日本には四季があり、季節毎に様々な自然の恵みを受けることができます。地元で育 まれた旬の農林水産物は、その地に住む人がその季節(時期)に必要な栄養素を豊富に 含んでいます。 秋野菜は胃の働きを活発にしたり、おなかの調子を整えるものが多く、夏の暑さで疲 れた体を回復させてくれます。また、秋にとれる脂の乗った秋刀魚などの魚類や、くり、 いも類の栄養分は、冬の寒さに耐えられるよう、脂肪を蓄えた体をつくってくれます。 秋のごうつの地元野菜・果物 ごぼう キャベツ ●選ぶコツ 乾燥しやすいので、新鮮さや風味を保ちたいなら泥付きを。太さが均等 で、ひげ根が少ないもの。洗ってある場合は、表面のきめが細かくひび 割れていないもの。 ●保存方法 泥つきは新聞紙に包んで冷暗所に立てて保存するか、庭の土に浅く埋め る。洗ってあるものは、ポリ袋に入れて冷蔵庫へ。 さつまいも ●選ぶコツ 色むらがなく、ふっくらとして皮のきれいなものや、ひげ根のあとが小さ いもの。 ●保存方法 新聞紙に包んで室温で保存。寒さが苦手なので冷蔵庫での保存は厳禁。水 がつくと腐りやすいので注意。 里芋 ●選ぶコツ ふっくらと丸みがあって変色や傷がなく、泥付きのもの。皮は適度に湿り 気があるもの。お尻の部分がやわらかいもの、皮にひび割れがあるものは、 傷んでいたり、鮮度が落ちている可能性があります。 ●保存方法 新聞紙に包んで冷暗所で保存(泥付きならそのまま) 。軽く湿らせた新 聞紙に包んで発泡スチロールの箱や段ボール箱などに入れてもよい。 長芋 ●選ぶコツ ずっしりと重みがあり適度な太さで皮がきれいなもの。カットしたもの は切り口が変色していないもの。 ●保存方法 乾燥すると傷みが早いので、まるごとのものは新聞紙に包んで冷暗所ま たは冷蔵庫で保存。カットしたものはラップで包んで冷蔵保存し、2~3 日中に使い切る。すりおろしたものは冷凍も可能。 くり ●選ぶコツ 果皮に張りと光沢があってずっしりと重みがあるもの。傷が付いていた り黒っぽく変色していたり、穴があいているものは避ける。 ●保存方法 乾燥しないようポリ袋に入れて冷蔵庫へ。チルド室がおすすめ。冷凍する 場合はよく洗ってから水気を切り、保存用袋などに入れて冷凍庫へ。 いちじく ●選ぶコツ ふっくらと大きくて果皮に張りと弾力があり、香りのよいもの。へたの 切り口に白い液がついているもの。お尻の部分が裂けそうになり、ヘタ のところまで赤褐色に染まると食べ頃です。 ●保存方法 乾燥を防ぐためにポリ袋に入れて冷蔵庫へ。日持ちしないので、早めに食 べましょう。 ぶどう ●選ぶコツ 粒に張りがあり、軸が太く青いもの。果皮に白っぽい粉がまんべんなく 付いているものは鮮度がよい。 ●保存方法 新聞紙やラップで包むかポリ袋に入れて、冷暗所もしくは冷蔵庫で保存し 早めに食べましょう。果皮の白っぽい粉は食べる直前まで洗い流さないこ と。カットする場合はブドウの軸を少し残しておく。冷凍する場合もこの 状態で保存するのがおすすめ。 梨 ●選ぶコツ 形が良く張りがあり、同じ大きさなら重みがあるもの。軸がしっかりと して皮に色ムラがなく、おしりがふっくらとしているもの。 ●保存方法 新聞紙で包んでからポリ袋に入れて冷蔵庫で保存。新鮮で保存状態がよけ れば 7~10 日ほどは日持ちしますが、なるべく早く食べましょう。 柿 ●選ぶコツ へたがきれいで、果実にくっついていて果実との間に隙間がないもの。 濃く色づいて、張りがあり、ずっしりと重いもの。 ●保存方法 ポリ袋に入れて冷蔵庫で保存すれば 1 週間ほど持ちますが、常温だと 2 日ほどでやわらかくなります。購入したら早めに食べましょう。
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