地 理 過去5年間の出題傾向 大地形 気候・土壌 気候と農牧業 鉱工業・ エネルギー 林業・水産業 貿易 民族・宗教・言語 アジアの国々 中南米諸国 欧州・北 米の国々 アフリカ・オセ アニアの国々 各国地誌総合 世界の海洋・ 河川・島・砂漠 領域・国境 日本地誌他 都市問題・環 境問題など 地図 2003 2004 2005 2006 2007 国家Ⅰ種 国家Ⅱ種 地方上級 国税・労基 裁事・家裁 東京都Ⅰ類 特別区Ⅰ類 地理はさまざまな分野から出題がみられますが,国家Ⅰ種やⅡ種,国 税専門官などでは,世界の基本的な地域についての出題が見られるよう になっています。地図を常に参照しながら学習を進めることが必要とな ります。また,気候と土壌・農業などは基本事項が問われますので,各 地域の特徴を押さえましょう。また,時事的な事項が問われることもあ りますから,日頃から世界の動向については注意を払っていきましょう。 地形 大地形 地形の成り立ち さまざまな地形 日本の地形 さまざまな地形の 成り立ちを意識して 学習しましょう。 第1章 地形 地形 1 プレートテクトニクス理論 地球の表面に近い部分は,十数枚のプレートに 覆われており,これらがマントル対流によって移 動するという理論です。陸のプレートどうしが接 触すると大山脈が形成され,陸のプレートと海の プレートが接する所では海のプレートが陸のプ レートの下に沈み込んで,海溝をつくります。ま た,プレートとプレートが離れていく所に海嶺が 形成されます。 わが国の静岡県の辺りで はユーラシアプレート, 北米プレート,フィリピ ン海プレート,太平洋プ レートの₄種がぶつかり あっています。 2 大地形 地表はおおまかに安定陸塊,古期造山帯,新期 造山帯に分類されます。安定陸塊は先カンブリア 時代に活動していたもので,それ以降安定し大規 模な平坦地を形成しています。世界の大平原の大 部分はこの陸塊上にあります。古期造山帯にはウ ラル山脈,アパラチア山脈があり,なだらかな山 地と侵食された丘陵がみられます。新期造山帯に は険しい山脈が連なるアルプス=ヒマラヤ造山帯 や環太平洋造山帯(日本列島が含まれる)があり ます。 3 平野 盾状地 先カンブリア時代の基盤 岩石が,長い間の侵食で 盾をふせたような形に なったものです。 卓状地 先カンブリア時代の基盤 岩石の上に,古生代・中 生代の地層が水平にの り, 周 り が 侵 食 さ れ て テーブル状になった地形 です。 (1)構造平野 安定陸塊など古い地層に,長い間の侵食作用に よって形成された大規模な平野です。構造平野に みられる硬層と軟層の互層からなる丘陵状の平野 をケスタ地形といいます。 ケスタ地形の代表はパリ 盆地です。 (2)堆積平野 ① 三角州(デルタ) 河川が運んできた粘土や砂などが河口付近に堆 積した平野です。地盤がゆるく低湿地となります。 ② 扇状地 谷の出口の山麓に広がる扇状の緩やかな傾斜地 です。扇頂は傾斜が急で土地利用が進まず,扇央 は水が得にくいため桑畑や果物栽培などに利用し ます。扇端では泉も湧き,集落が発達します。 ③ 自然堤防と後背湿地 河川の氾濫時の土砂堆積によって川にそって自 然堤防(微高地)が形成されます。その背後には 後背湿地とよばれる湿地が形成され水田などに利 用されます。 (3)海岸地形 ① リアス式海岸 山地の沈降(海面の相対的上昇)によって形成 された沈水海岸です。屈曲の激しい複雑な海岸線 を形成します。 ② フィヨルド 氷河の侵食によって形成された氷食谷 (U字谷) に,海面の上昇や陸地の沈下などによって海水が 侵入してできた入り江をフィヨルドといいます。 ③海岸段丘 かつて海面下にあった土地が,地盤の隆起や相 対的な海面の下降で地表に現れたものです。 扇状地は土質が荒いため 透水性が大きく,扇央で は河川が水無川となるこ とも多いです。 海底の堆積面が地盤の隆 起により海面上に現れて 形成されたのが海岸平野 です。九十九里平野がそ の代表です。 フィヨルドの海岸はU字 谷の谷壁にあたるため, 高く険しく,入り江や湾 の奥行きが長い海岸にな ります。 (4)その他 ① カルスト地形 カルスト地形は石灰岩が二酸化炭素を含む雨水 や地下水に浸食されてできた地形です。地表には ドリーネなどの凹地,地下には鍾乳洞ができます。 ② カルデラ 火山の爆発や陥没で形成された凹地に水がたま るとカルデラ湖となります。この他に爆発に伴う 泥流,火山灰などによって河川が堰き止められて 生じた湖をせき止め湖といいます。 カルスト地形に関係の深 い土壌として地中海沿岸 などに分布する石灰岩を 母岩とするテラロッサが あります。 第1章 地形 Q1 海底でプレートとプレートがぶつかるところに海嶺ができる。 Q2 プレートとプレートがずれる断層にはアメリカ合衆国西部のサンアンド レアス断層がある。 Q3 陸と海の比は北半球で 5 : 5 ,南半球では 1 : 9 となる。 Q4 河岸段丘とは,河川の氾濫時の土砂堆積によって川に沿って形成された 微高地のことをいう。 Q5 安定陸塊である楯状地には古生代や中生代の堆積物がほぼ水平に層をな している。 Q6 アンデス山脈やアルプス山脈は古期造山帯に属する。 Q7 構造平野は侵食平野で,ケスタ地形はこの一部をなす。 Q8 三角州は一般に傾斜がきつく,水はけのよい土壌が分布する。 Q9 洪積台地は洪積世後期の平野が相対的に隆起した台地である。 Q10 リアス式海岸は湾入が深く,フィヨルド海岸は湾入が浅い。 Q11 火山の爆発や陥没でできた凹地に形成された湖を火口湖という。 Q12 扇状地は谷の出口に広がる扇形の緩やかな傾斜地で,扇頂や扇央は水が 得やすいが,扇端は乏水地となるため果樹栽培などが行われる。 Q13 沖縄本島は環礁とよばれるサンゴ礁が発達している。 Q14 日本でも氷河地形のカールは中部地方などに発達している。 Q15 ドイツ北部のハイデは氷河による肥沃な地形である。 Q16 海面の相対的下降によって生じるのがリアス式海岸である。 Q17 カルスト地形は花崗岩を弱酸性である雨水などが溶食した地形で,日本 にはみられない。 Q18 日本の平野の多くは,浅い海底が陸化して生じた海成の堆積平野である。 Q19 日本列島は 4 つのプレートがぶつかるところにある。 Q20 日本は国土面積(37.8万㎞2)の約 7 割は山地である。 A1 × 海嶺はプレートとプレートが離れるところにできる。 A2 〇 サンアンドレアス断層はカリフォルニア州西部を走る長さ約 1 千㎞ の活断層。ずれる断層である。 A3 × 北半球で 4 : 6 ,南半球で 2 : 8 。全体では 3 : 7 。 河川の氾濫時の土砂堆積によって川に沿って形成された微高地は自 A4 × 然堤防。河岸段丘は河川の下方浸食などで川底が上昇して形成され る。 A5 × 説明文は卓状地。楯状地は先カンブリア時代の岩石が露出。 A6 × アンデス山脈やアルプス山脈は新期造山帯。アパラチア山脈やウラ ル山脈が古期造山帯に属する。 A7 〇 ケスタ地形は硬層と軟層の互層が地表に出たもの。なだらかな丘陵 地帯や崖の繰り返しといった地形となる。 A8 × 三角州は川が海に入るところに形成され, 傾斜は少なく水はけは悪い。 A9 〇 水位が低く,水田耕作には不向き。東京の武蔵野台地など。 A10 × リアス式海岸は湾入が浅く,フィヨルドは湾入が深い。 A11 × 火山の爆発や陥没でできた凹地に形成された湖はカルデラ湖。火口 湖は火山の火口であった凹地に水が溜まってできた湖である。 扇端は水が得やすいが,扇央は乏水地となる。扇頂は傾斜が急なた め河川は表流するがあまり利用が進まない。扇央では河川水は伏流 A12 × して水無川となることが多いため,果樹栽培などに利用される。扇 端では伏流水が湧き出して集落が立地し,水田がひらかれる。 A13 × 沖縄本島に発達しているのは島の周囲にサンゴが発達した裾礁。 A14 〇 本州中央部の山岳地帯や北海道の山岳地帯に発達。 A15 × 北ドイツやデンマークなどのハイデはやせた土地である。 A16 × リアス式海岸は海面の相対的上昇(山がちな地形の沈降,海水面の 上昇)によってできるものである。 A17 × カルスト地形は石灰岩を酸性の水が溶かしたもの。山口県の秋吉台 など日本各地にみられる。 A18 × 日本にみられる平野は主に河川によって形成されたものである。 A19 〇 北米,太平洋,ユーラシア,フィリピン海の各プレート。 A20 〇 山地と丘陵を合わせると約72%。 1 チェック度 重要度 第1章 過去問・問題 A 地形 プレートに関する記述として,妥当なのはどれか。 (東京都2002) 1 地球の表面には,ゆっくりと移動するいくつかの大きなプレートがあり, プレートの境界のうち,せばまる境界として,サンアンドレアス断層がある。 2 海溝は,急斜面で囲まれた細長い深海底の凹地で,プレートとプレートが ずれるところにあり,太平洋に比べて大西洋に多くみられる。 3 海嶺は,海底の山脈ともよばれ,プレートとプレートが離れて広がってい くところにあり,太平洋では東太平洋海嶺がみられる。 4 古期造山帯は,約 6 億年以前に,プレートの境界付近で造山運動が生じた 地帯をいい,アンデス山脈がこれにあたる。 5 卓状地は,プレートの中央部に位置し,古生代の造山運動によってできた 地形であり,その上に新生代以降の地層が重なって,楯状地となった。 正解 3 〈プレート〉 1× 地球の表面は十数枚のプレートで覆われているというのが一般的である。 これらのプレートの動きが大陸移動を生むというのが「プレートテクトニ クス」の考え方で,いまではほぼ通説となっている。サンアンドレアス断 層は米国西部のカリフォルニア州のロサンゼルス近郊を走る断層で,太平 洋プレートと北アメリカプレートの境にある。この断層は「ずれる断層」 といわれるもので,太平洋プレートが北西に移動するのに対して,北アメ リカプレートは東から東南方向に移動するため起こる「ずれ」である。 2× 海溝は厚さが異なる海洋性のプレート(薄い)と大陸性のプレート(厚 い)がぶつかり合うところに形成される。大陸性のプレートの下に,海洋 性のプレートが入り込むところにできる海底の溝で,太平洋の北側のア リューシャン列島辺りから,西側のマリアナ海溝に至るものがよく知られ ている。大西洋にある海溝の中では,西インド諸島のプエルトリコ海溝が 最も深さを持つものである。海溝は太平洋に圧倒的に多いことに注意。 3○ 海嶺はプレートとプレートが離れていくところに形成される海底の山脈 とよばれるものである。大西洋中央海嶺,インド洋中央海嶺,東太平洋海 嶺などが代表例。固体であるプレートという重しが離れていく「弱いとこ ろ」に,地下からマントルが吹き出してくるために形成される。 4× 古期造山帯は主に古生代( 2 億4,700万年前から 5 億7,500万年前)の造 山運動によって形成されたものである。古いものにカレドニア造山運動, 比較的新しいものにバリスカン造山運動がある。アンデス山脈は新期造山 帯に属する。なお,古生代よりも前の先カンブリア時代の造山運動で形成 された地形は安定陸塊である。 5× 安定陸塊は大陸の主に中央部に位置し,おそらくはいまから10億年ほ ど前に形成されたのではないかと推測される。この安定陸塊に形成された のが楯状地といわれる起伏の少ない地形で,カナダ楯状地,オーストラリ ア楯状地,アフリカ楯状地など地球の陸地のかなりの部分を占めている。 これに対して卓状地は古生代の頃に現在のかたちの基礎が形成されたので はないかといわれる地形で, テーブル状の地形であることに特徴がある(基 体は安定陸塊に形成) 。なお,この辺りの分野については諸説がある。 10 2 チェック度 重要度 第1章 過去問・問題 A 地形 大地形に関する記述として,妥当なのはどれか。 (東京都2007) 1 地球の表面は,複数のプレートからなると考えられており,プレートとプ レートとの境界の例として,アメリカのサンアンドレアス断層がある。 2 日本列島は,複数のプレートの境界に位置し,当該境界を形成するプレー トの例として,インド・オーストラリアプレートがある。 3 海溝とは,大陸プレートが海洋プレートの下に潜り込む境界に形成される 地形をいい,例として,日本海溝がある。 4 造山帯は,造山運動の時期によって古期造山帯と新期造山帯とに分けられ, 新期造山帯の例として,ウラル山脈がある。 5 卓状地とは,安定陸塊のうち,先カンブリア時代の岩石が露出している地 形をいい,例として,中央シベリア高原がある。 11 正解 1 〈大地形〉 1○ サンアンドレアス断層は,アメリカ合衆国西部のロサンゼルスの東側か らサンフランシスコあたりにつながる断層。太平洋プレートと北アメリカ プレートの境界の「ずれる断層」 (太平洋プレートが北西方向に,北アメ リカプレートが南東方向に動いていることが成因)である。 2× 日本列島は 4 つのプレートの境目にある。西側がユーラシアプレート, 東側が太平洋プレート,そして北側からは北アメリカプレート,南側から はフィリピン海プレートが移動してきている。インド・オーストラリアプ レートはインド半島やオーストラリア大陸をのせたプレート。2004・ 2005年に起きたスマトラ地震はユーラシアプレートと,このインド・オー ストラリアプレートがぶつかるところで発生した。 3× 海溝とは,大陸のプレートの下に海洋プレートが沈み込むところに形成 される。大陸のプレートは相対的に密度が小さいために,密度が大きい海 洋プレートが下にもぐり込んでいると解釈されている。 4× 古期造山帯は古生代の造山運動で,新期造山帯は中生代以降の造山運動 で形成されたもの。ウラル山脈は古期造山帯を代表する山脈。他にペニン 山脈,アパラチア山脈,グレートディバイディング山脈なども古期造山帯 を代表する山脈。新期造山帯の山脈にはアンデス山脈,ロッキー山脈,ア ルプス山脈,ヒマラヤ山脈などがある。 5× 卓状地は先カンブリア代の岩石の上に,古生代や中生代の地層がほぼ水 平に堆積したもので,構造平野になっているものが多い。楯状地は先カン ブリア代の岩石が露出したもの。中央シベリア高原が卓状地であることは その通り。 12 3 チェック度 重要度 第1章 過去問・問題 A 地形 地形の成り立ちに関する次の記述のうち,最も妥当なのはどれか。 (国税2002) 1 プレートテクトニクスとは,大陸移動説を科学的に解明した学説で,それ によると地殻の運動には,広範囲な地域が緩やかに隆起する造陸運動と,比 較的狭い地域で隆起や沈降が激しく生じる造山運動があり,大陸の移動は造 山運動に刺激されて生じる。 2 硬い地層と軟らかい地層が交互に堆積し,かつ緩やかに傾斜した地形は, 長い年月の間に軟らかい地層が侵食され,硬い地層が低い丘陵となって残さ れ,さらに侵食が進むとカルストと呼ばれる構造平野になる。この過程を地 形の輪廻(侵食輪廻)という。 3 河岸段丘とは,河川の洪水によって土砂が運搬され,河川の蛇行に沿って 堆積した微高地である。自然堤防とその周辺の水はけの悪い低湿地である扇 状地によって形成される階段状の地形である。 4 火口湖は,流動性に富む火山噴出物がなだらかに裾野を広げた成層火山の 一部に,陥没や爆発によってくぼ地ができ,そこに水が溜まって作られたも のである。一方,爆発に伴う泥流,火山灰,火山礫によってせき止められた 湖はカルデラ湖という。 5 氷食谷は,氷河の侵食によって形成された氷河地形で,谷底の広いU字形 をした谷であるが,海面の上昇又は陸地の沈下などによって海水が侵入する と,フィヨルドと呼ばれる入江や湾の奥行きが長い海岸になる。 13 正解 5 〈地形の成り立ち〉 1× プレートテクトニクスは大陸移動説を裏付ける理論として知られ,地下 のマグマによって地球の表面を覆っている十数枚 (他の説もあり)のプレー トが移動し,これにより大陸がその位置を変え,かたちを変えていくとい うものである。プレートの移動の原因となるのはマントルの流動運動で, 地下に蓄えられている熱が伝導されてくるためと考えられる。しかし,ま だ完全に解明されているわけではない。 2× 本肢にある「硬い地層と軟らかい地層が交互に堆積した地形」はケスタ 地形である。ケスタ地形は古い地層である構造平野の一部に見られるが, パリ周辺,ロンドン周辺,五大湖周辺,ウクライナ南部などがよく知られ ている。カルスト地形は,石灰岩質の土壌を二酸化炭素を含む雨水や地下 水が溶食したもので,その名はアドリア海北東岸のカルスト地方(スロベ ニア)に由来する。わが国では山口県の秋吉台などがよく知られている。 3× 河岸段丘とは,地殻変動や河川の下方浸食などで川底(川沿いの平坦地 を含む)が河川の流れに対して相対的に上昇したことで形成された地形で, 棚状のこの土地はわが国では耕地などに利用されている。河川に沿った微 高地である自然堤防の背後には後背湿地(バックマーシュ)が広がってい ることが多いが,これも水田などに利用される。扇状地は確かにこのバッ クマーシュを含んで形成されていく場合もあるが,階段状ではない。 4× 火口湖は火山の火口であった凹地に水が溜まった湖で,山形県の蔵王御 釜はその例。一般に規模は小さい。火山の爆発や陥没で凹地ができ,そこ に湖ができたものはカルデラ湖で,青森県の十和田湖や北海道の洞爺湖な ど,東日本に数多く見られる。また火山爆発によって河川などがせき止め られた湖をせき止め湖といい,富士五湖はその代表といえるだろう。 5○ 氷食谷は氷河が侵食し, それが溶けたあとに形成されるU字状の谷間で, スイスのアルプス地方やアラスカなどに数多く存在する。これに海水が浸 入すると,フィヨルド海岸となる。フィヨルド海岸はノルウェー西岸,ア ラスカ周辺部,チリ南端部などに見られる。氷食谷はリアス式海岸に比べ て湾入が深く,陸の奥まで続いているという特徴がある。 14
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