エコ料理で

エコ料理は、毎日の買い物・調理・片付けの中でできる環境に
やさしい行動です。
エコ料理では、食べ物やエネルギーを大切にし、できるだけ
水を汚さず、ごみも出さないように工夫しながら料理をつくり
ます。環境にやさしい食生活は、お金の節約にもつながります。
簡単にできることばかりですので、さっそく今日から始めて
みましょう。
献立をたてる
車はなるべく使わない
・何を作るか、そのために何が必要か?
買い物の前にこれを決めてから出かけ
ましょう。
・必要以上の物を買わずに済みますし、
使わないまま腐らせることも無くなり
ます。
・車から出される排気ガスや二酸化炭
素が、環境に負担をかけています。
・近所のお店に行くときや、少量の買
い物ですむときは、自転車や徒歩で
行きましょう。
マイバッグを使う
・買った商品はマイバッグに入れて
持ち帰りましょう。割り箸やスプーン
もできるだけ断りましょう。
簡易包装を選ぶ
・袋や容器は家に持ち帰ったら
ゴミになります。初めからばら売りの
商品を買えばゴミも少なくなります。
食べ物を運ぶ時の環境にかかる負担をフードマイレージといいます。
フードマイレージ =
食べ物を運ぶ量×運ぶ距離
船や飛行機で外国から食べ物を運ぶと、排気ガスや二酸化炭素が大量に
排出されます。なるべく国産の商品を選びましょう。(日本は食べ物の多
くを輸入しているため、フードマイレージが高くなっています。)
日本
韓国
日本のフードマイレージ
約 9000 億t・km
アメリカ
イギリス
0
2000
4000
6000
8000
10000
旬の野菜
旬の食材は、経済的で
省エネルギー。温室栽培は
収穫までに、露地栽培の
約10倍ものエネルギー
を使っています。
温室栽培の野菜
太陽と大地の恵みを受けて育った旬の野菜は、旨みが生きています。
野菜本来の美味しさを味わってみて!
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大根
白菜
ほうれん草
ブロッコリー
キャベツ
小松菜
じゃがいも
たまねぎ
きゅうり
トマト
水菜
かぼちゃ
にんじん
なす
佐賀の農産物直売所に並ぶ、代表的な露地野菜の旬を紹介しています。
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野菜は皮ごと使ってみる
ガス・水を節約する
・にんじんやじゃがいもなどは、実は皮と
実の間が一番栄養価が高いそうです。
よく洗えば皮ごと食べられるので、率先
して皮ごと調理しましょう。
・数種類の野菜をゆでるときは、同じ湯
でゆでましょう。
・ガスの火は鍋の底からはみ出さない
ようにしましょう。(はみ出すほど強
い火にしても調理時間は変わりません)
食材を使い切る
・冷蔵庫に少しずつ残った野菜は、
「きんぴら」や「スープ」にする、
肉や魚も下味をつけて日持ちさせる
などの工夫をしましょう。
作り過ぎない
・食べきれるだけの量を作りましょう。
・どうしても残ってしまったら、残り物
を変身させて、他の料理を作ってみま
しょう。
・味を変えれば翌日もおいしい
つい作りすぎて余った料理も、アレンジ次第でいろんな料理に!
かぼちゃの煮付け
→
かぼちゃコロッケ・カボチャポタージュ
・捨てる前にもうひと工夫
○魚の骨でカルシウムせんべい
3枚におろした魚の骨の部分を
低温油からパリッと揚げて、塩
を振る。
○野菜の皮できんぴら
やや厚めにむいた皮を短冊状に
切り、ごま油で炒め、最後に砂
糖少々とめんつゆで調味する。
ごみは水分をカットする
水は節約して使う
・水を含んだごみは運ぶときも焼却すると
きも多くのエネルギーを消費します。乾い
たごみは三角コーナーに入れず、直接ごみ
箱に入れましょう。
・三角コーナーやネットにためた生ごみ
は、最後にギュッと水分を絞って
捨てましょう。
・食器についた汚れは、古布や野菜くず
などでふき取ってから洗いましょう。
・皿洗いは洗いおけにためた水で洗い、
すすぎの時以外は水を止めましょう。
・ゆで汁を皿洗いに使いましょう。
洗剤は適量を使う
・台所洗剤はスポンジに直接
付けず、洗いおけにためた水に洗剤を
適量入れて、薄めて使いましょう。
・洗剤のいらないアクリルタワシも使って
みましょう。
コンポストを利用
・生ごみを堆肥化するため
の容器を「コンポスト」といいます。生
ごみといっしょに、土や発酵促進剤を入
れ、微生物の力でごみを分解します。
・佐賀市でもコンポスト設置の補助金を
用意していますので、お問合せ下さい。
もしも排水をそのまま捨ててしまったら、魚が住める
環境に戻すために、どれだけの水がいるでしょうか?
天ぷら油500ml
→
浴そう1杯が
300リットル
として・・・
浴そう330杯
牛乳コップ1杯
→浴そう10杯
しょうゆ大さじ1
→
みそ汁おわん1杯
→浴そう4.7杯
浴そう1.5杯
私たちの食生活を豊かにする食材は、生産・加工・輸送・・・と
店頭に並ぶまでに、多くのエネルギーや水が使われています。
でも、私たちが買い物・調理・後片付けをするときは、ほんの
少しの心がけで環境への負担を軽くすることができます。
水と緑に恵まれた、きれいな環境を次の世代に残していくため、
エコ料理を続けていきましょう。