く、話す、書くといった総合 的な英語力を養成する。 授業計画:1.Inroduction 2.Chapter1: Dates We Can't Forget: 9/11/2001 and 3/11/2011 3.Cahpter1 4.Chapter2: Professor Donald Keene: “I want to be with Japan.” 5.Chapter2 6.Thapter3: The Cherry Blossoms of Washington DC 7.Cahpter3 8.Chapter4: The Pink Dog 9.Chapter4 10.Chapter5: The Miracle of Trees 11.Chapter5 12.Chapter6: Nothing New under the Sun 13.Chapter6 14.DVD 15.DVD 16.Examination 評価方法:期末試験の結果を重視する。授業中の訳は日常点として加味する。遅刻は3回で欠席1回と 同じと見なし、欠席は3回で-1点として試験より減点する。 教 科 書:Enjoyable Reading Ⅱ(Joan McConnell, Shuichi Takeda, Seibido) 参 考 書:特になし 履修上の注意点:知らない単語は辞書で調べて授業に臨む習慣をつけよう。また映画や本、さまざまな (準備学習を含む) ものに興味を持って、読む楽しさを一緒に。 授業科目 英語ⅡA 担当教員 柴田 和枝 対象学科・学年:健栄2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:①新しい語彙や表現を身につける。 ②平易で自然な英文を、辞書なしで読むことができるようになる。 ③「食」と「文学作品」を通して、世界の食文化への関心を深める。 授業概要: ハリー・ポッターの蛙チョコレートやピーター・ラビットのパイなど、有名な文学作品の 中に登場する「食」を取り上げ、食文化と食の歴史について、英文で読み進める。 授業計画:1.Introduction 2.Unit1: Harry Potter and Chocolate Frogs 3.Unit1: Harry Potter and Chocolate Frogs 4.Unit2: Peter Rabbit and Pie 5.Unit2: Peter Rabbit and Pie 6.Unit3: Mrs. Rabbit and Herb Tea 7.Unit3: Mrs. Rabbit and Herb Tea 8.Unit4: Winnie-the-Pooh and Honey 9.Unit4: Winnie-the-Pooh and Honey 10.Unit5: Daddy-Long-Legs and Ice Cream 11.Unit5: Daddy-Long-Legs and Ice Cream 13.Unit6: Kenji Miyazawa and Tomatoes 14.DVD 15.DVD 16.Examination 評価方法:期末試験の結果を中心とする。遅刻は3回で欠席1回と同じと見なし、欠席は3回で-1点 として試験より減点する。 教 科 書:A Taste of English: Food and Fiction(Asahi, Press) 参 考 書:特になし 履修上の注意点:知らない単語は辞書で引いて、意味を調べてから授業に出席する習慣をつけよう。ト (準備学習を含む) ピックに関連した映画なども興味を持って、たくさん観てみよう! 98 共通科目 授業科目 英語ⅡB 担当教員 澤入 要仁 対象学科・学年:発達2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:・日本語へ置き換えることを忘れて、英語を英語のまま読み、理解します。 ・ストーリーの力や論理の流れを利用することによって、不明の語句にもつまずかず、即座 に意味を推定しながら読み進めるようになります。 ・英文を勉強のために読むのではなく、楽しんで読めるようになります。 授業概要: 日本人は日本語の文章を読むとき、日本語という媒体を意識せず、その媒体の伝える意味 を追います。しかし英文を読むときは、 英語という媒体を日本語に置き換えるのに手一杯で、 内容を追うことができません。 そこでこの授業では、人間の恐ろしさを描いたグロテスクな物語や、奇想天外で不思議な 物語を読み、その作品世界に引きずり込まれることによって、英語という媒体を意識せず、 その媒体の伝える中身を直接理解する訓練をおこないます。 また、西洋の文化や社会についても必要に応じて詳しく紹介します。文化や社会が理解で きなければ、外国語を理解したことにはなりません。 なお、一編を読み終えるたびに、単語・熟語の小テストを行う予定。 授業計画:1.イントロダクション 9.同上 10.第六話 2.第四話 11.同上 3.同上 12.同上 4.同上 13.同上 5.同上 14.同上 6.第五話 15.テスト 7.同上 8.同上 評価方法:小テスト・期末試験の成績(70%)と授業中の質疑応答(30%)によって評価します。 教 科 書:A Clean, Well-Lighted Place and Other Stories(金星堂) 参 考 書:授業中に紹介します。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 英語ⅡB 担当教員 柴田 和枝 対象学科・学年:発達2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:①日常的に使える語彙や会話表現を書ける、言えるようになる ②英語特有の基本構文を身につける ③言葉の背景にある、異文化に対する理解を深める 授業概要: ロマンティックコメディー「ノッティングヒルの恋人」を題材に、臨場感あふれる会話を 耳で聴いて大きく理解する力や、その中から日常で使えて役立つ会話表現を身につける演習。 授業計画:1.Unit7: These Are Such Horrible Pictures 2.Unit7 3.Unit8: Breakfast in Bed? Or Lunch or Brunch? 4.Unit8 5.Unit9: Our Perspectives Are Different 6.Unit9 7.Unit 10: Wait! There Are Things to Say 8.Unit10 9.Unit 11: Don't Forget - I'm Also Just a Girl 10.Unit11 11.Unit 12: Where's the Press Conference? 13.Unit12 14.DVD 15.DVD 16.Examination 評価方法:期末試験の結果を重視する。授業中の訳も日常点として加味し、試験は授業で学んだ表現を 中心とする。遅刻は3回で欠席1回と見なし、欠席は3回で-1点として試験より減点する。 教 科 書:English Grammar in Focus: Expanded Edition(Hiromi Akimoto, Mayumi Hamada / Macmillan) 参 考 書:特になし 履修上の注意点:知らない単語は辞書で引いて、意味を調べて授業に出席しよう。また授業中に学んだ (準備学習を含む) 表現を使って、自分に引き寄せて例文を考え、書いてみる、口に出してみる練習を。 99 共通科目 授業科目 英語ⅡB 担当教員 柴田 和枝 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:①英文を通して、日常的に使える語彙や会話表現を書ける、言えるようになる ②英語特有の基本構文を身につける ③言葉の背景にある、異文化に対する理解を深め、また震災の記憶を風化させないよう意識 する 授業概要: 世界に伝わる伝説、偉人、野生動物の素晴らしい能力など、平易で自然な英文を読むこと で、日常に使えて役立つ表現を書いたり、言えたりできるようにする演習。 授業計画:1.Chapter7: Exporting the Mottainai Movement 2.Chapter7 3.Chapter8: The Spirit Bear 4.Chapter8 5.Chapter9: Technology and Language 6.Chapter10 7.Chapter10: The Philosophy of Steve Jobs 8.Chapter10 9.Chapter11: A Little Boy's Act of Kindness 10.Chapter11 11.Chapter12: The Dolphin with an Artificial Tail 13.Chapter12 14.DVD 15.DVD 16.Examination 評価方法:期末試験の結果を重視する。授業中の訳も日常点として加味し、試験は授業で学んだ表現を 中心としたもの。遅刻は3回で欠席1回と見なし、欠席3回で-1点として試験より減点す る。 教 科 書:Enjoyable ReadingⅡ(Joan McConnell, Shuichi Takeda, Seibido) 参 考 書:特になし 履修上の注意点:知らない単語は辞書で引いて、意味を調べて授業に出席しよう。また授業中に学んだ (準備学習を含む) 表現を使って、自分に引き寄せて例文を考え、書いてみる、口に出してみる練習を。 授業科目 英語ⅡB 担当教員 柴田 和枝 対象学科・学年:健栄2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:①新しい語彙や表現を身につける。 ②平易で自然な英語表現を、書いたり口にすぐ出せるようになる。 ③「食」と「文学作品」を通して、世界の食文化への関心を深める。 授業概要: 『ティファニーで朝食を』、の朝食や小泉八雲の蕎麦、推理作家アガサ・クリスティーの りんごなど、有名な文学作品の中に登場する「食」を取り上げ、食文化と食の歴史について 英文で読み、その中から使える表現を学ぶ演習。 授業計画:1.Introduction 2.Unit7: O.Henry and “Witche's Loaves” 3.Unit7: O. Henry and “Witche's Loaves” 4.Unit8: The Old Man and Fish 5.Unit8: The Old Man and Fish 6.Unit9: East of Eden and Lettuce 7.Unit9: East of Eden and Lettuce 8.Unit10: Luara and Cheese-Making on the Prairie 9.Unit11: Breakfast and Tiffany's 10.Unit11: Breakfast and Thffany's 11.Unit12: “Mujina” and “Soba” 13.Unit13: Bridget Jones and Dieting 14.Unit14: Agatha Christie and Apples 15.DVD 16.Examination 評価方法:期末試験の結果を中心とする。遅刻は3回で欠席1回と同じと見なし、欠席は3回で-1点 として試験より減点する。 教 科 書:A Taste of English: Food and Fiction(Asahi, Press) 参 考 書:特になし 履修上の注意点:知らない単語は辞書で引いて、意味を調べてから授業に出席する習慣をつけよう。ト (準備学習を含む) ピックに関連した映画なども興味を持って、たくさん観てみよう! 100 共通科目 授業科目 ドイツ語ⅡA 担当教員 山下 豊 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:ドイツ語Ⅰで学んだ事項を基礎として、それを発展させて行きます。簡単なことをドイツ語 で表現できる、ドイツ語で書かれた絵本が読める、ドイツ語検定5級、4級、3級に合格出 来るの3点を目標とします。 授業概要:こちらで用意する教材を使い、日常で必要とされる簡単なドイツ語を勉強し、簡単な絵本を 読み、ドイツ語検定の過去の問題を使って勉強をして行きます。 授業計画:1.会話1 2.会話2 3.会話3 4.絵本1 5.絵本2 6.絵本3 7.ドイツ語検定問題1 8.ドイツ語検定問題2 9.ドイツ語検定問題3 10.会話4 11.会話5 12.絵本4 13.絵本5 14.ドイツ語検定問題4 15.ドイツ語検定問題5 16.テスト 評価方法:出席+発表+テストで評価します。 教 科 書:こちらで用意します。 参 考 書:必要があれば、こちらで用意します。 履修上の注意点:特にありません。 (準備学習を含む) 授業科目 ドイツ語ⅡB 担当教員 山下 豊 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:ドイツ語ⅡAに引き続き、ドイツ語Ⅰで学んだ事項を基礎として、それを発展させて行きま す。簡単なことをドイツ語で表現できる、ドイツ語で書かれた絵本が読める、ドイツ語検定 5級、4級、3級に合格出来るの3点を目標とします。 授業概要:ドイツ語ⅡAに引き続き、こちらで用意する教材を使い、日常で必要とされる簡単なドイツ 語を勉強し、簡単な絵本を読み、ドイツ語検定の過去の問題を使って勉強をして行きます。 授業計画:1.会話1 2.会話2 3.会話3 4.絵本1 5.絵本2 6.絵本3 7.ドイツ語検定問題1 8.ドイツ語検定問題2 9.ドイツ語検定問題3 10.会話4 11.会話5 12.絵本4 13.絵本5 14.ドイツ語検定問題4 15.ドイツ語検定問題5 16.テスト 評価方法:出席+発表+テストで評価します。 教 科 書:こちらで用意します。 参 考 書:必要があれば、こちらで用意します。 履修上の注意点:特にありません。 (準備学習を含む) 101 共通科目 授業科目 フランス語ⅡA 担当教員 大槻多惠子 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 2年次では1年次に学習した初級文法の知識を復習しつつ、その発展へとめざす。会話部分でコミュ ニケーション能力をたかめ、小テキストの音読、購読を通して中級文法へと進む。2年次の6月には仏 検4級受験、そして2年次終了後に各自が仏検3級を目指せることを目標とする。 また1年次ではフランス語はあくまでも「フランスのことば」としてしか捉えていなかった。2年次 にでは、人口だけではたったの8千万弱の国の言葉が、なぜ世界の国際コミュニケーション言語のひと つとしての地位を持ち続けているのか、Francophonie(フランス語圏)というものに目を向け、複言語 学習の目的、多文化の共生へと意識を向けていきたい。 授業概要: 教科書はまずFrancophonieをテーマとして交わされる2人のダイアローグ部分、そこで取り扱われた 文法内容の説明、その確認のための練習問題があります。2年次では特に学習した文法項目、構文を利 用して、フランス語作文の比重が増えます。次にFrancophoieを紹介する小テキスト、またその内容理 解をチェックする練習問題とシャンソンなどが載ってきます。シャンソンの音声・動画資料はWebペー ジで公開されています。また、最後に巻末の文法のまとめをチェックして一つの課が終了します。 授業計画:1. 1年次の復習 2. 0課 言語を考える上で(話者の種類) 3+4. 1課 良く使う疑問詞、前置詞の復習 世界の中のFrancophonie(フランス語圏) 5+6. 2課 人称代名詞、形容詞の復習 フランスの言語 7+8. 3課 基本動詞の現在形活用、文の否定形・疑問形、命令法の復習 ヨーロッパのフランス語圏 9+10. 4課 不規則動詞の現在形活用、近節未来・近節過去の復習 北米大陸のフランス語圏 11+12+13. 5課 比較級、最上級、特殊な形 カリブ諸国のフランス語圏 14. 期末試験 15. 予備 評価方法:期末試験(60%)+平常点(40%) 平常点=予習、宿題、小テスト、授業への参加度 教 科 書:<Destination Francophonie フランコフォニーへの旅> 小松 祐子+ジル・デルマーレ 共著 駿河台出版社 2,625円 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:1年次に準するが、2年次では特に予習をきちんとすること。 (準備学習を含む) 授業科目 フランス語ⅡB 担当教員 大槻多惠子 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:2年次では1年次に学習した初級文法の知識を復習しつつ、 その発展へとめざす。 会話部分でコミュニケー ション能力をたかめ、小テキストの音読、購読を通して中級文法へと進む。2年次の6月には仏検4級 受験、そして2年次終了後に各自が仏検3級を目指せることを目標とする。 また1年次ではフランス語はあくまでも「フランスのことば」としてしか捉えていなかった。2年次に では、人口だけではたったの8千万弱の国の言葉が、なぜ世界の国際コミュニケーション言語のひとつ としての地位を持ち続けているのか、Francophonie(フランス語圏)というものに目を向け、複言語学 習の目的、多文化の共生へと意識を向けていきたい。 授業概要: 教科書はまずFrancophonieをテーマとして交わされる2人のダイアローグ部分、そこで取り扱われた 文法内容の説明、その確認のための練習問題があります。2年次では特に学習した文法項目、構文を利 用して、フランス語作文の比重が増えます。次にFrancophoieを紹介する小テキスト、またその内容理 解をチェックする練習問題とシャンソンなどが載ってきます。シャンソンの音声・動画資料はWebペー ジで公開されています。また、最後に巻末の文法のまとめをチェックして一つの課が終了します。 授業計画:1. 前期の復習 2+3+4.6課 代名動詞の復習、目的補語人称代名詞 北アフリカ・マグレブ諸国のフランス語圏 5+6. 7課 直説法複合過去の復習、受動態 アフリカ大陸のフランス語圏 7+8+9.8課 直説法半過去、関係代名詞、使役・放任の準助動詞 東南アジアのフランス語圏 10+11. 9課 直説法単純未来、現在分詞とジェロンディフ、中性代名詞 太平洋諸国のフランス語圏 12+13. 10課 条件法と仮定、接続法 フランス語圏憲章について 14. 期末試験 15. 予備 評価方法:期末試験(60%)+平常点(40%) 平常点=予習、宿題、小テスト、授業への参加度 教 科 書:<Destination Francophonie フランコフォニーへの旅> 小松 祐子+ジル・デルマーレ 共著 駿河台出版社 2,625円 参 考 書:6月の仏検4級受験者には:DAPF-NIVEAU 4を勧める。 履修上の注意点:1年次に準するが、2年次では特に予習をきちんとすること。また、フランス語ⅡAに及第して (準備学習を含む) いなければⅡBは履修できない。 102 共通科目 授業科目 スペイン語ⅡA 担当教員 アンヘリカ・イーチグ 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)現在形の時制を使って、自分やクラスメイトの日常や嗜好などを表現できるようになり ます。 2)不規則動詞を含む現在形のすべての活用を使えるようになります。 3)スペイン語圏の文化や習慣に対する理解を深めます。 授業概要: スペイン語ⅠAⅠBの学習内容を確認しながら、さらに実践的なスペイン語の習得を目ざ します。「読む」「話す」「聞く」「書く」の4要素をバランス良く学習します。口頭表現を少 しずつ、たくさん練習します。短くとも自然な会話が出来るようになることを目指します。 授業計画:1. 授業の説明、自己紹介 2. 自己紹介の復習、教室スペイン語表現 3.4.Lección 1 ¿Te gusta el fútbol? & En el hospital gustar動詞 5.6.Lección 2 Pienso ir al centro de deportes 語根母音変化動詞 7. Lección 1と2の復習、筆記テスト 8. Lección 1と2の会話練習、ならびに発表 9. 文化学習(歌、スペイン語を使ったゲーム) 10.11.Lección 3 Te lo digo en serio・El dia de muertos(文化) 12.13.Lección 4 ¿A qué hora te levantas? ・Mi rutina diaria 再帰動詞 14. Lección 3と4の復習、筆記テスト 15. スピーチの準備・Mi rutina diaria 16. Mi rutina diariaのスピーチ発表 評価方法:テスト(筆記、ならびに発表発動)、宿題、出席、授業への貢献度を総合して評価します。 教 科 書: 『プラザ・アミーゴス―スペイン語で話そうⅡ―』(朝日出版社) 参 考 書: 履修上の注意点:スペイン語ⅠBを終了した学生を対象とします。授業で練習した表現を中心に発表活 (準備学習を含む) 動を行います。皆さんの積極的な参加を期待しています。 授業科目 スペイン語ⅡB 担当教員 アンヘリカ・イーチグ 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1)現在完了、点過去、線過去、未来、過去未来など、直説法のすべての時制が使えるよう になります。 2)スペイン語圏の文化や習慣に対する理解を深めます。 授業概要: スペイン語ⅡAまでの学習内容を確認しながら、さらに実践的なスペイン語の習得を目ざ します。現在進行形、現在完了、点過去、比較表現を学習し、表現の幅を広げます。ある程 度まとまった自然な会話が出来るようになることを目指します。 授業計画:1.2.スペイン語ⅡAの復習 3.4.Lección 5 ¿Cómo se va a la fuente de Cibeles? 無人称文 5.6.Lección 6 El Quijote es más fácil que el Cid 比較表現 7. Lección 5と6の復習、筆記テスト 8. Lección 5と6の会話練習、ならびに発表 9.10.Lección 7 ¿Has estado alguna vez en esa fiesta? 過去分詞 11.12.Lección 8 Estudié durante tres horas en la biblioteca 過去形 13. スペイン語圏のクリスマスについて 14. Lección 7と8の復習、筆記テスト 15. インタビューテストの準備 16. インタビューテスト 評価方法:テスト(筆記、ならびに発表・インタビュー)、宿題、出席、授業への貢献度を総合して評 価します。 教 科 書: 『プラザ・アミーゴス―スペイン語で話そうⅡ―』(朝日出版社) 参 考 書: 履修上の注意点:スペイン語ⅡAを終了した学生を対象とします。授業で練習した表現を中心に発表・ (準備学習を含む) インタビューを行います。皆さんの積極的な参加を期待しています。 103 共通科目 授業科目 中国語ⅡA 担当教員 賈 軍 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:中国語圏の文化に触れ、中国語の学習意欲を高めるとともに、異文化に対する視野を広げる ことを目指す。 授業概要: 中国語Ⅰで学習した内容を確認しながら、さらに中国語でよく使われる基本的な表現を学 習することを目的とする。CD教材などを利用し、中国語の音に慣れるとともに、中国語が 身近な言葉であると感じられるようにする。 授業計画:1.授業の進め方、成績評価などについて説明 2.第1課~第3課までの復習 3.第4課~第6課までの復習 4.第7課 存在を表す“有” “的”が省略できる場合 動詞の重ね型 5.第8課 場所を表す言葉 動詞につく “了” その1 6.第8課 介詞 “在” “往” 進行の表し方 数詞・お金の言い方 7.総合練習 ユニット3 8.第9課:ものの数え方(量詞) 動詞につく “了” その2 9.第9課:“一点也” +否定形 結果補語 “ ~着” 10.第10課:“会” “可以” 11.第10課:“試試” 時量の言い方 12.第11課:介詞 “給” 二重目的語をとる動詞 13.第11課:“得” 14.自己紹介 15.まとめ 16.定期試験 評価方法: 期末試験70%、出席状況および授業に臨む態度30% 教 科 書:授業中に指示します。 参 考 書:『しゃべっていいとも中国語 中西君と一緒に中国へ行こう!』陳淑海・劉光赤著(朝日出 版社)『初めての中国語学習辞典』相原茂(著)朝日出版社 履修上の注意点:授業中の口頭練習には、大きな声を出して、積極的に参加してください。 (準備学習を含む) 授業科目 中国語ⅡA 担当教員 呉 怡芬 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:実践的な中国語の能力を身につけます。 授業概要:前期は中国Ⅰで学んだ中国語の基礎的な表現を復習し、その後、徐々に新しい表現を学んで いきたい。授業中は作文と会話練習をくりかえし、実践的な能力を向上させます。 授業計画:1.導入、授業についての説明、発音の復習 2.第1課~第10課の復習(その1) 3.第1課~第10課の復習(その2) 4.第11課(1)年月日、曜日 5.第11課(2)年齢の言い方 6.第11課の練習問題 7.第12課(1)量詞 8.第12課(2)動詞の重ね型 9.第12課の練習問題 10.第13課(1)時刻の言い方 11.第13課(2)新事態の発生や、状態の変化を表す文末の “了” 12.第13課の練習問題 13.期末テスト(1) 14.答え合わせ 15.期末テスト(2) 評価方法:⑴期末テスト(40点) ⑵出席日数および授業に臨む態度(30点) ⑶小テスト、宿題(30点) 教 科 書: 『しゃべっていいとも中国語 - 中西君と一緒に中国へ行こう!』 陳淑梅・劉光赤 著(朝日出版社 参 考 書:適宜紹介します。 履修上の注意点:中国語Ⅰをすでに履修した人のみ履修可。 (準備学習を含む) 104 共通科目 授業科目 中国語ⅡB 担当教員 賈 軍 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: (1)実践的な中国語の能力を身につけます。(2)初級の中国語検定に合格できる力をつけ ます。 授業概要: 中国語ⅡAで学習した内容を確認しながら、さらに中国語でよく使われる基本的な文型を 学び、「読む・書く」練習を繰り返し訓練する。 授業計画:1.前期の復習 2.第12課 “好”+Ⅴ 可能補語 3.第12課 常用の副詞Ⅲ “能” 4.総合練習 ユニット4 5.第13課 疑問詞の不定用法 “得”+程度を表す語 6.第13課 “譲” “把” 構文 “願意” 7.第14課 存現文 “就是” 8.第14課 “有点”と“一点” “好像” 9.第15課 “快…了” の構文 準備/打算 10.第15課 “是…的” の構文 “会” 11.第16課 方向補語 12.第16課 請+人+VP 13.総合練習 ユニット5 14.散文 15.まとめ 16.定期試験 評価方法:期末試験70% 出席状況および授業に臨む態度30% 教 科 書:授業中に指示します 参 考 書: 『しゃべっていいとも中国語 中西君と一緒に中国へ行こう!』 陳淑海・劉光赤著 (朝日出版社) 『初めての中国語学習辞典』相原茂(著)朝日出版社 履修上の注意点:授業中の口頭練習には、大きな声を出して、積極的に参加してください。 (準備学習を含む) 授業科目 中国語ⅡB 担当教員 呉 怡芬 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:⑴実践的な中国語の能力を身につけます。 ⑵初級の中国語検定に合格できる力をつけます。 授業概要:後期は前期の続きを学習し、新しい表現を学ぶ。授業中は作文と会話練習をくりかえし、実 践的な能力を向上させます。また、中国語検定の過去問題などを練習します。 授業計画:1.前期の復習 2.第14課(1)時間の長さの言い方 3.第14課(2)動作行為の完了を表す助詞 “了” 4.第14課の練習問題 5.第15課(1)動詞の対象を表す前置詞 “給” 6.第15課(2)助動詞 “可以”、“能” 7.第15課の練習問題 8.第16課(1)動作行為の進行を表す表現 9.第16課(2)助動詞 “会” 10.第16課の練習問題 11.中国語検定試験過去問題の練習 12.中国語検定試験過去問題の解説 13.期末試験(1) 14.答え合わせ 15.期末試験(2) 評価方法:⑴期末テスト(40点) ⑵出席日数および授業臨む態度(30点) ⑶小テスト、宿題(30点) 教 科 書: 『しゃべっていいとも中国語 - 中西君と一緒に中国へ行こう!』 陳淑梅・劉光赤 著(朝日出版社) 参 考 書:随時指示します。 履修上の注意点:中国語Ⅰをすでに履修した人のみ履修可。 (準備学習を含む) 105 共通科目 授業科目 韓国語ⅡA 担当教員 劉 庭秀 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 大学の韓国語初級レベルを終えた学生達の会話能力を向上させ、ハングルの初中級レベル の単語と文法をしっかり身につけさせる。「単語と例文」を中心に学習しながら、初中級の 学習内容を繰り返して学習する。これらの反復学習を通して、初級から中級へと無理なくス テップアップさせることを到達目標とする。 授業概要: 教科書の基本文型、例文、会話文を中心に、作文と会話の練習を行う。各課のテーマに沿っ て韓国の社会・文化・生活などについて紹介し、韓国社会の理解を深めるようにする。各課 終了後、新しい文法や例文内容の復習ができるように、宿題プリントを配布する。 授業計画:1.初級のまとめ(基礎内容の復習) 2.何年度入学ですか。해요体の作り方 3.韓国語を一所懸命勉強するつもりです。-지만, -아/어 주다. 4.電子辞書見せてください。形容詞の現在連体形 5.チューターは入りませんか。否定表現 6.この間、一緒に取った写真も送りました。動詞の過去連体形 7.道が混んで来られませんでした。理由、不可能表現 -아(어)서, -지 못하다. 評価方法: (1)期末試験 50%(2)出席 20%(3)宿題提出 30% 教 科 書: 『韓国語の世界へ』初中級編 李潤玉(朝日出版社) 参 考 書:必要に応じてプリントを配布する。 履修上の注意点:韓国語の基礎文法を理解し、簡単な読み書きができること(最初に初級の復習を行う (準備学習を含む) 予定) 授業科目 韓国語ⅡB 担当教員 劉 庭秀 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 大学の韓国語初級レベルを終えた学生達の会話能力を向上させ、ハングルの初中級レベル の単語と文法をしっかり身につけさせる。「単語と例文」を中心に学習しながら、初中級の 学習内容を繰り返して学習する。これらの反復学習を通して、初級から中級へと無理なくス テップアップさせることを到達目標とする。 授業概要: 教科書の基本文型、例文、会話文を中心に、作文と会話の練習を行う。各課のテーマに沿っ て韓国の社会・文化・生活などについて紹介し、韓国社会の理解を深めるようにする。各課 終了後、新しい文法や例文内容の復習ができるように、宿題プリントを配布する。 授業計画:1.暑い夏にサムゲタンを食べます。 動詞の過去連体形 2.重くないので一人でしますよ。 -아/-어 있다. -(으)니까 3.茶碗をもって食べても良いですか。 -아도/-어도 되다. ㄹ変則 4.リムジンバスの方が良いでしょうね。 -아야/-어야 되다. 5.難しくありませんか。 -(으)ㄹ까요?, -아/-어 보다. -(으)ㄹ 수 있다./없다. 6.卒業してもう一回来ようと思います。 것 같다, -(으)려고 하다. -지 말다. 評価方法: (1)期末試験 50%(2)出席 20%(3)宿題提出 30% 教 科 書: 『韓国語の世界へ』初中級編 李潤玉(朝日出版社) 参 考 書:必要に応じてプリントを配布する。 履修上の注意点:韓国語の基礎文法を理解し、簡単な読み書きができること (準備学習を含む) 106 共通科目 授業科目 哲学 担当教員 信太 光郎 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:日常の経験のうちに哲学的な問題がひそむことを理解し、哲学的な問い方と考え方に親しむ こと。 授業概要:現代哲学がどのような問いを立て、どのように思考を展開していったのかを概観していく。 授業計画:1.現代哲学へのイントロダクション 2.「自然」から「人間」へ―哲学の始まりを考える 3.ソクラテスにおける「善」への問い 4.「コギト」の発見―近代哲学の開始 5.「コギト」への疑い―近代哲学から現代哲学へ 6.人間の「実存」への回帰―身体、言語、歴史 7.「もの」のリアリティーとは 8.「私」とはだれか―カントの問い 9.「私」とはだれか―ハイデガーの問い 10.「魂(こころ)」はどこにあるか 11.「世界 ‐ 内 ‐ 存在」 12.他者とともに生きるということ―アレントの問い 13.無の経験 14.死すべきものとしての人間 15.試験 評価方法:出席(50点)、期末試験(50点) 教 科 書:必要に応じプリントを配布する。 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:出来るだけ継続して聴講すること。 (準備学習を含む) 授業科目 東洋哲学 担当教員 斉藤 仙邦 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:東洋哲学に触れて、その世界を大まかにでも理解し現代に生きる私たちにも学ぶべきところ が多いことを知るとともに自分の生き方を振り返ってみたいと思います。目標のひとつは仏 教以前の古代インドの文化を理解することです。弁天様、帝釈天様、そして大黒様などの日 本でもなじみの神様はこの時代からのものです。また輪廻や因果の思想もこの時代に起こっ ています。仏教以前の思想を理解する事でその後に成立する仏教の思想がわかりやすくなる と思います。仏教(初期仏教)を理解することが第二の目標になります。さらに、この仏教 思想から展開させて、現代社会に生きる私たちの問題を考えます。死生観の問題、そして介 護や看護の思想の核となる「ケア」の思想について、東洋の立場から考えてみましょう。 授業概要:リントを配布し、パワーポイントのスライドを使って講義します。 授業計画:1.授業の目的と概要の説明 2.仏教以前(1)神々の世界 3.仏教以前(2)世界の原理と人間の原理 4.仏教以前(3)輪廻と業 5.自由思想家達 6.ブッダの登場 7.ブッダの生涯 8.問題の所在 9.修行と成道の意義 10.原始仏典(1) 11.原始仏典(2) 12.現代社会と仏教 死生観 13.現代社会と仏教 ケア 14.東日本大震災と仏教 15.まとめ。自利と利他について:現代に生きる古典思想 評価方法:レポート、出席。 教 科 書:特になし。毎回資料を配布します。 参 考 書:授業で提示します。 履修上の注意点:事項の暗記は求めません。自分のことに引き寄せて、自分で考えるということを心が (準備学習を含む) けてほしいと思います。 107 共通科目 授業科目 生命倫理学 担当教員 池田 準 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1.医療・福祉の分野と密接に関わる生命倫理学の概念と原則を理解する。 2.日常生活や医療現場で直面する様々な倫理問題について一定の説得力を有する根拠に基づいて自分 の意見を組み立てることができる。 3.倫理問題について他者と議論するに足る論理的な表現力と理解力を身につける。 授業概要:現代の高度な医療技術はかつてないほど多くの人命を救い、人々の寿命を延ばし、幸福で安寧な生活を 支えてきたと考えられている。その一方で、この同じ医療技術は現代社会における生と死の質を変容さ せ、これまでには存在しなかった新たな倫理問題をもたらしている。授業ではこうした倫理問題のうち で代表的なものをとりあげ、その問題に取り組む際に必要とされる基本概念と原則を説明し、問題に対 する複数の主張とそれらの根拠を解説する。そして、さまざまな倫理学的立場を比較検討しながら、 「善 く生きる」とはどういうことかを学んでいく。 授業計画:1 倫理学の基本概念⑴ 価値判断の正当化 「なぜ嘘をつくのは悪いことなのか」 2 倫理学の基本概念⑵ 規範の動機づけ 「なぜ私は嘘をつくべきではないのか」 3 倫理学の基本概念⑶ 規範性の源泉 「なぜ私たちは規範を守るのか」 4 生命倫理学の原則⑴ QOLと健康 5 生命倫理学の原則⑵ 生命の尊厳 6 生命倫理学の原則⑶ 自己決定権と自律 7 生命倫理学の原則⑷ パターナリズムとインフォームド・コンセント 8 現代医療の問題⑴ 出生前診断 9 現代医療の問題⑵ 障害の受容 10 現代医療の問題⑶ 高齢者看護 11 現代医療の問題⑷ ターミナルケア 12 現代医療の問題⑸ 安楽死・尊厳死 13 現代医療の問題⑹ 医療資源の配分と公平性 14 現代医療の問題⑺ ケアの本質 15 総括 「善く生きる(well-being)」 16 試験 評価方法:受講態度(30点) 、筆記試験(70点) 教 科 書:特に指定しない。 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:授業では各回につき一つの「問い」を提示するので、それについての自分の意見を持ち、言葉で (準備学習を含む) 表現できるようにしておくこと。 授業科目 人間と文化 担当教員 信太 光郎 対象学科・学年:全学科3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:人間について考えるさまざまな観点を学び、 自ら人間であることの本質や尊厳を問い直すこと。 授業概要:人間はみずからの「人間らしさ」について考えずにはおれない生きものである。神話学、生 物学、人類学、経済学などの知見を参照しながら、人間らしさとは何であるのか、その尊厳 はどこにあるのかをともに考えていく。 授業計画:1.イントロダクション―「人間らしさ」をめぐる問い 2.動物と神のあいだ―オイディプスの神話 3.自然と文化―インセスト・タブーをめぐって 4.生物学は人間の本性を説明するか 5.社会生物学(1)―ハミルトンの血縁淘汰理論 6.社会生物学(2)―生物における「社会」 7.動物性に逆らって生きること 8.顕示としての生―ヴェブレン『有閑階級の理論』を手がかりに 9.贈与としての生―モース『贈与論』を手がかりに 10.「ひと」と「もの」の関わりを問い直す―「経済人」批判 11.「間(ま)」としての世界 12.労働、仕事、活動―アレント『人間の条件』を手がかりに 13.言葉について 14.未来を生きる存在としての人間 15.試験 評価方法:出席(50点)、期末試験(50点) 教 科 書:必要に応じプリントを配布する。 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:出来るだけ継続して聴講すること。 (準備学習を含む) 108 共通科目 授業科目 ジェンダー論 担当教員 槇石多希子 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)当たり前と思われている女性・男性の性差や特性を検討しつつ、自分の性別について考える態度・ 意識を養う。 2)自分のこれまでの在り方を振り返りながら、男性と女性の役割や地位について考えを深める。 3)人間の性別の形成に、家庭・学校・社会における教育やTV・雑誌・新聞等マスメディアの持つ影 響力について、体験を通して考察する態度・意識を養う。 4)男女が共生して社会をつくっていくことを、政策や法律の在り方に関連付けて理解する力を養う。 授業概要: 人間は生活の様々な領域で性別によってわけられてきた歴史を持ち、その様相は社会によって異なる。 現代の諸科学はこの状況の非人間性、非合理性を指摘し、特に女性に焦点をあてた課題に取り組む女性 学を誕生させ、さらにジェンダー研究に発展させている。本講義では女性自身で生活を切り開く態度・ 意識を身につけることを目指す。映画・雑誌・新聞などを教材として用いたり、学生自身が企画・実践 する参加型学習、学外における施設見学や講演会等への参加を予定している。 授業計画:1.オリエンテーション 2.性別と個別、性差と個体差を考える(1) 3.性別と個別、性差と個体差を考える(2) 4.生活の中の性別(1) 5.生活の中の性別(2) 6.アルバイト・職場と性別(1) 7.アルバイト・職場と性別(2) 8.映画を見よう 9.分析と討論 10.地域社会と女性の活動(1) 11.地域社会と女性の活動(2)―活動女性に話を聴く 12.現代史と女性(1) 13.現代史と女性(2) 14.現代史と女性(3) 15.まとめと試験 評価方法:4回の小レポート(70%)と試験(30%)を含めた総合評価。 教 科 書:資料・レジュメを配布 参 考 書:講義のなかで提示。 履修上の注意点:出席・授業への積極的参加を重視。 (準備学習を含む) 授業科目 生活と環境 担当教員 山本 仁 対象学科・学年:全学科4年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 私達は地球上の全ての動物と同様に、大気を呼吸し水を飲み、他の動植物を餌として食べ、 生涯を地球上で過す。健全な大気・水・大地なくしては、生命の維持が困難である。 日常の生活では、ともすれば私達は地球環境との密接不可分なつながりを忘れがちである。 視野を大きくして、地球環境を再認識すると共に、地球環境保全の重要性を考える。 授業概要: 授業計画:1)地球環境の形成 (1) : 地球の誕生から生命の誕生まで 2)地球環境の形成 (2) : 地球環境と 生物の相互作用 3)地球環境の形成 (3) : 成長の限界と地球環境問題の発生 4)地球の水圏 (1) : 青の惑星地球 / 5)地球の水圏 (2) : 資源としての水・淡水 6)地球の水圏 (3) : 生命の維持に不可欠な水 7)地球の大気圏 (1) : 大気中の温室効果ガス 8)地球の大気圏 (2) : オゾン層が果たしている役割 9)地球の土壌圏 (2) : 土壌の形成・保全・流失 10)地球の許容量 (1) : 地球のエネルギー収支と物質循環 11)地球の許容量 (2) : 人口爆発と生産消費活動の拡大 12)地球の許容量 (3) : 食料生産 ~ 農地・水・気象 13)地球の許容量 (4) : 化石エネルギーからの脱却 14)地球の許容量 (5) : 廃棄物の増加と処理対策 15)人類の未来 (2) : 持続性ある発展を目指して 評価方法:筆記試験(期末)、出席状況。欠席が授業回数の1/3を超えた場合は、筆記試験の受験を 認めない。 教 科 書:特に指示せず。 参 考 書: 履修上の注意点:私たちの日常生活と、生活の場としての地球環境の関りを、広い視野から見直して欲 (準備学習を含む) しい。 109 共通科目 授業科目 生活と国際関係 担当教員 髙島 純子 対象学科・学年:全学科3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 我々の日常生活からは、一見遠いものであるように見える国際関係. ..しかし、その国際関係を動か しているのは人間である。我々と同じような感情や欲求をもった人々が、自らの生きる場を求め、より 良い生活を望んで競い合い、争うことが国際社会に紛争を生み、そして又、それを調整、調停するため の政治を生む。そうであれば、一見我々の生活とは縁遠いように見える国際政治も、実は我々の生活と 密接に関連するものであり、その問題を自分たち自身の問題として考える必要も出てくる。そのように、 国際問題を身近な視点からとらえ、自分自身の問題として考えられるようにすることが、この授業の目 標である。 授業概要: この授業では国際社会の様々な局面で生じる紛争の実態をビデオの実例で紹介しながら、なぜそのよ うな紛争が生じ、その紛争の本質にはどのような社会事情があるのか掘り下げて考え、自分自身の実感 として国際問題が理解できるようになることを目的とする。紛争の本質にある社会事情を考えるに当 たっては、人間の社会意識に注目して分析を行う。社会意識、つまり人々が自分たちの身の回りの世界 についてどのような関心や考え方を持ち、感じ方をしているか理解し、それがどのような社会の動きに つながっていくかを追うことで、我々の生活が国内社会のみならず国際社会とも密接に関連しているこ とを理解する。 授業計画:1.国際社会の特質 2~3.価値観の多様性が生む問題 事例1 日本の捕鯨問題 4.価値観の多様性が生む問題 事例2 フランス・スカーフ禁止法 5.異文化対立の本質(社会分断と差別意識) 6~7.事例3 イスラム・自爆テロ問題 8~9.事例4 イスラム・自爆テロの背景~パレスチナ問題にみる国際社会の現実 10~12. 事 例 5 9.11テ ロ か ら イ ラ ク 戦 争 ま で ~ 社 会 が 戦 争 へ と 転 が り 落 ち る 背 後 に あ る も の 13~15. 事例6 イラク戦争後の異文化共存 ~ 平和共存に向けて ※ 事例は国際情勢により変更の可能性あり (できるだけ最新の事例を取り上げていきたい) 評価方法:1)レポート2)出席日数及び授業に臨む態度 (配点は、レポート8割+出席点2割) 教 科 書:特になし(授業において適宜プリント配布) 参 考 書:特 になし(必要に応じ授業において適宜紹介) 履修上の注意点:この授業は、国際教養学科1年の「国際関係論」で説明する主権国家間関係の理論的な枠組みに (準備学習を含む) ついて、現実の実例を主にビデオ学習で理解する応用編である。 授業科目 生活造形論 担当教員 千葉よう子 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:生活造形論は、生活者としての美学の立場から服飾史の事実についての解説を加えて、人間 表現の問題として考える一つの手掛かりともなれば幸いである。これらの点について入門の 役を果たすことを目的として概説する。 授業概要: 生活造形論の基本をなす条件として、生活と芸術の一般的な関係を問うことを目的とする。 生活造形の歴史の中から具体的な事例によって美意識・生活感情を探ってみる。その上で、 日本服飾史と西洋服装史の解説を加えて、その価値を見い出して考察する。 授業計画:1.ガイダンス 2.生活と美 3.生活造形の構造 4.服飾造形 ①(西洋服装史) 5.形態と表現 ②(西洋服装史) 6.表現と色彩 ③(西洋服装史) 7.文様の表現性 ④(西洋服装史) 8.服飾の社会的生活⑤(西洋服装史) 9.意匠の自立 10.服飾の芸術性 ①(日本服装史) 11.服型の三要点 ②(日本服装史) 12.服飾の統一と調和③(日本服装史) 13.服型の三要点 ④(日本服装史) 14.流行と生活態度 15.生活造形のまとめ 16.試験 評価方法:試験とレポート提出による評価(80点) 、授業中の課題(20点)などにより総合的に判断する。 教 科 書: 『服飾美学・服飾意匠学』谷田閲次・石山彰共著(光生館) 参 考 書: 『生活造形の美学』谷田閲次著(光生館)、 『服飾デザインと色彩』石山彰著(日本色研)、 『服 飾意匠』石山彰著(光生館) 履修上の注意点:適宜資料を配付する。 (準備学習を含む) 110 共通科目 授業科目 社会福祉学 担当教員 鈴木 寿則 対象学科・学年:発達・国際2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:社会福祉の考え方を踏まえ、現在のわが国における社会福祉の制度などを理解します。 授業概要:教科書を中心に講義を行います。講義の中では、現在の問題などについても、補助資料など を用いて考察していきます。 授業計画:1.社会福祉とはなにか。 2.社会福祉の歴史 3.社会福祉の法律 4.社会福祉の行財政 5.社会福祉の実施体制 6.公的扶助 7.児童福祉 8.高齢者福祉 9.障害者福祉 10.知的障害および精神障害者福祉 11.母子保健福祉 12.介護福祉 13.司法福祉 14.これからの社会福祉 15.まとめ 評価方法:出席状況および試験(80点)、レポートなどの提出(20点)によって評価する予定です。遅 刻3回を欠席1回に換算します。 教 科 書: 『コメディカルのための社会福祉概論』鬼崎信好(編) 、講談社(2012) 参 考 書:必要があれば,紹介します。 履修上の注意点:遅刻、講義中の私語、途中退出など、他の受講者の迷惑になるような行為は慎んでく (準備学習を含む) ださい。原則として、講義開始 20 分以降の教室への入室は認めません。 授業科目 社会福祉学 担当教員 鈴木 寿則 対象学科・学年:管栄2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:社会福祉の考え方を踏まえ、現在のわが国における社会福祉の制度などを理解します。 授業概要:教科書を中心に講義を行います。講義の中では、現在の問題などについても、補助資料など を用いて考察していきます。 授業計画:1.社会福祉とはなにか。 2.社会福祉の歴史 3.社会福祉の法律 4.社会福祉の行財政 5.社会福祉の実施体制 6.公的扶助 7.児童福祉 8.高齢者福祉 9.障害者福祉 10.知的障害および精神障害者福祉 11.母子保健福祉 12.介護福祉 13.司法福祉 14.これからの社会福祉 15.まとめ 評価方法:出席状況および試験(80点)、レポートなどの提出(20点)によって評価する予定です。遅 刻3回を欠席1回に換算します。 教 科 書: 『コメディカルのための社会福祉概論』鬼崎信好(編)、講談社(2012) 参 考 書:必要があれば、紹介します。 履修上の注意点:遅刻、講義中の私語、途中退出など、他の受講者の迷惑になるような行為は慎んでく (準備学習を含む) ださい。原則として、講義開始 20 分以降の教室への入室は認めません。 111 共通科目 授業科目 健康科学 担当教員 岡田 成弘 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:・日常生活における健康について、科学的な側面から理解を深める。 ・各自が日常生活を見直し、それぞれの生活習慣を見直すきっかけとする。 ・適切な運動習慣や健康な心身のための実践例を、体験を通して理解する。 授業概要:日常生活における健康に関わる事項について、様々な科学的データを紹介し、解説を行う。その中で、自分の日常生活 をふりかえるために、基礎代謝及び肥満度の計算や飲酒習慣スクリーニングテスト、身体活動量の計算等も取り入れる。 健康エクササイズや健康レクリエーションに対する理解をより深めるために、体育館での実技も行う。授業後半には、 学生が興味をもっているテーマについて知見を深めるために、同じ興味を持っている者同士でグループを編成し、グルー プ学習を行う。最後にその成果を発表する。 授業計画:1.オリエンテーション:授業の概要、成績評価の方法、健康について 2.レクリーエーションと健康:健康レクリエーションの実践(体験) 3.日常生活と健康:エネルギー必要量、基礎代謝、生活活動強度指数、運動習慣、標準体重、肥満度(BMI) 4.喫煙と健康:タバコ用語、喫煙と体重、喫煙と健康傷害、喫煙と運動、その他の喫煙の影響 5.飲酒と健康:飲酒の効用、飲酒習慣スクリーニングテスト、アルコール血中濃度、妊娠時の飲酒、未成年と飲酒、 飲酒に伴う健康傷害 6.運動と健康:健康エクササイズの理解 7.運動と健康:健康エクササイズの実践(体験) 8.運動と健康:運動による疾病予防、身体活動量(METs、Ex) 、日常のエネルギー消費量 9.スポーツと健康:スポーツとは、スポーツの楽しさ、スポーツと免疫機能、スポーツと疾病、運動療法 10.アウトドア(野外活動)と健康:アウトドアブームについて、野外活動とは、野外活動の目的、野外活動と健康 11.アウトドア(野外活動)と健康:野外教育とは、冒険教育と環境教育、野外教育の実践例 12.グループ活動:グループ課題発表にむけて、各グループで準備を行い、計画書を作成する 13.グループ課題発表:学生によるグループ発表と解説 14.グループ課題発表:学生によるグループ発表と解説 15.まとめ:半期のふりかえり、健康について ※グループ課題(詳細は授業時に説明します) 「健康」をテーマとして、1グループ(1~4名)五分間程度のプレゼンテーションを行うこと 評価方法:出席(30点) 欠席は-2点、公欠・届け・遅刻は-1点。6回欠席で不可 グループ課題発表(70点)発表内容、貢献度、計画書などから総合的に評価 教 科 書:特になし 参 考 書:改訂ライフスキルのための健康科学 編著:成和子 共著:城川美佳、宮本慶子 建帛社; 改訂第2版(2008/04) 履修上の注意点:・私語が多い者、不真面目な態度の者には、退出を命じたり、単位を認定しないことがある。 (準備学習を含む) ・グループ課題には全員が取り組んでもらう。取り組まない者は単位を認定しない。 ・2回ほど、体育館で実技を行う。その際は体育実技と同じ服装で受講すること。また、積極的に参加すること。 授業科目 論理学 担当教員 二瓶真理子 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:ものごとを筋道をたてて述べるための方法と規則を理解する。 授業概要:論理学は、ものごとを筋道をたてて述べることの方法や規則について考える学問分野です。 この授業では、まず、筋道を立てて語ること、何かについて説明すること、あるいは自分の主張に理由 を与えることでそれが正しいと示すといったこととはどういうことなのか、また、その方法や規則には どういったものがあるのかについて、できるだけ身近な事例を挙げながら説明していきます。授業の後 半では、初歩的な論理学体系のひとつである命題論理学にかんして入門的に取り上げます。 授業計画:1.授業計画、 「論理学」についてのイントロダクション 2.「論理学」という学問:「論理的である」とはどういうことなのか? 3.推論と説明①さまざまな推論様式 4.推論と説明②帰納と演繹 5.推論と説明③説明の正しさの判定 6.前半のまとめ問題演習① 7.前半のまとめ問題演習② 8.(命題論理学入門) 文を記号化する。 9.(命題論理学入門) 基本的な論理記号 10.(命題論理学入門) 基本的な論理記号 11.(命題論理学入門) 基本的な論理記号 12.(命題論理学入門) 論証の妥当性 13.(命題論理学入門) 論証の妥当性 14.(命題論理学入門)まとめ;命題論理学で何ができる/わかるか。 15.後半のまとめ問題演習 (16.学期末試験) 評価方法:・学期末試験60%、出席40%で評価します。 ・学期末試験は、授業および配布プリントのなかで扱った問題中心の出題とします。 教 科 書:とくに使用しません。プリント等を配布します。 参 考 書:授業中に適宜紹介します。 履修上の注意点:・事前学習はとくに必要ありません。 (準備学習を含む) ・上で提示した回の他にも、授業の進度に応じて、問題演習および授業内容についての質問を受 ける時間をこまめにとる予定です。不明な点、よくわからなくなってしまった部分はそのまま にせず、気軽に質問してください。 112 共通科目 授業科目 情報処理Ⅱ 担当教員 大道 直人 対象学科・学年:発達2年・総福2年・健栄2年 単位数:2 開講時期:後期・前期・前期 学習の到達目標:1)マクロを中心に学ぶが、 そのような特定の言語をマスターすることではなく、その学びのプロセスで、 マニュアルを読んで理解し、自ら問題解決を図れるような能力を身に着けることを目標とする。 2)マクロの学びにおいては物事の構造化と論理的扱いといった情報化社会の基礎にある考え方を理解 することが重要である。それを日常において、例えば書類の整理、ファイルの整理といったところ で生かせるようになることを目指す。 3)アルゴリズムの構築とそのコード化を含む、より高度な問題解決能力を培う。それを通し、高度情 報化社会で生き抜き、活躍できる力を身につけることを願う。 授業概要: 情報化社会の様々な場面で必要とされるより高度な情報処理技術を学ぶ。特に、問題解決能力を育む ことを目標に、ExcelのVBAマクロで簡単なプログラミングにも挑む。こうした学びを通して新しい情 報処理環境への適応力を身に付け、論理的思考に馴染み、高度情報化時代に順応できる力を養うことを 目指す。 授業計画:1.ガイダンス & 記録マクロ(1) 2.記録マクロと基本構文学習の準備 3.基本構文(1) 4.基本構文(2) 5.成績管理システムマクロ : VBEの使い方と成績表の準備 6.成績管理システムマクロ : FormulaR1C1形式による合計・平均等の計算 7.成績管理システムマクロ : グラフ作成・消去マクロ 8.成績管理システムマクロ : グラフ移動マクロ 9.成績管理システムマクロ : VBAの重要な概念 10.成績管理システムマクロ : ユーザーフォームの設計 11.成績管理システムマクロ : フォーム表示マクロとパブリック変数宣言のマクロ 12.成績管理システムマクロ : フォームを使ったデータ入力・転記用のマクロ 13.成績管理システムマクロ : キャンセルボタン用マクロとコンボボックス用のマクロ 14.成績管理システムマクロ : データ編集用フォームの設計 15.成績管理システムマクロ : データ編集用マクロ完成 & 授業評価 評価方法: マクロの課題(90点) 、出席点(10点)で評価する。詳細は授業中発表する。 教 科 書:教科書は使用しない。講義資料は全てホームページで提供する。 参 考 書:参考書は必要に応じて、そのつど紹介する。 履修上の注意点: 情報処理Ⅰを履修済みか同等レベルの技能(特に表計算ソフト、学内情報システムの基礎的使 (準備学習を含む) 用法は必須)を持っていることを前提とする。積み重ねの教科なので休まないこと(特に初回を 欠席しないこと)。 授業科目 情報処理Ⅱ 担当教員 熊谷 健二 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)Excelの便利な関数を利用し、効率的に作業・処理・計算できるようになる。 2)一連の定型処理をプログラム化(マクロを作成)し、自動処理できるようになる。 3)テキストボックス、コマンドボタン等GUI機能を持ったユーザーフォームを作成するこ とを通して、使いやすい画面作りについて考察できるようになる。 授業概要: 表計算ソフトExcelにはさまざまな便利な関数が用意されており、これらを利用すること により集計・検索・分析などの作業が効率よくできるようになる。また、一連の処理内容を プログラムの形にまとめるマクロ機能もあり、複数の処理を自動的に実行させることも可能 である。本授業では、このようなExcelのより高度な使い方について学習する。 授業計画:1.ガイダンス 2.Excelの基本操作の復習 3.Excel関数の応用 その1 4.Excel関数の応用 その2 5.Excel関数の応用 その3 6.Excelのマクロ機能 自動記録 7.Excelのマクロ機能 セルの設定 8.Excelのマクロ機能 罫線設定 9.Excelのマクロ機能 条件分岐 10.Excelのマクロ機能 繰り返し処理 11.Excelのマクロ機能 ユーザフォーム その1 12.Excelのマクロ機能 ユーザフォーム その2 13.Excelのマクロ機能 マクロの応用(アルバイト料計算) 14.Excelのマクロ機能 マクロの応用(ローン計算) 15.まとめ 評価方法:出席点(40点)、課題(60点)で評価する。 教 科 書:使用しない。必要に応じて、プリント等を配布する。 参 考 書: 履修上の注意点:・Excel の基本操作ができること。 ・積み重ね教科なので、 休まず積極的に参加すること。 ・ (準備学習を含む) できるだけ 1 回目の授業から出席すること。 113 共通科目 授業科目 生命科学 担当教員 小村 毅 対象学科・学年:全学科4年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:生命の本質的なことを洞察する能力を養うと共に、生命をサイエンス(科学)する基本的考え方を身につける。 (1)原始地球の誕生や原始細胞の誕生に始まって現代のヒトの誕生に到るまでを科学的に学ぶことに、生命の起源と進 化について理解が深まるようになる。 (2)細胞の働きと生命を支える物質(たんぱく質・核酸・酵素等)の働き、およびヒトゲノムのこと等を学ぶことによ り、遺伝の仕組みのみならず、生命の不可思議さを理解・考察できるようになる。 (3)身近な生命科学に関すること(老化、ガン、免疫、アレルギー、狂牛病等)についても幅広く学ぶことで基礎的知 識や「生命を科学する」能力を身につけることができる。 授業概要: まず、地球上に生命体がどのようにして誕生したかを学び、それを科学的に洞察する。 また、ヒト中心の生命を作っている細胞のことや、生命を支える生体物質のこと、さらには最近話題のガン遺伝子や 時計遺伝子等についても、広く学習する。人体の生命活動・維持に重要な主要諸器官の働きについてもビデオ映像から 学ぶことで、より身近な「生命科学」を理解する。 授業計画:1.序説:シラバス(講義 内容項目) 、評価等の説明 2.生命の起源(1):原始地球の誕生等 3.生命の起源(2):原始細胞の誕生・進化論等 4.「ヒト(赤ちゃん)の誕生」のビデオと解説 5.生命の基本単位:細胞/核酸/タンパク質等 6.遺伝のしくみとその周辺:ヒトゲノムとは/肥満に関わる時計遺伝子とは等 7.老化の科学:エイジングと活性酵素/老化と認知症/老化を遅延・防止できるのか等 8.旨味成分の左(L)と右(R):グルタミン酸(Na)の左(L)が旨味、右(R)が無味なのは何故?等 9.ガンの科学:女性に多い乳ガン等/ガン遺伝子とガン抑制遺伝子等 10.「しなやかポンプ(心臓・血管)のしくみ」のビデオと解説 11.感染と免疫及びアレルギーと免疫:母乳中の免疫物質の特性/アレルギーの仕組み 12.「脳と心のしくみ」のビデオと解説 13.狂牛病(BSE)の発症とプリオン:発症の本体はタンパク質(プリオン)?/その原因は?等 14.生体触媒(酵素)と無機触媒:胃ペプシン1gで何故、卵白3kgも消化できるのか等 15.「まとめ」と出題範囲・出題傾向 16.期末試験 評価方法:出席点(16回×2=32点) 、レポート点(3回×6=18点)、筆記試験(50点)の総合評価。 教 科 書:使用しない。資料(プリント)を配付する。 参 考 書:第1回目の授業で紹介する。 履修上の注意点: (1)授業の順序・内容は実情に応じて若干変更することがある。 (準備学習を含む) (2)レポート提出は3回分(ビデオ映像の内容)のみである。 授業科目 生活と科学 担当教員 佐藤 友秀 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:○これまでの小学校、中学校,高等学校で学んだ学習内容を科学の読み物を通して、日常生 活との密接な関係性や身近な科学的な事象について再認識する。 ○小学校で行われている生活科や総合的な学習の時間の実践例をもとに,初等教育における 「生活」の領域について理解する。 授業概要: 科学の読み物を通して興味関心を持ち、特に自然科学の現象を解釈し各自の自然観を追求 する。また、小学校の生活科を例にして「自然・人間・社会」について歴史・理論・教材作 りの実践例を紹介する。 なお、この科目は学部共通科目であるが、同時に幼稚園免許課程 の教科「生活」に関する科目でもある。 授業計画:1.オリエンテーション 2.自然科学の概要 3.科学の読み物(1) 4.科学の読み物(2) 5.ろうそくの科学(1) 6.ろうそくの科学(2) 7.科学と環境教育(1) 8.科学と環境教育(2) 9.生活科の歴史 10.生活科の理論 11.生活科と理科 12.生活科と総合的な学習(1) 13.生活科と総合的な学習(2) 14.生活科と総合的な学習(3) 15.まとめ 16.テスト 評価方法:出席状況、レポート、試験により評価する。 教 科 書:レジュメ配布。 参 考 書: 履修上の注意点:授業中に指示する。 (準備学習を含む) 114 共通科目 授業科目 外国史Ⅰ 担当教員 関内 隆 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)ギリシア・ローマの古代世界からヨーロッパ中世の時代を経て近代が始まる西洋の歴史 プロセスについて、主要な出来事を軸にその全体像を理解する。 2)西洋の古代・中世社会がどのような特徴を持っていたのか、また、アジアなど他の地域 との間でどのような交流があったのかについて経済的側面を中心に理解し、古代・中世 の経済や生活面での歴史的な特徴を考察できるようになる。 授業概要: 古代ギリシア・ローマの地中海世界形成からヨーロッパ中世の展開、そして絶対主義時代 の幕開けというヨーロッパの歴史的展開について、主に人々の生活や経済的な側面に視点を 据えて考察する。 この講義を通して、歴史学が人名や事件、年号を暗記することではなく、古代、中世の社 会経済や人びとの生活に関して私たちが、なぜと問いかけることで豊かな答えを与えてくれ るということを学ぶ。 授業計画:1 序論:授業の目標と考察の方法 9 十字軍運動と中世都市の発達 2 古代ギリシアとヘレニズム世界 10 中世都市の特徴とギルド制 11 ヨーロッパの中世文化 3 古代ローマの共和政とポエニ戦争 12 英仏百年戦争と荘園制の解体 4 古代ローマ帝国とその崩壊 13 封建的危機と封建的再編成 5 ヨーロッパ中世世界の誕生 14 ヨーロッパ絶対主義の形成 6 中世における農村の構造 15 ルネサンスと宗教改革 7 中世の荘園制展開 8 商業ルネサンスと中世都市の形成 評価方法:⑴レポート課題 (60%) ⑵毎回の「まとめと質問」 カード記述内容 〔受講態度と理解度〕 (40%) 教 科 書: 『山川世界史総合図録』成瀬治ほか監修(山川出版社) 参 考 書: 『新考西洋の歴史』長島武之ほか編(南窓社) さらに適宜、紹介する。 履修上の注意点:毎回の授業において、「まとめと質問」カードによる対話形式を取り入れるので、授 (準備学習を含む) 業への積極的な取り組みを期待する。 外国史Ⅱを履修する者は、外国史Ⅰを修得すること。 授業科目 外国史Ⅱ 担当教員 関内 隆 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1)16世紀の大航海時代以来、近代世界が「世界の一体化」を推し進め、グローバリゼーショ ンの歴史プロセスとして展開してきたことを主要な出来事から具体的に理解する。 2)欧米諸国の経済発展がアジアなど他の地域との様々な交流のもとで、現代につながる世 界を形成してきた過程について理解し、近代世界の歴史的な意義を考察できるようにな る。 授業概要: 16世紀の大航海時代から18 ~ 19世紀の産業革命、19世紀中葉におけるパクス・ブリタニ カの時代までを西洋とアジアなど他の世界とのかかわりに注目しながら、世界の一体化の歴 史プロセスとして考察する。 この講義を通して、歴史学が人名や事件、年号を暗記することではなく、近代の政治経済 や人びとの生活に関して私たちが、なぜと問いかけることで豊かな答えを与えてくれるとい うことを学ぶ。 授業計画:1 大航海時代と商業革命 9 18世紀のイギリス貿易と世界経済 2 スペインの経済繁栄とその背景 10 イギリス産業革命の歴史的背景 11 イギリス産業革命の具体的展開 3 スペインの経済的衰退とその要因 12 イギリス産業革命とアジア世界 4 オランダの独立と経済繁栄 13 19世紀のヨーロッパ大陸諸国 5 オランダ経済の歴史的特質 14 アメリカ合衆国の発展 6 フランス絶対主義の重商主義 15 パクス・ブリタニカの構造 7 イギリスの市民革命と重商主義 8 英仏第2次百年戦争の展開 評価方法:⑴レポート課題 (60%) ⑵毎回の 「まとめと質問」 カード記述内容 〔受講態度と理解度〕 (40%) 教 科 書: 『山川世界史総合図録』成瀬治ほか監修(山川出版社) 参 考 書: 『新考西洋の歴史』長島武之ほか編(南窓社) さらに、適宜紹介する。 履修上の注意点:毎回の授業において、「まとめと質問」カードによる対話形式を取り入れるので、授 (準備学習を含む) 業への積極的な取り組みを期待する。 外国史Ⅱを履修する者は、外国史Ⅰを修得すること。 115 共通科目 授業科目 芸術論 担当教員 佐々木貴弘 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)美術教育の立場から芸術活動を捉え、各作品の「主題」について考えていきます。 2)古代遺跡から現代美術まで、世界各地を訪ね実際に見た作品を中心に紹介し鑑賞します。 3)造形作品に親しむことで、より理解を深め、「美術や芸術」を身近に感じて欲しい。 授業概要: 「作品づくりは自分づくり」 とも考えられます。作家がそれぞれ「伝えたいこと」 「作りたいもの」を考え、 対象と対峙し、自分自身と向き合い、表現手段を探り、表現媒体である作品にしていきます。本講義では、 「遺跡、建築、絵画、彫刻、身近な造形活動等」を、スライド鑑賞しながら、ワークシート形式で造形 作品について考察していきます。「全ては人間が創り上げたもの」。造形作品への理解を深め、今後の表 現活動について考えていきましょう。 授業計画:第1回:オリエンテーション「全ては人間が創り上げたもの」 第2階:こども芸術~描画の発達から~ 第3回:古代エジプト芸術(大英博物館訪問より) 第4回:古代ギリシア、ローマ芸術(アテネ、ローマ訪問より) 第5回:建築の美~教会、宮殿、古城~(欧州各国訪問より) 第6回:キュビスム~立体主義~(マドリッド・ソフィア王妃芸術センター訪問より) 第7回:シュールレアリスム~超現実主義~(フィゲラス・ダリ美術館訪問より) 第8回:ステンドグラス~シャガール作品と平和への祈り~(チューリッヒ訪問より) 第9回:ヴィーゲランの彫刻(オスロ・フログネル彫刻公園訪問より) 第10回:阿修羅像と二つの半跏像(京都、奈良訪問より) 第11回:日本美術と近代西洋美術~北斎とゴッホ、光琳とクリムト~(アムステルダム、ウイーン訪問 より) 第12回:巨大モニュメント~岡本太郎と太陽の塔~(大阪・万博公園訪問より) 第13回:レオナール・フジタと教会壁画(藤田嗣治展覧会より) 第14回:身近な芸術活動とアートビリティの考え方(彫刻美術館、福祉施設の活動より) 第15回:総括「鳥獣戯画」鑑賞(ライフスケッチ「じぶん絵巻」を綴る) 評価方法: 教 科 書:特に指定しない。 参 考 書:必要時に、鑑賞作品に応じた資料等を紹介、配布。 履修上の注意点:作品の鑑賞が主になります。美術科や芸術学部で学ぶ内容ではありません。 「自分の感覚、感性 (準備学習を含む) を大切に」 、作品の特徴から受ける印象を共に考えていきましょう。造形活動や芸術作品を、よ り身近なものとして捉えていくきっかけになればと思います。 授業科目 地域文化論 担当教員 李 善姫 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)グローバルからローカルまでの様々な観点から地域と文化を考察する。それによって、現代社会における 地域文化の成り立ちと今後の可能性を理解する。 2)我々が住んでいる東北の地域文化を理解し、グローバル化しつつある地域の中で地域構成員である一人一 人が文化の担い手として何を継承し、何を新たに築きあげなければならないのかを考察する。 授業概要: 本講義は、地域文化をグローバル的な視点からローカルな観点まで、多角的に捉えなおす。それによって、 私たちが生きている生活現場としての地域とその文化、そして想像の共同体としての地域と文化について考え る。具体的には「地域」の概念を、広い範囲のアジアの国々から、韓国と日本、そして東北地域に狭めていく ことによって、世界のシステムの中における東北という地域と、その文化の特徴を考察する方法をとる。なお、 現在のグローバリゼションの中で地域文化をどのように守り、創出していくのかを考えるため、韓国や日本の 地域づくりに「多文化」がどのように取り入れられているのかも紹介する。 授業計画:1.ガイダンス: 文化とは何か、地域とは何か。 2.生態人類学と地域文化 3.地域と食文化①:芋の文化 4.地域と食文化②:麺の文化 5.地域と食文化③:寿司と焼き肉 3.地域文化の多様性①:家族とイエ文化 4.地域文化の多様性②:地域コミュニテイと文化 5.地域文化の多様性③:ジェンダー役割 9.東北農村の地域文化①:地域の形成と歴史 10.東北農村の地域文化②:地域の人間関係と文化 11.東北農村の地域文化③:地域の変容と文化 12.【事例研究】仙台の文化はどのようつくられたのか。 13.グローバル化と地域文化①:新宿大久保の町づくり 14.グローバル化と地域文化②:東北における多文化の取り組み 15.生成される地域文化、消滅する地域文化 16.テスト(又はレポート) 評価方法:出席(50%) 、受講態度(15%)レポート又はテスト(35%) 教 科 書:特に用いない 参 考 書:適時指示する 履修上の注意点:成 績評価においては、授業態度や事例研究の報告内容を重視する。 (準備学習を含む) 116 共通科目 授業科目 キャリア・デザイン 担当教員 植竹由美子 対象学科・学年:総福・国際2年 単位数:2 開講時期:前期・後期 学習の到達目標:1)自分を知り社会を知って、自らの夢や目標を明確化する。 2)その夢や目標の実現に向け大学生活をどう過ごすかを考え、実践に繋げていく。 3)卒業後どのような生き方、働き方をしたいかを自ら主体的に考えることの重要性を知る。 授業概要:自己分析、社会で求められる能力や心構え、職場環境、働く目的、現段階でのキャリア設計 等のテーマについて、テーマごとのワークシートの作成やディスカッション等を取り入れな がら検討する。これらを通じて、目的意識を持ち、大学生活で何を獲得したかということを 自信を持って表明できるような、充実した大学生活を目指して欲しい。 授業計画:1.導入:授業の目的と授業展開について 2.「キャリア」「キャリア・デザイン」の意味 3.自己理解①:やりたいこと、できること、やるべきこと 4.自己理解②:自分の「強み」分析 5.社会で求められる力①:ビジネスマナー 6.社会で求められる力②:社会人基礎力の能力要素 7.社会で求められる力③:社会人基礎力を高めるために 8.どんな仕事があるのか①:わが国の社会・産業構造とその変化 9.どんな仕事があるのか②:業種・職種と働き方 10.どんな仕事があるのか③:自分の職業適性 11.なぜ働くのか①(個人ワーク) 12.なぜ働くのか②(グループワーク) 13.大学生活をデザインする 14.大学卒業後をデザインする 15.まとめ 評価方法:受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度等) (20%)、ワークシート(30%)、レポート(50%) などにより総合的に評価する。 教 科 書:適宜資料配布。 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:授業内容を自分自身と照らし合わせて、自らを振り返るきっかけにして欲しい。また、 (準備学習を含む) 示された課題は次回授業までに仕上げておくこと。 117 授業科目 心理学基礎演習 担当教員 宇野・氏家靖・茂木・森本・渡邊 人間発達学科 対象学科・学年:発達2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:⑴ 心理学における代表的な4つの研究法について、それぞれの特徴を理解する。 ⑵ 心理学における代表的な4つの研究法を用いて、研究計画を立てることができる。 ⑶ 心理学の研究法を学ぶことで、その背景にある科学的な考え方を身につける。 授業概要: この授業では、現代の心理学において用いられている代表的な4つの研究法、観察法、面接法、調査法、実 験法の理論と実際について、少人数の演習形式で学ぶ。授業は4つのグループに分かれて行われ、各グループ で4つの研究法のうちの一つを3回をかけて学ぶ。これを4回繰り返すことで、代表的な4つの研究法を一通 り学ぶことになる。 授業計画:1.オリエンテーション(授業の進め方、グループ分け等) 2.グループ演習(1-1)観察法、面接法、調査法、実験法に分かれてのグループ演習1回目 3.グループ演習(1-2)観察法、面接法、調査法、実験法に分かれてのグループ演習2回目 4.グループ演習(1-3)観察法、面接法、調査法、実験法に分かれてのグループ演習3回目 5.グループ演習(2-1)観察法、面接法、調査法、実験法に分かれてのグループ演習1回目 6.グループ演習(2-2)観察法、面接法、調査法、実験法に分かれてのグループ演習2回目 7.グループ演習(2-3)観察法、面接法、調査法、実験法に分かれてのグループ演習3回目 8.心理学研究法における諸問題① 9.グループ演習(3-1)観察法、面接法、調査法、実験法に分かれてのグループ演習1回目 10.グループ演習(3-2)観察法、面接法、調査法、実験法に分かれてのグループ演習2回目 11.グループ演習(3-3)観察法、面接法、調査法、実験法に分かれてのグループ演習3回目 12.グループ演習(4-1)観察法、面接法、調査法、実験法に分かれてのグループ演習1回目 13.グループ演習(4-2)観察法、面接法、調査法、実験法に分かれてのグループ演習2回目 14.グループ演習(4-3)観察法、面接法、調査法、実験法に分かれてのグループ演習3回目 15.心理学研究法における諸問題② 評価方法:出席(50点)…グループごとの出席状況も加味する。 課題(50点)…各研究法ごとに課される 課題の平均。詳細はオリエンテーションにて。 教 科 書: 参 考 書:演習を進めていく中で必要に応じて紹介する 履修上の注意点:・ 「心理学基礎実験Ⅰ・Ⅱ」を履修済みであること。 (準備学習を含む) ・ 「認定心理士」の取得を目指すなど、心理学を中心的に学ぼうと思うものは、必ず履修すること。 ・演習であるので、欠席しないこと(やむを得ず欠席する場合も必ず事前に担当教員に連絡すること)。 授業科目 社会学基礎演習 担当教員 高橋 泉・槇石多希子・高橋早苗 対象学科・学年:発達2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:この授業は、1年次の社会学概論を踏まえ、社会学的なものの見方・考え方を通じて、現代 社会の抱える様々な課題や問題を適切に把握し、かつ分析する力を養うことを目的とします。 授業概要: 本ゼミでは、 特に3つの現代的な課題 (高齢化社会、 NPOと市民活動、 若者問題) を取り上げ、 テーマごとに少人数グループでの発表や討論、資料分析などを行います。 授業計画:1.演習の進め方に関するガイダンス [1回] 2.高齢化社会① 高齢者とは何か 高齢化社会② アメリカの高齢者 高齢化社会③ 日本の高齢者・沖縄の事例 高齢化社会④ 沖縄の長寿文化 (以上、高橋泉担当) 3.NPO・市民活動の社会学① 市民とは何か―社会史的視点から NPO・市民活動の社会学② NPO・市民活動の意義 NPO・市民活動の社会学③ NPO・市民活動の実践例から学ぶ NPO・市民活動の社会学④ NPO・市民活動に参加して学ぶ(以上、槇石担当) 4.若者問題の社会学① 成人期への移行―その社会的意味 若者問題の社会学② 雇用の流動化と若年層 若者問題の社会学③ インタビューから学ぶ身近なおとなの労働観 若者問題の社会学④ 「働く」ことをどう考えるべきか (以上、高橋早担当) 5.まとめ [2回] 評価方法:出席、参加状況、レポートを総合的に判断します。 教 科 書:使用しません。プリントを配布します。 参 考 書:授業の中で紹介します。 履修上の注意点:発表や討論への積極的な参加を期待します。 (準備学習を含む) 118 授業科目 教育学基礎演習 担当教員 朝倉充彦・大迫章史・沼澤清一 学習の到達目標:1)教育および教育学についての関心を持ち、日常の教育問題に対しても考える力を養う。 2)授業の中で自分の考えをきちんと伝える力を養う。 3)他者の意見を理解し、ディスカッションできる力を養う。 授業概要: 現代社会の教育や子どもに関する問題を基本的テーマとして取り上げ考察する。授業は3 グループに編成し、それぞれのグループに対して科目担当者の3名によるオムニバス形式で 行われる。担当者それぞれから毎回の授業で課題が示され、その課題についてグループ全体 で議論する。 授業計画: 第1回目のときガイダンスを行い、授業内容の概要および授業の進め方、評価方法などに ついて説明する。 評価方法:授業の出席状況、課題の提出状況などを総合的に判断して評価する。 教 科 書:教科書は特に指定しないが、毎回の授業でテキストを配布する。 参 考 書:授業の中で適宜紹介する。 履修上の注意点:3人の授業担当者の授業各々について、 単位を認定しない。 3分の1以上欠席した者は、 (準備学習を含む) 授業科目 人間発達総合演習Ⅰ 担当教員 朝倉 充彦 対象学科・学年:発達3年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標:1)資料を読み、その内容をまとめ、レジュメを作成し、発表できる力を身につける。2) 他者の意見を理解し、ディスカッションできる力を養う。3)自分なりの研究テーマを設定 できるようにする。 授業概要: 前期では、子どもの権利条約を読みながら、子どもの権利一つひとつを確認し、現代日本 の社会・学校・家庭でその権利の保障がどうなっているかを調査する。後期では、前期での 研究を活かし、各自が関心を持った子どもの権利をテーマに設定し研究を進める。授業では その成果を発表する。その発表に基づいて、皆でディスカッションをし、研究の内容を深め ていく。 授業計画:前期 ガイダンス(1回)。 「子どもの権利条約」の各条文の邦訳および内容説明の役割分担に従って、14回授業 を行う。 後期 各自で設定した子どもの権利や自由について、その保障の実態を調べ、発表する。 評価方法:授業の出席状況、発表の内容、討論の内容によって総合的に評価する。 教 科 書:子どもの権利条約の邦訳(政府訳と民間訳)と研究論文のプリントを配布。 参 考 書:授業のなかで随時紹介する。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 119 人間発達学科 対象学科・学年:発達2年 単位数:2 開講時期:後期 授業科目 人間発達総合演習Ⅰ 担当教員 牛渡 淳 人間発達学科 対象学科・学年:発達3年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標:1.教育と児童文化に関する幅広い知識と教養を身につける。2.各自が選んだテーマにつ いて深い専門的知識を身につける。3.レジュメの作成と報告を通して、文献を読む力、ま とめる力、考える力、発表する力、ディスカッションする力、質問する力を身につける。 授業概要: 「教育」と「児童文化」に関する諸問題について検討する。特に、絵本、遊び場、子ども 観、教師、学校、大学、等について、毎回1 ~ 2名の学生が各自の関心領域のテーマに関す る本や論文等を紹介・発表し、それに関するディスカッションを行ってさらに理解を深める。 授業計画:第1回:1年間の授業概要説明(授業の進め方と発表スケジュールの確定、 昨年度の発表の概要説明) 第2回~第29回:各回、学生2名による報告とディスカッション、 牛渡による補足 第30回:1年間のまとめ(ゼミ発表報告集の作成) 評価方法:発表内容と授業への参加・貢献度によって評価する。 教 科 書: 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 人間発達総合演習Ⅰ 担当教員 宇野 忍 対象学科・学年:発達3年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標:心理学に関する研究をするための基礎概念や研究方法を学びます。以下の2つが到達目標で す。①論文を読み解き、レジメを作成し、概要を報告できる。②追試研究ができる。 授業概要:前期は、各自が教員が用意した論文・著作の中から読みたいものを選び、その論文を読み解き、 レジメを作り報告し討論するという活動を行います。後期は、前期に読んだ研究の追試研究 を行います。データを収集し、分析し、結果を取りまとめて追試研究論文を完成させます。 授業計画:1.オリエンテーション 16.追試研究1(実験計画) 17.追試研究2(実験計画) 2.論文を読み解く1(講義)・論文の選択 18.追試研究3(実験計画) 3.論文を読み解く2(講義)・論文の選択 19.追試研究4(実験計画) 4.選択した論文を読む1 20.追試研究5(材料の作成) 5.選択した論文を読む2 21.追試研究6(材料の作成) 6.選択した論文を読む3 22.追試研究7(材料の作成) 7.選択した論文を読む4 23.追試研究8(データ収集) 8.選択した論文を読む5 24.追試研究9(データ収集) 9.選択した論文を読む6 25.追試研究10(データ収集) 10.選択した論文を読む7 26.追試研究11(データ収集) 11.選択した論文を読む8 27.追試研究12(データ分析と取りまとめ) 12.選択した論文を読む9 28.追試研究13(データ分析と取りまとめ) 13.選択した論文を読む10 29.追試研究14(データ分析と取りまとめ) 14.選択した論文を読む11 30.追試研究15(データ分析と取りまとめ) 15.選択した論文を読む12 評価方法:授業への参加状況(50%)とレポート・ゼミ論文の内容(50%)を指標として評価を行います。 教 科 書:原則として心理学関係の学会誌に掲載された論文から教員が選択した論文を用います。資料 を配付します。 参 考 書:授業の中で適宜紹介します。 履修上の注意点:①授業時間外の活動が多くなります。②履修人数によっては授業計画等に変更があり (準備学習を含む) ます。③遅刻 ・ 欠席はしないようにしてください。やむをえず遅刻 ・ 欠席をする場合 には連絡をしてください。連絡先はオリエンテーション時に各自に伝えます。 120 授業科目 人間発達総合演習Ⅰ 担当教員 大道 直人 学習の到達目標:1)興味を持ったテーマを暖め、先行研究を調べて吟味し、研究テーマに設定するに至るプロセスの重要性を知る。 2)先行研究の収集とゼミ論文における扱いの重みを知る。 3)実験・調査を伴う場合における披験者選びの重要性や難しさを学ぶ。また、レヴューの場合はテーマに関連した先 行研究探しの難しさを体験的に学ぶ。 4)分析や考察等における先行研究を使った科学的・論理的思考の重要性、また説得力ある文章表現等の難しさと楽し さを、体験的に学ぶ。 5)自分で選定したテーマで研究を行い論文に纏め上げることを通して、1つのことを企画・実行し、結果を得て纏め ることの難しさと楽しさを体感してもらう。 授業概要: 情報文化論、人間情報学、認知科学等の分野における興味あるテーマを設定し、ゼミ論に取り組む。前期は自分の選 んだテーマに関連した先行研究を集めて方法論や理論を学び、自分の研究の方法論を絞り込む。そして後期までに研究 計画を固める。後期はその研究計画に基づいて、実験やアンケートまたはレヴューのための資料集めを進め、実験調査 の場合はそれらのデータの統計処理を行い、分析・考察を行って、論文に纏め上げる。レヴューの場合は先行研究に論 評を加え、論文に纏める。毎回研究の経過報告とそれに関するディスカッションを行い、自分の研究のみならずゼミメ ンバーの研究にも関心を広げ、人間の「心」の問題や「知」の問題を共に考えることで、「人間」についての理解を深め たい。 [後期] 授業計画:[前期] 1.ガイダンス&テーマ探し(1) 1.3年4年ゼミ生合同授業 2.テーマ探し(2) 2.実験・データ収集または先行研究収集(1) 3.テーマ探し(3)と方法論の検討 3.実験・データ収集または先行研究収集(2) 4.方法論の決定 4.実験・データ収集または先行研究収集(3) 5.先行研究の調査・収集(1) 5.卒論中間発表会参加 6.先行研究の調査・収集(2) 6.実験・データ収集または先行研究収集(4) 7.先行研究の調査・収集(3) 7.実験・データ収集または先行研究収集(5) 8.先行研究の調査・収集(4) 8.実験・データ分析または先行研究精読結果の整理(1) 9.先行研究内容の確認(1) 9.実験・データ分析または先行研究精読結果の整理(2) 10.先行研究内容の確認(2) 10.実験・データ分析または先行研究精読結果の整理(3) 11.構想・仮説設定・研究計画(1) 11.実験・データ分析または先行研究精読結果の整理(4) 12.構想・仮説設定・研究計画(2) 12.考察・ゼミ論作成・推敲(1) 13.構想・仮説設定・研究計画(3) 13.考察・ゼミ論作成・推敲(2) 14.構想・仮説設定・研究計画(4) 14.考察・ゼミ論作成・推敲(3) 15.発表・討論会(1) 15.発表・討論会(2) 評価方法:ゼミ論文(75点)およびゼミ論発表会での発表・発言(最大20点)で評価する。また出席点(5点)も考慮する。 (詳細 は授業中発表) 教 科 書:使用しない。必要な資料はホームページで提供またはプリントで配布。 参 考 書:参考書は必要に応じて、そのつど紹介する。 履修上の注意点: 人間を深く理解するための問題意識を持ち、 「知」や「心」に関する様々な事に興味を持って積極的に演習を (準備学習を含む) 行うことを希望する。 授業科目 人間発達総合演習Ⅰ 担当教員 佐々木貴弘 対象学科・学年:発達3年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標:1)研究の基本を習得する。2)芸術(造形表現) ・幼児教育(造形表現領域)等関連の論文・ 文献を講読するとともに、関係分野・領域に係るフィールド・ワークを体験・実践し、芸術・ 学問の意義を学ぶ。3)芸術に係る実技を体験し、芸術への理解を深める。 授業概要:受講生各自が、自ら関心のあるテーマ(芸術・幼児教育等)を選び、これに関連する文書資 料を講読することを通し、芸術とそれに関連する学問の意味と趣旨を学ぶ。受講生は、それ ぞれ研究・調査した内容をレジュメにまとめ、毎回の授業は受講生の研究発表によって進め、 全員で討論する。本講義では、特に調査において、授業外のフィールド・ワークを重視する。 授業計画:1.オリエンテーション 2.~ 29.受講生によるフィールドワークと研究発表 30.まとめ。 評価方法:出席点と授業態度重視。 教 科 書:特に定めない。 参 考 書:そのつど指示。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 121 人間発達学科 対象学科・学年:発達3年 単位数:4 開講時期:通年 授業科目 人間発達総合演習Ⅰ 担当教員 高橋 泉 人間発達学科 対象学科・学年:発達3年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標:演習を通して、様々なテーマで討論し、また、それをレポートにまとめることのできるよう にする。 授業概要:人間の発達について総合的に学習する演習(ゼミ)として開講する。各自で学習テーマを考 え、4年次の演習における研究テーマに発展させることを目的とする。 授業計画: 担当教員の指導できる領域は、社会学関連(文化人類学や民俗学的テーマを含む)、例えば、 家族、地域社会、少子・高齢化社会、宗教、民族、民俗他、社会・文化に関連する諸問題で あるが、各自が選ぶテーマはこれに授業は各自が関心をもっている事柄について、あらかじ め聞いた上で、出来るだけそれらに合わせて、テーマとして取り上げ、進めていく。 評価方法:授業時のレポート、出席状況等で総合的に評価する。 教 科 書:特に定めず、扱うテーマによって、適宜プリントの配布等を行う。 参 考 書:同上 履修上の注意点:社会・文化的諸問題に関心をもつ学生がのぞましいが、型にはまった指導をするつも (準備学習を含む) りはない。出来るだけ各自の関心に合わせて進めていきたい。 授業科目 人間発達総合演習Ⅰ 担当教員 氏家 靖浩 対象学科・学年:発達3年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標:人間の発達に関する知識を増やし、自分の考えを述べられるようにする。発達に関して、少 しでもいいから自ら確かめて、それをもとにして自信をもって他者に伝えられることを目標 とする。 授業概要:文献の購読やビデオの視聴を通して発達についての理解を深め、それを研究報告としてまと める際に配慮すべきことを学習する。 授業計画:1.ガイダンス 16.テーマに基づく情報の収集⑤ 17.意見交換 2.文献の読み方① 18.意見交換 3.文献の読み方② 19.テーマに基づく情報の収集⑥ 4.文献の読み方③ 20.テーマに基づく情報の収集⑦ 5.発達に関するビデオ視聴① 6.発達に関するビデオ視聴② 21.テーマに基づく情報の収集⑧ 7.発達に関するビデオ視聴③ 22.テーマに基づく情報の収集⑨ 8.意見交換の仕方 23.テーマに基づく情報の収集⑩ 9.意見交換 24.意見交換 10.ここまでの学習のまとめ 25.レポート作成① 11.各自のテーマ設定 26.レポート作成② 12.テーマに基づく情報の収集① 27.レポート作成③ 13.テーマに基づく情報の収集② 28.レポート作成④ 14.テーマに基づく情報の収集③ 29.レポート作成⑤ 15.テーマに基づく情報の収集④ 30.意見交換 評価方法:出席50% 研究成果50% 教 科 書:教室にて指示する。 参 考 書:教室にて指示する。 履修上の注意点:受講登録前に担当教員まで、相談にいらして下さい。事前の相談がないと、受講でき (準備学習を含む) ない場合があります。 122 授業科目 人間発達総合演習Ⅰ 担当教員 高橋 早苗 学習の到達目標: この演習では、社会調査の手法を実践的に学びながら、社会学的なものの見方、考え方を 身につけ、現代社会がどのような方向に動きつつあるのかを研究します。特に、地域社会が 抱える問題について理解を深めることを目標とします。 授業概要: 1年かけて東日本大震災の調査研究を実施します。前期は、震災からの復興に関する問題 について、情報収集を行い、文献を読み、対象地域を決定し、調査の具体的計画を立てます。 後期は、複数の調査手法を用いて、地域調査に取り組みます。 なお、前・後期を通じて、 新聞記事を用いた時事問題の検討も行います。 授業計画:<前期>調査計画の立案まで (1) 文献から学ぶ(東日本大震災と復興に関するもの)[4回] (2) 対象地域の情報収集[3回] (3) 調査計画の立案[6回] (4) 予備調査[2回] <後期>調査実習 (5) 調査計画の再調整[3回] (6) 調査の実施[6回] (7) データの集計および分析[5回] (8) まとめ 評価方法:出席、参加状況を総合的に判断します。 教 科 書:使用しません。プリントを配布。 参 考 書:授業のなかで紹介します。 履修上の注意点:ゼミ生のアイディアを取り入れ、調査の方向を変えたり、ミニ・イベントの企画も行 (準備学習を含む) います。 授業科目 人間発達総合演習Ⅰ 担当教員 茂木 千明 対象学科・学年:発達3年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標:心理学に関する文献を読み進めて問題意識を高める。共通したテーマに基づいて、心理学の 研究方法の一つである「面接法」を体得する。 授業概要:①心理学に関する文献を読み、発表、ディスカッションを行う。②グループワークを中心に 「面接法」の実習を行う。*面接者の対応・姿勢・態度を学ぶ。*面接によって得られたデー タを結果としてまとめる。 授業計画:【前期】 1.心理学に関する文献の検討 2.文献の読み方・まとめ方 3~15.担当者による発表とディスカッション 【後期】 1.面接法による研究計画の検討 2~3.面接項目とフェイスシートの作成 4.模擬面接の実施 5.面接項目と面接手続きの検討 6.本面接(第1回)の実施と逐語録の作成 7~8.逐語録の検討(面接者の対応と共通理解) 9~11.本面接と逐語録の作成(第2~4回) 12~14.結果の整理・分析・レポートの作成 15.結果報告会 評価方法:ゼミへの積極的な参加(50%)と個別レポートとグループレポート(50%)による総合的な 評価 教 科 書:必要があれば授業内に指示する。 参 考 書: 『心理学にマニュアル「面接法」』保坂亨・中澤潤・大野木裕明(編)(北大路書房) 履修上の注意点:演習への積極的な参加態度を重視する。 (準備学習を含む) 123 人間発達学科 対象学科・学年:発達3年 単位数:4 開講時期:通年 授業科目 人間発達総合演習Ⅰ 担当教員 森本 幸子 人間発達学科 対象学科・学年:発達3年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標: 心理学的な文献を読みこなすことができるようになる自分で問題を設定し、データを収集 したり、結果をまとめることができるようになる 授業概要: 演習では、文献講読や簡単な調査研究を通して、臨床心理学的な研究を進めるための基礎 を学び、心理学的なものの見方、考え方、問題設定やその問題を調べて研究結果をまとめる 力を身につける 授業計画:<前期> 1)オリエンテーション 2)文献の読み方とまとめ方 3)~6)配布された文献のまとめとディスカッション 7)文献検索やデータ収集について 8)~ 14)各自がまとめた文献についてディスカッション 15)後期の研究テーマについて <後期> 1)調査研究についての説明 2)研究テーマについての話し合い 3)研究計画の立案 4)~7)調査研究の準備とデータ収集 8)~9)データ処理 10)~ 12)結果のまとめと考察 13)~ 14)研究報告会 15)まとめ 評価方法:出席、授業への参加状況、レポートなど総合的に評価する 教 科 書:使用しない 参 考 書:随時紹介する 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 人間発達総合演習Ⅰ 担当教員 渡邊 兼行 対象学科・学年:発達3年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標:人間の認知とその発達について、自分たちでテーマを定め、調べ、研究を計画し、実施する。 授業概要:人間の認知とその発達に関するグループ研究を行う。前期は文献調査を中心とし、それを通 じて研究テーマを定め、実験計画を作成する。後期は、前期に作成した計画に基づいて実験 を行い、データを分析し、考察し、それを論文の形にまとめる。この過程において、適宜討 論を行い、他のメンバーの提案・助言も加えながら、研究を深めていく。 授業計画:1.オリエンテーション 16.グループ研究に向けて~先行研究と文献検索 2.自分の興味の確認 17.グループ研究に向けて~実験の提案・発表 3.文献講読・発表⑴ 18.グループ研究に向けて~実験計画・準備 4.文献講読・発表⑵ 19.グループ研究に向けて~実験計画・準備 5.文献講読・発表⑶ 20.実験実施~データ収集 6.文献講読・発表⑷ 21.実験実施~データ収集 7.文献講読・発表⑸ 22.実験実施~データ収集 8.文献講読・発表⑹ 23.実験実施~データ分析 9.文献講読・発表⑺ 24.実験実施~データ分析・結果の解釈 10.文献講読・発表⑻ 25.実験実施~考察 11.文献講読・発表⑼ 26.実験実施~考察 12.文献講読・発表⑽ 27.結果報告の準備 13.グループ研究に向けて~テーマの検討 28.プレゼンテーション~結果報告 29.レポート執筆 14.グループ研究に向けて~テーマの検討 30.レポート執筆 15.グループ研究に向けて~先行研究と文献検索 評価方法:前期分50点(うち前期末面接10点)+後期分50点(うち後期末面接10点) 教 科 書:授業内で指示します。 参 考 書: 履修上の注意点:履修人数によって、上記のような内容の演習が不可能であると思われる場合は、履修 (準備学習を含む) 者との相談の上、内容を変更する場合がある。 124 授業科目 人間発達総合演習Ⅰ 担当教員 大迫 章史 学習の到達目標: 本授業では、教育・保育のなかでも、とくに保育所、そして幼稚園や小学校といった初等教育を中心に、これら広く 教育や保育を取り巻く様々な事項について、文献を読み進める。そしてメンバー間での議論を通して子ども、保育・教 育などに対する理解を深めていく。また文献講読や授業における議論をとおして、各履修者が自ら課題を設定し解決し ていくための力や自分の考えなどを表現するプレゼンテーション力の基礎を身につける。 授業概要: 授業の大きなテーマとしては、幼児教育・保育に関わる問題、子どもの権利、子どもの学力問題など子どもと教育・ 保育、子どもと学校に関わる内容を扱おうと考えている。授業の前半では、履修者の間で上記テーマの演習を進めてい くにあたっての共通の視点を養うため、共通の文献を読み進めていく。その際、議論等をとおして、子どもや保育・教 育への理解を深める。授業の後半では、授業前半での内容をふまえつつ、履修者の関心を考慮しながら、講読文献等を 決め、毎回担当者に発表してもらう予定である。授業の具体的な進め方などの詳細については、履修者との話し合いを 通して決定する。 授業計画:①授業前半での講読予定文献(授業担当者が論文を授業の初回で配布する。 ) ・普光院亜紀『日本の保育はどうなる』岩波書店、2012年。 ・岡本夏木『幼児期』岩波新書新赤版949、岩波書店、2007年。 ・本田和子『それでも子どもは減っていく』ちくま新書813、筑摩書房、2009年。 ・本田和子『変貌する子ども世界』中公新書、中央公論新社、1999年。 ・近藤幹生『保育園「改革」のゆくえ』岩波書店、2010年。 ・広田照幸『教育問題はなぜまちがって語られるのか?』日本図書センター、2010年。 ・大田堯『子どもの権利条約を読み解く』岩波書店、1997年。 ・工藤律子『ストリートチルドレン』岩波書店、2003年。 以上のような文献を考えているが、履修者の関心をふまえて決定する。 ②授業後半のテーマ(例) ・子どもとは何か? ・子どもと遊び ・子どもの権利と教育・保育 ・幼稚園と保育所と小学校の連携 ・幼保一元化を中心とした保育行政・幼児教育行政のあり方 ・幼稚園・保育所とは何か? ・子ども・子育て新システム など ※その他 履修者が関心のある分野 以上のようなテーマから、履修者各自が文献を選定する。 評価方法:授業への出席・態度および参加状況を総合的に評価する。 教 科 書:授 業担当者が文献、プリント、資料を準備し配布する。 参 考 書:授 業のなかで適宜紹介する。 履修上の注意点:すべての授業に出席すること。やむを得ず休む場合には、できるだけ早いうちに授業担当者に連絡すること。 (準備学習を含む) 授業科目 人間発達総合演習Ⅰ 担当教員 佐野 裕子 対象学科・学年:発達3年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標:1)現代の子どもが抱える健康上の諸問題について理解を深め、子どもの健全育成について考察する力 を養う。2)各自関心のあるテーマを模索・検討し、関連する研究方法について学ぶとともに、文献検 索や研究論文の講読の仕方、データ処理など、論文作成のために必要な知識や技術を身につける。 授業概要:子どもを取り巻く生活環境・社会環境を概観し、現代の子どもが抱える健康上の諸問題(生活リズムや 生活習慣に関する問題、体力や運動能力、発育・発達に関する問題、幼稚園や保育所、子育て支援センター、 家庭などにおける健康教育に関する問題など)についてのディスカッションを通し、理解を深めていく。 前期は、上述の問題に関する文献や研究論文を配布するので、レジュメを作成し発表、ディスカッショ ンを行う。後期は、グループ研究を行う。興味関心のあるテーマを見つけ、先行研究調査やプレ調査に 取り組み、研究レポートにまとめる。 16.研究計画の立案 授業計画:1.オリエンテーション 2.文献・研究レポートの分担 17.研究計画の立案 3.分担報告・ディスカッション 18.調査票の作成(実験実施者は実験準備) 4.分担報告・ディスカッション 19.調査票の作成(実験実施者は実験準備) 5.分担報告・ディスカッション 20.調査票の作成(実験実施者は実験準備) 6.分担報告・ディスカッション 21.調査、実験の実施、データの集計、分析 7.分担報告・ディスカッション 22.調査、実験の実施、データの集計、分析 8.分担報告・ディスカッション 23.調査、実験の実施、データの集計、分析 9.分担報告・ディスカッション 24.調査、実験の実施、データの集計、分析 10.分担報告・ディスカッション 25.調査、実験の実施、データの集計、分析 11.分担報告・ディスカッション 26.研究レポート作成 12.分担報告・ディスカッション 27.研究レポート作成 13.分担報告・ディスカッション 28.研究レポート作成 14.グループ研究レポートのテーマ選択 29.発表準備 15.グループ研究レポートのテーマの設定と 30.発表会(子育て支援全国セミナーにおいて発表) 後期に向けて 評価方法: 〔前期〕出席・受講態度(20点) ・分担報告(30点)〔後期〕研究レポート(20点)、発表(30点)などに より総合的に評価する。 教 科 書:適宜資料を配布する。 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:欠席の場合は必ず連絡する。演習への積極的な参加態度を重視する。 (準備学習を含む) 125 人間発達学科 対象学科・学年:発達3年 単位数:4 開講時期:通年 授業科目 人間発達総合演習Ⅰ 担当教員 山口 栄一 人間発達学科 対象学科・学年:発達3年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標:私 の演習は、「教育方法と技術」の観点から、教育を問い直していきたいと考えています。教育方法は、教科内容の理解、 学習者の理解、そして、目標を実現するためのプログラム作成の技法の知識を求められます。そのコアとなる考え方は、 「システム化」(システム的思考)であり、学習者の理解です。演習は通年ですので、前期はシステム化を中心とし、後 期は学習者の理解を中心として、教育を考えていきます。 ①システム化の発想を理解する。 ②システム化の視点から教育プログラムを検討し、また、作成する。 ③教科内容との関連から、学習者のつまずきを理解する。 ④学習困難(学習障害、ADHD、アスペルガー障害)を理解する。 授業概要:学ぶということは、新しい知識を吸収するという一面もありますが、自らの考え方を問い直すということがより重要な 場合もあります。教育は後者の領域で、だれでもが「教育」を知っていますし、よい教育についても、それぞれが知っ ているからです。この演習では、自分の経験、知識を問い直し、確かめることを重視したいと思います。そのために、 プレゼンと対話を重視していきます。つまり、Learning by Doingです。とはいえ、あまりかしこまらずに、楽しく学べ ればよいと思います。ただ、それぞれの関心を重視して学んでほしいので、各自のテーマに関係したプレゼンを重視し ます。いつも自分の関心に引きつけて考えましょう。これは教師としての訓練ともなりますから、臆せずに取り組んで ください。「作りながら学び、学びながら遊ぶ」が私のゼミのモットーです。 授業計画:前期 後期 ①ガイダンス:教育方法でなぜ学習者の理解が問われる ①ガイダンス 自己紹介(それぞれの研究への興味・関 のか 心を中心として) ②つまずきを研究する①つまずきの調査の仕方 ②システム化の発想とは何か。 ③つまずきを研究する②各自のテーマの設定 ③システム化からみた教育問題をさがす ④つまずきを研究する③つまずきの調査用紙をつくる ④目標と評価の関係を問い直す ⑤つまずきを研究する④つまずきを調べるまとめと発表 ⑤目標を明確にする技法を学ぶ①技能的領域 ⑥つまずきを研究する⑤まとめと発表 ⑥目標を明確にする技法を学ぶ②認知的領域 ⑦ガイダンス:学習に困難をもつ子どもたち ⑦目標を明確にする技法を学ぶ③情意的領域 ⑧LDの研究①LDの子どもたち ⑧目標と授業を考える:「やる気」はだれの目標か? ⑨LDの研究②LDの理解と対応 ⑨評価の技法を学ぶ①テストを作るのは何のためか? ⑩ADHDの研究①ADHDの子どもたち ⑩評価の技法を学ぶ②三択のテストを作る ⑪ADHDの研究②ADHDの理解と対応 ⑪評価の技法を学ぶ③ルーブリックを作る ⑫アスペルガーの研究①アスペルガーの子どもたち ⑫評価と授業の関係を問い直す ⑬システム化を生かしてプログラムを作り直す① ⑬アスペルガーの研究②アスペルガーの理解と対応 ⑭システム化を生かしたプログラムを作り直す② ⑭「学習困難をもつ子どもたち」のまとめ ⑮まとめ ⑮全体のまとめ:システム化の発想と教育方法・技術 評価方法:前期:授業での各フェーズでの課題を満たす(60%)最終レポート(40%) 後期:レポート2回(80%)<つまずきの研究、学習困難な子どもたち>まとめレポート(20% ) 教 科 書:特 にありませんが、授業資料はPDFで配布します。 参 考 書:山口榮一「授業のデザイン」玉川大学出版部 履修上の注意点:それぞれの演習に関連して、プリントを PDF で配布しますので、プリントアウトするか、タブレットなどで読んでくだ (準備学習を含む) さい。また、プレゼンのために、PowerPoint を使いますので、できない人はだれかに教えてもらいましょう。 授業科目 人間発達総合演習Ⅰ 担当教員 妹尾 知昭 対象学科・学年:発達3年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標:言 葉の教育に必要とされる観点を獲得するために、言語分析のための基礎的な知識を得ることを目標とする。そして、その知識を机上の空論 としないためにも、実際のデータ分析も取り入れたいと考えている。実際のデータを分析することで、児童が言葉を学ぶ際、どのような点に つまずいているのかということを認識できるようにする。また、国語教育のみならず、外国語教育(小学校の場合であれば外国語活動)との 連携の可能性についても模索したい。 授業概要: 言葉の研究を扱うのは言語学であり、言葉の教育を担うのは(母語教育という観点から言えば)国語科である。しかしこの両者の乖離は大き いと言わざるを得ない。また、日本語を母語としない学習者に対して行われる教育は日本語教育と呼ばれ、同じ言語を教育対象としているに も関わらず国語科とは全く異なる言語教育が行われているのが実情である。 本演習では、将来国語科を担当する際に役立つように、まずはその乖離を埋めていくための基礎的な知識の獲得が目指される。本演習では、 この分野における入門的な文献をテキストとし、担当者が指定の箇所を担当して発表し、それに対して参加者が質疑応答を行うことを通じて 学びを深める。分析の観点を理解した後に、実際のデータ分析も取り入れたいと考えている。データ分析を通じて、児童がどのような点につ まずくのか認識することができれば、指導の際に新たな視座を得ることができると考えられるからである。また、小学校における外国語活動 との連携可能性についても模索できればと考えている。 授業計画:1 15)前期授業のまとめと筆記試験 )前期オリエンテーション 2)ことば再発見 -言語から記号へ-(1) 16)後期オリエンテーション 3)ことば再発見 -言語から記号へ-(2) 17)調音音声学と音響音声学/音節とモーラ/アクセントと声調 4)伝えるコミュニケーションと読み取るコミュニケーション ―伝達を 18)語/形態素/語彙素 めぐって―(1) 19)語形成/新造語/逆形成 5)伝えるコミュニケーションと読み取るコミュニケーション ―伝達を 20)文の構造/文法理論のいろいろ めぐって―(2) 21)文法範疇(テンス・アスペクト・ムード) 6)記号と意味作用(1) 22)文法範疇(格・ボイス) 7)記号と意味作用(2) 23)語順の類型 8)分節と意味作用(1) 24)文章と談話/テクスト性/結束性 9)分節と意味作用(2) 25)主題/視点/情報構造 10)記号と統辞(1) 26)意味とは/語のレベル/句・文のレベル 11)記号と統辞(2) 27)意味の構造的記述/成分分析 12)「テクスト」と<話す主体>(1) 28)カテゴリー化/プロトタイプ/メタファー(比喩) 13)「テクスト」と<話す主体>(2) 29)発話行為理論/関連性理論/会話分析 14)記号論の拡がり ―文化の解読のために― 30)後期授業のまとめと筆記試験 評価方法: 発表担当時の発表内容(20%) ・授業中にまとめる提出物(10%) ・授業に取り組む姿勢(30%) ・および筆記試験(40%)に基づき、総合的に評価する。 教 科 書:開 講時に指示する。 参 考 書:適 宜紹介する。 履修上の注意点:・ 積極的な参加を希望します。 (準備学習を含む) ・他の学生の迷惑になる行為(私語・遅刻・携帯電話等の操作・飲食など)はご遠慮ください(目に余る行為をとる学生には、他の 学生の学習する権利を守るため注意することもあります)。 126 授業科目 人間発達総合演習Ⅰ 担当教員 中村 俊哉 学習の到達目標:1)現在の幼児、児童を取り巻く諸問題を明らかにしながら、それを解決していくための保 育者、教諭としての資質、能力、支援・指導方法を文献、フィールドワークなどを行い ながら、考えていきます。議論や発表を通し、教育への理解や自らの考えを深めていけ るようにします。 2)履修者が課題を設定し、調査を行い、解決をしていく過程を通して、研究の基本を身に つけていきます。 授業概要: 最初は、子どもたちを取り巻く様々な諸問題について文献を読み、子どもたちの環境の問 題点を明らかにしていきます。 幼児教育と小学校教育のつながりも考えながら、共生社会を作っていくための「環境」の 視点を中心に、文献調査、フィールドワークなどを行い、保育者、教諭として何が大切か考 えていきます。 これらの活動を通し、各自の興味・関心から課題をもち、調査を行い、お互いに発表し合 いながら、議論を進めていきます。 授業計画:授業の進め方についての詳細は、履修者と話し合って決定していきます。 <前期> 現在の子どもたちの諸問題に関する文献から、議論していきます。発表は、順番を決め、発 表者がレジュメ作成など、発表の準備を行い発表します。必要に応じてフィールドワークも 行います。 <後期> 前期の活動から、履修者の興味・関心から、課題をもち、調査し、中間発表を行いながら、 議論を深め、まとめていきます。 評価方法:レポート(40%)、出席(60%) 教 科 書:適宜プリントの配布等を行います。 参 考 書:授業の中で紹介します。 履修上の注意点:履修人数によって、履修者と相談の上、内容を変更する場合もあります。 (準備学習を含む) 授業科目 人間発達総合演習Ⅰ 担当教員 沼澤 清一 対象学科・学年:発達3年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標:1)具体的な授業映像・授業記録等をもとに討論し、授業づくり・教材開発に関する幅広い 知識を身につける。 2)演習を通して様々なテーマで討論し、それをレポートにまとめることができる。 3)模擬授業を通して授業づくりの基礎を体験し、自分の目指す授業観を持つことができる。 授業概要: 具体的な授業ビデオ・授業記録等を見たり、模擬授業を受けたりして、授業づくり・教材 開発のあり方について学び、討論を通して検討する。また、各自が模擬授業を行うことによっ て、授業づくり・教材開発の過程からの学びを伝え合い共有していく。 授業計画:前期 第1回 一年間の授業概要説明 ガイダンス 第2回~第4回 授業映像・授業記録をもとに討論する。 第5回~第6回 模擬授業を受け授業者への質問を通して授業づくり・教材開発について 学ぶ。 第7回~第9回 授業映像・授業記録をもとに討論する。 第10回~第12回 授業を支える教育活動について学校現場の実践をもとに話し合う。 第13回~第15回 模擬授業に向けて教材開発の内容と方法について検討する。 第16回~第19回 技術的実践と反省的実践の視点から授業を捉える。 第20回~第24回 模擬授業を行い授業づくり・教材開発について討論する。 第25回~第26回 授業論の文献を読み討論する。 第27回~第29回 模擬授業を行い授業づくり・教材開発について討論する。 第30回 一年間のまとめ 評価方法:授業の出席状況、模擬授業・発表の内容、討論の内容によって総合的に評価する。 教 科 書: 参 考 書:授業の中で随時紹介する。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 127 人間発達学科 対象学科・学年:発達3年 単位数:4 開講時期:通年 授業科目 人間発達総合演習Ⅰ 担当教員 宮崎 正美 人間発達学科 対象学科・学年:発達3年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標:( 1)それぞれの興味関心をもとに下調べを行い、先行研究を調べることによって、候補となるテーマ群の中から研究テー マを絞る過程を学ぶ。また共通のテキストを批判的かつ総合的に読解することを学ぶ。(2)研究テーマ・内容に対する 研究方法、調査方法について学ぶ。(3)分析・考察の重要さ・難しさを体験的に学ぶ。(4)研究活動をレポート(論文) としてまとめることを学ぶ。 授業概要:前期は、自分の興味関心からテーマ群を絞り込み、さらにそこから絞り込んでテーマを設定するために、資料収集、先 行研究の調査、方法論の検討・決定までを行って、夏以降の研究活動の方向性をつける。後期は、前期および夏の活動 をもとにして、分析・考察を行い、レポート(論文)にまとめる作業、およびプレゼンテーションの作業を行う。いず れも授業各回ごとに、各自から経過報告を求める。 〔前期〕 授業計画: 〔前期〕 1.分析・考察(1) 1.ガイダンス 2.テーマ群の設定、資料収集および先行研究の調査(1) 2.分析・考察(2) 3.テーマ群の設定、資料収集および先行研究の調査(2) 3.分析・考察(3) 4.分析・考察(4) 4.テーマの絞り込み 5.分析・考察(5) 5.方法論の検討・決定(1) 6.考察の結果まとめ(1) 6.方法論の検討・決定(2) 7.考察の結果まとめ(2) 7.資料収集・先行研究の調査(1) 8.結論のまとめ(1) 8.資料収集・先行研究の調査(2) 9.結論のまとめ(2) 9.資料収集・先行研究の調査(3) 10.レポート(論文)のまとめとプレゼンテーション(1) 10.資料収集・先行研究の調査(4) 11.レポート(論文)のまとめとプレゼンテーション(2) 11.資料収集・先行研究の調査(5) 12.問題点・疑問点の整理(1) 12.レポート(論文)のまとめとプレゼンテーション(3) 13.問題点・疑問点の整理(2) 13.プレゼンテーション 14.問題点・疑問点の検討(1) 14.振り返り(話し合い)(1) 15.問題点・疑問点の検討(2) 15.振り返り(話し合い)(2) 16.前期のまとめと作業予定の確認 16.全体の確認 評価方法:出席点(30%) 。討論への参加・内容(20%)、レポート(50%)によって総合的に評価する。 教 科 書:研 究活動全般に関するレジュメを配布する。L.D.レイノルズ/ N.G.ウィルソン著、西村賀子・吉武純夫訳『古典の継承 者たち』(国文社1996年)から引用し、共通のテキストとする。それ以外は授業内で決定する。 参 考 書:必要あれば授業内で指示する。 履修上の注意点:授業のすべての回への出席を基本的に求める。授業内容に関連し、場合によって附属図書館、他大学、学外施 (準備学習を含む) 設への見学を行うことがある。 授業科目 人間発達総合演習Ⅱ 担当教員 朝倉 充彦 対象学科・学年:発達4年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標:1)専門書を読み、その内容をまとめ、レジュメを作成し、発表できる力を身につける。2) 他者の意見を理解し、ディスカッションできる力を養う。3)自分なりの研究テーマを設定 できるようにする。 授業概要: 前期では、子どもの権利条約をもとに子どもの権利や自由の問題に関するテーマについて のテキストを読んで、授業で討論する。授業では、発表を当番制とし、発表者は事前にレジュ メを作成・印刷・配布しなければならない。後期では、前期での授業を活かし、各自がテー マを設定し研究成果を発表する。その発表に基づいて、皆でディスカッションをし、研究の 内容を深めていく。最終的には、ゼミ論としてまとめる。 授業計画: 前期では、子どもの権利条約とその先行研究を読み、毎回の授業で2人ずつその内容につ いてレジュメにまとめ発表し、皆で討論する。後期は、各自がテーマを設定し、その研究成 果を発表し、皆で討論する。 評価方法:授業の出席状況、発表の内容、討論の内容によって総合的に評価する。 教 科 書: 参 考 書:授業のなかで随時紹介する。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 128 授業科目 人間発達総合演習Ⅱ 担当教員 牛渡 淳 学習の到達目標:1.教育と児童文化に関する幅広い知識と教養を身につける。2.各自が選んだひとつのテー マについて深い専門的知識を身につける。3.レジュメの作成と報告を通して、文献を読む 力、まとめる力、考える力、発表する力、ディスカッションする力、質問する力を身につける。 授業概要: 3年次に引き続き、 「教育」と「児童文化」に関する諸問題について検討する。特に、絵本、 遊び場、子ども観、教師、学校、大学、等について毎回学生が発表する。発表する中で、次 第に自分の研究テーマをしぼり、最終的には『ゼミ論』(毎回報告したレジュメ全部と、目 次、研究の目的、まとめ、を合わせたもの)としてまとめあげることを目標とする。『卒論』 を希望するものは、卒論としてまとめる予定の内容を毎回報告する。 授業計画:第1回:1年間の授業の進め方、年間の発表スケジュールの確定、 ゼミ論と卒論についての解説を行う。 第2回~第29回:毎回、1~2名の学生が各自の関心領域のテーマに関する本や論文等を紹 介・発表し、ディスカッションでさらに理解を深める。3年次とは異なり、 4年次は、各自が、一つのテーマ 第30回:ゼミ論の作成 評価方法:発表内容と授業への参加・貢献度によって評価する。 教 科 書: 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 人間発達総合演習Ⅱ 担当教員 宇野 忍 対象学科・学年:発科4年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標:各自が自分の問題意識に基づき解決原案としての仮説を立て、それを確認するための実験計 画を立案・実施し、データを取りまとめて論文を作成することを到達目標とします。 授業概要:①3年次に行った研究を基に、その研究をより改善するために、各自が原案を考え、報告し、 集団で討議をします。この時に必要に応じて文献を購読します。②前期は実験計画原案を完 成させます。③後期はより具体的な実験計画を立て、実験・調査のための材料を作成し、デー タ収集を行い、それを分析して、研究活動を論文に取りまとめます。 授業計画:1.オリエンテーション 16.実験計画の精緻化1 17.実験計画の精緻化2 2.3年次研究の省察1 18.実験計画の精緻化3 3.3年次研究の省察2 19.実験材料・質問紙の作成1 4.3年次研究の省察3 20.実験材料・質問紙の作成2 5.3年次研究の省察4 21.実験材料・質問紙の作成3 6.3年次研究の省察5 22.データ収集1 7.3年次研究の省察6 23.データ収集2 8.3年次研究の省察7 24.データ収集3 9.3年次研究の省察8 25.データ収集4 10.3年次研究の省察9 26.結果の分析と取りまとめ1 11.3年次研究の省察10 27.結果の分析と取りまとめ1 12.3年次研究の省察11 28.結果の分析と取りまとめ1 13.実験計画原案の作成1 29.結果の分析と取りまとめ1 14.実験計画原案の作成2 30.結果の分析と取りまとめ1 15.実験計画原案の作成3 評価方法:授業への参加状況と論文の成績に基づいて行います。重みづけは20%と80%とします。 教 科 書:用いません。適宜資料を配付します。 参 考 書:授業の中で紹介します。 履修上の注意点:①授業時間外の活動が多くなります。②履修人数によっては授業計画等に変更があり (準備学習を含む) ます。③遅刻 ・ 欠席はしないようにしてください。やむをえず遅刻 ・ 欠席をする場合 には連絡をしてください。連絡先はオリエンテーション時に各自に伝えます。 129 人間発達学科 対象学科・学年:発達4年 単位数:4 開講時期:通年 授業科目 人間発達総合演習Ⅱ 担当教員 大道 直人 人間発達学科 対象学科・学年:発達4年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標:1 )興味を持ったテーマを暖め、先行研究を調べて吟味し、研究テーマに設定するに至るプロセスの重要性を知る。 2)先行研究の収集とゼミ論文における扱いの重みを知る。 3)実験・調査を伴う場合における披験者選びの重要性や難しさを学ぶ。また、レヴューの場合はテーマに関連した先行研究探し の難しさを体験的に学ぶ。 4)分析や考察等における先行研究を使った科学的・論理的思考の重要性、また説得力ある文章表現等の難しさと楽しさを、体験 的に学ぶ。 5)自分で選定したテーマで研究を行い論文に纏め上げることを通して、1つのことを企画・実行し、結果を得て纏めることの難 しさと楽しさを体感してもらう。 授業概要: 情報文化論、人間情報学、認知科学等の分野における興味あるテーマを設定し、ゼミ論に取り組む。前期は自分の選んだテーマ に関連した先行研究を集めて方法論や理論を学び、自分の研究の方法論を絞り込む。そして後期までに研究計画を固める。後期は その研究計画に基づいて、実験やアンケートまたはレヴューのための資料集めを進め、実験調査の場合はそれらのデータの統計処 理を行い、分析・考察を行って、論文に纏め上げる。レヴューの場合は先行研究に論評を加え、論文に纏める。毎回研究の経過報 告とそれに関するディスカッションを行い、自分の研究のみならずゼミメンバーの研究にも関心を広げ、人間の「心」の問題や「知」 の問題を共に考えることで、「人間」についての理解を深めたい。 [後期] 授業計画:[前期] 1.3年4年ゼミ生合同授業 1.ガイダンス&テーマ探し(1) 2.実験・データ収集または先行研究収集(1) 2.テーマ探し(2) 3.実験・データ収集または先行研究収集(2) 3.テーマ探し(3)と方法論の検討 4.実験・データ収集または先行研究収集(3) 4.方法論の決定 5.卒論中間発表会参加 5.先行研究の調査・収集(1) 6.実験・データ収集または先行研究収集(4) 6.先行研究の調査・収集(2) 7.実験・データ収集または先行研究収集(5) 7.先行研究の調査・収集(3) 8.実験・データ分析または先行研究精読結果の整理(1) 8.先行研究の調査・収集(4) 9.実験・データ分析または先行研究精読結果の整理(2) 9.先行研究内容の確認(1) 10.実験・データ分析または先行研究精読結果の整理(3) 10.先行研究内容の確認(2) 11.実験・データ分析または先行研究精読結果の整理(4) 11.構想・仮説設定・研究計画(1) 12.考察・ゼミ論作成・推敲(1) 12.構想・仮説設定・研究計画(2) 13.考察・ゼミ論作成・推敲(2) 13.構想・仮説設定・研究計画(3) 14.考察・ゼミ論作成・推敲(3) 14.構想・仮説設定・研究計画(4) 15.発表・討論会(2) 15.発表・討論会(1) 評価方法:ゼ ミ論文(75点)およびゼミ論発表会での発表・発言(最大20点)で評価する。また出席点(5点)も考慮する。(詳細は授業中発表) 教 科 書:使 用しない。必要な資料はホームページで提供またはプリントで配布。 参 考 書:参考書は必要に応じて、そのつど紹介する。 履修上の注意点: 人間を深く理解するための問題意識を持ち、 「知」や「心」に関する様々な事に興味を持って積極的に演習を行うこと (準備学習を含む) を希望する。 授業科目 人間発達総合演習Ⅱ 担当教員 佐々木貴弘 対象学科・学年:発達4年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標:1)研究の基本を習得する。2)芸術(造形表現) ・幼児教育(造形表現領域)等関連の論文・ 文献を講読するとともに、関係分野・領域に係るフィールド・ワークを体験・実践し、芸術・ 学問の意義を学びます。3)芸術に係る実技を体験し、芸術への理解を深める。 授業概要:受講生各自が、自ら関心のあるテーマ(芸術・幼児教育等)を選び、これに関連する文書資 料を講読することを通し、芸術とそれに関連する学問の意味と趣旨を学ぶ。受講生は、それ ぞれ研究・調査した内容をレジュメにまとめ、毎回の授業は受講生の研究発表によって進め、 全員で討論する。本講義では、特に調査において、授業外のフィールド・ワークを重視する。 授業計画:1.オリエンテーション 2.~ 29.受講生によるフィールドワーク及び研究発表 30.まとめ。 評価方法:出席点と受講態度重視。 教 科 書:特に定めない。 参 考 書:そのつど指示。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 130 授業科目 人間発達総合演習Ⅱ 担当教員 高橋 泉 学習の到達目標:演習を通して、様々なテーマのもとに討論ができて、また、それをレポートにまとめること のできるようにする。 授業概要: 人間の発達について総合的に学習する演習(ゼミ)として開講する。各自で学習テーマを 考え、3年次までの研究テーマをさらに発展させることを目的とする。 授業計画: 担当教員の指導できる領域は、社会学関連(文化人類学や民俗学的テーマを含む)、例えば、 家族、地域社会、少子・高齢化社会、宗教、民族、民俗他、社会・文化に関連する諸問題で あるが、各自が選ぶテーマはこれらに該当しなくてもかまわない。 授業は各自が関心をもっている事柄について、あらかじめ聞いた上で、出来るだけそれら に合わせて、テーマとして取り上げ、進めていく。 評価方法:授業時のレポート、出席状況等で総合的に評価する。 教 科 書:特に定めず、扱うテーマによって、適宜プリントの配布等を行う。 参 考 書:同上。 履修上の注意点:社会・文化的諸問題に関心をもつ学生が好ましいが、型にはまった指導をするつもり (準備学習を含む) はない。出来るだけ各自の関心に合わせて進めていきたい。 授業科目 人間発達総合演習Ⅱ 担当教員 宮崎 正美 対象学科・学年:発達4年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標: (1)それぞれの興味関心をもとに下調べを行い、 先行研究を調べることによって、候補となるテーマ群の中から研究テー マを絞る過程を学ぶ。また共通のテキストを批判的かつ総合的に読解することを学ぶ。(2)研究テーマ・内容に対する 研究方法、調査方法について学ぶ。(3)分析・考察の重要さ・難しさを体験的に学ぶ。(4)研究活動をレポート(論文) としてまとめることを学ぶ。 授業概要:前期は、自分の興味関心からテーマ群を絞り込み、さらにそこから絞り込んでテーマを設定するために、資料収集、先 行研究の調査、方法論の検討・決定までを行って、夏以降の研究活動の方向性をつける。後期は、前期および夏の活動 をもとにして、分析・考察を行い、レポート(論文)にまとめる作業、およびプレゼンテーションの作業を行う。いず れも授業各回ごとに、各自から経過報告を求める。 授業計画: 〔前期〕 〔前期〕 1.分析・考察(1) 1.ガイダンス 2.テーマ群の設定、資料収集および先行研究の調査(1) 2.分析・考察(2) 3.テーマ群の設定、資料収集および先行研究の調査(2) 3.分析・考察(3) 4.分析・考察(4) 4.テーマの絞り込み 5.分析・考察(5) 5.方法論の検討・決定(1) 6.考察の結果まとめ(1) 6.方法論の検討・決定(2) 7.考察の結果まとめ(2) 7.資料収集・先行研究の調査(1) 8.結論のまとめ(1) 8.資料収集・先行研究の調査(2) 9.結論のまとめ(2) 9.資料収集・先行研究の調査(3) 10.レポート(論文)のまとめとプレゼンテーション(1) 10.資料収集・先行研究の調査(4) 11.レポート(論文)のまとめとプレゼンテーション(2) 11.資料収集・先行研究の調査(5) 12.問題点・疑問点の整理(1) 12.レポート(論文)のまとめとプレゼンテーション(3) 13.問題点・疑問点の整理(2) 13.プレゼンテーション 14.問題点・疑問点の検討(1) 14.振り返り(話し合い)(1) 15.問題点・疑問点の検討(2) 15.振り返り(話し合い)(2) 16.前期のまとめと作業予定の確認 16.全体の確認 評価方法:出 席点(30%)。討論への参加・内容(20%)、レポート(50%)によって総合的に評価する。 教 科 書:研究活動全般に関するレジュメを配布する。L.D.レイノルズ/ N.G.ウィルソン著、西村賀子・吉武純夫訳『古典の継承 者たち』(国文社1996年)から引用し、共通のテキストとする。それ以外は授業内で決定する。 参 考 書:必要あれば授業内で指示する。 履修上の注意点:授業のすべての回への出席を基本的に求める。授業内容に関連し、場合によって附属図書館、他大学、学外施 (準備学習を含む) 設への見学を行うことがある。 131 人間発達学科 対象学科・学年:発達4年 単位数:4 開講時期:通年 授業科目 人間発達総合演習Ⅱ 担当教員 氏家 靖浩 人間発達学科 対象学科・学年:発達4年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標:人間の発達に関する知識を増やし、自分の考えを述べられるようにする。発達に関して、少 しでもいいから自ら確かめて、それをもとにして自信をもって他者に伝えられることを目標 とする。 授業概要:文献の購読やビデオの視聴を通して発達についての理解を深め、それを研究報告としてまと める際に配慮すべきことを学習する。 授業計画:1.ガイダンス 16.テーマに基づく情報の収集⑤ 17.意見交換 2.文献の読み方① 18.意見交換 3.文献の読み方② 19.テーマに基づく情報の収集⑥ 4.文献の読み方③ 20.テーマに基づく情報の収集⑦ 5.発達に関するビデオ視聴① 6.発達に関するビデオ視聴② 21.テーマに基づく情報の収集⑧ 7.発達に関するビデオ視聴③ 22.テーマに基づく情報の収集⑨ 8.意見交換の仕方 23.テーマに基づく情報の収集⑩ 9.意見交換 24.意見交換 10.ここまでの学習のまとめ 25.レポート作成① 11.各自のテーマ設定 26.レポート作成② 12.テーマに基づく情報の収集① 27.レポート作成③ 13.テーマに基づく情報の収集② 28.レポート作成④ 14.テーマに基づく情報の収集③ 29.レポート作成⑤ 15.テーマに基づく情報の収集④ 30.意見交換 評価方法:出席20% 研究成果80% 教 科 書:教室にて指示する。 参 考 書:教室にて指示する。 履修上の注意点:受講登録前に担当教員まで、相談にいらして下さい。 (準備学習を含む) 授業科目 人間発達総合演習Ⅱ 担当教員 高橋 早苗 対象学科・学年:発達4年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標:東日本大震災の復興について、各人が自分の問題関心を発展させて、個別の研究課題を設定 し、研究を進め、ゼミ論文を完成させることを目標とする。 授業概要: 前期は、震災に関連する個別のテーマを確立し、関連文献の研究し、研究を具体的に進め る上で必要な手法の習得を目指す。後期は研究の進捗状況を報告しあう。なお、前・後期を 通じて、新聞記事を用いた時事問題の社会学的研究も行う。 授業計画: 〈前期〉 東日本大震災に関連する各自のテーマについて、ゼミ論文完成までの研究計画を立てる。 (1) 文献の収集、読み方、まとめ方① (2) 文献の収集、読み方、まとめ方② (3) 研究テーマの設定と計画 〔2回〕 (4) 研究手法 〔3回〕 (5) 分担報告と討論 〔7回〕 〈後期〉 各自の研究計画に沿って成果を報告し、それについて全体で討論する。 (6) 経過の報告・討論 〔9回〕 (7) 成果報告会 〔2回〕 (8) まとめ 〔2回〕 評価方法:ゼミ論文と参加状況を総合的に判断する。 教 科 書:使用しない。プリント配布。 参 考 書:授業の中で紹介する。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 132 授業科目 人間発達総合演習Ⅱ 担当教員 茂木 千明 学習の到達目標:心理学に関する文献を読んだり心理学研究の進め方を理解しながら自身の問題意識を高め、 各自のテーマによりゼミ論研究を実施する。また、このゼミ論研究を「目的・方法・結果・ 考察」の形式で論文にまとめることにより、心理学研究の一連の流れ・手続きを理解する。 授業概要:①実際に研究データをまとめながら心理学研究の進め方を理解する。 ②心理学に関する文献を読み、発表、ディスカッションを行う。 ③自身の研究テーマを設定し、その研究内容にあった方法を検討する。 ④研究方法に従って調査を実施し、データを入力・分析する。 ⑤「目的・方法・結果・考察」の形で論文としてまとめる。 授業計画:【前期】 1.心理学に関する文献の紹介 2~7.共通の研究論文を読み、その研究に基づいた研究データのまとめ方を理解する 8~15.各自による発表とディスカッション 【後期】 1.研究テーマの設定(目的と仮説の検討) 2~4.研究計画の立案(調査用紙の作成) 5.調査の実施 6~8.結果の分析 9~15.ゼミ論の作成 評価方法:ゼミへの積極的な参加(50%)とゼミ論(50%)による総合的な評価 教 科 書:必要があれば授業内で指示する 参 考 書:適宜紹介する 履修上の注意点:演習への積極的な参加態度を重視する。 (準備学習を含む) 授業科目 人間発達総合演習Ⅱ 担当教員 森本 幸子 対象学科・学年:発達4年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標: 心理学視点を取り入れて自ら研究テーマを設定して研究を進め、まとめることができるよ うになる 授業概要: 前期後期を通して、自分で研究テーマを決め、データを収集し、データ分析を行なう。ま た、研究をきちんとまとめて発表する。 授業計画:<前期> 1)オリエンテーション 2)~5)研究テーマの相談と研究テーマの決定 6)~ 10)研究計画の立案と研究実施の準備 11)研究計画の発表と検討 12)~ 15)データ収集 <後期> 1)~4)データ分析 5)~8)結果のまとめ 9)研究報告会 10)~ 14)結果の考察と発表の準備 15)研究のまとめの発表 評価方法:出席状況や授業への取り組み、レポートなどを総合的に評価する 教 科 書:使用しない 参 考 書:随時紹介する 履修上の注意点: (準備学習を含む) 133 人間発達学科 対象学科・学年:発達4年 単位数:4 開講時期:通年 授業科目 人間発達総合演習Ⅱ 担当教員 渡邊 兼行 人間発達学科 対象学科・学年:発達4年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標:人間の認知とその発達について、自分たちでテーマを定め、調べ、研究を計画し、実施する。 授業概要:人間の認知とその発達に関する個人またはグループ研究を行う。前期は文献調査を中心とし、 それを通じて研究テーマを定め、実験計画を作成する。後期は、前期に作成した計画に基づ いて実験を行い、データを分析し、考察し、それを論文の形にまとめる。この過程において、 適宜討論を行い、他のメンバーの提案・助言も加えながら、研究を深めていく。 授業計画:1.オリエンテーション 16.実験実施~データ収集 2.自分の興味の確認 17.実験実施~データ収集 3.文献講読・発表⑴ 18.実験実施~データ収集 4.文献講読・発表⑵ 19.中間報告 5.文献講読・発表⑶ 20.実験実施~データ収集 6.文献講読・発表⑷ 21.実験実施~データ収集 7.文献講読・発表⑸ 22.実験実施~データ収集 8.文献講読・発表⑹ 23.実験実施~データ分析 9.個人・グループ研究に向けて~テーマの検討 24.実験実施~データ分析・結果の解釈 10.個人・グループ研究に向けて~テーマの検討 25.実験実施~考察 11.個人・グループ研究に向けて~先行研究と文献検索 26.実験実施~考察 12.個人・グループ研究に向けて~先行研究と文献検索 27.結果報告の準備 13.個人・グループ研究に向けて~実験の提案・発表 28.プレゼンテーション~結果報告 14.個人・グループ研究に向けて~実験計画・準備 29.論文執筆 15.個人・グループ研究に向けて~実験計画・準備 30.論文執筆 評価方法:前期分50点(うち前期末面接10点)+後期分50点(うち後期末面接10点) 教 科 書:授業内で指示します。 参 考 書: 履修上の注意点:履修人数によって、上記のような内容の演習が不可能であると思われる場合は、履修 (準備学習を含む) 者との相談の上、内容を変更する場合がある。 授業科目 人間発達総合演習Ⅱ 担当教員 大迫 章史 対象学科・学年:発達4年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標: 本授業では、教育のなかでも、とくに幼稚園や小学校といった初等教育を中心に、これらを取り巻く様々な問題について、文献を読み進め ながら、議論を通して理解を深めていくこととしたい。そして、文献講読や授業における議論をとおして、各受講者が自ら課題を設定し解決 していくための力や自分の考えなどを表現するプレゼンテーション力を身につける。 授業概要: 授業の大きなテーマとして、幼児教育・保育に関わる問題、子どもの権利、子どもの学力問題に関する事項など広く扱っていく。授業の前 半では、履修者の間で上記テーマで演習を進めていくにあたっての視点を養うため、授業担当者が配布する共通の文献を読み進めていく。そ の際、議論等をとおして、幼児教育・保育への理解を深める。 授業の後半では、授業前半での内容をふまえつつ、履修者の関心を考慮しながら、講読文献等を決め、毎回担当者に発表してもらう予定で ある。なお、授業前半の最後までに、履修者は授業後半で使用する講読文献を各自決めてもらう予定にしている。授業の進め方などの詳細に ついては、履修者との話し合いを通して決定する。なお、卒業論文の執筆を本授業担当者で予定している履修者は、本授業を履修することが 望ましい。 授業計画: ①授業前半での講読文献(授業担当者が論文を授業の初回で配布する。) ・磯部裕子・山内紀幸『ナラティヴとしての保育学』萌文書林、2008年。 ・本田和子『子ども一〇〇年のエポック』フレーベル館、2000年。 ・本田和子『子どもが忌避される時代』新曜社、2007年。 ・津守真『保育者の地平』ミネルヴァ書房、2007年。 ・津守真『保育の体験と思索』大日本図書、1980年。 ・大場幸夫『こどもの傍らに在ることの意味』萌文書林、2007年。 ・佐藤公治『保育の中の発達の姿』萌文書林、2008年。 ・志水宏吉『学校にできること』角川選書480、角川学芸出版、平成22年。 ・志水宏吉『『力のある学校』の探究』大阪大学出版会、2009年。 ・太田素子・浅井幸子『保育と家庭教育の誕生』藤原書店、2012年。 以上のような文献を考えているが、履修者の関心をふまえて決定する。 ②授業後半のテーマ(例) ・幼稚園・保育所とは何か? ・子どもと遊びのあり方 ・子どもの権利と教育・保育 ・幼稚園と保育所と小学校の連携 ・幼保一元化を中心とした保育行政・幼児教育行政 ・家庭教育と保育 ・幼児教育の無償化問題 ・幼児教育・保育と学力問題 ・子ども・子育て新システム など ※その他 履修者の関心分野 以上のようなテーマから、履修者各自が文献を選定する。 評価方法:授 業への出席・参加・発表の状況、レポート課題等の提出状況により総合的に評価する。 教 科 書: 授業担当者が文献、プリント、資料を準備し配布する。 参 考 書: 授業のなかで適宜紹介する。 履修上の注意点:授 業に対し積極的に臨むこと。すべての授業に出席すること。やむを得ず欠席する場合はできるだけ早いうち (準備学習を含む) に授業担当者に連絡すること。 134 授業科目 人間発達総合演習Ⅱ 担当教員 佐野 裕子 学習の到達目標:①現代の子どもが抱える健康上の諸問題について理解を深め、子どもの健全育成について考究する。② 幼稚園や保育所、子育て支援センター、家庭、地域などにおいて、どのような保育が必要であるかを深 く考察する力を養う。③近年の研究動向を知り、論文の作成を通して論理的思考を培うとともに、研究 をすることの意義や研究方法などを学ぶ。 授業概要: 子どもを取り巻く生活環境・社会環境を概観し、現代の子どもが抱える健康上の諸問題(生活リズム や生活習慣に関する問題、体力や運動能力、発育・発達に関する問題、幼稚園や保育所、子育て支援セ ンター、家庭などにおける健康教育に関する問題など)について、興味関心のあるテーマを設定し、研 究を進める。前期は、各自テーマに関する先行研究を収集し、分担報告・ディスカッションを重ね、研 究方法論や理論を学び、研究計画を立案する。後期は、調査に取り組み、ゼミ論文としてまとめる。 16.調査・実験準備 授業計画:1.オリエンテーション 2.テーマの選択 17.調査・実験準備 3.先行研究の収集、分担報告・ディスカッション 18.調査、実験の実施、データの集計、分析 4.先行研究の収集、分担報告・ディスカッション 19.調査、実験の実施、データの集計、分析 5.先行研究の収集、分担報告・ディスカッション 20.調査、実験の実施、データの集計、分析 6.先行研究の収集、分担報告・ディスカッション 21.調査、実験の実施、データの集計、分析 7.先行研究の収集、分担報告・ディスカッション 22.調査、実験の実施、データの集計、分析 8.先行研究の収集、分担報告・ディスカッション 23.調査、実験の実施、データの集計、分析 24.調査、実験の実施、データの集計、分析 9.先行研究の収集、分担報告・ディスカッション 25.調査、実験の実施、データの集計、分析 10.先行研究の収集、分担報告・ディスカッション 26.ゼミ論文作成 11.テーマの選択、設定 27.ゼミ論文作成 12.研究計画の立案 28.ゼミ論論文作成 13.研究計画の立案 29.ゼミ論文作成 14.研究計画の立案 30.発表会 15.中間発表会 評価方法: 〔前期〕論文報告状況(30点) ・中間発表(20点)〔後期〕ゼミ論文・発表(50点)などにより総合的に評 価する。 教 科 書:必 要に応じて授業内で指示する。 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:演習への積極的な参加態度を重視する。 (準備学習を含む) 授業科目 卒業論文 担当教員 人間発達学科教員全員 対象学科・学年:発達4年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標:3年次までの学習の成果をふまえて、学生各自のテーマを完成させる。 授業概要:卒論の提出締切は1月下旬を予定している。卒論の進め方及び執筆方法に等に関しては、担 当教員の指導を受けること。後期初めに、卒論中間発表を全員に課す。 授業計画:学生は担当教員と相談して、 (1)まず、論文テーマを設定し、 (2)このテーマに関する調査・実験・計画の立案・実施し、得られた結果のまとめと考察 を行い、 (3)その成果をもとに論文を作成・提出する。 論文作成指導の時間設定や実施方法は、担当教員に一任されている。 (4)論文執筆要領は別に定める。 評価方法:提出された論文をもとに評価。 教 科 書:各担当教員が指示。 参 考 書: 履修上の注意点:人間発達総合演習Ⅱの指導教員と相談すること。 (準備学習を含む) 135 人間発達学科 対象学科・学年:発達4年 単位数:4 開講時期:通年 授業科目 認知心理学 担当教員 渡邊 兼行 人間発達学科 対象学科・学年:発達2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:⑴ 現代の認知心理学についての知識を獲得する。 ⑵ 認知心理学が用いる科学的な人間理解の方法を理解する。 ⑶ 認知心理学的な知識を現実の問題にあてはめて考えることができる。 授業概要:知的な心のはたらきを解き明かす学問である「認知心理学」について学ぶ。講義を通しての 知識の獲得にとどまらず、ミニ実験を通して体験的に理解したり、現代的な問題を認知心理 学的に考えるなどの、頭を使う作業も交えながら、できる限りわかりやすく進めていきたい。 とは言え、扱う内容はそれなりに難しいので、それなりの心づもりで履修することを望む。 授業計画:1 オリエンテーション 9 まとめと中間テスト 10 言語 2 認知心理学の誕生と変貌 11 問題解決と推論① 3 知覚の基礎 12 問題解決と推論② 4 高次の知覚 13 その他のトピックス 5 注意 14 まとめと期末テスト 6 表象 15(予備日) 7 記憶① 8 記憶② 評価方法:・予習課題(10点)…毎回の予習課題の提出状況による評価です。 ・発言(10点)…授業中での発言1回につき1点で、最大10点まで評価します。 ・中間テスト(30 or 50点)…授業の前半の内容の理解について、テストを行います。 ・期末テスト(30 or 50点)…授業の後半の内容の理解について、テストを行います。 教 科 書: 『認知心理学 知のアーキテクチャを探る』道又ほか著(有斐閣アルマ) 参 考 書: 履修上の注意点:○授業の運営について、第 1 回の講義で詳細な説明をするので、履修を考えている学 (準備学習を含む) 生は、必ず出席すること。どうしても出席できない学生は、第 2 回講義までに、必 ず担当教員と連絡を取り、説明を聞くこと。(担当教員連絡先:watanabe @ sendaishirayuri.ac.jp) 授業科目 開 社会心理学○ 担当教員 佐藤 静香 対象学科・学年:発達2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)社会心理学の代表的な理論や研究例を学ぶ。 2)日常の対人場面で生じる心理や行動について理解を深める。 授業概要: 私たちは日々、多くの人と関わり合って生きている。社会心理学は、対人場面で生じる人 間の心理や行動について、実証的に明らかにしようとする学問である。この授業では、対人 関係や集団に関する研究テーマを取り上げ、社会心理学の代表的な理論や研究例を紹介する。 授業計画:1.オリエンテーション 2.自分を意識する心 3.他者を知る 4.魅力と対人関係 5.ソーシャル・サポート 6.社会的適応 7.人を助ける 8.中間試験 9.説得と態度変化 10.攻撃と対人葛藤 11.コミュニケーションのスキル 12.集団過程 13.社会的ジレンマ 14.災害に関わる心理と行動 15.期末試験 評価方法:授業内のミニ・レポートおよび授業中の態度(50%)、中間試験(25%)、期末試験(25%) により評価する。 教 科 書:プリントを配布する。 参 考 書:授業内容に応じて紹介する。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 136 授業科目 心理学基礎実験Ⅱ 担当教員 宇野 忍・茂木千明・渡邊兼行・蛯名正司 学習の到達目標:(1) 「心」を測定するためのさまざまな方法を体験する。 (2)実験を通して得られたデータの加工の仕方や、データから統計的に推測する手法を身に つける。 (3)人の心のはたらきや行動を説明したり解釈したりするために、データを正しく読み取れる。 (4)得られた結果を正しい書き方で実験レポートにまとめ、報告できる。 授業概要: 1年次の「心理学基礎実験Ⅰ」に続き、さまざまな心理学実験を体験していきながら、心理学におけ る人間理解の姿勢を学ぶ。前期の内容を発展させ、Ⅰでは扱わなかった方法や、より高度な統計的手法 を用いる実験を行う。 授業計画:1 オリエンテーション 2 心理学における実験の意味 3~14 グループ別 実験実習(各2回) 【実験実習1】知能検査 【実験実習2】SD法 【実験実習3】記憶の系列位置効果 【実験実習4】重量弁別 【実験実習5】対人知覚 【実験実習6】鏡映描写 15 まとめ 評価方法:毎回の出席(約50%) 実習ごとのレポート計6回(約50%)※ レポートの未提出があった場合、6つの実習テーマのうち一つ 以上のテーマについて一度も出席しなかった場合は、無条件で単位を認定しないので注意すること。 教 科 書: 「心理学実験・研究レポートの書き方」 フィンドレイ 著、細江・細越 訳(北大路書房) 参 考 書: 履修上の注意点:・実験実習という科目の性質上、出席は特に重視する。 (準備学習を含む) ・ 「心理学基礎実験Ⅰ」を履修済みであること。 ・ 「認定心理士」の取得を目指すなど、心理学を中心的に学ぼうと思うものは、必ず履修すること。 授業科目 精神保健学 担当教員 菱沼 正志 対象学科・学年:発達3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:講義のテーマの概要を理解し、様々な心の問題について理解する。 授業概要:精神保健学の基礎的理論を理解し、現代社会の中で生じる様々な心身の健康の問題について 学習する。その中で精神・社会的諸問題(精神疾患、不登校・引きこもり、自殺など)を通 して心の健康について理解を深める。 授業計画:1.ガイダンス 講義への導入 2.精神保健論の概要 3.ライフサイクルにおける精神保健① 4.ライフサイクルにおける精神保健② 5.ライフサイクルにおける精神保健③ 6.ライフサイクルにおける精神保健④ 7.精神保健活動の実際①(家庭における精神保健) 8.精神保健活動の実際②(学校における精神保健) 9.精神保健活動の実際③(職場における精神保健) 10.精神保健活動の実際④(地域における精神保健) 11.精神保健における個別対応①(精神障害・認知症・アルコール、薬物) 12.精神保健における個別課題②(思春期の精神保健対策) 13 精神保健における個別課題③(ターミナルケア) 14.心の危機対応(自殺問題) 15.まとめ 評価方法:試験成績(80%)に出席状況(20%)を合わせて評価する。なお、試験は、資料等の持ち込 みを認める。 教 科 書: 「精神保健学」(精神保健福祉士要請講座仕様)(中央法規)を必要に応じてレジュメで配布 するので、購入の必要はない。 参 考 書:随時紹介 履修上の注意点:一部カウンセリング論と重なる部分もある。現代社会の中での様々な心の健康につい (準備学習を含む) て関心を持ってもらいたいので、主体的な学習姿勢を期待する。 137 人間発達学科 対象学科・学年:発達2年 単位数:2 開講時期:前期 授業科目 障害児・者の心理と支援 担当教員 森 つくり 人間発達学科 対象学科・学年:発達3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:障害の種類により異なるさまざまな障害児・者の心理的特性を理解し、それぞれの障害児・者に適した心理的 援助の内容や方法を学ぶ。また、事例を通して障害児・者の抱える問題を検討し、援助者としてのあり方を考 察する。 授業概要:1) 「障害とは何か」について概説し、障害児・者の心理的特性や障害特性から生じる心理的問題を取り上げて、 障害児・者の心理を理解する視点について解説する。 2)それぞれの障害ごとに原因や種類、特徴を概説し、障害の特性によって異なるそれぞれの障害児・者の心 理的特性や心理的問題を解説する。 3)いくつかの事例を通して、それぞれの障害によって生じる心理的問題の違い、それらの問題に応じた援助 のあり方を検討する。 授業計画:Ⅰ.障害児・者の心理を理解する視点 1.障害の種類 2.障害の概念 3.障害児・者の心理的特性と心理的問題 4.障害児・者の心理的問題に関わる要因の検討(事例) 5.障害受容の過程 Ⅱ.障害児・者の心理的特性と支援 6.肢体不自由児・者の心理的特性 7.肢体不自由児・者の支援(事例) 8.視覚障害児・者の心理的特性と支援 9.聴覚障害児・者の心理的特性 10.聴覚障害児・者の支援(事例) 11.内部障害児・者の心理的特性 12.内部障害児・者の支援(事例) 13.知的障害児・者の心理的特性と支援(事例) 14.言語障害者の心理的特性と支援(事例) 15.言語障害児の心理的特性と支援 16.試験 評価方法:平常点とレポート課題(30点) 、期末試験(70点)により総合的に評価する。 教 科 書: 『ライフサイクルからよむ障害者の心理と支援』田中農夫男・木村進編著(福村出版) 参 考 書: 『障害者の心理・ 「こころ」-育ち、成長、かかわり-』池田勝昭・目黒達哉編著(学術図書出版社) 履修上の注意点:事例検討とそれに伴うレポート課題があるので、休まず出席すること。 (準備学習を含む) 授業科目 発達障害論 担当教員 三浦 主博 対象学科・学年:発達3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 子どもの「発達障がい」についての知識とその援助・支援の仕方について理解を深める。 また、保育所や幼稚園などの集団保育の場での統合保育についても理解を深めることを目標 とする。 授業概要: 子どもの発達上の障がい(知的障がい)や発達障がい(広汎性発達障がい、自閉症、アス ペルガー症候群、学習障がい、注意欠陥多動性障がい)について理解し、子どもを援助する 際のポイントを学ぶ。 授業計画:1.オリエンテーション 問題提起 2.障がいの定義・分類 3.発達障がいの定義・種類 4.知的障がい① 知的障がいの定義 5.知的障がい② 知的障がいのある子どもの理解と援助 6.広汎性発達障がい① 広汎性発達障がいの定義 7.広汎性発達障がい② 自閉症の理解 8.広汎性発達障がい③ アスペルガー症候群の理解 9.広汎性発達障がい④ 広汎性発達障がいのある子どもの理解と援助 10.学習障がい(LD)① 学習障がいの定義 11.学習障がい(LD)② 学習障がいのある子どもの理解と援助 12.注意欠陥多動性障がい(ADHD)① ADHDの定義 13.注意欠陥多動性障がい(ADHD)② ADHDのある子どもの理解と援助 14.統合保育① 統合保育の基本的な考え方 15.統合保育② 統合保育の実際 16.筆記試験 評価方法:受講状況(30点)、レポート課題(20点)、筆記試験(50点)により総合的に評価する。なお、 欠席が1/3以上の者には単位を認定しません。 教 科 書:使用しない。授業時にプリントを配布する。 参 考 書:授業中に適宜指示する。 履修上の注意点:授業への取り組み(出席状況、授業態度)を重視します。 (準備学習を含む) 138 授業科目 学習心理学 担当教員 宇野 忍 学習の到達目標:授業に参加し、以下の6点について適切な事例をあげて他者にわかりやすく説明できることを到達目標とします。 ①学習心理学はどんな科学か、②学習とはどう考えられているか、③学習の過程の基本的特徴はなにか、④記憶と学 習とはどんな関係にあるか、⑤学習の動機づけとはどんなことか、⑥学習を促進する環境条件の性質とはなにか。 授業概要:学習心理学は私たちの「学習する」行為やそれと関連する行為を対象にそこにかかわる心のはたらきやメカニズムを考 える心理学です。この授業では、学習とは何か、学習にはどんなタイプがあるか、学習の過程はどんな過程か、記憶と 学習はどんな関係にあるのか、学習に対して私たちを動機づけるものは何か、学習が起こりやすい環境条件とはどんな 条件か、などの学習の諸問題について実習などを通じて学びます。じょうずな勉強法なども結果的に学べるはずです。 授業は講義・演習形式で行います。 授業計画:1.オリエンテーション、心理学と学習心理学、学習の心理学的定義 2.学習のタイプ1(信号学習・刺激反応学習) 3.学習のタイプ2(連鎖づけ・言語連鎖) 4.学習のタイプ3(複合弁別・概念学習) 5.学習のタイプ4(ルール学習・問題解決) 6.学習の過程の基本的性質1(学習過程の特徴) 7.学習の過程の基本的性質2(問題解決とルール学習、概念学習の関係について) 8.素朴理論と学習 9.問題解決の2様式(有意味学習と機械的学習) 10.記憶と学習(意味と理解の役割) 11.学習の動機づけ(外発的動機付づけと内発的動機づけ) 12.学習の動機づけ(課題関与と自我関与) 13.状況と学習 14.応答的環境と学習 15.まとめ 16.試験 評価方法:相互の評価のためのコメントペーパの提出状況(15%)と試験(85%)の成績を指標に評価します。 教 科 書:使用しません。毎回、資料を配布します。 参 考 書:①麻柄啓一 2002 じょうずな勉強法-こうすれば好きになる 北大路書房 ②西林克彦 2001 間違いだらけの学習論-なぜ勉強が身につかないか 新曜社 その他の参考書は授業の中で紹介します。 履修上の注意点:① .授業終了時に、コメントペーパーに①わからなかったこと・質問、②わかったこと、③要望・感想を書い (準備学習を含む) て提出してください。2.原則として、全授業数の1/ 3を越える無断欠席があるときは試験の受験資格を認ま せんので注意してください。欠席した場合には欠席届を出して下さい。 授業科目 臨床心理学 担当教員 茂木 千明 対象学科・学年:発達2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:臨床心理学の立場から「個人」を理解する視点をもつことができるようになる。 授業概要:①心に問題をもつ人(事例を挙げながら)に対して、心の働きや環境から不適応になる過程・ 心理的危機について学ぶ。 ②心理アセスメントの基本的な考え方を理解し、人の心理や行動を理解する視点を学ぶ。 ③心理療法の基本的な考え方を理解し、その視点から援助的な関わりを学ぶ。 授業計画:1.臨床心理学とは 2.適応と不適応 3.基礎理論①:フロイトの精神分析理論 4.基礎理論②:ロジャーズの自己理論 5.基礎理論③:学習理論 6.心理的危機①:状況的危機 7.心理的危機②:発達的危機(1) 8.心理的危機③:発達的危機(2) 9.心理的危機④:発達的危機(3) 10.心理アセスメント①:初回面接・行動観察 11.心理アセスメント②:心理検査 12.心理療法①:クライエント中心療法 13.心理療法②:カウンセラーの基本的態度 14.心理療法③:遊戯療法 15.心理療法④:芸術療法・まとめ 評価方法:授業内で提示される課題の評価(60%)+レポート課題による評価(40%)。※6回以上の 欠席は「停止」扱いとする。※レポート課題は第1回目の授業で提示する。 教 科 書:未定(後日、掲示にて知らせる) 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:3年次以降の「カウンセリング論」 「カウンセリング演習」 「心理査定論」 「心理査定実習」 (準備学習を含む) 「心理療法論」を履修する予定のある者は、必ず履修すること。 139 人間発達学科 対象学科・学年:発科3年 単位数:2 開講時期:後期 授業科目 カウンセリング論 担当教員 菱沼 正志 人間発達学科 対象学科・学年:発達3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:心理療法・カウンセリングの基礎的な理論を代表的な心理療法(精神力動的心理療法・クラ イエント中心療法・認知行動療法)を学習し、カウンセリングの基本的な視点について考察 できるようにする。 授業概要:精神療法・カウンセリングの歴史から主な療法(精神分析療法・クライエント中心療法・認 知行動療法)を概観した後、実際の臨床場面と学校場面でのカウンセリング症例を通してカ ウンセリングの構造化や治療効果について理解する. 授業計画:①カウンセリング概論 ②カウンセリングの歴史 Ⅰ ③カウンセリングの歴史 Ⅱ ④精神分析療法 Ⅰ ⑤精神分析療法 Ⅱ ⑥クライエント中心療法 Ⅰ ⑦クライエント中心療法 Ⅱ ⑧認知行動療法 Ⅰ ⑨認知行動療法 Ⅱ ⑩治療構造と治療効果について Ⅰ ⑪治療構造と治療効果について Ⅱ ⑫治療構造と治療効果について Ⅲ ⑬治療構造と治療効果について Ⅳ ⑭緊急支援時の治療構造と治療効果について Ⅰ ⑮緊急支援時の治療構造と治療効果について Ⅱ ⑯ 試験 評価方法:出席点20%、授業中の課題20%、レポート試験(60%)の結果によって評価する。ただし、レポー ト試験の受験資格は、7割以上の出席者とする。 教 科 書:使用しない。随時レジュメと資料を配布する。 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:実際の臨床場面(医療機関や学校臨床場面)でのケースを用いて話すことが多いので、 (準備学習を含む) できれば「臨床心理学」の基礎知識があると良い。また、講義の中で模擬ケースを用 いてグループ検討を行うので、主体的な学習姿勢を期待する。 授業科目 心理査定論 担当教員 森本 幸子 対象学科・学年:発達3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:心理検査が作成された背景や、目的に沿った心理査定の選択と正しい実施方法について理解 する 授業概要:心理査定における基本的な知識を身につけることを通して、人間の“こころ”を査定するとい うことはどういうことなのかについて講義する 授業計画:1)序論・学習の目的 2)心理査定とは 3)心理査定の種類と組み合わせ 4)パーソナリティ理論 5)パーソナリティの査定方法1(投影法) 6)パーソナリティの査定方法2(描画法) 7)パーソナリティの査定方法3(質問紙法) 8)パーソナリティの査定方法4(作業検査法) 9)知能の理論 10)知能検査 11)発達の理論 12)発達検査 13)心理査定に関わる倫理1(視聴覚教材を用いた理解) 14)心理査定に関わる理論2 15)まとめ 16)試験 評価方法:出席(20%)と授業内レポート(10%)、試験(70%)によって評価を行なう 教 科 書:授業中にプリントを配布する 参 考 書:随時紹介する 履修上の注意点: (準備学習を含む) 140 授業科目 心理査定実習 担当教員 茂木 千明・森本 幸子 学習の到達目標:①「心理査定論」で学んだ心理検査を実際に体験することによって、心理検査についての理 解を一層深め、心理検査を実施する際の留意点について自らが気づけるようになる。②心理 検査のマニュアルを見ながら練習することで、自分ひとりでも何とか心理検査が実施できる ようになる。 授業概要: 「心理査定論」に基づいた実践的な学習を行う。様々な心理検査について、その実施手順や 結果の整理・解釈の方法を学ぶ。 授業計画:1.オリエンテーション 2~ 14.グループ別 心理検査の実習(各3~4回) 【実習1】子どもを対象とした個別式 【実習3】質問紙法による心理検査 【実習4】投影法による性格検査 5.まとめ 評価方法:各実習における受講態度(質疑応答、理解度等)(50点)と実習レポート(50点)を各教員 が評価する。各教員の評価の平均を最終評価点とする。 ※詳細は第1回目の授業(オリエンテーション)で説明する。 教 科 書: 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点: 「心理査定論」を履修していること。遅刻欠席をしないこと。レポートの提出期限を (準備学習を含む) 厳守すること。 授業科目 社会病理学 担当教員 高橋 早苗 対象学科・学年:発達2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:現代社会のさまざまな逸脱現象について、 自分の先入観にとらわれることなく、 客観的で、 種々 の視点から把握する力を身につけることを目標とします。 授業概要: はじめに、逸脱現象を説明する代表的な理論・視点を学びます(犯罪学・犯罪社会学の基 礎理論)。さらに後半では、現代社会の抱えるさまざまな問題のなかから、以下に示すテー マについて具体的に考えていくことにします。 授業計画:(1) 逸脱とは何か (2) 犯罪・逸脱研究の歴史① (3) 犯罪・逸脱研究の歴史② (4) 犯罪・逸脱に関する理論と視点① (5) 犯罪・逸脱に関する理論と視点② (6) 戦後日本の若者犯罪① (7) 戦後日本の若者犯罪② (8) 戦後日本の若者犯罪③ (9) 高度情報化と犯罪 (10) 学校をめぐる問題 (11) マスメディアの病理 (12) 日本人と自殺 (13) 家族の変容とホームレス (14) 日本の治安、世界の治安 (15) テスト 評価方法:小レポート40点、テスト40点、授業の取り組み状況20点で評価します。 教 科 書:使用しません。プリントを配布。 参 考 書:授業の中で紹介します。 履修上の注意点:普段から、現代日本の社会問題に関心を持ち、メディアをチェックしましょう。 (準備学習を含む) 141 人間発達学科 対象学科・学年:発達3年 単位数:2 開講時期:後期 授業科目 開 家族の社会学○ 担当教員 槇石多希子 人間発達学科 対象学科・学年:発達2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 様々な側面を持つ家族は、社会の変化と相互に関係しつつどのように変わってきているのか、あるい は変わらないものは何かなどを、具体的事例やデータを通して学び、グローバル化のすすむ現代社会に おける家族についての理解を深め、学生各自のライフコースを主体的に構築する。 授業概要: 現代社会と家族をテーマに、データや事例に基づいて学生参加型の授業を展開するが、家族の起源に ついては霊長類家族についての知見を学ぶ。また、青年期の親子関係、結婚や家族問題を取り上げる際 には、日米比較や東アジア諸国との国際比較を通して、日本家族の特質・様相を講じる。 授業計画:1.オリエンテーション―家族社会学を学ぶ意味 2.家族の起源・成立① 3.家族の起源・成立② 4.家族社会学の基本ターム 5.配偶者選択―未婚化・晩婚化 6.配偶者選択―性別結婚観・結婚の条件 7.配偶者選択―欧米・中国・韓国の動向 8.親子関係―子ども期の誕生 9.親子関係―パラサイトシングル 10.親子関係―母娘関係 11.家族問題―生殖革命と家族 12.家族問題―貧困と家族 13.家族問題―ドメスティック・バイオレンス 14.日本家族のゆくえ 15.まとめ 16.試験 評価方法:授 業への参加態度(20%)、小レポート(40%)、試験(60%)による総合評価 教 科 書: 『変化する社会と家族』水島かなえ他著(建帛社) 資料等も配布する 参 考 書:講義のなかで提示。 履修上の注意点:出席・授業への積極的参加を重視。新聞・雑誌等の家族に関する情報に関心をもつこと (準備学習を含む) 授業科目 開 人間情報学○ 担当教員 大道 直人 対象学科・学年:発達2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)ジェフ・ホーキンスの『考える脳 考えるコンピュータ』を読み込むだけの「情報科学」や「認知科学」 、 「脳科学」における専門用語の基本的なキーワードに慣れ親しむ。 2)脳の新皮質の重要性と柔軟性を理解する。 3)コンピュータと人間の脳、さらには動物の脳と人間の脳の比較を通し、それぞれの特徴を自分の言 葉で語れるようになることを目指す。 4)「考えるコンピュータ」を作れるかどうかに関するホーキンスの考えを、自分の言葉で話せるように なること。 5)「心」と「知」の観点から人間理解を深めること。 授業概要: 人間の「心」や「知」の働きについては、近年、 「情報科学」や「認知科学」、さらには「脳神経科学」 等の学問の発達により、新しい手法、新しい概念を用いた研究がなされるようになっている。それによっ て、かつてない精度の新しい知見が得られ、様々な点で見直しが行われつつある。ここでは、ジェフ・ホー キンスの『考える脳 考えるコンピュータ』を通して、このような分野での取り組みの一端を垣間見な がら、 「心」の問題、特に「知」の問題の取り扱いの現状について学ぶ。この学びを通して「人間」につ いての理解を深めたい。 9.討論会(1) 授業計画:1.ガイダンス & 人工知能(1) 2.人工知能(2) 10.知識の新しい定義(1) 3.ニューラルネットワーク(1) 11.知識の新しい定義(2) 4.ニューラルネットワーク(2) 12.新皮質の実際の働き(1) 5.人間の脳(1) 13.新皮質の実際の働き(2) 6.人間の脳(2) 14.意識と創造性 7.記憶(1) 15.討論会(2) & 授業評価 8.記憶(2) 評価方法:レポート課題2題(40点×2)および2回の討論会での発言(最大7点×2)で評価する。また出席点(6 点)も考慮する。(詳細は授業中発表) 教 科 書:教科書は措定せず、参考書の『考える脳 考えるコンピュータ』 (ジェフ・ホーキンス)の抜粋を資料と して使う。 参 考 書: 『考える脳 考えるコンピュータ』ジェフ・ホーキンス サンドラ・ブレイクスリー著 伊藤文英訳 ランダムハウス講談社 他の参考書は必要に応じて、そのつど紹介する。 履修上の注意点: 人間を深く理解するための問題意識を持ち、 「知」や「心」に関する様々な事に興味を持って (準備学習を含む) 積極的に授業に参加することを希望する。情報文化論を受講していることが望ましい。 142 授業科目 認知科学演習 担当教員 大道 直人 学習の到達目標:1)認知科学のさまざまな研究分野で行われている研究に興味を持つこと。 2)脳の中で行われている認知処理の研究方法を体験的に知ること。 3) 「心」を生み出している「脳」のしくみや機能に興味を拡げること。 4)総じて「心」と「知」の問題を考える論理的思考方法に馴染むこと。 授業概要: 「心」の問題や「知」の問題は「認知科学」や「認知心理学」といった学際的色彩の強い 学問分野で、新しい手法を用いて研究されつつある。いずれも、比較的若い学問領域で、方 法論・理論とも確定的なものはまだ多くはないが、新しい知見が次々と得られてもいる。こ こでは、大津と波多野の「認知科学への招待-心の研究のおもしろさに迫る」を中心に、 「認 知科学」の現状を概観し、 「心」や「知」の問題の取り扱いの方法論や理論について学び、 「人 間」の理解を深めたい。認知科学的実験にも挑戦してみる。 授業計画:1.ガイダンス & 認知発達 9.討論会(1) 10.実験体験(1) 2.学習科学 11.実験体験(2) 3.記憶 12.実験参加の意味 & 文化と認知 4.創発的認知と問題解決 13.脳機能画像 5.創造性 14.神経心理学 6.言語の認知科学 15.討論会(2)& 授業評価 7.コミュニケーションと情報伝達 8.他者理解 評価方法:レポート課題2題(40点×2)および2回の討論会での発言(最大7点×2)で評価する。 また出席点(6点)も考慮する。(詳細は授業中発表) 教 科 書:テキストは使用しない。授業資料をWeb授業支援システムで提供する。 参 考 書: 『認知科学への招待-心の研究のおもしろさに迫る』大津由紀雄・波多野誼余夫著 研究社。 他の参考書は必要に応じて、そのつど紹介する。 履修上の注意点:人間を深く理解するための問題意識を持ち、 「知」 や 「心」 に関する様々な事に興味を持っ (準備学習を含む) て積極的に授業に参加することを希望する。 授業科目 キャリア専門演習 担当教員 槇石多希子 対象学科・学年:発達3年 単位数:2 開講時期:通年 学習の到達目標: 将来の自分の進路を展望しようとするとき、どのような具体的取り組みをするのでしょう か。本演習では、ひとりひとりの考え方や価値観を大事にしながらも、21世紀社会を生きる ための力を、また女子学生に求められている力を様々な情報を集め、話し合いをとおして確 認したい。そして、自分自身でキャリアについての認識を深め、自分が何をしたいのか、ど んな働きを方をしたいのかをじっくり考える機会を共同学習を通して修得する。 授業概要: 通年で2単位の変則的な科目であるが、原則として前期7回、後期8回と考えている。学 外での授業や、卒業生や地域と方々との共同の企業研究なども含めて多様な方法を試みる。 したがって、講義型の授業ばかりではなく、参加型の学習や実践活動などを取り込みながら 進めるので、学生のキャリアエンパワーメントになる授業展開を考えている。 授業計画:1.オリエンテーション 2.キャリアについて(1)考えよう 3.キャリアについて(2)話してみよう 4.キャリアについて(3)聴いてみよう 5.キャリアについて(4)聴いてみよう 6.キャリアについて(5)尋ねてみよう 7.キャリアについて(6)報告してみよう 8.実践的キャリア学習(1) 9.実践的キャリア学習(2) 10.実践的キャリア学習(3) 13.実践的キャリア学習(4) 14.まとめ(1) 15.まとめ(2) 評価方法:小レポート等を含む総合評価 教 科 書:資料を配布 参 考 書:適宜教示 履修上の注意点:発達科学専攻 3 年生は履修することが望ましい。 (準備学習を含む) 143 人間発達学科 対象学科・学年:発達2年 単位数:2 開講時期:後期 授業科目 教育相談 担当教員 氏家 靖浩 人間発達学科 対象学科・学年:発達3年・総福3年・管栄3年・国際3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:教育相談とはどういう実践であるのかについて、自らの学生生活を振り返りながら理解する。 教育相談を成立させる基本的事項を学びながら、教育における相談の意義を確認することを 一般目標とし、本講義を受講していない人々に教育相談について説明できるようになること を行動目標とする。 授業概要:教育相談入門 世界的な最新の動向や我が国の特有の歴史を振り返りながら、教育相談の特 徴について学習していく。特に、学校で教師が行う教育相談の具体例を提示し、教育相談の 意義と機能について学んでいく。 授業計画:1.教育相談概論 2.世界の教育相談 3.我が国の教育相談の歴史 4.スクールカウンセリングの功罪 5.授業と教育相談 6.特別活動と教育相談 7.シミュレイテッド学習① 8.シミュレイテッド学習② 9.グループ学習① 10.生徒指導 11.いじめ 12.体罰 13.DVDによる教育相談の学習 14.グループ学習② 15.保護者対応 16. 最新の教育問題を考察 評価方法:出席50% 試験・レポート50% 教 科 書: 『スクールカウンセリングと発達支援』ナカニシヤ出版 参 考 書:教室にて指示する。 履修上の注意点:特になし。 (準備学習を含む) 授業科目 人間発達学 担当教員 宇野 忍・牛渡 淳・高橋 泉 対象学科・学年:発達4年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:この授業は、「人間発達」に関して4年間学んできた振り返りとまとめとして、改めて最後 の考察を行うためのものです。授業に参加して、人間発達についての自らの考えを確認し、 それを他者に伝達できることを到達目標とします。 授業概要: 「人間発達」 について、教育学、心理学、社会学などの立場から、3人の教員がそれぞれ5 回を担当し、オムニバス形式での講義を行います。 授業計画:1.オリエンテーション 2.各担当者が次のようなテーマのいずれかで4回~5回の講義を行う予定。 ・「女性」としてこれからどう生きるか-女性としての人間発達 ・「大人」としてこれからどう生きるか-子どもから大人への人間発達 ・「教養のあるもの」に向けてこれからどう学び続けるか-教養と人間発達 ・「働くもの」としてこれからどう生きるか-労働・職場の人間発達 ・「人間」としてこれからどう生きるか-「共に生きる人間」と人間発達 ・「次の世代を育てる者」としてこれからどう生きるか-教育と人間発達 ・「地球時代に生きる市民」としてこれからどう生きるか-地球市民としての人間発達 なお、取り上げるテーマについては変更することがある。 評価方法:授業への参加状況(15%)と期末レポートの成績(85%)で評価を行います。授業の参加状 況は、 毎回、小レポートやコメントペーパーを用いて把握します。期末レポートについては 各授業担当者が最終回にレポート課題・提出法を提示します。 教 科 書:共通の教科書は使用しません。各授業担当者が資料を配付します。 参 考 書:適宜授業の中で紹介します。 履修上の注意点:①初回のオリエンテーション時に、詳細な授業計画・資料の入手方法など重要な伝達 (準備学習を含む) 事項を伝達するので必ず出席してください。②実習などでやむを得ず欠席する場合に は、その期間の授業担当者に必ず欠席届を提出してください。 144 授業科目 発達援助論 担当教員 木村 進 学習の到達目標:1)発達援助とはどういうことかについて、直接的援助と間接的援助という視点から理解し、将来自分が担うであろう 役割について具体的にイメージをもつことができる。 2)発達援助について、自分が援助された経験を振り返ることによって、そのあり方について具体的に考えることがで きる。 3)発達について具体的に理解し、保育において、実践的な視点からどのような働きかけが望ましいかを考えることが できる。 4)子育て支援について、保護者が持つ現代的な問題を理解し、支援にあたっての「傾聴」のスキルについて実践と結 びつけて理解する。 授業概要: 授業は、3つの部分から成り立っている。第一は、発達援助という概念についての理解である。第二は、直接的な援 助に関して、保育・教育・育児のあり方について考察する。第三は、間接的な援助、つまり子育て支援にいて学習する。 まとめて言えば、将来保育者になることを前提にして、発達とはどういうことかを理解した上で、発達に対してどのよ うな援助が必要かについて総合的に理解できるように講義をする。 授業計画:1.授業のオリエンテーション 2.発達とは?(1) 3.発達とは?(2) 4.発達援助とは? 5.発達援助具体相(1):保育のあり方 6.発達援助具体相(2):教育のあり方 7.発達援助具体相(1):子育てのあり方(1) 8.発達援助具体相(2):子育てのあり方(2) 9.発達援助論(1):現代の(母)親の理解(1) 10.発達援助論(2):現代の(母)親の理解(2) 11.発達援助論(3):現代の(母)親の理解(3) 12.発達援助論(4):カウンセリング(1) 13.発達援助論(5):カウンセリング(2) 14.まとめ(1):発達援助とは? 15.まとめ(2):発達援助者としての役割 評価方法:出席点等(30点) ミニ・レポート(30点) レポート(40点) 教 科 書:使用しない(必要に応じてプリント配布) 参 考 書:使用しない(受講生が所有している文献を活用) 履修上の注意点:今年度は受講生が少数であると推測されるので、試験は行わない。日常の学習態度及び学習進度を細かくチェッ (準備学習を含む) クし、学習への真摯な取組が実現できるように支援する。試験を行わないので、欠席の多い学生が単位を取得 することは困難であることを自覚して受講してほしい。 145 人間発達学科 対象学科・学年:発達4年 単位数:2 開講時期:後期 授業科目 人間発達基礎演習 担当教員 高橋(泉)・妹尾・茂木・沼澤 対象学科・学年:心発2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:文献を「読む」→「まとめる」→「発表する」→「討論する」という一連のプロセスを通し て、読解力、表現力、論理力、批判的思考力を養うことを目的とする 心理発達専攻 人間発達学科 授業概要:①心理発達専攻の学生の必修科目であり、演習ということから、学生を2クラスに分けて少 人数のゼミ形式で学ぶこととする。A・B各グループはそれぞれ次の2名の教員が担当す る。 Aグループ:高橋(泉)・妹尾、Bグループ:茂木・沼澤 ②各教員がそれぞれの専門領域から人間の発達に関わる文献をあらかじめ選定し、その購読 を中心に進める。 授業計画: 1.オリエンテーション(授業の進め方について) 2~8.Aグループ担当:高橋(泉) Bグループ担当:茂木 9~15.Aグループ担当:妹尾 Bグループ担当:沼澤 評価方法:全教員が総合的に判断して評価するが、基本的には次のようにする。 A・B各クラスの学生に対して、担当2教員による出席・参加状況等に基づく平常評価点(約 50%)と期末レポート評価点(約50%)を合わせたものを100点満点として評価する。 教 科 書:第1回目のオリエンテーションで指示する。 参 考 書:授業の中で適宜紹介する。適宜 履修上の注意点:演習への積極的な参加態度を重視する。 (準備学習を含む) 授業科目 生涯発達心理学B 担当教員 高橋 恵子 対象学科・学年:発科2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)青年期以降の発達や各発達段階で直面する問題などについて、多角的に理解する。 2)支援者(保育士・教師・親など)として、保護者支援も大切なポイントであるので、子ども個人だ けをみるのではなくその家族全体をいかに理解してかかわっていけばよいかについて考察できるよ うになる。 授業概要:生涯発達心理学では、発達を、誕生の瞬間から死を迎えるときまでの長いスパンで捉える。また、私た ち人間は一人で生きているわけではなく、家族や周囲の人々との関わりを通して成長・発達していくも のである。本講義では、家族との関わりの視点を加えながら、青年期以降の各発達段階について概説し、 各発達段階の特徴やライフイベント、それに伴って生じる問題などについて詳説する。 授業計画:第1回 オリエンテーション 第2回 生涯発達心理学とは 第3回 ライフサイクル、家族発達段階 第4回 青年期(1):青年期の対人関係 第5回 青年期(2):自己概念の変化 第6回 青年期から成人期へ:キャリア、職業選択 第7回 成人期(1):結婚と夫婦関係、家族になるとは 第8回 成人期(2):子育てをめぐる問題 第9回 成人期(3):ワーク・ライフ・バランス 第10回 中年期(1):子どもの巣立ち 第11回 中年期(2):「病」をめぐる問題 第12回 高齢期(1):「老い」とは何か 第13回 高齢期(2):高齢期の家族 第14回 まとめ 第15回 試験 評価方法:出席、毎回授業最後に書いてもらうコメントペーパーによる評価、筆記試験により総合的に評価する。 教 科 書:教科書は特に使用しない。授業内で資料配布を行うことがある。 参 考 書:講義の中で適宜紹介する。 履修上の注意点:①試験の受験資格として、基本的に 10 回以上の出席が必要(やむをえない事情がある場合には、 (準備学習を含む) 担当教員まで相談にくること)。 ②講義を受身的に聞くだけではなく、受講者ひとりひとりが主体的に考えようとする態度で臨む こと。 146 授業科目 教育心理学 担当教員 宇野 忍 対象学科・学年:発科・総福・管栄・国際2年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:期末テストの成績(85%)、授業への参加状況・レポート(15%) 教 科 書:用いません。資料を配付します。 参 考 書:①宇野忍編 授業に学び授業を創る教育心理学 中央法規出版 2002②本郷一夫・八木成和 編著「シードブック教育心理学」建帛社 2008他は授業の中で紹介します。 履修上の注意点:1.授業了時に毎回コメントを書いてもらいます。2.全授業回数の 1/3 以上の無断欠 (準備学習を含む) 席がある場合には試験を受ける権利を認めないことがあります。3.実習などやむを 得ない事由で欠席する場合には事前または事後に欠席届を速やかに提出してください。 授業科目 教育行政学 担当教員 牛渡 淳 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:①「公教育」の概念及び「公教育」としての学校の成立過程を理解する。②現在のわが国の 基本的な教育関係法規についての知識を得る。③現在のわが国の中央及び地方の教育行政の 仕組みを理解する。④学校経営と学級経営の概念と仕組みを理解する。⑤現在の教育改革の 動向を理解する。 授業概要:公教育と教育の行政・経営 現代の教育は、「公教育」としての国民の教育を受ける権利保 障の立場から大規模に整備されている。こうした公教育としての学校の歴史と、現代のわが 国におけるその法的・制度的仕組みを明らかにし、現代の教育問題の背景と解決への展望を 示してみたい。 授業計画:Ⅰ.学校制度の歴史(6回) (1) 「公教育」の概念と原理 (2) 欧米における公教育思想の成立 (3) 欧米における公教育制度の成立 (4) 第2次大戦までのわが国の学校の歴史 (5) 第2次大戦後のわが国の学校制度と公教育原理 Ⅱ.教育関係法規(5回) (6) 日本国憲法 (7) 教育基本法 (8) 学校教育法・同施行規則 Ⅲ.教育の行政・経営と現代の教育改革(4回) (9) 教育行政 (10) 学校・学級経営 評価方法:学期末の試験(90%)及び毎回授業の最後に書いてもらうコメントペーパー(10%)に基づ いて評価する。 教 科 書:牛渡淳編著『初めて学ぶ教育の制度・行政・経営論』(金港堂) 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 147 心理発達専攻 人間発達学科 学習の到達目標:①教育心理学はどんな科学かを知り説明できる。②教室場面における教師や生徒の発達する、 学習する、援助する、評価する、その個人らしくふるまうという行動の背後にある心理学の 基本的な考えや具体例を知り、他者に説明することができる。 授業概要: この授業では教育心理学という科学について何をどう研究し学ぶのかを主に講義形式で学 びます。また、教職科目でもあるので、皆さんが誰かの学習を援助するときに役だつはずの 授業場面の事例を多く取りあげて、教育心理学の5領域(発達、教授過程、学習過程、教育 評価、パーソナリティ)上の問題について、基本的な考えを学びます。 授業計画:1.オリエンテーション 2.教育心理学はどんな学問か(1)経験科学としての教育心理学 3.教育心理学はどんな学問か(2)教育心理学の対象と方法、理論 4.発達をもたらすものは何か(1)発達とは何か・発達期という考え 5.発達をもたらすものは何か(2)成熟説という考え 6.発達をもたらすものは何か(3)発達の最近接領域という考え 7.学習と学習過程の基本的特徴とは何か 8.学習の2つのタイプ-有意味学習と機械的学習とは何か 9.私たちはなぜ誤った知識を持つのか-学習と誤概念の獲得 10.授業の成立条件・学習を左右する3条件とは何か 11.誤概念所有者への有効な学習援助法は何か-①誤ルール対決型ストラテジー 12.誤概念所有者へもうひとつの有効な学習援助法は何か-②誤ルール懐柔型ストラテジー 13. 問題行動のある学習者への有効な学習援助ストラテジー③積み上げ型ストラテジ- 14.学習援助における適性処遇交互作用現象とはどんな現象か 15.測定と評価とはどんな行為か 16.試験 授業科目 教育内容論 担当教員 朝倉 充彦 対象学科・学年:発科2年・総福2年・管栄2年・国際2年 単位数:2 開講時期:前期 心理発達専攻 人間発達学科 学習の到達目標:1)教育内容や教育課程に関する基本的概念を理解する。2)教職課程履修の意義を理解し、 授業者としての基本的姿勢を身に付ける。3)教材研究能力を養う。 授業概要: どのような教育内容、教育課程を編成するかということは、教師の教育活動において極め て重要な点であり、その教育の本質を規定するほどであるといっても過言ではない。そこで、 本講義では日本における教育課程編成の理論と実践の歴史的展開をたどりながら、教育課程 自主編成のための基礎的理論の考察を行う。 授業計画:1.教育内容・教育課程とは 2.教育課程編成の基本問題(ある教育実践を事例に) 3.教育課程編成の主体について 4.学習指導要領について 5.現行学習指導要領について 6.「生きる力」について 7.「考える力」を育てる授業とは 8.体験的な学習活動について 9.経験主義カリキュラムと学問中心カリキュラム 10.教科書について 11.教科書制度について 12.教育内容と教材 13.教材と教授行為 14.新しい教育内容と実践 15.まとめ 評価方法:授業の出席状況と試験によって評価する。 教 科 書:なし。 参 考 書:授業で適宜紹介する。 履修上の注意点:出席時数が授業時数の3分の2に満たない者は、原則として試験を受けることができ (準備学習を含む) ない。 授業科目 特別活動の研究 担当教員 安倍 啓司 対象学科・学年:発科・総福・管栄・国際2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1)特別活動の教育的意義、目標と内容および指導上の留意点について理解する。 2)学校教育の今日的課題とのかかわりから特別活動が期待される役割について考察できるようにする。 3)演習を通して、人間関係形成能力への理解を深める。また集団活動が自発性・自治性を育てることを体験 的に理解する。 授業概要: これからの学校教育が目指すものは何か、小学校学習指導要領から教育課程編成の基本と工夫についての理 解を図る。そして,学校教育の中で特別活動が果たす役割とその内容について理解し、創造的に高めていく工 夫を探る。 人間関係を深めるためのグループエンカウンターや、集団における自発性と自治性を育てる集団発想法(K・ J法)等の演習を行なう。 授業計画:1.オリエンテーション(計画、主な内容) 2.学校教育の意義と最近の子供たち・学校の現状 3.特別活動の目標と特質 4.特別活動の内容(1) 学級活動の目標と指導計画 5.特別活動の内容(2) 学級活動における話し合い活動 6.特別活動の内容(3) 学級活動における係活動 7.特別活動の内容(4) 児童会(生徒会)活動の目標と指導計画 8.特別活動の内容(5) クラブ活動・学校行事の目標と指導計画 9.人間関係形成のスキル 演習:構成的グループエンカウンター 10.集団発想法(1) 演習:ブレーンストーミングとK・J法 11.集団発想法(2) 演習:ワールドカフェ的手法による話合い 12.話合い活動の実際 演習:模擬学級会 13.集団活動の根底を考える(グループ・ダイナミックス) 集団とは何か,集団の形成と発達・コミュニケーション 14.集団活動の根底を考える(グループ・ダイナミックス) 集団の生産性 15.これからの特別活動 特別活動の課題と期待 16.試験 評価方法:受講態度(出席状況・理解度・学習意欲等) (30点),筆記試験(70点)などにより総合的に評価する。6回以 上の欠席は「停止」扱いとする。 教 科 書:『小学校学習指導要領解説特別活動編』文科省(東洋館出版社) 『中学校学習指導要領解説特別活動編』文科省(東洋館出版社) 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:出席を重視するので,休まず出席すること。 (準備学習を含む) 演習は動きやすい服装で受講すること(激しい運動などは行わない) 。 148 授業科目 道徳教育の研究 担当教員 八幡 恵 対象学科・学年:発科2年・管栄2年・国際2年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:<学習の到達目標>のとくに②を、試験(9割)と授業時の課題(1割)により評価する。 教 科 書: 『道徳教育 21の問い』沼田・増渕・伊勢編(福村出版) 参 考 書:授業時にプリントして紹介する。 履修上の注意点:授業時の私語は厳禁。4回以上の欠席は、試験の受験を認めない。 (準備学習を含む) 授業科目 開 生涯学習論Ⅰ○ 担当教員 槇石多希子 対象学科・学年:発科2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:①現代は生涯学習社会といわれていますが、わたくしたちの身近に生涯学習どのように存在し、またそ れはどのような意味を持つのか、さらに多くの人々に生涯学習の学びを継続・支援するにはどのよう な方法・方策が考えられるのかなど生涯学習に関わる基礎的な理解を得る。 ②生涯学習の現代的な課題として、若者の生活・就職問題とNPO市民活動の関連、女性のライフコース とNPO市民活動参加、地域づくりなどについて事例を通して考えながら、学生各自の生涯にわたる学 習について構想する力をつける。 授業概要:①生涯学習とはどのような学習・教育であるのか、その意義や理念を明らかにする。 ②生涯学習が、グローバルな国際社会で果たしている役割について展開する。 ③具体的な事例やワークショップを通して理解ことに留意する。 授業計画:1.生涯学習とは何か―学ぶ意義 2.生涯学習とは何か―理念 3.生涯学習の国際的展開―ユネスコ・OECD 4.生涯学習の国際的展開―体制転換・開発途上国 5.生涯学習の内容・方法(1) 6.生涯学習の内容・方法(2) 7.生涯学習の内容・方法(3) 8.生涯学習と家庭教育・学校教育 9.生涯学習と社会教育・成人教育 10.生涯学習と指導者・専門職の役割―社会教育主事・学芸員・NPO等リーダ― 11.生涯学習の場―公民館・市民センター・博物館等学習関連施設 12.生涯学習の現代的課題―若者のNPO・市民活動参加 13.生涯学習の現代的課題―女性のNPO・市民活動参加 14.生涯学習の現代的課題―大学開放・リカレント教育 15.まとめ 評価方法:席(40%) 、レポート(60%)とし、授業の積極的な参加を評価する 教 科 書:とくに指定しない。資料・レジュメを配布する。 参 考 書:授業の中で適宜紹介する。 履修上の注意点:共同で学習すること、体験を通して学習することに興味・関心のある学生、また、ボランティア (準備学習を含む) 活動にこれから参加したいと思っている学生などの受講を期待する。 149 心理発達専攻 人間発達学科 学習の到達目標:①戦前の道徳教育との比較を通じて、戦後における道徳教育の基本的立場、即ち「学校の教 育活動全体を通じて行う」道徳教育の概要を理解する。 ②道徳の授業例(読物資料・映像資料、指導案、授業展開例)の検討を通じて、生徒の思考 力を培う道徳授業を構想するための基礎的力を身につける。 授業概要: 受講生が学校の道徳教育についてのリンカクをつかみ、道徳の授業を行うための基礎的力 を身につけることが講義のねらいである。授業においては、そのための基礎的事項および道 徳授業の実践例について検討する。授業は講義形式で実施するが、内容に応じてグループワー クを取りいれる。 授業計画:1回:導入(授業の目的および授業展開の解説) 2回:学校と子どもの現在①:1980年代以後の学校教育の問題と困難 3回:学校と子どもの現在②:学力低下、学習意欲の減退 4回:道徳教育の歴史①:教育勅語と道徳教育 5回:道徳教育の歴史②:国定教科書と道徳教育、戦時下の道徳教育 6回:道徳教育の歴史③:戦後の流れ、学習指導要領の変遷 7回:道徳教育の目標と内容:学習指導要領の解説 8回:道徳教育の方法:授業としての道徳教育 9回:道徳の授業研究①:基本型の授業 10回:道徳の授業研究②:有田和正の授業 11回:道徳の授業研究③:モラルジレンマ授業… 基本的特徴 12回:道徳の授業研究④:モラルジレンマ授業… 映像を通じて 13回:道徳の授業研究⑤:参加型授業 14回:道徳の授業研究⑥:食と倫理 15回:全体のまとめ 試験 授業科目 生涯学習論Ⅱ 担当教員 高橋 満 対象学科・学年:発科2年 単位数:2 開講時期:後期 心理発達専攻 人間発達学科 学習の到達目標: 生涯学習についての制度、政策、多様な学ぶ機会、方法についての基礎的理解を得ること が目標です。 授業概要: わたくしたちにとって学ぶとはどのような意味をもつでしょうか。社会教育は学校教育と 比較するときどのような違いがあるのでしょうか。この授業では、学校教育とは異なる多様 な学習機会を知り、学ぶ方法と意味について考えたいと思います。 授業計画:1.学ぶとは何か(1) 2.学ぶとは何か(2) 3.多様な学ぶ機会(1) 4.多様な学び機会(2) 5.社会教育とは何か(1) 6.社会教育とは何か(2) 7.生涯教育と生涯学習(1) 8.生涯教育と生涯学習(2) 9.識字教育(1) 10.識字教育(2) 11.まちづくりと学習(1) 12.まちづくりと学習(2) 13.健康教育(1) 14.健康教育(2) 15.まとめ 評価方法:出席(30%)とテスト(70%)による。 教 科 書:なし 参 考 書:高橋満『社会教育の現代的実践』創風社、2003年。高橋満著『コミュニティワークの教育的 実践』東信堂、2013年.必要に応じてプリントで補足します。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 開 エイジングの社会学○ 担当教員 高橋 泉 対象学科・学年:発科2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:高齢化社会の諸問題について学び、その諸課題を理解し、これからの日本社会はどうあるべ きかを考える基礎知識とする。 授業概要:エイジングの社会学入門 高齢化は産業化が進行する過程で発生する社会現象で、現代日本 が抱える最も大きな課題の1つであるといえる。本講義では、高齢化社会の諸問題について 社会学の立場から論じ、問題解決のための方策を考える。 授業計画:1 人口高齢化とは何か① 2 人口高齢化とは何か② 3 人口高齢化の要因① 4 人口高齢化の要因② 5 人口高齢化の要因③ 6 家族形態の変化と高齢者① 7 家族形態の変化と高齢者② 8 家族と高齢者の介護① 9 家族と高齢者の介護② 10 高齢者と学習・社会参加① 11 高齢者と学習・社会参加② 12 高齢者と学習・社会参加③ 13 高齢者と地域福祉① 14 高齢者と地域福祉② 15 まとめ 評価方法:試験成績に出席状況等を合わせて総合的に評価する。 教 科 書:適宜プリントの配布等を行う。 参 考 書:授業中に適宜紹介する。 履修上の注意点:特になし。 (準備学習を含む) 150 授業科目 フィールドスタディⅡ 担当教員 高橋 泉・高橋 早苗 対象学科・学年:発科2年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:調査にもとづくレポート70点、前段階の取り組み状況30点で評価します。 教 科 書:レジュメを配布します。 参 考 書:講義中に適宜紹介します。 履修上の注意点:フィールドスタディⅠを履修していることが望ましい。 (準備学習を含む) 授業科目 フィールドスタディⅢ 担当教員 高橋 泉・槇石多希子・高橋早苗 対象学科・学年:発科2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: この授業は「フィールドスタディⅠ」(調査技法の基礎)を踏まえ、自分自身の力で学外 の団体・組織や関係者に働きかけて、調査を実施する力を身につけることを目標とします。 授業概要: 本年度の社会調査を具体的に展開するフィールドとしては、仙台市にあるNPO法人の市 民活動団体をとりあげます。NPOとは、Nonprofit Organizationの略で、広い意味では民間 の立場で、社会的なサービスを提供したり、社会問題を解決するための団体を指し、世界的 に注目されている新しい組織のあり方です。仙台市には多様な目的・使命を持つNPOがあ るので、受講生の関心を考慮に入れながら、様々な手法を取り入れた調査を行います。 授業計画:1.授業・調査の進め方に関するガイダンス 2.フィールドスタディの方法① 3.フィールドスタディの方法② 4.NPOとは何か① 5.NPOとは何か② 6.調査計画の立案① 7.調査計画の立案② 8.必要資料・情報の収集① 9.必要資料・情報の収集② 10.現場での調査① 11.現場での調査② 12.現場での調査③ 13.調査のまとめ① 14.調査のまとめ② 15.調査の最終報告会 評価方法:調査にもとづくレポート70点、前段階の取り組み状況30点で評価します。 教 科 書:使用しません。プリントを配布します。 参 考 書:授業の中で紹介します。 履修上の注意点: 「フィールドスタディⅠ」を履修済みであることが望ましい。学外での調査日時は、 (準備学習を含む) 調査協力者の都合により調整します。詳細はガイダンスで説明しますので、必ず出席 してください。 151 心理発達専攻 人間発達学科 学習の到達目標:この授業は、「フィールドスタディⅠ」(調査技法の基礎)を踏まえ、自分自身の力で質問紙 調査を実施する力を身につけることを目標とします。 授業概要:はじめに、現在日本で行なわれている調査の歴史や現状を学び、調査の代表的な種類・方法 を実例から把握します。また調査を実際に行なう立場にたって、調査の企画から調査結果の 読み方までの社会調査の基礎的方法を実際的な作業を通して学びます。受講人数に応じてグ ループに分かれ、アンケート調査を実施します。 授業計画:Ⅰ 社会調査とは (1) 社会調査の性格・歴史 (2) 社会調査の種類・技法 (3) 社会調査の事例 Ⅱ 社会調査の実際(実習を含む) (4) 調査の設計① (5) 調査の設計② (6) 調査票作成① (7) 調査票の作成② (8) 調査票の作成③ (9) 調査票の作成④ (10) 調査の実施 (11) 集計と分析① (12) 集計と分析② (13) 集計と分析③ (14) 調査のまとめ① (15) 調査のまとめ②(報告・発表) 授業科目 人文地理学Ⅰ 担当教員 小金澤孝昭 対象学科・学年:発科2年 単位数:2 開講時期:前期 心理発達専攻 人間発達学科 学習の到達目標: この科目は、中学校社会科・高校地歴の教員免許科目の地理学です。この講義では、地理学の基本的な目的と考え方 について講義します。地理学は暗記科目で、地名や物産を覚えさせることを目的にしていると勘違いをしている方はい ませんか?地理学は、人間が自然環境の下で活動する過程で生み出す地域的違いや地域に生じる問題の原因を考える科 目です。もちろん基礎的な場所の知識は必要ですが、人間と環境や空間の関係を考えることがより大切です。この講義 科目では、①人間活動の地域的差異がどのように生まれてくるのか。②人間が自然環境と向き合い、利用し、それをど のように変えてきたのか?③人間が作り出してきた地域と地域との関係(地域システム又は地域構造と呼びます)が私 たちとの暮らしにどんな影響を与えるのか?について具体的な事例を使って考えてみましょう。 授業概要: 地域と地域との関係(地域システム・地域構造)を戦後65年の日本社会を事例にして考えます。まず初めに、戦後の 日本社会を4つの時期に分けて考えます。①1945年~1955年までの戦後日本の復興期、②1956年~1973年までの高度経 済成長期、③1974年~1992年低成長期からバブル期、④1993年~現在のバブル崩壊期・新自由主義経済の4つの時期です。 この4つの時期に日本国内の人口分布や国土利用の進め方がどのように変化してきたのかを『地域構造』という分析視 点を使って検討します。それは、戦後復興期の農村社会中心の地域構造から、高度経済成長期の太平洋ベルト型の地域 構造へ、そして低成長期の地方分散型地域構造、さらにはバブル崩壊以降の顕著になってきた東京一極集中型地域構造 へと変化してきました。 授業計画:1.オリエンテーション 2.戦後60年の地域の変化① 3.戦後60年の地域の変化② 4.戦前の地域構造:米と繭の地域構造 5.戦後復興期の地域構造①傾斜生産から独立へ 6.戦後復興期の地域構造②エネルギー革命と生活の変化 7.高度経済成長期の地域構造①太平洋ベルト地帯と産業構造 8.高度経済成長期の地域構造②集団就職と人口移動 9.高度経済成長期の地域構造③過疎・過密、公害問題 10.低成長期の地域構造①ドル・オイルショックと産業構造 11.低成長期の地域構造②地方への工場分散 12.バブル経済の地域構造①地方分散と東京一極集中 13.バブル経済の地域構造②バブル崩壊と産業構造 14.空洞化と不況の地域構造:産業構造の空洞化 15.まとめと試験 評価方法:作 業課題・レポート(2~3回)ならびに試験で評価する。 教 科 書:中村政則『戦後史』岩波新書・2005年(840円+税)をテキストとして利用します。 参 考 書:講義で適宜指示します。 履修上の注意点:自分で調べ考える力を身につけてください。 (準備学習を含む) 人文地理学Ⅱを履修する者は、人文地理学Ⅰを修得すること。 授業科目 人文地理学Ⅱ 担当教員 小金澤孝昭 対象学科・学年:発科2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: この科目は、中学校社会科・高校地歴の教員免許科目の地理学です。この講義では、地理学の基本的な目的と考え方 について講義します。地理学は暗記科目で、地名や物産を覚えさせることを目的にしていると勘違いをしている方はい ませんか?地理学は、人間が自然環境の下で活動する過程で生み出す地域的違いや地域に生じる問題の原因を考える科 目です。もちろん基礎的な場所の知識は必要ですが、人間と環境や空間の関係を考えることがより大切です。この講義 科目では、自然環境の影響の強い農業を事例に地域的違いを検討します。りんごの産地は、みかんの産地は、牛乳の産 地は米の産地はと質問すると、自然環境が恵まれいると思われる地域を指摘する人が多いですね。寒いからりんご、暖 かいからみかん、牧草地が広いから酪農地域、温暖なところで米がとれたのでしょうか?自然環境条件以外の条件は働 かないのでしょうか?農業の地域的違いの原因を考えてみます。 授業概要: 日本の農業の地域的な差異がどのように生み出されるのかを考えていきます。まずは、農産物の分布とその変化を把 握します。米、畜産(肉牛、豚、ブロイラー、乳牛)、野菜、果樹、工芸作物(お茶、こんにゃく、たばこ)の分布を調 べます。これらの分布から農業地域の変化要因を検討します。この講義では、①農産物の流通のあり方、消費者の買い 物動向から農業地域が変化する。②農家の働き方、農家世帯員の就業の仕方(労働力配分)から農業地域が変化する。 ③農地の利用の仕方や農地が他の用途に転換することから農業地域が変化するという3つの要因について検討します。 授業計画:1.ガイダンス 2.戦後60年の日本農業地域の変化①(農産物の分布) 3.戦後60年の日本農業地域の変化②(農産物の分布) 4.農業地域分析の方法 5.農産物流通からみた日本の農業地域①米流通と生産地域 6.農産物流通からみた日本の農業地域②野菜流通と生産地域 7.農産物流通からみた日本の農業地域③畜産物流通と生産地域 8.兼業化からみた日本の農業地域①農業機械の導入と出稼ぎ 9.兼業化からみた日本の農業地域②工場誘致と兼業化 10.兼業化からみた日本の農業地域③総兼業化の下での専業農家 11.日本の農業地域と土地利用(作業地図の品評会) 12.土地利用からみた日本の農業地域①都市化の進展と農地転用 13.土地利用からみた日本の農業地域②生産調整と耕作放棄 14.持続可能な日本の農業:環境保全と土地利用 15.まとめと試験 評価方法:作業課題(統計・地図) ・レポート(2~3回)ならびに試験で評価する。 教 科 書:河北新報社「田園漂流」取材班『田園漂流』河北新報社出版センター 2009年(1500円+税) 参 考 書:講義で適宜指示します。 履修上の注意点:自分で調べ考える力を身につけてください。 (準備学習を含む) 人文地理学Ⅱを履修する者は、人文地理学Ⅰを修得すること。 152 授業科目 中等社会教育法Ⅰ(社会) 担当教員 佐藤和賀子 対象学科・学年:発科2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:社会科教育の歴史および学習指導要領の変遷をふまえ、中学校の教育課程全体のなかでの社 会科の位置づけを考察し、中学校社会科の教科としての基本的な目的と内容を理解する。 授業概要:学習指導要領・教科書・学習指導案などの具体的な資料を読み、中学校社会科の目的と内容 について学ぶ。 心理発達専攻 人間発達学科 授業計画:1.オリエンテーション 2.地理・歴史教育の変遷 3.中学校社会科の新設と変遷 4.学習指導要領における中学校社会科 5.中学校社会科地理的分野の目標と内容① 6.中学校社会科地理的分野の目標と内容② 7.学習指導要領と教科書(地理的分野) 8.中学校社会科歴史的分野の目標と内容① 9.中学校社会科歴史的分野の目標と内容② 10.学習指導要領と教科書(歴史的分野) 11.中学校社会科公民的分野の目標と内容① 12.中学校社会科公民的分野の目標と内容② 13.学習指導要領と教科書(公民的分野) 14.社会科授業の実践例 15.まとめ 評価方法:レポート(30%)、試験(70%)から総合的に判断する 教 科 書:使用しない。プリントを配布する。 参 考 書:授業時に紹介する。 履修上の注意点:中学校社会科の教科書があれば、事前に目を通しておくこと。 (準備学習を含む) 授業科目 中等社会教育法Ⅱ(社会) 担当教員 沼澤 清一 対象学科・学年:発科2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:中等社会科の特徴・授業づくりの基礎について理解・習得し、自らが目指す社会科授業のあ り方について展望することができる。 授業概要:社会科の授業を行うにあたっての理論を現場の実践をもとに探究していく。また、必要に応 じて適宜、学習指導案の作成、模擬授業、教材開発などを組み入れるなどして、実践的力量 養成をめざす。 授業計画:第1回:オリエンテーション&社会科授業のイメージ 第2回:代表的な社会科の授業実践の分析① 有田和正実践 第3回:有田実践における授業構成 第4回:代表的な社会科の授業実践の分析② 築地久子実践 第5回:築地実践における授業構成 第6回:実践から学ぶ社会科の授業方法 第7回:模擬授業 一枚の写真から「大名行列」 第8回:模擬授業 実物から「浮魚と底魚」 第9回:模擬授業から学んだこと、教材開発について 第10回:実践記録 地域教材の開発「東根のさくらんぼ」 第11回:実践記録 商店の工夫「試食」 第12回:社会科における教材開発の意義 第13回:模擬授業 身近な物から授業づくり「雛人形が語る平安時代の衣食住」 第14回:社会科学習指導案の作成について 第15回:社会科における評価 定期試験 評価方法:試験(60%)と毎回の授業の最後に書いてもらうコメントペーパー(40%)によって評価する。 教 科 書:特定の書籍を使用する予定はない。 参 考 書: 履修上の注意点:授業内容に即してそのつど紹介していく。 (準備学習を含む) 153 授業科目 心理学基礎実験Ⅲ 担当教員 渡邊 兼行 対象学科・学年:発科3年 単位数:1 開講時期:前期 発達科学専攻 人間発達学科 学習の到達目標:( 1)反応時間、脳波、視線の計測など、「心」を測定するためのさまざまな方法を体験し習得する。 (2)実験計画法と分散分析など、実験を通してのデータのとり方とまとめ方を学ぶ。 (3)得られたデータから人の心のはたらきや行動を説明・解釈できる。 (4)得られた結果を報告するための実験レポートの書き方に慣れる。 授業概要: 「心理学基礎実験Ⅰ ・Ⅱ」での実習をもとに、特に認知心理学的実験を中心に体験する。扱う実験に関しては、使用する器具、 測定方法、統計的な手法のいずれにおいても、 「心理学基礎実験Ⅰ・Ⅱ」における内容を発展させたものとなる予定である。 授業計画:1 オリエンテーション 2 処理水準効果と自己関連付け効果~実験の方法 3 処理水準効果と自己関連付け効果~実験の実施 4 処理水準効果と自己関連付け効果~データの分析と解釈 5 リーディングスパンとワーキングメモリ 6 意味プライミングと意味記憶のモデル~実験の方法 7 意味プライミングと意味記憶のモデル~実験の実施 8 意味プライミングと意味記憶のモデル~実験の実施 9 意味プライミングと意味記憶のモデル~データの分析 10 脳波の測定と事象関連電位~脳波の基礎 11 脳波の測定と事象関連電位~測定の体験 12 自己実演課題とRemember/Know判断~実験の方法 13 自己実演課題とRemember/Know判断~実験の実施 14 自己実演課題とRemember/Know判断~データの分析 15 視線の追尾 評価方法:・ 出席点(約60%) ・実験レポート(約40%) ※レポートの未提出があった場合は単位を認定しない。 教 科 書: 参 考 書: 「心理学実験・研究レポートの書き方」フィンドレイ 著、細江・細越 訳(北大路書房) 履修上の注意点:・ 実験実習という科目の性質上、出席は特に重視する。 (準備学習を含む) ・実験の実施のために、授業時間外の活動が要求される。 ・「心理学基礎実験Ⅰ・Ⅱ」を履修済みであること。 ・実験実習という科目の性質上、履修者数が15人を超えた場合、抽選で履修者数を制限する場合がある。 授業科目 心理療法論 担当教員 茂木 千明 対象学科・学年:発科2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:個人療法・家族療法・集団療法それぞれの心理療法の共通点と相違点について理解する。子どもの問題 をめぐる援助の視点について理解する。1つの事例から複合的な心理療法の視点をもてるようになる。 授業概要:①心理療法の視点を概観し、1つの事例に対する個人療法・家族療法・集団療法それぞれからの援助の 意義について考える。 ②家族療法とはどのような援助なのかを理解し、家族への援助的な視点を学ぶ。 ③集団療法とはどのような援助なのかを理解するため、 「心理劇」を題材に実際的なグループ体験をする。 授業計画:1.セラピストとは 2.心理療法の視点①:臨床心理学の様々な理論から学ぶ 3.心理療法の視点②:事例から学ぶ 4.家族療法とはどのような援助なのか? 5.家族アセスメントの基本①:家族の発達段階 6.家族アセスメントの基本②:ジェノグラム 7.家族アセスメントの方法:家族の機能と構造 8.家族療法の視点:事例から学ぶ 9.集団療法とはどのような援助なのか? 10.グループアプローチの基本 11.心理劇①:事例から学ぶ 12.心理劇②:実際(ビデオ)を見て学ぶ 13.心理劇③:グループ体験から学ぶ 14.遊戯療法とはどのような援助なのか? 15.遊戯療法の実際:事例から複合的な心理療法の視点を学ぶ 評価方法:授業内で提示される課題や受講態度(60%)とレポート(40%)による総合的な評価。 ※6回以上の欠席は「停止」扱いとする。※レポートの課題は第1回目の授業で提示する。 教 科 書:授業のなかで、随時プリントを配布する。 参 考 書: 「心理臨床セミナー② 家族と心理臨床-初心者のために-」平木典子(垣内出版) 「臨床心理劇入門」台利夫(ブレーン出版) 履修上の注意点: 「臨床心理学」を履修していることが望ましい。 (準備学習を含む) " 154 授業科目 カウンセリング演習 担当教員 菱沼 正志 対象学科・学年:発達3年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:出席状況や授業における態度とレポートにより評価を行う 教 科 書: 参 考 書:指定しない 履修上の注意点:できればカウンセリング論(前期)の受講者が望ましい。また、すべての演習はグルー (準備学習を含む) プ体験で行う。グループは、学籍番号順とするが、第1回授業時の受講者数によって 変わることがある。 授業科目 精神医学 担当教員 森谷 就慶 対象学科・学年:発科3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)主な精神疾患とその治療について理解する。 2)地域で生活する精神障害者が抱える困難さとその支援について理解する。 3)精神医学及び精神保健の基本的な考え方を理解し、その視点から援助的な関わりについ ても考察できるようになる。 授業概要: 精神医学に関する基本的な事項を概説する。精神医学の歴史を振り返り、我が国の精神科 医療の現状を精神障害者の人権保護や社会復帰活動について行政・法律や社会の面から検討 する。身近な精神医学及び精神保健に関する問題についてもとりあげるので、日頃から健康 や医学の問題に関心を持ち、TV・新聞・書籍などを通じて心身の健康についての基礎知識 を養っておくことが望ましい。私たちが日常生活をおくる上で、精神医学に関する知識を習 得し、心の病を抱えた方に対する具体的な支援と考える姿勢を身につける。 授業計画:1.精神医学序論(精神医学の概念、歴史) 9.症状性および器質性精神障害 2.精神障害の分類、精神医学的診断方法の多 10.内因性の精神障害 11.心因性の精神障害 元性 12.児童および青年期にみられる精神障害 3.脳の形態と機能 13.高齢期にみられる精神障害 4.心の発達理論と防衛機制 14.その他の精神障害 5.心理検査法 14.治療関連 6.精神科患者への接し方 15.精神医学に関連する知識 7.精神症状のとらえ方 16.試験 8.精神症状学 評価方法:受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度等)(30点)、課題・レポート(30点)、筆記試験(40 点)による総合評価で60点以上を合格とする。6回以上の欠席は「停止」扱いとする。 教 科 書: 『精神疾患とその治療』 日本精神保健福祉士養成校協会(編) (中央法規出版) 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 155 発達科学専攻 人間発達学科 学習の到達目標:カウンセリングの基本的な流れを理解し、体験学習を通してカウンセリング技法にふれるこ とでその効果について考察できるようにする。 授業概要:カウンセリングの流れを理解するためにグループの中での相互のやり取り、模擬カウンセリ ングを通してのグループ体験を多く取り入れる。また、個人療法だけではなく、集団での関 わりについても体験学習を通して理解する。 授業計画:1.カウンセリングとは 2.カウンセリングの構造化 3.クライエント理解① 4.クライエント理解② 5.クライエント理解③(演習) 6.カウンセラーからの質問 7.クライエントからの質問 8.模擬カウンセリング(演習) 9.カウンセリングの全体像の理解① 10.カウンセリングの全体像の理解② 11.エンカウンターとは 12.エンカウンター演習 13.ロールプレイとは 14.ロールプレイ演習 15.事例を通してのカウンセリング理解 16.試験 授業科目 健康心理学 担当教員 森本 幸子 対象学科・学年:発達3年 単位数:2 開講時期:前期 発達科学専攻 人間発達学科 学習の到達目標:ストレス理論やストレスへの対処方略について理解するとともに、社会心理学的要因がどの ような精神的・身体的な問題と関連しているのかについて理解を深める。 授業概要:授業では、健康の概念や健康リスクについて講義を行い、各ライフステージと健康リスクに ついての理解を深める。また、ストレッサーやストレス反応などのストレスの理論について 理解したうえで、ストレスなどの心理学的な要因と関連する身体的な疾患に関して学ぶ。 授業計画:1)健康心理学とは 2)健康心理学の歴史的変遷 3)健康リスク 4)ストレスと健康 5)ストレス・コーピングと健康 6)ストレスマネジメントと健康 7)ソーシャルサポートと健康 8)食生活と健康 9)身体活動と健康 10)嗜癖と健康 11)パーソナリティと健康 12)心理学における“well-being”研究1 13)心理学における“well-being”研究2 14)病気の受容と克服 15)まとめ 16)試験 評価方法:出席や授業への参加状況(30%)とレポートあるいは試験の点数(70%)によって評価を行う 教 科 書:指定しない 参 考 書:・日本健康心理学会編 「健康心理学基礎シリーズ① 健康心理学概論」 実務教育出版 ・島井・長田・小玉編 「健康心理学・入門」 有斐閣アルマ 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 神経心理学 担当教員 古林 俊晃 対象学科・学年:発科3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)神経生理学及び神経心理学領域の基礎知識の習得ができます。 2)発育期の子どもの神経系の機能について学ぶことができます。 3)脳の正常機能や異常機能を学び、後者による障害に関する知識を得ます。 授業概要: 我々が日常生活を営む上で、神経がどのような機能を果たしているのかを学びます。神経の生理的作 用は興奮です。これにより生体内外での情報が中枢神経系にフィードバックされ、我々の日常行動につ ながります。神経の興奮は、現在、様々な方法で観察すること、即ち目で見ることができますが、心の 働きはそれができません。本講では、神経の解剖学的、生理学的理解を深めながら、脳の心の働きを探 ります。 授業計画:1.ガイダンス 神経心理学・高次脳機能の話 2.神経の構造と機能 3.感覚と運動の供応 4.感覚機能(聴覚) 5.感覚機能(視覚) 6.言語の仕組み 7.思考と感情と情動 8.記憶と学習 9.スポーツと心理学 10.発育発達期の神経の構造と機能(1) 11.発育発達期の神経の構造と機能(2) 12.脳の障害(1)不随意運動 13.脳の障害(2)高次脳機能の障害 14.神経科学の展望(脳研究とリハビリテーション) 15.総括 16.試験 評価方法:大学規定の出席日数を満たしていること・定期試験(60%) 受講態度(質疑応答・事前事後学習・小テスト等)(20%)、レポート(20%) 教 科 書:プリントを配布します。 参 考 書: 『神経心理学入門』 山鳥重著 (医学書院) その他、講義にも紹介します 履修上の注意点: (準備学習を含む) 156 授業科目 コミュニティ心理学 担当教員 氏家 靖浩 対象学科・学年:発科3年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:出席50%、試験50% 教 科 書: 『よくわかるコミュニティ心理学』ミネルヴァ書房 参 考 書: 『コミュニティメンタルヘルス』批評社、 『コミュニティ心理学ハンドブック』東京大学出版会 履修上の注意点:教室にて指示する。 (準備学習を含む) 授業科目 教育思想 担当教員 朝倉 充彦 対象学科・学年:発科3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: (1)教育や子どもについての自分なりに抱いてきた考えを再検討できるようにする。(2) 近代教育思想についての基本的な思想や知識を理解する。(3)ルソーの教育思想の特徴を 理解する。(4)教育の古典をじっくりと読破する力を養う。 授業概要:本講義は、ルソーを中心に近代教育思想について講義を行う。特に、子どもの権利や人権の 思想がどのように形成されてきたかを歴史的に明らかにする。 授業計画:1 ガイダンス、人間と教育の基本的関係 2 義務教育の思想~宗教的義務教育思想 3 義務教育の思想~国家主義的義務教育思想 4 日本の義務教育の歴史と思想 5 教育を受ける権利の歴史と思想 6 近代教育思想とルソー 7 ルソーの教育思想~子どもの発見 8 ルソーの教育思想~『エミール』の教育目的 9 ルソー以降の教育思想~ペスタロッチー 10 ルソー以降の教育思想~フレーベル 11 新教育運動とその思想 12 ジョン・デューイの教育思想 13 子どもの権利の思想と子どもの問題 14 現代の教育問題 15 まとめ 評価方法:出席状況と授業のディスカッションへの参加意欲とレポートによって評価する。 教 科 書:特に指定しない。 参 考 書:『新訂版 資料で考える子ども・学校・教育』(笹原、遠藤、朝倉、宮崎)学術図書出版社。 『エミール上』ルソー、今野訳、岩波文庫。このほかのものは授業の中で適宜紹介する。 履修上の注意点:普段より子どもや学校の問題についての新聞等の記事を読んで、関心をもって授業に (準備学習を含む) 臨んでもらいたい。 157 発達科学専攻 人間発達学科 学習の到達目標:コミュニティ心理学とはどういう学問であるのかについて、これまでの学問的な蓄積と受講 者の経験を重ね合わせながら理解する。コミュニティ心理学という一般的な心理学とはやや 異なる発展を遂げてきた学問分野の基本的な事項を学びながら、社会事象をコミュニティ心 理学の視点で読み解けるようになることを一般目標とし、本講義を受講していない人々に、 コミュニティ心理学の考え方について説明できるようになることを行動目標とする。 授業概要:コミュニティ心理学入門 コミュニティ心理学の心理学ワールドにおける位置づけを確認し ながら、コミュニティ心理学の対象と方法について概観する。特にコミュニティ心理学が現 代社会でどのような機能を果たせるのかについて、しっかり学習したい。 授業計画:1.コミュニティ心理学の歴史① 2.コミュニティ心理学の歴史② 3.コミュニティ心理学の定義 4.コミュニティ心理学の世界的な展開 5.我が国におけるコミュニティ心理学の展開 6.生態学的発想 7.危機理論 8.システム論 9.セルフヘルプ 10.コンサルテーション 11.ソーシャル・サポート 12.ネットワーク 13.アクションリサーチ 14.多文化と多様性 15.コミュニティ心理学の将来① 16.コミュニティ心理学の将来② 授業科目 教育政策論 担当教員 牛渡 淳 対象学科・学年:発科3年 単位数:2 開講時期:前期 発達科学専攻 人間発達学科 学習の到達目標:①現代の諸外国の教育について関心を深める。②世界の教育の背景と構造について深く理解 する。③世界の教育について、文献を通して理解し、考えることができる。 授業概要:現在の世界の教育問題について、毎回1つの国の教育制度と実態について書かれた資料を取 り上げながら解説する。各国の教育の構造と背景及び共通点と相違点について深く理解でき ることをねらいとする。 授業計画:1.世界の教育:ドイツ 2.世界の教育:フランス 3.世界の教育:フィンランド 4.世界の教育:ロシア 5.世界の教育:中国 6.世界の教育:イギリス 7.世界の教育:オーストラリア 8.世界の教育:アメリカ 9.世界の教育:韓国 10.世界の教育:シンガポール 11.世界の教育:タイ 12.世界の教育:インドネシア 13.世界の教育:ブラジル 14.世界の教育:ケニア 15.まとめ 評価方法:レポートによって評価する。 教 科 書:プリントを配布する。 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 高等教育論 担当教員 大迫 章史 対象学科・学年:発科3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 本授業では、大学の誕生からその本来の性格を理解する。現代に通ずる大学は近代になって創設され たベルリン大学であり、日本の大学も歴史的に影響を受けていることを理解する。そして、大学が大衆 化していくなかで、現代の大学で進められている改革を学び、大学の現代的な役割を理解する。 授業概要: 大学の本来的性格を、世界における大学の起源とされるボローニャ大学、パリ大学を例にして考えて いく。また近代大学の重要なモデルとなったベルリン大学がどのような理念のもとに創設されたかを理 解する。そして、日本の場合、諸外国の影響を受けながら、どのような形で大学が作られていくのかを 理解する。戦後の日本において、大学が大衆化していくなかで、現代の大学に求めらる役割を、大学の 教育の質保証の側面から考えていくこととしたい。 授業計画:1.オリエンテーション-授業概要の説明- 2.放浪する学生と大学(1)-ボローニャ大学の場合- 3.放浪する学生と大学(2)-パリ大学の場合- 4.近代大学のモデルとしてのベルリン大学(1) 5.近代大学のモデルとしてのベルリン大学(2) 6.アメリカの大学(1) 7.アメリカの大学(2) 8.日本における大学の誕生(1) 9.日本における大学の誕生(2) 10.私立大学の歴史と意義(1) 11.私立大学の歴史と意義(2) 12.大衆化する大学とその役割(1) 13.大衆化する大学とその役割(2) 14.現代における大学の役割(1) 15.現代における大学の役割(2) 16.大学のゆくえ-さまざまな形態の大学- 評価方法:授業の出席状況・態度(50%)とレポート(50%)による総合評価。 教 科 書:教科書はとくに指定しない。授業担当者が資料を準備する。 参 考 書: 履修上の注意点:すべての授業に出席すること。やむを得ず欠席する場合は、できるだけ早いうちに授業担当者に (準備学習を含む) 連絡すること。 158 授業科目 教育方法論 担当教員 朝倉 充彦 対象学科・学年:発達・総福・管栄・国際3年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:授業の出席状況、ディベート、レポート、試験によって総合的に評価する。 教 科 書:なし。 参 考 書:授業の中で適宜紹介する。 履修上の注意点:出席時数が授業時数の3分の2に満たない者は、原則として単位を認定しない。 (準備学習を含む) 授業科目 教育臨床論 担当教員 朝倉充彦・山口栄一・千田栄美 対象学科・学年:発科3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1)授業に参加し、2)家庭・学校・社会の教育現場に対して関心を持ち、情報を集め考え る力を養う。3)具体的な教育臨床場面における問題の構造を理解し、自分で課題を設定で きる。 授業概要: 家庭・学校・社会の教育現場に見られるさまざまな教育臨床問題を教育心理学的アプロー チ・教育実践研究的アプローチ・非行研究アプローチから分析考察する。授業は科目担当者 3人のオムニバス形式による講義で行われる。 授業計画:1.ガイダンス(朝倉) 2.あなたは「教育」を知っているか 3.教育のことばのスローガン的用法を気をつける 4.教育方法であるための要件を考えよう 5.教育を考えるための3つのモデル 6.まとめにかえて:あなたの「教育」観を問い直す(2~6は山口担当) 7.日本の授業の規定要因⑴ ―文部科学省の教育内容規制― 8.日本の授業の特質⑴ ―文部科学省の教育内容規制による規定― 9.日本の授業の規定要因⑵ ―入学試験― 10.日本の授業の特質⑵ ―入学試験による規定― 11.授業改造への対案 ―英国におけるカリキュラム改革―(7~ 11は千田担当) 12.少年非行統計の分析 13.少年法改正とその背景 14.保護主義か厳罰主義か 15.少年非行における更生(12 ~ 15朝倉担当) 評価方法:出席状況(15%)、課題レポート(85%)によって総合的に評価する。 教 科 書:特に指定しない。 参 考 書:授業のなかで随時紹介する。 履修上の注意点:3名の担当教員が5回ずつ担当し、担当最終回に各担当教員がレポートを課すので留 (準備学習を含む) 意すること。 159 発達科学専攻 人間発達学科 学習の到達目標:1)授業者として知識技能を伝えるための教育方法の原理と基礎的概念を理解する。2)教 育方法の実践史から、今日に生かしうる方法を学び取る。3)授業の中で、自ら伝える体験 を行なう。 授業概要: 本講義は、主として教職を目指す者を対象にする科目である。授業とは、教師が自らの知 識技能等をことばによって子ども(生徒)に伝えようとする営みである。しかし、教師のこ とばは子どもによって同一には理解されない。教師と子どもとの間に理解の差が生ずるし、 さらに子ども間にも理解の差が生ずる。授業においては、この理解の差を埋めるために様々 な教育の方法や技術が必要となる。本講義は、教育の方法の原理や基礎理論を理解し、そし て実際の授業のビデオを観ながら指導技術を身につけることがねらいである。さらに、履修 者には「ショートスピーチ」やディベートを課し、「伝える」ための方法・技術を実際に行っ てもらう予定である。 授業計画:1.ガイダンス~教育方法とは何か~ 2.「伝える」力を養うためのディベート体験(テーマを代えて3回行う。) 3.教育方法の理論と実践の歴史(近世、明治初期の教授法) 4.教育方法の理論と実践の歴史(明治期の一斉教授法) 5.教育方法の理論と実践の歴史(大正新教育の教育方法) 6.教育方法の理論と実践の歴史(昭和期の教育方法) 7.教育方法の理論と実践の歴史(現代の教育方法) 8.授業の設計と学習指導案 9.視聴覚機器の利用の授業と学習指導案の作成 10.情報機器の利用と学習指導案の作成 11.授業の指導技術~発問・指示・板書の技術~ 12.模擬授業(2回) 授業科目 メディアと教育 担当教員 山口 栄一・千田 栄美 対象学科・学年:発科3年 単位数:2 開講時期:後期 発達科学専攻 人間発達学科 学習の到達目標:① 教育におけるメディア活用の歩みを通して、メディアと教育の関係を理解する。 ②Powerpointを使って、簡単なCAI(個別支援プログラム)を作成し、CAIの基礎を学ぶ。 ③LOGOプログラミングを楽しみ、イメージとプログラミングを学ぶ。 ④メディアとしての折り紙を楽しむ。 ⑤ScetchUpを使って、メディアがもつイメージ化を援助する可能性を理解する。 授業概要:私の「教育とメディア」の授業でのモットーは、 「作りながら学び、学びながら遊ぶ」です。私たちはメディアに囲まれ ていながら、教育的な観点からメディアを問い直す機会はあまりありません。このコースでは、メディアの歩みと展開 をはじめとして、個別支援プログラムを作成したり、子どものためのプログラミング言語を体験したり、あるいは、メディ アとしての折り紙を楽しみながら、メディアとは何かを考え、また、教材とは何かを考えていきたいと思います。コー スでは、教え合い、学び合いを重視します。また、ひとに喜んでもらえる教材をつくることが大切ですから、遊び心をもっ てのぞんでください。 授業計画:Ⅰ理論編 ①メディアと教育の歩みを振り返る-私のメディアとの出会いを通して ②「メディアはメッセージである」を考える(テキスト第1章参照) ③「見ればわかる」を考える-直接経験と言語を考え-(テキスト第2章) ④メディアリテラシーとは何か-教育のモデルと視聴覚メディア-(テキスト第3章) ⅡPC実践編 ⑤PaworPointプレゼンテーション作成のポイント ⑥POwerPOintで個別支援プログラムを作る①(参考*テキスト7章) ⑦ 同上 ② ⑧ 同上 ③ ⑨LOGOプログラミングを楽しむ①(テキスト巻末資料) ⑩LOGOプログラミングを楽しむ② ⑪LOGOプログラミングを楽しむ③ ⑫ScetchUpで立体のイメージ化を支援する① ⑬ 同上 ② Ⅲまとめ編 ⑭教具とは何かを考える-折り紙算数(参考*折り紙算数図形パズル) ⑮まとめ_「メディアと教育」を問い直す 評価方法:レポート「メディアと教育について、自分なりにテーマを設定して書く」 (50%) 授業での課題(実践編での学習状況)(50%) 教 科 書:テ キスト:山口榮一「視聴覚メディアと教育」玉川大学出版部 参 考 書:山 口榮一「おりがみで学ぶ図形パズル」ディスカヴァー 履修上の注意点:①テキストを読み、質問を考えること。②作ろうとする意欲。③欠席しないこと(特に、実践編では) 。 (準備学習を含む) 授業科目 生徒指導・進路指導論 担当教員 菊池 武剋 対象学科・学年:発科3年・総福3年・国際3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 生徒指導と進路指導について理解する。生徒指導、進路指導に共通の【生徒理解】につい て学ぶ。 授業概要: 教師は担当の科目が何であれ、生徒指導と進路指導は必ず行わなければならない。生徒指 導とは何か、進路指導とは何か、について理解するとともに、そこで共通に必要とされる「生 徒理解」について学ぶ。 授業計画:1.学校教育における生徒指導・進路指導の位置づけ 2.生徒指導とは何か⑴ 3.生徒指導とは何か⑵ 4.進路指導とは何か⑴ -進路指導の歴史- 5.進路指導とは何か⑵ -進路指導の定義- 6.生徒理解⑴ 7.生徒理解⑵ 8.生徒理解⑶ 9.生徒理解⑷ 10.進路指導の活動内容⑴ 11.進路指導の活動内容⑵ 12.進路指導の活動内容⑶ 13.進路指導の活動内容⑷ 14.キャリア教育 評価方法:1)筆記試験(60%) 2)ショートレポート(20%) 3)出席状況(20%) 教 科 書:仙﨑武・野々村新・渡辺三枝子・菊池武剋編『改訂 生徒指導・教育相談・進路指導』(田研出版) 参 考 書:文部科学省『生徒指導提要』(教育図書) 履修上の注意点:授業内でショートレポートを課すことがある。 (準備学習を含む) 160 授業科目 社会教育計画Ⅰ 担当教員 高橋 満 対象学科・学年:発科3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:この講義では、社会教育計画の基本概念、理論、考え方を講述します。これを学ぶことをと おして、社会教育主事として必要な技法を習得することをめざします。 授業概要:社会教育において学ぶとはどういうことでしょうか。この学びを支援するときにどのような 施策が必要となるのでしょうか。これらの理解にもとづき、社会教育計画の基本概念、考え 方、技法を学びます。とくに、地域づくりを支援する社会教育計画の手法を学びます、 授業計画:1.オリエンテーション 2.包摂的な地域社会をつくる社会教育実践(1)(2) 3.学びの場としての地域活動(1)(2) 4.対話と参加でつくる〈福祉のまち〉 5.ソーシャルキャピタルと教育的実践(1)(2) 6.地域の力を高める戦略をどうつくるのか(1)(2) 7.参加型まちづくりの計画と評価―ロジック・モデルの技法(1)(2) 8.コミュニティワーカーとしての公民館職員 9.社会教育の社会的価値 授業科目 社会教育計画Ⅱ 担当教員 佐藤 友秀 対象学科・学年:発科3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:○生涯学習社会における社会教育の今日的課題を把握し、社会教育計画の立案、実施の一般 的な家庭を理解する。 ○学社連携や学社融合など,学校教育との関わりのある社会教育計画の実践例を参考に社会 教育の計画について理解する。 授業概要: 生涯学習社会における社会教育行政事業について理解を深めるため、具体的に宮城県や県 内の市町村等の教育計画の事例について検討する。 授業計画:1.オリエンテーション 生涯学習社会の社会教育 2.社会教育計画と関連法制 3.社会教育計画と学社連携 4.社会教育計画と学社融合 5.社会教育計画と学校外教育 6.社会教育計画と青少年教育 7.社会教育施設の活用 8.市町村の社会教育計画 各2回ずつ 評価方法:出席重視とレポート。 教 科 書:レジュメ配布。 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 161 発達科学専攻 人間発達学科 評価方法:出席と参加・報告を総合して評価する 教 科 書:高橋満著『コミュニティワークの教育的実践』東信堂、2013年. 参 考 書:なし 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 社会教育課題研究Ⅰ 担当教員 高橋 満 対象学科・学年:発科3年 単位数:2 開講時期:前期 発達科学専攻 人間発達学科 学習の到達目標:生涯学習の多様な学ぶ機会について学びます。そのカリキュラムや教育方法について、ワー クや見学などをとおして実践的な理解を深めます。 授業概要:前半はワークショップなどの参画型の学習方法について学び、後半は各自分担をして社会教 育施設におけるカリキュラムや教育方法について研究します。 授業計画:1.オリエンテーション 2ワークショップ(学ぶとは何かを考える) 3.ワークショップ(学ぶとは何かを考える) 4.ワークショップとは何か(1) 5.ワークショップとは何か(2) 6.ワークショップとは何か(3) 7.ワークショップとは何か(4) 8.ワークショップ:「演じる」 9.ワークショップ:「演じる」 10.ワークショップ:「演じる」 11.「演じる」を分析する(1) 12.「演じる」を分析する(2) 13.学ぶ方法と意味(1) 14.学ぶ方法と意味(2) 15.まとめ 評価方法:出席と参加・報告を総合して評価する 教 科 書: 参 考 書:中野民夫著『ワークショップ―新しい学びと創造の場―』岩波新書、2001年。必要に応じて プリントを配布する 履修上の注意点:ワークショップでは、ワークへの積極的な参加をすること。美術館・博物館の見学は (準備学習を含む) 土・日を使い2回ほど学外で行う予定である。 授業科目 社会教育課題研究Ⅱ 担当教員 高橋 満 対象学科・学年:発科3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:この講義では、社会教育プログラムのつくり方について学びます。対象者である高齢者・障 害者・子どもなどの学習ニーズや特性に配慮した学習プログラムをつくる力量をつけること をめざします。 授業概要:まず、自分の住んでいる自治体の市民センター・生涯学習センター・公民館等の既存のプロ グラムを検討します。高齢者、障害者、子どもなど、学習者の学習上の特性が何かを考えな がら、学習特性や学習ニーズに適切な学習プログラムづくりと評価の方法について演習形式 で学びます。 授業計画:1.オリエンテーション 2.学習プログラムとは何か(1)講義 3.学習プログラムとは何か(2)講義 4.学習プログラムを検討する(1)市町村の学習プログラム 5.学習プログラムを検討する(2)子どもの学習プログラム 6.学習プログラムを検討する(3)障害者の学習プログラム 7.学習プログラムを検討する(4)高齢者の学習プログラム 8.学習に参加する 9.学習に参加する 10.学習に参加する:報告・検討会 11.学習プログラムをつくるワークショップ(1) 12.学習プログラムをつくるワークショップ(2) 13.学習プログラムをつくるワークショップ(3) 14.学習の評価の技法 15.まとめ 評価方法:出席と参加・報告を総合して評価する 教 科 書:なし 参 考 書:廣瀬隆人他『生涯学習支援のための参画型学習のすすめ方』ぎょうせい、2000年。 履修上の注意点:①自分の住んでいる自治体の学習プログラムを調べ、②市民センター・公民館等の学 (準備学習を含む) 習講座に参加してもらい報告してもらいます。 162 授業科目 開 児童文化論○ 担当教員 牛渡 淳 対象学科・学年:発達3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1.世界の優れた絵本に触れ、「よい絵本」を見る視点を得る。 2.絵本を通して「子ど もの視点や行動」を理解することができる。3.絵本が作られた歴史的・芸術的背景を知る。 授業概要: 様々な児童文化の中から、特に、「絵本」を取り上げる。絵本は、教育、心理、文学、美 術等の総合芸術である。講義では、絵本の歴史を概観するとともに、毎回、世界の絵本を一 冊取り上げ、その形態と内容を教育学的視点、心理学的視点、文学的視点、美術的視点等、様々 な観点から詳細に検討し、子どもにとって「優れた絵本」とは何かを考える。 評価方法:出席、レポート。 教 科 書: 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 開 多文化社会論○ 担当教員 高橋 早苗 対象学科・学年:発達3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:複数の民族・言語・文化を抱える国が多数存在する中で、そうした国々の多くが多文化・多 民族の共存を前提とした種々の政策を展開してきました。多文化主義の理念は、近年の経済 のグローバリゼイションを背景としたヒトの流動化により世界的に波及しつつあります。こ の授業を通して、多文化主義を概論的に学びます。 授業概要:この授業では、多文化社会のなりたち、文化的葛藤とその対応策の変遷、多文化主義の展望 を、いくつかの国の事例から学ぶとともに、日本の変化も併せて検討します。より深い理解 が得られるように、視聴覚資料を利用しながら授業を進めます。 授業計画:第1回:ガイダンス 第2回:多文化社会と多文化主義 第3回:多文化社会の検討:アメリカ① 第4回:多文化社会の検討:アメリカ② 第5回:多文化社会の検討:南アフリカ 第6回:多文化主義の政策:オーストラリア① 第7回:多文化主義政の策:オーストラリア② 第8回:多文化主義の政策:カナダ① 第9回:多文化主義の政策:カナダ② 第10回:アジアの多文化社会:マレーシア① 第11回:アジアの多文化社会:マレーシア② 第12回:日本① 外国人政策の変遷 第13回:日本② 日本経済とニューカマー 第14回:日本③ 外国人市民との共生 第15回:まとめ 評価方法:レポート60点、授業時の作業課題40点で評価します。 教 科 書:使用しません。プリントを配布します。 参 考 書:授業の中で紹介します。 履修上の注意点:普段から国際的なニュースに関心をもち、授業の理解を深めましょう。 (準備学習を含む) 163 発達科学専攻 人間発達学科 授業計画: 毎回、一冊の絵本を取り上げ、検討する。授業は、できるだけ学生の参加を重視し、学生 自身も絵本の検討・分析を行うスタイルをとる。講義で取り上げる絵本は、以下のものを予 定している。: センダック『かいじゅうたちのいるところ』 エッツ『もりのなか』 エリック・カール『はらぺこあおむし』 マックロスキー『すばらしいとき』 ブルーナ『ちいさなうさこちゃん』 レオーニ『あおくんときいろちゃん』 バートン『ちいさいおうち』 赤羽末吉『スーホの白い馬』 その他 授業科目 開 多文化社会と教育○ 担当教員 阿曽 容子 対象学科・学年:発達3年 単位数:2 開講時期:後期 発達科学専攻 人間発達学科 学習の到達目標:多文化社会の中で自文化とは何かを認識し、異文化の受容と自文化の発信力を高める。それ に伴い、積極的なコミュニケーション力を身につける 授業概要:多文化社会といわれる中で、文化とは何かを知る。アイデンティティとしての母語の教育に ついて考える。異文化理解とトレーニングの実践を行う。文化を発信する視点から自文化に ついて考えるグループ活動を行う。 授業計画:1.オリエンテーション 多文化社会と教育 2.多文化社会① ことばと文化 3.多文化社会② 母語教育・言語政策 4.多文化社会③ 日本人の言語観 5.多文化社会④ 国語と日本語(1) 6.多文化社会⑤ 国語と日本語(2) 7.多文化社会の模索 8.異文化への視点 9.異文化受容 10.異文化理解とコミュニケーション 11.地域における多文化化 12.地域における異文化受容 13.地域・個からの文化発信① 14.地域・個からの文化発信② 15.講座の振り返り 評価方法:毎回の授業のコメントペーパー(30点) プレゼンテーション能力(15点) 出席・授業参加 態度(20点) 講座テーマのまとめ(35点) 教 科 書:使用しない。必要都度プリントを配布する。 参 考 書:授業中に適宜紹介する。 履修上の注意点:授業への積極的な参加を期待する (準備学習を含む) 授業科目 人間発達と法 担当教員 佐俣 紀仁 対象学科・学年:発科3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:(1)人間の発達過程で直面する様々な問題を、法的な観点から理解することができる。 (2)日常生活を規律する法の全体像について、基礎的な知識を獲得する。 (3)我々の社会生活と法とのかかわりについて、具体的な事例を取り上げて説明できる。 授業概要:この授業では、人が生まれてから死ぬまでに経験する様々な事柄を、 「法」という観点から考えます。人間のライフサイ クルやその過程での活動を素材として、「法」に対する理解を深めることも、この授業の目的です。 授業計画: 【授業の進行予定】 1 イントロダクション 2 男性・女性の本質的平等 3 法の世界における「人」(1) 4 法の世界における「人」(2) 5 生命と法 6 婚姻・離婚と法 7 妊娠・出産と法 8 子供と法(1) 9 子供と法(2) 10 高齢者と法 11 経済活動と法(1) 12 経済活動と法(2) 13 労働と法 14 社会保障と法 15 グローバル化社会と法 ※1 授業の進度および受講者の興味関心に応じて、授業内容を一部変更する場合があります。 変更の場合には、適切な方法を通じて受講者に通知します。 ※2 重要事項を確認する小テストを2回実施する予定です。 日程、試験範囲などは授業中に通知します。 評価方法:出席および平常点(授業への参加の程度などを考慮)40%、小テスト(重要知識を確認)30%、課題レポート(各自の関 心ある問題に授業内容を応用できているかを確認)30% 教 科 書:指定しません。 毎回の授業時に資料として印刷物を配布します。 参 考 書:池田・犬伏・野川・大塚・長谷部(著) 『法の世界へ(第5版)』(有斐閣、2012年) 福田・浜村・棚村・武田(著)『ライフステージと法(第6版)』(有斐閣、2012年) 履修上の注意点: 『六法』を持っている場合は、授業に持参してください。 (準備学習を含む) 164 授業科目 政治学Ⅰ 担当教員 塩屋 保 対象学科・学年:発科3年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:定期試験の結果とレポート(毎回順番にレポート報告をしてもらう)および出席状況をもと に総合的に評価する。 教 科 書: 『ポリティカル・サイエンス事始め』伊藤光利編(有斐閣ブックス) 参 考 書:授業中に適宜紹介する。 履修上の注意点:積極的に授業に参加すること。 (準備学習を含む) 政治学Ⅱを履修する者は、政治学Ⅰを修得すること。 授業科目 政治学Ⅱ 担当教員 塩屋 保 対象学科・学年:発科3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:①現代政治学の基礎理論を理解する。 ②政治学の基礎概念を理解する。 ③政党政治について理解する。 ④官僚制について理解する。 ⑥政策形成過程について理解する。 ⑧政治的現象を構造的・体系的に分析する能力を身に付ける。 授業概要:現代政治学に関する基礎理論を紹介し、現代社会が直面する政治的諸問題(国内政治、国際 政治)を取り上げ、理論的・実証的に分析する方法を指導する。 授業計画:1.思想の争いとしての55年体制 2.政党政治の行く末 3.職業としての官僚 4.官僚の役割 5.ネットワーク社会の政治と利益団体 6.日本社会のネットワーク 7.政策形成のフロー 8.55年体制の政策形成過程 9.55年体制の終焉 10.合理的政策決定過程 11.多様な政策形成過程 12.首相のリーダシップ 13.比較の中の日本の首相 14.地方自治 15.まとめ 評価方法:定期試験の結果とレポート(毎回順番にレポート報告をしてもらう)および出席状況をもと に総合的に評価する。 教 科 書:伊藤光利(編)『ポリティカル・サイエンス事始め』有斐閣ブックス 参 考 書:授業中に適宜紹介する。 履修上の注意点:積極的に授業に参加すること。 (準備学習を含む) 政治学Ⅰを履修していること。 165 発達科学専攻 人間発達学科 学習の到達目標:①現代政治学の基礎理論を理解する。 ②政治学の基礎概念を理解する。 ③選挙について理解する。 ④マスメディアと政治の関係を理解する。 ⑤政治家の役割を理解する。 ⑥政治的現象を構造的・体系的に分析する能力を身に付ける。 授業概要:現代政治学に関する基礎理論を紹介し、現代社会が直面する政治的諸問題(国内政治、国際 政治)を取り上げ、理論的・実証的に分析する方法を指導する。 授業計画:1回目 ①授業の進め方 ②政治学とはいかなる学問か 2回目 政治とはなにか 3回目 権力とはなにか 4回目 投票行動① 投票率 5回目 投票行動② 社会学的要因 6回目 投票行動③ 心理学的要因 7回目 投票行動④ 業績評価 8回目 投票行動⑤ 地元利益誘導 9回目 マスメディアと政治① マスメディアの環境監視機能 10回目 マスメディアと政治② メディアフレームの介入 11回目 マスメディアと政治③ 対立する2つの効果イメージ 12回目 マスメディアと政治④ 受け手の政治的コミュニケーション 13回目 マスメディアと政治⑤ メディアのイメージ形成力 14回目 政治家の役割 15回目 まとめ 授業科目 自然地理学 担当教員 松林 武 対象学科・学年:発科3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: あたりまえと思っている身近に見られる自然現象もそこに見られるにはそれぞれ理由があ る。植生、地形、水文等の我々の生活や風土の基礎となる自然景観の各要素について、その 現象がどのような現象であり、どのように分布し、どのようにして成立しているのかを理解 する。 授業概要: 地理学は、地表付近で発現する諸現象を扱う学問である。そのなかで主に自然構成要素を対 象とするのが自然地理学である。この講義では、普段見慣れている風景の重要な構成要素で ある植生、地形、水文、土壌などに見られる現象やそれらの相互関係を、特に東北地方の事 例を配付資料や写真を用いて紹介することで、自然地理学の基礎的な事柄について概説する。 講義においては、前半では主に植生について、後半では主に地形とそれに関連する事項に ついてあつかう。 発達科学専攻 人間発達学科 授業計画:1 はじめに 2 日本の森林の現状 3 人間活動との関係からみた里山 4 自然的側面からみた里山 5 世界における植生分布 6 日本における植生分布 7 仙台周辺の植生 8 プレートテクトニクスと世界の大地形 9 地殻変動と地形 10 外作用,風化作用 11 斜面崩壊地形 12 降雨-流出現象 13 河川の地形形成作用 14 扇状地・自然堤防・三角州 15 仙台およびその周辺の地形 16 試験 評価方法:原則として試験で評価するが、授業中に出す課題、出席状況等を加味して総合的に評価する。 教 科 書:教科書は用いない。必要な資料を配付する。 参 考 書:必要に応じて紹介する。 履修上の注意点:講義の内容をただ丸暗記するのではなく、紹介した事項や関連する事項を材料として、 (準備学習を含む) これまで体験した現象、興味のある現象を自ら考える意欲を持ってもらいたい。 授業科目 地誌 担当教員 小金澤孝昭 対象学科・学年:発科3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: この科目は、中学校社会科・高校地歴の教員免許科目の地理学です。この講義では、地誌学の基本的 な目的と考え方について講義します。地誌学は暗記科目で、地名や物産を覚えさせることを目的にして いると勘違いをしている方はいませんか?地誌学は、人間が自然環境の下で活動する過程で生み出す地 域的違いや地域に生じる問題の原因を考える科目です。この講義科目では、身近な地域をとりあげて、 ①地域の調査法としての地図の活用②地域の調査方法として地域統計の使い方③地域の観察の方法を学 びます。また日本以外の地域を調査する方法としてオーストラリアを事例にして外国の地域を調べる方 法を学習します。 授業概要: 地域の調べ方について学びます。中学校の地理的分野の地域の規模に応じての調査法の内、比較的難 しいとされている「身近な地域の調べ方」について講義します。対象地域として、日本地誌の事例とし て仙台市を外国地誌の事例としてオーストラリア・シドニー市を取り上げます。この講義は自分で調べ、 学を基本としますので、作業学習が中心となります。 授業計画:1.ガイダンス 地域を調べるということ 2.仙台地域は、どんな空間の上にできあがっているのか? 3.仙台地域の人々のくらしを地図から考える 4.仙台地域の歴史を地図から考える①江戸時代 5.仙台地域の歴史を地図から考える①明治大正昭和 6.仙台の都市機能を分析する 7.なぜオーストラリアをとりあげるのか? 8.オーストラリアの開発(南の虹のルーシーから考える) 9.オーストラリアの自然環境 10.オーストラリアはどんな国① 11.オーストラリアはどんな国② 12.シドニーの都市構造 13.多文化社会シドニーの都市のしくみ① 14.多文化社会シドニーの都市のしくみ② 15.まとめ+試験 評価方法:作業課題・レポートならびに試験で評価する。 教 科 書:講義で指示します。 参 考 書:講義で指示します。 履修上の注意点:自分で調べ考える力を身につけてください。 (準備学習を含む) 166 授業科目 中等社会教育法Ⅲ(社会・公民) 担当教員 佐藤 幹男 対象学科・学年:発科3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:中学社会科、高校公民科が中等教育段階において果たすべき役割と意義について考える。 授業概要: 中学校社会科を中心に、中等社会科教育の基本的な問題を検討する。実践的な知識、技能 の修得に限定することなく、主体的な社会認識の確立を目指した戦後初期の社会科の理念を 確認しながら、中学校社会科教育の理論と実践についての理解を深める。 評価方法:学習指導案+模擬授業+リアクションペーパー 教 科 書: 『中学校学習指導要領解説 社会編』 参 考 書:中学校社会科教科書:『地理分野』、『歴史分野』、『公民分野』(東京書籍)。 履修上の注意点:出席を重視する (準備学習を含む) 授業科目 中等社会教育法Ⅳ(社会・公民) 担当教員 佐藤 幹男 対象学科・学年:発科3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:中学社会科、高校公民科が中等教育段階において果たすべき役割と意義について考える。 授業概要: 高等学校公民科を中心に、中等社会科教育の基本的な問題を検討する。実践的な知識、技 能の修得に限定することなく、主体的な社会認識の確立をめざした戦後初期の社会科の理念 を確認しながら、高校公民科教育の理論と実践について理解を深める。 授業計画:1.オリエンテーション 2.高校の教育課程と公民教育 3.戦前の公民教育 4.戦後改革と社会科 5.戦後の社会科の変遷 6.高校社会科の解体と公民科の発足 7.「現代社会」の内容と実践 8.「倫理」の内容と実践 9.「政治経済」の内容と実践 10.教育実習生の授業(VTR視聴) 11.指導案を書いてみよう 12.模擬授業(現代社会) 13.模擬授業(倫理) 14.模擬授業(政治経済) 15.まとめ 評価方法:出席+模擬授業+リアクションペーパー 教 科 書: 『高等学校学習指導要領解説 公民編』 参 考 書:授業時に随時紹介する。 履修上の注意点:後半に模擬授業を実施する。 (準備学習を含む) 167 発達科学専攻 人間発達学科 授業計画:1.オリエンテーション 2.中学校の教育課程と社会科 3.戦前の社会科(前史) 4.戦後改革と社会科 5.社会科の変遷① 6.社会科の変遷② 7.地理分野の内容と実践 8.歴史分野の内容と実践 9.公民分野の内容と実践 10.教育実習生の授業(VTR視聴) 11.指導案を書いてみよう 12.模擬授業(地理) 13.模擬授業(歴史) 14.模擬授業(公民) 15.まとめ 授業科目 教育実習の研究 担当教員 朝倉 充彦 対象学科・学年:発科3年 単位数:1 開講時期:通年 学習の到達目標:1)教師としての役割を理解し、教職の意義について自覚できるようにする。2)生徒理解 のための知識や技能を修得する。3)教育実習にむけて教材研究の力量を養う。4)介護等 体験の学外活動を通して、幅広い人間理解ができるようにする。 授業概要: 教育実習の事前指導として、学校現場で教育実習生という立場がどのようなものであり、 どのような意識や姿勢で教師や生徒とかかわることが期待され、何を学ぶことが望まれてい るか、ということについて十分認識することを目的とする。 授業計画:1.教育実習についてのガイダンス 2.教育実習日誌についての分析( 3回) 3.教育実習報告会の参加と研究 4.介護等体験報告会の参加(中学校教員免許希望者) 5.教育実習についての事務連絡(3回) 発達科学専攻 人間発達学科 評価方法:出席と発表等によって総合的に評価する。 教 科 書:なし。 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 心理学特講A 担当教員 菊池 武剋 対象学科・学年:発科3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 犯罪・非行の心理学的理解、特に社会心理学的な観点を理解する。 授業概要: 犯罪や非行は、自分たちとは無縁な、特殊な異常な人たちが行うことなのではなく、誰に でもその可能性はあることであるという観点で、犯罪や・非行の問題をとらえようとすると き、心理学、特に社会心理学の観点が重要になる。犯罪・非行をどうとらえ、どう理解し、 どう対処するかについて、社会心理学的に考察する。 授業計画:1.犯罪・非行とは何か 2.人は犯罪をどう理解してきたか 3.犯罪の理解に必要な視点は何か 4.犯罪が発生する前に何が起きているか 5.反法的態度の形成 6.反法的態度の形成から犯罪行動へ 7.犯行の手口 8.犯罪・非行の「深化」 9.犯罪防止の心理学 10.罪を犯した人をどう立ち直らせるか-矯正の心理学 評価方法:1)筆記試験(60%) 2)ショートレポート(20%) 3)出席状況(20%) 教 科 書:細江達郎『知っておきたい 最新 犯罪心理学』(ナツメ社) 参 考 書: 履修上の注意点:授業内でショートレポートを課すことがある。 (準備学習を含む) 168 授業科目 教育実習の研究 担当教員 高橋 早苗 対象学科・学年:発達4年 単位数:1 開講時期:通年 学習の到達目標:教育実習の事前事後指導として、学校現場で教育実習生という立場がどのようなものであり、 どのような意識や姿勢で教師や生徒とかかわることが期待され、何を学ぶことが望まれてい るのか、ということについて十分認識することを目的とする。 授業概要:3年次に引き続き、教材研究や授業実践、クラス運営、生徒とのコミュニケーションなどに 関して、講義と演習を行う。また、実習終了後の総括として、3・4年合同の介護等体験報 告会、教育実習報告会を実施する。 評価方法:出席と発表等によって総合的に評価する。 教 科 書:なし。 参 考 書: 履修上の注意点:教育実習の事前連絡の場でもある。必ず出席すること。出席が3分の2に満たない者 (準備学習を含む) は原則として教育実習を認めない。 授業科目 教育実習Ⅰ 担当教員 朝倉 充彦・高橋 早苗 対象学科・学年:発達4年 単位数:4 開講時期:前期 学習の到達目標:1)実習を通して学校現場を理解する。2)実習教科についての教材研究・教育方法の技術 を身につける。3)授業や課外活動等を通して生徒について理解を深める。4)教職員の勤 務状況を学ぶ。5)教育実習を通して理想の教師像を形成できるようにする。 授業概要: 教育実習は、専門職としての教職を希望する学生が、大学の授業で習得した知識技能を基 礎として、大学の授業だけでは得られない、教師に求められる「わきまえ」を身につけるた めに、中学校の現場で実践を通して、集中的に研究することである。実習期間中においては、 学校における人間関係や教育活動に関して理解を深めるとともに、教職員の勤務や学校事務 等を学んでもらいたい。そして、生徒たちと直接接触することで子どもに対する理解と愛情 を深め、現場の教師と接する中で自ら望ましい教師像を求め、教育者としての自覚を高めて ゆくよう努力する。 授業計画: 教育実習は、学生の出身母校の中学校で、あるいは仙台市教育委員会が指定する中学校で、 3週間実施する。実習開始前に実習校において打合せを行なう場合もある。 実習終了後、学生は「教育実習日誌」を教務課に提出する。 評価方法:実習校による実習生の実習評価と、「教育実習日誌」の記述内容等による評価とから行なう。 教 科 書: 『中学校 学習指導要領』文部科学省 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 169 発達科学専攻 人間発達学科 授業計画:1.教育実習についてのガイダンス 2.教育実習日誌についての分析 3.模擬授業と相互評価① 4.模擬授業と相互評価② 5.模擬授業と相互評価③ 6.模擬授業と相互評価④ 7.介護等体験報告会 8.教育実習報告会 9.まとめ 授業科目 教育実習Ⅱ 担当教員 朝倉 充彦・高橋 早苗 対象学科・学年:発科4年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)実習を通して学校現場を理解する。2)実習教科についての教材研究・教育方法の技術 を身につける。3)授業や課外活動等を通して生徒について理解を深める。4)教職員の勤 務状況を学ぶ。5)教育実習を通して理想の教師像を形成できるようにする。 授業概要:教育実習は、専門職としての教職を希望する学生が、大学の授業で習得した知識技能を基礎 として、大学の授業だけでは得られない、教師に求められる「わきまえ」を身につけるため に、高等学校の現場で実践を通して、集中的に研究することである。実習期間中においては、 学校における人間関係や教育活動に関して理解を深めるとともに、教職員の勤務や学校事務 等を学んでもらいたい。そして、生徒たちと直接接触することで子どもに対する理解と愛情 を深め、現場の教師と接する中で自ら望ましい教師像を求め、教育者としての自覚を高めて ゆくよう努力する。 授業計画: 教育実習は、学生の出身母校の高等学校で、2週間実施する。実習開始前に実習校におい て打合せを行なう場合もある。 実習終了後、学生は「教育実習日誌」を教務課に提出する。 発達科学専攻 人間発達学科 評価方法:実習校による実習生の実習評価と、「教育実習日誌」の記述内容等による評価とから行なう。 教 科 書: 『高等学校 学習指導要領』文部科学省 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 教職実践演習(中・高) 担当教員 朝倉 充彦・牛渡 淳 対象学科・学年:発科4年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:この演習は、教職課程における学修の仕上げの授業である。各人が修学の達成状況を踏まえ、以下に挙げる項 目に照らしながら、中学・高校の教諭として求められる資質や能力の向上を目指す。①教員としての使命感や 責任感、②教員として身につけるべき社会性・対人関係能力、③教育を実践していくうえで必要となる生徒理 解や学級経営能力、④各教科内容の指導力の向上。 授業概要:まず、自己の4年間の学習内容を振り返りながら、自分の教師としての力量や課題を確認する。その上で、本 演習における自己の達成目標を定めながら、研究授業の再現を通して、各自の教科等の指導力の向上を図る。 さらに、学校で課題となっているいじめや体罰、保護者対応などについて、ケーススタディーの分析とロール プレイイング等を通して、社会性や対人関係能力、生徒理解や学級経営能力等を身につける。 授業計画:1.ガイダンス:本演習の目的と計画 2.4年間の履修のふりかえりによる自己課題の発見(1)教職および教科専門科目の履修状況の確認と分析 3.4年間の履修のふりかえりによる自己課題の発見(2)介護等体験の分析 4.4年間の履修のふりかえりによる自己課題の発見(3)実習日誌の分析① 5.4年間の履修のふりかえりによる自己課題の発見(4)実習日誌の分析② 6.研究授業の再現を通した授業実践と指導力の育成(1) 7.研究授業の再現を通した授業実践と指導力の育成(2) 8.研究授業の再現を通した授業実践と指導力の育成(3) 9.研究授業の再現を通した授業実践と指導力の育成(4) 10.研究授業の再現を通した授業実践と指導力の育成(5) 11.ケーススタディーを通した現代の学校現場での課題解決能力の育成 (1)不登校と子ども理解 12.ケーススタディーを通した現代の学校現場での課題解決能力の育成 (2)いじめと学級経営 13.ケーススタディーを通した現代の学校現場での課題解決能力の育成 (3)保護者対応と地域連携 14.ケーススタディーを通した現代の学校現場での課題解決能力の育成 (4)同僚性と校務分掌 15.演習のまとめ:教員としての能力の自己評価と自らの教師像の再確認 評価方法:総括レポート(40点) 、各回の授業での発表や報告・発言等、授業への参加・貢献度(60点) 教 科 書: 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 170 授業科目 保育の心理学Ⅰ 担当教員 氏家 靖浩 対象学科・学年:子発2年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:出席50% 試験・レポート50% 教 科 書: 『保育の心理学Ⅰ・Ⅱ』本郷一夫編著 建帛社(けんぱくしゃ) 参 考 書:教室にて指示する。 履修上の注意点:特になし。 (準備学習を含む) 授業科目 幼児教育制度論 担当教員 大迫 章史 対象学科・学年:子発2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 日本で、幼稚園や小学校などの初等教育を含めた学校教育は、日本国憲法・教育基本法の下、さまざ まな法律に基づいて展開されている。そこで、本授業では現代日本の幼稚園に関する教育行政がどのよ うな形で展開され、これが幼稚園とどのように関わっているのかを、教育法規などとの関係をふまえつ つ、理解することを目指す。 授業概要: 現代日本の幼稚園を含めた初等教育に関わる教育行政・制度がいかなる経緯で確立し、幼稚園・小学 校は教育行政との関係でどう動いているのかを、教育法規を中心に学ぶ。あわせて、現代の日本の幼稚 園や小学校が抱える教育問題に対し、教育行政はその解決のためにどのような施策がとっているのかを 確認する。本授業では、教育行政の中でも、とくに幼稚園と小学校に関わる教育行政を中心にみていく。 また必要な限りで、保育所との比較も行っていく。具体的な授業内容は、授業計画の欄に記したとおり である。 授業計画:1.オリエンテーション-授業概要の説明- 2.戦前日本の幼稚園教育行政 3.戦後教育改革と幼稚園教育行政(1) 4.戦後教育改革と幼稚園教育行政(2) 5.幼稚園に関わる法規 6.園児・児童に関わる法規 7.教育法規と初等教育 8.幼稚園と保育所の比較 9.現代日本の教育制度改革と教員資格 10.幼稚園と小学校の連携のあり方(1)-国による取り組み- 11.幼稚園と小学校の連携のあり方(2)-教育現場における取り組み- 12.現代日本の教育制度改革とこれからの幼稚園(1)-幼保一元化- 13.現代日本の教育制度改革とこれからの幼稚園(2)-幼児教育の無償化- 14.幼児教育制度の国際比較(1)-アジア諸国との比較- 15.幼児教育制度の国際比較(2)-ヨーロッパ諸国との比較- 16.授業のまとめと試験 評価方法:授業への出席・参加状況(50%) 、試験結果(50%)により総合的に評価する。 教 科 書:教科書はとくに指定しない。授業担当者が文献、プリント、資料を準備し配布する。 参 考 書:牛 渡淳編著『初めて学ぶ教育の制度・行政・経営論』金港堂、平成23年。その他、授業のなかで適宜紹介する。 履修上の注意点:すべての授業に出席すること。やむを得ない理由により、欠席する場合はできるだけ早いうちに (準備学習を含む) 授業担当者へ連絡すること。 171 子ども発達専攻 人間発達学科 学習の到達目標:保育の心理学とはどういう体系を持つ学問であるのかについて、基本的な事項を理解する。 保育において求められる基礎知識と発想法について具体的に学びながら、保育を成立させる 心理学的背景について知ることを一般目標とし、本講義を受講していない人々に発達につい て説明できるようになることを行動目標とする。 授業概要:保育の心理学に関する基礎編である。保育の心理学が求められる背景について考察しつつ、 保育の心理学が取り扱う対象とアプローチについて、講義によって知識を得ていく。講義以 外の時間でも、保育に関する話題には積極的に関心を向けて欲しい。 授業計画:1.保育と心理学概論① 2.保育と心理学概論② 3.子どもを理解するとは① 4.子どもを理解するとは② 5.発達の理論 6.発達と保育の関係 7.保育と環境 8.情動と自我・自己 9.身体的機能と運動機能 10.知覚と認知 11.言葉 12.社会性 13.相互作用 14.保育実践の評価 15.保育の心理学を振り返る① 16.保育の心理学を振り返る② 授業科目 幼児教育論 担当教員 大迫 章史 対象学科・学年:子発2年 単位数:2 開講時期:前期 子ども発達専攻 人間発達学科 学習の到達目標: 少子化が進む現代の日本社会では、幼児教育に求められる役割はますます多様化し、かつ重要性を増 している。そこで、本授業は、現代日本の教育を取り巻く状況をふまえつつ、幼稚園を中心とした幼児 教育に関する基礎的な事項を習得することを目的とする。本授業をとおして、受講者は幼児教育の基本 を理解し、また幼児教育を多角的にとらえていくことのできる力を養ってほしい。 授業概要: 幼児教育と一言でいっても、これはさまざまな側面から考えてなくてはならない。本授業では、日本 を中心に幼児教育の歴史、幼児の特徴、幼稚園教育の基本、幼稚園教師のあり方、幼児教育の方法と教 育内容といった側面から幼児教育を多角的に考えていく。あわせて、諸外国おける幼児教育の動向をみ ることで、日本の幼児教育のあり方を相対化し客観的にとらえていく。具体的な授業内容は、下記授業 計画に示したとおりである。 授業計画:1.オリエンテーション-授業概要の説明- 2.幼児教育とは何か?(1) 3.幼児教育とは何か?(2) 4.幼児の生活とその特徴(1) 5.幼児の生活とその特徴(2) 6.幼稚園における園環境(1) 7.幼稚園における園環境(2) 8.幼児教育の方法(1) 9.幼児教育の方法(2) 10.幼稚園教諭の専門性(1)-その役割の理解- 11.幼児園教諭の専門性(2)-事例から考える- 12.幼稚園教育要領の歴史とその特徴(1) 13.幼稚園教育要領の歴史のその特徴(2) 14.諸外国の幼児教育の動向と日本の幼児教育(1) 15.諸外国の幼児教育の動向と日本の幼児教育(2) 16.授業のまとめと試験 評価方法:授業への出席・参加・態度(50%) 、試験結果(50%)により総合的に評価する。 教 科 書:教科書はとくに指定しない。授業担当者が文献、プリント、資料を準備し配布する。 参 考 書:授 業のなかで適宜紹介する。 履修上の注意点:すべての授業に出席すること。やむを得ず欠席する場合には、できるだけ早いうちに授業担当者 (準備学習を含む) に連絡すること。 授業科目 児童家庭福祉 担当教員 大坂 純 対象学科・学年:子発2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 少子化が一層進む中で児童福祉は大きく変貌しようとしている。保育を中心とした少子化 対策、社会的養護を中心とした要保護児童対策が、家庭への支援を見すえた次世代育成とい う視点で再編されようとしている。近年の児童福祉法改正等の現状を踏まえ、児童家庭福祉 について学ぶ。具体的には、子どもを取り巻く環境、中でも家庭を対象とした福祉・保健・ 医療にかかわる保育、養護、健全育成、障害児福祉、母子保健等の公的サービス、あるいは 民間サービスの社会的位置づけとその現状について、施設や機関、専門職との連携等を通じ て理解することを目標とする。 授業概要:1.現代社会における児童と家庭現代社会における児童の心身の成長・発達と生活実態(取 り巻く社会情勢を含む)の整理を基に、児童福祉の社会的背景・福祉需要について学ぶ。 2. 児童の権利について理解する。 3.児童・家庭福祉制度の概要について理解する。 授業計画:1.ガイダンス 9.児童養護サービス 10.保育サービス 2.児童家庭福祉のなかの保育士 11.障害児の福祉 3.子どもの権利① 12.子どもを取り巻く諸問題① 4.子どもの権利② 13.子どもを取り巻く諸問題② 5.児童家庭福祉の成り立ち 14.子育て支援と健全育成 6.児童家庭福祉の法と行政 15.児童家庭福祉の専門職と専門技術 7.児童家庭福祉の施設① 8.児童家庭福祉の施設② 評価方法:授業への参加(出席ではない)・試験・レポートなどによって総合的に理解度を測り、評価 を行う。*評価の対象となるのは2/3以上の出席した者に限る 教 科 書:保育士をめざす人の児童家庭福祉 みらい出版*新版を指定する 参 考 書:参考図書・文献は適宜紹介、指示する。 履修上の注意点:原則として、講義開始時間 20 分以降は教室への入室は認めない。 (準備学習を含む) 172 授業科目 社会的養護 担当教員 鈴木 清 対象学科・学年:子発2年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:受講態度(質疑応答・事前事後学習・積極性) (20点) 筆記試験・リポート・出席状況(80点)などに より総合的に評価する。 教 科 書:櫻井奈津子編著「社会的養護の原理」 (株)青踏社 参 考 書:講義の中で適宜紹介する。 履修上の注意点:養護に関係する新聞記事やテレビのニュースなどを注視しておくこと。 (準備学習を含む) 授業科目 子どもの保健Ⅲ 担当教員 田村 雪子 対象学科・学年:子発2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 近年の少子高齢化社会における子どもの健全育成には、単に子どもの身体と心の発達のみならず子どもを取り巻く人・ 自然・文化・社会・教育環境の時代的変遷を理解し、統合できる力を身につけることが求められている。子どもの保健Ⅰ、 Ⅱで学んだことを基礎に、健康状態・身体発育・精神運動発達・事故への対処・健康安全管理を実習を通して理論づけ て対応できる能力を養うことを目標とする。 授業概要: 子どもの保健Ⅰ、Ⅱで学んだ概論の対応を、実習を通して理解し、対応できるように構成する。まず保健計画を立案し、 実施し評価する過程を養う能力を培うことを全体のスティータスとする。そして、手洗い指導・生活リズム形成・歯磨 き指導・バイタルサインのチェック・応急時の対応・心肺蘇生法等の講義・実習を行う。理論・実技を伝える手段として、 グループワーク活動での情報交換、保健計画作成・保健便り作成・保護者用パンフレットの作成をする。 授業計画:1.オリエンテーションと保健計画と評価① 2.保健計画と評価② 感染症の予防→「手洗」講義と《CW》 3.保健計画と評価③ 感染症の予防→「手洗」 《GW》計画書完成 4.乳幼児の発育と抱っこ・おんぶ 5.歯磨きとその指導 染め出し液使用 ※歯ブラシ手鏡持参 6.乳幼児の生活リズム形成 講義と保護者向け保健便り作成 (8回目に提出のこと) 7.身体計測とその評価 8.バイタルサインとその評価 9.身体の清潔→沐浴・清拭. 10.乳幼児によくある症状の対処→講義と保護者向けパンフレット作成 (12回目に提出のこと) 11.緊急時の対応の基本 12.応急処置→ショック・止血・擦り傷・頭部打撲・熱傷‥ 13.心肺蘇生法の実際 14.心とからだの健康問題と地域保健活動 15.まとめ 評価方法:出席率とレポート提出・平常点(他者への迷惑行為にて減点)と期末試験にて総合評価 教 科 書:子どもの保健Ⅱ・佐藤益子編著・ななみ書房・2011/9/1第1版1版発行 参 考 書:子どもの保健Ⅰ・佐藤益子編著・ななみ書房・2012/3/1第1版3版発行 小児保健・渡辺博著・中山書店・2012/7/5改訂第2版第1版発行母子保健手帳・厚生の指標 履修上の注意点:講義中の私語は禁止とする。途中での退室は事前または事後に届け出のこと。 (準備学習を含む) また、新保育指針・子ども関連の法律・子どもの保健演習・乳児保育・子どもの健康等関連付けて、自らが学 ぶ姿勢を身につけて欲しい。 173 子ども発達専攻 人間発達学科 学習の到達目標:1)社会的養護の現状と背景を把握するとともに、社会的養護体系や児童の権利擁護及び児童福祉施設 が担ってきた歴史や変化する役割・課題について理解する。 2)社会的養護を支える基本理念や原則及び援助者としての保育士が果たす役割・援助の実際について 理解する。 3)児童観や施設養護観を養う。 授業概要: 社会的養護の歴史や体系、養護の基本原理と養護提供の実際を概説する。特に、近年深刻化する児童 虐待などを考えることにより要保護児童の入所理由の変遷や養護理論をめぐる論争、児童の権利擁護、 自立支援について解説する。また、複雑多様化する人々の価値観、家族観、家族病理、子育て支援対策 なども考察し、社会的養護の必要性とその理念を習得できるよう授業をすすめる。 授業計画:1 オリエンテーション・日本の現状 2 家庭の役割と機能 3 子どもの権利擁護と子育て支援 4 児童養護の歴史的変遷 (先駆者の取り組み) 5 先駆者の取り組み・ホスピタリズム論争 6 児童相談所の業務 7 児童虐待とDVの特性 8 社会的養護の体系・施設養護 9 家庭的養護の概要 10 児童福祉施設への入所理由 11 施設養護の基本原理 12 施設養護の実際・地域との関わり 13 家庭的養護の概要・養子制度について 14 児童福祉施設職員として 15 これからの児童養護 16 試験 授業科目 幼児教育基礎演習 担当教員 大迫 章史・佐野 裕子 対象学科・学年:子発2年 単位数:1 開講時期:前期 子ども発達専攻 人間発達学科 学習の到達目標: 3年次・4年次に実施される幼稚園教育実習、保育実習では、各講義で学んだ保育の専門知識を生かし、これを実践 の場で活用する力が求められる。本講義では、実習に向けて、実習で求められる基礎的な力をつけることを目標とする。 授業概要: 本講義では、実習に入る前の事前準備として、実習で求められる知識や技術の基礎を学んでいく(授業計画参照) 。あ わせて、近年の社会における多様な保育ニーズに応えるべく、保育現場での子どもや保護者への対応の仕方や実践を理 解し、自らの子ども観・保育観の確立を目指す。具体的には、下記授業計画での実施を予定している。 授業計画:1.全体ガイダンス(授業概要の説明) 2.幼稚園教育実習・保育実習の概要 3.幼稚園の1日の生活の流れの理解(VTR) 4.保育所の1日の生活の流れの理解(VTR) 5.保育者を目指して(1)(保育者としてのマナー、身だしなみなど) 6.保育者を目指して(2)(保育者としてのマナー、身だしなみなど) 7.保育実習Ⅰ(保育所)(3年生報告会) 8.観察記録のとり方とその役割(VTR) 9.幼稚園教育要領・保育所保育指針の理解 10.子どもの発達の理解(幼稚園教育要領・保育所保育指針) 11.幼稚園1日観察実習(9月実施予定) 12.保育実習Ⅱ(保育所)(3年生)報告会 13.幼稚園、保育所(園)、認定子ども園、施設の概要の理解 14.幼稚園教諭・保育士の仕事の理解(VTR、全国保育士会倫理要領) 15.保育技術基礎研究(1) 16.保育技術基礎研究(2) 17.模擬保育試験Ⅱ(1月実施予定) 18.模擬保育試験Ⅱ(1月実施予定) 19.模擬保育試験Ⅱ(1月実施予定) 20.保育園1日観察実習(2月実施予定) 21.保育実習Ⅰ・Ⅱ(保育所)実習先 希望調査 22.保育実習Ⅰ・Ⅱ(保育所)実習先 調整 (上記の数字は必ずしも回数を意味しない) 評価方法:出席状況、レポート課題、授業態度 他 なお、模擬保育試験Ⅱは、学外で実施される幼稚園、保育所(園)観察等の 参加可否の判断材料となる。 教 科 書:・前橋明編著『実習指導概説 保育・教育・施設実習』 (ふくろう出版)、宮城県幼稚園教育実習連絡協議会『教育実習 の手引き』、宮城県保育士養成校連絡協議会『保育実習の手引き』。 ・『幼稚園教育要領』、『幼稚園教育要領解説』・『保育所保育指針』、『保育所保育指針解説』 参 考 書:適宜提示する。 履修上の注意点:全ての授業に出席すること。講義を欠席した場合には、学科研究室にて配布資料を受け取り、次回までに講義 (準備学習を含む) 内容の把握に努める。また、講義の開講は変則的であるため、学生掲示板、学科研究室前掲示板にて常に確認 すること。授業ではいくつかの課題をだす。課題の提出期限等は必ず守ること。 授業科目 保育実習指導Ⅰ 担当教員 氏家靖浩・大迫章史・佐野裕子 対象学科・学年:子発2年 単位数:0 開講時期:後期 学習の到達目標: 保育実習では、各講義で学んだ保育の専門知識を統合し、これを実践の場で活用する力が求められる。 本授業では、このための基礎および実践的な力をつけることを目標とする。具体的には、保育所におけ る実習を行っていくことのできる総合的な力を育成することを目指している。 授業概要: 本授業では、実習に入る前の事前準備として必要な内容を学んでいく。とくに3年次に実施される保 育所実習に向けて具体的な行っていく予定である。また、本授業をとおして、近年の社会における多様 な保育ニーズに応えるべく、保育現場の対応の仕方や実践を理解し、自らの子ども観・保育観の確立を 目指す。下記授業計画での実施を予定している。 10.保育実技の研究(幼児) 授業計画:1.全体ガイダンス 11.模擬保育試験(Ⅲ)(12月実施予定) 2.保育実習の意義の理解 12.模擬保育試験(Ⅲ)(12月実施予定) 3.保育実習Ⅰ(保育所)(3年生)報告会 13.模擬保育試験(Ⅲ)(12月実施予定) 4.保育所保育指針の理解 5.子どもの発達の理解(幼稚園教育要領・保 14.保育実習Ⅱ(保育所)(3年生)報告会 15.保育実習Ⅰ(保育所)における目標と抱負の作成 育所保育指針) 6.保育所における保育者の役割の具体的理解 16.保育実習Ⅰ(保育所)における自己課題の明確化 17.保育実習Ⅰ(施設)実習先の調整 7.保育観察の視点と観察記録のとり方 (上記の数字は必ずしも回数を意味しない) 8.指導案の作成方法について 9.保育実技の研究(乳児) 評価方法:出席状況、授業態度、課題提出、模擬保育試験等を総合的に判断する。なお、模擬保育試験Ⅲは、学外 で実施される幼稚園、保育所(園)観察等および3年次に実施される保育実習Ⅰ(保育所)の参加可否 の判断材料となる。 教 科 書:・前橋明編著『実習指導概説 保育・教育・施設実習幼』 (ふくろう出版) ・宮城県保育士養成校連絡協議会『保育実習の手引き』 ・『幼稚園教育要領』、『幼稚園教育要領解説』・『保育所保育指針』、『保育所保育指針解説』 参 考 書:適宜提示する。 履修上の注意点:全ての授業に出席すること。授業を欠席した場合には、授業担当者に連絡し、学科研究室にて配 (準備学習を含む) 布資料を受け取り、次回までに授業内容の把握に努める。授業の開講は変則的であるため、学生 掲示板、学科研究室前掲示板にて常に確認すること。 174 授業科目 保育内容総論 担当教員 東 義也 対象学科・学年:子発2年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:試験50%。授業への取り組み30%、課題20%、ただし、原則として授業回数の1/3を越え て欠席した者については単位を与えない。 教 科 書:太田光洋他『保育内容の理論と実践』同文書院、2,000円 参 考 書:森上史朗他編『保育用語辞典』ミネルヴァ書房、2,300円 履修上の注意点:授業に積極的に参加してほしい。 (準備学習を含む) 授業科目 保育内容(健康) 担当教員 佐野 裕子 対象学科・学年:子発2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:①保育所保育指針に示されている領域「健康」の「ねらい・内容」について理解し、 子どもが、 心身ともに健康生活を送るための基礎知識を身につける。②子どもの発育・発達を支える保 育者の援助のあり方について考察できるようになる。③家庭との連携のあり方について、具 体的な指導・援助ができるように知識と技術、態度を身につける。 授業概要: この授業では、保育指針「健康の」「ねらいと内容」を学び、保育者として、子どもの健 康を守り育てることについての考察を深めていく。乳幼児期の身体・精神面、運動面の発達 特性を理解し、心身ともに健康的な生活を送るための生活リズムや基本的生活習慣、運動あ そび、安全配慮などの知識を身につける。また、現代の子どもを取り巻く生活環境や社会環 境を鑑み、時代に即した課題をふまえて、園や家庭の役割について検討する。 授業計画:1.保育内容「健康」の意義 2.領域「健康」のねらいと内容 3.子どもの発達と健康(1) 4.子どもの発達と健康(2) 5.健康生活と「基本的生活習慣」(1) 6.健康生活と「基本的生活習慣」(2) 7.健康生活と「食育」 8.健康生活と「睡眠」 9.健康生活と「運動(遊び)」 10.子どもの健康と環境構成 11.安全環境と安全教育 12.健康生活を育む保育者の役割 13.指導計画と評価 14.保育内容「健康」から見た実践課題 15.まとめ・試験 評価方法:出席状況、授業態度、レポート、筆記試験などにより総合的に評価する。 教 科 書: 『乳幼児の健康第2版』前橋明(編著)大学教育出版 参 考 書: 『保育所保育指針解説書』 (厚生労働省) 『幼稚園教育要領解説』 (文部科学省) 『保育用語辞典』 森上史朗他編(ミネルヴァ書房) 履修上の注意点:資料が多々あるため、欠席の場合には研究室にて配布資料を受け取り、次回までに講 (準備学習を含む) 義内容の把握に努める。 175 子ども発達専攻 人間発達学科 学習の到達目標:保育内容の各領域の学びを総合的に捉える視点を養う。特に、子どもが自らする遊びを中心 軸にして思索できる力を培う。そして、発達過程に即した子ども理解と総合的に指導・援助 が行える実践力を養う。 授業概要: 子どもの生活と発達、子どもの活動とよりよき育ちにかかわる園生活のありようについて 講義する。その中で保育内容の基本的な理解、総合的な理解、そして、実践的な理解を目指 す。特に、子どもの遊びの重要性についてはこれを強調したい。 授業計画:1.保育の基本 2.保育の構造 3.乳児の発達と遊び 4.幼児の発達と遊び 5.乳幼児の生活と保育内容 6.乳幼児の環境と保育内容 7.幼稚園教育要領における保育内容 8.保育所保育指針における保育内容 9.保育内容の実践 10.保育の計画と実践と評価 11.保育内容の変遷(1)ー倉橋惣三を中心に 12.保育内容の変遷(2)ー城戸幡太郎を中心に 13.これからの保育内容(1)ー遊びの独自性とその充実 14.これからの保育内容(2)ー集団遊びと行事の充実 15.まとめ 16.試験 授業科目 保育内容(環境) 担当教員 東 義也 対象学科・学年:子発2年 単位数:2 開講時期:後期 子ども発達専攻 人間発達学科 学習の到達目標:保育の環境は、子どもに自由感を与え、遊びを成立・発展させるものでなければならない。子どもたち に関わる保育の環境を構成するモノについて具体的に取り上げ、触れたり調べたり作ったりしながら、 彼らを育てるための環境づくりと指導法について共に考える。 授業概要:幼稚園教育要領と保育所保育指針における「環境」の位置づけとその意味について解説する。また、保 育環境を構成する物的環境、すなわち玩具や人形、絵本や砂場、園庭遊具や自然、動物や植物などにつ いて一通り取り上げる。そして、何よりも人的環境である保育者の存在とそのあり方については、遊び による指導の視点からも特にその重要性を強調したい。 授業計画:1 .幼稚園教育要領について 2.人間の生活と環境 3.子どもと園の環境 4.子どもの発達と環境のかかわり(誕生から歩行まで) 5.子どもの発達と環境のかかわり(歩行から3歳まで) 6.子どもの発達と環境のかかわり(3歳時期) 7.子どもの発達と環境のかかわり(4歳時期) 8.子どもの発達と環境のかかわり(5歳時期) 9.絵本を読む、読み聞かせる 10.恩物から玩具、手作りおもちゃに関わる 11.自然、生物への興味 12.文字と数への関心 13.人形と歌による表現 14.保育のための計画 15.まとめ 16.試験 評価方法:試験50%、授業への取り組み30%、課題20%。ただし、原則として授業回数の1/3を越えて欠席した 者については単位を与えない。 教 科 書:中沢和子『改訂子どもと環境』萌文書林、1,600円 文部科学省『幼稚園教育要領解説平成20年10月』フレーベル館 参 考 書:有木昭久・案、 西村繁男・絵『みんなであそぼう-650のあそびのヒント集』福音館書店、1,200円、 森上史朗、 柏女霊峰編『保育用語辞典』ミネルヴァ書房、2,300円 履修上の注意点:質問や意見を積極的に述べてほしい。 (準備学習を含む) 授業科目 保育内容(人間関係) 担当教員 井上 孝之 対象学科・学年:子発2年 単位数:2 開講時期:集中 学習の到達目標: 領域「人間関係」の意義が分かり、幼児理解から始まる保育者の援助の在り方、環境構成の仕方を理 解することができる。 授業概要: 領域「人間関係」は、幼児と人とのかかわりに関する領域であり、人間関係を育てるための保育者の 援助や環境構成の在り方について考えようとするものである。この授業では、 「幼稚園教育要領」や「保 育所保育指針」が意図している「人間関係」のねらいや内容を踏まえ、幼児の集団生活における人間関 係(社会性)の発展についての基礎的な理解を深めながら、実践事例をもとに保育の在り方を検討して いく。 授業計画:1.オリエンテーション・遊びのなかで育つ人とのかかわり(1) 2.遊びのなかで育つ人とのかかわり(2) 3.遊びのなかで育つ人とのかかわり(3) 4.領域「人間関係」の考え方 5.人間関係の発達とその問題 6.人とのかかわりを育てる保育実践(1) 7.人とのかかわりを育むための保育者の援助(1) 8.人とのかかわりを育むための保育者の援助(2) 9.人とのかかわりを育むための指導計画(1) 10.人とのかかわりを育むための指導計画(2) 11.人とのかかわりを育てる保育実践(2) 12.人とのかかわりを育てる保育実践(3) 13.人とのかかわりを育むための保育者の役割(1) 14.人とのかかわりを育むための保育者の役割(2) 15.現代社会と子どもを取り巻く課題・まとめ 16.試験 評価方法:試験(50%) 、課題・レポート(25%)、出席・演習態度(25%) 教 科 書: 「保育内容 人間関係」 (株式会社みらい) 必要に応じて資料を配布する。 参 考 書: 「幼稚園教育要領」 「保育所保育指針」他、授業時間に示す。 履修上の注意点:2/3 以上の出席を単位認定の前提とする。 (準備学習を含む) 演習を取り入れるため、動きやすい服装で受講すること。 176 授業科目 保育内容(言葉) 担当教員 三浦 主博 対象学科・学年:子発2年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:受講状況(授業への取り組み)(20点)、授業中の課題(30点)、筆記試験(50点)により総 合的に評価する。なお、欠席が1/3以上の者には単位を認定しません。 教 科 書:使用しない。必要に応じて資料(プリント)を配布する。 参 考 書:幼稚園教育要領解説(文部科学省) 保育所保育指針解説書(厚生労働省) 履修上の注意点:授業への取り組み(出席状況、授業態度)を重視します。絵本の実演演習の際には、 (準備学習を含む) 受講者自身で各自絵本を準備してもらいます。 授業科目 保育内容(音楽とリズム) 担当教員 岩淵 摂子 対象学科・学年:子発2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:・保育時に用いる表現力を音楽を含む行為により高める ・発達に応じた援助を音楽などを使って理解し、実践する 授業概要:楽器等を使い、音楽表現・身体表現の方法を学ぶ。 合唱・アンサンブルなどの実技を経験し、保育者として子どもに指導する方法を習得するようにする。 グループによる劇などを作成することで総合的な力を養い、発表することにより人前での表現経験を積 み重ねる。 授業計画:1 .オリエンテーション、表現とはなにか、保育指針・教育要領から学ぶ 2.手・指遊びを体験し、習得する(1) 3.手・指遊びを体験し、習得する(2) 4.音楽を使った子どもの遊び(1) 5.音楽を使った子どもの遊び(2) 6.リトミックについて 7.リズム・アンサンブル 楽器の編成について 8.リズム表現法を学ぶ 9.音楽の効果音について・子どもの遊び ビデオ鑑賞 10.手作り楽器について指導・作成 11.劇作り(1) 12.劇作り(2) 13.劇作り(3) 14.発表 15.まとめ 評価方法:受講態度(質疑応答、理解度等、提出物:お手玉・手作り楽器・絵本等) (30点)、発表等(30点)、積極 的参加、レポート提出及び試験など(40点)を総合的に評価する。 教 科 書:三瓶令子・庄司康生編著『表現者を育てる20のレッスン』大学図書出版 参 考 書:幼稚園教育要領・保育所保育指針 プリントを配布する。 履修上の注意点:出席を重視するため、休まず出席すること。動きやすい服装で受講すること。やむをえず欠席し (準備学習を含む) た場合は、参考資料を受けとり、授業のアドヴァイスを受けること。グループでの発表を求める ことが多いので協力すること。 177 子ども発達専攻 人間発達学科 学習の到達目標: 保育内容「言葉」の領域に関する理論、及び保育教材の扱い方を理解し、それを保育実践 しようとすることを目標とする。 授業概要: 「幼稚園教育要領」及び「保育所保育指針」において、「保育内容」として設定されてい る5領域のうちの一つ「言葉」に関する科目である。この授業では、子どもの言葉の発達と 保育・教育の役割に関する基礎的理論の説明、及び絵本や紙芝居などの教材研究や実演練習 を行う。 授業計画:1.オリエンテーション 2.言葉の意義①:言葉の特性 3.言葉の意義②:言葉の機能 4.言葉の発達①:乳児期の言葉 5.言葉の発達②:幼児期の言葉 6.言葉の指導と教材研究①:「春の課題」発表 7.言葉の指導と教材研究②:紙芝居・絵本の理解 8.言葉の指導と教材研究③:紙芝居の実演練習 1回目 9.言葉の指導と教材研究④:紙芝居の実演練習 2回目 10.言葉の指導と教材研究⑤:絵本の実演練習 1回目 11.言葉の指導と教材研究⑥:絵本の実演練習 2回目 12.言葉の指導と教材研究⑦:ことば遊び 13.言葉の指導と教材研究⑧:「夏の課題」発表 14.「幼稚園教育要領」の領域「言葉」 15.「保育所保育指針」の領域「言葉」 16.筆記試験 授業科目 保育内容(身体と表現) 担当教員 佐野 裕子 対象学科・学年:子発2年 単位数:2 開講時期:後期 子ども発達専攻 人間発達学科 学習の到達目標:①心と身体の相互作用によって子どもが表出するさまざまな「身体表現」を理解し、 保育の場において「子 ども身体表現を受け止める」・「子どもの身体表現を引き出す」力を培えるように、知識を深め、その援 助や指導スキルを身につける。②学生自身が身体で表現する楽しさを味わい、豊かな感性やリズム感を 養うとともに、保育者としての備えるべき身体表現力や想像力、創作力などの向上をめざす。 授業概要: 授業前半は、保育内容領域「表現」の基本的な理論や、乳幼児期の身体表現活動について学び、さま ざまな身体表現遊びを実践する。子どもと共に楽しみながら行う事ができる、さまざまな身体表現遊び を通して、子どもの心の動きと身体表現の相互作用について考察を深めるとともに、子どもの身体表現 を引き出すため適切な援助、技術などを学ぶ。手遊びを毎時間取り入れ、そのレパートリーを徐々に増 やしながら、乳児期から楽しんで行えるような進め方や展開方法を紹介する。授業後半は、学生自身の 表現力や想像力、創作力、指導力などを発揮し、身体表現活動の創作を行う。 授業計画:1.オリエンテーション 2.からだあそび 3.模倣と身体表現(1)ことばと動き 4.模倣と身体表現(2)音と動き 5.用具を用いた身体表現あそび(1)フラフープ 6.用具を用いた身体表現あそび(2)長縄・短縄 7.用具を用いた身体表現あそび(3)ムーブメントスカーフ 8.用具を用いた身体表現あそび(4)パラバルーン 9.行事の中での表現あそび 10.ステップあそび 11.リズムダンス(1) 12.リズムダンス(2)親子で楽しむダンス 13.創作ダンス(個人で踊る・グループで踊る) 14.身体表現あそびの指導案 15.まとめ・実技試験 評価方法:出席状況・受講態度創作作品、実技試験などにより総合的に評価する。 教 科 書: 『子どもの運動・表現遊び~動きを通して育む心とからだ~』宮下恭子(編) (大学教育出版) 参 考 書: 『保育所保育指針解説書』 (厚生労働省) 『幼稚園教育要領解説』 (文部科学省) 『保育用語辞典』森上史朗 他著(ミネルヴァ書房) 履修上の注意点:出席を重視するので、遅刻や欠席は極力避ける(遅刻3回で欠席1回分に換算) 。「体育館」で実 (準備学習を含む) 施する実技授業のため、爪は短く整え、髪は束ねた上で、運動が行える体操服と体育館シューズ を着用する。筆記用具は毎回持参する。 授業科目 保育内容(造形と創造) 担当教員 佐々木貴弘 対象学科・学年:子発2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1)子どもを対象とした「造形遊び」や「保育教材」について学び考察する。 2)保育教材の実製作を通して、保育実践を念頭に置いた作品作りを目標にする。 3)グループワークや作品発表を通して、学生間評価を行い、相互に発想力、造形力を高め合う。 授業概要:保育内容(造形と創造)の時間では、主に「保育教材製作」を中心に展開していきます。前期の「子ど もと造形」の授業で習得した諸技法を基に、更に活動内容を発展させ、教材作りを通して「造形表現に よる幼児教育とは何か」を考察していきます。型を転写したマニュアル的な活動ではなく、創意工夫を 伴うオリジナルの創作活動や教材研究を期待します。 授業計画:第1回:オリエンテーション(授業心得、レポートの書き方の説明。各保育教材を紹介する) 第2回:保育教材製作①(絵画技法を応用した保育教材製作) 第3回:保育教材製作②(ぺープサート、かげ絵、パネルシアター、仕掛け紙芝居等の紹介) 第4回:保育教材製作③(試作、試行) 第5回:保育教材製作④(実製作) 第6回:保育教材製作⑤(実製作) 第7回:保育教材製作⑥(実製作) 第8回:立体教材製作①(各種素材を応用した立体の保育教材製作) 第9回:立体教材製作②(乳児おもちゃ、手袋シアター、エプロンシアター等の紹介) 第10回:立体教材製作③(試作、試行) 第11回:立体教材製作④(実製作) 第12回:立体教材製作⑤(実製作) 第13回:立体教材製作⑥(実製作) 第14回:保育実践のための指導案作り 第15回:模擬保育(作品発表を通して学ぶ) 評価方法:出席重視「製作態度、作品・レポート提出」を総合的に評価。 教 科 書:特に指定しない。 参 考 書:必要時に、課題内容、対象学年に応じた資料等を紹介、配布。 履修上の注意点:限られた時数の中で、なるべく多くの保育教材を取り上げます。製作に関しては、授業時間以外 (準備学習を含む) に家庭学習も必要です。来たる学外実習や、将来の勤務先、家庭内の子育てで「実際に使える作 品作り」を目標にします。材料選びから製作仕上げまで、学生時代に、各々製作時間を確保し、 「納 得の一品」を作り上げましょう。 178 授業科目 指導法の研究 担当教員 石森 絹枝 対象学科・学年:子発2年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:出席状況、受講態度(40点)各自作成した指導計画案(40点)保育所観察レポート(20点) 。 5回以上の欠席は「停止」扱いとする。 教 科 書: 『幼稚園教育要領・保育所保育指針の成立と変遷』民秋 言編 参 考 書:保育の友(全国社会福祉協議会発行)毎月発行 履修上の注意点:出席状況(遅刻を含む)や授業態度、提出物の期限遵守を重視します。 (準備学習を含む) 授業科目 子どもと体育 担当教員 佐野 裕子 対象学科・学年:子発2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:①体育とあそびの意義について理解し、子どもの発達特性をふまえた基本的、具体的な指導ができるよ うに、知識と技術の習得をめざす。②「保育者」という視点から、体育あそびにおける子どもの心の働 きに焦点をあて、現代社会に求められている身体教育について考察を深める。③さまざまな体育あそび を体験し、自己の基礎運動能力を養う。 授業概要: 子どもの発達特性をふまえながら、指導・援助のあり方を具体的な実践の中で理解する。また、系統 的、段階的に適切な体育あそび指導ができるよう、健康・安全管理の配慮のもとに演習を進める。とくに、 身体教育としての体育あそびの実践の中で「子どもがどのような気持ちを体験したか」という「心の働き」 に着目し、 「保育者」としての視点から考察する。併せて、運動が苦手な子どもの対応につちえも理解を 深めていく。そして、学生自身もさまざまな体育あそびを実践し、その楽しさを体感しながら、自己の 基礎運動能力を養っていく。 授業計画:1.オリエンテーション(体育あそび、その意義と役割、アイスブレーキング) 2.からだあそび 3.用具を用いた体育あそび(1)ボール 4.用具を用いた体育あそび(2)フラフープ 5.用具を用いた体育あそび(3)長縄・短縄 6.移動遊具を用いた体育あそび(1)マット・跳び箱 7.移動遊具を用いた体育あそび(2)平均台・鉄棒 8.体育あそびの環境設営 9.ティーボール 10.親子体操 11.身近なものを用いた体育あそび(新聞紙・レジ袋) 12.運動会種目(1)パラバルーンを用いた演技種目 13.運動会種目(2)競技種目 14.運動あそびの指導案 15.まとめ・実技試験 評価方法:出席状況・受講態度(20点) 、レポート提出(30点)、実技試験(50点)などにより総合的に評価する。 教 科 書: 『初級幼児教育 理論と実践』第3版 幼児体育学会(編) (大学教育出版) 参 考 書: 『保育所保育指針解説書』 (厚生労働省)『幼稚園教育要領解説』(文部科学省)その他、適宜紹介する。 履修上の注意点:出 席を重視するので、遅刻や欠席は極力避ける(遅刻は3回で欠席1回分に換算)。「体育館」で (準備学習を含む) 実施する実技授業のため、爪は短く整え、髪は束ねた上で、運動が行える体操服と体育館シュー ズを着用する。筆記用具は毎回持参する。※9回目の授業は、屋外で行う予定。 179 子ども発達専攻 人間発達学科 学習の到達目標:1)保育所保育指針に基づき、保育所保育の目的を理解する。 2)各年齢の発達段階に合わせた指導計画のポイントを理解する。 3)保育所生活の理解とともに、長期的な視点に立ち保育計画、指導計画を考える。 4)演習を通して、保育環境や、保育士の援助のあり方を理解する。 5)保育所での実習体験を通して、保育所保育の理解を深める。 授業概要: 保育所の保育現場の事例などを通して、保育所保育の内容や、子どもの発達に合わせた保育の重要性 を感じてもらう。また、子どもを取り巻く環境の変化、社会情勢等も取り上げながら、保育所保育に求 められている事などについても触れ、「子どもの最善の利益」となる指導計画を考える。 授業計画:1.オリエンテーション(授業の進め方) 保育指針から指導計画を考える(保育課程・年間指導計画・月別指導計画・週指導計画・日指導計画の 関連性について) 2.年齢別計画のポイント(0歳児) 3.年齢別計画のポイント(1、2歳児) 4.未満児のデイリープログラムを作成する(環境構成・配慮事項を考える)グループ活動 5.年齢別計画のポイント(3歳児) 6.3歳児の日案を作成する 1 (グループ活動) 7.3歳児の日案を作成する 2 (グループ活動)役割分担 8.日案作成の発表(グループ活動)・評価 9.日案作成の発表(グループ活動)・評価 年齢別計画のポイント(4、5歳児) 10.4、5歳児の日案を作成(各自作成) 保育所における危機管理 11.保護者対応・子育て支援について 12.保育教材の作成 13.保育所全日観察実習ガイダンス(観察の視点、諸注意) 14.15.保育所一日観察実習 2月初旬 *すぐに生かせる教材の紹介ー手遊び、児童文化財などを毎授業で取り入れる 授業科目 子どもと造形 担当教員 佐々木貴弘 対象学科・学年:子発2年 単位数:2 開講時期:前期 子ども発達専攻 人間発達学科 学習の到達目標:1 )子どもの造形活動の意義を探求し、基礎的知識や技法を習得する。 2)保育現場、教育現場を想定した造形活動を考察し、主題と題材を意識した製作活動をする。 3)自己表現活動としての造形活動を楽しみながら学ぶ。 授業概要:造形活動は、 保育・教育現場のみならず福祉施設でも、ひとの心や内面と深くかかわりながら広く展開されています。また、 生み出された作品は、言葉や理論では説明し得ない世界を表出することも多々あります。子どもと表現活動を行うには、 先ずは、指導者となる学生各人が種々の素材に触れ、豊富な創作体験をする必要があります。活動の「主題」を考え、 幼児期から現在まで学んできた表現活動を確認しつつ、更に応用、発展させ、創造性のある製作を展開していきます。 一人ひとりが、作品作りに喜びを見出し、「思い入れ」を持って取り組むことを目標とします。 授業計画:第 1回:オリエンテーション(授業心得、レポートの書き方の説明。画材、用具の準備確認) 第2回:絵画表現①(代表的な絵画技法の習得) 第3回:絵画表現②(同上) 第4回:絵画表現③(同上) 第5回:絵画表現④(デザイン、平面構成) 第6回:絵画表現⑤(版画製作) 第7回:立体表現①(各種リサイクル素材を用いた立体工作。仕組み、構造理解) 第8回:立体表現②(粘土あそび) 第9回:立体表現③(粘土製作) 第10回:立体表現④(粘土製作) 第11回:造形遊び①(造形表現活動から、造形あそびへの展開を考察) 第12回:造形遊び②(同上) 第13回:共同製作①(グループワークによる壁面製作) 第14回:共同製作②(同上) 第15回:子どもの絵について(作品鑑賞を通して学ぶ) 評価方法:出 席重視「製作態度、作品・レポート提出」を総合的に評価。欠席した分の課題も必ず確認するので、放置せず提出する事。 教 科 書:特に指定しない。 参 考 書:必要時に、課題内容、対象学年に応じた資料等を紹介、配布。 履修上の注意点:使用する画材、素材で、衣服、手、髪などが汚れる事が予想されます。保育者や教師の姿をイメージし「造形 (準備学習を含む) 活動に相応しい身なり・服装・頭髪」を考え臨む事。 「エプロン(ジャージ)着用」「髪を束ねる」「手拭き用の おしぼり用意」など。しっかり事前準備(段取り)し良い活動をしましょう。 授業科目 子どもと音楽 担当教員 四家 昌博 対象学科・学年:子発2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:音楽に関する基礎的な知識や技能を身につけ、実践に役立たせるように理解を深める。 授業概要:・読譜のための基礎的な知識を身につける・ソルフェージュの基礎的な能力を身につけ、歌唱 ・楽器演奏に役立てる・こどもの歌、簡易楽器、伴奏法など、実践において必要な知識や技 能を身につける 授業計画:1.オリエンテーション 2.譜表と音名 3.音符・休符 4.拍子、リズム、拍 5.音階 6.音程 7.調性、近親調 8.和音、コードネーム 9.楽語 10.曲想、奏法に関する用語 11.形式 12.楽器演奏法 13.保育上の音楽活用法 14.指導法 15.まとめ 16.試験 評価方法:受講態度(出席状況、理解度等)20%、課題等20%、試験60%とし、総合的に評価する。 教 科 書: 『音符と鍵盤でおぼえる わかりやすい楽典』(音楽之友社) 参 考 書:プリントを配布。 履修上の注意点:五線紙を用意すること。やむをえず欠席した場合は必ず申し出、授業のアドバイスを (準備学習を含む) 受け、参考資料を受け取ること。 180 授業科目 幼稚園教育実習の研究 担当教員 氏家靖浩・大迫章史・佐野裕子 対象学科・学年:子発2年 単位数:0 開講時期:後期 評価方法:出席状況、授業態度、課題提出、模擬保育試験をし、総合的に評価する。なお、模擬保育試 験の結果は、幼稚園1日観察の参加可否を判断する材料となる。 教 科 書:・前橋明編著『実習指導概説 保育・教育・施設実習」 (ふくろう出版) ・小林育子他著『幼稚園・ 保育所・施設 実習ワーク』(萌文書林)・『幼稚園教育要領解説』、『保育所保育指針解説』 参 考 書:適宜提示する。 履修上の注意点:・全ての授業に出席すること。授業を欠席した場合には、授業担当者に連絡し、学科 (準備学習を含む) 研究室にて配布資料を受け取り、次回までに講義内容の把握に努める。 ・授業の開講が変則的であるため、 学生掲示板、 学科研究室前掲示板にて常に確認する。 授業科目 ピアノⅠ 担当教員 岩淵、齋藤(泰)、佐々木(有)、佐藤(万)、四家 対象学科・学年:子発2年 単位数:2 開講時期:通年 学習の到達目標: ・弾き歌い、およびピアノ伴奏、独奏の技能を身につける ・豊かな音楽表現の能力を養う ・正しい読譜と、ソルフェージュの能力を身につける 授業概要: 基礎的奏法をふまえ、演奏技術を高め、楽譜を理解し、正しく演奏する事を学ぶ。弾き歌いを習得する。 授業計画: 1.オリエンテーション *1回目の授業で演奏できるように自分で選曲し練習しておくこと。 2.各個人の能力に合わせた、練習曲の演奏、弾き歌い 3.各個人の能力に合わせた、練習曲の演奏、弾き歌い 4.各個人の能力に合わせた、練習曲の演奏、弾き歌い 5.各個人の能力に合わせた、練習曲の演奏、弾き歌い 6.各個人の能力に合わせた、練習曲の演奏、弾き歌い 7.各個人の能力に合わせた、練習曲の演奏、弾き歌い 8.各個人の能力に合わせた、練習曲の演奏、弾き歌い 9.各個人の能力に合わせた、練習曲の演奏、弾き歌い 10.各個人の能力に合わせた、練習曲の演奏、弾き歌い、試験課題曲の演奏 11.各個人の能力に合わせた、練習曲の演奏、弾き歌い、試験課題曲の演奏 12.各個人の能力に合わせた、練習曲の演奏、弾き歌い、試験課題曲の演奏 13.各個人の能力に合わせた、練習曲の演奏、弾き歌い、試験課題曲の演奏 14.各個人の能力に合わせた、練習曲の演奏、弾き歌い、試験課題曲の演奏 15.前期のまとめ、中間試験 16.各個人の能力に合わせた、練習曲の演奏、弾き歌い 17.各個人の能力に合わせた、練習曲の演奏、弾き歌い 18.各個人の能力に合わせた、練習曲の演奏、弾き歌い、合否試験課題曲の演奏 19.各個人の能力に合わせた、練習曲の演奏、弾き歌い、合否試験課題曲の演奏 20.各個人の能力に合わせた、練習曲の演奏、弾き歌い、合否試験課題曲の演奏 21.各個人の能力に合わせた、練習曲の演奏、弾き歌い、合否試験課題曲の演奏 22.各個人の能力に合わせた、練習曲の演奏、弾き歌い、合否試験課題曲の演奏 23.各個人の能力に合わせた、練習曲の演奏、弾き歌い、合否試験課題曲の演奏 24.各個人の能力に合わせた、練習曲の演奏、弾き歌い、合否試験課題曲の演奏 25.各個人の能力に合わせた、練習曲の演奏、弾き歌い、合否試験 26.各個人の能力に合わせた、練習曲の演奏、弾き歌い、試験課題曲(ソロ)の演奏 27.各個人の能力に合わせた、練習曲の演奏、弾き歌い、試験課題曲(ソロ)の演奏 28.各個人の能力に合わせた、練習曲の演奏、弾き歌い、試験課題曲(ソロ)の演奏 29.各個人の能力に合わせた、練習曲の演奏、弾き歌い、試験課題曲(ソロ)の演奏 30.各個人の能力に合わせた、練習曲の演奏、弾き歌い、試験課題曲(ソロ)の演奏 31.試験 評価方法: 通常評価(出席状況、受講態度、毎回の練習の状態等の総合…計100点)と、試験(実技試験の得点《複数の採点者の平均点》…100点満点) の平均を成績とする。 教 科 書: 『こどものうた100』 、『メトードローズ』、『こどものうた200』、『続こどものうた200』等。オリエンテーション時、担当者に確認の事。 参 考 書:プ リントを配布。 履修上の注意点: 1年次ピアノ入門を履修している者もしていない者も、1年次に必ずピアノを練習し、2年次の授業にのぞむ事。毎回のレッスン (準備学習を含む) の中から、体得するものであり、欠席せず、主体的に練習して学ぶこと。 181 子ども発達専攻 人間発達学科 学習の到達目標: 幼稚園教育実習では、各講義で学んだ保育の専門知識を生かし、これを実践の場で活用す る力が求められる。本授業では、このための基礎的な力をつけることを目標とする。 授業概要: 本講義では、実習に入る前の事前準備として必要な内容を学んでいく。近年の多様な幼児 教育のニーズに応えるべく、教育現場での対応の仕方や実践方法を理解し、自ら子ども観・ 教育観の確立を目指す。下記授業計画での実施を予定している。 授業計画:1.全体ガイダンス(幼稚園教育実習の概要) 2.幼稚園教育要領の理解 3.幼稚園の1日の流れの理解 4.教育課程と指導案の立案 5.指導案の作成方法 6.保育技術と指導案(1) 7.保育技術と指導案(2) 8.模擬保育試験 9.模擬保育試験 10.模擬保育試験のふりかえり 11.幼稚園1日観察 12.幼稚園教育実習Ⅱ(4年生)報告会への参加 13.幼稚園教育実習にむけての心構えと目標の作成 14.幼稚園教育実習にむけての課題の明確化 15.4年次 幼稚園実習 実習先希望調査 授業科目 保育の心理学Ⅱ 担当教員 氏家 靖浩 対象学科・学年:子発3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:保育の心理学Ⅰで学んだ内容を深める演習である。講義担当者も、いくつかの初めての試み を行う。受講者も、それ相応の心意気で授業に臨んで欲しい。本授業を通して、保育・幼児 教育を含む初等教育や子育てに関する現代的な課題について、自らの明確な意見を持てるよ うになることが期待される。 授業概要:保育・幼児教育を含む初等教育と子育てに関するこんにち的な話題について情報収集し、そ の情報を分析し、解決すべきものならばその解決の方法を提案し、発展させるべきものなら ばより一層の発展を促す方向性を、学生ならではのフレッシュな視点で、本授業を受講して いない者にも文章と図によって示すことを試みてみたいと考えている。詳しくは、教室で指 示する。 子ども発達専攻 人間発達学科 9.中間報告 10.グループ活動④ 11.グループ活動⑤ 12.グループ活動⑥ 13.発表会① 14.発表会② 15.発表会③ 16.全体で内容の再考を行う 授業計画:1.進め方の確認① 2.進め方の確認② 3.グループ分け① 4.グループ分け② 5.グループ分け③ 6.グループ活動① 7.グループ活動② 8.グループ活動③ 評価方法:出席50% 研究成果50% 教 科 書:教室で指示する。 参 考 書:教室で指示する。 履修上の注意点:指示に従わない場合と、結果が残せない場合は不合格になるので覚悟して欲しい。 (準備学習を含む) 授業科目 保育相談支援 担当教員 氏家 靖浩 対象学科・学年:子発3年 単位数:1 開講時期:後期 学習の到達目標:保育相談支援とはどういう活動であるのかについて、現代の保育をめぐる諸問題と受講者の これまでの経験も重ね合わせながら、学習を進めていく。本講義で体験的に得たことを踏ま えて保育相談支援の知識を獲得することが一般目標であり、本講義を受講していない人々に ついて保育相談支援について説明できるようになり、現場の実習において活用できる技法を 身に付けることが行動目標である。 授業概要:保育相談支援入門 保育者が知っておくべき相談支援の知識と技法について、講義と実技を まじえながら基本的な事項について概観する。他の関連科目(保育の心理学など)との関係 性を重視し、しっかりと学習したい。 授業計画:1.保育相談支援とは何か 2.保育者が受け手になる相談 3.保育者が誰かに相談する場合 4.家族の病理 5.虐待 6.保護者支援 7.保育者のチームアプローチ 8.保育相談支援と法律 評価方法:出席50% 試験50% 教 科 書: 『保育カウンセリング』ナカニシヤ出版 参 考 書: 『学校カウンセリング入門』東洋館出版社 履修上の注意点:教室にて指示する。 (準備学習を含む) 182 授業科目 幼児教育心理学 担当教員 宇野 忍 対象学科・学年:子発3年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:相互の評価のため、 授業への参加状況とレポートの成績とを指標に行います。 前者は15%、後者は85%の重みづけとします。 教 科 書:教 科書は使わず、毎回資料を配付します。 参 考 書:① 内田伸子 2008 「幼児心理学への招待-改定版」 サイエンス社 ②内田伸子編 2008 「よくわかる乳幼児心理学」 ミネルヴァ書房 ③本郷一夫・八木成和編著 2009 「シードブック教育心理学」建帛社 他の参考書は授業の中で適宜紹介します。 履修上の注意点:①コメントペーパーを授業後に提出してください。②原則として、無断欠席が全授業数の 1/3 を越える場合に (準備学習を含む) はレポート提出権を認めませんので注意してください。 授業科目 幼児教育の方法 担当教員 宇野 忍 対象学科・学年:子発3年 単位数:1 開講時期:後期 学習の到達目標: 幼児の質問の中には、本質的で私たち自身が考えさせられるものがあります。私たち大人 は、幼児にそうした質問を持ってもらい、解決を援助して、幼児自身に答えを見つけてほし いと思います。そして前にはできなかったことができるようになってほしいと願います。で は、どのような援助をしたら、こうした願いを実現することができるでしょうか。この授業 では、①幼児教育の具体的な方法について知り、②その基礎にある心理学的な知識や技能の 基礎を知り、適切な例をあげて説明できるようになることを到達目標とします。 授業概要: 幼児の問題の発見や解決による学習とその援助方法をテーマに、全8回の授業を講義形式 で行います。講義の中で具体的援助例を資料として用い、その援助がなぜ選択されたのか、 なぜ有効だったのかを考えます。また、そうした援助の裏づけとなり得る心理学的な知識に ついて紹介します。 授業計画:1.オリエンテーション 2.幼児の認識の成長とふさわしい援助の方法1-遊びと学習をどう考えるか 3.幼児の認識の成長とふさわしい援助の方法2-問題の発見と解決としての学習とは 4.幼児の認識の成長とふさわしい援助の方法3-物や人との応答で何を学ぶのか (知的側面・意欲的な側面・情緒的な側面) 5.幼児の認識の成長とふさわしい援助の方法4-保育者側でできることは何か 6.幼児の認識の成長とふさわしい援助の方法5-援助のためのストラテジーをどう考えるか 7.幼児の認識の成長とふさわしい援助の方法6-援助活動の立案・実践・評価をどうするか 8.まとめ 評価方法:相互の評価のためのコメントペーパ-の提出状況と期末のレポートの内容を指標に相互に評 価します。重みづけは前者が15%、後者が85%とします。 教 科 書: 「永野重史・進野智子編著 2006 幼児が夢中になるとき-幼児が自ら関わる環境の工夫と 援助の見直し」(¥2200+税)を用います。 参 考 書:授業の中で紹介します。 履修上の注意点:①1単位の授業なので授業は8回で終了です。実習などで欠席をするときは欠席届を (準備学習を含む) 出して下さい。②授業に関する詳細を初回のオリエンテーションで説明するので、必 ず出席してください。③授業終了後にコメントペーパーを提出してください。 183 子ども発達専攻 人間発達学科 学習の到達目標:①授業に積極的に参加する。 ②ヒトから人間への発達の特徴を知り、他者に伝えることができる。 ③群れの中での学習と発達のメカニズムを知り、子どもが群れの文化の影響を受けて育つことを実感する。 ④発達の支援者として具体的な場面でのはたらきかけの事例とその基礎にある心理学的な考えを知り、自分の例を探す ことができる。 ⑤評価するという行為と測定するという行為の違いを知り、他者に説明することができる。 授業概要:幼児期の子どもたちの心理と発達、 及びそれを援助する教育との関連について、心理学的な事例と考えを紹介します。 主に講義形式で授業を行います。 授業計画:概ね、以下の内容を順番に取りあげて授業を行います。 1.オリエンテーション 2.幼児教育心理学と教育心理学 3.ヒトから人間への発達1-発達と発達期 4.ヒトから人間への発達2-J.ピアジェの知的発達における段階理論 5.群れの中での学習と発達-文化の獲得・共有・継承 6.群れの中での学習と発達-意図的教育と無意図的教育 7.人間への発達と初期環境-文化的疎隔児童の発達 8.幼児期の認識能力の発達-実物・絵・記号とのやり取りと問題解決 9.知的側面・情意的側面の発達と側面の相互関連性 10.支援者としてできること1-学習者を受け入れる 11.支援者としてできること2-意図的教育としての応答的環境づくり 12.支援者としてできること3-棟上方式と煉瓦つみ方式の援助 13.測定するという行為と評価するという行為 14.自分の援助行為の調整と改善としての評価 15.まとめ 授業科目 幼児教育の課程 担当教員 大迫 章史 対象学科・学年:子発3年 単位数:1 開講時期:前期 学習の到達目標: 本授業では、幼児教育の課程の原理的な側面を理解し、これを保育現場での実践に活かし ていくための基礎的な力をつけることを目標とする。具体的には、子どもの発達をふまえた 教育課程編成のための実践的な力の基礎を養う。 授業概要: 本授業では、幼児教育の課程について、幼稚園教育要領をふまえながら、 「子ども」、「遊び」、 「環境」 をキーワードに教育課程を理解し、指導計画の立案方法を考えていく。また、教育 課程にもとづいた実践の具体的な事例を取り上げ、これについて分析することで、到達目標 に示した力を育成することを目指している。具体的な授業内容は、授業計画の欄に記したと おりである。 子ども発達専攻 人間発達学科 授業計画:1.オリエンテーション-授業概要の説明- 2.幼児教育における教育課程とは何か? 3.幼稚園における教育課程と指導計画のあり方 4.『幼稚園教育要領』と子どもの発達の理解 5.幼児教育の教育課程の実際(1)-事例から考える- 6.幼児教育の教育課程の実際(2)-事例から考える- 7.幼稚園における指導計画の立案方法(1)-幼児をどうみるのか?- 8.幼稚園における指導計画の立案方法(2)-指導計画をどう組み立てるか? 評価方法:授業への出席・参加・態度(50%)、レポート結果(50%)により総合的に評価する。 教 科 書:教科書はとくに指定しない。授業担当者が文献、プリント、資料等を準備し配布する。 参 考 書:授業のなかで適宜紹介する。 履修上の注意点:すべての授業に出席すること。やむを得ず欠席する場合には、できるだけ早いうちに (準備学習を含む) 授業担当者に連絡すること。 授業科目 相談援助 担当教員 二ツ山 亮 対象学科・学年:子発3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 子どもや家族の相談を受け、援助してゆく際に必要な、観察力・傾聴力・理解力・判断力・ 伝達力・実行力・連携力などを総合的に向上することを目指します。 授業概要: 担当教員は乳児院と情緒障害児短期治療施設で仕事をしています。毎回テーマを決めて現 場の事例を読み、「自分ならどうするか?」と皆さん自身に考えてもらいます。一方的な講 義ではありません。自分の答を書き、他の学生や私の意見を聞き、考えを深めてゆく、とい う形式の授業です。 授業計画:1.何のために勉強するのか? 2.最初に子どもと会うとき何に気をつけるか? 3.子どもの何を観察すればよいか? 4.子どもの話をどう聴くか? 5.子どもの話をどう聴くか?(2) 6.子どもの話をどう聴くか?(3) 7.子どもに「共感する」とはどういうことか? 8.子どもに「共感する」とはどういうことか?(2) 9.自分の感情をどうするか? 10.子どもとどう信頼関係をつくるか? 11.子どもを「受容する」とはどういうことか? 12.子どもを「受容する」とはどういうことか?(2) 13.子どもの虐待に気づいたらどうするか? 14.虐待された子どもにどう関わるか? 15.まとめ 評価方法:出席と受講態度(30点)、毎回提出する答案(70点) 教 科 書:なし 参 考 書:テーマ毎に紹介します。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 184 授業科目 子どもの食と栄養 担当教員 小村 毅 対象学科・学年:子発3年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:筆記試験(80点) 、受講態度・出席状況(20点)などにより総合的に評価する。なお6回以上の欠席は「停 止」扱いとする。 教 科 書:なし(食事摂取基準が移行期にあり保育士養成講座編纂委員会が発行している教科書の出版が遅れてい るため)印刷物で対応 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 障害児保育演習 担当教員 平川 昌宏 対象学科・学年:発達3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1)発達を促す障害児保育という観点から、障害者保育の目的についての整理し、述べることができる。 2)保育の場で出会う障害、さらには、「気になる」子どもの特徴と保育の留意点について説明できる。 3)障害児保育のための現状理解・アセスメントの方法、さらには、具体的な保育方法についての理解を深め、説明す ることができる。 4)障害児の親などとの連携をとりながら保育を行っていくことの必要性、さらには、その方法についての理解につい て説明できる。 以上を通じて、障害児さらにはクラスの他の子どもの発達を促す障害児保育という視点に立って、具体的な保育方法に ついて考え評価できるようになることを目的とする。 授業概要: 障害児さらにはクラスの他の子どもの発達を促す障害児保育という観点から障害児保育の目的について、さらには、 障害児保育の方法について概説していく。その際、1)子どもの発達を見通した支援や支援の評価の必要性、2)発達 の支援が必要な子どもに対する理解だけではなく、クラス集団や、その子どもを取り巻く物的・人的環境の理解の必要性、 3)保育の場における連携、さらには、保護者や他機関との連携の必要性などについて解説していく。さらに、これら のことを念頭に置いた上で、保育を行っていく際の現状理解の方法や保育の方法について述べていく。また、この演習 においては適宜具体的事例を提示し、以上の観点に立った上で保育の方法について各自が検討する時間を設ける。 授業計画:第1回 オリエンテーション 障害児保育の目的 第2回 障害とは、発達とは 第3回 保育の場で出会う障害とその特徴と保育① 広汎性発達障害 第4回 保育の場で出会う障害とその特徴と保育② ADHD 第5回 保育の場で出会う障害とその特徴と保育③ 知的障害など 第6回 「気になる」子どもの理解と保育① 第7回 「気になる」子どもの理解と保育② 第8回 知的発達と言語発達の把握とその発達を促す保育方法 第9回 行動・情動を調整する力の把握とその発達を促す保育 第10回 子どもの仲間関係とクラス集団の理解とその発達を促す保育 第11回 保育の場における物的環境の整備 第12回 保育の場における連携とその留意点 第13回 子どもの家族および保護者の理解 第14回 保護者対応・保護者支援の方法と留意点 第15回 期末試験 評価方法:期末試験の結果70点 授業中の課題・受講態度30点 教 科 書: 『シードブック 障害児保育』 本郷一夫(編著)(建帛社) 参 考 書:適宜紹介する 履修上の注意点: (準備学習を含む) 185 子ども発達専攻 人間発達学科 学習の到達目標: 胎児・乳児・幼児・学童・思春期における各発育・発達段階ごとに、身体的、精神的特徴を理解する。 その上で、それぞれの時期および状態における栄養・食生活の重要性を認識し、子どもの心身の健康づ くりに寄与できうる能力を養う。 授業概要: 胎児期をも含め、乳児期から幼児期そして青年期までの子どもたちの食生活は生涯にわたる健康の基 礎となる。健全な食習慣や食時観を子どもに形成させることが保育における最も重要な課題を一つとも いえる。食事、栄養、健康および成長との関連性やそれらの重要性を具体的な事例の検討を通して理解し、 それぞれの発達段階あった食品選択や調理法および食事の与え方を判断できる知識を習得する。さらに 栄養教育(食育)の方法論を学び実践できる能力を養う。 授業計画:1.妊娠・授乳期の栄養と食生活 2.妊娠・授乳期の栄養と食生活 3.乳児期の栄養 4.乳児期の食生活 5.幼児期の栄養 6.幼児期の食生活 7.学童期の栄養 8.学童期の食生活 9.思春期の栄養 10.思春期の食生活 11.障がいのある小児の食生活 12.児童福祉施設における食生活 13.小児期の栄養教育に関する理論 14.小児期の栄養教育に関する実践 15.まとめ・学年末試験 授業科目 社会的養護内容 担当教員 鈴木 清 対象学科・学年:子ども発達専攻3年 単位数:2 開講時期:前期 子ども発達専攻 人間発達学科 学習の到達目標:1)施設養護の現場において、日常的に展開されている養護の課題とその内容の理解や、養護実践者に必要な視点・課 題へのアプローチ法を事例などの検討・解説を通じて理解を深める。 2)子どもの権利を施設生活の中で擁護し、自立生活支援を実践する援助者としての必要な社会的養護の知識・技能を 習得する。 3)児童観や施設養護観を養う。 授業概要: 施設での子どもの養護を実践するために必要な知識・技能及び児童観を習得することを主眼とした授業を行う。具体 的には、施設の中で援助者が葛藤し、試行しながら実践する養護の内容や心に傷を持つ被虐待児などの事例を取り上げて、 援助のための知識・技能・方法論を学習するとともにケース事例の検討やロールプレイなどを取り入れた演習を行う。 また、様々な生活課題に対応する援助の方法や記録の仕方・自立支援計画作成などの技能が習得できるよう授業を行う。 授業計画:1 オリエンテーション・日本の現状と養護体系 2 児童の権利擁護 3 保育士等の倫理及び責務 4 児童養護施設の援助内容 5 乳児院・母子生活支援施設の援助内容 6 児童自立支援施設・情緒障害児短期治療施設の援助内容 7 障害児施設の援助内容 8 施設で働く保育士の業務 9 親子関係の理解と援助の実際 10 被虐待児の理解と援助の実際 11 アドミッションケアとインケア 12 リービングケアとアフターケア 13 自立支援と自立支援計画作成の仕方 14 地域住民と施設 15 社会的養護の課題と展望 16 試験 評価方法:受講態度(質疑応答・事前事後学習・積極性) (20点) 筆記試験・リポート・出席状況(80点)などにより総合的に評価する。 教 科 書:吉田眞理編著「社会的養護内容」 (株)萌文書林 参 考 書:講 義の中で適宜紹介する。 履修上の注意点:具体的事例をできるだけ提示し、発言を求めるので積極的に参加してほしい。 (準備学習を含む) 授業科目 保育実習指導Ⅰ 担当教員 大迫章史・佐野裕子・氏家靖浩 対象学科・学年:子発3年 単位数:0 開講時期:前期 学習の到達目標: 保育実習では、各講義で学んだ保育の専門知識を統合し、これを実践の場で活用する力が 求められる。本授業では、このための基礎および実践的な力をつけることを目標とする。具 体的には、保育所における実習を行っていくことのできる総合的な力を育成することを目指 している。 授業概要: 本授業では、実習に入る前の事前準備として必要な内容を学んでいく。とくに2013年度前 期に実施される保育実習Ⅰ(保育所)に向けて具体的な準備を行っていく。また、本授業を とおして、近年の社会における多様な保育ニーズに応えるべく、保育現場の対応の仕方や実 践を理解し、自らの子ども観・保育観の確立を目指す。下記授業計画での実施を予定している。 授業計画:1.全体ガイダンス 9.保育実習Ⅰ(施設)報告会(4年生から) 2.保育実習Ⅰ(保育所)に向けての抱負 10.子どもの発達の理解 3.観察記録の取り方の実践 11.指導案の作成 4.保育技術① 12.保育技術④ 5.保育技術② 13.模擬保育試験Ⅳ 6.保育技術③ 14.模擬保育試験Ⅳ 7.保育実習Ⅰ(保育所)壮行会 15.模擬保育試験Ⅳ 8.保育実習Ⅰ(保育所)報告会 (上記の数字は必ずしも回数を意味しない) 評価方法:出席状況、授業態度、課題提出、模擬保育試験を実施し、総合的に判断する。なお、模擬保 育試験Ⅳは、2013年度後期に実施される保育実習Ⅱ(保育所)等の参加可否の判断材料となる。 教 科 書:・前橋明編著『実習指導概説 保育・教育・施設実習』(ふくうら出版) ・宮城県保育士養成校連絡協議会『保育実習の手引き』 ・『幼稚園教育要領』、『幼稚園教育要領解説』・『保育所保育指針』、『保育所保育指針解説』 参 考 書:・適宜提示する。 履修上の注意点:全ての授業に出席すること。授業を欠席した場合には、授業担当者に連絡し、学科研 (準備学習を含む) 究室にて配布資料を受け取り、次回までに授業内容の把握に努める。授業の開講は変 則的であるため、学生掲示板、学科研究室前掲示板にて常に確認すること。 186 授業科目 保育実習指導Ⅱ 担当教員 大迫章史・佐野裕子・氏家靖浩 対象学科・学年:子発3年 単位数:1 開講時期:後期 学習の到達目標: 保育実習では、各講義で学んだ保育の専門知識を統合し、これを実践の場で活用する力が 求められる。本授業では、このための基礎および実践的な力をつけることを目標とする。具 体的には、保育所における実習を行っていくことのできる総合的な力を育成することを目指 している。 授業概要: 本授業では、実習に入る前の事前準備として必要な内容を学んでいく。とくに2013年度後 期に実施される保育実習Ⅱ(保育所)に向けて具体的な準備を行っていく。また、本授業を とおして、近年の社会における多様な保育ニーズに応えるべく、保育現場の対応の仕方や実 践を理解し、自らの子ども観・保育観の確立を目指す。下記授業計画での実施を予定している。 授業計画:1.全体ガイダンス 8.保育実習Ⅱ(保育所)反省会 2.実習日誌の書き方 9.保育実習Ⅱ(保育所)報告会 3.指導案の立案方法 10.模擬保育試験Ⅴ 4.子どもの発達の理解 11.模擬保育試験Ⅴ 5.保育技術① 12.模擬保育試験Ⅴ 6.保育技術② 13.指導案の立案とその実践 7.保育実習Ⅱ(保育所)壮行会 14.保育技術③ (上記の数字は必ずしも回数を意味しない) ・宮城県保育士養成校連絡協議会『保育実習の手引き』 ・『幼稚園教育要領』、『幼稚園教育要領解説』・『保育所保育指針』、『保育所保育指針解説』 参 考 書:・適宜指示する。 履修上の注意点:全ての授業に出席すること。授業を欠席した場合には、授業担当者に連絡し、学科研 (準備学習を含む) 究室にて配布資料を受け取り、次回までに授業内容の把握に努める。授業の開講は変 則的であるため、学生掲示板、学科研究室前掲示板にて常に確認すること。 授業科目 保育実習Ⅱ(保育所) 担当教員 人間発達学科全教員 対象学科・学年:子発3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 本実習では、保育現場での体験を通して、保育者に必要な知識、技能、保育方法、保育士 の仕事内容などを積極的に学び、習得することを目指す。 授業概要: 2013年11月5日(火)から11月18日(土)のうち、おおむね10日間行う。保育実習Ⅱ(保 育所)は、学外の保育所(園)において行う。また、原則として、保育実習Ⅰ(保育所)を 実施した保育所(園)で行う。 授業計画: 保育実習Ⅰ(保育所)の具体的内容は、実習保育所との打合せ(実習の1ケ月前)で示さ れる。また、実習保育所(園)からの指示に従い、1日あるいは数日間のある一定の時間に 限り、子どもの前に立ち、実習生が責任をもって保育を行う「部分実習」、1日すべての時間、 子どもの前に立って、実習生が責任をもって保育を行う「全日実習」が中心となる。 評価方法:保育所(園)による実習生の評価を参考にする。 教 科 書:宮城県保育士養成校連絡協議会『保育実習の手引き』および『保育実習日誌』は授業担当者 が準備し配布する。 参 考 書: 履修上の注意点:保育実習Ⅱ(保育所)(選択必修)2単位(資格必修)となる。 (準備学習を含む) 187 子ども発達専攻 人間発達学科 評価方法:出席状況、授業態度、課題提出、模擬保育試験等を実施し、総合的に判断する。なお、模擬 保育試験Ⅴは、4年次に実施される保育実習Ⅰ(施設)等の参加可否の判断材料となる。 教 科 書:・前橋明編著『実習指導概説 保育・教育・施設実習幼』(ふくろう出版) 授業科目 保育表現技術 担当教員 佐野裕子・佐々木貴弘・岩淵摂子 対象学科・学年:子発3年 単位数:2 開講時期:前期 子ども発達専攻 人間発達学科 学習の到達目標:1)保育者になるための必要な力の一つである豊な表現力を身につける。 2)活動をとして、子どもたちとの関わりを考え、実際の指導に役立てる力を養う。 3)子どもの自己表現のありかたについて考察する力を養う 授業概要:2年次に履修した、音楽的表現、造形的表現、身体的表現で学んだことを基に、それらを総 合的に捉えた表現方法を学ぶ。 前半は、表現領域の基礎知識を復習をしながら、実技を通して自分自身の表現力を高める。 後半はグループ活動による小作品づくりを行い、地域で発表会を実施する。 授業計画:1保育内容総合表現とは 2音楽的表現 3身体表現 4造形的表現 5音楽的表現 6総合的表現法Ⅰ 7総合的表現法Ⅱ 8総合的表現法Ⅲ 9オペレッタの指導 10ミュージカルの指導 11グループ活動(小作品づくり) 12グループ活動(小作品づくり) 13グループ活動(小作品づくり) 14グループ活動(小作品づくり) 15発表会 評価方法:出席状況・受講態度・レポート・発表等により、総合的に評価する 教 科 書:幼稚園教育要領解説・保育指針の成立と変遷 参 考 書:保育の友 履修上の注意点:出席を重視する。 動きやすい服装で受講する。 教室の変更があるため、 毎回確認すること。 (準備学習を含む) 授業科目 幼児理解と教育相談 担当教員 氏家 靖浩 対象学科・学年:子発3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:幼児理解と教育相談とはどういう関係にあるのかについて、具体的に理解する。幼児理解の 重要性とそのためにあるべき教育相談のあり方について学びながら、幼児理解と教育相談の 相互作用について知ることを一般目標とし、本講義を受講していない人々に教育相談につい て説明できるようになることを行動目標とする。 授業概要:幼児を理解することの大切さと、その方法として教育相談がどういう役割を果たすことが可 能かについて、学んでいく。これまでに学んだ学習の成果を活用しつつ、教育相談の具体的 なイメージを描けるようにしたい。 授業計画:1.幼児理解と教育相談概論 2.幼児を理解する方法① 3.幼児を理解する方法② 4.教育相談とは① 5.教育相談とは② 6.世界の教育相談 7.我が国の教育相談の歴史 8.シミュレイテッド学習 9.発達とその障害① 10.発達とその障害② 11.発達支援 12.いじめ 13.虐待 14.保護者対応 15.最新の教育問題を検討する① 16.最新の教育問題を検討する② 評価方法:出席50% 試験・レポート50% 教 科 書: 『スクールカウンセリングと発達支援』ナカニシヤ出版 参 考 書:教室にて指示する。 履修上の注意点:特になし。 (準備学習を含む) 188 授業科目 地域保育論 担当教員 大迫 章史 対象学科・学年:子発3年 単位数:2 開講時期:通年 学習の到達目標: 現代日本では、少子化が進んでいることもあり、幼稚園や保育所に対しては通常の保育に とどまらず、保護者や地域からの多様なニーズがある。そこで、本授業では、地域における 保育ニーズにはどのようなものがあるのかという点を中心に、幼稚園、保育所、施設等の役 割を子どもへの保育も含めて総合的に理解することを目指す。 授業概要: 現代日本では、幼稚園や保育所での保育に対して多様なニーズがある。すなわち、現在、 幼稚園や保育所(園)には、幼稚園に通う子どもあるいは保育所に通う子どもの保護者等に 対してのみならず、地域における子育て支援センターとしての役割が求められている。そこ で、本授業では、実際に幼稚園や保育あるいは施設に勤務なさっている先生方をお呼びし、 現在どのような保育ニーズがあるのか、現場と地域の関わりを中心に講義をして頂く。 授業計画: 本授業の詳細は、1回目のガイダンスで説明する。本授業は通年で実施する。なお、8つ のテーマを予定しており、1つのテーマが終了する毎に、簡単なレポートを提出することに なる。 授業科目 幼稚園教育実習の研究 担当教員 氏家靖浩・大迫章史・佐野裕子 対象学科・学年:子発3年 単位数:0 開講時期:通年 学習の到達目標: 幼稚園教育実習では、 各講義で学んだ保育の知識を生かし、これを実践の場で活用する力が求められる。 本授業では、このための基礎および実践的な力をつけることを目標とする。 授業概要: 本授業では、実習に入る前の事前準備として必要な内容を学んでいく(授業計画参照) 。近年の多様な 保育ニーズに応えるべく、教育現場の対応の仕方や実践を理解する。また、教材研究をとおし、幼児期 の子どもの発達・特徴を理解するとともに、それに即した幼児教育のあり方を考える力を養う。 授業計画:1.全体ガイダンス(幼稚園教育実習の概要) 2.日誌の書き方 3.指導案の書き方 4.幼稚園教育実習報告会Ⅰへの参加 5.保育実技の研究(自己紹介) 6.保育実技の研究(手遊び) 7.保育実技の研究(絵本の読み聞かせ) 8.幼稚園教育実習Ⅱ報告会への参加 9.模擬保育(1) 10.模擬保育(2) 11.模擬保育(3) 12.模擬保育のふりかえり 13.全日・部分の指導案 14.保護者対応 15.幼稚園教育実習Ⅰの目標と抱負の作成 16.幼稚園教育実習Ⅰの課題の明確化 評価方法:出席状況、授業態度、課題提出、模擬保育試験をし、総合的に評価する。なお、模擬保育試験の結果は、 幼稚園教育実習Ⅰ参加の可否の判断材料となる。 教 科 書:・前橋 明編著『実習指導概説 保育・教育・施設実習』 (ふくろう出版) ・小林育子『幼稚園・保育所・ 施設 実習ワーク』(萌文書林)・宮城県幼稚園教育実習連絡協議会『教育実習の手引き』・『幼稚園教育 要領』、『幼稚園教育要領解説』 参 考 書:適宜提示する。 履修上の注意点:・全ての授業に出席すること。授業を欠席した場合には、授業担当者に連絡を取り、学科研究室 (準備学習を含む) にて配布資料を受け取り、次回までに講義内容の把握に努める。 ・授業の開講は変則的であるため、 学生掲示板、学科研究室前掲示板にて常に確認すること。 189 子ども発達専攻 人間発達学科 評価方法:授業への出席状況(80%)とテーマ終了毎に提出してもらうレポート(20%)をもとに総合 的に評価する。 教 科 書:とくに指定しない。 参 考 書:とくに指定しない。 履修上の注意点:本授業は、前期・後期をとおして 16 回の開講となる。すべての講義に出席すること。 (準備学習を含む) やむを得ない理由により、欠席する場合はできるだけ早いうちに授業担当者へ連絡す ること。 授業科目 ピアノⅡ 担当教員 岩淵、齋藤(泰)、佐々木(有)、佐藤(万)、松村、四家 対象学科・学年:子発3年 単位数:2 開講時期:前期・後期 子ども発達専攻 人間発達学科 学習の到達目標:・ピアノ演奏の技術を身につけ、独奏、伴奏、弾き歌いの能力を養う ・曲想にあった豊かな表現ができる能力を身につける 授業概要:ピアノⅠでの基本的奏法をふまえ、保育現場での実践に役立つ様に学習する。 授業計画:1.オリエンテーション *1回目の授業で演奏できるように自分で選曲し練習しておくこと。 2.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い 3.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い 4.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い 5.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い、合否試験課題曲の演奏 6.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い、合否試験課題曲の演奏 7.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い、合否試験課題曲の演奏 8.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い、合否試験課題曲の演奏 9.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い、合否試験課題曲の演奏 10.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い、試験課題曲の演奏 11.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い、試験課題曲の演奏 12.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い、試験課題曲の演奏 13.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い、試験課題曲の演奏 14.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い、試験課題曲の演奏 15.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い、試験課題曲の演奏 16.発表(試験) 評価方法:通常評価(出席状況、受講態度、毎回の練習の状態等の総合…計100点)と、試験(実技試 験の得点《複数の採点者の平均点》…100点満点)の平均を成績とする。 教 科 書: 『こどものうた200』、『続こどものうた200』担当者に確認の事。 参 考 書:プリントを配布。 履修上の注意点:ピアノⅠをふまえ、より高度な学習をする事になります。毎回のレッスンの中から、 (準備学習を含む) 体得するものであり、欠席せず、主体的に練習し学ぶこと。 半期開講の為、実習などへの演奏技術の維持を各自はかること。 授業科目 基礎技能(声楽・器楽) 担当教員 北村 裕子・星 律子 対象学科・学年:子発3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: [声楽]発声の基礎を身体全体を通し体験し、個々の音楽的基礎、ことばからふくらむ歌唱力を実践を通して身 につける。 [器楽]保育者として知っておかなければならない簡易リズム楽器の名称や奏法、管理の方法を理解し対応で きるようになる。また、保育者の感性を磨くことによって子どもの生活のリズムの中に音楽のリズムを自然に 取り入れるようにする。 授業概要: [声楽]数多くの作品に触れ、 具体的な発声を経験し美しい響きのある声、表現力を養い、全体の構成を修得する。 [器楽]音楽の三要素でもあるリズムに焦点をあてる。音やリズムを感覚的にとらえて、音楽理論を理解し、 又保育者に必要な打楽器の取扱い奏法を学びながらリズムの表現の楽しさ、アンサンブルのおもしろさから合 わせる喜びを体験する。 授業計画: 1週目は担当2名の合同クラスで、声楽・器楽クラスのあり方についてガイダンスを行う。 2週目からの14回は、2クラスに分かれて、声楽と器楽をそれぞれ7回ずつ学ぶ。 1.オリエンテーション 授業概要の説明 [声楽クラス] 2.基本的発声法を身につける 3. 〃 4.数多くの作品に接しながら、レパートリーをつくる 5. 〃 6.作品を通して個々の独唱力、表現力を養う 7.作品全体を構成する。 8.まとめ [器楽クラス] 9.楽器の名称・奏法の説明 簡単なリズム遊び ボディパーカッション 10.合奏(楽器を使って)トーンチャイムでアンサンブル 11.合奏( 〃 )トーンチャイムでアンサンブル 12.合奏( 〃 )トーンチャイムでアンサンブル 13.合奏( 〃 )トーンチャイムでアンサンブル 14.合奏 トーンチャイム 仕上げ 15.各グループごとにまとめ 器楽合奏(2曲)トーンチャイム(1曲) 16.演奏発表 評価方法: [声楽]出席日数・受講態度・実技演奏 [器楽]授業態度(30%)・出席率(40%)・試験(30%) 教 科 書: [声楽]由紀さおり・安田祥子童謡を歌う“あの時、この歌 ソングアルバム1” (全音楽譜出版社) 参 考 書:なし 履修上の注意点: (準備学習を含む) 190 授業科目 社会福祉援助技術Ⅰ(保育士) 担当教員 二ツ山 亮 対象学科・学年:子発4年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:出席と受講態度(30点)、毎回提出する答案(70点) 教 科 書:なし 参 考 書:テーマ毎に紹介します。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 社会福祉援助技術Ⅱ(保育士) 担当教員 二ツ山 亮 対象学科・学年:子発4年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 子どもや家族の相談を受け、援助してゆく際に必要な、観察力・傾聴力・理解力・判断力・ 伝達力・実行力・連携力などを総合的に向上することを目指します。 授業概要: 担当教員は乳児院と情緒障害児短期治療施設で仕事をしています。毎回テーマを決めて現 場の事例を読み、「自分ならどうするか?」と皆さん自身に考えてもらいます。一方的な講 義ではありません。自分の答を書き、他の学生や私の意見を聞き、考えを深めてゆく、とい う形式の授業です。後期はより実践的な内容に即して授業を進めます。 授業計画:1.10代未婚で妊娠した女性をどう助けるか? 2.里親として子どもを育てるとはどういうことか? 3.里親として子どもを育てるとはどういうことか? 4.「障害」をどう捉えるか? 5.不登校の子にどう関わるか? 6.非行の子にどう関わるか? 7.DV被害女性をどう助けるか? 8.どうすれば仕事に「やりがい」を感じられるか? 9.問題の原因をどう捉えるか? 10.適切な援助者をどう紹介するか? 11.死とどう向き合うか? 12.子どもとどう別れるか? 13.まとめ・質問に答える 14.まとめ・質問に答える(2) 15.まとめ・質問に答える(3) 評価方法:出席と受講態度(30点)、毎回提出する答案(70点) 教 科 書:なし 参 考 書:テーマ毎に紹介します。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 191 子ども発達専攻 人間発達学科 学習の到達目標: 子どもや家族の相談を受け、援助してゆく際に必要な、観察力・傾聴力・理解力・判断力・ 伝達力・実行力・連携力などを総合的に向上することを目指します。 授業概要: 担当教員は乳児院と情緒障害児短期治療施設で仕事をしています。毎回テーマを決めて現 場の事例を読み、「自分ならどうするか?」と皆さん自身に考えてもらいます。一方的な講 義ではありません。自分の答を書き、他の学生や私の意見を聞き、考えを深めてゆく、とい う形式の授業です。 授業計画:1.何のために勉強するのか? 2.最初に子どもと会うとき何に気をつけるか? 3.子どもの何を観察すればよいか? 4.子どもの話をどう聴くか? 5.子どもの話をどう聴くか?(2) 6.子どもの話をどう聴くか?(3) 7.子どもに「共感する」とはどういうことか? 8.子どもに「共感する」とはどういうことか?(2) 9.自分の感情をどうするか? 10.子どもとどう信頼関係をつくるか? 11.子どもを「受容する」とはどういうことか? 12.子どもを「受容する」とはどういうことか?(2) 13.子どもの虐待に気づいたらどうするか? 14.虐待された子どもにどう関わるか? 15.まとめ 授業科目 乳児保育演習Ⅰ 担当教員 尾形由美子 対象学科・学年:子発4年 単位数:2 開講時期:前期 子ども発達専攻 人間発達学科 学習の到達目標:・乳児は人間として生活するには、未熟な状態で誕生をする。未熟な状態で誕生した乳児は、 大人と同じ状態で生活をすることは不可能で、身近な大人が乳児の生命維持をしていくた めに、さらによりよい成長をするために、長い時間をかけ育むべき幼児期の生活を保障し ていく必要がある。その事を踏まえ、乳児の心身の発達を理解し、一人の乳児が豊かな感 情や言葉を獲得し、豊かな人間関係を築くための基盤を学習していく。 授業概要:・保育士として必要な乳児保育の理論・知識・技術の基本、乳児期における大人の役割を理 解する。合わせて、保育現場における保護者の「子育て支援」について学ぶ。 授業計画:1.オリエンテーション ⑺ 親の支援 4.保育所での生活 2.乳幼児の生活 ⑴ 保育環境 ⑴ 遊び ⑵ 保育所での生活 ⑵ 食事 5.保育者の役割 ⑶ 睡眠 ⑴ 実践・記録 ⑷ 排泄 ⑵ 保育の計画と評価 ⑸ 健康・安全 ⑶ 園内研修 3.家庭とのつながり 6.保育者の役割 ⑴ 登園・降園時 ⑴ クラス担任間の連携 ⑵ 連絡帳を通して ⑵ 保育所内での連携 ⑶ 個人面談・保育相談 ⑶ 他機関との連携 ⑷ 保育参加・参観・保護者会・試食会 7.前期のテスト ⑸ 園便り・クラス便り・ホームページ ⑹ 新入園児の面談 評価方法:授業態度とテスト 教 科 書:乳児保育の基本 阿部和子編 参 考 書:保育所保育指針 保育所倫理綱領 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 乳児保育演習Ⅱ 担当教員 尾形由美子 対象学科・学年:子発4年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:・乳児は人間として生活するには、未熟な状態で誕生をする。未熟な状態で誕生した乳児は、 大人と同じ状態で生活をすることは不可能で、身近な大人が乳児の生命維持をしていくた めに、さらによりよい成長をするために、長い時間をかけ育むべき幼児期の生活を保障し ていく必要がある。その事を踏まえ、乳児の心身の発達を理解し、一人の乳児が豊かな感 情や言葉を獲得し、豊かな人間関係を築くための基盤を学習していく。 授業概要:・保育士として必要な乳児保育の理論・知識・技術の基本、乳児期における大人の役割を理 解する。合わせて、保育現場における保護者の「子育て支援」について学ぶ。 授業計画:8.日常の生活から見えてくる子どもの姿 ⑴ 子どもが育つという事 ⑵ 人生の出発点 ⑶ 関係の発達 ⑷ 認知の発達 ⑸ 自己の発達 9.親になっていくこと ⑴ 親になる事 ⑵ 家族の変遷 ⑶ 親としての自覚 10.乳児が生活する場 ⑴ 家庭 評価方法:授業態度とテスト 教 科 書:乳児保育の基本 阿部和子編 参 考 書:保育所保育指針 保育所倫理綱領 履修上の注意点: (準備学習を含む) ⑵ 保育所 ⑶ 在宅保育 ⑷ 乳児院 11.乳児保育を豊かに ⑴ 一人ひとりを大切にする保育 ⑵ クラスの日課 ⑶ 集団生活 ⑷ 保育室 ⑸ 育ちの見通し 12.一年を振り返って・まとめ 13.後期テスト 192 授業科目 保育実習Ⅰ(保育所・施設) 担当教員 人間発達学科全教員 対象学科・学年:子発3・4年 単位数:4 開講時期:前期 学習の到達目標: 本実習では、保育所(園) ・施設という現場での体験を通して、保育士に必要な知識、技能、 保育方法、保育士の仕事内容などを積極的に学び、習得することを目指す。 授業概要: 3年生では2013年5月27日(月)から6月8日(土)のうち、おおむね10日行う。保育実 習Ⅰ(保育所)は、学外の保育所(園)において実習を行う。 4年生では2013年5月13日(月)から5月25日(土)のうち、おおむね10日行う。保育実 習Ⅰ(施設)は、学外の施設において実習を行う。 評価方法:保育所(園)・施設による実習生の評価を参考にする。 教 科 書:宮城県保育士養成校連絡協議会『保育実習の手引き』および『保育実習日誌』等は、授業担 当者が準備し配布する。 参 考 書: 履修上の注意点:保育実習の事前事後指導、3年次の保育実習Ⅰ(保育所)、4年次の保育実習Ⅰ(施設) (準備学習を含む) とあわせて5単位(資格必修)となる。評価は4年次の保育実習Ⅰ(施設)終了後に行う。 授業科目 幼稚園教育実習の研究 担当教員 氏家靖浩・大迫章史・佐野裕子 対象学科・学年:子発4年 単位数:1 開講時期:前期 学習の到達目標: 幼稚園教育実習では、 各講義で学んだ保育の専門知識を生かし、 これを実践の場で活用する力が求められる。 本授業では、 このための実践的な力と教育現場で臨機応変に対応できる力をつけることを目標とする。 授業概要: 本授業では、幼稚園教育実習Ⅱに入る前の事前準備として必要な保育に関する内容を学んでいく(授業計画参照) 。あ わせて、幼稚園教育実習Ⅰ実施後、自らの保育の課題の明確化とその克服を目指し、幼稚園教育実習Ⅱにつなげていく。 また、近年の多様な幼児教育のニーズに応えるべく、教育現場での対応の仕方や実践方法を理解し、自ら子ども観・教 育観の確立を目指す。下記の形で授業の実施を予定している。 授業計画:1.全体ガイダンス 2.幼稚園教育実習Ⅰ(3年生2月)をふまえての自己課題の明確化 3.『幼稚園教育要領の理解(指導計画を含む)』 4.子どもの発達の理解 5.幼稚園教育実習における指導計画の作成と実践 6.幼稚園教育実習Ⅱの概要の説明、保育実践(幼稚園)発表会グループ編制 7.保育実践(幼稚園)発表会各グループによる指導計画の作成 8.保育技術① 9.保育技術② 10.保育技術③ 11.保育実践(幼稚園)発表会 12.幼稚園教育実習Ⅱにむけての自己課題の設定 13.幼稚園教育実習Ⅱ(4年生10月)の目標と抱負の作成 14.幼稚園教育実習Ⅱの打合せに向けて 15.模擬保育試験Ⅵ 16.模擬保育試験Ⅵ 17.模擬保育試験Ⅵ ※数字は必ずしも回数を意味するものではない。 評価方法:授業出席状況、参加態度、課題提出状況、模擬保育試験Ⅵを総合的に評価する。 教 科 書:・小林育子他著『幼稚園・保育所・施設 実習ワーク』 (萌文書林) ・宮城県幼稚園教育実習連絡協議会『教育実習の手引き』 ・『幼稚園教育要領』 ・『保育所保育指針』 参 考 書:・ 適宜提示する。 履修上の注意点:・ 原則的に全ての講義に出席すること。講義を欠席した場合には、学科研究室にて配布資料等を受け取り、次 (準備学習を含む) 回までに講義内容の把握に努めること。講義の開講が変則的である為、学生掲示板、学科研究室前掲示板にて 常に確認すること。 193 子ども発達専攻 人間発達学科 授業計画: 保育実習Ⅰ(保育所)の具体的内容は、実習保育所との打合せ(実習の1ヶ月前)で示さ れる。また、実習保育所(園)からの指示に従い、保育所の1日の流れを理解し、子どもの 様子を観察したり、子どもと一緒に活動するなかで子どもの発達の理解を深める。あるいは、 1日あるいは数日間のある一定の時間に限り、子どもの前に立ち、実習生が責任を持って自 ら保育する「部分実習」を行う。実習保育所により違いはあるが、保育実習Ⅰ(保育所)で は観察実習、参加実習、部分実習が中心となる。 保育実習Ⅰ(施設)の具体的内容は、実習施設との打合せ(実習の1ヶ月前)で示される。 また、実習施設の種別や利用者によって異なるが、保育実習Ⅰ(施設)では観察実習、参 加実習、責任実習が行われる。 授業科目 幼稚園教育実習 担当教員 人間発達学科全教員 対象学科・学年:子発3・4年 単位数:4 開講時期:後期 学習の到達目標: 幼稚園教育実習は、幼稚園現場での実習をとおして、幼稚園の機能・役割を理解し、幼児 についての本質的・具体的理解を深め、幼稚園教職員の職務内容や役割を学ぶこと等を主な 目的とする。 授業概要: 幼稚園教育実習は、Ⅰ期(3年次実施)とⅡ期(4年次実施)の2回に分けて実施する。 幼稚園教育実習Ⅰ期は、2014年2月3日(月)から2月8日(土)の約1週間、指定された 幼稚園において行う。また、幼稚園教育実習Ⅱ期は、2013年10月15日(火)から11月2日(土) の約3週間、Ⅰ期を実施した幼稚園において行う。 授業計画: 幼稚園教育実習Ⅰ期では、自らが保育をする場合に必要となる幼児の実態、保育の実際を 客観的に把握する力を養う。 幼稚園教育実習Ⅱ期では、Ⅰ期で学んだことをふまえ、自らが実際に保育を計画、実践し、 かつ、さまざまな教育場面に臨機応変に対応できる力を養う。 子ども発達専攻 人間発達学科 評価方法:実習幼稚園による評価、担当者による事後面談等により、総合的に評価する。 教 科 書:・宮城県幼稚園教育実習連絡協議会『教育実習の手引き』 ・教育実習日誌は、担当者が準備し配布する。 参 考 書: 履修上の注意点:幼稚園教育実習は、Ⅰ期(3年次)に約1週間、指定された幼稚園で観察・参加実習 (準備学習を含む) を行う。また、Ⅱ期(4年次)に約3週間、Ⅰ期を実施した幼稚園において責任実習 (部分実習、全日実習)を行う。 授業科目 教職実践演習(幼稚園) 担当教員 大迫章史・宇野 忍・佐々木貴弘 対象学科・学年:子発4年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 本授業では、教員としての使命感、責任感、教員が身につけるべき社会性、対人関係能力、また教育 を実践していく上で重要となってくる幼児理解や学級経営能力、保育内容の指導力を統合し、幼稚園教 諭として求められる資質・能力を形成する。 授業概要: 教員としての姿勢や心構え、役割など基礎的な事項を確認する(4回) 。これをふまえ、教員としての 指導力を模擬授業の実践をとおして形成する(4回)。また模擬授業の検討により、自らの苦手領域の確 認作業を通じて自己課題を明確化し、その克服に向けての作業を実施する(4回)。 授業計画:1.ガイダンス 本演習の目的と計画(履修カルテの活用を含む) 2.教職課程履修の意義や教員の職務、社会的責任の理解(講義・グループ討論) 3.教員の役割と幼児に対する基本姿勢(事例研究・グループ討論) 4.教員組織内での役割や保護者・地域との連携のあり方(事例研究・グループ討論) 5.指導計画の作成と検討(事例研究) 6.模擬授業⑴(ロールプレイング) 7.模擬授業⑵(ロールプレイング) 8.模擬授業⑶(ロールプレイング) 9.模擬授業の講評とグループ討議 10.現職幼稚園教諭による講演会と懇談会 11.保育内容指導における苦手領域の確認と自己課題化⑴(事例研究・グループ討論) 12.保育内容指導における苦手領域の確認と自己課題化⑵(グループ討論) 13.保育内容指導にあたっての苦手領域の克服作業⑴(事例研究・グループ討論) 14.保育内容指導にあたっての苦手領域の克服作業⑵(グループ討論) 15.グループ発表 16.まとめ 評価方法:出席・参加状況(50%) 、グループ討論など授業への取り組み状況(25%)、レポート(25%)で総合的 に評価する。 教 科 書:・文部科学省『幼稚園教育要領』 ・文部科学省『幼稚園教育要領解説』 参 考 書: 履修上の注意点:本授業は授業担当者3名によるオムニバス形式で実施する。すべての授業に出席すること。やむ (準備学習を含む) を得ず欠席する場合には、できるだけ早いうちに授業担当者に連絡すること。 194 授業科目 医学概論Ⅲ 担当教員 家子 敦子 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:介護技術の根拠となる人体への基礎構造や機能及び介護サービスの提供における安全への留 意点や心理的側面への配慮について理解します。 授業概要:日常生活活動におけるこころとからだのしくみを学ぶ。本論では、①身支度(口腔ケアを含 む)②食事 ③排泄 ④生活局面に関連した身体機能の低下についてこころとからだのしく みから展開します。 授業計画:1.ガイダンス・身支度に関連したこころとからだのしくみ①基礎知識 2.身支度に関連したこころとからだのしくみ②機能 3.身支度に関連したこころとからだのしくみ③機能低下が及ぼす影響 4.食事に関連したこころとからだのしくみ①基礎知識 5.食事に関連したこころとからだのしくみ②嚥下消化吸収 6.食事に関連したこころとからだのしくみ③機能低下が及ぼす影響 7.排泄に関連したこころとからだのしくみ①排泄機能基礎 8.排泄に関連したこころとからだのしくみ②排泄機能低下が及ぼす影響 9.排泄に関連したこころとからだのしくみ③生成機能基礎 10.排泄に関連したこころとからだのしくみ④生成機能低下が及ぼす影響 11.介護に活かすためのからだのしくみの理解①人体構造の理解基礎 12.介護に活かすためのからだのしくみの理解②人体構造の理解 13.介護に活かすためのからだのしくみの理解③生命の維持向上基礎 14.介護に活かすためのからだのしくみの理解④生命の維持向上展開 15.まとめ 16.期末試験 評価方法:出席状況30%、レポート・テスト70%で総合的に評価します。 教 科 書:最新介護福祉全書12 こころとからだのしくみ メヂカルフレンド社 参 考 書:適宜資料配布・書籍紹介します。 履修上の注意点:介護福祉士国家試験資格を取得する者の必修科目となっています。 (準備学習を含む) 授業科目 医学概論Ⅳ 担当教員 青柳 育子 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:授業出席状況(25%)、課題レポートの内容・提出(25%)、期末試験(50%)による評価 教 科 書: 「こころとからだのしくみ」(メヂカルフレンド社) 参 考 書: 履修上の注意点:介護福祉士受験資格取得のための必修科目である。 (準備学習を含む) 195 総合福祉学科 学習の到達目標:1.介護技術の根拠となる人体の構造や機能を理解する。 2.こころとからだのしくみと変化について理解し、介護サービス提供における安全への留 意点や心理的側面への配慮について学ぶ。 授業概要:1.介護サービス提供における根拠を学ぶ。 2.安全な介護サービス提供への留意点や心理的側面への配慮について学ぶ。 3.「活動」「入浴・清潔保持」「睡眠」「死にゆく人」に関連したこころとからだのしくみを 学ぶ。 4.介護と医療との連携について学ぶ。 授業計画:1.ガイダンス、科目のねらい、授業のルール、評価方法 2.こころとからだのしくみの理解 3.活動に関連したこころとからだのしくみ①活動に関する基礎知識 4.活動に関連したこころとからだのしくみ②活動と生活動作 5.活動に関連したこころとからだのしくみ③移動の低下・障害が及ぼす影響 6.入浴・清潔保持に関連したこころとからだのしくみ①入浴・清潔保持に関する基礎知識 7.入浴・清潔保持に関連したこころとからだのしくみ②入浴・清潔保持の実際 8.入浴・清潔保持に関連したこころとからだのしくみ③機能低下・障害が及ぼす影響 9.睡眠に関連したこころとからだのしくみ①睡眠に関する基礎知識 10.睡眠に関連したこころとからだのしくみ②睡眠に関連したこころとからだのしくみ 11.睡眠に関連したこころとからだのしくみ③高齢者の睡眠障害 12.死にゆく人のこころとからだのしくみ①「死」のとらえ方 13.死にゆく人のこころとからだのしくみ②終末期から危篤時・死亡時のからだの理解 14.死にゆく人のこころとからだのしくみ③「死」に対するこころの理解、医療職との連携 15.まとめ 授業科目 認知症の理解 担当教員 近岡 綾子 対象学科・学年:総福2年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標:1)認知症を取り巻く歴史的背景や施策、現状と今後の課題を理解する。 2)認知症の原因となる主な疾患や症状の特徴を学び、機能の変化や日常生活への影響について理解する。 3)個々に合った的確なケアが提供できるための知識、さらには地域で生活する認知症のある人と家族の支援体制のあり方や具体的な取り組み方法につい て学習することをねらいとする。 4)医学的側面から、原因となる疾患や認知症による障害(中核症状、周辺症状)、検査や治療について理解する。 5)認知症の人の心理と行動、生活面への影響、支える家族の心の変化や生活への影響について理解し支援方法について学ぶ。 6)認知症の医学的背景、介護保険制度などの施策、地域福祉とのかかわりを理解したうえで直接介護の展開ができることを目標とする。 授業概要:テキストを中心に医学的側面から認知症の理解ができるように展開する。VTRなどを活用し、認知症の利用者を事例としてまとめ、それらをもとに学習を 進める。事例を通し認知症理解や支援のあり方などを具体的、体験的に考えられるように自己学習を促す。 視聴覚教材、新聞記事(当事者の体験談など)、さらには、事例を用いて認知症の特徴等を解説する。 授業計画:1.認知症を取り巻く現況の理解 2.認知症ケアの歴史的変遷、認知症高齢者数の推移と予測の理解 3.認知症の医学的理解-基礎知識Ⅰ 4. 〃 -基礎知識Ⅱ 5.中核症状と周辺症状の区別、周辺症状の背景の理解Ⅰ 6.中核症状と周辺症状の区別、周辺症状の背景の理解Ⅱ 7.中核症状と周辺症状の区別、周辺症状の背景の理解Ⅲ 8.認知症進行に伴う症状変化の理解 認知症と間違えられやすい症状との区別 9.認知症高齢者の日常生活の理解と基本的ニーズの理解Ⅰ 10.認知症高齢者の日常生活の理解と基本的ニーズの理解Ⅱ 11.認知症高齢者の日常生活の理解と基本的ニーズの理解Ⅲ 12.介護場面における効果的なコミュニケーションⅠ 13.介護場面における効果的なコミュニケーションⅡ 14.介護場面における効果的なコミュニケーションⅢ 15. 認知症の人とその家族の関係の学習Ⅰ 16. 認知症の人とその家族の関係の学習Ⅱ 17.認知症高齢者とその家族の心理、行動特徴 18.若年性認知症の医学的理解 19.若年性認知症を取り巻く状況について 20.若年性認知症の人とその家族の心理 21.若年性認知症の人とその家族の支援について 22.認知症高齢者とアクティビティ・ケア 23.アクティビティ・ケアの計画立案と実践について 24.快適、安心、安全、尊厳が守られる環境づくり 25.利用できる介護サービスを理解 26.認知症高齢者の虐待と身体拘束への対応 27.行政施策、地域におけるサポート体制、家族支援の理解 28.地域での継続的ケア可能なコミュ二テイ作り、地域連携、多職種協働の理解 29.後期授業のまとめ、質問用紙の配布・説明 30.授業の振り返り、質問用紙の記入、まとめ、質疑応答 評価方法:筆記試験(60点) 、小テストおよびレポート(20点)、受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度など)(20点)それらを総合的に判断して評価する。 教 科 書: 「認知症の理解」中央法規出版 参 考 書:中央法規「こころとからだのしくみ」 〃 「コミュニケーション技術」 他 随時提示 履修上の注意点:教科書・参考書以外に適宜、資料配布を行う。 (準備学習を含む) 授業科目 介護福祉基礎論Ⅰ 担当教員 橘内真里子 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:後期 総合福祉学科 学習の到達目標:1.高齢者の生活実態と取り巻く社会情勢、福祉・介護需要について理解する。 2.高齢者福祉制度の発展過程について理解する。 3.介護の概念や対象及びその理念等について理解する。 4.介護過程における介護の技法や介護予防の基本的考え方について理解する。 5.終末期ケアの在り方について理解する。 6.相談援助活動において必要となる介護保険制度や高齢者の福祉・介護に係る他の法制度について理解する。 授業概要: 介護福祉やホームヘルパー・高齢者福祉の歴史から、現在までの高齢者福祉に係る宝庫の視点で、介護福祉士と社会 福祉士、両福祉士の意義や目的を考え、その社会的役割について学ぶ。 授業計画:1.ガイダンス 高齢者に対する支援と介護保険について 2.人権を基盤とした介護理解①介護とは 3.人権を基盤とした介護理解②要介護状態での生活の理解 4.人権を基盤とした介護理解③介護の理解と地域社会の理解 5.介護に対する歴史的展開①要介護者に対する理解の変遷 6.介護に対する歴史的展開②介護政策の展開 7.介護に対する歴史的展開③介護に関する現行制度の理解 8.介護を支える法制度①老人福祉法、高齢者の医療の確保に関する法律 9.介護を支える法制度②介護保険法 10.介護を支える法制度③介護保険法改正のポイント 11.介護に係る主な法制度①高齢者対策基本法 12.介護に係る主な法制度②高齢者虐待防止法 13.介護に係る主な法制度③バリアフリー法 14.介護に係る主な法制度④高齢者の住居の安定確保に関する法律 15.まとめ 16.期末試験 評価方法:①出席状況及び受講態度50% ②課題の提出状況・内容及び期末試験50% 教 科 書: 『福祉を実践する介護概論』保育出版社 参 考 書: 『高齢者に対する支援と介護保険制度』中央法規出版 履修上の注意点:介護福祉士国家試験受験のための指定科目である。また、 社会福祉士国家試験受験(準備学習含む)のための「高 (準備学習を含む) 齢者に対する支援と介護保険」の振り替え科目である 196 授業科目 介護の基本Ⅲ 担当教員 雫石 理枝 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1.介護サービスの概要を理解する。 2.チームアプローチについて理解する。 3.地域連携について理解する。 授業概要: 生活の場における介護サービスの特性を知り、介護サービスに関する知識、展開方法を習 得し、要介護者の生活実態と介護の必要性について理解する。さらに、家族支援の重要性と地 域社会との関係性についても学び、チームケアの必要性と展開方法を理解できるようにする。 授業計画:1.ケアプラン、ケアマネジメントの流れと仕組み 2.介護保険サービスの種類 3.介護サービスの報酬、算定基準 4.居宅サービス 5.施設サービス 6.その他の介護サービス 7.他職種連携の意義と目的 8.保健医療職種との連携 9.その他の関連職種との連携 10.地域連携の意義と目的 11.インフォーマルサービスの機能と役割 12.地域包括支援センターの役割と機能 13.地域包括支援センターの実際 14.市町村、都道府県の機能と役割、連携 15.まとめ 16.試験 評価方法:出席状況・受講態度20%、レポート課題30%、試験結果50% 教 科 書:新・介護福祉士養成講座 「介護の基本Ⅱ」 中央法規出版 参 考 書:新・介護福祉士養成講座 「介護の基本Ⅰ」 中央法規出版 適宜資料配布、書籍紹介します。 履修上の注意点:介護福祉士国家試験の受験資格取得を希望する場合には、必修科目となる。 (準備学習を含む) 授業科目 介護の基本Ⅳ 担当教員 雫石 理枝 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:出席状況・受講態度20%、レポート課題30%、試験結果50% 教 科 書:新・介護福祉士養成講座 「介護の基本Ⅱ」 中央法規出版 参 考 書:新・介護福祉士養成講座 「介護の基本Ⅰ」 中央法規出版 適宜資料配布、書籍紹介します。 履修上の注意点:介護福祉士国家試験の受験資格取得を希望する場合には、必修科目となる。 (準備学習を含む) 197 総合福祉学科 学習の到達目標:1.専門職能団体の活動の意義や目的、実践のあり方を理解する。 2.介護実践過程におけるリスクマネジメントのあり方を理解する。 3.介護従事者の心身の健康管理や安全を維持する考え方と方法を理解する。 授業概要: 介護を必要とする人の人権擁護と介護従事者の職業倫理の基礎知識をもとに、介護実践の あり方、リスクマネジメント、コンプライアンスなどを取り上げる。また、介護に携わる人 の健康管理についても学習していく。 授業計画:1.倫理的介護実践とは 2.介護福祉士の職業倫理 3.介護実践の場で求められる倫理(判断力) 4.利用者の人権擁護と介護の倫理①(身体拘束禁止) 5.利用者の人権擁護と介護の倫理②(高齢者虐待・児童虐待) 6.利用者の人権擁護と介護の倫理③(個人情報保護・プライバシーの保護) 7.介護における安全対策①(観察・予測・分析) 8.介護における安全対策②(リスクマネジメント) 9.介護における安全対策③(セーフティマネジメント) 10.施設における安全対策の実際と課題 11.在宅における安全対策の実際と課題 12.感染症対策 13.介護従事者の心身の健康管理①(身体的負担の軽減) 14.介護従事者の心身の健康管理②(バーンアウトとメンタルヘルス) 15.まとめ 16.試験 授業科目 生活支援技術基礎Ⅱ 担当教員 吉田 弘美 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1.利用者がその人らしい環境の中で日常生活を送るために、個々の状態を的確に把握できる。 2.他職種と連携し、自立をめざした介護を計画的に提供することの必要性が理解できる。 3.あらゆる介護場面に共通する基本的な介護の知識・技術・態度を習得し、それらを統合して適切に 実施できる。 授業概要:1年前期の「介護生活支援論」で学んだ基礎知識をもとに、より実践的な内容とする。利用者の状態に 応じた清潔保持・入浴介護・外出支援・福祉用具の活用方法について、根拠に基づく介護技術の原理原 則を学ぶ。 授業計画:1 ガイダンス・生活支援技術基礎Ⅰの振り返り 2 自立に向けた清潔の介護① 入浴が出来ない利用者の介護①(清拭と寝巻きの着替え) 3 自立に向けた清潔の介護② 入浴が出来ない利用者の介護②(洗髪・整髪) 4 自立に向けた清潔の介護③ 安全で的確な入浴介助の実際~ストレッチャーの移動方法 5 自立に向けた清潔の介護④ 安全で的確な入浴介助の実際~一般浴 6 自立に向けた清潔の介護⑤ 安全で的確な入浴介助の実際~特殊浴 7 自立に向けた移動の介護① 外出支援の実際(学内の散歩) 8 自立に向けた移動の介護② 外出支援の実際(計画立案) 9 自立に向けた移動の介護③ 外出支援の実際(学外の公共施設を利用) 10 自立に向けた移動の介護④ 外出支援のまとめ 11 福祉用具の概念 12 福祉用具の活用方法 学外授業~バリアフリー住宅体験 13 福祉用具活用方法のまとめ 14 事例による総合学習① 15 事例による総合学習② 16 試験 評価方法:授業中の態度と課題の提出状況を20点、筆記試験50点、実技試験30点をもとに総合的に評価する。 教 科 書:新・介護福祉士養成講座第6巻「生活支援技術Ⅰ」第7巻 「生活支援技術Ⅱ」介護福祉士養成講座編集 委員会 中央法規出版 参 考 書: 履修上の注意点:・介護福祉士国家試験資格取得を希望する学生には必修の科目である。 (準備学習を含む) ・技術が主となる科目なので、演習にふさわしい服装で授業に臨む。 授業科目 生活支援技術Ⅰ 担当教員 家子・雫石・望月・山内・半澤 対象学科・学年:総福2年 単位数:4 開講時期:通年 総合福祉学科 学習の到達目標: 尊厳の保持の視点から、どのような状態であっても、その人の自立・自律を尊重し、潜在能力を引き出したり、見守ることも含めた適切な 生活支援技術を用いて、安全に援助できる技術や知識について習得します。また、生活行為を成立させる技術として、原理・法則性に基づい た根拠を習得し、固有の障害に対する応用技術を総合的に習得します。 授業概要: 前期:日常生活活動における身体のしくみの状態・状況に応じた介護技術の根拠となる知識を学び、応用を展開します。 後期:固有の障害に応じた介護技術の根拠と応用について展開します。また総合的な学びの観点から各々の専門領域で活躍している方をお招 きした講義も予定しています。 授業計画:1 .ガイダンス 介護実習Ⅰ生活支援技術の振り返り 2.自立に向けた身支度の介護①(整容・口腔ケア) 3.自立に向けた身支度の介護②(洗面・目・耳・鼻) 4.自立に向けた入浴・清潔保持の介護①(手浴・足浴) 5.自立に向けた入浴・清潔保持の介護②(陰洗・おむつ交換含) 6.自立に向けた排泄の介護①(基礎) 7.自立に向けた排泄の介護②(展開) 8.利用者の状態・状況に応じた日常生活動作の理解①身支度 9.利用者の状態・状況に応じた日常生活動作の理解②移動 10.利用者の状態・状況に応じた日常生活動作の理解③食事 11.利用者の状態・状況に応じた日常生活動作の理解④入浴 12.利用者の状態・状況に応じた日常生活動作の理解⑤排泄 13.利用者の状態・状況に応じた日常生活動作の理解⑥睡眠 14.利用者の状態・状況に応じた生活支援技術①発達障がい基礎 15.利用者の状態・状況に応じた生活支援技術②発達障がい展開 16.利用者の状態・状況に応じた生活支援技術③介護実習Ⅱの振り返り 17.利用者の状態・状況に応じた生活支援技術④内部障害基礎 18.利用者の状態・状況に応じた生活支援技術⑤内部障害展開 19.利用者の状態・状況に応じた生活支援技術⑥終末期基礎 20.利用者の状態・状況に応じた生活支援技術⑦終末期展開 21.利用者の状態・状況に応じた生活支援技術⑧安全管理;感染 22.利用者の状態・状況に応じた生活支援技術⑨安全管理;服薬、褥瘡 23.利用者の状態・状況に応じた生活支援技術⑩安全管理;緊急時基礎 24.利用者の状態・状況に応じた生活支援技術⑪安全管理;緊急時展開 25.利用者の状態・状況に応じた生活支援技術⑫認知症 26.利用者の状態・状況に応じた生活支援技術⑬レクリエーション 27.利用者の状態・状況に応じた生活支援技術⑭視聴覚障がい基礎 28.利用者の状態・状況に応じた生活支援技術⑮視聴覚障がい展開 29.利用者の状態・状況に応じた生活支援技術⑯精神障がい基礎 30.利用者の状態・状況に応じた生活支援技術⑰精神障がい展開 31.期末試験 評価方法: 出席状況、課題レポート、授業中の態度、グループワークの参加状況30%、期末試験70%にて評価します。 教 科 書: 新・介護福祉士養成講座 生活支援技術Ⅱ.Ⅲ 中央法規 参 考 書: 適宜資料配付、書籍紹介します。 履修上の注意点: 介護福祉士国家試験資格を取得する者の必修科目となっています。 (準備学習を含む) 198 授業科目 介護過程展開法Ⅰ 担当教員 家子 敦子・吉田 弘美 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1.これまで学習した知識や技術を統合して、利用者の多様なニーズに応じた介護過程の展 開技術を身につけます。 2.利用者本位を目指した自立支援に資するサービスを総合的・計画的に展開できる能力を 身につけます。 授業概要:1.前半は、介護実習施設の様々な介護事例をもとに、個別の生活課題や潜在能力を引き出 すためのアセスメント~介護計画の立案、さらにモニタリング~再アセスメントまでの一 連の介護過程を本学使用の様式に沿って展開していきます。 2.後半は、介護過程の展開に必要な記録の技術を学び、紙上事例による計画の立案を行い、 事例発表にまとめていきます。 授業計画:1.ガイダンス、介護過程の意義・目的、展開過程の振り返り 2.特養・老健・身障事例の展開の実際(1)情報収集 3.特養・老健・身障事例の展開の実際(2)アセスメント① 4.特養・老健・身障事例の展開の実際(3)アセスメント② 5.特養・老健・身障事例の展開の実際(4)生活課題の抽出 6.特養・老健・身障事例の展開の実際(5)計画立案 7.特養・老健・身障事例の展開の実際(6)評価・修正 8.介護過程の展開に必要な記録の技術① 9.介護過程の展開に必要な記録の技術② 10.介護過程の展開に必要な記録の技術③ 11.紙上事例による介護過程の展開① 12.紙上事例による介護過程の展開② 13.紙上事例による介護過程の展開③ 14.紙上事例による介護過程の展開④ 15.事例発表 評価方法:・出席日数・授業態度50点、課題レポート50点として、総合的に評価する。 教 科 書:・最新介護福祉全書「介護過程」メヂカルフレンド社 (1年次購入済み) 参 考 書:・介護福祉士養成講座 第9巻「介護過程」 中央法規出版・適宜資料を配布する。 履修上の注意点:・介護福祉士国家資格取得のための必修科目である。 (準備学習を含む) 授業科目 介護総合演習Ⅰ 担当教員 青柳 育子 対象学科・学年:総福2年 単位数:1 開講時期:前期 評価方法:出 席状況30%、課題レポート・実習関係書類の提出40%、授業中の態度・グループワークの参加状況 30% 教 科 書: 「介護総合演習」メヂカフレンド社 参 考 書:本学実習指導要項 履修上の注意点:介護福祉士受験資格取得のための必修科目である。出席不足は、 「介護実習Ⅱ」の履修に支障を 「介護実習Ⅰ」の単位取得後に履修する。 (準備学習を含む) きたす。介護実習は積み上げ科目であるため、 199 総合福祉学科 学習の到達目標:1.介護実習Ⅰを振り返り、介護実習Ⅱに向けた学習課題を明らかにする。 2.実習施設の概要について理解を深める。 3.生活支援を通して、利用者の潜在能力を活用し、発揮させる意義を理解する。 4.利用者本位をめざした自立支援を理解する。 5.他職種協働によるチームアプローチを理解する。 授業概要:1.介護実習Ⅱの効果を上げるための準備教育である。 2.介護実習Ⅱについて、実習施設・利用者・実習内容・進め方を学ぶ。 3.受け持ち利用者を持って、介護過程の進め方を学ぶ。 4.ケースカンファレンスの意義、あり方を学ぶ。 授業計画:1 .ガイダンス「介護実習Ⅱ」について。実習報告会準備 2.介護実習Ⅰ報告会 3.介護実習Ⅱの意義・目的の理解 4.介護実習Ⅱの自己達成目標及び学習課題の明確化 5.ケースカンファレンスについて 6.実習巡回指導 7.実習巡回指導 8.実習巡回指導 9.実習巡回指導 10.実習関係書類の準備 11.介護実習現場に働く介護福祉士の講話 12.実習報告会参加① 13.実習報告会参加② 14.事前オリエンテーションの準備・実施 15.まとめ 授業科目 介護総合演習Ⅰ 担当教員 家子 敦子 対象学科・学年:総福2年 単位数:1 開講時期:前期 学習の到達目標:1.介護実習Ⅰを振り返ることで、介護実習Ⅱに臨むための自己課題を設定することができる。2.介 護実習Ⅱについて、実習施設・利用者・実習内容・進め方を理解する。3.各領域の教科目の理論学習 によって修得した基礎知識・技術と介護実習の関係を理解し、介護実践に必要な知識や技術を理解する ことができる。 授業概要:1.介護実習Ⅱの教育効果を上げるための準備教育である。2.介護実習Ⅱ前の施設オリエンテーショ ンを計画的に設けたり、実習においては必要な知識や技術、介護過程の展開について実習中巡回指導を 行うことで個別の学習到達状況に応じた総合的な学習とする。 授業計画:1.ガイダンス・介護実習Ⅰの振り返りと報告会の準備 2.介護実習Ⅰ報告会 3.介護実習Ⅱの意義・目的・内容の理解と具体的な展開方法 4.実習施設の理解 5.介護実習Ⅱの自己達成目標及び学習課題の明確化 6.ケースカンファレンスについて 7.実習関係書類の準備 8.事前オリエンテーション 9.介護実習Ⅱ クラス別指導①(全体像の理解) 10.介護実習Ⅱ クラス別指導②(生活課題の明確化) 11.介護実習Ⅱ クラス別指導③(課題の抽出) 12.介護実習Ⅱ クラス別指導④(介護計画の立案と実施) 13.介護実習Ⅱ 事後指導 14.事例報告会の参加① 15.事例報告会の参加②まとめ 評価方法:出 席状況40%、課題レポート・実習関係書類の提出30%、授業中の態度・グループワークの参加状況 30% 教 科 書:最新介護福祉全書「介護総合演習」メヂカフレンド社 参 考 書:本学実習指導要項 履修上の注意点:・介護福祉士国家試験受験資格取得のための必修科目である。 ・出席不足は、「介護実習Ⅱ」の履 (準備学習を含む) 修に支障をきたす。 ・一部合同授業があるので、その都度連絡するが各自でも確認すること。 授業科目 介護総合演習Ⅰ 担当教員 吉田 弘美 対象学科・学年:総福2年 単位数:1 開講時期:前期 総合福祉学科 学習の到達目標:1.介護実習Ⅰを振り返ることで、 介護実習Ⅱに向けた自己の学習課題を明らかにすることができる。特に、 実習で遭遇した場面や出来事を通して自己分析や自己啓発を行い、対人援助能力を高めることができる。 2.学内で学んでいる関連領域の知識や技術を統合し、介護実践に応用できる能力を養うことができる。 授業概要:1.介護実習Ⅱの効果を上げるための準備教育である。 2.介護実習Ⅱの実習内容の理解と展開方法について学ぶ。 3.配属された実習施設の利用者を一人受け持ち、よりよい介護過程が展開できるように、担当教員に よる巡回指導を個別に行う。 授業計画:1.ガイダンス、介護実習Ⅰの報告会に向けた準備 2.介護実習Ⅰの報告会 3.介護実習Ⅰの振り返り 4.介護実習Ⅱの意義・具体的な展開方法の理解 5.ケースカンファレンスの意義と進め方 6.関係書類の作成、介護実習Ⅱの学習課題の明確化 7.事前オリエンテーション 8.「介護実習Ⅱ」巡回による個別指導①〈施設ならびに担当利用者の全体像の理解〉 9.「介護実習Ⅱ」巡回による個別指導②〈担当利用者のニーズの確認〉 10.「介護実習Ⅱ」巡回による個別指導③〈担当利用者の介護計画の立案〉 11.「介護実習Ⅱ」巡回による個別指導④〈介護計画の実施に向けて〉 12.「介護実習Ⅱ」巡回による個別指導⑤〈介護計画の評価〉 13.介護実習Ⅱの事後指導 14.事例報告会の参加① 15.事例報告会の参加②・まとめ 評価方法:出 席状況30%、課題レポート・実習関係書類の提出40%、授業中の態度・グループワークの参加状況 30% 教 科 書:最新介護福祉全書「介護総合演習」メヂカフレンド社 参 考 書:本学実習要項 履修上の注意点:・介護福祉士国家試験資格取得のための必修科目である。 ・出席状況が不良の場合は、「介護実習 (準備学習を含む) Ⅱ」の履修に支障をきたす。 ・実習施設単位でクラス別に開講するが、一部合同授業も含まれる ので確認すること。 200 授業科目 介護総合演習Ⅰ 担当教員 三浦 和夫 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1.介護実習Ⅰを振り返り、介護実習Ⅱにむけた新たな自己の学習課題を明らかにすることができる。 2.学内で学んでいる関連領域の知識や技術を統合し、介護実践に応用できる能力を養うことができる。 授業概要:1 .介護実習Ⅱの効果を上げるための準備教育である。 2.介護実習Ⅱについて、実習施設・利用者・実習内容・進め方を学ぶ。 3.ケースカンファレンスの意義、あり方を学ぶ。 4.介護実習Ⅱにおいて、よりよい介護過程が展開できるように実習巡回指導を行い、個別・集団指導 を行う。 授業計画:1.ガイダンス 介護実習Ⅰの実習報告会準備 2.介護実習Ⅰ報告会 3.介護実習Ⅰの振り返り 4.介護実習Ⅱの意義・目的の理解 5.介護実習Ⅱの自己達成目標及び学習課題の明確化 6.ケースカンファレンスの意義と進め方 7.実習関係書類の作成 8.事前オリエンテーションの準備・実施 9.介護実習Ⅱの個別指導① 10.介護実習Ⅱの個別指導② 11.介護実習Ⅱの個別指導③ 12.介護実習Ⅱの個別指導④ 13.介護実習Ⅱの個別指導⑤ 14.介護実習Ⅲの事例報告参加① 15.介護実習Ⅲの事例報告参加② 評価方法:出 席状況30%、課題レポート・実習関係書類の提出40%、授業中の態度・グループワークの参加状況 30% 教 科 書:・最新介護福祉全書「介護総合演習」メジカルフレンド社 参 考 書:・本学実習指導要項 履修上の注意点:・介護福祉士国家資格取得のための必修科目である。 ・出席不足は「介護実習Ⅱ」の履修に支障 (準備学習を含む) をきたす。 ・一部合同授業があるので、その都度連絡するが各自でも確認すること。 授業科目 介護実習Ⅱ 担当教員 青柳郁子・家子敦子・吉田弘美・三浦和夫 対象学科・学年:総福2年 単位数:4 開講時期:前期 授業概要: 介護実習Ⅰの内容を踏まえながら、高齢者や障害者の生活施設において一人の利用者を担 当し、介護過程の展開を中心に実習する。 授業計画:【実習期間】2013年8月19日~9月17日 4週間(180時間以上) 【実習方法】 1実習開始前に施設を訪問し、オリエンテーションを受けながら実習の動機づけを行う。 2日勤帯以外に変則時間帯の実習を体験し、利用者の一日の生活状況と支援のあり方を学ぶ。 3利用者1名を担当し、情報収集~アセスメント~生活課題の抽出~介護計画の立案、実施、 評価までの介護過程を展開する。 4介護過程を展開する中で、ケースカンファレンスや反省会を実施する。施設指導者や教員 のアドバイスを受けながら検討を重ねる。 評価方法:出席状況30点、ケースカンファレンス・反省会の参加状況10点、介護実習関係記録の提出状 況30点、介護実習施設評価30点で、総合的に判断する。 教 科 書:・最新介護福祉全書 第8巻「介護総合演習」メヂカルフレンド社 参 考 書:介護実習要項 履修上の注意点:・ 「介護総合演習Ⅰ」(2年前期)の出席日数が不足した場合は、「介護実習Ⅱ」の履 (準備学習を含む) 修に支障をきたす。 ・全日出席とし、欠席の場合は補習実習を行う。 201 総合福祉学科 学習の到達目標:・個別ケアを行うために個々の生活リズムや個性を理解し、利用者の生活課題を明確にする。 ・利用者の情報収集、アセスメント、介護計画の作成・評価までの一連の介護過程の展開方 法が理解できる。 ・介護に関する関連領域で学習した知識や技術を総合して、具体的な介護サービス提供の基 本となる実践力を習得できる。 ・福祉現場の実践を通して、人権擁護の視点や介護福祉士の職業倫理を理解できる。 授業科目 高齢者福祉論Ⅱ 担当教員 中熊 靖 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:高 齢者福祉論Ⅱは、老人福祉法・高齢者の医療の確保に関する法律・介護保険法以外の高齢者関連諸施策の概要を幅広く理解する こと、民間活力を活用することの意義と現状の問題点について把握することおよび高齢者・家族支援の方法や相談援助活動の実際 について事例を通じて理解することに重点を置いて進める。 授業概要:具 体的内容 1 介護保険法以外の高齢者関連諸施策の概要について理解する。 2 高齢者のための地域および住環境の整備施策について理解する。 3 民間シルバーサービスの社会的意義とその現状について理解する。 4 老人福祉及び関連分野の専門職及びその関連のあり方について理解する。 5 老人のための地域及び住環境の整備と福祉用具について理解する。 6 老人に対する相談援助活動について理解する。 授業計画:第1講 高齢者に関する関連諸法規と施策 (1) 年金、公的扶助、雇用 第2講 (2) 住環境の整備、福祉用具 第3講 (3) 高齢者の権利擁護、社会参加・生きがい支援 第4講 高齢者のための民間活動とシルバーサービス (1) 高齢者に対する社会福祉協議会の取り組み 第5講 (2) 高齢者とボランティア活動 第6講 (3) 高齢者に関する非営利民間活動 第7講 (4) シルバーサービスの現状と今後の展望 第8講 高齢者・家族の支援方法 (1) 高齢者へのケアマネジメントの留意点 第9講 (2) 高齢者に対する個別援助技術の特質 第10講 高齢者に対する集団援助技術の特質 (1) 福祉関連分野の組織・専門職 (2) 連携のあり方 第11講 高齢者に対する地域援助技術の特質 第12講 高齢者に対する相談援助活動の実際 (1) 事例研究①(在宅:寝たきり) 第13講 (2) 事例研究②(施設:介護老人福祉施設) 第14講 (3) 事例研究③(介護支援サービス) 第15講 まとめ 第16講 期末試験 評価方法:出席状況および受講態度、レポート、期末試験等を総合勘案して評価する。 教 科 書:授業レジュメおよび資料を必要に応じて配布する。 参 考 書:厚 生労働白書 社会福祉の動向・2012(中央法規) 履修上の注意点:高齢者福祉論Ⅱは、介護福祉士や社会福祉士国家試験の受験資格取得の指定科目ではないが、これからの高齢社会の進 (準備学習を含む) 展を考えると、福祉の専門分野のいずれを選択するにしても、高齢者に関する全体像を理解しておくことは役に立つと 思われる。 授業科目 社会福祉史論 担当教員 野口友紀子 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:後期 総合福祉学科 学習の到達目標:(1)近代以降の日本の時代の流れを理解し、 それぞれの時代にどのような社会事業(社会福祉)があったのか、 時代の経過とともにその事業内容がどのように変わっていったのかを理解できるようになること。 (2)民間の慈善事業家たちの取り組みを学習することで、社会福祉が先駆的に取り組む人びとの活躍によって 支えられてきたことを理解できるようになること。 (3)社会事業(社会福祉)の歴史を学習することで、過去の誤った制度やその背景となる考え方を理解し、過 去の取り組みの課題をふまえて現在の福祉制度について考察できるようになること。 授業概要: この授業では、自由、生存権、最低生活保障といった今日の私たちの生活にとって前提となることと社会福 祉との関わりについて歴史的に考察することを目的とする。社会福祉の制度は時代の変化とともに変容する歴 史的なものである。社会福祉に係る制度・政策がどのような時代になぜ現れたのかを探求することによって、 現在の社会福祉をめぐるさまざまな問題を考えるための現状分析とは異なる視点を得ることができる。 この講義では、日本の今日に至るまでのそれぞれの時代における社会・経済状況、思想、行政組織、民間の 慈善事業・社会事業、社会問題、対象者等について多角的な視点から、社会福祉の歴史の考察を行う。 授業計画:1.社会福祉の歴史を考えることの意味 2.封建社会の救済と恤救規則の成立 3.感化救済事業の展開 4.社会事業の成立とその背景 5.救護法の成立とその背景 6.戦時厚生事業の成立とその背景(1) 7.戦時厚生事業の成立とその背景(2) 8.占領軍による福祉政策 9.福祉三法体制の整備とその背景 10.福祉六法体制の確立とその背景 11.福祉元年と福祉見直し 12.社会福祉基礎構造改革(1) 13.社会福祉基礎構造改革(2) 14.保健医療史 15.社会福祉史論のまとめ 評価方法:受講態度(20%) 、レポート(80%) 教 科 書:菊池正治・清水教恵・田中和男他(2003) 『日本社会福祉の歴史』ミネルヴァ書房 参 考 書:古川孝順・金子光一編(2009) 『社会福祉発達史キーワード』有斐閣 履修上の注意点:あらかじめテキストに目を通してから授業に臨むこと。 (準備学習を含む) 202 授業科目 子ども家庭福祉論Ⅱ 担当教員 大坂 純 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 子どもと家庭を対象とした福祉について、子どもの権利保障、自立支援の観点から、実際の援助活動 について理解し、児童と家庭に対する福祉の仕組みを理解する。 具体的には、子どもを取り巻く環境、中でも家庭を対象とした福祉・保健・医療にかかわる保育、養護、 障害児福祉等の公的サービス、あるいは民間サービスの社会的位置づけをもとに虐待対策などの現状に ついて、施設や機関、専門職との連携等を通じて理解することを目標とする。 授業概要:1.現代社会における児童の心身の成長・発達と生活実態について理解させるとともに、児童福祉の社 会的背景について理解する。 2.現代社会における児童福祉の理念と意義を基に実際の取り組みをについて理解する。 3.児童福祉を担う職種・機関・役割について理解する。 4.児童福祉に関するケアと援助活動を理解する。 授業計画:1.ガイダンス/保育 2.子育て支援① 3.子育て支援② 4.ひとり親家庭の福祉・児童の社会的養護サービス① 5.児童の社会的養護サービス② 6.非行児童・情緒障害児への支援 7.児童虐待対策① 8.児童虐待対策② 9.児童虐待対策③ 10.児童虐待対策④ 11.子どもと家庭にかかわる女性福祉① 12.子どもと家庭にかかわる女性福祉② 13.子ども家庭への相談援助活動 14.施設ケアと子ども家庭援助活動 15.地域援助活動とネッワーク 評価方法:参加(出席ではない)10% 試験40%(小テスト2回)課題発表20% レポート30%評価の対象となる のは2/3以上の出席した者に限る。 教 科 書:社会福祉士養成講座シリーズ 児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度 中央法規出版 *新年度版を指定する 参 考 書:参考図書・文献は適宜紹介、指示する。 履修上の注意点:原則として、講義開始時間 20 分以降の遅刻は教室への入室は認めない。 (準備学習を含む) 授業科目 ソーシャルワーク論B 担当教員 白川 充 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:定期試験の結果(70%)に、毎回のリアクション・ぺーパーの内容とレポート課題を平常点(30%)と して加算し評価します。 教 科 書:社会福祉士養成講座編集委員会編集『新・社会福祉士養成講座(第7巻)相談援助の理論と方法Ⅰ( (第 2版)』(中央法規出版、2010年) 参 考 書:参考文献リストを配布します。 履修上の注意点:この科目は、社会福祉士国家試験受験資格取得のための「指定科目」です。したがって講義内容 (準備学習を含む) は「指定科目」にふさわしい内容と水準になりますので、予習、復習が必要です。 203 総合福祉学科 学習の到達目標: この科目は社会福祉士養成の指定科目であり、以下の5項目を到達目標とする。①相談援助における 人と環境の相互作用に関する理論について理解する。②相談援助の対象と様々な実践モデルについて理 解する。③相談援助の過程とそれに係る知識と技術について理解する。④相談援助における事例分析の 意義や方法について理解する。⑤相談援助の実際(権利擁護活動を含む)について理解する。 授業概要: 相談援助の技術として、アウトリーチ、契約、アセスメント、介入、経過観察と再アセスメント、面接、 記録、交渉等のついて概説する。 授業計画:1.相談援助の技術:アウトリーチ① 2.相談援助の技術:契約① 3.相談援助の技術:アセスメント① 4.相談援助の技術:アセスメント② 5.相談援助の技術:介入① 6.相談援助の技術:経過観察と再アセスメント① 7.相談援助の技術:経過観察と再アセスメント② 8.相談援助の技術:面接① 9.相談援助の技術:面接② 10.相談援助の技術:記録① 11.相談援助の技術:記録② 12.相談援助の技術:交渉① 13.相談援助の技術の全体像とコンピテンス① 14.相談援助の技術の全体像とコンピテンス② 15.全体のまとめ 16.試験 授業科目 ソーシャルワーク論C 担当教員 廣庭 裕 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1.相談援助における人と環境との交互作用に関する理論について理解する。 2.相談援助の対象・過程にかかる技術と知識を理解する。 3.相談援助の実際について理解する。 授業概要:1.相談援助における人と環境との交互作用に関する理論について理解する。 2.相談援助の過程とそれに係る知識と技術について理解する。(介護保険法による介護予防サービス計画、居 宅サービス計画や施設サービス計画及び障害者自立支援法によるサービス利用計画についての理解を含む。) 3.相談援助の実際について理解する。 授業計画:1.相談援助の構造と機能① 2.相談援助の構造と機能② 3.相談援助の対象の概念と範囲 4.個人・家族をどう捉えるか 5.グループ・地域をどう捉えるか 6.ケースマネジメントとケアマネジメント 7.ケースマネジメントとケアマネジメントの意義と目的 8.ケースマネジメントとケアマネジメントの方法と留意点 9.グループを活用した相談援助 10.自助グループを活用した相談援助 11.コーディネーションの意義と目的 12.コーディネーションの方法と留意点 13.ネットワーキングの意義と目的/方法と留意点 14.ネットワーキングの方法と留意点/システムづくり 15.相談援助における社会資源の活用・調整・開発 評価方法:発言内容を基本とする授業への参加(出席ではない)10% テスト80% 課題発表10%*評価の対象は2/3以上 の出席した者に限る。*原則として、講義開始時間20分以降は教室への入室は認めない。よって、欠席扱いとする。 教 科 書: 「相談援助の理論と方法Ⅱ」 福祉士養成講座編集委員会編集(中央法規出版)*書籍は最新版を用意すること 参 考 書:参 考書は別途授業の中で紹介する。 履修上の注意点:1 出来る限り、ソーシャルワーク入門、ソーシャルワーク論A・Bの事前履修をのぞむ。2 受験対 (準備学習を含む) 策講座ではない。ソーシャルワーカーとして必要な理論と技術の修得を目的とする。3 講義の約束を 確認して、履修をしてください。 授業科目 社会保障論Ⅰ 担当教員 郡山 昌明 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:前期 総合福祉学科 学習の到達目標: 社会保障制度は、私たちの生活を営む上で重要な役割を担っている。例えば、医療保険制度や年金制度、介 護保険制度や社会福祉制度などであり、それぞれの内容をもってさまざまな形で私たちの生活を支えている。 本講義では、学生が日本における社会保障制度の全体像についての基礎的知識を身につけ、以下のことが説明 できるようになることを目標とする。(1)社会保障制度についての基礎的知識を踏まえて、社会保障制度の概 念と存在意義を説明することができる。(2)所得保障、医療保障等、日本の社会保障制度の具体的な仕組みを 説明することができる。(3)社会保障制度の変遷と近年の動向を説明できる。(4)現代の社会状況と社会保 障が抱える課題を概説できる。(5)社会福祉士・精神保健福祉士として、利用者の抱える課題と学習内容を結 びつけ考えることができる。 授業概要: 社会保障は、現代社会の中で人々の生存に関わる基礎的ニーズを充足し、生存権の保障するうえで重要な役 割を果たしている。社会保障の歴史的発展過程を概観し、下記のねらいをふまえ、社会保障とはなにか、諸制 度の成立過程、内容などについて講義する。 1.現代社会と社会保障について学ぶ 2.社会保障制度の歴 史について学ぶ 3.社会保障の構造について学ぶ 4.社会保障の財源と費用について学ぶ 5.年金制度 について学ぶ 6.医療保険制度について学ぶ 6.年金保険制度(3回) 授業計画:1 .オリエンテーション(1回) 1)年金保険制度の沿革と概要 2.現代社会と社会保障(1回) 2)国民年金 1)私たちの生活と社会保障 3)厚生年金 2)社会保障の理念と機能 4)共済年金 3.社会保障の歴史(2回) 5)年金保険制度をめぐる最近の動向 1)欧米における社会保障の歴史的展開 7.医療保険制度(3回) 2)日本における社会保障の歴史的展開 1)医療保険制度の沿革と概要 4.社会保障の構造(2回) 2)健康保険と共済組合制度 1)社会保険の構造 3)国民健康保険 2)社会扶助の構造 4)後期高齢者医療制度 5.社会保障の財源と費用(2回) 5)国民医療費と医療をめぐる最近の動向 1)社会保障給付費の推移 8.前期のまとめ(1回) 2)社会保障の財源構成 3)社会保障と経済 評価方法:授業への参加態度・リアクションペーパー(15%) 、筆記試験(レポートを含む)(85%)に基づいて評価する。 教 科 書:福 祉士養成講座編集委員会編『新 社会福祉士養成講座 社会保障』中央法規 参 考 書:適 宜紹介する 履修上の注意点: (準備学習を含む) 204 授業科目 社会保障論Ⅱ 担当教員 郡山 昌明 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 社会保障制度は、私たちの生活を営む上で重要な役割を担っている。例えば、医療保険制度や年金制度、介 護保険制度や社会福祉制度などであり、それぞれの内容をもってさまざまな形で私たちの生活を支えている。 本講義では、学生が日本における社会保障制度の全体像についての基礎的知識を身につけ、以下のことが説明 できるようになることを目標とする。(1)社会保障制度についての基礎的知識を踏まえて、社会保障制度の概 念と存在意義を説明することができる。(2)所得保障、医療保障等、日本の社会保障制度の具体的な仕組みを 説明することができる。(3)社会保障制度の変遷と近年の動向を説明できる。(4)現代の社会状況と社会保 障が抱える課題を概説できる。(5)社会福祉士・精神保健福祉士として、利用者の抱える課題と学習内容を結 びつけ考えることができる。 授業概要: 前期の講義を踏まえ、引き続き、社会保障の歴史的発展過程を概観し、下記のねらいをふまえ、社会保障と はなにか、諸制度の成立過程、内容などについて講義する。 1.介護保険制度を学ぶ 2.労働保険制度を 学ぶ 3.民間保険について学ぶ 4.社会保障が当面する課題について学ぶ 5.諸外国における社会保障 について学ぶ 5.社会保障と民間保険(2回) 授業計画:1.オリエンテーション(1回) 2.介護保険制度(2回) 1)民間保険に期待される役割 2)民間保険の概要 1)介護保険制度創設の経緯 3)企業年金及び確定拠出型年金 2)介護保険制度の概要 3)介護保険制度をめぐる最近の動向 6.社会保障が当面する課題(2回) 3.労働保険制度(2回) 1)少子高齢化の動向 2)労働環境の変化 1)労働保険制度の沿革と概要 3)少子化対策等への取り組み 2)労働者災害補償保険 7.諸外国における社会保障制度(2回) 4.社会福祉制度(3回) 1)欧州の社会保障 1)社会福祉制度の沿革と概要 2)米国の社会保障 2)児童福祉 3)東アジアの社会保障 3)障害者福祉 8.後期のまとめ(1回) 4)母子・寡婦福祉 5)高齢者福祉 評価方法:授業への参加態度・リアクションペーパー(15%) 、筆記試験(レポートを含む)(85%)に基づいて評価する。 教 科 書:福祉士養成講座編集委員会編『新 社会福祉士養成講座 社会保障』中央法規 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 公的扶助論 担当教員 阿部 裕二 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:前期 2.公的扶助の歴史的展開 3.生活保護制度の目的と原理、原則 4.保護の種類と内容 5.保護施設の種類と保護基準の考え方と内容 6.生活保護制度の運営実施体制(福祉事務所の役割) 7.生活保護制度のおける専門職の役割と実際 8.ネットワーキングとその実際 9.生活保護の争訟と権利擁護 10.生活保護の動向 11.生活保護における相談援助活動と自立観の転換 12.自立支援プログラムの意義と実際 13.低所得者対策(ホームレス対策を含む)の概要 14.わが国の低所得対策をめぐる諸問題 15.生活保護の実態(VTRを通して)(まとめ) 評価方法:定期試験(70点)と受講態度(質疑・出席等) (20点)、ミニレポート(10点)を総合して評価する。 教 科 書: 『低所得者に対する支援と生活保護制度[第2版](社会福祉士シリーズ16) 』福祉臨床シリーズ編集委員会編:責 任編集・伊藤秀一(弘文堂)2013年 参 考 書:講義のなかでその都度紹介する。 履修上の注意点:一方的に「話す」 「聴く」講義ではなく、「ともに考え、ともに創る」講義を心がけたい。したがって、 (準備学習を含む) 受講生の皆さんも積極的な姿勢で参加すること。また、常日頃からさまざまな生活問題に興味をもつこ とが重要である。 205 総合福祉学科 学習の到達目標:1)現代社会における貧困の様相をマクロ的に理解することができる。 2)低所得対策の概要とともに生活保護制度の仕組みを理解し、生活困窮状態の対象者に初歩的対応ができる。 3)貧困などの生活問題に対して、主体的に考え、取り組むことができる。 授業概要: わが国は、 「豊かな社会」といわれている。では、「貧困」は解消されたのであろうか。本講義においては、 このような問題意識のもと、低所得対策の全体像を踏まえながら、国民生活の安定を保障する最終的な救済手 段である公的扶助(生活保護)を中心として講述する。具体的には、現代社会の貧困の様相と生活保護の考え方、 制度の内容、実質的な実施機関となる福祉事務所の現状と課題などを下記の計画にしたがって講述する。 授業計画:1.低所得者の生活実態-貧困の概念と公的扶助 授業科目 障害者福祉論Ⅱ 担当教員 志水田鶴子 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1.障害者の生活実態とこれを取り巻く社会情勢や福祉・介護需要(地域移行や就労の実態 を含む)について理解する。2.障害者福祉制度の発展過程について理解する。3.相談援 助活動において必要となる障害者自立支援法や障害者の福祉・介護に係る他の法制度につい て理解する。 授業概要:1.現代社会における障害の概念と障害者の実態を理解させるとともに、障害者福祉の社会 的背景について理解する。2.現代社会における障害者福祉の理念と意義について理解する。 3.障害者の福祉需要の把握方法について理解する。4.障害者福祉に関する法とサービス の体系について理解する。5.民間活動及び民間サービスの意味とその現状について理解す る。6.障害者福祉及び関連分野の専門職及びその連携のあり方について理解する7.障害 者に対する相談援助活動について理解する 授業計画:1.オリエンテーション、授業の進め方の説明 2.障害者総合支援法① 3.障害者総合支援法② 4.障害者総合支援法③ 5.組織・機関の役割① 6.組織・機関の役割② 7.組織・機関の役割③ 8.専門職の役割と実際① 9.専門職の役割と実際② 10.専門職の役割と実際③ 11.多職種・ネットワーキング① 12.多職種・ネットワーキング② 13.多職種・ネットワーキング③ 14.日本における障害者福祉施策 15.まとめ 16.試験 評価方法: 試験によって評価します。6回以上欠席した者は定期試験を受けることができません。 教 科 書:福祉士養成講座編集委員会編『社会福祉士養成講座 障害者に対する支援と障害者自立支援 法』(障害者福祉論Ⅰで使用したテキストを使用します)中央法規出版 参 考 書:定義指示します 履修上の注意点:原則として遅刻や欠席は認めません。天候等の理由により公共交通機関等の遅延した (準備学習を含む) 場合を除き、20 分以上遅刻した者は欠席となります。 授業科目 地域福祉論 担当教員 大坂 純 対象学科・学年:総福2年 単位数:4 開講時期:通年 総合福祉学科 学習の到達目標: 1.地域福祉の歴史的展開をふまえて、地域福祉の基本的考え方を理解する。2.行政組織、民間組織の役割、住民参加のあり方等について 学び、地域福祉の推進方法を理解する。3.コミュニティーソーシャルワークの展開と専門職の役割について理解する。4.ネッワーキング、 社会資源の活用・調整・開発、福祉ニーズの把握等、地域福祉の推進方法について理解する。5.地域トータルケアシステムの必要性と構築 方法について学び、福祉サービスの評価方法について理解する。 授業概要: 地域福祉の理念と歴史的展開、地域福祉の構成および具体的な推進方法などの新しい地域福祉の方向性について理解する。その上で、コミュ ニティソーシャルワークの実践理論のもとに、①地域社会の分析、②地域福祉計画策定、③地域プログラム開発、④地域組織化などの方法を 地域福祉の実践、地域トータルケアシステムから学ぶ。 授業計画:1 .ガイダンス 2.地域福祉の発展過程/行政と住民の協働による新しい福祉としての地域福祉 3.新しい福祉サービスシステムとしての地域福祉/福祉コミュニティの考え方と地域福祉の主体的形成 4.地域福祉理念の発展と広がり/地域自立生活支援と地域福祉の理念 5.地域の捉え方と福祉圏域/地域コミュニティ型組織とアソシエーション型組織の有機的連携 6.地域福祉の主体と福祉教育 7.社会福祉における地方分権化と地域福祉計画 8.社会福祉協議会の役割と実際 9.社会福祉法人の役割と実際 10.特定非営利活動法人の役割と実際のボランティア活動/民生員・児童委員・保護司/福祉コミュニティビジネスと企業の社会貢献 11.コミュニティソーシャルワークの考え方 12.コミュニティソーシャルワークの展開とシステム 13.コミュニティソーシャルワークの方法 14.専門多職種のチームアプローチとコミュニティソーシャルワーク 15.専門職と住民の関係 16.住民の参加と方法 17.ソーシャルサポートネットワークの考え方と位置 18.ソーシャルサポートネットワークとエコロジカルアプローチ 19.ソーシャルサポートとコミュニティソーシャルワーク 20.社会資源の概要 21.社会資源の活用とコーディネート 22.福祉サービスの開発 23.税制優遇と助成金の活用/福祉でまちづくりとソーシャルアクション 24.地域福祉におけるアウトリーチの意義 25.質的な福祉ニーズの把握方法と実際 26.量的な福祉ニーズの把握方法と実際 27.地域トータルケアシステムの必要性と考え方/地域トータルケアシステムの展開方法 28.地域トータルケアの事例/ソーシャルケア従事者の研修と組織化 29.地域における福祉サービスの評価方法と実際 30.日本の地域福祉に影響を与えた海外の考え方 評価方法: 参加(出席ではない)10% 試験40%(小テスト4回)課題発表20% レポート30%評価の対象となるのは2/3以上の出席した者に限る。 教 科 書: 社会福祉士養成講座シリーズ 地域福祉の理論と方法 中央法規出版*新年度版を指定する 参 考 書: 「地域福祉の原理と方法」 井村圭壯・豊田正利編著 学文社 履修上の注意点: 原則として、講義開始時間 20 分以降は教室への入室は認めない (準備学習を含む) 206 授業科目 介護福祉概論Ⅰ 担当教員 廣庭 裕 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1.高齢者の生活実態とこれを取り巻く社会情勢、福祉・介護需要について理解する。 2.高齢者福祉制度の発展過程について理解する。 3.介護の概念や対象および理念について理解する。 4.介護過程における介護の技法や介護予防の基本的考え方について理解する。 5.終末期ケアの在り方(人間観や倫理を含む)について理解する。 6.相談援助活動について必要となる介護保険制度や高齢者の福祉・介護にかかる法制度について理解する。 授業概要: 高齢者の生活実態とこれを取り巻く社会情勢、福祉・介護需要を学び、高齢者支援について理解することを 目的とします。その後、介護実践の具体例を基に、生活支援技術について触れていきます。 授業計画:1 ガイダンス/高齢者の特性1 2 高齢者特性2 3 少子高齢化と高齢者 4 高齢者保健福祉の発展 5 高齢者支援の関係法規1 6 高齢者支援の関係法規2 7 介護保険制度の基本的枠組み1 8 介護保険制度の基本的枠組み2 9 介護保険制度の基本的枠組み3 10 介護保険制度の仕組み1 11 介護保険制度の仕組み2 12 介護保険制度の仕組み3 13 介護保険サービスの体系1 14 介護保険サービスの体系2 15 介護保険サービスの体系3 評価方法:①授業への参加(予習・復習を含む)10% ②試験80% ③課題発表10%*出席は点数化しません*2/3以 上の出席者のみ評価をします 教 科 書:社会福祉士養成講座「高齢者に対する支援と介護保険制度」 社会福祉士養成講座編集委員会編集 中央法規出 版*書籍は最新版を用意すること。 参 考 書:参考書は別途授業の中で紹介する。 履修上の注意点:*社会福祉士国家試験の受験資格取得を希望する場合は、必修科目となる。 (準備学習を含む) *講義おける約束ごとを了解して履修してください。 *Ⅰの単位取得した者がⅡを履修出来る 1.原則として、講義開始時間 20 分以降は教室への入室は認めない。 2.受験対策講座ではない。ソーシャルワーカーを希望する学生の履修を望む 授業科目 介護福祉概論Ⅱ 担当教員 廣庭 裕 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:①発言内容を基本とする授業への参加(出席ではない)10% ②試験80% ③課題発表10%*出席は点数化し ません*2/3以上の出席者のみ評価をします 教 科 書:社会福祉士養成講座「高齢者に対する支援と介護保険制度」 社会福祉士養成講座編集委員会編集 中央法規出 版*書籍は最新版を用意すること。 参 考 書:参考書は別途授業の中で紹介する。 履修上の注意点:*社会福祉士国家試験の受験資格取得を希望する場合は、必修科目となる。*講義おける約束ごとを了 (準備学習を含む) 解して履修してください。*Ⅰの単位取得した者がⅡを履修出来る1. 原則として、講義開始時間 20 分 以降は教室への入室は認めない。2. 受験対策講座ではない。ソーシャルワーカーを希望する学生の履 修を望む 207 総合福祉学科 学習の到達目標:1.高齢者の生活実態とこれを取り巻く社会情勢、福祉・介護需要について理解する。 2.高齢者福祉制度の発展過程について理解する。 3.介護の概念や対象や及びその理念等について理解する。 4.介護の概念や対象者及びその理念等について理解する。 5.介護過程における介護の技法や介護予防の基本的考え方について理解する。 6.終末期ケアの在り方(人間観や倫理を含む)について理解する。 7.相談援助活動において必要となる介護保険制度や高齢者の福祉・介護に係る他の法制度について理解する。 授業概要: 高齢者の生活実態と、これを取り巻く社会情勢、福祉・介護需要について学び、高齢者支援について理解を 深めることを目的とします。介護実践の具体例をもとに、生活支援技術について触れていきます。 授業計画:1 ガイダンス/高齢者を支援する組織と役割1 2 高齢者を支援する組織と役割2 3 高齢者支援の方法と実際 4 高齢者を支援する専門職の役割と実際1 5 高齢者を支援する専門職の役割と実際2 6 介護の概念や対象1 7 介護の概念や対象2 8 介護過程1 9 介護過程2 10 介護各論①- 1 11 介護各論①- 2 12 介護各論①- 3 13 介護各論②- 1 14 介護各論②- 2 15 介護各論②- 3 授業科目 社会福祉法制論 担当教員 大坂 純 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 社会福祉法制の概要の理解、特に社会福祉法および社会福祉主要法律(生活保護法、児童、 老人、障害者関連福祉法)について、現状をふまえての理解を深めることを目指す。 授業概要: 現状の理解を深めるために、過去〔戦前〕の制度なども振り返り、現在の法制度について 判例の紹介、裁判の実務などにもふれながら、各法律について条文を読み進めながら、法と いうものの考え方を示しながら、社会福祉各法や法制度を解説したい。 授業計画:1.ガイダンス 2.社会福祉の法体系と目的 3.社会福祉法制の展開について 社会福祉における給付の仕組 4.低所得者福祉について(1)生活保護法、ホームレス自立支援法について 5.低所得者福祉について(2)判例の読み方、不服申し立て制度の概要 6.低所得者福祉について(3)朝日訴訟と藤木訴訟について 7.低所得者福祉について(4)そのほかの生活保護判例 8.低所得者福祉について(5)123通達と生活保護行政 9.児童・母子福祉について(1)児童福祉法の理念、対象、児童買春・ポルノ規制法等~ 10.児童・母子福祉について(2)児童福祉の措置・サービス ~特に児童虐待防止法~ 11.児童・母子福祉について(3) 親支援~母子及び寡婦福祉法、DV防止法~ 12.障害者福祉について 13.高齢者福祉について 14.試験 15.試験の講評と利用者の権利と権利擁護の為の制度 評価方法:レポート、試験により評価する。 教 科 書: 『社会福祉法入門』河野正輝・阿部和光・増田雅暢・倉田聡編(有斐閣)19 権利擁護と成 年後見制度 参 考 書: 『社会福祉法制要説 第5版』桑原洋子(有斐閣)テキストブック 現代社会福祉法制 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 社会福祉援助技術演習Ⅰ 担当教員 白川 充・志水田鶴子・廣庭 裕 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:通年 総合福祉学科 学習の到達目標:①社会福祉士に求められる相談援助に係る知識と技術について、次に掲げる方法を用いて、 実践的に習得すること。②専門的援助技術として概念化し理論化し体系立てて行くことがで きる能力を涵養すること。③相談援助実習を行う前に、ア 自己覚知、イ 基本的なコミュ ニケーション技術の習得、ウ 基本的な面接技術の習得、エ 具体的な課題別の相談援助事 例等(集団に対する相談援助事例を含む。)を活用し、総合的かつ包括的な援助について実 践的に習得すること。 授業概要:①総合的かつ包括的な援助技術及び地域福祉の基盤整備と開発に係る具体的な相談援助事例 を体系的にとりあげること。②個別指導並びに集団指導を通して、具体的な援助場面を想定 した実技指導(ロールプレイング等)を中心とする演習形態により行うこと。したがって、 この演習では、まず相談援助に関する基礎的なコンピテンスの習得が主たる内容となります。 授業計画:以下に示すのは指定科目の内容として求められているものである。どのように組み立てるか は実習等との関連もあり、担当教員の指示に従うこと。 1.基本的なコミュニケーション技術の習得(5回分程度)) 2.基本的な面接技術の習得(5回分程度) 3.事例研究の方法(2回分程度) 4.相談援助事例研究(15回分程度、ただし取り上げるテーマ、分野指定あり) 評価方法:毎回の演習での発表準備や発言内容という日常的な取り組みと課題レポート等をもって総合 的に評価する。 教 科 書:テキストについては、学年共通のものを使用します。日本社会福祉士養成校協会編(2009) 社会福祉士相談援助演習、中央法規. 参 考 書:担当教員の指示に従うこと。 履修上の注意点:この演習は社会福祉士国家試験受験資格取得のための「指定科目」です。したがって (準備学習を含む) 演習内容は指定科目の設定内容となりますので、予習・復習が不可欠です。 208 授業科目 精神保健福祉論Ⅰ 担当教員 郡山 昌明 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:精神保健福祉士に期待される役割として、精神障害者の地域移行支援であり、地域での生活支援が求め られている。さらには、近年の司法・教育・労働等への職域の拡大に伴い、精神保健福祉士に期待される 役割はますます大きくなっている。 本講では、精神保健福祉法の意義と内容の理解をはじめ、支援に 必要な福祉制度の概要や福祉サービス・社会保障制度について理解する。また、地域住民をも含め関係 機関や団体との協働、および新しい領域としての更生保護や医療観察法における精神保健福祉士の役割 について、理解を深める。さらには、社会資源の調整・開発に係わる社会調査の意義、目的、倫理、方 法及び活用についても理解することを目標とする。 授業概要:1. 精神保健福祉法の意義と内容を学ぶ2. 精神障害者の福祉制度の概要と福祉サービスについて学ぶ3. 精神障害者に関連する社会保障制度の概要について学ぶ4.相談援助に係わる組織、団体、関係機関及 び専門職や地域住民との協働について学ぶ5.更生保護制度の概要と精神障害者福祉との関係について 学ぶ6.更生保護制度における関係機関や団体との連携について学ぶ7.医療観察法の概要について学 ぶ8.医療観察法における精神保健福祉士の専門性と役割について学ぶ9.社会資源の調整・開発に係 わる社会調査の意義、目的、倫理、方法及び活用について学ぶ 授業計画:1.オリエンテーション・精神保健福祉に関する制度とサービス 2.精神保健福祉法の成立の背景 3.精神保健福祉法成立の意義 4.精神保健福祉法の構成 5.精神保健福祉士の役割 6.精神保健福祉を取り巻く最近の動向 7.障害者基本法と精神障害者施策とのかかわり 8.精神障害者等を対象とした福祉施策・事業① 9.精神障害者等を対象とした福祉施策・事業② 10.精神障害者に関連する社会保障制度の概要 11.精神障害者に関連する社会保障制度(医療保険) 12.精神障害者に関連する社会保障制度(介護保険) 13.精神障害者に関連する社会保障制度(経済的支援)① 14.精神障害者に関連する社会保障制度(経済的支援)② 15.前期のまとめ 評価方法:授業への参加態度・リアクションペーパー (15%) 、 筆記試験 (レポートを含む) (85%) に基づいて評価する。 教 科 書:精神保健福祉士養成講座『精神保健福祉に関する制度とサービス』中央法規出版 参 考 書: 履修上の注意点:6単位、3年次の前期まで連続講義である。精神保健福祉論Ⅰの単位を取得しないと、精神保健 (準備学習を含む) 福祉論Ⅱの科目登録はできない。欠席しないこと。与えられた課題を遂行すること。 授業科目 精神保健福祉論Ⅱ 担当教員 郡山 昌明 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:授業への参加態度・リアクションペーパー(15%) 、筆記試験(レポートを含む)(85%)に基づいて評価する。 教 科 書:精神保健福祉士養成講座『精神保健福祉に関する制度とサービス』 (中央法規出版) 参 考 書:適宜、紹介をする。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 209 総合福祉学科 学習の到達目標:精神保健福祉士に期待される役割として、精神障害者の地域移行支援であり、地域での生活支援が求められて いる。さらには、近年の司法・教育・労働等への職域の拡大に伴い、精神保健福祉士に期待される役割はますま す大きくなっている。本講では、精神保健福祉法の意義と内容の理解をはじめ、支援に必要な福祉制度の概要 や福祉サービス・社会保障制度について理解する。また、地域住民をも含め関係機関や団体との協働、および 新しい領域としての更生保護や医療観察法における精神保健福祉士の役割について、理解を深める。さらには、 社会資源の調整・開発に係わる社会調査の意義、目的、倫理、方法及び活用についても理解することを目標とする。 授業概要:1.精神保健福祉法の意義と内容を学ぶ2.精神障害者の福祉制度の概要と福祉サービスについて学ぶ3.精 神障害者に関連する社会保障制度の概要について学ぶ4.相談援助に係わる組織、団体、関係機関及び専門職 や地域住民との協働について学ぶ5.更生保護制度の概要と精神障害者福祉との関係について学ぶ6.更生保 護制度における関係機関や団体との連携について学ぶ7.医療観察法の概要について学ぶ8.医療観察法にお ける精神保健福祉士の専門性と役割について学ぶ9.社会資源の調整・開発に係わる社会調査の意義、目的、 倫理、方法及び活用について学ぶ 授業計画:精 神保健福祉論Ⅰをふまえて、以下の内容を展開する。 1.相談援助に係わる行政組織と民間組織 2.福祉サービス提供施設・機関の役割 3.相談援助に係わる専門職や地域の支援者等 4.更生保護制度の概要と精神障害者福祉との関係① 5.更生保護制度の概要と精神障害者福祉との関係② 6.更生保護制度における関係機関や団体との連携 7.医療観察法の意義と内容 8.医療観察法の審判と精神保健参与員の役割 9.指定入院医療機関における処遇 10.地域処遇 11.社会復帰調整官の役割と実際 12.社会調査① 13.社会調査② 14.社会調査③ 15.後期のまとめ 授業科目 精神保健学Ⅰ 担当教員 東 雅晴 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:日本における精神保健について、社会構造の変化・ライフサイクルと諸疾患の関連、及び各 種関連機関・制度・職種の在り方・活動の実態を学ぶ。 授業概要:個人・家庭・社会での各年代における精神の変容と障害をめぐり、精神医療・保健・福祉の 各分野の関連機関・担当職員がいかに関わり連携しているのか、その歴史・現状について具 体例を詳しく紹介しながら学習し理解する。 授業計画:1.精神保健の概要と課題(1) 2.精神保健の概要と課題(2) 3.ライフサイクルと精神の健康 4.ストレス・生活習慣と精神の健康 5.精神の健康に関する心的態度、予防の概念 6.精神保健に関する制度と専門職種 7.現代日本の家族と精神保健 8.社会的ひきこもりをめぐる精神保健 9.病気療養・高齢者と介護をめぐる精神保健 10.家族の問題を相談する機関・精神保健福祉士 11.現代日本の学校教育と生徒児童の特徴 12.教員の精神保健 13.学校教育の精神保健に関与する専門職と法規 14.現代日本の労働環境 15.うつ病と過労自殺 16.試験 評価方法:試験成績に出席状況等を合わせて総合的に評価 教 科 書:精神保健の課題と支援(『中央法規』) 参 考 書:授業中に適宜紹介 履修上の注意点:特になし (準備学習を含む) 授業科目 精神保健学Ⅱ 担当教員 東 雅晴 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:後期 総合福祉学科 学習の到達目標:現代日本における精神保健の各分野・テーマごとの精神保健活動の実際と問題点、関連法規・ 施策と将来への見通しを学ぶ。 授業概要:現代日本社会の各領域での精神保健活動の運用の実際を学び、 具体例を通して問題点を掘 り下げ、関係法規を理解し、精神保健福祉士の活動する分野の広がり・これからの在り方を 学び、また、諸外国での在り方から日本の精神保健活動の在り方を再考する。 授業計画:1.飲酒やギャンブル、心身症及び生活習慣病 2.職場内のメンタルヘルスをめぐる関係機関・職種・法規 3.発達障害に対する対策 4.アルコールに対する対策 5.薬物依存対策 6.うつ病と自殺防止対策 7.認知症高齢者に対する対策 8.社会的ひきこもりに対する対策 9.災害時の精神保健に対する対策、精神保健福祉士の役割 10.災害被害者・犯罪被害者の精神保健 11.ニート・若年無業者と精神保健 12.性同一性障害・多文化・ターミナルケアと精神保健 13.地域精神保健に関する諸活動(1) 14.地域精神保健に関する諸活動(2) 15.諸外国の精神保健活動の現状および対策 16.試験 評価方法:試験成績に出席状況等を合わせて総合的に評価する。 教 科 書:精神保健の課題と支援(『中央法規』) 参 考 書:授業中に適宜紹介 履修上の注意点:特になし (準備学習を含む) 210 授業科目 精神保健福祉援助技術総論 担当教員 郡山 昌明 対象学科・学年:総福2年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標:社 会福祉専門職の資格制度化の過程を理解し、精神保健福祉士資格制定の経緯を学ぶ。その上でソーシャルワーカーと して精神保健福祉士が行う支援活動の意義・目的・価値・原則を理解する。また、精神障害者の特質を視野に入れた、 精神障害者の生活支援のため必要とされる技術を学び理解を深める 授業概要:1.精神保健福祉支援活動における社会福祉専門職及び精神保健福祉士の役割と意義を学ぶ2.精神保健福祉相談援助 の概念・範囲・理念について学ぶ3.精神保健福祉支援活動における対象と相談援助の概要について学ぶ4.精神障害 者の相談援助に係る専門職の概念と範囲について学ぶ5.精神障害者の相談援助における権利擁護の意義と範囲につい て学ぶ6.精神保健福祉支援活動における総合的かつ包括的な援助と多職種連携の意義と内容について学ぶ 授業計画:1.精神保健福祉士の役割と意義 5.相談援助の形成過程 ソーシャルワークの源流と形成過程 精神保健福祉士制度化の歩み 日本におけるソーシャルワークの形成過程 精神保健福祉士の専門性 精神保健福祉分野におけるソーシャルワーク 2.社会福祉士の役割と精神保健福祉士との協働 6.精神保健福祉分野における相談援助の体系 社会福祉士の役割と意義 精神保健福祉分野における相談援助活動の対象 社会福祉士及び介護福祉士法における位置づけ 精神保健福祉分野における相談援助活動の目的と意義 社会福祉士の専門性 精神保健福祉分野における援助活動の現状と今後の展開 社会福祉士の役割と精神保健福祉士との協働 3.相談援助の定義と理念 7.精神保健福祉分野における専門職の概念と範囲 相談援助の定義 相談援助専門職の概念 相談援助活動の定義と概念 相談援助専門職の範囲 相談援助の理念と価値 8.精神保健福祉活動における総合的包括的な援助と多職種連携 4.精神障害者の相談援助における権利擁護の意義 総合的・包括的な援助を支える理論 と範囲 総合的・包括的な援助の機能と概要 相談援助における権利擁護の概念と範囲 多職種連携(チームアプローチ)の意義と概要 精神障害者の人権擁護と精神保健福祉士の役割 多職種連携における精神保健福祉士の役割 専門職倫理と倫理的ジレンマ 評価方法:授業への参加(出席ではない)15%、筆記試験85%をもって評価をする。*評価の対象となるのは2/3以上の出席した者 に限る 教 科 書:精 神保健福祉士養成講座編集委員会 編集『精神保健福祉相談援助の基盤(基礎)(専門)』中央法規出版 参 考 書:1 .精神保健福祉用語辞典 社団精神保健福祉士協会/日本精神保健福祉学会・中央法規2.社会福祉用語辞典 中央 法規出版編集・中央法規出版*参考図書・文献はガイダンス時にリストを配布する。 履修上の注意点:1.保健・医療・福祉分野のソーシャルワーカーとして必要な、 理論と技術の習得を目的とするので、意欲を持 っ (準備学習を含む) て参加すること。2.原則として、講義開始時間 20 分以降は教室への入室は認めない 授業科目 総合福祉実習指導Ⅳ-A基礎論 担当教員 大坂 純・郡山 昌明 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:通年 授業概要: 本授業は、精神保健福祉士として必要な援助技術の基礎を習得することが目的である。自己及び他者理解を基にして、コミュニケーション 能力を高め、3年次に履修する精神保健福祉援助演習や4年次の精神保健福祉援助実習が効果的に学習ができるように、精神保健福祉士に必 要な基礎的知識と援助技術の習得を目指す。 16.面接の進め方 授業計画: 1.オリエンテーション 17.ソーシャルワーク実践と面接技法―演習(面接の技法)① 2.ソーシャルワークにおける知識と技術の意味 18.ソーシャルワーク実践と面接技法―演習(面接の技法)② 3.ソーシャルワークとコミュニケーション技術 19.ソーシャルワーク実践と面接技法―演習(面接の技法)③ 4.ソーシャルワークと面接技術① 20.ソーシャルワーク実践と面接技法―演習(面接の技法)④ 5.ソーシャルワークと面接技術② 21.ソーシャルワーク実践と面接技法―演習(面接の技法)⑤ 6.ソーシャルワークの記録の意味と方法 22.ソーシャルワーク実践と面接技法―演習(プレゼンテーションの技法)① 7.ソーシャルワークにおけるグループワークの活用 8.ソーシャルワークと社会資源の活用・調整・開発の方法 23.ソーシャルワーク実践と面接技法―演習(プレゼンテーションの技法)② 24.ソーシャルワーク実践と面接技法―演習(プレゼンテーションの技法)③ 9.ソーシャルワークにおけるネットワーキングの方法 25.ソーシャルワーク実践と面接技法―演習(プレゼンテーションの技法)④ 10.ケアマネジメントの方法 26.ソーシャルワーク実践と面接技法ー演習(プレゼンテーションの技法)⑤ 11.スーパービジョンの方法 27.ソーシャルワーク実践と面接技法ー演習(プレゼンテーションの技法)⑥ 12.事例研究の方法 28.ソーシャルワーク実践と面接技法ー演習(プレゼンテーションの技法)⑦ 13.自己決定と権利擁護 14.自立支援とエンパワメント 29.ソーシャルワーク実践と面接技法ー演習(プレゼンテーションの技法)⑧ 30.まとめ 15.前期のまとめ 評価方法:演 習であるから、授業への参加(出席ではない)状況・報告・討論といった日常的な参加状況により、総合的に評価する。 教 科 書:相 澤譲治監修(2010)「ソーシャルワークの理論と方法Ⅱ」 みらい 参 考 書:マ ーガレット・シューベルト著(2005)「ソーシャルワークの面接技術―実践者のために」相川書房相場幸子・龍島秀広編、解決 のための面接研究会著(2006)「対人援助のための面接法解決志向アプローチへの招待」金剛出版土居健郎(1995)「新訂 方法と しての面接 臨床家のために」医学書院 履修上の注意点:精神保健福祉援助演習(3年次履修科目)を受けるための基礎的演習である。精神保健福祉援助演習(3年次履修科目) (準備学習を含む) を履修予定の学生は、受講すること。また、原則として、欠席・遅刻は認めない。 211 総合福祉学科 学習の到達目標: 精神保健福祉士の役割は、精神保健と福祉の専門的知識に基づいて精神障害者の自立と社会参加を支援することである。本科目では、精神 保健福祉士を目指す学生を対象に、相談支援に必要な基本的応答技法を身につけることを目標とする。具体的には、ソーシャルワークのスキ ル(コミュニケーション、面接、記録等)、グループの活用、社会資源、ネットワーキング、ケアマネジメント、スーパービジョンの方法、 事例研究の方法等の項目からなる。3年次に開講される精神保健福祉援助演習や4年次の精神保健福祉援助実習を意識し、利用者を中心に据 えた支援が可能となるよう以下の項目を学習の到達目標に掲げる。1.ソーシャルワークの目的や機能について理解する。2.面接における 基本的な応答技法を身につける3.プレゼンテーションの技法を学ぶことによって、相手に、内容が分かりやすく、伝わる説明ができるよう になる。 授業科目 総合福祉実習Ⅱ 担当教員 白川 充 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:通年 学習の到達目標: 総合福祉実習Ⅱは、総合福祉実習Ⅲ(相談援助実習)の入門的な実習として位置づけ、実 践現場を体験的に理解し、サービス利用者と直接関わることを通しての利用者理解を目標と なります。 授業概要: 総合福祉実習指導Ⅱと連動させながら、原則として7日間、一定の目的を持って実習を行 うことが主たる内容です。 授業計画:夏休み期間中にいくつかの実習先を設定し、すべての学生にほぼ同じ内容の実習に取り組ん でもらいます。 評価方法:評価は、総合福祉実習指導Ⅱと連動させます。評価対象は、実習指導での発言内容、実習報 告レポート等です。 教 科 書:特に指定しない。 参 考 書:担当教員の指示に従うこと。 履修上の注意点:学科の申し合せに従い、履修希望学生が5名以下の場合は開講しませんので注意して (準備学習を含む) ください。 授業科目 総合福祉実習Ⅱ 担当教員 志水田鶴子 対象学科・学年:総福2年 単位数:1 開講時期:通年 総合福祉学科 学習の到達目標:総合福祉実習Ⅱは、総合福祉実習Ⅲの土台として実践現場の雰囲気と利用者との関わりにつ いて、実習を通して体験的に理解することを到達目標としています。 授業概要:総合福祉実習Ⅱは、総合福祉実習Ⅰ・実習指導Ⅰを土台として、総合福祉実習Ⅱと連動させ ながら、原則として7日間、一定の目的を持って実習を行うことを主たる目的とします。 授業計画:夏休み中に総合福祉実習Ⅲの事前実習の位置づけとなりますので、次年度の実習 先を視野に入れ実習先を選択します。 授業計画:授業概要:総合福祉実習Ⅱは、総合福祉実習Ⅰ・実習指導Ⅰを土台として、総合福祉実習Ⅱ と連動させながら、原則として7日間、一定の目的を持って実習を行うことを主たる目的と します。 評価方法:評価は総合福祉実習指導Ⅱと連動します。実習報告書のまとめ(40点)や報告会での取り組 み(50点)、その他レポート等(10点)を加味します。 教 科 書: 参 考 書:適宜指示します。 履修上の注意点:①この科目は、総合福祉実習Ⅱ・Ⅲ・Ⅳへと続くものである。したがって、社会福祉 (準備学習を含む) 士を目指すものは必須の科目である。②原則として遅刻・欠席は認めない。③この科 目は、総合福祉実習指導Ⅱと一体をなすものであるので、注意すること。 212 授業科目 総合福祉実習Ⅱ 担当教員 廣庭 裕 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:通年 学習の到達目標: 本実習は実習指導Ⅱとともに展開し、総合福祉実習Ⅰ・総合福実習指導Ⅰを元に、総合福 祉実習Ⅲの導入をはかるものとして位置づける。具体的には、実際の体験を通じて、⑴施設 利用者や家族を理解する ⑵スタッフ(ソーシャルワーカー)の活動と活動の場の理解 ⑶ 専門的なかかわりの理解 とする。 授業概要:1.相談援助における人と環境との交互作用に関する理論について理解する。2.相談援助 の対象と実践について理解する。3.相談援助の場所について理解する。 授業計画:1 社会資源の理解 2 利用者理解 3 法的根拠の理解 4 施設(ソーシャルワーカー含む)の役割 5 自己覚知と自己の課題発見 を目的に利用者とかかわる実習を行う。 原則 一日を6から8時間程度とし、5日間以上(1施設2日間以上) *総合福祉実習Ⅰ・総合福実習指導Ⅰを土台に、実習を行う。 *総合福祉実習Ⅲへと連動するよう実習(分野・場所を含む)をする。 評価方法:評価は総合福祉実習指導Ⅱと連動します。実習前の準備(計画)・実習報告書のまとめ・報 告会での取り組み・その他レポート等を加味して評価します。提出物が間に合わない場合、 評価はしません。 教 科 書:別途授業の中で紹介する。 参 考 書:別途授業の中で紹介する。 履修上の注意点:*総合福祉実習Ⅱ・Ⅲ・Ⅳへと続きます。したがって、社会福祉士を目指す者には、 (準備学習を含む) 必須科目です。 1 原則として遅刻・欠席は認めない。 2 この科目は、総合福祉実習指導Ⅱと一体をなすものであるので、注意すること。 3 実習担当や学校と必ず連絡をとりあえるようにすること。 授業科目 総合福祉実習指導Ⅱ 担当教員 白川 充 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:通年 授業概要: 事前教育段階では、社会福祉実践現場の業務と専門性をテーマに、担当教員、学生の発表 を中心に演習方式で進めます。また関連する実践現場の方をゲストスピーカーそして招聘し ます。事後教育段階では、夏休みの体験的実習の総括と中心に行います。実習経験の点検と そこから抽出された各自の研究課題について検討します。 授業計画:1.総合福祉実習Ⅱの意義と目的の確認 2~ 13.社会福祉実践現場の業務と専門性(全12回) 14.前期のまとめと総括① 15.前期のまとめと総括② 16.事後教育のねらい 17~28.実習報告と討論(全12回) 29.実習指導Ⅱのまとめと総括① 30.実習指導Ⅱのまとめと総括② 評価方法:評価は、総合福祉実習Ⅱと連動させます。評価対象は、実習指導での発言内容、実習報告レ ポート等です。 教 科 書:特に指定しない。 参 考 書:担当教員の指示に従うこと。 履修上の注意点:私のクラスは、総合福祉実習Ⅰと総合福祉実習Ⅲのつなぎを意識して展開します。な (準備学習を含む) お、学科の申し合せに従い、履修希望学生が 5 名以下の場合は開講しませんので注意 してください。 213 総合福祉学科 学習の到達目標: 総合福祉実習指導Ⅱは、総合福祉実習・実習指導Ⅰを土台として、総合福祉実習Ⅱ(夏休 みの体験的実習)の事前教育と事後教育を行うことが主たる内容となります。従って事前教 育では福祉現場の実情を専門的な観点から理解することが目標です。また、事後教育では、 自らの実習経験の評価とそれの基にした今後の学習課題を抽出することが目標となります。 授業科目 総合福祉実習指導Ⅱ 担当教員 志水田鶴子 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:通年 学習の到達目標:① 利用者理解②社会福祉実践現場及び支援活動に関する理解③社会福祉専門職の役割の理解④総合福祉実習Ⅲの目的、実習施設の範囲と実習 期間、実習施設の選定⑤総合福祉実習Ⅱを振り返り、課題を整理し総合福祉実習Ⅲで取り組むべき課題と実習目標、実習計画の基礎となる事 前学習方法を習得する。 授業概要: 総合福祉実習Ⅱは、総合福祉実習Ⅰを土台として次年度の総合福祉実習Ⅲの事前教育として位置づけられます。したがって、総合福祉実習 指導Ⅱは、総合福祉実習Ⅲの目的を踏まえ、講義や体験実習を行いながら、①福祉サービス利用者と生活のしづらさへの理解、②社会福祉士 及び社会福祉士が行う支援活動に関する理解 ③社会福祉士が勤務する期間や施設の役割の理解等を深めていきます。総合福祉実習Ⅲでは実 習のガイドラインが示されているため、総合福祉実習Ⅱにおいても、このことを踏まえながら実習が行えるよう実習指導を展開する。 16.総合福祉実習Ⅱの目標と成果の確認 授業計画: 1.総合福祉実習Ⅱの目的と意義 2.総合福祉実習Ⅲと総合福祉実習Ⅱとの関係性の理解 3.総合福祉実習Ⅲで到達すべき実習ガイドラインについての理解① 17. 実習報告書の作成①/後期に行われる総合福祉実習Ⅲの実習 先選定までの流れ 4.総合福祉実習Ⅲで到達すべき実習ガイドラインについての理解② 18.実習報告書の作成② 5.総合福祉実習Ⅱで到達すべき実習目標についての理解 19.実習報告書の作成③ .様々な現場で活躍する社会福祉士の役割と支援方法の理解①/実習 6 20.実習報告会の準備①~プレゼンテーションの方法について~ 先機関・施設、地域の理解① 21.実習報告会の準備②~プレゼンテーション資料の作成~ 先機関・施設、地域の理解② 23.実習報告会① 7. 様々な現場で活躍する社会福祉士の役割と支援方法の理解②/実習 22.実習報告会の準備③~プレゼンテーション資料の確認と修正~ 8.事前学習の方法と実習計画書の作成方法① 24.実習報告会② 9.事前学習方法と実習計画書の作成方法②/実習日誌の書き方 25.総合福祉実習Ⅲの目的とガイドラインに対する理解 10.事前学習を踏まえた総合福祉実習先の選択方法について 26.実習先の選択① 11.契約関係の中にある実習 27.実習先の選択② 12.総合福祉実習Ⅲの実習の場と形態① 28.総合福祉実習Ⅲ事前学習の方法① 13.総合福祉実習Ⅲの実習の場と形態② 29.総合福祉実習Ⅲ事前学習の方法②/実習計画書作成の手順 14.総合福祉実習Ⅱ実施についての具体的な準備① 30.まとめ 15.総合福祉実習Ⅱ実施についての具体的な準備② 評価方法: 原則として、ゼミの準備と報告で80%、残り20%は提出物(レポート等)で評価します。 教 科 書: 社会福祉士相談援助実習 中央法規出版(最新版を使用する) 参 考 書: 適宜指示します 履修上の注意点: 総合福祉実習ⅡとⅢは密接に関連しますので、意欲的に講義に参加する学生の履修を希望します。 (準備学習を含む) 授業科目 総合福祉実習指導Ⅱ 担当教員 廣庭 裕 対象学科・学年:総福2年 単位数:1 開講時期:通年 総合福祉学科 学習の到達目標: 本指導では、総合福祉実習Ⅰ・総合福実習指導Ⅰを元に、総合福祉実習Ⅲの導入をはかるものとして 位置づけます。総合福祉実習Ⅱの目標を具体的にし、実習での体験を通じて実現出来るよう、事前学習・ 事後学習を行い、⑴施設利用者や家族を理解する ⑵スタッフ(ソーシャルワーカー)の活動と活動の 場の理解 ⑶専門的なかかわりの理解をしてゆくことを目標とします。。 授業概要:体験を通じて、次のことを理解するとともに、総合福祉実習Ⅲの課題を明らかにしてゆく。 1.相談援助における人との環境との交互作用に関する理論について理解する 2.相談援助の対象と実践について理解する 3.相談援助の場所について理解する 16.実習の振り返り① 授業計画:01.オリエンテーション 02.総合福祉実習Ⅱの目的 総合福祉実習Iなどを踏ま 17.実習の振り返り② えた各自の課題 18.実習の振り返り③ 03.当事者理解① 19.実習報告書の作成① 04.当事者理解② 20.実習報告書の作成② 05.当事者理解③ 21.実習報告書の作成③ 06.社会資源① 22.実習報告書の作成④ 07.社会資源② 23.総合福祉実習Ⅲの目的 08.社会資源③ 24.総合福祉実習Ⅲ 実習先の選択① 09.福祉専門職の役割① 25.総合福祉実習Ⅲ 実習先の選択② 10.福祉専門職の役割② 26.実習報告会の準備① 11.福祉専門職の役割③ 27.実習報告会の準備② 12.実習と記録① 28.総合福祉実習Ⅲ事前学習の方法① 13.実習と記録② 29.総合福祉実習Ⅲ事前学習の方法② 14.実習と記録③ 30.実習報告/まとめ 15.まとめ 評価方法:実習準備(30%) 、発言・ゼミ学生の協力・レポート等の提出物(20%)、実習報告(50%)で評価します。 教 科 書:社 会福祉士相談援助実習 中央法規出版*書籍は最新の版を用意すること 参 考 書:実習生必携 ソーシャルワーク実習ノート 杉本浩章・田中和彦・中島玲子 著 みらい出版他、講義中 に指定することがあります。*書籍は最新の版を用意すること 履修上の注意点:*社会福祉士を希望する学生の履修を希望します。1 原則として遅刻・欠席は認めない。2 実 (準備学習を含む) 習担当や学校と必ず連絡をとりあえるようにすること。 214 授業科目 開 国際福祉体験実習○ 担当教員 吉田 弘美 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1.フィリピン・ボランティア研修旅行を通して、日本以外の社会・文化・生活の一端を見 聞する。そこから、日本の社会・文化・生活を考える。そして、地球上に、共に生きるこ との意味を自らに問う。さらに、福祉の意味を考え、自らの生き方を探る。 2.現地での福祉活動として、シャルトル聖パウロ会の伝道活動を理解する。 授業概要:1.この科目は原則、総合福祉学科全学年を対象とした正規の科目です。 (開放科目でもある) 2.参加した学生には、2単位が与えられます。 3.研修旅行終了後に課題が求められますので、教員の指示に従ってください。 4.オリエンテーションは1月~2月にかけて数回実施します。掲示して連絡します。 5.SPUniversity MANILAを拠点として、 春休みに約2週間のボランティア研修を行います。 授業計画:1.SPUniversity MANILA構内で実施しているDrop-Inn Center,Sunday Feedingへの参加。 2.地域での諸活動であるMisereor Villageへの参加。 3.Sr.Evaの活動する病院、コミュ 4.Sr.Evaの活動するザンバレサスのアエタ族の村への参加。 5.SPCヘリテージセンターでシャルトル教会の歴史を学ぶ。 6.VIGIL HOUSEでの高齢者への生活支援に参加。 7.PASIGの自立支援学校の活動への参加。 8.その他、シャルトル聖パウロ会の活動に参加。 9.フィリピンの歴史・文化・産業・経済、日本との関係などを研修する。 10.毎日プログラム終了後一日の振り返りを行う。 11.出発までに現地で行うボランティア活動に必要な準備を適宜行う。 評価方法:研修に臨む態度(20%)や課題に取り組む姿勢(30%)、研修後の課題(50%)などから総 合的に評価する。 教 科 書: 参 考 書:その都度、適宜配布または紹介する。 履修上の注意点:日本とフィリピンとの気温の差が激しいこと、食事が違うことなど風土の差が激しい (準備学習を含む) ので食生活を中心に健康に留意すること。 授業科目 介護福祉基礎論Ⅱ 担当教員 橘内真里子 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:①出席状況及び受講態度(25%) ②課題レポートの内容及び提出状況(25%) ③期末試験50% 教 科 書: 『福祉を実践する介護概論』保育出版社(2年時に購入済み) 参 考 書: 『高齢者に対する支援と介護保険制度』中央法規出版 履修上の注意点:介護福祉士国家試験受験のための指定科目である。また、社会福祉士国家試験受験資格取得のた (準備学習を含む) めの指定科目「高齢者に対する支援と介護保険制度」の振り替え科目である。 215 総合福祉学科 学習の到達目標:1.高齢者の生活実態と取り巻く社会情勢、福祉・介護需要について理解する。 2.高齢者福祉制度の発展過程について理解する。 3.介護の概念や対象及びその理念等について理解する。 4.介護過程における介護の技法や介護予防の基本的考え方について理解する。 5.終末期ケアの在り方について理解する。 6.相談援助活動において必要となる介護保険制度や高齢者の福祉・介護に係る他の法制度について理 解する。 授業概要: 介護福祉やホームヘルパー・高齢者福祉の歴史から、現在までの高齢者福祉に係る法規の視点で、介 護福祉士と社会福祉士、両福祉士の意義や目的を考え、その社会的役割について学ぶ。 授業計画:1.ガイダンス 介護保険制度に基づくサービスの内容① 2.介護保険制度に基づくビスの内容② 3.介護サービスの内容 介護報酬 4.介護保険法における組織及び団体の役割と実際 5.介護保険サービスの担い手①介護支援専門員 6.介護保険サービスの担い手②社会福祉士 7.介護保険サービスの担い手③介護福祉士 8.介護支援の実際 介護保険法におけるネットワーキングと実際、地域包括支援センター 9.介護の具体的な方法 介護過程 10.配慮が必要な要介護者への具体的な支援の方法①介護予防、認知症ケア 11.配慮が必要な要介護者への具体的な支援の方法②終末期ケア 12.専門職として介護支援に必要なこと① 住環境 13.専門職として介護支援に必要なこと② 高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律 14.これからの介護を考える 15.まとめ 16.期末試験 授業科目 生活支援技術Ⅱ 担当教員 高澤まき子・千葉よう子・早坂聡久 対象学科・学年:総福3年 単位数:1 開講時期:前期 学習の到達目標: 生活支援技術Ⅱでは、介護を要する人たちが尊厳をもって、日々その人らしく暮らしていけるように 支援するための考え方や技法の習得を目指す。また、住宅で暮らす利用者の状態に応じて、適切な介護 技術を用いて、安全に支援できる技術や知識を習得することを目標とする。 授業概要: 介護サービスを提供する対象者や場所によらず、あらゆる介護場面に汎用できる基礎的な介護の知識 や技術を養う。また、自立支援や安全に配慮した介護が実践できる能力を養う。また尊厳維持の観点から、 どのような状態であっても、その人の「自立」及び「自律」を尊重し、潜在能力を引き出したり、見守 ることも含めた適切な介護技術を用いて、安全に援助できる技術や知識について習得する。この授業に おいては、家庭生活の理解や自立に向けた家事の介護として、家庭・福祉、衣食住、消費生活等に関す る基本的な知識と技術について学ぶ。 授業計画:1.ガイダンス、生活支援とは 2.居住環境の整備・安全な住まい 3.安心で心地よい生活の場つくり 4.居間・寝室・浴室・トイレ・台所・廊下などの整備 5.家庭生活の理解 6.家庭生活の営み(食生活の基本知識) 7.家庭生活の営み(調理の基本) 8.家事支援における介護技術①(調理操作) 9.家事支援における介護技術②(加工食品の活用) 10.家庭生活の営み(被服生活の基本知識) 11.家事支援における介護技術③(洗濯・掃除及びゴミの片付けなど) 12.家事支援における介護技術④(裁縫、買い物) 13.家事支援における介護技術⑤(衣類・寝具の衛生管理) 14.家事支援における介護技術⑥(家庭経営、家庭の管理) 15.他職種の役割と協働・連携、まとめ 評価方法:受講態度(出席状況と課題レポート等) (40点)、筆記試験・実技試験(60点)の結果で総合的に判断する。 教 科 書:新・介護福祉士養成講座第6巻「生活支援技術Ⅰ」中央法規 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:この科目は、講義と演習形式の授業のため担当者が分野毎に対応するオムニバス形式とする。出 (準備学習を含む) 席を重視するので休まず出席すること。 授業科目 介護過程展開法Ⅱ 担当教員 橘内真里子 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:前期 総合福祉学科 学習の到達目標:他の科目で学習した知識や技術を統合して、介護過程を展開し、介護計画を立案し、適切なサービスの提供ができるよ うになる。また、生活支援のためには適切に介護過程を展開することが必要なことが理解できる。 ①介護過程の意義と目的について理解し、生活課題を把握することができる。 ②事例に基づき介護過程の展開を理解することができる。 ③介護過程とチームアプローチを理解することができる。 授業概要:他の科目で学習した知識や技術を統合して、利用者の特性に応じた介護過程を実践的に展開できることを目指す。介護 計画を立案し、適切な介護サービスを提供できる能力を養う学習とする。多様なニーズに応じた適切な介護過程の展開 ができるようになることを目指す。 授業計画:1.介護過程とチームアプローチ(介護過程の展開とケアマネジメントの関係性 2.チームアプローチにおける介護福祉士の役割 3.利用者の生活と介護過程の展開①(障害形態別に事例をもとに展開する) 4.利用者の生活と介護過程の展開②( 同上 ) 5.利用者の生活と介護過程の展開③( 同上 ) 6.利用者の生活と介護過程の展開④( 同上 ) 7.利用者の生活と介護過程の展開⑤( 同上 ) 8.利用者の生活と介護過程の展開⑥( 同上 ) 9.利用者の生活と介護過程の展開⑦( 同上 ) 10.利用者の生活と介護過程の展開⑧( 同上 ) 11.利用者の生活と介護過程の展開⑨( 同上 ) 12.利用者の生活と介護過程の展開⑩( 同上 ) 13.利用者の生活と介護過程の展開⑪( 同上 ) 14.まとめ① 15.まとめ② 16.期末試験 評価方法:①出席状況及び受講態度30% ②レポートの提出状況及びグループワークの参加状況30% ③試験の成績40% 教 科 書:最新介護福祉士全書7『介護過程』石野育子 メヂカルフレンド社 参 考 書:①新・介護服福祉士養成講座9『介護過程』中央法規出版 ②介護福祉士養成テキストブック8『介護過程』ミネルヴァ書房 履修上の注意点:介護福祉士国家試験の受験資格取得を希望する場合には、必修科目となる。 (準備学習を含む) 3回目から 13 回目までは、ビデオや他の書籍を参考に、障害形態別に学ぶため、進度により、変更も考える。 216 授業科目 介護総合演習Ⅱ 担当教員 青柳 育子 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:通年 学習の到達目標:1.介護実習Ⅲの目的・内容・方法を理解する。 2.介護実習Ⅲの実習施設の概要や状況を理解する。 3.介護実習Ⅲの自己の実習目標や学習課題を明確化できる。 4.受け持ち利用者の適切な介護過程を展開できる。 5.事例研究を行い、論理的に表現できる。 授業概要:介護実習Ⅲの効果的な実践に向けて、前期は実習事前教育を行う。後期は、自分の行った介 護過程の実践を事例研究としてまとめ、発表までの教育を行う。 授業計画:1.ガイダンス科目のねらい・授業のルール・ 16.巡回指導⑤ 17.巡回指導⑥ 評価方法等 18.介護実習Ⅲの振り返り 2.介護実習Ⅱの振り返り①報告会準備 19.事例研究レポート作成の個別指導① 3.介護実習Ⅱの振り返り②報告会準備 20.事例研究レポート作成の個別指導② 4.介護実習Ⅱの振り返り③報告会 21.事例研究レポート作成の個別指導③ 5.介護実習Ⅲの意義・目的・内容 22.事例研究レポート作成の個別指導④ 6.実習施設の理解 23.事例研究レポート作成の個別指導⑤ 7.自己の実習達成目標及び課題の明確化 24.事例研究レポート作成の個別指導⑥ 8.事例研究の意義と目的 25.事例研究レポート作成の個別指導⑦ 9.事例研究の方法 26.事例研究報告会準備①パワーポイント 10.介護実習Ⅲに関する書類の準備 作成 11.事前オリエンテーション 27.事例研究報告会準備②発表練習 12.巡回指導① 28.事例研究報告会① 13.巡回指導② 29.事例研究報告会② 14.巡回指導③ 30.まとめ 15.巡回指導④ 評価方法:出席(25%)、課題レポート内容・提出(25%)、事例研究のまとめ・発表(50%) 教 科 書: 「介護総合演習」メヂカルフレンド社 参 考 書: 「介護実習要領」 履修上の注意点:介護福祉士資格取得のための指定科目である。介護実習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ及び介護総合演習 (準備学習を含む) Ⅰ・Ⅱは積み上げ科目である。 授業科目 介護総合演習Ⅱ 担当教員 家子 敦子 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:通年 評価方法:主体的な授業参加30点、演習・グループ学習への参加態度20点、レポート等の課題の提出状 況50点、により総合的に評価する。 教 科 書:介護実習要領最新介護福祉全書 第8巻「介護総合演習」メヂカルフレンド社 参 考 書:適宜、紹介する。 履修上の注意点:・前期の履修状況によっては、 「介護実習Ⅲ」が履修できない場合もある・介護福祉 (準備学習を含む) 士国家試験受験資格取得のための必修科目である 217 総合福祉学科 学習の到達目標:1.介護実習Ⅲの目的、 方法を理解する。2.介護実習Ⅲの施設について、概要や現状の理解を深める。3. 介護実習Ⅲの自己の実習目標や学習課題を明確化できる。4.介護実習Ⅲを円滑に実践するための姿勢 や態度を身につけ、総合的な応用能力を習得する。5.根拠に基づいた介護実践や実習体験を融合させ、 事例研究として論理的に表現することができる。 授業概要: 介護実習Ⅲの教育効果を上げるために、前期は実習に向けた動機づけや心構え、実習に必要な知識と 技術を統合できるように事前学習を行う。後期は、介護実習Ⅲ終了後の十分な振り返りを行い、事例研 究としてまとめるための個別指導を中心に展開する。 16.巡回による個別指導③介護計画の立案 授業計画:1.全体および前期のガイダンス 2.介護実習Ⅱ報告書作成①方法 17.巡回による個別指導④介護計画の実施 3.介護実習Ⅱ報告書作成②まとめ 18.巡回による個別指導⑤介護計画の評価 4.介護実習Ⅱ報告会 19.巡回による個別指導⑥介護計画の再評価 5.介護実習Ⅲの意義・内容の理解 20.介護実習Ⅲのまとめ<事後指導> 6.介護実習Ⅲの具体的な展開方法 21.事例研究のテーマ設定 7.実習施設の理解 22.事例研究の文献検索 8.実習関係書類の作成 23.事例研究のレポート作成①事例概要の検討 9.自己の実習目標、達成課題の明確化 24.事例研究のレポート作成②介護計画の検討 10.事前オリエンテーションの準備 25.事例研究のレポート作成③考察の検討 11.事前オリエンテーションの実施 26.事例報告会の発表準備①要旨、発表スライド 12.事例研究の意義・目的の理解 27.事例報告会の発表準備②発表原稿の準備など 13.事例研究の具体的な展開方法 28.事例報告会の発表準備③スライド等準備 14.巡回による個別指導①全体像の理解 29.事例報告会① 15.巡回による個別指導②生活課題の明確化 30.事例報告会② 授業科目 介護総合演習Ⅱ 担当教員 吉田 弘美 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:通年 学習の到達目標:1 介護実習Ⅲの目的、方法を理解する。 2 介護実習Ⅲの施設について、概要や現状の理解を深める。 3 介護実習Ⅲの自己の実習目標や学習課題を明確化できる。 4 介護実習Ⅲを円滑に実践するための姿勢や態度を身につけ、総合的な応用能力を習得する。 5 根拠に基づいた介護実践や実習体験を融合させ、事例研究として論理的に表現することができる。 授業概要: 介護実習Ⅲの教育効果をあげるために、前期は実習に向けての動機づけや心構え、実習に必要な知識と技術を統合できるように事前学習を 行う。後期は実習後の十分な振り返りを行い、事例研究としてまとめるための個別指導を中心に展開する。 授業計画: 1 全体及び前期のガイダンス 16 「介護実習Ⅲ」巡回による個別指導③ <介護計画の立案> 2 介護実習Ⅱの報告書作成①<個人単位> 17 「介護実習Ⅲ」巡回による個別指導④ <介護計画の実施> 3 介護実習Ⅱの報告書作成②<施設単位> 18 「介護実習Ⅲ」巡回による個別指導⑤ <介護計画の評価> 4 介護実習Ⅱの報告会 19 「介護実習Ⅲ」巡回による個別指導⑥ <介護計画の再評価> 5 介護実習Ⅲの意義・内容の理解 20 介護実習Ⅲのまとめ <事後指導> 6 介護実習Ⅲの具体的な展開方法 21 事例研究のテーマ設定 7 実習施設の理解 22 事例研究の文献検索 8 実習関係書類の作成 23 事例研究のレポート作成① <事例の概要の検討> 9 自己の実習目標、達成課題の明確化 24 事例研究のレポート作成② <介護計画の実施~再評価の検討> 10 介護実習Ⅲの事前オリエンテーションの準備 25 事例研究のレポート作成③ <考察の検討> 11 介護実習Ⅲの事前オリエンテーション 26 事例報告会の準備① <要旨・発表スライド> 12 事例研究の意義・目的の理解 27 事例報告会の準備② <発表資料の準備など> 13 事例研究の具体的な展開方法 28 事例報告会① 14 「介護実習Ⅲ」巡回による個別指導① <利用者の全体像の 29 事例報告会② 30 全体のまとめ 理解> 15 「介護実習Ⅲ」巡回による個別指導② <利用者の生活課題 の明確化> 評価方法:主 体的な授業参加20点、演習・グループ学習への参加態度30点、レポート等の課題の提出状況50点、により総合的に評価する。 教 科 書: 最新介護福祉全書 第8巻 「介護総合演習」メヂカルフレンド社 参 考 書: 介護実習要項ほか、適宜紹介する。 履修上の注意点:・ 介護福祉士国家資格取得のための必修科目である。・前期の履修状況によっては、「介護実習Ⅲ」が履修できない場合もある。 (準備学習を含む) 授業科目 介護総合演習Ⅱ 担当教員 三浦 和夫 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:通年 総合福祉学科 学習の到達目標:1.介護実習Ⅲの目的・方法を理解する。 2.介護実習Ⅲの施設について概要と現状に対する理解を深める。 3.介護実習Ⅲの自己の実習目標や学習課題を明確化できる。 4.介護実習Ⅲを円滑に実践するための姿勢・態度を身につけ、総合的な応用能力を習得する。 5.根拠に基づいた介護実践や実習体験を融合させ、事例研究として論理的に表現することができる。 授業概要:1.介護実習Ⅲの教育効果をあげるために、前期は、実習に向けての心構えや動機付け、実習に必要な 知識や技術を統合できるように事前準備を行う。後期は、実習後の十分な振り返りを行い、事例研究と してまとめるための個別指導を中心に展開する。 16.巡回指導④(介護計画の実施) 授業計画:1.全体および前期のガイダンス 2.介護実習Ⅱの事例報告会の準備① 17.巡回指導⑤(介護計画の評価) 3.介護実習Ⅱの事例報告会の準備② 18.巡回指導⑥(介護計画の再評価) 4.介護実習Ⅱの事例報告会 19.介護実習Ⅲのまとめ(事後指導) 5.介護実習Ⅲの意義・内容の理解 20.事例研究レポート作成に向けての個別指導① 6.実習施設概要及び利用者の理解 21.事例研究レポート作成に向けての個別指導② 7.施設実習における自己達成目標および学習 22.事例研究レポート作成に向けての個別指導③ 課題の明確化 23.事例研究レポート作成に向けての個別指導④ 8.実習関係書類の作成 24.事例研究レポート作成に向けての個別指導⑤ 9.事前オリエンテーションの準備 25.事例研究レポート作成に向けての個別指導⑥ 10.事前オリエンテーション 26.事例研究レポート作成に向けての個別指導⑦ 11.事例研究の意義・目的の理解 27.事例研究報告会の発表準備① 28.事例研究報告会の発表準備② 12.事例研究の具体的な展開方法 29.事例研究報告会① 13.巡回指導①(利用者の全体像の理解) 30.事例研究報告会② 14.巡回指導②(利用者の生活課題の明確化) 30.まとめ 15.巡回指導③(介護計画の立案) 評価方法:出席状況30点、演習・グループ学習へのワークの参加態度20点、レポート等の課題の提出状況50点とし、 総合的に評価する。 教 科 書:・介護実習要項・最新介護福祉全書 第8巻 「介護総合演習」 メジカルフレンド社 参 考 書:講義の中で適宜紹介する。 履修上の注意点:・前期の履修状況によっては、 「介護実習Ⅲ」が履修できない場合もある。 (準備学習を含む) 218 授業科目 介護実習Ⅲ 担当教員 青柳・家子・吉田弘・三浦和 対象学科・学年:総福3年 単位数:4 開講時期:前期 学習の到達目標:1.施設運営のプログラムに参加し、サービス全般について理解する。 2.個別の介護過程を展開し、その必要性を理解する。 3.他教科で学習した知識や技術を統合して、具体的な介護サービスを提供する実践力を身 につける。 4.他職種や関係機関との連携した介護を通じ、チームの一員としての介護福祉士を理解す る。 授業概要:1.高齢者や障害者の生活施設において、一人の利用者を担当し介護過程を展開する。 2.施設運営のプログラムに参加し、施設で行われている様々なサービスを体験する。 授業計画:1. 介護の最終段階の実習として、 保健・医療・福祉システムや社会資源の活用法について学ぶ。 2.実習施設の実習指導者が作成した実習プログラムに沿って実習し、変則勤務を体験する。 3.ケースカンファレンスを行い、よりよい介護過程の展開を学ぶ。 実習期間:2013年8月19日~9月17日(180時間以上) 評価方法:実習施設の評価(30%)、実習関係記録(40%)、ケースカンファレンスや反省会の取り組み (30%) 教 科 書: 参 考 書:・介護実習要項 ・「介護総合実習」メヂカルフレンド社 履修上の注意点:・介護福祉士国家試験受験資格取得の必須科目である。 (準備学習を含む) ・介護実習は積み上げ科目の為、「介護実習Ⅱ」の単位取得で履修できる。 ・「介護総合演習Ⅱ」の前期授業の出席率や成績によっては、「介護実習Ⅲ」は履修 できない。 ・原則、全日出席である。 授業科目 介護実習Ⅳ 担当教員 青柳 育子 対象学科・学年:総福4年 単位数:2 開講時期:後期 授業概要:介護実習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲをふまえ、地域で介護サービスを提供する施設又は事業所で実習する。 授業計画:1.介護現場で職員と同様の勤務を体験する。 2.利用者ニーズをアセスメントし、支援する。 3.利用者の生きがい支援を行う。 実習期間:実習施設又は事業所と協議して決める。(90時間以上) 評価方法:実習の準備(25%)、実習内容(50%)、実習のまとめ(25%) 教 科 書: 「介護総合演習」メヂカルフレンド社 参 考 書:介護実習要項 履修上の注意点:介護実習Ⅲ修了者が選択できる。 (準備学習を含む) 介護実習Ⅲと同様に実習に関わる費用が必要である。 219 総合福祉学科 学習の到達目標:1.介護施設や介護事業所のあり方を考えることができる。 2.利用者ニーズをアセスメントし、支援できる。 授業科目 生活支援研究法 担当教員 近岡 綾子 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)広角的な視点で介護福祉をとらえ、介護福祉の視点で生活支援のあり方を考える事ができる。 2)介護福祉の対象の特性と生活のあり方を理解できる。 3)生活の継続としての衣・職・住について介護福祉の視点から考え、自らのテーマに沿ってまとめる ことができる。 4)生活と生命の継続に介護福祉の役割を探究できる。 授業概要:医 療・社会福祉・家政の概略について再学習を行う。広角的な視点で介護福祉をとらえる事ができるように、 介護福祉にかかわる文献、研究論文を読み進める。そのうえで、自分の興味の範囲でのテーマを設定し、 レポート作成を重ねながら、まとめとしての小論文の作成を行う。 授業計画:1.授業オリエンテーション、2年間の学びでの興味の方向性を見出す。 2.医療・社会福祉・家政の関係性を概観し、現在の動向を学ぶ。 3.医療・社会福祉・家政の課題と展望を確認する。 4.医療・社会福祉・家政と介護福祉の関係性を確認し、その役割を知る。 5.医療分野と介護福祉分野との関係性を法制度を中心に再確認する。 6.社会福祉分野から介護福祉分野へのアプローチを知る。 7.介護福祉活動における家政分野の役割の確認を行う。 8.各分野からの生活支援のアプローチを確認し、自らのテーマを見出す。 9.介護福祉の支援の対象となる方々の理解をすすめる。 10.社会保障制度と生活支援の理解を進める。 11.各分野における文献紹介、詳読と意見交換① 12.各分野における文献紹介、詳読と意見交換② 13.各分野における文献紹介、詳読と意見交換③ 14.介護福祉研究としての生活支援研究を考える。 15.テーマ及び小論文のアウトラインの発表、全体のまとめ。 評価方法:レポート作成3本(30%)と小論文(50%)授業参加姿勢(20%)にて評価を行う。 教 科 書: 「社会福祉形成史と現状課題」学文社 井村圭壮・相沢譲治編著 参 考 書:生活支援のための家政学概論」ミネルヴァ書房 柴田周二・浜屋和子・森悦子・湯川聡子 履修上の注意点:教科書・参考書以外に適宜、資料配布を行う。 (準備学習を含む) 授業科目 介護人類学 担当教員 近岡 綾子 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:前期 総合福祉学科 学習の到達目標:1)文化人類学の視点で介護の成立過程を探り、介護人類学を創造することを目標とする。 2)古代から中世までの介護の痕跡を探り、人間の理解ができる。 3)近代における介護を取り巻く歴史的背景、現状と今後の課題を理解する。 4)要介護状態の発生因子と背景を理解できる。 5)人類と医療分野である医学、薬学、看護学と介護福祉学の関係性を理解できる。 授業概要:文化人類学のテキストから人間の本質を探り、古代から近代までの現存する事象から、介護の成立を見 出すことができるように学ぶ場とする。感染症の発生、病気、怪我などに対し、人々はどのように対処 してきたか、過去の歴史を振り返りながら、介護へと発展できたものを探る。また、諸外国と日本の葬 送の儀式を参考に、生者と死者の関係から介護におけるターミナルケアの在り方を考える。 授業計画:1.授業オリエンテーション、文化人類学の概要を学ぶ。 2.介護人類学と文化人類学について理解をすすめる。 3.文化人類学における人間の本質的解釈を学ぶ 4.人間と文化-古代のメッセージから介護を探る。 5.人と人のつながりを人類学の視点で学ぶ。 6.ライフサイクルから考える人生と時間について学ぶ。 7.日常の中の信仰と世界観に介護のかかわりを探求する。 8.異文化における身体観と病気観について学び、日本との比較を試みる。 9.異文化における死と再生の概念を学び、日本との比較を試みる。 10.昔話から介護と福祉を探求する。 11.医療人類学の概要を学び、示唆を得る。 12.看護人類学の学びから示唆を得る。 13.日本社会における介護人類学を仮定義するⅠ ‐ グループディスカッション。 14.介護人類学を仮定義するⅡ ‐ ディスカッションの結果を共有する。 15.まとめ。 評価方法:レポート作成3本(30%)と小論文(50%)授業参加姿勢(20%)にて評価を行う。 教 科 書: 「文化人類学入門-カレッジ版」ミネルヴァテキストライブラリィ 参 考 書: 「目からウロコの文化人類学入門-人間探検ガイドブック」ミネルヴァテキストライブラリィ斗鬼正一 履修上の注意点:教科書・参考書以外に適宜、資料配布を行う。 (準備学習を含む) 220 授業科目 介護福祉援助技術論 担当教員 田渋あづさ 対象学科・学年:総合福祉学科3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1.自分が大切にしている思いに気づくことができる。 2.人の持つ力や可能性を信じて、かかわることができる。 3.相手の思いに焦点をあてて傾聴できる。 4.他者の考えを受け止めながら、自分の意見を伝えることができる。 5.主体的に考え行動する存在としてのあり方を知る。 授業概要: 介護援助は、常に人との関係性の中で実施するものであり、従って援助そのものが既にコミュニケー ションである。ここでは、コーチングの考え方を学ぶことで、自分を知り、自分のあり方を大切にしな がら、よりコミュニケーションを豊かに深めていくことを目指している。また、自分のあり方を知るこ とで、さらに自分を発展させていくために、主体的な思考や行動をする存在としてのあり方を感じ取っ ていく。講義は、演習を多く取り入れることで、実践を通して感じ、学びとっていくものとする。 授業計画:1.介護福祉援助技術論の学び方 2.ひとの力や可能性を信じるということ 3.相手の気持ちに意識を向ける傾聴 4.受容することで深めるコミュニケーション 5.相手の良さを見つけ、言葉にする。 6.感謝とコミュニケーション 7.安心な場をつくる 8.自分の思いや願いと向き合う 9.対象の学びを創る質問 10.チームとしてのコミュニケーション① 11.チームとしてのコミュニケーション② 12.ドリームマップ① 13.ドリームマップ② 14.ドリームマップ③ 15.学習のまとめ 評価方法:授業態度10%、課題30%、レポート60%とし、総合的に評価する。 教 科 書:指定するテキストはありません。 参 考 書:講義の中で、適宜紹介します。 履修上の注意点:介護福祉士を目指している学生、またその他の学生も受講可能。 (準備学習を含む) 授業科目 ケアマネジメント論 担当教員 家子 敦子 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:前期 授業概要: 前半は、 日本におけるケアマネジメントについて包括的に理解し、 その考え方について深め、 後半は、国内外のケアマネジメント展開例を詳読し、その領域の独自性について学びます。 授業計画:1.ガイダンス 本科目の目的と授業展開について 2.「ケアマネジメント」 成り立ちとその定義 3.ケアマネジメントの理念 4.ケアマネジメントの過程 5.ケアマネジメントの機能 6.ケアマネジメントを支える方法 7.日本におけるケアマネジメントの展開① 介護保険制度におけるケアマネジメント 8.日本におけるケアマネジメントの展開② 高齢者生活施設におけるケアマネジメント 9~11.日本におけるケアマネジメントの展開を学ぶ①②③ 12~14.諸外国におけるケアマネジメントの展開を学ぶ①②③ 15.まとめ総括 16.テスト 評価方法:①出席状況及び受講態度20% ②授業内レポート,期末試験の成績80% 教 科 書:プリント等で配布します。 参 考 書:ケアマネジメント概論、ケアマネジメントの実践と展開(ケアマネジメント講座)中央法規 出版 履修上の注意点: (準備学習を含む) 221 総合福祉学科 学習の到達目標:ケアマネジメントについて包括的に理解し、介護保険制度のみならず、必要とされる多様な 場面でのケアマネジメント実践のイメージを図ることができることを目指します。 授業科目 福祉レクリエーションⅠ 担当教員 山内 直子 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:レクリエーション活動の社会的意義を理解します。 レクリエーション活動の援助者としての役割について理解します。 授業概要:語源や定義、これまでの社会背景からレクリエーションの意義について理解を深めます。レ クリエーション指導・支援者は、レクリエーション種目の単なる伝達だけでなく、レクリエー ション活動によって人間同士のふれあいが促進され、新しい集団作りをすすめ、社会参加や 人生の価値への築きに繋がっていることを、福祉レクリエーション技術Ⅰと関連させながら 展開していきます。 授業計画:1.ガイダンス・21世紀の社会とレクリエーション運動 2.新しいレクリエーション運動が目指す方向 3.レクリエーション運動の起源とこれまでの展開 4.レクリエーション支援の実際 5.レクリエーション支援のプロセス 6.レクリエーション支援の目指すもの 7.レクリエーション支援の特色 8.レクリエーション支援の対象 9.セラピュ-ティックレクリエーションの理解と必要性 10.レクリエーション組織の経営論 11.レクリエーションサービス論(事業を実施) 12.レクリエーションサービス論(事業を評価) 13.レク種目の実際(必修 D群) 14.レク種目の実際(選択 芸術・文化・学習活動) 15.レク種目の実際(選択 芸術・文化・学習活動) 評価方法:出席日数20点、授業態度40点、課題レポート40点 に基づき総合的に評価します。 教 科 書:学びやすい「レクリエーション援助」金芳堂 編集 硯川 眞旬 やさしいレクリエーション「懐かしい歌 思い出の歌」 成美堂 全国福祉レクリエーション・ ネットワーク編 参 考 書:適宜資料配布、書籍紹介します。 履修上の注意点:同期開講の福祉レクリエーション技術Ⅰと関連させて進めていくため、 福祉レクリエー (準備学習を含む) ション技術Ⅰも受講してください。 授業科目 福祉レクリエーションⅡ 担当教員 山内 直子 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:後期 総合福祉学科 学習の到達目標:福祉、医療、介護予防領域におけるレクリエーション援助者として必要な諸理論および援助 技術を習得します。 授業概要:福祉、医療、介護予防領域におけるレクリエーション援助者として必要な諸理論および援助 技術を福祉レクリエーション技術Ⅱと関連させながら展開していきます。 授業計画:1.社会福祉におけるレクリエーションの意義 2.利用者とレクリエーション 3.介護従事者とレクリエーション 4.個人とレクリエーション 5.集団とレクリエーション 6.集団の力動性の活用と対応 7.利用者とレクリエーション活動の動機づけ 8.レクリエーション活動計画の目的 9.レク活動援助者の利用者との役割分担 10.レク活動援助者間の役割とチームワーク 11.レク活動に伴う安全確保及び財政計画 12.レクリエーション療法の理論と応用 13.セラピュ-ティックレクリエーションの活用 Ⅰ 14.セラピュ-ティックレクリエーションの活用 Ⅱ 15.まとめ 評価方法:出席日数20点、授業態度40点、課題レポート40点 に基づき総合的に評価します。 教 科 書:学びやすい「レクリエーション援助」金芳堂 編集 硯川 眞旬 やさしいレクリエーション「懐かしい歌 思い出の歌」 成美堂 全国福祉レクリエーション・ ネットワーク編 参 考 書:適宜資料配布、書籍紹介する。 履修上の注意点:福祉レクリエーション論Ⅰ・福祉レクリエーション技術Ⅰを習得し、また、同期開講 (準備学習を含む) の福祉レクリエーション技術Ⅱと関連させて進めるため福祉レクリエーション技術Ⅱ を受講する学生の受講に限ります。 222 授業科目 レクリエーション技術Ⅰ 担当教員 山内 直子 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:レクリエーションの体験を通して様々な領域のレクリエーション財や活動の楽しさ・面白さ を理解します。また、ホスピタリティを意識したコミュニケーション能力を身につけます。 授業概要:様々なレクリエーションのジャンルにおいて、支援者に必要な資質をグループワークや実技 を通した体験を、福祉レクリエーション論Ⅰと関連させながら展開していきます。 授業計画:1.ガイダンス・アイスブレ-キングのための材料の要素 2.アイスブレ-キングのプログラム 3.ホスピタリティを身につける 4.ホスピタリティ・トレーニングの構造 5.ホスピタリティ・トレーニングの実際 6.レク種目の実際(必修 A群) 7.レク種目の実際(必修 A群) 8.レク種目の実際(必修 B群) 9.レク種目の実際(必修 B群) 10.レク種目の実際(必修 C群) 11.レク種目の実際(必修 C群) 12.レク種目の実際(必修 E群) 13.レク種目の実際(必修 E群) 14.レク種目の実際(選択 ニュースポーツ種目) 15.レク種目の実際(選択 ニュースポーツ種目) 評価方法:出席日数20点、授業態度40点、成果発表40点 に基づき総合的に評価します。 教 科 書:学びやすい「 レクリエーション援助」金芳堂 編集 硯川 眞旬 やさしいレクリエーション「懐かしい歌 思い出の歌」 成美堂 全国福祉レクリエーション・ ネットワーク編 参 考 書:適宜資料配布、書籍紹介します。 履修上の注意点:実技が中心となるので、動きやすい服装で臨んでください。 (準備学習を含む) 同期開講の福祉レクリエーション論Ⅰと関連させて進めていくため、福祉レクリエー ション論Ⅰも受講してください。 授業科目 レクリエーション技術Ⅱ 担当教員 山内 直子 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:出席日数20点、授業態度40点、成果発表40点 に基づき総合的に評価します。 教 科 書:学びやすい「 レクリエーション援助」金芳堂 編集 硯川 眞旬 やさしいレクリエーション「懐かしい歌 思い出の歌」 成美堂 全国福祉レクリエーション・ ネットワーク編 参 考 書:適宜資料配布、書籍紹介します。 履修上の注意点:実技が中心となるので、動きやすい服装で臨んでください。 (準備学習を含む) 福祉レクリエーション論Ⅰ・福祉レクリエーション技術Ⅰを習得し、また、同期開講 の福祉レクリエーション論Ⅱと関連させて進めるため福祉レクリエーション論Ⅱを受 講する学生の受講に限ります。 223 総合福祉学科 学習の到達目標:福祉レクリエーション援助における対象者と支援者の理解を深め、実践的な知識と技術を習 得します。 授業概要:レクリエーション援助に必要な考え方をワークシートなどを活用しながら演習と実技を交え、 福祉レクリエーション論Ⅱと関連させながら展開していきます。 授業計画:1.活動計画の作成・実施上の配慮 2.活動計画の作成 Ⅰ 3.活動計画の作成 Ⅱ 4.活動計画の作成 Ⅲ 5.高齢者のレクリエーション援助展開 Ⅰ 6.高齢者のレクリエーション援助展開 Ⅱ 7.高齢者のレクリエーション援助展開 Ⅲ 8.障害形態別障害者レクリエーション援助展開 Ⅰ 9.障害形態別障害者レクリエーション援助展開 Ⅱ 10.障害形態別障害者レクリエーション援助展開 Ⅲ 11.アレンジの考え方と方法 12.アレンジの実践 Ⅰ 13.アレンジの実践 Ⅱ 14.ADL体操の実践 Ⅰ 15.ADL体操の実践 Ⅱ 授業科目 開 福祉経営特論○ 担当教員 中熊 靖 対象学科・学年:総福4年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:・福祉マネジメントの実践において応用できるさまざまな手法を具体的に学ぶ。 ・顧客満足の基礎となるサービスの質の向上とサービスの品質管理について学ぶ。 ・スタッフが能力を発揮して意欲的に働くために、採用から研修、労務管理のあり方を学ぶ。 ・健全経営を確保するために、経営管理者の立場で実践すべきことを理解する。 授業概要: 本講座は、前期において「福祉経営論」で経営管理の基礎理論と具体的手法について学習したことを 前提として、福祉事業の経営環境の変化とその中で存続発展するための経営のあり方を学習する。 福祉事業の中で経営管理者として活躍するために、理解し、身につけておくべきことを具体例を通じ て学んでいく。 授業計画:第1講 顧客の満足① 顧客の理解、顧客のニーズの把握とその充足 第2講 顧客の満足② サービスの質の管理、情報開示、権利の擁護 第3講 顧客の満足③ 福祉事業におけるマーケティング 第4講 スタッフの満足① 組織、人材の確保、役割記述書 第5講 スタッフの満足② 処遇システム、人事考課 第6講 スタッフの満足③ 目標管理、能力開発 第7講 業務の管理 第8講 リスクマネジメント 第9講 個人情報保護とマーケティング 第10講 健全経営の確保① 法令・倫理の遵守、財務体質の強化 第11講 健全経営の確保② 収入の確保と損益管理 第12講 経営理念と経営戦略の策定 第13講 地域包括ケア 第14講 社会福祉の民営化と多元化 第15講 経営管理者の目指すべきこと(まとめ) 第16講 期末試験 評価方法:出席状況および受講態度(5%) 、レポート(25%)、期末試験(70%)等を総合勘案して評価する。 教 科 書:教科書はなし。基本教材として必要に応じてプリントを配布する。 参 考 書:参考図書・文献等は授業の中で紹介する。 履修上の注意点:大きく変化する経営環境の中で福祉事業は、顧客の満足、スタッフの満足を得ながら、健全経営 (準備学習を含む) を確保しなければならない。安心して暮せる 21 世紀の日本社会を築くために福祉事業の役割は ますます重要になる。その中で 4 年生大学の卒業生は将来の経営管理者として期待されている。 意欲的に学んでもらいたい。 開放科目であるので、総合福祉学科以外の学科の学生も受講できる。 授業科目 専門演習 担当教員 青柳 育子 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:通年 総合福祉学科 学習の到達目標:1.人生の聞き取りから高齢者を理解する。 2.高齢者や障害者との関わりから、コミュニケーション・ケアの重要性を理解する。 3.諸外国の高齢者ケアを学ぶ。 授業概要:1.コミュニケーション・ケアをテーマに、前期ではライフストーリーの意味を学ぶ。後期 は、身の回りの高齢者にインタビューを試み、人生の物語をまとめる。 2.諸外国の高齢者ケアの現状を学ぶ。 授業計画:1.ガイダンス、演習の目的・方法・内容 16.前期の振り返りと後期の進め方 17.高齢者の語りの本作り① 2.コミュニケーション・ケアとは 3.思いで語り活動 18.高齢者の語りと本作り② 4.高齢者のライフストーリー① 19.対象者インタビュー① 5.高齢者のライフストーリー② 20.対象者インタビュー② 6.高齢者のライフストーリー③ 21.対象者インタビュー③ 7.ライフレビューブックの魅力 22.インタビューをまとめる① 8.ブックにまとめる意味 23.インタビューをまとめる② 9.質問のシナリオ 24.インタビューをまとめる③ 10.話しの聞き方 25.インタビューをまとめる④ 11.施設での取り組み 26.冊子を作る① 12.諸外国の高齢者ケア① 27.冊子を作る② 13.諸外国の高齢者ケア② 28.報告会① 14.諸外国の高齢者ケア③ 29.報告会② 15.前期のまとめ 30.全体のまとめ 評価方法:主体的な授業参加(30%)、レポート等の課題の提出・内容(30%)、報告書の作成(40%) により総合的に評価する。 教 科 書: 「ライフレビューブック」弘文堂 参 考 書: 「ニルスの国の高齢者ケア」ドメス出版 履修上の注意点:学ぶ意欲をもって授業に出席すること。諸施設の見学・体験授業を計画する。 (準備学習を含む) 224 授業科目 専門演習 担当教員 大坂 純 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:通年 学習の到達目標:1.精神保健福祉分野の専門職として必要な「読む・調べる・考える・まとめる」の力をさらに育成する 2.精神保健福祉分野の専門職として必要な「理解してもらえるように伝える」の力をさらに育成する 3.卒業論文を進めるにあたり基礎的な文献を読み進め、研究方法や研究課題設定のための基礎知識を身に付 ける 4.精神保健福祉分野の専門職として必要な支援技術を具体的に展開するための方法論を身に付ける 5.精神保健福祉分野の専門職として必要なネットワーク作りの基礎を身に付ける 授業概要: 「どのような状況にあってもその人らしく」をテーマとして、 地域において当たり前に暮らすための「地域ケア」 について理論と技術を理解する。具体的には、制度の谷間にいる人の地域支援をキーワードとしてさまざまな 分野における地域支援を学習する。 16.研究の個別指導⑧ 授業計画:1.演習の進め方 2.研究テーマの決定① 17.研究の個別指導⑨ 3.研究テーマの決定② 18.研究計画のプレゼンテーション① 4.研究計画の作成① 19.研究計画のプレゼンテーション② 5.研究計画の作成② 20.研究計画のプレゼンテーション③ 6.研究計画の作成③ 21.フィールドワーク① 7.研究計画の作成④ 22.フィールドワーク② 8.研究計画の作成⑤ 23.フィールドワーク③ 9.研究の個別指導① 24.フィールドワーク④ 10.研究の個別指導② 25.フィールドワーク⑤ 11.研究の個別指導③ 26.研究レポート作成① 12.研究の個別指導④ 27.研究レポート作成② 13.研究の個別指導⑤ 28.研究レポート作成③ 14.研究の個別指導⑥ 29.研究レポート発表① 15.研究の個別指導⑦ 30.研究レポート発表② 評価方法:授 業への参加(出席ではない)30% 課題発表70%上記の2項目によって総合的に理解度をはかり、評価する。 教 科 書:テキスト指定なし 参 考 書:参考図書・文献は適宜紹介、指示する。 履修上の注意点:1.最初は文献を紹介するので、各人でレジュメを作成して進めていく。 (準備学習を含む) 2.福祉士として保健、医療、福祉分野で働くことを希望している人の履修を望む。 3.問題意識を常に忘れないこと。 授業科目 専門演習 担当教員 家子 敦子 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:通年 評価方法:出席状況、授業への主体的な取り組み状況20%、課題の提出80%に基づいて総合的に評価します。 教 科 書:特に指定しない 参 考 書:適宜資料配布、書籍紹介します。 履修上の注意点:個々の主体的な取り組みが求められますので、意欲のある学生の参加を希望します。 (準備学習を含む) 225 総合福祉学科 学習の到達目標:1.高齢や障害があるなしに限定せず、地域社会で「生活」している人たちを対象に、自分のテーマを 設定し半構成化インタビュー調査を行うことで、自らの社会福祉観を追及します。 2.質的研究におけるインタビュー調査法の一般的な理解を深め、対象者の主体的な会話を引き出す技 法を身につけます。 授業概要:前期は、インタビュー調査方法の一般的な手法を学びながら、並行してインタビュー調査の計画書作成 を行います。後期は、設定したテーマに基づき、半構成化インタビュー法を実施し、対象者についての 理解を深めます。 本演習では、半構成化インタビュー法の一般的な手法の理解としているためインタ ビュー結果の質的分析までは行わず、概要をレポートにまとめるにとどめ、プレゼンテーションにてそ の成果を発表します。 16.インタビュー調査計画書の発表 授業計画:1.ガイダンス・質的研究法について① 2.質的研究法について② 17.インタビュー調査の準備 3.半構成化インタビュー法の理解① 18.インタビュー調査の実施① 19.インタビュー調査の実施② 4.半構成化インタビュー法の理解② 20.インタビュー調査の実施③ 5.半構成化インタビュー法の理解③ 21.インタビュー調査の実施④ 6.インタビュー調査の目的と対象者の設定① 22.インタビュー調査の実施⑤ 7.インタビュー調査の目的と対象者の設定② 23.調査の結果・考察① 8.文献学習① 24.調査の結果・考察② 9.文献学習② 25.調査の結果・考察③ 10.文献学習③ 26.調査のまとめ① 11.文献学習④ 12.文献学習⑤ 27.調査のまとめ② 28.調査のまとめ③ 13.文献学習⑥ 29.インタビュー調査の成果発表① 14.インタビューガイドの作成① 15.インタビューガイドの作成② 30.インタビュー調査の成果発表② 授業科目 専門演習 担当教員 郡山 昌明 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:通年 学習の到達目標: 疾病や障がいによって、人が生活するうえでさまざまな課題を抱える。ソーシャルワーカーは、その 課題について傾聴し、社会福祉援助技術を用いながらその課題を利用者自ら解決していけるよう支援を 行う。この授業では、障害者が生活する上でどのような課題を抱えるのかを考え、その支援方法につい て文献等をもって調べ、まとめ、発表する力を身につける。また、後期については、学生自身がテーマ を設定し、社会福祉分野において抱える課題について調べ、まとめることを目標とする。 授業概要:前期1. 支援を必要とする利用者の生活を理解する2. 支援を必要とする利用者の生活課題を理解する3. 支援を必要とする利用者の生活課題について、その支援方法がわかる後期4.自ら掲げた課題について 調べ、整理し、まとめる5.4でまとめたことをプレゼンテーションする。 後期 授業計画:前期 1.オリエンテーション 16.オリエンテーション 2.生活とはなにか① 17.前期の振り返りと課題の設定① 3.生活とはなにか② 18.課題の設定② 4.生活とはなにか③ 19.課題の整理①(文献検索) 5.障がい者本人や家族の抱える課題とは何かを考える① 20,課題の整理②(文献検索) 6.障がい者本人や家族の抱える課題とは何かを考える② 21,課題の整理③(文献整理) 7.障がい者本人や家族の抱える課題とは何かを考える③ 22,課題の整理④(文献整理) 8.社会資源を調べる① 23.課題の整理⑤(文献整理) 9.社会資源を調べる② 24.課題の整理⑥(まとめ) 10.支援の方法を考える① 25.課題の整理⑦(まとめ) 11.支援の方法を考える② 26.課題の整理⑧(まとめ) 12.支援の方法を考える③ 27.プレゼンテーション① 28.プレゼンテーション② 13.発表① 29. プレゼンテーション③ 14.発表② 30.まとめ 15.まとめ 評価方法:授業への参加貢献度(15%) 、レポート提出(50%)、発表(25%)に基づいて評価する 教 科 書:テキストの指定はなし 参 考 書:適宜紹介する 履修上の注意点:演習であるので、欠席しないように注意すること。 (準備学習を含む) 授業科目 専門演習 担当教員 志水田鶴子 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:通年 総合福祉学科 学習の到達目標:1.自己理解を深める2.女性の社会参加のあり方を理解する3.プレゼンテーション能力 を身に付ける4.企業研究の方法を身に付ける5.インターンシップへの理解を深める 授業概要: 本演習では女性の多様な社会参加を実現するために、NPO法人や起業した女性等の事例 をもとに学習を進め、社会参加力を高めることを目的とする。具体的にはプレゼンテーショ ン能力及びコミュニケーション力、自己アピール等、自己を表現する力を養うと共に、仲間 と共に協力し社会参加を実現する力量を養う。 授業計画:1.ガイダンス 16.自己アピールの方法③ 17.女性企業家等の事例から学ぶ① 2.女性の社会参加とは何か 18.女性企業家等の事例から学ぶ② 3.女性の多様な社会参加のあり方① 19.女性企業家等の事例から学ぶ③ 4.女性の多様な社会参加のあり方② 20.インターンシップとは何か① 5.女性の多様な社会参加のあり方③ 21.インターンシップとは何か② 6.自己表現の方法① 22.地域活動の実際から学ぶ① 7.自己表現の方法② 23.地域活動の実際から学ぶ② 8.自己表現の方法③ 24.地域活動の実際から学ぶ③ 9.自己表現の方法④ 25.地域活動の実際から学ぶ④ 10.自己表現の方法⑤ 26.地域活動の実際から学ぶ⑤ 11.コミュニケーション力を養う① 27.企業研究の方法① 12.コミュニケーション力を養う② 28.企業研究の方法① 13.コミュニケーション力を養う③ 29.企業研究の方法① 14.自己アピールの方法① 30.まとめ 15.自己アピールの方法② 評価方法:課題の提出・達成状況を勘案し、評価します。ただし、評価の対象となるのは前期後期それ ぞれ10回以上出席した学生です。 教 科 書:適宜指示します。 参 考 書:適宜紹介します。 履修上の注意点:1. 原則として遅刻や欠席は認めません。2. 次年度のインターンシップ受講を希望 (準備学習を含む) している学生を希望します。 226 授業科目 専門演習 担当教員 白川 充 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:通年 学習の到達目標: 3年白川ゼミは、これまでソーシャルワーク実践の専門性を研究テーマとしてきました。 今年度は「ソーシャルワーク実践におけるコンピテンス問題」に焦点を当て、ゼミを展開し たいと考えています。具体的には、ソーシャルワーク実践において必要となるコンピテンス の内容と水準、その習得方法について、実習教育場面ならびに実践現場のソーシャルワーカー の実践を視野に入れながら、一定水準の理解を目指します。 授業概要: ソーシャルワーク研究に関するオーソドックスな基礎文献と社会福祉研究法に関する文献 の講読、ゼミ論文の作成と指導が主たる内容です。 授業計画:前期 ・基本文献の購読(10回) ・研究方法の検討(5回) 後期 ・研究結果の報告と検討(5回) ・ゼミ論文の作成(個別指導を含む) (10回) 評価方法:演習ですから出席・報告・討論といった日常的な参加状況を重視します。またゼミ論文(分 量は400字×30枚程度)を課しますので、これも評価の対象とします。 教 科 書:未定(相談して決めます)。 参 考 書:逐次、紹介する。 履修上の注意点:なお、学科の申し合せに従い、履修希望学生が5名以下の場合は開講しませんので注 (準備学習を含む) 意してください。 授業科目 専門演習 担当教員 廣庭 裕 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:通年 授業概要: 地域全体に目を向ける力そして課題の発見・解決能力を高め、社会参加に必要なスキルの 習得をめざす。具体的には、プレゼンテーション能力やコミュニケーション能力の獲得を基 礎に置く。その上で社会福祉法人や特定非営利活動法人、企業及び諸団体の役割等を調査研 究し、地域にとって必要とされる人材となるために求められる力について理解を深め、それ を身につける準備を行う。 授業計画:1 ガイダンス(1回) 2 現状分析、自分史、フリーターとニート等(7回) 3 コミュニケーション演習(5回) 4 プレゼンテーション演習(5回) 5 現場・第一線で活躍する人々の話(3回) 6 実践現場研究(6回) 7 社会人として必要なマナーの習得(3回) 8 インターンシップのマッチング(3回) 評価方法:グループ学習や演習への参加(出席ではない)状況(10%)とレポート(30%)、討論およ び発表(60%)により評価する。 教 科 書:ビジネスマナー等を使用する予定ですが、演習時間内で指定をします。 参 考 書:参考図書・文献は適宜紹介、指示するので、購入すること。 履修上の注意点:1 原則として、遅刻・欠席は認めない。 (準備学習を含む) 227 総合福祉学科 学習の到達目標:企業や社会で求められる基本的な能力を念頭に、自己評価・他者評価をするための討論やレ ポートを行い、学生自身の可能性や長所を基に活動出来る人材となることを目標とする。 授業科目 専門演習 担当教員 吉田 弘美 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:通年 学習の到達目標: 高齢者や障害者が自立した生活を営む上で、福祉用具の活用は重要である。福祉用具を活 用する上で必要な知識と技術を養い、福祉専門職としての生活支援のあり方について追究す ることができる。 授業概要: 前期は、学生自身がこれまで学んできた体験実習を通して疑問点を共有すると同時に、文 献学習を通して、福祉用具を活用するための知識と技術を深める。後期は、前期の学習を踏 まえて、個別のテーマに沿った文献研究やフィールドワークを展開する。その活動の成果を レポートにまとめ、報告会を開催する。 授業計画:1.ガイダンス、演習の目的と方法 16.後期の進め方~前期の振り返り~ 17.個別活動計画の検討<テーマの設定> 2.自分らしい生活とは 18.個別活動計画の検討<テーマの背景> 3.自分らしい生活を支援するとは 19.個別活動計画の検討<文献学習①> 4.福祉用具を活用する意義 20.個別活動計画の検討<文献学習②> 5.福祉用具の概念①<狭義の意味> 21.個別活動計画の検討<中間報告①> 6.福祉用具の概念②<広義の意味> 22.個別活動計画の検討<中間報告②> 7.福祉用具に関する文献学習① 23.フィールドワーク① 8.福祉用具に関する文献学習② 24.フィールドワーク② 9.福祉用具に関する文献学習③ 25.フィールドワーク③ 10.車いすを例にした評価①<適応性> 26.フィールドワーク④ 11.車いすを例にした評価②<機能性> 27.研究成果のレポート作成 12.車いすを例にした評価③<デザイン性> 28.報告会の準備 13.車いすを例にした評価④<多様性> 29.報告会① 14.車いすを例にした評価⑤<社会参加> 15.前期のまとめ~個々の可能性を引き出す 30.報告会② 全体のまとめ 福祉用具~ 評価方法:主体的な授業参加度30点、演習・グループワークの参加状況20点、レポート等の課題50点に より、総合的に評価する。 教 科 書: 参 考 書: 「福祉用具支援論-自分らしい生活を作るために-」 財団法人テクノエイド協会 ほか 履修上の注意点:演習、学外活動は主体的に行う。学ぶ意欲、気づく心、考える力を大切にしてほしい。 (準備学習を含む) 授業科目 インターンシップA 担当教員 志水田鶴子 対象学科・学年:総福4年 単位数:2 開講時期:後期 総合福祉学科 学習の到達目標:1.インターンシップの意義と目的を理解する 2.インターンシップが効果的な体験となるよう、事前学習の方法を学ぶ 3.女性の多様な社会参加のあり方を理解する 4.報告書を作成するなかで、自己理解を深める 5.報告会を通じてプレゼンテーション能力を養う 授業概要:インターンシップとは、一般的に一定期間施設や企業などにおいて就業体験を行う事ことを目指す。し かしながら本学科で行うインターンシップは、社会福祉(人々の幸せの追求)を基本としながら、地域 住民一人一人が社会に参加し、社会の一員として役割を果たすことを体験する。したがって、就業体験 を通じて社会参加に必要な能力の獲得(プレゼンテーション能力やコミュニケーション能力)を目指す ものである。具体的には社会福祉法人や特定非営利活動法人、その他、地域が抱える課題に対して取り 組んでいる職場で就業体験を行いながら、社会参加に必要な能力や具体的な展開方法を学ぶ。 授業計画:1.ガイダンス 2.インターンシップの意義と現状分析 3.実習先の現状分析と地域に対する理解 4.社会参加とは 5.社会参加に求められる能力 プレゼンテーション能力 6.社会参加促す技術について学ぶ① 7.実習先から求められる課題に対する事前準備① 8.演習:実習先でのマナーの再確定 9.インターンシップのまとめ(事後学習) 10.インターンシップでの課題の達成状況の分析① 11.インターンシップ後の自己分析① 12.インターンシップ報告書作成 13.報告会のための資料作成①プレゼンテーション資料 14.リハーサル 15.報告会実施 評価方法:出欠状況、インターンシップの成績、レポート等の提出状況を加味し評価を行います。 教 科 書:適宜指示します。 参 考 書:適宜指示します。 履修上の注意点:原 則欠席は認めません。意欲的な参加を希望します。 (準備学習を含む) インターンシップの期間は原則として10日以上です。 インターンシップにかかる費用については、原則学生の自己負担となります。 228 授業科目 インターンシップB 担当教員 吉田 弘美 対象学科・学年:総福4年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1.女性の多様な社会参加、社会貢献のあり方を理解する。 2.就業体験を通して、特定非営利活動法人を含む多様な介護現場を理解すると同時に、職 場のチームの一員として必要な対人関係形成能力を養う。 3.体験した内容をレポートにまとめ報告する過程で、自己を客観視できる能力を養う。 授業概要:休業期間中に5日間程度の介護現場における就業体験実習を行う。また、実習前の準備と実 習後の振り返りとして行う報告会の準備も含めて授業を展開する。 授業計画:1.ガイダンス インターンシップの意義、介護実習との関係 2.キャリア開発の現状理解 3.特定非営利活動法人の介護現場の理解 4.実習先の検討① 資料集め 5.実習先の検討② 日程調整と内容確認 6.実習先決定、実習に必要な書類の作成、事前訪問など 7.介護現場における就業体験実習① 8.介護現場における就業体験実習② 9.介護現場における就業体験実習③ 10.介護現場における就業体験実習④ 11.介護現場における就業体験実習⑤ 12.インターンシップ後のふりかえり① 自己分析と課題の達成状況 13.インターンシップ後のふりかえり② 報告書の作成方法 14.インターンシップ後のふりかえり③ 報告会資料の作成 15.インターンシップ後のふりかえり④ 報告会/まとめ 評価方法:出席状況20点、実習先からの評価30点、課題の提出状況30点、報告会の発表内容20点を総合 的に評価する。 教 科 書:特に指定しません。 参 考 書:必要に応じて提供します。 履修上の注意点:・原則として、インターンシップ期間中の欠席は認めません。・インターンシップ実 (準備学習を含む) 習先は、学生の希望をもとに調整し決定しますが、インターンシップにかかる費用(食 費・交通費・謝金等)は原則として学生の自己負担となります。 授業科目 卒業論文 担当教員 総合福祉学科全教員 対象学科・学年:総福4年 単位数:4 開講時期:通年 評価方法:提出した論文を基礎に、各教員が評価する。 教 科 書:各担当教員が指示する。 参 考 書: 履修上の注意点:履修希望者は指導教員を決定する前に、あらかじめ担当予定教員と面談し、履修の概 (準備学習を含む) 要を確認すること。大学における勉学を統括する重要な科目であるから、各自が創意 工夫を重ね、積極的に取り組むことを希望する。 229 総合福祉学科 学習の到達目標:1.大学4年間の集大成である卒業論文は卒業研究でもあり、自分で自由に選んだテーマに 関して参考文献等をふまえ、事実と推測、解釈、批判等を分別しながら、他者の見解と私見 を区別して論文としてまとめるものである。 2.大学4年間の学びと達成感の充足を経験する。 授業概要: 福祉専攻の関連分野における問題を各自が取り上げ、具体的なテーマを設定して研究を行 い、その結果に基づいて卒業論文をまとめる。この過程を通じ、福祉の問題を解決するため の研究のあり方、論文の書き方、及び研究発表の仕方を学ぶ。 授業計画:1.学生の配属 学生は、3年次までの授業・演習などを参考に、関心を抱く学問分野と問題、及び研究テー マを設定する。その専門領域に対応する教員に、数人ずつ分散所属して、論文作成の指導を 受ける。 2.論文作成の進め方 (1) 学生は、担当教員と相談して、 ①まず、取り上げる研究テーマを設定し、 ②このテーマに関する研究の計画を立案・実施し ③得られた結果のまとめと考察をおこない ④その成果をもとに論文を作成・提出する。 (2) 論文作成指導の時間設定と実施方法は、担当教員の判断による。 ①配属が確定した段階で、論文、要旨執筆要綱を配布する。 ②11月末までに論文・論文要旨を担当教員に提出し、校閲を受ける。 ③12月中旬 論文・論文要旨及び要旨用原稿を最終提出する。 (3) 卒業研究発表会の開催要項は、別に定める。 授業科目 生活支援技術専門演習A 担当教員 千葉よう子・高澤まき子 対象学科・学年:総福3年 単位数:4 開講時期:通年(前期) 学習の到達目標:1 .生活者が家庭生活を総合的に捉えることができる人間になるため、衣生活の知識や技術を身につけ対処できる。 2.健康的な生活や社会的・文化的な生活を営む上で重要な被服の役割・管理について家事援助能力を養うことができる。 3.食は人間にとって日常的な営みであり、健康維持や増進と密接な関係がある。また人間としての豊かな精神生活に 重要な役割も果たしている。介護活動で直面する家庭生活の中の食生活の意義を理解し、高齢者や障害者のための食 にかかわる基礎的知識や技術を習得する。 授業概要:5名の教員がオムニバス形式で行う180分×通年(30回)の講義演習科目である。 4年制大学介護福祉士養成課程ならではの応用発展科目である。 前期の前半は、多様な介護ニーズを持つ高齢者や障害者に対して、より快適な衣生活を実現するために適切な衣生活支 援を提供する事ができる能力と態度を育成する。そこで、簡単な被服製作衣服の管理や手入れの仕方、障害者のための 被服の改良などを演習する。さらに繊維製品の安全性、被服の管理など、より快適な衣生活を営むことができる能力を 育成する。 後半は、介護するにあたって食生活上の支援に必要な基本的な知識を養うために食文化や食生活の変遷、高齢者や障害 者の栄養、食事計画、調理法などを家政学の立場から概説する。また、食物摂取機能障害者や生活習慣病疾患者の食事 のための演習も行う。 授業計画:1.ガイダンス、生活支援とは 2.生活支援における技術演習①(被服構成) 3.生活支援における技術演習②(被服縫製) 4.生活支援における技術演習③(被服縫製) 5.生活支援における技術演習④(被服の着脱/寝具と寝衣) 6.生活支援における技術演習⑤(繊維の形態観察/繊維の鑑別) 7.生活支援における技術演習⑥(洗濯/しみ抜き) 8.生活支援における技術演習⑦(繊維製品の取扱)まとめ 9.「食べる」ことの意義と目的、身体機能と栄養 10.食文化と食生活の変化、食品の購入と選択 11.調理と食事計画、主な調理操作と調味の仕方 12.高齢者と食生活(演習) 13.生活習慣病と食生活①(演習) 14.生活習慣病と食生活②(演習) 15.生活習慣病と食生活③(演習) 評価方法:出席状況、課題やレポート、受講態度の結果で総合的に判断する。 教 科 書:新・介護福祉士養成講座第6巻「生活支援技術Ⅰ」中央法規 参 考 書:適 宜紹介する。 履修上の注意点:介護福祉士養成課程の選択必修科目である。 (準備学習を含む) ※通年科目のため、後期とあわせて科目登録すること。 ・理論と実践を結びつけて、衣生活の視点を高める努力を心がけてほしい。 ・食生活の演習においては、調理の実践を行うので身支度を持参すること。 また、演習の課題をしっかりまとめること。 授業科目 生活支援技術専門演習A 担当教員 安彦滋夫・半澤啓子・望月謙一 対象学科・学年:総福3年 単位数:4 開講時期:通年(後期) 総合福祉学科 学習の到達目標:1.社会福祉を再考し、民間福祉サービスの理念が理解できる。 2.視覚障害者ならびに聴覚障害者の生活を把握し、支援の必要性と課題が理解できる。 3.生活支援におけるリハビリテーションの意義とチーム連携の必要性が理解できる。 授業概要:・5名の教員がオムニバス形式で行う180分×通年(30回)の講義演習科目である。 ・4年制大学の介護福祉士養成課程ならでは応用発展科目である。 ・新しい時代の介護福祉を支える関連領域から生活支援の現状と課題を学ぶことができる。 ・後期は3名の教員が担当し、一部学外授業や集中講義も含まれる。 授業計画:16.社会福祉の変遷と捉え方 17.福祉サービスの現状視察① JCI(車椅子製造工場) 18.福祉サービスの現状視察② ここみケア(民間デイサービス事業所) 19.福祉サービスの現状視察③ スペースケア(福祉用具ショールーム) 20.福祉サービスの現状視察④/消費動向 FWBC(講義を含む) ※ 17. ~ 20.の現状視察は日程及び順番が変動する場合もあります。 21.福祉サービスの役割と事例 22.ソーシャルビジネスプラン 23.社会福祉の究極的理解と求められる人材像 24.視覚聴覚障害者の生活支援① 視覚言語(形・位置・方向・動作・表情) 25.視覚聴覚障害者の生活支援② 実技/日常会話 26.視覚聴覚障害者の生活支援③ ろう文化とは何か/ろう家庭の実際 27.リハビリテーション医療の知識 28.リハビリテーションとのチーム連携① 29.リハビリテーションとのチーム連携② 30.訪問リハビリテーションの実際 評価方法:出席状況、課題やレポートの提出状況、演習の参加状況などで総合的に判断する。 教 科 書:必要に応じて資料を配付する。 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:※介護福祉士養成課程の選択必修科目である。 (準備学習を含む) ・前期の千葉先生・高澤先生の授業に引き続き、後期の授業を展開する。 (科目登録に気をつけ ること。) 230 授業科目 社会福祉原論Ⅰ 担当教員 半田 芳吉 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1.現代社会における福祉制度の意義や理念、福祉政策との関係について理解する。2.福祉の原理を めぐる理論と哲学について理解する。3.福祉政策におけるニーズと資源について理解する。4.福祉 政策の課題について理解する。5.福祉政策の構成要素(福祉政策における政府、市場、家族、個人の 役割を含む)について理解する。6.福祉政策と関連政策(教育政策、住宅政策、労働政策を含む)の 関係について理解する。7.相談援助活動と福祉政策との関係について理解する。 授業概要:1.現代社会における福祉制度と福祉政策。2.福祉の原理をめぐる理論と哲学。3.福祉制度の発達課程。 4.福祉政策におけるニーズと資源。5.福祉政策の課題6.福祉政策の構成要素。7.福祉政策と関 連政策。8.相談援助活動と福祉政策の関係。 授業計画:1 .現代の福祉と福祉政策 ①社会福祉の拡大と限定 2.現代の福祉と福氏政策 ②福祉と福祉政策・政策と実体化 3.現代の福祉と福祉政策 ③社会福祉の専門職 4.福祉の思想と哲学 ①市場の論理と倫理 5.福祉の思想と哲学 ②最初の思想「公共性」と公共的相互性・ロールズとセンから学ぶもの 6.福祉政策の理論と実際 ①社会政策と福祉政策 7.福祉政策の理論と実際 ②福祉政策の基盤・福祉政策の論点 8.福祉政策の発展過程 ①近代化と福祉政策 9.福祉政策の発展過程 ②戦後改革と高度経済成長期の福祉政策 10.少子高齢化時代と福祉政策 ①福祉政策調整と進展ー「福祉元年」以降 11.少子高齢化時代と福祉政策 ②1990年代以降の福祉政策ー「調整」から「改革」へ 12.福祉政策における必要と資源 ①必要と何か・必要と福祉政策・必要の判定 13.福祉政策における必要と資源 ②福祉祭策の資源 14.福祉政策の主体と手法 ①福祉政策における個人、家族、市場、政府、地域 15.福祉政策の主体と手法 ②福祉政策の手法と政策決定過程・評価 16.期末テスト 評価方法:期末テスト(70%) 、課題提出、振り返り票、出席日数(30%)などにより総合的に行う。 教 科 書:新・社会福祉士養成講座「編集」社会福祉士養成講座編集委員会『現代社会と福祉ー社会福祉原論』 (中 央法規出版) 参 考 書:①『社会福祉通論30講』三浦文夫・宇山勝義(光生館)その他逐次紹介する。 「社会福祉小六法」、「社会 福祉用語辞典」の類は必携である。 履修上の注意点:社会福祉士・精神保健福祉士の国家試験受験資格取得の必須科目である。教科書を予習して臨む (準備学習を含む) こと。 「社会福祉六法」、「社会福祉用語辞典」は毎回携行し、こまめに知識を確認すること。 授業科目 社会福祉原論Ⅱ 担当教員 半田 芳吉 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:期末テスト(70%) 、課題提出・振り返り票・出席日数など(30%)により総合的に行う。 教 科 書:新・社会福祉士養成講座「編集」社会福祉士養成講座編集委員会『現代社会と福祉ー社会福祉原論』 (中 央法規出版) 参 考 書:①『社会福祉通論30講』三浦文夫・宇山勝義(光生館)その他逐次紹介する。 「社会福祉小六法」、「社会 福祉用語辞典」の類は必携である。 履修上の注意点:社会福祉士・精神保健福祉士の国家試験受験資格取得の必須科目である。教科書を予習して臨む (準備学習を含む) こと。 「社会福祉六法」、「社会福祉用語辞典」は毎回携行し、こまめに知識を確認すること。 231 総合福祉学科 学習の到達目標:1.現代社会における福祉制度の意義や理念、福祉政策との関係について理解する。2.福祉の原理を めぐる理論と哲学について理解する。3.福祉政策におけるニーズと資源について理解する。4.福祉 政策の課題について理解する。5.福祉政策の構成要素(福祉政策における政府、市場、家族、個人の 役割を含む)について理解する。6.福祉政策と関連政策(教育政策、住宅政策、労働政策を含む)の 関係について理解する。7.相談援助活動と福祉政策との関係について理解する。 授業概要:1.現代社会における福祉制度と福祉政策。2.福祉の原理をめぐる理論と哲学。3.福祉制度の発達課程。 4.福祉政策におけるニーズと資源。5.福祉政策の課題6.福祉政策の構成要素。7.福祉政策と関 連政策。8.相談援助活動と福祉政策の関係。 授業計画:1.福祉政策の関連領域 ①所得と福祉政策・保健医療と福祉政策 2.福祉政策と関連領域 ②教育と福祉政策・住宅と福祉政策 3.福祉政策と関連領域 ③雇用と福祉政策・人権擁護と福祉政策 4.福祉政策と社会福祉制度 ①福祉政策の構成 5.福祉政策と社会福祉制度 ②福祉政策と社会福祉制度 6.社会福祉制度の体系 ①社会福祉制度の構造 7.社会福祉制度の体系 ②公的扶助と福祉サービス 8.福祉サービスの供給 ①福祉サービスの供給部門 9.福祉サービスの供給 ②福祉サービスの供給と利用の過程 10.福祉サービスと援助活動 ①相談援助の原則・視点・考え方と方法 11.福祉サービスと援助活動 ②地域福祉への展開 12.福祉政策の課題と展望 ①現代社会の変化と福祉政策 13.福祉政策の課題と展望 ②包摂的福祉政策の展開 14.福祉政策の国際比較 ①欧米諸国の福祉政策 15.福祉政策の国際比較 ②東アジア諸国の福祉政策・まとめ 16.期末テスト 授業科目 国際福祉論 担当教員 半田 芳吉 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:精神保健医療福祉における先進国から学ぶ。世界の福祉の状況を概観し、アメリカ・カナダ・ イタリア・イギリス、4カ国を取り上げ、我が国と比較し、遅れている精神保健医療福祉の 分野に特に取り入れるものは何かについて検討する。 授業概要:我が国は、制度的にはイギリスから学んでいる。アメリカからは援助技術を学び、ACTの 活動や精神保健システムはカナダから多くを学ぶ必要がある。さらには、イタリアの精神医 療改革や地域における支援など、今後多くのことを諸外国から取り入れていく必要がある。 この機会に各国での取り組みを学ぶことにする。 授業計画:1.世界の福祉の状況 2.アメリカにおける精神保健の歩み 3. 〃 ケースマネージメント 3. 〃 コンシューマーの活動 4.アメリカ・ザ・ヴィリッジの実践(パーソナル・サービス・コーディネーション) 5. 〃 (コンシューマーの活動とリカバリーの道) 6. 〃 (活動を支えている理念) 7.カナダ・トロントにおけるACT活動 8.カナダ・バンクーバーにおける精神保健活動 9.カナダ・バンクーバーの精神保健モデルについて 10.イギリスにおける精神保健福祉の歩み 11.イギリス・フルボーン病院の取り組み 12.イギリス・ケンブリッジにおけるケアマネージメント 13.イタリアの精神医療改革 14.イタリアの社会共同組合 15.イタリアのトリエステにおける精神保健システム 評価方法:学習のふりかえり(30%)、レポート(40%)、出席(30%)に基づいて評価する。 教 科 書:メンタルヘルスとウェルフェア(精神保健福祉交流促進協会) 参 考 書:適宜紹介いたします。 履修上の注意点:参加希望があれば、イギリス・イタリア・アメリカ・カナダ研修を紹介いたします。 (準備学習を含む) 授業科目 家族支援論 担当教員 嘉村 藍 対象学科・学年:総福4年 単位数:2 開講時期:前期 総合福祉学科 学習の到達目標:家族とその機能、家族が抱える課題、必要とされる支援とその方法に関する基礎的理解を目標とする。具体的には以下 の点を到達目標とする。 ①家族の定義・機能・歴史・形成について理解する。 ②家族を取り巻く課題、家族が抱える課題について理解する。 ③家族に対する支援方法とアプローチについて理解する。 授業概要:家族の決定的な定義はないが、 「配偶関係や血縁関係によって結ばれた親族関係者を基礎にして成立する小集団」(『社会 学事典』弘文堂)などの定義は一般的に受け入れられている。よって、人間が社会に存在するあり方は様々であるが、 家族は小集団として社会に存在し、多くの人間はその家族という小集団の一員として社会に存在しているともいえる。 では、「家族」はどのような定義で整理され、どのような課題があるのか。家族に支援が必要な状況とはどのような状況 であり、ソーシャルワーカーは、どのように家族にアプローチして「支援」をするのか。そのための方法や理論はどの ようなものがあるのか。 それらの問題意識を基に、家族とその福祉に関する基礎的な理解を深めることが、本講義の主たる内容となる。 授業計画:1回.導入と概説 2回.家族の定義と家族の機能 3回.家族の歴史と家族の形成 4回.家族福祉の定義と対象 5-6回.家族福祉の方法 7-8回.家族福祉の資源 9回.家族福祉の展開 10 ~ 11回.家族を理解する概念 12回.家族問題を理解するモデル 13-14回.家族を理解するアプローチ 15回.家族福祉の課題と展望 16回.試験 評価方法:定期試験の結果(70%)に、リアクション・ペーパーの内容を平常点(30%)として加算し総合的に評価する。 教 科 書:畠中宗一 編(2006) 『やわらかアカデミズム・わかるシリーズ よくわかる家族福祉 第2版』ミネルバ書房. *2013年1月時点で第2版までしか刊行されていないが、第3版が刊行された場合はそちらを指定するため、購入には 注意してください。 参 考 書:適宜、提示します。 履修上の注意点:学則に規定された出席要件を満たさない場合、定期試験の受験を認めません。 (準備学習を含む) 232 授業科目 スクールソーシャルワーク論 担当教員 志水田鶴子 対象学科・学年:総福4年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1. スクールソーシャルワークの理解を深める2.スクールソーシャルワークの歴史について理解する3. スクールソーシャルワーカーの役割と機能について理解する4.スクールソーシャルワーカーの実践活 動について理解する5.スクールソーシャルワーカーの支援の視点について理解を深め、実践のあり方 を理解する。 授業概要: スクールソーシャルワークは児童生徒の等しく教育を受ける権利や機会を保障していくことを目的と する。いじめや不登校等子どもが抱える課題は、環境との不適応から発生することも多い。つまり、子 どもを取り巻く環境をどのように捉えるのか、また子どもの力をどのように発揮させるのか等、ソーシャ ルワークの視点から課題を捉え働きかけることが重要である。子どもは家庭と学校、地域と密接な関係 を持ちながら育つ。したがって、そのいずれかとの関わりに課題を抱えると、学校生活に大きな影響を 与えることになる。本講義では、学校におけるソーシャルワーク実践を理解し、子どもの教育の機会均 等が図られ、健やかな育ちが実現できる支援活動について学んでいく。 授業計画:1.スクールソーシャルワークとは何か 2.スクールソーシャルワークの歴史① 3.スクールソーシャルワークの歴史② 4.子どもたちの抱える課題への理解① 5.子どもたちの抱える課題への理解② 6.子どもたちの抱える課題への理解③ 7.スクールソーシャルワーカーの支援と視点① 8.スクールソーシャルワーカーの支援と視点② 9.スクールソーシャルワーカーの支援と支援③ 10.スクールソーシャルワーカーの支援活動の実際① 11.スクールソーシャルワーカーの支援活動の実際② 12.障害児教育とスクールソーシャルワーク① 13.障害児教育とスクールソーシャルワーク② 14.学校、家庭、地域の協働関係を築く① 15.学校、家庭、地域の協働関係を築く② 16.試験 評価方法:試験により評価します。6回以上欠席した者は後期試験の受験は認めません。 教 科 書:スクールソーシャルワーカー養成テキスト 中央法規出版 参 考 書:適宜指示します。 履修上の注意点:将来社会福祉の現場で働く学生の受講を希望します。遅刻や欠席は原則として認めません。 (準備学習を含む) 授業科目 終末ケア論 担当教員 家子 敦子 対象学科・学年:総福4年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:出席20%、レポート成果80%とします。 教 科 書:適宜プリント等で配布します。 参 考 書:適宜紹介します。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 233 総合福祉学科 学習の到達目標: 日本における終末期ケアの変遷と特に在宅死を取り上げ、「人の生と死」について理解を 深めること、終末期における人と社会の多様な背景から尊厳あるケアについて自分なりの考 えを構築していくことをめざします。 授業概要: 「在宅死」という観点から家庭看護の盛んな時代、諸外国での実践などを学びながら、終末 期のイメージ化を図ります。その上で現代の終末期ケアのあり方や自分たちの役割について 考えます。 授業計画:1.ガイダンス 本科目の目的と授業展開について 2.「人の死」について 3.昔の「病院死」 4.「病院須知」から見る家庭看護① 5.「病院須知」から見る家庭看護② 6.エンゼルケアからグリーフケアへ 7.現代の「病院死・在宅死」 8.介護保険制度下における在宅ホスピスの取り組み 9.選択肢と意思決定 10.諸外国① 11.諸外国② 12.キューブラ・ロスは 13.終末期ケアを考える① 14.終末期ケアを考える② 15.終末期ケアを考える③ 16.まとめ 授業科目 ソーシャルワーク論D 担当教員 廣庭 裕 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1.相談援助における人と環境との交互作用に関する理論について理解する。 2.相談援助の対象と様々な実践モデルについて理解する。 3.相談援助の事例の分析や意義・方法について理解する。 授業概要:1.相談援助における人と環境との交互作用に関する理論について理解する。 2.相談援助の対象と様々な実践モデルについて理解する。 3.相談援助の事例の分析や意義・方法について理解する。 授業計画:1.ガイダンス 相談援助の理論と実際(社会資源の活用・調整・開発を含む) 2.理論と実践モデル アプローチ 3.理論と実践モデル アプローチ 4.理論と実践モデル アプローチ 5.理論と実践モデル アプローチ 6.理論と実践モデル アプローチ 7.理論と実践モデル アプローチ 8.理論と実践モデル アプローチ 9.スーパービジョンとコンサルテーション 10.スーパービジョンとコンサルテーション 11.スーパービジョンとコンサルテーション/ケースカンファレンス 12.ケースカンファレンス 13.個人情報の保護 14.通信技術の活用 15.事例研究 評価方法:発言内容を基本とする授業への参加(出席ではない)10% テスト80% 課題発表10%*評価の対象は 2/3以上の出席した者に限る。*原則として、講義開始時間20分以降は教室への入室は認めない。よって、 欠席扱いとする。 教 科 書: 「相談援助の理論と方法Ⅱ」 福祉士養成講座編集委員会編集(中央法規出版)*テキストは最新の版を 用意すること。 参 考 書:参考書は別途授業の中で紹介する。 履修上の注意点:1 出来る限り、ソーシャルワーク入門、ソーシャルワーク論A・B・Cの事前履修をのぞむ。 (準備学習を含む) 2 受験対策講座ではない。ソーシャルワーカーとして必要な理論と技術の修得を目的とする。 3 講義の約束を確認して、履修する。 授業科目 医療ソーシャルワーク論Ⅰ 担当教員 志水田鶴子 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:前期 総合福祉学科 学習の到達目標: 保健医療サービスの制度や施策について理解を深め、保健医療分野で活躍するソーシャルワーカーの 役割等を理解することを目的とする。1.相談援助活動において必要となる医療保健制度(診療報酬に 関する内容を含む)を理解する。2.保健医療サービスについて理解する。3.保健医療サービスにお ける専門職の役割と他職種恊働について理解する 授業概要: 以下について理解する1.医療保険制度の概要2.医療費に関する政策動向3.診療報酬制度の概要4. 保健医療サービスの概要5.保健医療サービスにおける専門職の役割と実際6.保健医療サービス関係 機関の連携と実際 授業計画:1.保健医療サービスとその構成要素 2.戦後の保健医療サービスの整備・拡充/医療法改正に見る保健医療サービスの今日的課題 3.医療連携・チーム医療の推進と社会福祉士・精神保健福祉士/医療法による医療機関の機能・類型 4.保健医療政策による医療施設の機能・類型/診療補修における医療施設の機能・類型 5.介護保険法における施設等の機能・類型/在宅支援のシステム 6.医療ソーシャルワーカーの歴史と業務の枠組み/業務内容① 7.業務内容②③ 8.保健医療サービスの専門職の概観/保健医療サービスの専門職の基本的姿勢 9.保健医療サービスのおける各専門職の視点と役割の実際/医療保険制度と診療報酬制度の概要 10.介護保険制度と介護報酬の概要/公費負担医療制度の概要 11.保健医療の専門職の連携方法と基礎知識 12.チームケア実現のための制度や連携機関・団体 13.保健医療の専門職との連携の実際 14.地域保健医療ネットワーク構築のための連携方法と基礎知識 15.地域ケアネットワークの実際 16.試験 評価方法:試験により評価します。6回以上欠席した者は定期試験受験資格はありません。 教 科 書:保健医療サービス(中央法規出版)の最新版を使用します。 参 考 書:適宜指示します。 履修上の注意点:原則として欠席や遅刻は認めません。天候等の理由により公共交通機関等の遅延が原因である以 (準備学習を含む) 外、20 分以上遅刻した者は欠席となります。 234 授業科目 医療ソーシャルワーク論Ⅱ 担当教員 志水田鶴子 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 保健医療分野のソーシャルワーカーが理解すべき医の倫理と生活障害に関する理解を深めることを目 的とする。1.医の倫理を理解する2.生命倫理を理解する3.生活障害について理解する4.上記の 知識を踏まえて医療分野におけるソーシャルワーク実践の実際について理解する 授業概要: 以下について理解を深める1. 先進医療や生命倫理を理解する2. 患者の権利と医の倫理を理解する3. 生活障害と個別の疾患、治療法が生活に及ぼす影響について理解する4.保健医療分野における連携と 恊働について理解する 授業計画:1.医の倫理/ソーシャルワーカーの価値と倫理 2.医の倫理とソーシャルワークの倫理/生命倫理について 3,生命倫理の課題をはらむ医療領域とソーシャルワーク/ハンセン病に見る医療と人権(侵害) 4,患者の権利を保障すること/障害概念 5.生活障害/家族への理解 6.慢性疾患とソーシャルワーク/精神障害とソーシャルワーク 7.救急医療とソーシャルワーク/在宅医療とソーシャルワーク 8.高齢者医療とソーシャルワーク/小児医療とソーシャルワーク 9.なぜ連携・恊働が必要か/連携・恊働の社会的背景 10.制度背景とその展開/連携・恊働に関する概念整理 11.保健医療領域における連携・恊働 12.クライエントを取り巻くインフォーマルな資源との連携・恊働 13.医療機関内における連携・恊働 14.地域医療における連携・恊働 15.地域医療における連携・恊働/地域やマクロにおける連携・恊働 16.試験 評価方法:試 験により評価します。6回以上欠席した者は定期試験を受けられません。 教 科 書:改訂保健医療ソーシャルワーク実践 第2巻(最新版であるか確認してください)中央法規出版を使用 します。 参 考 書:適宜指示します。 履修上の注意点:原則として遅刻や欠席は認めません。天候等の理由により公共交通機関等が遅延した場合を除き、 (準備学習を含む) 20 分以上遅刻をした者は欠席となります。 授業科目 社会福祉調査論 担当教員 嘉村 藍 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:定期試験の結果 (70%) に、 リアクション・ペーパーの内容を平常点 (30%) として加算し総合的に評価する。 教 科 書:社会福祉士養成講座編集委員会(2013) 『新・社会福祉士養成講座5社会調査の基礎 第3版』 参 考 書:適 宜、提示します。 履修上の注意点:① 社会福祉士国家試験受験資格取得に関わる「指定科目」のため、それに準じた内容を展開しま (ただし、初 (準備学習を含む) す。②講義資料は、事前に Moodle からダウンロードして印刷し、持参すること。 回及び Moodle の準備ができるまでは教員が印刷する)。③学則に規定された出席要件を満たさ ない場合、定期試験の受験を認めない。 235 総合福祉学科 学習の到達目標:①社会調査の意義と目的及び方法の概要について理解する。 ②統計法の概要、社会調査における倫理や個人情報保護について理解する。 ③量的調査の方法及び質的調査の方法について理解する。 授業概要:社会福祉士国家試験受験資格取得にかかわる指定科目であるため、それに準じた内容を展開します。 社会調査の基礎的な知識の習得を目指すため講義形式を基本とします。一部、演習を取り入れることで 社会調査の方法とその実際と注意点を体験的に学びます。 授業計画:1-2回 社会調査の意義と目的 3回 統計法 4回 社会調査における倫理 5回 社会調査における個人情報保護 6-9回 量的調査の方法 1)全数調査と標本調査 2)横断調査と縦断調査 3)自計式調査と他計式調査 4)測定 ・測定の水準 5)質問紙の作成方法と留意点 6)調査票の配布と回収 ・訪問面接調査、郵送調査、留め置き調査・その他 7)量的調査の集計と分析 ・コーディング 10-14回 質的調査の方法 1)観察法 2)面接法 3)質的調査における記録の方法と留意点 4)質的調査のデータの整理と分析 15回 社会調査の実施にあたってのITの活用方法 16回 試験 授業科目 就労支援論Ⅰ 担当教員 志水田鶴子 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 相談援助活動において必要とされる各種の就労支援制度について理解し、就労支援に係る 組織や団体との連携についての理解を深めることを目的とする。就労の実態を把握したうえ で、相談援助活動における専門的知識と、社会福祉士の役割について、理解を深めることを 目標とする。 授業概要:1 相談援助活動において必要となる各種の就労支援制度について理解する2 就労支援分野 との連携について理解する。 授業計画:1.ガイダンス 2.働くことの意味と社会福祉士の役割 3.現代の労働を取り巻く状況 4.職業リハビリテーションの視点 5.キャリア発達の理論 6.就労支援の現状 7.就労支援の歴史と展開 8.就労支援の過程と手法 9.職場の環境整備と調整 10.障害者と就労支援① 11.障害者と就労支援② 12.障害者と就労支援③ 13.障害者と就労支援④ 14.ジョブコーチ① 15.ジョブコーチ② 16.試験 評価方法:評価の対象となるのは2/3以上の出席した者に限る。試験によって評価する。 教 科 書:社会福祉士養成講座シリーズ 就労支援サービス 中央法規出版*新年度版を指定する 参 考 書: 「職業リハビリテーション学 キャリア発達と社会参加に向けた就労支援体系」改訂第2版 松為信雄・菊地恵美子編集 2006.1 協同医書出版社 履修上の注意点:1 ソーシャルワーカーとして必要な、 理論と技術の習得を目的とするので、 意欲を持っ (準備学習を含む) て参加すること。2 原則として、講義開始時間 20 分以降は教室への入室は認めない。 授業科目 就労支援論Ⅱ 担当教員 志水田鶴子 対象学科・学年:総福4年 単位数:2 開講時期:前期 総合福祉学科 学習の到達目標: 障害者自立支援法制定後、障害のある人をめぐる保健・医療・福祉・教育・雇用などの分 野において、就労支援は重要な課題とされている。本講義では、障害者の就労支援を念頭に 置き、職業リハビリテーションの視点から就労支援について理解を深めることを目標とする。 授業概要:1.就労支援分野との連携について理解する2.職業リハビリテーション及びキャリア発達 について学び就労支援の現状を理解する。3.就労支援の展開過程と技法をジョブコーチ・ ケースマネジメント・支援ネットワーク等を学ぶ 授業計画:1.ケースマネジメント① 2.ケースマネジメント② 3.支援ネットワーク① 4.支援ネットワーク② 5.就労支援実務における留意点 6.障害特性と職業的課題への対処① 7.障害特性と職業的課題への対処② 8.障害特性と職業的課題への対処③ 9.ジョブコーチ 10.ケースマネジメント① 11.ケースマネジメント② 12.支援ネットワーク① 13.支援ネットワーク② 14.就労支援実務における留意点 15.障害特性と職業的課題への対処 16.試験 評価方法:評価の対象となるのは2/3以上の出席した者に限る。試験によって評価する。 教 科 書:社会福祉士養成講座シリーズ 就労支援サービス 中央法規出版*新年度版を指定する 参 考 書: 「職業リハビリテーション学 キャリア発達と社会参加に向けた就労支援体系」改訂第2版 松為信雄・菊地恵美子編集 2006.1 協同医書出版社 履修上の注意点:1 ソーシャルワーカーとして必要な、 理論と技術の習得を目的とするので、 意欲を持っ (準備学習を含む) て参加すること。2 原則として、講義開始時間 20 分以降は教室への入室は認めない。 236 授業科目 社会福祉行財政論 担当教員 佐藤 英仁 対象学科・学年:総福4年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:社会福祉行政の実施体制を学ぶとともに、社会福祉の財政について理解し、その動向を把握 できる。 授業概要:日本は日本国憲法25条で国民の生存権が規定されており、それを実現するためにさまざまな 福祉サービスが提供されている。その一方で、福祉ニーズの高まりや高齢化社会の進展に伴 い、社会福祉関係費は膨大なものとなっている。授業では、国・都道府県・市町村の役割や 国と地方との関係に留意しながら社会福祉行政の実施体制を学んでいく。また、国と地方と の財政のポイントを整理しながら、近年の福祉財政の動向を見ていくとともに、問題点につ いても考えていく。なお、より理解を深めるために授業ではそれぞれの課題に対応する図表 (統計データ)を数多く提示する。また、必要に応じて関連資料を配布する。視聴覚教材の 使用も検討している。 授業計画:1.ガイダンス 9.地方自治体財政・民生費の概要と動向 10.民間社会福祉事業の財源 2.社会福祉行政と国の役割 11.福祉サービスの利用と費用負担 3.社会福祉行政の概要と行政の骨格 12.福祉行政の組織・団体の役割 4.社会福祉と法制度 13.社会福祉行政の専門機関 5.社会福祉の組織 14.社会福祉行政の専門職 6.社会福祉基礎構造と福祉サービスの利用 15.まとめ 方式 16.試験 7.財政と社会福祉 8.一般会計予算・社会保障関係費の概要と 動向 評価方法:試験成績に出席状況等を合わせて総合的に評価する。 教 科 書:特に指定しないが、下記参考書のうち1冊を入手することをお勧めする。必要な資料はすべ て配布する。 参 考 書: 『新・社会福祉養成講座・福祉行財政と福祉計画』(中央法規)、『社会福祉士シリーズ・福祉 行財政と福祉計画』(弘文堂)。なお、問題集は適宜紹介する。 履修上の注意点:特になし。 (準備学習を含む) 授業科目 開 福祉経営論○ 担当教員 中熊 靖 対象学科・学年:総福4年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:期末テスト結果(70%) 、小論文の提出(25%)、出席状況(5%)を総合勘案して評価する。 教 科 書:福祉サービスの組織と経営 中央法規出版 教材のプリントを授業時に配布する。 参 考 書:授業の中で紹介する。 履修上の注意点:社会福祉士国家試験の受験科目のひとつとなっている。 (準備学習を含む) 開放科目であるので、総合福祉学科以外の学科の学生も受講できる。 237 総合福祉学科 学習の到達目標:・福祉サービスに係る組織や団体(社会福祉法人、医療法人、特定非営利活動法人、営利法人、市民団体、 自治会など)について理解する。 ・福祉サービスの組織と経営に係る基礎理論について理解する。 ・福祉サービスの経営と管理運営について理解する。 授業概要:・福祉サービスに係る組織や団体 ・福祉サービスの組織と経営に係る基礎理論 ・福祉サービスの提供組織の経営と実際 ・福祉サービスの管理運営の方法と実際 授業計画:第 1講 福祉経営論のオリエンテーション 第2講 経営管理者の役割の重要性 第3講 経営管理の基礎理論①仕事の科学的管理法・生産性向上 第4講 経営管理の基礎理論② 組織管理、マネジメント 第5講 経営管理の基礎理論③ 動機づけ理論 第6講 福祉サービスの組織と経営①社会福祉法人制度 第7講 福祉サービスの組織と経営② 特定非営利法人その他の組織や団体 第8講 福祉サービスの組織と経営に係る基礎理論①組織に関する基礎理論 第9講 福祉サービスの組織と経営に係る基礎理論②経営、管理運営、集団の力学やリーダーシップに 関する基礎理論 第10講 マネジメントスキル① 人事労務① 第11講 マネジメントスキル② 人事労務② 第12講 マネジメントスキル③ 人事労務③ 第13講 マネジメントスキル④ 財務諸表の理解① 第14講 マネジメントスキル⑤ 財務諸表の理解② 第15講 マネジメントスキル⑥ 財務諸表の理解③ 情報管理 第16講 期末試験 授業科目 司法福祉論 担当教員 佐々木研二 対象学科・学年:総福4年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: (1)司法福祉の制度を理解する。 (2)司法福祉で活動する組織・団体・専門職について理解する。(3) 司法福祉における連携のあり方について理解する。(4)司法福祉領域における相談援助活動に必要とな る基礎知識を習得する。 授業概要:更生保護を中心に、 司法福祉領域における制度とこれら制度に係わる担い手・組織・団体等を解説するほか、 この領域において相談援助活動や連携などを行うにあたり必要となる基礎知識や援助活動の実際を紹介 する。 授業計画:1.授業展開の概要 2.犯罪の理解①(犯罪の状況・犯罪の原因) 3.犯罪の理解②(高齢者・知的障害者・精神障害者・重複障害者・少年の犯罪の特徴) 4.犯罪者・非行少年処遇の制度と実践①(警察・検察・裁判) 5.犯罪者・非行少年処遇の制度と実践②(少年鑑別・少年矯正) 6.犯罪者・非行少年処遇の制度と実践③(成人矯正) 7.犯罪者・非行少年処遇の制度と実践④(更生保護) 8.更生保護制度①(担い手) 9.更生保護制度②(保護観察) 10.更生保護制度③(生活環境調整・仮釈放等) 11.医療観察制度 12.被害者等支援と犯罪予防 13.更生保護をめぐる新たな動向と新しい施策 14.社会福祉士と更生保護 15.まとめ 16.試験 評価方法:受講態度及び講義中に課す「ふりかえりシート」 (40%)と筆記試験(60%)により総合評価する。 教 科 書:新・社会福祉士養成講座 20 「更生保護制度」 (中央法規) 毎回必要となる資料を配付する。 参 考 書:犯罪白書(平成24年版) ,「わかりやすい更生保護・更生保護便覧」(ひまわりブックス)、「贖罪」読売新 聞社会部(中央公論新社)、「居場所を探して」長崎新聞社(長崎新聞社) 履修上の注意点:特になし (準備学習を含む) 授業科目 ボランティア活動論 担当教員 吉田 弘美 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:後期 総合福祉学科 学習の到達目標:1.ボランティア活動の歴史的背景が理解できる。 2.さまざまな分野におけるボランティア活動内容が理解できる。 3.ボランティア活動の実践を通して、今後の課題を見い出すことができる。 授業概要: はじめに、ボランティア活動が必要とされてきた歴史的・社会的背景から検討を行う。そ の後に具体的な活動内容について理解を深め、後半には実践的な活動を取り入れながら、ボ ランティア活動の課題や今後のあり方を探っていく。 授業計画:1.ガイダンス 2.ボランタリズムについて 3.ボランティア活動について 4.ボランティアの歴史(1) 5.ボランティアの歴史(2) 6.ボランティア活動の範囲(1) 7.ボランティア活動の範囲(2) 8.ボランティアコーディネーター 9.ボランティア学習 10.ボランティア活動の実践例 地域分野 10.ボランティア活動の実践例 高齢者分野 11.ボランティア活動の実践例 障害者分野 12.ボランティア活動の実践例 国際協力 13.災害ボランティア① 14.災害ボランティア② 15.まとめ 評価方法:レポート課題50%、学外状況の参加状況50%などから総合的に判断する。 教 科 書:特に指定はしない。 参 考 書:適宜、紹介する。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 238 授業科目 社会福祉計画論 担当教員 佐藤 英仁 対象学科・学年:総福4年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:福祉計画の概要(意義や目的)を学ぶとともに、実際に福祉計画が策定される過程や留意点、 評価の方法について理解できる。 授業概要:社会福祉計画とは、社会保障問題や高齢者問題などの福祉課題に対応し、国民の生活の安定 を図るための計画である。特に、近年は福祉ニーズの高まりに対応し、福祉計画の策定や実 践は重要になってきている。また、現在現場の声を行政による福祉計画に反映させていくこ とは社会福祉士の重要な役割となっている。授業では、福祉計画の意義や目的を理解しなが ら、さまざまな福祉計画の種類や特徴について学んでいく。また、実際に福祉計画が作成さ れるプロセスを学び、具体的な事例について考えていく。なお、より理解を深めるために授 業ではそれぞれの課題に対応する図表(統計データ)を数多く提示する。また、必要に応じ て関連資料を配布する。視聴覚教材の使用も検討している。 授業計画:1.ガイダンス・福祉計画の概要 9.老人福祉計画と介護保険事業計画の概要 10.障害者計画と障害福祉計画の概要 2.福祉計画の目的と意義 11.次世代育成支援行動計画の概要 3.福祉援助の現場と福祉計画の関係 12.福祉計画の策定過程と留意点 4.計画のサイクルと福祉援助の現場 13.福祉計画におけるニーズの把握 5.福祉計画における住民参加 14.福祉計画の評価方法 6.福祉計画の主体と種類 15.まとめ 7.地方自治体における福祉計画の実際 16.試験 8.地域福祉計画の概要 評価方法:試験成績に出席状況等を合わせて総合的に評価する。 教 科 書:特に指定しないが、下記参考書のうち1冊を入手することをお勧めする。必要な資料はすべ て配布する。 参 考 書: 『新・社会福祉養成講座・福祉行財政と福祉計画』(中央法規)、『社会福祉士シリーズ・福祉 行財政と福祉計画』(弘文堂)。なお、問題集は適宜紹介する。 履修上の注意点: 「社会福祉行財政論」を事前に履修しておくこと。 (準備学習を含む) 授業科目 社会福祉研究法 担当教員 白川 充 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:後期 授業概要:社会福祉研究の特徴、対象と方法について、実際の研究論文の解説等を行います。 授業計画:1.社会福祉研究の特徴① 2.社会福祉研究の特徴② 3.社会福祉研究の対象①(分野と範囲) 4.社会福祉研究の対象②(分野と範囲) 5.社会福祉研究の視点① 6.社会福祉研究の方法①(研究レビュー) 7.社会福祉研究の方法②(研究倫理) 8.社会福祉研究の方法③(研究設計) 9.社会福祉研究の方法④(研究資料) 10.社会福祉研究の方法⑤(量的研究) 11.社会福祉研究の方法⑥(質的研究) 12.社会福祉研究の方法⑦(研究の例示1) 13.社会福祉研究の方法⑧(研究の例示2) 14.社会福祉研究の方法⑨(研究の例示3) 15.まとめと試験 評価方法:定期試験の結果(70%)に、毎回のリアクション・ぺーパーの内容とレポート課題を平常点 (30%)として加算し評価します。 教 科 書:岩田正美他編『社会福祉研究法』有斐閣、2006年 参 考 書:参考文献リストを配布します。 履修上の注意点:なお、学科の申し合せに従い、履修希望学生が 5 名以下の場合は開講しませんので注 (準備学習を含む) 意してください。 239 総合福祉学科 学習の到達目標: この授業は、社会福祉研究のおもしろと難しさ(今後の課題)、そして社会福祉における 研究方法の概略について理解することを目標とします。 授業科目 社会福祉援助技術演習Ⅱ 担当教員 白川 充・志水田鶴子・廣庭 裕 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:通年 学習の到達目標:①総合的かつ包括的な援助技術及び地域福祉の基盤整備と開発に係る具体的な相談援助事例を体系的にとりあげること。 ②個別指導並びに集団指導を通して、具体的な援助場面を想定した実技指導(ロールプレイング等)を中心とする演習 形態により行うこと。 授業概要: この演習は、事例研究を中心に行います。その中で展開過程の確認を行い、より専門的なコンピテンスを習得し、合 わせて、社会福祉士養成の指定科目として求められる総合福祉実習Ⅲ(相談援助実習)の成果の共有を行います。 授業計画:以下に示すのは指定科目の内容として求められているものである。 どのように組み立てるかは実習との関連の関連もあり、 担当教員の指示に従うこと。 1.展開過程論(10回分程度) (ア)インテーク (イ)アセスメント (ウ)プランニング (エ)支援の実施 (オ)モニタリング (カ)効果測定 (キ)終結とアフターケア 2.相談援助の技術(10回分程度) (ア)アウトリーチ (イ)チームアプローチ (ウ)ネットワーキング (エ)社会資源の活用・調整・開発 (オ)サービスの評価 3.具体的な課題別の相談援助事例の検討(10回分程度) (ア)社会的排除 (イ)虐待(児童・高齢者) (ウ)家庭内暴力(D.V) (エ)低所得者 (オ)ホームレス (カ)その他の危機状態にある相談援助事例(権利擁護を含む。) 評価方法:原則として、ゼミの準備と報告で80%、残り20%は提出物(レポート等)で評価します。 教 科 書:担当教員の指示に従うこと。 参 考 書:担当教員の指示に従うこと。 履修上の注意点: この演習は、社会福祉士国家試験受験資格取得のための「指定科目」です。演習内容は「指定科目」の設定 (準備学習を含む) 内容になりますので、予習・復習が不可欠です。 授業科目 社会福祉援助技術演習Ⅲ 担当教員 白川 充・志水田鶴子・廣庭 裕 対象学科・学年:総福4年 単位数:1 開講時期:前期 総合福祉学科 学習の到達目標:①総合的かつ包括的な援助技術及び地域福祉の基盤整備と開発に係る具体的な相談援助事例を体系的にとりあげること。②個別指 導並びに集団指導を通して、具体的な援助場面を想定した実技指導(ロールプレイング等)を中心とする演習形態により行うこと。 授業概要: この演習は、指定科目として、相談援助に係る知識と技術について個別的な体験を一体化し、実践的な知識として習得できるよ うに、相談援助実習における学生の個別的な体験を視野に入れつつ、集団指導並びに個別指導による実技指導を行います。 授業計画:以下に示すのは指定科目の内容として求められているものである。どのように組み立てるかは実習との関連の関連もあり、担当教 員の指示に従うこと。 ア 自己覚知 イ 基本的なコミュニケーション技術の習得 ウ 基本的な面接技術の習得 エ 具体的な課題別の相談援助事例の検討 〇社会的排除 〇虐待(児童・高齢者) 〇家庭内暴力(D.V) 〇低所得者 〇ホームレス 〇その他の危機状態にある相談援助事例(権利擁護を含む。) オ 具体的な相談援助場面及び過程を想定した実技指導 〇インテーク 〇セスメント 〇プランニング 〇支援の実施 〇モニタリング 〇効果測定 〇終結とアフターケア カ 実技指導に含めるもの 〇アウトリーチ 〇チームアプローチ 〇ネットワーキング 〇社会資源の活用・調整・開発 キ 地域福祉観連維持例を活用し、以下の事項の実技指導 〇地域住民に対するアウトリーチとニーズ把握 〇地域福祉の計画 〇ネットワーキング 〇社会資源の活用・調整・開発 〇サービスの評価 評価方法:毎回の演習での発表準備や発言内容という日常的な取り組みと課題・レポートをもって総合的に評価する。 教 科 書:担当教員の指示に従うこと。 参 考 書:担当教員の指示に従うこと。 履修上の注意点:こ の科目は、社会福祉国家試験受験資格取得のための「指定科目」です。演習内容は「指定科目」の設定内容になりますので、 (準備学習を含む) 予習・復習が不可欠です。 240 授業科目 精神保健福祉論Ⅲ 担当教員 大坂 純 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 精神障害者の保健及び福祉に関する専門的知識及び技術を学ぶ、精神保健福祉士養成の指 定科目である。2006年から施行された障害者自立支援法によって、日本の精神保健福祉は大 きく変化してきている。本講義では、過渡期の精神保健福祉に注目しつつ、精神障害者福祉 論と精神保健ソーシャルワーク論を統合しようとする立場から、精神障害者の社会的復権と 生活の質向上を実現する精神保健福祉の制度・政策と実践のあり方、その担い手となる精神 保健福祉士の課題等について講義する。 授業概要:1.精神障害者の生活支援の意義と特徴について理解する。 2.精神障害者の居住支援に関する制度・施策と相談援助活動について理解する。 3.職業リハビリテーションの概念及び精神障害者の就労支援に関する制度・施策と相談援 助活動(その他の日中活動支援を含む)について理解する。 4.行政機関における精神保健福祉士の相談援助活動について理解する。 授業計画:1ガイダンス/精神障害者の概念 9精神障害者の居住支援3 10精神障害者の雇用・就業支援1 2精神障害者の生活の実際 11精神障害者の雇用・就業支援2 3精神障害者の生活と人権 12精神障害者の雇用・就業支援3 4精神障害者の生活支援システム1 13行政における相談援助1 5精神障害者の生活支援システム2 14行政における相談援助2 6精神障害者の生活支援システム3 15まとめ 7精神障害者の居住支援1 8精神障害者の居住支援2 評価方法:参加(出席ではない)10% 試験40%(小テスト2回)課題発表20% レポート30% 評価の対象となるのは2/3以上の出席した者に限る。 教 科 書:精神保健福祉士養成講座シリーズ7 精神障害者の生活支援システム 中央法規出版 *新年度版を指定する 参 考 書:参考図書・文献はガイダンス時にリストを配布する。 履修上の注意点:⑴原則として、講義開始時間 20 分以降の遅刻は教室への入室は認めない。 (準備学習を含む) ⑵精神保健福祉士の指定科目であり、精神保健福祉論Ⅰ、Ⅱの単位取得者のみが履修 出来る。 授業科目 精神医学Ⅰ 担当教員 近藤 等 対象学科・学年:総合福祉3年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:筆記試験(6割以上)、出席(3分の2以上)、レポートに基づいて評価する 教 科 書:日本精神保健福祉士養成校協会編『新・精神保健福祉士養成講座1 精神疾患とその治療』 中央法規.2012 参 考 書:適宜紹介する 履修上の注意点:精神医学Ⅱを履修する場合、先に精神医学Ⅰを履修してください。 (準備学習を含む) 241 総合福祉学科 学習の到達目標:精神医学の基礎、総論、病院精神医療、地域精神医療、司法精神医学について理解する。 授業概要:精神医学、精神医療の現在につながる歴史、脳神経の生理・解剖、精神医学の概念、診断法、 病院精神医療、司法精神医学について修得する。 授業計画:第1回 オリエンテーション 第2回 精神医学・医療の歴史(海外編) 第3回 精神医学・医療の歴史(国内編) 第4回 精神現象の生物学的基礎(脳および神経の生理・解剖) 第5回 こころの理解 第6回 精神障害の概念 第7回 精神障害の成因と分類 第8回 精神症状と状態像① 第9回 精神症状と状態像② 第10回 診断の手順と方法① 第11回 診断の手順と方法② 第12回 心理的検査と身体的検査 第13回 精神科医療機関の治療構造および専門病棟 第14回 精神科治療における人権擁護 第15回 精神医療と福祉および関連機関との間における連携の重要性 第16回 試験 授業科目 精神医学Ⅱ 担当教員 近藤 等 対象学科・学年:総合福祉3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:精神医学Ⅰをふまえ、精神保健福祉士の資格取得に必要な精神疾患とその治療について理解 する 授業概要:精神疾患の概念、診断、治療について履修する。 授業計画:第1回 器質性精神障害① 第2回 器質性精神障害② 第3回 精神作用物質使用による精神および行動の障害 第4回 統合失調症① 第5回 統合失調症② 第6回 感情障害① 第7回 感情障害② 第8回 神経症性障害 第9回 生理的障害・身体的要因に関連した行動症候群 第10回 成人のパーソナリティー障害 第11回 精神遅滞 第12回 心理的発達の障害 第13回 小児期・青年期発症の行動および情緒の障害 第14回 精神科薬物療法。身体療法 第15回 精神療法、精神科リハビリテーション、環境・社会療法 第16回 試験 評価方法:筆記試験(6割以上)、出席(3分の2以上)、レポートに基づいて評価する 教 科 書:日本精神保健福祉士養成校協会編『新・精神保健福祉士養成講座1 精神疾患とその治療』 中央法規.2012 参 考 書:適宜紹介する 履修上の注意点:精神医学Ⅱを履修する場合、先に精神医学Ⅰを履修してください。 (準備学習を含む) 授業科目 精神科リハビリテーション学Ⅰ 担当教員 半田 芳吉 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:後期 総合福祉学科 学習の到達目標:1.精神保健医療福祉の歴史と最近の動向について2.精神障害者に対する支援の基本的な 考えについて3.精神科リハビリテーションについて 授業概要:1.わが国と諸外国の活動について2.精神保健福祉士の働きとその歴史3.精神科リハビ リテーションへのかかわり 授業計画:1.わが国と諸外国の活動 ①精神衛生法の時代から精神保健法 ②病院から社会復帰施設へ ③社会復帰施設から地域移行 ④イタリアにおける地域移行 ⑤アメリカにおけるコンシューマーの活動 ⑥イギリスにおける地域支援体制 2.精神保健福祉士の働き ①医療の場の中で ②地域へ移行する中で ③地域の中で支えること 3.精神科リハビリテーション ①精神科リハビリテーションの概念と構成 ② 〃 のプロセス ③医療機関におけるリハビリテーションの展開とチーム 4.精神障害者支援の実践モデル ①わが国における代表的モデルについて ②アメリカにおける代表的モデルについて ③イタリアにおける代表的モデルについて 評価方法:期末試験(70%)、課題提出、振り返り票、出席日数(30%)など総合的に評価する。 教 科 書: 『精神保健福祉の理論と相談援助の展開Ⅰ』(中央法規出版) 参 考 書:授業中に適宜紹介する。 履修上の注意点:課題に対して自発的に取り組むこと。 (準備学習を含む) 242 授業科目 精神科リハビリテーション学Ⅱ 担当教員 半田 芳吉 対象学科・学年:総福4年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1.精神保健福祉士が行うリハビリテーションについて理解させる2.精神科リハビリテーションにおける連携につい て理解させる3.医療機関におけるリハビリテーションについて理解させる4.地域リハビリテーションについて理解 させる 授業概要:1.医療におけるリハビリテーション2.地域生活支援とリハビリテーション3.リハビリテーションにおける精神保 健福祉士の役割 授業計画:1.精神専門療法 ①作業療法、レクリエーション療法、集団精神療法、行動療法、認知行動療法、SST 2.家族教育プログラム 3.精神科デイケア ①デイケア、ナイトケア、デイナイトケア、チーム医療におけるPSWの役割 4.医療機関のアウトリーチ ①治療を受けさせる義務と退院時の引き取り義務、訪問型支援の必要性、退院前訪問、退院時指導、退院後の訪問看護・ 指導の実際、チーム医療の展開とPSWの役割 5.チーム医療の概要 ①精神科医療におけるチーム医療、その必要性、チーム医療におけるPSWの役割 6.医療機関における多職種との協働・連携 ①チームアプローチとは、必要とされる背景、機能させる要素、各専門職の役割と課題 7.精神障害者支援の実践モデルの意味と内容 8.代表的な精神障害者支援の実践モデル ①治療モデル、生活モデル、ストロングスモデル 9.地域を基盤とした相談援助・ケース発見・受理面接と契約 10.課題分析、支援計画、支援の実施と経過の観察 11.効果測定と支援の評価、終結とアフターケア 12.面接を効果的に行う方法 ①面接の種類、面接の原則 13.面接の技法 ①ノンバーバル・コミュニケーションとバーバル・コミュニケーション、PSWが用いる面接技法 14.スーパービジョン スーパービジョンの意義、機能、形態、過程、 15.コンサルテーション ①コンサルテーションの意義、方法、展開 16.期末試験 評価方法:期末試験(70%)課題提出、振り返り票、出席日数(30%)など総合的に評価する。 教 科 書: 『精神保健福祉の理論と相談援助の展開Ⅰ』 (中央法規出版) 参 考 書:適 宜紹介いたします。 履修上の注意点:必 要によって、資料を探し、まとめることを行います。 (準備学習を含む) 授業科目 精神保健福祉援助演習 担当教員 大坂 純・郡山 昌明 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:通年 評価方法:演習であるから、授業への参加(出席ではない)状況・報告・討論といった日常的な参加状況などにより、 総合的に評価する。 教 科 書:精神保健福祉士養成講座『精神保健福祉援助演習』 (中央法規出版) 参 考 書:適宜、授業の中で紹介する。 履修上の注意点:この演習は、連続した学習展開により体得するものである。また、実習と密接に関連し、実習の (準備学習を含む) 内容を深めるための必修の授業である。出席不足等により評価ができないときには、体験学習、 配属実習には参加させないこととする。1.実習・実習指導と演習の関係については、オリエン テーション及び授業の中で説明をする。2 243 総合福祉学科 学習の到達目標: 本科目は、精神保健福祉援助技術の諸理論(理論モデル)に基づいた支援をしていくためのスキルを 身につけることを目標とするものである。また、科目の位置づけとしては、精神保健福祉分野の講義科 目で学んだ専門的な知識・理論と現場実習とをつなぐ重要な役割を持っている。以上のことから、精神 障害者への支援が「知識」のみにとどまらないためにも、この演習において、社会福祉の価値観に基づ いた知識と技術を獲得しておかなければならない。本科目では、以下の項目を挙げ、「実践していく力」 を身につけることを学習の到達目標とする。1.演習形態により、具体的に当事者と面接をするなかで、 精神保健福祉士の専門的援助技術およびリハビリテーション技法についての理解を深め、「実践できる 力」を身につける。2.精神障害者に対しての支援技術や技法を展開する視点や方法について、ストレ ングス、エンパワメント、リカバリーといった援助観の理解を深める。3.学生自身が自分自身で学習し、 考え、主体的に行動する態度を涵養することを目標とする。 授業概要:1.精神保健福祉士の専門的援助技術及びリハビリテーション技法について、実技指導を中心する演習 形態により具体的事例を取り上げ、個別指導及び集団指導を通して、その精度を高めつつ修得させる。 (学 生自身が積極的に報告し、議論しあう形で事例研究およびロールプレイ等を行う)2.学生自身が自分 自身で学習し、考え、主体的に行動する態度を養成する。 授業計画:1.実習前においては、少なくても精神病院等保健・医療施設及び社会復帰施設等福祉施設における精 神障害者援助技術のモデル的な事例を取り上げ、講義の内容を深め、実習の教育効果が上がるように する。 2.演習を通して援助関係の実際及びチーム医療の実践を身につけるようにする。 3.実技指導、1)面接実技指導、2)記録実技指導、3)集団実技指導、4)評価・効果測定実技指導 4.精神保健福祉士としての、職業倫理について理解を身につけるようにする。 5.実習後においては、実習総括をふまえて、精神障害者に対する援助技術及びリハビリテーション技 法をより深めて身につけさせるようにする。 授業科目 精神保健福祉援助技術各論 担当教員 大坂 純 対象学科・学年:総福3年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標: 当事者に対する実践の基本的な方法論を学習して、当事者のニーズに基づいたソーシャルワークを展開する実践家に なるための基本的技術と視点を得ることを目的とする。支援対象が精神障害者にとどまらず、ソーシャルワーク支援を 必要とするすべての人たちに対しても、効果的な支援を行なうために求められる保健・福祉における全般的な知識や技 術の習得に加えて、精神障害者支援におけるスペシフィックな理論や視点、方法を学ぶことも含まれる。 さらに、当事 者に対する実践の基本的な方法論を学習して、当事者のニーズに基づいたソーシャルワークを展開する実践家になるた めの基本的技術と視点を得ることを目的とする。支援対象が精神障害者にとどまらず、ソーシャルワーク支援を必要と するすべての人たちに対しても、効果的な支援を行なうために求められる保健・福祉における全般的な知識や技術の習 得に加えて、精神障害者支援におけるスペシフィックな理論や視点、方法を学ぶことも含まれる。 授業概要: わが国の精神保健福祉の現状を踏まえ、精神科医療におけるチーム医療や、生活者の視点に立った精神障害者に対す る援助のあり方を、多面的・多角的に思考し、実践する能力を養うための基礎づくりになることをねらいとする。 授業計画:1ガイダンス 16地域を基盤としたリハビリテーションの基本的な考え方⑴ 17地域を基盤としたリハビリテーションの基本的な考え方⑵ 相談援助活動の展開⑴ 18地域を基盤としたリハビリテーションの基本的な考え方⑶ 2相談援助活動の展開⑵ 19地域を基盤としたリハビリテーションの基本的な考え方⑷ 3相談援助活動の展開⑶ 20地域を基盤としたリハビリテーションの基本的な考え方⑸ 4家族調整・支援の実際と事例分析⑴ 21精神障害者のケアマネジメント⑴ 5家族調整・支援の実際と事例分析⑵ 22精神障害者のケアマネジメント⑵ 6地域移行の対象および支援体制⑴ 23精神障害者のケアマネジメント⑶ 7地域移行の対象および支援体制⑵ 24精神障害者のケアマネジメント⑷ 8地域移行の対象および支援体制⑶ 25精神障害者のケアマネジメント⑸ 9地域移行の対象および支援体制⑷ 26地域を基盤にした支援とネットワーキング⑴ 10地域移行の対象および支援体制⑸ 27地域を基盤にした支援とネットワーキング⑵ 11地域を基盤にした相談援助の主体と対象⑴ 28地域を基盤にした支援とネットワーキング⑶ 12地域を基盤にした相談援助の主体と対象⑵ 29地域生活を支援する包括的支援の意義と展開⑴ 13地域を基盤にした相談援助の主体と対象⑶ 30地域生活を支援する包括的支援の意義と展開⑵ 14地域を基盤にした相談援助の主体と対象⑷ 15地域を基盤にした相談援助の主体と対象⑸ 評価方法:授 業への参加(出席ではない)10% レポート(2回)40% 課題発表50%上記の3項目によって総合的に理解度をはかり、 評価する。*評価の対象となるのは2/3以上の出席した者に限る 教 科 書:1.養成講座シリーズ 精神保健福祉援助技術各論 精神保健福祉士養成講座編集委員会 編集 中央法規出版*新年 度版[新養成シリーズ5を使用]を指定する 参 考 書:1精神保健福祉用語辞典 中央法規出版2精神保健福祉論 大熊編著・ミネルヴァ書房3社会福祉用語辞典 中央法規 出版4三訂 精神保健福祉法詳解 中央法規出版5精神保健福祉白書 中央法規出版6社会福祉の動向 中央法規出版 *最新版を用意すること 参考図書・文献はガイダンス時にリストを配布 履修上の注意点:1 保健・医療・福祉分野のソーシャルワーカーとして必要な、理論と技術の習得を目的とするので、意欲を持っ (準備学習を含む) て参加すること。2 原則として、講義開始時間 20 分以降は教室への入室は認めない 授業科目 教職福祉介護技術 担当教員 吉田 弘美 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:後期 総合福祉学科 学習の到達目標:・利用者の生活支援における「尊厳」と「自立」をめざした介護の基本を理解する。 ・介護の対象者である高齢者や障害者に対して、介護を適切に行う能力と態度を身につける。 ・介護の基礎的知識及び基本的技術を習得する。 授業概要:介護技術の基本である安全・安楽・自立支援の実際が学べるように、講義だけではなく、できるだけ演 習を取り入れながら授業を展開する。 授業計画:1 ガイダンス―生活支援における介護技術の基本原則― 2 観察の技法・コミュニケーションの技法 3 生活環境の整備①(講義:安全で快適な居住環境とは) 4 生活環境の整備②(演習:ベッドメイキング) 5 移動介護の技法①(講義:移動の概念、演習:ボディメカニクスの活用) 6 移動介護の技法②(演習:体位変換・移乗動作) 7 移動介護の技法③(演習:杖歩行の介助・車いす介助) 8 食事介護の技法①(講義:食事の意義、嚥下のメカニズム) 9 食事介護の技法②(演習:自立を促す介助) 10 排泄介護の技法①(講義:排泄のメカニズム、身体状況に応じた排泄方法) 11 排泄介護の技法②(演習:オムツ介助・ポータブルトイレ介助) 12 衣服着脱介護の技法(演習:「かぶり型」「前あき型」の着がえ) 13 入浴介護の技法(講義:入浴の意義・効果、身体状況に応じた入浴方法) 14 福祉用具の概念 15 福祉用具の活用方法 16 試験 評価方法:出席状況ならびに授業中の態度20点、課題の提出状況30点、試験結果50点により総合的に評価する。 教 科 書:適宜、資料を提示する。 参 考 書:前川美智子『介護技術ポケットブック』 (日総研) 履修上の注意点:・4年生で開講する教職福祉介護実習と深く関連しているため、教職福祉介護実習を履修予定の (準備学習を含む) 学生は必須の授業である。 ・介護福祉士養成課程ならびに教職(福祉)課程を履修していない学生で、基本的な介護技術の 習得に関心のある方は受講を認める。 244 授業科目 教職福祉介護実習 担当教員 吉田 弘美 対象学科・学年:総福4年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:・高齢者施設における体験学習を通して、介護等に関する基本的な知識と技術を習得する。 ・社会福祉の向上を図る実践的な能力と態度を身につける 授業概要:・高齢者の生活施設である特別養護老人ホームやグループホーム、デイサービスセンター等において実 習を行い、利用者の特性と介護者の役割を理解する。 ・利用者の生活支援の実際を観察・体験し、基本的な生活支援技術の能力を養う。 ・事 前指導として、実習の意義や目的、実習に臨む基本姿勢、実習記録の記載方法等を学び、実習を円 滑に進めるための授業内容とする。 授業計画:1.事前学習(1日) ・実習の意義と目的の理解 ・実習の基本的な態度と心構え ・実習記録の意義と記載方法 ・実習関係書類や自己の実習課題の作成 2.施設実習(10日間 集中実習) 〔実習方法〕 ・施設の実習プログラムに沿って、展開する。 〔実習目標〕 ・施設の概要を理解する。 ・コミュニケーションを通して利用者を理解する。 ・利用者の日常生活支援内容を理解する。 ・介護職の役割を知り、他職種との連携の必要性を理解する。 ※ 実習の最終日には、反省会を実施する。 3.事後学習(1日) ・自己の実習課題の達成状況を確認する。 評価方法:実習状況ならびに反省会の準備・参加状況を40点、教職福祉介護実習施設評価表30点、教職福祉介護実 習関係記録類を30点 教 科 書:指定なし 参 考 書:適宜、資料を提示する。 履修上の注意点:・ 全日出席とし、欠席の場合は補習実習を行う。 「総合福祉実習Ⅲ」の単位を修得している学生で、実習を介護施設(特別養護老人ホーム、介 (準備学習を含む) ・ 護老人保健施設等)で行った場合は、「教職福祉介護実習」を履修する必要はない。 授業科目 総合福祉実習Ⅲ(社福) 担当教員 白川 充・志水田鶴子・廣庭 裕 対象学科・学年:総福3年 単位数:4 開講時期:通年 評価方法:評価は、総合福祉実習指導Ⅲと連動させます。評価対象は、実習先の評価、巡回指導時の評価等です。 教 科 書:担当教員の指示に従うこと。 参 考 書:担当教員の指示に従うこと。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 245 総合福祉学科 学習の到達目標:①相談援助実習を通して、相談援助に係る知識と技術について具体的かつ実際的に理解し実践的な技術 等を体得する。②社会福祉士として求められる資質、技能、倫理、自己に求められる課題把握等、総合 的に対応できる能力を習得する。③関連分野の専門職との連携のあり方及びその具体的内容を実践的に 理解する。 授業概要: 24日間以上・180時間以上の実習(日本社会福祉士会の例示によれば職場・職種・ソーシャルワーク実 習の3つの柱によって組み立てられる実習内容)が主たる内容となります。 授業計画:①学生等は次に掲げる事項について実習指導者による指導を受けるものとする。 ②相談援助実習指導担当教員は巡回指導等を通して、次に掲げる事項について学生等及び実習指導者と の連携調整を密に行い、学生等の実習状況についての把握とともに実習中の個別指導を十分の行うも のとする。 ア 利用者やその関係者、施設・事業者・機関・団体等の職員、地域住民やボランティア等との基本的 なコミュニケーションや人との付き合い方など円滑な人間関係の形成 イ 利用者理解とその需要の把握及び支援計画の作成 ウ 利用者やその関係者(家族・親族・友人等)との援助関係の形成 エ 利用者やその関係者(家族・親族・友人等)への権利擁護及び支援(エンパワメントを含む。)とそ の評価 オ 多職種連携をはじめとする支援におけるチームアプローチの実際 カ 社会福祉士としての職業倫理、施設・事業者・機関・団体等の職員の就業などに関する規定への理 解と組織の一員としての役割と責任への理解 キ 施設・事業者・機関・団体等の経営やサービスの管理運営の実際 ク 当該実習先が地域社会の中の施設・事業者・機関・団体等であることへの理解と具体的な地域社会 への働きかけとしてのアウトリーチ、ネットワーキング、社会資源の活用・調整・開発に関する理解 授業科目 総合福祉実習Ⅳ-B 担当教員 白川 充 対象学科・学年:総福4年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標: 総合福祉実習Ⅳ-Bは、総合福祉実習Ⅲ(社会福祉援助技術現場実習)のadvance実習とし て、24日間以上・180時間以上の実習を行うことによって、社会福祉士としての実践力を超え、 福祉専門職としての研究課題の設定と克服を目指します。 授業概要: 総合福祉実習Ⅳ-Bは、総合福祉実習Ⅲを終えた学生が、その次の段階として行う実習教 育科目です。実習時間は総合福祉実習Ⅲと同じで、24日間以上・180時間以上に設定します。 この実習にはふたつのタイプがあります。ひとつは総合福祉実習Ⅲで行った相談援助実習を、 3年次とは違うフィールドで行うタイプ、もうひとつは、相談援助実習とは違う視点、例え ば、卒業論文の研究テーマや特定の実習テーマに限定して行うタイプです。 授業計画: 総合福祉実習指導Ⅳ-Bの事前教育、事後教育と連動します。総合福祉実習Ⅲで行った社 会福祉援助技術現場実習を3年時とは違うフィールドで行う実習は、実習先において、一定 の実習指導プログラムに基づき、 「読む」 「話す」 「聞く」 「示してもらう」 「実際にやってみる」 などの方法を用いて「職場-職種-ソーシャルワーク実習」を行います。 相談援助実習とは違う視点、すなわち卒業論文の研究テーマや特定の実習テーマに限定し て行う実習の場合は、実習テーマに即した独自の実習内容となります。 評価方法:評価は、総合福祉実習指導Ⅳ-Bと連動させます。評価対象は、実習先の評価、巡回指導時 の評価、実習報告会と報告書等です。 教 科 書: 参 考 書:担当教員の指示に従うこと。 履修上の注意点:この科目は、総合福祉実習・実習指導Ⅲの単位を修得していない学生は、履修できな (準備学習を含む) いので注意してください。さらに、学科の申し合せに従い、履修希望学者が5名以下 の場合は開講しないので注意してください。 授業科目 総合福祉基礎実習Ⅳ-A 担当教員 大坂 純・郡山 昌明 対象学科・学年:総福3年 単位数:4 開講時期:通年 総合福祉学科 学習の到達目標: 現在、精神保健福祉の分野において重要な課題の一つとして、精神科病院入院患者の退院 促進と地域移行を支援することが挙げられる。精神障害者が地域で安心して暮らすためには、 入院時の治療やリハビリテーション、退院して地域で生活するためのソーシャルスキルなど 習得が必要となる。また、退院後は、社会福祉制度や地域にある社会復帰施設の利用、就労 を視野にいれた企業などの社会資源の活用も重要である。本科目は、4年次に行う総合福祉 実習ⅠⅣ-Aの基礎として位置づけ、精神保健福祉施設・機関を体験的に理解し、精神障害 をもつ人たちと直接関わることを通して、精神保健福祉士としての役割や機能を理解するこ とを目標とする。 授業概要:1.精神保健福祉機関の利用者の理解(ゲストスピーカーの招聘を含む)2.精神保健福祉 士としての必要な知識及び技術ならびに関連知識の理解を深める。3.精神保健福祉施設・ 機関の概要について理解する。4.職業倫理を身につけ、専門職としての自覚に基づいた行 動が出来るようになる。 授業計画:精神病院等保健・医療施設及び社会復帰施設等社会福祉施設における総合福祉基礎実習Ⅳ- Aには、精神障害者のプライバシーに十分配慮しつつ、下記の内容を必ず含めることとする。 1.実習オリエンテーション 2.実習先確定 3.実習計画書作成 4.見学実習(原則7日以上) 5.総合福祉基礎実習Ⅳ-Aのまとめ 6.全体総括 評価方法:出席日数、実習計画書、実習日誌、実習報告書、学生の実習への取り組み姿勢等と、実習機 関及び実習指導講師からの意見などを総合して評価を行う。 教 科 書:精神保健福祉士養成講座『精神保健福祉援助実習指導・実習』(中央法規出版) 参 考 書:精神保健福祉白書編集委員会編集「精神保健福祉白書」中央法規出版日本精神保健福祉士協 会日本精神保健福祉学会編集「精神保健福祉用語辞典」中央法規出版精神保健福祉研究会「精 神保健福祉法詳解」中央法規出版 履修上の注意点:出席日数の不足や課題などの未提出により評価が出来ない時には、実習への参加は不 (準備学習を含む) 可とする。 246 授業科目 総合福祉実習Ⅳ-A(精神) 担当教員 大坂 純・郡山 昌明 対象学科・学年:総福4年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標: 現在、精神保健福祉の分野において重要な課題の一つとして、精神科病院入院患者の退院促進と地域移行を支援する ことが挙げられる。精神障害者が地域で安心して暮らすためには、入院時の治療やリハビリテーション、退院して地域 で生活するためのソーシャルスキルなど習得が必要となる。また、退院後は、社会福祉制度や地域にある社会復帰施設 の利用、就労を視野にいれた企業などの社会資源の活用も重要である。 本科目は、精神障害をもつ人たちの福祉の向 上に役立つ精神保健福祉の知識と援助技術を実践的に理解するため以下の事項を目標とする。1.職業倫理を身につけ、 専門職としての自覚に基づいた行動が出来るようになる。2.精神保健福祉士として必要な知識及び技術並びに関連知 識を実際に活用し、精神障害者に対する相談支援及びリハビリテーションについて必要な資質・能力・技術を学ぶ。3. 精神障害者に対しての支援技術や技法を展開する視点や方法について、ストレングス、エンパワメント、リカバリーといっ た援助観を基本としつつ、学生自身が自ら考え、主体的に行動できるようになる4.関連分野の専門職種との連携がと れるようになる。 授業概要:1.現場体験を通して精神保健福祉士としての必要な知識及び技術ならびに関連知識の理解を深める。2.精神保健福 祉士として必要な知識及び技術並びに関連知識を実際に活用し、精神障害者に対する相談援助及びリハビリテーション について必要な資質・能力・技術が具体的に展開できるようになる。3.職業倫理を身につけ、専門職としての自覚に 基づいた行動が出来るようにする。4.具体的な体験や援助活動を、専門的援助技術として概念化し体系だてていくこ とができる能力を涵養する。5.関連分野の専門職との連携のあり方を理解する。 授業計画:精神病院等保健・医療施設及び社会復帰施設等社会福祉施設における精神障害者援助実習には、 精神障害者のプライバシー に十分配慮しつつ、下記の内容を必ず含めることとする。 1.実習オリエンテーション 2.実習先確定 3.実習計画書作成 4.実習指導者・実習指導講師からの実習内容の確認と事前指導 5.実習先での事前指導 6.配属実習 (180時間以上・24日以上、巡回指導は、実習担当教員及び実習指導講師が行う) 7.総合福祉実習Ⅳー A(精神保健福祉援助実習)のまとめ 8.総合福祉実習Ⅳー A 報告書作成 9.実習報告会の準備と実施 10.全体総括 評価方法:出席日数、実習計画書、実習日誌、実習報告書、学生の実習への取り組み姿勢等と、実習機関及び実習指導講師からの 意見などを総合して評価を行う。 教 科 書:精神保健福祉士養成講座『精神保健福祉援助実習指導・実習』 (中央法規出版) 参 考 書:精神保健福祉白書編集委員会編集「精神保健福祉白書」中央法規出版日本精神保健福祉士協会日本精神保健福祉学会編 集「精神保健福祉用語辞典」中央法規出版精神保健福祉研究会「精神保健福祉法詳解」中央法規出版 履修上の注意点:出 席日数の不足や課題などの未提出により評価が出来ない時には、実習への参加は不可 (準備学習を含む) とする。 授業科目 総合福祉実習指導Ⅲ(社福) 担当教員 白川 充・志水田鶴子・廣庭 裕 対象学科・学年:総福3年 単位数:3 開講時期:通年 評価方法:評価は、総合福祉実習Ⅲと連動させます。評価対象として、実習報告書、報告会の発表等を 課します。 教 科 書:担当教員の指示に従うこと。 参 考 書:担当教員の指示に従うこと。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 247 総合福祉学科 学習の到達目標:①相談援助実習の意義について理解する。②相談援助実習に係る個別指導並びに集団指導を 通して、相談援助に係る知識と技術について具体的かつ実際的に理解し実践な技術を体得す る。③社会福祉士として求められる資質、技能、倫理、自己に求められる課題把握等、総合 的に対応できる能力を習得する。④具体的な体験や援助活動を、専門的援助技術として概念 化し理論化し体系立てていくことができる能力を涵養する。 授業概要: 前期は実習計画書の作成指導が主たる内容となります。後期は実習内容についての考察と その指導が主たる内容となります。 授業計画:次に掲げる事項について個別指導並びに集団指導を行うものとする。 ①相談援助実習と相談援助実習指導における個別指導及び集団指導の意義 ②実際に実習を行う実習分野(利用者理解を含む。)と施設・事業者・機関・団体・地域社 会等に関する基本的な理解 ③実習先で行われる介護や保育等の関連業務に関する基本的な理解 ④現場体験及び見学実習(実際の介護サービスの理解や各種サービスの利用体験等を含む。) ⑤実習先で必要とされる相談援助に係る知識と技術に関する理解 ⑥実習における個人のプライバシーの保護と守秘義務等の理解(個人情報保護法の理解を含 む。) ⑦「実習記録ノート」への記録内容及び記録方法に関する理解 ⑧実習生、実習担当教員、実習先の実習指導者との三者協議を踏まえた実習計画の作成 ⑨巡回指導 ⑩実習記録や実習体験を踏まえた課題の整理と実習総括レポートの作成 ⑪実習の評価全体総括会 授業科目 総合福祉実習指導Ⅳ-B 担当教員 白川 充 対象学科・学年:総福4年 単位数:3 開講時期:通年 学習の到達目標: 総合福祉実習指導Ⅳ-Bは、総合福祉実習Ⅳ-B(advance実習)の事前教育と事後教育を 行う科目です。したがって到達目標は、以下のように設定されます。①総合福祉実習Ⅳ-B の意義と目的を理解する。②コンピテンスの習得と点検を行う。③実習計画書を作成する。 ④事後教育のねらいとして実習評価と継続研究テーマをまとめる。 授業概要: 前期はコンピテンスの点検と習得、実習計画書の作成指導が主たる内容となります。後期 は実習評価と継続研究について指導が主たる内容となります。 授業計画:1.総合福祉実習Ⅳ-Bの意義と目的の確認 15.前期の総括② 16.事後教育のねらい① 2.コンピテンスの点検と習得① 17.実習評価と継続研究の指導① 3.コンピテンスの点検と習得② 18.実習評価と継続研究の指導② 4.コンピテンスの点検と習得③ 19.実習評価と継続研究の指導③ 5.コンピテンスの点検と習得④ 20.実習評価と継続研究の指導④ 6.コンピテンスの点検と習得⑤ 22.実習評価と継続研究の指導⑤ 7.コンピテンスの点検と習得⑥ 23.実習評価と継続研究の指導⑥ 8.実習計画書の作成① 24.実習評価と継続研究の指導⑦ 9.実習計画書の作成② 25.実習評価と継続研究の指導⑧ 10.実習計画書の作成③ 26.実習報告会の準備と実施① 11.実習計画書の作成④ 28.実習報告会の準備と実施② 12.実習計画書の作成⑤ 29.実習報告会の準備と実施③ 13.実習計画書の作成⑥ 30.全体の総括 14.前期の総括① 評価方法:評価は、総合福祉実習Ⅳ-Bと連動させます。評価対象として、実習報告書、報告会の発表 等を課します。 教 科 書:特に指定しない。 参 考 書:担当教員の指示に従うこと。 履修上の注意点:この科目は、総合福祉実習・実習指導Ⅲの単位を修得していない学生は、履修できな (準備学習を含む) いので注意してください。さらに、学科の申し合せに従い、履修希望学生が5名以下 の場合は開港しないので注意してください。 授業科目 総合福祉基礎実習指導Ⅳ-A 担当教員 大坂 純・郡山 昌明 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:通年 総合福祉学科 学習の到達目標: 本科目は、3年次に行われる総合福祉実習Ⅳ-Aとは一対をなるものである。授業の内容は、4年次に行われる総合福祉実習Ⅳ-Aの目的を踏 まえ、事前学習、実習、事後学習において、精神障害者や精神障害者をめぐる支援環境を間近なものとし、精神保健福祉士や精神保健福祉サー ビス期間の役割や機能、精神保健福祉について理解を深めるものである。精神保健福祉士に必要な知識と技術の獲得のため、実習が学生にとっ て有意義なものとなるめに以下の項目を学習の達成目標とする。1.精神保健福祉機関の利用者の理解2.精神保健福祉専門職の役割や理解3. 精神保健福祉実践現場の理解 授業概要: 1.精神保健福祉機関の利用者の理解(ゲストスピーカーの招聘を含む)2.精神保健福祉士としての必要な知識及び技術ならびに関連知識 の理解を深める。3.精神保健福祉施設・機関の概要について理解する。 授業計画: 精神病院等保健・医療施設及び社会復帰施設等社会福祉施設 14.実習先の検討と確定 における精神障害者援助実習には、精神障害者のプライバシー 15.前期のまとめ に十分配慮しつつ、下記の内容を必ず含めることとする。 16.ゲストスピーカー(精神保健福祉士)招聘の事前学習 1.実習オリエンテーション 17.ゲストスピーカー(精神保健福祉士)講話 2.総合福祉基礎実習Ⅳー Aの目的と意義 18.ゲストスピーカー(精神保健福祉士)招聘の事後学習 3.精神保健福祉機関の利用者の理解① 19.精神保健福祉士としての必要な知識及び技術ならびに関連知識の理解③ 4.精神保健福祉機関の利用者の理解② 20.実習計画書の作成① 5.精神保健福祉士としての必要な知識及び技術ならびに関連 21.実習計画書の作成② 知識の理解① 22.実習計画書の作成③ 6.精神保健福祉施設・機関の概要についての理解① 23.実習計画書の作成④ 7.実習指導者・実習指導講師からの実習内容の確認 24.総合福祉基礎実習Ⅳー Aの事前学習① 8.ゲストスピーカー(当事者)招聘の事前学習 25.総合福祉基礎実習Ⅳー Aの事前学習② 9.ゲストスピーカー(当事者)講話 26.総合福祉基礎実習Ⅳー Aの事前学習③ 10.ゲストスピーカー(当事者)招聘の事後学習 27.総合福祉基礎実習Ⅳー Aの事前学習④ 11.精神保健福祉士としての必要な知識及び技術ならびに関連 28.総合福祉基礎実習Ⅳー Aの事前学習⑤ 知識の理解② 29.総合福祉基礎実習Ⅳー Aと総合福祉実習Ⅳー Aの目的 12.精神保健福祉施設・機関の概要についての理解② 30.全体総括 13.精神保健福祉施設・機関の概要についての理解③ 評価方法:出 席日数、実習計画書、実習日誌、実習報告書、学生の実習への取り組み姿勢等と、実習機関及び実習指導講師からの意見などを総合して評 価を行う。 教 科 書:精 神保健福祉士養成講座『精神保健福祉援助実習指導・実習』(中央法規出版) 参 考 書: 精神保健福祉白書編集委員会編集「精神保健福祉白書」中央法規出版日本精神保健福祉士協会日本精神保健福祉学会編集「精神保健福祉用語 辞典」中央法規出版社会福祉の動向編集委員会「社会福祉の動向」中央法規出版※書籍は最新版を購入のこと 履修上の注意点: 出席日数の不足や課題などの未提出により評価が出来ない時には、参加は不可とする。 (準備学習を含む) 248 授業科目 総合福祉実習指導Ⅳ-A(精神) 担当教員 大坂 純・郡山 昌明 対象学科・学年:総福4年 単位数:3 開講時期:通年 学習の到達目標: 本科目は、4年次夏期に行われる総合福祉実習Ⅳ-Aとは一対を成すものである。授業の内容は、事前学習、実習、事 後学習からなる。実習が単なる資格取得のための実習ではなく、学生が主体となって実習計画を立て、事前学習、実習 中、事後学習を通して、“学生自身の気づき” から精神障害者の抱える “生活のしづらさ”、精神障害者に対する支援方法 について考察し、理解を深めていくためのものである。また、実習先の法的な位置づけ、事業内容、役割などについて も理解を深める。本科目では、学生の精神保健福祉士に必要な知識と技術の獲得のため、実習が学生にとって有意義な ものとなるために以下の項目を学習の達成目標とする。1.事前学習では、精神保健福祉士としての必要な知識及び技 術ならびに関連知識を深める。2.実習期間中では、学生へのスーパーバイズを通して、精神障害者に対しての支援技 術や技法を展開する視点や方法について、ストレングス、エンパワメント、リカバリーといった援助観を基本としつつ、 学生自身が自ら考え、主体的に行動することができるようになる。3.事後指導では、実習を振り返り、自分自身の課 題を明らかにするこ 授業概要:1.現場体験を通して精神保健福祉士としての必要な知識及び技術ならびに関連知識の理解を深める。2.精神保健福 祉士として必要な知識及び技術並びに関連知識を実際に活用し、精神障害者に対する相談援助及びリハビリテーション について必要な資質・能力・技術を修得する。3.職業倫理を身につけ、専門職としての自覚に基づいた行動が出来る ようにする。4.具体的な体験や援助活動を、専門的援助技術として概念化し体系だてていくことができる能力を涵養 する。5.関連分野の専門職との連携のあり方を理解する。 授業計画: 精神病院等保健・医療施設及び社会復帰施設等社会福祉施設における精神障害者援助実習には、精神障害者のプライ バシーに十分配慮しつつ、下記の内容を必ず含めることとする。 1.実習オリエンテーション 2.実習先確定 3.実習計画書作成 4.実習指導者・実習指導講師からの実習内容の確認と事前指導 5.実習先での事前指導 6.配属実習(180時間以上・24日以上、巡回指導は、実習担当教員及び実習指導講師が行う) 7.総合福祉実習Ⅳー A(精神保健福祉援助実習)のまとめ 8.総合福祉実習Ⅳー A 報告書作成 9.実習報告会の準備と実施 10.全体総括 評価方法:出席日数、実習計画書、実習日誌、実習報告書、学生の実習への取り組み姿勢等と、実習機関及び実習指導講師からの 意見などを総合して評価を行う。 教 科 書:精神保健福祉士養成講座『精神保健福祉援助実習指導・実習』 (中央法規出版)『社会福祉援助技術現場実習・精神保健 福祉援助実習 手引き』(本学作成) 参 考 書:精神保健福祉白書編集委員会編集「精神保健福祉白書」中央法規出版日本精神保健福祉士協会日本精神保健福祉学会編 集「精神保健福祉用語辞典」中央法規出版社会福祉の動向編集委員会「社会福祉の動向」中央法規出版 履修上の注意点:出席日数の不足や課題などの未提出により評価が出来ない時には、参加は不可とする。 (準備学習を含む) 授業科目 生活支援とケアマネジメント 担当教員 志水田鶴子 対象学科・学年:総福4年 単位数:2 開講時期:通年 評価方法:試験によって評価します。6回以上欠席した者は定期試験の受験ができなくなります。 教 科 書:適宜指示します。 参 考 書:適宜指示します。 履修上の注意点:原則として遅刻欠席は認めません。天候等の理由により公共交通機関等の遅延した場合を (準備学習を含む) 除き、20 分以上遅刻した者は欠席となります。福祉専門職希望者の受講を希望します。 249 総合福祉学科 学習の到達目標:障害者の地域生活において福祉サービスを利用する際、支援者には障害者の主体性や選択制が尊 重されるような支援を提供することが求められる。本講義では多様なニーズに対応するためのケ アマネジメントの方法について学んでいく。ケアマネジメントとは何か、ケアマネジメントを利 用する利用者への理解、障害者ケアマネジメントの基本理念、ケアマネジメントの原則等を学び ながら、障害者ケアマネジメントの展開過程を踏まえ、障害者ケアマネジメントを実践する上で 用いる関連技術等についても理解を深めることを到達目標とする。 授業概要:1.ケアマネジメントとは何か2.障害者ケアマネジメントとは何か3.障害者の地域生活を支 援すること4.障害者ケアマネジメントの基本理念5.障害者ケアマネジメントの展開過程 授業計画:1.ケアマネジメントとは何か 2.障害者ケアマネジメントとは何か① 3.障害者ケアマネジメントとは何か② 4.障害者ケアマネジメントとは何か③ 5.障害者の地域生活支援① 6.障害者の地域生活支援② 7.障害者ケアマネジメントの基本理念① 8.障害者ケアマネジメントの基本理念② 9.障害者ケアマネジメントの原則① 10.障害者ケアマネジメントの原則② 11.障害者ケアマネジメントの展開過程① 12.障害者ケアマネジメントの展開過程② 13.障害者ケアマネジメントの展開過程の実際 14.障害者ケアマネジメントの実施体制① 15.障害者のケアマネジメントの実践体制②と関連技術 16.試験 授業科目 特講A 担当教員 青柳育子・家子敦子・吉田弘美 対象学科・学年:総福4年 単位数:2 開講時期:後期(集中) 学習の到達目標:1.介護福祉士の役割について理解を深める。 2.介護における利用者理解を深める。 3.個別介護について理解を深める。 授業概要:介護について理解を深めるために、これまでの学習を振り返り、具体的な介護支援と統合す る方法を学ぶ。 授業計画:1.オリエンテーション、科目のねらい、授業のルール、評価方法 2.介護とは・介護を必要とする人の理解 3.介護サービスの概要・チームアプローチ 4.介護におけるコミュニケーションとは 5.わが国における介護保険制度 6.障害者の福祉、障害のある人の心理・身体機能 7.介護の根拠となる人体の構造と機能 8.認知症の理解①医学的理解 9.認知症の理解②認知症の人の介護 10.介護支援技術①尊厳保持、利用者主体、個別ケア 11.介護支援技術②食事・排泄・入浴清潔保持等自立に向けた介護 12.介護支援技術③外出支援、アクティビティケア等自立に向けた介護 13.介護過程①介護過程の展開方法 14.介護過程②事例学習 15.まとめ 評価方法:出席(30%)、レポート等の提出物(30%)、期末試験(40%) 教 科 書:授業の中で適宜紹介 参 考 書: 履修上の注意点:介護福祉士を理解するための総まとめの学習である。介護福祉士資格取得希望者は、 (準備学習を含む) 履修する事が望ましい。 総合福祉学科 250 授業科目 健康栄養研究法Ⅰ 担当教員 菱沼 宏哉他11名 対象学科・学年:健栄2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 「健康・栄養」に関する基本的問題と研究の進め方について解説する。また、特に健康づ くりの基本的要件である「正しい食生活のあり方」を追及するための研究への導入として、 各教員が専門とする研究分野の視点から下記の研究テーマの内容について紹介する。さらに、 3年次の健康栄養研究法Ⅱ、4年次の卒業論文との関係をも補足説明する。 授業概要: 「健康・栄養に関する研究」とは何かについて、十分な認識を持たせるとともに、現代社 会における健康と栄養の問題への関心と積極的な取り組みを促す。 「健康・栄養」を共通テー マにして、担当教員がそれぞれ1回、独自のテーマで完結的な授業を行う。 授業計画:担当教員とテーマ(予定です。変更有、日時とテーマは決定次第掲示します。) 1.石出 信正 「食と脳」 2.岩淵 せつ子「大豆の食品科学と健康機能」 3.小嶋 文博 「かまぼこの機能性」 4.鈴木 裕一 「(未定)」 5.菱沼 宏哉 「寿命を延ばす食事は存在するのだろうか」 6.山城 秋美 「生涯を通した健康づくりへの栄養ケアについて」 7.神田 あづさ「ライフステージ・ライフスタイル別における栄養教育について」 8.佐々木 裕子「宮城県民の栄養状態について」 9.氏家 幸子 「(未定)」 10.宮下 ひろみ「食事栄養学としての調理と食育」 11.高澤 まき子「地産地消―食と農とのかかわり」 12.鈴木 寿則 「公衆衛生にかかわる法制度と疫学」 評価方法:授業への出席状況と、 各教員が提出を求めることがあるレポート等の成績を総合して評価する。 教 科 書:各担当教員が適宜指示する。 参 考 書:各担当教員が適宜指示する。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 健康栄養研究法Ⅱ 担当教員 菱沼 宏哉 他11名 対象学科・学年:健栄3年 単位数:2 開講時期:通年 学習の到達目標:担当教員がそれぞれの専門性に即して、「健康・栄養」の問題の捉え方、研究の仕方等につ いて、少人数グループのゼミ形式で指導する。特に健康栄養学科の学生に関心のつよい栄養 と食品、疾病と栄養、食品加工と調理、生産と消費、衛生と環境問題、運動と休養及び生活 習慣と食育など、食と健康に関する基本的な問題を提起するとともに、問題を解明する上で 重要な、栄養学や食品科学、臨床栄養学、衛生学、環境科学、栄養教育論、栄養指導論、さ らには生活文化論等の分野に関する文献を紹介したり、論文内容を解説し、それぞれの研究 への関心を高める。各ゼミ生は、とくに卒業論文作成に必要な文献の検索法、データの収集、 整理、分析等の研究方法、および論文の執筆法などを学習し、習得する。 授業計画:担当教員(グループ指導担当者) (1)石出信正 (2)岩淵せつ子 (3)小嶋文博 (4)菱沼宏哉 (5)鈴木裕一 (6)神田あづさ(7)氏家幸子 (8)佐々木裕子 (9)宮下ひろみ(10)高澤まき子(11)鈴木寿則 (12)山城秋美 評価方法:学生の出席状況と、提出するレポート等の成績を総合して評価する。 教 科 書:各担当教員が適宜指示する。 参 考 書:各担当教員が適宜指示する。 履修上の注意点:各ゼミごとに教育方針、方法が異なるので、担当教員と緊密に連絡を取り合って学習 (準備学習を含む) を進めること。 251 管理栄養専攻 健康栄養学科 授業概要: 履修する学生は、「健康栄養研究法I」で履修したことを参考に、関心のある専門分野や研 究テーマに関する希望を表明し、下記の各担当教員のもとに配属(10名以内に調整)されて 指導を受ける。その際、各指導教員は授業計画の具体的内容を提示する。 授業科目 健康栄養特別講義 担当教員 菱沼 宏哉 他12名 対象学科・学年:健栄3・4年 単位数:1 開講時期:通年 学習の到達目標: 健康づくりはきわめて主体的で実践的なテーマであるにもかかわらず、豊かな現代社会では「健康ブーム」と言われ るほどに多種多様な健康情報が飛び交い、モノが溢れている。健康栄養学科で学ぶ学生には、そのような中でどれが正 しく、何が必要なのかを的確に判断し「食と健康」にかかわる職場などで闊達な行動力をもって果敢に実践できる「食 と健康」の専門家を目指すよう期待したい。 授業概要: この授業では、健康と食品及び栄養の専門分野の第一線の場で活躍されている講師を招き、学生をさまざまな学習機 会に触れさせ、実践的で幅広い見識を培うことをめざしている。 授業計画:本学科の企画のもとに外部講師に依頼して年に4回、特別講演を開催する。 3年4年合同で実施する。3年と4年で合計6回以上の参加が必要である。 本年度のテーマおよび日程は現在交渉中であり、確定次第、公示する。 基本的には前期の土曜日に開催するので公示を見逃さないように。 (平成23年の講師とテーマ) 加賀谷 豊 先生(東北大学大学院医学研究科) 「エリスロポエチンと心臓」 中尾 和美 先生((株)消費者研究所) 「お客様に学ぶ」 石川 禎一 先生(石川禎一アイデンタルクリニック) 「知っておきたい歯科知識」 勝田 隆 先生(仙台大学体育学部) 「コーチングの実際-勝つための戦略-」 (平成24年の講師とテーマ) 古館 伸郎 先生 (岩手県久慈保健所 管理栄養士) 「スポーツ栄養士」 鈴木 裕一 先生 (健康栄養学科特任教授) 「私の研究」 三輪 宏子 先生 (FMS綜合研究所 代表取締役) 「宮城県の食品流通と企業」 岡本 恵 先生(チーム「スタジオナッツ」スタッフ キッチン担当) 「夢への第一歩」 評価方法:出席状況とその都度提出されるレポート内容を総合的に評価する。 レポートの評価は、学科の各担当者が行う。3年次から4年次にわたって6回分を総合して単位を認定する。 教 科 書: 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 食の英語 担当教員 遊佐 重樹 対象学科・学年:健栄3年 単位数:2 開講時期:前期 管理栄養専攻 健康栄養学科 学習の到達目標: 機械的な英文和訳にとどまらない効果的な読解力を身につけ、大学院入試レベルの英文を 理解することを目指す。 授業概要: 健康・栄養をテーマとした様々な英文(英字新聞等)を読む。まずskimしてframeを頭の 中に作り、その中に詳しく情報を埋め込む作業を通じて、機械的な英文和訳にとどまらない 効果的な読解力を身につけることを目指して授業を進める。授業はプレゼンテーションソフ トを用いて効果的に行う。さらに、様々な食品やレシピに登場する英単語を紹介する。 授業計画:1.Introduction 2.食の英単語① レシピの英語① 3.食の英単語② レシピの英語② 4.食の英単語③ NEWSWEEK記事① 5.食の英単語④ NEWSWEEK記事② 6.食の英単語⑤ NEWSWEEK記事③ 7.食の英単語⑥ NEWSWEEK記事④ 8.これまでの復習と単語テスト(1) 9.食の英単語⑦ International Herald Tribune記事① 10.食の英単語⑧ International Herald Tribune記事② 11.食の英単語⑨ International Herald Tribune記事③ 12.食の英単語⑩ 大学院入試問題にチャレンジ① 13.食の英単語⑪ 大学院入試問題にチャレンジ② 14.これまでの復習と単語テスト(2) 15.まとめと復習 16.期末テスト 評価方法:出席状況(30点)、授業態度(10点)、単語テスト(20点)、期末テスト(40点) 教 科 書:プリント教材を使用する。 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:・予習を前提に授業を進めるので、各自、指示内容に真剣に取り組んだ上で授業に臨 (準備学習を含む) むこと。・必ず初回の授業から出席すること。 252 授業科目 栄養情報 担当教員 佐々木裕子 対象学科・学年:管栄2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:地 域社会では、様々な年齢の男女が生活し、体格、体力、世帯の生活様式、生活水準も異なる。このような集団の健康・栄養問題 および関連要因の把握、課題分析を行い、絡み合った要因を解きほぐして健康水準を高める対策ができる能力を養う。特に、疫学 の基本的な考え方と目的について概説できるようにする。また、臨地実習先や社会との信頼関係を確立できるように、コミュニケー ション能力、情報リテラシーやプレゼンテーションの向上を図る。 授業概要:主な保健統計情報の収集と活用について解説する。保健指標について学び、それぞれの指標についての理解を深める。また健康事 象について年次推移の表現を考え片対数グラフがなぜ有効かを学習し、各種のグラフを用いたプレゼンテーションの基礎理論を学 ぶ。さらに、栄養評価の基礎データとなる食事調査法について、その種類と特徴を理解して、対象や目的に応じた調査法を選択・ 適用する能力を養う。同時に得られたデータの解析、考察力を習得する。さらに、調査の再現性と妥当性について理解し、管理栄 養士としての調査時の留意点を知る。 授業計画:1 .疫学とは 健康評価学方法論である疫学の概要と歴史について学ぶ。 2.研究デザイン 介入研究の概要を学びながら介入研究の倫理的な側面を理解する。 3.度数分布表とヒストグラム クロス集計、度数分布表、ヒストグラムの応用を考える。 4.データ集と解析 実際に統計ソフトであるSPSSを用いて、ヒストグラム、幹葉図、箱ひげ図、平均値、中央値、最頻値、標準偏差、分散、パー センタイル値について理論を学ぶ。 5.統計的推論 統計、コンピュータ・リテラシーとは何かを理解する。 6.保健統計 人口転換等の人口論の基礎を学び、我が国の少産少子、高齢化社会について学習する。 7.保健指標1) 疾病量、特に有病率と罹患率について理解を深める。 8.保健指標2) コホート観察などを通して保健指標の考え方を深める。 9.食事調査 各種食事調査法について学習する。 10.栄養素等摂取量算出のためのデータベース 栄養調査に必要な管理栄養士のスキルを学ぶ。 11.食品データベースとしての日本食品標準成分表 成分表を用いて調査データを作成する。 12.食事摂取基準による摂取量の評価と評価指標 食事摂取量の評価を食事摂取基準を用いて指標化する。 13.個人レベルでの食事調査データの解析 食事摂取基準2010に基づいた評価方法を取得し、分析した結果を特定保健指導での活用など、効果的な栄養指導へ展開できる ように演習する。 14.集団レベルでの食事調査データの解析 結果についてパワーポイントでのプレゼンテーションができるようにする。 15.まとめと試験 評価方法:出 席、小テスト、提出課題を総合的に評価する。 教 科 書:保健統計・疫学(南山堂)福富和夫、橋本修二 著 参 考 書:厚生労働省策定 日本人の食事摂取基準2010年版(第一出版) 履修上の注意点:コ ンピュータ演習を含む。管理栄養士としての就職を考えている人は必須。 (準備学習を含む) 授業科目 公衆衛生学 担当教員 鈴木 寿則 対象学科・学年:管栄2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:公衆衛生学の考え方、制度、そして保健活動を総合的に理解することによって、現代社会に おける健康のあり方についての考え方を深めます。 授業概要:公衆衛生学における医療・保健・福祉の分野ごとに、教科書を中心に講義を行います。 評価方法:出席状況および試験によって評価します。遅刻2回を欠席1回に換算し、評価を行います。 教 科 書: 『衛生・公衆衛生学』山本玲子(編)アイ・ケイコーポレーション(2013) 参 考 書:必要があれば、紹介します。 履修上の注意点:遅刻、講義中の私語、途中退出など、他の受講者の迷惑になるような行為は慎んで下 (準備学習を含む) さい。原則として、授業開始 20 分以降の教室への入室は認めません。 253 管理栄養専攻 健康栄養学科 授業計画:1.公衆衛生学とはなにか 2.保健および健康の定義、疫学 3.予防医学の考え方、疾病のリスク要因 4.感染症の動向と予防 5.循環器疾患の動向と予防 6.がん・糖尿病の動向と予防 7.環境保健(総論) 生活環境と地球環境 8.環境保健(各論) 人体と物理的・科学的・生物的環境 9.公害対策、環境問題への取り組み 10.地域保健、衛生行政 11.母子保健、乳幼児・母子における健康増進 12.学校保健、学校における保健管理・環境管理 13.産業保健、労働災害、事故の動向 14.老人保健・老人福祉 15.まとめ 授業科目 健康管理概論 担当教員 鈴木 寿則 対象学科・学年:管栄2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:健康管理の実践に必要な情報処理、統計処理の基本を理解します。そして、栄養に関する医 学情報や保健情報を正しく理解することを目的とします。 授業概要:教科書を中心に、統計情報などを理解するために、実証研究の立て方、進め方、結果の解釈 について解説していきます。また、疫学の内容を踏まえ解説します。 授業計画:1.ガイダンス、健康管理の方法 2.実証研究の進め方、モデルの設定 3.データの収集と分析 4.調査計画、変数の概念 5.変数の測定 6.対象の選定 7.実験計画、統制 8.記述統計 9.1変数の分布と統計処理 10.2変数の分布 11.クロス集計 12.2変数の量的関係、相関分析 13.標本と母集団 14.検定の考え方 15.まとめ 評価方法:出席状況および試験(80点)、レポート等の提出(20点)によって評価する予定です。遅刻 3回を欠席1回に換算します。 教 科 書: 『実証研究の手引き 調査と実験の進め方・まとめ方』古谷野亘・長田久雄(著)/ワールド プランニング『はじめて学ぶ やさしい疫学 -疫学への招待- 第2版』日本疫学会(監修)/ 南江堂 参 考 書:必要があれば、紹介します。 履修上の注意点:遅刻、講義中の私語、途中退出など、他の受講者の迷惑になるような行為は慎んで下 (準備学習を含む) さい。原則として、授業開始 20 分以降の教室への入室は認めません。 授業科目 地域福祉論 担当教員 鈴木 寿則 対象学科・学年:管栄2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:地域における福祉および関連領域としての保健、医療について、基本的な考え方や制度を理 解することを目標とします。 授業概要:市町村(地域)における福祉、年金保険、医療保険、介護保険などの分野ごとに教科書を中 心に講義を行います。 管理栄養専攻 健康栄養学科 授業計画:1.社会保障における公衆衛生 2.社会保障とはなにか 3.社会保障の財源 4.年金保険制度(1) 5.年金保険制度(2) 6.医療保険制度(1) 7.医療保険制度(2) 8.医療保険制度(3) 9.介護保険制度(1) 10.介護保険制度(2) 11.労働保険制度(1) 12.労働保険制度(2) 13.社会扶助制度 14.現代における社会保障の課題 15.まとめ 評価方法:出席状況および試験によって評価します。遅刻3回を欠席1回に換算し、評価を行います。 教 科 書: 『社会保障 第3版』阿部祐二(編)、弘文堂(2013年) 参 考 書:必要があれば、適宜紹介します。 履修上の注意点:遅刻、講義中の私語、途中退出など、他の受講者の迷惑になるような行為は慎んで下 (準備学習を含む) さい。原則として、授業開始 20 分以降の教室への入室は認めません。 254 授業科目 病理学Ⅱ 担当教員 鈴木 裕一 対象学科・学年:管栄2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:管理栄養士は、医療・福祉の現場において他の職種とチームを組んで活躍しなければならな い。そのため必要な共通理解として、医療に関する基本的な知識や疾患概念を身につける。 授業概要:器官系ごとに特有の病気について学ぶ。 授業計画:1.遺伝と先天異常 2.栄養・代謝系疾患 3.内分泌疾患 4.消化管疾患 5.肝・胆・膵疾患 6.循環器系疾患 7.腎・尿路系疾患 8.神経・精神系疾患 9.呼吸器系疾患 10.血液・造血器系疾患 11.運動器(骨格系)疾患 12.皮膚系疾患 13.免疫・アレルギー系疾患 14.婦人科疾患 評価方法:3回の試験95%、出席5% 教 科 書:国立健康・栄養研究所監修 1) 「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 総論」 南江堂 2) 「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 各論Ⅰ」 南江堂 3) 「人体の構造と機 能及び疾病の成り立ち 各論Ⅱ」 南江堂(この3冊は「解剖生理学」 「解剖生理学特論」 「解 剖生理学実験Ⅰ」「病理学Ⅰ」「病理学ⅡI」 参 考 書:Steve Parker著、佐藤達夫・松尾理訳 見える人体―構造・機能・病態 南江堂 履修上の注意点:単に記憶するだけでなく、臨床栄養とのつながりを意識して学習すること。 (準備学習を含む) 授業科目 食品加工学 担当教員 岩淵せつ子 対象学科・学年:管栄2年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:1)試験の結果90%、2)レポート10% 教 科 書: 『食べ物と健康 食品学・食品機能学・食品加工学』 長澤治子編著(医歯薬出版) 参 考 書: 『総合食品事典』 (同文書院)『食べ物と健康Ⅰ』菅野道廣編(南江堂)、 『新食品加工学』吉田勉編(医歯 薬出版) 参考書は購入する必要は無い推奨する図書です。 履修上の注意点:欠席しないよう日頃体調管理を心掛けること。遅刻2回で欠席1回とします。 (準備学習を含む) 255 管理栄養専攻 健康栄養学科 学習の到達目標:①食料の生産・加工・流通のシステム全体像を説明できる。 ②鮮度保持・品質保持の視点から望ましい貯蔵・ 包装法を説明できる。③食品の劣化要因とその防止原理が分かる。④主な加工食品とその利用法が説明 できる。⑤農・畜・水産物の加工法が説明できる。⑥生鮮食品と加工食品の規格と表示について説明で きる。⑦食品添加物、食品包装材料の種類と特性について説明できる。⑨食品の保存法について説明で きる。 授業概要:食品加工の目的は、食品の保存性を高め、腐敗防止などの工夫を行い、栄養成分の保持を図るとともに 食糧資源の有効利用を行うこと、私たちの食生活に利便性をもたらすことなどがある。生鮮食品や加工 食品の生産、流通、消費の問題とその対策について、食品の品質劣化と要因、保蔵の原理と方法、加工 貯蔵の理論を習得した後、主な加工食品について学ぶ。 授業計画:1 食品加工の目的と意義および食品の生産条件と栄養 2 食品の規格・表示とそれに関わる法制度 3 食品の劣化要因 4 食品の流通環境と栄養成分変化:環境因子(水分・酸素・温度・光・その他) 5 食品の保存条件と栄養成分変化(1):水分活性・塩蔵・糖蔵を利用した保存 6 食品の保存条件と栄養成分変化(2):低温利用・ガス貯蔵を利用した保存 7 食品の保存条件と栄養成分変化(3):加熱殺菌・脱酸素剤を利用した保存 8 食品の保存条件と栄養成分変化(4):食品添加物・包装容器・包装材料による保存 9 主な加工食品(1):農産加工食品 10 主な加工食品(2):油脂加工食品 11 主な加工食品(3):畜産加工食品 12 主な加工食品(4):水産加工食品 13 主な加工食品(5):調味料・発酵食品 14 主な加工食品(6):嗜好品・アルコール飲料 15 まとめ 16 試験 授業科目 食品加工学実習 担当教員 岩淵せつ子 対象学科・学年:管栄3年 単位数:1 開講時期:前期 学習の到達目標:①現代の食生活に欠かせない加工食品について、食品加工の意義、食品素材の生産、特性、加工、貯蔵 とそれらに関わる技術・操作法を総合的に理解する。②生産様式の異なる農産食品、水産食品、畜産食品、 微生物利用食品の中から代表的な加工食品を自分自身の手で製造し、製造技術を理解する。③管理栄養 士が関わる分野の食品開発について実践のための基礎を養う。④環境フィールド体験を通し、食料の生 産現場、環境汚染・廃棄物処理、資源循環についても考察できるようになる。 授業概要:食品加工学で学んだ加工・保蔵理論の実習編で、食品素材を使って実際に加工食品を製造し食品素材が もつ加工特性について理解を深める。殺菌法などを含め、さまざまな加工の基本操作を習得しながら、 食の安全・衛生面、食品の保存性、食糧資源有効利用についての理解を深める。本年度から、東北大学 附属川渡農場(複合生態フィールド教育センター)研修を加え、環境フィールド学から食と環境のつな がりを学ぶ。 授業計画:1 実習の心得:安全対策と衛生対策について 2 調味料:米麹と大豆を使った発酵食品「味噌」の製造 2 穀類(1):米粉の加工…上用粉を使った和菓子の製造 3 穀類(2):小麦粉の加工…食パンの製造 4 穀類(3):小麦粉の加工…うどんの製造 5 イモ類:コンニャク芋の加工…コンニャクの製造 6 豆類:大豆の加工…豆腐の製造 7 野菜類:トマトの加工…トマトケチャップの製造 8 食肉類:食肉の加工特性…ソーセージの製造 9 魚介類(1):缶詰加工…さんま味付け缶詰の製造 10 魚介類(2):練り製品…冷凍すり身を使ったかまぼこ・さつま揚げの製造 11 凍結を利用した加工:凍り豆腐の製造 12 水分活性測定と食品の保存性について 13 学外見学のための事前学習:食料生産の問題/畜産業と廃棄物処理/資源循環/環境保全 14・15 川渡複合生態フィールドセンター現地研修:農畜産業の生産現場見学およびコンポストと廃棄 物処理について 評価方法:実習の取り組みと実習態度、レポート・実習ノート提出と出席状況により評価する。 教 科 書:プリントを配布する。 参 考 書: 『図解食品加工プロセス』吉田照男(工業調査会) 履修上の注意点:食品材料の調達時期により、製造順番が変更することがある。実習科目なので休まず出席し、積 (準備学習を含む) 極的に取り組むことが大切である。学外の川渡農場見学研修は、8月下旬の夏期休暇中に行うこ とになるので体調を管理し欠席しないこと。 授業科目 食品衛生学実験 担当教員 谷津 壽郎 対象学科・学年:管栄2年 単位数:1 開講時期:前期 管理栄養専攻 健康栄養学科 学習の到達目標: 基礎的な理化学試験や微生物検査の手技をとおして、その原理や意義を学びます。そして、食品衛生 についての監視センスを養い、食品衛生学で習得した知識を確固たるものにすることを目標とします。 授業概要: 食品の安全性は、さまざまな理化学試験や微生物検査によって裏打ちされています。その基礎的な手 技を習得するとともに原理や意義を理解します。さらに、食品添加物や食中毒の原因物質などを取り扱 い、各物質の検出原理および検出手法を習得するとともに、食品製造施設や工程における衛生監視の実 際を想定したシミュレーションを行います。 授業計画:1.食品衛生学実験とは? ○食器などに残留する食品成分と中性洗剤の検出 ○残留塩素の検出 ○ 水道水の残留塩素の検出 2.牛乳の成分規格試験 ○比重 ○乳脂肪分 3.保存料の分析法(1)○水蒸気蒸留装置の組み立て練習 4.保存料の分析法(2)○サンプルの蒸留 ○標準液2種の紫外部吸収測定 5.保存料の分析法(3)○サンプル・標準液2種の紫外部吸収測定 ○亜硝酸定量の講義 6.亜硝酸の定量 7.タール色素の検出(1)○キャピラリー・ろ紙の作製 ○標準液のスポット 8.タール色素の検出(2)○標準液の展開 ○サンプルの色素の検出 9.タール色素の検出(3)○サンプル・標準液の展開 ○着色料クロマトグラフィーの講義 ○薄層クロマトグラフィーによる判定 10.タール色素の検出(4)○サンプルの判定・確認 ○顕微鏡の使用法 ○滅菌・消毒 11.手指・空中落下・食品の衛生試験法(1)○手指・空中落下・サンプル塗抹 12.手指・空中落下・食品の衛生試験法(2)○細菌の染色〈単染色法・グラム染色法〉 13.手指・空中落下・食品の衛生試験法(3)○顕微鏡観察 14.変物質の測定(1)○油脂の変敗試験〈カルボニル価〉 15.変物質の測定(2)○ヒスタミンの定性試験 評価方法:レポート(60点) 、出席重視(40点) 教 科 書: 「 フ ロ ー シ ー ト 食 品 衛 生 学 実 験 」 伊 達 洋 司・ 堺 敬 一 共 著 ㈱ ア イ・ ケ イ コ ー ポ レ ー シ ョ ン 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点: 1年次「食品衛生学」を履修していること。また、前回提出したレポートの添削内容を理解し、 (準備学習を含む) 次回に反映すること。 256 授業科目 調理学実習Ⅱ 担当教員 宮下ひろみ 対象学科・学年:管栄2年 単位数:1 開講時期:前期 学習の到達目標:○調理実習Ⅰにおける基本的な調理操作をふまえ、調理を主な料理素材、手法別(煮る、焼く、蒸す、 揚げる等)および様式別(和・洋・中)にとらえた展開の方法を習得する。○季節や行事を取り入れた 献立作成や食事時の約束事や食文化について理解する。○食事摂取基準や食品構成にそった、一日の献 立作成や実習をとおし、食物の栄養特性をふまえた食事の整え方を理解する。 授業概要:実習授業をとおして、 安全面、 嗜好面、 栄養面を考慮した合理的な食事の整え方を理解するとともに、 調味% を用いた再現性のある調理料や基本的な調理操作による展開や、食材別に日本料理、西洋料理、中国料 理の各種調理法による展開が行えるような実践力を養う。また、食事摂取基準および食品構成に基づく 献立作成について学ぶ。 授業計画:1 .オリエンテーション(包丁の扱い、食品成分表、郷土の食文化等について) 2.野菜の調理と献立展開例1-根菜類の調理および「炒める」について/きゅうりのせん切りの実技 試験 3.卵の調理と献立展開例ー「焼く」について 4.野菜の調理と献立展開例2-葉菜類と果実と「煮る」について 5.肉及びゼラチン調理と献立展開例ー「寄せもの」とたんぱく質の熱変性について 6.小麦粉の調理と菓子ー和洋中の「飲茶の習慣」について 7.魚の調理と献立展開例ー「揚げる」について/魚の卸し方の実技試験 8.料理の文化と作法(テーブルマナー学外研修) 9.ブッフェ形式の飲茶献立ー蒸す、焼く、炒める、揚げる等の調理法のまとめ 10.食事摂取基準および食品構成に基づく献立の実際について 11.食品構成に基づく献立の実際-弁当箱法による昼の献立調理 12.食品構成に基づく朝食と夕食の献立作成 13.食品構成に基づく朝食と夕食の献立実習 14.郷土料理の研究と実習 15.実技試験 16.まとめ・筆記試験 評価方法:ノートおよびレポート提出(70%) 、実技試験(15%)、筆記試験(15%)による総合評価。また、身支 度や衛生面の不備があった場合は減点がある。 教 科 書: 『調理学実習-おいしさと健康-』早坂千枝子編(アイ・ケイ・コーポレーション)調理実習Ⅰのものを 引き続き使用。 参 考 書: 『調理のためのベーシックデータ』 、 『食品成分表(日本食品標準成分表2010準拠のもの)』(女子栄養大出 版部)*1年時購入済み 履修上の注意点:実習科目なので出席およびその裏付けであるノート提出や授業態度(身支度を含む)は重視する。 (準備学習を含む) 授業科目 調理学実験 担当教員 宮下ひろみ 対象学科・学年:(3年次へ移行) 単位数:1 開講時期:後期 学習の到達目標:1.日常食品を用いた調理に関する基礎的実験をとおして、調理過程に起きる諸現象を科学 的に理解するとともに、実際の調理や食事提供の場面に応用できる力を養う。2.おいしさ の評価である主観的手法(官能検査)および客観的手法(機器測定)について実験を通して 理解する。3.調理や食事形態の条件による食べやすさの実験を通し、摂食機能に応じた食 事の設計について理解する。 授業計画:*H25年度2年次前期開講予定でしたが、H26年度3年次後期に移行しました。 評価方法:出席に伴うレポートの評価80%、筆記試験20%等により総合的に評価する。 教 科 書: 『健康を考えた調理科学実験』今井悦子、安原安代編(アイ・ケイコーポレーション) 参 考 書: 履修上の注意点:遅刻厳禁。この実験の出席は、実際に実験した結果や考察を行ったレポートの提出を (準備学習を含む) 持ってそれとみなします。(レポート提出が無いとその回は出席扱いにならないので 注意すること。) 257 管理栄養専攻 健康栄養学科 授業概要: 調理学、調理科学の理論を踏まえ、調理に関する基礎実験や食品の調理について条件を定 めて比較実験を行う。おいしさの評価、植物性食品、動物性食品、成分抽出物についての実 験を行う他、各実験において食品や料理の評価の一環として、官能評価(統計処理を含む) 及び機器測定により食物への嗜好や食品の持つ特性を分析していく。また、食べやすさと調 理形態の実験をとおし、咀嚼や嚥下の摂食機能低下における対応食について学ぶ。 授業科目 栄養学実験 担当教員 菱沼 宏哉 対象学科・学年:管栄2年 単位数:1 開講時期:前期 学習の到達目標:1)乾式灰化試料から不揮発性ミネラルの定量分析ができる。 2)デンプンの消化実験から アミラーゼ活性の定量ができる。 授業概要:消化・吸収やミネラルの作用を理解するための実践的学習の1つとして、 デンプンの消化実 験、 ミネラルの定量実験を行う。 授業計画:1.ミネラルに関する基礎事項の確認 2.試料の乾式灰化 ⑴ るつぼの恒量設定 3.試料の乾式灰化 ⑵ 試料の秤量と乾式灰化 4.試料原液の調製 5.試薬調製 6.リンの定量 7.鉄の定量 8.カルシウムの定量 9.ミネラルに関する演習 10.消化と吸収に関する基礎事項の確認 11.アミラーゼによるでんぷんの消化(アミラーゼ活性) 12. アミラーゼのタンパク質定量(アミラーゼ比活性) 13.唾液分泌条件と唾液量の測定 14.唾液分泌条件とアミラーゼ活性 15.消化と吸収に関する演習 16.筆記試験 評価方法:レポートの評価を40点、 筆記試験の評価を60点とし、 合計点数から遅刻点(1点/回)、欠席 点(3点/回)を差し引いて、最終得点として評価する。 教 科 書:実験書(プリント)を配布する。 参 考 書: 履修上の注意点:実験科目は、 実際に実験操作を行い習得することが大切である。 したがって出席重視 (準備学習を含む) とし、 欠席回数が4回に達した場合は、 例外なく再履修とする。 授業科目 栄養学各論Ⅰ 担当教員 山城 秋美 対象学科・学年:管栄2年 単位数:2 開講時期:前期 管理栄養専攻 健康栄養学科 学習の到達目標: (1)妊娠期から学童期の各ライフステージ別における身体的・精神的特徴などを理解する (2)妊娠期から学童期のライフステージ別における生活環境、食習慣等の変化とそれに伴う生活習慣病並びに運動時、 温度、気圧、重力環境下における生体機能の変化についても学習し、栄養アセスメントに基づいた栄養ケアのあり 方などを説明または考察できるようになる。 (3)食事摂取基準についても理解を深める。 授業概要: 個人または集団の栄養状態を把握してその評価・判定をする「栄養アセスメント」の方法などを知り、 人間の健康状態(身 体面)と栄養状態(食生活面)を改善するための「栄養マネジメント」について方法と手順などを学ぶ。 次に、人間の胎児期から学童期に至るまで、成長に伴う身体的・精神的変化並びに栄養状態や食習慣などの変化につ いて理解する。 妊娠期、授乳期、新生児・乳児期、幼児期、学童期のライフステージ別における生理的特徴や栄養アセスメントおよ び健康増進・疾病予防のための栄養ケアのあり方などを中心に学習する。食事摂取基準についても理解を深める。 授業計画:1.栄養マネジメント(1) :マネジメント概要、栄養アセスメントなど 2.栄養マネジメント(2):栄養ケア・プログラムの計画、行動科学理論の応用など 3.栄養マネジメント(3):カウセリング、評価のデザインなど 4.成長・発達・加齢・ライフサイクル 5.妊娠期の栄養(1):妊娠、分娩、産褥、栄養アセスメント 6.妊娠期の栄養(2):妊娠期の疾病と栄養ケア 7.授乳期の栄養:授乳女性の生理的特徴、栄養アセスメント、疾病・栄養ケア 8.新生児・乳幼児の栄養(1):生理的特徴と栄養アセスメント 9.新生児・乳幼児の栄養(2):疾病と栄養補給法 10.新生児・乳幼児の栄養(3):食事摂取基準と栄養ケア 11.幼児期の栄養(1):幼児の成長・発達と栄養アセスメント 12.幼児期の栄養(2):疾病と栄養ケア 13.学童期の栄養(1):学童の成長・発達と栄養アセスメント 14.学童期の栄養(2):疾病と栄養ケア 15.まとめ 16.期末テスト 評価方法:試 験の成績、課題レポート、出席で総合評価する。 教 科 書: 「応用栄養学 ライフステージからみた人間栄養学」第9版 森基子他著医歯薬出版株式会社 参 考 書: 履修上の注意点:管理栄養士国家試験指定科目なので、予習・復習をして理解を深めるようにして下さい。 (準備学習を含む) 258 授業科目 栄養学各論Ⅱ 担当教員 山城 秋美 対象学科・学年:管栄2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: (1) 思 春 期 か ら 高 齢 期 ま で の 各 ラ イ フ ス テ ー ジ 別 に お け る 身 体 的・ 精 神 的 特 徴 な ど を 理 解 す る。 (2)思春期から高齢期までの各ライフステージ別における生活環境、食習慣等の変化とそれに伴う生活 習慣病並びに運動時、温度、気圧、重力環境下における生体機能の変化についても学習し、栄養ア セスメントに基づいた栄養ケアのあり方などを説明または考察できるようになる。 (3)食事摂取基準についても理解を深める。 授業概要: 思春期から高齢期に至るまでの身体的・精神的特徴について理解し、栄養を中心とした食生活のあり 方などを理解する。 さらに、現代社会のストレスの問題、文明発達による運動不足の問題、食環境の問題といった各種環 境下での健康と栄養のあり方についても学習する。食事摂取基準についても理解を深める。 授業計画:1.序説(シラバスの内容概要、その他) 2.思春期の栄養(1):思春期の身体的・生理的特徴、栄養アセスメント 3.思春期の栄養(2):思春期の栄養障害・疾病・生活習慣・栄養ケアのあり方 4.成人期の栄養(1):成人期の特性 5.成人期の栄養(2):食生活と生活習慣病 6.成人期の栄養(3):成人期の栄養 7.閉経期の栄養:身体的特徴、疾病と栄養ケア、その他 8.高齢期の栄養(1):生体の加齢変化 9.高齢期の栄養(2):食生活の特徴と栄養ケア 10.高齢期の栄養(3):高齢期の疾病予防 11.環境と栄養(1):ストレスと栄養 12.環境と栄養(2):生体リズムと栄養 13.運動・スポーツと栄養(1):運動とエネルギー代謝、健康増進と運動 14.運動・スポーツと栄養(2):スポーツと体力、トレーニングと栄養補給 15.まとめ 16.筆記試験 評価方法:試験の成績と課題レポートと出席で総合評価する。 教 科 書: 「応用栄養学ライフステージからみた人間栄養学」第9版 森基子他著 医歯薬出版株式会社 参 考 書: 履修上の注意点:管理栄養士国家試験指定科目なので、予習・復習をして理解を深めるようにして下さい。 (準備学習を含む) 授業科目 栄養学実習 担当教員 山城 秋美 対象学科・学年:管栄2年 単位数:1 開講時期:後期 評価方法:課題・レポート・発表(50点)、出席(50点)などにより、総合的に評価する。 教 科 書: 「応用栄養学 栄養マネジメント演習・実習 第2版」竹中優・土江節子著 医歯薬出版株 式会社 参 考 書:食事摂取基準2010年版(第一出版) 履修上の注意点:実習はグループで行うので欠席不可です。 (準備学習を含む) 献立作成、調理実習については全員が理解できるように毎回役割分担をします。 259 管理栄養専攻 健康栄養学科 学習の到達目標: 各ライフステージにおける栄養状態や心身機能に応じた栄養管理(栄養ケア・マネジメン ト)の基本的な考え方を理解する。発育発達、加齢に伴う生理的・精神的変化を理解すると ともに、人と食を取り巻く社会環境や食生活のあり方を考え、ライフステージ別にアセスメ ント結果に基づく栄養ケア計画の立案や実施の評価方法について習得する。 授業概要: 各ライフステージの事例について、栄養ケア計画から食事摂取基準・食品校正、献立作成 のそれぞれのプロセスを演習し、その献立に基づいた調理実習と評価を行う。 授業計画:1.ガイダンス、実習の概要 2.乳児期・離乳期の栄養管理 3.調乳実習とベビーフードの試食と評価 4.離乳食の献立作成と調理実習と評価 5.幼児期(保育所給食を含む)の栄養管理 6.幼児期(保育所給食を含む)の献立作成と調理実習と評価 7.学童期・思春期(学校給食を含む)の栄養管理 8.学童期・思春期(学校給食を含む)の献立作成と調理実習と評価 9.成人期の栄養管理 10.成人期の献立作成と調理実習と評価 11.妊娠期・授乳期の栄養管理 12.妊娠期・授乳期の献立作成と調理実習と評価 13.高齢期の栄養管理 14.高齢期の献立作成と調理実習と評価 15.まとめ:グループごとにテーマを設定し、栄養ケア計画、献立作成、調理実習、評価を して発表 授業科目 栄養指導論 担当教員 神田あづさ 対象学科・学年:管栄2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 栄養指導に関わる基礎学問領域についての概要を理解し、ライフステージ・ライフスタイ ル別栄養指導にも応用できるようにする。そのうえで、個別または集団の栄養問題を診断し て改善計画を立て、ライフステージ・ライフスタイル別栄養指導を実施し、健康の増進、疾 病の予防・治療貢献できる力を養う。栄養指導プログラムの計画立案と実施評価の一連の栄 養教育をマネジメントする方法を学び、展開できる能力を得る。 授業概要: ライフステージ・ライフスタイル別栄養指導に関わる基礎学問領域についての概要やそれ らの応用方法について説明する。また個別または集団に対し栄養問題を診断した後、改善計 画の立案や栄養指導を実施等について概説する。さらに、栄養指導プログラムの計画立案と 実施評価の一連の栄養指導をマネジメントする方法を説明する。 授業計画:1.行動科学による栄養教育の実際 2.妊娠・授乳期の栄養指導① 3.妊娠・授乳期の栄養指導② 4.乳・幼児期の栄養指導① 5.乳・幼児期の栄養指導② 6.学童期の栄養指導① 7.学童期の栄養指導② 8.思春期の栄養指導① 9.思春期の栄養指導② 10.成人期の栄養指導① 11.成人期の栄養指導② 12.高齢期の栄養指導① 13.高齢期の栄養指導② 14.障害者の栄養指導 15.患者の栄養指導 16.試験 評価方法:筆記試験(80点)、受講態度・出席状況(20点)などにより総合的に評価する。なお6回以 上の欠席は「停止」扱いとする。 教 科 書:健康・栄養科学シリーズ『栄養教育論(改訂第2版) 』丸山千寿子,足達淑子,武見ゆかり編集 *「健康栄養論」にて2012年4月に購入済 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点: 「栄養教育論」の内容を復習し、理解しておくこと。 (準備学習を含む) 授業科目 栄養カウンセリング論 担当教員 神田あづさ・丹野久美子 対象学科・学年:管栄3年 単位数:2 開講時期:前期 管理栄養専攻 健康栄養学科 学習の到達目標:管理栄養士として、人々の疾病の予防・治療や健康の維持・増進にとって欠かすのことできない栄養教育を行う上での 必要な知識と技術を学ぶことを目的とする。その上で、個人を対象とした栄養教育の際に必要な「カウンセリング技法」 を身につけ、対象者自らの行動変容により食生活を改善するための方法論を学び、栄養カウンセリングを実践できる能 力を養う。 授業概要:栄養教育においては、対象者自身が自らの課題に気付き、行動変容により課題を解決しようとする対象者中心の支援が 求められている。そのためにはカウンセリングの理論を把握し、その技法を習得し、カウンセリングマインドを身につ けた対応が必要となる。この授業では、基本的なカウンセリングの理論とともに、人々の保健行動や食行動の理論につ いて学ぶ。そして行動療法を行うために、これらを個別及び集団栄養教育へどのように応用すればよいか、具体的な方 法について習得する。 授業計画:1.栄養カウンセリングの効果 2.栄養カウンセリングスキルの基本的態度 3.カウンセリング理論①行動療法、グループアプローチ 4.カウンセリング理論②交流分析、パーソナリティ理論 5.カウンセリング理論③心理アセスメント 6.保健行動の理論 7.食行動の理論 8.ライフステージと食の行動①妊娠・授乳期~高齢期 9.ライフステージと食の行動②学童期 10.ライフステージと食の行動③青年期 11.ライフステージと食の行動④成人・壮年期~高齢期 12.栄養カウンセリングの応用①個別栄養教育 13.栄養カウンセリングの応用②集団栄養教育 14.栄養カウンセリングの応用③さまざまな分野の栄養教育Ⅰ 15.栄養カウンセリングの応用④さまざまな分野の栄養教育Ⅱ 16.試験 評価方法:筆 記試験(80点)、受講態度・出席状況(20点)などにより、総合的に評価する。なお、6回以上の欠席は「停止」扱いとする。 教 科 書:① 小松啓子・大谷貴実子編/栄養科学シリーズNEXT「栄養カウンセリング論」(第2版)講談社サイエンティフィク ②健康・栄養科学シリーズ「栄養教育論(改訂第2版)」丸山千寿子、足達淑子、武見ゆかり編集 *②は「健康栄養論」にて2011年4月に購入済 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:特になし (準備学習を含む) 260 授業科目 栄養指導論実習 担当教員 神田あづさ 対象学科・学年:管栄2年 単位数:1 開講時期:前期 学習の到達目標: 栄養指導に関わる基礎学問領域についての概要を理解し、ライフステージ・ライフスタイル別 栄養指導にも実践できるようにする。その上で、個別または集団の栄養問題を診断して改善計画 を立て、ライフステージ・ライフスタイル別栄養指導を実施し、健康の増進、疾病の予防・治療 貢献できる実践力を養う。栄養指導プログラムの計画立案と実施評価の一連の栄養教育をマネジ メントする方法を学び、展開できる実践力を得る。 授業概要: 食生活に影響する様々な因子を理解した上で効果的な食行動変容の栄養指導・栄養教育を探り、 ライフステージ・ライフスタイル別の栄養改善を目的とする実践活動の技法や方法を学ぶ。 授業計画:1.栄養指導・教育論実習の概要 2.食事調査 3.栄養状態を診断する① 4.栄養状態を診断する② 5.給与栄養目標量の設定① 6.給与栄養目標量の設定② 7.栄養教育計画 8.栄養教育の実施 9.栄養教育の評価 10.ライフステージへの応用① 11.ライフステージへの応用② 12.ライフステージへの応用③ 13.ライフスタイルへの応用① 14.ライフスタイルへの応用② 15.ライフスタイルへの応用③ 評価方法:発表(30点) 、レポート(50点)受講態度・出席状況(20点)などにより総合的に評価する。 なお6回以上の欠席は「停止」扱いとする。 教 科 書:①「栄養教育論演習」岡崎光子・饗場直美編著 建帛社②「日本人の食事摂取基準2010年版縮刷版」 第一出版(千代田区)(B5) 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:2年次前期に開講される 「栄養指導論」を必ず受講すること。 「栄養教育論」の内容を復習し、 (準備学習を含む) 理解しておくこと。 授業科目 臨床栄養学各論 担当教員 小笠原初恵・岡本 智子 対象学科・学年:管栄2年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:筆記試験結果70%、授業態度(出席状況など)30%により評価する。 教 科 書:教室内で指示する。 参 考 書:講義時に適宜推薦する。 履修上の注意点:講義毎に十分な復習をし理解しておく。 (準備学習を含む) 261 管理栄養専攻 健康栄養学科 学習の到達目標:1)症候別・疾患別の病態を理解した上で、傷病者の栄養状態を予測できるようになる。 2)症候別・疾患別における栄養治療のあり方を理解する。 授業概要:1)症候別・疾患別の病態と治療及び栄養との関連を理解する。 2)傷病者の病態、身体状況、栄養状態から適切な栄養管理を行う栄養ケアプランの作成、 実施、評価に関する総合的なマネジメントの考え方を理解する。 3)傷病者の治療に効果的な栄養管理方法について学ぶ。 授業計画:1.代謝・内分泌系の疾患(糖尿病1型・2型)と栄養管理 2.代謝・内分泌系の疾患(メタボリックシンドローム)と栄養管理 3.代謝・内分泌系の疾患(脂質異常症)と栄養管理 4.代謝・内分泌系の疾患(肥満症・高尿酸血症)と栄養管理 5.腎臓・尿路の疾患(急性・慢性腎臓病)と栄養管理 6.腎臓・尿路の疾患(糸球体腎炎・ネフローゼ症候群)と栄養管理 7.腎臓・尿路の疾患(糖尿病性腎症・腎不全)と栄養管理 8.腎臓・尿路の疾患(人工透析)と栄養管理 9.循環器系の疾患(高血圧症・動脈硬化症)と栄養管理 10.循環器系の疾患(虚血性心疾患・心不全)と栄養管理 11.消化器系の疾患(胃食道逆流性・胃炎・消化性潰瘍)と栄養管理 12.消化器系の疾患(胃摘出後合併症・炎症性腸疾患)と栄養管理 13.消化器系の疾患(肝炎・脂肪肝・肝硬変)と栄養管理 14.消化器系の疾患(胆石性・膵炎)と栄養管理 呼吸器系の疾患(慢性閉塞層肺疾患)と栄養管理 15.まとめ 16.試験 授業科目 臨床栄養学実習Ⅰ 担当教員 村岡 玲子・猪股恵美子 対象学科・学年:管栄2年 単位数:1 開講時期:後期 学習の到達目標:1)病態別・栄養コントロール別の経口栄養法による、栄養食事計画ができるようになる。 2)糖尿病食事療法のための食品交換表が使えるようになる。 3)病態に即した献立の展開ができるようになる。 授業概要: 臨床栄養学の理論を基礎に、病態の改善や回復がより適切に、効果的に促進するための経口栄養にお ける補給法を学ぶ。食事療法の方法は、病態別・栄養コントロール別に、各疾病に対する基本方針、栄 養基準、献立作成上の考慮点などを、栄養学や病態生理の理論をふまえて理解し、それぞれの症例に対 応する栄養食事計画演習と栄養補給法を学ぶ。さらに作成した献立を用いた調理・供食実習を通して実 践能力を養う。 授業計画:1.臨床栄養学実習の概要、栄養摂取法と補給法 2.一般治療食と特別治療食、献立作成の基礎 3.常食の栄養管理-献立作成実習ならびに評価 4.肥満症、高尿酸欠症、糖尿病の栄養食事管理 5.エネルギーコントロール食の栄養管理-献立作成演習 6.流動食、軟食の実習 7.たんぱく質コントロール食の栄養管理-献立作成演習 8.エネルギーコントロール食の栄養管理-献立作成演習ならびに評価 9.食塩制限食の栄養管理-献立作成演習 10.たんぱく質コントロール食の栄養管理-献立作成演習ならびに評価 11.脂質コントロール食の栄養管理-献立作成 12.食塩制限食の栄養管理-献立作成演習ならびに評価 13.胆石症、膵臓病、脂質異常症、拒食・嚥下障害時の栄養食事管理 14.献立の展開方法および、献立展開演習 15.糖尿病食品交換表の復習、まとめ、講評 16.期末試験 評価方法:献立レポート70%、受講態度(出席状況、実習態度)30%により総合的に評価する。 教 科 書:『臨床栄養学、食事療法の実習』本田佳子編(医歯薬出版) 『糖尿病食事療法のための食品交換表』日本糖尿病学会編(文光堂) 参 考 書:『五訂(増補)食品成分表』科学技術庁資源調査会(女子大学栄養出版部) 『調理のためのベーシックデータ増補版』(女子大学栄養出版部) 履修上の注意点: 「臨床栄養学各論」を復習し理解しておく。 (準備学習を含む) 授業科目 臨床栄養学実習Ⅱ 担当教員 菊地香保里 対象学科・学年:管栄3年 単位数:1 開講時期:前期 管理栄養専攻 健康栄養学科 学習の到達目標:1)栄養アセスメントに必要な臨床検査法の理解を深め、身体計測および体組成の測定、代謝動態検査 が実践できるようになる。 2)傷病者の病態を把握し、適切な栄養ケア計画ができるようになる。 3)栄養マネジメントのための栄養ケアの実践として、栄養食事指導のための医療面接技術を修得する。 4)チーム医療における管理栄養士の役割を理解する。 授業概要:傷病者の主訴、栄養状態、臨床検査値、臨床所見、投薬状況などから病態を把握し、適切な栄養管理や 栄養教育による栄養ケアのあり方を学ぶために、栄養ケア記録の作成、栄養アセスメントに必要な計測 および測定の実習を行う。 また、模擬患者を対象とした、ベットサイドにおける栄養指導の実践を行い、栄養マネジメントにおけ る知識と技能の修得に努める。 ここでは、NSTの意義と効果を学び、病院における他業種との連携、管理栄養士の立場と貢献度につい て講述する。 授業計画:1 臨床栄養学実習Ⅱの概要、栄養アセスメント(職業倫理、臨床審査・臨床検査) 2 栄養アセスメント(身体計測) 正しい手技を身につける 3 栄養アセスメント(栄養必要量の算定(推定)および間接熱量測定1) 4 栄養アセスメント(栄養必要量の算定(推定)および間接熱量測定2) 5 栄養アセスメント(栄養・食事調査)24時間思い出し法、聞き取り演習、栄養価計算 6 栄養計画(様々な栄養補給法)経腸栄養剤の試飲 7 栄養管理計画書の作成(基礎編) 8 症例検討ー(病棟訪問)ロールプレイ 9 栄養ケアプランの作成(栄養ケアの記録)POSに基づくSOAPでの記録 10 在宅療養者の食生活支援 (在宅患者訪問栄養指導) 11 嚥下障害者の栄養管理 12 他領域からの栄養ケア 13 臨床栄養額臨地実習のために(1)病院管理栄養士業務の実際 14 臨床栄養額臨地実習のために(2)NST活動の実際 15 臨床栄養額臨地実習のために(3)病院における栄養評価の現状 評価方法:レ ポート70%、受講態度(出席状況、実習態度)30%により総合的に評価する。欠席の場合は連絡すること。 教 科 書: 「臨床栄養学実習ーフローチャートで学ぶ臨床栄養管理ー」 (建帛社) 参 考 書:講 義時に適宜推薦する。 履修上の注意点: 「栄養アセスメント」の講義で学んだ栄養評価の手法を復習し、理解しておく。 (準備学習を含む) 262 授業科目 栄養アセスメント 担当教員 小笠原初恵・菊地香保里 対象学科・学年:管栄2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1)傷病者の栄養スクリーニング・栄養アセスメントの方法について理解する。 2)傷病者個々に適した栄養投与量の決定ができるようになる。 3)傷病者個々に適した栄養投与経路の選択ができるようになる。 授業概要: 傷病者の病態や栄養状態の特徴に基づいて、適切な栄養マネジメントができる実践能力を身につける ため、傷病者の栄養スクリーニング・栄養アセスメントの方法について学ぶ。具体的には、身体計測、 臨床検査、臨床審査、食事調査などのアセスメント手法について講述し、これらの手法から総合的に栄 養状態の評価・判定を行う。さらにその因果関係を明らかにすることにより、個々の人に適した栄養療 法を行うための理論と方法について知識を学習する。 授業計画:1.栄養スクリーニングとアセスメント、栄養ケア・マネジメントシステム 2.栄養アセスメントの方法(1)身体計測法 3.栄養アセスメントの方法(2)臨床検査法1 血中指標による検査(たんぱく質) 4.栄養アセスメントの方法(3)臨床検査法2 血中指標による検査(糖質、脂質) 5.栄養アセスメントの方法(4)臨床検査法3 尿中指標による検査 6.栄養アセスメントの方法(5)臨床検査法4 機能検査 7.栄養アセスメントの方法(6)臨床検査法5 代謝動態検査 8.栄養アセスメントの方法(7)食事調査法、生体指標 9.栄養スクリーニング・アセスメントのためのツール SGA 10.栄養スクリーニング・アセスメントのためのツール ODA 11.栄養投与量の決定方法 12.栄養投与経路の選択 13.症例にみる栄養アセスメントの進め方(1)代謝性疾患 14.症例にみる栄養アセスメントの進め方(2)腎疾患 15.症例にみる栄養アセスメントの進め方(3)消化器疾患 16.まとめ、試験 評価方法:定期試験結果70%、受講態度(出席状況等)30%により評価する。 教 科 書: 「臨床栄養管理学総論」 (講談社)、「臨床栄養学実習フローチャートで学ぶ臨床栄養管理」(建帛社)。プ リント及び資料を配布する。 参 考 書:講義時に適宜推薦する。 履修上の注意点: 「臨床栄養学総論」を復習し理解しておく。講義時に配布したプリントを、十分に読んで復習し (準備学習を含む) ておくこと。 授業科目 栄養療法 担当教員 村岡 玲子 対象学科・学年:管栄3年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:定期試験結果70%、受講態度(出席状況等)30%により評価する。 教 科 書:なし。プリントおよび資料を配布する。 参 考 書:講義時に適宜推薦する。 履修上の注意点:講義時に配布したプリントを、十分に読んで復習しておくこと。 (準備学習を含む) 263 管理栄養専攻 健康栄養学科 学習の到達目標:1)症候別・病態別の栄養管理法を理解する。 2)ライフステージ別の病態における栄養管理法を理解する。 3)栄養治療における体液管理の重要性について理解する。 4)栄養補給法(静脈栄養・経腸栄養)とその特徴を理解する。 授業概要: 本講義では、身体状況や栄養状態に応じた病態を再確認し、症候別・病態別、ライフステー ジ別の栄養アセスメント、栄養ケア・ケアマジメント法を展開する。特に、傷病の治療に効 果的な栄養補給法(静脈栄養・経腸栄養)を中心とした栄養管理方法について講述する。 授業計画:1.周期術・乳・幼児期の疾患における栄養治療法 2.妊産期・授乳期・高齢期の疾患における栄養治療法 3.症候別の栄養治療法、信襲時(外傷・熱傷・集中治療時)の栄養 4.体液と輸液 5.栄養管理と水分管理 6.栄養補給法の選択 7.末梢静脈栄養法の適応と特徴 8.中心静脈栄養法の適応と特徴(1)カテーテル留置による問題点 9.中心静脈栄養法の適応と特徴(2)消化器合併症 10.栄養素の役割とその必要性 11.経腸栄養法の適応と特徴 12.経腸栄養剤の種類と特徴 13.経腸栄養法の投与経路と投与方法 14.在宅医療と栄養、薬と栄養・食物の相互作用 15.まとめ 16.期末試験 授業科目 公衆栄養学 担当教員 佐々木裕子 対象学科・学年:管栄3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:地域・国・地球レベルでの健康増進と疾病予防を目指す栄養政策や活動について理解する。 わが国や諸外国の健康・栄養問題に関する動向とそれらに対応した主要な栄養政策について の理解を深める。 授業概要:地域の保健所や市町村保健センターで行われている保健・医療・福祉・介護システムの栄養 関連サービスに関するプログラムの作成・実施・評価を理解し、管理栄養士としてそれらを 総合的にマネージメントする能力を養う。栄養疫学、わが国の栄養政策の企画・評価、特に 健康に本21について理解し、社会資源の活用や栄養情報の管理、コミュニケーションの管理 などの仕組みについて理解する。 授業計画:1.公衆栄養学の概念 公衆栄養における栄養士の位置づけ 2.国民栄養の現状 少子高齢化社会の健康・栄養問題 3.国民栄養の現状 国民栄養調査・栄養素等・食品群別摂取状況 4.栄養疫学1 第7次改定日本人の食事摂取基準の理解 第7次改定日本人の食事摂取基準の活用 5.栄養疫学2 6.栄養政策1 日本の健康政策(健康日本21) 7.栄養政策2 食生活・運動・休養指針 8.作成(plan 1) 公衆栄養プログラムの計画とマネージメント 9.作成(plan 2) 各種栄養調査法の理解 10.実施(do 1) 栄養調査実施方法 11.実施(do 2) 公衆栄養プログラムの目標設定 12.実施(do 3) 公衆栄養プログラムの実施 13.評価(see) 公衆栄養プログラムの評価 14.法規と行政 公衆栄養関係法規及び食料需給表 15.試験 評価方法:試験とレポートの結果、出席状況などを総合的に評価し、判定する。 教 科 書:公衆栄養学 (医歯薬出版株式会社) 参 考 書:厚生労働省策定 日本人の食事摂取基準2010年版 (第一出版)五訂増補食品成分表(食品 成分表は新しいものを購入すること) 履修上の注意点:管理栄養士国家試験科目の指定科目。 (準備学習を含む) 授業科目 公衆栄養学各論 担当教員 佐々木裕子・大江 裕子 対象学科・学年:管栄3年 単位数:2 開講時期:後期 管理栄養専攻 健康栄養学科 学習の到達目標:地域における食環境づくりと健康づくり政策を担当する行政、関連する組織の役割と連携を 説明できる。 授業概要:公衆栄養学で学んだことから、人々の健康の保持増進について、地域ではどのようにしたら よいかを具体的に学習する。住民は、病院や施設から地域に帰って暮らすことをふまえた上 で、栄養計画、食事摂取基準、保健上の問題、地域診断・地域特性の把握・社会資源の把握 等を体系化し、管理栄養士としての公衆栄養活動の企画や実施方法および評価方法について シュミレーションする。 授業計画:1.行政における栄養専門職として必要な知識 2.地域の栄養・食生活診断の方法 3.食事調査の実践 4.地域栄養活動を行うための「計画の立案方法」について 5.地域栄養活動を行うための「実施方法」について 6.地域栄養活動を行うための「評価方法」について 7.地域栄養活動を行うための「一連の活動」について 8.市町村・県・国の関連施設と各機関の役割を整理する(連携の進め方) 9.保健・医療・福祉分野の関連の必要性(人的基盤整備と活用) 10.地区組織・自主グループ・地域マンパワーの存在と役割(地区組織との連携) 11.地区組織・自主グループ・地域マンパワーの育成方法 12.他職種との連携の必要性と方法 13.住民参加の必要性と方法 14.地域における模擬健康教室の計画 15.地域における模擬健康教室の実践 評価方法:試験とレポートの結果、出席状況などを総合的に評価し、判定する。 教 科 書:公衆栄養学で使用したもの。 参 考 書:国民健康・栄養の現状 (第一出版) 厚生労働省策定 日本人の食事摂取規準2010年版 (第 一出版)五訂食品成分表 履修上の注意点:パソコンによる栄養価計算を習得しておくこと。 (準備学習を含む) 264 授業科目 公衆栄養学実習 担当教員 佐々木裕子 対象学科・学年:管栄3年 単位数:1 開講時期:後期 学習の到達目標:地域の健康・栄養施策の計画立案・実践・評価・フィードバックを理解し、実際に地域で公 衆栄養プログラムを展開できるようになる。 授業概要:地域住民の健康状態や食生活状況について把握し、栄養改善事業を展開していく技能をデモ ンストレーションを通して身につける。栄養関連サービスを提供するためのプログラムの作 成、実施、評価の進め方について具体的な方法を体験し、さらに4年次における保健所およ び市町村保健センターにおける臨地実習での実践活動へと結びつけていく。行政栄養士とオ ムニバスで行う。 授業計画:1.地域における栄養改善事業の企画立案と基礎学習 2.母子保健1 マタニティ教室の企画と評価 3.母子保健2 乳幼児健診・訪問栄養指導の企画と評価 4.母子保健3 離乳食相談の企画と評価 5.母子保健4 むし歯予防教室の企画と評価 6.成人保健1 健診データから糖尿病教室を企画 7.成人保健2 健診データから高血圧教室を企画 8.成人保健3 健診データから脂質異常症教室を木っ買う 9.成人保健4 骨粗しょう症予防教室の企画と運営 10.成人保健5 メタボリックシンドローム予防教室の企画と運営 11.老人保健1 低栄養予防教室の企画と展開 12.老人保健2 転倒予防教室の企画と展開 13.老人保健3 介護予防教室の企画と展開 14.老人保健4 高齢者の健康づくり教室の目標設定と展開 15.まとめ 評価方法:出席状況、実習態度、レポートなどを総合的に評価し、判定する。 教 科 書:公衆栄養学で使用したもの。 参 考 書: 履修上の注意点:グループごとに課題を課します。 (準備学習を含む) 授業科目 給食経営管理Ⅰ 担当教員 氏家 幸子 対象学科・学年:管栄2年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:試験90%、出席率10%で評価する。 教 科 書: 『改訂新版 給食管理』鈴木久乃他編(第一出版)『日本人の食事摂取基準[2010年版]の実践・ 運用』(第一出版) 参 考 書: 『給食経営管理用語辞典』日本給食経営管理学会(第一出版) 履修上の注意点:毎回ミニテストを実施するので、前時の復習を必ず行って授業に臨むこと。 (準備学習を含む) 265 管理栄養専攻 健康栄養学科 学習の到達目標: 特定給食施設の定義、給食の目的や特徴を理解し、対象者に応じた給食の立案を修得する とともに、給食を運営する上で必要な各管理業務の目的や方法、評価などについて理解する。 授業概要: 特定多数人に継続的に食事を供給する特定給食施設では、給食運営を計画から評価まで総 合的に判断し、栄養面、安全面、経営面全般をマネジメントする能力が必要となる。本授業 では給食の意義、目的と管理栄養士・栄養士の役割と給食運営における各管理について学ぶ。 授業計画:1.給食の意義・目的、特定給食施設について 2.給食の関連法規と行政指導、給食施設における栄養士・管理栄養士の役割 3.原価管理と原価管理 4.給食業務について 5.栄養管理① 対象者の把握、給与栄養目標量の設定 6.栄養管理② 献立計画 7.食事計画と献立 8.献立作成の実際 9.食材料管理 10.衛生・安全管理⑴ 11.衛生・安全管理⑵ 12.施設・設備管理 13.大量調理 14.作業管理 15.給食における評価 16.試験 授業科目 給食経営管理Ⅱ 担当教員 氏家幸子・高力美由紀・佐々木ルリ子 対象学科・学年:管栄2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 給食の栄養・食事管理を効率的、かつ効果的に継続して実施していくためのシステムおよ びマネジメントについて経営管理の理論に基づき理解する。さらに、実際の給食施設の給食 実務、経営管理、給食計画について理解する。 授業概要: 給食に関連するビジネスの動向や、マーケティングの原理や応用、システム構築などの手 法を取り入れたマネジメントを、より具体的に給食施設の経営管理のあり方を理論と事例を もとに述べる。 授業計画:1.給食の経営 2.フードビジネス 3.給食の経営管理の基本 4.給食の人事管理 5.給食経営のアウトソーシング 6.給食におけるマーケティング 7.給食における顧客管理 8.メニューの商品化計画 9.給食における危機管理 10.給食システムと施設・設備計画 11.栄養・食事計画と生産管理 12.栄養管理と品質管理 13.給食経営の実際(病院給食) 14.給食経営の実際(学校給食、保育所給食) 15.給食経営の実際(高齢者福祉施設給食、事業所給食) 16.試験 評価方法:試験90%、出席率10%で評価する。 教 科 書: 『給食マネジメント論』(第一出版) 参 考 書: 『改訂新版 給食管理』(第一出版) 履修上の注意点: 土曜日に授業を行う場合もあるので、事前に配布する授業日程を確認し欠席しない (準備学習を含む) ようにする。 授業科目 給食経営管理実習 担当教員 氏家 幸子 対象学科・学年:管栄2年 単位数:2 開講時期:後期 管理栄養専攻 健康栄養学科 学習の到達目標: 管理栄養士として基本的な給食運営のための知識・技術を修得する。給食施設の種類別の給食経営管理の特徴を理解 して、食事提供を計画・実施・評価できるようになる。 授業概要: 学内の給食経営管理実習室における実習を通して、給食の運営方法、食事計画の作成、栄養・食事管理、作業管理、 衛生管理、品質管理、事務管理の方法や大量調理、評価までを学ぶ。学生が役割分担して自主的に実習を行うことにより、 給食運営に関する管理栄養士の実践力を習得する。 授業計画:1.オリエンテーション 実習の目的、内容、日程、役割分担、給食業務の流れ、栄養管理・食事計画(給与栄養目標量、食品群別荷重平 均成分表、食品構成表の作成) 2.献立計画、栄養教育計画 3.献立の生産(調理)工程・作業工程の計画(試作、検討、各種書類作成) 4.品質管理計画、衛生管理計画(試作、検討、各種書類作成) 5.食材料の購入計画と発注 【調理供食サービス】 調理・供食計画に基づきグループごとに各管理業務、調理業務、実験調査、品質評価、情報処理と事務管理の実習を行い、 課題について検討する。 6.調理供食サービス①:和食 7.調理供食サービス②:中華 8.調理供食サービス③:洋食 9.調理供食サービス④:アジア食 10.調理供食サービス⑤:郷土料理 11.調理供食サービス⑥:行事食 12.調理供食サービス⑦:行事食 13.調理供食サービス⑧:選択食等 14.給食の情報処理と事務管理 15.まとめと発表 評価方法:出席50%、実習態度・レポート50%等により総合的に評価する。特に出席を重視する。 教 科 書: 『改訂給食運営管理実習 ・学内編』殿塚婦美子・三好恵子編著(建帛社)『調理場における衛生管理&調理技術マニュアル』 文部科学省スポーツ青少年局学校健康教育課(学健書院) 『日本人の食事摂取基準[2010年版]の実践・運用』 (第一出版) 参 考 書: 『改訂新版大量調理-品質管理と調理の実際-』殿塚婦美子編(学健書院) 『新しい「日本食品標準成分表2010」による 食品成分表』(女子栄養大学出版部)『調理のためのベーシックデーター第4版』(女子栄養大学出版部) 履修上の注意点: 実習はグループで行うため欠席不可。実習準備等をグループごとに実習時間外に行うこともあるので、連絡 (準備学習を含む) 事項の確認をし必ず出席すること。欠席不可。 実習は、衛生上、決められた身支度で行う。 266 授業科目 総合演習Ⅰ 担当教員 氏家幸・神田・山城・猪股・宮下・小笠原 対象学科・学年:管栄3年 単位数:1 開講時期:通年 学習の到達目標:臨地実習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの事前・事後学習事前学習では、 各実習の実習目的・目標と関連法規を理解するとともに、 施設の概略や知識の整理、研究課題の検討を行う。事後実習は各実習施設で学んだことを総合的にまと め、校内での学習と臨地実習をより有機的に結びつけ、知識と技術の統合を目指す。 授業概要:事前学習では、各実習の実習目的・目標の理解、実習にあたっての心構え、実習施設の管理栄養士によ る事前講義から各施設の概略や知識の整理、研究課題発見と問題解決に向けて学習する。事後実習では、 実習内容や研究課題の報告会を実施し、それぞれ学生が経験したことを持ち寄り、実習内容を整理する。 《事後学習》 授業計画: 《事前学習》 15.臨地実習Ⅰのまとめと資料作成 1.オリエンテーション・臨地実習の準備と心得 16.臨地実習Ⅱのまとめと資料作成 2.施設事例①:学校 17.臨地実習Ⅲのまとめと資料作成 3.施設事例②:児童福祉施設 18.報告会①:臨地実習Ⅰ 4.施設事例③:自衛隊 19.報告会②:臨地実習Ⅰ 5.施設事例④:高齢者施設 20.報告会③:臨地実習Ⅰ 6.施設事例⑤:事業所 21.報告会④:臨地実習Ⅱ 7.施設事例⑥:委託会社 22.報告会⑤:臨地実習Ⅱ 8.施設事例⑦:病院 23.報告会⑥:臨地実習Ⅱ 9.臨地実習Ⅰの実習施設概要、実習内容の確認 24.報告会⑦:臨地実習Ⅲ 10.臨地実習Ⅰのねらいや課題、疑問等の事前準備 25.報告会⑧:臨地実習Ⅲ 11.臨地実習Ⅱの実習施設概要、実習内容の確認 26.報告会⑨:臨地実習Ⅲ 12.臨地実習Ⅱのねらいや課題、疑問等の事前準備 27.報告会⑩:臨地実習Ⅲ 13.臨地実習Ⅲの実習施設概要、実習内容の確認 28.課題1 14.臨地実習Ⅲのねらいや課題、疑問等の事前準備 29.課題2 30.まとめ 評価方法:出席状況30%、報告会30%、レポート40%などにより総合的に評価する。 教 科 書: 「管理栄養士・栄養士になるための国語表現」田上貞一郎・田中ひさよ著(萌文書林) 参 考 書: 履修上の注意点:臨地実習の事前準備、事後まとめに重要な演習であるので、欠席不可。 (準備学習を含む) 授業科目 臨地実習Ⅰ 担当教員 氏家 幸子・神田あづさ 対象学科・学年:管栄3年 単位数:1 開講時期:前期 評価方法: 実習先からの評価20%、実習記録の内容30%、実習態度・出席状況50%により総合的に評 価する。 教 科 書:授業時(ガイダンス)に指示する。 参 考 書: 「管理栄養士・栄養士になるための国語表現」田上貞一郎・田中ひさよ著(萌文書林)「図解 栄養士・管理栄養士をめざす人の文章術ハンドブック」西川真理子著(化学同人) 履修上の注意点:実習期間中は欠席・遅刻不可。実習に必要な科目は必ず履修しておくこと。総合演習 (準備学習を含む) は臨地実習の事前・事後指導であるので必ず出席すること。 267 管理栄養専攻 健康栄養学科 学習の到達目標: 給食業務を行うために必要な食事の計画や調理を含めた給食サービス提供に関する技術を 習得し、管理栄養士・栄養士業務を学ぶ。 授業概要:学外における給食の運営実習(校外実習) 特定給食施設(学校、保育所、福祉施設、事 業所など)において、給食の運営・管理するために必要な専門的知識および給食費、献立作 成、栄養教育、材料発注、検収、食数管理、調理作業、配膳など基本的業務に関する技術を 実践活動の場で体験学習する。実習期間は1週間とする。 授業計画:1.ガイダンス 2.実習施設:下記の特定給食施設のうち1ケ所を選択する。 ・学校 ・保育所 ・福祉施設 ・事業所 3.実 習 事前訪問;事前に施設を訪問し、実習施設の概要を知り、実習内容と課題の確認をする。 実習内容;給食施設の概要と給食業務の流れ、給食施設の組織と栄養士業務を理解する とともに、栄養・食事計画、献立計画、栄養教育、大量調理技術、食材管理、 衛生管理など給食の運営に必要な基本的業務を習得する。なお、具体的な内 容は各施設の実習計画に 4.実習のまとめと自己評価および報告:日々のねらいや学んだこと、課題、疑問などを実 習記録に記入し、考察するとともに評価表で自己評価する。 授業科目 臨地実習Ⅱ 担当教員 山城 秋美・宮下ひろみ 対象学科・学年:管栄3年 単位数:1 開講時期:前期 学習の到達目標:実践活動の場である特定給食施設において、課題発見、問題解決を通して、栄養評価・判定 に基づく適切なマネジメントを行うために必要される専門的知識および技術の統合を図ると ともに、管理栄養士として具備すべき知識および技能を修得する。 授業概要:学外における給食経営管理実習 給食運営や関連の資源(食品流通や食品開発の状況、給食に関わる組織や経費など)を総合 的に判断し、栄養面、安全面、経済面全般のマネジメントを行う能力を養うとともに、マー ケティングの原理や応用を理解して組織管理などのマネジメントの基本的な考え方や方法を 修得する。実習期間は1週間とする。 授業計画:1.ガイダンス 2.実習施設:下記の特定給食施設のうち1ケ所を選択する。 ・病院 ・福祉施設 ・事業所 ・自衛隊 3.実 習 事前訪問:事前に施設を訪問し、実習施設の概要を知る。 実習内容:給食全般のマネジメントの理解と特定の業務を深く探求する。喫食者訪問、 調理作業の分析、食材料の重点管理、栄養士業務の分析、衛生管理、従業員 への衛生教育、食事のオーダリングシステム、経営分析等を通して課題を発 見し、問題解決策を検討する。なお、具体的な内容は各施設の実習計画に沿っ て実施する。 4.実習後のまとめと報告および自己評価 評価方法:実習先からの評価20%、実習記録の内容30%、実習態度・出席状況50%により総合的に評価 する。 教 科 書:授業時(ガイダンス)に指示する。 参 考 書: 履修上の注意点:実習期間中は欠席不可。実習に必要な科目は必ず履修しておくこと。総合演習は臨地 (準備学習を含む) 実習の事前・事後指導であるので必ず出席すること。 授業科目 臨地実習Ⅲ 担当教員 山城 秋美 対象学科・学年:管栄3年 単位数:1 開講時期:後期 管理栄養専攻 健康栄養学科 学習の到達目標:病院や介護老人保健施設において、傷病者の病態や栄養状態の特徴に基づいた適正な栄養管 理を次の3点から学ぶ。1)栄養アセスメントに基づいた栄養ケアプランの作成、実施、評 価に関する総合的なマネジメントの考え方を理解する。2)栄養状態の評価・判定、栄養補 給、栄養教育、食品と医薬品の相互作用について修得する。3)医療・介護制度やチーム医 療における管理栄養士の役割について理解する。 授業概要: 学外における臨床栄養学実習(臨地実習)では、病院や介護老人保健施設において、傷病 者の病態や栄養状態の特徴に基づいた適正な栄養管理および、栄養食事指導などの実際を習 得することを目的とする。ここでは、傷病者の特性の把握、栄養ケアプランの作成、実施、 評価を基にした総合的なマネンジメントの実際を学ぶ。また、他職種との連携により、適切 な栄養ケアマネンジメントの技法についても学ぶ。 授業計画:①ガイダンス ②事前訪問:事前に施設を訪問し、実習施設の概要を知る。 ③実習期間:一週間。実習期間は施設により異なる。 ④実習施設:病院、介護老人保健施設 ⑤実習内容:具体的内容は施設により異なる。 ・一般食、特別食に関する栄養管理の実際 ・栄養状態の評価・判定、栄養補給法、栄養教育のあり方 ・栄養アセスメントに基づいた栄養ケアプランの作成・実施・評価に関する総合的なマネ ジメントの実際 ・医療チームの一員としての管理栄養士の役割等 ⑥事後の報告、検討会 評価方法:事前訪問報告書10%、実習先指導者の評価および実習態度20%、実習後提出レポート15%、 実習記録ノート55%から総合評価する。 教 科 書:なし 参 考 書: 『食品成分表』科学技術庁資源調査会(女子栄養大学出版部)『糖尿病食事療法のための食品 交換表』日本糖尿病学編(文光堂) 履修上の注意点:ガイダンスでの注意事項に留意し、目的意識を持って実習に臨むこと。 (準備学習を含む) 268 授業科目 食事介助演習 担当教員 若生さと子・小野二美・相澤綾子 対象学科・学年:管栄2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:①「食べること」は、QOL(生活の質)に深く影響を及ぼす。身体的機能に問題がある人たちや高齢者の方々が安心・ 安全に食事が出来るような知識や技術を学ぶ。 ②障害や加齢が身体的・心理的な面に与える影響を理解し、個々の方々の状態に適した食事提供ができ、食に関わるも のとしての適切な援助を行う。 授業概要:1.生活者としてのコミュニケーションを理解する。 2.加齢変化とその影響、高齢者・障害者の福祉サービスについて学ぶ。 3.食事介助を通して正常な摂食・嚥下過程を学ぶ。食べられなくなった時の身体への影響や、嚥下障害者に対しての 介入方法を学ぶ。 4.高齢者・障害者の食事について、医療・福祉の現場においてはどのように考えられているか学ぶ。 5.身体介護をする人たちの移動、および食事介助の実技演習を通して、障害の程度に応じた安全な食事介助ができる。 6.食事に関連した栄養障害、口腔ケア、排泄、感染症、救急対応など幅広く理解していく。 7.多職種連携について理解する。 授業計画:1.高齢者・障害者(児)を理解する 2.高齢者(認知症を含む)・障害者(児)のコミュニケーションの方法 3.認知症を理解する 4.介護保険制度と福祉用具の活用方法 5.口から食べるということ 6.摂食・嚥下のメカニズムと嚥下障害 7.嚥下障害者にとって適切な食事形態と介助方法 8.食事に関するリスク(医療的側面) 9.演習①ベットから車椅子への移乗技術と食事介助を行う為のバイタルチェック 10.演習②食事介助の実際(運動機能障害、認知症のある方々への対応) 11.演習③食事介助の実際(嚥下障害のある方への介助方法、環境調整) 12.演習④口腔ケアについて 13.低栄養と褥瘡について(臨床での経管栄養の実際を紹介) 14.栄養ケアマネジメントとNSTについて 15.まとめ・テスト 評価方法:学 期末試験結果(100点)にて評価する。 教 科 書: 参 考 書:その他の参考資料については、授業時間内に随時配布。 『高齢者の栄養管理』(日本医療企画)『高齢者のQOLを高める食介護論』 (日本医療企画) 『経口摂取標準化ガイド』(日総研) 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 フードコーディネート論 担当教員 宮下ひろみ 対象学科・学年:管栄3年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:期末試験(80%程度)を主に、課題提出物や授業後のリアクションペーパー内容を含む受講 態度(20%程度) 等により総合評価する。 教 科 書: 『三訂フードコーディネート論 』フードスペシャリスト協会編(建帛社) 参 考 書:必要により授業時に指示。 履修上の注意点:フードスペシャリスト資格修得希望者は必ず履修のこと。 (準備学習を含む) 269 管理栄養専攻 健康栄養学科 学習の到達目標:1.現代の食生活の背景や要因を探り、よりよい食生活を目指して「食」をコーディネート する意味や基本理念をはじめとしたフードコーディネートの内容を理解する。2.食の専門 家として、食を総合的にコーディネートする基礎的素養を養う。 授業概要: フードコーディネートの基本理念(アメニティやホスピタリティなど)を理解し、食のコー ディネートに必要な知識や基礎的技術について学ぶ。世界の食事文化といった国際的な視野 に立った視点から日本の食事文化を理解したり、食卓という小空間のコーディネートに関す ることから外食産業を支えるマネジメントに関することまで、その内容は広範囲に渡る。 授業計画:1.フードコーディネート基本理念 2.日本の食事文化 3.世界の食事文化 4.食卓のコーディネート(1)食器と食具 5.食卓のコーディネート(2)様式別コーディネート 6.食卓のサービスとマナー(1)基本/日本様式 7.食卓のサービスとマナー(2)外国様式 8.メニュープランニング 9.食企画の実践コーディネート(1)食企画の流れ 10.食企画の実践コーディネート(2)(学外講師): 11.食空間のコーディネート(1)基礎理論 12.食空間のコーディネート(2)食事空間コーディネートの実際 13.フードマネジメント(1)マネジメントの基本 14.フードマネジメント(2)起業計画 15.フードコーディネートと食育 16.まとめと試験 授業科目 学校栄養教育論 担当教員 氏家幸子・大宮遵義・岡崎博子 対象学科・学年:管栄3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 食文化の変遷、児童や生徒を取り巻く課題、栄養教諭の制度・役割・職務内容・使命、学校給食の意義と役 割等を理解し、教育に関する専門性および栄養に関する専門性を横断的に身につけ、広く「食に関する指導」 ができる。 授業概要: 学校において栄養教育を効果的に行うためには、食に関する専門的知識・能力に加え、児童生徒の心理や発 達段階に応じた個別または集団での指導や、学校・家庭・地域社会の連携による総合的な取り組みと学校給食 を中心とした管理が重要である。本講義では、児童生徒の食を通した健全な育成を図るために、食に関する専 門性と教育に関する資質の向上をめざし、食教育を行うための学校内外関係者との連携や調整のあり方を学び、 栄養教諭としての必要な栄養に関する指導および管理について、総合的に学習する。 授業計画:1.栄養教諭の制度と役割(大宮) 2.学校給食の意義と役割(氏家) 3.学習指導要領の中にみる食育(氏家) 4.給食の時間における食に関する指導(氏家) 5.「食に関する指導」の全体計画(氏家) 6.「食に関する指導」の展開(岡崎) 7.発達に応じた食に関する指導と食生活学習教材(氏家) 8.小学校「家庭科」、中学校「技術・家庭科」における食に関する指導(大宮) 9.「体育科・保健体育科」における食に関する指導(大宮) 10.「道徳・特別活動」における食に関する指導(大宮) 11.「生活科」における食に関する指導(大宮) 12.「総合的な学習の時間」における食に関する指導(大宮) 13.個別栄養相談指導(岡崎) 14.家庭・地域との連携(氏家) 15.学校給食の歴史(氏家) 16.まとめと試験(氏家) 評価方法:3名の担当教員それぞれの試験結果、レポート、および出席状況などにより総合的に評価する。 教 科 書: 『栄養教諭論 理論と実際』金田雅代編著(建帛社) 『小学校学習指導要領解説特別活動編』文部科学省(東洋 館出版社)『小学校学習指導要領解説総則編』文部科学省(東洋館出版社) 参 考 書: 『小学校学習指導要領解説家庭科編』文部科学省(東洋館出版社) 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 学校栄養教育法 担当教員 氏家幸子・我妻幸子・岡崎博子 対象学科・学年:管栄3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:①様々な指導形態を理解し、実際の指導が行える。②1単位時間の 「食に関する指導」 の指 導内容を考えることができ、指導案が作成できる。③1単位時間の模擬授業を行うことがで きる。 授業概要: 栄養教諭は、学校で他の教職員と連携を図りながら「食に関する指導」を中心となって実 践する職務を担っている。そのために必要な指導計画を理解し、様々な指導の機会や指導形 態での効果的な指導が行えるよう学習する。また、演習では指導案の作成とそれに基づく模 擬授業や相互評価を行い、実践的指導力を身につけるよう学習を進める。 管理栄養専攻 健康栄養学科 授業計画:1.ガイダンス 2.ビデオ活用による指導資料の作成(2回) 3.パソコン活用による指導資料の作成(2回) 4.中学校における食に関する指導の実際(我妻:3回) 5.家庭科における食に関する指導の実際(岡崎:2回) 6.指導案の作成のポイント(2回) 7.食に関する指導授業の実際(2回) 8.演習(指導案の作成・模擬授業・相互評価)(2回) 評価方法:授業への出席状況、レポート、演習評価により総合的に評価する。 教 科 書: 『栄養教諭論 理論と実際』金田雅代編著(建帛社)その他、配布プリントは、その都度綴じて、 毎回持参のこと 参 考 書:櫻井純子編著『小学校 わたしたちの家庭科5・6』開隆堂『たべもの・食育図鑑』群羊社 長嶋正實他編『学級担任、養護教諭、栄養教諭が進める「はじめよう食育」』 履修上の注意点:特になし (準備学習を含む) 270 授業科目 管理栄養演習Ⅰ 担当教員 石出 信正・菱沼 宏哉 対象学科・学年:管栄3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:管理栄養士国家試験科目のうち、 「人体の機能と構造と疾病の成り立ち」、「基礎栄養学」において、国家試験に よく出るポイントを重点的にマスターする。生化学と基礎栄養学に引き続き、栄養・食生活に関連する疾病の 成因、病態生理等について学習し、人体を、生体成分、細胞、組織、器官、器官系および個体のレベルで理解し、 臨床栄養と関連づけて説明できるようにする。 授業概要:菱 沼担当分では生化学と基礎栄養学を一続きのストーリーとしてまとめ、石出担当分では、「人体の構造と機能 および疾病の成り立ち」(解剖生理学、解剖学特論、病理学I、II」と一体のものとして講義を進める。神経疾患、 運動器、免疫、生殖器疾患、治療法の基礎を中心に、過去の国試問題を視野に入れながら進める。それと並行 して臨床栄養学の国家試験出題範囲と、試験概要について解説を行う。これをふまえた学習計画と学習方法の 理解を深める。 病理学・治療基礎論 授業計画:菱沼担当分 1.たんぱく質の構造と機能 17.生殖器 2.糖質の構造と機能 18.感染症の病理 3.脂質の構造と機能 19.臨床病理学 4.核酸の構造と機能 20.疾患治療の基礎 5.ビタミンの機能 21.終末期医療・救急医療 6.ミネラルの機能 病態生理学のまとめ 7.水と電解質 22.細胞構造・組織構造 8.食物の摂取 23.糖質代謝・脂質代謝異常 9.消化と吸収 24.ホメオスタシス・病理学総論 10.生体エネルギーと代謝 25.症候学・メタボリック症候群 11.たんぱく質の代謝と栄養 26.消化器病病理まとめ 12.糖質の代謝と栄養 27.循環器病病理まとめ 13.脂質の代謝と栄養 28.腎泌尿器疾患病理まとめ 14.個体の恒常性とその調節 29.内分泌系病理まとめ 15.エネルギー代謝 30.アレルギー・自己免疫疾患 16.筆記試験 31.感覚器病理まとめ 石出担当分 32.筆記試験 評価方法:筆記試験、 (90%) 授業中参加姿勢(10%) 教 科 書: 「人体の構造と機能および疾病の成り立ち 各論Ⅰ、Ⅱ」クエスチョン・バンク 管理栄養士 国家試験問題解 説 (最新版の購入時期は指示します) 参 考 書: 「病気の地図帳」 (講談社) 履修上の注意点:・30 回出席が望ましい。 ・各自、積極的な学習態度で管理栄養士国家試験合格を目標に臨むこと。・管 ・疑問点や不明な点は放 (準備学習を含む) 理栄養士国家試験のポイントや出題傾向について予習や復習を怠らないこと。 置せず、必ず担当教員に質問をしてその都度、解決すること 授業科目 卒業論文 担当教員 菱沼 宏哉 他11名 対象学科・学年:健栄4年 単位数:6 開講時期:通年 評価方法:学 習態度や研究活動、中間報告および提出した論文の内容について総合的に評価する。 教 科 書:各担当教員が個々に指示する。 参 考 書:各担当教員が個々に指示する。 履修上の注意点: 大学における研究活動の成果を集大成し、総括する重要な科目である。各自の積極的な取り組 (準備学習を含む) みを期待する。 論文作成の分担者の責任が明らかにされる限り、共同研究の形でもよい。 271 管理栄養専攻 健康栄養学科 学習の到達目標: 健康栄養学科の専門分野における各自の具体的テーマについて、調査、研究を行い、その結果に基づ いて論文を執筆し、まとめ上げこれによりその能力が養われるようにする。 授業概要: この卒業論文の授業を通して、各自が主体性を持って研究テーマを追求し卒業論文として論理的に展 開し、書き上げることを学習するのが主な狙いである。 授業計画:1.指導教員への学生の配属 ①卒業論文を履修する学生は、3年次までに履修した授業・演習(特に健康栄養研究法Ⅱ)などを参 考にして、関心のある学問分野、テーマについて検討し、論文を作成する希望を表明する。 ②学年当初、これをもとに卒論希望者は数人ずつのグループに分かれ、指導を受けたい下記の指導教 員のいずれかに配属されて指導を受ける。 指導教員: 石出信正、岩淵せつ子、小嶋文博、菱沼宏哉、鈴木裕一、神田あづさ、佐々木裕子、氏家幸子、鈴木寿則、 宮下ひろみ、高澤まき子、山城秋美 2.指導の内容と手順 学生は、以下のことを指導教員と相談して、論文を書き上げる。 ①論文のテーマを設定する。 ②このテーマについて、必要な資料の収集、調査、実験など研究計画を立案して実施し、得られた成果、 結果のまとめと考察を行う。 ③所定の期日までに論文を完成して提出する。 3.論文の作成のスケジュールと提出締め切り等 個々の学生に対する論文作成の指導やスケジュール等は、各担当教員に一任されている。 卒業論文および要旨(「要旨集」作成用」の提出期限は年明け1月末とする。ただし「卒業発表会」な どについては学科で別に定める。 授業科目 食品機能論 担当教員 岩淵せつ子 対象学科・学年:管栄4年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:①食品の1次、2次、3次機能について説明できる。②特別用途食品、栄養機能食品、特定保健用食品 について表示・規格を含め説明できる。③栄養強調表示と健康強調表示について説明できる。④活性酸 素と病気との関係について理解する。⑤生活習慣病予防と食生活を目的として食品中の機能成分と生理 機能との関係について説明できる。 授業概要:近年、科学的根拠に基づいた食品と疾病予防・健康維持との関係が解明され、人々の食品機能への関心 が高まっている。しかし、健康食品の根拠のない誇大広告も巷にあふれており、消費者は食品機能の全 体像を正しく理解できる知識を備えることが求められている。はじめに国が定めた食品機能関連の諸制 度や規格・表示について体系的に説明する。疾病の原因とされる活性酸素について基礎から学び、活性 酸素消去と疾病予防、食品因子(フードファクター)についても学ぶ。生活習慣病予防とトクホ関与成 分との関連を最後にまとめて解説する。 授業計画:1 日本発の機能性食品はどのようにして誕生したか 2 食品の三次機能と食品成分の生体調節機能 3 保健機能食品について(1)栄養機能食品、特定保健用食品 4 保健機能食品について(2)特別用途食品、いわゆる健康食品 5 食品の規格・表示および栄養強調表示と健康強調表示 6 活性酸素の化学と酸素ラジカルによる健康被害ついて 7 活性酸素の生成:生体内要因と外部要因 8 活性酸素除去機構:生体内抗酸化酵素と低分子抗酸化物質 9 食品による生体調節:植物性食品(フィトケミカルズ)およびその他の食品 10 食べ物による改善が期待される生理機能:免疫賦活作用 11 食物アレルギー:新しい衛生仮説と腸管免疫賦活の役割 12 疾病予防と食生活①循環器疾患と機能性食品 13 疾病予防と食生活②高血圧、糖尿病、脂質代謝異常と機能性食品 14 疾病予防と食生活③骨粗鬆症と機能性食品 15 まとめ 16 試験 評価方法:1)試験の結果80% 2)レポート10% 3)出席状況10% 教 科 書:講義ごとにプリントを配布する。 参 考 書: 『食品機能論』五明紀春編(同文書院) 、 『食べ物と健康Ⅰ』菅野道廣編(南江堂)、 『食品機能学』青柳康 夫著(建帛社) 参考書は購入する必要は無い推奨する図書です。 履修上の注意点:2年次の食品加工学で使用した「食べ物と健康 食品学・食品機能論・食品加工学」長澤治子編 (準備学習を含む) 著を参考書として利用します。 授業科目 総合演習Ⅱ 担当教員 佐々木裕子・神田あづさ・大江裕子 対象学科・学年:管栄4年 単位数:2 開講時期:通年 管理栄養専攻 健康栄養学科 学習の到達目標:臨地実習Ⅰ~Ⅳをふまえた後、現象を的確にとらえて問題点を把握し、計画を立て、実施し、 結果を解析して評価を行い、それらを報告書に取りまとめることができる能力を習得する。 授業概要:臨地実習Ⅳ(公衆栄養学臨地実習)の事前・事後学習 事前学習では、各専門科目で習得し た知識・技能を統合し、実習の目的、目標を理解することができるように支援する。関連法 規や保健所・市町村保健センターの概略を整理する。特別講義を聞き、研究課題が明確にな るようにする。事後指導では、実習内容、研究課題の報告、情報交換などを行い、専門的知 識と実践技術を統合させる。最後に、4つの実習をまとめ、管理栄養士が果たすべき役割に ついて総合的に考察する。 授業計画:前期(第1 ~ 15回) ①実習の目的・目標の理解 ②実習にあたっての心構え ③事前準備 ④特別講義(保健所・市町村保健センター栄養士) ⑤実習中の注意 ⑥実習日誌の書き方 ⑦関係法規 ⑧事前オリエンテーション 後期(第16 ~ 30回) ①パワーポイントによる報告と資料作成 ②各施設ごとの実習報告会 ③実習施設で体験した職務の報告書に基づいて討議 ④管理栄養士の仕事に関する社会的役割を考察 ⑤事後レポート ⑥実習日誌Ⅰ~Ⅳのまとめ 評価方法:出席を重視し、報告会、実習日誌等により総合的に評価する。 教 科 書:授業時に指示する。 参 考 書: 履修上の注意点:臨地実習の事前準備、事後まとめに重要な演習であるので、欠席不可。 (準備学習を含む) 272 授業科目 臨地実習Ⅳ 担当教員 佐々木裕子 対象学科・学年:管栄4年 単位数:1 開講時期:通年 学習の到達目標:これまでに学内の講義、実験・実習・演習等で学んできた成果を、地域住民を対象とした健 康教育の企画・広報・実施・評価・フィードバック等に生かし、それらの一連のプロセスを 概説かつ実践できるようになる。 授業概要:保健所および市町村保健センターにおいて、管理栄養士が果たす役割を理解し、実践活動の 場で課題発見、解決を通して、栄養評価・判定に基づく適切なマネジメントを行う。さらに、 適切なマネジメントを行うために必要とされる専門的知識および技術の統合化を図り、行政 の管理栄養士として具備すべき知識及び技能を現場で体験させる。 授業計画:実習予定 7月 宮城県内保健所 市町村保健センター 仙台市 8月 県外保健所 市町村保健センター 9月 県外保健所 県内保健所 市町村保健センター 仙台市 10月 県内保健所 市町村保健センター 11月 市町村保健センター 評価方法:実習先からの課題、実習態度、実習日誌を総合的に判定する。 教 科 書:使用しない。 参 考 書:授業時に指示する。 履修上の注意点:実習期間中は、欠席不可。下学年の単位が取得されていない場合は、実習資格が与え (準備学習を含む) られないことがある。 授業科目 食品開発論 担当教員 正木 恭介 対象学科・学年:健栄4年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:授業態度(質疑応答,理解度) (30点),授業中の課題(30点),課題レポート(40点) 教 科 書: 『健康 ・栄養食品アドバイザリースタッフ・テキストブック』山田和彦・松村康弘、国立健康・栄養研究所(第一出版) 参 考 書: 『からだに効く栄養成分バイブル』中村丁次監修(主婦と生活社) 履修上の注意点:ある特定のライフステージあるいはライフスタイルにおける健康上の特徴を把握することが、機能性成 (準備学習を含む) 分やある栄養素を強調した食品を開発する場合の前提である。栄養学、生化学等の知識が必要となる。 準備学習として、食品の安全性や表示に関して内閣府食品安全委員会のホームページを閲覧すること。 273 管理栄養専攻 健康栄養学科 学習の到達目標:人の成長・発達、健康を支える食品を開発するにあたっての開発側に必要な知識の習得を目指す。食品と医薬 品の違い、効果と安全性の検証方法、今、求められている新しい食品とは何か?など健康情報の検索と情報の 整理の仕方についても学ぶ。 授業概要: ヒトの生命活動に必要不可欠な食物は「食糧」と呼ばれる。一方、 「食品」は「個」の健康を支え、「個」の 人生目標を達成するための道具として位置付けることができる。ヒトの生命活動に影響を与える食物成分は栄 養素だけではなく、非栄養素が多種存在することが分ってきた。非栄養素を含めた食物成分を「マス」ではな く「個」の生活ニーズに合わせデザインすることが食品企業、製薬企業の新規食品・飲料開発にあたっての最 近の姿勢である。本講義では、食品開発の概要(情報の入手、整理、製造、検証、発売、販売促進活動)を講 義する。 授業計画:1 序論 栄養素と非栄養素、日本の食生活、健康のとらえかた 食育白書,健康日本21,国民健康栄養調査 2 わが国の食品の分類と制度、法律の概要 3 欧米の食品の分類と制度 4 食品開発の企画1 必要な情報の種類、入手方法、整理の仕方 5 食品開発の企画2 コンセプトの作成、処方の作成 6 特定保健用食品申請、食品における特許申請に至るまでの作業 7 食品開発にあたっての栄養教育の視点 8 製品開発の視点1 鉄欠乏性貧血 9 製品開発の視点2 肥満、便秘 10 製品開発の視点3 癌、糖尿病 11 製品開発の視点4 高齢者向け 12 製品開発の視点5 アスリート向け 13 製品開発の視点6 循環器疾患 14 製品開発の視点7 アレルギー 15 製品開発の視点8 我が国の健康上の問題点と解決策 16 レポート評価 授業科目 消費者論 担当教員 忠田吉弘、中尾和美、鈴木ちはる 対象学科・学年:管栄4年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 複雑で多面的な社会において、虚偽表示、誇大広告など、表示と実際との乖離が問題となり、様々な 消費者・生活者被害が多発している。しかしながら、このような表示を行う企業側に問題はあるものの、 消費者・生活者が正確な知識、洞察力等を身につけることにより、防げることがあるのも事実である。 本講座では、食品表示の役割や法規等の概要を掴み、実践として初歩的な表示作成の体験、また、幅 広いコミュニケーション能力を身につけ、消費者・生活者の視点から社会での諸活動に積極的に参画し、 人間性豊かな、聡明な消費者・生活者として社会に貢献し自立できる「賢い消費者・生活者」めざす。 授業概要: 商品の表示は、消費者にとって、その商品の特性・特徴を正確に理解するために重要なものである。 事業者にとっては、問題が起こった際の原因究明や製品回収等の対策を行うための重要な手掛かりとな る。この授業では、JAS法、食品衛生法、健康増進法、計量法、景品表示法等の消費者関連の法律に基 づく具体的な表示方法、最近の違反事例等を解説する。また、企業が消費者に対する「最高のサービス」 及び「最低のサービス」について議論し、その上で社会人としての自分が実現(提供)しうる顧客満足(CS) とはどんな行動であるかを学ぶ。 授業計画:1.企業のお客様の声を聞く仕組み、CS向上の考え方(その1) 2.CS向上の考え方(その2) 3.CS向上の考え方(その3) 4.CS向上の考え方(その4) 5.商品表示の役割と概要 6.食品表示の成り立ち(義務表示事項) 7.食品表示の成り立ち(訴求表示事項) 8.食品表示の作成方法(実習) 9.消費者行政 消費者庁の紹介等 10.景品表示法の概要 11.景品表示法(過大景品について1) 12.景品表示法(過大景品について2) 13.景品表示法(不当表示について1) 14.景品表示法(不当表示について2、公正競争規約) 15.景品表示法(違反事例紹介) 評価方法:出席、筆記試験、レポート等 教 科 書: 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 フードシステム論 担当教員 川村 保 対象学科・学年:健康栄養学科4年 単位数:2 開講時期:前期 管理栄養専攻 健康栄養学科 学習の到達目標: フードシステムは、食材生産に係わる農水産業、食材を加工する食品工業、生鮮食材あるいは加工食品を生産者から 消費者に届け、消費者のニーズに応える食品流通業、そして食品その物を提供するのみならず、サービスも提供する外 食産業などにより構成され、我々の食生活の変化と深く係わっている。この授業は以下の事項を到達目標としている。 1.日本のフードシステムの実態や問題点について、適切な理解ができている。 2.食材である農産物の生産から加工や流通を経て、消費者の食卓に食料が届くまでの過程を理解できている。 3.農業や食品産業が、産業としてどのような特徴を持っているかを理解できている。 4.フードシステムと私たちの食生活の関係について、考察できるようになる。 授業概要: 食材を生産する農業と、そこで生産された農産物を食材(原料)として加工食品を製造する食品工業。生鮮農産物や加 工食品の卸売と小売りを行う食品流通業。食品を提供するだけではなく調理やサービスの提供をする外食産業。そして食 品を買って家で食べたりレストランで外食をしたりする、私たち消費者。これらの総体がフードシステムを形成している。 この授業では、私たち消費者の食料消費のあり方がどのように変化してきたかから始まって、フードシステムの各段 階の現状と課題について、検討していく。 授業では、農業・食品産業・食料消費などの現状についての説明と、経済学についての説明を織り交ぜながら講義を 進める。また、食品のマーケティングについても事例を取り上げながら講義をする。 授業計画:1.フードシステムとは何か 2.食生活の変化(1)-概観 3.食生活の変化(2)-変化の理由 4.食料の需要(1)-食料の需要分析のツール 5.食料の需要(2)-食料需要の特徴 6.農業 7.食品工業(1)-食品工業の特徴 8.食品工業(2)-広告のあり方 9.食品流通業(1)-生鮮食料品の流通 10.食品流通業(2)-加工食品の流通 11.外食産業 12.食料経済と政府の役割 13.フードシステムの実例(1)-食材生産 14.フードシステムの実例(2)-食品加工・流通 15.フードシステムの課題 -まとめに代えて- 16.試験 評価方法:受講態度(質疑応答、事前事後の学習、コメントカードの内容、授業中の課題等) (40点)、試験(60点)。但し、期末試 験をレポートに代えることもある。 教 科 書:時子山ひろみ・荏開津典生『フードシステムの経済学』医歯薬出版。 参 考 書:必要に応じて以下の本を参考にすると良い。 高橋正郎編著『食料経済』理工学社。 農林水産省『図説 食料・農業・農村白書』農林統計協会。 履修上の注意点:概ね教科書の順に沿って進めるので、予習として教科書を読んできてほしい。 (準備学習を含む) 274 授業科目 管理栄養演習Ⅱ 担当教員 国家試験受験資格必修科目担当教員 対象学科・学年:管栄4年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 「食べ物と健康」および「給食経営管理論」に関して、管理栄養士国家試験レベル問題で、確実に60%以上の正解率を出せる実力 をつける。 授業概要:管理栄養士国家試験受験対策として、 「食べ物と健康(食品学、食品機能論、食品加工学、調理学)」および「給食経営管理論」に ついて、重要ポイントの再確認と問題演習を行う。 授業計画:1.食品学の重要ポイントと問題演習(1) 2.食品学の重要ポイントと問題演習(2) 3.食品学の重要ポイントと問題演習(3) 4.食品学の重要ポイントと問題演習(4) 5.食品学の重要ポイントと問題演習(5) 6.食品学の重要ポイントと問題演習(6) 7.食品学の重要ポイントと問題演習(7) 8.食品加工学の重要ポイントと問題演習(1) 9.食品加工学の重要ポイントと問題演習(2) 10.食品加工学の重要ポイントと問題演習(3) 11.食品加工学の重要ポイントと問題演習(4) 12.食品機能論の重要ポイントと問題演習(5) 13.食品機能論の重要ポイントと問題演習(6) 14.食品機能論の重要ポイントと問題演習(7) 15.調理学の重要ポイントと問題演習(1) 16.調理学の重要ポイントと問題演習(2) 17.調理学の重要ポイントと問題演習(3) 18.調理学の重要ポイントと問題演習(4) 19.調理学の重要ポイントと問題演習(5) 20.調理学の重要ポイントと問題演習(6) 21.調理学の重要ポイントと問題演習(7) 22.給食経営管理論の重要ポイントと問題演習(1) 23.給食経営管理論の重要ポイントと問題演習(2) 24.給食経営管理論の重要ポイントと問題演習(3) 25.給食経営管理論の重要ポイントと問題演習(4) 26.給食経営管理論の重要ポイントと問題演習(5) 27.給食経営管理論の重要ポイントと問題演習(6) 28.給食経営管理論の重要ポイントと問題演習(7) 29.まとめ 30.まとめ 評価方法:試験の受験資格は 2/3 以上の出席とする。管理栄養士国家試験レベルの試験問題での得点が60% 以上で合格。 教 科 書: 『クエスチョン・バンク 管理栄養士 国家試験問題解説』編集:医療情報科学研究所発行所:MEDIC MEDIA 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 管理栄養演習Ⅲ 担当教員 健康栄養学科全教員 対象学科・学年:管栄4年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法: 試験。分野の管理栄養士国家試験レベルの試験問題での得点が60%以上で合格。 教 科 書: 『クエスチョン・バンク 管理栄養士 国家試験問題解説』編集:医療情報科学研究所 発行所:MEDIC MEDIA 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 275 管理栄養専攻 健康栄養学科 学習の到達目標:管 理栄養士国家試験出題科目のうち「栄養教育論、社会・環境と健康、公衆栄養学、応用栄養学」において復習を目的にしながら国家試験に よくでるポイントを重点的にマスターする。さらに、上記科目の内容について受講者全員の完全な理解を達成し、国家試験の合格を目指す。 授業概要:管 理栄養士国家試験出題科目のうち「栄養教育論」、「社会・環境と健康」、「公衆栄養学」、「応用栄養学」について、必要な知識の理解を確実 なものとするために、これまでに履修した専門科目について、一冊の国家試験対策解説書(クエスチョン・バンク)を使用し担当教員がオム ニバス形式で解説を行う。 授業計画: 1.栄養教育論⑴ 栄養教育の概念、食行動変容と栄養教育 2.栄養教育論⑵ 栄養教育マネジメント、栄養教育のためのアセスメント 3.栄養教育論⑶ 栄養教育計画、方法、実施、評価 4.栄養教育論⑷ ライフステージ・ライフスタイル別栄養教育 5.社会・環境と健康⑴ 社会と健康及び環境と健康 6.社会・環境と健康⑵ 健康、疾病、行動に関わる統計資料 7.社会・環境と健康⑶ 健康状態・疾病の測定と評価 8.社会・環境と健康⑷ 情報化社会におけるコミュニケーション 9.社会・環境と健康⑸ 生活習慣の現状と対策 10.社会・環境と健康⑹ 主要疾患の疫学と予防対策 11.社会・環境と健康⑺ 保健・医療・福祉・介護の制度 12.社会・環境と健康⑻ 保健・医療・福祉・介護関連法規 13.公衆栄養学⑴ 公衆栄養の概念、公衆栄養マネジメント 14.公衆栄養学⑵ 公衆栄養アセスメント 15.公衆栄養学⑶ 公衆栄養プログラムの計画、目標設定、実施、評価 16.公衆栄養学⑷ 栄養疫学、わが国の健康・栄養問題の現状と課題 17.公衆栄養学⑸ わが国の栄養政策、食事摂取基準 18.公衆栄養学⑹ 諸外国の健康・栄養問題の現状と課題、及び健康・栄養政策 19.応用栄養学⑴ 栄養マネジメント 20.応用栄養学(⑵) 成長・発達、加齢(老化) 21.応用栄養学⑶ 妊娠期、授乳期、新生児期 22.応用栄養学⑷ 乳児期、幼児期、学童期、思春期 23.応用栄養学⑸ 成人期、閉経期(更年期)、高齢期 24.応用栄養学⑹ 栄養必要量の科学的根拠 25.応用栄養学⑺ 運動・スポーツと栄養 26.応用栄養学⑻ 環境と栄養 27.栄養教育論⑸ 食環境づくりにおける栄養教育 28.栄養教育論⑹ 栄養教育の国際的動向 29.まとめ 30.まとめ 31.試験 32.試験 授業科目 栄養学総論Ⅰ(再履修) 担当教員 菱沼 宏哉 対象学科・学年:管栄2~4年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:栄養の概念、 摂食行動、 消化・吸収について習得した後、 三大栄養素の生体内での働きやそ れらの相互作用について習得し、 その成果を個人および集団の健康維持・増進、 疾病予防の 活用に発展させることができるようにする。 授業概要: はじめに栄養の概念について解説した後、 摂食行動、 消化・吸収・排泄へと話を進め、 さら に三大栄養素の役割や体内動態、 相互作用の解説を行う。 最後に、 水および電解質の役割に ついて解説する。 授業計画:1.栄養の概念 2.摂食行動の調節機構と摂食行動に影響をおよぼす生理的要因 3.消化・吸収・排泄 (1) 消化・吸収の意義と機構 4.消化・吸収・排泄 (2) 消化・吸収と消化吸収率 5.消化・吸収・排泄 (3) 食物繊維等の腸内発酵と吸収 6.糖質 (1) 糖質の役割と動態 7.糖質 (2) グリコーゲンとエネルギー代謝 8.糖質 (3) 糖質と他の栄養素や生活習慣病との関連 9.脂質 (1) 脂質、 脂肪酸の役割と動態 10.脂質 (2) 脂質と食事因子や他の栄養素、 生活習慣病との関連 11.タンパク質・アミノ酸 (1) タンパク質・アミノ酸の役割と動態 12.タンパク質・アミノ酸 (2) タンパク質・アミノ酸の必要量と窒素平衡 13.タンパク質・アミノ酸 (3) 食事タンパク質の栄養評価、 不足と過剰 14.水・電解質 (1) 水の分布、 機能、 代謝および水分出納 15.水・電解質 (2) 電解質の役割、 欠乏と過剰 16.筆記試験 評価方法:筆記試験(100点) 教 科 書:1年次に使用した教科書を使用する。 参 考 書: 履修上の注意点:本科目は、2012 年度以前の入学生専用の再履修科目である。2013 年度入学生の登録 (準備学習を含む) を認めない。誤って登録しても成績評価を行わないので注意すること。 厚生労働省が定めた管理栄養士養成の専門科目である。授業回数の3分の1以上では なく5分の1以上を欠席した場合は原則として再履修とする。 授業科目 栄養学総論Ⅱ 担当教員 菱沼 宏哉 対象学科・学年:管栄2~4年 単位数:2 開講時期:後期 管理栄養専攻 健康栄養学科 学習の到達目標:ビタミン、 ミネラルと微量元素、 エネルギー代謝、 遺伝子発現と栄養について習得し、 その 成果を個人および集団の健康維持・増進、 疾病予防の活用に発展させることができるように する。 授業概要:ビタミン、 ミネラルと微量元素、 エネルギー代謝、 遺伝子発現と栄養について解説する。 授業計画:1.ビタミン ⑴ 水溶性ビタミンの役割と動態 2.ビタミン ⑵ 脂溶性ビタミンの役割と動態 3.ビタミン ⑶ ビタミンの欠乏と過剰 4.ビタミン ⑷ ビタミンと他の栄養素との関連 5.ビタミン ⑸ ビタミンの吸収・利用と食事成分との関連 6.ミネラル・微量元素 ⑴ カルシウムと鉄の供給、 吸収、 動態、 役割 7.ミネラル・微量元素 ⑵ カルシウム以外のミネラルの役割 8.ミネラル・微量元素 ⑶ 鉄以外の微量元素の役割 9.ミネラル・微量元素 ⑷ ミネラル・微量元素の欠乏と過剰 10.エネルギー代謝 ⑴ エネルギー概論 11.エネルギー代謝 ⑵ エネルギー代謝、 エネルギーの不足と過剰 12.エネルギー代謝 ⑶ 基礎代謝、 安静時代謝、 活動代謝 13.エネルギー代謝 ⑷ 臓器別エネルギー代謝 14.遺伝子発現と栄養 ⑴ 遺伝形質と栄養の相互作用 15.遺伝子発現と栄養 ⑵ 生活習慣病と遺伝子多型 16.筆記試験 評価方法:筆記試験(100点) 教 科 書:「栄養学総論Ⅰ」 で使用する教科書を引き続き 「栄養学総論Ⅱ」 で使用する。 参 考 書: 履修上の注意点:厚生労働省が定めた管理栄養士養成の専門科目である。授業回数の3分の1以上では (準備学習を含む) なく5分の1を欠席した場合は原則として再履修とする。 276 授業科目 比較宗教論 担当教員 徳田 幸雄 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 本講義の目標は、「宗教を理解する」ことから「人間を理解する」という点にある。葬儀 儀礼をおこなう動物はいないし、祈りを捧げる動物もいない。その意味では、宗教は人間固 有のものであり、人間理解の鍵ともなるのである。このような観点から、本講義では、諸宗 教の理解を通じて、改めて人間とは何かを問い直すことを目指す。 授業概要: ある人の人格や人生が一変するような宗教経験を、しばしば「回心」と呼ぶ。哲学者・西 田幾多郎は「回心がなければ宗教ではない」とまで言う。その意味では、「回心」は宗教を その核心部分から理解する有効な手掛かりである。本講義では、さまざまな視聴覚資料をま じえつつ、諸宗教における「回心」の思想や理論、具体的事例を概観したうえで、「宗教と は何か」そして「人間とは何か」を追求する。 授業計画:1.オリエンテーション 2.キリスト教について 3.キリスト教における回心(コンバージョン) 4.仏教について 5.仏教における回心(廻心) 6.イスラームについて 7.イスラームにおける回心(タウバ) 8.回心理解のための理論 9.新島襄の回心① 10.新島襄の回心② 11.新島襄の回心③ 12.清沢満之の回心① 13.清沢満之の回心② 14.清沢満之の回心③ 15.総括 評価方法:出席点(50点)、中間レポート及び期末テスト(50点)によって評価する。 教 科 書:指定しない。 参 考 書:徳田幸雄『宗教学的回心研究―新島襄・清沢満之・内村鑑三・高山樗牛―』未来社、2005年 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 国際協力・援助論 担当教員 髙島 純子 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 国際協力・援助は単なる「善意の活動」ではなく、「国際関係」の一環として行われる国 際的活動である。 それが「国際関係」として行われるという時、そこにはどのような特性が生じ、その背景 には何があるのか、そしてそれによってどのような制約や問題が生じる可能性があるのか、 本講義では単に国際協力・援助の基礎知識を学ぶのみでなく、それが行われる背景を含め、 その意味をつかめるようにする。 授業概要: 日本における国際協力・援助の理念は、人道的配慮、相互依存関係の認識を基礎としてお り、その方法は有償、無償、技術提供等多様である。これら日本の国際援助の体系を知識と して学ぶとともに、ビデオ教材等を用いて国際協力・援助の実態に触れ、現在国際協力の現 場ではどのような問題が生じているか、よりよい国際協力のためには何が必要かを考える。 評価方法:1)レポート2)出席日数及び授業に臨む態度 (配点は、レポート8割+出席点2割) 教 科 書:特になし(授業において適宜プリント配布) 参 考 書:特になし(必要に応じ授業において適宜紹介) 履修上の注意点:国際関係論の基礎的な知識があることが望ましい。 (準備学習を含む) 277 国際教養学科 授業計画:1~2.国際協力とは何か (基礎概念と意味) 3~4.国際関係としての「国際協力・援助」 (主権国家間関係での国際協力の意味) 5~6.日本の援助の体系 (ODA等の具体的制度) 7~8.二国間援助と多国間援助、その特徴と問題点 9~ 10.途上国援助の「優先順位」~経済発展論の示すもの(有効な援助のための必要条件) 11~12.ケーススタディ1 -緊急援助の有効性- (ビデオ学習) 13~14.ケーススタディ2 -発展に必要な「社会的能力」を培う- (ビデオ学習) 15.国際平和構築活動~国際協力の可能性と限界 授業科目 国際ボランティア論 担当教員 高島 純子 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 「国際ボランティア」という、一見、きわめて個人的に見える活動における社会的側面を、政治・経済等の幅広い社会科学的領 域において考える。 一般的に「ボランティア」は自主的に社会事業等に参加し、無償の奉仕活動を行うという、主に個人の善意に基づく活動と理解 されている。その活動の動機には確かに個人的な側面があるが、しかしそれが現実に社会事業、つまり社会的活動として行われる 以上、その活動が有意義で効果的なものであるためには社会科学的な考察が有益であり、又、それが「国際」的活動として行われ る時、そこに国内とは異なるどんな問題が生じ、それにどのような対応が可能かを理解する必要がある。他国の窮状にある人々を 助けたい、そんな個人の善意の活動の意思を現実に有益なものにするためにも、そのような活動に社会科学的な視点が必要である ことを理解し、その対応の具体策をいくつかの実際のケースのビデオ学習を通して見ていく。 授業概要:( 1)国際ボランティアの考え方:社会の中でのボランティアの意義と、国際活動の必要性 (2)国際社会で必要とされる活動の種類:緊急援助と社会開発援助 (3)緊急援助活動における実態と問題の本質、対応策 (4)後発諸国における社会開発問題への取り組みの意義と実態、その対応策 この授業では、国際ボランティアが必要とされる特に後発諸国での社会問題解決を考えるにあたり、特にその問題の本質に当事 国内の政治的、経済的な歪みが存在し、それがその国の健全な自立発展を阻害する大きな要因となっていることを「社会開発」と いう概念に焦点を当てて理解する。又、そのような歪みに苦しむ後発諸国の自立発展に、日本のような先進国の支援がどのような 形で役立てるか、特に企業との連携等、民間での支援活動の在り方を考える。 授業計画:1 .社会におけるボランティアの存在意義と、その国際活動の必要性 2.国際ボランティア活動の実際:種類とその問題背景(緊急援助と社会開発援助、ボランティア活動の先駆性の意味) 3.緊急援助の実態(災害援助活動)災害援助活動の事例検討(ハイチのケース検討を予定) 4.NGO、特にプロのボランティア団体に支えられる活動の実際(利点と問題点) 5.途上国問題の本質、貧困問題(ハイチのケースで検討を予定) 6.貧困問題解決のために(「貧困の悪循環」の存在と教育普及の重要性) 7.途上国教育問題の障害、児童労働問題(ガーナのケース検討を予定) 8.後発諸国における政治的、経済的歪みの解決策:社会開発の必要性 9.社会開発援助の実態(政治的、経済的自立支援) 10.政治的自立支援活動の事例検討(民主化等、政治体制移行へ向けての住民選挙実施の支援活動等) 11.社会体制整備への支援活動の事例検討(アフリカでのNGO活動のケース検討を予定) 12.経済的自立支援活動の事例検討(ウガンダ等での日系企業の現地操業による工業化のケース検討を予定) 13.活動目的達成と持続可能な活動とするための手段(活動の事業化、および企業等外部との連係の必要性と可能性) 14.経済的自立支援活動の事例検討(マイクロファイナンス等による経済成長力の育成事例) 15.民間における社会開発支援の可能性(まとめ) 評価方法:1)レポート2)出席日数及び授業に臨む態度 (配点は、レポート8割+出席点2割) 教 科 書:特になし(授業において適宜プリント配布) 参 考 書:特 になし(必要に応じ授業において適宜紹介) 履修上の注意点:この授業は、民間での国際的な社会開発支援活動の多様な側面とそのあり方、特に活動目標達成のために何が必要なのか、 (準備学習を含む) 主に政治的、経済的な視点から検討していくことを狙いとする。よって、国際教養学科1年の「国際関係論」で説明す る主権国家間関係の国際政治学的な理論的な枠組みについて、又、国際教養学科2年前期の「国際協力・援助論」での 国際援助の在り方(主に公的援助活動と、効果的援助における政治的、経済的基盤の理解の重要性)についてのような、 国際関係や国際支援の基礎的知識の理解があることが望ましい。 授業科目 言語文化論Ⅰ 担当教員 砂澤 健治 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 国際教養学科 学習の到達目標: 言語が人間の文化の形成に、いかに重要な役割を果たしてきたのかについて、様々な角度 からの理解を深めてもらう。 授業概要: この授業では、言語と文化の関わりについて、主に歴史的な観点から見ていくことにする。 国際語としての英語、英語(圏)文化がトピックの中心となろうが、対照的研究という視点 から、日本語、日本語文化についても取り上げたい。 授業計画:(1)オリエンテーション (2)言語と文化、言語と国家 (3)世界に言語はいくつあるのか? (4)インド・ヨーロッパ語族について (5)言語のルーツを求めて - BBCビデオ (6)日本語の起源について(タミル語説) (7)話し言葉から書き言葉へ(文字の発明) (8)アルファベットとローマ字 (9)印刷術の発達と綴り字の固定化 (10)英語最古の文献記録(べオウルフ) (11)ブリテン島の攻防 (12)シェークスピアの残した遺産 (13)日本語の中の外来語 (14)英語に入った日本語語彙 (15)まとめ 評価方法: (1)平常点30% (2)レポート70% 教 科 書:プリントを使用します。 参 考 書: 『世界言語文化図鑑』バーナード・コムリー他編(東洋書林) 履修上の注意点:英和辞典・国語辞典の入った電子辞書を準備してください。 (準備学習を含む) 278 授業科目 言語文化論Ⅱ 担当教員 砂澤 健治 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 言語が人間の文化の形成に、いかに重要な役割を果たしてきたのかについて、様々な角度 からの理解を深めてもらう。 授業概要: この授業では、言語と文化の関わりについて、主に歴史的な観点から見ていくことにする。 国際語としての英語、英語(圏)文化がトピックの中心となろうが、対照的研究という視点 から、日本語、日本語文化についても取り上げたい。 授業計画:(1)オリエンテーション (2)国際語の変遷① (3)国際語の変遷② (4)英語語彙の通時論的認識 (5)言語接触(フランス語借用語) (6)言語接触(スカンジナビア系借用語 (7)英語の変種 ①(アメリカ英語) (8)英語の変種 ②(黒人英語の誕生) (9)英語の変種 ②(オーストラリア英語) (10)英語の変種 ③(スコットランド英語) (11)英語の変種 ④(アイルランド英語) (12)不思議の国のことば学 (13)言葉遊びと文化の形成 (14)ピジンとクリオール (15)まとめ 評価方法: (1)平常点30% (2)レポート70% 教 科 書:プリントを使用します。 参 考 書: 『世界言語文化図鑑』バーナード・コムリー他編(東洋書林) 履修上の注意点:英和辞典・国語辞典の入った電子辞書を準備してください。 (準備学習を含む) 授業科目 ヨーロッパの歴史と文化Ⅲ 担当教員 宮崎 正美 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:東ヨーロッパの文化について、おもに歴史、言語、宗教の面から理解できるようになる. 授業概要:(1)西欧と異なる歴史・文化をもつ東ヨーロッパを総合的に学ぶ。 (2)東ヨーロッパの歴史・文化に深い影響を与えるギリシア正教の思想の特徴を捉える。 (3)東ヨーロッパの広い範囲で用いられるスラヴ諸語について触れる。 (4)東欧文化の特定のテーマについての特別講義を予定している。 授業計画:1.ガイダンス 2.東欧の歴史(1)黎明期 3.東欧の歴史(2)東ローマ帝国時代 4.東欧の歴史(3)ブルガリア帝国以後 5.東欧の歴史(4)キエフ・ルーシ以後 6.東欧の歴史(5)近代以後 7.キリスト教東欧の文化(1)ギリシア正教 8.キリスト教東欧の文化(2)ギリシア正教 9.特別授業 10.東欧のなかの西欧 11.西欧のなかの東欧 12.現代の東欧 13.東欧文化の未来 14.まとめ1 15.まとめ2 279 国際教養学科 評価方法:出席点(10%)+レポート(40%)+試験(50%)を基本とするが、評価方法および比率は、受講態度 そのたの状況により変更することがある。試験の受験資格は、求められた課題をすべて提出することと 2/3以上の出席数を満たしている事とする. 教 科 書:高橋保行『ギリシャ正教』講談社学術文庫(講談社) 、およびプリント配布。 参 考 書:森安達也『ビザンツとロシア・東欧』ビジュアル版世界の歴史9(講談社) 、柴宣弘編『新版世界各国史 18 バルカン史』(山川出版社)、井上浩一・栗生沢猛夫著『ビザンツとスラヴ』(中央公論社)、その他、 適宜紹介する。 履修上の注意点:最初のガイダンスで説明する。授業妨害になる私語は授業妨害とみなし退室してもらう。東方正 (準備学習を含む) 教会(仙台市内)の復活祭(4/23 深夜)見学の案内を4月初めに掲示する。履修希望者は参加す ることが望ましい。 授業科目 ヨーロッパの歴史と文化Ⅳ 担当教員 芳野 総子 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:古くから日本と深い関わりを持つヨーロッパ諸国、その歴史と文化の一端を学び、更なる知 識と理解を深めることを目標とする。 授業概要:近年、ヨーロッパ統合の内と外で、国家を越えた地域の重層的な統合・協力関係の動き現れ、 多方面に広がっている。この授業では、こうしたヨーロッパの内と外、国境の内外で起こっ ている様々な問題を取り上げながら、その原因と課題を探っていく。 授業計画:1.ガイダンス 2.地理上のヨーロッパ 3.理念としてのヨーロッパ 4.ヨーロッパ諸国の歴史と文化① 5.ヨーロッパ諸国の歴史と文化② 6.ヨーロッパ諸国の歴史と文化③ 7.ヨーロッパ諸国の歴史と文化④ 8.ヨーロッパ諸国の歴史と文化⑤ 9.ヨーロッパ諸国の歴史と文化⑥ 10.ヨーロッパ諸国の歴史と文化⑦ 11.ヨーロッパ諸国の歴史と文化⑧ 12.ヨーロッパ諸国の歴史と文化⑨ 13.ヨーロッパ諸国の歴史と文化⑩ 14.ヨーロッパ諸国の歴史と文化⑪ 15.まとめとレポート 評価方法: (1)平常点30%(2)レポート70% 教 科 書:使用しない。適宜プリントを配布する。 参 考 書:授業中に紹介する。 履修上の注意点:積極的に授業に参加することを望む。 (準備学習を含む) 授業科目 アメリカの歴史と文化Ⅲ 担当教員 山田 恵 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:前期 国際教養学科 学習の到達目標: アメリカのエスニック・グループの歴史と文化の概要を理解する。 授業概要:<アメリカ移民の歴史と文化> アメリカ合衆国は、さまざまな人種・民族によって構成 されている。一口に「アメリカ人」と言っても、彼らは多様な歴史・民族的背景を有してお り、他の集団と対立したり融和したりしながら、自分たちの文化を守ったり、変容させたり してきた。この授業では、さまざまな「アメリカ人」がいつどのようにアメリカにやってき たのか、またどのような問題を過去に経験し、現在どのような状況にあるのかについてとり あげ、アメリカ人とはどのような人たちなのかについて考える。 授業計画:1.ガイダンス 2.ネイティブ・アメリカン(1) 3.ネイティブ・アメリカン(2) 4.ネイティブ・アメリカン(3) 5.アフリカ系アメリカ人(1) 6.アフリカ系アメリカ人(2) 7.アフリカ系アメリカ人(3) 8.ヨーロッパ系移民(1) 9.ヨーロッパ系移民(2) 10.ヨーロッパ系移民(3) 11.アジア系アメリカ人(1) 12.アジア系アメリカ人(2) 13.アジア系アメリカ人(3) 14.ヒスパニック 15.まとめ 評価方法:平常点(50%)と試験(50%)によって総合的に評価する。 教 科 書:授業中に指示する。 参 考 書:授業中に指示する。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 280 授業科目 アメリカの歴史と文化Ⅳ 担当教員 澤入 要仁 対象学科・学年:国際教養2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:・19世紀のアメリカで流行した、各種の大衆音楽を聴き、その特徴を体得します。 ・それぞれの音楽が流行した歴史的背景を把握します。 ・現在の音楽と対比して、内容や伝搬の相違を習得します。 ・文化全体のなかで音楽の果たした役割を理解します。 授業概要: 19世紀のアメリカは大衆音楽が開花した時代でした。たとえば、白人が黒人を演じて歌と 踊りを披露するミンストレル・ショーが人気を集め、多くのヒット曲を生みました。シンギ ング・ファミリーと呼ばれる、家族からなるコーラス・バンドが活躍し、全盛期には約50の グループが全米を講演旅行しました。 そこで本授業では、それらの流行音楽の概要とその背景を探ります。同時に、日本へ影響 を与えた音楽については、日本で如何に受容されたのか検討します。 授業計画: 評価方法:レポートの成績(70%)と授業中の質疑応答(30%)によって評価します。 教 科 書:とくに教科書は使いません。必要に応じて資料を配布します。 参 考 書:奥田恵二『「アメリカ音楽」の誕生』(河出書房新社) 大和田俊之『アメリカ音楽史』(講談社) 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 オセアニアの社会と文化 担当教員 津上 誠 対象学科・学年:国際教養2年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:毎回課せられる「小テスト」と期末試験による 教 科 書:特に使用しない 参 考 書:授業時に随時紹介する 履修上の注意点:初回諸注意に必ず出席のこと (準備学習を含む) 281 国際教養学科 学習の到達目標: (1)オセアニアの社会と文化のいくつかの重要なポイントに関し、深く理解する。 (2)オセアニアを 中心に、 「食べていく」とか「親子である」とか「人を葬る」とかいった事柄に関するさまざまな異文化 を理解することを通じて、現代日本における「あたりまえ」が少しも「あたりまえ」ではなかったこと に気づく。(3)「人間とは何か」という問いを深いところから立てるようになる。 授業概要:毎回、オセアニア地域(ポリネシア、ミクロネシア、メラネシア、オーストラリアおよび東南アジア島 嶼部からなる、広義のオセアニア地域)からいくつかの社会を事例としてピックアップし、文化人類学 的な視点から、ことば、人間関係、社会組織、性、生業、交換、人生儀礼、宗教、民族意識、といった 文化的諸側面を理解していく。授業で扱うのは、オーストラリア・ニュージーランドの英語圏社会だけ ではなく、広くオセアニア地域の諸社会であるので、誤解のないようにしてほしい。基本的には講義形 式の授業である。 授業計画:1.初回諸注意 2.諸言語と意味世界(1):ことばはものをあらしめる 3.諸言語と意味世界(2):虹や森の見え方の異なり 4.「家族」と「身内」のさまざま(1):母系社会 5.「家族」と「身内」のさまざま(2):からだやいのちの連なり信仰 6.性区分と性役割(1)性役割の多様性 7.性区分と性役割(2)性区分の多様性 8.狩猟採集・焼畑農耕・定着農耕 9.贈与交換と市場交換(1)交換と間柄 10.贈与交換と市場交換(2)伝統社会と近代社会 11.誕生・成人・結婚と通過儀礼 12.不幸の解釈としての宗教 13.葬送儀礼 14.「民族」とそのしるし 15.国民国家を作る 授業科目 イスラム社会と文化 担当教員 徳田 幸雄 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:(1)イスラームの社会と文化への理解を深めることによって、複眼的な世界把握の視点を 身につけるとともに、自身が属する社会と文化とを、グローバルな視野から問い直す。 (2)人間の生の営みは宗教とは切り離せないという観点から、宗教の理解さらには人間そ のものの理解を広げかつ深める。 授業概要:イスラームを理解するうえで欠かせない基本事項、クルアーンや預言者伝、シャリーア(聖法) をはじめ、イスラームの歴史や文化の概要を、多くの映像資料にもとづいて解説する。その ことによって異文化に触れる新鮮さや面白さを感じてもらいたい。また、イスラーム信仰を めぐって生じた事件や問題にも触れ、現代における宗教の問題を改めて考えてみたい。 授業計画:1.オリエンテーション 2.預言者伝①(誕生~啓示) 3.預言者伝②(啓示~ヒジュラ) 4.預言者伝③(ヒジュラ~死去) 5.イスラームの歴史①(正統カリフ時代) 6.イスラームの歴史②(ウマイヤ朝) 7.イスラームの歴史③(アッバース朝) 8.イスラームの歴史④(モンゴル族とのたたかい) 9.イスラームの歴史⑤(十字軍とのたたかい) 10.イスラームの歴史⑥(コンスタンティノープル陥落) 11.イスラームの法(シャリーア) 12.イスラームと食 13.イスラームの信仰(六信) 14.イスラームの信仰(五柱) 15.総括 評価方法:出席点(50点)、中間レポートおよび期末レポート(50点)により評価する。 教 科 書:指定しない。 参 考 書:イブン・イスハーク『預言者ムハンマド伝』、前嶋信次『イスラームの時代』 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 日本語と文化 担当教員 大本 泉 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 国際教養学科 学習の到達目標: 日本文化をささえる日本語の基本的な特徴を修得するとともに、日本語の誤用をもとに、 正しい日本語表現を理解することを目標とする。 授業概要: 日本文化とは何か、日本人とは何か等といった問題を、日本語という言語表現をとおして 理解していく。今年度は、新書や配布するプリントを資料として、日本語の正しい使い方を 知り、日本語の豊かさとおもしろさを発見する。 授業計画:1.ガイダンス 2.単語に敏感になろう 3.文法について 4.「のである」「のだ」と「が」 5.文章の骨格 6.世界から見る日本語の特徴 7.敬語の基本① 8.敬語の基本② 9.間違いやすい日常のことば① 10.間違いやすい日常のことば② 11.語源散策① 12.語源散策② 13.美しい日本語① 14.美しい日本語② 15.まとめ 評価方法:小テスト・口頭発表・出席状況(50%)+提出物(50%) 教 科 書: 『日本語練習帳』大野晋(岩波新書) 参 考 書:授業中、適宜指示する。 履修上の注意点:積極的・主体的に勉強しようという方が、受講してください。 (準備学習を含む) 282 授業科目 東北の伝統と文化 担当教員 高橋 泉 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:東北の伝統と文化について学び、東北と日本の文化の多様性について理解する。 授業概要:日本の文化は、全国的に共通する面をもつとともに、もう一方で地域的な多様性をあわせもっ ている。本講義では東北の文化の独自性と多様性について学び、あわせて他地域の文化と比 較をすることにより、日本の文化の特性について理解する。 授業計画:1 ガイダンス 2 北海道・東北の文化的特性①北海道、青森 3 北海道・東北の文化的特性②岩手、宮城 4 北海道・東北の文化的特性③宮城、秋田 5 北海道・東北の文化的特性④山形、福島 6 北海道・東北の文化的特性⑤他地域との比較 7 東北の伝統と文化について、岩手県遠野の事例① 8 東北の伝統と文化について、岩手県遠野の事例② 9 東北の伝統と文化について、岩手県遠野の事例③ 10 東北の伝統と文化について、岩手県遠野の事例④ 11 東北の伝統と文化について、岩手県遠野の事例⑤ 12 東北の伝統と文化について、岩手県遠野の事例⑥ 13 東北の伝統と文化について、岩手県遠野の事例⑦ 14 東北の伝統と文化について、岩手県遠野の事例⑧ 15 東北の伝統と文化について、岩手県遠野の事例⑨ 16 テスト 評価方法:試験成績に出席状況を合わせて総合的に評価する。 教 科 書:指定しない。必要に応じてプリント等を配布する。 参 考 書:授業の中で紹介する。 履修上の注意点:特になし。 (準備学習を含む) 授業科目 世界の神話Ⅰ 担当教員 アンソニー・スミス 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:出席20%、レポート30%、筆記試験50% 教 科 書:テキストとしてのプリントを配布する。 参 考 書:必要に応じて指示する。 履修上の注意点:配付プリントには目を通し、授業に臨むこと。「世界の神話Ⅱ」の継続履修を勧める。 (準備学習を含む) 283 国際教養学科 学習の到達目標:ギリシャ・ローマ神話がヨーロッパ文化圏に及ぼした影響は、今日なお、その文化と言語に 色濃く残っている。「神話とは何か」から始め、前期では、特に「洪水神話」のヴァリエーショ ンを見ることで、世界に拡がる神話の多様性と共通性を知る。 授業概要:現代社会に生き続ける神話の足跡を辿りながら、「魂の文学」と称される神話に対する理解 と関心を深めていきたい。具体的なイメージを得る助けになる映像DVDも使用する。 授業計画:1.神話の概念 2.神話の概念 3.神話の意義 4.神話の意義 5.神話と結婚 6.神話と結婚 7.神話と現代社会 8.まとめとレポート 9.古代シュメール神話 10.シュメールの洪水神話 11.ヘブライの洪水神話 12.ギリシャの洪水神話 13.イスラムの洪水神話 14.天地創造の神話 15.まとめ 16.筆記試験 授業科目 世界の神話Ⅱ 担当教員 アンソニー・スミス 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:ギリシャ・ローマ神話がヨーロッパ文化圏に及ぼした影響は、今日なお、その文化と言語に 色濃く残っている。後期では、前期に引き続き、ギリシャとローマ神話を扱うが、具体的に 神々やエピソードを学ぶことで、神話の全体像を再確認する。 授業概要:現代社会に生き続ける神話の足跡を辿りながら、「魂の文学」と称される神話に対する理解 と関心を深めていきたい。神々のエピソードを主題とするDVD映像を用いて、想像力をめ ぐらす一助としたい。漠然と知っていた神話の物語群のつながりを知り、全体像を持てるよ うにする。 授業計画:1.ギリシャ神話の天地創造 2.オリンポスの神々 3.プロメテウスの人類 4.人類の五つの時代 5.ダイダロスとイカロス 6.オルペウスとエウリュディケ 7.ペルセウスとメドゥサ 8.テセウスとミノタウロス 9.まとめとレポート 10.ローマ神話の神々 11.ロムルスとレムス 12.北欧神話の神々 13.エジプト神話の神々 14.オシリスの神話 15.まとめ 16.筆記試験 評価方法:出席20%、レポート30%、筆記試験50% 教 科 書:テキストとしてのプリントを配布する。 参 考 書:必要に応じて指示する。 履修上の注意点:配付されたプリントには目を通して、授業に臨むこと。世界の神話ⅠⅡの連続履修が (準備学習を含む) 望ましい。 授業科目 世界の文学Ⅰ 担当教員 芳野 総子 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:前期 国際教養学科 学習の到達目標:19世紀末から20世紀初頭のイギリス文学作品をいくつか取り上げて、ストーリーを味読しな がら、作者や作品の背景について考察する。 授業概要:主にイギリスのコシック小説の短編を読む。18世紀半ばに大流行したこの分野の小説は、20 世紀以降、映画やテレビドラマも含めて世界中の娯楽作品に大きな影響を与えた。本授業で は今日への影響をも視野に入れながら原書を繙いていく。 授業計画:1.ガイダンス 2.Sredni Vashtar ⑴ 3. 〃 ⑵ 4.The Canterville Ghost ⑴ 5. 〃 ⑵ 6. 〃 ⑶ 7.On the Brighton Road ⑴ 8. 〃 ⑵ 9.A Pair of Hands ⑴ 10. 〃 ⑵ 11.The Romance of Certain Old Clothes ⑴ 12. 〃 ⑵ 13. 〃 ⑶ 14.Exit Questions 15.まとめとテスト 評価方法: (1)平常点30%(2)試験70% 教 科 書:授業中に紹介する。 参 考 書:授業中に紹介する。 履修上の注意点:予習をして授業に参加することを望む。 (準備学習を含む) 284 授業科目 世界の文学Ⅱ 担当教員 山田 恵 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:アメリカ文学の大まかな流れと特徴、代表的な作家と作品についての知識を身につける。 授業概要:植民地時代から現代までのアメリカ文学の大まかな流れと時代ごとの特徴をたどっていく。 そのなかで、その時代の代表的な作家と作品をひとつずつとりあげていく。 授業計画:1.ガイダンス 2.アメリカ文学通史(1) 植民地時代から19世紀前半 3.作家・作品について① 4.作家・作品について② 5.アメリカ文学通史(2) 19世紀後半 6.作家・作品について① 7.作家・作品について② 8.アメリカ文学通史(3) 20世紀前半 9.作家・作品について① 10.作家・作品について② 12.アメリカ文学通史(4) 20世紀後半 13.作家・作品について① 14.作家・作品について② 15.総括 評価方法:平常点(50%)とレポート(50%)によって総合的に評価する。 教 科 書:パワーポイント資料を用いる。 参 考 書:授業中に指示する。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 世界の文学Ⅲ 担当教員 横尾 元意 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:期末試験(50%) 、授業への取り組み(20%) 、出欠状況(30%)により評価します。5回以 上欠席すれば[停止」扱いになります。 教 科 書:Classic Tales from Greek and Roman Mythology, 相沢敬久編注 (金星堂) 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 285 国際教養学科 学習の到達目標:ヨーロツパ文化の二大潮流は、ギリシャ文化とキリスト教である。このギリシャ文化を代表 するギリシャ・ローマ神話は、古代ローマ詩人オヴィデイウスの「変身物語」により集大成 された。このギリシャ精神を紹介することにある。 授業概要:ギリシャ ・ローマ神話の十話を平明で簡潔な現代英語で書き下ろしたテキストを講読してい く。受講者に割り当てて輪読していく。 授業計画:1.Apollo and Daphne(ll. 7-9) 2.Apollo and Daphne(ll. 9-12) 3.Apollo and Daphne(ll. 12-13) 4.Pyramus and Thisbe(ll. 14-15) 5.Pyramus and Thisbe(ll. 15-17) 6.Pyramus and Thisbe(ll. 17-18) 7.Juno's Jealousy(ll. 19-21) 8.Juno's Jealousy(ll. 22-23) 9.Juno's Jealousy(23-25) 10.Diana, the Virgin Goddess(ll. 26-28) 11.Diana, the Virgin Goddess(ll. 28-29) 12.Diana, the Virgin Goddess(ll. 29-30) 13.Proserpine and Pluto(ll.33-34) 14.Proserpine and Pluto(ll. 35-37) 15.試験 授業科目 世界の文学Ⅳ 担当教員 横尾 元意 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:紀元前5世紀古代ギリシャに始まる悲劇が、古代ローマ時代、中世時代を経て、イギリス・ ルネサンスにつながる伝統を概観していきます。 授業概要:古代ギリシャの悲劇から、それぞれの時代を代表する作品を講義していきます。 授業計画:1.悲劇とは―アリストテレスの『詩学』 2.ギリシャ悲劇―ソフォクレスの『オイディプス』 3.ローマ悲劇―セネカの『狂えるヘルクレス』 4.中世神秘劇―『アブラハムとイサク』 『カインとアベル』 『ノアの洪水』 5.中世道徳劇―『堅忍の城』『エヴリマン』 6.ルネサンス初期悲劇―『アッピアスとヴァージニア』 7.ルネサンス悲劇―マーローの『ファウスト博士』 8.シェイクスピア悲劇―『ハムレット』 『オセロ』 『リア』 『マクベス』 『ロミオとジュリエッ ト』 13.まとめ 14.試験 評価方法:出欠状況(40パーセント)と試験(60パーセント)にて評価します。 教 科 書:プリント使用 参 考 書: 履修上の注意点:5回以上の欠席は 「停止」に扱いになる。 (準備学習を含む) 授業科目 開 日本語学Ⅲ○ 担当教員 三島 敦子 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:前期 国際教養学科 学習の到達目標:1)日本語の音声の特徴を知る。 2)自分がどのように音声を発しているか、仕組みを知り、自覚する。 3)アクセントやイントネーション、音声の違いなどを聞き分ける力をつける。 授業概要: 日本語学習者への発音指導の基礎知識として、日本語の音声・音韻の特徴を知る。実際に 声を出しながら、自分の出す音声とそのときの口の中の動きを観察する。CDを使って実際 の音声を聞きながら、聞き取りの力をつける練習をする。 授業計画:1.概説・五十音図 2.話し言葉の語形 3.母語の干渉・誤用分析 4.アクセント 5.子音の分類 その1 6.子音の分類 その2 7.子音の分類 その3 8.拗音・環境による音変化 9.母音の分類 10.プロミネンスとポーズ 12.イントネーション 13.用言、複合語のアクセント 14.音節構造 15.音韻論 15.まとめ 16.試験 評価方法:出席・受講態度・授業中の課題(40%) 試験(60%) 教 科 書:松崎寛・河野俊之『日本語教育能力検定試験に合格するための音声23』アルク 参 考 書: 履修上の注意点:授業中に問題演習を行うので、出席・授業態度を重視する。 (準備学習を含む) 出席時数が授業時数の3分の2に満たない者(6回以上欠席した者)は、試験を受け ることができず、単位は認定しない。 286 授業科目 開 日本語学Ⅳ○ 担当教員 砂澤 健治 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 日本語教育能力検定試験で扱われる分野のうち、特に言語一般部門について、理解を深め ることを目標とします。 授業概要: 日本語と英語の音声・文法・語彙を比較・対照し、両言語の相違やそれぞれの特徴を明ら かにしていきます。授業の後半は、主として演習形式で行われます。 授業計画:(1)オリエンテーション (2)言語学の対象・諸分野 (3)ことばの音声(母音と子音) (4)ことばの音声(アクセントの違い) (5)構造主義の言語学(音素) (6)構造主義の言語学(形態素) (7)語の組み立て(語形成) (8)文の組み立て(統語構造) (9)語の意味(成分分析、同義語、反義語など) (10)比喩と連語(直喩、隠喩、慣用句など) (11)方言・新方言について(VHS使用) (12)語用論(発話の意味) (13)語用論(発話行為とその種類) (14)待遇表現(日本語、西欧諸語に見られる敬意表現) (15)まとめ(課題の返却と小テスト) 評価方法: (1)平常点50% (2)小テスト50% 教 科 書:プリントを使用する。 参 考 書:授業の中で紹介する。 履修上の注意点:毎回、国語辞典・英和辞典を持ってくること。 (準備学習を含む) 授業科目 開 日本語教育研究Ⅰ○ 担当教員 三島 敦子 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:受講態度(出席、質疑応答、理解度など) (30%) 授業中の課題(20%) 試験(50%) 4回以上欠席した場合は単位を認定しない。 教 科 書: 参 考 書: 履修上の注意点:原則として「日本語学Ⅰ」 「日本語学Ⅱ」「日本語学Ⅲ」を受講していること。授業中の積極的な (準備学習を含む) 態度と、課題への積極的な取り組みを求める。受講者数、進度により内容を変更する場合がある。 287 国際教養学科 学習の到達目標:1)国内・海外における日本語教育の現況を知り、 「教えている人」 「学んでいる人」 について具体的にイメー ジする。 2)日本語教育の歴史について学習し、これからの日本語教育について考える。 3)日本で暮らす外国人について現況を知り、身近な地域における共生への取り組みを知る。 4)日本語を教える際に発生する「異文化コミュニケーション」について理解する。 5)興味のあるテーマについて調べ、理解を深める。 授業概要:日 本語教育についての基礎知識を学ぶ、概論的な授業の前編である。「日本語教育研究Ⅰ」では、海外お よび国内における日本語教育について、また、日本語教育と社会との関わりについて具体的な例を見な がらとらえていく。 授業計画:1.オリエンテーション/国語教育と日本語教育の違い 2.国内/海外の日本語教育の概況(教える人・学ぶ人) 3.日本語教師への道 4.日本語教育の歴史⑴ 5.日本語教育の歴史⑵ 6.日本語教育の歴史⑶ 7.多文化共生社会と日本語学習支援⑴日本で暮らす外国の人々 8.多文化共生社会と日本語学習支援⑵日本の学校で学ぶ年少者 9.多文化共生社会と日本語学習支援⑶身近な地域での取り組み 10.異文化コミュニケーション⑴「異文化コミュニケーション」とは何か 11.異文化コミュニケーション⑵「異文化コミュニケーション」を体験しよう 12.異文化コミュニケーション⑶日本語教育における異文化コミュニケーション 13.語用論とは 14.「日本語教育について私が調べたこと」レポートの発表・話し合い 15.日本語関連の試験 16.試験 授業科目 開 日本語教育研究Ⅱ○ 担当教員 三島 敦子 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1)日本語を教えるために必要な準備や基礎知識について理解する。 2)文型を1つ取り上げ、授業で教えるための準備やクラス活動について考える。 3)現在の日本語教育に影響を与えてきた様々な外国語教授法について知る。 4)第2外国語を教える体験を通し、授業を行う際に必要なことを理解する。 授業概要:日本語教育についての基礎知識を学ぶ、概論的な授業の後編である。 「日本語教育研究Ⅱ」では、教師の 役割について考え、日本語の授業に関する一連の流れ(準備、実施、評価)を理解する。また、実際の 教室活動に触れ、自らが教壇に立ち、教えることを体験する。 授業計画:1.日本語教師の役割 2.日本語を教える準備⑴コースデザイン・ニーズとレディネス 3.日本語を教える準備⑵いろいろなシラバス 4.文型の指導⑴準備―教えるための予習、例文作り、説明を考える、教材を作る 5.文型の指導⑵クラス活動、アクティビティ 6.さまざまな日本語教授法⑴外国語教授法の変遷 7.さまざまな日本語教授法⑵AL法、TPR等 8.さまざまな日本語教授法⑶CLL、サジェストペディア等 9.学習の評価 10.日本語教育実習報告 11.「授業」をしてみよう―第2外国語を教える⑴何を、だれに教えるか 12.「授業」をしてみよう―第2外国語を教える⑵どのように教えるか(教材、教案) 13.「授業」をしてみよう―第2外国語を教える⑶授業の体験 14.「授業」をしてみよう―第2外国語を教える⑷授業の体験 15.「授業」をしてみよう―第2外国語を教える⑸まとめ、振り返り 16.試験 評価方法:受講態度(出席、質疑応答、理解度など) (30%) 授業中の課題(20%) 試験(50%) 4回以上欠席した場合は単位を認定しない。 教 科 書: 参 考 書: 履修上の注意点:原 「日本語学Ⅱ」 「日本語学Ⅲ」 「日本語教育研究Ⅰ」を受講していること。 則として「日本語学Ⅰ」 (準備学習を含む) 授業中の積極的な態度と、課題への積極的な取り組みを求める。受講者数、進度により内容を変 更する場合がある。 授業科目 開 日本語教育法Ⅰ○ 担当教員 名嶋 義直 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 国際教養学科 学習の到達目標:学習者の産出する日本語の問題点を発見し何が問題なのかについて分析できるようになる。 授業概要:学習者の日本語を分析し、どのようなところにどのような誤用が現れるかを検討する。その過程を通し て日本語に対する理解を深め、日本語教育に関するレディネスを高める。日本語学習者が独自に作り上 げた規則についても検討したい。グループワークを重視するので、その関係で進度を変更する場合もあ る。 授業計画:1.オリエンテーション 2.音声・音韻 3.音声・音韻 4.音声・音韻 5.語彙 6.語彙 7.語彙 8.文法1:単文の述語を中心に 9.文法1:単文の述語を中心に 10.文法1:単文の述語を中心に 11.文法2:単文の述語以外の要素を中心に 12.文法2:単文の述語以外の要素を中心に 13.文法2:単文の述語以外の要素を中心に 14.まとめ 15.まとめ 注:グループワークを重視するので,その関係で進度を変更する場合もある。 評価方法:出席20%、授業中の課題30%、レポート(またはテスト)50%を参考にして総合的に評価する。 教 科 書:教科書は使用しない。適宜資料を配付する。 参 考 書:森山卓郎(2000) 『ここからはじまる日本語文法』、ひつじ書房. 玉村文郎(編)(1992)『日本語学を学ぶ人のために』,世界思想社. 庵功雄・日高水穂・前田直子・山田敏広・大和シゲミ(2003)『やさしい日本語のしくみ』,くろしお出版. 野田尚史・迫田久美子・渋谷勝己・小林典子(2001)『日本語学習者の文法習得』,大修館書店. 履修上の注意点:原則として日本語教育研究Ⅰ・Ⅱを受講していること。グループワークを重視するので積極的な (準備学習を含む) 取り組みが求められる。授業中の私語は禁ずる。3回の遅刻で欠席1回と見なすので注意のこと。 288 授業科目 開 日本語教育法Ⅱ○ 担当教員 名嶋 義直 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: (1)日本語母語話者の談話を観察し談話の特徴について知る。 (2)学習者の産出する日本語の問題点 を発見し何が問題なのかについて分析できるようになる。(3)談話教育について考えることができるよ うになる。 授業概要:母語話者の日本語を分析し日本語の談話の特徴について考える。次に、学習者の産出する日本語を観察 し談話レベルでの問題点について考える。そして、日本語教育(特に会話教育と作文教育)では何を教 えるべきかについて理解を深める。 授業計画:1.オリエンテーション 2.談話1:マクロ構造を中心に 3.談話1:マクロ構造を中心に 4.談話1:マクロ構造を中心に 5.学習者の日本語を考える:依頼(会話) 6.学習者の日本語を考える:依頼(会話) 7.学習者の日本語を考える:依頼(会話) 8.談話2:ミクロ構造を中心に 9.談話2:ミクロ構造を中心に 10.談話2:ミクロ構造を中心に 11.学習者の日本語を考える:問い合わせ(会話) 12.学習者の日本語を考える:問い合わせ(会話) 13.談話3:文章による依頼 14.学習者の日本語を考える:文章による依頼 15.まとめ 注:グループワークを重視するので,その関係で進度を変更する場合もある。 評価方法:出席20%,授業中の課題30%,レポート(またはテスト)50%を参考にして総合的に評価する。 教 科 書:教 科書は使用しない。適宜資料を配付する。 参 考 書:山崎敬一(編) (2004)『実践エスノメソドロジー入門』、有斐閣. 好井裕明・山田富秋・西阪 仰(編)(1999)『会話分析への招待』、世界思想社. 野田尚史・迫田久美子・渋谷勝己・小林典子(2001)『日本語学習者の文法習得』、大修館書店. 小泉 保(編)『入門 語用論研究』、研究社. 履修上の注意点:原則として日本語教育研究Ⅰ・Ⅱを受講していること。グループワークを重視するので積極的な (準備学習を含む) 取り組みが求められる。授業中の私語は禁ずる。3回の遅刻で欠席1回と見なすので注意のこと。 授業科目 開 日本語教育実習○ 担当教員 大本 泉 対象学科・学年:国際4年 単位数:2 開講時期:通年 学習の到達目標:1)日本語教師に求められる資質や考え方について理解する。2)日本語の授業に必要な準 備(シラバスの選定、教材作成、教案作成)ができるようになる。3)教案をもとにそれぞ れの実習先で授業を実施する。4)実習後、実践に基づく反省(振り返り)ができるように なる。 授業概要:まず、日本語教師にはどのような知識・技術・心構えが必要かについて解説する。次に実際 に教える対象となる学習者を想定しながら、日本語授業の内容と方法を考え、教材・教案の 作成を行い、授業を実践する。実践後、どのような視点で授業を振り返り、次の実践に結び つけたら良いかを受講生とともに考える。 授業計画:1.授業の準備(1)日本語教育とコースデザイン 2.授業の準備(2)言語機能の扱い方 3.授業の準備(3)授業活動 4.授業の準備(4)教材・教具 5.教室の技術(1)「話す」ための教室活動 6.教室の技術(2)「聞く」ための教室活動 7.教室の技術(3)「読む」ための教室活動 8.教室の技術(4)「書く」ための教室活動 9.文化交流(1) 10.文化交流(2) 11.文化交流(3) 12.模擬授業 13.模擬授業 14.模擬授業 15.模擬授業 289 国際教養学科 評価方法:受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度等)(20点)、授業中の課題(20点)、日本語教 育実習状況(30点)、実習振り返りレポートおよび実習報告プレゼンテーション(30点) 教 科 書:三牧陽子『日本語教授法を理解する本 実践編 解説と演習』 バベルプレス 参 考 書:授業で適宜紹介する。 履修上の注意点:この科目を履修するためには、上の事前指導を受講し、国内外の日本語教育現場にお (準備学習を含む) いて、授業参観、教壇実習準備、実習先教員からの指導、教育実践、文化交流等を内 容とする実習を 30 時間(公称)以上行うことが必要である。実習先により、実施機関、 事前指導等が異なるので、掲示板等に注意し、担当教員の指示を仰ぐこと。 授業科目 開 国際ビジネス論○ 担当教員 髙島 純子 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: まずビジネス、つまり企業の経営活動がどのようなものかを理解し、それが国際化する意 味を考える。そうすることにより、国際ビジネスを理解するのに必要な基礎的な知識を得、 それが成果を上げられるための条件、引き起こす問題等を理解できるようにする。 授業概要: 現代世界の主要な特徴である経済のグローバル化、その本質を考える上で必須の要素であ る企業の国際化に焦点を当てて、現代の国際経済問題を考察する。国際ビジネス及び多国籍 企業とは何か、それはなぜ国際化し、その結果どのような現象や解決すべき課題を引き起こ しているのか、特に日本企業の国際化や、「世界の工場」中国の台頭などの事例をビデオ教 材等で学習しその背景を探る。 授業計画:1~2.国際ビジネスと多国籍企業 3~4.現代企業の競争優位の源泉 (企業経営の本質) 5~7.企業活動の国際化 -歴史的展開とその背景- (ビデオ学習) 8~10.企業戦略と国際競争力 (国際化の意味と、成果を上げるための必要条件) 11~12.巨大化する企業 -企業合併・吸収の背景- (ビデオ学習) 13~14.新興国市場攻略の重要性 -ボリュームゾーン戦略等- (ビデオ学習) 15.統合される世界市場 (今後の企業戦略のあり方) 評価方法:1)レポート2)出席日数及び授業に臨む態度 (配点は、レポート8割+出席点2割) 教 科 書:特になし(授業において適宜プリント配布) 参 考 書:特になし(必要に応じ授業において適宜紹介) 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 開 国際経済学○ 担当教員 賈 軍 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 国際教養学科 学習の到達目標:世界経済の仕組みを理解し、国際経済学の基礎知識を養成することを目的とする。 授業概要: この授業では、現実に起っている諸問題を取り上げ、それらを素材として国際経済につい て解説する。日頃目に耳にしている出来事や現象を通して、国際経済の仕組みやそのメカニ ズムについて学ぶ。 授業計画:1.国際経済学とは 2.ブレトンウッズ体制とは 3.金本位制とニクソン・ショック 4.日本の消費者物価上昇率の推移 5.固定相場制と変動相場制の特徴 6.戦後の通貨体制が崩壊して現在のようになった経緯 7.実物経済とマネー経済 8.先物取引とオプション取引の原則的な違いについて 9.ヘッジファンドとは 10.アジア通貨危機について 11.アジア通貨危機後のアジア経済 12.サブプライムローンとは 13.リーマンショックとは 14.今後の課題を考える 15.まとめ 16.定期試験 評価方法:試験結果70% 平常点30%(出席状況、レポート等) 教 科 書:必要に応じプリントを配布する 参 考 書: 『ゼミナール国際経済入門』伊藤元重(著)日本経済新聞社『国際経済論』柳田侃・野村昭夫(著) ミネルヴァ書房 履修上の注意点:欠席が授業回数の1/3を越えた者には単位を与えない。 (準備学習を含む) 290 授業科目 国際経済開発論 担当教員 賈 軍 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 途上国経済の実態を把握し、経済格差の縮小と困難の撲滅に必要であるとみなされている 諸政策吟味を通じて、南北問題に対する認識を深めること。 授業概要: 世界的レベルにおける貧困の緩和、貧困からの開放の可能性を探求し、途上国の経済をい かに発展の軌道に乗せるかを課題とする。また、経済のグローバル化の中で、私たちの暮ら しが環境や第三世界の人々の暮らしにどのような影響を与えているのかを考察する。 授業計画:1.国際経済開発とは 2.徹底解剖100円ショップ-日常化するグルーバリゼーション 3.バイオ燃料-畑で作るエネルギー 4.エビの履歴書-育てる人と食べる人 5.食べるためのマグロ、売るためのマグロ 6.ペットボトルの水 7.危ない野菜-グローバル化する食卓 8.コーヒーの秘密-南北問題が見えてくる 9.北のお金が南の人々を苦しむ 10.IMF・世界銀行の役割 11.ODAの基本理念とその役割 12.日本のODAの実績とその形態 13.女性の視点から見る開発-中国とインドの人口抑制策 14.開発援助のあり方を考える 15.まとめ 16.定期試験 評価方法:試験結果50% 平常点50%(出席状況、レポート等) 教 科 書: 『日経資源・食料・エネルギー地図』日本経済新聞社編 日本経済新聞社 2012年8月 参 考 書: 『2012年度ODA政府開発援助白書』外務省編(国立印刷局)『ゼミナール国際経済入門』伊 藤元重(著)日本経済新聞社『世界国勢図会』(第19版)(矢野恒太郎記念会編集・発行) 2012年9月1日 第23版発行 履修上の注意点:欠席が1/3を越えた者には単位を与えない。 (準備学習を含む) 授業科目 開 国際観光論○ 担当教員 遊佐 重樹 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:出席状況(30点)、授業態度(10点)、プレゼンテーションorレポート(30点)、期末テスト(30点) 教 科 書:プリント教材を使用する。 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:・ディスカッションを取り入れて授業を構成するので、意欲的な参加を望む。・必ず (準備学習を含む) 初回の授業から参加すること。 291 国際教養学科 学習の到達目標: 21世紀最大の産業と言われる「観光」を、情報・環境・教育・福祉の視点から概観するこ とにより、「よりよい観光の在り方」について考える力を養う。 授業概要: 観光の歴史から旅行業・交通機関の発達に至るまで、観光学の基礎的な事柄に関する講義 を聞き、その後のディスカッションを通じて理解を深めてもらう。1~2名で興味のある世 界遺産についてのプレゼンテーションを行い、各国の観光政策についても知識を深めてもら う。 授業計画:1.Introduction 2.観光の概念・世界史・日本史 3.観光の諸制度・影響と効果 4.観光と経済・情報 5.観光と環境・地域社会・開発 6.観光行動の対象・教育・福祉 7.観光と交通・宿泊 8.観光と旅行業 9.世界遺産紹介 10.プレゼンテーション① 11.プレゼンテーション② 12.プレゼンテーション③ 13.プレゼンテーション④ 14.プレゼンテーション⑤ 15.プレゼンテーション⑥ 16.まとめと期末テスト 授業科目 観光ガイド英語 担当教員 堤 博史 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1)ホテル・航空会社・旅行代理店などの旅行関連企業での業務に関連する英語を学習します。 2)実践に役立つ観光関連実務の英語力を学習すると共に、海外旅行事情も学習します。 授業概要:観光に関する種々の、且つ、広範囲の関連状況での初級レベル実践英語を学習し、将来の観 光関連に就職した際にも役立つ知識を吸収してもらいます。 授業計画:1)Itroduction(Asking/Giving/ Greeting) 2)Clarification(Clarifying/ Confirming) 3)Abilities(Talking about ability, interest) 4)Comparison(Tour, Hotel and Activity preferences) 5)Job Routines(Talking about routines, frequency) 6)Making Reservations(Clock times, Apponitments, Requests, Suggestions) 7)Asking Permissions(Asking for/ about, Giving permission, Obligation) 8)Checking-in(Hotel Routines. Asking about availability) 9)Directions(Asking for/ Giving directions) 10)Using the Telephone(Telephone routines) 11)Past Experiences(Talking about the past) 12)Complaints(Complaints, Apologies) 13)Explaining your culture(Explaining cultural items and behavior) 14)Stating preferences(Asking for/ Stating perferences, comparisons) 15)Town Tour(Giving a tour, Giving reasons, Stating opinions) 16)試験 評価方法:授 業態度(質疑応答、事前事後学習:40点)レポート(60点)5回以上の欠席は、「停止」 扱いとする。 教 科 書:ピアソン・ロングマン「workplace english TRAVEL FILE」 参 考 書:適宜紹介します。 履修上の注意点:日々の海外諸事情に目を向け、少しでも興味を持って欲しい。 (準備学習を含む) 授業科目 国際プロトコール 担当教員 植竹由美子 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:前期 国際教養学科 学習の到達目標:1)プロトコールの基本理念(2R2L)について理解を深める。 2)国際社会におけるプロトコールの実際について、具体的に習得する。 3)日本の冠婚葬祭にも関心を持ち、その基本を習得する。 授業概要:世界の様々な国・地域の人々と接する上で、無用な誤解や不快な思いを避け、互いに心を 伝え合うために心得ておきたいプロトコール(国際儀礼)について、基本理念と実際を学ぶ。 また、プロトコールに加えて、日本の冠婚葬祭のマナーについても取り上げる。視覚資料や 実物等に触れながら、実践的、体験的に授業を進める。 授業計画:1.導入:授業の目的と授業展開、プロトコールとは何か 2.プロトコールの基本理念 3.国旗の扱い方 4.紹介の仕方と敬称の使い方 5.来訪者の応対マナー 6.電話の応対マナー 7.国際会議①:準備と進行 8.国際会議②:会場の設営と席次 9.服装のマナー 10.パーティー①:パーティーの種類と進め方 11.パーティー②:招待状の書き方 12.パーティー③:テーブル・マナー 13.冠婚葬祭の基本知識 14.冠婚葬祭の実際① 15.冠婚葬祭の実際② 評価方法:受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度等) (20%)、授業時の課題(20%)、レポート(60%) などにより総合的に評価する。 教 科 書:適宜資料配布。 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:授業で取り上げる考え方やマナーの実際を教室の中だけの知識とせず、実際の生活の (準備学習を含む) 場で活用できるように心がけて欲しい。また、授業終了時に示す課題については、次 回授業までによく調べて仕上げておくこと。 292 授業科目 開 マーケティング論○ 担当教員 鈴木 好和 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:マーケティングに関する基本的で最新の知識を習得し、実際に使えるようになる。 授業概要: マーケティングとは、作ったものを売るのではなく、はじめから売れる商品やサービスを 提供するために、顧客の調査・分析、商品開発・設計、宣伝、営業、流通、販売促進などを 行う活動です。最近では、大学や公共部門でもマーケティング活動を取り入れていますが、 本講座では、企業のマーケティング活動について授業を行います。 授業計画:1.マーケティングの本質 2.マーケット・セグメンテーション 3.顧客満足 4.市場での競争 5.競争相手分析 6.製品マネジメント 7.ブランド戦略(1) 8.ブランド戦略(2) 9.流通チャネル 10.営業革新 11.価格設定(1) 12.価格設定(2) 13.顧客とのコミュニケーション 14.新しいマーケティング 15.試験 評価方法:試験の点数で評価しますが、場合によってはレポートの内容を加味する場合があります。 教 科 書:恩蔵直人『経営学入門シリーズ・マーケティング』日本経済新聞社、860円。 参 考 書:そのつど指示します。 履修上の注意点:特にありません。 (準備学習を含む) 授業科目 会計学演習Ⅰ 担当教員 岡野 知子 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:出席状況、授業参加度、レポート、テストの総合的評価 教 科 書: 『まなびの入門会計学』全 在紋、朴 大栄、谷 武幸編著(中央経済社) 参 考 書:授業中に必要に応じ紹介する。 履修上の注意点:就職に役立つ資格等(簿記検定試験等)に興味がある人は是非履修してほしい。また、 (準備学習を含む) 会計の知識は、将来どのような職業に就く場合でも役立つ知識であり、特に経理の仕 事には必須の知識であるので、是非将来そのような仕事に就きたい人は受講してほし いものです。後期の 会計学演習Ⅱは会計学演習Ⅰの応用編になるので、併せて受講 してほしいものである。 293 国際教養学科 学習の到達目標: 本講義の目的は、激変する経済状況下において「会計」の社会的役割について、会計学の 諸分野の基礎的知識を習得することにより理解していくことにある。 授業概要: 本講義では、①企業の経営成績・財政状態を測定するモノサシとしての機能、②企業状況 をステークホルダー(利害関係者)に報告する役割に焦点をあて、「会計学とは何か」につ いて、会計学の基礎的概念を学習する過程において理解していく。併せて、会計学に必要と なる複式簿記も学習していく。 授業計画:1.会計の役割 2.会計と職業 3.会計の機能 4.会計制度のしくみ 5.株式会社とステークホルダー 6.財務諸表の役割 7.複式簿記のしくみ① 8.複式簿記のしくみ② 仕訳 9.複式簿記のしくみ③ 転記 10.複式簿記のしくみ④ 決算 11.複式簿記のしくみ⑤ B/SとP/L 12.財務諸表の見方① 13.貸借対照表の見方② 14.損益計算書の見方③ 15.まとめ 授業科目 会計学演習Ⅱ 担当教員 岡野 知子 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 本講義の目的は、激変する経済状況下における「会計」の社会的役割について、会計学の 諸分野の基礎的知識を習得することにより理解していくことにある。 授業概要: 本講義では、①企業の経営成績・財政状態を測定するモノサシとしての機能、②企業状況 をステークホルダー(利害関係者)に報告する役割に焦点をあて、「会計学とは何か」につ いて、会計学の基礎的概念を理解していくなかで理解していく。 授業計画:1.流動資産① 2.流動資産② 3.固定資産① 4.固定資産② 5.負債・純資産 6.収益の認識と測定 7.費用の認識と測定 8.キャッシュ・フロー計算書① 9.キャッシュ・フロー計算書② 10.財務状態の分析① 11.財務状態の分析② 12.収益性の分析 13.損益分岐点 14.管理会計・税務会計 15.まとめ 評価方法:出席状況、授業参加度、レポート、テストの総合的評価 教 科 書: 『まなびの入門会計学』全 在紋、朴 大栄、谷 武幸編著(中央経済社) 参 考 書:授業中に必要に応じ紹介する。 履修上の注意点:就職に役立つ資格等(簿記検定試験等)に興味がある人は是非履修してほしい。また、 (準備学習を含む) 会計の知識は、将来どのような職業に就く場合でも役立つ知識であり、特に経理の仕 事には必須の知識であるので、是非将来そのような仕事に就きたい人は受講してほし いものです。会計学演習Ⅱを受講する者は、前期に会計学演習Ⅰを履修するのが望ま しい。 授業科目 秘書実務演習Ⅰ 担当教員 浅野 浩子 対象学科・学年:国A2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 秘書職のみならず、一般事務職にとっても必要である業務遂行上の基本的知識と技能およ び気配り・心構え等を総合的に習得することを目標とする。 授業概要: 職場での受命、報告・連絡・相談の重要性を知り、適切に実践できるようケース・スタディ やロール・プレイを通して授業を展開していく。来客応対の基本を習得し、状況に応じた適 切な応対ができるよう事例に触れながら解説する。 授業計画:1.導入:授業の目的と授業展開 2.秘書の実務① 3.秘書の実務② 4.命令の受け方の基本 5.命令の受け方のロール・プレーイング 6.報告の仕方の基本 7.報告の仕方のロール・プレーイング 8.命令の受け方・報告の仕方のケース・スタディ① 9.命令の受け方・報告の仕方のケース・スタディ② 10.命令の受け方・報告の仕方のケース・スタディ③ 11.命令の受け方・報告の仕方のケース・スタディ④ 12.来客応対:接遇の基本① 13.来客応対:接遇の基本② 14.特別講義:現役秘書による講演 15.期末試験 国際教養学科 評価方法:受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度等)(20点)、授業中の課題・筆記試験(80点) などにより総合的に評価する。 教 科 書: 『ホスピタリティの表現研究』菊地・浅野共著(創成社)『ビジネス実務事例研究』菊地・浅 野他共著(学文社) 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:秘書業務の体得を目指して、実践的な授業を行うので、受講者は積極的に授業に参加 (準備学習を含む) してほしい。また、社会人となってからの自己啓発をも念頭に置きながら受講してほ しい。なお、3年次の「ビジネス・インターンシップⅠ・Ⅱ」の履修希望者は必ず履 修すること。授業終了時に課題を示すので、次回授業までに仕上げておくこと。 294 授業科目 秘書実務演習Ⅰ 担当教員 植竹由美子 対象学科・学年:国B2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)正しい接遇用語を習得する。 2)職場での受命、報告・連絡・相談の重要性を知り、適切に実践できるようになる。 3)来客応対の基本を習得し、状況に応じた適切な応対ができるようになる。 授業概要:秘書職のみならず一般事務職にとっても必要である、業務遂行上の基本的知識と技能および 気配り・心構えを、ロール・プレーイング、ケース・スタディ等を通して総合的に習得する。 授業計画:1.導入:授業の目的と授業展開 2.命令の受け方の基本 3.命令の受け方のロール・プレーイング 4.報告の仕方の基本 5.報告の仕方のロール・プレーイング 6.命令の受け方・報告の仕方のケース・スタディ① 7.命令の受け方・報告の仕方のケース・スタディ② 8.来客応対:接遇の基本① 9.来客応対:接遇の基本② 10.来客応対:接遇の基本③ 11.来客応対:ロール・プレーイング① 12.来客応対:ロール・プレーイング② 13.来客応対:ロール・プレーイング③ 14.来客応対:ロール・プレーイング④ 15.特別講義:現役秘書による講演 16.期末試験 評価方法:受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度等)(20%)、授業時の課題・筆記試験(80%) などにより総合的に評価する。 教 科 書: 『ビジネス実務』森脇道子編著(建帛社)『ビジネス実務事例研究』菊地・浅野他共著(学文社) 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:秘書業務の体得を目指して実践的な授業を行うので、受講生は積極的に授業に参加し (準備学習を含む) て欲しい。社会人となってからの自己啓発をも念頭に置きながら受講して欲しい。な お、3年次の「ビジネス・インターンシップⅠ・Ⅱ」の履修希望者は必ず履修すること。 また、授業終了時に示す課題について、次回授業までにレポートを作成しておくこと。 授業科目 秘書実務演習Ⅱ 担当教員 植竹由美子 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1)正しい接遇用語を習得する。 2)電話応対の基本を習得し、状況に応じた適切な応対ができるようになる。 3)様々な場面で求められる実践的実務能力の向上を図る。 授業概要:秘 書職のみならず、一般事務職にとっても必要である、業務遂行上の基本的知識と技能および気配り・ 心構えを、ロール・プレーイング、ケース・スタディ、イン・バスケット等を通して総合的に習得する。 授業計画:1.来客応対のケース・スタディ① 2.来客応対のケース・スタディ② 3.電話応対:電話応対の基本① 4.電話応対:電話応対の基本② 5.電話応対:ロール・プレーイング① 6.電話応対:ロール・プレーイング② 7.電話応対:ケース・スタディ① 8.電話応対:ケース・スタディ② 9.スケジューリング:予定表の作成 10.出張の手配:計画書、旅程表、出張報告書 11.イン・バスケット実習① 12.イン・バスケット実習② 13.イン・バスケット実習③ 14.イン・バスケット実習④ 15.特別講義:現役秘書による講演 16.期末試験 295 国際教養学科 評価方法:受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度等) (20%)、授業時の課題・筆記試験(80%)などにより 総合的に評価する。 教 科 書:2A: 『ホスピタリティの表現研究』菊地・浅野共著(創成社)『ビジネス実務事例研究』菊地・浅野他共 著(学文社)2B:『ビジネス実務』森脇道子編著(建帛社)『ビジネス実務事例研究』菊地・浅野他共著 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:秘書業務の体得を目指して、実践的な授業を行うので、受講生は積極的に授業に参加して欲しい。 (準備学習を含む) なお、3年次の「ビジネス・インターンシップⅠ・Ⅱ」の履修希望者は必ず履修すること。 「秘 書実務演習Ⅰ」を修得済みのこと。また、授業終了時に課題を示すので、次回授業までに仕上げ ておくこと。 授業科目 ビジネス・イングリッシュⅠ 担当教員 芳野 総子 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)来客・電話応対でよく使われる基本的な英語表現を習得する。2)英語による定型的な 来客・電話応対ができる。3)ビジネスレターの構成及び基本表現を習得する。 授業概要:ビジネス英語の基本的事項を学ぶ。英語による来客及び電話対応、また、簡単なコレスポン デンスができるような英語力の習得を目指す。 授業計画:1.ガイダンス 2.Receiving Visitors, Part 1 3. 〃 4.Receiving Visitors, Part 2 5. 〃 6.Telephoning, Part 1 7. 〃 8.Telephoning, Part 2 9. 〃 10.Business Documents, Part 1 11. 〃 12.Business Documents, Part 2 13. 〃 14.Job Hunting 15.まとめと試験 評価方法:⑴平常点30% ⑵試験70% 教 科 書: 『やさしいビジネス・イングリッシュ』芳野・植竹著(三修社) 参 考 書:授業中に紹介する。 履修上の注意点:積極的に授業に参加することを望む。 (準備学習を含む) 授業科目 ビジネス・イングリッシュⅡ 担当教員 芳野 総子 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 国際教養学科 学習の到達目標:1)簡単なビジネスレターが作成できる。2)レター以外の文書(日程表・旅程表など)の 構成及び基本表現を習得する。3)ファイリングルールを理解し、英語の名称を正しく配列 できる。 授業概要: 「ビジネス・イングリッシュⅠ」に引き続き、ビジネス英語の基本的事項を学ぶ。ビジネス・ レターやEメールの書き方、スケジューリングやファイリングなど、実用的で役に立つ数多 くの表現を学習する。 授業計画:1.ガイダンス 2.Business Letters, Part 1 3. 〃 4.Business Letters, Part 2 5. 〃 6.Business Email Writing 7. 〃 8.Proofreading 9. 〃 10.Scheduling 11. 〃 12.Planning a Business Trip 13. 〃 14.Filing 15.まとめと試験 評価方法:⑴平常点₃₀% ⑵試験₇₀% 教 科 書: 『やさしいビジネス・イングリッシュ』芳野・植竹著(三修社) 参 考 書:授業中に紹介する。 履修上の注意点:積極的に授業に参加することを望む。 (準備学習を含む) 296 授業科目 ビジネス文書 担当教員 植竹由美子 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 組織体における情報の伝達・保全の手段として必要不可欠である「文書」について、その 基本知識を習得するとともに、想定される様々な場面における適正、確実かつ迅速な文書の 作成、処理の方法を体得することを目標とする。 授業概要:文書の機能と種類や用語を概説する。各種社外文書や社内文書の構成および内容を事例を用 いながら解説し、実際に各種ビジネス文書の作成ができるよう実践的な授業展開を行う。 授業計画:1.導入:授業の目的と授業展開 2.文書の定義・機能と種類① 3.文書の機能と種類② 4.社外文書の種類と構成 5.社外文書の用語と表現 6.社外文書作成① 7.社外文書作成② 8.社外文書作成③ 9.社外文書作成④ 10.社外文書作成⑤ 11.社内文書の種類と構成、表現 12.社内文書作成① 13.社内文書作成② 14.社内文書作成③ 15.社内文書作成④ 16.期末試験 評価方法:受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度等)(20%)、授業時の課題・筆記試験(80%) などにより総合的に評価する。 教 科 書: 『ホスピタリティの表現研究』菊地・浅野共著(創成社) 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:事務における文書の重要性を十分認識した上で、習得した知識・技術を実社会におい (準備学習を含む) て活用して欲しい。また、毎回課題を提示するので、仕上げて提出のこと。 授業科目 ビジネス・インターンシップⅠ 担当教員 植竹由美子 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度等) (40%)、授業時の課題・レポート(60%)など により総合的に評価する。 教 科 書:適宜資料配布。 参 考 書: 履修上の注意点:受 講生は上級秘書士取得見込み者に限る。また、 「ビジネス・インターンシップⅠ・Ⅱ」 (準備学習を含む) の科目履修に当たっては、 「国際ビジネス論」「プレゼンテーション演習Ⅰ・Ⅱ」「秘書実 務演習Ⅰ・Ⅱ」を履修のこと。また、授業終了時に課題を示すので、次回授業までに仕上 げておくこと。 297 国際教養学科 学習の到達目標: 現代社会の一端に触れる機会や就業体験の機会を得ることにより、職業への意識高揚と仕事技 能を培い、将来的対応性を身に付けることへの可能性、職業意識の形成、自立心の向上、そして 各履修科目で得られた知識や技能を企業等の受け入れ現場でどう発揮できるかの認知体験化を図 ることを目標とする。 授業概要: 夏期休暇期間中、企業等において一定期間の就業体験を行う。そのための事前学習と事前指導 を実施する。事前学習としてはビジネス・マナーの再確認をした上で、自己学習課題を分析、レポー トにまとめ、実習に臨むにあたっての自身の目標・課題を設定する。 授業計画:1.受講希望者対象のガイダンス 2.講義:インターンシップの意義・目的の理解 3.講義:インターンシップの現状理解 4.講義:キャリア開発についての理解 5.基礎演習:キャリア開発における自己理解のための自己分析、作成・提出① 6.基礎演習:キャリア開発における自己理解のための自己分析、作成・提出② 7.基礎演習:ビジネス・マナーの再確認および心構え 8.演習:実習先企業決定のための作業:マッチング 9.演習:実習先企業決定のための作業:マッチング、実習先決定 10.演習:実習企業に関する事前学習① 11.演習:実習企業に関する事前学習② 12.演習:実習企業に関する事前学習③ 13.演習:実習プログラム概要を提示し、自己学習課題の分析、レポート作成・提出 14.演習:実習概要の最終確認 15.演習:実習の準備(履歴書・誓約書の作成、実習先訪問・顔合わせ) 授業科目 ビジネス・インターンシップⅡ 担当教員 植竹由美子 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 現代社会の一端に触れる機会や就業体験の機会を得ることにより、 職業への意識高揚と仕事技能を培い、 将来的対応性を身に付けることへの可能性、職業意識の形成、自立心の向上、そして各履修科目で得ら れた知識や技能を企業等の受け入れ現場でどう発揮できるかの認知体験化を図ることを目標とする。 授業概要: 夏期休暇期間中、企業等において一定期間の就業体験を行い、終了後はビジネス・インターンシップ Ⅰにて設定した自分の目標、課題等をフィードバックし自己評価した上で、報告書を作成する。また、 実習先企業等の担当者を招いての報告会を実施にあたり、報告会に向けてのプレゼンテーション資料の 作成及びリハーサルを行う。 授業計画:1 .インターンシップの実施(夏期休暇期間中) 2.事後指導:礼状の作成・送付 3.演習:実習日誌・報告書の作成、提出① 4.演習:実習日誌・報告書の作成、提出② 5.演習:自己評価表の作成、アンケートの提出① 6.演習:自己評価表の作成、アンケートの提出② 7.演習:企業からの報告書に基づくフィードバック 8.演習:プレゼンテーション資料作成① 9.演習:プレゼンテーション資料作成② 10.演習:プレゼンテーション資料作成③ 11.演習:プレゼンテーション資料作成④ 12.演習:プレゼンテーションリハーサル① 13.演習:プレゼンテーションリハーサル② 14.演習:プレゼンテーションリハーサル③ 15.報告会:企業担当者、次回の履修希望者参加による報告会の実施 評価方法:受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度等) (20%)、実習評価表・課題レポート・報告会(80%) などにより総合的に評価する。 教 科 書:適宜資料配布。 参 考 書: 履修上の注意点:受講生は上級秘書士取得見込み者に限る。また、 「ビジネス・インターンシップⅠ・Ⅱ」の科目 (準備学習を含む) 履修に当たっては、 「国際ビジネス論」「プレゼンテーション演習Ⅰ・Ⅱ」「秘書実務演習Ⅰ・Ⅱ」 を履修のこと。また、授業終了時に課題を示すので、次回授業までに仕上げておくこと。 授業科目 マルチメディア活用論 担当教員 熊谷 健二 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 国際教養学科 学習の到達目標:1)ビデオの編集(トリミング、切り替え・特殊効果の設定など)ができるようになる。2)ビデオと PowerPointのスライドの同期化ができるようになる。3)デジタルビデオカメラを使ってセンスある映 像を撮影できるようになる。4)ナレーション、BGM、テロップなどを効果的に活用し、テーマにあっ た作品作りができるようになる。 授業概要: 最近ではコンピュータの性能の向上により、一般のパソコンを使って動画や音声の編集が容易にでき るようになってきた。従来からの文字情報に加えこれらマルチメディアの使用は、プレゼンテーション やホームページによる情報発信にとって非常に有効な手段となる。そこで、オーディオ・ビジュアル情 報の特徴と様々な表現法についての基礎知識を学習し、実際にビデオ撮影やナレーションの録音を通し て、ブロードバンド時代に即したホームページの作成や効果的なプレゼンテーション法を考察する。 授業計画:1.ガイダンス 2.PowerPointの復習 その1 3.PowerPointの復習 その2 4.音声・画像の取り扱い 5.Microsoft Producer(基本操作) 6.Microsoft Producer(動画編集 その1) 7.Microsoft Producer(動画編集 その2) 8.Microsoft Producer(スライドとの同期化) 9.Microsoft Producer(Webページの発行) 10.DV(デジタルビデオ)カメラによる撮影の練習 11.Windowsムービーメーカー(動画の取り込み) 12.Windowsムービーメーカー(動画編集 その1) 13.Windowsムービーメーカー(動画編集 その2) 14.Windowsムービーメーカー(タイトル、ナレーション) 15.まとめ 評価方法:出席点(40点) 、課題(30点)、最終作品(30点)で評価する。 教 科 書:使用しない。必要に応じて、プリント等を配布する。 参 考 書: 履修上の注意点:・積み重ね教科なので、休まず積極的に参加すること。 ・情報処理Ⅰを履修していることが望ま (準備学習を含む) しい。 ・グループで作業を行う課題もあるので、誰かに頼ることなく皆で協力しあうこと。・でき るだけ 1 回目の授業から出席すること。 298 授業科目 開 プログラミング演習Ⅰ○ 担当教員 熊谷 健二 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)プログラムの作成から実行までの流れを説明できるようになる。2)変数や定数、 算術演算子を使っ て、必要な計算ができるようになる。3)条件分岐や繰り返し処理などプログラムの制御構造を適切に 利用することができるようになる。4)配列を利用して効率的な処理ができるようになる。5)コンピュー タを使って問題を解決するための手順(アルゴリズム)を理解し、プログラムとして実装することがで きるようになる。 授業概要: 今日では多くのアプリケーションソフトが提供されているために、利用者自らがプログラミングする ことなく、問題解決のためにコンピュータを活用している事が多い。しかしながら、プログラミングを 通して、問題を分析しそれをモデル化する能力や、問題解決のための手順(アルゴリズム)を系統的に 考察する能力を養うことができる。そこで本授業では、様々な実行環境で利用できるプログラミング言 語Javaを用いて、プログラムの設計手法などコンピュータ上での問題解決方法を学習する。 授業計画:1.ガイダンス 2.プログラミングの基礎 3.Javaの概要(アプリケーション、アプレット) 4.プログラムの基本構造(変数、メソッド) 5.データと演算(定数、演算子) その1 6.データと演算(定数、演算子) その2 7.条件分岐(if文、switch文) その1 8.条件分岐(if文、switch文) その2 9.繰り返し処理(for文、while文) その1 10.繰り返し処理(for文、while文) その2 11.配列 その1 12.配列 その2 13.クラスライブラリ(Stringクラス、Dateクラス) 14.標準入出力、ファイル入出力 15.まとめ 評価方法:出席点(40点) 、課題(30点)、小テスト(30点)で評価する。 教 科 書:使用しない。必要に応じて、プリント等を配布する。 参 考 書: 「Javaの絵本」 (株)アンク 著、翔泳社 履修上の注意点:・積み重ね教科なので、休まず積極的に参加すること。 ・情報科学、情報処理Ⅱを履修している (準備学習を含む) ことが望ましい。 ・できるだけ 1 回目の授業から出席すること。 授業科目 開 プログラミング演習Ⅱ○ 担当教員 熊谷 健二 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:出席点(40点)、課題(30点)、小テスト(30点)で評価する。 教 科 書:使用しない。必要に応じて、プリント等を配布する。 参 考 書: 「Javaの絵本」(株)アンク 著、翔泳社 履修上の注意点:・プログラミング演習Ⅰを履修していること。・積み重ね教科なので、休まず積極的 (準備学習を含む) に参加すること。・できるだけ 1 回目の授業から出席すること。 299 国際教養学科 学習の到達目標:1)オブジェクト指向プログラミングの意義と手順を説明することができるようになる。2) 一連の関連した処理をメソッドとして独立化することができるようになる。3)クラスの構 成要素を正しく理解し、適切に設計・作成できるようになる。4)カプセル化、継承、多態 性の重要性を理解し利用できるようになる。5)Javaアプレットとアプリケーションの違い を理解し、簡単なGUIを備えたプログラムが作成できるようになる。 授業概要: プログラミング演習Ⅱでは、プログラミング演習Ⅰで学んだ知識を土台にオブジェクト指 向プログラミングについて学習する。また、Javaで実現できる簡単なソフト(ホームページ 上で動作するアプレット、GUIアプリケーション)を作成する。 授業計画:1.ガイダンス(前期の復習) 2.オブジェクト指向プログラミングの基礎 3.ユーザー定義メソッド 4.クラスとインスタンス その1 5.クラスとインスタンス その2 6.カプセル化 7.継承 その1 8.継承 その2 9.多態性 10.Javaアプレット その1 11.Javaアプレット その2 12.Javaアプレット その3 13.Javaアプリケーション その1 14.Javaアプリケーション その2 15.まとめ 授業科目 応用文書処理演習 担当教員 熊谷 健二 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)文書の書式を適切に設定できるようになる。2)図やワードアートの挿入・編集ができ るようになる。3)表の作成・編集ができるようになる。4)文書内の移動や文書の比較、 コメントの挿入・編集・削除ができるようになる。5)文書を共有するために、パスワード やデジタル署名の設定ができるようになる。 授業概要:ビジネス現場で必要となる文書処理に関する応用的機能の活用方法を学習する。世界共通の ビジネス資格であるMicrosoft Office Specialistに準拠した内容で授業を行う。 授業計画:1.ガイダンス 2.文書を作成、カスタマイズする(1) 3.文書を作成、カスタマイズする(2) 4.文章の設定を行う(1) 5.文章の設定を行う(2) 6.ビジュアルコンテンツを操作する(1) 7.ビジュアルコンテンツを操作する(2) 8.文章を整理する(1) 9.文章を整理する(2) 10.文書を校閲する(1) 11.文書を校閲する(2) 12.文書を共有および保護する(1) 13.文書を共有および保護する(2) 14.模擬試験(1) 15.模擬試験(2) 評価方法:出席点(40点)、小テスト・課題・模擬試験(60点)で評価する。 教 科 書: 「Microsoft Office Specialist Word2007 完全マスターⅠ 公認テキスト」FOM出版 「Microsoft Office Specialist Word2007 完全マスターⅡ 模擬問題集」FOM出版 参 考 書: 履修上の注意点:・積み重ね教科なので、休まず積極的に参加すること。・できるだけ1回目の授業か (準備学習を含む) ら出席すること。 授業科目 応用表計算演習 担当教員 熊谷 健二 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 国際教養学科 学習の到達目標:1)効率的にデータを入力できるようになる。2)ワークシート、セルの書式を設定できる ようになる。3)数式を使ってデータの集計や文字列の書式設定・編集ができるようになる。 4)適切なグラフの作成・書式設定・編集ができるようになる。5)データ、ワークシート、 ブックの印刷設定ができるようになる。 授業概要:ビジネス現場で必要となる表計算処理に関する応用的機能の活用方法を学習する。世界共通 のビジネス資格であるMicrosoft Office Specialistに準拠した内容で授業を行う。 授業計画:1.ガイダンス 2.データを作成、操作する(1) 3.データを作成、操作する(2) 4.データと内容の書式を設定する(1) 5.データと内容の書式を設定する(2) 6.数式を作成および編集する(1) 7.数式を作成および編集する(2) 8.数式を作成および編集する(3) 9.データを視覚的に表示する(1) 10.データを視覚的に表示する(2) 11.データを視覚的に表示する(3) 12.データの共有とセキュリティの設定をする(1) 13.データの共有とセキュリティの設定をする(2) 14.模擬試験(1) 15.模擬試験(2) 評価方法:出席点(40点)、小テスト・課題・模擬試験(60点)で評価する。 教 科 書: 「Microsoft Office Specialist Excel2007 完全マスターⅠ 公認テキスト」FOM出版 「Microsoft Office Specialist Excel2007 完全マスターⅡ 模擬問題集」FOM出版 参 考 書: 履修上の注意点:・積み重ね教科なので、休まず積極的に参加すること。・できるだけ1回目の授業か (準備学習を含む) ら出席すること。 300 授業科目 コンピュータ・グラフィックス 担当教員 熊谷 健二 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1)CG技術が用いられている様々な事例について説明できるようになる。2)3次元空間内の座標、色 の表し方等を理解できるようになる。3)プリミティブ(基本物体)が作成できるようになる。4)座 標変換や材質の指定ができるようになる。5)物体に画像をマッピングできるようになる。6)アニメー ションについて理解し、作成できるようになる。 授業概要: コンピュータ・グラフィックス(CG)とは、コンピュータを使って画像や映像を作成する技術のこと であり、現在では、映画やゲームなどエンターテイメントの世界、医療・科学技術分野における計算結 果の可視化、建築・設計・出版などのデザイン分野などCGは広く利用されている。本授業では、特に3 次元(3D)CGを取り上げ、球や円柱などの簡単な図形を組み合わせることにより作品を制作する技法 を学習する。 授業計画:1.ガイダンス 2.コンピュータ・グラフィックスの基礎 3.3次元CGの特徴 4.基本物体の生成 5.座標変換(移動、拡大・縮小、回転) 6.基本物体の組み合わせ 7.色の指定、画像の貼り付け 8.質感の設定(木、金属、ガラス) 9.作品例(カプセル) その1 10.作品例(カプセル) その2 11.作品例(置き時計) その1 12.作品例(置き時計) その2 13.アニメーション その1 14.アニメーション その1 15.まとめ(作品作り) 評価方法:出席点(40点) 、課題(30点)、最終作品(30点)で評価する。 教 科 書: 「POV-Rayによる3次元CG制作」鈴木広隆、倉田和夫、佐藤尚 著、CG-ARTS協会 必要に応じて、プリント等を配布する。 参 考 書: 「3DCGをはじめよう POV-Ray入門」斉藤 剛、年森 敦子、田代 裕子 著、オーム社 履修上の注意点:・フリーソフトの POV - Ray を使用して3次元 CG を作成するため、一般のプログラム作成と (準備学習を含む) 同様、作品作りにはある程度根気強さが必要になる。作品が完成するまで努力を惜しまず、作品 作りに情熱を持った学生の受講を希望する。・できるだけ1回目の授業から出席すること。 授業科目 ウェブデザイン論 担当教員 紺野 美紀 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:提出課題(90点) 、出席状況(10点)、6回以上の欠席は「停止」扱いとする。 詳細は授業で説明 教 科 書: 『ホームページ・ビルダー 11基礎』 (FOM出版) 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:提出課題作成で使用するデータを保存するメディア(USB メモリ等)を各自で用意 (準備学習を含む) 301 国際教養学科 学習の到達目標:1)ウェブが普及している現代におけるWEBコンテンツの 『使いやすさ』 の重要性を理解し、 『使いやすさ』 を実現するために必要なアクセシビリティについて理解する。 2)ホームページビルダーを使い、ホームページの作成・編集から画像の編集、アニメーションの作成 を行い、個人サイトを作成できるようになる。 授業概要:WebページのHTMLによる文書構造とCSSによるデザイン管理の仕組みを理解する。Webページの使 いやすさについて、アクセシビリティとユーザビリティをその必要性と対応方法に関して、ガイドライ ンや事例を交えながら概説を行う。またホームページ作成ソフトであるホームページビルダーを使い、 Webサイト管理からページ作成、画像作成を行い、Webサイトを完成させる。 授業計画:1.ガイダンス 2.アクセシビリティ・ユーザビリティ 3.HTMLとCSS⑴ HTMLの基本、CSSの基本 4.HTMLとCSS⑵ 外部スタイルシート 5.HTMLとCSS⑶ クラスの利用 6.ホームページビルダーの基礎知識 7.Webサイトとトップページの作成 8.トップページの編集 9.表の作成 10.Webページのレイアウト 11.リンクの設定 12.Webサイトの管理・転送・その他の機能 13.ウェブアートデザイナーの基本操作 14.ウェブアニメータの基本操作 15.ホームページビルダー 実習課題作成 16.ホームページビルダー 実習課題作成 授業科目 ITパスポートⅠ 担当教員 紺野 美紀 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:情報分野において、経済産業省が認定する国家資格であるITパスポート試験の資格取得を 目標とする。 授業概要:現在、情報技術(IT)は社会基盤の役割を担い、様々な企業や組織の中で、ITに関する 基礎知識は必須となっている。本授業では、ITに携わる職業人が共通に備えておくべき情 報技術に関する基礎的知識・技能を解説する。 授業計画:1.ガイダンス 2.企業活動(1)経営・組織、OR・IE 3.企業活動(2)OR・IE、会計・財務 4.法務(1)知的財産権、セキュリティ関連法規、労働関連法規・取引関連法規 5.法務(2)その他の法律・ガイドライン・技術者倫理、標準化関連 6.章末確認問題 7.経営戦略マネジメント、技術戦略マネジメント 8.ビジネスインダストリ 9.章末確認問題 10.システム戦略、システム企画 11.システム開発技術、章末確認問題 12.プロジェクトマネジメント 13.サービスマネジメント、システム監査 14.章末確認問題 15.まとめ 16.後期試験 評価方法:章末確認問題及び授業態度・出席状況(30点)筆記試験(70点)、6回以上の欠席は「停止」 扱いとする。 教 科 書: 『ITパスポート試験 対策テキスト』(FOM出版) 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:情報通信技術に関する多様な事項を対象とするので、多くの情報関係科目を履修して (準備学習を含む) いることが望ましい。 授業科目 ITパスポートⅡ 担当教員 紺野 美紀 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 国際教養学科 学習の到達目標:情報分野において、経済産業省が認定する国家資格であるITパスポート試験の資格取得を 目標とする。 授業概要: 「ITパスポートⅠ」に引き続き、ITに携わる職業人に必要な情報技術の基礎的知識・技 能を解説する。 授業計画:1.ガイダンス 2.基礎理論(1)離散数学 3.基礎理論(2)応用数学、情報に関する理論 4.アルゴリズムとプログラミング(1)データ構造、アルゴリズム 5.アルゴリズムとプログラミング(2)プログラミング・プログラム言語・マークアップ 言語、章末確認問題 6.コンピュータ構成要素 7.システム構成要素 8.ソフトウェア(1)OS、ファイルの管理、開発ツール 9.ソフトウェア(2)開発ツール、OSS(オープンソースソフトウェア)、ハードウェア 10.章末確認問題 11.ヒューマンインタフェース、マルチメディア、データベース 12.ネットワーク 13.セキュリティ(1)情報資産と情報セキュリティ、情報セキュリティ管理・対策 14.セキュリティ(2)情報セキュリティ実装技術、章末確認問題 15.まとめ 16.前期試験 評価方法:章末確認問題及び授業態度・出席状況(30点)筆記試験(70点)、6回以上の欠席は「停止」 扱いとする。 教 科 書: 『ITパスポート試験 対策テキスト』(FOM出版) 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:ITパスポートⅠを履修していること。 (準備学習を含む) 302 授業科目 英語演習Ⅲ(初級) 担当教員 遊佐 重樹 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:日常会話の基本表現を「和英表現集」の作成を通じて覚える。大学生として身につけておく べき基本単語を覚える。 授業概要:大学生として身につけておくべき基本単語を、ジャンル別に紹介する。日常会話の中で頻繁 に使われる基本表現を紹介する。 授業計画:1.Introduction 2.「和英表現集」の作成方法 3.単語① 日常会話表現① 4.単語② 日常会話表現② 5.単語③ 日常会話表現③ 6.単語④ 日常会話表現④ 7.単語⑤ 日常会話表現⑤ 8.単語⑥ 日常会話表現⑥ 9.単語テスト 10.単語⑦ 日常会話表現⑦ 11.単語⑧ 日常会話表現⑧ 12.単語⑨ 日常会話表現⑨ 13.単語⑩ 日常会話表現⑩ 14.単語⑪ 日常会話表現⑪ 15.単語テスト 16.まとめと期末テスト 評価方法:出席状況(20点)、授業態度(20点)、単語テスト(10点)、和英表現集作成(10点)、期末テ スト(40点) 教 科 書:プリント教材 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:予習を前提に授業を進めるので、各自、指示内容に真剣に取り組んだ上で授業に臨む (準備学習を含む) こと。必ず初回の授業から出席すること。 授業科目 英語演習Ⅲ(中級) 担当教員 横尾 元意 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:期末試験(60パーセント)と授業への取り組み(20パーセント)出席状況(20パーセント) のより評価する。 教 科 書:プリント使用 参 考 書: 履修上の注意点:5回以上の欠席は「停止」扱いとなる。 (準備学習を含む) 303 国際教養学科 学習の到達目標:1.平易な英語の表現を確認する。 2.英国19世紀末を代表する耽美主義的思想を理解する。 3.作品に表れたヒューマニズムに親しむ。 授業概要:Oscar Wilde(1854-1900)の短編集を講読していきます。彼の童話は大人の童話と言われる ように、独特の皮肉、逆説、ユーモアが織り込まれており、文体も装飾的でリズミカルであ る。犠牲の尊さ、悲哀の価値、同情と愛情の美しさなどを味読してもらいたい。 授業計画:1.Oscar Wildeの紹介と授業のガイダンス 2.The Happy Prince(pp.1-3) 3.The Happy Prince(pp.3-5) 4.The Happy Prince(pp.5-7) 5.The Happy Prince(pp.7-9) 6.The Happy Prince(pp.9-11) 7.The Happy Prince(pp.11-13) 8.The Happy Prince(pp.13-15) 9.The Nightingale and the Rose(pp.16-18) 10.The Nightingale and the Rose(pp.18-20) 11.The Nightingale and the Rose(pp.20-22) 12.The Nightingale and the Rose(pp.22-24) 13.The Nightingale and the Rose(pp.24-25) 14.ビデオ等による確認 15.まとめ 授業科目 英語演習Ⅲ(上級) 担当教員 矢口 洋生 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:総合教材を使いながら、英語を理解するうえで必要な語彙力・文法力、文の論理的関係を把 握しながら読解力を向上させることを目指す。同時に、英語圏の文化背景についての素養も 深めたい。 授業概要:⑴Vocabulary, ⑵Listening, ⑶Useful Expressions, ⑷Substitution Practice, ⑸Reading Comprehension, ⑹Writing 授業計画:1 オリエンテーション 2 UNIT 1 3 UNIT 2 4 UNIT 3 5 UNIT 4 6 UNIT 5 7 UNIT 6 8 Catching up 9 UNIT 7 10 UNIT 8 11 UNIT 9 12 UNIT 10 13 UNIT 11 14 Unit 12 15 Catching up 16 Examination 評価方法:授業態度(1/ 3)、テスト(2/ 3) 教 科 書: 『Campus English』by Hiroko Nishikage(Cengage Learning) 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 英語演習Ⅳ(初級) 担当教員 遊佐 重樹 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 国際教養学科 学習の到達目標: 前期開講の「英語演習Ⅲ」に引き続き、大学生として身につけておくべき基本単語を覚え る。日常会話の基本表現を「和英表現集」の作成を通じて覚える。 授業概要: 大学生として身につけておくべき基本単語を、ジャンル別に紹介する。日常会話の中で頻 繁に使われる基本表現を紹介する。 授業計画:1.Introduction 2.単語① 日常会話表現①(一日のはじまり) 3.単語② 日常会話表現②(一日のはじまり) 4.単語③ 日常会話表現③(外出) 5.単語④ 日常会話表現④(外出) 6.単語⑤ 日常会話表現⑤(帰宅して) 7.単語⑥ 日常会話表現⑥(帰宅して) 8.単語テスト 9.単語⑦ 日常会話表現⑦(家事あれこれ) 10.単語⑧ 日常会話表現⑧(家事あれこれ) 11.単語⑨ 日常会話表現⑨(連絡を取り合う) 12.単語⑩ 日常会話表現⑩(連絡を取り合う) 13.単語⑪ 日常会話表現⑪(友達と楽しむ) 14.単語⑫ 日常会話表現⑫(友達と楽しむ) 15.単語テスト 16.まとめと期末テスト 評価方法:出席状況(20点)、授業態度(20点)、単語テスト(10点)、和英表現集作成(10点)、期末テ スト(40点) 教 科 書: 『イラストでわかる日常生活の英語表現』ローレンス・J・ヅヴァイヤー著(コンパスパブリッ シング) 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:予習を前提に授業を進めるので、各自、指示内容に真剣に取り組んだ上で授業に臨む (準備学習を含む) こと。必ず初回の授業から出席すること。 304 授業科目 英語演習Ⅳ(中級) 担当教員 横尾 元意 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1.平易な英語の表現を確認する。 2.英国19世紀末を代表する耽美主義的思想を理解する。 3.作品に表れたヒューマニズムに親しむ。 授業概要:Oscar Wilde(1854-1900)の短編集を講読していきます。彼の童話は大人の童話と言われる ように、独特の皮肉、逆説、ユーモアが織り込まれており、文体も装飾的でリズミカルであ る。犠牲の尊さ、悲哀の価値、同情と愛情の美しさなどを味読してもらいたい。 授業計画:1.The Selfish Giant(pp.26-27) 2.The Selfish Giant(pp.28-29) 3.The Selfish Giant(pp.30-32) 4.The Devoted Friend(pp.33-34) 5.The Devoted Friend(pp.35-37) 6.The Devoted Friend(pp.38-40) 7.The Devoted Friend(pp.41-43) 8.The Devoted Friend(pp.44-46) 9.The Devoted Friend(pp.47-49) 10.The Devoted Friend(pp.50-51) 11.The Sphix without a Secret(pp.52-53) 12.The Sphix without a Secret(pp.54-56) 13.The Sphix without a Secret(pp.57-59) 14.The Sphix without a Secret(pp.59-60) 15.まとめ 評価方法:期末試験(50パーセント)と出欠(30パーセント)授業時数の1/3以上欠席すれば、 最終レポー ト(20パーセント)を提出することはできない。 教 科 書:プリント使用 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 英語演習Ⅳ(上級) 担当教員 矢口 洋生 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:授業態度(1/ 3)、テスト(2/ 3) 教 科 書: 『Campus English』by Hiroko Nishikage(Cengage Learning) 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 305 国際教養学科 学習の到達目標:総合教材を使いながら、英語を理解するうえで必要な語彙力・文法力、文の論理的関係を把 握しながら読解力を向上させることを目指す。同時に、英語圏の文化背景についての素養も 深めたい。 授業概要:⑴Vocabulary, ⑵Listening, ⑶Useful Expressions, ⑷Substitution Practice, ⑸Reading Comprehension, ⑹Writing 授業計画:1 オリエンテーション 2 UNIT 13 3 UNIT 14 4 UNIT 15 5 UNIT 16 6 UNIT 17 7 UNIT 18 8 Catching up 9 UNIT 19 10 UNIT 20 11 UNIT 21 12 UNIT 22 13 UNIT 23 14 Unit 24 15 Catching up 16 Examination 授業科目 イングリッシュ・グラマーⅠ 担当教員 砂澤 健治 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 高等学校までに学んできた英文法の基礎的知識を再確認する。各人が、自分の現在の力が どの程度なのかをチェックし、それに基づいて基礎を固め、力を伸ばすことを目標とする。 授業概要: 英文法の基礎事項について、毎回、チェック・テスト・返却・解答を繰り返しながら、演 習を通して理解を深めてもらうことにする。 授業計画:(1)オリエンテーション (2)語は文の材料(8品詞) (3)Be 動詞(現在形) (4)一般動詞(現在形) (5)多様な疑問文 (6)Be 動詞(過去形) (7)一般動詞(過去形) (8)特殊な文 (9)未来を表す表現 (10)進行形 (11)助動詞 (12)英文の型 ① (13)英文の型 ② (14)ビデオ学習 (15)まとめ(課題の提出) 評価方法: (1)平常点(毎回の小テスト)50% (2)課題50% 教 科 書:プリントを使用します。 参 考 書: 『大学生のための英文法ビフォー&アフター』豊永彰著(南雲堂) 履修上の注意点:教員免許(英語)希望者以外の履修も歓迎します。 (準備学習を含む) 授業科目 イングリッシュ・グラマーⅡ 担当教員 砂澤 健治 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 高等学校までに学んできた英文法の基礎的知識を再確認する。各人が、自分の現在の力が どの程度なのかをチェックし、それに基づいて基礎を固め、力を伸ばすことを目標とする。 授業概要: 英文法の基礎事項について、毎回、チェック・テスト・返却・解答を繰り返しながら、演 習を通して理解を深めてもらうことにする。 国際教養学科 授業計画:(1)オリエンテーション (2)受動態 (3)比較表現 (4)完了形 (5)不定詞の用法 (6)現在・過去分詞 (7)動名詞 (8)節と接続詞 (9)関係代名詞 (10)熟語の整理 ① (11)熟語の整理 ② (12)会話文と it の用法 ① (13)会話文と it の用法 ② (14)ビデオ学習 (15)まとめ(課題の提出) 評価方法: (1)平常点(毎回の小テスト)50% (2)課題50% 教 科 書:プリントを使用します。 参 考 書: 『大学生のための英文法ビフォー&アフター』豊永彰著(南雲堂) 履修上の注意点:教員免許(英語)希望者以外の履修も歓迎します。 (準備学習を含む) 306 授業科目 イングリッシュ・ライティングⅠ 担当教員 横尾 元意 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:大学生に必須と思われる基本的文法事項を確認しながら、基礎的ライテイング力を養成する ことを目的としています。 授業概要:最初の授業で、英作文において間違いやすい事例を紹介説明し、次の授業からは、各章につ いている文法事項を詳説した後で、受講者各自に1問ずつ割り当てて進めていきます。 授業計画:1.英文をうまく組み立てるには 2.動詞に着目してみると 3.時間を点としてとらえる表現は 4.時間を線としてとらえる表現は 5.動詞の働きをになう表現は 6.動詞と名詞の働きをになう表現は 7.形容詞と副詞の働きをになう表現は 8.動詞に味付けをほどこす表現は 9.視点を換える表現は 10.仮定の表現は 11.スパイスを加える表現は 12.比べる表現は 13.文をつなげる表現は 14.ヴァリエーションを増やす表現は 15.英語特有の表現は 評価方法:期末試験(50%)と毎時の授業へのとりくみ(20%)と出欠状況(30%)を考慮して評価します。 教 科 書: 『文法から攻める英作文のための15章』 山内信幸・赤楚治之・北林利治共著 (英宝社) 参 考 書: 履修上の注意点:後期の「イングリシュ・ライテイングⅡ」は前期授業に引き続き行われます。 (準備学習を含む) 授業科目 イングリッシュ・ライティングⅡ 担当教員 横尾 元意 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:期末試験(50パーセント)と毎時の授業へのとりくみ(20パーセント)と出欠状況(30パー セント)を考慮して評価を行います。 教 科 書: 『文法から攻める英作文のための15章』 山内信幸・赤楚治之・北林利治共著(英宝社) 参 考 書: 履修上の注意点:欠席が5回以上になると 「停止」 扱いになる。 (準備学習を含む) 307 国際教養学科 学習の到達目標:大学生にとって必須と思われる基本的な文法事項を確認しながら、基本的なライテイング力 を訓練することを目標としています。 授業概要:各章ごとに掲載されている文法事項を説明して確認した後で、受講者に1問ずつ当てて、進 めていきます。従って、受講者は毎時予習が必要です。 授業計画:1.英文をうまく組み立てるには 2.動詞に着目してみると 3.時間を点としてとらえる表現は 4.時間を線としてとらえる表現は 5.動詞の働きをになう表現は 6.動詞と名詞の働きをになう表現は 7.形容詞と副詞の働きをになう表現は 8.動詞に味付けをほどこす表現は 9.視点を換える表現は 10.仮定の表現は 11.スパイスを加える表現は 12.比べる表現は 13.文をつなげる表現は 14.ヴァリエーションを増やす表現は 15.英語特有の表現は イングリッシュ・ライティングⅠ(前期)に引き続き取り扱います。 授業科目 オーラル・イングリッシュⅢ 担当教員 イーディス・カミングス 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:Students will gain confidence and inprove ability to speak simple natural English. 授業概要:Unit 1 Unit 5 Unit 2 Unit 11 Unit 3 Unit 12 Unit 4 Unit 7 Unit 4 Unit 6 授業計画:1.Unit 1-introductions 2.Partner work 3.Test 4.Speech About Me 5.Unit 2-Desribing People 6.Partner work 7.Test 8.Speech My Family 9.Unit 3 10.Daily activities 11.Test 12.Unit 4 13.Locations 14.Speech 15.Test 評価方法:20% attendance,attitude,participation 40% speeches 40% tests 教 科 書:English Firsthand 1 参 考 書:Talk ALOT 履修上の注意点:Bring text and dictionary to class (準備学習を含む) Must attend all or most classes 授業科目 オーラル・イングリッシュⅣ 担当教員 イーディス・カミングス 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 国際教養学科 学習の到達目標:Students will gain confidence and inprove ability to speak simple natural English. 授業概要:Unit 1 Unit 5 Unit 2 Unit 11 Unit 3 Unit 12 Unit 4 Unit 7 Unit 4 Unit 6 授業計画:1.Unit 5 2.Asking for directions 3.Test 4.Unit 11-how do you make it 5.Bake cakes 6.Test 7.Unit 12-Music 8.Partner work 9.Test 10.Unit 7-Jobs 11.Partner work 12.Test 13.Unit 6 14.Partner work 15.Test-speeches 評価方法:20% attendance,attitude,participation 40% speeches 40% tests 教 科 書:English Firsthand 1 参 考 書:Talk ALOT 履修上の注意点:Bring text and dictionary to class (準備学習を含む) Must attend all or most classes 308 授業科目 メディア・イングリッシュⅠ 担当教員 アンソニー・スミス 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:メディア・イングリッシュに伴うリスニング・スキルの更なる向上を目指す。 授業概要:アメリカの三大ネットワークの一つである、ABC放送からのテレビニュース番組を、録画し、 それを文字化した上で、テキスト用に編集した教材を使用する。News Storyの内容に関す る種々のExercisesを通して、内容のみならず、メディア・イングリッシュ独特の表現、及 び文法をより深く理解する。 授業計画:テキストは15のユニットから構成されているが、本演習ではユニット7まで進めていく。 1.Modern Family 2.Exercises 3.Extreme Weather 4.Exercises 5.The Comeback 6.Exercises 7.Solving a Watchdog 10.Exercises 11.Arctic Adventure 12.Exercises 13.Tapping for Tuition 14.Exercises 15.まとめ 16.筆記試験 評価方法:出席20%、筆記試験80% 教 科 書:ABC World News 15(金星堂) 参 考 書:必要に応じて指示する。 履修上の注意点:日本語でもニュースに慣れ親しんでおくこと。 (準備学習を含む) 授業科目 メディア・イングリッシュⅡ 担当教員 アンソニー・スミス 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:出席20%、筆記試験80% 教 科 書:ABC World News15 (金星堂) 参 考 書:必要に応じて指示する。 履修上の注意点:日本語でもニュースに慣れ親しんでおくこと。 (準備学習を含む) 309 国際教養学科 学習の到達目標:メディア・イングリッシュに伴うリスニング・スキルの更なる向上を目指す。 授業概要:アメリカの三大ネットワークの一つである、ABC放送からのテレビニュース番組を、録画し、 それを文字化した上で、テキスト用に編集した教材を使用する。News Storyの内容に関す る種々のExercisesを通して、内容のみならず、メディア・イングリッシュ独特の表現、及 び文法をより深く理解する。 授業計画:テキストは15のユニットから構成されているが、本演習ではユニット8から進めていく。 1.A Papal Visit to Cuba 2.Exercises 3.American Pilots in Demand in China 4.Exercises 5.Healthy Living: Getting Enough Sleep 6.Exercises 7.Hybrid Hype? 10.Exercises 11.Dangers Exposed: On the Runway 12.Exercises 13.Creating Jobs: Now Hiring 14.Exercises 15.まとめ 16.筆記試験 授業科目 シネマ・イングリッシュⅠ 担当教員 アンソニー・スミス 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:娯楽としての映画を教材として扱うことで、口語表現能力の向上は無論のこと、そこで描か れている文化背景の理解がどれだけ映画を深く鑑賞できるかという実感を得る。異文化理解 の一助となるのを知ることも到達目標といえよう。 授業概要:名作 “The Field of Dreams” を扱う。自然に話される英語のスピードに慣れ親しみながら、 優れた台本を通して口語英語表現を学んでいく。また、文化的背景にも触れ、異文化理解を 深めていきたい。 授業計画:台本から12のシーンを選び、独自のプリントを用い、ディクテーション、及びプレゼンテー ションをこなしながら授業を進めていく。 1.Introduction 2.Scene One 3.Scene Two 4.Scene Three 5.Scene Four 6.Scene Five 7.Scene Six 8.まとめ 9.Scene Seven 10.Scene Eight 11.Scene Nine 12.Scene Ten 13.Scene Eleven 14.Scene Twelve 15.まとめ 16.試験 評価方法:出席20%、レポート30%、筆記試験50% 教 科 書:テキストとしてプリントを配布する。 参 考 書:必要に応じて指示する。 履修上の注意点:積極的に目的意識をもって、授業に臨むこと。「シネマ・イングリッシュⅡ」を継続 (準備学習を含む) 履修することを勧める。 授業科目 シネマ・イングリッシュⅡ 担当教員 アンソニー・スミス 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 国際教養学科 学習の到達目標:娯楽としての映画を教材として扱うことで、口語表現能力の向上は無論のこと、そこで描か れている文化背景の理解がどれだけ映画を深く鑑賞できるかという実感を得る。異文化理解 の一助となるのを知ることも到達目標といえよう。 授業概要:名作 ʼLittle Womenʼ を扱う。自然に話される英語のスピードに慣れ親しみながら、優れた 台本を通して口語英語表現を学んでいく。また、文化的背景にも触れ、異文化理解を深めて いきたい。 授業計画:台本から12のシーンを選び、独自のプリントを用い、ディクテーション、及びプレゼンテー ションをこなしながら授業を進めていく。 1.Introduction 2.Scene One 3.Scene Two 4.Scene Three 5.Scene Four 6.Scene Five 7.Scene Six 8.まとめ 9.Scene Seven 10.Scene Eight 11.Scene Nine 12.Scene Ten 13.Scene Eleven 14.Scene Twelve 15.まとめ 16.試験 評価方法:出席20%、レポート30%、筆記試験50% 教 科 書:テキストとしてプリントを配布する。 参 考 書:必要に応じて指示する。 履修上の注意点:積極的に目的意識をもって、授業に臨むこと。 (準備学習を含む) 310 授業科目 開 資格英語演習Ⅰ○ 担当教員 山田 恵 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: TOEICの問題形式に慣れ、基礎的な語彙を身につける。 授業概要:<TOEIC受験対策コース(初級)> TOEICは、英語圏で日常生活を送るための英語力 をはかる指針としてETSの考案したテストで、日本企業の多くがこのテストを海外赴任や 昇進の目安にしている。今や、就職活動の際の履歴書に、英語力を示す目安としてTOEIC のスコアを記入することは半ば常識化している。この授業では、TOEICの問題形式に慣れ ることと、語彙を増やすことに重点を置いた授業を行う。 授業計画:1.ガイダンス 2.Pretest 3.Unit 1 4.Unit 2 5.Unit 3 6.Unit 4 7.Unit 5 8.Unit 6 9.Unit 7 10.Unit 8 11.Unit 9 12.Unit 10 13.Unit 11 14.Unit 12 15.Posttest 評価方法:平常点(50%)と試験(50%)によって評価する。 教 科 書:5-Minute Quizzes for the TOEIC Test Listening 1(Macmillan Languagehouse)5-Minute Quizzes for the TOEIC Test Reading 1(Macmillan Languagehouse) 参 考 書:授業中に指示する。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 開 資格英語演習Ⅱ○ 担当教員 矢口 洋生 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:受講態度(40点)、模擬テスト(60点)による総合的評価。 教 科 書: 『英検準2級・2級ロードスター』(Cengage) 参 考 書: 履修上の注意点:最後の時間に模擬試験を受けてもらいます。難易度を理解の上で受講してください。 (準備学習を含む) 311 国際教養学科 学習の到達目標:英検2級が目標とする「日常生活や職場に必要な英語」を身につけ、最終的には検定に合格 できるくらいの英語力を養成することを目指します。 授業概要:ヒアリングを含めた問題をクラスで解きながら解説します。内容的には語彙・文法力、読解 力、作文力、聴解力に関わる形式の問題を扱います。 授業計画:1.Introduction 2.Lesson 1 3.Lesson 2 4.Lesson 3 5.Lesson 4 6.Lesson 5 7.Lesson 6 8.Catching Up 9.Lesson 7 10.Lesson 8 11.Lesson 9 12.Lesson 10 13.Lesson 11 14.Lesson 12 15.Catching Up 16.Practice test 授業科目 開 資格英語演習Ⅲ○ 担当教員 山田 恵 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: TOEICの問題形式に慣れ、基礎的な語彙を身につける。 授業概要:<TOEIC受験対策コース(中級)> TOEICは、英語圏で日常生活を送るための英語力 をはかる指針としてETSの考案したテストで、日本企業の多くがこのテストを海外赴任や 昇進の目安にしている。今や、就職活動の際の履歴書に、英語力を示す目安としてTOEIC のスコアを記入することは半ば常識化している。この授業では、TOEICの問題形式に慣れ ることと、語彙を増やすことに重点を置いた授業を行う。 授業計画:1.ガイダンス 2.Pretest 3.Unit 1 4.Unit 2 5.Unit 3 6.Unit 4 7.Unit 5 8.Unit 6 9.Unit 7 10.Unit 8 11.Unit 9 12.Unit 10 13.Unit 11 14.Unit 12 15.Posttest 評価方法:平常点(50%)と試験(50%)によって評価する。 教 科 書:5-Minute Quizzes for the TOEIC Test Listening 2(Macmillan Languagehouse)5-Minute Quizzes for the TOEIC Test Reading 2(Macmillan Languagehouse) 参 考 書:授業中に指示する。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 開 資格英語演習Ⅳ○ 担当教員 遊佐 重樹 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 国際教養学科 学習の到達目標: 国際ビジネスの分野で重要視されている商工会議所主催の『日商ビジネス英語検定』3級 合格を目指す。国際ビジネス特有の英語表現等を学ぶことで、ビジネスの現場ですぐに役立 つ実践的な知識も身につける。 授業概要: 『日商ビジネス英語検定』3級合格を目指して、出題の傾向をつかむため、多くの予想問 題を解く。さらに国際ビジネスに必須の英単語を紹介する。 授業計画:1.Introduction 2.3級模擬テスト 3.商業英単語① 3級模擬テスト解説 4.商業英単語② 英文ビジネスレターの書き方 5.商業英単語③ 3級受験対策① 6.商業英単語④ 3級受験対策② 7.これまでのまとめと単語テスト 8.商業英単語⑤ 3級受験対策③ 9.商業英単語⑥ 3級受験対策④ 10.商業英単語⑦ 3級受験対策⑤ 11.商業英単語⑧ 3級受験対策⑥ 12.商業英単語⑨ 2級の検定内容にチャレンジ 13.ビジネス英会話① 14.ビジネス英会話② 15.これまでのまとめと単語テスト 16.3級模擬テスト 評価方法:出席状況(30点)、授業態度(10点)、単語テスト(20点)、3級模擬テスト(40点) 教 科 書:プリント教材を使用する。 参 考 書: 『日商ビジネス英語検定3級公式テキスト』日本商工会議所編(日本マネジメントセンター) ※参考書は希望者のみ購入してください。(検定試験受験希望者は購入すること) 履修上の注意点:・予習を前提に授業を進めるので、各自、指示内容に真剣に取り組んだ上で授業に臨 (準備学習を含む) むこと。・必ず初回の授業から出席すること。 312 授業科目 開 中国語コミュニケーションⅠ○ 担当教員 賈 軍 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:中国語検定試験4級に対応できる語学力の養成を到達目標とする。 授業概要: 中国語Ⅰ、中国語Ⅱで習得したことを基礎にして、中国語によるコミュニケーション能力 を高め中国語検定試験に対応できる語学力の養成を目的とする。CD教材等を使用し、生の 中国語に触れることで聴解力を強化する。また、DVD教材等で中国語圏の社会に触れ、中 国語圏の文化と現状への理解を深める。 授業計画:1.第66回中国語検定試験4級トレーニング(リスニング) 2.第66回中国語検定試験4級トレーニング(筆記) 3.第67回中国語検定試験4級トレーニング(リスニング) 4.第67回中国語検定試験4級トレーニング(筆記) 5.第68回中国語検定試験4級トレーニング(リスニング) 6.第68回中国語検定試験4級トレーニング(筆記) 7.第69回中国語検定試験4級トレーニング(リスニング) 8.第69回中国語検定試験4級トレーニング(筆記) 9.第70回中国語検定試験4級トレーニング(リスニング) 10.第70回中国語検定試験4級トレーニング(筆記) 11.第71回中国語検定試験4級トレーニング(リスニング) 12.第71回中国語検定試験4級トレーニング(筆記) 13.第72回中国語検定試験4級トレーニング(リスニング) 14.第72回中国語検定試験4級トレーニング(筆記) 15.まとめ 16.定期試験 評価方法:試験結果50% 平常点50%(出席状況、レポート等) 教 科 書:必要に応じプリントを配布する 参 考 書: 『初めての中国語学習辞典』相原茂著(朝日出版社) 『中検4級問題集』中検研究会編(光生館) 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 開 中国語コミュニケーションⅡ○ 担当教員 賈 軍 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:試験結果50% 平常点50%(出席状況、レポート等) 教 科 書:必要に応じプリントを配布する 参 考 書: 『初めての中国語学習辞典』相原茂著(朝日出版社) 『中検3級問題集』中検研究会編(光生館) 履修上の注意点: (準備学習を含む) 313 国際教養学科 学習の到達目標:中国語検定試験3級に対応できる語学力の養成を到達目標とする 授業概要: 中国語Ⅰ、中国語Ⅱで習得したことを基礎にして、中国語によるコミュニケーション能力 を高め、中国語検定試験に対応できる語学力の養成を目的とする。CD教材等を使用し、生 の中国語に触れることで聴解力を強化する。また、DVD教材等で中国語圏の社会に触れ、 中国語圏の文化と現状への理解を深める。 授業計画:1.第66回中国語検定試験3級トレーニング(リスニング) 2.第66回中国語検定試験3級トレーニング(筆記) 3.第67回中国語検定試験3級トレーニング(リスニング) 4.第67回中国語検定試験3級トレーニング(筆記) 5.第68回中国語検定試験3級トレーニング(リスニング) 6.第68回中国語検定試験3級トレーニング(筆記) 7.第69回中国語検定試験3級トレーニング(リスニング) 8.第69回中国語検定試験3級トレーニング(筆記) 9.第70回中国語検定試験3級トレーニング(リスニング) 10.第70回中国語検定試験3級トレーニング(筆記) 11.第71回中国語検定試験3級トレーニング(リスニング) 12.第71回中国語検定試験3級トレーニング(筆記) 13.第72回中国語検定試験3級トレーニング(リスニング) 14.第72回中国語検定試験3級トレーニング(筆記) 15.まとめ 16.定期試験 授業科目 ハングルコミュニケーションⅠ 担当教員 劉 庭秀 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 韓国映画、新聞、K-POPなどに出てくる中級程度の韓国語の文法、慣用表現、単語など を再確認しながら、日常会話でよく使われる表現を勉強する。韓国の社会・文化・環境・経 済・映画・ドラマなどの話題を取り入れて、韓国の理解を深めることを目標とする。 授業概要: 韓国映画、ドラマ、音楽、新聞などを通して、韓国社会・文化・生活などを紹介し、一般 的な韓国語教材内容と日常生活の会話表現の違いについて説明する。 授業計画:1.韓国映画をみながら、韓国の社会・文化・生活を調べよう。 2.韓国映画やK-POPを通して日常会話の表現を身に付けよう。 3.韓国こども新聞を読んでみよう(韓国の社会・経済・環境など) 4.K-POPの歌詞を翻訳し、自ら歌ってみよう。 5.韓国語能力試験(過去問)に挑戦してみよう。 評価方法: (1)期末レポート 50%(2)出席 30%(3)授業への参加 20% 教 科 書:特になし 参 考 書:特になし 履修上の注意点:韓国の文化・社会・韓流(映画、ドラマ、音楽)などに関心があること。 (準備学習を含む) 授業科目 ハングルコミュニケーションⅡ 担当教員 劉 庭秀 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 韓国映画、新聞、K-POPなどに出てくる中級程度の韓国語の文法、慣用表現、単語など を再確認しながら、日常会話でよく使われる表現を勉強する。韓国の社会・文化・環境・経 済・映画・ドラマなどの話題を取り入れて、韓国の理解を深めることを目標とする。 授業概要:韓国映画、ドラマ、音楽、新聞などを通して、韓国社会・文化・生活などを紹介し、一般的 な韓国語教材内容と日常生活の会話表現の違いについて説明する。 授業計画:1.韓国映画をみて韓国の若者について話し合いましょう。 2.韓国で歌われるJ-POPを調べよう。 3.友達や先生にハングルで年賀状を書こう。 4.みんなで楽しもう。正月の伝統遊び(ユンノリ) 5.日本のこども新聞を韓国語に訳してみよう。 6.日韓文化の違いを考えてみよう。 7.韓国語能力試験(過去問)に挑戦してみよう。 国際教養学科 評価方法: (1)期末レポート 50%(2)出席 30%(3)授業への参加 20% 教 科 書:特になし 参 考 書:特になし 履修上の注意点:韓国の文化・社会・韓流(映画、ドラマ、音楽)などに関心があること (準備学習を含む) 314 授業科目 国際教養総合演習Ⅰ 担当教員 アンソニー・スミス 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:日本の近・現代史を出来事を中心に追うことで、世界の中の日本という視点を持てるように する。また、自ら興味のある時代や事件などを、調べ発表し、質問をうけ、さらに調べると いう作業を経て、知識をより豊かなものとする。 授業概要:20世紀を大別すると、前半の50年は2つの大戦を経験した。これは、国家間の複雑な利害が 激突した熱い戦争の時代であった。後半の50年は、米ソ対立による冷たい戦争が続いた。世 界中で繰り広げられた対立や戦争が日本に及ぼした影響について探っていくとともに、現在 なお、世界中で起こっている対立や紛争について学んでいきたい。 授業計画:1.イントロダクション 2.明治時代の日本 3.明治時代の日本 4.明治時代の日本 5.プレゼンテーション 6.大正時代の日本 7.大正時代の日本 8.プレゼンテーション 9.昭和時代の日本 10.昭和時代の日本 11.プレゼンテーション 12.20世紀中期のヨーロッパ 13.20世紀中期のヨーロッパ 14.研究発表 15.研究発表 16.まとめ 評価方法:発表、及び授業参加度を重視する。 教 科 書:追って指示する。 参 考 書:追って指示する。 履修上の注意点:出席重視。 (準備学習を含む) 授業科目 国際教養総合演習Ⅰ 担当教員 大本 泉 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度)50%、レポート50%の総合評価 教 科 書:追って指示する。 参 考 書:適宜、指示する。 履修上の注意点:主体的に問題意識をもって研究すること。毎回出席すること。 (準備学習を含む) 315 国際教養学科 学習の到達目標: 世界に発信していきたい日本文化のテーマを受講生とともに選び、その特徴を学び、正確 に理解することを目標とする。 資料の調査・収集、研究およびプレゼンテーションの方法を学ぶ。 授業概要: テーマに即した資料の講読と討議を積み重ねて、理解と考察とを深めていく。(ちなみに 過去3年間のテーマは、宮沢賢治とその文学、日本のしきたり、歌舞伎研究であった) 授業計画:1 ガイダンス 2 資料の調査・収集の方法 3 文献講読と討議 4 文献講読と討議 5 文献講読と討議 6 文献講読と討議 7 文献講読と討議 8 文献講読と討議 9 文献講読と討議 10 文献講読と討議 11 文献講読と討議 12 文献講読と討議 13 文献講読と討議 14 文献講読と討議 15 まとめ 授業科目 国際教養総合演習Ⅰ 担当教員 砂澤 健治 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: イギリスという国は不思議な魅力を持った国である。明治以来、日本人は他のどの国にも ましてイギリスという国に魅せられてきた。ゼミでは、イギリスの歴史と文化について深く 学習することをねらいとする。 授業概要: 日本語の資料を用いてイギリスについて学習したあと、講読では、英国の料理・スポーツ・ ファッションに関する写真やイラストが豊富に盛り込まれた英文テキスト(またはコピー) を使用します。 授業計画:(1)オリエンテーション (2)イングランドとは? (3)英国史概略 (4)観光地について(ビデオ学習) (5)ロンドンについて(ビデオ学習) (6)演習 ① (7)演習 ② (8)演習 ③ (9)演習 ④ (10)演習 ⑤ (11)演習 ⑥ (12)演習 ⑦ (13)ピーターラビットと湖水地方 (14)ピーターラビットと湖水地方 (15)まとめ 評価方法: (1)ゼミでの発表内容50% (2)レポート50% 教 科 書:プリントを使用する。 参 考 書: 『英国を知る辞典』アドリアン・ルーム著(研究社) 履修上の注意点:ゼミでは、毎回の出席がもとめられる。 (準備学習を含む) 授業科目 国際教養総合演習Ⅰ 担当教員 横尾 元意 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 国際教養学科 学習の到達目標:William Shakespeare(1564-1616)の悲劇のうちで良く知られている4作品を紹介して、エ リザベス朝時代の演劇研究の導入にする。 授業概要: 私の国際3年のゼミは今年も平易な英語で書かれた文化に関するものを講読しようと考え ている。「ロメオとジュリエツト」、 「ハムレツト」、「オセロー」、「マクベス」を取り上げる。 授業計画:1.William Shakespeareと作品の紹介 2.Romeo and Juliet 作品紹介 3.Romeo and Juliet 4.Romeo and Juliet 5.Romeo and Juliet 6.Romeo and Juliet 7.Hamlet 作品紹介 8.Hamlet 9.Hamlet 10.Hamlet 11.Hamlet 12.Hamlet 13.Hamlet 14.Hamlet 15.まとめ 評価方法:授業への取り組み(40パーセント)と出欠状況(40パーセント)とレポート(20パーセント) により評価する。 教 科 書:プリントを使用する。 参 考 書: 履修上の注意点:5回以上の欠席は 「停止」 扱いになる。 (準備学習を含む) 316 授業科目 国際教養総合演習Ⅰ 担当教員 芳野 総子 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:イギリスは多くの顔を持つ国である。この授業では、現代イギリス文化の多様な局面を多様 な角度から研究して、その何たるかを理解することを目標としている。 授業概要:イギリス文化の諸相を取り上げて、具体的に検討していく。イギリスが示す表情の多様性に 目を向け、そこに内在する数々の問題にも触れていく。授業は、ディスカッションを中心に 進めていく予定である。 授業計画:1.ガイダンス 2.イギリスの食生活 3.イギリス料理 4.ティー・タイム 5.レストランとファースト・フード 6.パブとイン 7.イギリスの自然環境 8.ガーデニング 9.公園と庭園 10.ナショナル・トラスト 11.ローマの遺跡 12.城および貴族の館 13.教会と大寺院 14.一般家屋 15.まとめとレポート 評価方法: (1)平常点30%(2)レポート70% 教 科 書:使用しない。適宜プリントを配布する。 参 考 書:授業中に紹介する。 履修上の注意点:積極的に授業に参加することを望む。 (準備学習を含む) 授業科目 国際教養総合演習Ⅰ 担当教員 矢口 洋生 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:受講態度(質疑応答、プレゼンテーション)(50点)、レポート(50点) 教 科 書:追って指示する。 参 考 書: 履修上の注意点:国際平和論を履修してください。 (準備学習を含む) 317 国際教養学科 学習の到達目標:現代世界における平和の問題に対して関心を高め、問題意識を持ち、かつそのことに関わる ための視座・視点を育んでいくことを目指します。まず、どのような現状があるかを認識す るためにいろいろなデータや報告を検証することとなります。 授業概要: 平和に関する文献を読みデスカッションをおこなう。そのことを通して平和を考え抜く視 点を定めることを目標とします。また各自は自分の興味にそったテーマを設定し、それにつ いてプレゼンテーションをおこなって討論します。 授業計画:1 ガイダンス:問題設定 2 文献講読とディスカッション 3 文献講読とディスカッション 4 文献講読とディスカッション 5 文献講読とディスカッション 6 文献講読とディスカッション 7 文献講読とディスカッション 8 文献講読とディスカッション 9 文献講読とディスカッション 10 文献講読とディスカッション 11 文献講読とディスカッション 12 文献講読とディスカッション 13 文献講読とディスカッション 14 文献講読とディスカッション 15 まとめ 授業科目 国際教養総合演習Ⅰ 担当教員 賈 軍 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 本演習の目的は、調査・文献収集、研究、レジュメ作成、口頭による報告、討論、論文作 成の方法を習得することです。 授業概要: 私たちが日常生活しているローカルな経済は、さまざまな意味でグローバルな世界とつな がっています。国際経済の動きが私たちの周りの経済に及ぼす影響を理解することは、日本 経済を理解することにもつながります。本演習では、巨大化したグローバルな市場の実態を 私たちの生活の周りに見える動きから考察します。 授業計画: 具体的な進め方としては、履修者の関心を考慮して、いくつかのテーマを決定し、毎回一 つのテーマに関して全員で討論を行います。テーマは経済問題に限定せず、エネルギー問題、 環境問題など、生活の豊かさに関連するものを広く含みます。 評価方法:平常点100%(出席状況、レポート等)。 教 科 書:必要に応じプリントを配布する。 参 考 書:授業中に指示します。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 国際教養総合演習Ⅰ 担当教員 熊谷 健二 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)情報通信技術の特性について理解できるようになる。 2)eラーニングの意義、効果、問題点等を考察できるようになる。 3)様々な情報機器の特徴と教育への応用方法について理解できるようになり、さらに効果 的な利用方法について提案できるようになる。 授業概要: コンピュータやネットワークなどに代表される情報通信技術(ICT)の教育現場への応用 はもはや一般的となり、現在、eラーニングのような従来の対面授業を補う形の学習法が注 目を集めている。そこではパソコンだけではなく携帯電話やipodなども学習手段として利用 され始めた。このゼミでは、このような新しい学習法の効果的な実施方法を考察する。 授業計画:1.ガイダンス(1) 2.教育の情報化とeラーニング(2~6) 3.eラーニングの現状(7~ 10) 4.eラーニングの活用事例(11 ~ 14) 5.まとめ(15) 国際教養学科 評価方法:出席状況、授業への取り組み、レポート等を総合して評価する。 教 科 書:受講者と相談の上決定する。 参 考 書: 履修上の注意点:コンピュータ業界に多いカタカナ言葉や略語に恐れをもたず、いろいろなことに挑戦 (準備学習を含む) する意欲のある学生を希望する。 318 授業科目 国際教養総合演習Ⅰ 担当教員 山田 恵 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:アメリカ合衆国の社会や文化に関する基礎的知識を英語で理解し、自分の考えを発表するこ とができる。 授業概要: 「アメリカ研究」の視点から、アメリカ合衆国の社会や文化に関する文献(英語が主)を読 んで知識を深めていく。 授業計画:1.ガイダンス 2.文献講読と討議 3.文献講読と討議 4.文献講読と討議 5.文献講読と討議 6.文献講読と討議 7.文献講読と討議 8.文献講読と討議 9.文献講読と討議 10.文献講読と討議 11.文献講読と討議 12.文献講読と討議 13.文献講読と討議 14.総括1 15.総括2 評価方法:授業での発表(50%)とレポート(50%)によって総合的に評価する。 教 科 書:授業で指示する。 参 考 書:授業で指示する。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 国際教養総合演習Ⅰ 担当教員 遊佐 重樹 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:出席状況(30点)、授業態度(20点)、レポート(50点) 教 科 書:プリント教材を使用する。 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:・この問題に関心のある学生の受講を希望する。・必ず初回の授業から出席すること。 (準備学習を含む) 319 国際教養学科 学習の到達目標: 日本における外国語学習の時期はいつが適切であるのか、さまざまな角度から検討を行い、 このクラスとしての見解をまとめる。 授業概要: 日本・海外の英語教育の現状、言語の獲得方法、バイリンガル教育等のテーマに関する講 義とディスカッションを行い、外国語学習の開始年齢について理解を深めていく。 授業計画:1.Introduction 2.日本の英語教育の現状(1) 3.日本の英語教育の現状(2) 4.海外の英語教育(1) 5.海外の英語教育(2) 6.言語の獲得方法(1) 7.言語の獲得方法(2) 8.バイリンガル教育(1) 9.バイリンガル教育(2) 10.バイリンガル教育(3) 11.英語教育と国語力とのバランス(1) 12.英語教育と国語力とのバランス(2) 13.英語教育と国語力とのバランス(3) 14.セミリンガル(1) 15.セミリンガル(2) 16.まとめ 授業科目 国際教養総合演習Ⅰ 担当教員 加藤 美紀 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:世界各国の学校教育に焦点を当て、そうした教育制度を生み出した社会の在り方、および価 値観を探ることによって、異文化理解を深める。 授業概要:学校は文化の産物です。教育という営みは、有史以来、いつの時代どのような社会にも存在 しました。世界の学校は、近代化・欧米化の潮流のなかで均質化しつつありますが、各国固 有の文化のシンボルです。前期は、アジア・欧米・中東・アフリカなど世界諸国の学校教育 を取り上げ、教育という事象に現れる人間観、教育観など価値観を培う文化そのものに目を 向けることにより、異文化に対する理解を深めます。 授業計画:1.ガイダンス 2.韓国のフリースクール「代案学校」 3.中国の一人っ子政策と過熱する受験教育 4.シンガポールの実力主義と英才教育 5.常夏の国タイのドリームスクール 6.オーストラリアの子ども中心の幼児教育 7.入学試験のないアメリカの学校制度 8.カナダの多文化主義教育 9.貧困と闘うブラジルの教育学者パウロ・フレイレの思想 10.学歴社会ケニアの受験中心主義 11.イスラエルのデモクラティック教育とパレスチナの平和教育 12.職業訓練学校でマイスターを生み出すドイツのデュアルシステム 13.宗教的中立性を目指すフランスの公立学校 14.課外活動が豊富なイギリスの初等学校 15.学力世界一は本当か?教師の質の高さを誇るフィンランド 評価方法:出席状況、授業への貢献度、各自の研究課題に対する取り組みなどを総合的に評価して判定 する。 教 科 書:プリント(必要に応じて配布) 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:自らの問題意識を深められるように、積極的に参加することを望みます。 (準備学習を含む) 出席を重視します。 授業科目 国際教養総合演習Ⅰ 担当教員 植竹由美子 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 仕事世界を概観しながら、個々人のキャリア・デザインについて考察していく。 授業概要: テキストを輪読しながら毎回発表者を決め、発表者が作成したレジュメをも含めて討論す る。 国際教養学科 授業計画:1.ガイダンス 2.文献輪読・各テーマについての発表と討論 3.文献輪読・各テーマについての発表と討論 4.文献輪読・各テーマについての発表と討論 5.文献輪読・各テーマについての発表と討論 6.文献輪読・各テーマについての発表と討論 7.文献輪読・各テーマについての発表と討論 8.文献輪読・各テーマについての発表と討論 9.文献輪読・各テーマについての発表と討論 10.文献輪読・各テーマについての発表と討論 11.文献輪読・各テーマについての発表と討論 12.文献輪読・各テーマについての発表と討論 13.文献輪読・各テーマについての発表と討論 14.文献輪読・各テーマについての発表と討論 15.まとめ 評価方法: 受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度等)(50%)、授業中の課題・レポート(50%) などにより総合的に評価する。 教 科 書: 『働くひとのためのキャリア・デザイン』金井壽宏 (PHP研究所) 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:あらかじめテキストを熟読の上授業に臨むこと。 (準備学習を含む) 320 授業科目 国際教養総合演習Ⅱ 担当教員 アンソニー・スミス 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:今日の世界の状況を理解するための前提となる事項を、第一次大戦から振り返り、とりわけ 民族紛争という20世紀の課題を知り考える。 授業概要:20世紀を大別すると、前半の50年は2つの大戦を経験した。これは、国家間の複雑な利害や 激突した熱い戦争の時代であった。後半の50年は、米ソ対立による冷たい戦争が続いた。世 界中で繰り広げられた対立や戦争が日本に及ぼした影響について探っていくとともに、現在 なお、世界中で起こっている対立や紛争について学んでいきたい。 授業計画:1.イントロダクション 2.明治時代の日本 3.明治時代の日本 4.明治時代の日本 5.プレゼンテーション 6.大正時代の日本 7.大正時代の日本 8.プレゼンテーション 9.昭和時代の日本 10.昭和時代の日本 11.プレゼンテーション 12.20世紀中期のヨーロッパ 13.20世紀中期のヨーロッパ 14.研究発表 15.研究発表 16.まとめ 評価方法:発表、及び授業参加度を重視する。 教 科 書:追って指示する。 参 考 書:追って指示する。 履修上の注意点:出席重視。 (準備学習を含む) 授業科目 国際教養総合演習Ⅱ 担当教員 大本 泉 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 前期を受けて、世界に発信していきたい日本文化のテーマの特徴を理解し、その内容と自 分の見解を説明・発表することができる。 授業概要: テーマに即した文献の講読と討議を積み重ねて、理解と考察を深めていく。 評価方法:受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度)50%、レポート50%の総合的評価 教 科 書:追って、指示する。 参 考 書:適宜、指示する。 履修上の注意点:主体的に問題意識をもって研究すること。毎回出席すること。 (準備学習を含む) 321 国際教養学科 授業計画:1 ガイダンス 2 文献講読と討議 3 文献講読と討議 4 文献講読と討議 5 文献講読と討議 6 文献講読と討議 7 文献講読と討議 8 文献講読と討議 9 文献講読と討議 10 文献講読と討議 11 文献講読と討議 12 文献講読と討議 13 文献講読と討議 14 文献講読と討議 15 まとめ 授業科目 国際教養総合演習Ⅱ 担当教員 砂澤 健治 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: イギリスという国は不思議な魅力を持った国である。明治以来、日本人は他のどの国にも ましてイギリスという国に魅せられてきた。ゼミでは、イギリスの歴史と文化について深く 学習することをねらいとする。 授業概要: 前期からの継続として英文講読を行ったあと、イギリスで製作された映画作品を鑑賞する。 主に、ロアルド・ダール、アガサ・クリスティ等の作品を取り上げる。 授業計画:〈前期〉 (1)オリエンテーション (2)演習 ① (3)演習 ② (4)演習 ③ (5)演習 ④ (6)演習 ⑤ (7)演習 ⑥ (8)演習 ⑦ (9)オリエント急行殺人事件 (10)オリエント急行殺人事件 (11)王様の剣 (12)エクスカリバー (13)チャーリーとチョコレート工場 (14)チャーリーとチョコレート工場 (15)まとめ 評価方法: (1)ゼミでの発表内容50% (2)レポート50% 教 科 書:プリントを使用する。 参 考 書: 『英国を知る辞典』アドリアン・ルーム著(研究社) 履修上の注意点:ゼミでは、毎回の出席がもとめられる。 (準備学習を含む) 授業科目 国際教養総合演習Ⅱ 担当教員 横尾 元意 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:William Shakespeare(1564-1616)の悲劇のうちで良く知られている4作品を紹介して、エ リザベス朝時代の演劇研究の導入にする。 授業概要:私の国際3年のゼミは今年の平易な英語で書かれた文化に関するものを講読しようと考えて いる。「ロメオとジュリエット」、「ハムレット」 、「オセロー」、「マクベス」を取り上げる。 国際教養学科 授業計画:1.Othello 2.Othello 3.Othello 4.Othello 5.Othello 6.Othello 7.Othello 8.Macbeth 9.Macbeth 10.Macbeth 11.Macbeth 12.Macbeth 13.Macbeth 14.まとめ 評価方法:授業への取り組み(40パーセント)と出席状況(40パーセント)とレポート(20パーセント) により評価する。 教 科 書:プリントを使用する。 参 考 書: 履修上の注意点:5回以上の欠席は「停止になる」 (準備学習を含む) 322 授業科目 国際教養総合演習Ⅱ 担当教員 芳野 総子 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:本演習は「国際教養総合演習Ⅰ」に引き続き、より具体的かつ現実的テーマについての分析 と検討を行う。学生の注意を喚起し、問題意識を高め、テーマへの興味を深めることを目標 とする。 授業概要:学生は自主的にテーマを選択・研究し、その結果を授業内に発表する。それに基づいて全体 での議論へと発展させていく。 授業計画:1.ガイダンス 2.オックスブリッジ 3.新しい大学 4.プレップ・スクールとカレッジ 5.現代のジェントルマン 6.アングリカン・チャーチ 7.カトリックとプロテスタント 8.北アイルランドの問題 9.庶民の娯楽 10.スポーツ 11.演劇・ミュージカル 12.映画 13.現代の王室 14.エリザベスⅡ世 15.まとめとレポート 評価方法: (1)平常点50%(2)レポート50% 教 科 書:使用しない。適宜プリントを配布する。 参 考 書:授業中に紹介する。 履修上の注意点:積極的に授業に参加することを望む。 (準備学習を含む) 授業科目 国際教養総合演習Ⅱ 担当教員 矢口 洋生 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:出席状況や授業全般に対する取り組み、その成果としてのゼミ論文を総合的に評価します。 教 科 書:追って指示します。 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 323 国際教養学科 学習の到達目標:現代世界における平和の問題に対して関心を高め、問題意識を持ち、かつそのことに関わる ための視座・視点を育んでいくことを目指します。まず、どのような現状があるかを認識す るためにいろいろなデータや報告を検証することとなります。 授業概要: 平和に関する文献を読みデスカッションをおこなう。そのことを通して平和を考え抜く視 点を定めることを目標とします。また各自は自分の興味にそったテーマを設定し、それにつ いてプレゼンテーションをおこなって討論します。 授業計画:1 ガイダンス:問題設定 2 文献講読とディスカッション 3 文献講読とディスカッション 4 文献講読とディスカッション 5 文献講読とディスカッション 6 文献講読とディスカッション 7 文献講読とディスカッション 8 文献講読とディスカッション 9 文献講読とディスカッション 10 文献講読とディスカッション 11 文献講読とディスカッション 12 文献講読とディスカッション 13 文献講読とディスカッション 14 文献講読とディスカッション 15 まとめ 授業科目 国際教養総合演習Ⅱ 担当教員 賈 軍 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 本演習の目的は、調査・文献収集、研究、レジュメ作成、口頭による報告、討論、論文作 成の方法を習得することです。 授業概要: 私たちが日常生活しているローカルな経済は、さまざまな意味でグローバルな世界とつな がっています。国際経済の動きが私たちの周りの経済に及ぼす影響を理解することは、日本 経済を理解することにもつながります。本演習では、巨大化したグローバルな市場の実態を 私たちの生活の周りに見える動きから考察します。 授業計画: 具体的な進め方としては、履修者の関心を考慮して、いくつかのテーマを決定し、毎回一 つのテーマに関して全員で討論を行います。テーマは経済問題に限定せず、エネルギー問題、 環境問題など、生活の豊かさに関連するものを広く含みます。 評価方法:平常点100%(出席状況、レポート等)。 教 科 書:必要に応じプリントを配布する。 参 考 書:授業中に指示します。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 国際教養総合演習Ⅱ 担当教員 熊谷 健二 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1)eラーニングに適した教材について考察できるようになる。 2)Flashアニメーション、3DCG、シミュレーションなどを活用した教材を作成できるよ うになる。 授業概要: 国際教養総合演習Ⅰでの学習を踏まえて、アニメーション・3次元CG・シミュレーショ ンなどを活用した、eラーニングで利用可能な学習コンテンツ開発に取り組む。 授業計画:1.ガイダンス(1) 2.Flashアニメーション(2~5) 3.ActionScriptによるアニメーションの制御(6~8) 4.3次元CG(9~ 11) 5.シミュレーション(12 ~ 14) 6.まとめ(15) 国際教養学科 評価方法:出席状況、授業への取り組み、レポート、作品等を総合して評価する。 教 科 書:受講者と相談の上決定する。 参 考 書: 履修上の注意点:コンピュータ業界に多いカタカナ言葉や略語に恐れを持たず、いろいろなことに挑戦 (準備学習を含む) する意欲のある学生を希望する。 324 授業科目 国際教養総合演習Ⅱ 担当教員 山田 恵 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:アメリカ合衆国の社会や文化に関する基礎的知識を英語で理解し、自分の考えを発表するこ とができる。 授業概要: 「アメリカ研究」の視点から、アメリカ合衆国の社会や文化に関する文献(英語が主)を読 んで知識を深めていく。 授業計画:1.ガイダンス 2.文献講読と討議 3.文献講読と討議 4.文献講読と討議 5.文献講読と討議 6.文献講読と討議 7.文献講読と討議 8.文献講読と討議 9.文献講読と討議 10.文献講読と討議 11.文献講読と討議 12.文献講読と討議 13.文献講読と討議 14.総括1 15.総括2 評価方法:授業での発表(50%)とレポート(50%)によって総合的に評価する。 教 科 書:授業で指示する。 参 考 書:授業で指示する。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 国際教養総合演習Ⅱ 担当教員 遊佐 重樹 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:出席状況(30点)、ディスカッションへの参加状況(20点)、プレゼンテーション&レポート (50点) 教 科 書:プリント教材を使用する。 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:・この問題に関心のある学生の受講を希望する。・必ず初回の授業から出席すること。 (準備学習を含む) 325 国際教養学科 学習の到達目標: 日本における外国語学習の時期はいつが適切であるのか、さまざまな角度から検討を行い、 このクラスとしての見解をまとめる。 授業概要: 前期開講の『国際教養総合演習Ⅰ』の講義内容をもとに、各自、割り当てられたテーマに ついて調べたことを発表し、その後のディスカッションを通じて得た情報を参考にしながら、 レポートにまとめて提出する。 授業計画:1.Introduction 2.プレゼンテーション:日本の英語教育の現状(1) 3.プレゼンテーション:日本の英語教育の現状(2) 4.プレゼンテーション:海外の英語教育(1) 5.プレゼンテーション:海外の英語教育(2) 6.プレゼンテーション:言語の獲得方法(1) 7.プレゼンテーション:言語の獲得方法(2) 8.プレゼンテーション:バイリンガル教育(1) 9.プレゼンテーション:バイリンガル教育(2) 10.プレゼンテーション:バイリンガル教育(3) 11.プレゼンテーション:英語教育と国語力とのバランス(1) 12.プレゼンテーション:英語教育と国語力とのバランス(2) 13.プレゼンテーション:英語教育と国語力とのバランス(3) 14.プレゼンテーション:セミリンガル(1) 15.プレゼンテーション:セミリンガル(2) 16.まとめ 授業科目 国際教養総合演習Ⅱ 担当教員 加藤 美紀 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:世界中で読み継がれる不朽の名作サン=テグジュペリの『星の王子様』と第二次世界大戦中 の強制収容所体験を綴った20世紀最大級のベストセラー『夜と霧』の講読を通して、生きる 意味を見出すための手がかりを探る。 授業概要: 『星の王子様』と『夜と霧』を取り上げ、キリスト教思想の影響、世界大戦という時代背景、 科学文明との関係に着目して解釈を試み、討議を重ねながら、生きる意味と人生、友情と愛、 いのちと魂についての考察を深める。 授業計画:1.ガイダンス 2.サン=テグジュペリと『星の王子さま』について 3.『星の王子さま』を読む⑴ 星の旅で出会う大人たち 4.『星の王子さま』を読む⑵ 王子様とバラの関係 5.『星の王子さま』を読む⑶ 王子様とキツネの関係 6.V.E..フランクルについて 精神科医・ユダヤ教徒・実存思想 7.V.E..フランクルの回顧録と伝記 多文化と共生した生涯 8.生きる意味の三つの価値―創造価値・体験価値・態度価値― 9.自己実現と自己超越 10.『それでも人生にイエスと言う』逆境を生き抜くための思想 11.スピリチュアリティと魂 12.自己物語の創造と生きる意味 13.ジブリ作品にみる日本社会の変遷 14.ディズニー・プリンセスの変遷にみる世界の社会事象 15.意味喪失の時代における教育の使命 評価方法:出席状況、授業への貢献度、課題への取り組みなどを総合的に評価して判定する。 教 科 書:プリント(必要に応じて適宜配布) 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:自らの問題意識を深められるように、積極的に参加することを希望します。 (準備学習を含む) 出席を重視します。 授業科目 国際教養総合演習Ⅱ 担当教員 植竹由美子 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 仕事世界を概観しながら、個々人のキャリア・デザインについて考察していく。 授業概要: 国際教養総合演習Ⅰに引き続き、テキストを輪読しながら毎回発表者を決め、発表者が作 成したレジュメをも含めて討論する。 国際教養学科 授業計画:1.ガイダンス 2.文献輪読・各テーマについての発表と討論 3.文献輪読・各テーマについての発表と討論 4.文献輪読・各テーマについての発表と討論 5.文献輪読・各テーマについての発表と討論 6.文献輪読・各テーマについての発表と討論 7.文献輪読・各テーマについての発表と討論 8.文献輪読・各テーマについての発表と討論 9.文献輪読・各テーマについての発表と討論 10.文献輪読・各テーマについての発表と討論 11.文献輪読・各テーマについての発表と討論 12.文献輪読・各テーマについての発表と討論 13.文献輪読・各テーマについての発表と討論 14.文献輪読・各テーマについての発表と討論 15.まとめ 評価方法:受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度等)(50%)、授業中の課題・レポート(50%) などにより総合的に評価する 教 科 書: 『働くひとのためのキャリア・デザイン』金井壽宏 (PHP研究所) 参 考 書:適宜紹介する 履修上の注意点:あらかじめテキストを熟読の上授業に臨むこと。 (準備学習を含む) 326 授業科目 国際教養特別演習Ⅰ 担当教員 アンソニー・スミス 対象学科・学年:国際4年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:第二次世界大戦後の世界情勢をテーマ毎に研究し、自らの世界観を広げていくことを目標と する。 授業概要:現代史(第二次世界大戦以降)の重要な歴史的事件を取り上げ、背景知識、国交問題、政治・ 経済問題、関係する人物などをテーマ毎に追及していく。 授業計画:1.公民権運動(1) 2.公民権運動(2) 3.公民権運動(3) 4.研究発表 5.ベトナム戦争(1) 6.ベトナム戦争(2) 7.ベトナム戦争(3) 8.研究発表 9.ベルリンの壁崩壊(1) 10.ベルリンの壁崩壊(2) 11.ソ連解体(1) 12.ソ連解体(2) 13.研究発表 14.テロリズムの脅威(1) 15.テロリズムの脅威(2) 16.研究発表 評価方法:出席30% 研究発表70% 教 科 書:必要に応じてプリントを配布する。 参 考 書:追って指示する。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 国際教養特別演習Ⅰ 担当教員 大本 泉 対象学科・学年:国際4年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 各自、日本の社会・歴史・文化に関するテーマを決定し、研究内容の理解と考察を深める とともに、研究成果を発表することができるようになる。 授業概要: 各自が選択したテーマに関する資料の講読と討議を積み重ねて、その理解と考察とを深め ていく。 評価方法:受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度)50%、レポート50%の総合的評価 教 科 書:追って、指示する。 参 考 書:適宜、指示する。 履修上の注意点:主体的に問題意識をもって、研究すること。毎回出席すること。 (準備学習を含む) 327 国際教養学科 授業計画:1 ガイダンス 2 文献講読と討議 3 文献講読と討議 4 文献講読と討議 5 文献講読と討議 6 文献講読と討議 7 文献講読と討議 8 文献講読と討議 9 文献講読と討議 10 文献講読と討議 11 文献講読と討議 12 文献講読と討議 13 文献講読と討議 14 文献講読と討議 15 まとめ 授業科目 国際教養特別演習Ⅰ 担当教員 砂澤 健治 対象学科・学年:国際4年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: イギリスという国は不思議な魅力を持った国である。明治以来、日本人は他のどの国にも ましてイギリスという国に魅せられてきた。ゼミでは、イギリスの歴史と文化のほか、代表 的な文学作品(主に中世の作品)についての理解を深めてもらう。 授業概要: 日本語の資料を用いて、中世英国の文学作品・作家について学習したあと、『アーサー王 物語』『カンタベリー物語』の英文テキスト(現代英語訳のコピー)を講読します。 授業計画:(1)オリエンテーション (2)英文学史概略 ① (3)英文学史概略 ② (4)アーサー王伝説について(ビデオ学習) (5)アーサー王伝説について(ビデオ学習) (6)演習 ① (7)演習 ② (8)演習 ③ (9)演習 ④ (10)演習 ⑤ (11)演習 ⑥ (12)演習 ⑦ (13)演習 ⑧ (14)演習 ⑨ (15)まとめ 評価方法: (1)ゼミでの発表内容50% (2)レポート50% 教 科 書:プリントを使用する。 参 考 書: 『イギリス文学辞典』上田和男編(研究社) 履修上の注意点:ゼミでは、毎回の出席がもとめられる。 (準備学習を含む) 授業科目 国際教養特別演習Ⅰ 担当教員 横尾 元意 対象学科・学年:国際4年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:英文学作品研究と論文指導 授業概要:これまで学んできたことを基礎として、さらに詳しく読み込み、深く研究して、自分の作品 論を形つくり、卒業論文の作成を目指します。その対象は、演劇・小説を考えています。各 自の研究したい作品により、指導のしかたを変えて対応することになります。 国際教養学科 授業計画:1.ガイダンス 2.研究テーマの選定 3.作品の講読と研究 4. 〃 5. 〃 6. 〃 7. 〃 8. 〃 9. 〃 10. 〃 11. 〃 12. 〃 13.前期分のまとめ 14. 〃 15. 〃 評価方法:研究態度・研究内容(50%)、出席状況(50%) 教 科 書:プリント使用 参 考 書: 履修上の注意点:卒業論文の作成を目指さない学生も対象となります。 (準備学習を含む) 328 授業科目 国際教養特別演習Ⅰ 担当教員 芳野 総子 対象学科・学年:国際4年 単位数:3 開講時期:前期 学習の到達目標:3年次に履修した「国際教養総合演習Ⅰ・Ⅱ」の学習を踏まえて、「卒業論文」を作成させ ることを目標とする。まず、研究テーマを選び、資料や文献を収集させる。 授業概要:毎回の授業において、研究テーマの選び方、資料や文献の集め方などを指導する。また、先 駆的研究などについても検討する。 授業計画:1.卒業論文作成のガイダンス 2.研究テーマの選定 3. 〃 4.資料・文献の収集 5. 〃 6. 〃 7. 〃 8. 〃 9. 〃 10.追加資料の検討 11. 〃 12. 〃 13. 〃 14. 〃 15.前期のまとめとレポート 評価方法: (1)平常点70% (2)レポート30% 教 科 書:授業中に紹介する。 参 考 書:授業中に紹介する。 履修上の注意点:論文作成に向けて積極的に授業に参加することを望む。 (準備学習を含む) 授業科目 国際教養特別演習Ⅰ 担当教員 矢口 洋生 対象学科・学年:国際4年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:受講態度(質疑応答、プレゼンテーション)(50点)、レポート(50点) 教 科 書:追って指示する。 参 考 書: 履修上の注意点:国際平和論を履修してください。 (準備学習を含む) 329 国際教養学科 学習の到達目標:引き続き、現代世界における平和の問題に対して関心を高め、問題意識を持ち、かつそのこ とに関わるための視座・視点を育んでいくことを目指します。 授業概要: 平和に関する文献を読みデスカッションをおこなう。そのことを通して平和を考え抜く視 点を定めることを目標とします。また各自は自分の興味にそったテーマを設定し、それにつ いてプレゼンテーションをおこなって討論します。 授業計画:1 ガイダンス:問題設定 2 文献講読とディスカッション 3 文献講読とディスカッション 4 文献講読とディスカッション 5 文献講読とディスカッション 6 文献講読とディスカッション 7 文献講読とディスカッション 8 文献講読とディスカッション 9 文献講読とディスカッション 10 文献講読とディスカッション 11 文献講読とディスカッション 12 文献講読とディスカッション 13 文献講読とディスカッション 14 文献講読とディスカッション 15 まとめ 授業科目 国際教養特別演習Ⅰ 担当教員 賈 軍 対象学科・学年:国際4年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:本演習の目的は、調査・文献収集、研究、レジュメ作成、口頭による報告、討論、論文作成 の方法を習得することです。 授業概要: 本演習では、生活環境や地球環境に、今、何が起っているのか、また、そのような環境問 題がなぜ発生してしまうのか、ということについて理解を深めます。そして、環境問題の改 善・解決のために、国、企業、消費者それぞれどのような役割を担うべきなのかを考えます。 授業計画: 具体的な進め方法としては、履修者の関心を考慮して、いくつかのテーマを決定し、毎回 一つのテーマに関して全員で討議を行います。テーマは環境問題に限定せず、生活の豊かさ に関連するものを広く含みます。 評価方法:平常点100%(出席状況、レポート等)。 教 科 書:必要に応じてプリントを配布する。 参 考 書:授業中に指示します。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 国際教養特別演習Ⅰ 担当教員 熊谷 健二 対象学科・学年:国際4年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)情報通信技術の特性について理解できるようになる。 2)様々な情報機器の特徴と教育への応用方法について理解できるようになり、さらに効果 的な利用方法について提案できるようになる。 3)様々な分野におけるコンピュータの応用事例について理解できるようになる。 授業概要: 国際教養特別演習Ⅰでは、暗号技術などの情報セキュリティ、Webページなどにおける 情報アクセシビリティ・ユーザビリティ、eラーニングなど情報通信技術の教育への応用、 3次元CG・アニメーションなどを利用した教育コンテンツの作成、ニューラルネットワー ク・遺伝的アルゴリズム・機械学習などコンピュータの学習アルゴリズム、パターン認識な ど画像処理、認知科学、ロボット、フィジカル・コンピューティングなど、学生の関心ある テーマについて調査し、発表する。 授業計画:1.国際教養特別演習Ⅰの目的とその進め方(1~2) 2.研究テーマを見つけるための文献の精読・発表(3~14) 3.まとめ 国際教養学科 評価方法:出席状況、授業への取り組み、レポート等を総合して評価する。 教 科 書:受講者と相談の上決定する。 参 考 書: 履修上の注意点:コンピュータ業界に多いカタカナ言葉や略語に恐れを持たず、いろいろなことに挑戦 (準備学習を含む) する意欲のある学生を希望する。 330 授業科目 国際教養特別演習Ⅰ 担当教員 遊佐 重樹 対象学科・学年:国際4年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 外国語教育のメソッドの内容と効果を検証するとともに、日本人にふさわしい教授法につ いてこのクラスとしての見解をまとめる。 授業概要: 外国語教育にはどういったメソッドが存在するのか理解し、ディスカッションを通じて、 日本人にふさわしい教授法について理解を深めていく。 授業計画:1.Introduction 2.各自のこれまでの英語学習について報告 3.直接教授法 4.オーラル・メソッド 5.サイレントウェイ 6.Total Physical Response 7.ナチュラル・アプローチ 8.ジャズ・チャンツ 9.Computer-Assisted Instruction 10.サジェストペディア 11.コンテント・アプローチ(1) 12.コンテント・アプローチ(2) 13.Task-Based Language Teaching(1) 14.Task-Based Language Teaching(2) 15.まとめと復習 16.後期の説明と課題図書割り当て 評価方法:出席状況(30点)、授業態度(20点)、レポート(50点) 教 科 書:プリント教材を使用する。 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:・この分野に関心のある学生の受講を希望する。・必ず初回の授業から出席すること。 (準備学習を含む) 授業科目 国際教養特別演習Ⅰ 担当教員 山田 恵 対象学科・学年:国際4年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:アメリカ合衆国の社会や文化に関する基礎的知識を英語で理解し、自分の考えを発表するこ とができる。 授業概要: 「アメリカ研究」の視点から、アメリカ合衆国の社会や文化に関する文献を読んで知識を深 めていく。 評価方法:授業での発表(50%)とレポート(50%)によって総合的に評価する。 教 科 書:授業で指示する。 参 考 書:授業で指示する。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 331 国際教養学科 授業計画:1.ガイダンス 2.文献講読と討議 3.文献講読と討議 4.文献講読と討議 5.文献講読と討議 6.文献講読と討議 7.文献講読と討議 8.文献講読と討議 9.文献講読と討議 10.文献講読と討議 11.文献講読と討議 12.文献講読と討議 13.文献講読と討議 14.総括1 15.総括2 授業科目 国際教養特別演習Ⅰ 担当教員 加藤 美紀 対象学科・学年:国際4年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:受講者のキャリア支援につながることを念頭に置きつつ、現代社会をめぐる諸問題について の討論を通して、自分とは異なる価値観をもつ他者と議論する力を養うとともに、自分なり の世界観、仕事観、人間観を形成する。 授業概要:現代社会をめぐる諸問題、および受講者の問題意識に関連したトピックを取り上げ、毎回討 論を重ねる。その際、座標軸となる思想家、評論家、創作家など各自の興味関心に沿った人 物の考え方を参照しながら、自分なりの価値観を形成する力を養うことを目指す。 授業計画:1.ガイダンス 2.外交問題と日本人の歴史観 3.グローバリゼーションと保守化傾向 4.日本の国力は低下しているか?―アジアの興隆を背景に― 5.中東問題の真相と平和への道 6.幸福度指標―スティグリッツ理論を手がかりとして― 7.死刑制度と裁判員制度 8.生命倫理問題 9.日本の教育問題(1)いじめと自殺予防 10.日本の教育問題(2)思春期の悩みと不登校 11.日本の教育問題(3)学習障碍 12.日本の教育問題(4)学力論争とゆとり教育の功罪 13.日本の教育問題(5)日本人に個性教育は可能か? 14.日本の教育問題(6)「いのちの教育」と「デス・エデュケーション」 15.まとめ 評価方法:各自が問題意識をもちながら、積極的に討論に参加しているか、受講態度で評価します。 教 科 書:必要に応じてプリントを配布します。 参 考 書:適宜紹介します。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 国際教養特別演習Ⅰ 担当教員 浅野 浩子 対象学科・学年:国際4年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:3年次「国際教養総合演習Ⅰ・Ⅱ」に引き続き、仕事世界を概観しながら、個々人のキャリ ア・デザインについて考察していく。 授業概要:テキストを輪読しながら毎回発表者を決め、発表者が作成したレジュメをも含めて討論する。 国際教養学科 授業計画:1.ガイダンス 2.文献輪読・各テーマについての発表と討論 3.文献輪読・各テーマについての発表と討論 4.文献輪読・各テーマについての発表と討論 5.文献輪読・各テーマについての発表と討論 6.文献輪読・各テーマについての発表と討論 7.文献輪読・各テーマについての発表と討論 8.文献輪読・各テーマについての発表と討論 9.文献輪読・各テーマについての発表と討論 10.文献輪読・各テーマについての発表と討論 11.文献輪読・各テーマについての発表と討論 12.文献輪読・各テーマについての発表と討論 13.文献輪読・各テーマについての発表と討論 14.文献輪読・各テーマについての発表と討論 15.まとめ 評価方法:受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度等)(50点)、授業中の課題・レポート(50点) などにより総合的に評価する。 教 科 書: 『働くひとのためのキャリア・デザイン』金井壽宏(PHP研究所) 参 考 書: 履修上の注意点:あらかじめテキストを熟読の上授業に臨むこと。 (準備学習を含む) 332 授業科目 国際教養特別演習Ⅱ 担当教員 アンソニー・スミス 対象学科・学年:国際4年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:第二次世界大戦後の世界情勢をテーマ毎に研究し、自らの世界観を広げていくことを目標と する。 授業概要:現代史(第二次世界大戦以降)の重要な歴史的事件を取り上げ、背景知識、国交問題、政治・ 経済問題、関係する人物などをテーマ毎に追及していく。 授業計画:1.中東情勢(1) 2.中東情勢(2) 3.中東情勢(3) 4.研究発表 5.中国民主化運動(1) 6.中国民主化運動(2) 7.中国民主化運動(3) 8.研究発表 9.国際連合(1) 10.国際連合(2) 11.国際連合(3) 12.研究発表 13.EU誕生の経緯 14.EU誕生後の世界 15.EUの抱える諸問題 16.研究発表 評価方法:出席30% 研究発表70% 教 科 書:必要に応じてプリントを配布する。 参 考 書:追って指示する。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 国際教養特別演習Ⅱ 担当教員 大本 泉 対象学科・学年:国際4年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 前期で学んだことを受けて、各自決定したテーマに即して研究内容の理解と考察を深める とともに、研究成果を発表することができるようになる。 授業概要: 各自が選択したテーマに関する資料の講読と討議を積み重ねて、その理解と考察とを深め ていく。 評価方法:受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度)50%、レポート50%の総合的評価 教 科 書:追って、指示する。 参 考 書:適宜、指示する。 履修上の注意点:主体的に問題意識をもって、研究すること。毎回出席すること。 (準備学習を含む) 333 国際教養学科 授業計画:1 ガイダンス 2 文献講読と討議 3 文献講読と討議 4 文献講読と討議 5 文献講読と討議 6 文献講読と討議 7 文献講読と討議 8 文献講読と討議 9 文献講読と討議 10 文献講読と討議 11 文献講読と討議 12 文献講読と討議 13 文献講読と討議 14 文献講読と討議 15 まとめ 授業科目 国際教養特別演習Ⅱ 担当教員 砂澤 健治 対象学科・学年:国際4年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: イギリスという国は不思議な魅力を持った国である。明治以来、日本人は他のどの国にも ましてイギリスという国に魅せられてきた。ゼミでは、イギリスの歴史と文化のほか、代表 的な文学作品についての理解を深めてもらう。 授業概要: 前期からの継続として英文講読(『アーサー王物語』と『カンタベリー物語』)を行ったあ と、イギリス、フランス、イタリア等を取り上げたDVDを鑑賞する。「世界遺産(ヨーロッ パ編) 」「ヨーロッパ歴史紀行」等のシリーズを使用する。 授業計画:〈前期〉 (1)オリエンテーション (2)演習 ① (3)演習 ② (4)演習 ③ (5)演習 ④ (6)演習 ⑤ (7)演習 ⑥ (8)演習 ⑦ (9)演習 ⑧ (10)イギリス(湖水地方) (11)イギリス(コッツウォルズ) (12)フランス(トゥールーズ) (13)イタリア(ローマ) (14)イタリア(ヴェネチア) (15)まとめ 評価方法: (1)ゼミでの発表内容50% (2)レポート50% 教 科 書:プリントを使用する。 参 考 書: 『ヨーロッパの歴史』フレデリック・ドルーシュ編(東京書籍) 履修上の注意点:ゼミでは、毎回の出席がもとめられる。 (準備学習を含む) 授業科目 国際教養特別演習Ⅱ 担当教員 横尾 元意 対象学科・学年:国際4年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:英文学作品研究と論文作成 授業概要:前期に引き続き、各自の作品を詳しく深く熟読し、研究して、論文作成を目指します。 国際教養学科 授業計画:1.ガイダンス 2.作品研究・資料の研究 3. 〃 4. 〃 5. 〃 6. 〃 7.作品研究・論文の作成 8. 〃 9. 〃 10. 〃 11. 〃 12. 〃 13. 〃 14. 〃 15.まとめ 評価方法:研究姿勢・研究内容(50%)、出席状況(50%) 教 科 書:プリント使用 参 考 書: 履修上の注意点:卒業論文の作成を希望しない学生の受講も認めます。 (準備学習を含む) 334 授業科目 国際教養特別演習Ⅱ 担当教員 芳野 総子 対象学科・学年:国際4年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:3年次に履修した「国際教養総合演習Ⅰ・Ⅱ」の学習を踏まえて、「卒業論文」を作成させ ることを目標とする。前期の「国際教養特別演習Ⅰ」において収集した資料や文献をもとに、 いよいよ論文の制作に取りかかり、期日までに完成させる。 授業概要:研究テーマの最終確認、追加資料の収集、論文の章立て、文章の推敲など、論文作成のため の具体的な作業を進めていく。 授業計画:1.卒業論文作成のガイダンス 2.卒業論文作成 3. 〃 4. 〃 5. 〃 6. 〃 7. 〃 8. 〃 9. 〃 10. 〃 11. 〃 12. 〃 13. 〃 14. 〃 15.卒業論文提出 評価方法: (1)平常点20% (2)論文80% 教 科 書:授業中に紹介する。 参 考 書:授業中に紹介する。 履修上の注意点:論文作成に向けて積極的に授業に参加することを望む。 (準備学習を含む) 授業科目 国際教養特別演習Ⅱ 担当教員 矢口 洋生 対象学科・学年:国際4年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:受講態度(質疑応答、プレゼンテーション)(50点)、レポート(50点) 教 科 書:追って指示する。 参 考 書: 履修上の注意点:国際平和論を履修済みであること。 (準備学習を含む) 335 国際教養学科 学習の到達目標:引き続き、現代世界における平和の問題に対して関心を高め、問題意識を持ち、かつそのこ とに関わるための視座・視点を育んでいくことを目指します。 授業概要: 平和に関する文献を読みデスカッションをおこなう。そのことを通して平和を考え抜く視 点を定めることを目標とします。また各自は自分の興味にそったテーマを設定し、それにつ いてプレゼンテーションをおこなって討論します。 授業計画:1 ガイダンス:問題設定 2 文献講読とディスカッション 3 文献講読とディスカッション 4 文献講読とディスカッション 5 文献講読とディスカッション 6 文献講読とディスカッション 7 文献講読とディスカッション 8 文献講読とディスカッション 9 文献講読とディスカッション 10 文献講読とディスカッション 11 文献講読とディスカッション 12 文献講読とディスカッション 13 文献講読とディスカッション 14 文献講読とディスカッション 15 まとめ 授業科目 国際教養特別演習Ⅱ 担当教員 賈 軍 対象学科・学年:国際4年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:本演習の目的は、調査・文献収集、研究、レジュメ作成、口頭による報告、討論、論文作成 の方法を習得することです。 授業概要: 本演習では、生活環境や地球環境に、今、何が起っているのか、また、そのような環境問 題がなぜ発生してしまうのか、ということについて理解を深めます。そして、環境問題の改 善・解決のために、国、企業、消費者それぞれどのような役割を担うべきなのかを考えます。 授業計画: 具体的な進め方法としては、履修者の関心を考慮して、いくつかのテーマを決定し、毎回 一つのテーマに関して全員で討議を行います。テーマは環境問題に限定せず、生活の豊かさ に関連するものを広く含みます。 評価方法:平常点100%(出席状況、レポート等)。 教 科 書:必要に応じてプリントを配布する。 参 考 書:授業中に指示します。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 国際教養特別演習Ⅱ 担当教員 熊谷 健二 対象学科・学年:国際4年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1)情報通信技術の特性について理解できるようになる。 2)様々な情報機器の特徴と教育への応用方法について理解できるようになり、さらに効果 的な利用方法について提案できるようになる。 3)様々な分野におけるコンピュータの応用事例について理解できるようになる。 授業概要: 国際教養特別演習Ⅱでは、国際教養特別演習Ⅰで調査し関心を持ったテーマについてさら に詳しく考察し、発表、討論する。 授業計画:1.国際教養特別演習Ⅱの目的とその進め方(1~2) 2.研究テーマの設定(3) 3.研究計画作成(4) 4.研究テーマに沿った文献・資料の精読、作品の製作、発表(5~ 12) 5.ゼミレポートの作成(13 ~ 14) 6.研究のまとめ発表(15) 国際教養学科 評価方法:出席状況、授業への取り組み、レポート等を総合して評価する。 教 科 書:受講者と相談の上決定する。 参 考 書: 履修上の注意点:コンピュータ業界に多いカタカナ言葉や略語に恐れを持たず、いろいろなことに挑戦 (準備学習を含む) する意欲のある学生を希望する。 336 授業科目 国際教養特別演習Ⅱ 担当教員 遊佐 重樹 対象学科・学年:国際4年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 前期に引き続き、外国語教育のメソッドの内容と効果を検証するとともに、日本人にふさ わしい教授法についてこのクラスとしての見解をまとめる。 授業概要: 学期の前半は、外国語教育にはどういったメソッドが存在するのか各自が発表する。後半 では、各自が教える対象者を想定しながら、ふさわしい教授法を発表する。 授業計画:1.Introduction 2.外国語教育のメソッド(発表1) 3.外国語教育のメソッド(発表2) 4.外国語教育のメソッド(発表3) 5.外国語教育のメソッド(発表4) 6.外国語教育のメソッド(発表5) 7.外国語教育のメソッド(発表6) 8.前半の発表に関するディスカッション 9.私の英語教授法(発表1) 10.私の英語教授法(発表2) 11.私の英語教授法(発表3) 12.私の英語教授法(発表4) 13.私の英語教授法(発表5) 14.私の英語教授法(発表6) 15.後半の発表に関するディスカッション 16.まとめ 評価方法:出席状況&授業態度(40点)、プレゼンテーション(30点)、レポート(30点) 教 科 書:プリント教材を使用する。 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:・この分野に関心のある学生の受講を希望する。・必ず初回の授業から出席すること。 (準備学習を含む) 授業科目 国際教養特別演習Ⅱ 担当教員 山田 恵 対象学科・学年:国際4年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:アメリカ合衆国の社会や文化に関する基礎的知識を英語で理解し、自分の考えを発表するこ とができる。 授業概要: 「アメリカ研究」の視点から、アメリカ合衆国の社会や文化に関する文献を読んで知識を深 めていく。 評価方法:授業での発表(50%)とレポート(50%)によって総合的に評価する。 教 科 書:授業で指示する。 参 考 書:授業で指示する。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 337 国際教養学科 授業計画:1.ガイダンス 2.文献講読と討議 3.文献講読と討議 4.文献講読と討議 5.文献講読と討議 6.文献講読と討議 7.文献講読と討議 8.文献講読と討議 9.文献講読と討議 10.文献講読と討議 11.文献講読と討議 12.文献講読と討議 13.文献講読と討議 14.総括1 15.総括2 授業科目 国際教養特別演習Ⅱ 担当教員 加藤 美紀 対象学科・学年:国際4年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:受講者のキャリア支援につながることを念頭に置きつつ、現代社会をめぐる諸問題について 幅広く関心をもち、討論を通して、自分なりの世界観、仕事観、人間観を形成する。 授業概要:現代とはどのような特徴をもった時代なのか。現代世界に特徴的な精神状況を理解するため に、ポストモダンの思潮に着目し、代表的思想家を取り上げて理解を深める。併せて、受講 者が関心を寄せるテーマについて各自研究を進め、プレゼンテーションする。 授業計画:1.ガイダンス 2.ポストモダンの思潮(1) 3.ポストモダンの思潮(2) 4.ポストモダンの思潮(3) 5.ポストモダンの思潮(4) 6.各自の研究テーマを設定する(1) 7.各自の研究テーマを設定する(2) 8.各自の研究を進める(1) 9.各自の研究を進める(2) 10.中間発表 11.各自の研究を進める(3) 12.各自の研究を進める(4) 13.プレゼンテーション(1) 14.プレゼンテーション(2) 15.まとめ 評価方法:各自が問題意識をもちながら、積極的に討論に参加しているか、受講態度で評価します。 教 科 書:必要に応じてプリントを配布します。 参 考 書:適宜紹介します。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 国際教養特別演習Ⅱ 担当教員 浅野 浩子 対象学科・学年:国際4年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 「国際教養特別演習Ⅰ」に引き続き、仕事世界を概観しながら、個々人のキャリア・デザイ ンについて考察していく。 授業概要:テキストを輪読しながら毎回発表者を決め、発表者が作成したレジュメをも含めて討論する。 国際教養学科 授業計画:1.ガイダンス 2.文献輪読・各テーマについての発表と討論 3.文献輪読・各テーマについての発表と討論 4.文献輪読・各テーマについての発表と討論 5.文献輪読・各テーマについての発表と討論 6.文献輪読・各テーマについての発表と討論 7.文献輪読・各テーマについての発表と討論 8.文献輪読・各テーマについての発表と討論 9.文献輪読・各テーマについての発表と討論 10.文献輪読・各テーマについての発表と討論 11.文献輪読・各テーマについての発表と討論 12.文献輪読・各テーマについての発表と討論 13.文献輪読・各テーマについての発表と討論 14.文献輪読・各テーマについての発表と討論 15.まとめ 評価方法:受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度等)(50点)、授業中の課題・レポート(50点) などにより総合的に評価する。 教 科 書: 『働くひとのためのキャリア・デザイン』金井壽宏 (PHP研究所) 参 考 書: 履修上の注意点:あらかじめテキストを熟読の上授業に臨むこと。 (準備学習を含む) 338 授業科目 国内旅行実務 担当教員 堤 博史 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)国内旅行業務取扱管理者試験のための学習をします。 2)国内旅程管理者(国内添乗員資格)取得のための補助的な学習も兼ねます。 3)旅行関連業務の楽しさや厳しさも学習を通して理解してもらいます。 授業概要:権威ある国家資格「国内旅行業務取扱管理者」を取得するための学習です。短期間での取得 を目指しますので、基本的な(基礎的な)事柄を理解してもらいます。 授業計画:1)国内旅行業とは(国内旅行の社会的な役割・責任義務と実務、添乗業務等) 2)旅行業法、及び、これに基づく命令 3)旅行業法、及び、これに基づく命令 4)旅行業法、及び、これに基づく命令 5)旅行業約款、運送約款と宿泊約款 6)旅行業約款、運送約款と宿泊約款 7)旅行業約款、運送約款と宿泊約款 8)国内旅行実務(運送機関、及び、宿泊施設の利用料金) 9)国内旅行実務(運送機関、及び、宿泊施設の利用料金) 10)国内旅行実務(運送機関、及び、宿泊施設の利用料金) 11)旅行業務の取り扱いに関する実務処理 12)旅行業務の取り扱いに関する実務処理 13)旅行業務の取り扱いに関する実務処理 14)全体の復習(過去問等) 15)全体の復習(過去問等) 16)試験 評価方法:授 業態度(質疑応答、事前事後学習:40点)レポート(60点)5回以上の欠席は、「停止」 扱いとする。 教 科 書:新星出版 「国内旅行業務取扱管理者」(徹底攻略問題集) 参 考 書:適宜紹介します。 履修上の注意点:国家資格ですので、難しい試験です。授業以外でも自宅学習を続けて、資格取得して (準備学習を含む) いただきたいと思います。 授業科目 海外旅行実務 担当教員 堤 博史 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:授 業態度(質疑応答、事前事後学習:40点)レポート(60点)5回以上の欠席は、「停止」 扱いとする。 教 科 書:アクトレップ(株)の「海外旅行業務」と「旅行英語」 参 考 書:適宜紹介します。 履修上の注意点:日々の海外諸事情に目を向け、少しでも興味を持つように心掛けて欲しい。 (準備学習を含む) 339 国際教養学科 学習の到達目標:1)海外旅行に関する知識を学習します。併せて、旅行英語も学習します。 2)海外旅行のスケジュール立案・見積もり等の実践学習をします。 3)総合(海外・国内)旅行業務取扱管理者試験のための補助学習をします。 授業概要:世界の国際空港・観光地・ホテルなどを調べ、自分で旅行業務の一端を経験してもらいます。 併せて、海外旅行上の知識も学んでもらいます。 授業計画:1)旅行の形態、訪問地(国)研究 2)交通機関(航空会社レターコード、都市レターコード)研究 3)地上手配研究 4)出入国・査証研究 5)添乗業務研究 6)トランスファー、宿泊ホテル研究 7)食事、市内観光、お買い物(免税等)研究 8)事故事例研究 9)海外旅行のスケジュール立案・見積もり研究 10)海外旅行のスケジュール立案・見積もり発表会 11)情報収集のための旅行英語研究 12)業務資料理解のための旅行英語研究 13)海外旅行手配業務のための旅行英語研究 14)渡航手続きのための旅行英語研究 15)モデル旅行英語(会話)研究 16)試験 授業科目 卒業論文 担当教員 国際教養学科教員全員 対象学科・学年:国際4年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標: 各担当教員の指導の下、意欲的に研究を進め、「卒業論文」の完成を目指します。 授業概要: 「卒業論文」を希望する学生は、「国際教養特別演習Ⅰ」(前期)、「国際教養特別演習Ⅱ」 (後期)を受講した上で、各自が定めたテーマに基づいて論文作成に取り組むことになりま す。「卒業論文」に関するおおよそのスケジュールは、以下、授業計画に示すとおりですが、 詳細については、各自、担当教員の指示に従ってください。 授業計画:1.研究開始:4月 16.後期研究開始:9月 2.論文作成:5月~6月 17.論文作成:10月~ 11月 3. 〃 18. 〃 4. 〃 19. 〃 5. 〃 20. 〃 6. 〃 21. 〃 7. 〃 22. 〃 8. 〃 23. 〃 9.調査研究:6月~7月 24. 〃 10. 〃 25. 〃 11. 〃 26.論文の推敲・再確認:12月~1月 12. 〃 27. 〃 13. 〃 28. 〃 14. 〃 29. 〃 15.前期のまとめ:8月 30.論文提出(提出日は追って掲示する) 評価方法: (1)研究態度・研究内容20% (2)卒業論文80% 教 科 書:各担当教員が指示します。 参 考 書:各担当教員が指示します。 履修上の注意点:各担当教員の指導の下、意欲的に取り組んでもらいたい。 (準備学習を含む) 授業科目 児童英語教育法Ⅰ 担当教員 芳野 総子 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:前期 国際教養学科 学習の到達目標:児童に英語を教えるための基礎知識や理論を学ぶ。何でも教えられたことをそのまま吸収し てしまう子どもが相手だからこそ、英語を指導する教員には確かな英語力が必要となる。こ の科目では、児童に英語を教える際の基本的な事項について理解・確認することを目標とす る。 授業概要:主に児童英語教育の目的、指導目標、教授法などの理論を学ぶとともに、授業活動や教室運 営などの実践についても具体的に検討していく。 授業計画:1.ガイダンス 2.子どもが英語を学ぶとは 3.英語人口 4.世界の児童英語教育 5.日本の児童英語教育 6.小学校の英語教育 7.ことばの遊び 8.日本の英語教育に影響を及ぼした教授法(文法・訳読法) 9. 〃 (直接教授法) 10. 〃 (オーディオリンガル・アプローチ) 11. 〃 (コミュニカティブ・アプローチ) 12.子どものための効果的な英語教授法(Content-based Approach) 13. 〃 (Activity-based Approach) 14. 〃 (Story-based Approach) 15.まとめとレポート 評価方法: (1)平常点70% (2)レポート30% 教 科 書:使用しない。適宜プリントを配布する。 参 考 書:授業中に紹介する。 履修上の注意点:積極的に授業に参加することを望む。 (準備学習を含む) 340 授業科目 児童英語教育法Ⅱ 担当教員 芳野 総子 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 「児童英語教育法Ⅰ」に引き続き、さらに内容を拡大しながら児童英語教育に関する理論と 実践を学んでいく。ここでは主に英語スキルの習得と指導について学習することを目的とす る。 授業概要:コミュニケーション活動としてのリスニングとスピーキングを様々な角度から考察し、活動 を実践に移していく。 授業計画:1.ガイダンス 2.第一言語習得における音声言語の発達(前言語期) 3. 〃 (初期から複語文へ) 4. 〃 (子どもの音声言語) 5. 〃 (音声言語の発達を支えるもの) 6.リスニング指導 (全身反応教授法) 7. 〃 (教室英語) 8. 〃 (リスニング・クイズ) 9. 〃 (ストーリー ・テリング) 10.スピーキング指導(英語の発音について) 11. 〃 (英語の歌とチャンツ) 12. 〃 (英語の会話練習) 13. 〃 (ジョイント・ストーリーテリング) 14.英語能力の測定と評価基準 15. まとめとレポート 評価方法: (1)平常点70% (2)レポート30% 教 科 書:使用しない。適宜プリントを配布する。 参 考 書:授業中に紹介する。 履修上の注意点:積極的に授業に参加することを望む。 (準備学習を含む) 授業科目 オーラル・イングリッシュⅠ 担当教員 グレース・ジム 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 授業概要:The purpose of this course is to develop the student's English speaking and listening ability. 授業計画:The goal of this course is for you to develop your English communication skills. We will do this through real-life speaking and listening tasks. You and other students will have the opportunity to communicate in English in every class through conversation practice, working with a partner, speaking in small groups, and other class activities. I will encourage you to share your ideas and opinions. 341 国際教養学科 評価方法:Grading is based on class attendance, class participation, assignments and tests. 教 科 書:Person to Person(Third Edition)Student Book 1, Richards, Bycina and Wisniewska(ISBN 0-19-430212- 1) 参 考 書:A good bilingual dictionary is required. 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 オーラル・イングリッシュⅡ 担当教員 イーディス・カミングス 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:Students will gain confidence and inprove ability to speak simple natural English. 授業概要:Unit 1 Unit 5 Unit 2 Unit 11 Unit 3 Unit 12 Unit 4 Unit 7 Unit 4 Unit 6 授業計画:1.Unit 1-introductions 2.Partner work 3.Test 4.Speech About Me 5.Unit 2-Desribing People 6.Partner work 7.Test 8.Speech My Family 9.Unit 3 10.Daily activities 11.Test 12.Unit 4 13.Locations 14.Speech 15.Test 評価方法:20% attendance,attitude,participation 40% speeches 40% tests 教 科 書:English Firsthand 1 参 考 書:Talk ALOT 履修上の注意点:Bring text and dictionary to class (準備学習を含む) Must attend all or most classes 授業科目 情報ネットワーク論 担当教員 熊谷 健二 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 国際教養学科 学習の到達目標:1)情報通信の技術的な発展と社会的なニーズを理解することができる。 2)現代社会における情報通信ネットワークを自らの学習活動に活用できる能力を修得する。 3)21世紀社会における情報分野の展望を考察することができる。 授業概要: 電子メールやホームページ閲覧といったインターネットを利用する人が急速に増大するな ど、現在は情報ネットワーク時代を迎えている。この授業では、どのようにして電子メール が届くのかといったインターネットの仕組みを学習するとともに、インターネットの安全性 を確保するための技術や、ネットワーク社会におけるルール・マナーなども紹介する。 授業計画:1.ガイダンス 2.ネットワークの基礎知識 3.インターネット上の主なサービス 4.TCP/IP階層モデル 5.イーサネット 6.IPアドレス 7.ルーティング 8.TCP、UDP 9.DNS(Domain Name System) 10.電子メールの仕組み 11.World Wide Webの仕組み 12.インターネットの脅威 13.電子署名と暗号 14.ネットワーク社会のルールとマナー 15.まとめ 評価方法:出席点(40点)、課題(30点)、小テスト(30点)で評価する。 教 科 書:未定必要に応じて、プリント等を配布する。 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:現代社会を支えているネットワーク技術について興味があり、カタカナ言葉や略語、 (準備学習を含む) 簡単な計算にも立ち向かう強い意思のある学生を希望する。 342 授業科目 セミナー・イン・イングリッシュⅠ 担当教員 アンソニー・スミス 対象学科・学年:国際4年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:日本語を一切使わない授業に慣れること。また、間違いを恐れずに、英語で発言することに 積極的になることを目指す。 授業概要:文字通り「英語による授業」である。授業は全て平易な英語で行われる。英語による質疑応 答やディスカッションを通して、内容理解を確認していく。自ら発言しようとする積極的な 姿勢が何より重要である。 授業計画:1.Introduction 2.Eating well 3.Personality 4.Sports/Music 5.Animal Rights 6.Lifestyles 7.Drinking/Smoking 8.Executive Salaries 9.Endangered Species 10.Abstract Art/Movies 11.Manʼs Best Friend 12.Gun Control/The Death Penalty 13.Population Control 14.The Influence of Television 15.Summer or Winter 16.試験 評価方法:出席20% 積極性30% プレゼンテーション50% 教 科 書:My Opinion, Your Opinion !(マクミラン ランゲージハウス) 参 考 書:追って指示をする。 履修上の注意点:英英辞典持参のこと。(電子辞書可) (準備学習を含む) 授業科目 セミナー・イン・イングリッシュⅡ 担当教員 矢口 洋生 対象学科・学年:国際4年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:以下の2要素を考慮します。(1)受講態度(70%) (2)課題・レポート(30%) 教 科 書: 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 343 国際教養学科 学習の到達目標:この授業の目標は(1)英語の運用力について自信をもってもらうこと。そして(2)英語 を用いながら必要な情報を収集したり分析したりすることです。 授業概要: レクチャーやプレゼンテーションは当然のこと、質疑応答を含めたディスカッションもす べて英語で行われます。テーマは、仙台における国際文化です。仙台在住のいろいろな国の 方をゲストとして招いて自国の文化紹介や自国と日本の比較を行ってもらいます。 授業計画:シラバス作成時点ではゲストの予定が確定できないので、暫定的な予定となります。 1 オリエンテーション 2 リサーチ1 3 ゲスト1 4 リサーチ2 5 ゲスト2 6 リサーチ3 7 ゲスト3 8 リサーチ4 9 ゲスト4 10 リサーチ5 11 ゲスト5 12 リサーチ6 13 ゲスト6 14 リサーチ7 15 ゲスト7 授業科目 国際教養現地実習 担当教員 矢口 洋生 対象学科・学年:国際2~4年 単位数:1 開講時期:集中 学習の到達目標: 短期海外研修を通して、外国の歴史・文化についての見識を高めると同時に、語学力を養 うことを目標とします。 授業概要: 国際教養現地実習は、希望対象者に行われる短期海外研修です。この科目は、正規の科目 ですので、参加者には2単位が与えられます。但し、研修終了後に課題の提出が求められま すので、担当教員の指示に従ってください。 授業計画: 毎年、アメリカ、イギリス、アジア、オセアニアのいずれかの地域に2~3週間程度滞在 し、施設見学や語学研修が行われます。どの時期に、どの国・地域で研修が実施されるかは、 毎年異なります。2013年度はカリフォルニア大学リバーサイド校を予定しています。詳しい 説明は前期ガイダンス期間に行われます。 評価方法:⑴研修に臨む態度80% ⑵事前研修と事後報告20% 教 科 書: 参 考 書: 履修上の注意点: 本年度実施される国際教養現地実習に希望参加の学生は、必ず4月に履修登録する (準備学習を含む) こと。 国際教養学科 344 生徒指導論 担当教員 平塚 対象学科・学年:管栄3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 学校教育は、子供達が未来を生き抜く力を培うために存在する。その過程において突き当 たる様々な諸問題は、子供のその時々の成長と人格形成に影響を及ぼすことが多々ある。 生徒指導とは、こうした子供達の躓きや悩みに対してカウンセリングマインドの視点に立 ちながら関わっていくことである。子供達が抱える課題は、本人自身が解決可能な問題と自 分ではどうしようもない問題に大きく分けることができる。 学校は、生徒一人一人の様子を現象面だけで判断することなく、心に寄り添う姿勢でかか わりを続けている。指導に当たる教職員が、どのような視点で生徒や保護者に関わっている のかを理解してほしい。 授業概要: 栄養教諭として、学校現場の一員となった時、生徒指導は避けて通ることのできない大き な仕事の一つである。 小学校、 中学校、 さらには教育委員会で、 長年にわたり生徒指導に携わっ てきた経験をもとに講義をする。児童生徒を取り巻く生徒指導上の諸問題は、いじめや不登 校、校内暴力、さらにはインターネットを媒介とした問題も多数発生している。また、家庭 の教育力の低下、虐待、モンスターペアレント等保護者への対応に苦慮している。これらの 問題を一つ一つ解決しながら、児童生徒の健全な育成を図るために教職員がどんなことをし ているのか事例をもとにしながら学んでいく。生徒指導は、生徒理解に始まり、生徒理解に 終わると言われている。児童生徒のおかれている立場や気持ちを理解できなければ信頼関係 は構築できない。事例や体験をとおしながら生徒指導の基礎を学ぶ。 授業計画:1.生徒指導とは 2.小学校における生徒指導の現状と課題 3.中学校の生徒指導における現状と課題 4.いじめ問題への対応①(いじめの構造) 5.いじめ問題への対応②(いじめ防止) 6.不登校児童生徒の理解と関わり 7.反社会的行動①(非行) 8.反社会的行動②(校内暴力) 9.虐待の実態と対応 10.関係機関との連携(警察・児童相談所・教育委員会等) 11.保護者との関係①(連携のあり方) 12.保護者との関係②(モンスターペアレント) 13.教育相談① 14.教育相談② 15.試験 評価方法:毎時間の感想と課題の提出及び試験による評価 教 科 書: 参 考 書: 履修上の注意点:将来栄養教諭を目指す学生に履修してほしい。 (準備学習を含む) 授業科目 教職福祉教育法 担当教員 半田 芳吉 対象学科・学年:総合3年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標: 授業概要: 〔授業の到達目標〕 高等学校「福祉」科教員を希望する学生が、自分自身で特色ある教育課程を編成し、授業を実施できるように 教育法の基礎、教科「福祉」の目的、現代社会のさまざまな課題の教育法などについて実践的に学ぶ。 〔授業概要〕 ・前期 教科「福祉」の意義と構造について理解する。学習指導の進め方や福祉科教育課程の編成の仕方を学ぶ。授業 の進め方や学習教材・資材の活用法および教育計画の作成法等を理解する。 ・後期 福祉の授業内容と進め方の全体像の理解を進める。また、福祉教育学習指導要領に即して、学習指導案の作成 演習と模擬授業を通じて実践力を養う。 【後期】 授業計画: 【前期】 1.教科「福祉」の創設とその意義 1.ノーマライゼーションと共生の教育法 2.教科「福祉」の位置づけ 2.高齢者問題の教育法 3.「福祉」の概念と教科「福祉」の構造 3.児童と家族問題の教育法 4.学習指導要領の解説 4.生存権と生活保護問題の教育法 5.学習指導と能力育成 5.バリアフリー問題の教育法 6.学習指導の形態 6.ボランティア活動と介護問題の教育法 7.教育課程の編成 7.相談面接の方法 8.福祉科の構成 8.外部講師導入 9.福祉科の教育課程 9.他者理解と自己理解の教育法 10.学習教材の研究 10.環境保護と社会連帯の教育法 11.学習資材の活用 11.戦前・戦後の福祉教育の歴史 12.学習指導と評価 12.21世紀の福祉教育の課題と展望 13.福祉科授業の方法 13.福祉科の教育実習 14.社会福祉の理解 14.福祉科教諭の資質 15.教育計画の作成法 15.期末試験 評価方法:評価要素は、期末試験(50%) 、授業への参加態度(45%)、授業への出席(5%)を総合して評価する。 教 科 書:大橋謙策編集代表・田村真広・辻浩・原田正樹編集「福祉科指導入門」中央法規 参 考 書:新訂「社会福祉基礎」実教出版 ・ 新訂「基礎介護」実教出版 福祉科指導法入門 大橋謙策編集代表 中央法規出版 履修上の注意点:予習復習を行うことを前提に、学生主導で授業を進めるので、主体的な参加姿勢を期待する。 (準備学習を含む) 345 教職課程科目 授業科目 教職課程科目 授業科目 教育実習の研究 担当教員 青柳 育子 対象学科・学年:総福3年・4年 単位数:1 開講時期:通年 学習の到達目標:1.実習校における担当授業、特に研究授業の準備・指導案作成が適切にできる。 2.教職員や生徒との接し方を理解する。 3.実習内容について、整理・反省・報告・記録が適切にできる。 授業概要:教育実習の事前・事後指導のための授業である。事前の授業としては、学校現場で教育実習 生という立場がどのようなものであり、どのような意識や姿勢で教師や生徒と関わることが 期待され、何を学ぶことが望まれているか、など十分に認識する事を目的とする。事後指導 としては、実習校での現場体験を整理・反省・報告・記録させる。 授業計画:前期は、事前指導として5回、後期は事後指導として4回を計画している。 1.教育実習についてのガイダンス(実習校の調整、事前訪問) 2.学級経営について 3.実習日誌のついての分析 4.教育実習の準備(教材準備、模擬授業)① 5.教育実習の準備(教材準備、模擬授業)② 6.教育実習の準備(教材準備、模擬授業)③ 7.教育実習の準備(教材準備、模擬授業)④ 8.実習報告会の参加と研究 9.実習報告会のまとめ 10.講演会 11.まとめ 評価方法:出席と発表等によって総合的に評価する。 教 科 書: 「福祉教科教育法」ミネルヴァ書房 参 考 書: 「基礎介護」実教出版「社会福祉基礎」実教出版 履修上の注意点:実習に関する連絡事項の場でもある。毎回必ず出席すること。 (準備学習を含む) 授業科目 教育実習Ⅱ 担当教員 青柳 育子 対象学科・学年:総福4年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1.学校における人間関係や教育活動に関して理解を深め、教職員の勤務や学校事務等を学ぶ。 2.学校現場の生徒たちと直接ふれ合うことで、生徒に対する理解と愛情を深める。 3.実習教科についての教材研究・教育方法の技術を身につける。 4.現場の教師と関わる中で、望ましい教師像を求め、教育者としての自覚を高める。 授業概要:教育実習Ⅱは、専門職としての教職を希望する学生が、大学の授業で習得した知識技能を基 礎として、大学の授業だけでは得られない、教師に求められる態度を、高等学校の現場で実 践を通して集中的に学ぶ。実習開始前に実習校で打ち合わせを行う。実習中は、指導教員の もとに教材研究を行い教育方法を学ぶ。また、毎日実習日誌を記録して指導教員に提出する。 実習後は報告書をまとめる。 授業計画: 教育実習は学生の出身母校の高等学校、または「教科福祉」を実施している高等学校で、 2~3週間の実習を行う。 実習開始前に実習校で打ち合わせを行う。 実習終了後、学生は「教育実習日誌」を教務課に提出する。 評価方法:実習校における実習評価と「教育実習日誌」の記述内容、研究授業などによる総合評価とする。 教 科 書: 参 考 書: 『福祉教科教育法』ミネルヴァ書房 履修上の注意点:事前訪問等、担当教官、教職担当教務課と連絡を密にすること。 (準備学習を含む) 346 学校栄養教育実習の研究 担当教員 神田あづさ 対象学科・学年:管栄3年 単位数: 開講時期:通年 学習の到達目標:教育実習生が実習先(学校現場)でどのような立場であり、どのような意識や姿勢で教師や 栄養職員さらには児童とかかわるべきかを認識する。また1週間という短い教育実習の中で 何を学ぶべきであるのか、目標をしっかり立てられるようにする。さらに教育実習後おいて は、実習中での反省をふまえ、今後に活かせるよう問題点を受講者全員で共有する。 授業概要: 栄養教諭免許取得のための教育実習の事前・事後指導として、学校現場での教育実習生の 立場や態度について認識を深めたり、実習体験の反省とまとめを行う。実習に必要な事項の 伝達がある場合や教育実習の時期に合わせて変則的に開講される。 授業計画:1.教育実習について 2.栄養教諭教育実習の実際 3.授業の計画について(学習指導要領の研究) 4.模擬授業の準備(指導案作成と分析①) 5.模擬授業の準備(指導案作成と分析②) 6.模擬授業① 7.模擬授業② 8.教育実習報告会:4年生と合同 9.教育に関する講演会 評価方法:出席、授業態度、レポート評点、発表などにより総合的に評価を行なう。 教 科 書:小学校 学習指導要領』、『中学校 学習指導要領』(文部科学省) 小学校5.6年『私たちの家庭科』(開隆堂)、中学校家庭科『技術・家庭分野』(開隆堂) 『栄養教諭 理論と実際』金田雅代編著(建帛社)*「学校栄養教育論」にて購入済 参 考 書: 「食に関する指導の手引き」(文部科学省) 履修上の注意点:教育実習の日程により、授業計画は若干変更される場合がある。 (準備学習を含む) 受講は受け身でなく、常に将来指導する立場になることを自覚し、授業には積極的な 態度で参加するように。 授業科目 学校栄養教育実習 担当教員 宮下ひろみ・神田あづさ 対象学科・学年:管栄4年 単位数:1 開講時期:後期 学習の到達目標:○これまで学内で学んだことのまとめとして、教育の現場での実務や指導にあたる。○栄養 教諭の役割や教員としての姿勢、児童との関わりかたを学ぶ。○児童が抱える健康・栄養・ 食生活上の諸問題に対し、それらに関わる栄養教諭の仕事に接し、将来教職に就いた時に活 かせるようにする。 授業概要: 学校教育実習は栄養の専門職として教職を希望する学生が、大学の授業で習得した知識技 能を基礎として、大学の授業だけでは得られない、教師に求められる「わきまえ」を身につ けるため、学校の現場で実践を通して、集中的に研究することである。実習期間中において は、学校組織における教員の職務や教育活動に関して理解を深めるとともに、児童・生徒と のふれあいを通して子どもに対する理解を深め、食に関する指導を旨とする教師のあり方に ついて学び、自ら研鑽する態度を養う。 授業計画: 学校栄養教育の実習は仙台市内および周辺区域の教育委員会より指定された、小学校にお いて、1週間実施する。 実施前に、実施校において打ち合わせを行うことや事前の準備が必要である。実習中は「栄 養教育実習日誌」への記録を励行し、実習終了後は教務課へ提出する。 評価方法:実習校による実習生の実習評価と「栄養教育実習日誌」の評価等により行う。 教 科 書: 「小学校 学習指導要領」文部科学省 「中学校 学習指導要領」文部科学省 参 考 書: 履修上の注意点:実習先は公的教育の現場である。学生であると同時に社会人として、礼節ある態度で (準備学習を含む) のぞむ。実習を希望するには、原則として教員採用試験(栄養教諭)を受験すること を目指すようにする。 347 教職課程科目 授業科目 教職課程科目 授業科目 教職実践演習(栄養) 担当教員 宮下ひろみ・朝倉充彦・牛渡 淳 対象学科・学年:管栄4年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:この演習は、教職課程における学修の仕上げの授業である。各人が修学の達成状況を踏まえ、 以下に挙げる項目に照らしながら、栄養教諭として求められる資質や能力の向上を目指す。 ①教員としての使命感や責任感、②教員として身につけるべき社会性・対人関係能力、③教 育を実践していくうえで必要となる生徒理解や学級経営能力、④各教科内容の指導力の向上。 授業概要:まず、自己の4年間の学習内容を振り返りながら、自分の教師としての力量や課題を確認す る。その上で、本演習における自己の達成目標を定めながら、研究授業の再現を通して、各 自の教科等の指導力の向上を図る。さらに、学校で課題となっている不登校やいじめ、保護 者対応などについて、ケーススタディーの分析とロールプレイイング等を通して、社会性や 対人関係能力、生徒理解や学級経営能力等を身につける。 授業計画:1.ガイダンス:本演習の目的と計画 2.4年間の履修のふりかえりによる自己課題の発見(1)教職および教科専門科目の履修 3.4年間の履修のふりかえりによる自己課題の発見(2)介護等体験 4.4年間の履修のふりかえりによる自己課題の発見(3)実習日誌の分析① 5.4年間の履修のふりかえりによる自己課題の発見(4)実習日誌の分析② 6.研究授業の再現を通した授業実践と指導力の育成(1) 7.研究授業の再現を通した授業実践と指導力の育成(2) 8.研究授業の再現を通した授業実践と指導力の育成(3) 9.研究授業の再現を通した授業実践と指導力の育成(4) 10.研究授業の再現を通した授業実践と指導力の育成(5) 11.ケーススタディーを通した現代の学校現場での課題解決能力の育成(1)不登校 12.ケーススタディーを通した現代の学校現場での課題解決能力の育成(2)いじめ 13.ケーススタディーを通した現代の学校現場での課題解決能力の育成(3)保護者対応 14.ケーススタディーを通した現代の学校現場での課題解決能力の育成(4)同僚性 15.演習のまとめ:教員としての能力の自己評価と自らの教師像の再確認 評価方法:総括レポート(40点)、各回の授業での発表や報告・発言等、授業への参加・貢献度(60点 教 科 書: 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 中等英語教育法Ⅰ 担当教員 芳野 総子 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:英語教育の基本問題について学ぶ。英語教育の目的、英語の指導目標、英語教育の環境的要 因、教師の役割と条件、言語習得の理論上の諸問題などについて考察することを学習の目標 とする。 授業概要:授業は教師が一方的に進めるのではなく、学生に問題提起をし、資料を提供する。それに基 づいてどうすべきかを学生に考えさせる。 授業計画:1.英語教育の目的 2.国際語としての英語 3.中学・高校における教科としての英語 4.言語の機能と教育的価値 5.英語の指導目標 6.4技能と言語活動 7.中学英語の指導目標 8.高校英語の指導目標 9.英語教育の環境的要因 10.社会的環境 11.教育的環境 12.教科書の問題 13.学習者の要因 14.教師の役割と良い教師の条件 15.言語習得の理論上の諸問題 評価方法: (1)平常点20% (2)筆記試験・レポート80% 教 科 書: 『新編英語科教育法入門』土屋澄男編著(研究社) 参 考 書:授業中に紹介する。 履修上の注意点:提示された課題に真面目に取り組み、積極的に授業に参加することを望む。 (準備学習を含む) 348 中等英語教育法Ⅱ 担当教員 芳野 総子 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:英語教育の基本問題を学んだ上で、発音、文字と綴り字、語彙、文法の指導、さらに、リス ニング、スピーキング、リーディング、ライティング、オーラル・コミュニケーションの指 導など、具体的な英語スキルの指導法を学ぶ。 授業概要:英語教育の基本問題を学んだ上で、実際の英語教育の学習に入る。下記授業計画に基づいて、 具体的な英語スキルの指導法を学ぶ。それぞれのスキルの指導の課題を一つひとつ検討し、 話し合いをしながら、最も効果的な指導方法を模索していく。 授業計画:1.発音の指導 2.英語の発音の種類 3.文字と綴り字の指導 4.英語の字体 5.綴り字の規則性と不規則性 6.語彙の指導 7.指導語彙の選定 8.文法の指導 9.文法項目の配列 10.文法用語の問題 11.リスニングの指導 12.スピーキングの指導 13.リーディングの指導 14.ライティングの指導 15.オーラル・コミュニケーションの指導 評価方法: (1)平常点20%(2)筆記試験・レポート80% 教 科 書: 『新編英語科教育法入門』土屋澄男編著(研究社) 参 考 書:授業中に紹介する。 履修上の注意点:積極的に授業に参加する態度を望む。 (準備学習を含む) 授業科目 中等英語教育法Ⅲ 担当教員 芳野 総子 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:英語教育の原理、教材研究と授業の準備、授業案の作成、教育機器の活用などについて学ぶ。 今までどのような英語指導法が提案されたかについて再検討し、自分自身の指導法を作り上 げることを学習の目標とする。 授業概要: 「中等英語教育法Ⅲ」の授業では、Ⅰ、Ⅱで学んできたことを踏まえ、具体的に中学校でど のような授業を展開するのかを考えさせ、指導案の作成と模擬授業を中心に進めていく。 授業計画:1.英語指導の原理 2.「指導法」の概観と評価 3.教材研究と授業の準備 4.教材研究の方法と言語活動の計画 5.教育機器の活用 6.教具と教育機器 7.機器利用の留意点 8.ネイティブ・スピーカーの活用 9.英語授業におけるネイティブ・スピーカーの役割 10.テストと評価 11.テストの機能 12.テストの方法 13.授業案の作成と授業の進め方 14.授業案の作成 15.授業の進め方 評価方法: (1)平常点30% (2)レポート70% 教 科 書: 『新編英語科教育法入門』土屋澄男編著(研究社) 参 考 書:授業中に紹介する。 履修上の注意点:積極的に授業に参加することを望む。 (準備学習を含む) 349 教職課程科目 授業科目 教職課程科目 授業科目 中等英語教育法Ⅳ 担当教員 芳野 総子 対象学科・学年:国際4年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:教育実習に向けて、今まで学んできた英語指導法の原理に基づき、自分自身の指導法を作り 上げて効果的な授業を展開することを目標とする。 授業概要:徹底して教材を研究し、綿密な指導案を作成し、十分に内容を消化した後に初めて、自身を もって教壇に立つことができるということを学習させる。授業後にはフィードバックする機 会を設け、授業の分析を行い、教師だけでなく、学生間からの指摘も反省の材料とし、次の 授業に備えさせる。このような模擬授業を通して教育実習参加のための具体的な準備を進め ていく。 授業計画:1.授業計画のありかた 2.授業計画の一般原則 3.授業計画を立てる際の留意点 4.授業を構成するにあたって(授業形態・授業時間) 5.授業構成の基本科目(ウォームアップ・復習・導入・整理) 6.指導案のありかた 7.中学校1年生の授業(視点・指導案・授業展開例) 8.中学校2年生の授業(視点・指導案・授業展開例) 9.中学校3年生の授業(視点・指導案・授業展開例) 10.高校1年生の授業(視点・指導案・授業展開例) 11.一斉指導(長所・短所) 12.グループ指導・ペア指導(目標・編成・留意点・評価) 13.個別指導(目標・編成・留意点・評価) 14.模擬授業の実施と反省 15.模擬授業の実施と反省 評価方法: (1)平常点50%(2)模擬授業50% 教 科 書: 『新編英語科教育法入門』土屋澄男編著(研究社) 参 考 書:授業中に紹介する 履修上の注意点:いよいよ教育実習が始まる。実習に向けての模擬授業には熱心な態度と周到な準備を (準備学習を含む) 望む。 授業科目 教育実習の研究 担当教員 山田 恵 対象学科・学年:国際4年 単位数:1 開講時期:通年 学習の到達目標: 教育実習と介護等体験のために必要なマナーや心構えを身につける。 授業概要: 教育実習と介護等体験のための事前・事後指導のための授業である。事前指導としては実 習にあたってのマナーや心構えを扱う。事後指導としては、実習体験を整理・反省してまと めたものを報告してもらう。また、 免許申請のための手続き等もこの授業で行う予定である。 授業は主に実習の時期に合わせて変則的に開講される。 授業計画:1.介護等体験のための事前指導 2.介護等体験の報告会 3.教育実習のための事前指導 4.教育実習の報告会 5.免許申請のための諸手続き 6.講演会等 評価方法:授業への出席状況や参加態度、レポート等によって総合的に判断する。 教 科 書: 参 考 書:吉田辰雄・大森正編著『介護等体験・教育実習の研究』文化書房博文社教育実習を考える会 編『新編教育実習の常識』蒼丘書林 履修上の注意点: (準備学習を含む) 350 教育実習の研究 担当教員 矢口 洋生 対象学科・学年:国際4年 単位数:1 開講時期:通年 学習の到達目標:教育実習と介護等体験のための事前・事後指導のための授業である。事前指導としては実習 にあたってのマナーや心構えを扱う。事後指導としては、実習体験を整理・反省してまとめ たものを報告してもらう。また、免許申請のための手続き等もこの授業で行う予定である。 授業は主に実習の時期に合わせて変則的に開講される。 授業概要: (1)教育実習の直前指導が主な内容となる。 (2)実習終了後はリフレクションとフィード バックを行う。 授業計画:1.ガイダンス 2.介護等体験の報告会 3.教育実習のための事前指導(1) 4.教育実習のための事前指導(2) 5.教育実習の報告会 6.免許申請のための諸手続き 7.講演会等 評価方法:受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度)(20点)、プレゼンテーション(40点)、レポー ト(40点)などにより総合的に判断する。 教 科 書:吉田辰雄・大森正編著『介護等体験・教育実習の研究』文化書房博文社 参 考 書: 履修上の注意点:3、4年通じて1単位の授業である。 (準備学習を含む) 授業科目 教育実習Ⅰ 担当教員 矢口 洋生 対象学科・学年:国際4年 単位数:4 開講時期:前期 学習の到達目標:1.各実習校において児童・生徒との接触を通じ、教師たるに必要な基礎(知識・技術・態 度)を修得する。 2.教育に関する理解を深め、教師として活躍できる素地を養う。 授業概要: 教育実習は、専門職としての教職を希望する学生が、大学の授業で習得した知識技術を基 礎として、大学の授業だけでは得られない、教師に求められる「わきまえ」を身につけるた めに、学校現場で、実践を通して、集中的に研究することである。実際の教育現場での現職 の教員や生徒とのふれあいを通して、教育の実践を理解し、教科書等の指導力を養うととも に、学校経営・学級経営の実態や、教員の職務とその使命を理解するように、積極的な姿勢 で実習に臨むことが期待される。 授業計画: 教育実習は、学生の出身母校の中学校・高等学校、または仙台市教育委員会が指定する中 学校において3週間実施する。実習開始前に実習校において打ち合わせを行う場面もある。 実習終了後、学生は「教育実習日誌」を教務課に提出する。 評価方法:実習校における実習生の実習評価と「教育実習日誌」の内容から評価する。 教 科 書: 参 考 書: 『中学校学習指導要領』文部科学省 履修上の注意点: (準備学習を含む) 351 教職課程科目 授業科目 教職課程科目 授業科目 教育実習Ⅱ 担当教員 矢口 洋生 対象学科・学年:国際4年 単位数:4 開講時期:前期 学習の到達目標:1.各実習校において児童・生徒との接触を通じ、教師たるに必要な基礎(知識・技術・態 度)を修得する。 2.教育に関する理解を深め、教師として活躍できる素地を養う。 授業概要: 教育実習は、専門職としての教職を希望する学生が、大学の授業で習得した知識技術を基 礎として、大学の授業だけでは得られない、教師に求められる「わきまえ」を身につけるた めに、学校現場で、実践を通して、集中的に研究することである。実際の教育現場での現職 の教員や生徒とのふれあいを通して、教育の実践を理解し、教科書等の指導力を養うととも に、学校経営・学級経営の実態や、教員の職務とその使命を理解するように、積極的な姿勢 で実習に臨むことが期待される。 授業計画: 教育実習は、学生の出身母校の高等学校、または仙台市教育委員会が指定する高等学校に おいて2週間実施する。実習開始前に実習校において打ち合わせを行う場面もある。実習終 了後、学生は「教育実習日誌」を教務課に提出する。 評価方法:実習校における実習生の実習評価と「教育実習日誌」の内容から評価する。 教 科 書: 参 考 書: 『中学校学習指導要領』文部科学省 履修上の注意点: (準備学習を含む) 352
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