が アフリカと水に関する無料アプリ

2012 年 3 月 22 日
NEWS RELEASE
CARE International Japan ケア・インターナショナルジャパン
国連『世界水の日』に、国際協力 NGO「CARE」が
アフリカと水に関する無料アプリ「Care Africa」配信
~アプリを通じ、個人が世界を変える“チェンジ・エージェント”に~
世界 80 か国以上の途上国や紛争地域において支援を展開している国際 NGO
「CARE」の日本事務局である公益財団法人ケア・インターナショナル ジャパ
ン(以下、CARE Japan、事務局:東京都豊島区目白 理事長:五月女 英介)
は、この度、国連で定められた 3 月 22 日「世界水の日」(World Water Day)
に合わせ、アフリカの女児や女性が直面する課題を学ぶことができる無料ア
プリを配信します。
アフリカでは、日々の生活に必要とする水を手に入れるために、長い道のり
を毎日歩かなければならず、その距離は1日約 8,000 歩(約 6km)といわれて
います。そして多くの場合、水汲みは、子どもや女性たちの仕事とされてい
ます。そのため、子どもたちは学校に行く時間がなく、また女性たちは必要
な保健サービスを受けたり、家族を支えるためにお金を稼いだりする時間が
ありません。このような現状が、貧困の悪循環を引き起こしています。
持 続 可 能 な 発展 に 向 けた 世 界 共通 の 目 標で ある 「 ミ レ ニ アム 開 発 目標
(Millennium Development Goals : MDGs)
」では、2015 年までに安全な飲料
水と基本的な衛生施設(トイレ)を継続的に利用できない人の数を半減させることを目指しています。
期限まであと 3 年。飲料水については達成可能と予測されていますが、それでも 2015 年時点で、未だ約
7 億人が安全な飲料水を利用できていないだろうと予測されています。その多くがサハラ以南のアフリカ
地域で暮らしています。安全な水や衛生施設へのアクセスがないことから、20 秒に 1 人の割合で子ども
たちが命を落としているのが現状です。
本アプリはアフリカが直面する水問題を浮き彫りにするとともに、このアプリを通じて、アフリカの水
問題に対して個人がどのように取り組んでいけるのかを考え、また行動の一歩を踏み出すことが可能に
なります。
【Care Africa アプリ内容・特徴】
 ペイシェンス・ティトンバちゃん(10 歳)の日課か
ら、アフリカの少女の現状を知ることができるフォ
トギャラリーや動画
 アフリカの現状を知ることができる画像・動画のソ
ーシャルメディア上での共有
 アフリカで雨乞いのために歌われている楽曲
 CARE Japan 主催のイベント情報掲示板
 CARE Japan の最新ニュース(Twitter からの配信)
 クレジット決済によるオンライン寄付へのリンク
 ボランティア登録やメルマガ登録
【Care Africa アプリ概要】
 名称:Care Africa
 販売料金:無料
 対応端末:iPhone
 アプリ・ダウンロード URL:
http://itunes.apple.com/app/id494975955?mt=8
※このアプリは、2012 年「Panasonic NPO サポートファンド
for アフリカ」の助成を受けて制作しました。
本件に関するお問い合わせ先:
公益財団法人ケア・インターナショナルジャパンマーケティング部 仲上睦美
Tel. 03-5950-1335 Fax. 03-5950-1375 Email: [email protected] URL: http://www.careintjp.org
〒171-0031 東京都豊島区目白 2-2-1 目白カルチャービル 5 階
【ご参考】
公益財団法人ケア・インターナショナル ジャパン(CARE Japan)について
CARE は、1945 年から 100 カ国以上で人道支援活動を実施してきた世界最大級の国際協力 NGO です。第二次
世界大戦後、CARE による支援を受けた日本でしたが、今度は世界で貧困に苦しむ人々の助けになろうと、1987
年、CARE の日本事務局(現(公財)ケア・インターナショナル ジャパン)が発足。主にアジアやアフリカにおいて、
災害時の人道支援を行うとともに、「女性や子ども」に焦点をあてた活動を通して、最も困難な状況にある人々の
自立を支援しています。
これまで世界中の被災地や紛争地域において、年間約 1 千万人もの人々に対し緊急支援を届けてきましたが、
今般の東日本大震災を受け、先進国における初めて災害対応を決定。主に岩手県下閉伊郡山田町の各避難
所において、栄養バランスのとれた温かい食事を継続して提供をするとともに、宮古市、大槌町、釜石市ほか同
県沿岸部の被災地へと支援を拡大し、避難所や仮設住宅、そして半壊住宅に住む被災者らの生活に必要な物
資の配布などを実施しています。現在では、特に中期的な支援戦略に基づき、被災者の心のケアに焦点を当て
た活動を展開しています。
CARE とは
CARE は、世界 80 カ国以上で人道支援活動を行う世界最大級の NGO です。現在、高度な専門知識をもつスタ
ッフが、年間 1 億 2 千万人に対し支援を実施しています。特に、途上国において最も弱い立場にある女性や子ど
もたちに焦点をあて、人々の自立支援を行っています。65 年にわたる貧困の根絶に向けたその活動は、国連や
各国政府の高い評価を得ており、世界 60 万人の支援者に支えられています。
世界水の日とは
1993 年に始まった「世界水の日」は、地球が直面する水資源の質や量に関する問題を世界中の人に考えてもら
うよう国連が定めたもの。毎年、水に関する異なったテーマを定めており、2012 年のテーマは、「安全な水の重
要性」と「限りある水資源の持続可能なマネージメント」。