は じ め に - 長野県教職員組合

は
じ
め
に
仕事も家族も大切にしながらいきいき働き続けたいというのは、
私たちみんなの願いです。
「結婚したら、子どもを産んだら、女性は家庭に入るべき」とい
う時代から、先輩たちは女性が働き続けるために必要な権利を一つ
一つ実現させ、困難な道を一歩一歩切り開いてきました。今私たち
が当然のこととして行使している権利や、何気なくその恩恵にあず
かっている事業のどれをとっても、先輩たちやそれを引き継いだ私
たち県教組女性部の粘り強い運動によって勝ち取られてきたもの
ばかりです。
前回の権利手帳は 2010 年に作られました。その後も、新しい権
利が実現し、今回この手帳にもいくつかの権利が書き加えられまし
た。働き続ける条件もいっそう大きく広がってきています。
この手帳が広く活用され、女性教職員がいきいき働き続けるため
に役立つことを願っています。
2012年9月
長野県教職員組合女性部
1. 権利獲得のあゆみ
1908 年
1922 年
1947 年
1955 年
1967 年
1968 年
1970 年
1971 年
1972 年
1974 年
1976 年
1978 年
1984 年
1985 年
1989 年
1991 年
1992 年
・2 ヶ月の有給出産休暇(長野県)
・産前 2 週、産後 6 週の休養(文部省が女教師にみと
める)
・労働基準法(男女同一賃金の原則 育児時間の保障
生理休暇 産前産後休暇 6 週間)
・産休補助教員設置法成立(教諭のみ)
・産後休暇 7 週間に延長 通院休暇の実施
・産前休暇 7 週間、産後休暇 8 週間に延長
・産前休暇 8 週間に延長
・妊娠 4 ヶ月未満の流産の場合、2 週間の産後休暇
・妊娠障害休暇(つわりのみ)2 週間の実施
・妊娠中の通勤緩和(1 日 1 時間以内)
・出産補助休暇
・通院休暇。分娩後 1 年以内に 1 回
・多胎妊娠、産前休暇 10 週に延長
・育児休業法施行(教諭「寮母」のみ)
・女子教員産休代替法改正(現業職員を除き全婦人教
職員に代替措置)
・家族看護欠勤実施(年休消化後、1 ヶ月)
・妊娠障害休暇のつわり限定はずれる
・県独自の育児休業 6 ヶ月(全職種に拡大)6 月~
・産休につながる妊娠障害休暇に代替が入る
・事務職、栄養職の育休 1 年に延長
・看護欠勤 3 ヶ月に延長(年休消化の条件なくなる)
・看護欠勤実質期間延長(個々のケースに応じて対応)
・妊娠中の寄宿舎教職員の宿直代替全期間に
・地方公務員の育児休業法実施(男女に適用)
・妊娠中の体育代替、中学校に実現(8 週間)
・妊娠中の体育代替、小学校に拡大(妊娠者が複数名
いて、重複期間が 1 ヶ月以上ある場合に 8 週)
1993 年
・育児時間(1 歳まで)を男性にも適用
・妊娠障害による療休、180 日に延長
1994 年
1995 年
・育児時間 2 歳まで延長(4 月~)
・介護休暇・欠勤の制度化
(3 ヶ月+3 ヶ月+α、給料の 6 割給付、
日・時間単位の取得可) (1月~)
・短期の休暇でも、1 ヶ月休む見通しがついた時点で
代替者配置(1 月~)
・骨密度検診始まる(4 月~)
・育児休業手当金(給料の 25%相当)共済組合より給
付(4 月~)
1996 年
・小学校の妊娠体育代替、ひとりでも措置(4 月~)
・産・育休の事務引き継ぎ期間前後 1 日を措置
・育休による昇級延伸の復元、復帰 1 年後に 3 短
1997 年
・妊娠体育代替、12 週間に期間延長
1998 年
・多胎妊娠の産前休暇 14 週に(1998.1.1~)
・妊娠体育代替、16 週間に期間延長
・妊娠中に補食・休息のための特別休暇
・妊娠体育代替、20 週間に期間延長
・育休、介護休暇・欠勤中に対象者がなくなった場合の
特休中に代替者配置(学級担任に)
・妊娠体育代替、全期間に期間延長
・小学校の臨任妊娠者に体育代替措置
・育休、介護休暇・欠勤中に対象者がなくなった場合の
特休中に代替者配置(全職種に)
(1996.4.1 以降の育休取得者)
1999 年
2000 年
・育休取得者の給与、復帰 1 年後に完全復元(2000.4.1
以降の育休取得者)
2001 年
2002 年
2003 年
2004 年
2005 年
・育児休業手当金(給料の 40%相当)共済組合より給
付(1 月~)
・盲・ろう学校及び臨時的任用者に体育代替
・肢体不自由児学校の学級担任に妊娠中の業務軽減の
ための業務補助員
・育児休業 3 歳未満に延長(2002.4~)
・育児時間 3 歳までに延長(2002.4~)
・介護休暇 6 ヶ月+介護欠勤 3 ヶ月に延長
・病弱養護学校に妊娠中の業務軽減のための業務補助
員
・子の看護のための休暇(2002.4.22~)5 日間
・子の看護休暇時間単位の取得可能に(2003.1.1~)
(40 時間)
・不妊治療で、人工授精・体外受精後の安静・加療を
必要とする期間が療養休暇に。
・知的障害養護学校小学部に妊娠中の業務軽減のた
めの業務補助員
・不妊治療の治療行為全てが療養休暇の対象に
・子の看護休暇対象が小学生までに拡大・予防接種で
も取得可能に
・介護休暇の対象者拡大(配偶者の祖父母・兄弟姉
妹・孫も同居を条件に)時間取得は昼も可能に(時
間分割取得も可能)
・臨時的任用教員の中断期間 10 日に。
健康診断書 1 年有効
・育休中の共済掛金免除 3 歳まで(4.1~)
・男性の育児のための休暇(5 日・時間取得可)
(妻
の産休中)
2006 年
2007 年
2008 年
2009 年
2010 年
2011 年
・乳ガン、骨密度検診の自己負担金廃止
・知的障害養護学校中・高等部担任妊娠者への業務軽
減のための補助員(07.4.1~)
・育休部分休業の対象が小学校就学前まで拡大
・育休昇給延伸が復帰時に復元(07.8.1 以降)
・育児休業手当金給料の 40%が 50%に増(07.10~)
・複数の中学校就学前の子を養育している場合の子
の看護休暇が 1 日拡大して 6 日間に(08.1.1~)
・臨時的任用教員の中断期間が 7 日間に短縮
・育児短時間勤務制度開始(09.4.1~)
・10 年研 5 日短縮して 10 日に。申し出れば育休明け
1年間猶予と再確認。5 年研 2 日に。
・短期介護休暇制度(特別休暇)。1 人 5 日、2 人以上
10 日。連続して 7 日を超える場合は診断書を。
・子の看護休暇、小学校就学前 2 人以上の場合 10 日
に拡大。任意の予防接種・乳児検診も対象に。
・育児休業が専業主婦(夫)の場合でも取れるように
なったことに伴い、育児短時間勤務・育休部分休
業・時差勤務・超過勤務の免除・超過勤務の制限など
も配偶者の状況にかかわらず、夫婦共に取得可能に。
・3 歳未満の子を養育している場合超過勤務免除。
(以上すべて 10.6.30~)
(以下 10.4.1~)
・育児休業手当金子が 1 才まで毎月給料の 50%に
・子の看護休暇、2 人以上の場合 10 日が、中学校就学
前までに拡大。
(11.1.1~)
・臨時的任用学校事務職員及び栄養職員の中断期間が
7 日間に短縮。
(11.4.1~)
・育児休業取得期間が 1 ヶ月以下の場合、期末手当の
支給割合を減じないことに。
(11.11.30~)
2.私たちの権利
(1)生理休暇(療養休暇)
あなたは生理休暇をその都度必要と認める期間とることができ
ます。
・1 日、1 時間単位で取得できます。
・届出の方法 ------ 休暇整理簿に記入して申し出ます。
~旧 労働基準法第 67 条~
使用者は、生理日の就業が著しく困難な女子又は生理に有害な業
務に従事する女子が生理休暇を請求したときは、その者を就業させ
てはならない。
旧労基法では上記のようになっていましたが、1986 年 4 月 1 日
からの労基法一部「改正」で――の部分が削られました。
教職員の場合、生理に有害な業務とは生理日の水泳や登山などを
指し、身体の冷えや過労が重なって生理不順をひきおこし、異常出
産や不妊症等につながっていく例が数多くあります。ですから――
部分も残しておかなければなりません。県人事委員会と何度も交渉
する中で、県側も一応了解し、人事委員会規則はもとのままになっ
ており、現在もそのまま続いています。
(2)不妊治療(療養休暇)
あなたが不妊治療のために、医師の診断に基づく治療行為を受
ける場合、療養休暇を 90 日以内とることができます。
・連続して 7 日以上休む場合には医師の診断書が必要です。
・人工授精・体外受精後の安静・加療を要する期間のみでなく、検
査を含む全ての不妊治療が療養休暇の対象になりました。
・休暇整理簿への記入はプライバシーに十分配慮したものとなるよ
う、
「通院」
「体の不調」等でよいことが確認されています。
(3)妊娠障害休暇(療養休暇)
あなたはつわりや切迫流産などの妊娠中の障害等で 14 日以内
の範囲で妊娠障害休暇がとれます。
・14 日以内であれば連続でも断続でもかまいません。1 日、1 時間
単位で取得できます。
・妊娠障害(つわり・妊娠中毒症・切迫流産・切迫早産・貧血・腰
痛等)すべてに適用されます。
・産休につながる場合は、妊娠障害休暇中から代替が入ります。
・妊娠障害が長びく場合は、療養休暇でさらに 180 日間休めます。
・届出の方法 ------ 休暇整理簿に記入して申し出ます。連続して 7
日以上休む場合は、診断書を提出します。
(4)妊娠中の通勤緩和(特別休暇)
あなたは妊娠中、交通ラッシュから母体と赤ちゃんを守るため、
1 日 1 時間以内の遅刻・早退ができます。
・マイカー通勤者にも適用されます。
・届出の方法 ------ 休暇整理簿に記入して申し出ます。
(5)妊娠中の通院休暇(特別休暇)
あなたは妊娠中と分娩後、通院のための休暇をとることができ
ます。
・妊娠中は、23 週までは 4 週に 1 回、24 週から 35 週までは 2 週
間に 1 回、36 週からは週に 1 回、分娩後は 1 年までの間に 1 回
行使できます。
・医師等から特別指示があった場合は、その指示された回数だけ通
院休暇がとれます。
・1 回の必要時間に制限はありません。
・休暇整理簿に記入して申し出ます。
(6)妊娠中の業務軽減
あなたは妊娠中、申請すれば、業務軽減の措置を受けることが
できます。
①
寄宿舎教員の宿直勤務 ------ 全期間代替が入ります。
②
体育実技代替
<中学校> 体育専科教員が妊娠した場合、週 20 時間
<小学校> 学級担任が妊娠した場合、週 6 時間(臨時的任用者に
も適用されます)
<盲・ろう学校>
小学部の学級担任が妊娠した場合、週 6 時間
中・高等部の体育担当者が妊娠した場合、週 8 時間
★いずれも妊娠判明時から全期間、出産予定日が決まる前でも措
置されます。
③ 業務補助員
<肢体不自由児学校・病弱養護学校・知的障害養護学校>
学級担任が妊娠した場合、
1 日 6 時間×週 5 日間×24 週間
★妊娠判明時(出産予定日が確定する前でも)から措置されます。
長期休業等児童生徒が登校しないときは補助員がつかないので、
判明時から措置しても、24 週を超えることはありません。
④ その他の業務軽減
所属長に口頭で申し出ます。遠足や登山の引率、管理当番など、
免除された例はいくつかあります。
~労働基準法第 65 条③~
使用者は、妊娠中の女性が請求した場合においては、他の軽易な
業務に転換させなければならない。
(7)妊娠中の休息、補食(特別休暇)
母体または胎児の健康保持に影響がある場合は、休息したり補
食をすることができます。
「母子健康法」による保健指導では、で
きるだけ横になって休める設備を設けることになっています。
・口頭で申し出ます。
(8)妊娠中の深夜勤務・時間外勤務の制限
妊娠中の女性から請求のあった場合は、1 日について 7 時間 45
分、1 週について 38 時間 45 分を超えて労働させてはいけないこ
とになっています。また、時間外労働・休日労働、深夜勤務もさ
せてはいけないことになっています。~労基法第 66 条~
(9)産前・産後の休暇(療養休暇)
あなたが妊娠した場合、産前・産後通算 16 週間の範囲で産休
がとれます。多胎の場合、産前休暇は 14 週間です。
①
妊娠 4 ヶ月未満(85 日未満)の分娩の場合
・分娩の日から 14 日以内で必要と認める期間とれます。
・6 日までは休暇整理簿に記入して申し出ますが、続けて 7 日以
上休む場合は診断書が必要になります。
②
妊娠 4 ヶ月以上(85 日以上)の分娩の場合
・ 出産予定日前 8 週間目に当たる日から出産後 8 週間目に当た
る日まで、計 16 週間と出産の日 1 日分の産休がとれます。
・多胎妊娠の場合は、出産予定日前 14 週間目に当たる日から休
むことができます。
・診断書と産前・産後休暇届を提出します。
・この休暇期間中は代替職員が措置されます。
・春休み、夏休みなどの長期休業中も代替職員は措置されます。
・妊娠 4 ヶ月(85 日目から:1 ヶ月は 28 日として計算)以上は
正常分娩だけではなく、早産・流産・死産・中絶なども出産と
して扱われ、産後 8 週間の休暇がとれます。
Q 出産が予定日より早くなった場合、産前休暇の残りを産後に
くり込むことはできますか。
A くり込むことができます。2 週間早くなったら 2 週間産後休
暇を延長し 10 週間までとれるわけです。産前産後を合計して
16 週間と分娩日の 1 日分とれます。
Q 出産が予定日より遅くなった場合、産後の休暇はどうなりま
すか。
A 出産日の翌日から 8 週間、産後休暇として休むことができま
す。
(10)引継日
産休に入る時と職場に復帰する時、それぞれ代替教職員との引
継日が保障されています。
産休・育休などの長期の休みをとる場合、学級の子どもたちのこ
とや事務上の問題など、代替教職員との引き継ぎが充分なされ、
学級経営や学校運営がスムーズに行
われるようにすることが大切です。
産・育休中の代替者との引継日が前後
各 1 日措置されます(ダブル任用)
。
01 年から、産・育休の前後が週休日・
休日であっても、引継日が措置されるようになりました。
勤 務
産・育休
(金) (土) (日)
引継日週休日 週休日
勤 務
(土) (日) (月) (火)
週休日 週休日 休 日 引継日
・5 月 3 日~5 日の連休、および長期休業中は引継日は措置されま
せん。その場合は産・育休に入る前 2 日、休みが終わった後の 2
日、代替の方の旅費が保障されるようになっています。
・事務職員の方のみ長期休業中も引継日が保障されます。
・育休任期付任用者や複数配置の事務職員・栄養職員・養護教諭に
は、まだ措置されていません。
(11)出産補助休暇(特別休暇)
あなたが出産した場合、あなたの夫が長野県の県職員であれば、
夫は、入院の日から出産の翌日より 2 週間以内の間に 3 日以内の
休暇が取得できます。
(時間取得可)
・この休暇で、出産の付き添いや出生の届けもできます。
・事実上婚姻関係と同様の事情にある場合も認められます。
・妊娠 4 ヶ月以上の分娩に限られます。
・休暇整理簿に記入して申し出ます。
(12)男性職員の育児参加のための休暇(特別休暇)
配偶者の出産予定日の 6 週(多胎妊娠の場合は 14 週)
以前の日から、出産後 8 週目までの期間に、出産にかかわる子
又は小学校就学前の上の子の養育のために、5 日の範囲で日又
は時間単位の休暇をとることができます。(2005.4.28~)
・休暇整理簿に記入して申し出ます。
(13)育児休業
希望する男女教職員は、子どもが 3 歳になるまでの期間 、育
児休業をとることができます。
(2002 年 4 月 1 日実施)
・育児休業期間は、産後休暇が終わった翌日から満 3 歳の誕生日の
前日までの連続する期間で、自由に選択できます。
・期間内であれば、1 回に限り延長することができます。
・期間延長の請求時には予測できなかった事実が生じて(子を養育
するはずであった配偶者や祖父母が疾病等により養育が困難に
なった場合や子の疾病により予定していた託児所に預けられな
い等)子の養育に著しい支障が生じることとなった場合は再延長
を請求できます。
また職員が疾病等により育児休業を取り消された後に子を養育
できる状態に回復した場合も再取得できます。(08~)
・男女どちらでもとれます。重複してとることもできるようになり
ました。配偶者が育休中であったり、専業主婦(夫)であっても
取得できます。(10.6.30~)
・妻の産後休暇中は夫が育児休業をとることができ
ます。
(上に 3 歳未満の子がいる場合は、産前 6
週間の期間も夫が育休をとることができます。
)
この場合この育休は 1 回にカウントされず、
夫は再度育児休業が
とれます。
・育休に入る前に計画書を提出すると、妻と夫が交替で育休がとれ
ます。
1 歳 未 満
1 歳以上 3 歳未満
・無給
・無給
・共済組合より育児休業手当
・育児休業手当金なし
金、給料の 50%相当額給付
(1 歳 6 ヶ月までは条件を満た
※毎月 50%支給に。(10.4~) せば育児手当金あり)
・県教組費、日教組費免除 (組合費は支部費のみ月数百円以下)
・共済掛け金・互助組合掛け金・退教互掛け金免除
・期末・勤勉手当の基準日に育児休業中でも、休業前の勤務実績に
応じて期末・勤勉手当が支給されます。
・以前は、育児休業中は 1/2 しか勤務したとみなされませんでした
が、2007.8.1 以降の育休については、復帰時に休んでいなかった
人と同じ給料に復元されます。
(それ以前の分については、復帰
後1年を経過した後の1月1日に昇給延伸が完全復元されます。
)
・上の子の育休中に次の子の産休に入る場合は、その時点で上の子
の育休は終了し、次の子の産休が始まります。
・
「育児休業承認請求書」に記入し、戸籍抄本または住民票ととも
に、育児休業開始 40 日前までに申し出ます。
(14)育休部分休業
小学校就学前の子を養育している人は、2 時間を上限に部分休
業をとることができます。
(2007 年8 月 1 日~年齢拡大)
・育児時間と違って給料が減額されます。
・育児短時間勤務制度と違い、補充者はつきません。
・この制度によって勤務しない期間についても、昇給の抑制は行わ
れません。
・部分休業の承認要件から「託児の様態・通勤の状況から必要とさ
れる時間」とする制限がはずされ(08.1.1~)また、配偶者がお
子さんを見ている場合でもとれます。
(10.6.30~)
(15)育児短時間勤務制度
小学校就学前の子を養育している人は、以下のいずれかの勤務
形態により勤務することができます。
(1) 1日3時間55分×週5日(週19 時間35 分)
(2) 1日4時間55分×週5日(週24 時間35 分)
(3) 1日7時間45分×週3日(週23 時間15 分)
(4) 1日7時間45分×2日、1日3時間55 分×1日
(週19時間25 分)(2009年4月1日実施)
・1ヶ月以上1年以内の期間で請求しますが、お子さんが小学校に
あがるまでは、期間の延長が可能です。
・ただし、一旦この制度の利用を停止した場合、再取得するために
は1年以上の間をあけることが必要となります。
・給料及び一部の手当は、勤務時間に応じて支給されます。
・配偶者の状況によらず利用できるので、夫婦同時に利用すること
も可能です。
(10.6.30~)
(16)育児時間(特別休暇)
希望する男女教職員は、子どもが 3 歳になるまでの期間、1 日
2 回 30 分ずつの育児時間をとることができます。
・男女どちらでもとれますが、重複してとることはできません。
・勤務時間のどこでとってもかまいません。また年休や子の看護休
暇と続けてとることもできます。ただし、1 時間育児時間 7 時間
年休というとりかたはできません。
・1回にまとめて 60 分とることもできます。4 時間程度の勤務の
場合は、1 日 1 回 30 分とれます。
・妻が朝 30 分、帰りに夫が 30 分と分けてとることもできます。
・休暇整理簿に記入して申し出ます。
(一度休暇整理簿に記入すれ
ば、毎日記入する必要はありません。
)
(17)子の看護のための休暇(特別休暇)
あなたが中学校就学前の子どもを育てている場合、子の看護休
暇をとることができます。
・1 年(1 月~12 月)に 5 日、中学校就学前の子が複数いる場合は
10 日(時間単位も可)に拡大しました。
(11.1.1~)
・負傷・疾病による治療、療養中の看病および通院等の世話、任意
の予防接種、乳幼児検診等の場合に取得できます。
(医師の診断
書は連続して 7 日を超える場合以外、必要ありません。
)
・2 人以上の場合 10 日を、1 人の子に使ってもよくなりました。
・7 時間 45 分で 1 日とカウントされるので、1 年に 38 時間 45 分
(46 時間 30 分・77 時間 30 分)とることができます。
・父母ともに県職員の場合、各自 5 日(10 日)ずつとれます。
・休暇整理簿に記入して申し出ます。
(17-2)短期介護休暇(特別休暇)
あなたが日常生活を営むのに支障のある家族の介護や世話をす
る場合、短期介護休暇をとることができます。(2010.6.30~)
・14日以上の要介護状態の家族、1人に5日、2人以上に10日
取ることができます。
・1日単位でも、1時間単位でもとることができます。
・申請書は必要ですが、連続して7日を越えて休む場合以外は診断
書は必要ありません。
・対象となる家族は、介護休暇の規定と同じ。
(※下線部は、ホームページ上にて追記しました)
(18)育児・介護を行う人の時差勤務制度
あなたが、小学校就学前の子を養育しているか、介護の必要な
家族をかかえているか、学童保育施設へのお迎えが必要な場合は
勤務開始時間を 1 時間以内で繰り上げる(遅らせる)ことができ
ます。
・勤務の開始時刻を早くする早出と遅くする遅出があります。勤務
時間の 7 時間 45 分は変わりません。
・学校長の承認により勤務開始時刻の変更ができます。
・育児時間との併用もできます。夫婦が県職員の場合、同時取得も
できます。
(19)3 歳未満の子を養育する職員の時間外勤務の免除
あなたが、3 歳未満の子を養育している場合は、請求すれば公
務の正常な運営を妨げる場合を除いて、時間外勤務をさせてはい
けないことになりました。(2010.6.30~)
(20)育児・介護を行う人の深夜勤務及び時間外勤務の制限
あなたが、小学校就学前の子を養育しているか、日常生活を営
むのに支障がある者を介護している場合は、請求すれば公務の正
常な運営を妨げる場合を除いて、深夜勤務及び 1 月について 24
時間、1 年について 150 時間を超えて時間外勤務をさせてはいけ
ないことになっています。~勤務時間条例 5 条の 2~
(21)介護休暇・介護欠勤
あなたは、家族を介護するため、介護休暇および介護欠勤をと
ることができます。
① 介護休暇を取得できる場合
下記の要介護者がけが・病気・老齢のため、14 日以上にわた
り日常生活を営むのに支障がある場合にとることができます。
(病気には身体的なものも精神的なものも含まれます)
② 介護休暇をとることができる相手(以下要介護者という)
祖父母
祖父母
父母*
父母*
*父母の配偶者(再婚相手)は
同居が条件
届出をしないが事実上婚姻
兄弟姉妹
自 分
配偶者
兄弟姉妹
関係と同様の事情にあるも
のを含む
配偶者
子
孫
は同居が条件
子
孫
は同居の有無を問わない
③ 介護休暇の期間
要介護者 1 人につき生じた、介護を必要とする一つの継続する
状態ごとに、連続する 6 ヶ月以内です。要介護者が異なる場合に
は、
「連続する 6 ヶ月」を超えて介護休暇を取得できます。
疾病がいったん治癒した後に同じ疾病が再発した場合には、新
たに「連続する 6 ヶ月の期間内」で介護休暇を取得できます。し
かし疾病が治癒することなく他の疾病を併発した場合は、介護を
必要とする状態が継続しているので、新たな介護休暇は取得でき
ません。
※ 介護休暇・欠勤取得の例
継続が必要
中断も可
①夫
②夫
③妻
④妻
休暇 6 月
欠勤 3 月以内
休暇 6 月
欠勤 3 月以内
①妻
休暇 6 月以内
②夫
休暇 6 月
③夫
欠勤 3 月以内
妻 母の介
妻 母の介
妻 父の介
妻 父の介
夫 母の介
護休暇
護欠勤
護休暇
護欠勤
護休暇
※ 夫と妻がともに県費職員である場合は、同時に介護休暇をとる
ことはできません。
④ 休暇の単位
介護休暇の単位は 1 日または 1 時間です。1 時間を単位とする
場合、始業時・終業時に続く 4 時間の範囲内でなくても好きな時
間帯に取得できるようになりました。(2005.1.1~)時間取得の場
合は分割して 4 時間とることも可能です。日によって時間数や
時間帯が変わっても、休暇を取る日が連続していなくても大丈
夫ですが、介護休暇の期間は最初に休暇をとった日から 6 ヶ月間
です。
⑤ 介護休暇の請求
介護休暇の申請は、あらかじめ、14 日以上の期間について一
括して請求します。
〇提出書類
・介護休暇願い
・要介護者との続柄を証明する書類(住民票や戸籍謄本など)
・要介護者にかかわる、介護が必要であるという医師の診断書、
または介護が必要なことを証明するに足る書類。
〇1ヶ月以上休むことが確実になった時点で、代替者が措置され
ます。ただし時間取得者の場合、代替者は措置されません。
⑥ 介護休暇中の給与の取り扱い
給料は休暇時間数により減額されます。月の全日を勤務しない
場合は支給されません。
(月締めで特例計算し翌月時にインプッ
トするので、実際に減額されるのは 2 ヶ月後になります。そのた
め、復職していても給料が出ない場合があるなど、ズレが生じる
ことが多くなります。
)
★全額支給されるもの
扶養手当・住居手当・単身赴任手当・寒冷地手当・期末手当
★勤務に応じて支給
教職調整額・へき地手当・地域手当
★通勤手当 --- 月の 1 日でも勤務した場合は全額支給
★勤勉手当 --- 週休日・休日を除いて勤務しない日が 30 日未満
の場合は全額支給、30 日以上の場合はその期間に応じて支給
⑦介護欠勤
・介護休暇が終了しても介護を必要とする状態が継続している場
合は介護欠勤が取得できます。
・介護休暇が終了する翌日から、連続する 3 ヶ月以内で 1 日また
は 1 時間を単位として、必要と認められる期間取得できます。
時間取得の条件は介護休暇と同じです。
⑧介護休暇・欠勤中の手当など
〈介護休暇 3 ヶ月〉
〈介護休暇 3 ヶ月〉
・共済組合より介護休
業手当金 40%
〈介護欠勤 3 ヶ月〉
・共済組合より
休業手当金 60%
・互助組合より傷病見舞金 月 3 万円
⑨その他
・介護欠勤が終了してもなお要介護の状態が継続している場合は
ケースバイケースで相談に応じてもらえることになっています。
県教組にご相談ください。
・介護休暇、欠勤に入る前後に引継日を設定できます。
・介護休暇・欠勤中に対象者がなくなった場合の特休中は代替者
が措置されます。
(ただし複数配置の事務職員・栄養職員・養
護教諭にはまだ措置されていません。
)
(22)年次休暇(年休)
・年次休暇は有給で、1 年間に 20 日間とれます。ただし新規採用
者は採用された月によって年休の日数が違います。
・行使後の残りの年休は、出勤率や経験年数に関わりなく、20 日
を限度に翌年に繰り越すことができます。
・年休は 1 日または 1 時間単位でとることができます。1 時間単位
の年休は、7 時間 45 分をもって 1 日と計算します。
・小・中学校、障害児学校に勤務する非常勤講師は、任用期間が 6
ヶ月以上の場合、週の担当する授業時数に応じて年休がとれます。
(2005.4.1~)
(1 授業につき 1 時間。20 時間が上限)
・年度内に勤務校が変わっても、合算で 6 ヶ月以上であればとれま
すが、単年度ごとの任用なので、年休の繰越はできません。複数
校勤務の場合、それぞれの学校で授業時数に応じてとれます。
・管理職が年休の理由を聞くことは、年休権に対する干渉であり、
違法行為です。
(23)リフレッシュ年休
・1992 年より、年休を活用して長期間勤務者の心身のリフレッシ
ュ、健康の維持増進を図るために「リフレッシュ年休」が実施さ
れるようになりました。
・対象者 ---- 勤続年数が 10 年、15 年、20 年、25 年、30 年、35 年の
教職員
・実施時期と日数 --- 実施時期は原則として当該年に達した日の翌
日の属する年度内で、日数は年休を原則として連続 5
日以上とることになっています。
(24)療養休暇
「職員の勤務時間および休暇等に関する規則」より
事
由
期
間
1 負傷又は
(1) 公 務上の
3 年を超えない範囲内において最小限
疾病(予防接
もの又は通勤
度必要と認める期間。ただし、人事委員
種による著し
災害補償法に
会の承認を得てこの期間を延長すること
い発熱の場合
よるもの
ができる。
(生命の危険をかえりみず職務
を遂行し、そのために負傷し 3 年を超え
を含む。
)
る長時間の療養を要する場合。
)
(2)
(1) 以外
のもの
90 日(結核性疾患、成人病等人事委員
会が定める疾病にあっては 180 日)を超
えない範囲内において最小限度必要と認
める期間。ただし、人事委員会が定める
場合にあっては、この期間を延長するこ
とができる。
2 職員の妊娠障害
妊娠期間中 14 日を越えない範囲内で
必要と認める期間
3 職員の分
(1) 妊娠4 ヶ
娩
月未満の分娩
分娩日から 14 日以内で必要と認める
期間
(2) 妊娠4 ヶ
分娩予定日前 8 週間目(多胎妊娠の場
月以上の分娩
合 14 週間目)に当たる日から分娩の日
後 8 週間目に当たる日までの期間内にお
いて必要と認める期間。
4 生理に有害な職務に従事す
そのつど必要と認める期間
る女子職員及び生理日において
勤務することが著しく困難であ
る女子職員の生理日
※
成人病等人事委員会が定める疾病とは
脳卒中(脳出血・脳軟化・くも膜下出血・脳血栓・脳栓塞)
悪性新生物(ガン・肉腫・白血病)
、動脈硬化性心臓病(狭心症・
心筋梗塞・その他)
。動脈硬化性腎臓病(萎縮腎・その他)
、糖尿病、
動脈硬化性リューマチ、動脈硬化性肝硬変、精神障害及び妊娠に起
因する疾患(悪阻、妊娠中毒症、頚管無力症、切迫流産、切迫早産、
妊娠貧血、静脈瘤、腰痛)
<その他の規定>
・療休の期間がひきつづき 7 日を超えるときは、医師の診断書を提
出する。
・上記1・2の療休は1日または1時間単位でとることができます。
1時間単位の療休は、7 時間 45 分をもって 1 日と計算します。
・療休は週休日・休日など勤務を要しない日(時間)もその期間に
含めて計算します。
・
「おおむね 1 ヶ月以上」休むことが確実になった時点で(2 週間
の診断書が2回出される場合、
2回目の診断書が出された時点で)
代替者が措置されます。
(25)特別休暇
「職員の勤務時間および休暇等に関する規則」より
事
由
感染症の予防及び感染症の患者に対する医療法
期
間
その都度必要と認める期間
律による入院・交通の制限交通遮断及び家畜伝
染病予防法による通行遮断
風水震火災その他の非常災害による交通遮断
上に同じ
風水震火災その他の非常災害による職員の現住
上に同じ
居の滅失又は破壊
その他交通機関の事故等の不可抗力による場合
上に同じ
証人、鑑定人又は参考人として国会、裁判所、地
上に同じ
方公共団体の議会又は他の官公署への出頭
選挙権その他公民としての権利の行使
上に同じ
所轄庁の事故又は事業の運営上の必要に基づく
上に同じ
事務又は事業の全部又は一部の停止
生後3 年に達しない子を育てる場合
1 日2 回その都度必要と認める期間
父母・配偶者及び子の祭日
慣習上最小限度必要と認める期間
忌引
別表において定める連続する日数の範囲
において必要と認める期間
職員の結婚
連続する 7 日の範囲内において必要と認
める期間
妊娠中又は分娩後の職員の健康診査及び保健指
妊娠満23 週までは4 週間に1 回、妊娠満
導
24 週から35 週までは2 週間に1 回、妊
娠満36 週から分娩までは1 週間に1 回、
分娩後 1 年まではその間に1 回(医師等
の特別の指示があった場合には、いずれ
の期間についてもその指示された回数)
その都度必要と認める期間。
妊娠中の職員が通勤に利用する交通機関の混雑
正規の勤務時間の始め又は終わりにおい
の程度が母体又は胎児の健康保持に影響がある
て 1 日を通じて 1 時間を越えない範囲内
と認められる場合
でそれぞれ必要とされる時間
妊娠中の職員の業務が母体又は胎児の健康保持
その都度必要と認める時間
に影響があると認められる場合において、適宜
休息し、又は補食するとき
配偶者(届出をしないが事実上婚姻関係と同様
入院の日から分娩の後2週間以内におい
の事情にある者を含む。別表において同じ。)の
て 3 日を越えない範囲内で必要と認める
分娩。(妊娠4 ヶ月以上の分娩に限る。)
期間
男性職員の育児参加のための休暇
配偶者の出産予定日の6週(多胎妊娠の場
合は14週)以前の日から出産後8週目の
日までの期間に、出産にかかわる子又は
小学校就学前の上の養育のために、5日
を超えない範囲内で必要と認める期間
中学校就学の始期に達するまでの子(配偶者の
一の年において5日(2人以上の子を養
子を含む)を養育する職員が、その子の看護を
育する場合は6日)
(小学校就学の始期に
行う場合
達するまでの子が2人以上の場合にあっ
ては10日)を越えない範囲内で必要と
認める期間
条例第12条第1項に規定する日常生活を営む
一の年において5日(要介護者が2人以上
のに支障がある者の介護その他の人事委員会が
の場合にあっては10日)を越えない範囲
定める世話を行う場合
内で必要と認める期間
(※下線部は、ホームページ上にて追記しました)
夏季における職員の保養及び家庭生活の充実
7月1日から9月30日までの間において
(夏季特別休暇)
5日を越えない範囲内で必要と認める期
間(1日または4時間を単位とする)
骨髄移植のため、骨髄液の提供希望者として登
その都度必要と認める期間
録の申出を行い、又は配偶者、父母、子及び兄
弟姉妹以外の者に骨髄液を提供する場合の当該
申出又は提供に伴う検査、入院等
自発的に、かつ、報酬を得ないで次に掲げる社
一の年(1月1日~12月31日)にお
会に貢献する活動(専ら親族に対する支援とな
いて 5 日を越えない範囲内で必要と認め
る活動を除く)を行う場合
る期間
(1)地震、暴風雨、噴火等により相当規模の災害
が発生した被災地又はその周辺の地域における
生活関連物資の配布その他の被災者を支援する
活動
(2)身体障害者療護施設、特別養護老人ホームそ
の他の主として身体上若しくは精神上の障害が
(ボランティア休暇)
ある者又は負傷し、若しくは疾病にかかった者
に対して必要な措置を講ずることを目的とする
施設であって人事委員会が定めるものにおける
活動
(3)身体上若しくは精神上の障害、負傷又は疾病
により常態として日常生活を営むのに支障があ
る者の介護その他の日常生活を支援する活動
その他人事委員会が定める場合
別表
忌 引 日 数 表
人事委員会が定める期間
死 亡 し た 者
配
偶
者
1親等の直系尊属(父 母)
10 日
7日
卑属( 子 )
7日
3日
同
同
卑属( 孫 )
1日
2 親 等 の 傍 系 者(兄弟姉妹)
3日
3親等の傍系尊属(伯叔父母)
1日
1親等の直系尊属
7日
卑属
7日
2親等の直系尊属
3日
2親等の傍系者
3日
3親等の傍系尊属
1日
姻
族
数
2親等の直系尊属(祖父母)
血
族
日
同
(備考)
・いわゆる代襲相続の場合において祭具等の継承を受けた者は、1
親等の直系血族に準ずる。
・葬祭のため遠隔の地に赴く必要がある場合には、実際に要した往
復日数を加算することができる。
・配偶者には届出をしないが事実上婚姻関係と同様の事情にある者
を含む。
(26)夏季特別休暇
・期間は 7 月1日~9 月 30 日までの 3 ヶ月間
・夏季特別休暇は、1 日または 4 時間を単位とし 5 日を越えない範
囲
(27)共済組合・互助組合の事業
公立学校共済組合・長野県教職員互助組合の事業で、次のことが
利用できます。
結婚したとき
〔互助組合〕
・結婚祝い金として、請求により 3 万円を支払います。
・組合員同士が結婚した場合、両者に支払います。
・組合員期間 1 年以上の者が資格喪失後(退職後、任意継続組合員
資格喪失後)6 ヶ月以内に結婚したときも、上記と同様に、結婚
祝い金として、請求により 3 万円を支払います。
〔共済組合〕
・結婚手当金として、請求により 8 万円を
支払います。
・組合員同士が結婚した場合、両者に支払い
ます。
出産したとき
(妊娠 85 日目からの異常分娩、死産、流産も含む。
)
〔互助組合〕
組合員または認定配偶者が出産した時に出生児1人につき 3 万
円の出産費を支払い、育児手当金として出生児数にかかわらず 6 万
円を支払います。
・死産の場合には、育児手当金は支払いません。
・夫婦ともに組合員である場合、両者に支払います。
〔共済組合〕
・出産費(組合員・被扶養者である配偶者が出産の場合)
出産費 ----------- 39 万円(産科医療補償制度対象分娩の場合
3 万円を加算)
出産費付加金 – 5 万円
子どもが入学したとき
・組合員の子どもが小学校へ入学した場合、1 万円を支払います。
・その子どもが被扶養者である場合は自動支払い、被扶養者でない
場合は請求によります。
(夫婦とも組合員の場合は両者に給付さ
れます)
〔互助組合〕
女性検診・骨密度検診
5 月~3 月末、子宮頸がん・乳がん・骨密度検診を実施していま
す。子宮頸がんは指定の医療機関で、乳がんは集団検診(超音波検
査)または指定の医療機関で、骨密度は集団検診で受けられます。
マンモグラフィー検査については、県内指定医療機関で受診を希望
する 41 歳以上の奇数年齢者。骨密度は、新採者と指定年齢(26・
31・37・41・46・49・51・53)および 55 歳以上の者が対象です。
・自己負担金 子宮頸がん
乳ガン・骨密度検診
0 円 (2010 年度より)
0円
・職免で受けられます。
・受診券を忘れずにお持ちください。
〔共済組合〕
人間ドック
〔共済組合〕
<日帰り又は脳ドック>
・対象者 ---- 33 歳、35 歳、39 歳、43 歳、45 歳、47 歳および 51
歳以上の組合員(年度年齢)
・自己負担額 日帰りドック・脳ドック
7,000 円
<1 泊 2 日又は 2 泊 3 日>
・対象者……35・39・43・47・51・55・59・60・64 歳の組合員
・自己負担金 1 泊 2 日(2 泊 3 日)ドック 13,000 円
<健康づくり事業団健康センター検診>
・対象者……37・41・49 歳の組合員
・自己負担金
4,000 円
・伊那健康センター・長野健康センター
<若年者生活習慣病予防検診>
・対象者……26・29・31 歳の組合員
・自己負担金
4,000 円
・伊那健康センター・長野健康センター
<指定年齢以外>
・へき地2・3級地の組合員
・本年度退職予定者
<配偶者人間ドック>
・46 歳の被扶養配偶者又は被互助組合員の被扶養配偶者で 50 歳以
上の者
・自己負担金
日帰りドック
10,000 円
1 泊 2 日ドック
36,000 円
・県内外指定医療機関のみ
〔互助組合〕
・対象者 ---- 50 歳以上 60 歳以下の公立学校共済組合員の配偶者等
(配偶者は日帰りのみ) 自己負担金
退職するとき
10,000 円
・退職後の共済組合への手続き
希望により、共済組合へ手続きをすると、退職後も引き続いて
短期給付(医療給付等)だけの組合員になることができます。
・期間 --- 退職(再任用退職も)した日の翌日から 2 年間です。
女性教職員の権利手帳
発行日
2012年9月
発 行
長野県教職員組合女性部
〒380-0846 長野市旭町1098
長野県教育会館内
TEL 026―235―3700
FAX 026―234―6260