「社会の中の企業」であるということを意識し、企業市民としての責任を果たすため、「できること」 「すべきこと」を常に検討し、実行しています。 ステークホルダー・ダイアログの開催 物流事業者である佐川急便が社会から求められている期待や役割とは何か、また事業活動の中で貢献で きることは何か、その要望に応えられているかなどを知るために「SAGAWAステークホルダー・ダイ アログ」を2004年度から毎年開催しています。 2011年度の「SAGAWAステークホルダー・ダイアログ」は、未曾有の被害をもたらした東日本大震 災での弊社の復旧・復興支援活動を踏まえ、「社会インフラとして佐川急便に求められる姿と連携の在 り方」をテーマとして実施しました。 このダイアログを通じて、自然災害の多い日本の社会インフラである物流に対し、貴重なご意見、ご提 案を頂戴することができました。佐川急便では、物流事業者として今回の震災に対する対応を踏まえ、 今後想定される大災害への備えを怠らず、社会インフラとしての役割を果たしていきたいと考えており ます。 ステークホルダー・ダイアログのようす 第8回SAGAWAステークホルダー・ダイアログの概要 テーマ 「社会インフラとして佐川急便に求められる姿と連携の在り方」 開催日 2012年2月9日(木) 開催場所 佐川急便(株) 本社東京本部会議室 実施内容 基調講演、全体ディスカッション ステークホルダーからの意見(抜粋) 東日本大震災では、当たり前だった物流が壊滅状態になり、改めて物流の重要性がわかった。その 中で、特に緊急物資の輸送や配布など、国や市町村だけではうまくいかない部分に民間の資源を生 かす重要性が明らかになった。今回の佐川急便の取り組みは非常に高く評価できる。 物流のラストワンマイル、フェイス・トゥ・フェイスで物資を届ける部分については有事の際だけ でなく、平常時においても今後ますます重要になる。特に高齢者への対応、あるいはこれからの社 会のあり方というところまでも含めて、議論が必要になるだろう。 宅配便事業者が社会的に重要な役割を果たしていることを改めて感じた。地域社会のインフラとし ての物流事業者の役割について、今後もっと議論を進めていく必要がある。 ■参加者紹介(敬称略) コーディネーター 行政関係 企業 業界団体 有識者・シンクタン ク ジャーナリスト 佐川急便 流通経済大学 流通情報学部 教授 矢野 裕児 内閣府 政策統括官(防災担当) 総括参事官 小滝 晃 経済産業省 商務流通グループ 流通政策課長 佐合 達矢 国土交通省 総合政策局 環境政策課長 青木 栄治 国土交通省 総合政策局 物流政策課長 馬場﨑 靖 環境省 地球環境局地球温暖化対策課 課長補佐 永見 靖 防衛省 運用企画局 国民保護・災害対策室長 町田 一仁 宮城県 総務部危機対策課 危機対策企画専門監 小松 宏行 株式会社ローソン 環境推進ステーション 環境推進マネー ジャー 吉江 秀哉 日本通信販売協会 常務理事 万場 徹 京都女子大学大学院 現代社会学部現代社会研究科 教授 槇村 久子 阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター 主任研究員 宇田川 真 之 株式会社毎日新聞社 編集委員 内野 雅一 執行役員 別所 規至 本社 総務部総務担当部長(環境担当) 石野 順三 ピンクリボン活動 SGホールディングスグループの外郭団体である佐川がん研究振興財団と協働し、「乳がん自己触診」 啓発ポスターを制作し、2010年10月より女性の自己触診への意識を高めるため、セルフチェックしや すい空間である女性トイレの個室にポスターを掲示しています。 さらに、社外にも要望のある企業や団体などに対してポスターを無償で配布しており、すでに約2,500 枚のポスターを配布しています。 また、2011年10月1日より1カ月間、関東・甲信越エリアの女性ドライバー約1,000名を中心に、佐 川急便オリジナル「乳がん自己触診」啓発ポスターを日頃お取引のあるお客様に贈呈するピンクリボン 活動を行いました。なお、期間中、女性ドライバーは、ピンク色のリストバンドを身につけて集配し、 乳がんの早期発見早期治療における啓発を促しました。 熱中症予防声かけプロジェクトへの参加 佐川急便は、環境省や地方公共団体等の行政機関と、民間企業およ びNPO法人などの民間団体が連携し熱中症予防を呼びかける運動 「熱中症予防 声かけプロジェクト」(総合運営事務局:一般社団法 人 日本環境コンソーシアム)に賛同し、2011年8月1日から2011 年9月30日の間、熱中症予防に関する声かけを行いました。 この取り組みは、本件の趣旨に賛同いただいた出荷主様(通販事業 者)に、「熱中症予防 声かけプロジェクト」専用ステッカーをお荷 物に貼付し発送していただき、佐川急便のセールスドライバー®がス テッカーの貼付されたお荷物を配達する際に、荷受人様に「熱中症 に気を付けてください」などの声かけを行うものです。 積極的な声かけを行う事で熱中症予防のみならず、声かけプロジェ クトの目的のひとつでもあるコミュニケーションの輪を広げる事に つながり、風情ある日本らしい習慣を世の中に広げていく事にも貢 献できるものと考えています。 配達時、セールスドライバー®がお声 がけを行いました 三次市立川地中学校でのマナー研修 佐川急便 中国・四国支社では、2011年7月13日に広島県の三次市 立川地中学校で、2年生を対象としたマナー研修を行いました。 この研修は、週刊誌「AERA(7月4日発行号)」に掲載された佐川 急便の特集記事を偶然目にした校長先生が興味を持たれ、その後も 街で見掛けたドライバーの機敏な動きや礼儀正しさにも感銘を受け たということで研修会のご依頼を受け、実施に至ったものです。 参加した生徒の皆さんには、礼儀や挨拶、電話対応などの講習を通 じて、マナーの重要性とその意義を学んでいただきました。 電話対応などを実習
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