<導入事例> 株式会社 N社様 (栃木県リネンサプライ業界) ★ボイラー燃費削減と環境対応にMARVEL(スーパーエマルジョン燃焼装置)を 導入。 燃料コストを 12%程度削減、且つ、CO2排出量削減を実現。 株式会社N社様では、リネンサプライ業(工場)を営んでおり、先進的な改善意欲で生 産コストを意識した経営改善の取り込みとリネンの品質確保に日々、努力を重ねられ ております。 今回、事業環境を悪化させている原材料費や諸経費アップ等の要因を踏まえ、 原油価格高騰の兆しあるボイラー燃料の運用コスト低減を図る手段として、環境技研 製の MARVEL(スーパー・エマルジョン燃焼装置)を導入頂きました。 --------- 詳細編 --------- [ ボイラーの燃費削減とCO2排出削減を目指して!] 社会情勢としては環境対応とエコ社会への構造転換が始まり、環境保全への配慮 が一段と強まり、企業イメージにも不可欠になってきた。更に、原発問題によるエネル ギー転換政策もこれからの長期的課題であり、世界情勢含め先行きが予測できない 昨今、原油価格は高騰の兆しあり、更に近い将来、環境税の導入も見込まれる等、 事業経営を圧迫する要因である事明白です。 一方、リネンサプライ業界白書によれ ば、過当競争による低価格化は課題であり、業務への多角化取込みと市場拡大、収 益増に向けた体質改善や環境対応が重要視されつつある。 この様な事業環境下、「燃費削減と設備全般の運用効率化はコスト総点検として 真摯に取組むべきテーマである。」と同社のS常務は語る。 リネンサプライ業界で初となる、スーパーエマルジョン燃焼装置を採用! 今回、弊社(環境技研)がお手伝いさせて頂いたのは、ボイラー燃料コストの削減と 環境対応のCO2削減ソリューションです。 ボイラー市場において、一般的に省エネルギー対策は高効率型/ガス化設備対応 であり、既設備取替に関わる投資規模は非常に大きいものがある。国の交付金(助 成金)活用も期待できるが、総じて投資高は変わらず。 出来るだけ低コストで、且つ既存ボイラーの燃費向上が確実に図れる改善手段を 日々、検討されていた。(N社の生産部A氏談) A氏は嘗て、大手通信メーカーの生産工場で設備全般に関わる技術管理業務(導入 検討∼評価、採用決定)のキャリアと能力スキルを持った人材でボイラー管理技士で もある。同氏によれば、常にイノベーションマインドを持ち、設備運用効率化への課題 を検討していたところ、A重油削減に有効な環境技研製「エマルジョン燃料供給装置」 を紹介され、関心を抱かれたとの事。 早々に、「ボイラー燃料削減実験プラン」を企画され、導入検討を開始。 実態把握に、環境技研・研究所を視察され、更に実運用顧客(某クリーニング顧 客)様を訪問、顧客様の生の声を参考に、試行実験を行なう運びとなった。 この成功裏には、経営イノベーションマインド旺盛のS常務とA氏の熱意と連携が 功を奏したものと、確信しています。 ●MARVEL(KG−Supreエマルジョン燃料供給システム)とは? [概要] 業界初の特許技術によるエマルジョン機器で、乳化剤を全く使用せず、 油と水でエマルジョン化(油中水滴化)状態を作り出す燃焼方式を採用。 燃料を油中水滴化させ、加圧することで油中の水が膨張し、爆発することで油の粒 子が極微粒子化され、従来のボイラー設備より少量の重油で温度上昇が格段に上 がり、省エネ燃費を実現させた燃焼装置です。 MARVELは燃料使用量を約10%∼20%削減する事が可能です。又、完全 燃焼に限りなく近い為に煤の発生が低減し、二酸化炭素(CO2)の排出量削減も 可能です。 更に、燃料には再生油の利用も可能になり、排出物の削減にも 利用出来るなど、用途に柔軟性を齎します。 =特長= 1. 燃費の削減 (燃料使用量を約10%∼20%削減) 2. C02、NOXの削減 3. 安価な初期コスト 4. 優れた汎用性 (操作が簡単、小型農業用から大型工業用まで適用) 5. スピード稼動 (小型省スペース、簡単設置) ●本ソリューションの導入に当たり、ご苦労を伺いました。 ・実験に先立っての損失補償など確認事項を洗い出し、仮契約事項に盛込む事が 万が一のリスク回避と社内説得に有効であったと認識。 ・試行実験のフェーズで、燃費向上効果が期待(削減目標10%以上)に沿った 内容になるか?具体的な効果測定方法と手順、測定期間の判断に労力さいたが、 メーカー(環境技研)の協力もあり、難なく試行し評価出来た。 ・所轄消防署への変更認定手続が大変、面倒であったが、メーカーと連携で対応 出来、無難なく完成検査を受検出来た事は有意義であった。 ・業界初の導入であり、今後の運用も慎重に期し削減効果を齎すよう、保守点検 の取り込みが今後の検討課題である。.....との言葉でした。(生産部A氏 談) ●N様での導入事例 ・設置現場(N社様工場)の写真 設備;荏原ボイラーSWT40K)×2 台 マーベル型式;ES2000 2011年 6 月から本格運用開始∼ ★燃料費約12%以上の削減実現!(年間、数百万円以上の効果見込) ★年間のCO2 排出量を約155t−CO2 削減見込み ●導入効果について、S常務様にお伺いしました。 「非常に効果ありです。毎日の重油使用量が1,850リットル強とかなり多いもので すから、削減率が10%でも削減効果は大きい。増しては12%程度に向上しており、 重油購入単価が高騰の兆しある状況下で削減効果は益々、期待できる。 年間の燃料使用量規模が大きい業者程効果大である事は間違いなし。又、投資 回収も意外と容易」......との言葉を頂きました。 = 導入効果について = ・同社のリネン工場に導入設置。設置後、6 月から順調に稼動している。 ・導入効果は以下の通り。 <N社工場 (稼働時間は10H、実働日数:26日/月)> −燃料使用量/年 ⇒約576K リットル −燃焼効率 ⇒約12%を達成 ★効果額(A重油単価\73/ℓ 換算で) ⇒¥5,046 千円/年 (A重油単価\78/ℓ 換算で) ⇒¥5,391 千円/年 ★CO2 の削減について ①A重油専焼時 CO2=2.71×576,000ℓ =>1,560,960 Kg-CO2 ②エマルジョン燃焼CO2=2.71×(576,000ℓ×90%) =>1,404,864 kg−CO2 ③年間CO2 削減量(見込)=①―② => 約155t―CO2 を削減 <今後の展望について> 同社のS常務、A氏のご両人にヒアリングし、以下の言葉を頂きました。 「業界全体が低迷している環境下、各同事業者とも顧客獲得、多角化経営に競争 激化しており、 競争力を確保する為にも、諸経費の上昇に直結する課題を如何に して克服するか? 経営コストを洗い直し、事業の実態を見つめ直す事は経営に 有効です。 今回の成果に満足することなく、業務の実態に合わせた工場設備全 般の運用効率化を一段と取り込むと共に、廃食油再生活用によるバイオマス燃料 の利用可能性についても調査し、更なる燃費効率化と環境対応に向け検討してい きたいと考えています。」 以上
© Copyright 2024 Paperzz