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STマイクロエレクトロニクス株式会社

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Success STORIES
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STマイクロエレクトロニクス株式会社
STマイクロエレクトロニクス株式会社
あなたのゴルフスイングを「見える化」
MEMSセンサー+STM32で
広がる新たな世界。
口 も 多 く て、 日 本 に 1000 万 人、 ア メ リ カ に
ころを探していくと、ST がベストだろうと判断
3000 万人いると言われてますし、用具にお金も
しました。
使ってくれます。それに、球がまっすぐ飛ばな
いんだけど、みたいに話も弾むじゃないですか。
ST 田辺:ドリームフォレスト様のようなベン
チャー企業からのお問い合わせは、ST に入社し
センサーを利用した新たな製品やサービスが増えてきた。「ウェアラブル・コンピューティング」や「センサー・アプリケーショ
c:50 m:0 y:100 k:0
c:0 てから初めての経験でしたが、とても興味深い
m:75 y:90 k:0
じゃあまずはドリームフォレストが目指す事業
ン」といった新たな製品セグメントもできつつある中、今回ご紹介するのが、ドリームフォレスト社が開発したモーションセンサー
のプロトタイプとして、スマホやクラウドとの
「MyMo」だ。ST マイクロエレクトロニクス(以下、ST )の MEMS センサーとARM®マイコンを組み合わせて、ゴルファーのスイン
連携も考えて、ゴルフのスイングモーションを
グを丸裸にするユニークな製品である。同社の田雅信社長に開発の経緯などを聞いた。
c:70 m:15 y:0 k:0
ビジネスだと思いました。「MyMo」の開発で
c:10 m:10 y:10 k:95
は技術的なサポートを含めて全面的に協力させ
キャプチャするセンサーを作ろうじゃないかと。
ていただいております。なお、加速度センサー
そうやって製品作りを考えていったとき、いろ
や角速度センサーなど、当社の MEMS センサー
いろなデバイスを探している中で、ST とのお付
デバイスはスマホやゲーム機に採用されるなど
き合いが生まれてきたんです。
ワールドワイドで高いシェアを誇っていますの
ドリームフォレスト株式会社
代表取締役
で、性能と実績ともに自信を持って提案させて
そこの経緯をもう少し詳しくお願いします。
いただきました。当社のデバイスを選定してい
ドリームフォレスト田:ゴルフのスイング
ただき、とてもありがたく感じています。
をセンシングしようとすると加速度センサー
と角速度センサー(ジャイロ)がどうしても必
要で、それをやっている半導体ベンダーは世
界でもそんなにないんです。両方やっていて、
なおかつシステムとしてお付き合いできると
田 雅信 氏
ST 立薗:ST では「センサー・フュージョン」
センサーデバイスと一緒に ARM マイコンを採
用されたと。
ドリームフォレスト 田:センサーデバイス
という呼び方をしていますが、マーケットから
の要求も増えていることもあって、モバイル機
器でのセンサー処理用途を想定したポートフォ
が出力する生のデータってそのままアプリには
リオを積極的に展開していこうとしています。
渡せなくて、データを動き量に変換してやらな
センサー、ARM マイコン、そして関連のファー
いといけないんですが、ST はセンサー出力を処
ムウェアおよびライブラリをワンストップで提
理する「iNEMO エンジン用ソフトウェアライ
供できる総合力は、確実に ST の強みのひとつで
ブラリ」を提供してくれてるんですね。製品に
すね。
は結局は組み込まなかったんですけど、開発
段階はそういうライブラリがないと大変なの
で、その点は ST の ARM マイコンを選定した大
9 軸データを毎秒 500 サンプル
徹底的な軽量化で 10g 台前半を実現
きな理由のひとつでした。なお、マイコンには
ゴルフスイングを解析する
めるセンサー、そのデータを集めて処理をする
Cortex™-M3 プロセッサベースの「STM32F103」
ス)事業を担当していたんです。その後 2007 年
スマホ、それによって付加価値を生むクラウド、
を採用しています。
にソフトバンクに移って iPhone の導入などを手
という三つのレイヤーを組み合わせた製品やビ
ST 塩川:ARM マイコンを提供している半導
本日はドリームフォレストの田社長をお招
がけてきました。コンピュータの歴史はメイン
ジネスモデルを作る会社として、2011 年の年末
体ベンダーはすでに 10 社を超えていますが、ST
ドリームフォレスト田:ソニーの社長・会
きして、同社が開発した「MyMo」
(マイモ)と
フレームがパソコンになり、PDA になり、さら
にドリームフォレストを創業したんです。
ではお客様の開発がスムーズに進むように、ド
長を歴任して今はドリームフォレストの役員を
いうゴルファー向けのモーションセンサーにつ
にスマホへと変遷してきたわけですけど、その
リームフォレスト様が使われた「iNEMO エン
やっている出井伸之はゴルフが大好きなんです
いてお聞きしたいと思います。まず始めにド
本質は「(コンピュータが)遠いところから近い
ジン用ソフトウェアライブラリ」をはじめとし
が、最初に「MyMo」の構想を話したときにもの
リームフォレストの概要を教えてください。
ところへやってくる」にあると考えたんですね。
て、さまざまなファームウェアを用意していま
すごい拒否反応を示すんです。ゴルフは好きだ
す。そこは ST の優位性のひとつだと思ってい
し、ガジェット系は大好きだし、なんでって訊
ます。
いたら、クラブに1グラムも付けるのは嫌だっ
モーションセンサーを開発
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実際の設計では、大きさ、重さ、バッテリ動
という PDA(パーソナル・デジタル・アシスタン
最初の製品としてゴルファー向けのワイヤレ
スモーションセンサーを開発されました。
ドリームフォレスト 田:僕は以前ソニーに
そうすると次はウェアラブルのような世界が当
ドリームフォレスト 田:ゴルフっていち
いて、スマホの前身に相当する「Clie」
(クリエ)
たり前になるだろうと。いろいろなデータを集
ばん注目してもらいやすいんですよ。競技人
ARM PARTNERS SUCCESS
STのセンサー・フュージョンが新たなアプリケーション開発に貢献。
作時間、耐衝撃性など、さまざまな要件や課題
があったかと思います。
ARM PARTNERS SUCCESS
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STマイクロエレクトロニクス株式会社
STマイクロエレクトロニクス株式会社
バッテリ容量と動作時間のバランスも難しそ
うですね。
ドリームフォレスト 田:軽くしようとする
といろいろなところで妥協しないといけなくて、
いちばんは電池なんです。ゴルフのラウンドを
考えると 4 時間から 5 時間は動いて欲しいので、
あとはいかに省電力で回路を設計するかってい
うところですよね。ソニーで Clie を作りました
し、その前にはハンディカムも担当していたん
で、ソニー時代に教わった小型軽量化や省電力
STマイクロエレクトロニクス株式会社
マイクロコントローラ・メモリ・セキュアMCU製品グループ
マイクロコントローラ製品部
マネージャー
たちぞの
立薗 明彦 氏
化の経験は自分にとっての大きな財産ですね。
ST 塩川:消費電力をいかに抑えるかというの
は、あらゆる組込み機器で課題のひとつになっ
STマイクロエレクトロニクス株式会社
マイクロコントローラ・メモリ・セキュアMCU製品グループ
マイクロコントローラ製品部
アシスタント マネージャー(アプリケーション)
塩川 暁彦 氏
ているかと思います。ARM マイコンでいうと、
たとえば RUN モードでの消費電力は A 社製品の
ドリームフォレスト 田:株式会社アクセス
日本に 1000 万人はいるとのデータがあるよう
て言うわけですよ。ところが、いろいろな人に
ほうが優れていて、SLEEP モードでの消費電力
に特化した ARM マイコンで、ペリフェラルな
ムは、課題のひとつとして捉えています。一
から「Fullmiere」
(フルミエル)という製品名で、
ヒアリングしてみると、スコアが 100 を切れな
は B 社製品のほうが優れている、といったこと
どは、あえて最低限のものしか積んでいません。
部、角速度センサーなどを搭載した「STM32F3」
2013 年 1 月から Android 用を、2013 年 7 月から
ドリームフォレスト 田:ゴルフは毎秒 500
いようなゴルファーは欲しいって答えるわけで
は実際にあるのですが、実際のシステムでそれ
また、本来「STM32F4」シリーズは 180MHz 動
シ リ ー ズ の 評 価 ボ ー ド や、 先 ほ ど 触 れ た
は iPhone 用を販売していますが、多くのレベル
サンプリングが必要ですが、ランニングだった
す。じゃあターゲットをどちらに絞りますかっ
らを組み合わせたときの実効的な消費電力でみ
作などハイパフォーマンスを狙った製品ライン
「STM32F401」の評価ボードがあるぐらいでしょ
のゴルファーの皆さんから「こんなツール今ま
らもっと粗いサンプリングで済むので、バッテ
ていったら、ゴルファー人口のピラミッドのう
ると ST の製品が優れているとの評価をいただい
な ん で す が、「STM32F401」は 最 高 周 波 数 を
うか。このご指摘はとても重要なことですので、
で見たこともなかった」という感想が多く寄せ
リも長持ちするかもしれません。アプリのプロ
ち、スコアが伸びずに困っている 95%の人たち
ております。マイコンの選定のときにはカタロ
84MHz に落としていますので、消費電力の点
前向きに検討させていただきます。
られています。それに、シングルやプロのゴル
トタイプさえ作ってくれる人がいればすぐに製
をターゲットにしようと。ただ、5%の人たちか
グ値だけでなく、そうした尺度で評価していた
でも有利かと思います。今後はそういったご提
ファーも、実際のモノを見せると、「結構軽く
品化できると思います。
ら「あんなオモチャ」ってバカにされるような
だきたいと、お客様にはご紹介しています。
案をさせていただければと考えています。
れなくなるので、とにかく重さにはこだわりま
した。カタログには 15 グラムって書きましたけ
ど、実力としては 13 グラムを達成しています。
ST にはローパワーの「STM32L」というマイ
コンファミリもあります。
度センサー 3 軸を毎秒 500 サンプルで捕まえな
グを解析するなどのアイディアもありそうです
ね。ST としても、今回を成功事例のひとつと捉
センサー中心のエコシステム
冒頭でクラウドというお話もありましたが、
センサー・アプリケーションを開発するにあ
たって課題があれば教えてください。
え、今後力を入れていこうとしている「セン
どういったビジネスモデルを描いているので
サー・フュージョン」を新しいアプリケーション
しょうか?
の提案につなげていければ嬉しく思います。
ドリームフォレスト 田:第一ステップとし
てはまずは物販ですね。最初からクラウドの
最後に今後のビジョンをお聞かせください。
ないんですよ。そうすると動作周波数の低い
したエコシステムってまだ不十分なんですよ。
サービスを狙っても、ある程度のクリティカル
ドリームフォレスト 田:ウェアラブルのよ
ローパワーマイコンでは処理が追いつかなくて、
センサーを使いこなそうとすると、それぞれの
マス(数量)を超えないとビジネスモデルが成
うな製品やビジネスモデルがこれからどんどん
センサーのクセを理解したうえで出力値を物理
り立ちませんので。
出てくると思うんですが、開発コストの高い大
量に変換しなければいけないわけですけど、先
ST 塩 川:
「STM32L」と い う ロ ー パ ワ ー 製 品
ほど触れた「iNEMO」だけではなく、SDK やラ
の 周 波 数 は 最 高 32MHz で す が、
「MyMo」で は
イブラリがもっと整備されればアプリが簡単に
「STM32F103」を 72MHz で動かしておられますね。
書けますから、そういう情報やリソースを草の
企業じゃ無理だと思っていて、うちのような
ゴルフに限らずさまざまなスポーツに応用が
できそうですね。
ベンチャーがどうチャレンジしていくかなんで
すよね。先ほどもお願いしましたけど、ST には
ST 立薗:私もそれは思っていて、どのタイ
センサーのエコシステムを作ってもらいたいな
根レベルにまで開放してもらえると有難いので、
ミングで言い出そうかと(笑)。私はランニン
と。当社を含めてみんなが参入しやすくなりま
マ イ コ ン の 組 み 合 わ せ 強 化 の 一 環 で、ARM
ST にはぜひセンサー・エコシステムを作っても
グを趣味でやっていて市民レースにも頻繁に出
すし、そういう環境を整備した半導体ベンダー
Cortex-M4 コアを搭載した「STM32F401」と
らいたいと思いますね。
場しているのですが、両足にこうしたセンサー
だけが勝ち残ると思っています。
ST 立薗:ST では、センサーデバイスと ARM
ARM PARTNERS SUCCESS
ST 田辺:テニスのラケットに装着してスイン
ドリームフォレスト 田:センサーを中心に
選定したんですね。
田辺 圭太 氏
良かったかなと。
です。
いと、ドライバーのヘッドの軌跡を捉えられ
「STM32F103」でギリギリだろうという判断で
東日本営業グループ
第七営業部
て問題ない」と評価してくれているんで、まぁ
新たなマーケットを活性化する
ドリームフォレスト 田:スイングのセン
シングって大変で、加速度センサー 3 軸と角速
STマイクロエレクトロニクス株式会社
実際にモノを出したあとの市場の反応はいか
がですか?
ものを出すと、本来の 95%の人たちも買ってく
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しゃられたセンサーを中心にしたエコシステ
いう製品ラインの展開にも力を入れています。
「STM32F401」はセンサー・アプリケーション
ST 立薗:マイコンのエコシステムはそれな
りに整備してきたつもりですが、田様がおっ
を付けてフォームのバランスなどをチェックで
スイングの起動などがスマートフォンやタブレットで確認できる。
きたら面白いなと思います。ランニング人口も
大変興味深いお話をありがとうございました。
ARM PARTNERS SUCCESS
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