校内音楽会 とても素晴らしい歌声、合奏でした! 低・中・高別音楽会 ご覧

坂戸市立入西小学校
学 校 だ よ り
おもしろいこといっぱい!うれしくなる学校を目指して
平成 27 年 11月4日
校長
土井雅弘
校内音楽会 とても素晴らしい歌声、合奏でした!
低・中・高別音楽会 ご覧いただきありがとうございました
校内音楽会、ブロック別音楽会、いずれも私は大満足でした。
一人一人の児童が、本当に一生懸命歌い、演奏している様子がうかがえ、楽しく大
満足の音楽会となりました。
正直に言えば、計画の段階で、児童だけで行う音楽会と保護者の皆様に見ていただ
く音楽会と2回行うことに、少し違和感がありました。できれば、一堂に会して音楽
会という時間を共有したいと思っていました。しかし、体育館に保護者の皆様を含め
て全員は入ることができない現実の中で、致し方ないと思っていました。
ところが、2回の音楽会は、それぞれによさがあり違いがあって、2回楽しむこと
ができました。
児童だけで行う音楽会は、1年生から6年生までの発表曲がバラエティに富んでい
て、声の質も、また合奏の幅も広くて、小学校らしい楽しい雰囲気がいっぱいの音楽
会でした。
保護者の皆様に見ていただいた音楽会は、低学年、中学年、高学年らしさがしっか
りと表れていた音楽会でした。進行役も感想発表も、それぞれの学年の児童が行った
こともあり、見ていて微笑ましく、またしっかりしているなあと感心させられるもの
でした。保護者の皆様に見ていただくことで、児童だけで行う音楽会よりも張り切っ
ていた児童も多く見受けられました。児童は、私と同様、2回の音楽会を楽しんでい
たように思います。
狭い中での鑑賞でしたが、多くの皆様にご覧いただくこと
ができ、本当にうれしく思います。ありがとうございました。
「頑張っている顔は美しい!」 実感です
9月の運動会の時にも思ったことですが、音楽会を見て改
めて実感しました。
「頑張っている時の顔は、いい顔だ!」「美しい!」
きれいな声を出すために、縦長に大きく口をあけ、表情豊かに、リズムに乗って歌
う子供達の顔は、とてもいい顔つきでした。一生懸命さが、楽しい歌声、きれいな歌
声と共に伝わりうれしくなりました。合奏のときも同じように感じました。
私は、「学校は頑張るところ」だと思っています。「頑張ることが楽しい」を学ぶ
ところだと思っています。頑張ることで、子供達のいい顔、美しい顔が溢れる入西小
学校にしたいと思います。
いい顔、美しい顔を見せてくれた子供達に感謝です。ありがとうございました。
「社 会 で許されない行 為 は、学 校 でも許されない」
しっかりと指 導 していきたいと思 います
関心をもたれた方も多いと思いますが、9月17日の新聞等で「小学生の暴力が過
去最多、低学年で増加」という報道がありました。これは、文部科学省が行った昨年
度1年間の問題行動調査で明らかになったものです。
小学生の暴力が増えている背景として
「同じ学校で繰り返し暴力行為が発生したり、同じ児童が複数回暴力行為に及んだ
りする」
「感情のコントロールがうまくできない児童が増え、ささいなことで暴力に至る」
等が書かれていました。
実は、このことは本校においても心配しているところです。
腹が立ったり、むかついたり、カッとなったりするとすぐ手や足を出す子がいます。
正に暴力行為です。感情のコントロールができないで、いつまでも暴言を吐き続けた
り、ものに当たったりする子もいます。中には先生方を蹴ったり叩いたりする子もい
ます。この行為が治らなければ中学生、高校生、大人になっても同じことを繰り返し
ます。逮捕という事態になっては取り返しがつきません。
是非、保護者の皆様には、お子さんが、「手を出す、足を出す、感情のコントロー
ルができない」などということがないか、よく見ていただきたいと思います。
本校は、「社会で許されない行為は、学校でも許されない」という姿勢で指導に当
たってまいります。お子さんの暴力行為などご心配な点がありましたら、すぐにご相
談ください。
叱ることの難しさと大切さ
誉めることの難しさと大切さ
子供を健全に育てる上で、叱ることと誉めることは不可欠です。
子供の話をよく聴き、認め、励ましていくのが基本姿勢ですが、叱らなければなら
ない時があるのも事実です。また、誉めなければならない時にはきちんと誉めるのが
よいことは言うまでもありません。しかし、その難しさは、子育てをしている保護者
の皆様や教育に携わっている私達は、十二分に分かっていることです。
私が若いころ影響を受けた本(『教育論』B・ラッセル著)には、賞讃と叱責につ
いて次のように書かれていました。
「第一に他の子供との比較を示すものであってはいけない。第二に叱責の方は賞讃よ
りもずっとひかえ目に加えられなければいけない。第三に賞讃は当たり前のことに
対して与えてはならない。」
叱る際には、他の子供を引き合いに出すことと、叱りすぎは禁物です。私がそうで
あったように、つい兄弟姉妹を引き合いに出して、「しまった!」と思ったこともあ
るのではないでしょうか。叱るときは「鋭く、短く」がいいようです。
賞讃は「当たり前のことには与えない」というのは含蓄のある言葉です。本当に賞
讃に値することに対して賞讃していくことが、子供を高め、成長させることになるの
でしょう。大したことはしていないのに賞讃されると、賞讃に
値するような大したことをした時に、大したことでない時と同
じ感覚になってしまいます。賞讃に値することの素晴らしさを
学ぶことができなくなるのです。誉めることを「おだてる」手
段として使うことは、決してしてはならないのです。
私自身、心して子供達に接していきたいと思います。