季節の野菜豆知識(秋) [PDF:279KB]

日本には四季があり、季節毎に様々な自然の恵みを受けることができます。地元で育
まれた旬の農林水産物は、その地に住む人がその季節(時期)に必要な栄養素を豊富に
含んでいます。
秋野菜は胃の働きを活発にしたり、おなかの調子を整えるものが多く、夏の暑さで疲
れた体を回復させてくれます。また、秋にとれる脂の乗った秋刀魚などの魚類や、くり、
いも類の栄養分は、冬の寒さに耐えられるよう、脂肪を蓄えた体をつくってくれます。
秋のごうつの地元野菜・果物
ごぼう
キャベツ
●選ぶコツ
乾燥しやすいので、新鮮さや風味を保ちたいなら泥付きを。太さが均等
で、ひげ根が少ないもの。洗ってある場合は、表面のきめが細かくひび
割れていないもの。
●保存方法
泥つきは新聞紙に包んで冷暗所に立てて保存するか、庭の土に浅く埋め
る。洗ってあるものは、ポリ袋に入れて冷蔵庫へ。
さつまいも
●選ぶコツ
色むらがなく、ふっくらとして皮のきれいなものや、ひげ根のあとが小さ
いもの。
●保存方法
新聞紙に包んで室温で保存。寒さが苦手なので冷蔵庫での保存は厳禁。水
がつくと腐りやすいので注意。
里芋
●選ぶコツ
ふっくらと丸みがあって変色や傷がなく、泥付きのもの。皮は適度に湿り
気があるもの。お尻の部分がやわらかいもの、皮にひび割れがあるものは、
傷んでいたり、鮮度が落ちている可能性があります。
●保存方法
新聞紙に包んで冷暗所で保存(泥付きならそのまま)
。軽く湿らせた新
聞紙に包んで発泡スチロールの箱や段ボール箱などに入れてもよい。
長芋
●選ぶコツ
ずっしりと重みがあり適度な太さで皮がきれいなもの。カットしたもの
は切り口が変色していないもの。
●保存方法
乾燥すると傷みが早いので、まるごとのものは新聞紙に包んで冷暗所ま
たは冷蔵庫で保存。カットしたものはラップで包んで冷蔵保存し、2~3
日中に使い切る。すりおろしたものは冷凍も可能。
くり
●選ぶコツ
果皮に張りと光沢があってずっしりと重みがあるもの。傷が付いていた
り黒っぽく変色していたり、穴があいているものは避ける。
●保存方法
乾燥しないようポリ袋に入れて冷蔵庫へ。チルド室がおすすめ。冷凍する
場合はよく洗ってから水気を切り、保存用袋などに入れて冷凍庫へ。
いちじく
●選ぶコツ
ふっくらと大きくて果皮に張りと弾力があり、香りのよいもの。へたの
切り口に白い液がついているもの。お尻の部分が裂けそうになり、ヘタ
のところまで赤褐色に染まると食べ頃です。
●保存方法
乾燥を防ぐためにポリ袋に入れて冷蔵庫へ。日持ちしないので、早めに食
べましょう。
ぶどう
●選ぶコツ
粒に張りがあり、軸が太く青いもの。果皮に白っぽい粉がまんべんなく
付いているものは鮮度がよい。
●保存方法
新聞紙やラップで包むかポリ袋に入れて、冷暗所もしくは冷蔵庫で保存し
早めに食べましょう。果皮の白っぽい粉は食べる直前まで洗い流さないこ
と。カットする場合はブドウの軸を少し残しておく。冷凍する場合もこの
状態で保存するのがおすすめ。
梨
●選ぶコツ
形が良く張りがあり、同じ大きさなら重みがあるもの。軸がしっかりと
して皮に色ムラがなく、おしりがふっくらとしているもの。
●保存方法
新聞紙で包んでからポリ袋に入れて冷蔵庫で保存。新鮮で保存状態がよけ
れば 7~10 日ほどは日持ちしますが、なるべく早く食べましょう。
柿
●選ぶコツ
へたがきれいで、果実にくっついていて果実との間に隙間がないもの。
濃く色づいて、張りがあり、ずっしりと重いもの。
●保存方法
ポリ袋に入れて冷蔵庫で保存すれば 1 週間ほど持ちますが、常温だと 2
日ほどでやわらかくなります。購入したら早めに食べましょう。