2011(平成23)年度 シ ラ バ ス 共 通 科 目 共 通 科 目 学年 対 象 学 科 担 当 者 頁 キリスト教学ⅠA 1 加 藤 美 紀 1 キリスト教学ⅠB 1 加 藤 美 紀 1 発達 原 田 雅 樹 2 総福 矢 口 洋 生 2 健栄・国際 宮 崎 正 美 3 原 田 雅 樹 3 宮 崎 正 美 4 キリスト教学ⅡA キリスト教学ⅡB 人間論Ⅰ 2 2 3 全学科2年 川 上 直 哉 4 発達・国際 原 田 雅 樹 5 総福・栄養 宮 崎 正 美 5 発達・国際 原 田 雅 樹 6 総福・栄養 人間論Ⅱ 4 宮 崎 正 美 6 宗教と文学 3 矢 口 洋 生 7 宗教と音楽 3 赤 尾 裕 子 7 宗教と美術 2 宮 崎 正 美 8 アンソニー スミス 8 横 9 発達 英語ⅠA 1 オーラル・コミュニケーション 1 9 砂 澤 健 治 10 総福 柴 田 和 枝 10 管栄 遊 佐 重 樹 11 アンソニー スミス 11 横 意 12 尾 元 山 田 恵 12 総福 砂 澤 健 治 13 総福 柴 田 和 枝 13 管栄 遊 佐 重 樹 14 ジェラルド・ミューヘッド 14 アンソニー スミス 15 矢 口 洋 生 15 澤 入 要 仁 16 総福 柴 田 和 枝 16 健栄 横 尾 元 意 17 アンソニー スミス 17 矢 口 洋 生 18 18 2 2 発達 英語ⅡB 意 総福 発達 英語ⅡA 元 山 田 恵 発達 英語ⅠB 尾 2 澤 入 要 仁 総福 柴 田 和 枝 19 健栄 横 尾 元 意 19 ドイツ語ⅠA 1 遊 佐 真紀子 20 ドイツ語ⅠB 1 遊 佐 真紀子 20 ドイツ語ⅡA 2 山 下 豊 21 ドイツ語ⅡB 2 山 下 豊 21 フランス語ⅠA 1 大 槻 多恵子 22 フランス語ⅠB 1 大 槻 多恵子 22 フランス語ⅡA 2 大 槻 多恵子 23 iii 共 通 科 目 学年 対 象 学 科 担 当 者 頁 フランス語ⅡB 2 大 槻 多恵子 23 スペイン語ⅠA 1 西 井 園 枝 24 スペイン語ⅠB 1 西 井 園 枝 24 スペイン語ⅡA 2 小 島 裕 子 25 スペイン語ⅡB 2 小 島 裕 子 25 井 上 浩 中国語ⅠA 1 中国語ⅠB 1 中国語ⅡA 2 中国語ⅡB 2 韓国語ⅠA 一 26 王 效 紅 26 呉 怡 芬 27 井 一 27 王 效 紅 28 呉 怡 芬 28 賈 軍 29 呉 怡 芬 29 賈 上 浩 軍 30 呉 怡 芬 30 1 李 恵 慶 31 韓国語ⅠB 1 李 恵 慶 31 韓国語ⅡA 2 劉 庭 秀 32 韓国語ⅡB 2 劉 庭 秀 32 発達・国際 大 本 泉 33 総福・健栄 千 葉 正 昭 33 日本語表現Ⅰ 1 日本語表現Ⅱ 1 仁 平 政 人 34 哲学 2 信 太 光 郎 34 東洋哲学 2 斉 藤 仙 邦 35 生命倫理学 3 小笠原 史 樹 35 人間と文化 3 信 太 光 郎 36 人間と文学 1 千 葉 正 昭 36 ジェンダー論 2 槇 石 多希子 37 生活と経済 1 賈 軍 37 生活と環境 4 山 本 仁 38 生活と国際関係 3 高 子 38 生活造形論 2 千 葉 よう子 39 社会福祉学 2 佐々木 宏 司 39 法学 1 関 沢 修 子 40 心理学 1 渡 邊 兼 行 40 健康科学 2 山 内 直 子 41 数の世界 1 熊 谷 健 二 41 論理学 2 情報科学 情報処理Ⅰ 1 1 情報処理Ⅱ 2 情報処理概論 1 発達・健栄・国際 島 純 小笠原 史 樹 42 健栄・国際 熊 谷 健 二 42 発達 安 藤 明 伸 43 総福 安 江 正 治 43 発達・健栄 大 道 直 人 44 総福・国際 紺 野 美 紀 44 発達・総福・健栄 大 道 直 人 45 国際 熊 谷 健 二 45 発達・国際 柴 山 明 寛 46 総福・健栄 安 藤 明 伸 46 iv 共 通 科 目 学年 対 象 学 科 担 当 者 頁 統計基礎 1 棚 橋 浩太郎 47 生命科学 4 佐々木 裕 子 47 生活と科学 2 佐 藤 友 秀 48 仲 野 隆 士 48 沼 田 尚 49 矢 吹 知 之 49 仲 野 隆 士 50 沼 田 尚 50 矢 吹 知 之 51 健康とスポーツA 健康とスポーツB 1 1 日本史Ⅰ 1 三 好 俊 文 51 日本史Ⅱ 1 三 好 俊 文 52 外国史Ⅰ 2 関 内 隆 52 外国史Ⅱ 2 関 内 隆 53 日本国憲法 1 室 井 真 人 53 芸術論 2 太 田 將 勝 54 地域文化論 3 李 善 姫 54 キャリア・デザイン 1 槇 石 多希子 55 v 人 間 発 達 学 科 専 門 科 目 人間発達入門ゼミ 学年 1 担 当 者 学年 担 当 者 頁 教育内容論 2 朝倉 充彦 72 特別活動の研究 2 安倍 啓司 72 道徳教育の研究 2 八幡 恵 73 生涯学習論Ⅰ 2 槇石多希子 73 生涯学習論Ⅱ 2 松本 大 74 渡邊 兼行 エイジングの社会学 2 高橋 泉 74 高橋 泉 フィールドスタディⅠ 1 高橋 早苗 75 フィールドスタディⅡ 2 57 フィールドスタディⅢ 2 朝倉・高橋早 茂木・渡邊・佐野 頁 専 門 科 目 56 宇野 忍 心理学基礎演習 社会学基礎演習 2 2 沼山 博 茂木 千明 槇石多希子 56 57 高橋 早苗 朝倉 充彦 太田 將勝 高橋 泉 高橋 早苗 75 高橋 泉 教育学基礎演習 2 発達心理学概論 1 古田倭文男 58 人文地理学Ⅰ 2 小金澤孝昭 76 基礎心理学 1 渡邊 兼行 58 人文地理学Ⅱ 2 小金澤孝昭 77 認知心理学 2 渡邊 兼行 59 中等社会教育法Ⅰ(社会) 2 佐藤和香子 77 社会心理学 2 佐藤 静香 59 中等社会教育法Ⅱ(社会) 2 大迫 章史 78 赤ちゃんの科学 2 沼山 博 78 幼児教育制度論 2 大迫 章史 79 教職論(幼稚園) 1 村山 十五 79 大迫 章史 人間関係論 心理学基礎実験Ⅰ 1 1 皆川 美雪 茂木 千明 茂木 千明 渡邊 兼行 茂木 千明 槇石多希子 76 高橋 早苗 60 60 2 大迫 章史 80 2 大坂 純 80 心理学基礎実験Ⅱ 2 養護原理 2 新妻 孝信 81 心理統計と情報処理 1 平川 昌弘 61 小児保健実習 2 門間 純子 81 生涯発達心理学A 1 津田 千鶴 62 幼児教育基礎演習 1 大迫 章史 82 臨床心理学 2 茂木 千明 62 幼児保育入門演習 2 大迫 章史 82 渡邊 兼行 高橋 泉 61 幼児教育論 児童福祉論(保育士) 佐野裕子 63 保育実習の事前事後指導 2 高橋 早苗 63 保育内容総論 2 東 義也 83 槇石多希子 64 保育内容(環境) 2 東 義也 84 1 牛渡 淳 64 保育内容(健康) 2 佐野 裕子 84 子ども論 1 牛渡 淳 65 保育内容(言葉) 2 古田倭文男 85 文化人類学 1 高橋 泉 65 保育内容(人間関係) 2 井上 孝之 85 情報文化論 1 大道 直人 66 保育内容(音楽とリズム) 2 菊地真知子 86 人間情報学 2 大道 直人 66 保育内容(身体と表現) 2 佐野 裕子 86 認知科学演習 2 大道 直人 67 保育内容(造形と創造) 2 太田 將勝 87 社会学概論 1 社会病理学 2 家族の社会学 2 教育学概論 高橋 早苗 大迫章史 83 保育原理 1 石田 一彦 67 指導法の研究 2 石森 絹枝 87 保育課程論 1 石田 一彦 68 基礎技能Ⅰ(小児体育) 2 佐野 裕子 88 子どもの保健Ⅰ 1 玉置 惠子 68 基礎技能Ⅰ(図画工作) 2 太田 將勝 88 子どもの保健Ⅱ 1 玉置 惠子 69 基礎技能(音楽) 2 四家 昌博 89 発達科学基礎演習 2 基礎技能Ⅰ(ピアノ) 2 生涯発達心理学B 2 津田 千鶴 70 佐々木有子 教育心理学 2 宇野 忍 70 菊地真知子 教育行政学 2 牛渡 淳 71 教職論 1 笠間 賢二 71 高橋 泉 原田 雅樹 齋藤 泰子 69 ピアノ入門 1 佐藤万利子 齋藤 泰子 丸山 鞠子 vi 89 90 専 門 科 目 学年 担 当 者 頁 ピアノ入門 1 佐藤万利子 90 音楽入門 1 菊地真知子 90 幼稚園教育実習の研究 人間発達総合演習Ⅰ 人間発達総合演習Ⅱ 2 3 4 佐野裕子 大迫章史 91 太田 將勝 教職総合演習 3 原田 雅樹 109 大迫 章史 3 槇石多希子 109 心理学基礎実験Ⅲ 3 渡邊 兼行 110 牛渡 淳 92 心理療法論 3 茂木 千明 110 宇野 忍 92 教育思想 3 朝倉 充彦 111 太田 將勝 93 教育方法論 3 朝倉 充彦 111 高橋 泉 93 槇石多希子 94 高橋 早苗 94 原田 雅樹 95 メディアと教育 3 宇野 忍 112 茂木 千明 95 生徒指導・進路指導論 3 菊池 武剋 113 渡邊 兼行 96 社会教育計画Ⅰ 3 石井山竜平 113 大迫 章史 96 社会教育計画Ⅱ 3 佐藤 友秀 114 佐野 裕子 97 社会教育課題研究Ⅰ 3 石井山竜平 114 朝倉 充彦 97 社会教育課題研究Ⅱ 3 小野瀬剛志 115 宇野 忍 98 児童文化論 3 牛渡 淳 115 太田 將勝 98 多文化社会論 3 高橋 早苗 116 大道 直人 99 多文化社会と教育 3 阿曽 容子 116 高橋 泉 99 人間発達と法 3 関沢 修子 117 槇石多希子 100 政治学Ⅰ 3 塩屋 保 117 高橋 早苗 100 政治学Ⅱ 3 塩屋 保 118 原田 雅樹 101 自然地理学 3 吉田 明弘 118 茂木 千明 101 地誌 3 小金澤孝昭 119 渡邊 兼行 102 中等社会教育法Ⅲ(社会・公民) 3 佐藤 幹男 119 大迫 章史 102 中等社会教育法Ⅳ(社会・公民) 3 佐藤 幹男 120 佐野 裕子 103 教育実習の研究 3 朝倉 充彦 120 教育実習の研究 4 高橋 早苗 121 教育実習Ⅰ 4 教育実習Ⅱ 4 心理学特講A 3 菊池 武剋 122 教育心理学A 3 宇野 忍 123 幼児教育の課程 3 大迫 章史 123 104 幼児教育の方法 3 宇野 忍 124 124 槇石・高橋早・沼山 103 原田・茂木・森本 宇野 忍 4 頁 キャリア専門演習 渡邊・大迫・佐野 人間発達学 担 当 者 91 太田・大道・高橋泉 4 学年 朝倉 充彦 朝倉・牛渡・宇野 卒業論文 専 門 科 目 太田 將勝 104 槇石多希子 発達援助論 3 木村 進 朝倉 充彦 教育臨床論 3 宇野 忍 112 千田 栄美 朝倉 充彦 高橋 早苗 朝倉 充彦 高橋 早苗 121 122 障害児・者の心理と支援 3 森 つくり 105 社会福祉援助技術Ⅰ(保育士) 4 二ツ山 亮 発達障害論 3 三浦 主博 105 社会福祉援助技術Ⅱ(保育士) 4 二ツ山 亮 125 学習心理学 3 宇野 忍 106 小児栄養Ⅰ 3 神田あづさ 125 カウンセリング論 3 菱沼 正志 106 小児栄養Ⅱ 3 木島 悦子 126 教育相談 3 佐藤 恵子 107 乳児保育演習Ⅰ 4 高野 幸子 126 精神保健学 3 菱沼 正志 107 乳児保育演習Ⅱ 4 高野 幸子 127 心理査定論 3 高橋 賢 108 障害児保育演習 3 平川 昌弘 127 養護内容演習 3 新妻 孝信 128 保育実習の事前事後指導 3 茂木 千明 心理査定実習 3 古田倭文男 宮田佳緒里 108 vii 佐野 裕子 大迫 章史 128 専 門 科 目 学年 担 当 者 頁 専 門 科 目 学年 担 当 者 保育実習Ⅰ 3・4 発達学科全教員 129 基礎技能(声楽・器楽) 3 北村 裕子 130 保育実習Ⅱ 3 発達学科全教員 129 幼児理解論 3 沼山 博 131 地域保育論 3 大迫 章史 131 菊地真知子 齋藤 泰子 基礎技能Ⅱ(ピアノ) 3 佐々木有子 佐藤万利子 幼稚園教育実習の研究 3 幼稚園教育実習の研究 4 130 松村万里子 3 星 律子 大迫 章史 132 太田 將勝 四家 昌博 基礎技能(声楽・器楽) 佐野 裕子 頁 佐野 裕子 132 大迫 章史 130 幼稚園教育実習 viii 3・4 発達学科全教員 133 総合福祉学科・生活福祉専攻 専 門 科 目 尊厳と自立 学年 担 当 者 頁 専 門 科 目 学年 担 当 者 頁 1 半田 芳吉 134 福祉のための社会学 1 高橋 泉 151 人間とコミュニケーション 1 半田 芳吉 134 高齢者福祉論Ⅰ 1 中熊 靖 152 社会の理解Ⅰ 1 中熊 靖 135 高齢者福祉論Ⅱ 2 中熊 靖 152 社会の理解Ⅱ 1 中熊 靖 135 社会福祉史論 2 野口友紀子 153 医学概論Ⅰ 1 本田 英行 136 社会福祉入門Ⅰ 1 志水田鶴子 153 医学概論Ⅱ 1 本田 英行 136 社会福祉入門Ⅱ 1 郡山 昌明 154 医学概論Ⅲ 2 家子 敦子 137 子ども家庭福祉論Ⅰ 1 大坂 純 154 医学概論Ⅳ 2 青柳 育子 137 子ども家庭福祉論Ⅱ 2 大坂 純 155 ソーシャルワーク入門 1 白川 充 155 ソーシャルワーク論A 1 白川 充 156 156 障害の理解 1 認知症の理解 2 青柳 育子 半田 芳吉 138 近岡 綾子 138 ソーシャルワーク論B 2 白川 充 発達と老化Ⅰ 1 佐藤 俊人 139 ソーシャルワーク論C 2 廣庭 裕 157 発達と老化Ⅱ 1 佐藤 俊人 139 社会保障論Ⅰ 2 郡山 昌明 157 介護福祉基礎論Ⅰ 2 青柳 育子 140 社会保障論Ⅱ 2 郡山 昌明 158 介護の基本Ⅰ 1 青柳 育子 140 公的扶助論 2 阿部 裕二 158 159 介護の基本Ⅱ 1 青柳 育子 141 障害者福祉論Ⅰ 1 郡山 昌明 介護の基本Ⅲ 2 雫石 理枝 141 障害者福祉論Ⅱ 2 郡山 昌明 159 介護の基本Ⅳ 2 雫石 理枝 142 地域福祉論 2 大坂 純 160 コミュニケーション技術Ⅰ 1 田渋あづさ 142 介護福祉概論Ⅰ 2 半田 芳吉 160 コミュニケーション技術Ⅱ 1 田渋あづさ 143 介護福祉概論Ⅱ 2 廣庭 裕 161 介護生活支援論 1 吉田 弘美 143 社会福祉法制論 2 村松 敦子 161 生活支援技術基礎Ⅰ 1 吉田 弘美 144 生活支援技術基礎Ⅱ 2 吉田 弘美 144 社会福祉援助技術演習Ⅰ 2 白川 充 廣庭 裕 162 志水田鶴子 生活支援技術Ⅰ 2 家子 敦子 145 介護過程基礎論 1 吉田 弘美 145 精神保健福祉論Ⅰ 2 半田 芳吉 介護過程展開法Ⅰ 2 家子 敦子 146 精神保健福祉論Ⅱ 2 半田 芳吉 163 青柳 育子 146 精神保健学Ⅰ 2 近藤 等 163 吉田 弘美 147 精神保健学Ⅱ 2 近藤 等 164 家子 敦子 147 精神保健福祉援助技術総論 2 大坂 純 164 青柳 育子 148 吉田 弘美 148 家子 敦子 149 介護総合演習Ⅰ 介護総合演習Ⅰ 1 2 総合福祉実習Ⅳ−A基礎論 1 吉田 弘美 総合福祉実習Ⅰ 149 1 家子 敦子 2 1 165 166 166 家子 敦子 志水田鶴子 167 半田 芳吉 郡山 昌明 総合福祉実習Ⅱ 廣庭 裕 志水田鶴子 総合福祉実習指導Ⅰ 2 1 150 佐藤 俊人 志水田鶴子 廣庭 裕 167 家子 敦子 総合福祉実習指導Ⅱ 家子 敦子 1 廣庭 裕 廣庭 裕 150 吉田 弘美 福祉のための心理学 志水田鶴子 白川 充 吉田 弘美 郡山 昌明 基礎演習 165 家子 敦子 青柳 育子 介護実習Ⅱ 郡山 昌明 郡山 昌明 青柳 育子 介護実習Ⅰ 2 大坂 純 162 151 ix 2 白川 充 168 廣庭 裕 168 志水田鶴子 169 専 門 科 目 学年 担 当 者 頁 国際福祉体験実習 2 半田 芳吉 169 生活支援研究法 3 近岡 綾子 170 介護人類学 3 近岡 綾子 170 介護福祉援助技術論 3 田渋あづさ 171 福祉レクリエーション論Ⅰ 3 福祉レクリエーション論Ⅱ 3 レクリエーション技術Ⅰ 3 レクリエーション技術Ⅱ 専門演習A 3 3 専門演習C 3 介護インターンシップ 3 生活支援技術専門演習A 3 生活支援技術専門演習B 3 家子 敦子 山内 直子 家子 敦子 山内 直子 家子 敦子 山内 直子 家子 敦子 山内 直子 専 門 科 目 学年 精神保健福祉援助演習 3 担 当 者 頁 大坂 純 郡山 昌明 184 半田 芳吉 171 精神保健福祉援助技術各論Ⅰ 3 大坂 純 185 精神保健福祉援助技術各論Ⅱ 3 大坂 純 185 総合福祉実習指導Ⅲ 3 白川 充 172 廣庭 裕 186 志水田鶴子 白川 充 172 総合福祉実習Ⅲ 3 志水田鶴子 186 廣庭 裕 173 介護福祉援助技術論A 4 青柳 育子 187 吉田 弘美 173 介護福祉援助技術論B 4 吉田 弘美 187 家子 敦子 174 介護福祉援助技術演習A 4 青柳 育子 188 半田 芳吉 174 介護福祉援助技術演習B 4 吉田 弘美 188 大坂 純 175 精神科リハビリテーション学Ⅱ 4 谷中 輝雄 189 白川 充 175 福祉経営論Ⅰ 4 中熊 靖 189 郡山 昌明 176 福祉経営論Ⅱ 4 中熊 靖 190 青柳 育子 176 終末ケア論 4 高橋 聡美 190 いきがい情報論Ⅰ 4 中熊 靖 191 いきがい情報論Ⅱ 4 中熊 靖 191 社会福祉行財政論 4 郡山 昌明 192 社会福祉計画論 4 大坂 純 192 家族福祉論 4 志水田鶴子 193 就労支援論Ⅱ 4 大坂 純 193 森 つくり 山縣 浩 高澤まき子 千葉よう子 早坂 聡久 177 177 生活支援技術専門演習C 3 ソーシャルワーク論D 3 廣庭 裕 178 司法福祉論 4 佐々木研二 194 医療ソーシャルワーク論Ⅰ 3 廣庭 裕 179 スクールソーシャルワーク論 4 志水田鶴子 194 医療ソーシャルワーク論Ⅱ 3 廣庭 裕 179 社会福祉調査論 3 志水田鶴子 180 就労支援論Ⅰ 3 大坂 純 180 安彦 滋夫 178 大坂 純 総合福祉実習Ⅳ−A 4 3 廣庭 裕 大坂 純 181 総合福祉実習指導Ⅳ−A 4 志水田鶴子 精神保健福祉論Ⅲ 3 谷中 輝雄 3 鈴木 美穂 半田 芳吉 195 郡山 昌明 181 半田・白川 大坂・青柳 鈴木 章市 精神医学Ⅰ 195 半田 芳吉 白川 充 社会福祉援助技術演習Ⅱ 郡山 昌明 182 卒業論文 4 白木澤史子 廣庭・郡山 196 志水・吉田(弘) 家子 精神医学Ⅱ 3 北脇 雅之 182 精神科リハビリテーション学Ⅰ 3 谷中 輝雄 183 特講B 4 谷中 輝雄 196 精神保健福祉援助技術総論 3 大坂 純 183 特講C 4 郡山 昌明 197 総合福祉実習Ⅳ−A基礎論 3 ケアマネジメント論 3 半田 芳吉 197 大坂 純 郡山 昌明 184 x 総合福祉学科・人間福祉専攻 学年 担 当 者 頁 専 門 科 目 学年 担 当 者 頁 社会福祉原論Ⅰ 専 門 科 目 3 半田 芳吉 198 総合福祉実習Ⅲ 3 志水田鶴子 186 社会福祉原論Ⅱ 3 半田 芳吉 198 医療ソーシャルワーク論Ⅰ 3 廣庭 裕 179 総合福祉実習指導Ⅲ 3 医療ソーシャルワーク論Ⅱ 3 廣庭 裕 179 就労支援論Ⅰ 3 大坂 純 180 国際福祉論 3 谷中 輝雄 199 ソーシャルワーク論D 3 廣庭 裕 白川 充 廣庭 裕 186 志水田鶴子 大坂 純 総合福祉実習Ⅳ−A基礎論 3 178 教職福祉介護技術 3 吉田 弘美 201 郡山 昌明 165 社会福祉調査論 3 志水田鶴子 180 社会福祉行財政論 4 郡山 昌明 192 社会福祉研究法 3 白川 充 199 社会福祉計画論 4 大坂 純 192 精神科リハビリテーション学Ⅰ 3 谷中 輝雄 183 福祉経営論 4 中熊 靖 201 精神保健福祉援助技術総論 3 大坂 純 183 終末ケア論 4 高橋 聡美 190 精神保健福祉援助技術各論Ⅰ 3 大坂 純 185 精神科リハビリテーション学Ⅱ 4 谷中 輝雄 189 精神保健福祉援助技術各論Ⅱ 3 大坂 純 185 家族福祉論 4 志水田鶴子 193 精神保健福祉論Ⅲ 3 谷中 輝雄 181 就労支援論Ⅱ 4 大坂 純 193 精神医学Ⅰ 3 富田 順子 182 司法福祉論 4 佐々木研二 194 精神医学Ⅱ 3 北脇 雅之 182 スクールソーシャルワーク論 4 志水田鶴子 194 白川 充 社会福祉援助技術演習Ⅱ 3 廣庭 裕 大坂 純 181 総合福祉実習Ⅳ−A 4 志水田鶴子 精神保健福祉援助演習 3 専門演習A 3 専門演習B 3 専門演習C 総合福祉実習Ⅲ 3 3 大坂 純 郡山 昌明 郡山 昌明 195 半田 芳吉 総合福祉実習Ⅳ−B 184 4 白川 充 202 大坂 純 総合福祉実習指導Ⅳ−A 4 郡山 昌明 195 吉田 弘美 173 家子 敦子 174 廣庭 裕 200 志水田鶴子 200 半田 芳吉 174 大坂 純 175 白川 充 175 インターンシップ 4 志水田鶴子 203 郡山 昌明 176 特講B 4 谷中 輝雄 196 特講C 4 郡山 昌明 197 教職福祉介護実習 4 吉田 弘美 203 白川 充 廣庭 裕 半田 芳吉 総合福祉実習指導Ⅳ−B 4 白川 充 202 半田・白川・大坂 卒業論文 4 青柳・廣庭・郡山 196 志水・吉田(弘)・家子 186 xi 健康栄養学科・管理栄養専攻 学年 担 当 者 頁 専 門 科 目 学年 担 当 者 頁 健康栄養論 専 門 科 目 1 神田あづさ 204 臨床栄養学実習Ⅰ 2 村岡 玲子 225 健康栄養研究法Ⅰ 2 石出信正他14名 204 栄養アセスメント 2 遠藤 道代 226 給食経営管理Ⅰ 2 佐々木ルリ子 226 給食経営管理Ⅱ 2 佐々木ルリ子 227 給食経営管理実習 2 佐々木ルリ子 227 佐々木裕子 栄養情報 2 基礎化学 1 小村 毅 205 基礎生物 1 永沼 孝子 206 公衆衛生学 2 鈴木 寿則 206 公衆衛生学特論 2 鈴木 寿則 207 健康管理概論 2 鈴木 寿則 地域福祉論 2 有機化学 工藤 啓 205 小野寺恭子 食事介助演習 2 207 食文化論 1 高成田 亨 228 鈴木 寿則 208 健康栄養研究法Ⅱ 3 石出信正他13名 229 1 佐藤 幸夫 208 卒業論文 4 石出信正他13名 229 生化学 1 小村 毅 209 健康栄養特別講義 3・4 石出信正他13名 230 生化学特論 1 佐藤 幸夫 209 食の英語 4 遊佐 重樹 230 生化学実験 1 菱沼 宏哉 210 健康管理概論 3 鈴木 寿則 231 微生物学 1 山本 仁 210 地域福祉論 3 鈴木 寿則 231 解剖生理学 1 石出 信正 211 生化学特論 3 佐藤 幸夫 232 解剖生理学特論 1 石出 信正 211 微生物学 3 山本 仁 232 解剖生理学実験Ⅰ 1 石出 信正 212 解剖生理学実験Ⅰ 3 菱沼 宏哉 233 解剖生理学実験Ⅱ 1 菱沼 宏哉 212 解剖生理学実験Ⅱ 3 石出 信正 233 病理学Ⅰ 1 石出 信正 213 運動生理学 4 菱沼 宏哉 234 病理学Ⅱ 2 石出 信正 213 病理学Ⅰ 3 石出 信正 234 食品学総論 1 小嶋 文博 214 病理学Ⅱ 4 石出 信正 235 食品学各論 1 小嶋 文博 214 食品機能論 4 岩淵せつ子 235 食品学実験Ⅰ 1 小嶋 文博 215 食品加工学 3 岩淵せつ子 236 食品学実験Ⅱ 1 小嶋 文博 215 食品加工学実習 4 岩淵せつ子 236 食品加工学 2 岩淵せつ子 216 調理科学 3 宮下ひろみ 237 食品衛生学 1 谷津 壽郎 216 調理学実験 3 宮下ひろみ 237 食品衛生学実験 2 谷津 壽郎 217 宮下ひろみ 217 小野 二美 228 若生さと子 栄養学実習 3 山城 秋美 238 臨床栄養学実習Ⅱ 3 遠藤 道代 238 栄養療法 3 村岡 玲子 239 調理学 1 調理科学 1 高澤まき子 218 公衆栄養学 3 佐々木裕子 239 高澤まき子 調理学実習Ⅰ 1 高澤まき子 218 公衆栄養学各論 3 佐々木裕子 240 調理学実習Ⅱ 2 宮下ひろみ 219 公衆栄養学実習 3 佐々木裕子 240 調理学実験 2 宮下ひろみ 219 栄養学総論Ⅰ 1 菱沼 宏哉 220 栄養学総論Ⅱ 1 菱沼 宏哉 220 佐々木ルリ子 総合演習Ⅰ 3 神田あづさ 遠藤 道代 栄養学実験 2 菱沼 宏哉 221 佐々木裕子 栄養学各論Ⅰ 2 山城 秋美 221 佐々木ルリ子 栄養学各論Ⅱ 2 山城 秋美 222 栄養学実習 2 山城 秋美 222 総合演習Ⅱ 4 神田あづさ 遠藤 道代 栄養指導論 2 神田あづさ 223 佐々木裕子 栄養教育論 1 神田あづさ 223 佐々木ルリ子 栄養指導論実習 2 神田あづさ 224 臨床栄養学総論 1 石出 信正 臨床栄養学各論 2 遠藤 道代 241 241 臨地実習Ⅰ(校外実習) 3 224 臨地実習Ⅱ 3 佐々木ルリ子 242 225 臨地実習Ⅲ 3 遠藤 道代 243 xii 遠藤 道代 242 専 門 科 目 学年 担 当 者 頁 臨地実習Ⅳ 4 佐々木裕子 243 食品開発論 4 正木 恭介 250 消費者論 4 専 門 科 目 学年 学校栄養教育論 3 学校栄養教育法 3 忠田 吉弘 中尾 和美 フードシステム論 4 川村 保 244 3 宮下ひろみ 245 フードスペシャリスト論 3 高澤まき子 245 フードコーディネート演習Ⅰ 4 蜂屋 巌 246 フードコーディネート演習Ⅱ 4 佐藤 紀子 246 3 大宮 遵義 岡崎 博子 247 岡崎 博子 247 我妻 幸子 フードコーディネート論 学校栄養教育論 氏家 幸子 頁 氏家 幸子 244 鈴木ちはる 菱沼 宏哉 担 当 者 247 管理栄養演習Ⅰ 3 管理栄養演習Ⅱ 4 石出 信正 遠藤 道代 248 小村・岩淵・小嶋 佐々木ル・宮下・高澤 248 佐々木剛 管理栄養演習Ⅲ xiii 4 神田・佐々木裕 鈴木・山城 249 健康栄養学科・食物学専攻 専 門 科 目 学年 担 当 者 頁 健康栄養研究法Ⅱ 3 石出信正他13名 229 卒業論文 4 石出信正他13名 229 3・4 石出信正他13名 230 食の英語 4 遊佐 重樹 230 食品開発論 3 正木 恭介 250 消費者論 4 園芸論 3 金浜 耕基 250 バイオテクノロジー論 3 中島 佑 251 生化学特論 3 佐藤 幸夫 健康栄養特別講義 忠田 吉弘 中尾 和美 244 鈴木ちはる 専 門 科 目 学年 担 当 者 堀田 宗徳 頁 フードビジネス論 3 フードシステム論 4 フードビジネス演習 3 食の地域論 3 高成田 亨 256 調理科学 3 高澤まき子 256 調理学特論 4 高澤まき子 257 三輪 宏子 川村 保 岩淵せつ子 宮下ひろみ 宮下ひろみ 255 244 255 応用調理学演習 4 251 調理学実験 3 高澤まき子 258 高澤まき子 257 公衆栄養学 3 佐々木裕子 252 フードコーディネート論 3 宮下ひろみ 245 食品機能論 4 岩淵せつ子 235 フードスペシャリスト論 3 高澤まき子 245 公衆衛生学 3 鈴木 寿則 252 フードコーディネート演習Ⅰ 4 蜂屋 巌 246 公衆衛生学特論 3 鈴木 寿則 253 フードコーディネート演習Ⅱ 4 佐藤 紀子 246 微生物学 3 山本 仁 253 テーブルコーディネート実習 3 萩平和嘉子 258 食品分析学演習 3 佐藤 幸夫 254 健康管理概論 3 鈴木 寿則 259 食品加工学実習 3 岩淵せつ子 254 xiv 国 際 教 養 学 科 専 門 科 目 学年 担 当 者 国際教養学科 頁 国際教養基礎演習 1 比較文化論 1 澤入 要仁 260 国際平和論Ⅰ 1 矢口 洋生 261 国際平和論Ⅱ 1 矢口 洋生 261 国際協力・援助論 2 高島 純子 262 国際ボランティア論 2 高島 純子 ヨーロッパの歴史と文化Ⅰ 1 ヨーロッパの歴史と文化Ⅱ 1 ヨーロッパの歴史と文化Ⅲ 専任全員 260 専 門 科 目 学年 担 当 者 頁 秘書実務演習Ⅱ 2B 植竹由美子 282 1A 浅野浩子 282 1B 植竹由美子 283 1A 浅野 浩子 283 1B 植竹由美子 284 ビジネス・イングリッシュⅠ 2 芳野 総子 284 262 ビジネス・イングリッシュⅡ 2 芳野 総子 285 砂澤 健治 263 ビジネス文書 2 浅野 浩子 285 横尾 元意 263 情報社会と倫理 1 篠澤 和久 286 2 宮崎 正美 264 情報ネットワーク論 1 安江 正治 286 ヨーロッパの歴史と文化Ⅳ 2 芳野 総子 264 マルチメディア活用論 2 熊谷 健二 287 アメリカの歴史と文化Ⅰ 1 赤井 悠蔵 265 応用文書処理演習 2 熊谷 健二 287 アメリカの歴史と文化Ⅱ 1 山田 恵 265 応用表計算演習 2 熊谷 健二 288 アメリカの歴史と文化Ⅲ 2 山田 恵 266 ウェブデザイン論 2 紺野 美紀 288 アメリカの歴史と文化Ⅳ 2 澤入 要仁 266 ITパスポートⅠ 2 紺野 美紀 289 アジアの歴史と文化Ⅰ 1 井上 浩一 267 英語演習Ⅰ(初級) 1 砂澤 健治 289 アジアの歴史と文化Ⅱ 1 井上 浩一 267 英語演習Ⅰ(中級) 1 山田 恵 290 プレゼンテーション演習Ⅰ プレゼンテーション演習Ⅱ オセアニアの歴史と文化 2 津上 誠 268 英語演習Ⅰ(上級) 1 アンソニー スミス 290 日本の社会と文化 1 大本 泉 268 英語演習Ⅱ(初級) 1 砂澤 健治 291 イスラム社会と文化 2 徳田 幸雄 269 英語演習Ⅱ(中級) 1 山田 恵 291 日本語と文化 2 大本 泉 269 英語演習Ⅱ(上級) 1 アンソニー スミス 292 東北の伝統と文化 2 李 善姫 270 英語演習Ⅲ(初級) 2 矢口 洋生 292 世界の神話Ⅰ 2 アンソニー スミス 270 英語演習Ⅲ(中級) 2 芳野 総子 293 世界の神話Ⅱ 2 アンソニー スミス 271 英語演習Ⅲ(上級) 2 横尾 元意 293 世界の文学Ⅰ 2 芳野 総子 271 英語演習Ⅳ(初級) 2 矢口 洋生 294 世界の文学Ⅱ 2 山田 恵 272 英語演習Ⅳ(中級) 2 砂澤 健治 294 児童文学 1 芳野 総子 272 英語演習Ⅳ(上級) 2 横尾 元意 295 日本語学Ⅰ 1 三島 敦子 273 プロナンシエーションⅠ 1 遊佐 重樹 295 日本語学Ⅱ 1 三島 敦子 273 プロナンシエーションⅡ 1 遊佐 重樹 296 日本語学Ⅲ 2 三島 敦子 274 イングリッシュ・グラマーⅠ 2 砂澤 健治 296 日本語学Ⅳ 2 砂澤 健治 274 イングリッシュ・グラマーⅡ 2 砂澤 健治 297 日本語教育研究Ⅰ 2 三島 敦子 275 オーラル・イングリッシュⅠ 1 ジェームズ・グレース 297 日本語教育研究Ⅱ 2 三島 敦子 275 オーラル・イングリッシュⅡ 1 ジェームズ・グレース 298 国際関係論 1 高島 純子 276 オーラル・イングリッシュⅢ 2 イーディス・カミングス 298 国際プロトコール 2 植竹由美子 276 オーラル・イングリッシュⅣ 2 イーディス・カミングス 299 経営学入門 1 鈴木 好和 277 メディア・イングリッシュⅠ 2 アンソニー スミス 299 ビジネス法規 1 三森 敏正 277 メディア・イングリッシュⅡ 2 アンソニー スミス 300 会計学演習Ⅰ 2 保坂 和男 278 資格英語演習Ⅰ 2 山田 恵 300 会計学演習Ⅱ 2 保坂 和男 278 資格英語演習Ⅱ 2 矢口 洋生 301 事務管理 2 浅野 浩子 279 資格英語演習Ⅲ 2 山田 恵 301 秘書学概論Ⅰ 1 浅野 浩子 279 視覚英語演習Ⅳ 2 遊佐 重樹 302 秘書学概論Ⅱ 1 植竹由美子 280 異文化体験 1 横尾 元意 302 2A 浅野 浩子 280 国際教養現地実習 1 横尾 元意 303 秘書実務演習Ⅰ 秘書実務演習Ⅱ 2B 植竹由美子 281 旅行業法令Ⅰ 1 元木 秀一 303 2A 浅野 浩子 281 旅行業法令Ⅱ 1 元木秀一 304 xv 専 門 科 目 学年 担 当 者 頁 専 門 科 目 学年 担 当 者 頁 国内旅行実務 2 元木 秀一 304 フランス語演習Ⅰ 3 岩川 亮 322 海外旅行実務 2 元木 秀一 305 フランス語演習Ⅱ 3 岩川 亮 323 比較宗教論Ⅰ 3 徳田 幸雄 305 ドイツ語演習Ⅰ 3 山下 豊 323 比較宗教論Ⅱ 3 徳田 幸雄 306 ドイツ語演習Ⅱ 3 山下 豊 324 言語文化論Ⅰ 3 砂澤 健治 306 スペイン語演習Ⅰ 3 小島 裕子 324 言語文化論Ⅱ 3 砂澤 健治 307 スペイン語演習Ⅱ 3 小島 裕子 325 地域研究Ⅰ 4 横尾 元意 307 中国語演習Ⅰ 3 賈 軍 325 地域研究Ⅱ 4 賈 軍 308 中国語演習Ⅱ 3 賈 軍 326 世界の文学Ⅲ 3 横尾 元意 308 韓国語演習Ⅰ 3 劉 庭秀 326 世界の文学Ⅳ 3 横尾 元意 309 韓国語演習Ⅱ 3 劉 庭秀 327 文芸創作 4 大本 泉 309 アンソニー スミス 327 日本語教育法Ⅰ 3 名嶋 義直 310 浅野 浩子 328 日本語教育法Ⅱ 3 名嶋 義直 310 砂澤 健治 328 日本語教育実習 4 矢口 洋生 329 横尾 元意 329 国際ビジネス論 3 高島 純子 311 芳野 総子 330 国際経済学 3 賈 軍 312 賈 軍 330 国際金融論 3 小柴 徹修 312 熊谷 健二 331 国際観光論 3 遊佐 重樹 313 遊佐 重樹 331 マーケティング論 3 鈴木 好和 313 加藤 美紀 332 山田 恵 332 アンソニー スミス 333 浅野 浩子 333 砂澤 健治 334 矢口 洋生 334 横尾 元意 335 芳野 総子 335 ビジネス・インターシップⅠ 3 大本 泉 澤邊 裕子 浅野 浩子 植竹由美子 浅野 浩子 ビジネス・インターシップⅡ 3 プログラミング演習Ⅰ 3 熊谷 健二 植竹由美子 311 国際教養総合演習Ⅰ 3 314 314 315 プログラミング演習Ⅱ 3 熊谷 健二 315 情報セキュリティ 3 安江 正治 316 コンピュータ・グラフィックス 3 熊谷 健二 316 賈 軍 336 シスアドⅠ 3 紺野 美紀 317 熊谷 健二 336 国際教養総合演習Ⅱ 3 シスアドⅡ 3 紺野 美紀 317 遊佐 重樹 337 データベース論 3 熊谷 健二 318 加藤 美紀 337 データ解析 3 熊谷 健二 318 山田 恵 338 イングリッシュ ・ライティングⅠ 3 横尾 元意 319 国際教養学科 イングリッシュ ・ライティングⅡ 3 横尾 元意 319 スピーチ・ワークショップ 3 アンソニー スミス 320 シネマ・イングリッシュⅠ 3 アンソニー スミス 320 シネマ・イングリッシュⅡ 3 アンソニー スミス 321 英語による授業Ⅰ 3 アンソニー スミス 321 英語による授業Ⅱ 3 矢口 洋生 322 卒研セミナーⅠ 4 卒研セミナーⅡ 4 卒業論文 4 xvi 専任全員 国際教養学科 専任全員 国際教養学科 専任全員 338 339 339 教 職 課 程 科 目 共 通 科 目 学年 対 象 学 科 担 当 者 頁 教職論 1 総福・管栄・国際 笠 間 賢 二 71 教育学概論 1 総福・管栄・国際 朝 倉 充 彦 340 教育心理学 2 総福・管栄・国際 宇 野 忍 70 教育行政学 2 総福・管栄・国際 牛 渡 淳 71 教育内容論 2 総福・管栄・国際 朝 倉 充 彦 72 教育相談 3 総福・管栄・国際 佐 藤 恵 子 107 特別活動の研究 2 総福・管栄・国際 安 倍 啓 司 72 道徳教育の研究 2 管栄・国際 八 幡 恵 73 教育方法論 3 総福・管栄・国際 朝 倉 充 彦 111 生徒指導・進路指導論 3 総福・国際 菊 池 武 剋 113 生徒指導論 3 管栄 尾 形 孝 徳 340 教職福祉教育法 3 総福 半 田 芳 吉 341 教育実習の研究 3∼4 総福 青 柳 育 子 341 4 総福 青 柳 育 子 342 青 柳 育 子 342 岩 淵 せつ子 343 矢 生 343 宮 下 ひろみ 344 神 田 あづさ 344 教育実習Ⅱ 教職総合演習 学校栄養教育の実習の研究 3 発達・総福・管栄・国際 口 洋 3∼4 管栄 学校栄養教育実習 4 管栄 中等英語教育法Ⅰ 2 国際 芳 野 総 子 345 中等英語教育法Ⅱ 3 国際 芳 野 総 子 346 中等英語教育法Ⅲ 3 国際 芳 野 総 子 346 中等英語教育法Ⅳ 4 国際 芳 野 総 子 347 教育実習の研究 3 国際 矢 口 洋 生 347 教育実習の研究 4 国際 山 田 恵 348 教育実習Ⅰ 4 国際 山 田 恵 348 教育実習Ⅱ 4 国際 山 田 恵 349 xvii 宮 下 ひろみ 神 田 あづさ 345 共通科目 授業科目 キリスト教学ⅠA 担当教員 加藤 美紀 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:神がどのようなまなざしで私たちを見つめているのか、聖書を手がかりとして探り、一人ひ とりがかけがえのない存在として、神から愛されていることを知る。 授業概要:イエスが生きた愛とはどのようなものか、福音書が記すイエス・キリストの生涯とそのメッ セージを理解する。 授業計画:1.ガイダンス⑴ 今学期の予定 受講の心構え 2.ガイダンス⑵ イエス・キリストとキリスト教 3.ガイダンス⑶ 大学紹介、大学の守護の聖人パウロと聖パウロ修道女会 4.イエスの12弟子と福音書 5.福音書にみるイエスの母マリア 6.福音書にみるイエスの奇跡 7.イエスのたとえ話にみる神の国のメッセージ⑴ ルカ15章 8.イエスのたとえ話にみる神の国のメッセージ⑵ ルカ10章・ルカ19章 9.イエスの十字架とミサ 10.修養会 11.イエスの復活 12.福音的価値観とは何か ビデオ『それで木はうれしかった』 13.イエスの生き方に倣った人々⑴ アウシュヴィッツの聖人コルベ神父 14.イエスの生き方に倣った人々⑵ カルカッタの聖女マザー・テレサ 15.テスト 評価方法:全講義の2/3の出席・受講態度(20点)、テスト1回(80点) 教 科 書: 『聖書 旧約聖書続編つき』新共同訳(日本聖書協会) 仙台白百合女子大学キリスト教ハンドブック 参 考 書:プリント(必要に応じて配布) 履修上の注意点:受講内容を自分自身の生き方と結びつけて受けとめようとする、主体的な参加姿勢で (準備学習を含む) 臨むことを希望します。 ※6月の修養会参加を授業時数に組み入れる。 授業科目 キリスト教学ⅠB 担当教員 加藤 美紀 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:イエスが生きた福音的価値観とは何かを学ぶことによって、私たちも自己中心から他者に目 を向けた生き方へと転換できることを知る。 授業概要:ユダヤ民族の歴史を学び、そうした背景のなかで、イエスの生涯がどのような意味で福音で あったのかを探る。併せて、福音が現代に生きる私たちにどのような影響を及ぼしているの か、キリスト教と文化との関わりについても学ぶ。 授業計画:1 .ビデオ『歴史としての聖書』 2.ユダヤ民族の歴史⑴ モーセからソロモン王 3.ユダヤ民族の歴史⑵ 王国の分裂、預言者たち 4.ユダヤ民族の歴史⑶ ローマ帝国属領のパレスチナ 5.旧約聖書にみる人間観 創世記 6.新約聖書にみる人間観 使徒パウロの書簡 7.キリスト教と文化 8.キリスト教と美術 9.キリスト教と音楽 10.キリスト教と文学 11.福音的価値観とは何か ビデオ『とくべつなきみ』 12.クリスマスについて 13.クリスマス・ミサ 14.神との関わりを深める 主の祈り・ロザリオの祈り 15.まとめ 評価方法:全講義の2/3の出席・受講態度(20点) 、レポート提出1回(80点) 教 科 書: 『聖書 旧約聖書続編つき』新共同訳(日本聖書協会) 参 考 書:プリント(必要に応じて配布) 履修上の注意点:受講内容を自分自身の生き方と結びつけて受けとめようとする、主体的な参加姿勢で臨む (準備学習を含む) ことを希望します。 ※12月のクリスマスミサ参加を授業時数に組み入れる。 1 共通科目 授業科目 キリスト教学ⅡA 担当教員 原田 雅樹 対象学科・学年:発達2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:イエスがいかなる生き方をしたのかを学びながら、それを私たちのあり方、社会への関わり 方を自分の頭で考えていくことを学んでいく。 授業概要:イエスの生き方と教えを学ぶ。とくに、イエスと宗教体制や政治体制の係わりや、イエスの 十字架刑などがどうして執行されたかなどを学ぶことを通し、宗教と政治の関係、死刑制度 などの問題なども併せて考えていく。 授業計画:1.人と人の間の壁を崩そうとしたうえに殺されたイエス(授業の概観) 2.イエスの語る神の国 3.イエスが語る神の国 4.神の国と金銭 5.神の国と連帯 6.神の国と権力 7.政治と宗教 8.暴力への誘惑(1) 9.暴力への誘惑(2) 10.イエスの逮捕と死刑(1) 11.イエスの逮捕と死刑(2) 12.人間の歴史から完全に取り除くことのできない悪と苦しみ(1) 13.人間の歴史から完全に取り除くことのできない悪と苦しみ(2) 14.苦難の歴史の中を歩む人類に対する我々の責任を思い起こさせるイエスの十字架死 6月の修養会への参加を一回分にあてる。 評価方法: 教 科 書:旧約聖書、新約聖書 参 考 書:アルバート・ノーラン『キリスト教以前のイエス』、篠崎栄訳、新世社 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 キリスト教学ⅡA 担当教員 矢口 洋生 対象学科・学年:生福2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:(1)キリスト教についての基礎的理解を身につけ、同時に、宗教的視点をもって社会・世 界を見る目を養う。 (2)キリスト教の歴史と伝統に触れることによって、 キリスト教的価値観への理解を深める。 (3)上記の過程を通して自らの価値観を再検討し、より豊かな意義深い生への備えをなす。 授業概要: 1年次に、聖書についての基礎事項に触れたことを前提にしながら、キリスト教の多様性 や複雑さ、その歴史的・社会学的特性を多角的に考察することを通して、その豊かな知的・ 霊的伝統に迫る。特にイエス・キリストの生涯と教え、その模範から学ぶ。 9 イエスの教え① 10 イエスの教え② 11 イエスの教え③ 12 イエスの教え④ 13 イエスの意味① 14 イエスの意味② 15 まとめ 授業計画:1 オリエンテーション 2 危ないキリスト教とは? 3 イエスのプロフィール 4 イエスの社会・政治的背景 5 イエスのユダヤ的背景 6 イエスの生き方① 7 イエスの生き方② 8 イエスの生き方③ 評価方法:以下の要素を総合的に評価します。(1)受講態度1 /3(2)レポート1/3(3)試験 1/3 教 科 書: 『聖書』 『キリスト教以前のイエス』 アルバート・ノーラン (新世社) 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 2 共通科目 授業科目 キリスト教学ⅡA 担当教員 宮崎 正美 対象学科・学年:健栄2年・国際2年 単位数: 開講時期:前期 学習の到達目標:実証的な探究によっては把握不可能なキリスト教の本質を、現実の経験をとおして「自分自 身において」考えることを学ぶ。 学習者は、生き方として、キリスト教学が提示する課題について考え学ぶ。 すなわち人間の在り方を「自分自身において」考えることによって、〈わたし〉らしく生き ることを意識し考えることを学ぶ。 授業概要:この「キリスト教学」は、キリスト教の思想・霊性を通して人間について学ぶ「キリスト教 的人間学」として進める。すなわち人間という存在とその生き方について、具体的には、 〈わ たし〉という人間が〈わたし〉らしく生きるとはどのようなことか、キリスト教を契機とし て学ぶことを目的とする。 ⅡAでは、キリスト教学ⅠA・ⅠBで学んだ、旧約聖書における人間観と新約聖書特に福音 書が伝えるイエスの像(イメージ)を出発点として、キリストの死と復活による福音の意味 について考察する。 学外講師によるホスピスの現場からみた死と生についての特別講義を予定している。 授業計画:1.ガイダンス──なぜ大学でキリスト教学を学ばねばな 9.キリスト論の展開(2) らないのか 10.キリスト論の展開(3) 2.キリスト教的人間学──その対象と特徴 11.三位一体の神(1) 3.キリスト教における復活の意味(1) 12.三位一体の神(2) 4.キリスト教における復活の意味(2) 13.三位一体の神(3) 5.キリスト教における復活の意味(3) 14.ミサについて 6.まとめ(1) 15.まとめ(2) 7.聖霊降臨と教会の形成 16.まとめ(3) 8.キリスト論の展開(1) 評価方法:出席点(10%)+レポート(40%)+試験(50%)を基本とするが、評価方法および比率は、 受講態度そのたの状況により変更することがある。試験の受験資格は、求められた課題をす べて提出することと2/3以上の出席数を満たしている事とする。 教 科 書: 『聖書 旧約聖書続編つき』新共同訳(日本聖書協会) 参 考 書:キリスト教学概論』(現代神学研究会2006)宮崎正美 その他、適宜紹介する。 履修上の注意点:最初のガイダンスで説明する。私語等は授業妨害とみなし退室してもらう。 (準備学習を含む) 授業科目 キリスト教学ⅡB 担当教員 原田 雅樹 対象学科・学年:全学科2年(指定科目の学生を除く) 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:聖書という古典作品の中に、「たとえ話」が多く見出されるが、それを一つの文学類型とし て丁寧に読み解いていく。そして、そのたとえ話が「今」を生きる私達にどう関わってくる のかを考える。 授業概要:授業では、福音書の中のいくつかのたとえ話を取り上げて、丁寧に読み進んでいく。一つ一 つのたとえ話について次のような方法で読んでいく。 1.テキストの構造、2.たとえ話に並行箇所があればその比較、3.歴史的背景、4.イ エスの言葉にまでさかのぼれるかという問い、5.「今」を生きる私達にとっての意味。 なお、具体的にたとえ話を読むことを通して、「たとえ話」という言語形態の特徴づけを考 える。 授業計画:1.授業全体の概要 2.「善きサマリア人」のたとえ(1) 3.「善きサマリア人」(2) 4.「放蕩息子」(1) 5.「放蕩息子」(2) 6.「迷い出た羊」 7.「よい麦と毒麦」 8.たとえ話とは何か(1) 9.「ぶどう園の労働者」 10.「羊とやぎ」 11.「不正な管理人」 12.「情け容赦のないしもべ」 13.「タレント」 14.たとえ話とは何か(2) 15.イエスの教えの神髄はどこにあるのか 評価方法:レポートによる評価、平常点は減点法(欠席数で減点) 教 科 書:旧約聖書、新約聖書 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 3 共通科目 授業科目 キリスト教学ⅡB 担当教員 宮崎 正美 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:死に向かって歩むという人間像から、死をとおして復活に向かって歩む人間像への価値転換とそれに基づく生 について学ぶ。 その具体的形態として、比較宗教的考察をもとにしてキリスト教における典礼と秘跡を学ぶ。 授業概要:このキリスト教学ⅡBでは、 現代わたしたちが体験する(死と生と含む)人間の現実に基づき、 (宗教性も含めた) 広い視野において、「キリスト教的人間学」を総合的に考察し理解することを目的とする。 そのために、福音(キリストの死と復活に基礎をおく)に照らし出されるキリスト教的人間学について、キリ スト教の教義と実践を通して考察し学ぶ。 このクラスでは特に自然科学的な方法や視点を部分定に利用しながら考察を試みていきたい。 授業計画:1.ガイダンス 2.理系の方法論と文系の方法論──真理探究のバランスについて 3.人間の現実とその意味の探求 4.儀礼の意味−比較宗教学的考察(1)聖と俗 5.儀礼の意味−比較宗教学的考察(2)中心と周縁 6.儀礼の意味−比較宗教学的考察(3)永遠回帰と反復 7.儀礼の意味−比較宗教学的考察(4)キリスト教の特殊性 8.典礼のいくつかの側面 9.典礼暦のしくみ(1) 10.典礼暦のしくみ(2) 11.典礼と秘跡の関係(1) 12.典礼と秘跡の関係(2) 13.まとめ(1) 14.まとめ(2) 15.まとめ(3) 評価方法:出席点(10%)+レポート(40%)+試験(50%)を基本とするが、評価方法および比率は、受講態度そのた の状況により変更することがある。試験の受験資格は、求められた課題をすべて提出することと2/3以上の 出席数を満たしている事とする。 教 科 書: 『聖書 旧約聖書続編つき』新共同訳(日本聖書協会) 参 考 書: 『キリスト教学概論』 (現代神学研究会2006)宮崎正美 その他、適宜紹介する。 履修上の注意点:最初のガイダンスで説明する。私語等は授業妨害とみなし退室してもらう。 (準備学習を含む) 授業科目 キリスト教学ⅡB 担当教員 川上 直哉 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:人間と世界について学ぶための技術を身につけ、専門科目その他で収集される知識を「よく (幸せに)生きる力」につなげる事ができるようになること。また、人生における危急存亡 の際、 「意外な助け」としてあるは「古典」にアクセスする技術を身につけること。 授業概要:1.信仰の有無またはいかんを問わず、キリスト教の研究を学問として公開する。 2.キリスト教を教材に、世界と人間について学ぶ。 3.聖書を教材に、古典にアクセスする技術を養う。 9 「神の国」はどこに(2) 10 「クリスマス」とは何か 11 「主の道」の突き当たり 12 「十字架」と「友情の物語」 13 「教会」の誕生・「キリスト教」の誕生 14 キリスト教の死生観 15 まとめ(試験) 授業計画:1 「キリスト教学」への招待 2 「世界」と「人間」を知ること 3 「憧れ」という課題 4 「古典」とは何か 5 「聖書」とは何か 6 「古代」へのアクセス 7 「希望」という課題 8 「神の国」はどこに(1) 評価方法:単位取得要件は次の3項目です――(1)出席(2)試験の答案作成(3)レポート提出。 採点は、授業への参加、および、レポートと試験によって行います。 教 科 書:授業中に指示します。 参 考 書:授業中に指示します。 履修上の注意点:ルール主義を徹底します。詳細は、最初の授業でご案内します。不明な点があれば、 (準備学習を含む) 個別にご案内します。 4 共通科目 授業科目 人間論Ⅰ 担当教員 原田 雅樹 対象学科・学年:発達・国際3年 単位数:2 開講時期:前・後期 学習の到達目標:宗教の抽象的概念の奥には、具体的な人間観および聖書のいろいろな物語やエピソードが深 くかかわっていることを聖アウグスティヌスの思想を通して学ぶ。そして、それらの概念の 現代的意味を探りつつ、自分で考えることを学ぶ。 授業概要:山田晶『アウグスティヌス講話』を読み進む上で、必要な様々な聖書の物語やエピソードを 紹介しながら、授業をすすめていく。そして、現代的な話題も取り上げながら理解を深めて いくことにする。 授業計画:1.アウグスティヌスの思想の概要 1 2.アウグスティヌスの思想の概要 2 3.聖書における「神の国」の概念 1 4.聖書における「神の国」の概念 2 5.『アウグスティヌス講話』、第二話「煉獄と地獄」 1 6・『アウグスティヌス講話』、第二話「煉獄と地獄」 2 7.現代におけるペルソナ・人格の概念の意味 8.『アウグスティヌス講話』、第三話「ペルソナとペルソナ性」 1 9.『アウグスティヌス講話』、第三話「ペルソナとペルソナ性」 2 10.キリスト教史におけるペルソナ概念の発展 1 11.キリスト教史におけるペルソナ概念の発展 2 12.古代地中海黙示思想 12.『アウグスティヌス講話』、第五話「終末と希望」 1 13.『アウグスティヌス講話』、第五話「終末と希望」 2 14.現代社会と黙示思想 6月の修養会への参加を授業の一回分にあてる。 評価方法:学期末のレポートを100点満点で採点し、欠席に応じてレポートの点数から減点していく。 教 科 書:山田晶『アウグスティヌス講話』、講談社学術文庫 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 人間論Ⅰ 担当教員 宮崎 正美 対象学科・学年:発達3年・健栄3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:キリスト教学に基づき現代における人間のあり方について考察することを通して、自分の生き方について態度決定でき るようになる。 自己を超え出て成長し続ける秘跡的人間像をもとに、社会において使命をもって働くことの意味を、自ら問い自ら答え 出すことができるようになる。 現代社会のなかで、あらゆる状況において、いかに自分らしく生きていくべきか、考えられるようになる。 本学人間学部で学んだことの意味を確認できるようになる。 授業概要:本学人間学部で学んだキリスト教的人間学(キリスト教学に基づく)の発展および完成。 大学で真理を学ぶとはどういうことか 白百合の精神 この「キリスト教学」は、キリスト教の思想・霊性を通して人間について学ぶ「キリスト教的人間学」として進める。 すなわち人間という存在とその生き方について、具体的には、〈わたし〉という人間が〈わたし〉らしく生きるとはどの ようなことか、キリスト教を契機として学ぶことを目的とする。 授業計画:1.ガイダンス 2.大学で真理を学ぶとはどういうことか 3.白百合の精神──その背景 4.白百合の精神──その意味 5.キリスト教における復活の意味(1) 6.キリスト教における復活の意味 7.イエス・キリスト 8.三位一体の神の自己超克(1) 9.三位一体の神の自己超克(2) 10.聖霊による生(1) 11.聖霊による生(2) 12.秘跡的人間像(1) 13.秘跡的人間像(2) 14.現代という時代の特徴──多様性社会に生きること 15.まとめ 評価方法:出席点(10%)+レポート(40%)+試験(50%)を基本とするが、評価方法および比率は、受講態度そのたの状況に より変更することがある。毎回、小レポートを提出してもらう.試験の受験資格は、求められた課題をすべて提出する ことと2/3以上の出席数を満たしている事とする。 教 科 書: 『聖書 旧約聖書続編つき』新共同訳(日本聖書協会) 参 考 書: 『キリスト教学概論』 (現代神学研究会2006)宮崎正美 その他、適宜紹介する。 履修上の注意点:最初のガイダンスで説明する。私語等は授業妨害とみなし退室してもらう。 (準備学習を含む) 5 共通科目 授業科目 人間論Ⅱ 担当教員 原田 雅樹 対象学科・学年:発達・国際4年 単位数:2 開講時期:前・後期 学習の到達目標:ギリシャ思想と聖書における愛についての考え方を学びながら、社会的問題を自分の頭で考 えていくことを学ぶ。 授業概要: 前半部では、ギリシャ思想と聖書における愛(エロース、フィリア、アガペー)の考え方 についてていねいに学ぶ。次に、愛の大切さを説いたソクラテスもイエスも死刑に処せられ たことを紹介しながら、なぜ死刑になったかを考える。その後で、辺見庸著『愛と痛み』を 読み進めながら、「不都合なものたちを愛することができるか」、また、「私たちは他者の痛 みを痛むことができるのだろうか」という二つの問題を考える。 授業計画:1.授業全体の概略 2.プラトンのエロース 1 3.プラトンのエロース 2 4.アリストテレスのフィリア 1 5.アリストテレスのフィリア 2 6.福音書におけるアガペー 7.パウロの「愛の賛歌」 8.旧約聖書「創世記」、「雅歌」 9.ソクラテスの死刑 10.イエスの死刑 11.『愛と痛み』、第2章 「日常と諧調」 12.『愛と痛み』、第3章 「日常と世間」 11.『愛と痛み』、第4章 「世間と死刑」 13.『愛と痛み』、第5章 「日本はなぜ死刑制度を廃止できないか」 14.『愛と痛み』、第6章 「死刑と戦争」 6月の修養会への参加を授業の1回分とする。 評価方法:レポートによる評価、平常点は減点法(欠席数で減点) 教 科 書:聖書、辺見庸 『愛と痛み』(毎日新聞社) 参 考 書:本橋哲也『ポストコロニアリズム』、岩波新書 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 人間論Ⅱ 担当教員 宮崎 正美 対象学科・学年:健栄4年・総福4年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:自己を超え出て成長し続ける秘跡的人間像をもとに、社会において使命をもって働くことの意味を、自ら問い自ら答え 出すことができるようになる。 現代社会のなかで、あらゆる状況において、いかに自分らしく生きていくべきか、考えられるようになる。 授業概要:本学人間学部で学んだ(キリスト教的)人間学すなわちキリスト教学および人間論Ⅰの内容の発展および完成。 大学で真理を学ぶとはどういうことか 白百合の精神 この「キリスト教学」は、キリスト教の思想・霊性を通して人間について学ぶ「キリスト教的人間学」として進める。 すなわち人間という存在とその生き方について、具体的には、〈わたし〉という人間が〈わたし〉らしく生きるとはどの ようなことか、キリスト教を契機として学ぶことを目的とする。ⅡAでは、キリスト教学ⅠA・ⅠBで学んだ、旧約聖 書における人間観と新約聖書特に福音書が伝えるイエスの像(イメージ)を出発点として、キリストの死と復活による 福音の意味について考察する。 授業計画:1 .ガイダンス 2.大学で真理を学ぶとはどういうことか 3.白百合の精神──その背景 4.白百合の精神──その意味 5.キリスト教における復活の意味(1) 6.キリスト教における復活の意味 7.イエス・キリスト 8.三位一体の神の自己超克(1) 9.三位一体の神の自己超克(2) 10.聖霊による生(1) 11.聖霊による生(2) 12.秘跡的人間像(1) 13.秘跡的人間像(2) 14.現代という時代の特徴──多様性社会に生きること 15.まとめ 評価方法:出 席点(10%)+レポート(40%)+試験(50%)を基本とするが、評価方法および比率は、受講態度そのたの状況に より変更することがある。毎回、小レポートを提出してもらう。試験の受験資格は、求められた課題をすべて提出する ことと2/3以上の出席数を満たしている事とする。 教 科 書: 『聖書 旧約聖書続編つき』新共同訳(日本聖書協会) 『キリスト教学概論』(現代神学研究会2006)宮崎正美 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:最初のガイダンスで説明する。私語等は授業妨害とみなし退室してもらう。 (準備学習を含む) 6 共通科目 授業科目 宗教と文学 担当教員 矢口 洋生 対象学科・学年:全学科3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:この講義での「宗教」はキリスト教に限定します。多少仏教やユダヤ教に言及することもあ るかもしれませんが。宗教は文学を考えることは、宗教と文化の問題を考えることでもあり ます。結局、宗教は文化を経由してしか人間の心に語りかけることができないからです。そ して文化との関わりは、キリスト教を含めたあらゆる宗教にとって最もデリケートで複雑な 問いを投げかけてきます。その難問への視座を、具体的な作家の考察を通して獲得しようと するのが私たちの目標となります。 授業概要:日本と外国の文学作品を読み、作家の問題意識を調べ、その宗教的モチーフがどのように表 現されているかを分析していきます。視聴覚教材も使用する予定です。 授業計画:1.オリエンテーション 2.旧約聖書と文学 3.新約聖書と文学 4.『沈黙』の世界(1) 5.『沈黙』の世界(2) 6.『沈黙』の世界(3) 7.『蠅の王』(1) 8.『蠅の王』(2) 9.『蠅の王』(3) 10.『氷点』の世界(1) 11.『氷点』の世界(2) 12.『氷点』の世界(3) 13.詩と信仰(1) 14.詩と信仰(2) 15.まとめと試験 評価方法: (1)受講態度(20点)、(2)試験(80点) 教 科 書: 『沈黙』『蠅の王』『氷点上・下』 参 考 書: 履修上の注意点:授業で取り上げる作品は必ず読んでください。 (準備学習を含む) 授業科目 宗教と音楽 担当教員 赤尾 裕子 対象学科・学年:全学科3年 単位数:2 開講時期:前期・後期 学習の到達目標:キリスト教の歴史とそこで用いられる音楽の関わりを通し、キリスト教になぜ音楽が不可欠 とされたのかを理解していく。 授業概要:キリスト教音楽史 時代が移る毎に変化していく教会音楽を、鑑賞を通して解説していく。 授業計画:1.宗教音楽とは・・・世界の宗教音楽 2.ミサ、聖務日課 3.グレゴリオ聖歌 4.ルネサンスのミサ曲 5.ラウダ(イタリアの民衆宗教歌) 6.バロック①・・・イタリア、イギリス 7.バロック②・・・バッハのコラール、カンタータ 8.バロック③・・・バッハの受難曲 9.バロック④・・・バッハのクリスマス・オラトリオ 10.古典派のミサ曲 11.レイクエム(死者のためのミサ曲) 12.ロマン派①・・・ミサ曲 13.ロマン派②・・・ミサ曲以外 14.日本の隠れキリシタンのオラショ 15.第2バチカン公会議以降のカトリックの音楽 評価方法:2∼3回のレポート(60点)。出席日数と授業にのぞむ態度(40点)。 6回以上の欠席は「停止」とする。 教 科 書:プリント配布。 参 考 書:授業の中で紹介します。 履修上の注意点:授業中に聞くCDだけでは足りないので、各自でCDやインターネットで積極的に聞い (準備学習を含む) てください。 7 共通科目 授業科目 宗教と美術 担当教員 宮崎 正美 対象学科・学年:全学科3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:宗教(特にキリスト教)と美術の関係について理解する これらが人間にとってどのような意味をもつのか考察する 授業概要:①芸術が有する独自性は、宗教性と切り離せない。その中の美術を取り上げる ②単に絵画等の鑑賞が目的ではない。 ③宗教的美術作品特にキリスト教の存在意義を学ぶ。 授業計画:1.芸術が有する独自性・芸術の宗教性 2.死と絵画「Mement mori」 3.キリスト教と宗教画の歴史(1)旧約聖書の律法 4.キリスト教と宗教画の歴史(2)一神教と聖像の矛盾? 5.キリスト教と宗教画の歴史(3)西欧(カトリック) 6.キリスト教と宗教画の歴史(4)西欧(プロテスタント) 7.キリスト教と宗教画の歴史(5)東欧(ギリシア正教) 8.聖像(イコン)とイコノロジー(1) 9.聖像(イコン)とイコノロジー(2) 10.聖像(イコン)とイコノロジー(3) 11.聖像(イコン)とイコノロジー(4) 12.金剛界曼荼羅・胎蔵界曼荼羅とイコノスタスの比較(1) 13.金剛界曼荼羅・胎蔵界曼荼羅とイコノスタスの比較(1) 14.まとめ1 15.まとめ2 評価方法:出席点(10%)+レポート(40%)+試験(50%)を基本とするが、評価方法および比率は、 受講態度そのたの状況により変更することがある。試験の受験資格は、求められた課題をす べて提出することと2/3以上の出席数を満たしている事とする。 教 科 書:必要に応じてプリント配布 参 考 書:授業のなかで紹介する. 履修上の注意点:最初のガイダンスで説明する。 授業妨害になる私語は授業妨害とみなし退室してもらう。 (準備学習を含む) 授業科目 英語ⅠA 担当教員 アンソニー・スミス 対象学科・学年:発達1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:読解力の向上を目指す。 授業概要:異文化理解を深めながら、多岐にわたる設問を通して英語の総合力を養っていく。 授業計画:テキストは15のユニットから構成されているが、本演習ではユニット7まで進めていく。 1.AUSTRALIA:Flexible School Traditions 2.Exercises 3.CHINA:Young Culture 4.Exercises 5.FINLAND:Perspectives in Learning 6.Exercises 7.GERMANY:Eco-Consciousness 8.Exercises 9.ICELAND:Global Warming Threat 10.Exercises 11.INDONESIA:A Comfortable Moment 12.Exercises 13.ITALY:Historical Sites 14.Exercises 15.まとめと筆記試験 評価方法:出席20%、筆記試験80% 教 科 書:異文化理解のための総合英語(南雲堂) 参 考 書:必要に応じて紹介する。 履修上の注意点:予習をして授業に臨むこと。 (準備学習を含む) 8 共通科目 授業科目 英語ⅠA 担当教員 横尾 元意 対象学科・学年:発達1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:イギリス児童文学を代表するKenneth GrahameのThe Wind in the Willows(1908)のヒキ ガエルを主人公にした部分を編集したテキストを講読して、動物ファンタジーの世界を楽し む。 授業概要:順次担当してもらい講読していく。 授業計画:1.著者の説明とThe Open Road(pp.1-2) 2.The Open Road(pp.3-4) 3.The Open Road(pp.5-6) 4.The Open Road(pp.7-8) 5.The Open Road(pp.9-10) 6.The Open Road(pp.11-12) 7.The Open Road(pp.13-14) 8.The Open Road(pp.15-16) 9.The Open Road(pp.17-18) 10.The Open Road(pp.19-20) 11.Mr. Toad(pp.21-22) 12.Mr. Toad(pp.23-24) 13.Mr. Toad(pp.26-27) 14.Mr. Toad(pp.28-29) 15.まとめと試験 評価方法:授業への取り組み(20パーセント)、 出席状況(30パーセント)、 定期試験(50パーセント) を考慮して評価する。 教 科 書:プリント使用 参 考 書: 履修上の注意点:受講者は予習が必須である。 (準備学習を含む) 授業科目 英語ⅠA 担当教員 山田 恵 対象学科・学年:発達1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 英文法についての知識を深め、語彙を増やすことで、英語を理解し、表現する力を高める。 授業概要: テキストにそって、語彙の確認、長文理解、文法事項の確認、リスニング等の演習を行っ ていく。 授業計画:1.イントロダクション 2.Unit 1 ⑴Vending Machines 3.Unit 1 ⑵名詞 4.Unit 2 ⑴Yakushima 5.Unit 2 ⑵前置詞 6.Unit 3 ⑴MLB 7.Unit 3 ⑵自動詞と他動詞 8.Unit 4 ⑴A Great Actress 9.Unit 4 ⑵代名詞 10.Unit 5 ⑴Robots 11.Unit 5 ⑵助動詞 12.Unit 6 ⑴Chips or Fries 13.Unit 6 ⑵形容詞 14.Unit 7 There's No Cooling Down 15.まとめと評価 評価方法:平常点(50%)と試験(50%)によって評価する。 教 科 書:A Complete College English Program(Kinseido) 参 考 書:授業中に指示する。 履修上の注意点:英和辞典(電子辞書は可。ただし携帯電話付属の辞書は不可)は毎時間持ってくること。 (準備学習を含む) 9 共通科目 授業科目 英語ⅠA 担当教員 砂澤 健治 対象学科・学年:総福1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 世界各地にまつわる興味深いエピソードを平易な英文で読むことにより、英語の基礎的な 読解力を養います。 授業概要: 授業では、毎回各自に割り当てられた箇所について、口頭で発表してもらいます。また、 折に触れ、VHS、DVD 教材を視聴してもらいます。 授業計画:(1)オリエンテーション (2)ビデオ学習 (3)The Real Alice in Wonderland(Part 1) (4)The Real Alice in Wonderland(Part 2) (5)The Lady Entered a UFO(Part 1) (6)The Lady Entered a UFO(Part 2) (7)The Dead Women's Voice(Part 1) (8)The Dead Women's Voice(Part 2) (9)The Death of Pompeii(Part 1) (10)The Death of Pompeii(Part 2) (11)The Bermuda Triangle(Part 1) (12)The Bermuda Triangle(Part 2) (13)Practice ① (14)Practice ② (15)まとめとテスト 評価方法:⑴平常点 30% ⑵定期試験 70% 教 科 書:Brian Powle et al., What a Story! - Readings in Easy English(南雲堂) 参 考 書:授業の中で指示します。 履修上の注意点:教科書は、英語ⅠBでも継続して使用します。 (準備学習を含む) 授業科目 英語ⅠA 担当教員 柴田 和枝 対象学科・学年:総福1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:200 ∼ 300字程度の短い英文を辞書を使って読めるようになる。また英文を読むための基本 構文を身につけながら、さまざまな話題や人物に興味を持ち、そこから生きる上での知恵を 学ぶ。 授業概要:毎回の授業では、各章を2∼3回に分けて進めていく。あらかじめ一人一人にあてて、数行 ずつ訳をしてもらうという、精読方式で授業は行う予定。同時に、リスニングや会話、英作 なども含めて英語の総合力を高める演習も加えていく。 授業計画:1.Unit 1:Introduction 2.Chapter1: A Lesson from Bhutan 3. 〃 (Exercise) 4.Chapter2: The Story of Mother's Day 5. 〃 (Exercise) 6.Chapter3: George Morikami's Dream 7. 〃 (Exercise) 8.Chapter4: Pizza, An International Favorite 9. 〃 (Exercise) 10.Chapter5: The Story of Red Rose 11. 〃 (Exercise) 12.Chapter6: Madame Butterfly and Intercultural Marriage 13. 〃 (Exercise) 14.DVD 15.Examination 評価方法:授業最後の期末試験の結果を中心とする。遅刻は 3 回で欠席 1 回と同じと見なし、欠席は 3 回で− 1 点として試験から減点する。授業中の訳などは日常点として加味する。 教 科 書:Enjoyable Reading - 100 Key Sentence Patterns -(Joan McConnell, Shuichi Takeda / SEIBIDO) 参 考 書: 履修上の注意点:1 限目なので、遅刻をしないように元気に頑張ろう!そして授業中は居眠り、内職、 (準備学習を含む) ケイタイに気をそらさず、授業を有効に使い、面倒でも必ず知らない単語を辞書で引 いてから授業に出席する習慣をつけよう。 10 共通科目 授業科目 英語ⅠA 担当教員 遊佐 重樹 対象学科・学年:管栄1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 標準とされる英語発音を身につけ、それらを正確に聞き取る能力を養う。イディオム学習 を通じて、言語と文化の関わりに目を向ける姿勢を養う。大学生として身につけておくべき 基本単語を覚える。 授業概要: 大学生として身につけておくべき基本単語を、ジャンル別に紹介する。英語のネイティブ スピーカーの自然な発声技術を習得するために、発音練習を行う。言語と文化との関わりを 理解できるように、イディオムの由来を紹介する。 授業計画:1.Introduction 2.アメリカ文化講義(1) 3.単語① 発音① 4.単語② 発音② 5.単語③ 発音③ 6.単語④ 発音④ 7.単語⑤ 発音⑤ 8.アメリカ文化講義(2)・単語テスト 9.単語⑥ イディオム① 10.単語⑦ イディオム② 11.単語⑧ イディオム③ 12.単語⑨ イディオム④ 13.単語⑩ イディオム⑤ 14.アメリカ文化講義(3)・単語テスト 15.まとめと期末テスト 評価方法:出席状況(20点)、授業態度(20点)、単語テスト(10点)、異文化理解のためのレポート(20 点)、期末テスト(30点) 教 科 書:プリント教材 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点: 大きな声を出して発音練習に取り組むこと。 (準備学習を含む) 予習を前提に授業を進めるので、各自、指示内容に真剣に取り組んだ上で授業に臨 むこと。 必ず初回の授業から出席すること。 授業科目 英語ⅠB 担当教員 アンソニー・スミス 対象学科・学年:発達1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:読解力の向上を目指す。 授業概要:異文化理解を深めながら、多岐にわたる設問を通して英語の総合力を養っていく。 授業計画:テキストは15のユニットから構成されているが、本演習ではユニット8から進めていく。 1.KOREA:Leisure Time 2.Exercises 3.KUWAIT:Western Influence 4.Exercises 5.RUSSIA:A New Cultural Stream 6.Exercises 7.SPAIN:A New Trens in Culture 8.Exercises 9.TANZANIA:Cultural Conflict 10.Exercises 11.THAILAND:The National Symbol 12.Exercises 13.THE UNITED KINGDOM:Ghosts, Fireworks, and Pubs 14.Exercises 15.まとめと筆記試験 評価方法:出席20%、筆記試験80% 教 科 書:異文化理解のための総合英語(南雲堂) 参 考 書:必要に応じて紹介する。 履修上の注意点:予習をして授業に臨むこと。 (準備学習を含む) 11 共通科目 授業科目 英語ⅠB 担当教員 横尾 元意 対象学科・学年:発達1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:動物ファンタジーに親しみながら、手堅い英語表現を確認して習得し、より深い読みをして いくことを目標としている。 授業概要:英語IAにつづいて、The Wind in the Willowsを講読していきます。 授業計画:1.Mr. Toad(pp.31-32) 2.Mr. Toad(pp.33-34) 3.Mr. Toad(pp.35-36) 4.Mr. Toad(pp.37-38) 5.Mr. Toad(pp.38-39) 6.The Further Adventures 7.The Further Adventures 8.The Further Adventures 9.The Further Adventures 10.The Further Adventures 11.The Further Adventures 12.The Further Adventures 13.The Further Adventures 14.The Further Adventures 15.まとめと試験 of of of of of of of of of Toad(pp.40-41) Toad(pp.41-42) Toad(pp.43-44) Toad(pp.44-45) Toad(pp.46-47) Toad(pp.48-49) Toad(pp.50-51) Toad(pp.51-52) Toad(pp.52-53) 評価方法:授業への取り組み(20パーセント)と出席状況(20パーセント)と定期試験(50パーセント) を考慮して評価する。 教 科 書:プリント使用 参 考 書: 履修上の注意点:受講者は予習が必須である。 (準備学習を含む) 授業科目 英語ⅠB 担当教員 山田 恵 対象学科・学年:発達1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 英文法についての知識を深め、語彙を増やすことで、英語を理解し、表現する力を高める。 授業概要: テキストにそって、語彙の確認、長文理解、文法事項の確認、リスニング等の演習を行っ ていく。 授業計画:1.Unit 8 ⑴Miracles Do Happen 2.Unit 8 ⑵前置詞 3.Unit 9 ⑴What Is Clean Energy ? 4.Unit 9 ⑵分詞 5.Unit 10 ⑴Instant Ramen 6.Unit 10 ⑵自動詞 7.Unit 11 ⑴Love Is Blind? 8.Unit 11 ⑵補語 9.Unit 12 ⑴A Short History of Soccor 10.Unit 12 ⑵他動詞 11.Unit 13 ⑴Leonardo da Vinci 12.Unit 13 ⑵SVOO 13.Unit 14 ⑴歌舞伎 14.Unit 14 ⑵SVOC 15.まとめと評価 評価方法:平常点(50%)と試験(50%)によって評価する。 教 科 書:A Complete College English Program(Kinseido) 参 考 書:授業中に指示する。 履修上の注意点:英和辞典(電子辞書は可。ただし携帯電話付属の辞書は不可)は毎時間持ってくること。 (準備学習を含む) 12 共通科目 授業科目 英語ⅠB 担当教員 砂澤 健治 対象学科・学年:総福1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 世界各地にまつわる興味深いエピソードを平易な英文で読むことにより、英語の基礎的な 読解力を養います。 授業概要: 授業では、毎回各自に割り当てられた箇所について、口頭で発表してもらいます。また、 折に触れ、VHS、DVD 教材を視聴してもらいます。 授業計画: (1)オリエンテーション (2)ビデオ学習 (3)The $50,000 Wallpaper(Part 1) (4)The $50,000 Wallpaper(Part 2) (5)The Titanic Disaster(Part 1) (6)The Titanic Disaster(Part 2) (7)A Boy's Dream(Part 1) (8)A Boy's Dream(Part 2) (9)Music for a Dead Man(Part 1) (10)Music for a Dead Man(Part 2) (11)Soup for a Russian TSAR(Part 1) (12)Soup for a Russian TSAR(Part 2) (13)Practice ① (14)Practice ② (15)まとめとテスト 評価方法:⑴平常点 30% ⑵定期試験 70% 教 科 書:Brian Powle et al., What a Story! - Readings in Easy English(南雲堂) 参 考 書:授業の中で指示します。 履修上の注意点:教科書は、英語ⅠAで使用したものと同じです。 (準備学習を含む) 授業科目 英語ⅠB 担当教員 柴田 和枝 対象学科・学年:総福 1 年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:短い英文を読むことで、使える表現をたくさん身につけ、それをすぐに口から言えたり、文 章にして書いたりすることができるようになる。 授業概要:授業では前期同様、各章を 2 ∼ 3 回に分けて進めて行く。後期は表現ということに中心をお いているので、書く、話すといった演習をより増やして、読んだものが使える英語になるよ うに練習をしていく予定。 授業計画:1.Introductioon: Chapter7: A Siesta Makes You Smarter ! 2.Chapter8: Unwanted Pets and Eco-Disaster 3. 〃 (Exercise) 4.Chapter9: Going Green 5. (Exercise) 6.Chapter10: Laughter Keeps You Healty 7. 〃 (Exercise) 8.Chapter11: A Lesson from the Nagasaki Islands 9. 〃 (Exercise) 10.Chapter14: Hachiko and Balto: Two Famous Dogs 11. 〃 (Exercise) 12.Chapter15: Hisako Nakamura: Live Your Life with Gratitude 13. 〃 (Exercise) 14.DVD 15.Examination 評価方法:授業最後の期末試験の結果を中心とする。遅刻は 3 回で欠席 1 回と同じと見なし、欠席は 3 回で− 1 点として試験から減点する。 教 科 書:Enjoyable Reading - 100 Key Sentence Patterns -(Joan McConnell, Shuichi Takeda / SEIBIDO) 参 考 書: 履修上の注意点:知らない単語は辞書を引き、英文を声に出して読む練習をしてから授業に臨むこと。 (準備学習を含む) 授業中に後や横を向きながらの私語を止め、授業に集中するよう努めよう。また、1 限目なので遅刻しないように頑張ろう! 13 共通科目 授業科目 英語ⅠB 担当教員 遊佐 重樹 対象学科・学年:管栄1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 機械的な英文和訳にとどまらない効果的な読解力を身につける。前期開講の『英語ⅠA』 に引き続き、大学生として身につけておくべき基本単語を覚える。 授業概要: 現代事象に関する様々な英文(新聞記事等)を読む。まずskimしてframeを頭の中に作り、 その中に詳しく情報を埋め込む作業を通じて、効果的な読解力を身につけることを目指して 授業を進める。授業は、プレゼンテーションソフトを用いて効果的に行う。大学生として身 につけておくべき基本単語を、ジャンル別に紹介する。 授業計画:1.Introduction 2.単語① プリント①(NEWSWEEK) 3.単語② プリント①(NEWSWEEK) 4.単語③ プリント②(TIME) 5.単語④ プリント②(TIME) 6.単語⑤ プリント③(The Daily Yomiuri) 7.単語⑥ プリント③(The Daily Yomiuri) 8.アメリカ文化講義(1)・単語テスト 9.単語⑦ プリント④(International Herald Tribune) 10.単語⑧ プリント④(International Herald Tribune) 11.単語⑨ プリント⑤(The Japan Times) 12.単語⑩ プリント⑤(The Japan Times) 13.単語⑪ プリント⑤(The Japan Times) 14.アメリカ文化講義(2)・単語テスト 15.まとめと期末テスト 評価方法:出席状況(20点)、授業態度(20点)、単語テスト(10点)、異文化理解のためのレポート(20 点)、期末テスト(30点) 教 科 書:プリント教材 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点: 予習を前提に授業を進めるので、各自、指示内容に真剣に取り組んだ上で授業に臨 (準備学習を含む) むこと。 必ず初回の授業から出席すること。 授業科目 オーラル・コミュニケーション 担当教員 ジェラルド・ミューヘッド 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:前期・後期 学習の到達目標:This is a practical communicative English class. It will focus on improving peakinng & listening skills, to enable studensts to communicate coherently using English in a variety of situations. 授業概要:A topic or theme will be introduced and then relevant language forms or drills will be practiced. The students will then practice conversations in pairs or small groups. Finally combining the target language and their own ideas and knowledge to create authentic communicative situations. Classes will also include some writing assignments. 授業計画:List of lessons for 1st & 2nd semesters. 1.Course, textbook introduction and class language goals 2.Unit1 Hobbies & interests 3.Unit1 continued 4.Unit2 Appearance adjectives 5.Unit2 continued 6.Unit3 Daily activities & routines 7.Unit3 continued 8.Unit4 Household furnishings & locations 9.Unit4 continued 10.Review of units 11.Unit5 Giving directions. Stores & services 12.Unit5 continued 13.Unit6 Important life events, past activities 14.Unit6 continued & review 15.Term test 評価方法:Grades are based on attendance(50), points for participation in class & homework projects(10%)and tests(40%) 教 科 書:English Firsthand book 1.(4th Edition)Publisher : Person Longman 参 考 書:A billingual dictionary 履修上の注意点: (準備学習を含む) 14 共通科目 授業科目 英語ⅡA 担当教員 アンソニー・スミス 対象学科・学年:発達2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:読解力の向上を目指す。 授業概要:海外で活躍する日本人から、その世界観を学ぶ。コミュニケーション能力で必要となるリー ディングとライティングに力点を置きながら授業を進めていく。 授業計画:テキストは14のチャプターから構成されているが、 本演習ではチャプター7まで進めていく。 1.Revival of Indian Buddhism 2.Exercises 3.The First Veterinarian in Kenya 4.Exercises 5.Terakoya for Vietnamese 6.Exercises 7.Saving Tuvalu 8.Exercises 9.Education of HIV with Songs 10.Exercises 11.The Father of Bhutan Agriculture 12.Exercises 13.The War Photographer 14.Exercises 15.まとめと筆記試験 評価方法:出席20%、筆記試験80% 教 科 書:世界が認めた日本人 参 考 書:必要に応じて紹介する。 履修上の注意点:予習をして授業に臨むこと。 (準備学習を含む) 授業科目 英語ⅡA 担当教員 矢口 洋生 対象学科・学年:発達2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:画像を含む総合教材を使いながら、学習者がインターアクティヴに学ぶことによってコミュ ニケーション能力を高めることを目指します。また英語力の全般的な底上げを図ると同時に、 英語圏の文化背景や現代事情に対する理解を深めるような内容も扱っていきます。 授業概要:各ユニットの内容は、⑴単語やフレーズ、⑵会話文、⑶空所穴埋めならびにクロスワードパ ズル、⑷ヒアリング、⑸作文からなります。語学学習における四技能を、語学留学や海外旅 行を想定した内容に即して、総合的に学習していきます。 授業計画:各課は以下の内容によって構成されています。 (1)導入 (2)Encountering an International Student (3)Talking about Judy's Hometown (4)Beautiful Santa Monica Beach (5)Judy's Room in the Dormitory (6)On the Way to Mai's Home (7)Cathing Up (8)Mid-term (9)What a Comfortable Home! (10)Taking Summer Vacation in America (11)A Luxurious Flight to Los Angeles (12)Los Angeles, Here I am! (13)To Judy's Home in Santa Monica (14)Catching Up (15)まとめと試験 評価方法:以下の要素を総合的に評価します。(1)受講態度(1/3) (2)試験(2/3) 教 科 書: 『どこでも楽しく英会話!』(松柏社) 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 15 共通科目 授業科目 英語ⅡA 担当教員 澤入 要仁 対象学科・学年:発達2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:・日本語へ置き換えることを忘れて、英語を英語のまま読み、理解します。 ・ストーリーの力や論理の流れを利用することによって、不明の語句にもつまずかず、即座 に意味を推定しながら読み進めるようになります。 ・英文を勉強のために読むのではなく、楽しんで読めるようになります。 授業概要: 日本人は日本語の文章を読むとき、日本語という媒体を意識せず、その媒体の伝える意味 を追います。しかし英文を読むときは、英語という媒体を日本語に置き換えるのに手一杯で、 内容を追うことができません。 そこでこの授業では、人間の恐ろしさを描いたグロテスクな物語や、奇想天外で不思議な 物語を読み、その作品世界に引きずり込まれることによって、英語という媒体を意識せず、 その媒体の伝える中身を直接理解する訓練をおこないます。 また、西洋の文化や社会についても必要に応じて詳しく紹介します。文化や社会が理解で きなければ、外国語を理解したことにはなりません。 なお、一編を読み終えるたびに、単語・熟語の小テストを行う予定。 授業計画:1.イントロダクション 9.同上 10.第三話 2.第一話 11.同上 3.同上 12.同上 4.同上 13.同上 5.同上 14.同上 6.第二話 15.テスト 7.同上 8.同上 評価方法:小テスト・期末試験の成績と出席の状況とを総合的に評価します。 教 科 書:After Twenty Years and Other Stories(金星堂) 参 考 書:授業中に紹介します。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 英語ⅡA 担当教員 柴田 和枝 対象学科・学年:健栄2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:①短い英文を辞書を使って読みこなせるようになる。 ②1年生で学んだ基本的な構文や文法を復習しながら、新しい語彙や表現を身につける。 ③英米と日本の文化的な違いを学び、異文化に対する理解を深める。 授業概要:200 ∼ 300字程度の短い英文を、精読方式で毎回読みこなしていく。読解が中心となるので、 各章を2回にわけて進めていく予定。 前もって一人一人に訳をあてて、授業で発表してもらう形式だが、全員参加でリスニングや 会話、英作などの演習も行う。 授業計画:1.Inroduction 2.Unit1: When Do You Eat ? 3.Unit1: Exercise 4.Unit2: Before You Go to England 5.Unit2: Exercise 6.Unit3: Future of the Shopping Mall 7.Unit4: Basic of Apartment Renting 8.Unit4: Exercise 9.Unit5: Is That Really English ? 10.Unit5: Exercise 11.Unit6: Dining Out: East and West 12.Unit6: Exercise 13.Unit8: Bath or Shower ? 14.DVD 15.Examination 評価方法:期末試験の結果を中心とする。遅刻は 3 回で欠席 1 回と同じと見なし、欠席は 3 回で− 1 点 として試験より減点する。 教 科 書:Know the Differences, Broaden Your World !(Nobumichi Kawada, Asahi Press) 参 考 書: 履修上の注意点:授業と休み時間の区別をつけて、授業時間を有効に使おう!また知らない単語は必ず (準備学習を含む) 辞書で調べてから授業に出席する習慣をつけよう。 16 共通科目 授業科目 英語ⅡA 担当教員 横尾 元意 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:ギリシャ・ローマ神話を通して、古代ギリシャの精神に触れる。英語の基本的な表現を理解 する。 授業概要:ローマの詩人オヴィデイウスによる「変身物語」に収録されている話の中から10話を平明 な現代英語に書き下ろしたテキストを輪読していきます。 授業計画:1.ギリシャ精神と「変身物語」の紹介 2.Apollo and Daphneの講読(pp.7-9) 3.Apollo and Daphne の講読(pp.9-10) 4.Apollo and Daphneの講読(pp.12-13) 5.Pyramus and Thisbeの講読(pp.14-15) 6.Pyramus and Thisbeの講読(pp.16-17) 7.Pyramus and Thisbeの講読(pp.17-18) 8.Juno's Jealousyの講読(pp.19-21) 9.Juno's Jealousyの講読(pp.22-23) 10.Juno's Jealousyの講読(pp.24-25) 11.Diana, the Virgin Goddessの講読(pp.26-28) 12.Diana, the Virgin Goddessの講読(pp.29-30) 13.Proserpine and Plutoの講読(pp.33-34) 14.Proserpine and Plutoの講読(pp.35-37) 15.まとめ 評価方法:授業への取り組みと出欠状況とレポートの評価による。但し、4回以上欠席すれば「放棄」 とみなされる。 教 科 書:Classic Tales from Greek and Roman Mythology, 相沢敬久編注(金星堂) 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 英語ⅡB 担当教員 アンソニー・スミス 対象学科・学年:発達2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:読解力の向上を目指す。 授業概要:海外で活躍する日本人から、その世界観を学ぶ。コミュニケーション能力で必要となるリー ディングとライティングに力点を置きながら授業を進めていく。 授業計画:テキストは14のチャプターから構成されているが、 本演習ではチャプター8から進めていく。 1.Chapter 8 2.Exercises 3.Chapter 9 4.Exercises 5.Chapter 10 6.Exercises 7.Chapter 11 8.Exercises 9.Chapter 12 10.Exercises 11.Chapter 13 12.Exercises 13.Chapter 14 14.Exercises 15.まとめと筆記試験 評価方法:出席20%、筆記試験80% 教 科 書:世界が認めた日本人 参 考 書:必要に応じて紹介する。 履修上の注意点:予習をして授業に臨むこと。 (準備学習を含む) 17 共通科目 授業科目 英語ⅡB 担当教員 矢口 洋生 対象学科・学年:発達2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:画像を含む総合教材を使いながら、学習者がインターアクティヴに学ぶことによってコミュ ニケーション能力を高めることを目指します。また英語力の全般的な底上げを図ると同時に、 英語圏の文化背景や現代事情に対する理解を深めるような内容も扱っていきます。 授業概要:各ユニットの内容は、⑴単語やフレーズ、⑵会話文、⑶空所穴埋めならびにクロスワードパ ズル、⑷ヒアリング、⑸作文からなります。語学学習における四技能を、語学留学や海外旅 行を想定した内容に即して、総合的に学習していきます。 授業計画:各課は以下の内容によって構成されています。 (1)導入 (2)At Judy's Home (3)Los Angeles, What a Big City! (4)Going to the Beach (5)Visiting UCLA (6)So Long, America! (7)Catching Up (8)Mid-term (9)Print 1 (10)Print 2 (11)Print 3 (12)Print 4 (13)Print 5 (14)Catching Up (15)まとめと試験 評価方法:以下の要素を総合的に評価します。(1)受講態度(1/3) (2)試験(2/3) 教 科 書: 『どこでも楽しく英会話!』(松柏社) 参 考 書: 履修上の注意点:テキストは前期の様子を見て決定する。 (準備学習を含む) 授業科目 英語ⅡB 担当教員 澤入 要仁 対象学科・学年:発達2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 日本語へ置き換えることを忘れて、英語を英語のまま読み、理解します。 ストーリーの力や論理の流れを利用することによって、不明の語句にもつまずかず、即座 に意味を推定しながら読み進めるようになります。 英文を勉強のために読むのではなく、楽しんで読めるようになります。 授業概要: 日本人は日本語の文章を読むとき、日本語という媒体を意識せず、その媒体の伝える意味 を追います。しかし英文を読むときは、英語という媒体を日本語に置き換えるのに手一杯で、 内容を追うことができません。 そこでこの授業では、人間の恐ろしさを描いたグロテスクな物語や、奇想天外で不思議な 物語を読み、その作品世界に引きずり込まれることによって、英語という媒体を意識せず、 その媒体の伝える中身を直接理解する訓練をおこないます。 また、西洋の文化や社会についても必要に応じて詳しく紹介します。文化や社会が理解で きなければ、外国語を理解したことにはなりません。 なお、一編を読み終えるたびに、単語・熟語の小テストを行う予定。 授業計画:1.イントロダクション 9.同上 10.第六話 2.第四話 11.同上 3.同上 12.同上 4.同上 13.同上 5.同上 14.同上 6.第五話 15.テスト 7.同上 8.同上 評価方法:小テスト・期末試験の成績と出席の状況とを総合的に評価します。 教 科 書:After Twenty Years and Other Stories(金星堂) 参 考 書:授業中に紹介します。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 18 共通科目 授業科目 英語ⅡB 担当教員 柴田 和枝 対象学科・学年:健栄2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:①新しい語彙や表現を口に出して言えるようにする。 ②英語特有の基本構文が書けるようになる。 ③言葉の背景にある、異文化に対する理解を深める。 授業概要: 授業では、各章を毎回2∼3回に分けて進めていく予定。短い英文をまず読んで理解する ことから始め、その中で使える表現を数多く身につける練習を行う。 授業計画:1.Introduction 2.Unit9: White = Right ? 3.Unit9: Exercise 4.Unit10: Money and Modern Wedding 5.Unit 10:Exercise 6.Unit11: Subway arond the World 7.Unit 11:Exercise 8.Unit12: Work Hours 9.Unit 12:Exercise 10.Unit13: Female Leaders 11.Unit 13:Exercise 12.Unit 14:Virtual Reality 13.Unit 14:Exercise 14.DVD 15.Examination 評価方法:期末試験の結果を中心とする。遅刻は3回で欠席1回と同じと見なし、欠席は3回で−1点 として試験より減点する。 教 科 書:Know the Diffreneces, Broaden Your World !(Nobumichi Kawada, Asahi Press) 参 考 書: 履修上の注意点:知らない単語は辞書で引いて、意味を調べてから授業に出席する習慣をつけよう!居 (準備学習を含む) 眠り、内職、ケイタイで時間を無駄にせずに、授業を有効に使おう。 授業科目 英語ⅡB 担当教員 横尾 元意 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:ギリシャ ・ローマ神話を通して、人間中心的な自由な精神に触れる。 授業概要:前期の授業に引き続き、受講者に担当部分を割り当てて、輪読していく。 授業計画:英語ⅡA(前期)に引き続き講読する。 1.Venus and Adonis(pp.39-40) 2.Venus and Adonis(pp.40-41) 3.Venus and Adonis(pp.42-43) 4.Echo and Narcissus(pp.45-46)Echo and Narcissus(pp.46-47) 5.Echo and Narcisuss(pp.48-49) 6.The Weaving Contest(pp.51-52) 7.The Weaving Contest(pp.52-54) 8.The Weaving Contest(pp.54-55) 9.Orpheus and Eurydice(pp.56-7) 10.Orpheus and Eurydice(pp.58-59) 11.Orpheus and Eurydice(pp.59-60) 12.Cupid and Psyche(pp.61-63) 13.Cupid and Psyche(pp.64-65) 14.Cupid and Psyche(pp.66-67) 15.まとめ 評価方法:出欠状況(40パーセント)と授業への取り組み(40パーセント)とレポート(10パーセント) にて評価する。但し、4回以上の欠席は「停止」となる。 教 科 書:Classic Tales from Greek and Roman Mythology, 相沢敬久(金星堂) 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 19 共通科目 授業科目 ドイツ語ⅠA 担当教員 遊佐真紀子 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: ドイツ語の発音、初級文法を学習するとともに、「聞く」「話す」「読む」「書く」能力を習 得する。自己紹介ができ自分の気持ちや行動が表現できる程度の語学力をつけることを目標 とする。 授業概要: アルファベート、発音に始まり、初級文法の基礎を学習する。テキストおよび練習問題の プリントなどに沿って進める。各課終了後に小テストを実施して理解度をはかる。毎回授業 で、正しい発音ができるように口頭練習をする。また、ビデオ教材などを活用し、現代ドイ ツ語圏の生活や文化に触れる。 授業計画:1)イントロダクション 2)アルファベート/つづりと発音 3)動詞の人称変化 4)sein/habenの人称変化 5)疑問文 6)名詞の性 7)定冠詞、不定冠詞 8)所有冠詞、否定冠詞 9)人称代名詞 10)不規則動詞、数詞 11)命令文 12)名詞の複数形 13)冠詞類 14)前置詞 15)前期まとめと期末試験 評価方法:1)出席(30点) 2)授業態度(20点) 3)小テスト(20点) 4)期末試験(30点) 以 上を総合して評価する。 教 科 書: 『リュックの中にドイツ語を』納谷昌宏著(郁文堂) 参 考 書:辞書や検定用問題集等、授業内で適宜紹介する。 履修上の注意点:外国語学習に特別な才能は必要ありませんが、休まずコツコツ積み上げていく努力が (準備学習を含む) 不可欠です。授業中の口頭練習には積極的に取り組み、新しい外国語を学ぶ楽しさを 味わって下さい。 授業科目 ドイツ語ⅠB 担当教員 遊佐真紀子 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: ドイツ語の「聞く」「話す」「読む」「書く」能力を、引き続きバランスよく習得する。論 理的に意見を述べたり、過去や仮定の内容も表現できる語学力をつけることを目標とする。 授業概要: ドイツ語ⅠAに引き続き、初級文法を学習するとともに、コミュニケーションのための基 礎的な表現を学ぶ。テキストおよび練習問題のプリント等に沿って進める。各課終了後に小 テストを実施して理解度をはかる。また、ビデオ教材などを使って現代ドイツ語圏の生活や 文化に触れる。 授業計画:1)話法の助動詞(1) 2)話法の助動詞(2) 3)分離動詞 4)zu不定詞 5)再帰表現 6)形容詞 7)動詞の3基本形 8)現在完了形(1) 9)現在完了形(2) 10)比較表現 11)受動形 12)関係代名詞 13)副文 14)接続法 15)後期まとめと期末試験 評価方法:1)出席(30点) 2)授業態度(20点) 3)小テスト(20点) 4)期末試験(30点) 以 上を総合して評価する。 教 科 書: 『リュックの中にドイツ語を』納谷昌宏著(郁文堂) 参 考 書:授業内で適宜紹介する。 履修上の注意点:初級ドイツ語は、前期、後期をもってほぼ全般を学習します。後期になると表現力が (準備学習を含む) 身について、語学を学ぶ楽しさが増します。積極的に授業に取り組んで、それをぜひ 実感して下さい。 20 共通科目 授業科目 ドイツ語ⅡA 担当教員 山下 豊 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 「未習の文法事項を学ぶこと」と「文章が読めるようになること」です。 授業概要:ドイツ語は、英語と比較することで、習得が速くなりますので、文法事項の説明にも英語の 知識を利用します。 授業計画:1.定関係代名詞 2.不定関係代名詞 3.比較級と最上級 4.現在分詞 5.zu不定詞 6.受動 7.能動分と受動分 8.接続法 9.要求話法・間接話法 10.非現実話法 11.文章を読む練習1 12.文章を読む練習2 13.文章を読む練習3 14.文章を読む練習4 15.文章を読む練習5 評価方法:出席+発表+テストで評価します。 教 科 書:こちらで用意します。 参 考 書:必要があれば、こちらで用意します。 履修上の注意点:特にありません。 (準備学習を含む) 授業科目 ドイツ語ⅡB 担当教員 山下 豊 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 「様々な種類の文章が読めるようになること」と「簡単な会話の知識を得ること」の2つです。 授業概要:文章を読む上で大切なのは、文字を音に変える作業です。音読の練習をした上で、内容を掴 む練習を重ねていきます。 授業計画:1.絵本1 2.絵本2 3.絵本3 4.絵本4 5.絵本5 6.会話文1 7.会話文2 8.会話文3 9.随筆1 10.随筆2 11.随筆3 12.随筆4 13.会話文4 14.会話文5 15.会話文6 評価方法:出席+発表+テストで評価します。 教 科 書:こちらで用意します。 参 考 書:必要があれば、こちらで用意します。 履修上の注意点:特にありません。 (準備学習を含む) 21 共通科目 授業科目 フランス語ⅠA 担当教員 大槻多惠子 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1.複言語の学習を通し、様々な文化、価値観への興味を持ち理解する態度を育てる。 2.複言語の学習を通し、言語分析力、言語に対する感受性を育てる。 3.フランス語初級文法習得、1年次11月に仏検5級、2年次6月に仏検4級レベルを目標とする。 4.1年終了で自分についての基本情報を相手に伝達、相手から同じ内容の情報を聞き出せることを目標 とする。 授業概要: フランス語をゼロから学ぶ学生を対象とし、初級文法と基礎的コミュニケーション能力の獲得をめざ す。語彙や表現は基本的なものに限り、日常での使用を目的とするものである。教科書は練習問題が多 く、それらの練習問題を通し学習内容の理解・応用を図り、さらには宿題・小テストで学習の定着を図る。 また、各課の終わりにはヴィデオを通して、フランス文化の様々な紹介が行われる。1年次はフランス 本国の文化、2年次で世界の中のフランス語圏の文化を取り扱う。 授業計画:1. オリエンテーション 2. 0課 発音、授業で使う表現、フランスとフランス語のイメージ形成 3+4.1課 国籍、職業、名前をいう 5+6.2課 住んでいるところ、専攻、話す言葉をいう 7+8.3課 家族、年齢、好みをいう 9+10.4課 食べる、飲む、尋ねる(疑問詞1) 11+12.5課 人物、事物の描写(形容詞)、尋ねる(疑問詞2) 13+14.6課 行く、来る 15. 期末試験 評価方法:期末試験(60%)+平常点(40%) 平常点=宿題、小テスト、授業への参加度 教 科 書:SALUT!(サリュ!)田辺保子 他 駿河台出版社(2625円) 参 考 書:ルディコ現代仏和辞典(白水社)クラウン仏和辞典(三省堂)プチロワイヤル仏和辞典(旺文社)パスポー ト初級仏和・和仏小事典。電子辞書に関してはクラウン、ロワイヤル仏和・和仏に準ずるものを搭載し ている辞書を選択するように勧める。 履修上の注意点:大学の授業は一回90分です。たった一回の欠席でも大きな遅れになるので注意してください。宿 (準備学習を含む) 題はかならず準備すること、復習と予習をすることになります。また、教室の中だけではなく、 自分たちの生活の中で、諸外国のニュースにアンテナを張り巡らせて下さい。 授業科目 フランス語ⅠB 担当教員 大槻多惠子 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1.多言語の学習を通し、様々な文化、価値観への興味を持つ態度を育てる。 2.多言語の学習を通し、言語分析力、言語に対する感受性を育てる。 3.フランス語初級文法習得、1年次11月に仏検5級、3年次6月に仏検4級レベルを目標 とする。 4.1年終了で自分についての基本情報を相手に伝達、相手から同じ内容の情報を聞き出せ ることを目標とする。 授業概要:前期に準ずる 授業計画:1. 前期の復習 2+3.7課 時刻、たずねる(疑問詞3) 4+5.8課 近い未来、近い過去 6+7.9課 日常の行動をいう、天候表現 8+9.10課 場所、道順を言う(空間設定の前置詞)、命令、義務の表現 10+11.11課 過去のことをかたる(1) 12+13.12課 過去のことをかたる(2) 14. 期末試験 15. 予備 評価方法:前期に準ずる。 教 科 書:SALUT!(サリュ!)田辺保子 他 駿河台出版社(2625円) 参 考 書:ルディコ現代仏和辞典(白水社)クラウン仏和辞典(三省堂)プチロワイヤル仏和辞典(旺 文社)パスポート初級仏和・和仏小事典電子辞書に関してはクラウン仏和・和仏搭載のもの。 履修上の注意点:フランス語1Aに及第しない場合は、フランス語1Bの履修はできない。 (準備学習を含む) 22 共通科目 授業科目 フランス語ⅡA 担当教員 大槻多惠子 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 2年次では1年次に学習した初級文法の知識を復習しつつ、その発展へとめざす。会話部分でコミュ ニケーション能力をたかめ、小テキストの音読、購読を通して中級文法へと進む。2年次の6月には仏 検4級受験、そして2年次終了後に各自が仏検3級を目指せることを目標とする。 また1年次ではフランス語はあくまでも「フランスのことば」としてしか捉えていなかった。2年次 にでは、人口だけではたったの6千万弱の国の言葉が、なぜ世界の国際コミュニケーション言語のひと つとしての地位を持ち続けているのか、Francophonie(フランス語圏)というものに目を向け、複言語 学習の目的、多文化の共生へと意識を向けていきたい。 授業概要: 教科書はまずFrancophonieをテーマとして交わされる2人のダイアローグ部分、そこで取り扱われた 文法内容の説明、その確認のための練習問題があります。2年次では特に学習した文法項目、構文を利 用して、フランス語作文の比重が増えます。次にFrancophoieを紹介する小テキスト、またその内容理 解をチェックする練習問題とシャンソンなどが載ってきます。シャンソンの音声・動画資料はWebペー ジで公開されています。また、最後に巻末の文法のまとめをチェックして一つの課が終了します。 授業計画:1. 1年次の復習 2. 0課 言語を考える上で(話者の種類) 3+4. 1課 良く使う疑問詞、前置詞の復習 世界の中のFrancophonie(フランス語圏) 5+6. 2課 人称代名詞、形容詞の復習 フランスの言語 7+8. 3課 基本動詞の現在形活用、文の否定形・疑問形、命令法の復習 ヨーロッパのフランス語圏 9+10. 4課 不規則動詞の現在形活用、近節未来・近節過去の復習 北米大陸のフランス語圏 11+12+13.5課 比較級、最上級、特殊な形 カリブ諸国のフランス語圏 14. 期末試験 15. 予備 評価方法:期末試験(60%)+平常点(40%) 平常点=予習、宿題、小テスト、授業への参加度 教 科 書:<Destination Francophonie フランコフォニーへの旅> 小松 祐子+ジル・デルマーレ 共著 駿河台出版社 2,625円 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:1年次に準するが、2年次では特に予習をきちんとすること。 (準備学習を含む) 授業科目 フランス語ⅡB 担当教員 大槻多惠子 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 2年次では1年次に学習した初級文法の知識を復習しつつ、その発展へとめざす。会話部分でコミュ ニケーション能力をたかめ、小テキストの音読、購読を通して中級文法へと進む。2年次の6月には仏 検4級受験、そして2年次終了後に各自が仏検3級を目指せることを目標とする。 また1年次ではフランス語はあくまでも「フランスのことば」としてしか捉えていなかった。2年次 にでは、人口だけではたったの6千万弱の国の言葉が、なぜ世界の国際コミュニケーション言語のひと つとしての地位を持ち続けているのか、Francophonie(フランス語圏)というものに目を向け、複言語 学習の目的、多文化の共生へと意識を向けていきたい。 授業概要: 教科書はまずFrancophonieをテーマとして交わされる2人のダイアローグ部分、そこで取り扱われた 文法内容の説明、その確認のための練習問題があります。2年次では特に学習した文法項目、構文を利 用して、フランス語作文の比重が増えます。次にFrancophoieを紹介する小テキスト、またその内容理 解をチェックする練習問題とシャンソンなどが載ってきます。シャンソンの音声・動画資料はWebペー ジで公開されています。また、最後に巻末の文法のまとめをチェックして一つの課が終了します。 授業計画:1. 前期の復習 2+3+4.6課 代名動詞の復習、目的補語人称代名詞 北アフリカ・マグレブ諸国のフランス語圏 5+6. 7課 直説法複合過去の復習、受動態 アフリカ大陸のフランス語圏 7+8+9.8課 直説法半過去、関係代名詞、使役・放任の準助動詞 東南アジアのフランス語圏 10+11. 9課 直説法単純未来、現在分詞とジェロンディフ、中性代名詞 太平洋諸国のフランス語圏 12+13. 10課 条件法と仮定、接続法 フランス語圏憲章について 14. 期末試験 15. 予備 評価方法:期 末試験(60%)+平常点(40%) 平常点=予習、宿題、小テスト、授業への参加度 教 科 書:< Destination Francophonie フランコフォニーへの旅> 小松 祐子+ジル・デルマーレ 共著 駿河台出版社 2,625円 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:1年次に準するが、2年次では特に予習をきちんとすること。また、フランス語ⅡAに及第して (準備学習を含む) いなければⅡBは履修できない。 23 共通科目 授業科目 スペイン語ⅠA 担当教員 西井 園枝 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:まずスペイン語の発音をしっかり身につけること。スペイン語の発音の仕方や読み方は基本的にローマ字とと ても近く、日本人にとってはとても発音しやすい言語である。発音の規則をしっかりと覚え、初見の単語でも 正確に発音できるようになること。 動詞SERやTENERを使って表現できる内容に触れながら疑問詞の意味、前置詞の使い方などを覚え、またスペ イン語の動詞の活用にも慣れること。 前期の終わりにはスペイン語での簡単な自己紹介や第三者の紹介ができ、初対面の相手との会話の中や日常会 話でよく使われるような簡単な質問を理解して、それに対する自分なりの答えを返すことができるようになっ て欲しい。 授業概要: テキストプリントと練習問題のプリントを使用して授業を進めていく。また、CDや映像も活用してスペイン 語圏の文化や生活風景にもなるべく触れて行きたい。 毎回授業の初めに何人かをランダムに当てて、スペイン語での会話や前回までの授業内容の復習などを行う。 予習は必要ないが、積み重ねが大事なのでほぼ毎回出る宿題も含め復習は必ずすること。 授業計画:1∼3 スペイン語の音に慣れる アルファベットと発音の仕方 スペイン語の発音はとても規則的なので、すぐに読めるようになる。日本語を話す私たちにとっては とても発音しやすい言語だということにも気づくはず。 4∼6 be動詞に当たる動詞SERの活用法/その用法 「∼は・・・です」職業、国籍、出身地その他 簡単な挨拶や自己紹介、質問に答えることができる ようになる。 7∼8 時間の読み方/数字 9∼10 名詞の性と数 名詞の男性形、女性形の見分け方、複数形の語尾変化など 11∼12 英語の to haveにあたる動詞TENERの活用形/その用法 年齢・身体的特徴・一時的な健康状況などを表すことができる動詞。 13 動詞GUSTARの活用法/その用法 「∼が好きだ/好きではない」という内容を表現するために使われる動詞。特殊な用法なので注意が 必要。 14 英語のthe, a, someなどにあたる定冠詞・不定冠詞 名詞の性別によって異なる形容詞の語尾変化 15 まとめ 評価方法:2∼3回実施する小テスト、出席状況、提出物の評価、授業にのぞむ積極性を総合的に評価して判定する。初 回のガイダンス時に詳しい説明をするので受講希望者は必ず出席すること。 教 科 書:プリントを使用しての授業となる。A4用のファイルを2部を準備しておくこと。 参 考 書: 『ポケット プログレッシブ西和・和西辞典』編者:高垣敏博 小池和良 ほか(小学館) 履修上の注意点:宿題がほぼ毎回出ます。 復習が何より大事なのでしっかりやってくること。 辞書は必ず購入すること。 また、 (準備学習を含む) ⅠAを履修する学生はⅠBまで続けて履修することを強く希望する。 授業科目 スペイン語ⅠB 担当教員 西井 園枝 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: ⅠAに引き続きスペイン語の基礎のひととおりの習得を目的とする。スペイン語の日常会話でよく耳にする 表現、決まり文句なども会話の中で使えるようになって欲しい。相手から言われたことを理解するだけではなく、 自分の伝えたいことをスペイン語で発信できるような力をつけてもらいたい。 殆どの人にとって一番親しみ深い外国語であろう英語と違う点(形容詞の位置、男性形/女性形の区別など)に 慣れ、辞書を活用してスペイン語らしい文章が自分で作れるように努力すること。 最終的にはスペイン語検定6級合格程度の力をつけることを目標とする。 授業概要: IAと同様プリントを使用しての授業となる。テキストの中でも、食べ物や生活習慣、有名な観光地や買い 物に関してのトピックをなるべく取り上げ、そのテーマに沿った映像などを活用して、興味を持って内容を理 解してもらえるようにしたい。宿題はほぼ毎回出るので、復習も兼ねてしっかりやってくること。 授業計画:1 ⅠAの復習 2∼3 2種類のbe動詞:動詞SERとESTARの違い 永続的な状態を表すSER動詞と、主に一時的な状態を表すESTAR動詞の使い分けや文章の意味合いの 変わり方を学ぶ。 4∼5 動詞ESTARの用法・場所の表現 もの/人の場所を言い表す二つの動詞であるESTARとHAYの違い 6∼7 動詞 IR ∼に行く/∼するつもりです 英語の to go に当たる動詞IRを使っての色々な表現。かんたんな未来計の作り方。 8 −AR動詞の規則活用:ボキャブラリーを増やす・いろいろな文章を作る。 9 −ER、−IR動詞の規則活用:ボキャブラリーを増やす・いろいろな文章を作る。 規則活用の仕方を学ぶことにより、表現の幅がぐっと広がる。ここで辞書の活用の仕方を身につければ、 初めて出てくる動詞を使ってでも正しい文章が作れるようになるはず。 10∼11 動詞QUERER ∼が欲しい/∼がしたい 12 義務の表現 ∼しなくてはならない 13∼14 前置詞のまとめ いろいろな動詞を使って様々な表現をする。 15 まとめ 評価方法:前期と同様2∼3回実施する小テスト、 出席状況、 提出物の評価、 授業に望む積極性を総合的に評価して判定する。 教 科 書:前期に引き続き、プリントを使用しての授業となる。 参 考 書: 『ポケット プログレッシブ西和・和西辞典』編者:高垣敏博 小池和良 ほか(小学館) 履修上の注意点:語学は積み重ねが大事なので、前回までやったところはしっかり復習してその都度疑問点を残さないよ (準備学習を含む) うにしていくこと。ⅠBの授業では前期よりもボキャブラリーが広がり、かなりいろいろな表現ができ るようになるはずなので、スペイン語を書くだけではなく、頭の中で思ったことをすぐに言葉にして会 話を続けることに慣れて行って欲しい。 24 共通科目 授業科目 スペイン語ⅡA 担当教員 小島 裕子 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)現在形の時制を使って、自分やクラスメイトの日常や嗜好、天気などを表現できるよう になります。 2)不規則動詞を含む現在形のすべての活用を使えるようになります。 3)スペイン語圏の文化や習慣に対する理解を深めます。 4)スペイン語検定5級に合格できる程度の実力を身につけます。 授業概要: スペイン語ⅠAⅠBの学習内容を確認しながら、さらに実践的なスペイン語の習得を目ざ します。「読む」「話す」「聞く」「書く」の4要素をバランス良く学習します。スペイン語圏 の音楽や美術を鑑賞する機会を持ちます。 授業計画:1∼3.スペイン語Ⅰの復習 4.所有形容詞 5.目的格人称代名詞 6.gustar型動詞の用法 7.語根母音変化動詞 8.quererとpoderの用法 9.一人称単数が不規則な動詞 10.haceの用法 11.その他の不規則動詞 12.再帰動詞 13.無人称文・感嘆文 14.まとめ 15.テスト 評価方法:小テスト、学期末テスト、宿題、出席、授業への貢献度を総合して評価します。 教 科 書: 『プラサ・マヨールⅠ ソフト版―ベーシック・スペイン語―』(朝日出版社) 参 考 書: 履修上の注意点:スペイン語ⅠBを終了した学生を対象とします。口頭表現をたくさん練習しますので、 (準備学習を含む) 皆さんの積極的な参加を期待しています。 授業科目 スペイン語ⅡB 担当教員 小島 裕子 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1)現在完了、点過去、線過去、未来、過去未来など、直説法のすべての時制が使えるよう になります。 2)スペイン語圏の文化や習慣に対する理解を深めます。 3)スペイン語検定5級に合格できる程度の実力を身につけます。 授業概要: スペイン語ⅡAまでの学習内容を確認しながら、さらに実践的なスペイン語の習得を目ざ します。現在進行形、現在完了、点過去、線過去、未来、受動態、命令形などさまざまな時 制と法を学習し、表現の幅を広げます。スペイン語圏の音楽や美術に親しむ機会を持ちます。 授業計画:1.過去分詞 2.現在完了 3.現在分詞と進行形 4.点過去(規則動詞) 5.不定語と否定語のまとめ 6.比較表現 7.点過去(不規則動詞)① 8.点過去(不規則動詞)② 9.再帰動詞の点過去 10.受け身表現 11.線過去 12.未来 13.過去未来 14.命令形 15.テスト 評価方法:小テスト、学期末テスト、宿題、出席、授業への貢献度を総合して評価します。 教 科 書:『プラサ・マヨールⅠ ソフト版―ベーシック・スペイン語―』(朝日出版社) 参 考 書: 履修上の注意点:スペイン語ⅡAを終了した学生を対象とします。口頭表現をたくさん練習しますので、 (準備学習を含む) 皆さんの積極的な参加を期待しています。 25 共通科目 授業科目 中国語ⅠA 担当教員 井上 浩一 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:中国語の発音体系を習得し、初歩的な語法を身につける。 授業概要: 中国語には日本語と異なる発音の体系があります。この授業ではまずそれを学習し、発音 を聞き分ける練習を繰り返すことで定着させます。 その後語法を初歩的なものから一つ一つ学んでいき、文を声に出して読む練習・作文練習 やヒアリングなどの「トレーニング」を繰り返して一つ一つ身につけていきます。 授業計画:1.導入:授業についての説明 2.第1課 発音(1)中国語の音節と声調 3.第2課 発音(2)単母音と複母音 4.第3課 発音(3)子音1 5.第4課 発音(4)子音2・鼻音 6.第5課(1) 姓名の言い方・人称代名詞 7.第5課(2) 姓をたずねる・フルネームをたずねる 8.第6課(1) 動詞 是 9.第6課(2) 助詞 的 10.第7課(1) 基本語順 S+V+O 11.第7課(2) 二つ以上の動詞からなる文−連動文 12.前期総復習 13.期末テスト(1) 14.答え合わせと総復習 15.期末テスト(2) 評価方法:期末試験(70点)、出席日数および授業に臨む態度・提出物など(30点) 教 科 書: 『しゃべっていいとも中国語 − 中西君と一緒に中国へ行こう!』 陳淑梅・劉光赤 著(朝日出版社) 参 考 書: 履修上の注意点:この段階では深く考えるよりも、大きな声を出し、繰り返し何度も練習することが重 (準備学習を含む) 要です。授業中もどんどん当てますので、受講される方は積極的にとりくんで下さい。 授業科目 中国語ⅠA 担当教員 王 效紅 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 中国語ⅠAが終了した時点で中国語の発音に慣れ、初歩的な文法と簡単な文の表現力を身 につけることを目標とする。 授業概要: この授業では、中国語の学習を進めていく上での基礎的知識を学習する。中国語という言 語に慣れ親しむことを中心に捉え、入門期に正しい発音を身につけるために先ず音声面の学 習に重点を置き、次に中国語のリズムと日中両国語の発想の違いに注意しながら、中国語の 初歩的な文法知識を簡単な口語表現を学ぶ中で学習する。 授業計画:1.中国と中国語の概況 2.発音1 (中国語の音節・声調) 3.発音2 (単母音・複母音) 4.発音3 (子音1) 5.発音4 (子音2・鼻音) 6.発音の総復習 7.姓名の言い方・人称代名詞 8.姓をたずねる・フルネームをたずねる 9.動詞 是 10.助詞 的 11.基本語順 S+V+О 12.二つ以上の動詞からなる文―連動文 13.希望や願望を表す助動詞 想 14.「∼を持っている」、「∼に…がある/いる」を表す動詞 有 ・指示代名詞 15.まとめと定期試験 評価方法:期末試験70%、出席状況および授業に臨む態度30% 教 科 書: 『しゃべっていいとも中国語 中西君と一緒に中国へ行こう!』陳淑梅・劉光赤著(朝日出版社) 参 考 書:『初めての中国語学習辞典』相原茂(朝日出版社) 履修上の注意点:授業中の口頭練習には、大きな声を出して、積極的に参加してください。 (準備学習を含む) 26 共通科目 授業科目 中国語ⅠA 担当教員 呉 怡芬 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 基本的な中国語の能力を身につけます。 授業概要: 教科書に基づいて、まず発音を学んでから、中国語の基本的な文型を学習します。そして、 その文型を用いた会話練習と作文練習を繰り返し、身につけます。 授業計画:1.導入:授業についての説明 2.第1課 発音(1)中国語の音節と声調 3.第2課 発音(2)単母音と複母音 4.第3課 発音(3)子音1 5.第4課 発音(4)子音2・鼻音 6.第5課(1) 姓名の言い方・人称代名詞 7.第5課(2) 姓をたずねる・フルネームをたずねる 8.第6課(1) 動詞 是 9.第6課(2) 助詞 的 10.第7課(1) 基本語順 S+V+O 11.第7課(2) 二つ以上の動詞からなる文−連動文 12.前期総復習 13.期末テスト(1) 14.答え合わせと総復習 15.期末テスト(2) 評価方法:⑴期末試験(40点) ⑵出席日数および授業に臨む態度(40点) ⑶小テスト、宿題(20点) 教 科 書: 『しゃべっていいとも中国語 − 中西君と一緒に中国へ行こう!』陳淑梅・劉光赤 著(朝 日出版社) 参 考 書:適宜紹介します。 履修上の注意点: この段階では深く考えるよりも、大きな声を出し、繰り返し何度も練習することが (準備学習を含む) 重要です。授業中もどんどん当てますので、受講される方は積極的にとりくんで下さ い。 授業科目 中国語ⅠB 担当教員 井上 浩一 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:中国語ⅠAで学習した内容を定着させ、より多くの基本的語法を習得する。 授業概要:まず復習と練習問題によって前期(中国語ⅠA)に学んだ内容をより一層定着させます。 次いでさらに多くの基本的な語法を、文を声に出して読む練習・作文練習やヒアリング などの「トレーニング」をとおして一つ一つ身につけていきます。 授業計画:1.発音の復習(1) 声調・単母音・複母音 2.発音の復習(2) 子音・鼻音 3.第5課の復習 姓名の言い方・たずねかた 4.第6・7課の復習 是 ・ 的 ・基本語順・連動文 5.第8課(1)「∼したい」 6.第8課(2)「∼を持っている」「∼に…がある」1 7.第9課(1)「∼が…にある」・方向を表すことば 8.第9課(2)「∼から」「∼へ」・場所を表す指示代名詞 9.第10課(1)数の言い方・お金の言い方・値段のたずね方 10.第10課(2)形容詞が述語になる文 11.第11課(1)年月日・曜日 12.第11課(2)年齢の言い方 13. 期末テスト(1) 14. 答え合わせと総復習 15. 期末テスト(2) 評価方法:期末試験(70点)、出席日数および授業に臨む態度・提出物など(30点) 教 科 書: 『しゃべっていいとも中国語 − 中西君と一緒に中国へ行こう!』 陳淑梅・劉光赤 著(朝日出版社) 参 考 書: 履修上の注意点:前期(中国語ⅠA)の内容をふまえているものとして授業を行いますので、十分準備 (準備学習を含む) した上で受講してください。 27 共通科目 授業科目 中国語ⅠB 担当教員 王 效紅 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 中国語ⅠBの学習を終えるまでには、基本的な文の構造を理解して、簡単な表現ができる ようにしっかり基礎作りをする。 授業概要: 春学期授業で学習した中国語ⅠAの持ち上がり授業である。内容的には、中国語ⅠAの学 習内容を継続し、発音の矯正をしながら、初級口語表現を中心に、基本的な文型、文法と表 現方法を学び、会話の基礎力をつける。 授業計画:1.前期内容の復習 2.「∼が…にある/いる」を表す動詞 在 ・方向位置を表すことば 3.前置詞 从 、 往 ・場所を表す指示代名詞 4.数の言い方・中国のお金の言い方・値段のたずね方 5.形容詞が述語になる文 6.年月日・曜日 7.年齢の言い方 8.量詞 9.動詞の重ね方 10.時刻の言い方 11.新事態の発生や、状態の変化を表す文末の 了 12.時間の長さの言い方 13.動作行為の完了を表す助詞 了 14.総復習 15.まとめと定期試験 評価方法:期末試験70%、出席状況および授業に臨む態度30% 教 科 書: 『しゃべっていいとも中国語 中西君と一緒に中国へ行こう!』陳淑梅・劉光赤著(朝日出版社) 参 考 書:『初めての中国語学習辞典』相原茂(朝日出版社) 履修上の注意点:授業中の口頭練習には、大きな声を出して、積極的に参加してください。 (準備学習を含む) 授業科目 中国語ⅠB 担当教員 呉 怡芬 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 基本的な中国語の能力を身につけます。 授業概要: 前期の続きを学習し、新しい表現を学ぶ。授業中は作文と会話練習を繰り返し、基本文型 を身につける。 授業計画:1.発音の復習(1) 声調・単母音・複母音 2.発音の復習(2) 子音・鼻音 3.第5課の復習 姓名の言い方・たずねかた 4.第6・7課の復習 是 ・ 的 ・基本語順・連動文 5.第8課(1)「∼したい」 6.第8課(2)「∼を持っている」「∼に…がある」1 7.第9課(1)「∼が…にある」・方向を表すことば 8.第9課(2)「∼から」「∼へ」・場所を表す指示代名詞 9.第10課(1)数の言い方・お金の言い方・値段のたずね方 10.第10課(2)形容詞が述語になる文 11.第11課(1)年月日・曜日 12.第11課(2)年齢の言い方 13. 期末テスト(1) 14. 答え合わせと総復習 15. 期末テスト(2) 評価方法:⑴期末テスト(40点) ⑵出席日数および授業に臨む態度(40点) ⑶小テスト、宿題(20点) 教 科 書: 『しゃべっていいとも中国語 − 中西君と一緒に中国へ行こう!』陳淑梅・劉光赤 著(朝 日出版社) 参 考 書:適宜紹介します。 履修上の注意点:前期(中国語ⅠA)の内容をふまえているものとして授業を行いますので、十分準備 (準備学習を含む) した上で受講してください。また、授業中は大きな声で積極的に会話に参加して下さ い。 28 共通科目 授業科目 中国語ⅡA 担当教員 賈 軍 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:中国語圏の文化に触れ、中国語の学習意欲を高めるとともに、異文化に対する視野を広げる ことを目指す。 授業概要: 中国語Ⅰで学習した内容を確認しながら、さらに中国語でよく使われる基本的な表現を学 習することを目的とする。CD教材などを利用し、中国語の音に慣れるとともに、中国語が 身近な言葉であると感じられるようにする。 授業計画:1.授業の進め方、成績評価などについて説明 2.第1課∼第3課までの復習 3.第4課∼第6課までの復習 4.第7課 存在を表す 有 的 が省略できる場合 動詞の重ね型 5.第8課 場所を表す言葉 動詞につく 了 その1 6.第8課 介詞 在 往 進行の表し方 数詞・お金の言い方 7.総合練習 ユニット3 8.第9課:ものの数え方(量詞) 動詞につく 了 その2 9.第9課: 一点也 +否定形 結果補語 ∼着 10.第10課: 会 可以 11.第10課: 試試 時量の言い方 12.第11課:介詞 給 二重目的語をとる動詞 13.第11課: 得 14.自己紹介 15.まとめとテスト 評価方法: 期末試験70%、出席状況および授業に臨む態度30% 教 科 書: 『一年生のころ(ビデオで学ぶ入門中国語)』相原茂・陳淑梅・飯田敦子著(朝日出版社) 参 考 書: 『初めての中国語学習辞典』相原茂(著)朝日出版社 履修上の注意点:授業中の口頭練習には、大きな声を出して、積極的に参加してください。 (準備学習を含む) 授業科目 中国語ⅡA 担当教員 呉 怡芬 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 実践的な中国語の能力を身につけます。 授業概要: 前期は中国Ⅰで学んだ中国語の基礎的な表現を復習し、その後、徐々に新しい表現を学ん でいきたい。授業中は作文と会話練習をくりかえし、実践的な能力を向上させます。 授業計画:1.導入、授業についての説明、発音の復習 2.第1課の復習 3.第2課の復習 4.第3課の復習 5.第4課の復習 6.第5課の復習 7.第6課の復習 8.第7課『あくる日』1:年月日の言い方 時刻の言い方 9.第7課『あくる日』2:文末の 了(∼した・∼に なった) 動詞・形容詞の否定 主述述語文 10.第7課の練習問題 11.第8課『ライバル登場?』1:場所を表すことば 動詞につく 了(∼してから、∼する) その1 12.第8課『ライバル登場?』2:介詞 在(∼で) ∼から 往(∼へ) 進行の表し方 13.第8課『ライバル登場?』3:数詞・お金の言い方 第8課の練習問題 14.期末テスト 15.答え合わせと総復習 評価方法:⑴期末テスト(40点) ⑵出席日数および授業に臨む態度(40点) ⑶小テスト、宿題(20点) 教 科 書: 『1年生のころ』 相原茂・陳淑梅・飯田敦子 著(朝日出版社) 参 考 書:適宜紹介します。 履修上の注意点:中国語Ⅰをすでに履修した人のみ履修可。 (準備学習を含む) 29 共通科目 授業科目 中国語ⅡB 担当教員 賈 軍 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: コミュニケーションに必要な基本的な表現が身に付けられるようになることを目標にする。 授業概要: 中国語ⅡAで学習した内容を確認しながら、さらに中国語でよく使われる基本的な文型を 学び、「読む・書く」練習を繰り返し訓練する。 授業計画:1.前期の復習 2.第12課 好 +Ⅴ 可能補語 3.第12課 常用の副詞Ⅲ 能 4.総合練習 ユニット4 5.第13課 疑問詞の不定用法 得 +程度を表す語 6.第13課 譲 把 構文 願意 7.第14課 存現文 就是 8.第14課 有点 と 一点 好像 9.第15課 快…了 の構文 準備/打算 10.第15課 是…的 の構文 会 11.第16課 方向補語 12.第16課 請+人+VP 13.総合練習 ユニット5 14.散文 15.まとめと定期試験 評価方法:期末試験70% 出席状況および授業に臨む態度30% 教 科 書: 『一年生のころ(ビデオで学ぶ入門中国語)』相原茂・陳淑梅・飯田敦子 著(朝日出版社) 参 考 書: 『初めての中国語学習辞典』相原茂(著)朝日出版社 履修上の注意点:授業中の口頭練習には、大きな声を出して、積極的に参加してください。 (準備学習を含む) 授業科目 中国語ⅡB 担当教員 呉 怡芬 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:⑴実践的な中国語の能力を身につけます。 ⑵初級の中国語検定に合格できる力をつけます。 授業概要: 後期は前期の続きを学習し、新しい表現を学ぶ。授業中は作文と会話練習をくりかえし、 実践的な能力を向上させます。また、中国語検定の過去問題などを練習します。 授業計画:1.第8課までの復習(その1) 2.第8課までの復習(その2) 3.ユニット3総合練習 4.第9課『バースディプレゼント』1:ものの数え方 動詞につく 了 その2 5.第9課『バースディプレゼント』2: 少しも∼でない 結果補語 ∼着(∼ている) 6.第9課の練習問題 7.第10課『テニス』1:(習得した結果)できる ∼と同じ ∼してよい (条件が整っ て)∼できる 8.第10課『テニス』2:動詞の重ね型 ちょっと∼する/してみる 時量の言い方 9.第10課の練習問題 10.中国語検定試験過去問題の練習 11.中国語検定試験過去問題の解説 12.第10課までの復習(その1) 13.第10課までの復習(その2) 14.期末試験 15.答え合わせと総復習 評価方法:⑴期末テスト(40点) ⑵出席日数および授業臨む態度(40点) ⑶小テスト、宿題(40点) 教 科 書: 『1年生のころ』 相原茂・陳淑梅・飯田敦子 著(朝日出版社) 参 考 書:随時指示します。 履修上の注意点:中国語Ⅰをすでに履修した人のみ履修可。 (準備学習を含む) 30 共通科目 授業科目 韓国語ⅠA 担当教員 李 恵慶 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:前期 ハングルという文字と発音をマスターする。 日本語と異なる韓国語の体系を理解する。 挨拶、自己紹介などの基礎的会話能力と基本文法を身につける。 授業概要: 初めて韓国語を勉強する入門者向けの授業です。同じ語順をもつ韓国語と日本語は、特別 に発想の転換を求められることなく理解できることから、初級のレベルであれば、言葉を入 れ替えるだけですぐに会話を楽しむことができます。本講義では、 「読む」 「書く」 「話す」 「聞 く」の四つの技能をバランスよく伸ばし、実践的な韓国語コミュニケーション能力の基礎を つくることを目指します。基本的にはテクストに沿って授業を勧めていきますが、時々、韓 国の大衆文化に関する映像資料を用い、現代の韓国文化についても触れる予定です。 授業計画:1.イントロダクション 9.これ、何ですか? 2.母音①基本母音 10.誰ですか? 3.子音①基本子音 11.牛乳ありますか? 4.子音②パッチム 12.おいしいです。 5.子音③激音・濃音 13.何しますか? 6.母音②複合母音 14.復習 7.日本語のハングル表記 15.期末テスト 8.私は○○○○です。 学習の到達目標: 評価方法:成績評価は、基本的に授業への参加度30%、講義中に提示した課題20%、期末試験50%から 総合的に行います。 教 科 書: 『シンプル韓国語 入門編』、光化門韓国語スタジオ著、2010年。(ISBN978-4-7574-1843-1) 参 考 書:必要に応じて講義中に示します。 履修上の注意点:授業は段階的に構成されているので、遅刻・欠席はしないこと。また、授業の前には (準備学習を含む) ミニテストを行いますので、毎週復習と予習をしてきてください。今年はとくに会話 中心の授業になりますので、皆さんの積極的な発話を期待しています。韓国語だけで なく、韓国や韓国の文化に関心のある学生さん、大歓迎です。 授業科目 韓国語ⅠB 担当教員 李 恵慶 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:後期 多様な表現を身につけ、実践的コミュニケーション能力を高める。 日常会話に必要な単語を覚える。 韓国語から韓国の現代文化を理解する。 授業概要: 本講義は、韓国語の基礎を学んだ人がさらに次のレベルを目指すための授業です。授業で は、実践的コミュニケーション能力の向上を図るため、教科書のほか、テレビコマーシャル などの映像テクストや、広告・ポスターなどの文字テクストを用い、現代韓国の生き生きと した韓国語を身につけてゆきます。また、教材で使用したさまざまなテクストの背景となっ ている韓国の社会や文化についても考えることで、日韓の文化的相違や感受性の違いなどを 発見し理解することを目指します。 授業計画:1.私は○○○○です。 9.何時に始まりますか? 2.チャレンジ①自己紹介 10.このごろどう過ごされますか? 3.これ、お菓子ですか? 11.図書館で勉強しました。 4.食堂はどこにありますか? 12.はじめまして。 5.家族は何人ですか? 13.チャレンジ③フリートーキング 6.チャレンジ②家族紹介 14.今日、天気はどうですか? 7.どこに行きますか? 15.期末テスト 8.いつしますか? 学習の到達目標: 評価方法:成績評価は基本的に授業への参加度30%、講義中に提示した課題20%、期末試験30%から総 合的に行います。 教 科 書: 『シンプル韓国語 入門編』、光化門韓国語スタジオ著、2010年。(ISBN978-4-7574-1843-1) 参 考 書:必要に応じて講義中に示します。 履修上の注意点:韓国語ⅠAを履修した学生、又はそれと同等の韓国語の知識を有する学生であること (準備学習を含む) が望ましいです。授業が円滑に行われるよう、遅刻と欠席はしないで、毎週必ず予習 (単語を覚える、文法ポイントを確認するなど)と復習を行ってください。授業中は 積極的な態度が求められますので、活発な質問・発言を歓迎します。 31 共通科目 授業科目 韓国語ⅡA 担当教員 劉 庭秀 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 大学の韓国語初級レベルを終えた学生達の会話能力を向上させ、ハングル能力検定試験4 級レベルの単語と文法を身につける。「単語と例文」を中心に学習しながら、初級の学習内 容を繰り返して復習する。これらの反復学習を通して、初級から中級へと無理なくステップ アップさせることを到達目標とする。 授業概要: 教科書の基本文型、例文、会話文を中心に、作文と会話の練習を行う。各課のテーマに沿っ て韓国の社会・文化・生活などについて紹介し、韓国社会の理解を深めるようにする。各課 終了後、新しい文法や例文内容の復習ができるように、宿題プリントを配布する。 授業計画:1.初級のまとめ(基礎内容の復習) 2.年齢や職業、趣味など 졸업하고 유학가려고 해요. 3.自己紹介 제 소개를 하겠습니다. 4.誕生日、電話番号 소설가가 꿈이라고요? 5.不可能の表現 잠을 잘 못 잤어요. 6.仮定や許可、願望の表現 오른쪽으로 50미터 가면 돼요. 7.連用形を含む慣用表現 이메일 주소도 알려 주세요. 8.動詞、存在詞の連体形 휴일에는 뭐 하고 지내요? 9.動詞の過去連体形を含む慣用表現 커피를 마신 후에 집을 나왔어요. 評価方法:⑴期末試験50% ⑵出席30% ⑶宿題提出20% 教 科 書:パランセ韓国語』中級 金 京子(朝日出版社) 参 考 書:必要に応じてプリントを配布する。 履修上の注意点:韓国語の基礎文法を理解し、簡単な読み書きができること (準備学習を含む) 授業科目 韓国語ⅡB 担当教員 劉 庭秀 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 大学の韓国語初級レベルを終えた学生達の会話能力を向上させ、ハングル能力検定試験4 級レベルの単語と文法を身につける。「単語と例文」を中心に学習しながら、初級の学習内 容を繰り返して復習する。これらの反復学習を通して、初級から中級へと無理なくステップ アップさせることを到達目標とする。 授業概要: 教科書の基本文型、例文、会話文を中心に、作文と会話の練習を行う。各課のテーマに沿っ て韓国の社会・文化・生活などについて紹介し、韓国社会の理解を深めるようにする。各課 終了後、新しい文法や例文内容の復習ができるように、宿題プリントを配布する。 授業計画:1.形容詞・指定詞の連体形と「許可」の表現 놀러가도 돼요? 2.意志や推量、約束の表現 맛있는 밥을 지어 줄게요. 3.未来連体形の慣用表現 저도 운동을 해야 돼요. 4.命令形 따뜻한 차라도 드시겠어요? 5.「前置きや理由」の表現 어두우니까 불을 켤까? 6.平叙形と平叙形の引用文 지방에 간다고 했어요. 7.勧誘形の引用文 텔레비전 좀 꺼 줘. 8.疑問形・命令形 얼마 내면 되냐? 9.疑問形・命令形の引用文 여자 친구는 없느냐고 물으셨어. 10.「経験」や「可能・不可能」の表現 오빠의 비밀 評価方法: (1)期末試験 50%(2)出席 30%(3)宿題提出 20% 教 科 書: 『パランセ韓国語』中級 金 京子(朝日出版社) 参 考 書:必要に応じてプリントを配布する。 履修上の注意点:韓国語の基礎文法を理解し、簡単な読み書きができること (準備学習を含む) 32 共通科目 授業科目 日本語表現Ⅰ 担当教員 大本 泉 対象学科・学年:発達・国際1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1.正しい日本語を話すことと書くこととを目標とする。 2.日本語の基本的な特徴を理解する。 3.他者にメッセージを伝達する基本的な技法を修得する。 授業概要: 日本語の特徴、基本的な日本語の文章表現の注意すべき点を概説する。さらに、実践的な 演習をも加えることによって、言語表現のおもしろさと大切さを解説する。 授業計画:1.ガイダンス(授業の目的・授業展開の確認) 2.日本語の特色(日本語の基本的構造・日本語の歴史) 3.日本語の特色(敬語・規範的な日本語) 4.漢字検定問題への挑戦 5.「伝わる文章」とは何か(文章表現の要点) 6.「伝わる文章」とは何か(文章を書くプロセス・推敲の仕方) 7.文章を書く上での基本的ルール(文章の形式) 8.文章を書く上での基本的ルール(原稿用紙の使い方・ワープロ原稿の書き方) 9.小論文・レポートの書き方(文献調査・引用文献) 10.小論文・レポートの書き方(ノートのとり方・要約の仕方) 11.手紙の書き方① 12.手紙の書き方② 13.プレゼンテーションの注意事項 14.就職活動での自分のアッピールの仕方 15.まとめ 評価方法:授業中の提出物・質疑応答・事前事後学習・出席状況等(70%)+小試験(30%)等により 総合的に評価する。 教 科 書: 『日本語表現 演習と発展 改訂版』大本泉・後藤康二・千葉正昭編(明治書院) 参 考 書:授業中、適宜指示する。 履修上の注意点:欠席した当日の授業内容を確認し、課題があったら、後日、必ず提出すること。 (準備学習を含む) 授業科目 日本語表現Ⅰ 担当教員 千葉 正昭 対象学科・学年:総福・健栄1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)日常生活の中での基本的となる、語彙・手紙・挨拶・敬語などの知識を獲得してもらう ことを目標とする。 2)文章綴りについても、正誤のありようや、要約の仕方について、一定程度の観点を確保 できるようになることを目指す。 3)いくつかの啓蒙的な文章に触れ、その視点から社会の中の自分という関係について考え られるようになることを目指す。 授業概要: 日常生活で要求される、日本語に関する基本的な事柄の習得に主眼をおく。日本語の特色、 正誤文、敬語、要約文などを学習しながら、日本語に敏感になってもらえれば幸いと考えて いる。さらに可能であれば、社会の中の自分という視点をもってもらうべく、老い、環境問 題、都会の孤独などという現代社会の課題を積極的に考えて頂き、一段と深い且つ広い観点 を体得できればとも願っている。 授業計画:1.授業の目的/日本語の特色 2.手紙の書き方 3.伝わる文章とは何か 4.発展編として/労働と経済の変容 5.文章を書く上での基本的ルール 6.敬語について 7.発展編として/環境問題 8.就職関連文書 9.要約文とは何か 10.発展編として/家族とは 11.プレゼンテーション 12.発展編として/現代日本人の心理 13.小論文・レポートの書き方 14.発展編として/共生の時代 15.まとめとしての試験 評価方法:授業への出席状況、適宜作文、および試験の総合評価。 教 科 書:大本泉他編『日本語表現 演習と発展 改訂版』(平成23年3月 明治書院) 参 考 書:授業中に適宜指示。 履修上の注意点:遅刻、欠席をしないこと。欠席した場合は、その日の課題を、必ず提出すること。 (準備学習を含む) 33 共通科目 授業科目 日本語表現Ⅱ 担当教員 仁平 政人 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:現代の社会的な問題について、自分自身の視点で論理的に考え、意見を他者に的確に伝達で きるような文章表現能力を身に着ける。 授業概要: 日本語表現Ⅰから発展して、言葉が持つ役割や力への理解を深め、表現する能力をさらに 向上させるための学習と表現実践を行う。特に、現代の社会的な問題に幅広く目を向け、自 分自身の視点で思考するとともに、それを他者に的確に伝達できるような表現能力を身に着 けることを目標にしたい。 授業計画:1.ガイダンス(授業の目的・展開の確認) 2.文章表現上の注意点 3.レポートのまとめ方 4.説得的な主張をつくる 5.「家族」の問題とは何か 6.「家族」に関する文章表現実践 7.論理的思考のトレーニング 8.「異文化交流」の問題とは何か 9.「異文化交流」に関する文章表現実践 10.「ジェンダー」の問題とは何か 11.「ジェンダー」に関する文章表現実践 12.エントリーシートの書き方 13.「高齢化社会」の問題とは何か 14.「高齢化社会」に関する文章表現実践 15.まとめ 評価方法:提出物・テスト・出席状況の総合評価 教 科 書: 『日本語表現 基礎と発展』大本泉他編(明治書院) 参 考 書:授業中に適宜指示。 履修上の注意点:欠席した当日の授業内容を確認し、問題があったら、必ず後日提出してください。 (準備学習を含む) 授業科目 哲学 担当教員 信太 光郎 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)哲学的な考え方に親しむこと。 2)自らで哲学的に問いを立て、哲学的に考えることができるようになること。 授業概要:現代哲学がどのような問いを立て、どのように思考を展開していったのかを概観する。また その思考をわれわれ自身のものとして引き受けるために、問いを深めていく。 授業計画:1.イントロダクション 現代哲学の問い 2.認識と行為(1) 主−客図式を超えて 3.認識と行為(2) 認識の根拠としての行為 4.自己と他者(1) 主体性に先立つもの 5.自己と他者(2) 他者は「存在」するか 6.時間と歴史(1) 現前性というドグマ 7.時間と歴史(2) 生としての時間性 8.世界と自然(1) 「世界−内−存在」 9.世界と自然(2) 「自然は隠れることを好む」 10.思考と言葉(1) 「ロゴスをもって生きるもの」 11.思考と言葉(2) 理性(ロゴス)から言葉(ロゴス)へ 12.生と死(1) 生は「生き生きしたもの」? 13.生と死(2) 「死すべきもの」としての人間 14.まとめ 15.試験 評価方法:出席(50点)、期末試験(50点) 教 科 書:必要に応じプリントを配布する。 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:準備学習は特に必要ないが、出来るだけ継続して聴講すること。 (準備学習を含む) 34 共通科目 授業科目 東洋哲学 担当教員 斉藤 仙邦 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:東洋哲学の古典に触れて、その世界を大まかにでも理解し、現代に生きる私たちにも学ぶべ きところが多いことを知るとともに自分の生き方を振り返ることが目標です。 授業概要: 授業内容:紀元前五世紀前後に登場した思想家たちを扱います。この授業の表題は東洋哲 学ですが、まず現代哲学の基礎となる思考法が成立したギリシャの哲学者を扱い、物事を考 えるということはどういうことかについて学びます。その上で中国の思想家達について学び、 次にインドの思想、特に仏教について学びます。地域的には全く隔絶したこれらの思想家を それぞれ扱いますが、彼らの哲学は人類史上初めて人間とはなにか、人間の生きる目的はな にか、という根源的テーマについて考察しています。現代に生きる私たちは今一度古典的人 間観を見直して自分たちの生きる道しるべを見つける必要があるでしょう。そのことを東洋 哲学に見出したいと思います。 授業計画:1.授業の目的と概要の説明 2.哲学の成立:ソフィストからソクラテス、プラトンへ 3.善と幸福:プラトンの『国家』、アリストテレス 4.孔子の仁の哲学 5.孟子の性善説 6.荀子の性善説 7.墨子の無差別の愛 8.老子の無為自然 9.荘子の現世超越思想 10.ヴェーダの思想 11.ウパニシャッドの哲学 12.さまざまな自由思想 13.仏教の成立:釈迦の思想 14.仏教の意義:現代社会と仏教 15.まとめ。自利と利他について:現代に生きる古典哲学 評価方法:レポート、出席。 教 科 書:特になし。毎回資料を配布します。 参 考 書:授業で提示します。 履修上の注意点:事項の暗記は求めません。自分のことに引き寄せて、自分で考えるということを心が (準備学習を含む) けてほしいと思います。 授業科目 生命倫理学 担当教員 小笠原史樹 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)生命を巡って現在どのような倫理問題が生じているのか、基本的な問題状況を把握する。 2)それら諸問題に関してどのように考えることができるのか、様々な考え方のパターンを学ぶ。 3)諸問題について自ら実際に考えてみることを通して、自分の人生観や死生観を捉え直す。 授業概要: 主に医療・看護の場面における具体的な諸問題を取り上げながら、生命倫理学の基礎を学ぶ。 毎回、まずは担当教員が教科書の内容を解説し、加えて、より具体的な事例や問題状況等を補 足する。次に、質疑応答や討論を通して問題を検討し、最後に簡単な小テストを課す(医療・看 護や法律に関する知識は問わず、あくまでも問題の倫理的な側面に注目する)。 様々なテーマを扱うが、特に人間の誕生と死に関わる諸問題を重視し、現代社会における人生観・ 死生観の在り方について考察する。 授業計画:1.ガイダンス なぜ生命倫理学が必要なのか? 2.生命と人生 3.生の始まりを巡る諸問題(1) 生殖補助技術 4.生の始まりを巡る諸問題(2) 遺伝子の情報・診断・治療・操作 5.生の終わりを巡る諸問題(1) 脳死と臓器移植 6.生の終わりを巡る諸問題(2) 安楽死・尊厳死 7.個体とは何か? 8.生命の神聖さ(SOL)と人生の質(QOL) 9.自由はどこまで許されるのか? 10.義務論と功利主義 11.四つの倫理原則 12.どのような社会を目指すべきか? 13.「正義の倫理」から「ケアの倫理」へ 14.医療上の意思決定プロセス 15.筆記試験 評価方法:平常点(出席・質疑応答等) (20点)、毎回の小テスト(40点)、筆記試験(40点)。 教 科 書: 『生命と人生の倫理』 清水哲郎・伊坂青司 (放送大学教育振興会) 参 考 書: 『看護のための生命倫理[改訂版] 』 小林亜津子 (ナカニシヤ出版) 『看護が直面する11のモラル・ジレンマ』 小林亜津子 (ナカニシヤ出版) 履修上の注意点: この授業において重要なのは単なる知識ではなく、 生命倫理の諸問題を自分で考えてみる、 (準備学習を含む) という実践である。質疑応答や討論への積極的な参加を期待する。 35 共通科目 授業科目 人間と文化 担当教員 信太 光郎 対象学科・学年:全学科3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1)人間を考えるさまざまな観点を学ぶこと。 2)自ら人間であることの本質や尊厳を考え直すこと。 授業概要:古来、人間は「人間」について考えてきた。そのさまざまな思考の試みを、社会、芸術、言 葉といった「人間的」な営みとの関連において概観していく。その上で、「人間性」とは何 であるのか、その尊厳はどこにあるのかを、ともに考えていく。 授業計画:1.イントロダクション 人間を問う意味 2.哲学的人間学(1) 形而上学と科学のはざまで 3.哲学的人間学(2) 人間に「本質」はあるか 4.人間と動物(1) 人間における動物性 5.人間と動物(2) 人間性の再定義 6.社会生物学論争(1) 生物学からみた「社会」とは 7.社会生物学論争(2) 「社会」から「公共空間」へ 8.技術(1) ホモ・ファーベル(工作人)としての人間 9.技術(2) 技術は人間を救うか 10.芸術(1) 芸術は人間を救うか 11.芸術(2) 「もの」との出会い 12.言葉(1) 「言葉をもって生きるもの」としての人間 13.言葉(2) 人間の「生態系」としての言葉 14.まとめ 15.試験 評価方法:出席(50点)、期末試験(50点) 教 科 書:必要に応じプリントを配布する。 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:準備学習は特に必要ないが、出来るだけ継続して聴講すること。 (準備学習を含む) 授業科目 人間と文学 担当教員 千葉 正昭 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1)現代社会のひとつの大きな問題ともいえる病という概念を、薬や医療という観点から文学作 品を読むことで、社会の課題に意識的になってもらうことを目指す。 2)作家の生き方が、それぞれの時代でどのような意味をもっていたのか、という問題にも自覚 的になって頂き、総合的な観点からものごとを捉える方法を獲得してもらうことを目指す。 授業概要:テーマ:日本近代文学における薬 それぞれの時代の作家や主人公が、取り組んできた問題について、可能な限り作品の抜粋を読み ながら、皆さんに考えてもらう。それぞれの作品が持つ特殊性を、薬や医療という観点からとらえ、 時代が抱えた問題を社会的事象をも含めて総合的な観点から把握することを目的とする。 授業計画:1、夏目漱石『吾輩は猫である』とジアスターゼ 2、森鴎外『金毘羅』と信仰 3、正岡子規『仰臥漫録』の病 4、芥川龍之介『歯車』の暗鬱 5、太宰治『姥捨』と腫 薬 6、谷崎潤一郎『瘋癲老人日記』の降圧剤 7、遠藤周作『海と毒薬』の極限状況 8、ブルガーコク『モルヒネ』の特徴 9、村上龍『限りなく透明に近いブルー』の麻薬 10、山本文緒『プラナリア』の屈折 11、柳美里『命』とがん治療 12、奥田英朗『空中ブランコ』の薬 13、中島らも『貴子の胃袋』とうつ病 14、小林恭二『父』とブロン液 15、まとめとしての試験 評価方法:授業への出席状況、適宜作文、および試験。 教 科 書:大本泉他編『小説の処方箋』 (鼎書房、2011年9月末刊行予定) 参 考 書:授業中に適宜指示。 履修上の注意点:遅刻、欠席、途中退室をしないこと。 (準備学習を含む) 教科書や配布されたプリントは、前もって読んでくること。 36 共通科目 授業科目 ジェンダー論 担当教員 槇石多希子 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)当たり前と思われている女性・男性の性差や特性を検討しつつ、自分の性別について考える態度・ 意識を養う。 2)自分のこれまでの在り方を振り返りながら、男性と女性の役割や地位について考えを深める。 3)人間の性別の形成に、家庭・学校・社会における教育やTV・雑誌・新聞等マスメディアの持つ影 響力について、体験を通して考察する態度・意識を養う。 4)男女が共生して社会をつくっていくことを、政策や法律の在り方に関連付けて理解する力を養う。 授業概要:人間は生活の様々な領域で性別によってわけられてきた歴史を持ち、その様相は社会によって異なる。 現代の諸科学はこの状況の非人間性、非合理性を指摘し、特に女性に焦点をあてた課題に取り組む女性 学を誕生させ、さらにジェンダー研究に発展させている。本講義では女性自身で生活を切り開く態度・ 意識を身につけることを目指す。映画・雑誌・新聞などを教材として用いたり、学生自身が企画・実践 する参加型学習、学外における施設見学や講演会等への参加を予定している。 授業計画:1.オリエンテーション 2.性別と個別、性差と個体差を考える(1) 3.性別と個別、性差と個体差を考える(2) 4.生活の中の性別(1) 5.生活の中の性別(2) 6.アルバイト・職場と性別(1) 7.アルバイト・職場と性別(2) 8.映画を見よう 9.分析と討論 10.地域社会と女性の活動(1) 11.地域社会と女性の活動(2)―活動女性に話を聴く 12.現代史と女性(1) 13.現代史と女性(2) 14.現代史と女性(3) 15.まとめと試験 評価方法:4回の小レポート(70%)と試験(30%)を含めた総合評価。 教 科 書:資料・レジュメを配布 参 考 書:講義のなかで提示。 履修上の注意点:出席・授業への積極的参加を重視。 (準備学習を含む) 授業科目 生活と経済 担当教員 賈 軍 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 経済の仕組みを理解し、経済学の基礎知識を養成することを目的とする。 授業概要: この授業は、経済学をはじめて学ぶ人達の為の入門講座である。身近な生活現象を取り上 げて、基本的な経済分析を行う。 授業計画:1.経済学とは 2.暮らしの中の経済学 3.市場は人類の大発明 4.家計は効用を最大化する 5.企業は利益を最大化する 6.マクロ経済とGDP 7.貿易と経済のグローバル化 8.金融の仕組み 9.景気と日本銀行 10.市場の失敗と政府の役割 11.インフレーションと失業 12.情報化と私たちの生活 13.経済学で社会を見る 14.今後の課題を考える 15.まとめと定期試験 評価方法:試験結果70% 平常点30%(出席状況、レポート等) 教 科 書:必要に応じプリントを配布する 参 考 書:http://manabow.com/hayawakari/index.html『経済学入門』伊藤元重(著)日本評論社『消 費生活と生活環境』小谷正守・伊藤セツ(著)ミネルヴァ書房 履修上の注意点:欠席が授業回数の1/ 3を越えた者には単位を与えない。また、出席はするけれども、 (準備学習を含む) ただ教室に座っているだけというような諸君は遠慮したほうが無難である。 37 共通科目 授業科目 生活と環境 担当教員 山本 仁 対象学科・学年:全学科4年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1.地球環境の形成と変遷を、正しく理解する。 2.地球の重要な構成要素である生物(特にヒト)が、環境へ及ぼす作用を考える。 3.地球の許容量(環境容量)を、様々な観点から検証する。 4.持続性のある発展は可能なのか。各自の将来像と重ねて考える。 授業概要: 私達は地球上の全ての動物と同様に、大気を呼吸し水を飲み、他の動植物を餌として食べ、 生涯を地球上で過す。日々の暮らしの中で、私達は地球環境との密接不可分な繋がりを忘れ がちである。視野を大きくして地球環境を再認識すると共に、地球環境保全の重要性を多角 的に考察する。 授業計画:1)地球環境の形成 (1) : 地球の誕生から46億年の歴史 2)地球環境の形成 (2) : 地球環境と生物の相互作用 3)地球の水圏 (1) : 水の惑星地球∼地球型生命体 4)地球の水圏 (2) : 利用可能な淡水∼資源としての水 5)地球の大気圏 (1) : 地球大気の作用∼温室効果ガス 6)地球の大気圏 (2) : オゾン層の作用∼ 紫外線と生命 7)地球の土壌 圏 : 土壌の形成と作用∼農耕・放牧地 8)地球の許容量 (1) : 沈黙の春、ローマ・クラブ報告 9)地球の許容量 (2) : 地球のエネルギー収支と物質循環 10)地球の許容量 (3) : 人口爆発と生産活動の拡大 11)地球の許容量 (4) : 有限な淡水資源と食料生産 12)地球の許容量 (5) : 化石エネルギーからの脱却 13)持続性ある発展 (1) : 廃棄物ゼロ社会の実現は? 14)持続性ある発展 (2) : 資源循環型社会の構築を目指して 15)まとめと筆記試験 評価方法:筆記試験(期末)、出席状況。欠席が授業回数の1/3を超えた場合は、筆記試験の受験を 認めない。 教 科 書:特に指示せず。必要な資料は、その都度配布する。 参 考 書: 履修上の注意点:私たちの日常生活と、生活の場としての地球環境の関りを、広い視野から見直して欲 (準備学習を含む) しい。 授業科目 生活と国際関係 担当教員 髙島 純子 対象学科・学年:全学科3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 我々の日常生活からは、一見遠いものであるように見える国際関係. ..しかし、その国際関係を動か しているのは人間である。我々と同じような感情や欲求をもった人々が、自らの生きる場を求め、より 良い生活を望んで競い合い、争うことが国際社会に紛争を生み、そして又、それを調整、調停するため の政治を生む。そうであれば、一見我々の生活とは縁遠いように見える国際政治も、実は我々の生活と 密接に関連するものであり、その問題を自分たち自身の問題として考える必要も出てくる。そのように、 国際問題を身近な視点からとらえ、自分自身の問題として考えられるようにすることが、この授業の目 標である。 授業概要: この授業では国際社会の様々な局面で生じる紛争の実態をビデオの実例で紹介しながら、なぜそのよ うな紛争が生じ、その紛争の本質にはどのような社会事情があるのか掘り下げて考え、自分自身の実感 として国際問題が理解できるようになることを目的とする。紛争の本質にある社会事情を考えるに当 たっては、人間の社会意識に注目して分析を行う。社会意識、つまり人々が自分たちの身の回りの世界 についてどのような関心や考え方を持ち、感じ方をしているか理解し、それがどのような社会の動きに つながっていくかを追うことで、我々の生活が国内社会のみならず国際社会とも密接に関連しているこ とを理解する。 授業計画:1.国際社会の特質 2∼3.社会の中の人間 ∼ 社会秩序の基盤となるものは何か 4.価値観の多様性が生む問題 事例1 フランス・スカーフ禁止法 5.異文化対立の本質(社会分断と差別意識) 6∼7.事例2∼3 欧米多民族国家における差別問題 8∼9.事例4 イスラム・自爆テロ問題 10 ∼ 12.事例5 9.11テロからイラク戦争まで ∼ 社会意識と戦争認識 13 ∼ 15.事例6 イラク戦争後の異文化共存 ∼ 平和共存に向けて ※ 事例は国際情勢により変更の可能性あり (できるだけ最新の事例を取り上げていきたい) 評価方法:1)レポート2)出席日数及び授業に臨む態度 (配点は、レポート8割+出席点2割) 教 科 書:特になし(授業において適宜プリント配布) 参 考 書:特になし(必要に応じ授業において適宜紹介) 履修上の注意点:この授業は、国際教養学科1年の「国際関係論」で説明する主権国家間関係の理論的な枠組みに (準備学習を含む) ついて、現実の実例を主にビデオ学習で理解する応用編である。 38 共通科目 授業科目 生活造形論 担当教員 千葉よう子 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:生活造形論は、生活者としての美学の立場から服飾史の事実についての解説を加えて、人間 表現の問題として考える一つの手掛かりともなれば幸いである。これらの点について入門の 役を果たすことを目的として概説する。 授業概要: 生活造形論の基本をなす条件として、生活と芸術の一般的な関係を問うことを目的とする。 生活造形の歴史の中から具体的な事例によって美意識・生活感情を探ってみる。その上で、 日本服飾史と西洋服装史の解説を加えて、その価値を見い出して考察する。 授業計画:1.ガイダンス 2.生活と美 3.生活造形の構造 4.服飾造形 ①(西洋服装史) 5.形態と表現 ②(西洋服装史) 6.表現と色彩 ③(西洋服装史) 7.文様の表現性 ④(西洋服装史) 8.服飾の社会的生活 ⑤(西洋服装史) 9.意匠の自立 10.服飾の芸術性 ①(日本服装史) 11.服型の三要点 ②(日本服装史) 12.服飾の統一と調和 ③(日本服装史) 13.服型の三要点 ④(日本服装史) 14.流行と生活態度 15.生活造形のまとめ・試験 評価方法:試験とレポート提出による評価(80点)、授業中の課題(20点)などにより総合的に判断する。 教 科 書: 『服飾美学・服飾意匠学』谷田閲次・石山彰共著(光生館) 参 考 書: 『生活造形の美学』谷田閲次著(光生館)、『服飾デザインと色彩』石山 彰著(日本色研) 履修上の注意点:適宜資料を配付する。 (準備学習を含む) 授業科目 社会福祉学 担当教員 佐々木宏司 対象学科・学年:発科・国際・健栄2年 単位数:2 開講時期:前期・後期 学習の到達目標:1 社会福祉とはなにかについて、理念等基礎概念と各国の福祉制度の現況について理解す る。 2 社会福祉に関連するサービス、援助技術を理解するとともに、自らの生活生き方に結び ついているこちを理解する。 授業概要:教科書、レジメ、資料を中心にして講義を進めます。レジメは、主要な項目、内容について 赤字表記します。社会福祉の課題を歴史と動向から把握し、制度・政策を理解させる。最近 の課題(「介護保険」など)どう援助していくか具体的な技術等を講義します。 授業計画:1 社会福祉とはなにか、基礎的な概念 2 社会福祉の歴史と展開(イギリス・アメリカ) 3 社会福祉の歴史と展開(日本) 4 社会福祉の仕組みと運営 5 社会福祉の機関と施設 6 社会福祉の援助と方法 7 社会保障・公的扶助 8 障害福祉 中間試験 9 子ども家庭(児童)福祉 10 高齢者福祉 11 地域福祉と課題 12 地域福祉と課題 13 援助技術(ドメセテックバイオレンス) 14 社会福祉を支える人々(専門職) 15 まとめ 本筆記試験 評価方法:期末本試験、中間試験、出席状況も考慮します。 教 科 書: 『よくわかる社会福祉』第8版(最新版)(ミネルヴァ書房) 参 考 書: 履修上の注意点:試験は、教科書レジメ等持ち込み可とします。講義中は、静粛が肝要です。 (準備学習を含む) 39 共通科目 授業科目 法学 担当教員 関沢 修子 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:私たちが、生きるうえで法と様々なかかわりをもっていることを理解し、憲法、民法、刑法 に関する基礎的な知識を修得する。 授業概要: 私たちが生きる社会には、一定の社会的ルール(すなわち法)が存在している。その法と いうものに対しては、どことなく親しみ難さを感じている人も多いであろう。しかし、実は、 私たちの普段の生活は、たくさんの法律によって規律されている。 本講義は、法学についての入門的な講座である。身近な問題を取り上げながら、「どのよ うなルールがあるのか」「なぜそのようなルールがあるのか」を学んでいく。講義の主たる 対象は、憲法、民法、刑法であるが、法の歴史や現代的な問題についても説明し、法につい ての理解を深めたい。 授業計画:1.ガイダンス 9.民法④ 家族法 2.刑法① 刑罰の種類と意味 10.憲法① 憲法の意義 3.刑法② 刑法の基本原則 11.憲法② 日本国憲法の成立 4.刑法③ 犯罪の要件 12.憲法③ 日本国憲法の基本原理 5.刑法④ 刑事訴訟手続 13.憲法④ 統治機構 6.民法① 不法行為法 14.憲法⑤ 基本的人権 7.民法② 民事訴訟手続 15.期末試験 8.民法③ 契約法 評価方法:受講態度(15%)、授業中の課題(15%)、期末試験(70%)を100点満点に換算し、60点以 上取得した者を合格とする。 教 科 書:松井茂記他著『はじめての法律学〔第3版〕』(有斐閣、2010年) 菅野和男他著『ポケット六法 平成23年版』(有斐閣、2010年) 参 考 書:講義の中で適宜紹介する。 履修上の注意点:授業の中で法律の条文を参照するので、各自『六法』を用意すること。教科書に指定 (準備学習を含む) した以外の『六法』(岩波書店、三省堂のものなど)を既に持っている場合は、それ で構わない。 授業科目 心理学 担当教員 渡邊 兼行 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 「学問としての心理学」に触れ、通俗的な心理学への誤解を解く。 ⑴ 人間の心や行動を理解するための基礎的な知識を持つ。 ⑵ 人間を理解するための科学的な姿勢と視点を持つ。 ⑶ 人間の心や行動について心理学的に考えることができるようになる。 授業概要: 現代の心理学に関して、9つのテーマに分けて広く学ぶ。それらを通して、⑴心理学が人 間の心と行動を理解する上で、生物、認知、社会などの多様な視点を総合的に用いている点、 ⑵心理学が科学的・実証的な態度を重視している点、⑶心理学的な話題が(臨床に限らず) 私たちの日常生活に深く結びついている点に気づいてもらいたい。 授業内で簡単なデモンストレーションやミニ実験も交えながら、できる限りわかりやすく 進めていく。ただし、内容はそう簡単ではないので、自分なりに理解する努力も絶えず求め られる。 授業計画:1 オリエンテーション 9 まとめと授業内テストⅡ 10 知能と性格の個人差 2 心理学とは? 11 心の病理と援助 3 感覚と知覚 4 動機づけと情動 12 社会と心 5 まとめと授業内テストⅠ 13 まとめと授業内テストⅢ 6 記憶と学習 14 (予備日) 7 認知 15 まとめと授業内テスト 8 発達 評価方法:基本点…4回のテスト(各32点)のうち、よい方3回の平均(計96点) ボーナス点…授業への積極的な参加(5点)、レポート(5点)、授業外での実験参加(5点) 教 科 書: 『はじめて出会う心理学 改訂版』長谷川・大島・丹野・廣中・東條 著(有斐閣) 参 考 書: 履修上の注意点:○授業の運営について、第1回の講義で詳細な説明をするので、履修を考えている学 (準備学習を含む) 生は、必ず出席すること。どうしても出席できない学生は、第2回講義までに、必 ず担当教員と連絡を取り、説明を聞くこと。(担当教員連絡先:watanabe@sendaishirayuri.ac.jp) ○人間発達学科で、心理学を中心に学ぼうと思っている学生は、必ず履修すること。 40 共通科目 授業科目 健康科学 担当教員 山内 直子 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:後期 身の健康について考え、いきいきとした有意義な人生を送るためにはどのような要因が 心 重要であるか、特に生活習病の予防を中心とした健康づくりの重要性を修得する。 心と体を一体として捉え、健康、安全、運動の合理的実践を通して生涯にわたって計画的 に運動に親しむ資質や能力を育てるとともに、健康の保持増進をはかり、明るく豊かで活 力ある生活を営む態度を養う。 授業概要:自分の健康は自分で守るという観点から、健康的な生活習慣を確立し、生活習慣病を予防し、 健康で明るく元気に生活できる身体を営むために必要な知識やアクティビティを講義や演習 を通して述べる。 授業計画:1.健康の定義・アイスブレーキング 2.日常生活と健康(1)・(演習)コミュニケーションワーク(1) 3.日常生活と健康(2)・(演習)コミュニケーションワーク(2) 4.日常生活と健康(3)・(演習)コミュニケーションワーク(3) 5.日常生活と健康(4)・(演習)コミュニケーションワーク(4) 6.ライフステージと健康(1) 7.ライフステージと健康(2) 8.運動の効果 9.(演習)ストレッチ体操・リズム体操 10.(演習)ニュースポーツ 11.環境と健康(1) 12.環境と健康(2) 13.(演習)レクリエーション 14.まとめ 15.試験 学習の到達目標: 評価方法:主席状況、授業に臨む態度、課題提出の状況、筆記・実技試験の結果を統合して評価します。 教 科 書:適宜プリントを準備します。 参 考 書:適宜提示します。 履修上の注意点:動きやすい服装、シューズで出席してください。 (準備学習を含む) 授業科目 数の世界 担当教員 熊谷 健二 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)身近な日常生活に潜んでいる数学的内容を発見できるようになる。 2)数式をグラフ化するなどしてその意味を理解できるようになる。 3)数学的思考や表記の仕方に抵抗を感じないようになる。 4)数学の持つ楽しさや美しさを感じられるようになる。 授業概要: 日常生活には数学と密接な関係を持った内容のものが非常に多い。そういった身近な題材 を通してもう一度数学を見つめ直し、数学的なものの考え方を身につけることを目標とする。 授業計画:1.ガイダンス 2.数のしくみ(自然数、整数、有理数) 3.数の拡張(無理数、実数、複素数) 4.数列のはなし 5.確率のはなし 6.統計のはなし 7.指数・対数のはなし 8.三角関数のはなし 9.微分のはなし その1 10.微分のはなし その2 11.積分のはなし その1 12.積分のはなし その2 13.素数のはなし 14.円周率のはなし 15.まとめ 評価方法:出席点(40点)、小テスト(30点)、レポート(30点)で評価する 教 科 書:使用しない。必要に応じて、プリント等を配布する。 参 考 書: 履修上の注意点:Excelを使って簡単な計算を行うので、Excelの基本操作ができることが望ましい。 (準備学習を含む) 41 共通科目 授業科目 論理学 担当教員 小笠原史樹 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:実践的な論理トレーニングを通して、下記二つの能力を身に着ける。 1)自分の考えを論理的に表現する能力(論理的な書き方、話し方) 2)他人の考えを論理的に理解する能力(論理的な読み方、聴き方) 授業概要: 問題演習を中心として、論理に関する基礎トレーニングを行う。 毎回授業の前半で、担当教員が講義形式で教科書の内容を解説する。その内容を踏まえて、 後半、参加者が各自で練習問題を解く。また、討論形式で授業を進める場合もある。 具体的には、接続詞の使い方、演繹や推測の方法、議論を批判する仕方、等々を学ぶ。そ の他、参加者の興味に即して特定のテーマを取り上げ、論理的な分析や批判を実践する。 授業計画:1.ガイダンス 論理トレーニングの方法 2.接続の論理(1) 解説・根拠・付加・転換 3.接続の論理(2) 接続構造を分析する 4.接続の論理(3) 議論の基本形式 5.論証(1) 根拠から結論を導出する 6.論証(2) 仮説を立てる 7.論証(3) 価値に関する論証 8.演繹(1) 否定の仕方 9.演繹(2) 逆・裏・対偶 10.演繹(3) 消去法と背理法 11.議論を作る(1) 質問・異論・反論 12.議論を作る(2) 敢えて波風を立ててみる 13.実践(1) 自分の考えを擁護し、他人の考えを批判する 14.実践(2) 他人の考えを擁護し、自分の考えを批判する 15.筆記試験 評価方法:平常点(出席・質疑応答等)(20点)、毎回の問題演習(40点)、筆記試験(40点)。 教 科 書: 『新版 論理トレーニング』 野矢茂樹 (産業図書) 参 考 書: 『論理トレーニング101題』 野矢茂樹 (産業図書) 履修上の注意点: 出席者は質疑応答や問題演習等の場面で、積極的・主体的に授業へ参加することが (準備学習を含む) 求められる。 授業科目 情報科学 担当教員 熊谷 健二 対象学科・学年:健栄1年・国際1年 単位数:2 開講時期:前期・後期 学習の到達目標:1)ハードウェア、ソフトウェアの関係を理解し、コンピュータの中での情報処理の流れを正しく説明 できるようになる。 2)コンピュータ内での情報の表現方法を理解すると共に、情報の大きさ(情報量)が計算できるよう になる。 3)2進数、10進数、16進数の関係を理解し、変換することができるようになる。 4)論理演算ができるようになる。 5)問題を解決する手順(アルゴリズム)に従って問題を解くことができるようになる。 6)インターネットなど通信ネットワークの特徴を理解できるようになる。 授業概要: 今や社会生活において無くてはならない存在となっているコンピュータについて、その発達の歴史や 仕組み、情報処理の基礎として重要な概念である2進数や論理回路など、現在の情報化社会を支えてい る各種情報技術を科学的に考察する。また、問題解決の手順であるアルゴリズムや、インターネットに 代表される通信ネットワーク、情報倫理、情報セキュリティなども合わせて学習する。 授業計画:1.ガイダンス 2.コンピュータ概論(歴史、種類) 3.コンピュータ・システム(ハードウェア、ソフトウェア) 4.ビットとバイト 5.情報(文字、画像)の表現 6.2進数・10進数・16進数 その1 7.2進数・10進数・16進数 その2 8.中間テスト 9.論理回路 10.アルゴリズム その1 11.アルゴリズム その2 12.通信ネットワーク、インターネット 13.情報倫理、情報セキュリティ 14.新しい情報技術 15.期末テスト 評価方法:出席点(20点) 、小テスト(20点)、中間テスト(30点)、期末テスト(30点)で評価する。 教 科 書:使用しない。必要に応じて、プリント等を配布する。 参 考 書: 履修上の注意点:・問題意識をもって授業に参加してほしい。 (準備学習を含む) 42 共通科目 授業科目 情報科学 担当教員 安藤 明伸 対象学科・学年:発達1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 身の回りの情報通信機器の仕組みを説明できるようになること。 2進数と10進数の相互の変換と計算ができるようになること。 A/DおよびD/A変換の方法と品質について説明できるようになること。 身の回りの事象をアルゴリズム化しフローチャートを書けるようになること。 授業概要: コンピュータの歴史や仕組み、2進数やアルゴリズム等の基本的な情報処理の仕組みを学ぶこ とを通して、情報化社会を支える情報通信技術や情報倫理等について理解を深める。 授業計画:1.オリエンテーション 2.コンピュータの歴史 3.コンピュータシステム(入力装置・演算装置) 4.コンピュータシステム(出力装置) 5.情報の表現と2進数 その1 2進数の仕組み 6.情報の表現と2進数 その2 2進数の計算 7.中間テスト 8.画像の表現 その1 画像のデジタルとアナログ 9.画像の表現 その2 音のデジタルとアナログ 10.ビットとバイト 11.アナログとデジタル 12.アルゴリズム 13.フローチャート 14.情報通信ネットワーク 15.期末テスト 評価方法:欠席が3回以下の者を評価の対象とします。中間テストを1、 期末テストを2の割合で評価します。 教 科 書:使 用しません。必要に応じて講義資料を提供します。資料は、webページで常に公開しています。 参 考 書:必要に応じて紹介します。 履修上の注意点: 身近な情報機器として携帯電話・PHSを使用します。持っている人は、きちんと充電し(も (準備学習を含む) しくは、アダプタ持参で)忘れずに持ってきて下さい。 毎時間授業評価してもらいます ので、不明点や要望があれば、その都度書いて下さい。 授業中私語を止めない方には退 室してもらいます。 授業科目 情報科学 担当教員 安江 正治 対象学科・学年:総福1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:情報処理および情報ネットワークの仕組みを理解し、情報の総合的な判断力と情報処理能力 の向上をめざし、かつ、日々の学習活動に活用できること。 授業概要: コンピュータによる情報処理の基本とその適用範囲を理解し、情報社会を生きるための情 報活用能力を高めるとともに、人の持つ認識能力の大切さを学ぶ。 情報の価値とは? コンピュータによる情報処理とは何か? 情報を有効に活用するにはどのような情報通信システムが望ましいか? などを主なテーマにして、情報科学の発展と今後の展望を周辺の自然科学、人文科学と対比 させながら講義する。 授業計画:1.情報の価値 2.コンピュータによる情報処理とは 3.情報科学のはじまりと発展 4.情報科学の今後の展望 5.周辺の自然科学、人文科学との関連 6.人に役立つ情報科学 7.情報の数値化−1− 8.情報の数値化−2− 9.論理演算 10.コンピュータの設計思想 11.ソフトウェアの設計思想 12.情報ネットワークの仕組み 13.情報・資源・エネルギー 14.情報社会の展望と課題 15.まとめと試験 評価方法:課題レポート、出席状況等で総合評価する。 教 科 書:なし 参 考 書:授業で紹介する。 履修上の注意点:なし (準備学習を含む) 43 共通科目 授業科目 情報処理Ⅰ 担当教員 大道 直人 対象学科・学年:発達1年・健栄1年 単位数:2 開講時期:後期・後期 学習の到達目標:1)ホームページ作成の演習を通し、情報発信の意味と重要性および問題点の認識を深める。 2)周辺機器の扱いを身につける。 3)HTML、JavaScriptなどホームページ作成技術を習得する。 4)情報化社会における問題解決能力を育む。 授業概要: 情報発信の意味と重要性、およびその問題点などを、与えられたテーマでホームページ作りの取り組 みを通し学習する。また、PCヘッドセット、PCカメラやイメージスキャナなどの周辺機器の使い方も 学び、情報活用技術を養う。HTMLやJavaScriptの学びを通し、問題解決能力を育むとともに、「情報」 に対するセンスを磨くことを目指したい。 授業計画:1.ガイダンス & ホームページの作成(1) : HTML文書とタグ 2.ホームページの作成(2) : リストタグ等 3.ホームページの作成(3) : アトリビュート等 4.周辺機器の使い方(1) : PCヘッドセット 5.周辺機器の使い方(2) : PCカメラ 6.周辺機器の使い方(3) : イメージスキャナ① 7.周辺機器の使い方(4) : イメージスキャナ② 8.ホームページの作成(4) : テーブル等 9.ホームページの作成(5) : ハイパーリンク 10.ホームページの作成(6) : フレーム 11.JavaScript(1) : 流れる文字 12.JavaScript(2) : 入れ替わる画像① 13.JavaScript(3) : 入れ替わる画像② 14.JavaScript(4) : 背景色を変える① 15.JavaScript(5) : 背景色を変える② & 授業評価 評価方法: ホームページの課題 (90点)、出席点(10点)で評価する。ホームページの課題評価は音声、リンク、フレー ム、PCカメラ画像、画像使用背景、JavaScript、テーブル、イメージスキャナ画像、他の工夫、豊かな 表現用タグの使用など、技術を中心に評価する。(詳細は授業中発表) 教 科 書:教科書は使用しない。講義資料は全てホームページで提供する。 参 考 書:参 考書は必要に応じて、そのつど紹介する。 履修上の注意点: 情報処理概論を履修済みか同等レベルの技能を持っていること(ワープロ、表計算ソフト、 (準備学習を含む) Webブラウザ、および学内情報システムの基礎的使用に習熟していること)を前提とする。積み 重ねの教科なので休まないこと。 授業科目 情報処理Ⅰ 担当教員 紺野 美紀 対象学科・学年:総福・国際1年 単位数:2 開講時期:前・後期 学習の到達目標:1)インターネットの仕組みを理解し、 ホームページ作成に必要な技術 (HTML, JavaScript等) の基礎スキルを習得する。 2)周辺機器の使い方を身につけ、さまざまな情報をパソコンに取り込み、活用できるよう になる。 3)情報化社会における「情報」への理解を深め、状況に応じて適切に「情報」を活用でき るようになる。 授業概要:情報発信の有効性と問題点を、HTMLを使った静的なホームページ作成、JavaScriptによる 動的なホームページ作成等の演習を通し、学習する。またパソコンや周辺機器の操作実習を 通し、情報を適切に活用するための基礎スキルを養う。 授業計画:1.ガイダンス 2.ホームページの作成(1) HTMLの基礎知識 3.ホームページの作成(2) HTMLの基本のタグ 4.ホームページの作成(3) 画像、リスト 5.周辺機器の利用(1) PCヘッドセット 6.周辺機器の利用(2) PCカメラ 7.周辺機器の利用(3) イメージスキャナ 8.周辺機器の利用(4) 画像の編集 9.ホームページの作成(4) 表の作成 10.ホームページの作成(5) リンクの設定 11.JavaScript(1) JavaScriptの基礎知識、文字の表示 12.JavaScript(2) 演算子の利用 13.JavaScript(3) ウィンドウを処理する 14.JavaScript(4) 画像を処理する 15.課題作成 評価方法:提出課題(90点)、出席状況(10点)6回以上の欠席は「停止」扱いとする。 教 科 書: 『自分で作るホームページ HTML/CSS編』(FOM出版) 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:課題作成で使用する素材を保存する媒体(USBメモリなど)を各自用意 (準備学習を含む) 44 共通科目 授業科目 情報処理Ⅱ 担当教員 大道 直人 対象学科・学年:(発達2年・総福2年)・健栄2年 単位数:2 開講時期:後期・後期 学習の到達目標:1)マクロとLinuxを中心に学ぶが、そのような特定の言語とかOSをマスターすることではなく、その学びの プロセスで、マニュアルを読んで理解し、自ら問題解決を図れるような能力を身に付けること。 2)マクロの学びにおいては物事の構造化と論理的扱い、といった情報化社会の基礎にある考え方を日常で、 例えば書類の整理、ファイルの整理といったところで生かせるようになることを願う。 3)アルゴリズムの構築とそのコード化を含む、より高度な問題解決能力を培う。それを通し、高度情報化社 会で生き抜き、活躍できる力を身につけることを願う。 授業概要: 情報化社会の様々な場面で必要とされるより高度な情報処理技術を学ぶ。特に、問題解決能力を育むことを 目標に、ExcelのVBAマクロで簡単なプログラミングにも挑む。また、プラットフォーム(情報処理環境)とし て今後ますます拡大すると思われるLinuxの世界も体験してみる。 こうした学びを通して新しい情報処理環境への適応力を身に付け、論理的思考に馴染み、高度情報化時代に 順応できる力を養うことを目指す。 授業計画:1.ガイダンス & 記録マクロ(1) 2.記録マクロと基本構文の準備 3.基本構文(1) 4.基本構文(2) 5.マクロ(成績管理システムマクロ) : ステップ1 6.マクロ(成績管理システムマクロ) : ステップ2 7.マクロ(成績管理システムマクロ) : ステップ3 8.マクロ(成績管理システムマクロ) : ステップ4 9.マクロ(成績管理システムマクロ) : ステップ5 10.マクロ(成績管理システムマクロ) : ステップ6 11.マクロ(成績管理システムマクロ) : ステップ7 12.LinuxシステムとUNIXコマンド : その1 13.LinuxシステムとUNIXコマンド : その2 14.LinuxシステムとUNIXコマンド : その3 15.LinuxシステムとUNIXコマンド : その4 & 授業評価 評価方法: マクロの課題(70点) 、Linuxの課題(20点) 、出席点(10点)で評価する。詳細は授業中発表する。 教 科 書:教科書は使用しない。講義資料は全てホームページで提供する。 参 考 書:参考書は必要に応じて、そのつど紹介する。 履修上の注意点:情報処理Ⅰを履修済みか同等レベルの技能(特に表計算ソフト、学内情報システムの基礎的使用法)を (準備学習を含む) 持っていることを前提とする。積み重ねの教科なので休まないこと。 授業科目 情報処理Ⅱ 担当教員 熊谷 健二 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)Excelの便利な関数を利用し、効率的に作業・処理・計算できるようになる。 2)一連の定型処理をプログラム化(マクロを作成)し、自動処理できるようになる。 3)テキストボックス、コマンドボタン等GUI機能を持ったユーザーフォームを作成するこ とを通して、使いやすい画面作りについて考察できるようになる。 授業概要: 表計算ソフトExcelにはさまざまな便利な関数が用意されており、これらを利用すること により集計・検索・分析などの作業が効率よくできるようになる。また、一連の処理内容を プログラムの形にまとめるマクロ機能もあり、複数の処理を自動的に実行させることも可能 である。本授業では、このようなExcelのより高度な使い方について学習する。 授業計画:1.ガイダンス 2.Excelの基本操作の復習 3.Excel関数の応用 その1 4.Excel関数の応用 その2 5.Excel関数の応用 その3 6.Excelのマクロ機能 自動記録 7.Excelのマクロ機能 セルの設定 8.Excelのマクロ機能 罫線設定 9.Excelのマクロ機能 条件分岐 10.Excelのマクロ機能 繰り返し処理 11.Excelのマクロ機能 ユーザフォーム その1 12.Excelのマクロ機能 ユーザフォーム その2 13.Excelのマクロ機能 マクロの応用(アルバイト料計算) 14.Excelのマクロ機能 マクロの応用(ローン計算) 15.まとめ 評価方法:出席点(40点)、課題(60点)で評価する。 教 科 書:使用しない。必要に応じて、プリント等を配布する。 参 考 書: 履修上の注意点: Excelの基本操作ができること。 (準備学習を含む) 積み重ね教科なので、休まず積極的に参加すること。 1回目の授業から出席すること。 45 共通科目 授業科目 情報処理概論 担当教員 柴山 明寛 対象学科・学年:発達・国際1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1.コンピュータを使った情報処理に必要な基本的な技術を身につける 2.情報社会で生き抜くために必要な基本的なモラルとマナーを身につける 3.身に付けた知識と技術を、他の科目でも活かすことができるようになる 授業概要: この授業では、単に情報処理の技術を習得するだけではなく、情報社会で必要とされる情 報に関する科学的な見方・考え方を養うとともに、情報社会に主体的に参画できる能力と態 度を培うことを目的としています。 その基本的な情報リテラシーとモラルを身に付けるため、WEBの活用、電子メールのマ ナー、基本的なアプリケーションソフト(ワープロ・表計算・プレゼンテーション)の利用 について、演習を中心に進めます。 授業計画:1.ガイダンス 2.インターネットとメールの危険性とその対処の方法について 3.Webメールの使い方 4.プレゼンテーションソフトの基本操作(その1) 5.プレゼンテーションソフトの基本操作(その2) 6.プレゼンテーションソフトの基本操作(その3) 7.表計算ソフトの基本操作(その1) 8.表計算ソフトの基本操作(その2) 9.表計算ソフトの基本操作(その3) 10.ワープロの利用(その1) 11.ワープロの利用(その2) 12.ワープロの利用(その3) 13.様ざまなソフトの複合利用(その1) 14.様ざまなソフトの複合利用(その2) 15.まとめ 評価方法:出席・受講態度40%、演習課題・レポート60% 教 科 書:特に指定しません。必要に応じてプリントを配布します。 参 考 書:必要に応じて、講義時間内に紹介します。 履修上の注意点:操作に慣れるまでは大変に感じることもありますが、積み重ねの科目なので休まない (準備学習を含む) こと。課題は必ず提出すること。毎回の予習・復習をすること。 授業科目 情報処理概論 担当教員 安藤 明伸 対象学科・学年:総福1年・健栄1年 単位数:2 開講時期:後期 ープロソフトを用いて、ビジネス文書、図入りの文書そしてレポート形式の文書を作成する ワ ことができるようになること。 表計算ソフトを用いて、整えられた表を作成することができるようになること。 表計算ソフトを用いて、整えられたグラフを作成することができるようになること。 表計算ソフトを用いて、目的に応じた計算式を作ることができるようになること。 電子メールを用いて、正しくコミュニケーションができるようになること。 授業概要: 多くの演習を通し、情報および情報通信技術を効果的に活用するための知識と技能を習得する。 その過程で、情報に関する科学的な見方と考え方を養い、情報化の進展に主体的に対応できる能 力と態度を培う。 授業計画:1.オリエンテーション 2.電子メールの設定と日本語入力 3.windowsの基本操作と日本語入力 4.windowsのファイルシステム操作とタイピングの習得 5.windowsのファイルシステム操作とペイントソフトの使用 6.ワープロソフトの基本操作 7.ビジネス文書作り 8.レポート・論文型式の文書作り 9.インターネットサービスの利用 10.表計算ソフトの基本操作 11.書式設定と簡単な数式の作成 12.データのフィルタリングと高度な数式の作成 13.グラフ描画 グラフのパラメータについて 14.グラフ描画 2軸を持つグラフの作成 15.まとめ 学習の到達目標: 評価方法: ワープロ操作で課す課題2つ、表計算ソフトでの課題2つの4つの課題の得点を合計し、100 点満点に換算して評価します。 欠席が3回以下の者を評価対象とします。 教 科 書:使用しません。講義資料は、全てwebページで提供します。 参 考 書:必要に応じて紹介する。 履修上の注意点:毎時間が積み重ねて進行するので、欠席すると、ついて行くのが大変になります。できる (準備学習を含む) だけ休まないこと。 46 共通科目 授業科目 統計基礎 担当教員 棚橋浩太郎 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:統計学に関する基本的知識を修得し、それらを応用するための基本的技能を身につける。 (1)簡単な確立が計算できる。(2)比率の推定、検定ができる。(3)母平均の推定検定 ができる。(4)母平均の差の検定ができる。(5)回帰直線を求めて予測することができる。 授業概要:基本統計量について説明し、母集団と標本の場合に計算する。確率変数を説明し、期待値、 分散を求める。比率、平均値の推定、検定、差の検定を行う。また、パソコンでエクセルを 用いて、簡単な実験、検定を行う。毎回、小テスト、またはレポート作成を行う。 授業計画:1.基礎統計量、平均、分散、検定の考え方 2.相関1 3.相関2(パソコンの計算) 4.相関3 5.確率変数、2項分布1 6.2項分布2 7.比率の推定 8.比率の検定 9.適合度の検定、独立性の検定 10.母平均の推定、検定 11.差の検定1 12.差の検定2 13.差の検定3 14.差の検定4 15.まとめ 評価方法:試験(90)、小テスト、レポート等(10) 教 科 書:プリント、すぐわかる統計解析 石村貞夫著 東京図書 参 考 書: 履修上の注意点:毎回小テスト、またはレポートの予定。遅刻しないこと。予習はいりませんが、復習 (準備学習を含む) が必要です。授業の順序、内容は実情に応じて変更するかもしれません。途中で4回 ほどパソコンを用いてレポートを作成する予定です。最期まであきらめずに勉強すれ ば合格するはずです。 授業科目 生命科学 担当教員 佐々木裕子 対象学科・学年:全学科4年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1)生命倫理について学び、女性が生態系の中で果たすべき役割について自分の考えをもてるよ うになる。 2)がんや感染症に対する免疫応答について理解する。 授業概要: ヒトゲノム、がんや認知症、新たな感染症などの情報が行き交う現代は、幅広い科学的知識を 正しく理解できる科学リテラシーが求められているともいえる。そこで、生物学の基礎も取り入 れながら、人間と社会との関係という視点から生命科学の基本知識を身につけられるように細胞 →人間→社会という順で講義を行っていく。そして社会に出てからの実生活の場でも役立つよう に、生命科学の分野特に、母親になる準備などについても授業の中で触れ、わかりやすく解説する。 授業計画:1.はじめに(オリエンテーション・受講上の注意点) 2.生命科学の誕生(ヒトの起源と進化) 3.細胞からみたヒト(細胞の大きさと多様性・細胞の増殖) 4.生命の設計図(ゲノム・遺伝子・DNA) 5.遺伝と環境の関わり(遺伝子は何を支配するか) 6.生命の倫理(生命の尊厳と子孫を残すことの意義) 7.妊娠・出産と現代社会 8.ヒトの脳(構造・神経細胞・神経伝達・記憶・脳機能の計測・認知症) 9.発生と老化(細胞分化・老化と寿命・幹細胞・再生医療) 10.食と健康(消化、吸収、代謝・消化管の共生微生物・メタボリックシンドローム) 11.がん(細胞のがん化・発がんの要因・がんの進行と転移、免疫応答) 12.感染と免疫(微生物と感染・免疫応答のしくみ) 13.社会の中で生きていくこと(環境への適応) 14.環境の保全(地球温暖化・内分泌撹乱化学物質・生物多様性国家戦略) 15.まとめ・試験 評価方法:出席状況(受講態度) [20%] 、筆記試験(レポート)[80%]の総合評価とする。 教 科 書:使用しない 参 考 書:教室内で指示する 履修上の注意点:ゲストスピーカーによる多様な授業展開とするので出席重視 (準備学習を含む) 47 共通科目 授業科目 生活と科学 担当教員 佐藤 友秀 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:○これまでの小学校、中学校、高等学校で学んだ学習内容を科学の読み物を通して、日常生 活との密接な関係性や身近な科学的な事象について再認識する。 ○小学校で行われている生活科や総合的な学習の時間の実践例をもとに、初等教育における 「生活」の領域について理解する。 授業概要: 科学の読み物を通して興味関心を持ち、特に自然科学の現象を解釈し各自の自然観を追求 する。また、小学校の生活科を例にして「自然・人間・社会」について歴史・理論・教材作 りの実践例を紹介する。 なお、この科目は学部共通科目であるが、同時に幼稚園免許課程 の教科「生活」に関する科目でもある。 授業計画:1.オリエンテーション 2.自然科学の概要 3.科学の読み物(1) 4.科学の読み物(2) 5.ろうそくの科学(1) 6.ろうそくの科学(2) 7.科学と環境教育(1) 8.科学と環境教育(2) 9.生活科の歴史 10.生活科の理論 11.生活科と理科 12.生活科と総合的な学習(1) 13.生活科と総合的な学習(2) 14.まとめ 15.テスト 評価方法:出席状況、レポート、試験により評価する。 教 科 書:レジュメ配布。 参 考 書:授業中に指示する。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 健康とスポーツA 担当教員 仲野 隆士 対象学科・学年:全学科1年 単位数:1 開講時期:前期 学習の到達目標: 在学中のみならず、卒業後のライフスタイルにおいても定期的に運動やスポーツを楽しむ ことの重要性を理解する。そして、理解するだけでなく、無理なく実践(習慣化)していく ための個人個人に合った具体的な方法や考え方などがわかるようになる。 授業概要: 学習の到達目標を達成するために、本授業では「軽スポーツ」を中心に授業を展開する。 軽スポーツとは、「競技スポーツ」とも「ニュースポーツ」とも異なる存在であり、「ゲーム 性」と「勝敗」というスポーツ本来の機能を持ちながら、従来行われている競技スポーツや ニュースポーツの用具や施設を利用し、プレーヤーの能力やプログラムの目的に応じてルー ルを簡便化した、軽くて楽しいスポーツである。その軽スポーツの実践を通して、楽しさの マネジメント能力を育成すると共に、スポーツの語源でもある「楽しい身体活動」とはどの ような活動なのか 授業計画:1.オリエンテーション(軽スポーツとは、他) 9.フライングディスク型 2.卓球型 10.バドミントン型 3.バレーボール型1 11.テニス型1 4.バレーボール型2 12.テニス型2 5.バスケットボール型1 13.グループ対抗リレー型 6.バスケットボール型2 14.軽スポーツの考案 7.サッカー型 15.考案した軽スポーツの発表会とまとめ 8.野球型 評価方法:出席状況と履修態度(積極性、協調性、アイデアと好奇心等)、レポート提出などによって、 総合的に評価する。 教 科 書:特に無し 参 考 書: 『新しい軽スポーツのすすめ』−体育を楽しく− 仲野隆士・原田宗彦編著 杏林書院 1999 履修上の注意点: 1回目の授業は、 全員指定された講義室へ集合する (講義室は、 掲示板にて連絡する) 。 (準備学習を含む) 動きやすい服装で参加する。2回目以降の授業は、全て体育館で実施する。 爪・髪の毛・装飾品など、安全面には各自が配慮すること。 試合等で欠席する場合は、欠席届を提出すること。 48 共通科目 授業科目 健康とスポーツA 担当教員 沼田 尚 対象学科・学年:全学科1年 単位数:1 開講時期:前期 学習の到達目標:さまざまなスポーツ種目を体験することで、自己の身体感覚を理解し、客観的に自己分析を 行いながら技術を高め、新たな技術獲得へ応用させる能力を養うことを目指す。 また、スポーツを単に楽しむだけではなく、スポーツを通して、コミュニケーションスキル を高めることも目標とする。 授業概要: 現代社会において、心身の健康は、QOL(生活の質)を高めるために欠かすことのでき ない要素である。健康であるためには、普段から楽しみや生きがいをもち、健康や運動・ス ポーツの基礎的知識を持って、実践していくことが必要不可欠である。本授業では、様々な 運動・スポーツを体験することで、実践することの「楽しさ」を理解し、必要な基礎的運動 技術を獲得することを目的とし、生涯、スポーツへと関わっていくための運動習慣やコミュ ニケーション能力の習得、養成、向上を図る。 授業計画:1.ガイダンス:授業の内容及び評価についての説明 2.打道具を使ったスポーツ(卓球・バドミントン・テニス・ユニバーサルホッケーなど) 3.その他様々なスポーツ種目(レクリエーションスポーツ) 授業展開は、1種目あたり2∼3回行う予定でいるが、習熟度等状況に応じ柔軟に対応する。 怪我をしないようにみんなで楽しみながら様々な運動・スポーツを行い、そこから基礎的運 動技術を向上させていく。また、用具の管理や準備なども役割分担して行う。 尚、受講者数、天候により授業内容を適宜変更します。 評価方法:出席状況と履修態度、技術の習得状況等により総合的に判断する。ただし、適宜、レポート の提出を求めることもある。詳細は第1回目のガイダンスで指示します。 教 科 書:特になし。 参 考 書:適宜指示する。 履修上の注意点:運動に適した服装で履修し、天候等により授業当日の内容変更もあり得るので、常時 (準備学習を含む) 内履き・外履きを準備する。 十分に体調を管理し、水分補給は各自の判断で適宜行う。次回の授業内容については 当日に指示します。 授業科目 健康とスポーツA 担当教員 矢吹 知之 対象学科・学年:全学科1年 単位数:1 開講時期:前期 学習の到達目標:年齢や性別、障害の有無をこえて健康の維持および増進に向けてスポーツを体験的に学び、 健康づくりへの助言、提言ができるようになる。 授業概要:誰もが健康で長生きすることは願いである。生活の質は、たとえ身体に障害や病気があって も日常生活の中で前向きに自己の心身の有用性を感じることで向上する。本授業では、各種 アダプテッドスポーツを実践するなかで、身体機能を補い用具を工夫することで、誰でも参 加可能なスポーツがあることを体験的に学ぶことを目指す。 授業計画:1.オリエンテーション 2.コミュニケーショントレーニング 3.フライングディスク①:基礎技術の修得 4.フライングディスク②:応用とゲーム 5.フライングディスク③:障害や年齢に適応した指導法 6.ユニホック①:ルールの理解 7.ユニホック②:ゲーム 8.ブラインド系スポーツ(軽運動) 9.ブラインド系スポーツ(サッカー)①:視覚障害の理解 10.ブラインド系スポーツ(サッカー)②:基礎技術の修得 11.ブラインド系スポーツ(サッカー)③:ゲームと指導法 12.アダプテッドスポーツ(バレー)①:風船バレーボール 13.アダプテッドスポーツ(バレー)②:風船バレーボールの指導 14.アダプテッドスポーツ(バレー)③:さまざまなバレーボールの体験 15.まとめ 評価方法:出席状況と履修態度、技能の習得状況により総合的に判断する。ただし、評価資料としてレ ポートの提出を求めることもある。 教 科 書: 「アダプテッドスポーツの科学」(市村出版) 参 考 書:適宜指示する。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 49 共通科目 授業科目 健康とスポーツB 担当教員 仲野 隆士 対象学科・学年:全学科1年 単位数:1 開講時期:後期 学習の到達目標: 在学中のみならず、卒業後のライフスタイルにおいても定期的に運動やスポーツを楽しむ ことの重要性を理解する。そして、理解するだけでなく、無理なく実践(習慣化)していく ための個人個人に合った具体的な方法や考え方などがわかるようになる。 授業概要: 学習の到達目標を達成するために、本授業では「軽スポーツ」を中心に授業を展開する。 軽スポーツとは、「競技スポーツ」とも「ニュースポーツ」とも異なる存在であり、「ゲーム 性」と「勝敗」というスポーツ本来の機能を持ちながら、従来行われている競技スポーツや ニュースポーツの用具や施設を利用し、プレーヤーの能力やプログラムの目的に応じてルー ルを簡便化した、軽くて楽しいスポーツである。その軽スポーツの実践を通して、楽しさの マネジメント能力を育成すると共に、スポーツの語源でもある「楽しい身体活動」とはどの ような活動なのかということを体感する。 授業計画:1.オリエンテーション(軽スポーツとは、他) 9.フライングディスク型 2.卓球型 10.バドミントン型 3.バレーボール型1 11.テニス型1 4.バレーボール型2 12.テニス型2 5.バスケットボール型1 13.グループ対抗リレー型 6.バスケットボール型2 14.軽スポーツの考案 7.サッカー型 15.考案した軽スポーツの発表会とまとめ 8.野球型 評価方法:出席状況と履修態度(積極性、協調性、アイデアと好奇心等)、レポート提出などによって、 総合的に評価する。 教 科 書:特に無し 参 考 書: 『新しい軽スポーツのすすめ』ー体育を楽しくー 仲野隆士・原田宗彦編著 杏林書院 1999 履修上の注意点: 1回目の授業は、 全員指定された講義室へ集合する (講義室は、 掲示板にて連絡する) 。 (準備学習を含む) 動きやすい服装で参加する。2回目以降の授業は、全て体育館で実施する。 爪・髪の毛・装飾品など、安全面には各自が配慮すること。 試合等で欠席する場合は、欠席届を提出すること。 授業科目 健康とスポーツB 担当教員 沼田 尚 対象学科・学年:全学科1年 単位数:1 開講時期:後期 学習の到達目標:さまざまなスポーツ種目を体験することで、自己の身体感覚を理解し、客観的に自己分析を 行いながら技術を高め、新たな技術獲得へ応用させる能力を養うことを目指す。 また、スポーツを単に楽しむだけではなく、スポーツを通して、コミュニケーションスキル を高めることも目標とする。 授業概要:現代社会において、心身の健康は、QOL(生活の質)を高めるために欠かすことのできな い要素である。健康であるためには、普段から楽しみや生きがいをもち、健康や運動・スポー ツの基礎的知識を持って、実践していくことが必要不可欠である。本授業では、様々な運動・ スポーツを体験することで、実践することの「楽しさ」を理解し、必要な基礎的運動技術を 獲得することを目的とし、生涯、スポーツへと関わっていくための運動習慣やコミュニケー ション能力の習得、養成、向上を図る。 授業計画:1.ガイダンス:授業の内容及び評価についての説明 2.ボールを使ったスポーツ(サッカー・バスケットボール・バレーボールなど) 3.器具を使った運動(マット・跳び箱・鉄棒) 4.その他様々なスポーツ種目(レクリエーションスポーツ) 授業展開は、1種目あたり2∼3回行う予定でいるが、習熟度等状況に応じ柔軟に対応する。 怪我をしないようにみんなで楽しみながら様々な運動・スポーツを行い、そこから基礎的運 動技術を向上させていく。また、用具の管理や準備なども役割分担して行う。 尚、受講者数、天候により授業内容を適宜変更します。 評価方法:出席状況と履修態度、技術の習得状況等により総合的に判断する。ただし、適宜、レポート の提出を求めることもある。詳細は第1回目のガイダンスで指示します。 教 科 書:特になし。 参 考 書:適宜指示する。 履修上の注意点:運動に適した服装で履修し、天候等により授業当日の内容変更もあり得るので、常時 (準備学習を含む) 内履き・外履きを準備する。 十分に体調を管理し、水分補給は各自の判断で適宜行う。次回の授業内容については 当日に指示します。 50 共通科目 授業科目 健康とスポーツB 担当教員 矢吹 知之 対象学科・学年:全学科1年 単位数:1 開講時期:後期 学習の到達目標:年齢や性別、障害の有無をこえて健康の維持および増進に向けたスポーツプログラム作りを 実践するための知識、技術を習得する。 授業概要:誰もが健康で長生きすることは願いである。生活の質は、たとえ身体に障害や病気があって も日常生活の中で前向きに自己の心身の有用性を感じることで向上する。本授業では、各種 アダプテッドスポーツを企画し学生自身が作り出す能力を身につけることを目指す。 授業計画:1.オリエンテーション 2.チームワークとリーダーシップ(実技)①:コミュニケーションゲーム 3.チームワークとリーダーシップ(実技)②:リーダーシップの理解のためのゲーム 4.ボッチャ①:ボッチャの基礎技術練習方法の修得 5.ボッチャ②:ボッチャのゲーム体験 6.新しいスポーツ作り(チームワーク系) 7.新しいスポーツ作り(ターゲット系) 8.新しいスポーツ作り(競争系) 9.新しいスポーツ作り実践①:新しいスポーツ作りのためのガイドライン 10.新しいスポーツ作り実践②:新しいスポーツ作りの演習 11.新しいスポーツ作り実践③:新しいスポーツ作りの実習 12.新しいスポーツ作り実践④:評価 13.健康の評価①:加齢に応じた体力測定 14.健康の評価②:加齢に応じた健康指導 15.まとめ 評価方法:出席状況と履修態度、技能の習得状況により総合的に判断する。ただし、評価資料としてレ ポートの提出を求めることもある。 教 科 書: 「アダプテッドスポーツの科学」(市村出版) 参 考 書:適宜指示する。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 日本史Ⅰ 担当教員 三好 俊文 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)歴史を知る材料について知り、その大切さを理解する。 2)地域の歴史への理解を深め、歴史の身近さを理解する。 3)地域の歴史から日本の歴史を捉え直すことで、日本史(歴史)理解の多様性を知る。 授業概要:講義テーマ:東北から視た日本の歴史 私たちが学び、生活する仙台・東北の立場で、今まで学んできた日本史を見つめ直してみると、どの ような日本の歴史が見えてくるのか。講義では、歴史を知るためのさまざまな材料を紹介しながら、私 たちの街仙台の歴史を解説する。過去の東北に生きた人びとの息吹を感じ、彼らに親近感を持ってほし い。その上で、彼らの立場に立って、東北の歴史と日本史の関係を見つめ直すことを試みる。日本史(歴 史)の多様性を実感し、何よりも、暗記科目という日本史のイメージを変えてほしい。 授業計画:1.日本史という学問について 2.歴史を知る材料(1) 記されたものと描かれたもの 3.歴史を知る材料(2) 戦いの跡と祈りの痕跡 4.仙台の歴史を知る(1) 「千代」と「仙台」 5.仙台の歴史を知る(2) 「千代」時代の仙台市域 6.仙台の歴史を知る(3) 「仙台」と仙台市 7.仙台の歴史を知る(4) 伊達政宗の人物像 8.仙台の歴史を知る(5) 慶長遣欧使節 9.仙台の歴史を知る(6) 街を歩く 10.東北から日本史を視る(1) 征夷 戦争 11.東北から日本史を視る(2) 平泉藤原氏と東北地方 12.東北から日本史を視る(3) 平泉の風景 13.東北から日本史を視る(4) 平泉藤原氏と鎌倉幕府 14.東北から日本史を視る(5) まとめ 15.「歴史を学ぶ」ことについて考える 評価方法:受講態度(適宜小テストを実施し理解度を確認する。30点) 、期末試験(課題は事前に公表する。60点)、 課外授業への参加態度(10点)。6回以上の欠席は単位を認めない。 教 科 書:授業ごとに資料を配付する。 参 考 書:授業中に適宜紹介する。 履修上の注意点:日本史の知識の有無は問わない。日本史Ⅱの受講を希望する学生は、受講しておくこと。 (準備学習を含む) 社会科教員資格を取得する学生は、忘れずに受講すること。 51 共通科目 授業科目 日本史Ⅱ 担当教員 三好 俊文 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1)手軽に入手できる歴史情報と実際の歴史とのギャップを知り、各人それぞれに歴史と付き合う方法 を獲得する。 2)歴史の実像が歪められた実例とその背景を知ることで、正確な歴史知識の必要性について考える。 授業概要:講義テーマ 源義経の虚像と実像 源義経は日本史を彩る著名人物の1人である。源平合戦での戦いぶりから軍事の天才と評され、また 兄頼朝の鎌倉幕府開創を支えながらも、その兄に追放され、死に至るという人生は、 「判官贔屓」という 言葉を生み出すほどに、日本人の心を捉え続けてきた。 講義では、源義経にまつわる様々な情報について、その虚と実を見分ける作業に取り組む。一般に流 布する義経像と実像に近い義経とのギャップを知り、義経と同じ時代を生きた人が遺した情報から、自 分なりの義経像を描いて頂きたい。この作業を、これからも幾度となく接するであろうさまざまな歴史 情報との付き合い方について、考えるきっかけにして欲しい。 授業計画:1.源義経を知る(1) 義経とは何者か 2.源義経を知る(2) 義経を知る情報源 3.義経の時代を知る(1) 中世という時代について 4.義経の時代を知る(2) 源平合戦の実際 5.虚像の陥穽(1) 伝説化する義経 6.虚像の陥穽(2) 教科書のなかの義経 7.義経のイメージ(1) 幼い頃の義経(映像化された姿) 8.義経のイメージ(2) 幼い頃の義経(『平治物語』『義経記』を読む) 9.義経のイメージ(3) 平家との戦い(映像化された姿) 10.義経のイメージ(4) 平家との戦い(『平家物語』と公家の日記を読む) 11.義経のイメージ(5) 腰越状を読む(映像化された姿) 12.義経のイメージ(6) 腰越状を読む(『吾妻鏡』を読む) 13.義経のイメージ(7) 義経の従者たち(映像化された姿) 14.義経のイメージ(8) 義経の従者たち(『義経記』を読む) 15.義経をどう考えるか 評価方法:受講態度(適宜小テストを実施し理解度を確認する。30点) 、期末試験(課題は事前に公表する。70点)。 6回以上の欠席は単位を認めない。 教 科 書:授業ごとに資料を配付する。 参 考 書:授業中に適宜紹介する。 履修上の注意点:日本史の知識の有無は問わないが、受講を希望する学生は日本史Ⅰを受講しておくこと。 (準備学習を含む) 社会科教員資格を取得する学生は、忘れずに受講すること。 授業科目 外国史Ⅰ 担当教員 関内 隆 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)ギリシア・ローマの古代世界からヨーロッパ中世の時代を経て近代が始まる西洋の歴史 プロセスについて、主要な出来事を軸にその全体像を理解する。 2)西洋の古代・中世社会がどのような特徴を持っていたのか、また、他の地域との間でど のような交流があったのかについて経済的側面を中心に理解し、古代・中世の歴史的な 意義を考察できるようになる。 授業概要: 古代地中海の世界の形成からヨーロッパ中世の展開、そして絶対主義時代の幕開けという 西洋の歴史的展開について、主に経済的な側面に視点を据えて考察する。 この講義を通して、歴史学が人名や事件、年号を暗記することではなく、古代、中世の社 会や人びとの生活に関して私たちが、なぜと問いかけることで豊かな答えを与えてくれると いうことを学ぶ。 授業計画:1 序論:授業の目標と考察の方法 9 十字軍運動と中世都市の発達 2 古代ギリシアとヘレニズム世界 10 中世都市の特徴とギルド制 3 古代ローマの共和政とポエニ戦争 11 ヨーロッパの中世文化 12 英仏百年戦争と荘園制の解体 4 古代ローマ帝国とその崩壊 13 封建的危機と封建的再編成 5 ヨーロッパ中世世界の誕生 14 ヨーロッパ絶対主義の形成 6 中世における農村の構造 15 ルネサンスと宗教改革 7 中世の荘園制展開 8 商業ルネサンスと中世都市の形成 評価方法: (1)レポート課題(60%) (2)出席日数および毎回の受講態度(40%) 教 科 書: 『山川世界史総合図録』成瀬治ほか監修(山川出版社) 参 考 書: 『新考西洋の歴史』長島武之ほか編(南窓社) さらに適宜、紹介する。 履修上の注意点:毎回の授業において、「まとめと質問」カードによる対話形式を取り入れるので、授 (準備学習を含む) 業への積極的な取り組みを期待する。 外国史Ⅱを履修する者は、外国史Ⅰを修得すること。 52 共通科目 授業科目 外国史Ⅱ 担当教員 関内 隆 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1)近代世界が大航海時代以来、世界の一体化をもたらす歴史プロセスとして展開してきた ことを主要な出来事から具体的に理解する。 2)欧米諸国の経済発展が他の地域との様々な交流のもとで、現代につながる世界をどのよ うに形成してきたかについて理解し、近代の歴史的な意義を考察できるようになる。 授業概要: 16世紀の大航海時代から、産業革命、19世紀のパクス・ブリタニカの時代までを西洋と他 の世界とのかかわりに注目しながら、世界の一体化の歴史プロセスとして考察する。 この講義を通して、歴史学が人名や事件、年号を暗記することではなく、近代の政治経済 や人びとの生活に関して私たちが、なぜと問いかけることで豊かな答えを与えてくれるとい うことを学ぶ。 授業計画:1 大航海時代と商業革命 2 スペインの経済繁栄とその背景 3 スペインの経済的衰退とその要因 4 オランダの独立と経済繁栄 5 オランダ経済の歴史的特質 6 フランス絶対主義の重商主義 7 イギリスの市民革命と重商主義 8 英仏第2次百年戦争の展開 9 18世紀のイギリス貿易と世界経済 10 イギリス産業革命の歴史的背景 11 イギリス産業革命の具体的展開 12 イギリス産業革命とアジア世界 13 19世紀のヨーロッパ大陸諸国 14 アメリカ合衆国の発展 15 パクス・ブリタニカの構造 評価方法: (1)レポート課題(60%) (2)出席日数および毎回の受講態度(40%) 教 科 書: 『山川世界史総合図録』成瀬治ほか監修(山川出版社) 参 考 書: 『新考西洋の歴史』長島武之ほか編(南窓社) さらに、適宜紹介する。 履修上の注意点:毎回の授業において、「まとめと質問」カードによる対話形式を取り入れるので、授 (準備学習を含む) 業への積極的な取り組みを期待する。 外国史Ⅱを履修する者は、外国史Ⅰを修得すること。 授業科目 日本国憲法 担当教員 室井 真人 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1)日本国憲法の基本原理と基本構造について基礎的な教養を得る。 2)日本と憲法との関係について比較憲法的に考える素養を培う。 3)主権者として責任ある行動をとるための自覚を養う。 授業概要: 憲法は私たちにどう関わっているのかを、また、私たちは憲法にどう関わっていくのかを、憲法の歴史・現在・ 未来という角度から考察していきます。 その際、憲法の条文を逐条的に学ぶのではなく、歴史的に、他国の憲法との比較を通じて、日本国憲法に関 わる現在の問題と将来への課題を明らかにしていき、それらの問題と課題について、主権者である私たちが、 自分自身の問題として考える力を養うことに重点を置きます。 授業計画:(1) 憲法と私たち 第Ⅰ部 憲法の歴史:「4つの89年」と日本国憲法 (2) イギリス権利章典とジョン・ロック『国政二論』 (3) フランス人権宣言とアメリカ独立宣言 (4) 大日本帝国憲法の成立 (5) 大日本帝国憲法の運用 (6) 天安門広場とベルリンの壁 (7) まとめ 第Ⅱ部 憲法の現在 (8) 日本国憲法の基本原理 (9) 人権論総論 (10) 人権論各論 (11) 人権論各論 (12) 統治機構論 (13) まとめ 第Ⅲ部 憲法の未来 (14) 憲法を、まもる?かえる?いかす? (15) まとめ 評価方法:学期末に筆記試験を行います。穴埋問題60点、論述問題40点、計100点満点にする予定です。 なお、論述問題は試験日よりも相当前に出題します(実質的にはレポートに近くなります)。 教 科 書:四訂 憲法入門』樋口陽一著(勁草書房) (開講時期までに改訂版が出た場合には、その最新版を入手して下さい。) 参 考 書:授業の中で、適宜、指示・紹介します。 履修上の注意点:教科書は必ず最新の版を入手し、全体を繰り返し読み、きちんと指定箇所を予習して下さい。 (準備学習を含む) 配布物は必ず保管し、毎回、全部を、持参するようにして下さい。 53 共通科目 授業科目 芸術論 担当教員 太田 將勝 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)仏教と仏教美術の意義と内容を理解する。 2)仏教美術を通し、時代を超えて普遍的な人間の感性、感情、生活等を理解する。 授業概要:本講義では、仏教と仏教美術を中心に芸術・美術の見方について学ぶ。鑑賞と講義だけでは なく、仏教美術の作品を自分なりの言葉でとらえ、表現してゆく。優れた東洋・日本の文化 の本質を堪能、理解する。 授業計画:1.オリエンテーション。 2.∼ 10.仏教美術の歴史。 11.∼ 14.スライド等を通して、作品を鑑賞する。 15.まとめ 評価方法:出席と受講態度を重視。 教 科 書: 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 地域文化論 担当教員 李 善姫 対象学科・学年:全学科2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)グローバルからローカルまでの様々な観点から地域と文化を考察する。それによって、現代社会に おける地域文化の成り立ちと今後の可能性を理解する。 2)我々が住んでいる東北の地域文化を理解し、グローバル化しつつある地域の中でその文化の担い手 として何を継承し、何を新たに築きあげなければならないのかを考察する。 授業概要: 本講義は、 地域文化をグローバル的な視点からローカルな観点まで、 多角的に捉えなおす。 それによって、 私たちが生きる現時点における、地域文化の意義と可能性を考察することを目指す。なお、現在進んで いる少子高齢化が東北地域ではどのように進行し、どのような問題を含んでいるのかという現状を調べ、 その解決策の一つとして多文化共生の問題を考える。 授業計画:1.ガイダンス: 文化とは何か、地域とは何か。 2.牛を崇拝する地域・豚を忌避する地域:地域文化と生態環境 3.様々なアジアの地域文化①:集団文化 4.様々なアジアの地域文化②:ジェンダーと階層の文化 5.様々なアジアの地域文化③:食文化 6.韓国社会の巫俗文化と地域性 7.韓国珍島の巫俗文化と地域社会 8.韓国の地域文化から韓国を読む 9.日本という国と東北の文化 10.東北文化の理解 11.少子高齢化と地域文化 12.グローバル化と地域文化 13.多文化と地域文化:東北地方における多文化の課題 14.多文化共生の中で生成される地域文化 15.まとめ 評価方法:出席と授業中の参加、レポート 教 科 書:特に用いない 参 考 書:適時指示する 履修上の注意点:成績評価においては、授業態度や事例研究の報告内容を重視する。なお、本講義内容の一部は国 (準備学習を含む) 際教養学部2年生向けの「東北の伝統と文化」と重なる部分がある。両方履修する場合は、その 旨をご理解の上、申請してほしい。 54 共通科目 授業科目 キャリア・デザイン 担当教員 槇石多希子 対象学科・学年:全学科1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1)自分についての理解(性格を知るということではありません)を深めていくこと。 2)自分を省察して自分をつくりあげる・創造することです。 3)就職のことだけではなく、大きく言えば、自分の人生の方向を定めていく、人生を切り開い ていくことを、みんなと共に書くこと、読むこと、話しあうことを通して確かなものにする。 授業概要:1)今、何をしていると楽しいのか? 自分の周囲を見渡しながら、自分の歩んできた道、毎日 の行為、活動、感情、態度に思いをはせる。 2)今、何に夢中になっているのか。夢はなにか。みんなで、大風呂敷を広げて、夢を語る。その際に、 実際的なテーマを、具体的な作業を通して学べるように、ブレーンストーミングやKJ法等ワー クショップの技法を取り込む。 授業計画:1.オリエンテーション―キャリア・デザインとは 2.自分を振り返る意味 3.自分を振り返る①ワークショップ:私って何 4.自分を振り返る②ワークショップ:自分を賛美・宝物探し 5.キャリア・ビジョン―ロールモデルの存在・周囲を見渡せば 6.「夢みたいなこと」を考える・描く 7.キャリアを切り拓いている人々の話を聞く① 8.キャリアを切り拓いている人々の話を聞く② 9.女性のキャリア形成①若者問題 10.女性のキャリア形成②労働政策 11.女性のキャリア形成③男女雇用機会均等法 12.話し合い―私たちの5年後・10年後 13.自分を創るということ①社会から期待されていること 14.自分を創るということ②大学教育で学びたいこと 15.まとめ 評価方法:毎回の小レポート(60%)と試験(40%)を含めた総合評価。 教 科 書:資料・レジュメを配布 参 考 書:講義のなかで提示。 履修上の注意点:1年生の受講を中心において授業の構成を考えているので、他の年次の学生には物足りな (準備学習を含む) い部分も出てくると思われる。出席・授業への積極的な参加を重視している。 55 授業科目 人間発達入門ゼミ 担当教員 朝倉・茂木・高橋早・渡邊・佐野 人間発達学科 対象学科・学年:発達1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: この演習を通じて、大学生として自ら主体的に研究するための技能の基礎を習得するとと もに、人間発達学科に特有なものの見方や考え方を身につける。 授業概要:まずは、研究方法の入門として、スタディ・スキルズを身につけるための演習をし、その後、 「人間の発達」の学習内容の入門として、心理学、教育学、社会学、情報・文化研究による アプローチの方法・視点等の概説を行う。 授業計画:⑴オリエンテーション ⑵スタディ・スキルズ 演習① ノートテイキング ⑶スタディ・スキルズ 演習② リーディング ⑷スタディ・スキルズ 演習③ レポートの書き方 ⑸スタディ・スキルズ 演習④ 大学生の情報収集 ⑹スタディ・スキルズ 演習⑤ 図書館の活用法 ⑺人間発達へのアプローチ① ⑻人間発達へのアプローチ② ⑼人間発達へのアプローチ③ ⑽人間発達へのアプローチ④ ⑾人間発達へのアプローチ⑤ ⑿人間発達へのアプローチ⑥ ⒀人間発達へのアプローチ⑦ ⒁人間発達へのアプローチ⑧ ⒂まとめ 評価方法:以下の2つを中心に、平素の授業への参加具合も含めて総合的に評価する。 前半の演習 への取り組み具合 後半の講義に課されるレポート(詳細は初回授業にて説明) 教 科 書: 『知へのステップ』学術研究会編著(くろしお出版) 参 考 書: 履修上の注意点:4年間の学習の基礎を身につける場であるから、手を抜かず、積極的に参加すること。 (準備学習を含む) 授業科目 心理学基礎演習 担当教員 宇野 忍・沼山 博・茂木千明・渡邊兼行 対象学科・学年:発達2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:⑴ 心理学における代表的な4つの研究法について、それぞれの特徴を理解する。 ⑵ 心理学における代表的な4つの研究法を用いて、研究計画を立てることができる。 ⑶ 心理学の研究法を学ぶことで、その背景にある科学的な考え方を身につける。 授業概要: この授業では、現代の心理学において用いられている代表的な4つの研究法、観察法、面接法、調査法、実 験法の理論と実際について、少人数の演習形式で学ぶ。 授業は4つのグループに分かれて行われ、各グループで4つの研究法のうちの一つを3回をかけて学ぶ。こ れを4回繰り返すことで、代表的な4つの研究法を一通り学ぶことになる。 授業計画:1.オリエンテーション(授業の進め方、グループ分け等) 2.グループ演習(1-1)観察法、面接法、調査法、実験法に分かれてのグループ演習1回目 3.グループ演習(1-2)観察法、面接法、調査法、実験法に分かれてのグループ演習2回目 4.グループ演習(1-3)観察法、面接法、調査法、実験法に分かれてのグループ演習3回目 5.グループ演習(2-1)観察法、面接法、調査法、実験法に分かれてのグループ演習1回目 6.グループ演習(2-2)観察法、面接法、調査法、実験法に分かれてのグループ演習2回目 7.グループ演習(2-3)観察法、面接法、調査法、実験法に分かれてのグループ演習3回目 8.(予備日) 9.グループ演習(3-1)観察法、面接法、調査法、実験法に分かれてのグループ演習1回目 10.グループ演習(3-2)観察法、面接法、調査法、実験法に分かれてのグループ演習2回目 11.グループ演習(3-3)観察法、面接法、調査法、実験法に分かれてのグループ演習3回目 12.グループ演習(4-1)観察法、面接法、調査法、実験法に分かれてのグループ演習1回目 13.グループ演習(4-2)観察法、面接法、調査法、実験法に分かれてのグループ演習2回目 14.グループ演習(4-3)観察法、面接法、調査法、実験法に分かれてのグループ演習3回目 15.(予備日) 評価方法:出席(50点)…グループごとの出席状況も加味する。 課題(50点)…各研究法ごとに課される課題の平均。 詳細はオリエンテーションにて。 教 科 書: 参 考 書:演習を進めていく中で必要に応じて紹介する 履修上の注意点: 「心理学基礎実験Ⅰ・Ⅱ」を履修済みであること。 (準備学習を含む) 「認定心理士」の取得を目指すなど、心理学を中心的に学ぼうと思うものは、必ず履修すること。 演習であるので、欠席しないこと(やむを得ず欠席する場合も必ず事前に担当教員に連絡すること)。 56 授業科目 社会学基礎演習 担当教員 高橋 泉・槇石多希子・高橋早苗 学習の到達目標: この授業は、1年次の社会学概論を踏まえ、社会学的なものの見方・考え方を通じて、現 代社会の抱える様々な課題や問題を適切に把握し、かつ分析する力を養うことを目的としま す。 授業概要: 本ゼミでは、 特に3つの現代的な課題 (高齢化社会、 NPOと市民活動、 若者問題) を取り上げ、 テーマごとに少人数グループでの発表や討論、資料分析などを行います。 授業計画:1.演習の進め方に関するガイダンス [1回] 2.高齢化社会① 高齢者とは何か 高齢化社会② アメリカの高齢者 高齢化社会③ 日本の高齢者・沖縄の事例 高齢化社会④ 沖縄の長寿文化 (以上、高橋泉担当) 3.NPO・市民活動の社会学① NPO・市民活動とは何か NPO・市民活動の社会学② NPO・市民活動の現状 NPO・市民活動の社会学③ NPO・市民活動への参加と地域 NPO・市民活動の社会学④ NPO・市民活動の実践例から学ぶ (以上、槇石担当) 4.若者問題の社会学① 成人期への移行―その社会的意味 若者問題の社会学② 雇用の流動化と若年層 若者問題の社会学③ インタビューから学ぶ身近なおとなの労働観 若者問題の社会学④ 「働く」ことをどう考えるべきか (以上、高橋早担当) 5.まとめ [2回] 評価方法:出席、参加状況、レポートを総合的に判断します。 教 科 書:使用しません。プリントを配布します。 参 考 書:授業の中で紹介します。 履修上の注意点:発表や討論への積極的な参加を期待します。 (準備学習を含む) 授業科目 教育学基礎演習 担当教員 朝倉充彦・太田將勝・大迫章史 対象学科・学年:発達2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1)教育および教育学についての関心を持ち、日常の教育問題に対しても考える力を養う。 2)授業の中で自分を考えをきちんと伝える力を養う。 3)他者の意見を理解し、ディスカッションできる力を養う。 授業概要: 教育や子どもに関する問題について、歴史的アプローチ、美術教育からのアプローチ、臨 床的アプローチの3つの視点から取り組み、考察する。授業は3グループに編成し、それぞ れのグループに対して科目担当者の3名によるオムニバス形式で行なわれる。 授業計画: 第一回目のときガイダンスを行ない、授業内容の概要および授業のすすめ方、評価方法な どについて説明する。 評価方法:授業の出席状況、課題の提出状況などを総合的に判断して評価する。 教 科 書:教科書は特に指定しないが、毎回の授業でテキストを配布すする。 参 考 書:授業の中で、適宜紹介する。 履修上の注意点:3分の1以上の欠席者は、単位を認定しない。 (準備学習を含む) 57 人間発達学科 対象学科・学年:発達2年 単位数:2 開講時期:後期 授業科目 発達心理学概論 担当教員 古田倭文男 人間発達学科 対象学科・学年:発達1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 研究方法、研究成果、心理学の他領域との関連などから発達心理学とはどのような学問か 理解する。併せて心理学の基礎的知識の一部を理解する。 授業概要: ヒトの発達の特徴を取り上げて、遺伝と環境に作用する要因を考える。おもに誕生から小 学生まで(青年期も少し)の子どもの発達を取り上げ、発達心理学の基礎的な考え方と各年 齢段階の子どもの特徴を学ぶ。 授業計画:1.発達とは 発達心理学の扱う範囲 2.発達を規定する要因 遺伝と環境 遺伝説、環境説、輻輳説、相互作用説 3.発達初期における人の特徴 本能、インプリンティング、生理的早産 4.初期経験、学習、野生児 5.個性、気質、発達的悪循環 6.発達障害の子ども 7.発達課題から見た乳児期、児童期、青年期 8.愛着と親子関係 愛着の形成 愛着行動 母子相互作用 9.愛着の役割、ストレンジ・シチュエーション 10.遊びの発達 遊びの特性、分類 11.ギャングエイジ、けんか 12.仲間関係の測定―ソシオメトリー入門 13.自己概念の発達―第一反抗期と第二反抗期 14.意欲の発達―動機づけ―内発的対外発的動機づけ―コンピテンス、知的好奇心、賞罰他 15.自己コントロール―社会化と個性化、適応機制と欲求不満行動 評価方法:中間と期末に課す筆記試験による。課題は1週間前に予告したものから出す。持ち込みは一 切認めない。前年度の試験問題を例として配布する。 教 科 書:図でわかる発達心理学 新井邦二郎(福村出版、2,200円) 参 考 書: 「発達心理学」子安増生 新曜社 履修上の注意点:出席による加点はないが、6回以上欠席すると受験資格を失う。 (準備学習を含む) 授業科目 基礎心理学 担当教員 渡邊 兼行 対象学科・学年:発達1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:⑴ 科学的な心理学の背景にある考え方、方法論、歴史を理解する。 ⑵ 人間に関わるさまざまな問題を心理学的な視点から議論・検討できる。 ⑶ 今後の心理学の学習を続けていくにあたっての「見取り図」を獲得する。 授業概要: 大学に入って初めて心理学を学ぶ学生の多くは、自分が思い描いていた心理学のイメージ と、実際に大学で学ぶ心理学とのギャップに驚き、戸惑う。ときには、このギャップが心理 学を学ぶ上での障害となることもある。 本講義では、心理学の背景にある考え方や、心理学がたどってきた歴史、心理学が用いる 方法などに触れながら、「心理学とは何か?」を考えていく。 授業計画:1 オリエンテーション 9 心理学を学ぶ心得 2 心理学の見取り図を作る 10 心理学の方法∼心を測ること 11 心理学の論争①∼自由意思 3 「心」について考える∼「心」を知ること 12 心理学の論争②∼自己と他者 4 「心」について考える∼心と脳の関係 13 心理学の論争③∼心の進化 5 心理学の歴史① 14 心理学を活かす∼資格と仕事 6 心理学の歴史② 15 (予備日) 7 心理学の歴史③ 8 中間テスト 評価方法:①予習課題(10点) ②授業中の発言(25点) ③中間テスト(30点) ④期末レポート(30点) ⑤実験参加(5点) 教 科 書: 参 考 書:『はじめて出会う心理学 改訂版』(有斐閣アルマ) 『心理学入門一歩手前』(勁草書房) 『なぜ心理学をするのか』(北大路書房) 『心理学へのスタディガイド』(世界思想社) ※ 購入が必須ではありません。必要に応じて入手してください。 履修上の注意点:授業の運営について、第1回の講義で詳細な説明をするので、履修を考えている方は、 (準備学習を含む) 必ず出席してください。出席できない学生は、第2回講義までに、必ず担当教員と連絡 を取り、説明を聞いてください。 (担当教員連絡先:watanabe@sendai-shirayuri.ac.jp) 58 授業科目 認知心理学 担当教員 渡邊 兼行 学習の到達目標:⑴ 現代の認知心理学についての知識を獲得する。 ⑵ 認知心理学が用いる科学的な人間理解の方法を理解する。 ⑶ 認知心理学の知識を現実の問題に当てはめて考えることができる。 授業概要:知的な心のはたらきを解き明かす学問である「認知心理学」について学ぶ。講義を通しての 知識の獲得にとどまらず、ミニ実験を通して体験的に理解したり、現代的な問題を認知心理 学的に考えるなどの、頭を使う作業も交えながら、できる限りわかりやすく進めていきたい。 とは言え、扱う内容はそれなりに難しいので、それなりの心づもりで履修することを望む。 授業計画:1 オリエンテーション 2 認知心理学の歴史とテーマ 3 視覚認知 4 注意 5 ワーキングメモリ 6 長期記憶 7 問題解決と推論 8 中間テスト 9 判断と意思決定 10 認知発達 11 日常認知 12 認知と感情 13 認知進化と脳 14 文化と認知 15 期末テスト 評価方法:基本点…2回のテストの合計(それぞれ個別に重みづけをする) ボーナス点…授業への積極的な参加、レポートなど 教 科 書: 『認知心理学』箱田・都築・川畑・萩原 著(有斐閣) 参 考 書: 履修上の注意点:○授業の運営について、第1回の講義で詳細な説明をするので、履修を考えている学 (準備学習を含む) 生は、必ず出席すること。どうしても出席できない学生は、第2回講義までに、必 ず担当教員と連絡を取り、説明を聞くこと。(担当教員連絡先:watanabe@sendaishirayuri.ac.jp) 授業科目 開 社会心理学○ 担当教員 佐藤 静香 対象学科・学年:発達2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)社会心理学の代表的な理論や研究例を学ぶ。 2)日常の対人場面で生じる心理や行動について理解を深める。 授業概要: 私たちは日々、多くの人と関わり合って生きている。社会心理学は、対人場面で生じる人 間の心理や行動について、実証的に明らかにしようとする学問である。この授業では、対人 関係や集団に関する研究テーマを取り上げ、社会心理学の代表的な理論や研究例を紹介する。 授業計画:1.オリエンテーション 2.自分を意識する心 3.対人認知 4.魅力と対人関係 5.ソーシャル・サポート 6.社会的適応 7.援助行動 8.中間試験 9.説得と態度変化 10.攻撃と対人葛藤 11.コミュニケーションのスキル 12.集団過程 13.社会的ジレンマ 14.文化と心 15.期末試験 評価方法:授業内のミニ・レポート(50%)、中間試験(25%)、期末試験(25%)により評価する。 教 科 書:プリントを配布する。 参 考 書:授業内容に応じて紹介する。 履修上の注意点:特になし。 (準備学習を含む) 59 人間発達学科 対象学科・学年:発達2年 単位数:2 開講時期:後期 授業科目 開 人間関係論 ○ 担当教員 茂木 千明・皆川 美雪 人間発達学科 対象学科・学年:発達1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:授業を通じて、自己を取り巻く人間関係や自身のもつの対人関係の特徴を振り返り、人間関 係に対する理解を深める。サポート関係や円滑なコミュニケーションについて考察できるよ うになる。 授業概要:①コミュニケーションの基本を体験的に理解する。また、サポート(対人援助)という視点 から自己を取り巻く人間関係について考察する。 ②コミュニケーションに関する興味深い諸相を紹介する。課題を通して自らの対人特徴を把 握し、円滑なコミュニケーションについて実地的に考察する。 授業計画:1.オリエンテーション 2∼ 15.前半と後半に分けて、それぞれの担当者が以下の内容を7回ずつ行う。 コミュニケーションの基本的な理解とサポートの視点(7回) ①「話す」こと、②「きく」こと、③「みる」こと、④「感じる」こと、⑤「ひらく」こと、 ⑥∼⑦サポートの視点 コミュニケーションに関する諸相(7回) ①印象操作・対人認知、②対人魅力、③社会的影響、④自分特徴の理解、⑤ノンバーバル・ コミュニケーション、⑥葛藤・紛争への対処、⑦アサーティブ・コミュニケーション 評価方法:受講態度(課題への取り組み等)(50%)とレポート点(50%)によって評価する。 ※詳細は第1回目の授業(オリエンテーション)で説明する。 教 科 書:授業の中で、随時プリントを配布する。 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:授業への積極的な参加態度を重視する。 (準備学習を含む) 授業科目 心理学基礎実験Ⅰ 担当教員 茂木 千明・渡邊 兼行 対象学科・学年:発達1年 単位数:1 開講時期:後期 学習の到達目標:(1) 「心」を数量化して測定するためのさまざまな方法を体験する。 (2)実験を通して得られたデータを記述統計や表、グラフを用いてまとめる。 (3)人の心のはたらきや行動を説明したり解釈したりするために、データを正しく読み取れる。 (4)得られた結果を正しい書き方で実験レポートにまとめ、報告できる。 授業概要: 心理学では、人の心や行動に関するさまざまな疑問を解決するのに、論理、思索、直感や共感 を通して探求するだけでは満足せず、事実を客観的に観察して確かめる作業を必ず伴う。したがっ て、実験は、心理学における人間理解のための必須ツールである。 この授業では、さまざまな心理学実験を体験していきながら、心理学における人間理解の姿勢 を学ぶ。 授業計画:1 オリエンテーション 2 心理学実験レポートの書き方 3∼ 14 グループ別 実験実習(各3回) 【実験実習1】ミューラーリヤー錯視 【実験実習2】ストループ効果 【実験実習3】質問紙調査の基礎 【実験実習4】心理検査入門 15 まとめ 評価方法:毎回の出席(約50%) 実習ごとのレポート計4回(約50%) ※レポートの未提出があった場合、4つの実習テーマのうち一つ以上のテーマについて一度も出 席しなかった場合は、無条件で単位を認定しないので注意すること。 教 科 書: 「心理学実験・研究レポートの書き方」 フィンドレイ 著、細江・細越 訳(北大路書房) 参 考 書: 履修上の注意点: 実験実習という科目の性質上、出席は特に重視する。 (準備学習を含む) 来年度、「心理学基礎実験Ⅱ」・「心理学基礎演習」を履修するためには、この科目を履 修済みである必要があるので注意すること。 「認定心理士」の取得を目指すなど、心理学を中心的に学ぼうと思う学生は、必ず履修 すること。 60 授業科目 心理学基礎実験Ⅱ 担当教員 茂木 千明・渡邊 兼行 学習の到達目標:(1) 「心」を測定するためのさまざまな方法を体験する。 (2)実験を通して得られたデータの加工の仕方や、データから統計的に推測する手法を身 につける。 (3)人の心のはたらきや行動を説明したり解釈したりするために、データを正しく読み取 れる。 (4)得られた結果を正しい書き方で実験レポートにまとめ、報告できる。 授業概要: 1年次の「心理学基礎実験Ⅰ」に続き、さまざまな心理学実験を体験していきながら、心 理学における人間理解の姿勢を学ぶ。前期の内容を発展させ、Ⅰでは扱わなかった方法や、 より高度な統計的手法を用いる実験を行う。 授業計画:1 オリエンテーション 2 心理学における実験の意味 3∼ 14 グループ別 実験実習(各3回) 【実験実習1】ゲーム理論 【実験実習2】SD法 【実験実習3】記憶の系列位置効果 【実験実習4】鏡映描写 15 まとめ 評価方法:毎回の出席(約50%) 実習ごとのレポート計4回(約50%) ※レポートの未提出があった場合、4つの実習テーマのうち一つ以上のテーマについて一度 も出席しなかった場合は、無条件で単位を認定しないので注意すること。 教 科 書: 「心理学実験・研究レポートの書き方」フィンドレイ 著、細江・細越 訳(北大路書房) 参 考 書: 履修上の注意点: 実験実習という科目の性質上、出席は特に重視する。 (準備学習を含む) 「心理学基礎実験Ⅰ」を履修済みであること。 「認定心理士」の取得を目指すなど、心理学を中心的に学ぼうと思う学生は、必ず 履修すること。 授業科目 心理統計と情報処理 担当教員 平川 昌宏 対象学科・学年:発達1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)心理学における心理統計の必要性について理解する。 2)調査を通して得られたデータの特徴を記述し理解する方法、さらには、その効果的な提示法(グラ フや表の作成法)について理解する。 3)2つの変数の関係を記述し理解する方法、さらには、その解釈の際の留意点について理解する 4)統計的仮説検定の理論と方法について実習を通して理解を深める。 授業概要:この講義では、 1) 手元にあるデータの特徴や2つのデータの特徴を記述し理解する方法 (=記述統計) と、 2)手元にあるデータに基づいて一般的な結論を導く方法(=推測統計)について解説していく。その際、 具体的な例を示すと同時に、学生の皆さんがエクセルや統計処理ソフトを実際に操作しデータを分析し た上で、そこから情報を読み取る時間を設ける。以上を通して、心理統計と情報処理に関するより実践 的な理解を促していく。 授業計画:第1回 オリエンテーション 第2回 変数とデータ・尺度水準 第3回 1つの変数の特徴を理解する①(度数分布) 第4回 1つの変数の特徴を理解する②(代表値とばらつき その1) 第5回 1つの変数の特徴を理解する③(代表値とばらつき その2) 第6回 2つの変数の関係を理解する (相関関係と相関係数) 第7回 2つの変数の関係を解釈する (相関関係と因果関係) 第8回 中間試験 第9回 中間試験のおさらい 第10回 統計的検定の基本的考え方と手順① 第11回 統計的検定の基本的考え方と手順② 第12回 統計的検定の種類と適切な検定法の選択 第13回 統計的検定の実際 χ2検定の解説と実習 第14回 統計的検定の実際 対応のないt検定の解説と実習 第15回 期末試験 評価方法:主に中間試験および期末試験の成績 教 科 書:特にありません。授業中に資料を配布します。 参 考 書:授業中に適宜紹介します。 履修上の注意点: (1)基本的なパソコンの使い方を習得しておいて下さい。(2)毎回の積み重ねが大切です。ま (準備学習を含む) た、コンピュータ実習も兼ねていますので、なるべく欠席しないようにして下さい。 61 人間発達学科 対象学科・学年:発達2年 単位数:1 開講時期:前期 授業科目 生涯発達心理学A 担当教員 津田 千鶴 人間発達学科 対象学科・学年:発達1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:乳幼児から児童の発達の一連の過程を理解し、発達に及ぼす環境・周囲の人間の役割の重要 性について知り、支援者(保育士・教師・親)として、子どもといかにかかわれば良いかに ついて考察できる力を獲得する。 授業概要: 乳幼児期から児童期までの発達過程(言葉・遊び・仲間・認知など)を概説する。また、 個体能力と関係性による能力について言及し、子どもの発達における、大人・仲間といった 周囲のはたらきかけの影響について解説する。 授業計画:1.乳幼児の発達概説⑴ 0∼2歳児 2.乳幼児の発達概説⑵ 3∼5歳児 3.乳幼児の発達各論⑴ 認知発達 4.乳幼児の発達各論⑵ 対人関係の発達 5.乳幼児の発達各論⑶ 自己の発達 6.乳幼児の発達各論⑷ 情緒の発達 7.乳幼児の発達各論⑸ 言葉とコミュニケーションの発達 8.乳幼児の発達各論⑹ 遊びの発達と仲間関係 9.乳幼児の発達各論⑺ 社会的認知と社会的行動の発達 10.児童期の心身の発達 11.児童期の発達⑴ 計算力・読み書き能力 12.児童期の発達⑵ 遊びと仲間関係 13.児童期の発達⑶ 遊びとメディア 14.児童期の発達⑷ 学校への適応 15.まとめ 評価方法:受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度・出席状況・集中度など)(20点)、筆記試験・ レポート(80点)などにより総合的に評価する。 教 科 書: 参 考 書:講義の中で随時提示する。 履修上の注意点:毎回講義内容を復習し、次回の講義に臨むこと。 (準備学習を含む) 授業科目 臨床心理学 担当教員 茂木 千明 対象学科・学年:発達2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:臨床心理学の立場から「個人」を理解する視点をもつことができるようになる。 授業概要:①心に問題をもつ人(事例を挙げながら)に対して、心の働きや環境から不適応になる過程・ 心理的危機について学ぶ。 ②心理アセスメントの基本的な考え方を理解し、人の心理や行動を理解する視点について学 ぶ。 ③心理療法(特に個人療法)の基本的な考え方を理解し、その視点から援助的な関わりにつ いて学ぶ。 授業計画:1.臨床心理学とは 2.適応と不適応 3.基礎理論①:フロイトの精神分析理論 4.基礎理論②:ロジャーズの自己理論 5.基礎理論③:学習理論 6.心理的危機①:状況的危機 7.心理的危機②:発達的危機(1) 8.心理的危機③:発達的危機(2) 9.心理的危機④:発達的危機(3) 10.心理アセスメント①:初回面接・行動観察 11.心理アセスメント②:心理検査 12.心理療法①:クライエント中心療法 13.心理療法②:遊戯療法 14.心理療法③:芸術療法 15.まとめ 評価方法:授業内で提示される課題の評価(60%)+レポート課題による評価(40%)。 ※6回以上の欠席は「停止」扱いとする。※レポート課題は第1回目の授業で提示する。 教 科 書: 『臨床心理学』岡堂哲雄(編)(日本文化科学社) 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:3年次以降の 「カウンセリング論」 「カウンセリング演習」 「心理査定論」 「心理査定実習」 (準備学習を含む) 「心理療法論」を履修する予定のある者は、必ず履修すること。 62 授業科目 開 社会学概論○ 担当教員 高橋 泉・高橋 早苗 学習の到達目標:社会学概論の授業を通して、社会に対する関心を様々なかたちでもてるようにする。 授業概要:社会学入門 社会学は人間の共同生活を研究する学問であるが、現代社会学のかかえる課題 は広範な領域にわたっている。本講義では、社会学とはどういう学問で、どのような考え方 をするのかを学んだ上で、家族・高齢化・都市・地域に関連する諸問題を講じたい。 授業計画:(1)社会学の概要 (1回) (2)社会学は何を研究するか (3)どのように研究するか (4)理論と実証・社会調査について (5)家族の起源について (6)家族とは何か (7)高齢化について 〔以上、高橋泉担当〕 (8)社会学の考え方① E.デュルケム (9)社会学の考え方② R.マートン (10)社会学の考え方③ E.フロム (11)日本の高度成長と都市化 (12)都市化の諸問題 (13)エコロジーと世界の都市 〔以上、高橋早担当〕 (14)まとめ (15)テスト 評価方法:試験成績に出席状況等を合わせて総合的に評価する。 教 科 書:指定しない。必要に応じてプリント等を配布する。 参 考 書:授業の中で紹介する。 履修上の注意点:特になし。 (準備学習を含む) 授業科目 社会病理学 担当教員 高橋 早苗 対象学科・学年:発達2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 現代社会のさまざまな逸脱現象について、自分の先入観にとらわれることなく、客観的で、 種々の視点から把握する力を身につけることを目標とします。 授業概要: はじめに、逸脱現象を説明する代表的な理論・視点を学びます(犯罪学・犯罪社会学の基 礎理論)。さらに後半では、現代社会の抱えるさまざまな問題のなかから、以下に示すテー マについて具体的に考えていくことにします。 授業計画:(1)逸脱とは何か (2)犯罪・逸脱研究の歴史① (3)犯罪・逸脱研究の歴史② (4)犯罪・逸脱に関する理論と視点① (5)犯罪・逸脱に関する理論と視点② (6)戦後日本の若者犯罪① (7)戦後日本の若者犯罪② (8)戦後日本の若者犯罪③ (9)高度情報化と犯罪 (10)学校をめぐる問題 (11)マスメディアの病理 (12)日本人と自殺 (13)家族の変容とホームレス (14)日本の治安、世界の治安 (15)テスト 評価方法:小レポート40点、テスト40点、授業の取り組み状況20点で評価します。 教 科 書:使用しません。プリントを配布。 参 考 書:授業の中で紹介します。 履修上の注意点:普段から、現代日本の社会問題に関心を持ち、メディアをチェックしましょう。 (準備学習を含む) 63 人間発達学科 対象学科・学年:発達1年 単位数:2 開講時期:前期 授業科目 開 家族の社会学○ 担当教員 槇石多希子 人間発達学科 対象学科・学年:発達2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1)様々な側面を持つ家庭は、社会の変化と相互に関係しつつどのように変わってきている のか、あるいは変わらないものは何か、など具体的な状況の説明を通して家族についての理 解を深め、各自の考えを構築していく。 授業概要:現代社会と家族をテーマに、データや事例に基づいて論じる。特に、国際間比較及び日本に おける歴史的時間比較を通して学ぶ。 授業計画:1.オリエンテーション―家族を社会学する意味 2.家族の起源・成立① 3.家族の起源・成立② 4.家族社会学の基本ターム① 5.家族社会学の基本ターム② 6.家族の学説史① 7.日本家族の統計的動態① 8.日本家族の統計的動態② 9.親子関係①幼児期 10.親子関係②ポスト青年期 11.親子関係③老親子関係 12.家族問題①子どもの虐待 13.家族問題②ドメスティック・バイオレンス 14.日本家族の行方 15.まとめ 評価方法:小レポート(40%)と試験(60%)による総合評価 教 科 書: 『変化する社会と家族』水島かなえ他著(建帛社) 参 考 書:講義のなかで提示。 履修上の注意点:出席・授業への積極的参加を重視。新聞・雑誌等の家族に関する情報に関心をもつこと (準備学習を含む) 授業科目 教育学概論 担当教員 牛渡 淳 対象学科・学年:発達1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:①個人と社会にとっての教育の役割を理解する。②子どもの成長発達と教師の役割について 理解する。③「教育の目的」という視点から、教育の歴史的展開過程を理解する。④各時代 の代表的な教育思想の内容について理解する。 授業概要:教育学は、人間の成長発達とそれを促す社会的文化的仕組みの関係を明らかにする総合的学 問である。本講義では、人間を人間たらしめる「教育」の意味とその本質、学校や教師の役 割、各時代に求められた教育の役割と理念・思想を明らかにする。 授業計画:Ⅰ.教育の本質と意義(7回) (1) 教育とは何か (2) 教育の本質と教師の教育的行為 (3) 素質と環境と教育 (4) 教育の場 Ⅱ.教育目的の歴史(6回) (5) 古代ギリシア・ローマにおける教育目的 (6) 中世から17世紀までの教育目的 (7) 18世紀から20世紀における教育目的 (8) 明治から第2次世界大戦までのわが国の教育目的 (9) 第2次世界大戦後の教育改革における教育目的 (10) 冷戦下における教育目的 Ⅲ.現代における教育目的と教育の課題(2回) (11) 現代の教育目的と教育の課題 評価方法:試験(90%)と毎回の授業の最後に書いてもらうコメントペーパー(10%)によって評価する。 教 科 書: 『改訂教育学原論−教育の本質と目的−』牛渡淳著(中央法規)『ミュンヘンの小学生』子安 美知子著(中公新書)(受講生は2冊とも購入すること) 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 64 授業科目 子ども論 担当教員 牛渡 淳 学習の到達目標:1. 「子ども」という概念の歴史的発展過程とその背景を理解する。2.我が国における「子ども観」の 歴史と、子育て・教育との関連性を理解する。3.アメリカ人の子ども観の歴史を、文学や映画を通し て理解する。3.世界の子供番組に描かれた子どもたちの姿を通して、欧米における子どもの位置づけ を理解する。4.児童文学や絵本の発展と子ども観が密接に結びついていることを理解すると同時に、 現代の児童文学や絵本の動向と課題を子ども観の視点から明らかにする。 授業概要: 「子ども」とは、歴史の中で、また、社会の中でどのような存在であったのか。また、現在の世界の国 ではどのように受け止められているのか。こうしたテーマを、教育や家族の歴史、映画研究、児童文学・ 絵本などを利用しながら明らかにしていきたい。毎回資料を配布して説明を行うが、アメリカ映画にお ける子ども観の歴史についてはテキストを使用すると同時に映画のビデオを鑑賞する。また、世界の子 ども番組に関しても、ビデオを鑑賞する。 授業計画:1 .子ども観研究の動向⑴世界の動向① 2.子ども観研究の動向⑵世界の動向② 3.子ども観研究の動向⑶日本の動向 4.アメリカ映画に見るアメリカ人の子ども観の歴史⑴映画研究とイメージ研究 5.アメリカ映画に見るアメリカ人の子ども観の歴史⑵植民地期から19世紀までの子ども観 6.アメリカ映画に見るアメリカ人の子ども観の歴史⑶20世紀前半(チャップリン「キッド」) 7.アメリカ映画に見るアメリカ人の子ども観の歴史⑷20世紀前半(「オズの魔法使い」他) 8.アメリカ映画に見るアメリカ人の子ども観の歴史⑸20世紀後半(1945-1950年代) 9.アメリカ映画に見るアメリカ人の子ども観の歴史⑹20世紀後半(1960年代) 10.アメリカ映画に見るアメリカ人の子ども観⑺20世紀後半(1970年代) 11.アメリカ映画に見るアメリカ人の子ども観の歴史⑻20世紀後半(1980年代) 12.欧米の子ども番組に見る欧米人の子ども観(ヨーロッパ) 13.欧米の子ども番組に見る欧米人の子ども観(アメリカ) 14.児童文学・絵本の歴史と子ども観⑴諸外国 15.児童文学・絵本の歴史と子ども観⑵日本 評価方法: 教 科 書:K.M.ジャクソン著、牛渡淳訳『アメリカ映画における子どものイメージ』東信堂 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 開 文化人類学○ 担当教員 高橋 泉 対象学科・学年:発達1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:文化人類学とはどういう学問かを学び、人類の文化の多様性について理解する。 授業概要:文化人類学入門 文化人類学は世界のさまざまな民族のもつ文化や社会について比較研究す る学問である。授業を通して世界の文化や社会の多様性を知り、自分の所属する文化と異な る文化を見る眼を養っていきたい。 授業計画:1 何をどのように研究するか① 2 何をどのように研究するか② 3 知っておきたい考え方と概念① 4 知っておきたい考え方と概念② 5 人間は文化をもつ① 6 人間は文化をもつ② 7 文化の進化と伝播① 8 文化の進化と伝播② 9 狩猟採集・農耕・牧畜① 10 狩猟採集・農耕・牧畜② 11 言語の系統 12 婚姻・家族・親族 13 宗教と儀礼① 14 宗教と儀礼② 15 まとめ 評価方法:試験成績に出席状況等を合わせて総合的に評価する。 教 科 書: 『文化人類学入門』祖父江孝男著(中公新書) 参 考 書:授業中に適宜紹介する。 履修上の注意点:特になし。 (準備学習を含む) 65 人間発達学科 対象学科・学年:発達1年 単位数:2 開講時期:後期 授業科目 情報文化論 担当教員 大道 直人 人間発達学科 対象学科・学年:発達1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1)新たな文化を作り、さらに新たな文化を生みつつある情報化社会の光と闇の部分に関する認識を持つこと。 2)自分の情報行動スタイルを把握し、あるべき姿を考察すること。 3)アンドロイドやサイボーグを含むロボットについてその可能性と問題点を自ら考える習慣を身に付けること。 4)情報化社会の未来に関わる重要な概念である「ミーム」というドーキンスが考え出した概念について、自 ら語れるレベルに理解を深めること。 5)情報との関わりにおいて人間理解を深めること。 授業概要: コンピュータとインターネットを基調とした高度情報化社会は既にかなり成熟しつつある。その成熟度は単 にリテラシー技術の高度化社会を到来させたに留まらない。既に新たな文化を作りつつある。その文化は勿論 人間と深く関わっており、人間社会の利便性を高め、豊かさを提供していることは間違いない。しかし負の側 面は決して小さくない。そうした情報化社会の二面性を浮かび上がらせながら、その学びを通して、情報と人 間の関わりについて考察する。 授業計画:1.ガイダンス & 人間と情報と文化 2.情報文化の光と闇 3.社会を変えた「情報」と情報技術 4.テクノストレスと情報文化 5.子どもの発達と情報メディア 6.情報行動スタイル(1) 7.情報行動スタイル(2) 8.討論会(1) 9.ロボット(1) : その可能性 10.ロボット(2) : その問題点 11.アンドロイド & サイボーグ(1) : その可能性 12.アンドロイド & サイボーグ(2) : その問題点 13.ドーキンスの利己的遺伝子とミーム(1) 14.ドーキンスの利己的遺伝子とミーム(2) 15.討論会(2) & 授業評価 評価方法: レポート課題2題(40点×2)および2回の討論会での発言(最大5点×2)で評価する。 また出席点(10点)も考慮する。(詳細は授業中発表) 教 科 書:教科書は使用しない。講義資料は全てホームページで提供する。 参 考 書:参考書は必要に応じて、そのつど紹介する。 履修上の注意点: 人間を深く理解するための問題意識を持ち、情報化社会の様々なことに興味を持って積極的に授業に (準備学習を含む) 参加することを希望する。 授業科目 開 人間情報学○ 担当教員 大道 直人 対象学科・学年:発達2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1)多少難解なジェフ・ホーキンスのテキストを読み込むだけの「情報科学」や「認知科学」 、「脳科学」 における専門用語の基本的なキーワードに慣れ親しむ。 2)脳の新皮質の重要性と柔軟性を理解する。 3)コンピュータと人間の脳の比較をし、それぞれの特徴を自分の言葉で語れるようになることを目指 す。 4) 「考えるコンピュータ」を作れるかどうかに関するホーキンスの考えを、自分の言葉で話せるように なる。 5)「心」と「知」の観点から人間理解を深める。 授業概要: 人間の「心」や「知」の働きについては、近年、 「情報科学」や「認知科学」、さらには「脳神経科学」 等の学問の発達により、新しい手法、新しい概念を用いた研究がなされるようになっている。それによっ て、かつてない精度の新しい知見が得られ、様々な点で見直しが行われつつある。ここでは、ジェフ・ホー キンスの「考える脳 考えるコンピュータ」という本をテキストとして、このような分野での取り組み の一端を垣間見ながら、 「心」の問題、特に「知」の問題の取り扱いの現状について学ぶ。この学びを通 して「人間」についての理解を深めたい。 9.討論会(1) 授業計画:1.ガイダンス & 人工知能(1) 2.人工知能(2) 10.知識の新しい定義(1) 3.人工知能(3) & ニューラルネットワーク(1) 11.知識の新しい定義(2) 4.ニューラルネットワーク(2) 12.新皮質の実際の働き(1) 5.人間の脳(1) 13.新皮質の実際の働き(2) 6.人間の脳(2) 14.意識と創造性 7.記憶(1) 15.討論会(2) & 授業評価 8.記憶(2) 評価方法:レポート課題2題(40点×2)および2回の討論会での発言(最大7点×2)で評価する。また出席点(6 点)も考慮する。(詳細は授業中発表) 教 科 書: 『考える脳 考えるコンピュータ』ジェフ・ホーキンス著・サンドラ・ブレイクスリー著 伊藤文英翻訳 ランダムハウス講談社 参 考 書:参考書は必要に応じて、そのつど紹介する。 履修上の注意点: 人間を深く理解するための問題意識を持ち、 「知」や「心」に関する様々な事に興味を持って (準備学習を含む) 積極的に授業に参加することを希望する。情報文化論を受講していることが望ましい。 66 授業科目 認知科学演習 担当教員 大道 直人 学習の到達目標:1)認知科学のさまざまな研究分野で行われている研究に興味を持つこと。 2)脳の中で行われている認知処理過程の研究方法を体験的に知ること。 3)「心」を生み出している「脳」のしくみや機能に興味を拡げること。 4)「心」と「知」の問題を考える論理的思考方法に馴染むこと。 授業概要: 「心」の問題や「知」の問題は「認知科学」や「認知心理学」といった学際的色彩の強い 学問分野で、新しい手法が次々と開発・研究されつつある。いずれも、比較的若い学問領域 で、方法論・理論とも確定的なものはまだ多くはないが、新しい知見が次々と得られている。 ここでは、大津と波多野の「認知科学への招待−心の研究のおもしろさに迫る」という本を 中心に、「認知科学」の現状を概観し、「心」や「知」の問題の取り扱いの方法論や理論につ いて学び、「人間」の理解を深めたい。テキストを離れ、認知科学的実験にも挑戦してみる。 授業計画:1.ガイダンス & 認知発達 9.コミュニケーションと情報伝達 10.他者理解 2.学習科学 11.実験体験(2) 3.記憶 12.文化と認知 4.創発的認知と問題解決 13.脳機能画像 5.創造性 14.神経心理学 6.言語の認知科学 15.討論会(2)& 授業評価 7.実験体験(1) 8.討論会(1) 評価方法:レポート課題2題(40点×2)および2回の討論会での発言(最大7点×2)で評価する。 また出席点(6点)も考慮する。(詳細は授業中発表) 教 科 書: 『認知科学への招待−心の研究のおもしろさに迫る』大津由紀雄・波多野誼余夫著 研究社 参 考 書:参考書は必要に応じて、そのつど紹介する。 履修上の注意点: 人間を深く理解するための問題意識を持ち、「知」や「心」に関する様々な事に興 (準備学習を含む) 味を持って積極的に授業に参加することを希望する。情報文化論を受講していること が望ましい。 授業科目 保育原理 担当教員 石田 一彦 対象学科・学年:発達1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:保育が歴史的な所産であるとともに、社会的な責任をともなった営みであることを学ぶ。 また現在の保育の仕組みについて理解を深める。 授業概要:1)保育が子どもを中心として、保護者と保育者が連携してその権利を実現する役割を担っ ているという構造から成り立っていることをまず第一に取り上げる。 2)保育の理念や内容を、3つの視点からとらえることにより、保育という営みの意味する ものの理解が深まることを説明する。 3)今日社会問題となっている少子化と、その対応策としての子育て支援を振り返り、これ からを展望する。 授業計画:1.オリエンテーション 保育を学ぶことの意味 2.保育を考える3つの視点① フレーベルの幼稚園 3. 〃 ② 学校教育法第22条(幼稚園の目的) 4. 〃 ③ 保育所保育指針「養護と教育の一体化」 5.子どもの権利条約と「子どもの最善の利益」 6.西洋の保育思想の発展① コメニウス 7. 〃 ② ルソー 8. 〃 ③ フレーベルとモンテッソーリ 9.日本の保育の思想と歴史① 幼稚園と保育所の誕生 10. 〃 ② 倉橋惣三と城戸幡太郎 11.現代社会と子育て① 子育て家庭の現状 12. 〃 ② 家庭における子育て機能の低下 13.保育施設の制度と機能① 幼稚園と保育所 14. 〃 ② 幼保一体化の動きとこども園構想 15.まとめと試験 評価方法:定期試験(小論文形式、70%)と出席状況(30%)により評価する。 教 科 書: 『保育原理』第7版待井和江(ミネルヴァ書房) 参 考 書:必要に応じて、そのつど紹介する。 履修上の注意点:出席を重視する。欠席が3分の1以上の場合、単位を与えない。 (準備学習を含む) 67 人間発達学科 対象学科・学年:発達2年 単位数:2 開講時期:後期 授業科目 保育課程論 担当教員 石田 一彦 人間発達学科 対象学科・学年:発達1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:保育は実践の学である。あらかじめ計画されたカリキュラム(幼稚園では教育課程、保育所 では保育課程)が、実践を確かなものとするために必須であることを学ぶ。 授業概要:1)保育内容が教科ではなく、子どもの活動や経験であることを説明することを通して、保 育の特長を浮き彫りにする。 2)幼稚園教育要領の改訂の歴史的変遷を通して、その時代の保育の様子を明らかにする。 3)カリキュラム作成の際に留意すべき点について理解を深める。 授業計画:1.オリエンテーション 2.保育実践にいたるまでの道すじの概観 3.幼稚園教育要領改訂の歴史① 4. 〃 ② 5.今日の幼稚園教育要領・保育所保育指針 6.幼稚園・保育所の保育内容と小学校の教育内容との比較 7.保育内容と子どもの活動 8.子どもの活動と経験 9.5領域の考え方と展開 10.「生きる喜び」から「生きる力」へ 11.保育と環境 12.保育・教育課程と指導計画 13.指導計画の作成 14.保育の記録と評価 15.まとめと試験 評価方法:定期試験(小論文形式、70%)と出席状況(30%)により評価する。 教 科 書: 『保育原理』第7版待井和江編(ミネルヴァ書房) 参 考 書: 『幼稚園教育要領解説』文部科学省(フレーベル館) 『保育所保育指針解説書』厚生労働省(フレーベル館) その他必要に応じて紹介する。 履修上の注意点:出席を重視する。欠席が3分の1以上の場合、単位を与えない。 (準備学習を含む) 授業科目 子どもの保健Ⅰ 担当教員 玉置 恵子 対象学科・学年:発達1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:小 児の特徴である成長・発達は病気やケガ、事故により種々の影響を受ける。自立途上にある小児、とくに、 乳幼児は保育者への依存度が大であるので、保育者、特に保育を職とする者は、この期における病気やケガ、 事故への知識を持つ必要がある。そして、この知識を保育の実践の場で、乳幼児の健康保持・増進に役立たせ る事を目標とする。 授業概要:⑴乳幼児期の一般的な病気、重要な病気、知って欲しい病気の知識と理解 ⑵ ⑴に関連しての身体の組織・臓器の位置と働き ⑶様々な症状に対する対処・処置の方法 ⑷様々な症状から察する病気の重症度・緊急度の理解 ⑸子どもの保健の一環としての乳幼児健診(成長・発達の知識を含む)と予防接種の知識 ⑴∼⑸において、乳幼児の特徴と成人との違いを明確にした知識を理解につなげる。 授業計画:1.保健の意義、胎児への影響因子、未熟児の問題 2.新生児の特徴と疾患、母親の精神的変化 3.母乳と人口乳と特殊ミルク、心雑音と先心天性疾患、マスタクリーニング検査 4.哺乳トラブルと消化管の疾患、口唇・口蓋裂 5.尿路感染症と尿路奇形、二分脊椎、股関節脱臼 6.乳児期の成長と発達、乳児健診 7.免疫と予防接種、学校伝染病 8.離乳食と食物アレルギー、乳歯の萌出 9.発熱と痙攣、化膿性髄膜炎、無熱と痙攣 10.食中毒の予防と症状、手洗いの基本、脱水症、吐物、大便の扱いの基本 11.熱中症の予防と症状への対処 12.夏かぜと無菌性髄膜炎 13.アトピー性湿疹とスキンケアー、とびひ 14.まとめ 15.ペットからうつる病気、ハチアレルギー、つつが虫病、シラミ、回虫・ぎょう虫症 評価方法:⑴筆記試験 ⑵レポート提出 ⑶出席回数(10回以上で試験資格) ⑴+⑵で評価 教 科 書: 「わかりやすい赤ちゃんと子どもの家庭の医学」ナツメ社 総監修 片岡正 監修 山崎晃資 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 68 授業科目 子どもの保健Ⅱ 担当教員 玉置 恵子 学習の到達目標:小 児の特徴である成長・発達は病気やケガ、事故により種々の影響を受ける。自立途上にある小児、とくに、 乳幼児は保育者への依存度が大であるので、保育者、特に保育を職とする者は、この期における病気やケガ、 事故への知識を持つ必要がある。そして、この知識を保育の実践の場で、乳幼児の健康保持・増進に役立たす ことができるように学ぶ。 授業概要:⑴乳幼児期の一般的な病気、重要な病気、知って欲しい病気の知識と理解 ⑵ ⑴に関係する身体の組織、臓器の位置と働き ⑶様々な症状に対する対処・処置の方法 ⑷様々な症状から察する病気の重症度・緊急度の理解 ⑸子ども保健の一環としての乳幼児健診、成長・発達、予防接種の知識 ⑹乳幼児の救急蘇生法 ⑴∼⑹を通して、乳幼児の特徴と成人との違いを明確にして、知識を理解につなげる。 授業計画:1.かぜ症候群と合併症、自家中毒症 2.気管支炎喘息発作の予防と呼吸困難の対処、呼吸困難の症状と疾患 3.幼児期の成長と発達、幼児健診 成長障害 4.言葉の発達と難聴、発達障害と虐待 5.視力障害と弱視予防、目の病気 6.感染症胃腸炎と脱水症 7.扁桃腺肥大と扁桃腺炎、溶連菌感染症、EBウイルス感染症 8.急性腹症の症状、腸重積症とヘルニアかんとん、虫垂炎 9.小児の癌と紫班のでる病気 10.小児の糖尿病、肥満と食育、ネフローゼ症候群と浮腫 11.骨、関節、筋肉の病気、成長痛 12.インフルエンザの感染予防と防止拡大、治療と合併症 13.まとめ 14.血液からうつる病気 15.子どもの事故と予防、心肺蘇生とAED 評価方法:⑴筆記試験 ⑵レポート提出 ⑶出席回数(10回以上で試験資格) ⑴+⑵で評価 教 科 書: 「わかりやすい赤ちゃんと子どもの家庭の医学」ナツメ社 総監修 片岡正 監修 山崎晃資 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 発達科学基礎演習 担当教員 高橋 泉・原田 雅樹 対象学科・学年:発科2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:本演習は、 「読む」→「発表する」→「討論する」という一連のプロセスを通して読解力、表現力、 論理力、批判的思考力を養うことを目的とする。 授業概要:この授業は発達科学専攻学生の必修授業であり、また演習であることから、少人数のゼミ形 式で学ぶこととする。本演習では、各教員がそれぞれの専門領域から人間の発達に関わる文 献をあらかじめ選定し、その購読を中心に進める。 授業計画:1回目 オリエンテーション、2名の教員の授業のテーマ・進め方について 2回目∼8回目 担当 原田雅樹 9回目∼ 15回目 担当 高橋泉 評価方法:それぞれの教員が総合的に判断して評価するが、基本的には次のようにする。担当2教員に よる出席・参加状況等に基づく平常評価点20点と期末レポート評価点30点を合わせたものを 100点満点とする。 教 科 書: 参 考 書:授業の中で適宜紹介する。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 69 人間発達学科 対象学科・学年:発達1年 単位数:2 開講時期:後期 授業科目 生涯発達心理学B 担当教員 津田 千鶴 人間発達学科 対象学科・学年:発科2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)キャリア発達諸理論について理解する。 2)女性がキャリアを形成し、発達させていく過程を理解し、現代社会の中での女性のキャリア また、学生個人のキャリアを検討できるようになる。 授業概要: 人は、一生の中で、職業を選択し、さまざまな役割を果たしながら生きていく。どのような職 業を選ぶか、他のどのような役割と調整しながら職業生活を営むか。「いかに生きるか」は、まさ に個人的視点からみたキャリア発達である。本講では、生涯発達の視点から、「キャリア発達」を 取り上げる。第一に、キャリアとは何か、一般的なキャリア発達理論を概説する。 次いで、各時期におけるキャリアの発達を詳説するとともに、女性に多く生じる問題や傾向にも 言及し、女性のキャリア発達の特徴もあわせて講義する。 授業計画:1.キャリアとは何か 2.キャリア発達理論概説(1)―スーパーのキャリアレインボウ 3.キャリア発達理論概説(2)―レビンソンの人生の四季 4.キャリア発達理論概説(3)―シャインのキャリアアンカー 5.女性のキャリア発達―研究の流れとキャリアパターン 6.職業選択 7.キャリアへの参入 8.結婚とキャリア 9.親となることとキャリア(1) ワーク・ファミリー・コンフリクト 10.親となることとキャリア(2) 多重役割 11.再就職とキャリア 12.ケアすることとキャリア 13.キャリアと職務満足・ウェルビーイング 14.キャリアとアイデンティティ 15.まとめ 評価方法:受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度・出席状況・集中度など) (20点)、筆記試験・レポー ト(80点)などにより総合的に評価する。 教 科 書: 参 考 書:講義の中で、随時提示する。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 教育心理学 担当教員 宇野 忍 対象学科・学年:発科・総福・管栄・国際2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:教 育心理学は、教育の場面における「教える、学ぶ、評価する、発達する、個性的にふるまう」 などの人間の行動を対象に、その行動を左右する原因は何か、どうすればその行動をよりよいも のにできるか、という問題を解決しようとする科学である。教育心理学各領域の問題が何か、そ の問題に関してどんな研究がされ、どのような解決が提案されているのかを理解し、基礎的な心 理学的知見を具体例をあげて説明できることが、学習到達目標である。 授業概要: 講義形式で行う。教育心理学の5領域(発達、教授過程、学習過程、教育評価、パーソナリティ) における諸問題を取り上げ、問題がどのように解決されてきているかを授業実践例や研究例を紹 介しながら説明する。 授業計画:1.オリエンテーション、教育心理学はどんな学問か(1)経験科学としての教育心理学 2.教育心理学はどんな学問か(2)教育心理学の対象と方法、理論 3.発達をもたらすものは何か(1)発達とは何か 4.発達をもたらすものは何か(2)−成熟説 5.発達をもたらすものは何か(3)−成熟説と反する諸事例、発達の最近接領域理論 6.学習と学習過程の基本的特徴とは何か 7.学習の2つのタイプ−有意味学習と機械的学習とは何か 8.学習と誤概念の獲得−私たちはなぜ誤った概念を獲得するのか 9.学習を左右する3条件とは何か 10.学習援助のストラテジー−組みかえ型ストラテジー①誤ルール対決型ストラテジー 11.学習援助のストラテジー−組みかえ型ストラテジー②誤ルール懐柔型ストラテジー 12.学習援助のストラテジー−つみ上げ型ストラテジー 13.評価するとはどういうことか−測定という行為と評価するという行為 14.授業評価をどうするか 15.試験 評価方法:期末テストの成績80%、レポートの成績20% 教 科 書:教科書は用いない。資料を配付する。 参 考 書:宇野忍編 2002「授業に学び授業を創る教育心理学」第2版 中央法規出版 他の参考書について は授業の中で適宜紹介する。 履修上の注意点:1.原則として授業終了時にレポートを課します。2.全授業数の1/3を超える無断欠席が (準備学習を含む) ある場合には、受験資格を認めないことがあります。やむ終えない事由で欠席したり、欠 席をする場合には,事後または事前に速やかに欠席届を提出してください。 70 授業科目 教育行政学 担当教員 牛渡 淳 学習の到達目標:①「公教育」の概念及び「公教育」としての学校の成立過程を理解する。②現在のわが国の 基本的な教育関係法規についての知識を得る。③現在のわが国の中央及び地方の教育行政の 仕組みを理解する。④学校経営と学級経営の概念と仕組みを理解する。⑤現在の教育改革の 動向を理解する。 授業概要:公教育と教育の行政・経営 現代の教育は、 「公教育」としての国民の教育を受ける権利保 障の立場から大規模に整備されている。こうした公教育としての学校の歴史と、現代のわが 国におけるその法的・制度的仕組みを明らかにし、現代の教育問題の背景と解決への展望を 示してみたい。 授業計画:Ⅰ.学校制度の歴史(6回) (1) 「公教育」の概念と原理 (2) 欧米における公教育思想の成立 (3) 欧米における公教育制度の成立 (4) 第2次大戦までのわが国の学校の歴史 (5) 第2次大戦後のわが国の学校制度と公教育原理 Ⅱ.教育関係法規(4回) (6) 日本国憲法 (7) 教育基本法 (8) 学校教育法・同施行規則 Ⅲ.教育の行政と経営(3回) (9) 学校経営 (10) 学級経営 Ⅳ.現代の教育改革(2回) (11) 教育行政の地方分権 (12) 学校の自律性の拡大と住民参加 (13) 学校選択 評価方法:学期末の試験(90%)及び毎回授業の最後に書いてもらうコメントペーパー(10%)に基づ いて評価する。 教 科 書:牛渡淳編著『初めて学ぶ教育の制度・行政・経営論』(金港堂) 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 教職論 担当教員 笠間 賢二 対象学科・学年:発達・総福・管栄・国際1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:この授業では、教員という職業についての概要を知り、多角的に理解を深めるとともに、教 職への進路選択の機会を提供することをねらいとする。教職の実際的あり様について、多様 な側面(歴史的、制度的、社会的)から理解と考察を深め、これによって、自己の教職イメー ジを確かなものするための基礎としたい。 授業概要:①教職に対する社会的期待(教職観)がどのような変遷を辿って今日に至っているのか、② 教職に関する法制や制度がどのような仕組みと構造になっているのか、③教職の現実を教員 が実際に出くわす場面を想定しながら理解できるようにする、以上を学習内容とする。 授業計画:1.ガイダンス 2.教職観の変遷 3.専門職としての教師① 4.専門職としての教師② 5.公教育と教師 6.子どもの権利と教師 7.児童・生徒の懲戒① 8.児童・生徒の懲戒② 9.教育における均等主義と能力主義 10.カリキュラム編成と教師 11.教員の研修 12.教師のしごとの実際(VTR併用) 13.グループ討議と報告①:いま求められる教師の力量について 14.グループ討議と報告②:いま求められる教師の力量について 15.まとめと試験 評価方法:①出席状況(おおよそ15点)、②随時の小レポート(おおよそ15点)、③最終回の試験(おお よそ70点)、以上を勘案して評価する。 教 科 書:毎回レジュメと資料を配布する。 参 考 書:随時紹介する。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 71 人間発達学科 対象学科・学年:総福・健栄・国際2年 単位数:2 開講時期:後期 授業科目 教育内容論 担当教員 朝倉 充彦 人間発達学科 対象学科・学年:発科・総福・管栄・国際2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)教育内容や教育課程に関する基本的概念を理解する。2)教職課程履修の意義を理解し、 授業者としての基本的姿勢を身に付ける。3)教材研究能力を養う。 授業概要: どのような教育内容、教育課程を編成するかということは、教師の教育活動において極め て重要な点であり、その教育の本質を規定するほどであるといっても過言ではない。そこで、 本講義では日本における教育課程編成の理論と実践の歴史的展開をたどりながら、教育課程 自主編成のための基礎的理論の考察を行う。 授業計画:1.教育内容・教育課程とは 2.教育課程編成の基本問題(ある教育実践を事例に) 3.教育課程編成の主体について 4.学習指導要領について 5.現行学習指導要領について 6.「生きる力」について 7.「考える力」を育てる授業とは 8.体験的な学習活動について 9.経験主義カリキュラムと学問中心カリキュラム 10.教科書について 11.教科書制度について 12.教育内容と教材 13.教材と教授行為 14.新しい教育内容と実践 15.まとめ 評価方法:授業の出席状況と試験によって評価する。 教 科 書:なし。 参 考 書:授業で適宜紹介する。 履修上の注意点:出席時数が授業時数の3分の2に満たない者は、原則として試験を受けることができ (準備学習を含む) ない。 授業科目 特別活動の研究 担当教員 安倍 啓司 対象学科・学年:発科・総福・管栄・国際2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1)特別活動の教育的意義、目標と内容について、学校教育の今日的課題とのかかわりで理解する。 2)演習を通して、人間関係形成能力への理解を深める。また集団活動が自発性・自治性を育てること を体験的に理解する。 授業概要: これからの学校教育が目指すものは何か、小学校学習指導要領から教育課程編成の基本と工夫の理解 を図る。そして、学校教育の中で特別活動が果たす役割とその内容について理解し、創造的に高めてい く工夫を探る。 人間関係を深めるためのグループエンカウンターや、集団における自発性と自治性を育てる集団発想 法(K・J法)やロールプレイング法等の演習を行なう。 授業計画:1.オリエンテーション(計画、主な内容) 2.学校教育の意義と最近の子供たち・学校の現状 3.特別活動の目標と特質 4.特別活動の内容(1) 学級活動の目標と指導計画 5.特別活動の内容(2) 児童会(生徒会)活動の目標と指導計画 6.特別活動の内容(3) クラブ活動・学校行事の目標と指導計画 7.人間関係形成のスキル 演習:構成的グループエンカウンター 8.自発性と自治性を育てる 演習:ロールプレイングの意義と要素 9.集団発想法(1) 演習:ブレーンストーミングとK・J法 10.集団発想法(2) 演習:ワールドカフェ的手法による話合い 11.話合い活動の意義 演習:模擬学級会 12.集団活動の根底を考える(グループ・ダイナミックス) 集団とは何か、集団の形成と発達・コミュニケーション 13.集団活動の根底を考える(グループ・ダイナミックス) 集団の生産性 14.これからの特別活動 特別活動の課題と期待 15.試験 評価方法:受講態度(出席状況・理解度・学習意欲等) (20点)、筆記試験(80点)などにより総合的に評価する。 6回以上の欠席は「停止」扱いとする。 教 科 書: 『小学校学習指導要領解説特別活動編』文科省(東洋館出版社) 『中学校学習指導要領解説特別活動編』文科省(東洋館出版社) 参 考 書:適 宜紹介する。 履修上の注意点:出席を重視するので,休まず出席すること。 (準備学習を含む) 演習は動きやすい服装で受講すること(激しい運動などは行わない) 。 72 授業科目 道徳教育の研究 担当教員 八幡 恵 学習の到達目標:①戦前の道徳教育との比較を通じて、戦後における道徳教育の基本的立場、即ち「学校の教 育活動全体を通じて行う」道徳教育の概要を理解する。 ②道徳の授業例(読物資料・映像資料、指導案、授業展開例)の検討を通じて、生徒の思考 力を培う道徳授業を構想するための基礎的力を身につける。 授業概要: 受講生が学校の道徳教育についてのリンカクをつかみ、道徳の授業を行うための基礎的力 を身につけることが講義のねらいである。授業においては、そのための基礎的事項および道 徳授業の実践例について検討する。授業は講義形式で実施するが、内容に応じてグループワー クを取りいれる。 授業計画:1回:導入(授業の目的および授業展開の解説) 2回:学校と子どもの現在①:1980年代以後の学校教育の問題と困難 3回:学校と子どもの現在②:学力低下、学習意欲の減退 4回:道徳教育の歴史①:教育勅語と道徳教育 5回:道徳教育の歴史②:国定教科書と道徳教育、戦時下の道徳教育 6回:道徳教育の歴史③:戦後の流れ、学習指導要領の変遷 7回:道徳教育の目標と内容:学習指導要領の解説 8回:道徳教育の方法:授業としての道徳教育 9回:道徳の授業研究①:基本型の授業 10回:道徳の授業研究②:有田和正の授業 11回:道徳の授業研究③:モラルジレンマ授業… 基本的特徴 12回:道徳の授業研究④:モラルジレンマ授業… 映像を通じて 13回:道徳の授業研究⑤:参加型授業 14回:道徳の授業研究⑥:食と倫理 15回:全体のまとめ 評価方法:<学習の到達目標>のとくに②を、試験(9割)と小レポート(1割)により評価する。 教 科 書: 『道徳教育 21の問い』沼田・増渕・伊勢編(福村出版) 参 考 書:授業時にプリントして紹介する。 履修上の注意点:授業時の私語は厳禁。出席が3分の2にみたないものは試験を受験できない。 (準備学習を含む) 授業科目 開 生涯学習論Ⅰ○ 担当教員 槇石多希子 対象学科・学年:発科2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)成人教育と学校教育の違いを学び、学校外の教育の重要性を理解する。 2)現代社会に生きる市民として、成人教育の具体的な課題を、自分の地域の具体例を通し て修得する。 授業概要:本講義の目的は、現代社会における生涯にわたる学習、特に大人・成人の学びの意味を考え ることである。そのために成人教育や社会教育について実践的な事例を取り上げて学ぶ。ま た、県・市内にある生涯学習・社会教育施設の訪問を予定している。 授業計画:1.大人が学ぶ意味 2.成人教育の方法 ① 3.成人教育の方法 ② 4.成人教育の方法 ③ 5.成人教育の理論 ① 6.成人教育の理論 ② 7.成人教育をめぐる制度と政策 ① 8.成人教育をめぐる制度と政策 ② 9∼ 11.社会教育施設の訪問 (学外見学3回分) 12.成人教育の現代的課題―生涯にわたる女性の学びと能力開発 13.成人教育の現代的課題―地域づくりと成人の学習 14.成人教育の現代的課題―学社連携・融合 15.まとめ 評価方法:レポートあるいは試験、授業出席等を考慮した総合評価。 教 科 書:レジュメ配布。 参 考 書: 『社会教育の現代的実践―学びをつくるコラボレーション』高橋満(創風社、2003年) 履修上の注意点:前期中の土曜日(1回)を施設訪問に予定しているので、これに参加すること。 (準備学習を含む) 73 人間発達学科 対象学科・学年:発科2年・管栄2年・国際2年 単位数:2 開講時期:前期 授業科目 生涯学習論Ⅱ 担当教員 松本 大 人間発達学科 対象学科・学年:発科2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 私たちの身近に生涯学習はどのように存在しているのか、そしてそれは広く社会とどのように 関係しているのか、さらに生涯学習をよりよく支援するにはどうしたらよいのかを考察できるよ うになること。 授業概要: この授業は、生涯学習の理論や実践、制度の基礎に関する講義となる。具体的には、生涯学習 の理念や政策に関する国内外の動向を確認したあとで、大きく次の2つのテーマをもとに講義を 進める。1つは、「仕事と生涯学習」である。ここでは、リカレント教育など、仕事と教育とを接 続する仕組みや仕掛けを学ぶ。また、成人学習論を解説しながら、仕事のなかで人が学び成長し ていく過程を分析する。もう1つのテーマは、「社会教育施設と生涯学習」である。予算削減や指 定管理者制度などにより、現在社会教育施設は多くの変革と挑戦に直面している。特に公民館を 念頭におきながら、社会教育施設の社会的役割や社会的価値について考えていく。 授業計画:1.生涯学習とは何か(1)―学校教育と生涯学習― 2.生涯学習とは何か(2)―ユネスコと学習権宣言― 3.仕事と生涯学習(1)―リカレント教育― 4.仕事と生涯学習(2)―企業内教育― 5.仕事と生涯学習(3)―成人学習論と職場学習(1)― 6.仕事と生涯学習(4)―成人学習論と職場学習(2)― 7.仕事と生涯学習(5)―成人学習論と職場学習(3)― 8.社会教育施設と生涯学習(1)―社会教育と生涯学習― 9.社会教育施設と生涯学習(2)―社会教育施設とは(1)― 10.社会教育施設と生涯学習(3)―社会教育施設とは(2)― 11.社会教育施設と生涯学習(4)―公民館とは(1)― 12.社会教育施設と生涯学習(5)―公民館とは(2)― 13.社会教育施設と生涯学習(6)―自治体改革と社会教育施設(1)― 14.社会教育施設と生涯学習(7)―自治体改革と社会教育施設(2)― 15.まとめ 評価方法:出席とレポートにより評価する。 教 科 書:特に使用しない。 参 考 書:授業の中で紹介する。 履修上の注意点: 「生涯学習論Ⅰ」と合わせて受講することが望ましい。 (準備学習を含む) 授業科目 開 エイジングの社会学○ 担当教員 高橋 泉 対象学科・学年:発科2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:高齢化社会の諸問題について学び、その諸課題を理解し、これからの日本社会はどうあるべ きかを考える基礎知識とする。 授業概要:エイジングの社会学入門 高齢化は産業化が進行する過程で発生する社会現象で、現代日本 が抱える最も大きな課題の1つであるといえる。本講義では、高齢化社会の諸問題について 社会学の立場から論じ、問題解決のための方策を考える。 授業計画:1 人口高齢化とは何か① 2 人口高齢化とは何か② 3 人口高齢化の要因① 4 人口高齢化の要因② 5 人口高齢化の要因③ 6 家族形態の変化と高齢者① 7 家族形態の変化と高齢者② 8 家族と高齢者の介護① 9 家族と高齢者の介護② 10 高齢者と学習・社会参加① 11 高齢者と学習・社会参加② 12 高齢者と学習・社会参加③ 13 高齢者と地域福祉① 14 高齢者と地域福祉② 15 まとめ 評価方法:試験成績に出席状況等を合わせて総合的に評価する。 教 科 書:適宜プリントの配布等を行う。 参 考 書:授業中に適宜紹介する。 履修上の注意点:特になし。 (準備学習を含む) 74 授業科目 フィールドスタディⅠ 担当教員 高橋 早苗 学習の到達目標: 社会事象を深く理解するためには、講義を通じて学ぶだけではなく、自分自身で主体的 に情報を収集し、現場に赴いて実際に見たり、聞いたり、体験したりすることが重要です。 「フィールドスタディⅠ」では、このような現場での種々の調査活動に不可欠な手法を基礎 から学びます。 2年次以降は、この学習を発展させて、「フィールドスタディⅡ」(主にアンケート調査の 実習)、「フィールドスタディⅢ」(国内外での実地調査・研修)に臨みます。 授業概要: 前半は、 調査法の基礎を講義中心で実施しますが、 後半部分は自分自身で調査計画を立てて、 簡単な調査を実施し、それに基づいたレポートを作成します。また、講義と並行して、フィー ルドスタディに必要なインターネットでの情報検索を実践的に学びます。 授業計画:1.ガイダンス 2.フィールドスタディとは何か 3.フィールドスタディの方法① 4.フィールドスタディの方法② 5.フィールドスタディの方法③ 6.目的別情報・資料収集の技法と演習① 7.目的別情報・資料収集の技法と演習② 8.現代社会の傾向をつかむ−統計資料の有効活用① 9.現代社会の傾向をつかむ−統計資料の有効活用② 10.興味から研究へ―観察調査の設計と実施① 11.観察調査の設計と実施② 12.観察調査の設計と実施③ 13.コミュニティを知る① 14.コミュニティを知る② 15.まとめ 評価方法:レポート60点、最終回のまとめ30点、取り組み状況10点とします。 教 科 書:使用しません。プリントを配布します。 参 考 書:授業の中で紹介します。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 フィールドスタディⅡ 担当教員 高橋 泉・高橋 早苗 対象学科・学年:発科2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: この授業は、「フィールドスタディⅠ」(調査技法の基礎)を踏まえ、自分自身の力で質問 紙調査を実施する力を身につけることを目標とします。 授業概要: はじめに、現在日本で行なわれている調査の歴史や現状を学び、調査の代表的な種類・方 法を実例から把握します。また調査を実際に行なう立場にたって、調査の企画から調査結果 の読み方までの社会調査の基礎的方法を実際的な作業を通して学びます。受講人数に応じて グループに分かれ、アンケート調査を実施します。 授業計画:Ⅰ 社会調査とは (1) 社会調査の性格・歴史 (2) 社会調査の種類・技法 (3) 社会調査の事例 Ⅱ 社会調査の実際(実習を含む) (4) 調査の設計① (5) 調査の設計② (6) 調査票作成① (7) 調査票の作成② (8) 調査票の作成③ (9) 調査票の作成④ (10) 調査の実施 (11) 集計と分析① (12) 集計と分析② (13) 集計と分析③ (14) 調査のまとめ① (15) 調査のまとめ②(報告・発表) 評価方法:調査にもとづくレポート70点、前段階の取り組み状況30点で評価します。 教 科 書:レジュメを配布する。 参 考 書:講義中に適宜紹介する。 履修上の注意点:フィールドスタディⅠを履修していることが望ましい。 (準備学習を含む) 75 人間発達学科 対象学科・学年:発科1年 単位数:2 開講時期:後期 授業科目 フィールドスタディⅢ 担当教員 高橋 泉・槇石多希子・高橋早苗 人間発達学科 対象学科・学年:発科2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: この授業は、「フィールドスタディⅠ」(調査技法の基礎)を踏まえ、自分自身の力で学外 の団体・組織や関係者に働きかけて、調査を実施する力を身につけることを目標とします。 授業概要: 本年度の社会調査を具体的に展開するフィールドとしては、仙台市にあるNPO法人の市 民活動団体をとりあげます。NPOとは、Nonprofit Organizationの略で、広い意味では民間 の立場で、社会的なサービスを提供したり、社会問題を解決するための団体を指し、世界的 に注目されている新しい組織のあり方です。仙台市には多様な目的・使命を持つNPOがあ るので、受講生の関心を考慮に入れながら、様々な手法を取り入れた調査を行います。 授業計画:1.授業・調査の進め方に関するガイダンス 2.フィールドスタディの方法① 3.フィールドスタディの方法② 4.NPOとは何か① 5.NPOとは何か② 6.調査計画の立案① 7.調査計画の立案② 8.必要資料・情報の収集① 9.必要資料・情報の収集② 10.現場での調査① 11.現場での調査② 12.現場での調査③ 13.調査のまとめ① 14.調査のまとめ② 15.調査の最終報告会 評価方法:調査にもとづくレポート70点、前段階の取り組み状況30点で評価します。 教 科 書:使用しません。プリントを配布します。 参 考 書:授業の中で紹介します。 履修上の注意点: 「フィールドスタディⅠ」を履修済みであることが望ましい。学外での調査日時は、 (準備学習を含む) 調査協力者の都合により調整します。詳細はガイダンスで説明しますので、必ず出席 してください。 授業科目 人文地理学Ⅰ 担当教員 小金澤孝昭 対象学科・学年:発科2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: この科目は、中学校社会科・高校地歴の教員免許科目の地理学です。この講義では、地理学の基本的な目的と考え方 について講義します。地理学は暗記科目で、地名や物産を覚えさせることを目的にしていると勘違いをしている方はい ませんか?地理学は、人間が自然環境の下で活動する過程で生み出す地域的違いや地域に生じる問題の原因を考える科 目です。もちろん基礎的な場所の知識は必要ですが、人間と環境や空間の関係を考えることがより大切です。この講義 科目では、①人間活動の地域的差異がどのように生まれてくるのか。②人間が自然環境と付き合い、利用し、それをど のように変えてきたのか?③人間が作り出してきた地域と地域との関係(地域システム又は地域構造と呼びます)が私達 の暮らしにどんな影響を与えるのか?について具体的な事例を使って考えてみましょう。 授業概要: 地域と地域の関係(地域システム・地域構造)を戦後65年の日本社会を事例にして考えます。まず初めに、戦後の日本 社会を4つの時期に分けて考えます。①1945年から1955年までの戦後日本の復興期②1956年~1973年までの高度経済成長 期、③1974年から1992年低成長期からバブル期、④1993年∼現在のバブル崩壊期・新自由主義経済の4つの時期です。こ の4つの時期に日本国内の人口分布や国土利用の進め方がどのように変化してきたのかを『地域構造』という分析視点を 使って検討します。それは、戦後復興期の農村社会中心の地域構造から、高度経済成長期の太平洋ベルト型の地域構造へ、 そして低成長期の地方分散型地域構造、さらにはバブル崩壊以降の顕著になってきた東京一極集中型地域構造へと変化 してきました。 授業計画:1 .ガイダンス 2.戦後60年の地域の変化① 3.戦後60年の地域の変化② 4.戦前の地域構造:米と繭の地域構造 5.戦後復興期の地域構造①傾斜生産から独立へ 6.戦後復興期の地域構造②エネルギー革命と生活の変化 7.高度経済成長期の地域構造①太平洋ベルト地帯と産業構造 8.高度経済成長期の地域構造②集団就職と人口移動 9.高度経済成長期の地域構造③過疎・過密、公害問題 10.低成長期の地域構造①ドル・オイルショックと産業構造 11.低成長期の地域構造②地方への工場分散 12.バブル経済の地域構造①地方分散と東京一極集中 13.バブル経済の地域構造②バブル崩壊と産業構造 14.空洞化と不況の地域構造:産業構造の空洞化 15.まとめと試験 評価方法:作業課題・レポート(2~3回)ならびに試験で評価する。 教 科 書:中 村政則『戦後史』岩波新書・2005年(840円+税)をテキストとして利用します。 参 考 書:講義で適宜指示します。 履修上の注意点:自分で調べ考える力を身につけてください。 (準備学習を含む) 人文地理学Ⅱを履修する者は、人文地理学Ⅰを修得すること。 76 授業科目 人文地理学Ⅱ 担当教員 小金澤孝昭 学習の到達目標: この科目は、中学校社会科・高校地歴の教員免許科目の地理学です。この講義では、地理学の基本的な目的と考え方 について講義します。地理学は暗記科目で、地名や物産を覚えさせることを目的にしていると勘違いをしている方はい ませんか?地理学は、人間が自然環境の下で活動する過程で生み出す地域的違いや地域に生じる問題の原因を考える科 目です。もちろん基礎的な場所の知識は必要ですが、人間と環境や空間の関係を考えることがより大切です。この講義 科目では、自然環境の影響の強い農業を事例に地域的違いを検討します。りんごの産地は、みかんの産地は、牛乳の産 地は、米の産地はと質問すると、自然条件が恵まれていると思われる地域を指摘する人が多いですね。寒いからりんご、 暖かいからみかん、牧草地が広いから酪農地域、温暖なところで米がとれのでしょうか?自然環境条件以外の条件は働 かないのでしょうか?農業の地域的違いの原因を考えてみます。 授業概要: 日本農業の地域的な差異がどのように生み出されるのかを考えていきます。まずは、農産物の分布とその変化を把握 します。米、畜産(肉牛、豚、ブロイラー、乳牛)、野菜、果樹、工芸作物(お茶、こんにゃく、たばこ)の分布を調べます。 これらの分布から農業地域の変化要因を検討します。この講義では、①農産物の流通のあり方、消費者の買い物動向か ら農業地域が変化する。②農家の働き方、農家世帯員の就業の仕方(労働力配分)から農業地域が変化する。③農地の利 用の仕方や農地が他の用途に転換することから農業地域が変化するという3つの要因について検討します。 授業計画:1.ガイダンス 2.戦後60年の日本農業地域の変化①(農産物の分布) 3.戦後60年の日本農業地域の変化②(農産物の分布) 4.農業地域分析の方法 5.農産物流通からみた日本の農業地域①米流通と生産地域 6.農産物流通からみた日本の農業地域②野菜流通と生産地域 7.農産物流通からみた日本の農業地域③畜産物流通と生産地域 8.兼業化からみた日本の農業地域①農業機械の導入と出稼ぎ 9.兼業化からみた日本の農業地域②工場誘致と兼業化 10.兼業化からみた日本の農業地域③総兼業化の下での専業農業 11.日本の農業地域と土地利用(作業地図の品評会) 12.土地利用からみた日本の農業地域①都市化の進展と農地転用 13.土地利用からみた日本の農業地域②生産調整と耕作放棄 14.持続可能な日本の農業:環境保全と土地利用 15.まとめと試験 評価方法:作 業課題(統計・地図)・レポート(2∼3回)ならびに試験で評価する。 教 科 書:河 北新報社「田園漂流」取材班編『田園漂流』河北新報社出版センター 2009年(1500円+税) 参 考 書:講 義で適宜指示します。 履修上の注意点:自 分で調べ考える力を身につけてください。 (準備学習を含む) 人文地理学Ⅱを履修する者は、人文地理学Ⅰを修得すること。 授業科目 中等社会教育法Ⅰ(社会) 担当教員 佐藤和賀子 対象学科・学年:発科2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:社会科教育の歴史および学習指導要領の変遷をふまえ、中学校の教育課程全体のなかでの社 会科の位置づけを考察し、中学校社会科の教科としての基本的な目的と内容を理解する。 授業概要:学習指導要領・教科書・学習指導案などの具体的な資料を読み、中学校社会科の目的と内容 について考える。 授業計画:1.オリエンテーション 2.近代地理・歴史教育 3.中学校社会科の新設 4.中学校社会科の変遷① 5.中学校社会科の変遷② 6.中学校学習指導要領における社会科地理的分野 7.学習指導要領と教科書地理的分野 8.中学校学習指導要領における社会科歴史的分野 9.学習指導要領と教科書歴史的分野 10.中学校学習指導要領における社会科公民的分野 11.学習指導要領と教科書公民的分野 12.社会科授業の実践例① 13.社会科授業の実践例② 14.社会科授業の実践例③ 15.まとめ 評価方法:出席、授業への参加度、レポート、試験からの総合的に判断する 教 科 書:文部科学省『中学校指導要領解説 社会編 平成20年9月』日本文教出版 参 考 書:授業時に紹介する。 履修上の注意点:1.授業への積極的な参加を望む 2.中学校社会科の教科書をなるべく入手してお (準備学習を含む) くこと 77 人間発達学科 対象学科・学年:発科2年 単位数:2 開講時期:後期 授業科目 中等社会教育法Ⅱ(社会) 担当教員 大迫 章史 人間発達学科 対象学科・学年:発科2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 本授業では、中学校社会科における授業実践のための基礎的な力を養う。具体的には、教育実習に向けて、 中学校社会について、自ら学習指導案を作成し、これにもとづいて授業を展開していくための力をつけること を目標とする。そのでは、授業をデザインするための授業構想力、デザインした授業を実際に行っていくため の授業実践力、そして、自らの授業を振り返るための力が重要であり。こうした力を養っていくこととしたい。 授業概要: 本授業では、中学校社会科に焦点を絞り、教材研究の方法や指導目標の立て方を学んだ後、自ら学習指導案 を作成し、実際に模擬授業を行うこととなる。中学校社会科の授業を展開していく場合に、さまざまな教育方 法があるが、本授業ではそうした中からいくつかの代表的な授業方法を取り上げ、これにもとづいた学習指導 案の作成を考えている。また、模擬授業について、受講者間で意見交換をおこない、生徒にとってわかりやす い授業の展開を考えていく。 授業計画:1.オリエンテーション(中学校社会科と社会科系教科の意義) 2.中学校社会科の授業デザインのための基礎知識 3.中学校社会科における教材研究のあり方と指導目標の明確化 4.中学校社会科学習指導案作成の方法(1) 5.中学校社会科学習指導案作成の方法(2) 6.発問・板書内容・ノート指導 7.教育方法の探究(1)(授業の展開方法) 8.教育方法の探究(2)(授業の展開方法) 9.教育方法の探究(3)(授業の展開方法) 10.中学社会科における実践事例の検討(1) 11.中学社会科における実践事例の検討(2) 12.中学社会科における実践事例の検討(3) 13.中学社会科の模擬授業と講評(1) 14.中学社会科の模擬授業と講評(2) 15.中学社会科の模擬授業と講評(3) 評価方法:出 席状況(50点)、授業への参加(模擬授業を含む)状況(25点)、課題(学習指導案作成)への取り組み状況(25 点)により評価する。 教 科 書:教科書はとくに指定しない。授業担当者が文献、プリント、資料を準備し配布する。 参 考 書: 歴史教育者協議会『授業に生かせる子どもの疑問・質問 歴史篇』民衆社、2002年。 歴史教育者協議会『授業に生かせる子どもの疑問・質問 地理・公民篇』民衆社、2002年。 その他の参考書は授業内で紹介する。 履修上の注意点: 私語は厳に慎むこと。 (準備学習を含む) 授業ではいくつかの課題をだす。課題の提出期限等は必ず守ること(やむを得ない事情により、提出 が遅れる場合、事前に必ず授業担当者に連絡すること。)。 授業科目 赤ちゃんの科学 担当教員 沼山 博 対象学科・学年:発科2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1)人間の生命の発生のしかたについて説明できる。 2)胎児期の発達の様相について説明できる。 3)新生児期の発達の様相について説明できる。 4)乳児期の発達の様相について説明できる。 5)子育てを支える社会・文化的背景について説明できる。 6)子どもによって育てられる人格的側面について説明できる。 授業概要: 古典的な経験論では「ヒトは白紙で生まれてくる」とされている。しかし、ヒトの赤ん坊は、 決して白紙で生まれてくるわけではない。周囲の人々や環境と効果的にかかわりあうような 枠組みを備えて生まれ、それをそういったかかわりのなかで作り変えていく存在である。こ れを具体的な研究例をまじえながら、解説していく。また、子育てを支える社会的・文化的 な背景や子どもに育てられる親の人格的側面についてもとりあげたい。 授業計画:第1回 生命の発生とその機序 第9回 赤ちゃんの環境の理解⑴ 第2回 出生前の赤ちゃんの発達 第10回 赤ちゃんの環境の理解⑵ 第3回 出生直後の赤ちゃんの発達 第11回 ことばの獲得⑴ 第12回 ことばの獲得⑵ 第4回 赤ちゃんの身体発達 第13回 子育てを支える社会的・文化的背景 第5回 赤ちゃんの対人関係⑴ 第14回 子どもに育てられる親 第6回 赤ちゃんの対人関係⑵ 第15回 まとめと試験 第7回 赤ちゃんの自己の理解⑴ 第8回 赤ちゃんの自己の理解⑵ 評価方法:レポート50点、期末試験50点 教 科 書:使用しない(プリントを配布する) 参 考 書: 履修上の注意点:事情にかかわらず3分の1以上の欠席がある場合は単位を与えない(遅刻も含む)。 (準備学習を含む) 講義を理解しているかどうかを確認するために小レポートを求めることがあるので、 次の時間までに配布プリントをよく理解して講義に臨むこと。また、この科目を履修 する前に保育・心理関係の科目をできる限り履修することが望ましい。 78 授業科目 幼児教育制度論 担当教員 大迫 章史 学習の到達目標: 日本は法治国家であり、幼稚園や小学校などの初等教育を含めた学校教育も、また日本国 憲法・教育基本法の下、さまざまな法律に基づいて展開されている。そこで、本授業では現 代日本の幼稚園に関する教育行政がどのような形で展開され、これが幼稚園とどのように関 わっているのかを、教育法規などとの関係をふまえつつ、理解することを目指す。 授業概要: 現代日本の幼稚園を含めた初等教育に関わる教育行政・制度がいかなる経緯で確立し、幼 稚園・小学校は教育行政との関係でどのように動いているのかを、教育法規を中心に学んで いく。あわせて、現代の日本の幼稚園(小学校)等が抱える教育問題に対し、教育行政では その解決のためにどのような施策がとられているのかを確認する。本授業では、教育行政の 中でも、とくに幼稚園と小学校に関わる教育行政を中心にみていく。また、必要な限りで、 保育所との比較も行っていく。具体的な授業内容は、授業計画の欄に記したとおりである。 授業計画:1.戦前日本の幼稚園教育行政 2.戦後教育改革と幼稚園教育行政(1) 3.戦後教育改革と幼稚園教育行政(2) 5.教育法規と初等教育(1) 6.教育法規と初等教育(2) 7.園児・児童に関わる法規(1) 8.園児・児童に関わる法規(2) 9.幼稚園と保育所の比較 10.幼稚園と小学校の連携(1) 11.幼稚園と小学校の連携(2) 12.現代日本の教育行政改革と幼稚園 13.幼児教育制度の国際比較(1) 14.幼児教育制度の国際比較(2) 15.授業のまとめと試験 評価方法:授業への出席・参加状況(50点)、試験結果(50点)により総合的に評価する。 教 科 書:教科書はとくに指定しない。授業担当者が文献、プリント、資料を準備し配布する。 参 考 書:授業のなかで適宜紹介する。 履修上の注意点:私語は厳に慎むこと。すべての講義に出席すること。やむを得ない理由により、欠席 (準備学習を含む) する場合はでききるだけ早いうちに授業担当者へ連絡すること。 授業科目 教職論(幼稚園) 担当教員 村山 十五 対象学科・学年:発達1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:幼稚園における教師の役割について、様々な角度から学習し、教師という職業を理解すると ともに、教育者としての自覚を持つ。 授業概要:①子どもの遊びや教師の役割を理解するために、幼稚園や保育所を見学する。②教師として 必要な専門知識や仕事の内容及び教員の就職状況等について学習し、教師のあるべき姿を追 求する。 授業計画:1.授業概要の説明、自己紹介 2.教職の意義について 3.進路選択に資する幼稚園見学 4.進路選択に資する保育所見学 5.教職に関するレポートの提出について 6.社会人としての心構え、教師の専門性と役割について 7.教師の品格と資質について 8.教育関係法規について 9.教育計画、指導計画の作成について 10.教師の就業規則と身分保障について 11.障害児の指導について 12.認定こども園と幼保一体化 13.県内の幼稚園教員への道と研修体制について 14.素話の実践 15.期末試験 評価方法:出席状況 30% レポート 30% 期末試験 40% 教 科 書:使用しない。 参 考 書:幼稚園教育要領、保育所保育指針 履修上の注意点:特になし (準備学習を含む) 79 人間発達学科 対象学科・学年:発達2年 単位数:2 開講時期:前期 授業科目 幼児教育論 担当教員 大迫 章史 人間発達学科 対象学科・学年:子発2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 少子化が進む現代の日本社会において、幼児教育に求められる役割はますます多様化し、かつ重要性 を増している。そこで、本授業では、現代日本の教育を取り巻く状況をふまえつつ、幼稚園を中心とし た幼児教育に関する基礎的な事項を習得することを目的としている。本授業をとおして、受講者が幼児 教育を多角的にとらえていくことのできる力を養っていきたい。 授業概要: 幼児教育と一言でいっても、これはさまざまな側面から考えていかなくてはならない。そのため、本 授業では、日本を中心としながら、幼児教育の歴史、幼児の特徴、幼稚園における教師のあり方、幼稚 園教育要領などの教育内容といった側面から幼児教育を考えていくこととしたい。あわせて、諸外国お ける幼児教育の動向を確認することで、日本における幼児教育のあり方を相対化し、客観的にとらえて いく。 具体的な授業内容は、下記授業計画に示したとおりである。 授業計画:1 .オリエンテーション−授業概要の説明− 2.幼児教育の誕生(1)−幼稚園の役割を中心に− 3.幼児教育の誕生(2)−幼稚園の役割を中心に− 4.日本における幼稚園の歴史(1) 5.日本における幼稚園の歴史(2) 6.幼児の生活とその特徴(1) 7.幼児の生活とその特徴(2) 8.幼児教育における教師の専門性(1)−その資質との関係で− 9.幼児教育における教師の専門性(2)−その資質との関係で− 10.幼稚園教育要領の歴史と変遷(1)−幼稚園における教育内容− 11.幼稚園教育要領の歴史と変遷(2)−幼稚園における教育内容− 12.現行幼稚園教育要領の特徴 13.諸外国の幼児教育の動向と日本の幼児教育(1) 14.諸外国の幼児教育の動向と日本の幼児教育(2) 15.授業のまとめと試験 評価方法:授業への出席・参加状況(50点) 、試験結果(50点)により総合的に評価する。 教 科 書:教科書はとくに指定しない。授業担当者が文献、プリント、資料を準備し配布する。 参 考 書:授業のなかで適宜紹介する。 履修上の注意点:私語は厳に慎むこと。 (準備学習を含む) 授業科目 児童福祉論(保育士) 担当教員 大坂 純 対象学科・学年:子発2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 少子化が一層進む中で児童福祉は大きく変貌しようとしている。保育を中心とした少子化対策、社会的養護 を中心とした要保護児童対策が、家庭への支援を見すえた次世代育成という視点で再編されようとしている。 近年の児童福祉法改正等の現状を踏まえ、児童家庭福祉について学ぶ。 具体的には、子どもを取り巻く環境、中でも家庭を対象とした福祉・保健・医療にかかわる保育、養護、健 全育成、障害児福祉、母子保健等の公的サービス、あるいは民間サービスの社会的位置づけとその現状について、 施設や機関、専門職との連携等を通じて理解することを目標とする。 授業概要:1.現代社会における児童と家庭現代社会における児童の心身の成長・発達と生活実態(取り巻く社会情勢を含む) の整理を基に、児童福祉の社会的背景・福祉需要について学ぶ。 2.児童の権利について理解する。 3.児童・家庭福祉制度の概要について理解する。 9.子ども家庭福祉行政の仕組み② 授業計画:1.ガイダンス 2.子ども家庭福祉の基礎基礎概念 10.子ども家庭福祉等機関 3.子ども家庭福祉を取り巻く状況 11.子ども家庭福祉サービスの施設① 4.子どもの権利保障 12.子ども家庭福祉サービスの施設② 5.子どもの権利保障の歴史と取り組み 13.在宅児童を対象とした子ども家庭福祉サービス① 6.子どもの権利保障と現代 14.在宅児童を対象とした子ども家庭福祉サービス② 7.子ども家庭福祉の展開 15.子ども家庭福祉における地域活動と人々 8.子ども家庭福祉行政の仕組み① 評価方法:授業への参加(出席ではない) ・試験・レポートなどによって総合的に理解度を測り、評価を行う。評価の対象 となるのは2/3以上の出席した者に限る 現代社会における児童と家庭(2. 3回) 児童の権利について(4回〜6回) 児童・家庭福祉制度の概要について(7回〜 15回) 参加 5 10 10 試験 5 15 15 教 科 書:よくわかる子ども家庭福祉[第6版]山縣文治編 ミネルヴァ書房 *年度当初に新版が出版された場合は、新版を指定する 参 考 書:参考図書・文献はガイダンス時にリストを配布する。 履修上の注意点:原則として、講義開始時間20分以降は教室への入室は認めない。 (準備学習を含む) 80 レポート 19 18 出席 1 1 1 授業科目 養護原理 担当教員 新妻 孝信 社会的養護の現状と背景を把握するとともに、社会的養護体系や児童の権利擁護および児童福祉施設 が担ってきた歴史や変化する役割・課題について理解する。 社会的養護を支える基本理念や原則および援助者としての保育士が果たす役割・援助の実際について 理解する。 児童観・施設養護観を養う。 授業概要: 社会的養護の歴史や体系、養護の基本原理と養護提供の実際を概説する。特に、近年深刻化する児童 虐待などを手がかりに要保護児童の入所事由の変遷や養護理論をめぐる論争、児童の権利擁護、自立支 援について解説する。また、複雑・多様化する人々の価値観、家族病理、子育て支援策などにも考察を 加え、社会的養護の必要性とその基本理念を習得できるように授業を進める。 授業計画:1 オリエンテーション 子どもを取り巻く状況と家庭の役割 2 社会的養護の必要性 3 子どもの権利・権利擁護 4 社会的養護の歴史Ⅰ(先駆者の取り組み) 5 社会的養護の歴史Ⅱ(ホスピタリズム論争と養護理論の潮流) 6 社会的養護の体系 7 社会的養護の提供Ⅰ(施設養護) 8 社会的養護の提供Ⅱ(施設養護) 9 社会的養護の提供Ⅲ(家庭的養護) 10 社会的養護の基本理念 11 社会的養護の原則 12 施設養護の実際Ⅰ 13 施設養護の実際Ⅱ 14 職員の資質・専門技術・倫理 15 これからの社会的養護 期末テスト 学習の到達目標: 評価方法:期末テスト (小論文を含む) (60点) 課題レポート (20点) 受講態度 (質疑応答、 理解度、 積極性等) (20点) 教 科 書:櫻井奈津子編著『社会的要護の原則』㈱青踏社 他に授業で配布する補助教材をテキストとする。 参 考 書:授業の中で適宜紹介する。 履修上の注意点:授業に関連する新聞記事などを日頃から読んでおくこと。 (準備学習を含む) 教科書は事前に読んで問題意識をもって授業に参加すること。 授業科目 小児保健実習 担当教員 門間 純子 対象学科・学年:子発2年 単位数:1 開講時期:後期 学習の到達目標: 授業概要:1)子どもの心身の健康の保持増進を図る保育者の育成をねらいとする。 2)子どもの心身の発育・発達の観察・評価の演習を基に、健康状態を把握、基本的生活習慣を 身につける支援、事故防止等の基本的養護を身につける。 3)子どもとの心身の成長発達の援助と共に、疾病や異常による健康状態の特性を理解し、対処 法と保育の基本的技術の習熟と実践力を養うと共に、保育士としての資質向上を目指す。 授業計画:1.小児保健の実習の意義について 2.健康状態の観察と記録(1) 健康とは、小児期の健康の特性と保健管理 3.乳幼児の身体計測と評価(1)身体測定の意義と測定の実践・評価 4.乳幼児の生理的機能の測定と評価(1)体温測定、運動発達、健康状態の把握 5.乳幼児の養護(1)抱き方・寝かせ方、睡眠等の排泄等の援助 6.乳幼児の養護(2)食事の与え方、好き嫌い等の援助 7.乳幼児の養護(3)身体の清潔(手洗い口腔、衣服等) 8.乳幼児の養護(4)歯の保健(歯と口腔の衛生と指導指導案作成) 9.乳幼児の養護(5)保健指導(歯磨き指導の実践発表) 10.乳幼児の健康管理(1)小児看護(よく起こる症状と看護の実践) 11.乳幼児の健康管理(2)小児看護(感染症、発熱・嘔吐・下痢等の対応の実践) 12.障害児の支援 (1)「語りかけ育児」の理論を生かした自立への支援 13.乳幼児の事故と救急処置(1)乳幼児の生理発達の特性と救急処置の演習 14.保護者、施設との連携(1)関係機関との連携における保育士の役割 15.保育のまとめ 評価方法:1)試験(6割) 2)課題のレポート内容、出席状況(4割)、受講態度等 教 科 書: 『小児保健実習』佐藤益子編著(みなみ書房) 参 考 書:必 要時随時紹介すると共に、関係資料のプリントを配布する。演習に際しては内容をビデオ・D VD等で示し理解を深める。 履修上の注意点:1)授業回数の3分の1以上を欠席した場合、再履修。 (準備学習を含む) (公的証明書等の提出があった場合は、欠席回数に加えない。 ) 2)講義中の飲食を禁止。携帯電話・メールの使用を禁ずる。 81 人間発達学科 対象学科・学年:子発2年 単位数:2 開講時期:後期 授業科目 幼児教育基礎演習 担当教員 大迫 章史 人間発達学科 対象学科・学年:発達1年 単位数:1 開講時期:後期 学習の到達目標: 3年次・4年次に実施される幼稚園教育実習、保育実習では、各講義で学んだ保育の専門知識を生かし、これを実践 の場で活用する力が求められる。本講義では、実習に向けて、実習で求められる基礎的な力をつけることを目標とする。 授業概要: 本講義では、実習に入る前の事前準備として、実習で求められる知識や技術の基礎を学んでいく(授業計画参照) 。あ わせて、近年の社会における多様な保育ニーズに応えるべく、保育現場での子どもや保護者への対応の仕方や実践を理 解し、自らの子ども観・保育観の確立を目指す。 具体的には、下記授業計画での実施を予定している。 授業計画:1.全体ガイダンス(授業概要の説明) 2.幼稚園教育実習・保育実習の概要 3.幼稚園の1日の生活の流れの理解(VTR) 4.保育所の1日の生活の流れの理解(VTR) 5.観察記録のとり方とその役割(VTR) 6.幼稚園教育要領・保育所保育指針の理解 7.子どもの発達の理解(幼稚園教育要領・保育所保育指針) 8.幼稚園1日観察実習(9月実施)ガイダンス(講話を含む) 9.幼稚園1日観察実習レポート添削・返却、指導 10.幼稚園、保育所(園)、認定こども園、施設の概要の理解 11.保育実習Ⅱ(保育所)(3年生)報告会 12.幼稚園教諭・保育士の仕事の理解(VTR、全国保育士会倫理綱領) 13.保育園1日観察実習(2月実施)ガイダンス(講話を含む) 14.幼稚園・保育所における保育技術の基礎(絵本読み聞かせ・人形劇) 15.保育実習Ⅰ・Ⅱ(保育所)実習先 希望調査 16.保育実習Ⅰ・Ⅱ(保育所)実習先 調整 (上記の数字は必ずしも回数を意味しない) 評価方法:出席状況、レポート課題、授業態度 他 教 科 書: 小林育子他著『幼稚園・保育所・施設 実習ワーク』 (萌文書林) 宮城県幼稚園教育実習連絡協議会『教育実習の手引き』 宮城県保育士養成校連絡協議会『保育実習の手引き』 『幼稚園教育要領』、『幼稚園教育要領解説』 『保育所保育指針』、『保育所保育指針解説』 参 考 書:適宜提示する 履修上の注意点: 全ての講義に出席すること。講義を欠席した場合には、学科研究室にて配布資料を受け取り、次回までに講 (準備学習を含む) 義内容の把握に努める。 講義の開講は変則的であるため、学生掲示板、学科研究室前掲示板にて常に確認すること。 授業ではいくつかの課題をだす。課題の提出期限等は必ず守ること(やむを得ない事情により、提出が遅れ る場合、事前に必ず授業担当者に連絡すること。)。 授業科目 幼児保育入門演習 担当教員 大迫 章史 対象学科・学年:子発2年 単位数:1 開講時期:前期 学習の到達目標: 3年次・4年次に実施される幼稚園教育実習、保育実習では、各講義で学んだ保育の専門知識を生かし、これを実践 の場で活用する力が求められる。本講義では、1年次の幼児保育入門演習に引き続き、実習に向けて、実習で求められ る基礎的な力をつけることを目標とする。 授業概要: 本講義では、実習に入る前の事前準備として、実習で求められる知識や技術を学んでいく(授業計画参照)。あわせて、 近年の社会における多様な保育ニーズに応えるべく、保育現場での子どもや保護者への対応の仕方や実践を理解し、自 らの子ども観・保育観の確立を目指す。 具体的には、下記授業計画での実施を予定している。 授業計画:1.全体ガイダンス(授業概要の説明) 2.子どもとともに自然に親しむための技術:植物栽培等の実施(グループ) 3.保育実習Ⅰ(保育所)(3年生)報告会に参加 4.幼稚園教育実習(Ⅰ期)報告会に参加 5.3年次 実習への目標と抱負を作成(幼稚園・保育所等) 6.幼稚園・保育所実習先事前打ち合わせに向けて(実習準備) 7.子どもの発達の理解(幼稚園教育要領・保育所保育指針) 8.保育環境の理解(模擬保育・実技) 9.指導案の作成と実践 10.幼稚園教育要領・保育所保育指針の理解と確認 11.幼稚園 1日観察実習(9月)ガイダンス(講話を含む。) 12.幼稚園 1日観察実習 レポート作成、提出 13.幼稚園教育実習・保育実習に向けた教材の作成(グループ) 14.絵本読み聞かせ等のボランティア(夏休み課題)に向けた準備(グループ) (上記の数字は必ずしも回数を意味しない) 評価方法:出席状況、レポート課題、授業態度 他 教 科 書: 小林育子他著『幼稚園・保育所・施設 実習ワーク』 (萌文書林) 宮城県幼稚園教育実習連絡協議会『教育実習の手引き』 宮城県保育士養成校連絡協議会『保育実習の手引き』 『幼稚園教育要領』、『幼稚園教育要領解説』 『保育所保育指針』、『保育所保育指針解説』 参 考 書:適 宜提示する 履修上の注意点: 全ての講義に出席すること。講義を欠席した場合には、学科研究室にて配布資料を受け取り、次回までに講 (準備学習を含む) 義内容の把握に努める。 講義の開講は変則的であるため、学生掲示板、学科研究室前掲示板にて常に確認すること。 授業ではいくつかの課題をだす。課題の提出期限等は必ず守ること(やむを得ない事情により、提出が遅れ る場合、事前に必ず授業担当者に連絡すること。)。 82 授業科目 保育実習の事前事後指導 担当教員 大迫 章史・佐野 裕子 学習の到達目標: 保育実習では、各講義で学んだ保育の専門知識を統合し、これを実践の場で活用する力が求められる。本実習指導では、 このための基礎および実践的な力をつけることを目標とする。具体的には、保育所における実習を行っていくことので きる総合的な力を育成することを目指している。 授業概要: 本実習指導では、実習に入る前の事前準備として必要な内容を学んでいく(授業計画参照) 。とくに3年次に実施され る保育所実習に向けた具体的な行っていく予定である。また、本実習指導をとおして、近年の社会における多様な保育ニー ズに応えるべく、保育現場の対応の仕方や実践を理解し、自らの子ども観・保育観の確立を目指す。 下記授業計画での実施を予定している。 授業計画:1.幼稚園、保育所(園) レポート添削・返却、指導 2.保育実習Ⅱ(保育所)(3年生)報告会に参加 3.保育所保育指針の理解度の確認 4.子どもの発達の理解(幼稚園教育要領・保育所保育指針) 5.保育所における保育者の役割の具体的理解 6.保育実習の意義の理解 7.保育観察の視点について 8.観察記録のとり方の実践 9.指導案の作成と実践について 10.保育における実技の意義について 11.保育における実技の実践について 12.保育実習Ⅰ(保育所)に向けての準備(手続き、目標と抱負、実習生調書作成 他) 13.保育実習Ⅰ(保育所)に向けて自己課題の明確化 14.保育実習Ⅰ(施設)実習先の調整 15.保育実習Ⅰ(保育所)に向けた保育実践力の確認(模擬保育等) 16.保育実習Ⅰ(保育所)に向けた教材づくりの準備と準備状況の確認 (上記の数字は必ずしも回数を意味しない) 評価方法:出 席状況、レポート課題、授業態度 他 教 科 書: 小林育子他著『幼稚園・保育所・施設 実習ワーク』 (萌文書林) 宮城県幼稚園教育実習連絡協議会『教育実習の手引き』 宮城県保育士養成校連絡協議会『保育実習の手引き』 『幼稚園教育要領』、『幼稚園教育要領解説』 『保育所保育指針』、『保育所保育指針解説』 参 考 書:適宜提示する。 履修上の注意点: 全ての講義に出席すること。講義を欠席した場合には、学科研究室にて配布資料を受け取り、次回までに講 (準備学習を含む) 義内容の把握に努める。 講義の開講は変則的であるため、学生掲示板、学科研究室前掲示板にて常に確認すること。 授業ではいくつかの課題をだす。課題の提出期限等は必ず守ること(やむを得ない事情により、提出が遅れ る場合、事前に必ず授業担当者に連絡すること。)。 授業科目 保育内容総論 担当教員 東 義也 対象学科・学年:子発2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 保育内容の各領域の学びを総合的に捉える視点を養う。特に、子どもが自らする遊びを中 心軸にして思索できる力を培う。そして、発達過程に即した子ども理解と総合的に指導・援 助が行える実践力を養う。 授業概要: 子どものさながらの生活や一人ひとりの発達の姿に即した園生活のありようについて講義 する。その中で保育内容の基本的な理解、総合的な理解、そして、実践的な理解を目指す。特に、 子どもの遊びの重要性についてはこれを強調したい。 授業計画:1.保育の基本 2.保育の構造 3.乳児の発達と遊び 4.幼児の発達と遊び 5.乳幼児の生活と保育内容 6.乳幼児の環境と保育内容 7.幼稚園教育要領における保育内容 8.保育所保育指針における保育内容 9.保育内容の実践 10.保育の計画と実践と評価 11.保育内容の変遷(1)―倉橋惣三を中心に 12.保育内容の変遷(2)―城戸幡太郎を中心に 13.これからの保育内容(1)―子ども理解と遊びの充実 14.これからの保育内容(2)―集団遊びと行事の充実 15.試験とまとめ 評価方法:試験60%。授業への取り組み20%、課題20%、ただし、原則として授業回数の1/3を越え て欠席した者については単位を与えない。 教 科 書:太田光洋他『保育内容の理論と実践』同文書院、2,000円 文部科学省『幼稚園教育要領解説ー平成20年10月』200円 厚生労働省『保育所保育指針解説書』200円 参 考 書:森上史朗他編『保育用語辞典』ミネルヴァ書房、2,300円 履修上の注意点:授業に積極的に参加してほしい。少なくとも『幼稚園教育要領』と『保育所保育指針』 (準備学習を含む) を一通り読んでから授業に臨むこと。 83 人間発達学科 対象学科・学年:子発2年 単位数:1 開講時期:後期 授業科目 保育内容(環境) 担当教員 東 義也 人間発達学科 対象学科・学年:子発2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:保育の環境は、子どもに自由感を与え、遊びを成立・発展させるものでなければならない。子どもたち に関わる保育の環境を構成するモノについて具体的に取り上げ、触れたり調べたり作ったりしながら、 彼らを育てるための環境づくりについて共に考える。 授業概要:幼稚園教育要領と保育所保育指針における「環境」の位置づけとその意味について解説する。また、保 育環境を構成する物的環境、すなわち玩具や人形、絵本や砂場、園庭遊具や自然、動物や植物などにつ いて一通り取り上げる。そして、何よりも人的環境である保育者の存在とそのあり方については、遊び による指導の視点からも特にその重要性を強調したい。 授業計画:1.幼稚園教育要領と保育所保育指針について 2.人間の生活と環境 3.子どもと園の環境 4.子どもの発達と環境のかかわり(誕生から歩行まで) 5.子どもの発達と環境のかかわり(歩行から3歳まで) 6.子どもの発達と環境のかかわり(3歳児) 7.子どもの発達と環境のかかわり(4歳児) 8.子どもの発達と環境のかかわり(5歳児) 9.絵本と紙芝居 10.恩物と玩具と手作りおもちゃ 11.自然や生物への興味 12.文字や数への関心 13.人形と歌による表現 14.保育のための計画 15.試験とまとめ 評価方法:試 験60%、授業への取り組み20%、課題20%。ただし、原則として授業回数の1/3を越えて欠席した 者については単位を与えない。 教 科 書:中沢和子『改訂子どもと環境』萌文書林、1,600円 文部科学省『幼稚園教育要領解説−平成20年10月』200円 厚生労働省『保育所保育指針解説書』200円 参 考 書:有木昭久・案、西村繁男・絵『みんなであそぼう−650のあそびのヒント集』福音館書店、1,200円 森上史朗、柏女霊峰編『保育用語辞典』ミネルヴァ書房、2,300円 履修上の注意点:質問や意見を積極的に述べてほしい。途中で出す課題は、絵本をたくさん読むことと手作りおも (準備学習を含む) ちゃを作ることなので、今から少しずつ準備しておくことをお勧めします。 授業科目 保育内容(健康) 担当教員 佐野 裕子 対象学科・学年:子発2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1)保育所保育指針に示されている領域「健康」の「ねらい・内容」について理解し、子どもが、心身ともに 健康生活を送るための基礎知識を身につける。 2)子どもの発育・発達を支える保育者の援助のあり方について考察できるようになる。 3)家庭との連携のあり方について、具体的な指導・援助ができるように知識と技術、態度を身につける。 授業概要: この授業では、保育指針「健康」の「ねらいと内容」を学び、保育者として、子どもの健康を守り育てるこ とについての考察を深めていく。 乳幼児期の身体・精神面、運動面の発達特性を理解し、心身ともに健康的な生活を送るための生活リズムや 基本的生活習慣、運動あそび、安全配慮などの知識を身につける。 また、現代の子どもを取り巻く生活環境や社会環境を鑑み、時代に即した課題をふまえて、園や家庭の役割 について検討する。 授業計画:1.保育内容「健康」の意義 2.領域「健康」のねらいと内容 3.子どもの発達と健康(1) 4.子どもの発達と健康(2) 5.健康生活と「基本的生活習慣」(1) 6.健康生活と「基本的生活習慣」(2) 7.健康生活と「食育」 8.健康生活と「睡眠」 9.健康生活と「遊び」 10.子どもの健康と環境構成 11.安全環境と安全教育 12.健康生活を育む保育者の役割 13.指導計画と評価 14.保育内容「健康」から見た実践課題 15.まとめ・試験 評価方法:出席状況、授業態度、レポート、筆記試験などにより総合的に評価する。 教 科 書: 『乳幼児の健康第2版』前橋明(編著)大学教育出版 参 考 書: 『保育所保育指針解説書』(厚生労働省) 『幼稚園教育要領解説』(文部科学省) 『保育用語辞典』 森上史朗他編(ミネルヴァ書房) 履修上の注意点:資 料が多々あるため、欠席の場合には研究室にて配布資料を受け取り、次回までに講義内容の把握に努 (準備学習を含む) める。 84 授業科目 保育内容(言葉) 担当教員 古田倭文男 学習の到達目標:① 保育所保育指針および幼稚園教育要領に示されている、保育内容(言葉)の目的を理解する。 ② 子どもの言葉の発達に必要な条件を理解する。 ③ 言葉の発達の筋道を理解する。 ④ 言葉の発達を促す働きかけを理解する。 授業概要: 子どもの言葉の発達を促す言葉の知識と保育の技術を中心に扱う。伝達、思考、認識などに働く言葉 の機能を知る。言葉の発達の筋道を知り、保育計画を考える。言葉の障害、特にどもりについて取り上 げる。えほん、紙芝居、ペープサート、人形など言語教材について実際に取り扱って興味と関心を持つ。 授業計画:Ⅰ.言葉の発達を促す 1.ねらい:「保育所保育指針」、「幼稚園教育要領」から理解する 2.言葉の重要性 言葉の機能 3.言葉の発達に必要な条件Ⅰ―聴覚、発声器官、中枢 4.言葉の発達に必要な条件Ⅱ―環境条件 5.言語発達の筋道、年齢ごとの発達の様子、言語発達表の利用 6.人やものへの関心、アタッチメント、イメージを育てる 7.言語発達の異常 正しく構音できる年齢、緘黙、どもりなどの保育 Ⅱ.発達に応じた具体的指導 8.9.保育指針とテキストによる年齢別指導 10.話を聞かせるために 11.話をさせるために Ⅲ.言語教材の利用 12.13.絵本、紙芝居、言葉遊び、ペープサート、エプロンシアター、その他のシアター、人形その 他の教材を扱う Ⅳ.保育者の対応 14.保育者の対応の重大さ、言語観、保育観 Ⅴ.15.まとめとテスト 評価方法:言語教材の実演への参加、出席状況と試験による。 教 科 書:大久保・長沢編著 保育言葉の実際(第2版)建帛社 2,200円 保育所保育指針 フレーベル館 200円 幼稚園教育要領 フレーベル館 100円 参 考 書: 履修上の注意点:出席を重視する。Ⅲの言語教材についてはほかの時間にも随時取り扱う。保育指針、幼稚園教育 (準備学習を含む) 要領は他の保育士必修授業にも使用される。 授業科目 保育内容(人間関係) 担当教員 井上 孝之 対象学科・学年:子発2年 単位数:2 開講時期:前期(集中講義) 学習の到達目標: 領域「人間関係」の意義が分かり、幼児理解から始まる保育者の援助の在り方、環境構成 の仕方を理解することができる。 授業概要: 領域「人間関係」は、幼児と人とのかかわりに関する領域であり、人間関係を育てるため の保育者の援助や環境構成の在り方について考えようとするものである。この授業では、 「幼 稚園教育要領」や「保育所保育指針」が意図している「人間関係」のねらいや内容を踏まえ、 幼児の集団生活における人間関係(社会性)の発展についての基礎的な理解を深めながら、 実践事例をもとに保育の在り方を検討していく。 授業計画:1.オリエンテーション・遊びのなかで育つ人とのかかわり(1) 2.遊びのなかで育つ人とのかかわり(2) 3.遊びのなかで育つ人とのかかわり(3) 4.領域「人間関係」の考え方 5.人間関係の発達とその問題 6.人とのかかわりを育てる保育実践(1) 7.人とのかかわりを育むための保育者の援助(1) 8.人とのかかわりを育むための保育者の援助(2) 9.人とのかかわりを育むための指導計画(1) 10.人とのかかわりを育むための指導計画(2) 11.人とのかかわりを育てる保育実践(2) 12.人とのかかわりを育てる保育実践(3) 13.人とのかかわりを育むための保育者の役割(1) 14.人とのかかわりを育むための保育者の役割(2) 15.現代社会と子どもを取り巻く課題・まとめ 評価方法:試験(50%)、課題・レポート(25%)、出席・演習態度(25%) 教 科 書: 「保育内容人間関係」小田 豊他編著 北大路書房 必要に応じて資料を配布する。 参 考 書: 「幼稚園教育要領」「保育所保育指針」他、授業時間に示す。 履修上の注意点:2/3以上の出席を単位認定の前提とする。 (準備学習を含む) 演習を取り入れるため、動きやすい服装で受講すること。 85 人間発達学科 対象学科・学年:子発2年 単位数:2 開講時期:前期 授業科目 保育内容(音楽とリズム) 担当教員 菊地真知子 人間発達学科 対象学科・学年:子発2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 保育時に使用する表現力を音楽を含む行為により高める 発達に応じた援助を音楽などを使って理解し、実践する 授業概要: 楽器等を使い、音楽表現・身体表現の方法を学ぶ。合唱・アンサンブルなどの実技を経験 し、保育者として子どもに指導する方法を習得するようにする。グループによる劇などを作 成することで総合的な力を養い、発表することにより人前での表現経験を積み重ねる。 授業計画:1.オリエンテーション、表現とはなにか、保育指針・教育要領から学ぶ 2.手・指遊びを体験し、習得する(1) 3.手・指遊びを体験し、習得する(2) 4.音楽を使った子どもの遊び(1) 5.音楽を使った子どもの遊び(2) 6.リトミックについて 7.リズム・アンサンブル 楽器の編成について 8.リズム表現法を学ぶ 9.音楽の効果音について・子どもの遊び ビデオ鑑賞 10.手作り楽器について指導・作成 11.劇作り(1) 12.劇作り(2) 13.劇作り(3) 14.発表 15.まとめと試験 評価方法:受 講態度(質疑応答、理解度等、提出物:軍手人形・お手玉・手作り楽器・絵本) (30点) 発表等(30点)積極的参加、レポート提出及び試験など(40点)を総合的に評価する。 教 科 書: 『表現のためのやさしいピアノ即興演奏』 参 考 書:プリントを配布する。 履修上の注意点:出席を重視するため、休まず出席すること。動きやすい服装で受講すること。やむを (準備学習を含む) えず欠席した場合は、参考資料を受けとり、授業のアドヴァイスを受けること。グルー プでの発表を求めることが多いので協力すること。 授業科目 保育内容(身体と表現) 担当教員 佐野 裕子 対象学科・学年:子発2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1)心と身体の相互作用によって子どもが表出するさまざまな「身体表現」を理解し、保育の場において「子 どもの身体表現を受け止める」・「子どもの身体表現を引き出す」力を培えるように、知識を深め、その援 助や指導スキルを身につける。 2)学生自身が身体で表現する楽しさを味わい、豊かな感性やリズム感を養うとともに、保育者として備える べき身体表現力や想像力、創作力などの向上をめざす。 授業概要: 授業前半は、保育内容領域「表現」の基本的な理論や、乳幼児期の身体表現活動について学び、さまざまな 身体表現あそびを実践する。子どもと共に楽しみながら行うことができる、さまざまな身体表現あそびを通して、 子どもの心の動きと身体表現の相互作用について考察を深めるとともに、子どもの身体表現を引き出すための 適切な援助、技術などを学ぶ。手あそびを毎時間取り入れ、そのレパートリーを徐々に増やしながら、乳児期 から楽しんで行えるような進め方や展開方法を紹介する。 授業後半は、学生自身の表現力や想像力、創作力、指導力などを発揮し、身体表現活動の創作を行う。 授業計画:1.オリエンテーション 2.領域「表現」における身体表現についての基本的な考え方 3.模倣と身体表現(1)ことばと動き 4.模倣と身体表現(2)音と動き 5.用具を用いた身体表現あそび(1)フラフープ 6.用具を用いた身体表現あそび(2)長縄・短縄 7.用具を用いた身体表現あそび(3)ムーブメントスカーフ 8.用具を用いた身体表現あそび(4)パラバルーン 9.行事の中での表現あそび 10.ステップあそび 11.リズムダンス(1)低年齢児から楽しむダンス 12.リズムダンス(2)親子で楽しむダンス 13.創作ダンス(個人で踊る・グループで踊る) 14.身体表現あそびの指導案 15.まとめ・実技試験 評価方法:出席状況・受講態度、創作作品、実技試験などにより総合的に評価する。 教 科 書: 『子どもの運動・表現遊び∼動きを通して育む心とからだ∼』 宮下恭子(編)(大学図書出版) 参 考 書: 『保育指針解説書』 (厚生労働省) 『幼稚園教育要領解説』(文部科学省) 『保育用語辞典』 森上史朗他編(ミネルヴァ書房) 履修上の注意点:出席を重視するので、遅刻や欠席は極力避ける(遅刻3回で欠席1回分に換算) 。 (準備学習を含む) 「体育館」で実施する実技授業のため、爪は短く整え、髪は束ねた上で、運動が行える体操服と体育 館シューズを着用する。筆記用具は毎回持参する。 86 授業科目 保育内容(造形と創造) 担当教員 太田 將勝 学習の到達目標:1) 「保育要領」等にもとづく「保育内容」の造形表現の領域について、意義と趣旨を理解する。 2)造形表現の係る実技的な諸点を学ぶ。 3)子どもたちが喜んで取組み、保育者が彼らを励ますことのできる造形表現はどうあるべ きかを実践を通して考え、学ぶ。 授業概要:各自が年間の「保育計画(造形表現)」を作成し、これを交互に添削する。もっとも本質的 であると考えられる課題を全員で実践・製作し、その意味と効果を考える。授業全体の最終 段階で、各自が総括的にレポートを作成し、各実践の成果と意義についてまとめる。 授業計画:1.オリエンテーション。 2.日本国憲法。学校教育法。保育要領。幼児教育の歴史(日本・西洋)。幼稚園。保育所。 3.「年間保育計画」作成。 4∼ 14.課題を実践する。 15.まとめ 評価方法:出席を重視。 教 科 書: 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 指導法の研究 担当教員 石森 絹枝 対象学科・学年:子発2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1)保育所保育指針に基づき、保育所保育の目的を理解する。 2)各年齢の発達段階に合わせた指導計画のポイントを理解する。 3)保育所生活の理解とともに、長期的な視点に立ち保育計画、指導計画を考える。 4)演習を通して、保育環境や、保育士の援助のあり方を理解する。 5)保育所での実習体験を通して、保育所保育の理解を深める。 授業概要: 保育所の保育現場の事例などを通して、保育所保育の内容や、子どもの発達に合わせた保 育の重要性を感じてもらう。また、子どもを取り巻く環境の変化、社会情勢等も取り上げな がら、保育所保育に求められている事などについても触れ、「子どもの最善の利益」となる 指導計画を考える。 授業計画:1.保育指針から指導計画を考える(保育課程・年間指導計画・月別指導計画・週指導計画・ 日指導計画の関連性について) 2.年齢別計画のポイント(0歳児) 3.年齢別計画のポイント(1、2歳児) 4.未満児のデイリープログラムを作成してみる(環境構成・配慮事項を考える) 5.年齢別計画のポイント(3歳児) 6.3歳児の日案を作成してみる1(グループ活動) 7.日案を作成してみる2 ・発表(グループ活動) 8.日案作成の発表(グループ活動)・評価 9.年齢別計画のポイント(4、5歳児) 10.4、5歳児の日案を作成してみる・作成のポイント(各自作成) 11.保育所における危機管理・保護者対応、子育て支援について 12.保育教材の作成、記録の書き方 13.保育所全日観察実習ガイダンス(観察の視点、諸注意) 14.15.保育所一日観察実習 2月初旬 評価方法:出席状況、受講態度(40点)各自作成した指導計画案(40点)保育所観察レポート(20点)。 5回以上の欠席は「停止」扱いとする。 教 科 書: 『幼稚園教育要領・保育所保育指針の成立と変遷』民秋 言編 参 考 書:保育の友(全国社会福祉協議会発行)毎月発行 履修上の注意点:出席状況(遅刻を含む)や、提出物の期限遵守を重視します。 (準備学習を含む) 87 人間発達学科 対象学科・学年:子発2年 単位数:2 開講時期:後期 授業科目 基礎技能(小児体育) 担当教員 佐野 裕子 人間発達学科 対象学科・学年:子発2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)体育あそびの意義について理解し、子どもの発達特性をふまえた基本的、具体的な指導・援助ができるように、知 識と技術の習得をめざす。 2) 「保育者」という視点から、体育あそびにおける子どもの心の動きに焦点をあて、現代社会に求められている身体教 育について考察を深める。 3)さまざまな体育あそびを体験し、自己の基礎運動能力を養う。 授業概要: 子どもの発達特性をふまえながら、指導・援助のあり方を具体的な実践の中で理解する。 また、系統的、段階的に適切な体育あそび指導ができるよう、健康・安全管理の配慮のもとに演習を進める。とくに、 身体教育としての体育あそびの実践の中で、 「子どもがどのような気持ちを体験したか」という「心の動き」に着目し、 「保 育者」としての視点から考察する。併せて、運動が苦手な子どもの対応についても理解を深めていく。 そして、学生自身もさまざまな体育あそびを実践し、その楽しさを体感しながら、自己の基礎運動能力を養っていく。 授業計画:1.オリエンテーション(体育あそびと運動あそび、その意義と役割、アイスブレーキング) 2.からだあそび 3.用具を用いた体育あそび(1)ボール 4.用具を用いた体育あそび(2)フラフープ 5.用具を用いた体育あそび(3)長縄・短縄 6.移動遊具を用いた体育あそび(1)マット・跳び箱 7.移動遊具を用いた体育あそび(2)平均台・鉄棒 8.体育あそびの環境設営 9.ティーボール 10.親子体操 11.身近なものを用いた体育あそび(新聞紙・レジ袋) 12.運動会種目(1)パラバルーンを用いた演技種目 13.運動会種目(2)競技種目 14.運動あそびの指導案 15.まとめ・実技試験 評価方法:出席状況・受講態度(20点) 、レポート提出(30点)、実技試験(50点)などにより総合的に評価する。 教 科 書: 『初級 幼児体育 理論と実践』 幼児体育学会(編)(大学教育出版) 参 考 書: 『保育所保育指針解説書』(厚生労働省) 『幼稚園教育要領解説』(文部科学省) その他、適宜紹介する。 履修上の注意点: 出席を重視するので、遅刻や欠席は極力避ける(遅刻3回で欠席1回分に換算)。 (準備学習を含む) 「体育館」で実施する実技授業のため、爪は短く整え、髪は束ねた上で、運動が行える体操服と体育館シュー ズを着用する。筆記用具は毎回持参する。 ※9回目の授業は、屋外で行う予定。 授業科目 基礎技能(図画工作) 担当教員 太田 將勝 対象学科・学年:子発2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)幼児教育における造形表現の意義と基本を学ぶ。 2)幼児教育における造形表現の楽しさを味わう。 3)幼稚園・保育所において、造形表現の楽しさを子どもたちにいかに伝えるかを考え、こ の授業において実践する。 授業概要:本講義では、幼児教育における表現領域のうち、特に「造形」に係る技能について学ぶ。 幼児たちがいかに絵を描き、作品を創ることに喜びを感じるかを十分認識し、保育者自らも 造形を実践する喜びを十分に体験し、製作に当たってはより効果的な技法・技能を工夫する とともに、子どもたちを元気づけ励まし喜ばすことのできる空間の設営・創出・展示につい ても、研さんする。特に作品の製作に当たっては、グループ活動を主にし、作品や個々の技 能の優劣よりも、仲良く協力して作業する協調性を大切にする。 授業計画:1.オリエンテーション。造形表現の「年間計画」の前期の確認。グループ編成。 2.造形表現の「年間計画」の前期テーマに基づき、グループごとに作品を製作。 3∼ 14.制作 15.まとめ 評価方法:出席と受講態度を重視する。 教 科 書: 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 88 授業科目 基礎技能(音楽) 担当教員 四家 昌博 学習の到達目標:音楽に関する基礎的な知識や技能を身につけ、実践に役立たせるように理解を深める。 授業概要: 読譜のための基礎的な知識を身につける ソルフェージュの基礎的な能力を身につけ、歌唱・楽器演奏に役立てる こどもの歌、簡易楽器、伴奏法など、実践において必要な知識や技能を身につける 授業計画:1.オリエンテーション 2.譜表と音名 3.音符・休符 4.拍子、リズム、拍 5.音階 6.音程 7.調性、近親調 8.和音、コードネーム 9.楽語 10.曲想、奏法に関する用語 11.形式 12.楽器演奏法 13.保育上の音楽活用法 14.指導法 15.まとめ 評価方法:受講態度(出席状況、理解度等)20%、課題等20%、試験60%とし、総合的に評価する。 教 科 書: 『楽典』(音楽之友社) 参 考 書:プリントを配布。 履修上の注意点:五線紙を用意すること。やむをえず欠席した場合は必ず申し出、授業のアドバイスを (準備学習を含む) 受け、参考資料を受け取ること。音楽入門を履修した場合、同じ教科書になります。 授業科目 基礎技能Ⅰ(ピアノ) 担当教員 齋藤 泰子・佐藤万利子・佐々木有子 対象学科・学年:子発2年 単位数:2 開講時期:前期・後期 学習の到達目標: 弾き歌い、およびピアノ伴奏の技能を身につける 豊かな音楽表現の能力を養う 正しい読譜と、ソルフェージュの能力を身につける 授業概要: 基礎的奏法をふまえ、演奏技術を高め、楽譜を理解し、正しく演奏する事を学ぶ。弾き歌いを習得する。 授業計画:1.オリエンテーション *1回目の授業で演奏できるように自分で選曲し練習しておくこと。 2.各個人の能力に合わせた、練習曲の演奏、弾き歌い 3.各個人の能力に合わせた、練習曲の演奏、弾き歌い 4.各個人の能力に合わせた、練習曲の演奏、弾き歌い 5.各個人の能力に合わせた、練習曲の演奏、弾き歌い 6.各個人の能力に合わせた、練習曲の演奏、弾き歌い 7.各個人の能力に合わせた、練習曲の演奏、弾き歌い 8.各個人の能力に合わせた、練習曲の演奏、弾き歌い 9.各個人の能力に合わせた、練習曲の演奏、弾き歌い 10.各個人の能力に合わせた、練習曲の演奏、弾き歌い、試験課題曲の演奏 11.各個人の能力に合わせた、練習曲の演奏、弾き歌い、試験課題曲の演奏 12.各個人の能力に合わせた、練習曲の演奏、弾き歌い、試験課題曲の演奏 13.各個人の能力に合わせた、練習曲の演奏、弾き歌い、試験課題曲の演奏 14.各個人の能力に合わせた、練習曲の演奏、弾き歌い、試験課題曲の演奏 15.各個人の能力に合わせた、練習曲の演奏、弾き歌い、試験課題曲の演奏 16.発表(試験) 評価方法:通常評価(出席状況、受講態度、毎回の練習の状態等の総合…計100点)と、試験(実技試験の得点《複 数の採点者の平均点》…100点満点)の平均を成績とする。 教 科 書: 『こどものうた100』 、『メトードローズ』等、オリエンテーション時、担当者に確認の事。 参 考 書:プリントを配布。 履修上の注意点:1年次ピアノ入門を履修している者もしていない者も、1年次に必ずピアノを練習し、2年次の (準備学習を含む) 授業にのぞむ事。毎回のレッスンの中から、体得するものであり、欠席せず、主体的に練習して 学ぶこと。 半期開講の為、実習などへの演奏技術の維持を各自はかること メトードローズP.37以上、バイエル60番以上の既習者を対象とする。 89 人間発達学科 対象学科・学年:子発2年 単位数:2 開講時期:前期 授業科目 ピアノ入門 担当教員 齋藤泰・丸山・菊地真・佐藤万利子 人間発達学科 対象学科・学年:発達1年 単位数:2 開講時期:前期・後期 学習の到達目標: ピアノ演奏における基礎的な技術を身につける 豊かな音楽表現の能力を養う 基礎的なソルフェージュの能力を身につける 授業概要:基礎的奏法・演奏技術を高め、表現することを学習する。各自のレベルにあわせ個別に指導する。 授業計画:1.オリエンテーション *既習者は、1回目の授業で演奏できるように自分で選曲し練習しておくこと。 2.音の読み方、運指法、リズム練習等 3.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い 4.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い 5.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い 6.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い 7.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い 8.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い 9.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い 10.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い、試験課題曲の演奏 11.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い、試験課題曲の演奏 12.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い、試験課題曲の演奏 13.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い、試験課題曲の演奏 14.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い、試験課題曲の演奏 15.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い、試験課題曲の演奏 16.発表(試験) 週2コマ(個人のレベルに合わせたレッスン) (集団によるレッスン)を受講する事。詳細はオリエンテーショ ン時に連絡する。 評価方法:通常評価(出席状況、受講態度、毎回の練習の状態等の総合…計100点)と、試験(実技試験の得点《複数の採 点者の平均点》…100点満点)の平均を成績とする。 教 科 書: 『メトードローズ』 、『こどものうた100』、等 参 考 書:プリント配布 履修上の注意点:半期開講の教科である。初心者(既習者でピアノを止めて久しい者・進度が遅いと思われる者を含む) (準備学習を含む) 対象を主とする為、前期に自分の進度を申告し、その結果で前期、後期どちらかの履修が決定される。 毎回のレッスンの中から体得するものであり、欠席せず主体的に練習して学ぶこと。基礎技能Ⅰ(ピア ノ)[2年生必修]を履修するため、メトードローズP.37以上の終了が求められる。 授業科目 音楽入門 担当教員 菊地真知子 対象学科・学年:子発1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 楽譜の理解力を高める 基礎的な音符の読み方・リズムの練習を行うことで素早い読譜ができるようになる 授業概要: 音楽の演奏に必要な基本的な知識を理解する。具体的には音符・休符を理解し、課題を練 習することで読譜力を充実させる。歌唱や楽器演奏が円滑に運ぶように、プリントを使用し て実践的に展開する。 授業計画:1.オリエンテーション 楽譜とは、何が書かれているのか 2.譜表と音名 3.音符・休符 4.音価 5.読譜練習・リズムについて 6.拍・拍子・指揮 7.リズム練習(1) 8.リズム練習(2) 9.速度 10.強弱 11.記号 12.合唱(1) 13.合唱(2) 14.発声法 15.まとめと試験 評価方法:受講態度(質疑応答・小テスト)(30点)筆記試験等(70点)により総合的に評価する。 教 科 書: 『楽典』(音楽之友社) 参 考 書:プリントを配布する。 履修上の注意点: 出席を重視するので、休まず出席すること。2年次開講基礎技能(音楽)の前段階 (準備学習を含む) の授業のため、ピアノ初心者、楽譜の読みが遅い方は、必ず受講する様にすすめます。 五線紙を用意すること。 90 授業科目 幼稚園教育実習の研究 担当教員 大迫 章史・佐野 裕子 学習の到達目標: 幼稚園教育実習では、各講義で学んだ保育の専門知識を生かし、これを実践の場で活用す る力が求められる。本講義では、このための基礎的な力をつけることを目標とする。 授業概要: 本講義では、実習に入る前の事前準備として必要な内容を学んでいく(授業計画参照)。 近年の多様な幼児教育のニーズに応えるべく、教育現場での対応の仕方や実践方法を理解 し、自ら子ども観・教育観の確立を目指す。 下記授業計画での実施を予定している。 授業計画:1.全体ガイダンス 2.幼稚園1日観察実習 レポート添削・返却、指導 3.幼稚園教育要領の理解と確認 4.教育課程と指導案の立案 5.指導案の作成方法について 6.幼稚園教育実習の概要、保育実践(幼稚園)発表会グループ編制 7.保育実践(幼稚園)発表会各グループによる指導案の作成 8.模擬授業(指導案)提出・添削・返却、指導 9.各グループによる模擬授業の実践と検討 10.保育実践(幼稚園)発表会 11.幼稚園教育実習の目標と抱負の作成 12.幼稚園教育実習にむけての課題の設定 13.4年次 幼稚園実習 実習先希望調査 評価方法:出席状況、授業に望む態度、課題提出、実技試験をし、総合的に評価する。 教 科 書: 小林育子他著『幼稚園・保育所・施設 実習ワーク』(萌文書林) 宮城県幼稚園教育実習連絡協議会『教育実習の手引き』 『幼稚園教育要領』 『保育所保育指針』 参 考 書:適宜提示する。 履修上の注意点: 原則的に全ての講義に出席する。講義を欠席した場合には、学科研究室にて配布資 (準備学習を含む) 料を受け取り、次回までに講義内容の把握に努める。 講義の開講が変則的である為、学生掲示板、学科研究室前掲示板にて常に確認する。 授業科目 人間発達総合演習Ⅰ 担当教員 朝倉 充彦 対象学科・学年:発達3年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標:1)資料を読み、その内容をまとめ、レジュメを作成し、発表できる力を身につける。2) 他者の意見を理解し、ディスカッションできる力を養う。3)自分なりの研究テーマを設定 できるようにする。 授業概要: 前期では、子どもの権利条約の原文(英語)を読みながら、子どもの権利一つひとつを確 認し、現代日本の社会・学校・家庭でその権利の保障がどうなっているかを調査する。後期 では、前期での研究を活かし、各自が関心を持った子どもの権利をテーマに設定し研究を進 める。授業ではその成果を発表する。その発表に基づいて、皆でディスカッションをし、研 究の内容を深めていく。 授業計画:前期 ガイダンス(1回)。 「子どもの権利条約」(Convention on the Rights of the Child)の各条文の邦訳およ び内容説明の役割を分担する。 (14回) 後期 各自で設定した子どもの権利を研究テーマに設定し、授業で研究成果を発表する。(15 回) 評価方法:授業の出席状況、発表の内容、討論の内容によって総合的に評価する。 教 科 書:Convention on the Rights of the Childのプリントを配布。 参 考 書:授業のなかで随時紹介する。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 91 人間発達学科 対象学科・学年:子発2年 単位数: 開講時期:後期 授業科目 人間発達総合演習Ⅰ 担当教員 牛渡 淳 人間発達学科 対象学科・学年:発達3年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標:1.教育と児童文化に関する幅広い知識と教養を身につける。 2.レジュメの作成と報告を通して、文献を読む力、まとめる力、考える力、発表する力、ディ スカッションする力、質問する力を身につける。 授業概要: 「教育」と「児童文化」に関する諸問題について検討する。特に、絵本、遊び場、子ども 観、教師、学校、大学、等について毎回学生が分担して発表する。 授業計画: 毎回、1∼2名の学生が各自の関心領域のテーマに関する本や論文等を紹介・発表し、講 義を行う。 評価方法:発表内容と授業への参加・貢献度、レポートによって評価する。 教 科 書: 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 人間発達総合演習Ⅰ 担当教員 宇野 忍 対象学科・学年:発科年3 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標:心理学研究、特に教授学習過程についての研究をするための基礎を学ぶ。特に、①論文を読 み解き、レジメを作成し、概要を報告できる。②追試研究ができる、ことを目標とする。 授業概要:前期は、各自が教員が用意した論文の中から読みたい論文を選び、その論文を読み解き、レ ジメを作り報告し、討論するという活動を行う。後期は,前期に読んだ研究の追試研究を行 い、データを取り、分析し、結果を取りまとめてゼミ論を完成させる。 授業計画:1.オリエンテーション 16.追試研究1(実験計画) 17.追試研究2(実験計画) 2.論文を読み解く1(講義)・論文の選択 18.追試研究3(実験計画) 3.論文を読み解く2(講義)・論文の選択 19.追試研究4(実験計画) 4.選択した論文を読む1 20.追試研究5(材料の作成) 5.選択した論文を読む2 21.追試研究6(材料の作成) 6.選択した論文を読む3 22.追試研究7(材料の作成) 7.選択した論文を読む4 23.追試研究8(データ収集) 8.選択した論文を読む5 24.追試研究9(データ収集) 9.選択した論文を読む6 25.追試研究10(データ収集) 10.選択した論文を読む7 26.追試研究11(データ収集) 11.選択した論文を読む8 27.追試研究12(データ分析と取りまとめ) 12.選択した論文を読む9 28.追試研究13(データ分析と取りまとめ) 13.選択した論文を読む10 29.追試研究14(データ分析と取りまとめ) 14.選択した論文を読む11 15.選択した論文を読む12 30.追試研究15(データ分析と取りまとめ) 評価方法:授業への参加状況20%、レポートの成績80% 教 科 書:日本教育心理学研究・日本教授学習心理学研究などに掲載された論文から教員が選択した論 文を用いる。資料を配付する。 参 考 書:授業の中で紹介する。 履修上の注意点:①授業時間外の活動が多くなります。②履修人数によっては授業計画等に変更があり (準備学習を含む) ます。③遅刻・欠席はしないようにしてください。やむをえず遅刻・欠席をする場合に は事前に連絡をしてください。連絡先はオリエンテーション時に各自に伝えます。 92 授業科目 人間発達総合演習Ⅰ 担当教員 太田 將勝 学習の到達目標:1)研究の基本を習得していただきます。 2)芸術(造形表現)・幼児教育(造形表現領域)等関連の論文・文献を講読するとともに、 関係分野・領域に係るフィールド・ワークを体験・実践し、芸術・学問の意義を学びます。 3)芸術に係る実技を体験し、芸術への理解を深めます。 授業概要:受講生各自が、自ら関心あるテーマ(芸術・幼児教育等)を選び、これに関連する文書資料 を講読することを通し、芸術とそれに関連する学問の意味と趣旨を学びます。受講生は、そ れぞれ研究・調査した内容をレジュメにまとめ、毎回の授業は受講生の研究発表によって進 め、全員で討論します。本講義では、特に調査において、授業外のフィールド・ワークを重 視するとともに、意欲ある者には実技や作品制作について支援します。 授業計画:1)オリエンテーション。 2∼ 29)受講生による研究発表。 30)まとめ。 評価方法:出席を重視します。 教 科 書:特に定めません。 参 考 書:そのつど指示します。 履修上の注意点:出席を重視します。私語や内職はやめましょう。 (準備学習を含む) 授業科目 人間発達総合演習Ⅰ 担当教員 高橋 泉 対象学科・学年:発達3年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標:演習を通して、様々なテーマで討論し、また、それをレポートにまとめることのできるよう にする。 授業概要: 人間の発達について総合的に学習する演習(ゼミ)として開講する。各自で学習テーマを 考え、4年次の演習における研究テーマに発展させることを目的とする。 授業計画: 担当教員の指導できる領域は、社会学関連(文化人類学や民俗学的テーマを含む)、例えば、 家族、地域社会、少子・高齢化社会、宗教、民族、民俗他、社会・文化に関連する諸問題で あるが、各自が選ぶテーマはこれに該当しなくてもかまわない。 授業は各自が関心をもっている事柄について、あらかじめ聞いた上で、出来るだけそれら に合わせて、テーマとして取り上げ、進めていく。 評価方法:授業時のレポート、出席状況等で総合的に評価する。 教 科 書:特に定めず、扱うテーマによって、適宜プリントの配布等を行う。 参 考 書:同上 履修上の注意点:社会・文化的諸問題に関心をもつ学生が好ましいが、型にはまった指導をするつもり (準備学習を含む) はない。出来るだけ各自の関心に合わせて進めていきたい。 93 人間発達学科 対象学科・学年:発達3年 単位数:4 開講時期:通年 授業科目 人間発達総合演習Ⅰ 担当教員 槇石多希子 人間発達学科 対象学科・学年:発達3年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標: 私たちは地域で暮らしているわけだが、いったいどれだけ地域のことを知っているのだろ うか。地域の問題や課題等何なのか。生涯学習社会といわれる一方で、地域の教育力は低下 しているともいわれている。そこに住む、高齢者、女性、子どもたちは貧困社会、無縁社会 の中で声をあげることができているのだろうか。 地域で実際に活動している人々との交流や活動への参加を通して、すなわち、サービスラー ニングの手法によって、現代社会の諸課題に接近する。学生がグローカルな態度・考え方を 持つような学習を目指す。 授業概要:前期は、地域社会の諸問題に関する文献を読むことを主要な課題とする。そのことから、研 究の方法やスキルの開発をも行う。 後期は、地域で行われている活動への参加や、学生発のイベントを企画・運営することを中 心的な課題とする。 授業計画:《前期》 全員が共通の文献を読み、分担してまとめ、発表します。その学びを通して 1.文献の集め方、読み方、レジュメのまとめ方を取得する。 2.報告を分担して行い、議論を展開する。 3.学外に出かけ、実際に活動する人々の話を聴く。 《後期》 地域で行われる活動への参加を通して、活動の実践的スキルを学ぶ。 1.仙台市のNPO・市民活動に参加し、報告レポートをまとめる。 2.メディア、行政、NPOとの協働イベントの使命を学びつつ運営に参加する。 3.公共施設におけるイベントの企画・運営を実施する。 評価方法:レポート、出席等の総合評価 教 科 書:資料配布 参 考 書:適宜提示 履修上の注意点:出席重視 (準備学習を含む) 授業科目 人間発達総合演習Ⅰ 担当教員 高橋 早苗 対象学科・学年:発達3年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標: この演習では、社会調査の手法を実践的に学びながら、社会学的なものの見方、考え方を 身につけ、現代社会がどのような方向に動きつつあるのかを研究します。特に、地域社会が 抱える問題について理解を深めることを目標とします。 授業概要: 1年かけて地域調査を実施します。前期は、宮城県内の地域の問題について、情報収集を 行い、文献を読み、対象地域を決定し、調査の具体的計画を立てます。後期は、複数の調査 手法を用いて、社会調査に取り組みます。 なお、前・後期を通じて、新聞記事を用いた時事問題の検討も行います。 授業計画:<前期>調査計画の立案まで (1) 文献から学ぶ(日本の地域社会の抱える問題)[4回] (2) 宮城県内の情報収集[3回] (3) 調査計画の立案[6回] (4) 予備調査[2回] <後期>調査実習 (5) 調査計画の再調整[3回] (6) 調査の実施[6回] (7) データの集計および分析[5回] (8) まとめ 評価方法:出席、参加状況を総合的に判断します。 教 科 書:使用しません。プリントを配布。 参 考 書:授業のなかで紹介します。 履修上の注意点:学外での調査実習を実施します。 (準備学習を含む) 94 授業科目 人間発達総合演習Ⅰ 担当教員 原田 雅樹 学習の到達目標:テキストの読解力を学ぶと同時に、自分の頭で考えることを学んでいく。 授業概要:人間とは何か、あるいは科学とは何かを考えるテキスト(通常、哲学と呼ばれる)を参加者 の希望に沿って選び、丁寧に読み進めていく。 授業計画:(前期) 参加者の興味で一つのテキストを選び、輪講形式でテキストをきちんと読む訓練をする。 (後期) 前期と同様の形式で授業を行なう。または、参加者各人が興味に従って、テキストを選び、 それを発表、参加者で討論する。 評価方法:授業への出席状況、発表のための準備とレポート、討論への参加。 教 科 書: 参 考 書: 履修上の注意点:学生がテキストを読んで準備をすることを前提とする授業なので、それを心得て履修 (準備学習を含む) することが望まれる。 授業科目 人間発達総合演習Ⅰ 担当教員 茂木 千明 対象学科・学年:発達3年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標:心理学に関する文献を読み進めて問題意識を高める。共通したテーマに基づいて、心理学の 研究方法の一つである「面接法」を体得する。 授業概要:①心理学に関する文献を読み、発表、ディスカッションを行う。 ②グループワークを中心に「面接法」の実習を行う。 *面接者の対応・姿勢・態度を学ぶ。 *面接によって得られたデータをまとめる。 授業計画: 【前期】 1.心理学に関する文献の検討 2.文献の読み方・まとめ方 3∼ 15.担当者による発表とディスカッション 【後期】 1.面接法による研究計画の検討 2.面接項目とフェイスシートの作成 3.模擬面接の実施 4.面接項目と面接手続きの検討 5.本面接の実施と逐語録の作成(第1回) 6.逐語録の検討 7.面接者の対応・姿勢・態度に関する検討 8∼ 10.本面接と逐語録の作成(第2∼4回) 11 ∼ 14.結果の整理・分析・レポートの作成 15.結果報告会 評価方法:ゼミへの積極的な参加(50%)と個別レポートとグループレポート(50%)による総合的な 評価 教 科 書:必要があれば授業内に指示する。 参 考 書: 『心理学マニュアル「面接法」』保坂亨・中澤潤・大野木裕明(編)(北大路書房) 履修上の注意点:演習への積極的な参加態度を重視する。 (準備学習を含む) 95 人間発達学科 対象学科・学年:発達3年 単位数: 開講時期: 授業科目 人間発達総合演習Ⅰ 担当教員 渡邊 兼行 人間発達学科 対象学科・学年:発達3年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標:人間の認知とその発達について、自分たちでテーマを定め、調べ、研究を計画し、実施する。 授業概要:人間の認知とその発達に関するグループ研究を行う。前期は文献調査を中心とし、それを通 じて研究テーマを定め、実験計画を作成する。後期は、前期に作成した計画に基づいて実験 を行い、データを分析し、考察し、それを論文の形にまとめる。この過程において、適宜討 論を行い、他のメンバーの提案・助言も加えながら、研究を深めていく。 授業計画:1.オリエンテーション 18.グループ研究に向けて∼実験計画・ 準備 2.自分の興味の確認 19.グループ研究に向けて∼実験計画・ 3.文献講読・発表⑴ 準備 4.文献講読・発表⑵ 20.実験実施∼データ収集 5.文献講読・発表⑶ 21.実験実施∼データ収集 6.文献講読・発表⑷ 22.実験実施∼データ収集 7.文献講読・発表⑸ 23.実験実施∼データ分析 8.文献講読・発表⑹ 24.実験実施∼データ分析・結果の解釈 9.文献講読・発表⑺ 25.実験実施∼考察 10.文献講読・発表⑻ 26.実験実施∼考察 11.文献講読・発表⑼ 27.結果報告の準備 12.文献講読・発表⑽ 28.プレゼンテーション∼結果報告 13.グループ研究に向けて∼テーマの検討 29.レポート執筆 14.グループ研究に向けて∼テーマの検討 15.グループ研究に向けて∼先行研究と文献検索 30.レポート執筆 16.グループ研究に向けて∼先行研究と文献検索 17.グループ研究に向けて∼実験の提案・発表 評価方法:前期分50点(うち前期末面接10点)+後期分50点(うち後期末面接10点) 教 科 書:授業内で指示する。 参 考 書: 履修上の注意点:履修人数によって、上記のような内容の演習が不可能であると思われる場合は、履修 (準備学習を含む) 者との相談の上、内容を変更する場合がある。 授業科目 人間発達総合演習Ⅰ 担当教員 大迫 章史 対象学科・学年:発達3年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標: 本授業では、教育のなかでも、とくに幼稚園や小学校といった初等教育を中心に、これら広く学校を取り巻く様々な 問題について、文献を読み進めながら、議論を通して子ども、教育そして学校に対する理解を深めていくこととしたい。 そして、文献講読や授業における議論をとおして、各履修者が自ら課題を設定し解決していくための力や自分の考えな どを表現するプレゼンテーション力の基礎を身につける。 授業概要: 授業の大きなテーマとしては、幼児教育・保育に関る問題、子どもの学力問題、教育制度・学校制度に関わる問題な ど、大きくは子どもと教育、子どもと学校に関わる内容を扱おうと考えている。授業の前半では、履修者の間で上記テー マの演習を進めていくにあたっての視点を養うため、共通の文献を読み進めていく。その際、議論等をとおして、子ど もや学校教育への理解を深める。 授業の後半では、授業前半での内容をふまえつつ、履修者の関心を考慮しながら、講読文献等を決め、毎回担当者に 発表してもらう予定である。 授業の進め方などの詳細については、履修者との話し合いを通して決定する。 授業計画:① 授業前半での講読文献(授業担当者が論文を授業の初回で配布する。) 門脇厚司『子どもの社会力』岩波新書新赤版648、岩波書店、1999年。 岡本夏木『幼児期』岩波新書新赤版949、岩波書店、2007年。 本田和子『それでも子どもは減っていく』ちくま新書813、筑摩書房、2009年。 本田和子『変貌する子ども世界』中公新書、中央公論新社、 大田堯『教育とは何か』岩波新書赤版105、岩波書店、1990年。 市川伸一『学力低下論争』ちくま新書359、筑摩書房、2002年。 尾崎ムゲン『日本の教育改革』中公新書1488、中央公論新社、1999年。 広田照幸『教育問題はなぜまちがって語られるのか?』日本図書センター、2010年。 以上のような文献を考えているが、履修者の関心をふまえて決定する。 ②授業後半のテーマ(例) 子ども 子どもと遊び 幼保小連携問題(幼稚園と保育所と小学校の連携) 保育行政・幼児教育行政 子どもの学力問題 「小1プロブレム」と幼児教育 高等教育 など ※その他 履修者の関心分野 以上のようなテーマから、履修者各自が文献を選定する。 評価方法: 教 科 書:授業担当者が文献、プリント、資料を準備し配布する。 参 考 書:授業のなかで適宜紹介する。 履修上の注意点:授業に対し積極的に臨むこと。 (準備学習を含む) 96 授業科目 人間発達総合演習Ⅰ 担当教員 佐野 裕子 学習の到達目標:1)現代の子どもが抱える健康上の諸問題について理解を深め、子どもの健全育成について考察する力を養う。 2)各自関心のあるテーマを模索・検討し、関連する研究・研究方法について学ぶとともに、文献検索や研究 論文の講読の仕方、データ処理など、論文作成のために必要な知識や技術を身につける。 授業概要: 子どもを取り巻く生活環境・社会環境を概観し、現代の子どもが抱える健康上の諸問題(生活リズムや生活 習慣に関する問題、体力や運動能力、発育・発達に関する問題、幼稚園や保育所、子育て支援センター、家庭 などにおける健康教育に関する問題など)についてのディスカッションを通し、理解を深めていく。 前期は、上述の問題に関する文献や研究論文を配布するので、レジュメを作成し発表、ディスカッションを 行う。 後期は、グループ研究を行う。興味関心のあるテーマを見つけ、先行研究調査やプレ調査に取り組み、研究 レポートにまとめる。 16.研究計画の立案 授業計画:1.オリエンテーション 2.文献・研究レポートの分担 17.研究計画の立案 18.調査表の作成(実験実施者は実験準備) 3.分担報告・ディスカッション 4.分担報告・ディスカッション 19.調査表の作成(実験実施者は実験準備) 5.分担報告・ディスカッション 20.調査表の作成(実験実施者は実験準備) 6.分担報告・ディスカッション 21.調査・実験の実施、データの集計、分析 22.調査・実験の実施、データの集計、分析 7.分担報告・ディスカッション 8.分担報告・ディスカッション 23.調査・実験の実施、データの集計、分析 24.調査・実験の実施、データの集計、分析 9.分担報告・ディスカッション 25.調査・実験の実施、データの集計、分析 10.分担報告・ディスカッション 26.研究レポート作成 11.分担報告・ディスカッション 27.研究レポート作成 12.分担報告・ディスカッション 28.研究レポート作成 13.分担報告・ディスカッション 29.発表準備 14.グループ研究レポートのテーマの選択 30.発表会 15.グループ研究レポートのテーマの設定と後期に向けて 評価方法: [前期]出席・受講態度(20点) ・分担報告(30点) [後期]研究レポート(30点)・発表(20点)などにより 総合的に評価する。 教 科 書:適宜資料を配布する。 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:欠席の場合は必ず連絡する。 (準備学習を含む) 演習への積極的な参加態度を重視する。 授業科目 人間発達総合演習Ⅱ 担当教員 朝倉 充彦 対象学科・学年:発達4年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標:1)専門書を読み、その内容をまとめ、レジュメを作成し、発表できる力を身につける。2) 他者の意見を理解し、ディスカッションできる力を養う。3)自分なりの研究テーマを設定 できるようにする。 授業概要: 前期では、教育や子どもの問題に関するテーマについてのテキストを読んで、授業で討論 する。授業では、発表を当番制とし、発表者は事前にレジュメを作成・印刷・配布しなけれ ばならない。後期では、前期での授業を活かし、各自がテーマを設定し研究成果を発表する。 その発表に基づいて、皆でディスカッションをし、研究の内容を深めていく。最終的には、 ゼミ論としてまとめる。 授業計画: 前期では、共通のテキストを全員で読み、毎回の授業で2人ずつその内容についてレジュ メにまとめ発表し、皆で討論する。後期は、各自がテーマを設定し、その研究成果を発表し、 皆で討論する。 評価方法:授業の出席状況、発表の内容、討論の内容によって総合的に評価する。 教 科 書: 参 考 書:授業のなかで随時紹介する。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 97 人間発達学科 対象学科・学年:発達3年 単位数:4 開講時期:通年 授業科目 人間発達総合演習Ⅱ 担当教員 宇野 忍 人間発達学科 対象学科・学年:発科4年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標:各自が自分の問題意識に基づき、解決原案としての仮説を立て,それを確認するための実験 計画を立案し、データを取り、研究結果をまとめ、論文を作成することを到達目標とする。 授業概要:3年次に行った研究を基に、その研究をより改善するために、各自が原案を考え、報告し、 集団で討議をする。必要に応じて文献を購読する。前期は実験計画原案を完成させる。後期 はより具体的な実験計画を立て、実験・調査のための材料を作成し、データ収集を行い、そ れを分析し、研究活動を論文に取りまとめる。 授業計画:1.オリエンテーション 16.実験計画の精緻化1 17.実験計画の精緻化2 2.3年次研究の省察1 18.実験計画の精緻化3 3.3年次研究の省察2 19.実験材料・質問紙の作成1 4.3年次研究の省察3 20.実験材料・質問紙の作成2 5.3年次研究の省察4 21.実験材料・質問紙の作成3 6.3年次研究の省察5 22.データ収集1 7.3年次研究の省察6 23.データ収集2 8.3年次研究の省察7 24.データ収集3 9.3年次研究の省察8 25.データ収集4 10.3年次研究の省察9 26.結果の分析と取りまとめ1 11.3年次研究の省察10 27.結果の分析と取りまとめ1 12.3年次研究の省察11 28.結果の分析と取りまとめ1 13.実験計画原案の作成1 29.結果の分析と取りまとめ1 14.実験計画原案の作成2 15.実験計画原案の作成3 30.結果の分析と取りまとめ1 評価方法:授業への参加状況20%、論文の成績80% 教 科 書:用いない。適宜資料を配付する。 参 考 書:授業の中で紹介する 履修上の注意点:①授業時間外の活動が多くなります。②履修人数によっては授業計画等に変更があり (準備学習を含む) ます。③遅刻・欠席はしないようにしてください。やむをえず遅刻・欠席をする場合に は事前に連絡をしてください。連絡先はオリエンテーション時に各自に伝えます。 授業科目 人間発達総合演習Ⅱ 担当教員 太田 將勝 対象学科・学年:発達4年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標:1)研究の基本を習得していただきます。 2)芸術(造形表現)・幼児教育(造形表現領域)等関連の論文・文献を講読するとともに、 関係分野・領域に係るフィールド・ワークを体験・実践し、芸術・学問の意義を学びます。 3)芸術に係る実技を体験し、芸術への理解を深めます。 授業概要:受講生各自が、自ら関心あるテーマ(芸術・幼児教育等)を選び、これに関連する文書資料 を講読することを通し、芸術とそれに関連する学問の意味と趣旨を学びます。受講生は、そ れぞれ研究・調査した内容をレジュメにまとめ、毎回の授業は受講生の研究発表によって進 め、全員で討論します。本講義では、特に調査において、授業外のフィールド・ワークを重 視するとともに、意欲ある者には実技や作品制作について支援します。 授業計画:1)オリエンテーション。 2∼ 29)受講生による研究発表。 30)まとめ。 評価方法:出席を重視します。 教 科 書:特に定めません。 参 考 書:そのつど指示します。 履修上の注意点:出席を重視します。私語や内職はやめましょう。 (準備学習を含む) 98 授業科目 人間発達総合演習Ⅱ 担当教員 大道 直人 学習の到達目標:1)興味を持ったテーマを暖め、先行研究を調べて吟味し、研究テーマに設定するに至るプロセスの重要性を知る。 2)先行研究の収集とゼミ論文における扱いの重みを知る。 3)実験・調査における披験者選びの重要性や難しさを体験的に知る。 4)分析や考察等における科学的・論理的思考の重要性、また説得力ある文章表現等の難しさと楽しさを、体験的に学ぶ。 5)自分で選定したテーマで研究を行い論文に纏め上げることを通して、1つのことを企画・実行し、結果を得て纏め ることの難しさと楽しさを体感してもらう。 授業概要: 情報文化論、人間情報学、認知科学等の分野における興味あるテーマを設定し、ゼミ論に取り組む。前期は自分の選 んだテーマに関連した先行研究を集めて方法論や理論を学び、自分の研究の方法論を絞り込む。そして後期までに研究 計画を固める。 後期はその研究計画に基づいて、実験やアンケートまたはレヴューのための資料集めを進め、それらのデータの統計 処理を行い、分析・考察を行って、論文に纏め上げる。毎回研究の経過報告とそれに関するディスカッションを行い、 自分の研究のみならずゼミメンバーの研究にも関心を広げ、人間の「心」の問題や「知」の問題を共に考えることで、 「人 間」についての理解を深めたい。 授業計画:[前期] [後期] 1.後期ガイダンス 1.ガイダンス&テーマ探し(1) 2.実験・データ収集(1) 2.テーマ探し(2) 3.方法論の検討 3.実験・データ収集(2) 4.方法論の決定 4.実験・データ収集(3) 5.先行研究の調査・資料収集(1) 5.卒論中間発表会 6.先行研究の調査・資料収集(2) 6.実験・データ収集(4) 7.先行研究の調査・資料収集(3) 7.実験・データ収集(5) 8.先行研究の調査・資料収集(4) 8.実験・データ収集 & 結果の整理(1) 9.先行研究内容の確認(1) 9.実験・データ収集 & 結果の整理(2) 10.先行研究内容の確認(2) 10.実験・データ収集 & 結果の整理(3) 11.構想・仮説設定・研究計画(1) 11.実験・データ収集 & 結果の整理(4) 12.構想・仮説設定・研究計画(2) 12.分析・考察・推敲(1) 13.構想・仮説設定・研究計画(3) 13.分析・考察・推敲(2) 14.分析・考察・推敲(3) 14.構想・仮説設定・研究計画(4) 15.発表・討論会(2) 15.前期のまとめ 評価方法:ゼミ論文(75点)およびゼミ論発表会での発表・発言(最大20点)で評価する。また出席点(5点)も考慮する。 (詳細 は授業中発表) 教 科 書:使 用しない。必要な資料はホームページで提供またはプリントで配布。 参 考 書:参 考書は必要に応じて、そのつど紹介する。 「知」や「心」に関する様々な事に興味を持って積極的に演習を 履修上の注意点: 人間を深く理解するための問題意識を持ち、 (準備学習を含む) 行うことを希望する。 授業科目 人間発達総合演習Ⅱ 担当教員 高橋 泉 対象学科・学年:発達4年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標:演習を通して、様々なテーマのもとに討論ができて、また、それをレポートにまとめること のできるようにする。 授業概要: 人間の発達について総合的に学習する演習(ゼミ)として開講する。各自で学習テーマを 考え、3年次までの研究テーマをさらに発展させることを目的とする。 授業計画: 担当教員の指導できる領域は、社会学関連(文化人類学や民俗学的テーマを含む)、例えば、 家族、地域社会、少子・高齢化社会、宗教、民族、民俗他、社会・文化に関連する諸問題で あるが、各自が選ぶテーマはこれらに該当しなくてもかまわない。 授業は各自が関心をもっている事柄について、あらかじめ聞いた上で、出来るだけそれら に合わせて、テーマとして取り上げ、進めていく。 評価方法:授業時のレポート、出席状況等で総合的に評価する。 教 科 書:特に定めず、扱うテーマによって、適宜プリントの配布等を行う。 参 考 書:同上。 履修上の注意点:社会・文化的諸問題に関心をもつ学生が好ましいが、型にはまった指導をするつもり (準備学習を含む) はない。出来るだけ各自の関心に合わせて進めていきたい。 99 人間発達学科 対象学科・学年:発達4年 単位数:4 開講時期:通年 授業科目 人間発達総合演習Ⅱ 担当教員 槇石多希子 人間発達学科 対象学科・学年:発達4年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標:学生も市民であること、地域の一員であることを実践活動を通して学びつつ、学生たちのコ ミュニケーション能力を養成する。 これに加えて、演習の主要な課題―自己の関心・興味を掘り下げることのスキルである資料・ 文献の収集、分析、討論、発表等を高めて、論文を完成させる―を達成することである。 授業概要: 演習では、女性が高等教育で学び、資格や専門教育を修得する意味や現状に検討を加えな がら、特に東北社会における大卒女性たちの社会的地位や役割に焦点をあてながら、女性た ちの生き方・ライフコース・活動の事例を収集し、実践的な視点に立ち考察する。 また、高等教育機関が、卒業生や地域の人々にどのような教育や学習を提供しているのか あるいはできるのか。さらに、彼らおよび彼女らの学習ニーズの把握はできているのかどう かについてもみてゆきたいと考えている。具体的なテーマや課題については学生の関心に 沿ってとりあげる。 授業計画:《前期》 1.各自テーマ設定 2.全体に共通する資料・文献の検索・収集・作成―共通テーマの確認 3.共有する知の集積―文献の分担報告・討論 4.共通テーマ研究への取組み ①調査のデザインに関する学び 5.共通テーマ研究への取組み ②調査の実施 《後期》 6.共通テーマ研究への取組み ③調査の分析・報告 7.各自のテーマに沿ったレポートの作成 8.女子学生の市民活動への参加 評価方法:総合評価。 教 科 書:講義の中で提示。 参 考 書:講義の中で提示。 履修上の注意点:2010年度は、担当教員が後期からしか担当できないので、開講が変則的なものになる (準備学習を含む) ので、原則として2009年度の槇石の「演習Ⅰ」を履修した学生に限定する。 授業科目 人間発達総合演習Ⅱ 担当教員 高橋 早苗 対象学科・学年:発達4年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標: この授業では、各人が自分の問題関心を発展させて、研究課題を設定し、研究を進め、ゼ ミ論文を完成させることを目標とする。 授業概要: 前期は、個別のテーマに関連する文献の研究、研究を具体的に進める上で必要な手法の習 得を目指し、後期は研究の進捗状況を報告しあう。なお、前・後期を通じて、新聞記事を用 いた時事問題の社会学的研究も行う。 授業計画:〈前期〉 各自が関心のあるテーマについて、ゼミ論文完成までの研究計画を立てる。 (1) 文献の収集、読み方、まとめ方① (2) 文献の収集、読み方、まとめ方② (3) 研究計画 〔2回〕 (4) 研究手法 〔3回〕 (5) 分担報告と討論 〔7回〕 〈後期〉 各自の研究計画に沿って成果を報告し、それについて全体で討論する。 (6) 経過の報告・討論 〔9回〕 (7) 成果報告会 〔2回〕 (8) まとめ 〔2回〕 評価方法:ゼミ論文と参加状況を総合的に判断する。 教 科 書:使用しない。プリント配布。 参 考 書:授業の中で紹介する。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 100 授業科目 人間発達総合演習Ⅱ 担当教員 原田 雅樹 学習の到達目標:プラトンの著作『パイドン』を読み進む。ギリシャ哲学において、「死」がその霊肉二元論 の中でいかに理解されていたかを読み解き、生と死について考える。 授業概要:プラトンの『パイドン』(岩波文庫)を丁寧に読み進める。 授業計画: 評価方法:授業への出席状況、発表のための準備とレポート、討論への参加。 教 科 書:プラトン『パイドン』(岩波文庫) 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 人間発達総合演習Ⅱ 担当教員 茂木 千明 対象学科・学年:発達4年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標:心理学に関する文献を読み進めて問題意識を高め、各自のテーマによりゼミ論研究を実施す る。また、このゼミ論研究を「目的・方法・結果・考察」の形式で論文にまとめることによ り、心理学研究の一連の流れ・手続きを理解する。 授業概要:① 心理学に関する文献を読み、発表、ディスカッションを行う。 ② 研究テーマを設定し、その研究内容にあった方法を検討する。 ③ 研究方法に従って調査を実施し、データを入力・分析する。 ④ 「目的・方法・結果・考察」の形で論文としてまとめる。 授業計画: 【前期】 1.心理学に関する文献の検討 2∼ 15.担当者による発表とディスカッション 【後期】 1.研究テーマの設定(目的と仮説の検討) 2∼4.研究計画の立案(調査用紙の作成) 5.調査の実施 6∼8.結果の分析 9∼ 15.報告書(ゼミ論)の作成 評価方法:ゼミへの積極的な参加(50%)とゼミ論(50%)による総合的な評価 教 科 書:必要があれば授業内で指示する 参 考 書:適宜紹介する 履修上の注意点:演習への積極的な参加態度を重視する。 (準備学習を含む) 101 人間発達学科 対象学科・学年:発達4年 単位数:4 開講時期:通年 授業科目 人間発達総合演習Ⅱ 担当教員 渡邊 兼行 人間発達学科 対象学科・学年:発達4年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標:人間の認知とその発達について、自分たちでテーマを定め、調べ、研究を計画し、実施する。 授業概要:人間の認知とその発達に関する個人またはグループ研究を行う。前期は文献調査を中心とし、 それを通じて研究テーマを定め、実験計画を作成する。後期は、前期に作成した計画に基づ いて実験を行い、データを分析し、考察し、それを論文の形にまとめる。この過程において、 適宜討論を行い、他のメンバーの提案・助言も加えながら、研究を深めていく。 授業計画:1.オリエンテーション 15.個人・グループ研究に向けて∼実験 計画・準備 2.自分の興味の確認 16.実験実施∼データ収集 3.文献講読・発表⑴ 17.実験実施∼データ収集 4.文献講読・発表⑵ 18.実験実施∼データ収集 5.文献講読・発表⑶ 19.中間報告 6.文献講読・発表⑷ 20.実験実施∼データ収集 7.文献講読・発表⑸ 21.実験実施∼データ収集 8.文献講読・発表⑹ 22.実験実施∼データ収集 9.個人・グループ研究に向けて∼テーマの検討 10.個人・グループ研究に向けて∼テーマの検討 23.実験実施∼データ分析 11.個人・グループ研究に向けて∼先行研究と 24.実験実施∼データ分析・結果の解釈 文献検索 25.実験実施∼考察 12.個人・グループ研究に向けて∼先行研究と 26.実験実施∼考察 文献検索 27.結果報告の準備 13.個人・グループ研究に向けて∼実験の提案・ 28.プレゼンテーション∼結果報告 発表 29.論文執筆 14.個人・グループ研究に向けて∼実験計画・ 30.論文執筆 準備 評価方法:前期分50点(うち前期末面接10点)+後期分50点(うち後期末面接10点) 教 科 書:授業内で指示する。 参 考 書: 履修上の注意点:履修人数によって、上記のような内容の演習が不可能であると思われる場合は、履修 (準備学習を含む) 者との相談の上、内容を変更する場合がある。 授業科目 人間発達総合演習Ⅱ 担当教員 大迫 章史 対象学科・学年:発達4年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標: 本授業では、 教育のなかでも、 とくに幼稚園や小学校といった初等教育を中心に、 これらを取り巻く様々な問題について、 文献を読み進めながら、議論を通して理解を深めていくこととしたい。そして、文献講読や授業における議論をとおして、 各受講者が自ら課題を設定し解決していくための力や自分の考えなどを表現するプレゼンテーション力を身につける。 授業概要: 授業の大きなテーマとして、幼児教育・保育に関わる問題、子どもの学力問題、教育制度・学校制度に関わる問題な ど広く学校教育を扱っていく。授業の前半では、履修者の間で上記テーマの演習を進めていくにあたっての視点を養う ため、授業担当者が配布する共通の文献を読み進めていく。その際、議論等をとおして、学校教育への理解を深める。 授業の後半では、授業前半での内容をふまえつつ、履修者の関心を考慮しながら、講読文献等を決め、毎回担当者に 発表してもらう予定である。なお、授業前半の最後までに、履修者は授業後半で使用する講読文献を各自決めてもらう 予定にしている。授業の進め方などの詳細については、履修者との話し合いを通して決定する。なお、卒業論文の執筆 を本授業担当者で予定している履修者は、本授業を履修することが望ましい。 授業計画:①授業前半での講読文献(授業担当者が論文を授業の初回で配布する。 ) 磯部裕子・山内紀幸『ナラティヴとしての保育学』萌文書林、2008年。 本田和子『子ども百年のエポック』フレーベル館、2000年。 本田和子『子どもが忌避される時代』新曜社、2007年。 津守真『保育者の地平』ミネルヴァ書房、2007年。 佐藤公治『保育の中の発達の姿』萌文書林、2008年。 福田誠治『競争やめたら学力世界一』朝日選書797、朝日新聞出版、2005年。 福田誠治『競争しても学力行き止まり』朝日選書831、朝日新聞出版、2007年。 福田誠治『こうすれば日本も学力世界一』朝日選書874、朝日新聞出版、2011年。 志水宏吉『学校にできること』角川選書480、角川学芸出版、平成22年。 以上のような文献を考えているが、履修者の関心をふまえて決定する。 ②授業後半のテーマ(例) 子ども 子どもと遊び 幼保小連携問題(幼稚園と保育所と小学校の連携) 保育行政・幼児教育行政 子どもの学力問題 「小1プロブレム」と幼児教育 高等教育 など ※その他 履修者の関心分野 以上のようなテーマから、履修者各自が文献を選定する。 評価方法:授業への出席・参加・発表の状況、レポート課題等の提出状況により評価する。 教 科 書:授業担当者が文献、プリント、資料を準備し配布する。 参 考 書:授業のなかで適宜紹介する。 履修上の注意点:授業に対し積極的に臨むこと。 (準備学習を含む) 102 授業科目 人間発達総合演習Ⅱ 担当教員 佐野 裕子 学習の到達目標:1)現代の子どもが抱える健康上の諸問題について理解を深め、子どもの健全育成について考究する。 2)幼稚園や保育所、子育て支援センター、家庭、地域などにおいて、どのような保育が必要であるかを深く 考察する力を養う。 3)近年の研究動向を知り、論文の作成を通して論理的思考を培うとともに、研究をすることの意義や研究方 法などを学ぶ。 授業概要: 子どもを取り巻く生活環境・社会環境を概観し、現代の子どもが抱える健康上の諸問題(生活リズムや生活 習慣に関する問題、体力や運動能力、発育・発達に関する問題、幼稚園や保育所、子育て支援センター、家庭 などにおける健康教育に関する問題など)について、興味関心のあるテーマを設定し、研究を進める。 前期は、各自テーマに関する先行研究を収集し、分担報告・ディスカッションを重ね、研究方法論や理論を学び、 研究計画を立案する。 後期は、調査に取り組み、ゼミ論文としてまとめる。 17.調査・実験準備 授業計画:1.オリエンテーション 18.調査・実験の実施、データの集計、分析 2.テーマの選択 19.調査・実験の実施、データの集計、分析 3.先行研究の収集、分担報告・ディスカッション 20.調査・実験の実施、データの集計、分析 4.先行研究の収集、分担報告・ディスカッション 21.調査・実験の実施、データの集計、分析 6.先行研究の収集、分担報告・ディスカッション 22.調査・実験の実施、データの集計、分析 7.先行研究の収集、分担報告・ディスカッション 23.調査・実験の実施、データの集計、分析 8.先行研究の収集、分担報告・ディスカッション 24.調査・実験の実施、データの集計、分析 9.先行研究の収集、分担報告・ディスカッション 10.先行研究の収集、分担報告・ディスカッション 25.調査・実験の実施、データの集計、分析 11.テーマの選択・設定 26.ゼミ論文作成 12.研究計画の立案 27.ゼミ論文作成 13.研究計画の立案 28.ゼミ論文作成 14.研究計画の立案 29.ゼミ論文作成 15.中間発表会 30.発表会 16.調査・実験準備 評価方法: [前期]論文報告状況(30点) ・中間発表(20点) [後期]ゼミ論文・発表(50点)などにより総合的に評価する。 教 科 書:必要に応じて授業内で指示する。 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:演習への積極的な参加態度を重視する。 (準備学習を含む) 授業科目 卒業論文 担当教員 朝倉・宇野・太田・大道・高橋(泉)・槇石 高橋(早)・原田・茂木・渡邊・大迫・佐野 対象学科・学年:発達4年 単位数:6 開講時期:通年 学習の到達目標: 3年次までの学習の成果をふまえて、学生各自のテーマを完成させる。 授業概要: 卒論の提出締切は1月下旬を予定している。卒論の進め方及び執筆方法等に関しては、担 当教員の指導を受けること。後期初めに、卒論中間発表を全員に課す。 授業計画: 学生は担当教員と相談して、 ⑴ まず、論文テーマを設定し、 ⑵ このテーマに関する調査・実験・研究の計画を立案・実施し、得られた結果のまとめと 考察を行い、 ⑶ その成果をもとに論文を作成・提出する。 論文作成指導の時間設定や実施方法は、担当教員に一任されている。 ⑷ 論文執筆要領は別に定める。 評価方法:提出された論文をもとに評価。 教 科 書:各担当教員が指示。 参 考 書: 履修上の注意点:人間発達総合演習Ⅱの指導教員と相談すること。 (準備学習を含む) 103 人間発達学科 対象学科・学年:発達4年 単位数:4 開講時期:通年 授業科目 人間発達学 担当教員 宇野 忍・太田将勝・槙石多希子 人間発達学科 対象学科・学年:発達4年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:この授業は、「人間発達」に関して4年間学んできたまとめとして、改めて最後の考察を行 うためのものである。人間発達についての自らの考えを確認し、それを他者に伝達できるこ とを到達目標とする。 授業概要: 「人間発達」について、教育学、心理学、社会学などの立場から、3人の教員がそれぞれ4回 を担当し、オムニバス形式での講義を行う。 授業計画:1.オリエンテーション(授業担当者共通) 2.以下、各担当者が次のようなテーマのいずれかで講義を行う予定。 3.「女性」としてこれからどう生きるか−女性としての人間発達 4.「大人」として、これからどう生きるか−子どもから大人への人間発達 5.「教養あるもの」に向けてこれからどう学び続けるか−教養と人間発達 6.「働く者」として,これからどう生きるか−労働・職場と人間発達 7.「人間」として,これからどう生きるか−「共に生きる人間」と人間発達 8.「次の世代を育てる者」としてこれからどう生きるか−教育と人間発達 9.「地球時代に生きる市民」としてこれからどう生きるか−地球市民としての人間発達 なお、取り上げるテーマについては変更することがある。 評価方法:授業への参加状況とレポートの成績 教 科 書:共通の教科書は使用しない。各授業担当者が資料を配付する。 参 考 書:適宜授業の中で紹介する。 履修上の注意点:初回のオリエンテーション時に、座席の指定・詳細な授業計画・資料の入手方法など (準備学習を含む) 重要な伝達事項を伝達するので、必ず出席をすること。 授業科目 発達援助論 担当教員 木村 進 対象学科・学年:発達3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 「発達」に関する基本的な理解を確認した上で、発達を促進するための援助のあり方についての理論的な 側面への理解を進める。 授業概要: 発達への援助は2つの側面を持つと考えられる。すなわち、発達しつつある存在への直接的な援助と、 その援助を担う立場の存在(親、保護者、教師など)への間接的な援助である。前者に関しては、発達 心理学そのものに関する講義でも扱われることであるが、 「働きかけ」という視点から理解の再構築を図 り、後者に関しては、特に「子育て支援」という視点から、子育ての悩み、難しさの理解とともに、援 助技術の土台としてのカウンセリングについて言及する。 授業計画:(1)第1部:発達についての理解(確認) ①発達の理解(1)発達とはどういうことか(理解度チェック) ②発達の理解(2)発達の土台としての大脳の発達 ③発達の理解(3)「生涯発達」という視点 ④発達の理解(4)発達と発達援助 (2)第二部:発達援助についての理論と実際 ①発達援助の理論(1)発達援助とは ②発達援助の理論(2)発達援助の対象 ③発達援助の理論(3)発達援助の内容 ④発達援助の実際(1)学校教育における発達援助 ⑤発達援助の実際(2)幼児教育における発達援助 ⑥発達援助の実際(3)子育てにおける発達援助 ⑦発達援助の実際(4)子育てにおける発達援助 (3)第三部:発達援助の技術 ①カウンセリング論(1)カウンセリングの歴史とその種類 ②カウンセリング論(2)来談者中心カウンセリング入門 (4)まとめ:発達援助のあり方 評価方法:最終日にテストを行うが、 ノートの参照を認める。 自由提出のレポートの成績と合わせて最終評価とする。 教 科 書:使用しない。 参 考 書:特に指定はしないが、発達心理学関係の教科書やノート、参考書など必要な時に持参すること。判断は 受講生に任せる。なお、レポート課題に関連する参考書は、最初の授業で知らせる。 履修上の注意点:真剣に履修を希望する学生に対して質の高い講義を提供したいと思っている。質の高さは、担当 (準備学習を含む) 教員の取り組みだけで決まるものではなく、受講生のモティベーションによるところが大きいの で、消極的な学生、授業の進行の妨げとなる学生は、排除する。選択の授業なので、選択した以 上は学生の責任であることを自覚してほしい。 104 授業科目 障害児・者の心理と支援 担当教員 森 つくり 学習の到達目標:障害の種類により異なるさまざまな障害児・者の心理的特性を理解し、それぞれの障害児・者に適した 心理的援助の内容や方法を学ぶ。また、事例を通して障害児・者の抱える問題を検討し、援助者として のあり方を自分なりの視点で考察する。 授業概要:1) 「障害とは何か」について概説し、障害児・者の心理的特性や障害特性から生じる心理的問題を取り 上げて、障害児・者の心理を理解する視点について解説する。 2)それぞれの障害ごとに原因や種類、特徴を概説し、障害の特性によって異なるそれぞれの障害児・ 者の心理的特性や心理的問題を解説する。 3)いくつかの事例を通して、それぞれの障害によって生じる心理的問題の違い、それらの問題に応じ た援助のあり方を検討する。 授業計画:Ⅰ.障害児・者の心理を理解する視点 1.障害のレベルと種類 2.心理的特性と心理的問題 3.心理的問題に関わる要因の検討(事例) 4.障害受容の過程 Ⅱ.障害児・者の心理的特性と支援 5.肢体不自由児・者の心理的特性 6.肢体不自由児・者の支援(事例) 7.視覚障害児・者の心理的特性と支援 8.聴覚障害児・者の心理的特性 9.聴覚障害児・者の支援(事例) 10.内部障害児・者の心理的特性 11.内部障害児・者の支援(事例) 12.知的障害児・者の心理的特性と支援(事例) 13.精神障害児・者の心理的特性と支援 14.コミュニケーション障害児・者の心理的特性と支援(事例) 15.まとめ 評価方法:平常点、レポート課題(30点) 、期末試験(70点)により総合的に評価する。 教 科 書: 『ライフサイクルからよむ障害者の心理と支援』田中農夫男・木村進編著(福村出版) 参 考 書: 『障害者の心理・ 「こころ」−育ち、成長、かかわり−』池田勝昭・目黒達哉編著(学術図 書出版社) 履修上の注意点:事例検討とそれに伴うレポート課題があるので、休まず出席すること。 (準備学習を含む) 授業科目 発達障害論 担当教員 三浦 主博 対象学科・学年:発達3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 子どもの「発達障害」についての知識とその援助・支援の仕方について、また、保育所や 幼稚園などの集団保育の場での統合保育についても理解を深めることを目標とする。 授業概要: 子どもの発達上の障害(知的障害)や発達障害(広汎性発達障害、自閉症、アスペルガー 症候群、学習障害、注意欠陥多動性障害)について理解し、子どもを援助する際のポイント を学ぶ。 授業計画:1.障害の定義・分類 2.発達障害の定義・種類 3.知的障害① 知的障害の定義 4.知的障害② 知的障害のある子どもの理解と援助 5.広汎性発達障害① 広汎性発達障害の定義 6.広汎性発達障害② 自閉症の理解 7.広汎性発達障害③ アスペルガー症候群の理解 8.広汎性発達障害④ 広汎性発達障害のある子どもの理解と援助 9.学習障害(LD)① 学習障害の定義 10.学習障害(LD)② 学習障害のある子どもの理解と援助 11.注意欠陥多動性障害(ADHD)① ADHDの定義 12.注意欠陥多動性障害(ADHD)② ADHDのある子どもの理解と援助 13.統合保育① 統合保育の基本的な考え方 14.統合保育② 統合保育の実際 15.まとめと試験 評価方法:出席状況、レポート課題、期末試験により総合的に評価する。 教 科 書:使用しない。授業時にプリントを配布する。 参 考 書:授業中に適宜指示する。 履修上の注意点:授業への取り組み(出席状況、授業態度)を重視します。なお、欠席が1/3以上の者 (準備学習を含む) には単位を認定しません。 105 人間発達学科 対象学科・学年:発達3年 単位数:2 開講時期:前期 授業科目 学習心理学 担当教員 宇野 忍 人間発達学科 対象学科・学年:発科3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:①学習心理学がどのような性質の学問かを知る。②学習とそのタイプについて理解する。③ 学習の過程の基本的特徴を理解する。④記憶と学習との関係を理解する。⑤学習の動機づけ に関する基礎的な知識を得る。⑥学習を促進する環境条件の性質を知る。 授業概要: 学習心理学は私たちの「学習する」という行為を対象に、その規定因は何か、どんなメカ ニズムが考え得るか、などの問題を研究する学問といえる。この講義では、学習とは何か、 学習にはどんなタイプがあるか、学習の過程はどんな過程か、記憶と学習はどんな関係にあ るのか、学習に対して動機づけるものは何か、学習が起こりやすい環境条件とはどんな条件 か、などの学習の諸問題について概説する。 授業計画:1.オリエンテーション、心理学と学習心理学、学習の心理学的定義(1回) 2.学習のタイプ1(信号学習・刺激反応学習) 3.学習のタイプ2(連鎖づけ・言語連鎖) 4.学習のタイプ3(複合弁別・概念学習) 5.学習のタイプ4(ルール学習・問題解決) 6.学習の過程の基本的性質1(学習過程の特徴) 7.学習の過程の基本的性質2(問題解決とルール学習、概念学習の関係について) 8.素朴理論と学習 9.問題解決の2様式(有意味学習と機械的学習) 10.記憶と学習(意味と理解の役割) 11.学習の動機づけ(外発的動機づけと内発的動機づけ) 12.学習の動機づけ(課題関与と自我関与) 13.状況と学習 14.応答的環境と学習 15.試験 評価方法:期末テストの成績80%、レポートの成績20% 教 科 書:使用しない。資料を配布する。 参 考 書:講義の中で随時紹介する。 履修上の注意点:1.資料は授業中に入手すること。2.授業終了時に、①わからなかったこと・質問、 (準備学習を含む) ②わかったこと、③要望・感想などを書いて提出すること。 授業科目 カウンセリング論 担当教員 菱沼 正志 対象学科・学年:発達3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:カウンセリングの基礎的な理論を学習し、カウンセリングの基本的な視点について考察でき るようにする。 授業概要:心理カウンセリングの歴史から主な療法を概観した後、実際の臨床場面と学校場面でのカウ ンセリング症例を通してカウンセリングの構造化や治療効果について理解する。講義では、 VTRを用いて内容を深めたり、演習を通しての体験学習も予定している。 授業計画:①カウンセリング概論 ②カウンセリングの歴史 ③クライエント中心療法Ⅰ ④クライエント中心療法Ⅱ ⑤認知行動療法 ⑥病院臨床でのカウンセリングⅠ(認知・行動療法で関わったケース) ⑦病院臨床でのカウンセリングⅡ(精神力動的カウンセリングで関わったケース) ⑧病院臨床でのカウンセリングⅢ(クライエント中心療法で関わったケース) ⑨学校臨床でのカウンセリングⅠ(生徒指導とカウンセリング) ⑩学校臨床でのカウンセリングⅡ(不登校・いじめ支援カウンセリング) ⑪学校臨床でのカウンセリングⅢ(発達障害生徒支援カウンセリング) ⑫緊急支援場面でのカウンセリングⅠ(事件事故での支援) ⑬緊急支援場面でのカウンセリングⅡ(自殺について) ⑭演習Ⅰ ⑮総括 評価方法:出席(15点)、レポート(70点)、授業中の課題(15点)の結果によって評価する。ただし、レポー ト提出資格は7回以上の出席を条件とする。 教 科 書:使用しない。毎回レジュメと資料を配布する。 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:実際の臨床場面での症例について話すことが多いので、できれば「臨床心理学」の基 (準備学習を含む) 礎知識があると良い。演習の際は小グループで行うので、座席を指定することがある。 106 授業科目 教育相談 担当教員 佐藤 恵子 学習の到達目標:1)学校における教育相談の意義や役割、および、思春期・青年期の様態と発達的課題、学校現場や生徒に起 こりうる問題を理解する。 2)実際に教育相談活動で直面しうる様々な問題に対して、教師としてどのように関わることができるかにつ いて多角的な視点から考察できるようになる。 授業概要: 学校現場では、 「いじめ」 「不登校」 「神経症的問題」 「非行」などといった様々な問題が見られる。教育相談とは、 教師による児童生徒への援助活動全般を指し、教育相談が扱う問題や課題は多岐にわたる。 この授業では、受講者が児童生徒および保護者に対する教育相談を行う際に必要な基本的知識を身につける と共に、物事を多面的に理解しようとする態度を培うことを目指す。また、教師以外の他職種(スクールカウ ンセラーなど)や他機関との連携についてもその都度取り上げる。 授業計画:1.オリエンテーション 2.教育相談とは 3.思春期・青年期の発達と課題 4.相談活動に活かせるカウンセリングの基礎 5.問題の捉え方と生徒理解 6.校内での協力体制および他機関との連携 7.不登校 8.いじめ 9.非行 10.神経症的問題および精神疾患について 11.軽度発達障害と特別支援教育 12.保護者への支援 13.予防的・開発的援助(構成的グループエンカウンターなどについて) 14.教職員のメンタルヘルス 15.まとめ 評価方法:出席状況(20点) 、受講態度(毎講義終了時に提出するコメントペーパーによる評価)(20点)、筆記試験(60点) により、総合的に評価する。 教 科 書:教科書は特に使用しない。講義の中で配布する資料などを使用する。 参 考 書:菊池武剋編著 「生徒理解の心理学」 (福村出版) 、 一丸藤太郎・菅野信夫編著 「MINERVA教職講座10 学校教育相談」 (ミネルヴァ書房)など。 その他、適宜紹介する。 履修上の注意点:講義を受け身的に聴くだけではなく、受講者1人1人が主体的に考えようとする態度で臨むこと。また、 (準備学習を含む) 講義で学んだことを教育現場でどのように活かすことができるのかについても意識しながら受講してほ しい。 授業科目 精神保健学 担当教員 菱沼 正志 対象学科・学年:発達3・4年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:講義のテーマの概要を理解し、様々な心の問題について理解する。 授業概要:精神保健学の基礎的理論を理解し、現代社会の中で生じる様々な心身の健康の問題について 学習する。その中で精神・社会的諸問題(精神疾患・不登校、引きこもり、自殺など)を通 して心の健康について理解を深める。 授業計画:1.ガイダンス 講義への導入 2.精神保健論の概要 3.ライフサイクルにおける精神保健① 4.ライフサイクルにおける精神保健② 5.ライフサイクルにおける精神保健③ 6.精神保健活動の実際① 7.精神保健活動の実際② 8.精神保健活動の実際③ 9.精神保健活動の実際④ 10.精神疾患について① 11.精神疾患について② 12.PTSDについて 13 自殺について 14.まとめ 15.試験 評価方法:受講態度(10%)・授業中の課題(20%)・試験(70%)により総合的に評価する 教 科 書: 「精神保健学」(精神保健福祉士要請講座仕様)(中央法規)を必要に応じてレジュメで配布 する 参 考 書:随時紹介 履修上の注意点:一部カウンセリング論と重なる部分もある。現代社会の中での様々な心の健康につい (準備学習を含む) て関心を持ってもらいたいので、主体的な学習姿勢を期待する。 107 人間発達学科 対象学科・学年:発達・総福・管栄・国際3年 単位数:2 開講時期:前期 授業科目 心理査定論 担当教員 高橋 賢 人間発達学科 対象学科・学年:発達3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)心理査定とは何か、なぜ実施するのかについて理解を深める。 2)心理査定として広く使用されている様々な心理検査について理解し、必要な知識を身に つける。 3)心理査定を行う際の検査者として必要な態度を身につける 授業概要:心理査定とは何か、なぜ実施するのかについて学んでいく上で、特に心理査定の中で広く用 いられている心理検査において、代表的な質問紙法検査、知能検査、発達検査についての目 的や、実施方法や手順について解説する。また、心理査定を行う上での配慮すべき点や必要 な態度について説明する 授業計画:1.ガイダンス 2.心理査定について 3.心理査定の種類 4.心理査定の限界と効用 5.心理査定にかかわる倫理的配慮 6.パーソナリティについて 7.パーソナリティの査定方法① (質問紙法) 8.パーソナリティの査定方法② (投影法) 9.パーソナリティの査定方法③ (描画法) 10.パーソナリティの査定方法④ (作業検査法) 11.知能について 12.知能の査定方法 13.発達について 14.発達の査定方法 15.まとめ 評価方法:受講態度(10点)、出席状況(30点)、筆記試験(60点)により評価する。 教 科 書:教科書は特に指定しない。授業中に適宜プリントを配布する 参 考 書:適宜紹介する 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 心理査定実習 担当教員 茂木千明・古田倭文男・宮田佳緒里 対象学科・学年:発達3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:①「心理査定論」で学んだ心理検査を実際に体験することによって、心理検査についての理 解を一層深め、心理検査を実施する際の留意点について自らが気づけるようになる。②心理 検査のマニュアルを見ながら練習することで、自分ひとりでも何とか心理検査が実施できる ようになる。 授業概要:「心理査定論」に基づいた実践的な学習を行う。様々な心理検査(①子どもを対象とした個 別式知能検査・発達検査、②質問紙法による心理検査、③投影法による性格検査)について、 その実施手順や結果の整理・解釈の方法を学ぶ。 授業計画:1.オリエンテーション 2∼ 13.グループ別の心理検査の実習(各4回) 【実習1】子どもを対象とした個別式知能検査・発達検査(4回) 知能検査:WISC-Ⅲ、WPPSY 発達検査:遠城寺式乳幼児分析的発達検査 【実習2】質問紙法による心理検査(4回) 性格検査、ストレス・コーピング尺度など 【実習3】投影法による性格検査(4回) SCT(文章完成法)、PFスタディ 14 ∼ 15.まとめ(2回) 評価方法:各実習における受講態度(質疑応答、理解度等)(50点)と実習レポート(50点)を各教員 が評価する。各教員の評価の平均を最終評価点とする。 ※詳細は第1回目の授業(オリエンテーション)で説明する。 教 科 書: 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:「心理査定論」を履修していることが望ましい。遅刻欠席をしないこと。レポートの (準備学習を含む) 提出期限を厳守すること。 108 授業科目 教職総合演習 担当教員 太田將勝・原田雅樹・大迫章史 学習の到達目標: 本授業では、これまで学んできた教育学的な知識等を活用・統合し、自らが教育について 深く思考することのできる総合的な力をつける。 授業概要: 学校、教育そして子どもに関する問題について、それぞれの授業担当者の専門分野からア プローチし、考察する。授業は3グループに編成し、それぞれのグループに対して授業担当 者の3名によるオムニバス形式(演習形式)で行なわれる。 授業計画: 第一回目のときガイダンスを行ない、授業内容の概要(使用するテキス等を含む。)およ び授業のすすめ方、評価方法、グループ編成などについて説明する。 評価方法:各担当教員が初回授業時に説明をおこなう。 教 科 書:各担当教員が初回授業時に説明をおこなう。 参 考 書:各担当教員が初回授業時に説明をおこなう。 履修上の注意点: 各担当者の全ての授業に出席すること。 (準備学習を含む) 担当教員によっては、授業でいくつかの課題をだす。課題の提出期限等は必ず守る こと(やむを得ない事情により、提出が遅れる場合、事前に必ず授業担当者に連絡 すること。)。 授業科目 キャリア専門演習 担当教員 槇石多希子 対象学科・学年:発達3年 単位数:2 開講時期:前期・後期 学習の到達目標: 将来の自分の進路を展望しようとするとき、どのような具体的取り組みをするのでしょう か。本演習では、ひとりひとりの考え方や価値観を大事にしながらも、21世紀社会を生きる ための力を、また女子学生に求められている力を様々な情報を集め、話し合いをとおして確 認したい。そして、自分自身でキャリアについての認識を深め、自分が何をしたいのか、ど んな働きを方をしたいのかをじっくり考える機会を共同学習を通して修得する。 授業概要: 本演習は、本年度初めての試みであり、しかも通年で2単位の変則的な科目である。 原則として前期7回分は大学で行い、後期8回分は、学外や集中して行う場合もあるなど 多様な方法を予定している。すなわち、講義型の授業ばかりではなく、参加型の学習や実践 活動などを取り込みながら進める予定である。 授業計画:1.オリエンテーション 2.キャリアについて(1)考えよう 3.キャリアについて(2)話してみよう 4.キャリアについて(3)聴いてみよう 5.キャリアについて(4)聴いてみよう 6.キャリアについて(5)尋ねてみよう 7.キャリアについて(6)報告してみよう 8.実践的キャリア学習(1) 9.実践的キャリア学習(2) 10.実践的キャリア学習(3) 13.実践的キャリア学習(4) 14.まとめ(1) 15.まとめ(2) 評価方法:小レポート等を含む総合評価 教 科 書:資料を配布 参 考 書:適宜教示 履修上の注意点:発達科学専攻3年生の履修を期待。 (準備学習を含む) 109 人間発達学科 対象学科・学年:発達3年 単位数:2 開講時期:後期 授業科目 心理学基礎実験Ⅲ 担当教員 渡邊 兼行 人間発達学科 対象学科・学年:発科3年 単位数:1 開講時期:前期 学習の到達目標:(1)反応時間、脳波、視線の計測など、 「心」を測定するためのさまざまな方法を体験し習得する。 (2)実験計画法と分散分析など、実験を通してのデータのとり方とまとめ方を学ぶ。 (3)得られたデータから人の心のはたらきや行動を説明・解釈できる。 (4)得られた結果を報告するための実験レポートの書き方に慣れる。 授業概要: 「心理学基礎実験Ⅰ・Ⅱ」での実習をもとに、特に認知心理学的実験を中心に体験する。扱う実験に関しては、 使用する器具、測定方法、統計的な手法のいずれにおいても、「心理学基礎実験Ⅰ・Ⅱ」における内容を発展さ せたものとなる予定である。 授業計画:1 オリエンテーション 2 処理水準効果と自己関連付け効果∼実験の方法 3 処理水準効果と自己関連付け効果∼実験の実施 4 処理水準効果と自己関連付け効果∼データの分析と解釈 5 リーディングスパンとワーキングメモリ 6 意味プライミングと意味記憶のモデル∼実験の方法 7 意味プライミングと意味記憶のモデル∼実験の実施 8 意味プライミングと意味記憶のモデル∼実験の実施 9 意味プライミングと意味記憶のモデル∼データの分析 10 脳波の測定と事象関連電位∼脳波の基礎 11 脳波の測定と事象関連電位∼測定の体験 12 自己実演課題とRemember/Know判断∼実験の方法 13 自己実演課題とRemember/Know判断∼実験の実施 14 自己実演課題とRemember/Know判断∼データの分析 15 視線の追尾 評価方法: 出席点(約60%) 実験レポート(約40%) ※レポートの未提出があった場合は単位を認定しない。 教 科 書: 参 考 書: 「心理学実験・研究レポートの書き方」 フィンドレイ 著、細江・細越 訳(北大路書房) 履修上の注意点: 実験実習という科目の性質上、出席は特に重視する。 (準備学習を含む) 実験の実施のために、授業時間外の活動が要求される。 「心理学基礎実験Ⅰ・Ⅱ」を履修済みであること。 実験実習という科目の性質上、履修者数が15人を超えた場合、抽選で履修者数を制限する場合がある。 授業科目 心理療法論 担当教員 茂木 千明 対象学科・学年:発科3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:個人療法・家族療法・集団療法それぞれの心理療法の共通点と相違点について理解する。子 どもの問題をめぐる援助の視点について理解する。また、「臨床心理学的な援助を実践する ために大事なことは?」について、自分なりの考察ができるようになる。 授業概要:①心理療法の視点を概観し、1つの事例に対する個人療法・家族療法・集団療法の援助の意 義を考える。②家族療法とはどのような援助なのかを理解し、家族への援助的な視点を学ぶ。 ③集団療法とはどのような援助なのかを理解するため、「心理劇」を題材に実際的なグルー プ体験をする。 授業計画:1.セラピストとは 2.心理療法の視点①:臨床心理学の様々な理論から学ぶ 3.心理療法の視点②:事例から学ぶ 4.家族療法とはどのような援助なのか? 5.家族アセスメントの基本①:家族の発達段階 6.家族アセスメントの基本②:ジェノグラム 7.家族アセスメントの方法:家族の機能と構造 8.家族療法の視点:事例から学ぶ 9.集団療法とはどのような援助なのか? 10.グループアプローチの基本 11.心理劇①:事例から学ぶ 12.心理劇②:脚本によるグループ体験 13.遊戯療法とはどのような援助なのか? 14.遊戯療法の実際:事例から学ぶ 15.まとめ 評価方法:授業内で提示される課題や受講態度(60%)とレポート(40%)による総合的な評価。※6 回以上の欠席は「停止」扱いとする。※レポートの課題は第1回目の授業で提示する。 教 科 書:授業のなかで、随時プリントを配布する。 参 考 書:「心理臨床セミナー② 家族と心理臨床−初心者のために−」平木典子(垣内出版) 「臨床心理劇入門」台利夫(ブレーン出版) 「遊戯療法−子どもの成長と発達の支援」深谷和子(金子書房) 履修上の注意点: 「臨床心理学」を履修していることが望ましい。 (準備学習を含む) 110 授業科目 教育思想 担当教員 朝倉 充彦 学習の到達目標:1)教育・子どもについての自分なりに抱いてきた考えを再検討できるようにする。2)近 代教育思想についての基本的な考え方を理解する。3)ルソーの教育思想の特徴を理解する。 4)教育の古典をじっくりと読破する力を養う。 授業概要: 本講義は、ルソーの『エミール』を中心に、そこに示されるルソーの教育思想や子ども観、 さらにはルソー以降の近代教育思想について考える授業である。授業は基本的には講義形式 で進められるが、毎回の授業でテキストを読み考察を加え、そして小レポートとしてまとめ ることを課す。 授業計画:1.ガイダンス 2.人間と教育の関係 3.義務教育思想(1) 4.義務教育思想(2) 5.権利としての教育の思想(1) 6.権利としての教育の思想(2) 7.ルソーの教育思想(1) 8.ルソーの教育思想(2) 9.ルソーの教育思想(3) 10.ルソーの教育思想(4) 11.ペスタロッチーの教育思想 12.フレーベルの教育思想 13.新教育運動とその思想 14.ジョン・デューイの教育思想 15.まとめ 評価方法:出席状況と授業での小レポートによって評価する。 教 科 書:教科書は指定しないが、毎回の授業でプリントを配布する。 参 考 書: 『新訂版 資料で考える子ども・学校・教育』。 そのほかのものは授業の中で適宜紹介する。 履修上の注意点:普段より学校や子どもの問題について考えるために、新聞等の教育関係の記事などを (準備学習を含む) 読むようにしてもらいたい。 授業科目 教育方法論 担当教員 朝倉 充彦 対象学科・学年:発達・総福・管栄・国際3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1)授業者として知識技能を伝えるための教育方法の原理と基礎的概念を理解する。2)教 育方法の実践史から、今日に生かしうる方法を学び取る。3)授業の中で、自ら伝える体験 を行なう。 授業概要: 本講義は、主として教職を目指す者を対象にする科目である。授業とは、教師が自らの知 識技能等をことばによって子ども(生徒)に伝えようとする営みである。しかし、教師のこ とばは子どもによって同一には理解されない。教師と子どもとの間に理解の差が生ずるし、 さらに子ども間にも理解の差が生ずる。授業においては、この理解の差を埋めるために様々 な教育の方法や技術が必要となる。本講義は、教育の方法の原理や基礎理論を理解し、そし て実際の授業のビデオを観ながら指導技術を身につけることがねらいである。さらに、履修 者には「ショートスピーチ」やディベートを課し、「伝える」ための方法・技術を実際に行っ てもらう予定である。 授業計画:1.ガイダンス 2.ディベート体験(2回) 3.教育方法の理論と実践の歴史(3回) 4.授業における指導原則(2回) 5.授業における指導の技術∼発問・指示∼ 6.授業における指導の技術∼板書∼ 7.模擬授業(3回) 8.視聴覚機器の利用と学習指導 9.情報機器の利用と学習指導 10.まとめ 評価方法:授業の出席状況、ショートスピーチ、レポート、試験によって総合的に評価する。 教 科 書:なし。 参 考 書:授業の中で適宜紹介する。 履修上の注意点:ショートスピーチは履修者全員に課す。出席時数が授業時数の3分の2に満たない者 (準備学習を含む) は、原則として単位を認定しない。 111 人間発達学科 対象学科・学年:発科3年 単位数:2 開講時期:前期 授業科目 教育臨床論 担当教員 朝倉充彦・宇野 忍・千田栄美 人間発達学科 対象学科・学年:発科3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:家庭・学校・社会の教育現場に見られるさまざまな教育臨床問題とその解決に向けて行われ ている活動を知る。 授業概要: 家庭・学校・社会の教育現場に見られるさまざまな教育臨床問題を教育心理学的アプロー チ・教育実践研究的アプローチ・非行研究アプローチから分析考察する。授業は科目担当者 3人のオムニバス形式による講義で行われる。 授業計画:1.ガイダンス(朝倉担当) <教育心理学的アプローチ:宇野担当> 2.教育病理現象とそれを引き起こす諸要因 3.わかる授業の創造と教育病理現象の克服 4.特別支援教育の現状と課題 5.学習環境の工作と支援教育 6.学習援助の原則について <教育実践研究的アプローチ:千田担当> 7.日本の授業の規定要因⑴ ―文部科学省の教育内容規制― 8.日本の授業の特質⑴ ―文部科学省の教育内容規制による規定― 9.日本の授業の規定要因⑵ ―入学試験― 10.日本の授業の特質⑵ ―入学試験による規定― 11.授業改造への対案 ―英国におけるカリキュラム改革―(7∼ 11は千田担当) <非行研究アプローチ:朝倉担当> 12.少年非統計の分析 13.少年法改正とその背景 14.少年事件における加害者と被害者 15.少年非行における更生 評価方法:授業への参加状況、課題レポート等によって総合的に評価する。 教 科 書:特に指定しない。 参 考 書:授業のなかで随時紹介する。 履修上の注意点:ガイダンスで授業の進め方や授業を履修するときの諸注意を連絡するので、必ず出席 (準備学習を含む) すること。欠席数が全体の授業の1/3を超える場合にはレポート等の提出権を失うこ ともあるので注意すること。 授業科目 メディアと教育 担当教員 宇野 忍 対象学科・学年:発科3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:学習とは、学習者がものごととやりとりをし、そのやりとりのなかで、ものごとの性質やルールを教えてもら う活動と考えられる。また、教育はそうした学習活動を援助する活動といえる。援助者としても私たちは、い かなるねらいを持ち、どんな教材(ものごとの代表)を選択・作成し、どんなメディアで教材と学習者のやり とりを組織すれば、学習者の学習活動をよりよく援助できるのだろうか。記号のレベル、半具体物・半記号のレ ベル、具体物のレベルのものごととの応答を自分たちで経験してみることによって、メディアと教育の具体的 な関連を知ることを到達目標とする。 授業概要:理科や社会など具体的な教科内容を取り上げた授業内容とする。授業は講義と実習の形式で行う。毎回読み切 りの授業とし、各回、教材とのやりとりで生ずる学習や学習のつまずきを取り上げ、その原因や改善に向けて の援助の仕方を考察する。すなわち、①言語的な教材との応答による学習とつまずき、②半記号・半具体物と しての写真や絵教材との応答による学習とつまずき、③具体物としての教材との応答による学習とつまずき、 などの具体的なケースを紹介すると共に、実際に経験してみて、その援助が成功した理由や失敗した理由など を考察する。 授業計画:1.オリエンテーション 2.学習とは何か、メディアとコンテンツ,メディアの分類-記号、半記号・半具体物、具体物 3.文章教材との応答による学習とその援助(1)−英文を読む、詩を味わう。 4.文章教材との応答による学習とその援助(2)−科学的文章を読む 5.文章教材と地図を使う学習と援助−極地方式研究会テキスト「上水道」の授業 6.映像教材との応答による学習とその援助(1)−アポロ11号撮影のアフリカの写真を読む 7.映像教材との応答による学習とその援助(2)−BBC放送「花の結婚」のビデオを読む 8.映像教材との応答による学習とその援助(3)−紙芝居「パンの旅」を学ぶ 9.映像教材と文章教材の活用−日本の水産業「サケ」で学ぶ 10.映像教材と具体物(紙飛行機)の工作を関連づけて学ぶ 11.実物教材との応答による学習とその援助(1)−花の解剖 12.実物教材との応答による学習とその援助(2)−実物(化石)を用いることと関与状況 13.実物教材との応答による学習とその援助(2)−魚の解剖を煮干しで 14.まとめ 15.試験 評価方法:期末テストの成績(85%) 、レポートの成績(15%) 教 科 書:使用しない。資料を配布する。 参 考 書:授業の中で適宜紹介する。 履修上の注意点:1.資料は原則として授業中に入手すること。 (準備学習を含む) 2.授業終了時に、①わからなかったこと・質問、②わかったこと、③要望・感想などをコメントペー パーに書いて提出すること。 112 授業科目 生徒指導・進路指導論 担当教員 菊池 武剋 学習の到達目標: 生徒指導と進路指導について理解する。生徒指導、進路指導に共通の【生徒理解】につい て学ぶ。 授業概要: 教師は担当の科目が何であれ、生徒指導と進路指導は必ず行わなければならない。生徒指 導とは何か、進路指導とは何か、についての理解するとともに、そこで共通に必要とされる 「生徒理解」について学ぶ。 授業計画:1.学校教育における生徒指導・進路指導の位置づけ 2.生徒指導とは何か⑴ 3.生徒指導とは何か⑵ 4.進路指導とは何か⑴ −進路指導の歴史− 5.進路指導とは何か⑵ −進路指導の定義− 6.生徒理解⑴ 7.生徒理解⑵ 8.生徒理解⑶ 9.生徒理解⑷ 10.進路指導の活動内容⑴ 11.進路指導の活動内容⑵ 12.進路指導の活動内容⑶ 13.進路指導の活動内容⑷ 14.キャリア教育 評価方法:1)筆記試験(60%) 2)ショートレポート(20%) 3)出席状況(20%) 教 科 書: 『生徒指導・教育相談・進路指導』 参 考 書:授業内で指示する。 履修上の注意点:授業内でショートレポートを課すことがある。 (準備学習を含む) 授業科目 社会教育計画Ⅰ 担当教員 石井山竜平 対象学科・学年:発達3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 成人の学習と、それを支える公的条件(社会教育行政・生涯学習政策)をめぐる諸制度の 意味、その今日的課題についての理解を深める。 授業概要: 「社会教育」「生涯教育」「生涯学習」「成人教育」「リカレント教育」など、今日では、学 校教育に限定されない教育の領域を指す言葉が多彩に生まれ、世間的な認知も高まってきて いる。しかし、これらの概念が普及したのは20世紀、とりわけその後半からのことであり、 人類史からすれば、ごく最近のことであるという。この「20世紀現象」がもつ意味とは何な のだろうか。 この講義では、「社会教育」と「生涯学習」、そして「地域社会」というキーワードを手が かりに、我々が生きている「いま」と「これから」を捉え返しつつ、これからの時代におけ る地域生涯学習計画のあり方について考察する。 授業計画:① 成熟社会における生活課題と、その解決を目指す学習実践の実際 ② 社会教育・生涯学習を支える理念と法制、国際的動向 ③ 社会教育・生涯学習の行財政・制度と行財政改革 ④ 変革の時代をきりひらく学びと自治の創造、など。 評価方法:小レポート(約3回)、学期末レポート(または試験)の総合評価 教 科 書:末本誠・松田武雄編『生涯学習と地域社会教育』(2010年、春風社)、長澤成次編『社会教育』 (2010年、学文社)など。授業の中で提示する。 参 考 書:雑誌『月刊社会教育』(国土社) 履修上の注意点:地元の社会教育実践に直接触れる機会を、講義時間に限定せずに用意する予定がある。 (準備学習を含む) なお、この授業は、社会教育計画Ⅰと内容的に連動しているので、あわせての受講が 望ましい。 113 人間発達学科 対象学科・学年:発科3年・総福3年・国際3年 単位数:2 開講時期:後期 授業科目 社会教育計画Ⅱ 担当教員 佐藤 友秀 人間発達学科 対象学科・学年:発科3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:○生涯学習社会における社会教育の今日的課題を把握し,社会教育計画の立案,実施の一般 的な家庭を理解する。 ○学社連携や学社融合など,学校教育との関わりのある社会教育計画の実践例を参考に社会 教育の計画について理解する。 授業概要: 生涯学習社会における社会教育行政事業について理解を深めるため、具体的に宮城県や県 内の市町村等の教育計画の事例について検討する。 授業計画:1.オリエンテーション 生涯学習社会の社会教育 2.社会教育計画と関連法制 3.社会教育計画と学社連携・融合 4.社会教育計画と青少年教育 5.社会教育計画とジェンダー 6.社会教育計画と高齢社会 7.社会教育施設の活用 8.市町村の社会教育計画 評価方法:出席とレポート。 教 科 書:レジュメ配布。 参 考 書:授業中に指示する。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 社会教育課題研究Ⅰ 担当教員 石井山竜平 対象学科・学年:発達3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 社会教育実践を具体的にとらえるとともに、その意味と課題を語る力、聞く力を養う。 授業概要: 子育て、環境問題、地域福祉など、生活課題・地域課題の互助的な解決を目指す市民的な 動きに着目し、そのような営みを支えるノンフォーマルな教育実践の実際をとらえる。さら に、それらをふまえつつ、ゼミ参加者それぞれの教育経験を振り返りながら、「教育」とは 何かをあらためて考えあう。 授業計画: この授業は、共同討議のトレーニングの場でもある。 事前に、報告者と司会者を決め、演習当日は、報告者による論文・実践記録の内容紹介と 論点の提案を受け、司会者の進行にもとづき、全員参加の議論を行う。 検討する実践記録や論文は、参加者の関心や議論の方向に応じて適宜調整する。 評価方法:討議への積極的な参加度、議論の深まりへの貢献度などから、総合的に評価する。 教 科 書:福尾武彦『現代を生きる学び』(民衆社)ほか。授業の中で提示する。 参 考 書:上田紀行『生きる意味』(岩波新書)、雑誌『月刊社会教育』(国土社) 履修上の注意点:地元の社会教育実践に直接触れる機会を、講義時間に限定せずに用意する予定がある。 (準備学習を含む) なお、この授業は、社会教育課題研究Ⅰと内容的に連動しているので、あわせての受 講が望ましい。 114 授業科目 社会教育課題研究Ⅱ 担当教員 小野瀬剛志 学習の到達目標:1)社会の中で学習する意義を理解する。 2)自ら学び、知識を深める方法について理解する。 3)学んだことを他者に伝え、他者とともに学ぶ意義について理解を深める。 授業概要: 社会教育の基本は、自らが関心をもった課題について、自己学習や仲間同士の学習を通して解決を図っていくことに ある。そのため、まず自身の周りに起きているさまざまな問題に関心を持つこと、次にそれについて学ぶ姿勢をもつこ とが大切である。 本講義の目的は、①課題を見つける能力を身につけること、②その課題について学習を深める方法を学ぶこと、③他 者に課題の深刻さや自身の考えについて述べる方法を学ぶことである。そのため、個人ないしグループでの発表を行っ てもらう。こうした講義形式を採用することで、主体的に学び、情報を発信する能力を身につけてもらうことを目標と している。 授業計画: はじめに、社会教育についての概略的な説明を行う。また、資料や視覚教材などを用いながら、女性にとっての社会 教育の意義について理解を深める。その後、課題の選び方や情報収集の方法、プレゼンテーションにおける留意点など、 発表に必要なノウハウの説明を行う。その上で、各自ないし各グループで事前学習の計画を立て、発表に向けて準備を 行う。 発表は、担当学生が30分程度行った後、全員で討論を行い、各々の課題についての理解を深めていく。 1.オリエンテーション(授業の進め方、諸注意など) 2.社会教育の現代的意義Ⅰ(社会教育の歴史的展開) 3.社会教育の現代的意義Ⅱ(公共性と市民の学習) 4.女性と社会教育Ⅰ(ジェンダーの考え方) 5.女性と社会教育Ⅱ(労働と結婚) 6.女性と社会教育Ⅲ(女性を取り巻く政策的課題) 7.資料収集、およびプレゼンテーションの方法 8.実践③(学生発表、討論) 9.実践④(学生発表、討論) 10.実践⑤(学生発表、討論) 11.実践⑥(学生発表、討論) 12.実践⑦(学生発表、討論) 13.実践⑧(学生発表、討論) 14.実践⑨(学生発表、討論) 15.総括 評価方法:出席状況、発表内容、質問の回数・内容で評価 教 科 書:レジュメを用意。 参 考 書:適 宜配布 履修上の注意点:必 ず1回、各自の問題関心に沿ったテーマでレジュメを担当してもらうので、ニュースなどを通して現代社会 (準備学習を含む) の問題について関心を高めておくこと。 授業科目 開 児童文化論○ 担当教員 牛渡 淳 対象学科・学年:発達 3 年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1.世界の優れた絵本に触れ、「よい絵本」を見る視点を得る。 2.絵本を通して「子ど もの視点や行動」を理解することができる。 3.絵本が作られた歴史的・芸術的背景を知る。 授業概要: 様々な児童文化の中から、特に、「絵本」を取り上げる。絵本は、教育、心理、文学、美 術等の総合芸術である。講義では、絵本の歴史を概観するとともに、毎回、世界の絵本を一 冊取り上げ、その形態と内容を教育学的視点、心理学的視点、文学的視点、美術的視点等、様々 な観点から詳細に検討し、子どもにとって「優れた絵本」とは何かを考える。 授業計画: 毎回、一冊の絵本を取り上げ、検討する。授業は、できるだけ学生の参加を重視し、学生 自身も絵本の検討・分析を行うスタイルをとる。講義で取り上げる絵本は、以下のものを予 定している。: センダック『かいじゅうたちのいるところ』 エッツ『もりのなか』 エリック・カール『はらぺこあおむし』 マックロスキー『すばらしいとき』 ブルーナ『ちいさなうさこちゃん』 レオーニ『あおくんときいろちゃん』 バートン『ちいさいおうち』 赤羽末吉『スーホの白い馬』 その他 評価方法:出席、レポート。 教 科 書: 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 115 人間発達学科 対象学科・学年:発科3年 単位数:2 開講時期:後期(集中) 授業科目 開 多文化社会論○ 担当教員 高橋 早苗 人間発達学科 対象学科・学年:発達3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 複数の民族・言語・文化を抱える国が多数存在する中で、そうした国々の多くが多文化・ 多民族の共存を前提とした種々の政策を展開してきた。多文化主義の理念は、近年の経済の グローバリゼイションを背景としたヒトの流動化により世界的に波及しつつあり、民族的同 質性が高いとされる日本もまた、その影響を無視し得ない情勢にある。この授業を通して、 多文化主義を概論的に学ぶ。 授業概要: この授業では、多文化社会のなりたち、文化的葛藤とその対応策の変遷、多文化主義の展 望を、いくつかの国の事例から学ぶとともに、日本の変化も併せて検討することにする。よ り深い理解が得られるように、視聴覚資料を利用しながら授業を進める。 授業計画:(1) 多文化社会の形成過程(世界的にみる歴史、地域的特徴) 〔1回〕 (2) 多文化社会の検討①アメリカ 〔3回〕 (3) 多文化社会の検討②カナダ 〔2回〕 (4) 多文化社会の検討③オーストラリア 〔2回〕 (5) 多文化社会の検討④アジア諸国 〔2回〕 (6) 日本の外国人政策の変遷と現代的課題 〔4回〕 (7) まとめ 評価方法:レポート50点、最終回のまとめ30点、授業の取り組み状況20点で評価する。 教 科 書:使用しない。プリントを配布。 参 考 書:授業の中で紹介する。 履修上の注意点:普段から国際的なニュースに関心をもち、授業の理解を深めてほしい。 (準備学習を含む) 授業科目 開 多文化社会と教育○ 担当教員 阿曽 容子 対象学科・学年:発達3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:多文化社会の中で自文化とは何かを認識し、異文化の受容と自文化の発信力を高める。それ に伴い、 積極的なコミュニケーション力を身につける 授業概要:多文化社会といわれる中で、文化とは何かを知る。アイデンティティとしての母語の教育に ついて考える。異文化理解とトレーニングの実践を行う。文化を発信する視点から自文化に ついて考えるグループ活動を行う。 授業計画:1.オリエンテーション 多文化社会と教育 2.ことばと文化 ことばは文化である 3.日本語と日本文化 日本人の言語観 4.多文化社会の模索 5.多文化社会と日本語教育 国語と日本語 6.多文化社会と母語教育 言語政策 7.異文化への視点 8.異文化受容 日本社会の場合 9.異文化理解とコミュニケーション(1) 10.異文化理解とコミュニケーション(2) 11.地域における多文化社会と日本語教育 12.地域における異文化受容 13.地域・個からの文化発信 14.グループ活動 15.講座の振り返り 評価方法:毎回の授業のコメントペーパー(30点) プレゼンテーション能力(15点) 出席・授業参加 態度(20点) 講座テーマのまとめ(35点) 教 科 書:使用しない。必要都度プリントを配布する。 参 考 書:授業中に適宜紹介する。 履修上の注意点:授業への積極的な参加を期待する (準備学習を含む) 116 授業科目 人間発達と法 担当教員 関沢 修子 学習の到達目標:(1)人間の発達段階にかかわる諸問題を法学的視点からとらえ、それらに関する法的知識 を修得すること。 (2)人権保障という観点から、個別の問題を検討できるようになること。 (3)自分の見解をもつと同時に、他者と対話できるようになること。 授業概要:人はその一生のなかで、様々な法との関わりをもつ。本講義では、人間がその発達段階にお いて遭遇しうる様々な問題を、法学の視点から解説・検討する。基本的に講義形式で行うが、 資料や判例を読んだり、受講生自身が意見を述べたりする時間を設ける予定である。 9.家族と法② 10.家族と法③ 11.高齢者と法① 12.高齢者と法② 13.人権の歴史 14.人権保障と国家の役割 15.まとめ 授業計画:1.ガイダンス、法の基礎知識 2.子どもと法① 3.子どもと法② 4.両性の平等 5.情報化社会と法 6.消費生活と法 7.労働と法 8.家族と法① 評価方法:受講態度(40%)とレポート(60%)により総合的に評価する。 教 科 書:特に使用しない。 参 考 書: 『六法』を持っている場合、授業に持参することを推奨する。その他の参考書は、講義のな かで適宜紹介する。 履修上の注意点:授業への積極的な参加を期待する。 (準備学習を含む) 授業科目 政治学Ⅰ 担当教員 塩屋 保 対象学科・学年:発科3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:①現代政治学の基礎理論を理解する。 ②政治学の基礎概念を理解する。 ③選挙について理解する。 ④マスメディアと政治の関係を理解する。 ⑤政治家の役割を理解する。 ⑥政治的現象を構造的・体系的に分析する能力を身に付ける。 授業概要:現代政治学に関する基礎理論を紹介し、現代社会が直面する政治的諸問題(国内政治、国際 政治)を取り上げ、理論的・実証的に分析する方法を指導する。 授業計画:1回目 ①授業の進め方 ②政治学とはいかなる学問か 2回目 政治とはなにか 3回目 権力とはなにか 4回目 投票行動① 投票率 5回目 投票行動② 社会学的要因 6回目 投票行動③ 心理学的要因 7回目 投票行動④ 業績評価 8回目 投票行動⑤ 地元利益誘導 9回目 マスメディアと政治① マスメディアの環境監視機能 10回目 マスメディアと政治② メディアフレームの介入 11回目 マスメディアと政治③ 対立する2つの効果イメージ 12回目 マスメディアと政治④ 受け手の政治的コミュニケーション 13回目 マスメディアと政治⑤ メディアのイメージ形成力 14回目 政治家の役割 15回目 まとめ 評価方法:定期試験の結果とレポート(毎回順番にレポート報告をしてもらう)および出席状況をもと に総合的に評価する。 教 科 書:『ポリティカル・サイエンス事始め』伊藤光利編(有斐閣ブックス) 参 考 書:授業中に適宜紹介する。 履修上の注意点:積極的に授業に参加すること。 (準備学習を含む) 政治学Ⅱを履修する者は、政治学Ⅰを修得すること。 117 人間発達学科 対象学科・学年:発科3年 単位数:2 開講時期:前期 授業科目 政治学Ⅱ 担当教員 塩屋 保 人間発達学科 対象学科・学年:発科3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:①現代政治学の基礎理論を理解する。 ②政治学の基礎概念を理解する。 ③政党政治について理解する。 ④官僚制について理解する。 ⑥政策形成過程について理解する。 ⑧政治的現象を構造的・体系的に分析する能力を身に付ける。 授業概要:現代政治学に関する基礎理論を紹介し、現代社会が直面する政治的諸問題(国内政治、国際 政治)を取り上げ、理論的・実証的に分析する方法を指導する。 授業計画:1回目 思想の争いとしての55年体制 2回目 政党政治の行く末 3回目 職業としての官僚 4回目 官僚の役割 5回目 ネットワーク社会の政治と利益団体 6回目 日本社会のネットワーク 7回目 政策形成のフロー 8回目 55年体制の政策形成過程 9回目 55年体制の終焉 10回目 合理的政策決定過程 11回目 多様な政策形成過程 12回目 首相のリーダーシップ 13回目 比較の中の日本の首相 14回目 地方自治 15回目 まとめ 評価方法:定期試験の結果とレポート(毎回順番にレポート報告をしてもらう)および出席状況をもと に総合的に評価する。 教 科 書: 『ポリティカル・サイエンス事始め』伊藤光利編(有斐閣ブックス) 参 考 書:授業中に適宜紹介する。 履修上の注意点:積極的に授業に参加すること。 (準備学習を含む) 政治学Ⅰを履修していること。 授業科目 自然地理学 担当教員 吉田 明弘 対象学科・学年:発達3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:この授業では、私たちを取り巻く自然環境を自然科学的な視点から、その成り立ちや現象の 原因・仕組みを学び、地域に暮らす人々の生活や文化と関係を理解する。 授業概要:私たちを取り巻く自然環境は、過去からの現在までの様々な時間・空間スケールの自然現象 が複雑に組み合わさって形成されている。自然環境は、私たち人間の最も基本的な環境基盤 となり、文化や文明を生み出した。自然地理学の授業では、自然環境の歴史や原因・仕組み、 人々の生活や文化の背景にある自然環境について紹介する。 授業計画:1.自然地理学の目的と周辺科学 2.世界と日本の気候(1)大気・海洋循環システムと世界の気候 3.世界と日本の気候(2)季節風が作り出す日本の気候 4.人間を取り巻いた第四期の自然環境の歴史(1)移動する大陸 5.人間を取り巻いた第四期の自然環境の歴史(2)第四期の気候変動と人類の拡散・繁栄 6.人間を取り巻いた第四期の自然環境の歴史(3)歴史時代の気候変動と文明 7.さまざまな地形(1)沖積平野と河成段丘 8.さまざまな地形(2)火山 9.さまざまな地形(3)盆地・扇状地 10.緑の環境を生み出す植物・植生(1)植生の水平・垂直分布と遷移 11.緑の環境を生み出す植物・植生(2)気候や地形特性による植生 12.緑の環境を生み出す植物・植生(3)人間と植物の関係史 13.自然災害と環境問題(1)地震と津波 14.自然災害と環境問題(2)地球温暖化 15.試験 評価方法:評価点の配分は試験の結果が60%、課題の提出状況や講義への姿勢などが40%とする。 教 科 書:高校生用の地図帳を毎回持ってくる(持っていない人は、友達から借りてくること)。 参 考 書:授業時に随時紹介します。 履修上の注意点:受講にあたって、高校地図帳で日本の都道府県や世界各国の位置などは、地理の基礎 (準備学習を含む) 知識として身につけておいて欲しい。また、講義内容を確認できるように配付資料は 整理し、疑問点は積極的に質問してほしい。 118 授業科目 地誌 担当教員 小金澤孝昭 学習の到達目標: この科目は、中学校社会科・高校地歴の教員免許科目の地誌学です。この講義では、地誌学の 基本的な目的と考え方について講義します。地誌学は暗記科目で、地名や物産を覚えさせること を目的にしていると勘違いをしている方はいませんか?地誌学は、人間が自然環境の下で活動す る過程で生み出す地域的違いや地域に生じる問題の原因を考える科目です。この講義科目では、 身近な地域を取り上げて、①地域の調査方法としての地図の活用②地域の調査方法として地域統 計の使い方③地域の観察方法を学びます。また日本以外の地域を調査する方法としてオーストラ リアを事例にして外国の地域を調べる方法を学習します。 授業概要: 地域の調べ方について学びます。中学校の地理的分野の地域の規模に応じての調査法の内、比 較的難しいとされている「身近な地域の調べ方」について講義します。対象地域として、日本地 誌の事例として仙台市を、外国地誌の事例としてオーストラリア・シドニー市を取り上げます。 この講義は自分で調べ、学ぶを基本としますので、作業学習が中心となります。 授業計画:1.ガイダンス 地域を調べるということ 2.仙台地域は、どんな空間の上にできあがっているのか? 3.仙台地域の人々のくらしを地図から考える。 4.仙台地域の歴史を地図から考える①江戸時代 5.仙台地域の歴史を地図から考える②明治大正昭和 6.仙台の都市機能を分析する 7.なぜオーストラリアを取り上げるのか? 8.オーストラリアの開発(南の虹のルーシーから考える) 9.オーストラリアの自然環境 10.オーストラリアはどんな国① 11.オーストラリアはどんな国② 12.シドニーの都市構造 13.多文化社会シドニーの都市のしくみ① 14.多文化社会シドニーの都市のしくみ② 15.まとめ+試験 評価方法:作業課題・レポートならびに試験で評価する。 教 科 書:講義で指示します。 参 考 書:講 義で指示します。 履修上の注意点:自分で調べ考える力を身につけてください。 (準備学習を含む) 授業科目 中等社会教育法Ⅲ(社会・公民) 担当教員 佐藤 幹男 対象学科・学年:発科3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:中学社会科、高校公民科が中等教育段階において果たすべき役割と意義について考える。 授業概要: 中学校社会科を中心に、中等社会科教育の基本的な問題を検討する。実践的な知識、技能 の修得に限定することなく、主体的な社会認識の確立を目指した戦後初期の社会科の理念を 確認しながら、中学校社会科教育の理論と実践についての理解を深める。 授業計画:1.オリエンテーション 2.中学校の教育課程と社会科 3.戦前の社会科(前史) 4.戦後改革と社会科 5.社会科の変遷① 6.社会科の変遷② 7.地理分野の内容と実践 8.歴史分野の内容と実践 9.公民分野の内容と実践 10.教育実習生の授業(VTR視聴) 11.指導案を書いてみよう 12.模擬授業(地理) 13.模擬授業(歴史) 14.模擬授業(公民) 15.まとめ 評価方法:学習指導案+模擬授業+リアクションペーパー 教 科 書: 『中学校学習指導要領解説 社会編』 参 考 書:中学校社会科教科書:『地理分野』、『歴史分野』、『公民分野』(東京書籍)。 履修上の注意点:出席を重視する (準備学習を含む) 119 人間発達学科 対象学科・学年:発科3年 単位数:2 開講時期:後期 授業科目 中等社会教育法Ⅳ(社会・公民) 担当教員 佐藤 幹男 人間発達学科 対象学科・学年:発科3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:中学社会科、高校公民科が中等教育段階において果たすべき役割と意義について考える。 授業概要: 高等学校公民科を中心に、中等社会科教育の基本的な問題を検討する。実践的な知識、技 能の修得に限定することなく、主体的な社会認識の確立をめざした戦後初期の社会科の理念 を確認しながら、高校公民科教育の理論と実践について理解を深める。 授業計画:1.オリエンテーション 2.高校の教育課程と公民教育 3.戦前の公民教育 4.戦後改革と社会科 5.戦後の社会科の変遷 6.高校社会科の解体と公民科の発足 7.「現代社会」の内容と実践 8.「倫理」の内容と実践 9.「政治経済」の内容と実践 10.教育実習生の授業(VTR視聴) 11.指導案を書いてみよう 12.模擬授業(現代社会) 13.模擬授業(倫理) 14.模擬授業(政治経済) 15.まとめ 評価方法:出席+模擬授業+リアクションペーパー 教 科 書: 『高等学校学習指導要領解説 公民編』 参 考 書:授業時に随時紹介する。 履修上の注意点:後半に模擬授業を実施する。 (準備学習を含む) 授業科目 教育実習の研究 担当教員 朝倉 充彦 対象学科・学年:発科3年 単位数:1 開講時期:通年 学習の到達目標:1)教師としての役割を理解し、教職の意義について自覚できるようにする。2)生徒理解 のための知識や技能を修得する。3)教育実習にむけて教材研究の力量を養う。4)介護等 体験の学外活動を通して、幅広い人間理解ができるようにする。 授業概要: 教育実習の事前指導として、学校現場で教育実習生という立場がどのようなものであり、 どのような意識や姿勢で教師や生徒とかかわることが期待され、何を学ぶことが望まれてい るか、ということについて十分認識することを目的とする。 授業計画:1.教育実習についてのガイダンス 2.教育実習日誌についての分析(3回) 3.教育実習報告会の参加と研究 4.介護等体験報告会の参加(中学校教員免許希望者) 5.教育実習についての事務連絡(3回) 評価方法:出席と発表等によって総合的に評価する。 教 科 書:なし。 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 120 授業科目 教育実習の研究 担当教員 高橋 早苗 学習の到達目標: 教育実習の事前指導として、学校現場で教育実習生という立場がどのようなものであり、 どのような意識や姿勢で教師や生徒とかかわることが期待され、何を学ぶことが望まれてい るか、ということについて十分認識することを目的とする。 授業概要: 3年次に引き続き、教材研究や授業実践、クラス運営、生徒とのコミュニケーションなど に関して、講義と演習を行う。また、実習終了後の総括として、3・4年合同の介護等体験 報告会、教育実習報告会を実施する。 授業計画:1.教育実習についてのガイダンス 2.教育実習日誌についての分析 3.模擬授業と相互評価① 4.模擬授業と相互評価② 5.模擬授業と相互評価③ 6.模擬授業と相互評価④ 7.介護等体験報告会 8.教育実習報告会 9.まとめ 評価方法:出席と発表等によって総合的に評価する。 教 科 書:なし。 参 考 書: 履修上の注意点:教育実習の事前連絡の場でもある。必ず出席すること。 (準備学習を含む) 授業科目 教育実習Ⅰ 担当教員 朝倉 充彦・高橋 早苗 対象学科・学年:発達4年 単位数:4 開講時期:前期 学習の到達目標:1)実習を通して学校現場を理解する。2)実習教科についての教材研究・教育方法の技術 を身につける。3)授業や課外活動等を通して生徒について理解を深める。4)教職員の勤 務状況を学ぶ。5)教育実習を通して理想の教師像を形成できるようにする。 授業概要: 教育実習は、専門職としての教職を希望する学生が、大学の授業で習得した知識技能を基 礎として、大学の授業だけでは得られない、教師に求められる「わきまえ」を身につけるた めに、中学校の現場で実践を通して、集中的に研究することである。実習期間中においては、 学校における人間関係や教育活動に関して理解を深めるとともに、教職員の勤務や学校事務 等を学んでもらいたい。そして、生徒たちと直接接触することで子どもに対する理解と愛情 を深め、現場の教師と接する中で自ら望ましい教師像を求め、教育者としての自覚を高めて ゆくよう努力する。 授業計画: 教育実習は、学生の出身母校の中学校で、あるいは仙台市教育委員会が指定する中学校で、 3週間実施する。実習開始前に実習校において打合せを行なう場合もある。 実習終了後、学生は「教育実習日誌」を教務課に提出する。 評価方法:実習校による実習生の実習評価と、「教育実習日誌」の記述内容等による評価とから行なう。 教 科 書: 『中学校 学習指導要領』文部科学省 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 121 人間発達学科 対象学科・学年:発達4年 単位数:1 開講時期: 授業科目 教育実習Ⅱ 担当教員 朝倉 充彦・高橋 早苗 人間発達学科 対象学科・学年:発達4年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)実習を通して学校現場を理解する。2)実習教科についての教材研究・教育方法の技術 を身につける。3)授業や課外活動等を通して生徒について理解を深める。4)教職員の勤 務状況を学ぶ。5)教育実習を通して理想の教師像を形成できるようにする。 授業概要: 教育実習は、学生の出身母校の高等学校で、2週間実施する。実習開始前に実習校におい て打合せを行なう場合もある。 実習終了後、学生は「教育実習日誌」を教務課に提出する。 授業計画: 教育実習は、学生の出身母校の高等学校で、2週間実施する。実習開始前に実習校におい て打合せを行なう場合もある。 実習終了後、学生は「教育実習日誌」を教務課に提出する。 評価方法:実習校による実習生の実習評価と、「教育実習日誌」の記述内容等による評価とから行なう。 教 科 書: 『高等学校 学習指導要領』文部科学省 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 心理学特講A 担当教員 菊池 武剋 対象学科・学年:発科3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 犯罪・非行の心理学的理解、特に社会心理学的な観点を理解する。 授業概要: 犯罪や非行は、自分たちとは無縁な、特殊な異常な人たちが行うことなのではなく、誰に でもその可能性はあることであるという観点で、犯罪や・非行の問題をとらえようとすると き、心理学、特に社会心理学の観点が重要になる。犯罪・非行をどうとらえ、どう理解し、 どう対処するかについて、社会心理学的に考察する。 授業計画:1.犯罪・非行とは何か 2.犯罪・非行の理解の仕方⑴超自然的・鬼神論的・心霊的説明 3.犯罪・非行の理解の仕方⑵個人の特異性や異常性に重点を置いた説明 4.犯罪・非行の理解の仕方⑶集団や文化の影響に焦点を置いた説明 5.犯罪・非行の社会心理学⑴なぜその時にそこで犯罪が起こったのか 6.犯罪・非行の社会心理学⑵なぜその人がその犯罪をしたのか 7.犯罪・非行の社会心理学⑶なぜ多くの人たちは犯罪をしないのか 8.犯罪被害者の社会心理学 評価方法:1)筆記試験(60%) 2)ショートレポート(20%) 3)出席状況(20%) 教 科 書: 参 考 書:高橋良彰『新・犯罪社会心理学』(学文社) 履修上の注意点:授業内でショートレポートを課すことがある。 (準備学習を含む) 122 授業科目 教育心理学A 担当教員 宇野 忍 学習の到達目標:①教育心理学は行動のメカニズムの解明と教育技術の開発を行う経験科学であることを知り、 説明できる。②発達する、学習する、援助する、評価する、その個人らしくふるまうという 行動の背後にある心理学の基本的な考えを知り、説明することができる。 授業概要: 教育心理学の5領域(発達、教授過程、学習過程、教育評価、パーソナリティ)における 諸問題を取り上げ、主に幼児期における事例などを用いて基本的な考えを解説する。 授業計画:1.オリエンテーション、教育心理学はどんな学問か(1)経験科学としての教育心理学 2.教育心理学はどんな学問か(2)教育心理学の対象と方法、理論 3.発達をもたらすものは何か(1)発達とは何か・幼児期の特徴 4.発達をもたらすものは何か(2)−成熟説 5.発達をもたらすものは何か(3)−成熟説と反する諸事例、発達の最近接領域理論 6.学習と学習過程の基本的特徴とは何か 7.学習の2つのタイプ−有意味学習と機械的学習とは何か 8.学習と誤概念の獲得−私たちはなぜ誤った概念を獲得するのか 9.学習を左右する3条件とは何か 10.学習援助のストラテジー−組みかえ型ストラテジー①誤ルール対決型ストラテジー 11.学習援助のストラテジー−組みかえ型ストラテジー②誤ルール懐柔型ストラテジー 12.学習援助のストラテジー−つみ上げ型ストラテジー 13.評価するとはどういうことか−測定という行為と評価するという行為 14.授業評価をどうするか 15.試験 評価方法:期末テストの成績(85%)、レポートの成績(15%) 教 科 書:本郷一夫・八木成和編著「シードブック教育心理学」建帛社 2008 他に資料を配付する。 参 考 書:授業の中で紹介する。 履修上の注意点:1.原則として、毎授業終了時にレポート課題を出します。2.全授業回数の1/3以 (準備学習を含む) 上の無断欠席がある場合には試験を受ける権利を認めないことがあります。実習など やむを得ない事由で欠席する場合には事前または事後に欠席届を速やかに提出してく ださい。 授業科目 幼児教育の課程 担当教員 大迫 章史 対象学科・学年:子発3年 単位数:1 開講時期:前期 学習の到達目標: 本授業では、幼児教育の課程の原理的な側面を理解し、これを実践に活かしていくための 基礎的な力をつけることを目標とする。具体的には、子どもの発達をふまえた教育課程編成 のための実践的な力を養う。 授業概要: 本授業では、幼児教育の課程について、幼稚園教育要領をふまえながら、 「子ども」、「遊び」、 「環境」 をキーワードとして教育課程を理解し、指導計画の立案方法を考えていく。また、 教育課程にもとづいた実践の具体的な事例を取り上げ、これについて分析することで、到達 目標に示したような力を育成することを目指している。具体的な授業内容は、授業計画の欄 に記したとおりである。 授業計画:1.オリエンテーション(「幼児教育の方法」(宇野先生担当)と合同) 2.幼児教育における教育課程とは? 3.教育課程と指導計画のあり方 4.幼稚園教育要領と子どもの発達の理解 5.幼児教育の教育課程を事例から考える(1) 6.幼児教育の教育課程を事例から考える(2) 7.指導計画の立案方法(1) 8.指導計画の立案方法(2) 評価方法:授業への出席・参加状況(50点)、レポート結果(50点)により総合的に評価する。 教 科 書:教科書はとくに指定しない。授業担当者が文献、プリント、資料を準備し配布する。 参 考 書:授業のなかで適宜紹介する。 履修上の注意点:私語は厳に慎むこと。授業における発言等、積極的な参加を希望する。 (準備学習を含む) 123 人間発達学科 対象学科・学年:子発3年 単位数:2 開講時期:前期 授業科目 幼児教育の方法 担当教員 宇野 忍 人間発達学科 対象学科・学年:子発3年 単位数:1 開講時期:後期 学習の到達目標: 幼児とつきあうと、いろいろな質問をされることが多い。この質問の中には、本質的で私た ち自身がはっとさせられるものがある。私たちは、そうした幼児の質問を喚起し、維持し、解 決をも援助して、幼児自身に答えを見つけてほしいと願う。そして前には解決ができなかった ことができるようになってほしいと願う。どのような方法を採用したら、こうした願いを実現 することができるだろうか。この授業では、この問題を解決すべく、具体的な幼児教育の方法 について学習すると共に、その根底にある心理学的な基礎知識を得ることを目的とする。 授業概要: 幼児の問題の発見や解決による学習とその援助方法をテーマに全8回の授業を講義形式で 行う。講義の中で具体的援助例を資料として提示し、その援助がなぜ選択されたのか、なぜ 有効だったのかを考える。そして、その裏づけとなり得る心理学的な知見を紹介する。 授業計画:1.オリエンテーション 2.幼児の認識の成長とふさわしい援助の方法1−遊びと学習をどう考えるか 3.幼児の認識の成長とふさわしい援助の方法2−幼児における問題解決のレベル 4.幼児の認識の成長とふさわしい援助の方法3−物や人との応答で何を学ぶのか(知的側 面・意欲的な側面・情緒的な側面) 5.幼児の認識の成長とふさわしい援助の方法4−保育者側でできることは何か 6.幼児の認識の成長とふさわしい援助の方法5−援助のためのストラテジーをどう考えるか 7.幼児の認識の成長とふさわしい援助の方法6−援助活動の立案・実践・評価をどうするか 8.まとめ 評価方法:レポート:85%、授業終了時のコメントペーパ−(わかったこと・質問・感想):15% 教 科 書:用いない。資料を配付する。 参 考 書:①永野重史 1984 保育学入門 チャイルド本社 ②永野重史 1992 保育学再入門 チャ イルド本社など、授業の中で紹介する。 履修上の注意点:授業の詳細を初回のオリエンテーションで説明するので、必ず出席すること。 (準備学習を含む) 授業科目 社会福祉援助技術Ⅰ(保育士) 担当教員 二ツ山 亮 対象学科・学年:子発4年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 子どもたちと関わり、それに限らず人と関わりながら生きていく際の、自分のものの見方、 考え方、感じ方、やり方、言葉などを、より深く、広く、豊かなものにする。 授業概要: 担当教員は乳児院と情緒障害児短期治療施設で仕事をしています。毎回テーマを決めて現 場の事例を読み、「自分ならどうするか?」と皆さん自身に考えてもらいます。一方的な講 義ではありません。皆さんが自分の意見を述べ、それに対して私が自分の意見を返し、問い と答えを深めてゆく、という形式の授業です。 授業計画:1.何のために勉強するのか? 2.最初に子どもと会うとき何に気をつけるか? 3.子どもの何を観察すればよいか? 4.子どもの話をどう聴くか? 5.子どもの話をどう聴くか?(2) 6.子どもの話をどう聴くか?(3) 7.子どもにどう共感するか? 8.自分の感情をどうするか? 9.子どもとどう信頼関係をつくるか? 10.非行の子にどう関わるか? 11.まとめ・質問に答える 12.子どもが「虐待されている」とどう判断するか? 13.虐待された子どもが身につけるべき力は何か? 14.子どもをどう受容するか? 15.子どもをどう受容するか?(2) 評価方法:出席と受講態度(30点)、毎回提出する答案(70点) 教 科 書:なし 参 考 書:テーマ毎に紹介します。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 124 授業科目 社会福祉援助技術Ⅱ(保育士) 担当教員 二ツ山 亮 学習の到達目標: 子どもたちと関わり、それに限らず人と関わりながら生きていく際の、自分のものの見方、 考え方、感じ方、やり方、言葉などを、より深く、広く、豊かなものにする。 授業概要: 担当教員は乳児院と情緒障害児短期治療施設で仕事をしています。毎回テーマを決めて現 場の事例を読み、「自分ならどうするか?」と皆さん自身に考えてもらいます。一方的な講 義ではありません。皆さんが自分の意見を述べ、それに対して私が自分の意見を返し、問い と答えを深めてゆく、という形式の授業です。 授業計画:1.里親について・子どもに事実をどう伝えるか? 2.どうすれば良い記録が書けるか? 3.DV被害女性をどう救うか? 4.「障害」をどう捉えるか? 5.不登校の子にどう関わるか? 6.問題の原因をどこに探るか? 7.10代未婚で妊娠した女性をどう助けるか? 8.どうすれば仕事から満足感を得つづけられるか? 9.施設で働くとはどういうことか? 10.施設で働くとはどういうことか?(2) 11.死とどう向き合うか? 12.子どもとどう別れるか? 13.まとめ・質問に答える 14.まとめ・質問に答える(2) 15.まとめ・質問に答える(3) 評価方法:出席と受講態度(30点)、毎回提出する答案(70点) 教 科 書:なし 参 考 書:テーマ毎に紹介します。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 小児栄養Ⅰ 担当教員 神田あづさ 対象学科・学年:子発3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 胎児・乳児・幼児・学童・思春期における各発育・発達段階ごとに、身体的、精神的特徴を理解する。 その上で、それぞれの時期および状態における栄養・食生活の重要性を認識し、子どもの心身の健康づ くりに寄与できうる能力を養う。 授業概要: 胎児期をも含め、乳児期から幼児期そして青年期までの子どもたちの食生活は生涯にわたる健康の基 礎となる。健全な食習慣や食時観を子どもに形成させることが保育における最も重要な課題の一つとも いえる。食事、栄養、健康および成長との関連性やそれらの重要性を具体的な事例の検討を通して理解し、 それぞれの発達段階あった食品選択や調理法および食事の与え方を判断できる知識を習得する。さらに 栄養教育(食育)の方法論を学び実践できる能力を養う。 授業計画:1.妊娠・授乳期の栄養 2.妊娠・授乳期の食生活 3.乳児期の栄養 4.乳児期の食生活 5.幼児期の栄養 6.幼児期の食生活 7.学童期の栄養 8.学童期の食生活 9.思春期の栄養 10.思春期の食生活 11.障害のある小児の食生活 12.児童福祉施設における食生活 13.小児期の栄養教育に関する理論 14.小児期の栄養教育に関する実践 15.まとめ・学年末試験 評価方法:筆記試験(80点) 、受講態度・出席状況(20点)などにより総合的に評価する。 なお6回以上の欠席は「停止」扱いとする。 教 科 書:新保育士養成講座第8巻「子どもの食と栄養」 (全国社会福祉協議会出版部) 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 125 人間発達学科 対象学科・学年:子発4年 単位数:2 開講時期:後期 授業科目 小児栄養Ⅱ 担当教員 木島 悦子 人間発達学科 対象学科・学年:子発3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 乳児期・幼児期・学童期・思春期までの発育・発達を踏まえ、それぞれの時期における栄 養・食生活の重要性を理解し、その基礎知識を習得する。 保育の観点から乳幼児期の食事をとらえ、保育の中の栄養教育(食育)であり、保育の一 環であることを理解する。 授業概要: 乳児期から幼児期そして青年期までの子どもたちの食生活は、生涯にわたる健康の基礎と なる。健全な食習慣や食事感を子どもに形成させることが保育における最も重要な課題の一 つともいえる。食事、栄養、健康および成長との関連性やそれらの重要性を具体的な事例の 検討を通して理解し、それぞれの発達段階にあった食品選択や調理法および食事の与え方を 判断できる知識を習得する。さらに、栄養教育(食育)の方法論を学び実践できる能力を養う。 授業計画:1.ガイダンス・保育における小児保健 2.小児の健康な生活と食生活の意義 3.小児の健全な生活と食生活の意義 4.小児の保育・発達と栄養・食生活 5.小児の保育・発達と栄養・食生活 6.小児の保育・発達と栄養・食生活 7.栄養の食生活の基礎知識 8.栄養の食生活の基礎知識 9.栄養の食生活の基礎知識 10.栄養の食生活の基礎知識 11.乳児期の栄養 12.幼児期の栄養 13.小児期の栄養教育(食育) 14.小児期の栄養教育(食育) 15.まとめ・学年末試験 評価方法:試験・レポート・授業態度・出席状況により総合評価する。 教 科 書:小児栄養Ⅰで使用したもの 参 考 書:適宜紹介する 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 乳児保育演習Ⅰ 担当教員 高野 幸子 対象学科・学年:子発4年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: ヒト として生まれた人間という動物が、出産後から 人 として育てていく過程を学ぶ。そ れは、動物として生まれた ヒト が、保護者を中心にした多くの人達の愛情や保育を受けるこ とで、豊かな感性や言葉を獲得し、心身の発達をし、 人 と育ち、これからの長い人生を生きる、 その土台を身に付ける1年である乳児の今を十分に生きること、そして、人間関係を豊かに築く ことを1年の学習の中で、到達することを目標とする。 授業概要: 現場における事例をもとに、保育士として必要な乳児保育の理論・知識・技術の基本、乳児期 における大人の役割等を理解し、現場での具体的課題を討議しながら、乳児を集団で保育するこ とによる問題の解決方法を学ぶ。合わせて保育現場における「子育て支援」についても学ぶ。 授業計画:1.オリエンテーション 2.乳児と乳児保育(1) 新生児・乳児 乳児期の特徴/乳児保育の基本 乳児の権利擁護 3.わが国の乳児をとりまく環境状況(1) 家族環境 社会環境 4.わが国の乳児をとりまく環境状況(2) 女性のライフスタイルの変化 育児不安 5.子どもの虐待 虐待の実態 虐待への対応 6.わが国の乳児委託保育の制度と現状 7.からだの発育(1) 成長・発達・発育の定義 からだの発育 8.からだの発育(2) 身体発育の評価 9.からだの発達(1) からだの生理的・機能的発達 10.からだの発達(2) 脳神経系の発達 11.心の発達(1)心理的発達とその評価 発達に影響する要因 12.心の発達(2)運動発達 13.心の発達(3)乳児の行動と保育 14.前期を振り返る まとめ 15.前期テスト 評価方法:授業態度とテスト 教 科 書:乳児保育 改訂10版 著 石原栄子 庄司順一 田川悦子 横井茂夫 発行者 南山堂 参 考 書:保育所保育指針 履修上の注意点: (準備学習を含む) 126 授業科目 乳児保育演習Ⅱ 担当教員 高野 幸子 学習の到達目標: ヒト として生まれた人間という動物が、出産後から 人 として育てていく過程を学ぶ。そ れは、動物として生まれた ヒト が、保護者を中心にした多くの人達の愛情や保育を受けるこ とで、豊かな感性や言葉を獲得し、心身の発達をし、 人 と育ち、これからの長い人生を生きる、 その土台を身に付ける1年である乳児の今を十分に生きること、そして、人間関係を豊かに築く ことを1年の学習の中で、到達することを目標とする。 授業概要: 現場における事例をもとに、保育士として必要な乳児保育の理論・知識・技術の基本、乳児期 における大人の役割等を理解し、現場での具体的課題を討議しながら、乳児を集団で保育するこ とによる問題の解決方法を学ぶ。合わせて保育現場における「子育て支援」についても学ぶ。 授業計画:1.乳幼児の栄養 2.乳児の生活と保育(1) 乳児の世話① 3.乳児の生活と保育(2) 乳児の世話② 4.病気とその予防(1) 乳幼児の病気と特徴 バイタルサイン 5.病気とその予防(2) 主要症状と養護のポイント 乳幼児に多い病気 6.事故とその対応・予防・救急処置、乳幼児突然死症候群について(1) 事故について 7.事故とその対応・予防・救急処置、乳幼児突然死症候群について(2) 救急の処置と養護のポイント 乳幼児突然死症候群 8.保育所の保育(1) 保育所の保育内容 9.保育所の保育(2) 保育計画 家庭との連携 10.養護と教育の一体性について 11.地域の子育て支援(1) 12.地域の子育て支援(2) 13.地域の子育て支援(3) 14.後期、1年を振り返る まとめ 15.後期テスト 評価方法:授業態度とテスト 教 科 書:乳児保育 改訂10版 著 石原栄子 庄司順一 田川悦子 横井茂夫 発行者 南山堂 参 考 書:保育所保育指針 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 障害児保育演習 担当教員 平川 昌宏 対象学科・学年:子発3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1)発達を促す障害児保育という観点から、障害者保育の目的についての理解を深める。 2)保育の場で出会う障害、さらには、「気になる」子どもについての理解を深める。 3)障害児保育のための現状理解の方法、さらには、具体的な保育方法についての理解を深める。 4)障害児の親などとの連携をとりながら保育を行っていくことの必要性、さらには、その方法についての理 解を深める。 以上を通じて、障害児さらにはクラスの他の子どもの発達を促す障害児保育という視点に立って、具体的な保 育方法について考え評価できるようになることを目的とする。 授業概要: 障害児さらにはクラスの他の子どもの発達を促す障害児保育という観点から障害児保育の目的について、さ らには、障害児保育の方法について概説していく。その際、1)子どもの発達を見通した支援や支援の評価の 必要性、2)発達の支援が必要な子どもに対する理解だけではなく、クラス集団や、その子どもを取り巻く物的・ 人的環境の理解の必要性、3)保育の場における連携、さらには、保護者や他機関との連携の必要性などにつ いて解説していく。さらに、これらのことを念頭に置いた上で、保育を行っていく際の現状理解の方法や保育 の方法について述べていく。また、適宜具体的事例を提示し、以上の観点に立った上で保育の方法について各 自が検討する時間を設ける。 授業計画:第 1回 オリエンテーション 障害児保育の目的 第2回 障害とは、発達とは 第3回 保育の場で出会う障害とその特徴① 広汎性発達障害・注意欠陥/多動性障害 第4回 保育の場で出会う障害とその特徴② 知的障害など 第5回 「気になる」子どもの理解と保育① 第6回 「気になる」子どもの理解と保育② 第7回 知的発達とことばを促す保育① 知的発達とことばの育ちを理解する 第8回 知的発達とことばを促す保育② 保育の実際 第9回 行動・情動を調整する力をつける保育① 行動・情動調整の発達を理解する 第10回 行動・情動を調整する力をつける保育② 保育の実際 第11回 子どもの仲間関係とクラス集団を育てる保育① 子どもの仲間関係とクラス集団の特徴を理解する 第12回 子どもの仲間関係とクラス集団を育てる保育② 保育の実際 第13回 保育の場における連携 第14回 家族との連携・家族への支援 第15回 期末試験 評価方法:期末試験の結果50点 授業中の課題30点 受講態度20点 教 科 書: 『シードブック 障害児保育』 本郷一夫(編著)(建帛社) 参 考 書:適 宜紹介する 履修上の注意点: (準備学習を含む) 127 人間発達学科 対象学科・学年:子発4年 単位数:2 開講時期:後期 授業科目 養護内容演習 担当教員 新妻 孝信 人間発達学科 対象学科・学年:発達3年 単位数:2 開講時期:前期 社会的養護の現場において、日常的に展開されている要保護児童の生活や援助者の具体的援助方法を 事例の解説・検討などを通じて理解する。 要保護児童の権利を擁護し、その自立支援を実践する援助者として必要な知識や技能を習得する。 児童観や施設養護観を養う。 授業概要: 要保護児童の発達や自立支援、権利擁護を実践するために必要な知識・技能・児童観を理解・習得す ることを主眼とした授業を行う。具体的には、施設の中で援助者が悩み・葛藤しながら実践する社会的 養護の現状や「集団や生活づくり」 「被虐待児対応」などの事例をできるだけ取り上げ、関連資料の提供・ 事例理解のポイント・作業学習なども取り入れた授業を行う。 また、様々な生活課題に対応する援助 方法や児童記録・自立支援計画作成・評価などの技能の習得ができるように授業を展開する。 授業計画:1 オリエンテーション 社会的養護の必要性 2 施設養護実践の基本 3 子どもの権利擁護 4 「集団づくり」と「生活づくり」(1) 5 「集団づくり」と「生活づくり」(2) 6 入所から退所までの処遇 7 児童虐待の現状と課題 8 被虐待児の援助内容 9 事例検討−被虐待児への対応− 10 児童自立支援施設の援助内容 11 障害系施設の援助内容 12 自立支援と自立支援計画 13 実践を深める記録・評価 14 実践をつくる専門性と倫理 15 まとめ 期末テスト 学習の到達目標: 評価方法:期末テスト(小論文を含む) (60点) 課題・作業レポート(20点) 受講態度(質疑応答、理解度、積極性等) (20点) 教 科 書: 「子どもの福祉と養護内容」浅倉恵一・峰島厚編著(ミネルヴァ書房) 他に授業で配布する補助教材をテキストとする。 参 考 書:講義の中で適宜紹介する。 履修上の注意点:具体的事例等をできるだけ提示し、発言も求めるので積極的に参加して欲しい。 (準備学習を含む) 授業科目 保育実習の事前事後指導 担当教員 大迫 章史・佐野 裕子 対象学科・学年:子発3年 単位数:1 開講時期:通年 学習の到達目標: 保育実習では、各講義で学んだ保育の専門知識を統合し、これを実践の場で活用する力が求められる。本実習指導では、このた めの基礎および実践的な力をつけることを目標とする。具体的には、保育所における実習を行っていくことのできる総合的な力を 育成することを目指している。 授業概要: 本実習指導では、実習に入る前の事前準備として必要な内容を学んでいく(授業計画参照)。とくに3年次6月と11月に実施さ れる保育所実習に向けた具体的な指導を行い、本実習指導では、実習に入る前の事前準備として必要な内容を学んでいく(授業計 画参照)。また、本実習指導をとおして、近年の社会における多様な保育ニーズに応えるべく、保育現場の対応の仕方や実践を理 解し、自らの子ども観・保育観の確立を目指す。 下記授業計画での実施を予定している。 授業計画: 以下の内容の指導を適宜行っていく。具体的な計画は授業ガイダンス時に示す予定である。 1.全体ガイダンス、保育実習の手引き配布、実習生調書作成 2.保育実習Ⅰ(保育所)に向けての自己課題の明確化(実習の目標と抱負) 3.観察記録のとり方の実践 4.子どもの発達の理解(幼稚園教育要領・保育所保育指針) 5.指導案の作成、検討、確認および実習準備状況の確認 6.保育実習Ⅰ(保育所)に向けての実技指導(指導案の実践、模擬保育) 7.実習生調書の添削・返却、指導、清書 8.保育実習Ⅰ(保育所)に向けての諸注意、自己紹介の練習 9.実習日誌(目標と抱負を含む)、お礼状の作成 10.お礼状添削・返却、指導 11.保育実習Ⅰ(施設)4年生報告会に参加 12.保育実習Ⅰ(保育所)3年生反省会(他の保育所の状況把握) 13.保育実習Ⅰ(保育所)全体報告会 14.保育実習Ⅱに向けての自己課題の明確化と保育実習Ⅰでの課題確認 15.指導案の作成、検討、確認 16.保育実習Ⅱに向けての実技指導および到達状況の確認(模擬保育等) 17.保育実習Ⅱ(保育所)3年生反省会(他の保育所の状況把握) 18.保育実習Ⅱ(保育所)全体報告会 19.保育実習Ⅰ(施設)へ向けて目標と抱負作成 (上記の数字は必ずしも回数を意味しない) 評価方法:出 席状況、レポート課題、授業態度 他 教 科 書: 小林育子他著『幼稚園・保育所・施設 実習ワーク』 (萌文書林) 宮城県保育士養成校連絡協議会『保育実習の手引き』 『幼稚園教育要領』 『保育所保育指針』 参 考 書:適宜提示する。 履修上の注意点: 全ての講義に出席すること。講義を欠席した場合には、学科研究室にて配布資料を受け取り、次回までに講義内容の (準備学習を含む) 把握に努める。 講義の開講は変則的であるため、学生掲示板、学科研究室前掲示板にて常に確認すること。 授業ではいくつかの課題をだす。課題の提出期限等は必ず守ること(やむを得ない事情により、提出が遅れる場合、 事前に必ず授業担当者に連絡すること。)。 128 授業科目 保育実習Ⅰ(保育所) 担当教員 人間発達学科全教員 学習の到達目標: 保育所(園)という現場での体験を通して、保育者に必要な知識、技能、保育方法、保育 士の仕事内容などを積極的に学び、習得することを目指す。 授業概要: 3年生では2011年5月30日(月)から6月11日(土)のうち、おおむね10日行う。保育実 習Ⅰは、学外の保育所(園)において実習を行う。 4年生では2011年5月16日(月)から5月28日(土)のうち、おおむね10日行う。保育実 習Ⅰは、学外の施設において実習を行う。 授業計画: 保育実習Ⅰ(保育所)の具体的内容は、実習保育所との打合せ(実習の1ヶ月前)で示さ れる。また、実習保育所(園)からの指示に従い、1日あるいは数日間のある一定の時間に 限り、子どもの前に立ち、実習生が責任を持って自ら保育する「部分実習」や、1日全ての 時間を実習生が責任を持って保育する「全日保育」を行う。実習保育所により違いはあるが、 保育実習Ⅰでは観察実習、参加実習、部分実習が中心となる。 評価方法:保育所(園)が行う実習生の評価を参考にする。 教 科 書:宮城県保育士養成校連絡協議会『保育実習の手引き』および『保育実習日誌』等は、授業担 当者が準備し配布する。 参 考 書: 履修上の注意点:保育実習の事前事後指導、4年次の保育実習Ⅰ(施設)とあわせて5単位(資格必修) (準備学習を含む) となる。 授業科目 保育実習Ⅱ(保育所) 担当教員 人間発達学科全教員 対象学科・学年:子発3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 保育現場での体験を通して、保育者に必要な知識、技能、保育方法、保育士の仕事内容な どを積極的に学び、習得することを目指す。 授業概要: 2011年11月7日(月)から11月19日(土)のうち、おおむね10日行う。保育実習Ⅱ(保育 所)は、学外の保育所(園)において行う。また、原則として、保育実習Ⅰ(保育所)を実 施した保育所(園)で行う。 授業計画: 保育実習Ⅰ(保育所)の具体的内容は、実習保育所との打合せ(実習の1ヶ月前)で示さ れる。また、実習保育所(園)からの指示に従い、1日あるいは数日間のある一定の時間に 限り、子どもの前に立ち、実習生が責任を持って自ら保育する「部分実習」や、1日全ての 時間を実習生が責任を持って保育する「全日保育」を行う。実習保育所により違いはあるが、 保育実習Ⅰでは観察実習、参加実習、部分実習が中心となる。 評価方法:保育所(園)が行う実習生の評価を参考にする。 教 科 書:宮城県保育士養成校連絡協議会『保育実習の手引き』、実習日誌は授業担当者が準備する。 参 考 書: 履修上の注意点:保育実習Ⅱ(保育所)(選択必修)2単位(資格必修)となる。 (準備学習を含む) 129 人間発達学科 対象学科・学年:子発3・4年 単位数:4 開講時期:前期 授業科目 基礎技能Ⅱ(ピアノ) 担当教員 菊地真・斎藤泰・松村・佐藤万・佐々木有・四家 人間発達学科 対象学科・学年:子発3年 単位数:2 開講時期:前期・後期 学習の到達目標: ピアノ演奏の技術を身につけ、独奏、伴奏、弾き歌いの能力を養う 曲想にあった豊かな表現ができる能力を身につける 授業概要: 基礎技能Ⅰ(ピアノ)での基本的奏法をふまえ、保育現場での実践に役立つ様に学習する。 授業計画:1.オリエンテーション *1回目の授業で演奏できるように自分で選曲し練習しておくこと。 2.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い 3.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い 4.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い 5.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い、合否試験課題曲の演奏 6.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い、合否試験課題曲の演奏 7.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い、合否試験課題曲の演奏 8.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い、合否試験課題曲の演奏 9.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い、合否試験課題曲の演奏 10.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い、試験課題曲の演奏 11.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い、試験課題曲の演奏 12.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い、試験課題曲の演奏 13.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い、試験課題曲の演奏 14.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い、試験課題曲の演奏 15.各個人の能力に合わせた、練習曲、独奏曲の演奏、弾き歌い、試験課題曲の演奏 16.発表(試験) 評価方法:通常評価(出席状況、受講態度、毎回の練習の状態等の総合…計100点)と、試験(実技試 験の得点《複数の採点者の平均点》…100点満点)の平均を成績とする。 教 科 書: 『こどものうた200』、『続こどものうた200』担当者に確認の事。 参 考 書:プリントを配布。 履修上の注意点:基礎技能Ⅰ(ピアノ)をふまえ、より高度な学習をする事になります。毎回のレッス (準備学習を含む) ンの中から、体得するものであり、欠席せず、主体的に練習し学ぶこと。 半期開講の為、実習などへの演奏技術の維持を各自はかること。 授業科目 基礎技能(声楽・器楽) 担当教員 北村 裕子・星 律子 対象学科・学年:子発3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:[声楽]発声法を学び、それを基に音楽的基礎、また歌の言葉からふくらむ豊かな歌唱力を身につけ理 解する。さらには個人個人が実践能力を高めることを目標とする。 [器楽]保育者として知っておかなければならない簡易リズム楽器の名称や奏法、管理の方法を理解し、 対応できるようになる。また、保育者の感性を磨くことによって子どもの生活のリズムの中に音楽のリ ズムを自然に取り入れるようにする。 授業概要:[声楽]基本的な発声から美しい響きのある声をつくる。そして数多くの作品に触れ、その作品を通し、 具体的に表現力、歌唱力、さらに全体の作品構成を修得する。 [器楽]音楽の三要素でもあるリズムに焦点をあてる。音やリズムを感覚的にとらえて、音楽理論を理 解し、又保育者に必要な打楽器の取扱い奏法を学びながらリズムの表現の楽しさ、アンサンブルのおも しろさから合わせる喜びを体験する。 授業計画: 1週目は担当2名の合同クラスで、声楽・器楽クラスのあり方についてガイダンスを行う。 2週目からの14回は、2クラスに分かれて、声楽と器楽をそれぞれ7回ずつ学ぶ。 [声楽クラス] 1.オリエンテーション 授業概要の説明 2.基本的発声法(姿勢・呼吸・響き)について 3.基本的発声法(母音唱・レガート唱)について数多くの作品に接する 4.数多くの作品に接しながらレパートリーをつくる 5.作品を通しての歌唱法、独唱力を学ぶ 6.個人個人の独唱力、全体の構成力、暗譜力の習得 7.演奏発表(暗譜演奏) [器楽クラス] 1.学期の名称・奏法の説明 2.ボディパーカッション・合奏(楽器を使って) 3.ボディパーカッション・合奏( 〃 ) 4.世界のリズム ・合奏( 〃 ) 5.グループでボディカッション作曲 6.合奏 7.各グループごとに発表 評価方法:[声楽]受講態度(20点) 、出席数(30点)、実技発表(50点) [器楽]授業態度・出席率・試験 教 科 書:[声楽] 『日本童謡名歌110曲集』 (全音楽譜出版社) 参 考 書:なし 履修上の注意点:5線ノート持参のこと動きやすい服装 (準備学習を含む) 130 授業科目 幼児理解論 担当教員 大迫 章史 学習の到達目標:1)各年齢段階における発達の様相を説明できる。 2)年齢段階的な子どもの見方の限界を説明できる。 3)2)を踏まえ、流れとしての発達の見方について説明できる。 4)発達的な視点から子どもや保育について考えることができる。 5)特別な支援の必要な子どもの概要について説明できる。 6)幼児理解のために用いられる検査の概要について説明できる。 授業概要:こ の講義では、まず幼児期の発達を振り返り、それぞれの年齢段階における子どもの発達の様相を取り上げる。 次に、こうした年齢段階的な子どもの見方の限界を考え、流れとして発達を捉える考え方を紹介する。こうし た見方に立ちながら、子どもの環境や保育、問題行動、特別支援などについて考察する。幼児理解のために用 いられる検査とその基本的な考え方についても触れたい。 授業計画:第1回 オリエンテーションと未満児の発達① 第2回 未満児の発達② 第3回 3歳児の発達 第4回 4歳児の発達 第5回 5歳児の発達 第6回 6歳児の発達 第7回 観察と記録 第8回 発達的な理解とは 第9回 発達的な視点から子どもの環境や保育を考える 第10回 発達的な視点から子どもの問題行動を考える 第11回 特別に支援の必要な子どもたちの理解① 第12回 特別に支援の必要な子どもたちの理解② 第13回 検査法による幼児理解① 第14回 検査法による幼児理解② 第15回 まとめと試験 評価方法:評価方法 期末試験50%および小テスト・レポート50% 教 科 書:保育所保育指針および幼稚園教育要領(必ず用意すること) 参 考 書:講義のなかで適宜紹介する。 履修上の注意点:事情にかかわらず3分の1以上の欠席がある場合は単位を与えない(遅刻も含む) 。講義を理解してい (準備学習を含む) るかどうかを確認するために小テストを行うことがあるので、次の時間までに配布プリントをよく理解 して講義に臨むこと。また、この科目を履修する前に保育・心理関係の科目を履修することが望ましい。 授業科目 地域保育論 担当教員 大迫 章史 対象学科・学年:発達3・4年 単位数:2 開講時期:通年 学習の到達目標: 現代日本では、少子化の進行もあり、幼稚園や保育所での保育に対する多様なニーズがあ る。そこで、地域における保育ニーズとともに、そこでの幼稚園、保育所、施設等の役割を 理解することを目指す。 授業概要: 現代日本では、少子化の進行もあり、幼稚園や保育所での保育に対する多様なニーズがあ る。すなわち、現在、幼稚園や保育所(園)には、幼稚園に通う子どもあるいは保育所に通 う子どもの保護者等に対してのみならず、地域における子育て支援センターとしての役割が 求められている。 そこで、本授業では、幼稚園や保育、あるいは施設に勤務なさっている先生方をお呼びし、 現在どのような保育ニーズがあるのか、実際の現場と地域の関わりを中心に講義をして頂く。 授業計画: 授業の詳細は、一回目のガイダンスで説明する予定である。 なお、1つのテーマが終了するごとに、簡単なレポートを提出することになる。 評価方法: 教 科 書:とくになし。 参 考 書:とくになし。 履修上の注意点:すべての講義に出席すること。やむを得ない理由により、欠席する場合はでききるだ (準備学習を含む) け早いうちに授業担当者へ連絡すること。 131 人間発達学科 対象学科・学年:子発3年 単位数:2 開講時期:後期 授業科目 幼稚園教育実習の研究 担当教員 佐野 裕子・大迫 章史 人間発達学科 対象学科・学年:子発3年 単位数: 開講時期:通年 学習の到達目標: 保育実習では、各講義で学んだ保育の専門知識を生かし、これを実践の場で活用する力が 求められる。本講義では、このための基礎および実践的な力をつけることを目標とする。 授業概要: 本実習指導では、実習に入る前の事前準備として必要な内容を学んでいく(授業計画参照)。 近年の多様な保育ニーズに応えるべく、保育現場の対応の仕方や実践を理解する。また、教 材研究をとおし、幼児期の子どもの発達・特徴を理解するとともに、それに即した幼児教育 のあり方を考える力を養う。 授業計画:1.全体ガイダンス、手引き配布 2.調書、日誌 3.指導案の作成(1) 4.教材研究(1) 5.教材研究(1) 6.教材研究(2) 7.指導案の研究(3) 評価方法:出席状況、レポート課題、授業態度 他 教 科 書: 小林育子著『幼稚園・保育所・施設 実習ワーク』(萌文書林) 宮城県幼稚園教育実習連絡協議会『教育実習の手引き』 『幼稚園教育要領』 『保育所保育指針』 参 考 書:適宜示す 履修上の注意点: 全ての講義に出席すること。欠席の場合には学科研究室にて配布資料を受け取り、 (準備学習を含む) 次回までに講義内容の把握に努める。 講義の開講は変則的であるため、学生掲示板、学科研究室前掲示板にて常に確認す ること。 授業科目 幼稚園教育実習の研究 担当教員 太田將勝・大迫章史・佐野裕子 対象学科・学年:子発4年 単位数:1 開講時期:前期 学習の到達目標: 幼稚園教育実習では、各講義で学んだ保育の専門知識を生かし、これを実践の場で活用す る力が求められる。本講義では、このための基礎的な力をつけることを目標とする。 授業概要: 本講義では、実習に入る前の事前準備として必要な内容を学んでいく(授業計画参照)。 近年の多様な幼児教育のニーズに応えるべく、教育現場での対応の仕方や実践方法を理解 し、自ら子ども観・教育観の確立を目指す。 下記授業計画での実施を予定している。 授業計画:1.全体ガイダンス 2.幼稚園教育実習Ⅰをふまえての自己課題の明確化 3.幼稚園教育要領の理解(指導計画を含む) 4.幼稚園教育実習の概要、保育実践(幼稚園)発表会グループ編制 5.保育実践(幼稚園)発表会各グループによる指導案の作成 6.保育実践(幼稚園)発表会 7.幼稚園教育実習Ⅱの目標と抱負の作成 8.幼稚園教育実習Ⅱの打合せに向けて 9.幼稚園教育実習Ⅱにむけての課題の設定 評価方法:出席状況、授業に望む態度、課題提出、実技試験をし、総合的に評価する。 教 科 書: 小林育子他著『幼稚園・保育所・施設 実習ワーク』(萌文書林) 宮城県幼稚園教育実習連絡協議会『教育実習の手引き』 『幼稚園教育要領』 『保育所保育指針』 参 考 書:適宜提示する。 履修上の注意点: 原則的に全ての講義に出席する。講義を欠席した場合には、学科研究室にて配布資 (準備学習を含む) 料を受け取り、次回までに講義内容の把握に努める。 講義の開講が変則的である為、学生掲示板、学科研究室前掲示板にて常に確認する。 132 授業科目 幼稚園教育実習 担当教員 人間発達学科全教員 学習の到達目標: 幼稚園教育実習は、幼稚園現場での実習をとおして、幼稚園の機能・役割を理解し、幼児 についての本質的・具体的理解を深め、幼稚園教職員の職務内容や役割を学ぶこと等を主な 目的にしている。 授業概要: 幼稚園教育実習・Ⅰ期(3年次実施)は、2012年1月30日(月)から2月4日(土)の約 1週間、指定された幼稚園において行う。また、幼稚園教育実習・Ⅱ期(4年次実施)は、 2011年10月11日(火)∼ 10月29日(土)の約3週間、Ⅰ期を実施した幼稚園において行う。 授業計画: 幼稚園教育実習・Ⅰ期では、自らが保育をする場合に必要となる幼児の実態、保育の実際 を客観的に把握する力を養うことを目指す。 幼稚園教育実習・Ⅱ期では、Ⅰ期で学んだことをふまえ、自らが実際に保育を実践し、 評価方法:実習幼稚園による評価、担当者による事後面談等により、総合的に評価する。 教 科 書: 宮城県幼稚園教育実習連絡協議会『教育実習の手引き』 教育実習日誌は、担当者が準備する。 参 考 書: 履修上の注意点:4年次に約3週間、指定された幼稚園において参加実習、指導実習(部分実習、全日 (準備学習を含む) 実習)を行う。 133 人間発達学科 対象学科・学年:発達3年・4年 単位数:4 開講時期:後期 授業科目 尊厳と自立 担当教員 半田 芳吉 対象学科・学年:総福1年 単位数:2 開講時期:前期 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標: 「人間」の理解を基礎として、人間としての尊厳の保持と自立・自律した生活を支える必要 性について理解し、介護場面における倫理的課題について対応できるための基礎となる能力 を養う学習とする。 授業概要:⑴人間の尊厳と自立の視点と考え方 ⑵利用者の自立・自律の考え方 ⑶介護における尊厳の保持・自立支援の考え方 ⑷人間関係とコミュニケーションの重要性について 授業計画:1.オリエンテーション:介護福祉士の社会的役割と倫理 2.人間の尊厳と自立の意義 ①人間の理解・人間の尊厳の意義・自立の意義 3.人間の尊厳と自立の意義 ②自立と自律・人間の尊厳と自律 4.尊厳と自立をめぐる歴史と仕組み ①人権、尊厳、自立の思想・歴史的経緯 5.尊厳と自律をめぐる歴史と仕組み ②人権、尊厳、自立に関する諸規定・個人の求む幸福 6.人間の尊厳・自立と生活 ①生活を通しての人間の尊厳と自立 7.人間の尊厳・自立と生活 ②生きる勇気、よりよい人生を送るために 8.介護における尊厳保持と自立支援の理論 ①権利擁護と人権尊重 9.介護における尊厳保持と自立支援の理論 ②介護における自立支援 10.介護における尊厳保持と自立支援の実践 ①介護における尊厳保持の実践 11.介護における尊厳保持と自立支援の実践 ②介護における自立支援の実践 12.関係づくりのための人間の理解 ① 個々人の認知・ストレス・援助対象者とは 13.人間関係の形成 ①発達と人間関係・諸理論からの人間関係・援助支援との対人関係 14.コミュニケーションの基礎 ①コミュニケーションの目的と方法・その環境 15.コミュニケーションの技法と実際・まとめ 評価方法:期末の試験(70%)、レポート・振り返り票の内容等を勘案して評価する(30%)。 教 科 書:新・介護福祉士養成講座1「編集」介護福祉士養成講座編集委員会「人間の理解」中央法規 参 考 書:その都度、紹介または配布する 履修上の注意点:介護福祉士を学ぶ上での基本であるので、予習復習すること。欠席をしないこと。 (準備学習を含む) 授業科目 人間とコミュニケーション 担当教員 半田 芳吉 対象学科・学年:総福1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1.利用者本位や自立支援を実践することが理解できる。 2.コミュニケーション技法を用いて、受容・共感的態度・傾聴を習得することができる。 3.チームケアや他職種連携におけるコミュニケーションのありかたを理解できる。 授業概要: 介護実践のために必要な人間の理解や、他者への情報の伝達に必要な、基礎的なコミュニ ケーション能力を養うことを目指します。利用者のニーズをとらえるためのコミュニケー ションの基礎、コミュニケーション技法、人間関係形成技法を学び理解を深めます。 授業計画:1.オリエンテーション ∼人間関係とコミュニケーションについて∼ 2.人間の尊厳と自立 3.人権の歴史と生活支援 4.生活支援における人間の尊厳と自立 5.人権と尊厳 6.介護における尊厳保持と自立支援の実践 7.関係づくりのための人間の理解1(人間関係のさまざまな広がり) 8.関係づくりのための人間の理解2(介護における自立支援の実践) 9.人間関係の形成1(人間関係のさまざまな広がり) 10.人間関係の形成2(援助対象者のとらえ方) 11.介護福祉によるコミュニケーションの役割 12.介護福祉によるコミュニケーションの機能 13.コミュニケーション支援のツール 14.利用者・家族・チームのコミュニケーション 15.まとめ 評価方法:①出席状況及び受講態度30% ②授業内レポート提出30% ③期末試験の成績40% 教 科 書:介護福祉士養成テキスト2 「人間関係とコミュニケーション」 建帛社 参 考 書: 履修上の注意点:介護福祉士国家試験の受験資格取得を希望する場合には、必修科目となる。 (準備学習を含む) 134 授業科目 社会の理解Ⅰ 担当教員 中熊 靖 対象学科・学年:総福1年 単位数:2 開講時期:前期 身や家族の生活がさまざまな社会制度と密接にかかわりながら営まれていることを理解できる。 自 今後の人口構造や世帯構造の変化とそれに伴う人の意識の変化が個人生活に与える可能性について考 察することができる。 家族・近隣・地域・社会という単位集団は、その中身においてモデルパターンが失われ多様化してき ていることおよびその中での福祉の役割を理解する。 授業概要: 「生活と福祉」に関して、家庭生活の基本機能、家族、地域、社会、組織、ライフ・スタイルの変化、 社会構造の変容、生活支援と福祉等の内容の授業とする。 「社会保障制度」に関して、社会保障の基本的な考え方、日本の社会保障制度の発達、日本の社会保 障の仕組みの基礎的理解、現代社会における社会保障制度等の内容の授業とする。 授業計画:第1講 生活の構造 第2講 家族とは 第3講 地域社会と個人 第4講 人と社会、組織 第5講 現代におけるライフ・スタイルの変化 第6講 生活の支援と福祉の体系 第7講 社会保障の基本的な考え方 第8講 日本の社会保障制度の発達①(1931 ∼ 1969) 第9講 日本の社会保障制度の発達②(1970 ∼ 1989) 第10講 日本の社会保障制度の発達③(1990 ∼現在) 第11講 日本の社会保障制度の仕組み① 第12講 日本の社会保障制度の仕組み② 第13講 現代社会と社会保障制度① 第14講 現代社会における社会保障制度② 第15講 まとめと期末テスト 学習の到達目標: 授業科目 社会の理解Ⅱ 担当教員 中熊 靖 対象学科・学年:総福1年 単位数:2 開講時期:後期 介護に関する近年の社会保障制度の変化について理解する。 介護保険制度、障害者自立支援制度および介護実践に関連する諸制度について、具体的に実践に結び つくレベルで理解できるようにする。 授業概要: 「社会の理解Ⅰ」の授業を受けて、介護に関連する社会保障制度について個別に具体的に理解する。 「介護保険制度」に関して、制度創設の背景および目的、制度の動向、制度の仕組みの基礎的理解、組織・ 団体の役割、専門職の役割等の内容の授業とする。 「障害者自立支援制度」 に関して、 制度創設の背景および目的、 制度の動向、 制度の仕組みの基礎的理解、 組織・団体の役割等の内容の授業とする。 「介護実践に関連する諸制度」に関して、個人の権利を守る制度の概要、保健・医療・福祉に関する 施策の概要、介護と関連領域との連携に必要な法規、生活保護制度の概要等の内容の授業とする。 授業計画:第1講 介護保険制度創設の背景および目的 第2講 介護保険制度の動向 第3講 介護保険制度の仕組みの基礎的理解 第4講 介護保険制度における組織、団体の役割 第5講 介護保険制度における専門職の役割 第6講 障害者自立支援制度創設の背景および目的 第7講 障害者自立支援制度の仕組みの基礎的理解 第8講 障害者自立支援制度における組織、団体の機能と役割 第9講 個人の権利を守る制度の概要 第10講 保健・医療・福祉に関する施策の概要 第11講 介護と関連領域との連携に必要な法規 第12講 生活保護制度の概要 第13講 権利擁護等の事例研究 第14講 介護に関する相談等の事例研究 第15講 まとめと期末テスト 学習の到達目標: 評価方法:期末テスト結果(70%) 、小論文の提出(25%)、出席状況(5%)を総合勘案して評価する。 教 科 書:社会と制度の理解 新・介護福祉士養成講座2 中央法規出版 授業用レジュメと資料を配布する。 参 考 書:授 業の中で紹介する。 履修上の注意点:介護福祉士の国家試験を受験するための指定科目である。 (準備学習を含む) 135 生活福祉専攻 総合福祉学科 評価方法:期末テスト結果(70%) 、小論文の提出(25%)、出席状況(5%)を総合勘案して評価する。 教 科 書:社会と制度の理解 新・介護福祉士養成講座2 中央法規出版 授業用レジュメと資料を配布する。 参 考 書:授業の中で紹介する。 履修上の注意点:介護福祉士の国家試験を受験するための指定科目である。 (準備学習を含む) 授業科目 医学概論Ⅰ 担当教員 本田 英行 対象学科・学年:総福1年 単位数:2 開講時期:前期 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標:1)介護を必要とする利用者は、既に何らかの医学的治療が施行されている事が多いので、 その治療の継続が必要である。その必要性や方法を理解する。 2)新たに今までとは別個の医学的対応が必要になった時に、いち早くその必要性に気づき 医療スタッフに情報を伝達し、一刻も早く医学的処置が開始できるような医学的基礎知 識を習得する。 3)各疾患の特徴を理解し、それぞれの疾患にとって望ましい介護を考えさせる基礎知識を 得る。 授業概要:人体各臓器の機能について解説し、その後病的状態及び治療法について講義し、将来必要と なる疾病についての基礎知識を習得できるようにする。 授業計画:1.人体の構造と機能 恒常性、人体の部位、細胞、人体の化学組成、器官系 2.感染症(1)感染症とは、感染防御能、治療 3.感染症(2)予防、病原体の種類と主な疾患、感染症に対する法律 4.免疫疾患 慢性関節リウマチ 5.消化器疾患(1)消化器の働きと上部消化管疾患 6.消化器疾患(2)下部消化管疾患 7.消化器疾患(3)肝臓、胆嚢疾患 8.循環器疾患(1)循環器の構造と働き、不整脈 9.循環器疾患(2)虚血性心疾患 10.循環器疾患(3)心不全、高血圧症 11.呼吸器疾患(1)呼吸器系の構造と機能、呼吸異常 12.呼吸器疾患(2)感染症(インフルエンザ、結核等) 13.呼吸器疾患(3)慢性閉塞性肺疾患、気管支喘息 14.呼吸器疾患(4)肺腫瘍、呼吸不全 15.呼吸器疾患の介護 評価方法:各学期末の定期試験にて評価する(100点)。所定の点数に達しない者にはレポートを課すこ ともある。 教 科 書: 参 考 書:適宜紹介する 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 医学概論Ⅱ 担当教員 本田 英行 対象学科・学年:総福1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1)介護を必要とする利用者は、既に何らかの医学的治療が施行されている事が多いので、 その治療の継続が必要である。その必要性や方法を理解する。 2)新たに今までとは別個の医学的対応が必要になった時に、いち早くその必要性に気づき 医療スタッフに情報を伝達し、一刻も早く医学的処置が開始できるような医学的基礎知 識を習得する。 3)各疾患の特徴を理解し、それぞれの疾患にとって望ましい介護を考えさせる基礎知識を 得る 授業概要: 人体各臓器の機能について解説し、その後病的状態及び治療法について講義し、将来必要 となる疾患について基礎知識を習得できるようにする 授業計画:1.代謝性疾患(1) 2.代謝性疾患(2) 3.大脳皮質の解剖学、神経系について 4.脳血管疾患(1) 5.脳血管疾患(2) 6.認知症(1) 7.認知症(2) 8.その他の神経系疾患 9.泌尿器系疾患(1) 10.泌尿器系疾患(2) 11.筋肉・骨・関節疾患 12.老人医学(1)生理的特徴とライフスタイルの影響 13.老人医学(2)疾患の特徴、社会的要因、寝たきり状態、高齢者と薬剤 14.老人医学(3)生活習慣病 15.老人医学(3)高齢者介護のまとめ 評価方法:各学期末の定期試験にて評価する(100点)。所定の点数に達しない者にはレポートを課すこ ともある。 教 科 書: 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 136 授業科目 医学概論Ⅲ 担当教員 家子 敦子 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:介護技術の根拠となる人体の基礎構造や機能および介護サービスの提供における安全への留 意点や心理的側面への配慮について理解します。 授業概要:日常生活活動におけるこころとからだのしくみを学ぶ。本論では、①身支度(口腔ケアを含 む)②食事 ③排泄 ④生活局面に関連した身体機能の低下 についてこころとからだのし くみから展開します。 評価方法:出席状況・授業態度30%、レポート・テスト70%で総合的に評価します。 教 科 書:新・介護福祉士養成講座 こころとからだのしくみ 中央法規 参 考 書:適宜資料配布・書籍紹介します。 履修上の注意点:介護福祉士国家試験受験資格を取得する者の必修科目となっています。 (準備学習を含む) 授業科目 医学概論Ⅳ 担当教員 青柳 育子 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:こころとからだのしくみと変化について理解し、介護サービス提供における安全への留意点 や心理的側面への配慮について理解する。 授業概要:1.こころとからだと変化について学ぶ。 2.介護サービス提供における根拠を学ぶ。 3.安全な介護サービス提供への留意点や心理的側面への配慮について学ぶ。 4.介護と医療との連携について学ぶ。 授業計画:1.ガイダンス、こころとからだのしくみと介護 2.こころのしくみ①基礎 3.自己実現と尊厳、自己実現と生きがい 4.こころのしくみ②生活場面におけるこころの変化の気づきと対応 5.移動に関連したこころとからだのしくみ 6.移動に関連した生活場面におけるこころとからだの変化の気づきと対応 7.入浴・清潔保持に関連したこころとからだのしくみ 8.入浴・清潔保持に関連した生活場面におけるこころとからだ変化の気づきと対応 9.睡眠に関連したこころとからだのしくみ 10.睡眠に関連した生活場面におけるこころとからだ変化の気づきと対応 11.死にゆく人に関連したこころとからだのしくみ 13.死にゆく人に関連したこころとからだ変化の気づきと対応 14.事例:ターミナルケア 15.まとめ 評価方法:授業出席状況50%、課題レポート・内容、期末試験50%による評価 教 科 書: 「こころとからだのしくみ」(中央法規) 参 考 書: 履修上の注意点:介護福祉士国家試験受験のための必修科目である (準備学習を含む) 137 生活福祉専攻 総合福祉学科 授業計画:1.ガイダンス・身支度に関連したこころとからだのしくみ①基礎知識 2.身支度に関連したこころとからだのしくみ②機能低下 3.身支度に関連したこころとからだのしくみ③機能低下が及ぼす影響 4.食事に関連したこころとからだのしくみ①基礎知識 5.食事に関連したこころとからだのしくみ②機能低下 6.食事に関連したこころとからだのしくみ③機能低下が及ぼす影響 7.排泄に関連したこころとからだのしくみ①排泄機能基礎 8.排泄に関連したこころとからだのしくみ②排泄機能応用 9.排泄に関連したこころとからだのしくみ③生成機能基礎 10.排泄に関連したこころとからだのしくみ④生成機能応用 11.介護に活かすためのからだのしくみの理解①人体構造の理解 12.介護に活かすためのからだのしくみの理解②生命の維持恒常基礎 13.介護に活かすためのからだのしくみの理解③生命の維持恒常応用 14.介護に活かすためのからだのしくみの理解④薬の理解 15.まとめ 授業科目 障害の理解 担当教員 半田 芳吉・青柳 育子 対象学科・学年:総合福祉1年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標:1.適切な生活支援に向けて、障害のある人の心身の状態を理解できる。 2.障害に対するICFの考え方を会得し、障害者の生活環境に配慮できる。 授業概要:1.障害の概念の推移及びICFの考え方、そして障害者福祉の基本的理念を学ぶ。 2.障害の医学的基礎知識を学び、障害者の家族の心理面や生活面への支援を考える。 生活福祉専攻 総合福祉学科 授業計画:1 .ガイダンス「障害の基本的理解」 2.障害の基礎①:障害者福祉の基本理念 3.障害の基礎②:国際生活機能分類 4.障害者福祉①:ノーマライゼーション 5.障害者福祉②:リハビリテーション 6.障害者の心理 7.知的障害のある人の生活 8.精神障害のある人の生活 9.高次脳機能障害のる人の生活 10.発達障害のある人の生活 11.重症心身障害のある人の生活 12.難病のある人の生活 13.連携と協働:保健・医療・福祉・教育・労働サー ビスの連携 14.連携と協働:地域におけるサポート体制 15.まとめ 16.ガイダンス「障害の医学的側面の基礎知識」 17.視覚障害のある人の生活 18.聴覚・言語障害のある人の生活 19.肢体不自由(運動機能障害)の種類と原因と特性 20.肢体不自由のある人の生活 21.内部障害のある人の生活①心臓機能障害 22.内部障害のある人の生活②呼吸器機能障害 23.内部障害のある人の生活③腎臓機能障害 24.内部障害のある人の生活④排泄機能障害 25.障害のある人に対する介護①介護の基本視点 26.障害のある人に対する介護②個別支援 27.障害のある人に対する介護③社会資源の利用と開発 28.家族への支援①家族支援とは何か 29.家族への支援②家族の状態の把握と介護負担の軽減 30.まとめ 評価方法:授業出席状況・受講態度50%、課題の提出・内容、期末試験50%による評価 教 科 書: 「障害の理解」 (中央法規出版) 参 考 書: 「しくみと病気がわかるからだの辞典」成美堂出版 履修上の注意点:介護福祉士国家試験受験のための必修科目である (準備学習を含む) 授業科目 認知症の理解 担当教員 近岡 綾子 対象学科・学年:生福2年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標:1)認知症を取り巻く歴史的背景や施策、現状と今後の課題を理解する。 2)認知症の原因となる主な疾患や症状の特徴を学び、機能の変化や日常生活への影響について理解する。 3)個々に合った的確なケアが提供できるための知識、さらには地域で生活する認知症のある人と家族の支援体制のあり方や具体的な取り組み方法につい て学習することをねらいとする。 4)医学的側面から、原因となる疾患や認知症による障害(中核症状、周辺症状)、検査や治療について理解する。 5)認知症の人の心理と行動、生活面への影響、支える家族の心の変化や生活への影響について理解し支援方法について学ぶ。 6)認知症の医学的背景、介護保険制度などの施策、地域福祉とのかかわりを理解したうえで直接介護の展開ができることを目標とする。 授業概要: テキストを中心に医学的側面から認知症の理解ができるように展開する。VTRなどを活用し、認知症の利用者を事例としてまとめ、それらをもとに学習を 進める。事例を通し認知症理解や支援のあり方などを具体的、体験的に考えられるように自己学習を促す。 視聴覚教材、新聞記事(当事者の体験談など)、さらには、事例を用いて認知症の特徴等を解説する。 授業計画:1.認知症を取り巻く現況の理解 2.認知症ケアの歴史的変遷、認知症高齢者数の推移と予測の理解 3.認知症の医学的理解−基礎知識Ⅰ 4. 〃 −基礎知識Ⅱ 5.中核症状と周辺症状の区別、周辺症状の背景の理解 6.認知症進行に伴う症状変化の理解 7.若年性認知症を取り巻く状況について 8.若年性認知症の人と家族が直面する状況の理解 9.若年性認知症の人とその家族のライフステージの理解 10.認知症の人とその家族の関係の学習Ⅰ 11.認知症の人とその家族の関係の学習Ⅱ 12.認知症の人と家族 13.認知症高齢者とその家族の心理、行動特徴 14.認知症と間違えられやすい症状との区別 15.認知症高齢者の日常生活の理解と基本的ニーズの理解Ⅰ 16.認知症高齢者の日常生活の理解と基本的ニーズの理解Ⅱ 17.認知症高齢者の日常生活の理解と基本的ニーズの理解Ⅲ 18.若年性認知症の人とその家族の心理 19.若年性認知症の人とその家族の支援について 20.介護場面における効果的なコミュニケーションⅠ 21.介護場面における効果的なコミュニケーションⅡ 22.介護場面における効果的なコミュニケーションⅢ 23.快適、安心、安全、尊厳が守られる環境づくり 24.アクティビティ・ケアの意義 25.利用できる介護サービスを理解 26.認知症高齢者の虐待と身体拘束への対応 27.行政施策、地域におけるサポート体制、家族支援の理解 28.地域での継続的ケア可能なコミュ二テイ作り、地域連携、多職種協働の理解 29.後期授業のまとめ、質問用紙の配布・説明 30.授業の振り返り、質問用紙の記入、まとめ、質疑応答 評価方法:筆記試験 (60点) 、 小テストおよびレポート (20点) 、 受講時の積極性及び姿勢 (質疑応答・事前事後学習・理解度など) (20点) それらを総合的に判断して評価する。 教 科 書: 「認知症の理解」ミネルヴァ書房 参 考 書:中央法規「こころとからだのしくみ」 〃 「コミュニケーション技術」 他 随時提示 履修上の注意点: 教科書・参考書以外に適宜、資料配布する。 (準備学習を含む) 意見交換には積極的に発言するように心がける。 受講時の積極性及び姿勢を重視する。 遅刻は半期3回で1回の欠席とする。 138 授業科目 発達と老化Ⅰ 担当教員 佐藤 俊人 対象学科・学年:総福1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 人間の生涯にわたる発達を概説すると同時に、予防福祉の観点からエイジングを肯定的に 受け止める姿勢と、発達支援について具体的に習得する。 授業概要: 発達の観点からの老化を理解し、老化に関する心理や身体機能の変化の特徴に関する基礎 的知識を習得する学習とする。 生活福祉専攻 総合福祉学科 授業計画:1.ガイダンス、生涯発達とは 2.遺伝と環境 3.人間の発達段階と発達課題① 乳幼児期∼青年期 4.人間の発達段階と発達課題② 成人期 5.人間の発達段階と発達課題③ 老年期 6.身体の生涯発達① 乳幼児期∼青年期 7.身体の生涯発達② 成人期 8.身体の生涯発達③ 老年期 9.知能の生涯発達① 乳幼児期∼青年期 10.知能の生涯発達② 成人期 11.知能の生涯発達③ 老年期 12.人格の生涯発達① 乳幼児期∼青年期 13.人格の生涯発達② 成人期 14.人格の生涯発達③ 老年期 15.まとめ 評価方法:出席状況と課題レポート、試験の結果で総合的に判断する。 教 科 書:プリント配布。 参 考 書: 履修上の注意点:介護福祉士国家試験の受験資格取得の指定科目である。 (準備学習を含む) 授業科目 発達と老化Ⅱ 担当教員 佐藤 俊人 対象学科・学年:総福1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 人間の生涯にわたる発達を概説すると同時に、予防福祉の観点からエイジングを肯定的に 受け止める姿勢と、発達支援について具体的に習得する。 授業概要: 発達の観点からの老化を理解し、老化に関する心理や身体機能の変化の特徴に関する基礎 的知識を習得する学習とする。 授業計画:1.社会性の生涯発達① 乳幼児期∼青年期 2.社会性の生涯発達② 成人期 3.社会性の生涯発達③ 老年期 4.老化に伴うこころとからだの変化と日常生活 5.認知症について 6.知的障害、発達障害について 7.高齢者のこころの問題と精神障害 8.要介護による高齢者の心理 9.カウンセリングマインド 10.老化に伴う身体機能の変化と日常生活への影響 11.老化に伴う身体機能の変化と日常生活への影響 12.高齢者と健康 13.保健医療職との連携 14.予防福祉の考え方 15.まとめ 評価方法:出席状況と課題レポート、試験の結果で総合的に判断する。 教 科 書:プリント配布。 参 考 書: 履修上の注意点:介護福祉士国家試験の受験資格取得の指定科目である。 (準備学習を含む) 139 授業科目 介護福祉基礎論Ⅰ 担当教員 青柳 育子 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:後期 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標:1.高齢者の生活実態と取り巻く社会情勢、福祉・介護需要について理解する。 2.高齢者福祉制度の発展過程について理解する。 3.介護の概念や対象及びその理念等について理解する。 4.介護過程における介護の技法や介護予防の基本的考え方について理解する。 5.終末期ケアの在り方について理解する。 6.相談援助活動において必要となる介護保険制度や高齢者の福祉・介護に係る他の法制度 について理解する。 授業概要: 歴史から現在までの高齢者福祉に係る法規の視点で、介護福祉士と社会福祉士、両福祉士 の意義や目的を考え、その社会的役割について学ぶ。 授業計画:1.ガイダンス 高齢者に対する支援と介護保険について 2.人権を基盤とした介護理解①介護とは 3.人権を基盤とした介護理解②要介護状態での生活の理解 4.人権を基盤とした介護理解③介護の理解と地域社会の理解 5.介護に対する歴史的展開①要介護者に対する理解の変遷 6.介護に対する歴史的展開②介護政策の展開 7.介護に対する歴史的展開③介護に関する現行制度の理解 8.介護を支える法制度①老人福祉法、高齢者の医療の確保に関する法律 9.介護を支える法制度②介護保険法 10.介護を支える法制度③介護保険法改正のポイント 11.介護に係る主な法制度①高齢社会対策基本法 12.介護に係る主な法制度②高齢者虐待防止法 13.介護に係る主な法制度③バリアフリー法 14.介護に係る主な法制度④高齢者の住居の安定確保に関する法律 15.まとめ 評価方法:授業出席状況・受講態度50%、課題の提出・内容、期末試験50%による評価 教 科 書: 「福祉を実践する介護概論」保育出版社 参 考 書: 履修上の注意点: 介護福祉士国家試験受験のための指定科目である。また、社会福祉士国家試験受験 (準備学習を含む) のための「高齢者に対する支援と介護保険」の振替え科目である。 授業科目 介護の基本Ⅰ 担当教員 青柳 育子 対象学科・学年:総福1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1.介護の歴史や介護問題の背景、そして「社会福祉士及び介護福祉士法」を理解する。 2.専門職能団体の活動を理解する。 3.QOLやノーマライゼーションなど利用者主体の支援のあり方を理解する。 4.ICFに基づく個別ケア、リハビリテーションや介護予防の意義を理解する。 授業概要:1.介護福祉士をとりまく状況を学ぶ。 2.介護福祉士の役割と機能を支える仕組みについて学ぶ。 3.尊厳を支える介護や自立に向けた介護の基本を学ぶ。 授業計画:1.ガイダンス「介護福祉士とは」 2.日本における介護の歴史と介護福祉士の誕生 3.介護福祉士の義務と責任、養成制度、国家試験のあり方など 4.介護福祉士会と倫理綱領 5.尊厳を支える介護①、利用者のニーズとQOL 6.尊厳を支える介護②、ノーマライゼーション 7.自立支援:自立と自律 8.自立支援の考え方、個々決定・自己選択 9.自立支援のあり方、生活意欲への働きかけ、エンパワメント 10.個別ケアの考え方 11.個別ケアの具体的展開 12.ICFの考え方 13.ICFの視点に基づく介護実践 14.リハビリテーションと介護予防 15.まとめ 評価方法:授業出席状況50%、課題レポート・内容、期末テスト50%による評価 教 科 書:1.「介護の基本Ⅰ・Ⅱ」(中央法規出版) 2.「福祉実践をサポートする介護概論」(保育出版社) 参 考 書: 履修上の注意点:介護福祉士国家試験受験のための必修科目である (準備学習を含む) 140 授業科目 介護の基本Ⅱ 担当教員 青柳 育子 対象学科・学年:総福1年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:授業出席状況50%、課題レポート・内容、期末テスト50%による評価 教 科 書:1.「介護の基本Ⅰ・Ⅱ」(中央法規出版) 2.「福祉実践をサポートする介護概論」(保育出版社) 参 考 書: 履修上の注意点:介護福祉士国家試験受験のための必修科目である (準備学習を含む) 授業科目 介護の基本Ⅲ 担当教員 雫石 理枝 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1.介護サービスの概要を理解する。 2.チームアプローチについて理解する。 3.地域連携について理解する。 授業概要: 生活の場における介護サービスの特性を知り、介護サービスに関する知識、展開方法を習 得し、要介護者の生活実態と介護の必要性について理解する。さらに、家族支援の重要性と 地域社会との関係性についても学び、チームケアの必要性と展開方法を理解できるようにす る。 授業計画:1.ケアプラン、ケアマネジメントの流れと仕組み 2.介護保険サービスの種類 3.介護サービスの報酬、算定基準 4.居宅サービス 5.施設サービス 6.その他の介護サービス 7.他職種連携の意義と目的 8.保健医療職種との連携 9.その他の関連職種との連携 10.地域連携の意義と目的 11.インフォーマルサービスの機能と役割 12.地域包括支援センターの役割と機能 13.地域包括支援センターの実際 14.市町村、都道府県の機能と役割、連携 15.まとめ 評価方法:出席状況・受講態度20%、レポート課題30%、試験結果50% 教 科 書:新・介護福祉士養成講座 「介護の基本Ⅱ」 中央法規出版 参 考 書:新・介護福祉士養成講座 「介護の基本Ⅰ」 中央法規出版 履修上の注意点:介護福祉士国家試験の受験資格取得を希望する場合には、必修科目となる。 (準備学習を含む) 141 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標:1.介護を必要とする人の個別性や多様性、複雑性について理解できる 2.高齢者や障害のある人の暮らしや生活を支えるサービスについて理解できる 3.介護を必要とする人の生きる意欲を引き出す生活環境や人間関係について理解できる。 授業概要: 介護実践は介護を必要とする人を「生活する人」として受け止め、一人ひとりの意向や生 き方、生活習慣などの個別性について理解を深める。また、介護を必要とする人の生活を支 えるサービスや生活環境について理解を深める。 授業計画:1.ガイダンス∼私たちの生活の考え方∼ 2.人間の多様性・複雑性の理解①:「その人らしさ」とは 3.人間の多様性・複雑性の理解①:生活様式、生活文化の多様性について 4.高齢者の暮らしの実際①:健康、生活リズム、生活文化 5.高齢者の暮らしの実際②:家族・世帯構成と役割、住まいと環境 6.高齢者の暮らしの実際③:就労・雇用、社会活動、余暇活動・レクリエーション 7.障害のある人の暮らしの理解①:生活障害のとらえ方 8.障害のある人の暮らしの理解②:生活ニーズと個別支援 9.障害のある人の暮らしの理解③:生活を支える公的サービス(各種年金、介護保険) 10.障害のある人の暮らしの理解④:事例検討∼生活を支える現状と課題∼ 11.介護を必要とする人の生活環境の考え方 12.介護を必要とする人の生活環境の理解①:家庭生活と家族関係 13.介護を必要とする人の生活環境の理解②:地域生活と家族以外の人との関係 14.介護を必要とする人の生活環境の理解③:社会生活と社会資源の活用 15.まとめ ∼事例による振り返り∼ 授業科目 介護の基本Ⅳ 担当教員 雫石 理枝 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:後期 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標:1.専門職能団体の活動の意義や目的、実践のあり方を理解する。 2.介護実践過程におけるリスクマネジメントのあり方を理解する。 3.介護従事者の心身の健康管理や安全を維持する考え方と方法を理解する。 授業概要: 介護を必要とする人の人権擁護と介護従事者の職業倫理の基礎知識をもとに、介護実践の あり方、リスクマネジメント、コンプライアンスなどを取り上げる。また、介護に携わる人 の健康管理についても学習していく。 授業計画:1.倫理的介護実践とは 2.介護福祉士の職業倫理 3.介護実践の場で求められる倫理(判断力) 4.利用者の人権擁護と介護の倫理①(身体拘束禁止) 5.利用者の人権擁護と介護の倫理②(高齢者虐待・児童虐待) 6.利用者の人権擁護と介護の倫理③(個人情報保護・プライバシーの保護) 7.介護における安全対策①(観察・予測・分析) 8.介護における安全対策②(リスクマネジメント) 9.介護における安全対策③(セーフティマネジメント) 10.施設における安全対策の実際と課題 11.在宅における安全対策の実際と課題 12.感染症対策 13.介護従事者の心身の健康管理①(身体的負担の軽減) 14.介護従事者の心身の健康管理②(バーンアウトとメンタルヘルス) 15.まとめ 評価方法:出席状況・受講態度20%、レポート課題30%、試験結果50% 教 科 書:新・介護福祉士養成講座 「介護の基本Ⅱ」 中央法規出版 参 考 書:新・介護福祉士養成講座 「介護の基本Ⅰ」 中央法規出版 履修上の注意点:介護福祉士国家試験の受験資格取得を希望する場合には、必修科目となる。 (準備学習を含む) 授業科目 コミュニケーション技術Ⅰ 担当教員 田渋あづさ 対象学科・学年:総福1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1.利用者に応じたコミュニケーション技術を身につける。 2.利用者家族に安心と満足を提供できるコミュニケーション技術を身につける。 3.関連職種間の連携のためのコミュニケーション技術を身につける。 授業概要: 介護におけるコミュニケーシンへの理解を深め、利用者やその家族と関係維持の技術習得 を目指します。利用者の生活支援に必要な関連職種間の連携の為の技術習得を目指します。 授業計画:1.介護実践の場におけるコミュニケーションの実際 2.介護におけるコミュニケーションの意義と目的 3.介護におけるコミュニケーションの役割 4.関係維持のコミュニケーション①(傾聴のあり方) 5.関係維持のコミュニケーション②(利用者への対応法) 6.関係維持のコミュニケーション③(利用者家族への対応法) 7.状態に応じたコミュニケーション①(障害観察の技術) 8.状態に応じたコミュニケーション②(障害観察の実際) 9.状態に応じたコミュニケーション③(症状評価の技術) 10.状態に応じたコミュニケーション④(症状評価の実際) 11.状態に応じたコミュニケーション⑤(対応法選択の技術) 12.状態に応じたコミュニケーション⑥(対応法選択の実際) 13.コミュニケーション実践結果に対する評価 14.コミュニケーション実践に必要とされる連携のあり方 15.まとめ 評価方法:①出席状況及び受講態度30% ②授業内レポート提出30% ③期末試験の成績40% 教 科 書:介護福祉士養成テキスト 「人間関係とコミュニケーション」 建帛社 参 考 書:介護福祉士養成テキスト「コミュニケーション技術」 建帛社 履修上の注意点:介護福祉士国家試験の受験資格取得を希望する場合には、必修科目となる。 (準備学習を含む) 142 授業科目 コミュニケーション技術Ⅱ 担当教員 田渋あづさ 対象学科・学年:総福1年 単位数:1 開講時期:後期 評価方法:①出席状況及び受講態度30% ②授業内レポート提出30% ③期末試験の成績40% 教 科 書:介護福祉士養成テキスト「人間関係とコミュニケーション」 建帛社 参 考 書:介護福祉士養成テキスト「コミュニケーション技術」 建帛社 履修上の注意点:介護福祉士国家試験の受験資格取得を希望する場合には、必修科目となる。 (準備学習を含む) 授業科目 介護生活支援論 担当教員 吉田 弘美 対象学科・学年:総福1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1.「尊厳保持」「自立支援」に基づく生活支援の基本的姿勢について理解できる。 2.利用者主体の介護実践及び安全で快適な生活支援のための基本的姿勢を身につける。 授業概要:介護福祉士養成課程の領域「介護」の基盤となる科目である。 1.「尊厳保持」と「自立支援」に根ざす生活支援の基本的な考え方を学ぶ。 2.「利用者主体」及び「個別ケア」の姿勢を学び、生活支援の基本原則を理解する学習とする。 授業計画:1 ガイダンス:自分の生活を振り返る 2 自立に向けた生活を支援する基本的な考え方 3 生活支援の意義と目的:日常生活の再構築と活性化 4 介護福祉士が求められる生活支援技術とは 5 生活支援技術の基礎①:安心で快適な生活の場づくり 6 生活支援技術の基礎②:観察とは 7 生活支援技術の基礎③:移動の介護〈姿勢と体位〉 8 生活支援技術の基礎④:移動の介護〈歩く〉 9 生活支援技術の基礎⑤:食事の介護 10 生活支援技術の基礎⑥:排泄の介護 11 生活支援技術の基礎⑦:身じたくと身だしなみの介護 12 生活支援技術の基礎⑧:清潔保持・入浴の介護 13 生活支援における福祉道具の活用方法 14 生活支援の実践:事例による検証 15 振り返りとまとめ 評価方法:出席状況と授業態度20点、課題の提出状況30点、試験結果50点で総合的に評価する。 教 科 書:新・介護福祉士養成講座 第6巻「生活支援技術Ⅰ」、第7巻「生活支援技術Ⅱ」 介護福祉士養成講座編集委員会、中央法規出版 参 考 書: 履修上の注意点:介護福祉士国家試験受験資格取得を希望する者は、必修の科目である。 (準備学習を含む) また、1年後期の「生活支援技術基礎Ⅰ」ならびに2年前期「生活支援技術基礎Ⅱ」 と深く関連する科目である。 143 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標:1.介護におけるコミュニケーションの意義、目的、役割を理解する。 2.介護場面における利用者・家族とのコミュニケーションについて理解し、実践すること が出来る 3.介護におけるチームのコミュニケーションについて理解することができる。 授業概要: 介護を必要とする人の理解や援助関関係、援助的コミュニケーションについて理解するこ とを目指します。さらに、利用者や利用者家族、あるいは多職種協働におけるコミュニケー ション能力を身につけるための学習を目指します。 授業計画:1.コミュニケーションとは 2.コミュニケーションの目的と方法 3.コミュニケーションを促す環境 4.コミュニケーション技法を知る 5.各種コミュニケーション技法と実際 6.コミュニケーションを活かす 7.関係づくりのためのコミュニケーション 8.記録の種類と管理、情報の共有 9.記録の書き方 10.チームアプローチにおけるコミュニケーションとは 11.チームアプローチにおけるコミュニケーションの実際 12.事例検討会の実際1 13.事例検討会の実際2 14.事例検討会の実際3 15.まとめ 授業科目 生活支援技術基礎Ⅰ 担当教員 吉田 弘美 対象学科・学年:総福1年 単位数:2 開講時期:後期 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標:1.利用者がその人らしい環境の中で日常生活を送るために、個々の状態を的確に把握できる。 2.他職種と連携し、自立をめざした介護を計画的に提供することの必要性が理解できる。 3.あらゆる介護場面に共通する基本的な介護の知識・技術・態度を習得し、それらを統合して適切に 実施できる。 授業概要:1 年前期の「介護生活支援論」で学んだ基礎知識をもとに、より実践的な内容とする。 利用者の状態に応じた居住環境の整え方・移動・食事・排泄・身じたくの介護について、根拠に基づく 介護技術の原理原則を学ぶ。 授業計画:1 自立に向けた生活支援とは:生活空間と介護、居住環境のアセスメント 2 自立に向けた居住環境の整備:安心で心地のよい生活の場づくり(ベッドメイキングの実際) 3 自立に向けた移動の介護① 移動に関する利用者のアセスメント、安全で気兼ねなく動くことを支 える介護(体位変換の実際) 4 自立に向けた移動の介護② 安全で的確な歩行・杖歩行介助の実際 5 自立に向けた移動の介護③ 安全で的確な利用者の状態に応じた車いす介助の実際 6 自立に向けた移動の介護④ 安全で的確な利用者の状態に応じた移乗介助の実際 7 自立に向けた食事の介護① 食事に関する利用者のアセスメント、 「おいしく食べる」ことを支える 介護 8 自立に向けた食事の介護② 安全で的確な食事介助の実際 9 自立に向けた食事の介護③ 利用者の状態に応じた食事介助の実際 10 自立に向けた排泄の介護① 排泄に関する利用者のアセスメント、気持ちよい排泄を支える介護 11 自立に向けた排泄の介護② 安全で的確なトイレ・ポータブルトイレ介助の実際 12 自立に向けた排泄の介護③ 安全で的確な利用者の状態に応じたおむつ介助の実際 13 自立に向けた身じたくの介護① 身じたくに関する利用者のアセスメント 14 自立に向けた身じたくの介護② 安全で的確な利用者の状態に応じた着がえ介助の実際 15 まとめ 総合演習 評価方法:授業中の態度と課題の提出状況を20点、筆記試験50点、実技試験30点をもとに総合的に評価 教 科 書:新・介護福祉士養成講座 第6巻「生活支援技術Ⅰ」第7巻「生活支援技術Ⅱ」 介護福祉士養成講座編集委員会 中央法規出版 参 考 書: 履修上の注意点: 介護福祉士国家試験の受験資格取得を希望する学生には必修の科目である。 (準備学習を含む) 技術が主となる科目なので、演習にふさわしい服装で授業に臨む。 授業科目 生活支援技術基礎Ⅱ 担当教員 吉田 弘美 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1.利用者がその人らしい環境の中で日常生活を送るために、個々の状態を的確に把握できる。 2.他職種と連携し、自立をめざした介護を計画的に提供することの必要性が理解できる。 3.あらゆる介護場面に共通する基本的な介護の知識・技術・態度を習得し、それらを統合 して適切に実施できる。 授業概要:1年前期の「介護生活支援論」で学んだ基礎知識をもとに、より実践的な内容とする。 利用者の状態に応じた清潔保持・入浴介護・外出支援・福祉用具の活用法について、根拠に 基づく介護技術の原理原則を学ぶ。 授業計画:1 ガイダンス・生活支援技術基礎Ⅰの振り返り 2 自立に向けた清潔の介護① 入浴ができない利用者の介護①(清拭) 3 自立に向けた清潔の介護② 入浴ができない利用者の介護②(洗髪・整髪) 4 自立に向けた清潔の介護③ 安全で的確な入浴介助の実際∼ストレッチャーの移動方法 5 自立に向けた清潔の介護④ 安全で的確な入浴介助の実際∼一般浴 6 自立に向けた清潔の介護⑤ 安全で的確な入浴介助の実際∼特殊浴 7 自立に向けた移動の介護① 外出支援の実際(学内の散歩) 8 自立に向けた移動の介護② 外出支援の実際(計画立案) 9 自立に向けた移動の介護③ 外出支援の実際(学外の公共施設を利用) 10 自立に向けた移動の介助④ 外出支援のまとめ 11 福祉用具の活用方法① 評価の実際 12 福祉用具の活用方法② 学外授業∼バリアフリー住宅体験 13 事例による総合演習① 14 事例による総合演習② 15 まとめ 評価方法:授業中の態度と課題の提出状況を20点、筆記試験50点、実技試験30点をもとに総合的に評価 する。 教 科 書:新・介護福祉士養成講座 第6巻「生活支援技術Ⅰ」第7巻「生活支援技術Ⅱ」 介護福祉士養成講座編集委員会 中央法規出版 参 考 書: 履修上の注意点: 介護福祉士国家試験の受験資格取得を希望する学生には必修の科目である。 (準備学習を含む) 技術が主となる科目なので、演習にふさわしい服装で授業に臨む。 144 授業科目 生活支援技術Ⅰ 担当教員 家子 敦子 対象学科・学年:総福2年 単位数:4 開講時期:通年 評価方法:出 席日数・授業態度30%、レポート・テスト70% に基づき総合的に評価します。 教 科 書:新・介護福祉士養成講座8 生活支援技術Ⅲ 中央法規 参 考 書:適宜資料配布、書籍紹介します。 履修上の注意点:介護福祉士国家試験受験資格を取得する者の必修科目となっています。 (準備学習を含む) 授業科目 介護過程基礎論 担当教員 吉田 弘美 対象学科・学年:総福1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1 介護過程の意義を理解し、基本的な介護過程の展開ができる。 2 介護の関連科目で学んだ知識や技術を統合し、介護過程の展開に活用できる。 授業概要:ICFの概念を踏まえながら介護過程の意義を理解し、演習を通して具体的な展開方法を習得 する。 授業計画:1.介護過程を学ぶ意義 2.介護過程の基本的な考え①(利用者の尊厳ある自立生活を支えるには) 3.介護過程の基本的な考え②(倫理綱領との関連性) 4.介護過程の基本的な考え③(ICFの概念との関連性) 5.具体的な介護過程の展開方法①(情報とは) 6.具体的な介護過程の展開方法②(情報収集の手段と方法) 7.具体的な介護過程の展開方法③(情報の整理と利用者全体像の理解) 8.具体的な介護過程の展開方法④(アセスメントとは) 9.具体的な介護過程の展開方法⑤(アセスメントの方法) 10.具体的な介護過程の展開方法⑥(生活課題とは) 11.具体的な介護過程の展開方法⑦(介護目標とは) 12.具体的な介護過程の展開方法⑧(介護計画の立案) 13.具体的な介護過程の展開方法⑨(介護計画の具体的な支援内容) 14.具体的な介護過程の展開方法⑩(介護計画の評価・再評価) 15.介護過程のまとめ 評価方法:出席状況と演習の参加20点、課題レポートの提出状況30点、試験結果を50点として、総合的 に評価する。 教 科 書:最新 介護福祉全書7「介護過程」編著 石野育子 メヂカルフレンド社 参 考 書:新・介護福祉士養成講座 第9巻「介護過程」中央法規出版 履修上の注意点:介護福祉士国家試験受験資格取得を希望する者は、必修の科目である。 (準備学習を含む) 145 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標:尊厳の保持の観点から、どのような状態であっても、その人の自立・自律を尊重し、潜在能力を引き出したり、見守る ことも含めた適切な介護技術を用いて、安全に援助できる技術や知識について習得します。また、生活行為を成立させ る技術として、原理・法則性に基づいた技術を習得し、固有の障害に対する応用技術を総合的に習得します。 授業概要:前期:日常生活活動における身体のしくみを根拠とした各々の状態・状況に応じた介護技術の基礎と応用を展開します。 後期:固有の障害に応じた介護技術の基礎と応用について展開します。また総合的な学びの観点から各々の専門領域で 活躍している方をお招きした講義も予定しています。 12.利用者の状態・状況に応じた移動の介護①基礎 授業計画:1.ガイダンス 利用者の状態・状況に応じた清潔保持の介護①身支度 13.利用者の状態・状況に応じた移動の介護②応用 の基礎 14.身体機能の急な変化が及ぼす生活障害 2.利用者の状態・状況に応じた清潔保持の介護②身支度 15.前期まとめ の応用 16.介護実習Ⅱの介護技術の振り返り 3.利用者の状態・状況に応じた清潔保持の介護③洗面 17.介護実習現場の介護技術について討議・自己の介護技 4.利用者の状態・状況に応じた清潔保持の介護④スキン 術評価 ケア 18.介護予防 5.利用者の状態・状況に応じた食事の介護①基礎 19.精神障害に応じた介護技術 6.利用者の状態・状況に応じた食事の介護②応用 20.視聴覚障害に応じた介護技術 7.利用者の状態・状況に応じた排泄の介護①排泄機能の 21.高次機能障害に応じた介護技術 22.発達障害に応じた介護技術 基礎 8.利用者の状態・状況に応じた排泄の介護②排泄機能の 23.障害を持つ方の地域生活①基礎 24.障害を持つ方の地域生活①応用 応用 9.利用者の状態・状況に応じた排泄の介護③生成過程の 25.救急法①基礎 26.救急法②応用 基礎 10.利用者の状態・状況に応じた排泄の介護④生成過程の 27.内部障害に応じた介護技術①内分泌系 28.内部障害に応じた介護技術②呼吸器・循環器系 応用 11.利用者の状態・状況に応じた排泄の介護⑤観察と環境 29.終末期に応じた介護技術 30.後期まとめ 整備 授業科目 介護過程展開法Ⅰ 担当教員 家子 敦子 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:前期 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標:1.これまで学習した知識や技術を統合して、利用者の多様なニーズに応じた介護過程の展 開技術を習得します。 2.利用者本位を目指した自立支援に資するサービスを総合的・計画的に展開できる能力を 身につけます。 授業概要:介護実習施設の様々な介護事例をもとに、個別の生活課題や潜在能力を引き出すためのアセ スメント∼介護計画の立案、さらにモニタリング∼再アセスメントまでの一連の介護過程を 展開していきます。 授業計画:1.ガイダンス・介護過程の意義・目的、展開過程の振り返り 2.特養・老健・身障事例の展開の実際⑴ フェイスシート・個人因子・環境因子 3.特養・老健・身障事例の展開の実際⑵ 心身の状況 4.特養・老健・身障事例の展開の実際⑶ 参加① 5.特養・老健・身障事例の展開の実際⑷ 参加② 6.特養・老健・身障事例の展開の実際⑸ 活動① 7.特養・老健・身障事例の展開の実際⑹ 活動② 8.特養・老健・身障事例の展開の実際⑺ アセスメントシート① 9.特養・老健・身障事例の展開の実際⑻ アセスメントシート② 10.特養・老健・身障事例の展開の実際⑼ 計画書の作成① 11.特養・老健・身障事例の展開の実際⑽ 計画書の作成② 12.特養・老健・身障事例の展開の実際⑾ 結果 13.特養・老健・身障事例の展開の実際⑿ 評価・修正 14.実習中における介護過程展開の行動計画作成 15.まとめ 評価方法:出席日数・授業態度50点、レポート50点 に基づき総合的に評価します。 教 科 書: 参 考 書:適宜資料配布、書籍紹介します。 (最新 介護福祉全書7 介護過程 編著/石野 育子 メヂカルフレンド社) 履修上の注意点:介護福祉士国家試験受験資格を取得する者の必修科目となっています。 (準備学習を含む) 授業科目 介護総合演習Ⅰ 担当教員 青柳 育子 対象学科・学年:総福1年 単位数:1 開講時期:後期 学習の到達目標:1.利用者の多様な生活の場を理解する。 2.利用者及び家族との関わりを通してコミュニケーションを図り、利用者を理解する。 3.日常生活支援技術と、その記録のあり方を理解する。 4.他職種の役割について理解する。 授業概要:1.介護実習Ⅰの教育効果をあげるための準備教育である。 2.高齢者関連施設や障害者関連施設、居宅関連事業所など多様な介護施設と利用者について学ぶ。 3.各領域の教科目の理論学習によって修得した基礎知識・技術と介護実習の関連を学ぶ。 授業計画:1.ガイダンス「介護実習とは」 2.介護実習の意義・目的の理解 3.介護実習Ⅰの意義・目的 4.介護実習施設の一般的理解:高齢者関連施設 5.介護実習施設の一般的理解:障害者関連施設 6.介護実習施設の一般的理解:居宅介護関連 7.介護実習Ⅰの内容の理解と具体的な展開方法 8.介護実習Ⅰの自己達成目標及び学習課題の明確化 9.介護実習記録 10.プロセスレコードの理解 11.介護現場に働く介護福祉士の講話 12.介護実習Ⅰに当たっての諸注意 13.介護実習Ⅰの事前オリエンテーションの準備・実施 14.帰校日について 15.まとめ 評価方法:出席状況40%、課題レポート・実習関係書類の提出30%、授業中の態度・グループワークの参加 状況30% 教 科 書:最新介護福祉全書「介護総合演習」メヂカフレンド社 参 考 書:本学実習指導要項 履修上の注意点: 介護福祉士国家試験受験のための必修科目である。 (準備学習を含む) 出席不足は、「介護実習Ⅰ」の履修に支障をきたす。 一部合同授業があるのでその都度連絡するが各自でも確認すること。 146 授業科目 介護総合演習Ⅰ 担当教員 吉田 弘美 対象学科・学年:総福1年 単位数:1 開講時期:後期 評価方法:出席状況 40点、課題レポート 30点、受講態度・グループワークの参加状況 30点 教 科 書:最新介護福祉全書「介護総合演習」メヂカルフレンド社 参 考 書:本学実習要項 履修上の注意点: 介護福祉士国家試験受験資格取得のための必修科目である。 (準備学習を含む) 出席状況が不良の場合には、「介護実習Ⅰ」の履修に支障をきたす。 実習施設単位で授業を展開するが、一部合同授業も含まれる。 授業科目 介護総合演習Ⅰ 担当教員 家子 敦子 対象学科・学年:総福1年 単位数:1 開講時期:後期 学習の到達目標:1.高齢者関連施設や障害者関連施設、 居宅関連事業所など多様な介護施設と利用者について学ぶ。 2.各領域の教科目の理論学習によって修得した基礎知識・技術と介護実習の関連を学ぶ。 授業概要:1.介護実習の教育効果をあげるための準備教育である。 2.介護実習Ⅰ前の施設等のオリエンテーションや、実習中に学生が本学において学習する日を 計画に設けるなど実習に必要な知識や技術等について個別の学習到達状況に応じた総合的な学 習とする。 授業計画:1.ガイダンス「介護実習とは」 2.介護実習の意義・目的の理解 3.介護実習Ⅰの意義・目的 4.介護実習施設の一般的理解:高齢者関連施設 5.介護実習施設の一般的理解:障害者関連施設 6.介護実習施設の一般的理解:居宅介護関連 7.介護実習Ⅰの内容の理解と具体的な展開方法 8.介護実習Ⅰの自己達成目標及び学習課題の明確化 9.介護実習記録 10.プロセスレコードの理解 11.介護現場に働く介護福祉士の講話 12.介護実習Ⅰに当たっての諸注意 13.介護実習Ⅰの事前オリエンテーションの準備・実施 14.帰校日について 15.まとめ 評価方法:出席状況40%、課題レポート・実習関係書類の提出30%、授業中の態度・グループワークの参加 状況30% 教 科 書:最新介護福祉全書「介護総合演習」メヂカフレンド社 参 考 書:本学実習指導要項 履修上の注意点: 介護福祉士国家試験受験のための必修科目である。 (準備学習を含む) 出席不足は、「介護実習Ⅰ」の履修に支障をきたす。 一部合同授業があるのでその都度連絡するが各自でも確認すること。 147 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標:1.介護実習Ⅰに臨むにあたって必要な対人援助に関する基本的な能力や柔軟な態度、主体的に 学ぶ力と物事を的確に判断する力を養うことができる。 2.学内で学んだ知識や技術を統合し、介護実践に活用する能力を養うことができる。 授業概要:1.介護実習Ⅰの効果を上げるための準備教育である。 2.高齢者や障害者の多様な生活施設の理解、そこで生活する利用者について学ぶための事前学 習を行う。 3.各領域で学んだ基礎知識や技術と介護実習の関連性について学ぶ。 4.実習に関係する基本的な記録の書き方について学ぶ。 5.実習期間に大学に戻り、学びや疑問点などを振り返る。 授業計画:1.ガイダンス 「介護実習とは」 2.介護実習の意義目的の理解 3.介護実習Ⅰの意義目的の理解 4.介護実習施設の一般的な理解(高齢者施設居宅関連事業所) 5.介護実習施設の一般的な理解(障害者施設) 6.介護実習Ⅰの内容と具体的な展開方法 7.反省会の意義と進め方 8.介護実習記録の意義と書き方 9.プロセスレコードについて 10.介護実習Ⅰの自己達成目標と学習課題の明確化 11.実習関係書類の作成 12.介護現場で活躍する介護福祉士の講話 13.実習施設の概要の理解、施設での事前オリエンテーション 14.介護実習Ⅰの振り返り①(中間) 15.介護実習Ⅰの振り返り②(終了時) 授業科目 介護総合演習Ⅰ 担当教員 青柳 育子 対象学科・学年:総福2年 単位数:1 開講時期:前期 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標:1.実習施設の概要を理解する 2.利用者及び家族、職員との関わりを通して円滑なコミュニケーション能力を養う。 3.日常生活支援を通して、利用者の潜在能力を活用し、発揮させることの意義を理解する。 4.利用者本位をめざした自立支援に資するサービスを総合的計画的に提供できる能力を養う。 5.他職種協働によるチームアプローチの必要性を理解する。 授業概要:1.介護実習Ⅱの効果を上げるための準備教育である。 2.介護実習Ⅱについて、実習施設・利用者・実習内容・進め方を学ぶ。 3.受け持ち利用者を持って、介護過程の進め方を学ぶ。 4.ケースカンファレンスの意義、あり方を学ぶ。 授業計画:1.ガイダンス「介護実習Ⅱ」について。実習報告会準備 2.介護実習Ⅰ報告会 3.介護実習Ⅱの意義・目的の理解 4.実習施設及び利用者の理解 5.介護実習Ⅱの自己達成目標及び学習課題の明確化① 6.介護実習Ⅱの自己達成目標及び学習課題の明確化② 7.ケースカンファレンスについて 8.実習巡回指導 9.実習巡回指導 10.実習巡回指導 11.実習巡回指導 12.介護実習現場に働く介護福祉士の講話 13.実習関係書類の準備 14.事前オリエンテーションの準備・実施 15.まとめ 評価方法:出 席状況40%、課題レポート・実習関係書類の提出30%、授業中の態度・グループワークの参加状況 30% 教 科 書:最新介護福祉全書「介護総合演習」メヂカフレンド社 参 考 書:本学実習指導要項 履修上の注意点: 介護福祉士国家試験受験のための必修科目である。 (準備学習を含む) 出席不足は、「介護実習Ⅱ」の履修に支障をきたす。 合同授業の場合がある。 授業科目 介護総合演習Ⅰ 担当教員 吉田 弘美 対象学科・学年:総福2年 単位数:1 開講時期:前期 介護実習Ⅰを振り返ることで、 介護実習Ⅱに向けた自己の学習課題を明らかにすることができる。 特に実習で遭遇した場面や出来事を通して、自己分析や自己啓発を行い、対人援助能力を高め ることができる。 学内で学んでいる関連領域の知識や技術を統合し、介護実践に応用する能力を養うことができ る。 授業概要:1.介護実習Ⅱの効果を上げるための準備教育である。 2.介護実習Ⅱの実習内容の理解と展開方法について学ぶ。 3.配属された実習施設の利用者を一人受け持ち、よりよい介護過程が展開できるように、教員 は実習巡回指導を行い個別に指導する。 授業計画:1.ガイダンス 介護実習Ⅰの報告会準備 2.介護実習Ⅰ報告会 3.介護実習Ⅰの振り返り① 4.介護実習Ⅰの振り返り② 5.介護実習Ⅱの意義・目的の理解 6.介護実習Ⅱの内容と具体的な展開方法 7.ケースカンファレンスの意義と進め方 8.介護実習Ⅱの自己達成目標と学習課題の明確化 9.実習関係書類の作成 10.介護現場で活躍する介護福祉士の講話 11.実習施設の概要の理解、施設での事前オリエンテーション 12.介護実習Ⅱの個別指導① (施設の理解・担当利用者の全体像の理解) 13.介護実習Ⅱの個別指導② (担当利用者の生活課題の抽出) 14.介護実習Ⅱの個別指導③ (担当利用者の介護計画立案) 15.介護実習Ⅱの個別指導④ (担当利用者の介護計画実施と評価) 学習の到達目標: 評価方法:出席状況 40点、課題レポート 30点、受講態度・グループワークの参加状況 30点 教 科 書:最新介護福祉全書「介護総合演習」メヂカルフレンド社 参 考 書:本学実習要項 履修上の注意点: 介護福祉士国家試験受験資格取得のための必修科目である。 (準備学習を含む) 出席状況が不良の場合には、「介護実習Ⅱ」の履修に支障をきたす。 実習施設単位で授業を展開するが、一部合同授業も含まれる。 148 授業科目 介護総合演習Ⅰ 担当教員 家子 敦子 対象学科・学年:総福2年 単位数:1 開講時期:前期 評価方法:出 席状況40%、課題レポート・実習関係書類の提出30%、授業中の態度・グループワークの参加状況 30% 教 科 書:最新介護福祉全書「介護総合演習」メヂカルフレンド社 参 考 書:本学実習指導要項 履修上の注意点: 介護福祉士国家試験受験のための必修科目である。 (準備学習を含む) 出席不足は、「介護実習Ⅱ」の履修に支障をきたす。 一部合同授業があるのでその都度連絡するが各自でも確認すること。 授業科目 介護実習Ⅰ 担当教員 青柳育子・吉田弘美・家子敦子 対象学科・学年:総福1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1.利用者の多様な生活の場を理解する。 2.利用者及び家族との関わりを通してコミュニケーションを図り、利用者を理解する。 3.日常生活援助を見学し、可能な範囲で体験し学ぶ。また、記録のあり方を理解する。 4.他職種の役割について理解する。 授業概要:1.高齢者施設や障害者施設、在宅介護サービス事業所など多様な介護現場で介護を見学し、 現場の実習指導者の指導のもとに、可能な範囲で体験する。 2.体験した事、学んだことを毎日実習記録にまとめる。 3.帰校日に実習の振り返りを行う。 授業計画:1.高齢者施設や障害者施設、在宅サービス事業所などで、合計90時間以上の見学・体験実 習を行う。 2.実習前又は、実習初日に実習施設の指導者よりオリエンテーションを受ける。オリエン テーションでは施設の沿革・概要を学び、実習の内容について指導を受ける。 3.実習では、毎日実習目標を立てて実習に臨み、現場指導者から指導を受ける。 4.毎日の実習終了後、記録を書いて実習を振り返る。 5.実習中の疑問は実習指導者に確認して、実習中に解決を図る。 6.帰校日を設け、実習の振り返りを行う。 7.実習日程:平成23年2月8日∼3月16日の中の12日間 評価方法:現場指導者と担当教員により、実習に臨む態度、実習日誌など実習を総合的に評価する。 教 科 書:最新介護福祉全書「介護総合演習」メヂカルフレンド社 参 考 書:本学実習指導要項 履修上の注意点: 介護福祉士国家資格受験のための必修科目である。 (準備学習を含む) 「介護総合演習Ⅰ」の出席日数が不足した場合は、「介護実習Ⅰ」の履修に支障を きたす。 全日出席とし、欠席の場合は補習実習を行う。 149 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標:1.介護実習Ⅱについて、実習施設・利用者・実習内容・進め方を学ぶ。 2.ケースカンファレンスの意義、あり方を学ぶ。 3.各領域の教科目の理論学習によって修得した基礎知識・技術と介護実習の関係を学ぶ。 授業概要:1.介護実習の教育効果をあげるための準備教育である。 2.介護実習Ⅱ前の施設オリエンテーションを計画的に設けたり、実習に必要な知識や技術、介護過程 の展開の能力等について、個別の学習到達状況に応じた総合的な学習とする。 授業計画:1.ガイダンス・介護実習Ⅰの振り返り 2.介護実習Ⅰ報告会 3.介護実習Ⅱの意義・目的・内容の理解と具体的な展開方法 4.実習施設の理解 5.介護実習Ⅱの自己達成目標及び学習課題の明確化 6.ケースカンファレンスについて 7.実習関係書類の準備 8.事前オリエンテーションの準備・実施 9.介護現場に働く介護福祉士の講話 10.介護実習Ⅰ クラス別指導①(多様な生活の場の理解) 11.介護実習Ⅰ クラス別指導②(日常生活援助の理解) 12.介護実習Ⅱ クラス別指導①(情報整理) 13.介護実習Ⅱ クラス別指導②(課題の抽出) 14.介護実習Ⅱ クラス別指導③(計画立案) 15.介護実習Ⅱ クラス別指導④(評価・修正) 授業科目 介護実習Ⅱ 担当教員 青柳育子・家子敦子・吉田弘美 対象学科・学年:総福2年 単位数:4 開講時期:前期 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標: 個別ケアを行うために個々の生活リズムや個性を理解し、利用者の生活課題を明確にする。 利用者の情報収集、アセスメント、介護計画の作成・評価までの一連の介護過程の展開方 法が理解できる。 介護に関する関連領域で学習した知識や技術を総合して、具体的な介護サービス提供の基 本となる実践力を習得できる。 福祉現場の実践を通して、人権擁護の視点や介護職の職業倫理を理解できる。 授業概要: 介護福祉士国家受験の受験資格を希望する場合は、必修の実習である。 介護実習Ⅰの内容を踏まえながら、高齢者や障害者の生活施設において一人の利用者を担 当し、介護過程の展開を中心に実習する。 授業計画:実習期間:2011年9月1日∼9月29日 4週間(180時間) 実習方法: 1 実習開始前に施設を訪問し、オリエンテーションを受けながら実習の動機づけを行う。 2 日勤帯以外に変則時間帯の実習を体験し、利用者の夜間や早朝における一日の生活状況 と支援のあり方を学ぶ。 3 利用者1名を担当し、情報収集∼アセスメント∼生活課題の抽出∼介護計画の立案、実施、 評価までの介護過程を展開する中で、ケースカンファレンスや反省会を実施し、施設指 導者のアドバイスを受け検討を重ねる。 4 実習期間中や実習後に帰校日を設定し、これまでの実習自己課題の達成状況を振り返る。 教員による個別指導を受けながら、よりよい介護過程の展開ができるように検討する。 さらに、次の実習の自己課題を明らかにする。 評価方法:出席状況40点、ケースカンファレンス・反省会の参加状況10点、介護実習関係記録類の提出 状況20点、介護実習評価表30点で、総合的に判断する。 教 科 書: 『介護実習要項』 参 考 書: 最新介護福祉全書 第8巻『介護総合演習』(2008)メジカルフレンド社、その他、適宜紹 介する。 履修上の注意点: 「介護総合演習Ⅰ」(2年前期)の出席日数が不足した場合は、「介護実習Ⅱ」の履 (準備学習を含む) 修に支障をきたす。 全日出席とし、欠席の場合は補習実習を行う。 「介護実習Ⅰ」の単位を修得できない場合には、「介護実習Ⅱ」は履修できない。 授業科目 基礎演習 担当教員 半田・吉田(弘)・郡山・廣庭・志水・家子 対象学科・学年:総福1年 単位数:2 開講時期:通年 学習の到達目標: 1.読書の習慣を身につける。 2.プレンゼンーションの仕方を身につける。(自分の考えをまとめ、相手に伝える) 3.文章の書き方を身につける。(要約の仕方、文章の書き方) 4.討論の仕方、司会の仕方、記録の仕方を身につける。 5.社会福祉の現場を見学し、当事者、スタッフの考えを学び福祉への動機を深める。 授業概要: 基礎演習は、専門の社会福祉学関係科目につなげるため基礎的能力の養成を意図してすすめられる。具体的内容としては、読む・話す・理 解する・書くことなどに主眼をおいてすすめ、それらを達成するためには、調べる・聴く・討論する・体験する・まとめることが大切である。1. 本を読む習慣を身につける。2.書き手(著者)の伝えたいことを正確に把握する。(要約する)3.本の内容(要約した)や自分の考え(意 見や所見)を他のメンバーに伝える。4.報告レジュメや資料の作成の仕方を身につける。5.多種類の本の資料を教材にすることによって、 福祉領域の問題意識を向上させる。6.グループ内の役割(司会、報告者、記録者、グループメンバー)を体験する。7.その他、必要に応 じて福祉領域の施設などでの体験学習も含まれる 授業計画: 1.ゼミ・メンバーを原則として均等な人数として、担当教員に学籍番号の順に振りわける。 2.セッション毎に、司会1名、報告者、記録者1名を決める。他は討論者となる。 3.報告者は、テキストの担当部分を熟読して、A4版(1∼2枚程度)にレジュメを作成して、1人15分ぐらいで報告する。報告者は、レジュ メを作成したら(担当教員がチェックなど指導する)ゼミ・メンバー分印刷す 4.司会者の役割は、司会ならびに時間管理をする。 5.討論者は、報告が終わったあと、司会者の進行によって討論に積極的に参加する。 6.記録者の役割は、討論経過を記録して、ゼミ・メンバーに報告して確認する。 7.最後に、担当教員より総括コメントをおこなう。 8.1冊の本を原則3時限(3回)程度で読了する。その後レポートを提出させる。(1週間以内) 講読する書籍:以下の書籍は、例示である。 1.島崎敏樹「生きるとは何か」岩波新書 1987.215頁 480円 香山リカ「いまどきの「常識」」岩波新書 2005.203頁 700円E 2.河合隼雄「子供の宇宙」岩波書店 1992.215頁 550円 三井香奈「安楽死のできる国」新潮社 2003.189頁 680円E 3.三浦文夫「高齢化社会ときみたち」岩波ジュニア新書 1994.178頁 650円 山井和則「体験ルポ世界の高齢者福祉」岩波新書 1992.226頁 580円E 4.大野智也「障害者は、いま」岩波新書 1992.232頁 550円E 大川弥生「新しいリハビリテーション」講談社現代新書 2004.214頁 700円E 5.中西正司・上野千鶴子「当事者主権」岩波新書 2003.214頁 700円E 星野一正「インホームド・コンセント」丸善ライブラリー 1999.204頁 680円E 6.大熊一夫「ルポ・精神病棟」朝日新聞社 2000.241頁 480円 蜂矢英彦「心の病と社会復帰」岩波新書 1993.210頁 580円 7.上坂斑冬子「慶州ナザレ園−忘れられた日本人妻たち」中公新書 1984.273頁 370円 砂金玲子「ニューヨークの光と影」朝日文庫 1990.327頁 530円 8.中根千枝「家庭を中心にした人間関係」講談社学術文庫 1992.171頁 540E 現代の家庭関係の本 9.人権・権利擁護関係の本 評価方法: 出席日数、与えられた課題を責任もって果たすこと、レポートを提出すること、グループ体験を効果的に利用していること、などを総合的に 評価する。 教 科 書:担 当教員が原則として指定する。学生は指定された書籍・資料などは自分の責任で購入する。 参 考 書:適宜、授業の中で紹介する。 履修上の注意点:与 えられた課題を担当教員と計画的に遂行すること。 (準備学習を含む) 150 授業科目 福祉のための心理学 担当教員 佐藤 俊人 対象学科・学年:総福1年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:テストを実施し「福祉の心理」の理解度をみる。課題・レポートの内容を評価する。出席率 を考慮する。 教 科 書: 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 福祉のための社会学 担当教員 高橋 泉 対象学科・学年:総福1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:社会福祉の基礎となる社会学を理解する。 授業概要: 社会福祉を学ぶために必要な基礎となる社会理論と社会システムを学習することを目的と し、社会福祉に対する理解を深めることをねらいとする。 授業計画:1.現代社会の理解①社会学は何をするのか。社会集団、コミュニティとアソシエーション について。 2.現代社会の理解②どのように研究するのか。社会学の研究方法について。 3.現代社会の理解③社会学における理論と実証。社会調査について。 4.現代社会の理解④地域社会の概念。地域社会のとらえ方について。 5.現代社会の理解⑤地域の生活。地域の分化。 6.現代社会の理解⑥地域社会の変動。産業化。都市化について。社会変動について。 7.生活の理解①家族の起源。家族の概念。 8.生活の理解②家族とは何か。家族の定義。家族と世帯。 9.生活の理解③家族の類型。家族の機能。 10.生活の理解④結婚について。配偶者の選択。 11.生活の理解⑤家族の役割構造。ライフスタイル 12.生活の理解⑥家族と親族について 13.人と社会との関係①人間と社会について。社会化について。 14.社会問題の理解①社会問題、生活問題について。高齢化社会の諸問題(1) 15.社会問題の理解②高齢化社会の諸問題(2)。まとめ。 評価方法:試験あるいはレポートの成績を100点満点で採点した上で、出席状況の良い学生には状況に 応じて加点する。 教 科 書:特に定めない。 参 考 書:新・社会福祉士養成講座3社会理論と社会システム―社会学(中央法規出版)新版生活問題 の社会学(学文社) 履修上の注意点:特になし。 (準備学習を含む) 151 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標:心理学に関する基本的知識の理解と具体的支援方法を習得する 授業概要:1.社会福祉士に必要な心理学的知見(臨床心理学を含む)。 2.心理学理論による人の理解とその技法の基礎について学ぶ。 3.人の成長・発達と心理との関係について学ぶ。 4.日常の生活と心の健康との関係について学ぶ。 5.心理的支援の方法と実際について学ぶ。 授業計画:1.社会福祉と心理学 2.心理学の歴史と現状 3.人間の心理学的理解(1) 4.人間の心理学的理解(2) 5.人間の心理学的理解(3) 6.人間の成長・発達の心理(1) 7.人間の成長・発達の心理(2) 8.障害の心理学的理解(1) 9.障害の心理学的理解(2) 10.日常生活と心の健康 11.心理的支援の方法と実際 12.心理療法(各論)(1) 13.心理療法(各論)(2) 14.援助事例 15.まとめ 授業科目 高齢者福祉論Ⅰ 担当教員 中熊 靖 対象学科・学年:総福1年 単位数:2 開講時期:後期 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標:老 人の特性とそれを取り巻く社会環境の理解、福祉需要の動向とその把握方法の理解、および老人に関する法体系と具 体的サービス内容についての理解に重点を置く。 授業概要:1 老人の精神的・身体的特徴や障害について理解させるとともに、老人福祉の社会背景について理解させる。 2 現代社会における老人福祉の理念と意義について理解させる。 3 老人の福祉需要の把握方法について理解させる。 4 老人福祉に関する法(介護保険法及び老人保健法等を含む)とサービスの体系について理解させる。 授業計画:第1講 高齢者の特性 ⑴ 高齢者の身体的・精神的特性と疾病 第2講 ⑵ 心理的・社会的特性 第3講 高齢者を取り巻く社会環境 ⑴ 少子高齢社会と社会的問題 第4講 ⑵ 高齢者の居住世帯と家族の介護問題 第5講 高齢者・家族の抱える問題 ⑴ 高齢者の社会生活における諸問題 ⑵ 老年期の生活困難の特性と構造 第6講 高齢者の福祉需要の把握方法とその具体的内容 ⑴ 把握方法 ⑵ 具体的内容 第7講 高齢者保健福祉の発展と現行制度の体系 ⑴ 高齢者保健福祉制度の発展、概念と範囲 第8講 ⑵ 高齢者保健福祉制度・施策の体系、役割と意義 第9講 高齢者に関する法および関連諸施策 ⑴ 老人福祉法 第10講 ⑵ 老人保健法 第11講 ⑶ 介護保険法 第12講 高齢者に対する保健・医療・福祉サービス ⑴ 要介護認定と介護支援サービス 第13講 ⑵ 在宅サービス、施設サービス 第14講 ⑶ 介護保険制度以外の主なサービス概要 第15講 まとめと期末試験 評価方法:期末テスト結果(70%) 、小論文の提出(25%)、出席状況(5%)を総合勘案して評価する。 教 科 書:授業レジュメおよび資料を必要に応じて配布する。 参 考 書:厚生労働白書、社会福祉の動向・2010(中央法規) 履修上の注意点:高齢者福祉論Ⅰは、介護福祉士や社会福祉士国家試験の受験資格取得の指定科目ではないが、これからの高齢 (準備学習を含む) 社会の進展を考えると、福祉の専門分野のいずれを選択するにしても、高齢者に関する全体像を理解しておく ことは役に立つと思われる。 授業科目 高齢者福祉論Ⅱ 担当教員 中熊 靖 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:高齢者福祉論Ⅱは、老人福祉法・老人保健法・介護保険法以外の高齢者関連諸施策の概要を幅広く理解すること、民間 活力を活用することの意義と現状の問題点について把握することおよび高齢者・家族支援の方法や相談援助活動の実際 について事を通じて理解することに重点を置いて進める。 授業概要:具 体的内容 1 介護保険法以外の高齢者関連諸施策の概要について理解させる。 2 高齢者のための地域および住環境の整備施策について理解させる。 3 民間シルバーサービスの社会的意義とその現状について理解させる。 4 老人福祉及び関連分野の専門職及びその関連のあり方について理解させる。 5 老人のための地域及び住環境の整備と福祉用具について理解させる。 6 老人に対する相談援助活動について理解させる。 授業計画:第1講 高齢者に関する関連諸法規と施策 (1) 年金、公的扶助、雇用 第2講 (2) 住環境の整備、福祉用具 第3講 (3) 高齢者の権利擁護、社会参加・生きがい支援 第4講 高齢者のための民間活動とシルバーサービス (1) 高齢者に対する社会福祉協議会の取り組み 第5講 (2) 高齢者とボランティア活動 第6講 (3) 高齢者に関する非営利民間活動 第7講 (4) シルバーサービスの現状と今後の展望 第8講 高齢者・家族の支援方法 (1) 高齢者へのケアマネジメントの留意点 第9講 (2) 高齢者に対する個別援助技術の特質 第10講 高齢者に対する集団援助技術の特質 (1) 福祉関連分野の組織・専門職 (2) 連携のあり方 第11講 高齢者に対する地域援助技術の特質 第12講 高齢者に対する相談援助活動の実際 (1) 事例研究①(在宅:寝たきり) 第13講 (2) 事例研究②(施設:介護老人福祉施設) 第14講 (3) 事例研究③(介護支援サービス) 第15講 まとめと期末試験 評価方法:出 席状況および受講態度、レポート、期末試験等を総合勘案して評価する。 教 科 書:新版社会福祉士養成講座老人福祉論 第5版(中央法規) 参 考 書:厚生労働白書 社会福祉の動向・2010(中央法規) 履修上の注意点:高 齢者福祉論Ⅰは、介護福祉士や社会福祉士国家試験の受験資格取得の指定科目ではないが、これからの高齢 (準備学習を含む) 社会の進展を考えると、福祉の専門分野のいずれを選択するにしても、高齢者に関する全体像を理解しておく ことは役に立つと思われる。 152 授業科目 社会福祉史論 担当教員 野口友紀子 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:受講態度(10%) 、レポート(90%) 教 科 書:菊池正治・清水教恵・田中和男他(2003)『日本社会福祉の歴史』ミネルヴァ書房 参 考 書:古川孝順・金子光一編(2009)『社会福祉発達史キーワード』有斐閣 履修上の注意点:あらかじめテキストに目を通してから授業に臨むこと。 (準備学習を含む) 授業科目 社会福祉入門Ⅰ 担当教員 志水田鶴子 対象学科・学年:総合1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:社会福祉について基礎的な知識を獲得する 授業概要:地域で暮らすすべての人達が、自分らしく尊厳を持って生きることができるよう、福祉専門 職は役割を果していきます。社会福祉入門Ⅰでは、身近な問題から社会福祉についての理解 を深めていきます。様々な生活上の課題を抱えた人も私達と同じ地域に暮らす人です。社会 福祉についての基礎知識を身につけ、福祉専門職としての基礎を身につけましょう 授業計画:1.オリエンテーション 2.社会福祉とは何か① 3.社会福祉とは何か② 4.社会福祉とは何か③ 5.現在の地域社会が抱える課題① 6.現在の地域社会が抱える課題② 7.現在の地域社会が抱える課題③ 8.地域で暮らす人々が抱える課題① 9.地域で暮らす人々が抱える課題② 10.地域で暮らす人々が抱える課題③ 11.福祉専門職とは① 12.福祉専門職とは② 13.課題を解決するための法制度① 14.課題を解決するための法制度② 15.まとめ 評価方法:出席点(1回の出席は2点です)30点と試験70点(14問*5点配点)によって評価します。 教 科 書:現代社会福祉辞典(有斐閣) 参 考 書: 履修上の注意点:総合福祉学科での4年間の基盤になる科目なので、積極的な態度で授業参加すること (準備学習を含む) を期待する。 153 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標: 授業の目標は次の3点である。(1)時代背景を理解する。(2)今日の社会福祉制度とい われるものの変遷を理解する。(3)社会福祉の源流となるものの変遷の思想的背景を理解 する。観点別の目標として、知識・理解の観点からは、近代以降の日本の時代の流れを理解 し、それぞれの時代にどのような社会事業があったのか、時代の経過とともにその事業内容 がどのように変わっていったのかを理解できるようになることである。思考・理解の観点か らは、社会事業が政治的・社会的・経済的状況のなかで多様な形態をとってきたことを理解 し、そのような社会事業の歴史をふまえて、現在の制度のあり方を考えることができるよう になることである。 授業概要: この授業では、自由、生存権、最低生活保障といった今日の私たちの生活にとって前提と なることと社会福祉との関わりについて歴史的に考察することを目的とする。社会福祉の制 度は時代の変化と伴に変容する歴史的なものである。社会福祉に係る制度・政策がどのよう な時代になぜ現れたのかを探求することによって、現在の社会福祉をめぐるさまざまな問題 を考えるための現状分析とは異なる視点を得ることができる。 この講義では、日本の今日に至るまでのそれぞれの時代における社会・経済状況、思想、 行政組織、民間の慈善事業・社会事業、社会問題、対象者等について多角的な視点から、社 会福祉の歴史の考察を行う。 授業計画:1.社会福祉の歴史を考えることの意味 9.福祉三法体制の整備とその背景 10.福祉六法体制の確立とその背景 2.封建社会の救済と恤救規則の成立 11.福祉元年と福祉見直し 3.感化救済事業の展開 12.社会福祉基礎構造改革(1) 4.社会事業の成立とその背景 13.社会福祉基礎構造改革(2) 5.救護法の成立とその背景 6.戦時厚生事業の成立とその背景(1) 14.保健医療史 7.戦時厚生事業の成立とその背景(2) 15.まとめ 8.占領軍による福祉政策 授業科目 社会福祉入門Ⅱ 担当教員 郡山 昌明 対象学科・学年:総合福祉1年 単位数:2 開講時期:後期 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標:1.身近にある生活上の課題を知る 2.社会福祉をめぐる歴史や制度を概観し理解する 3.生活上の課題への支援方法について理解する。 授業概要: 「社会福祉とは何か」を総合テーマとし、社会福祉入門Ⅰを踏まえて講義を展開する。 社会福祉を考える際に、特定の分野のみに偏ることなく、社会全体の政策動向に視野をおきな がら講義を展開することを目指す。そのうえで学生は、自分なりの社会福祉への関心、問題意識 をもち、「社会福祉」が私たちの生活に大切で身近なものであることへの理解を深めたい。 授業計画:1.オリエンテーション(1回) 2.私たちが抱える生活上の課題とは何か① 3.私たちが抱える生活上の課題とは何か② 4.社会福祉の歴史や制度を概観する① 5.社会福祉の歴史や制度を概観する② 6.社会福祉の歴史や制度を概観する③ 7.社会福祉の歴史や制度を概観する④ 8.社会福祉の歴史や制度を概観する⑤ 9.生活上の課題に対しての具体的な支援を考える① 10.生活上の課題に対しての具体的な支援を考える② 11.生活上の課題に対しての具体的な支援を考える③ 12.生活上の課題に対しての具体的な支援を考える④ 13.生活上の課題に対しての具体的な支援を考える⑤ 14.生活上の課題に対しての具体的な支援を考える⑥ 15.まとめ 評価方法:授 業への参加態度・リアクションペーパー(15%)、レポート(85%)に基づいて評価する。 教 科 書:特に使用しない。 参 考 書:適宜紹介する。社会福祉用語辞典の類(大月書店、中央法規出版、ミネルヴァ書房など)は携行 するのが望ましい。 履修上の注意点:1.社会福祉入門Ⅰを受講した上で、社会福祉入門Ⅱを受講すること。 (準備学習を含む) 2.講義の9回目から14回目では、学生にレポートを課すので、締め切り等厳守すること。 授業科目 子ども家庭福祉論Ⅰ 担当教員 大坂 純 対象学科・学年:総福1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 子ども家庭福祉論Ⅰでは、子どもの育つ環境(子育て環境、社会環境)を踏まえ、子ども 家庭福祉の理念・制度・方法について習得することを目的とする。子どもは生まれたときか ら一人で存在するのではなく、家族・地域・社会の中に存在することを理解し、子どもや家 族に関わる相談支援専門職として必要な「子ども家庭福祉」の知識を体系的に身につける ことを目標とする。 授業概要:1.現代社会における児童の心身の成長・発達と生活実態について理解させるとともに、児 童福祉の社会的背景について理解する。 2.現代社会における児童福祉の理念と意義について理解する。 3.児童の福祉需要の把握方法について理解する。 4.児童福祉に関する法とサービスの体系の基礎を理解する。 5.母子保健や障害や難病のある子ども及び児童健全育成について理解する。 授業計画:1.ガイダンス 9.児童福祉の発展 2.少子高齢化社会と次世代育成支援 10.子ども家庭福祉の法体系 3.現代社会と子ども家庭の問題 11.子ども家庭福祉の実施体制と財政 12.子ども家庭福祉の専門職・苦情解決と権利擁護 4.子どもの育ち・子育てニーズ 13.母子保健 5.子どものための福祉の原理 14.障害や難病のある子どもと家族への支援 6.子ども家庭福祉の理念 15.児童健全育成 7.子ども家庭福祉の権利保障① 8.子ども家庭福祉の権利保障② 評価方法:参加(出席ではない)10% 試験40%(小テスト2回) 課題発表20% レポート30% 評価の対象となるのは2/3以上の出席した者に限る。 教 科 書:社会福祉士養成講座シリーズ 児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度 中央法規出版 *新年度版を指定する 参 考 書:参考図書・文献はガイダンス時にリストを配布する。 履修上の注意点:原則として、講義開始時間20分以降は教室への入室は認めない。 (準備学習を含む) 154 授業科目 子ども家庭福祉論Ⅱ 担当教員 大坂 純 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:参加(出席ではない)10% 試験40%(小テスト2回)課題発表20% レポート30% 評価の対象となるのは2/3以上の出席した者に限る。 教 科 書:社会福祉士養成講座シリーズ 児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度 中央法規出版 *新年度版を指定する 参 考 書:参考図書・文献はガイダンス時にリストを配布する。 履修上の注意点:原則として、講義開始時間20分以降の遅刻は教室への入室は認めない。 (準備学習を含む) 授業科目 ソーシャルワーク入門 担当教員 白川 充 対象学科・学年:総福1年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標:①社会福祉士の役割(総合的かつ包括的な援助及び地域福祉の基盤整備と開発含む)と意義について理解する。 ②精神保健福祉士の役割と意義について理解する。 ③相談援助の概念と範囲について理解する。 ④相談援助の理念について理解する。 ⑤相談援助における権利擁護の意義と範囲について理解する。 ⑥相談援助に係る専門職の概念と範囲及び専門職倫理について理解する。 ⑦総合的かつ包括的な援助と多職種連携の意義と内容について理解する。 授業概要: 相談援助の基盤と専門職の在り方について概説する。最初に社会福祉士と精神保健福祉士の役割と意義について取り 上げる。次に相談援助の枠組みについて述べる。その際、相談援助における権利擁護についても触れる。次に相談援助 に係る専門職の概念と範囲及び専門職倫理について述べる。最後に総合的かつ包括的な相談援助における多職種連携の 意義と内容について述べる。 18.相談援助に係る専門職の概念と範囲③ 授業計画:1.社会福祉の歴史と制度① 19.社会福祉の役割と意義① 2.社会福祉の歴史と制度② 20.社会福祉の役割と意義② 3.社会福祉の歴史と制度③ 21.精神保健福祉士の役割と意義① 4.ソーシャルワークの歴史と実践活動① 22.精神保健福祉士の役割と意義② 5.ソーシャルワークの歴史と実践活動② 23.専門職倫理と倫理的ジレンマ① 6.ソーシャルワークの歴史と実践活動③ 24.専門職倫理と倫理的ジレンマ② 7.相談援助の概念と範囲① 25.専門職倫理と倫理的ジレンマ③ 8.相談援助の概念と範囲② 9.相談援助の概念と範囲③ 26.総合的かつ包括的な援助と多職種(チームアプローチを含む)の 10.相談援助の理念① 意義と内容① 11.相談援助の理念② 27.総合的かつ包括的な援助と多職種(チームアプローチを含む)の 12.相談援助における権利擁護の意義(2回) 意義と内容② 13.相談援助における権利擁護の意義(2回) 28.総合的かつ包括的な援助と多職種(チームアプローチを含む)の 14.前期のまとめ① 意義と内容③ 15.前期のまとめと試験② 29.後期のまとめ① 16.相談援助に係る専門職の概念と範囲① 30.後期のまとめと試験② 17.相談援助に係る専門職の概念と範囲② 評価方法:前期、後期ともに定期試験の結果(70%)に、リアクション・ぺーパーの内容を平常点(30%)として加算し総合的に 評価します。 教 科 書:社 (中央法規出版、 会福祉士養成講座編集委員会編集『新・社会福祉士養成講座(第6巻)相談援助の基盤と専門職(第2版)』 2010年) 参 考 書:参考文献リストを配布します。 履修上の注意点:この科目は、社会福祉士国家試験受験資格取得のための「指定科目」です。したがって講義内容は「指定科目」 (準備学習を含む) にふさわしい内容と水準になりますので、予習、復習が必要です。 155 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標: 子どもと家庭を対象とした福祉について、子どもの権利保障、自立支援の観点から、実際 の援助活動について理解し、児童と家庭に対する福祉の仕組みを理解する。 具体的には、子どもを取り巻く環境、中でも家庭を対象とした福祉・保健・医療にかかわ る保育、養護、障害児福祉等の公的サービス、あるいは民間サービスの社会的位置づけをも とに虐待対策などの現状について、施設や機関、専門職との連携等を通じて理解することを 目標とする。 授業概要:1.現代社会における児童の心身の成長・発達と生活実態について理解させるとともに、児 童福祉の社会的背景について理解する。 2.現代社会における児童福祉の理念と意義を基に実際の取り組みをについて理解する。 3.児童福祉を担う職種・機関・役割について理解する。 4.児童福祉に関するケアと援助活動を理解する。 授業計画:1.ガイダンス/保育 8.児童虐待対策② 2.子育て支援① 9.児童虐待対策③ 3.子育て支援② 10.児童虐待対策④ 4.ひとり親家庭の福祉・児童の社会的養護サー 11.子どもと家庭にかかわる女性福祉① 12.子どもと家庭にかかわる女性福祉② ビス① 13.子ども家庭への相談援助活動 5.児童の社会的養護サービス② 14.施設ケアと子ども家庭援助活動 6.非行児童・情緒障害児への支援 15.地域援助活動とネッワーク 7.児童虐待対策① 授業科目 ソーシャルワーク論A 担当教員 白川 充 対象学科・学年:総福1年 単位数:2 開講時期:後期 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標: この科目は社会福祉士養成の指定科目であり、以下の5項目を到達目標とする。ただしこれらはソーソーシャ ルワーク論A∼Dの4科目(指定科目としては4つのソーシャルワーク論A∼Dを合わせて「相談援助の理論と 方法」)の共通目標でもある。 ①相談援助における人と環境の相互作用に関する理論について理解する。 ②相談援助の対象と様々な実践モデルについて理解する。 ③相談援助の過程とそれに係る知識と技術について理解する ④相談援助における事例分析の意義や方法について理解する。 ⑤相談援助の実際(権利擁護活動を含む)について理解する。 授業概要: 相談援助の定義と枠組みについて概説する。次にその理論的な根拠として「人と環境の交互作用」について 述べる。そのうえで相談援助における援助関係論と、展開過程論を取り上げる。 授業計画:1.相談援助の定義と枠組① 2.相談援助の定義と枠組② 3.相談援助の定義と枠組③ 4.人と環境の交互作用① 5.人と環境の交互作用② 6.人と環境の交互作用③ 7.相談援助における援助関係論① 8.相談援助における援助関係論② 9.相談援助における援助関係論③ 10.相談援助における援助関係論④ 11.相談援助における展開過程論① 12.相談援助における展開過程論② 13.相談援助における展開過程論③ 14.相談援助における展開過程論④ 15.まとめと試験 評価方法:定期試験の結果(70%)に、毎回のリアクション・ぺーパーの内容を平常点(30%)として加算し評価します。 教 科 書:社会福祉士養成講座編集委員会編集『新・社会福祉士養成講座(第7巻)相談援助の理論と方法Ⅰ( (第2版)』 (中 央法規出版、2010年) 参 考 書:参考文献リストを配布します。 履修上の注意点:この科目は、社会福祉士国家試験受験資格取得のための「指定科目」です。したがって講義内容は「指 (準備学習を含む) 定科目」にふさわしい内容と水準になりますので、予習、復習が必要です。 授業科目 ソーシャルワーク論B 担当教員 白川 充 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: この科目は社会福祉士養成の指定科目であり、以下の5項目を到達目標とする。ただしこれらはソーソーシャ ルワーク論A∼Dの4科目(指定科目としては4つのソーシャルワーク論A∼Dを合わせて「相談援助の理論と 方法」)の共通目標でもある。 ①相談援助における人と環境の相互作用に関する理論について理解する。 ②相談援助の対象と様々な実践モデルについて理解する。 ③相談援助の過程とそれに係る知識と技術について理解する ④相談援助における事例分析の意義や方法について理解する。 ⑤相談援助の実際(権利擁護活動を含む)について理解する。 授業概要: 相談援助の技術として、アウトリーチ、契約、アセスメント、介入、経過観察と再アセスメント、面接、記録、 交渉等のついて概説する。 授業計画:1.相談援助の技術:アウトリーチ① 2.相談援助の技術:契約① 3.相談援助の技術:アセスメント① 4.相談援助の技術:アセスメント② 5.相談援助の技術:介入① 6.相談援助の技術:経過観察と再アセスメント① 7.相談援助の技術:経過観察と再アセスメント② 8.相談援助の技術:面接① 9.相談援助の技術:面接② 10.相談援助の技術:記録① 11.相談援助の技術:記録② 12.相談援助の技術:交渉① 13.相談援助の技術の全体像とコンピテンス① 14.相談援助の技術の全体像とコンピテンス② 15.まとめと試験 評価方法:定期試験の結果(70%)に、毎回のリアクション・ぺーパーの内容を平常点(30%)として加算し評価します。 教 科 書:社会福祉士養成講座編集委員会編集『新・社会福祉士養成講座(第7巻)相談援助の理論と方法Ⅰ( (第2版)』 (中 央法規出版、2010年) 参 考 書:参考文献リストを配布します。 履修上の注意点:この科目は、社会福祉士国家試験受験資格取得のための「指定科目」です。したがって講義内容は「指 (準備学習を含む) 定科目」にふさわしい内容と水準になりますので、予習、復習が必要です。 156 授業科目 ソーシャルワーク論C 担当教員 廣庭 裕 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:発言内容を基本とする授業への参加(出席ではない)10% レポート70% 課題発表20% 上記の3項目によって総合的に理解度をはかり、評価する。 *評価の対象は2/3以上の出席した者に限る。 教 科 書: 「相談援助の理論と方法Ⅱ」 福祉士養成講座編集委員会編集(中央法規出版) 参 考 書:参考書は別途授業の中で紹介する。 履修上の注意点:1 出来る限り、ソーシャルワーク入門、ソーシャルワーク論A・Bの事前履修をのぞむ。 (準備学習を含む) 2 受験対策的な講義はしない。ソーシャルワーカーとして必要な理論と技術の修得を目的とするので、 意欲を持って参加すること。 3 原則として、講義開始時間20分以降は教室への入室は認めない。 4 書籍は最新の版を用意すること 授業科目 社会保障論Ⅰ 担当教員 郡山 昌明 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 社会保障制度は、私たちの生活を営む上で重要な役割を担っている。例えば、医療保険制度や年金制度、介護保険制 度や社会福祉制度などであり、それぞれの内容をもってさまざまな形で私たちの生活を支えている。 本講義では、学生が日本における社会保障制度の全体像についての基礎的知識を身につけ、以下のことが説明できる ようになることを目標とする。 (1)社会保障制度についての基礎的知識を踏まえて、社会保障制度の概念と存在意義を説明することができる。 (2)所得保障、医療保障等、日本の社会保障制度の具体的な仕組みを説明することができる。 (3)社会保障制度の変遷と近年の動向を説明できる。 (4)現代の社会状況と社会保障が抱える課題を概説できる。 (5)社会福祉士・精神保健福祉士として、利用者の抱える課題と学習内容を結びつけ考えることがで 授業概要: 社会保障は、現代社会の中で人々の生存に関わる基礎的ニーズを充足し、生存権の保障するうえで重要な役割を果た している。社会保障の歴史的発展過程を概観し、下記のねらいをふまえ、社会保障とはなにか、諸制度の成立過程、内 容などについて講義する。 1.現代社会と社会保障について学ぶ 2.社会保障制度の歴史について学ぶ 3.社会保障の構造について学ぶ 4.社会保障の財源と費用について学ぶ 5.年金制度について学ぶ 6.医療保険制度について学ぶ 6.年金保険制度(3回) 授業計画:1 .オリエンテーション(1回) 2.現代社会と社会保障(1回) 1)年金保険制度の沿革と概要 2)国民年金 1)私たちの生活と社会保障 3)厚生年金 2)社会保障の理念と機能 4)共済年金 3.社会保障の歴史(2回) 5)年金保険制度をめぐる最近の動向 1)欧米における社会保障の歴史的展開 7.医療保険制度(3回) 2)日本における社会保障の歴史的展開 1)医療保険制度の沿革と概要 4.社会保障の構造(2回) 2)健康保険と共済組合制度 1)社会保険の構造 3)国民健康保険 2)社会扶助の構造 4)後期高齢者医療制度 5.社会保障の財源と費用(2回) 5)国民医療費と医療をめぐる最近の動向 1)社会保障給付費の推移 8.前期のまとめ(1回) 2)社会保障の財源構成 3)社会保障と経済 評価方法:授業への参加態度・リアクションペーパー(15%) 、筆記試験(レポートを含む)(85%)に基づいて評価する。 教 科 書:福 祉士養成講座編集委員会編(2009)『新 社会福祉士養成講座⑫社会保障』中央法規 参 考 書:適宜紹介する 履修上の注意点: (準備学習を含む) 157 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標:1.相談援助における人と環境との交互作用に関する理論について理解する。 2.相談援助の対象・過程にかかる技術と知識を理解する。 3.相談援助の実際について理解する。 授業概要:1.相談援助における人と環境との交互作用に関する理論について理解する。 2.相談援助の過程とそれに係る知識と技術について理解する。 (介護保険法による介護予防サービス計画、居宅サービス計画や施設サービス計画及び障害者自立支援法によ るサービス利用計画についての理解を含む。) 3.相談援助の実際について理解する。 授業計画:1.ガイダンス/相談援助の構造と機能 2.相談援助の対象の概念と範囲 3.個人・家族をどう捉えるか 4.グループをどう捉えるか 5.地域をどう捉えるか 6.ケースマネジメントとケアマネジメント 7.ケースマネジメントとケアマネジメントの意義と目的 8.ケースマネジメントとケアマネジメントの方法と留意点 9.グループを活用した相談援助 10.自助グループを活用した相談援助 11.コーディネーションの意義と目的 12.コーディネーションの方法と留意点 13.ネットワーキングの意義と目的/方法と留意点 14.ネットワーキングの方法と留意点/システムづくり 15.相談援助における社会資源の活用・調整・開発 授業科目 社会保障論Ⅱ 担当教員 郡山 昌明 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:後期 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標: 社会保障制度は、私たちの生活を営む上で重要な役割を担っている。例えば、医療保険制度や年金制度、介護保険制 度や社会福祉制度などであり、それぞれの内容をもってさまざまな形で私たちの生活を支えている。 本講義では、学生が日本における社会保障制度の全体像についての基礎的知識を身につけ、以下のことが説明できる ようになることを目標とする。 (1)社会保障制度についての基礎的知識を踏まえて、社会保障制度の概念と存在意義を説明することができる。 (2)所得保障、医療保障等、日本の社会保障制度の具体的な仕組みを説明することができる。 (3)社会保障制度の変遷と近年の動向を説明できる。 (4)現代の社会状況と社会保障が抱える課題を概説できる。 (5)社会福祉士・精神保健福祉士として、利用者の抱える課題と学習内容を結びつけ考えることができる。 授業概要: 前期の講義を踏まえ、引き続き、社会保障の歴史的発展過程を概観し、下記のねらいをふまえ、社会保障とはなにか、 諸制度の成立過程、内容などについて講義する。 1.介護保険制度を学ぶ 2.労働保険制度を学ぶ 3.民間保険について学ぶ 4.社会保障が当面する課題について学ぶ 5.諸外国における社会保障について学ぶ 5.社会保障と民間保険(2回) 授業計画:1 .オリエンテーション(1回) 1)民間保険に期待される役割 2.介護保険制度(2回) 2)民間保険の概要 1)介護保険制度創設の経緯 3)企業年金及び確定拠出型年金 2)介護保険制度の概要 6.社会保障が当面する課題(2回) 3)介護保険制度をめぐる最近の動向 1)少子高齢化の動向 3.労働保険制度(2回) 2)労働環境の変化 1)労働保険制度の沿革と概要 3)少子化対策等への取り組み 2)労働者災害補償保険 4.社会福祉制度(3回) 7.諸外国における社会保障制度(2回) 1)社会福祉制度の沿革と概要 1)欧州の社会保障 2)児童福祉 2)米国の社会保障 3)障害者福祉 3)東アジアの社会保障 4)母子・寡婦福祉 8.後期のまとめ(1回) 5)高齢者福祉 評価方法:授業への参加態度・リアクションペーパー(15%) 、筆記試験(レポートを含む)(85%)に基づいて評価する。 教 科 書:福祉士養成講座編集委員会編(2009) 『新 社会福祉士養成講座⑫社会保障』中央法規 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 公的扶助論 担当教員 阿部 裕二 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)現代社会における貧困の様相をマクロ的に理解することができる。 2)低所得対策の概要とともに生活保護制度の仕組みを理解し、生活困窮状態の対象者に初歩的対応ができる。 3)貧困などの生活問題に対して、主体的に考え、取り組むことができる人材を養成する。 授業概要: わが国は、 「豊かな社会」といわれている。では、「貧困」は解消されたのであろうか。本講義においては、 このような問題意識のもと、低所得対策の全体像を踏まえながら、国民生活の安定を保障する最終的な救済手 段である公的扶助(生活保護)を中心として講述する。具体的には、現代社会の貧困の様相と生活保護の考え方、 制度の内容、実質的な実施機関となる福祉事務所の現状と課題などを下記の計画にしたがって講述する。 授業計画:1.低所得者の生活実態−貧困の概念と公的扶助 2.公的扶助の歴史的展開 3.生活保護制度の目的と原理、原則 4.保護の種類と内容 5.保護施設の種類と保護基準の考え方と内容 6.生活保護制度の運営実施体制(福祉事務所の役割) 7.生活保護制度のおける専門職の役割と実際 8.ネットワーキングとその実際 9.生活保護の争訟と権利擁護 10.生活保護の動向 11.生活保護における相談援助活動と自立観の転換 12.自立支援プログラムの意義と実際 13.低所得者対策(ホームレス対策を含む)の概要 14.生活保護の実態(VTRを通して) 15.わが国の低所得者対策をめぐる諸問題(まとめ) 評価方法:定期試験(70点)と受講態度(質疑・出席等) (20点)、ミニレポート(10点)を総合して評価する。 教 科 書: 『低所得者に対する支援と生活保護制度(社会福祉士シリーズ16) 』福祉臨床シリーズ編集委員会編:責任編集・ 伊藤秀一(弘文堂)2009年 参 考 書:講義のなかでその都度紹介する。 履修上の注意点:一方的に「話す」 「聴く」講義ではなく、「ともに考え、ともに創る」講義を心がけたい。したがって、 (準備学習を含む) 受講生の皆さんも積極的な姿勢で参加すること。また、常日頃からさまざまな生活問題に興味をもつこ とが重要である。 158 授業科目 障害者福祉論Ⅰ 担当教員 郡山 昌明 対象学科・学年:総福1年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:授業への参加態度・リアクションペーパー(15%) 、筆記試験(レポートを含む)(85%)に基づいて評価する。 教 科 書:福祉士養成講座編集委員会編『新 社会福祉士養成講座 障害者福祉論』中央法規 参 考 書:適宜紹介する 履修上の注意点:教科書を熟読するとともに、新聞などマスメデアの福祉情報に関心を持つこと。 (準備学習を含む) 授業科目 障害者福祉論Ⅱ 担当教員 郡山 昌明 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1.障害者の生活実態とこれを取り巻く社会情勢や福祉・介護需要(地域移行や就労の実態を含む。 )について 理解する。 2.障害者福祉制度の発展過程について理解する。 3.相談援助活動において必要となる障害者自立支援法や障害者の福祉・介護に係る他の法制度について理解 する。 授業概要:1.現代社会における障害の概念と障害者の実態を理解させるとともに、障害者福祉の社会的背景について理 解させる。2.現代社会における障害者福祉の理念と意義について理解させる。3.障害者の福祉需要の把握 方法について理解させる。4.障害者福祉に関する法とサービスの体系について理解させる。5.民間活動及 び民間サービスの意味とその現状について理解させる。6.障害者福祉及び関連分野の専門職及びその連携の あり方について理解させる。7.障害者に対する相談援助活動について理解させる。 授業計画:障害者福祉論Ⅰの講義をふまえて、授業内容を展開する。 1.オリエンテーション:障害者自立支援法を中心に、しかも「障がい者制度改革推進会議」の 動向を踏ま えつつ学ぶ 2.障害者自立支援法の理念・考え方 3.自立支援給付 4.支給決定のプロセス(1) 5.支給決定のプロセス(2) 6.自立支援医療費 7.補装具費 8.地域生活支援事業(1) 9.地域生活支援事業(2) 10.障害者福祉計画 11.障害児に対する支援 12.苦情解決 13.審査請求 14.最近の動向 15.まとめ 評価方法:期末試験(70%) 、課題提出・振り返り票・出席日数など(30%)を総合して評価する。 教 科 書:新・社会福祉士養成講座「編集」社会福祉士養成講座編集委員会『障害者に対する支援と障害者自立支援制度ー 障害者福祉論』(中央法規出版) 参 考 書:適宜、授業の中で紹介する。 履修上の注意点:教科書を熟読するとともに、新聞などマスメデアの福祉情報に関心を持つこと。 (準備学習を含む) 159 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標: 近年、障害者を取り巻く状況の変化はめざましいものがある。施設入所からに地域生活への移行支援や障害者の自立 と就労支援、障害者福祉関連の法改正など、この数年のうちでも障害者福祉施策について大きく変化してきている。 本講義では、障害の概念や障害者の実態を概観し、障害者福祉サービスの内容やなどについて講義し、以下の項目を 達成目標とする。 1.障害の概念について理解する。 2.障害者の実態を理解する。 3.障害者が利用するサービスの体系や内容を理解し、利用者のニーズに沿った利用の仕方ができるようになる。 授業概要:1.現代社会における障害の概念と障害者の実態を理解させるとともに、障害者福祉の社会的背景について理解させる。 2.現代社会における障害者福祉の理念と意義について理解させる。 3.障害者の福祉需要の把握方法について理解させる。 4.障害者福祉に関する法とサービスの体系について理解させる。 5.民間活動及び民間サービスの意味とその現状について理解させる。 6.障害者福祉及び関連分野の専門職及びその連携のあり方について理解させる。 7.障害者に対する相談援助活動について理解させる。 授業計画:1.オリエンテーション(1回) 2.現代社会と障害及び障害者 障害の概念(WHO国際障害分類等、法的定義)(3回) 2.現代社会と障害者福祉 障害者福祉理念の発達(2回) 3.障害者の福祉需要の把握方法とその具体的内容 具体的内容(各種調査データによる障害者の実態)(3回) 4.障害者福祉に関する法の目的、対象、サービスの体系、民間活動、関連分野(3回) 1)障害者基本法とリハビリテーション体系 2)障害別福祉サービスの体系と内容、関連施策 3)民間活動と民間サービス 5.障害者福祉の関連分野の組織・専門職、連携のあり方(2回) 1)相談援助活動 2)障害者に対する相談援助活動・具体的事例 6.まとめ(1回) 授業科目 地域福祉論 担当教員 大坂 純 対象学科・学年:総福2年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標:1.地域福祉の歴史的展開をふまえて、地域福祉の基本的考え方を理解する。 2.行政組織、民間組織の役割、住民参加のあり方等について学び、地域福祉の推進方法を理解する。 3.コミュニティーソーシャルワークの展開と専門職の役割について理解する。 4.ネッワーキング、社会資源の活用・調整・開発、福祉ニーズの把握等、地域福祉の推進方法について理解する。 5.地域トータルケアシステムの必要性と構築方法について学び、福祉サービスの評価方法について理解する。 授業概要: 地域福祉の理念と歴史的展開、地域福祉の構成および具体的な推進方法などの新しい地域福祉の方向性について理解する。その上で、コミュニティソー シャルワークの実践理論のもとに、①地域社会の分析、②地域福祉計画策定、③地域プログラム開発、④地域組織化などの方法を地域福祉の実践、地域トー タルケアシステムから学ぶ。 授業計画:1.ガイダンス 2.地域福祉の発展過程/行政と住民の協働による新しい福祉としての地域福祉 3.新しい福祉サービスシステムとしての地域福祉/福祉コミュニティの考え方と地域福祉の主体的形成 4.地域福祉理念の発展と広がり/地域自立生活支援と地域福祉の理念 5.地域の捉え方と福祉圏域/地域コミュニティ型組織とアソシエーション型組織の有機的連携 6.地域福祉の主体と福祉教育 7.社会福祉における地方分権化と地域福祉計画 8.社会福祉協議会の役割と実際 9.社会福祉法人の役割と実際 10.特定非営利活動法人の役割と実際のボランティア活動/民生員・児童委員・保護司/福祉コミュニティビジネスと企業の社会貢献 11.コミュニティソーシャルワークの考え方 12.コミュニティソーシャルワークの展開とシステム 13.コミュニティソーシャルワークの方法 14.専門多職種のチームアプローチとコミュニティソーシャルワーク 15.専門職と住民の関係 16.住民の参加と方法 17.ソーシャルサポートネットワークの考え方と位置 18.ソーシャルサポートネットワークとエコロジカルアプローチ 19.ソーシャルサポートとコミュニティソーシャルワーク 20.社会資源の概要 21.社会資源の活用とコーディネート 22.福祉サービスの開発 23.「税制優遇と助成金の活用/福祉でまちづくりとソーシャルアクション」 24.地域福祉におけるアウトリーチの意義 25.質的な福祉ニーズの把握方法と実際 26.量的な福祉ニーズの把握方法と実際 27.地域トータルケアシステムの必要性と考え方/地域トータルケアシステムの展開方法 28.地域トータルケアの事例/ソーシャルケア従事者の研修と組織化 29.地域における福祉サービスの評価方法と実際 30.日本の地域福祉に影響を与えた海外の考え方 生活福祉専攻 総合福祉学科 評価方法:参加(出席ではない)10% 試験40%(小テスト4回)課題発表20% レポート30% 評価の対象となるのは2/3以上の出席した者に限る。 教 科 書:社会福祉士養成講座シリーズ 地域福祉の理論と方法 中央法規出版 *新年度版を指定する 参 考 書: 「地域福祉の原理と方法」 井村圭壯・豊田正利編著 学文社 参考図書・文献はガイダンス時にリストを配布する。 履修上の注意点:原則として、講義開始時間20分以降は教室への入室は認めない。 (準備学習を含む) 授業科目 介護福祉概論Ⅰ 担当教員 半田 芳吉 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1.高齢者の生活実態とこれを取り巻く社会情勢、福祉・介護需要(高齢者虐待や地域移行、就労の実 態を含む)について理解する。 2.高齢者福祉制度の発展過程について理解する。 3.介護の概念や対象や及びその理念等について理解する。 4.介護の概念や対象者及びその理念等について理解する。 5.相談援助活動において必要となる介護保険制度や高齢者の福祉・介護に係る他の法制度について理 解する。 授業概要: 相談援助活動において必要となる介護保険制度や高齢者の福祉・介護に係る他の法制度の発展過程に ついて学ぶことを目的とします。また、介護の概念や対象者を理解し、介護過程における技法について も理解することを目指します。 授業計画:1.高齢者の特性 2.人生のなかでの高齢期 3.少子高齢社会と高齢者 4.高齢者の歴史 5.高齢者保健福祉の発展 6.高齢者保健福祉の法体系 7.介護保険制度の目的 8.介護保険財源 9.介護保険制度における保険者と被保険者 10.要介護認定の仕組みとプロセス 11.介護保険給付 12.介護報酬 13.地域支援事業・介護保険事業計画 14.苦情処理・審査請求 15.介護保険制度の最近の動向・まとめ 評価方法:①出席状況及び受講態度30% ②授業内レポート提出30% ③期末試験の成績40% 教 科 書:社会福祉士養成講座「高齢者に対する支援と介護保険制度」 社会福祉士養成講座編集委員会編集 中央 法規出版 参 考 書: 履修上の注意点:社 会福祉士国家試験の受験資格取得を希望する場合には、必修科目となる。 (準備学習を含む) 160 授業科目 介護福祉概論Ⅱ 担当教員 廣庭 裕 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:①出席状況及び受講態度30% ②授業内レポート提出30% ③期末試験の成績40% 教 科 書:社会福祉士養成講座「高齢者に対する支援と介護保険制度」 社会福祉士養成講座編集委員会編集 中央 法規出版 参 考 書: 履修上の注意点:社 会福祉士国家試験の受験資格取得を希望する場合には、必修科目となる。 (準備学習を含む) 授業科目 社会福祉法制論 担当教員 村松 敦子 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:前期(集中講義) 学習の到達目標: 社会福祉法制の概要の理解、特に社会福祉法および社会福祉主要法律(生活保護法、児童、 老人、障害者関連福祉法)について、現状をふまえての理解を深めることを目指す。 授業概要: 現状の理解を深めるために、過去〔戦前〕の制度なども振り返り、現在の法制度について 判例の紹介、裁判の実務などにもふれながら、各法律について条文を読み進めながら、法と いうものの考え方を示しながら、社会福祉各法や法制度を解説したい。 授業計画:1.ガイダンス 2.社会福祉の法体系と目的 3.社会福祉法制の展開について 社会福祉における給付の仕組 4.低所得者福祉について(1)生活保護法、ホームレス自立支援法について 5.低所得者福祉について(2)判例の読み方、不服申し立て制度の概要 6.低所得者福祉について(3)朝日訴訟と藤木訴訟について 7.低所得者福祉について(4)そのほかの生活保護判例 8.低所得者福祉について(5)123通達と生活保護行政 9.児童・母子福祉について(1)児童福祉法の理念、対象、児童買春・ポルノ規制法等∼ 10.児童・母子福祉について(2)児童福祉の措置・サービス ∼特に児童虐待防止法∼ 11.児童・母子福祉について(3) 親支援∼母子及び寡婦福祉法、DV防止法∼ 12.障害者福祉について 13.高齢者福祉について 14.試験 15.試験の講評と利用者の権利と権利擁護の為の制度 評価方法:レポート、試験により評価する。 教 科 書: 『社会福祉法入門』河野正輝・阿部和光・増田雅暢・倉田聡編(有斐閣)19 権利擁護と 成年後見制度 参 考 書: 『社会福祉法制要説 第5版』桑原洋子(有斐閣) テキストブック 現代社会福祉法制 山田耕造偏 履修上の注意点: (準備学習を含む) 161 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標:1.高齢者の生活実態とこれを取り巻く社会情勢、福祉・介護需要について理解する。 2.高齢者福祉制度の発展過程について理解する。 3.介護の概念や対象や及びその理念等について理解する。 4.介護の概念や対象者及びその理念等について理解する。 5.介護過程における介護の技法や介護予防の基本的考え方について理解する。 6.終末期ケアの在り方(人間観や倫理を含む)について理解する。 7.相談援助活動において必要となる介護保険制度や高齢者の福祉・介護に係る他の法制度について理 解する。 授業概要: 高齢者の生活実態と、これを取り巻く社会情勢、福祉・介護需要について学び、高齢者支援について 理解を深めることを目的とします。介護実践の具体例をもとに、生活支援技術について触れていきます。 授業計画:1.介護保険法の概要 2.高齢者支援の関係法規1 3.高齢者支援の関係法規2 4.介護支援専門員とは 5.介護保険制度における居宅サービス 6.介護保険制度における施設サービス 7.介護保険制度における介護予防サービス 8.介護保険制度における地域密着型サービス・その他サービス 9.高齢者支援の方法 10.介護保険法における連携と実際 11.高齢者を支援する組織と役割1 12.高齢者を支援する組織と役割2 13.高齢者を支援する組織と役割3 14.高齢者を支援する組織と役割4 15.専門職の役割と実際 授業科目 社会福祉援助技術演習Ⅰ 担当教員 白川・志水・廣庭 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:通年 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標:○社会福祉士に求められる相談援助に係る知識と技術について、次に掲げる方法を用いて、 実践的に習得すること。 ○専門的援助技術として概念化し理論化し体系立てて行くことができる能力を涵養すること。 ○相談援助実習を行う前に、ア 自己覚知、イ 基本的なコミュニケーション技術の習得、 ウ 基本的な面接技術の習得、エ 具体的な課題別の相談援助事例等(集団に対する相談 援助事例を含む。)を活用し、総合的かつ包括的な援助について実践的に習得すること。 授業概要:①総合的かつ包括的な援助技術及び地域福祉の基盤整備と開発に係る具体的な相談援助事例 を体系的にとりあげること。 ②個別指導並びに集団指導を通して、具体的な援助場面を想定した実技指導(ロールプレイ ング等)を中心とする演習形態により行うこと。 したがってこの演習では、まず相談援助に関する基礎的なコンピテンスの習得が主たる内 容となります。 授業計画:以下に示すのは指定科目の内容として求められているものである。どのように組み立てるか は実習等との関連もあり、担当教員の指示に従うこと。 1.基本的なコミュニケーション技術の習得(5回程度)) 2.基本的な面接技術の習得(5回程度) 3.事例研究の方法(2回程度) 4.相談援助事例研究(15回程度、ただし取り上げるテーマ、分野指定あり) 評価方法:毎回の演習での発表準備や発言内容という日常的な取り組みと課題レポート等をもって総合 的に評価する。 教 科 書:テキストについては、学年共通のものは使用しない。それぞれの演習担当教員の指示に従う こと。 参 考 書:担当教員の指示に従うこと。 履修上の注意点:この演習は、2009年度から導入された新たな社会福祉士国家試験受験資格のための「指 (準備学習を含む) 定科目」です。したがって演習内容は「指定科目」にふさわしい内容と水準になりま す。予習・復習が不可欠です。尚、最初に社会福祉援助技術演習Ⅰに関するオリエン テーションを実施し、そこで各教員の進め方の説明と振り分けを行いますので、必ず 参加してください。 授業科目 精神保健福祉論Ⅰ 担当教員 半田 芳吉 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1.障害者福祉の理念と意義及び障害者基本法等全ての障害者に共通の福祉施策の概要について理解させる。2. 精神障害者の人権について理解させる。3.精神保健福祉士の理念、意義、対象について理解させる。4.精 神障害者に対する相談援助活動等を理解させる。5.精神保健福祉法、精神保健福祉士法等精神障害者に関す る法律の意義と内容を理解させる。6.精神保健福祉施策の概要について理解させる。7.精神保健福祉の関 連施策について理解させる。 授業概要:1.障害者福祉の理念と意義・障害者基本法等障害者に共通の福祉施策の概要 2.精神障害者の人権。 3.精神保健福祉士の理念、意義、対象 4.精神障害者に対する相談援助活動 5.精神保健福祉法、精神保健福祉士法 6.精神保健福祉施策の概要 7.精神保健福祉の関連施策 授業計画:1.障害者福祉の歴史 2.障害者福祉の国際的流れ・わが国の障害者福祉の歴史 3.障害者の理念と意義(1)ノーマライゼーションの思想・リハビリテーションの歴史と概念 4.障害者の理念と意義(2)生活の質(QOL) ・生活支援・自立と社会参加 5.障害および精神障害の概念(1)障害の概念 6.障害および精神障害の概念(2)国際生活機能分類(ICF)・わが国の障害論等 7.障害および精神障害の概念(3)精神障害の概念・特性 8.精神保健福祉の歴史と理念(1)わが国における精神保健福祉対策の成立・精神科病院 9.精神保健福祉の歴史と理念(2)精神保健福祉政策の転換とコミュニティケア 10.精神保健福祉の歴史と理念(3)精神保健福祉法と精神障害者 11.障害者基本法の目的・定義・理念、障害者計画・雇用促進等 12.障害者プランの背景と動向、プランの数値目標・意義と進捗・評価等 13.新障害者プランと障害者施策統合への激動(1)新障害者基本計画の概要等 14.新障害者プランと障害者施策統合への激動(2)前期5か年計画実績と後期5か年計画 15.障害者自立支援法の成立、障害者施策改変の背景・改革グランドデザイン 評価方法:振り返り票 教 科 書:新・精神保健福祉士養成講座『精神保健福祉論』 (中央法規出版) 参 考 書: 履修上の注意点:6 単位、3年次の前期まで連続講義である。精神保健福祉論Ⅰの単位を取得しないと、精神保健福祉論 (準備学習を含む) Ⅱの科目登録はできない。欠席しないこと。与えられた課題を遂行すること。 162 授業科目 精神保健福祉論Ⅱ 担当教員 半田 芳吉 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法: 教 科 書:新・精神保健福祉士養成講座『精神保健福祉論』 (中央法規出版) 参 考 書: 『精神医療論争史』浅野弘毅著(中央法規出版) 履修上の注意点:6単位、3年次の前期まで連続講義である。精神保健福祉論Ⅱの単位を取得しないと、精神保健福祉論 (準備学習を含む) Ⅲの科目登録は出来ない。欠席しないこと。与えられた課題を遂行すること。 授業科目 精神保健学Ⅰ 担当教員 近藤 等 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:①精神保健についての基本知識について理解する。 ②ライフサイクルにおける精神保健について理解する。 授業概要: 社会構造の変化(少子高齢化・格差・グローバル化・IT化等)に伴い、いじめ・自殺・ 認知症等々、予防的観点を含め、増々重要性が増す精神保健学を学習する。 授業計画:第1回 オリエンテーション 第2回 精神保健の概念と歴史① 第3回 〃 ② 第4回 精神保健についての基本知識(精神保健の概要) 第5回 〃 (精神保健の意義と課題) 第6回 エリクソンのライフサイクル論 第7回 ライフサイクルにおける精神保健(胎児期および乳幼児期における精神保健) 第8回 〃 (学童期における精神保健) 第9回 〃 (思春期における精神保健) 第10回 〃 (青年期における精神保健) 第11回 〃 (成人期における精神保健①) 第12回 〃 (成人期における精神保健②) 第13回 〃 (老年期における精神保健①) 第14回 〃 (老年期における精神保健②) 第15回 まとめとテスト 評価方法:試験は選択問題20問で6割以上で合格。基本的に試験点数を成績とする。不合格者にはレポー トを課し、その内容で合否を判断するが、試験合格者の最下位合格者と同成績とする。出席 は3分の2が必要で、欠席日数が少ない場合、成績に勘案することも考慮する。 教 科 書: 『改訂 精神保健福祉士養成講座②精神保健学』日本精神保健福祉士養成校協会編(中央法規、 2009) 参 考 書: 『高齢者の妄想―老いの孤独の一側面』(批評社)、『治療の場所と精神医療史』(日本評論社) 履修上の注意点:精神保健学Ⅱを履修する場合、先に精神保健学Ⅰを先に履修してください。 (準備学習を含む) 163 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標:1.障害者福祉の理念と意義及び障害者基本法等全ての障害者に共通の福祉施策の概要について理解させる。2. 精神障害者の人権について理解させる。3.精神保健福祉士の理念、意義、対象について理解させる。4.精 神障害者に対する相談援助活動等を理解させる。5.精神保健福祉法、精神保健福祉士法等精神障害者に関す る法律の意義と内容を理解させる。6.精神保健福祉施策の概要について理解させる。7.精神保健福祉の関 連施策について理解させる。 授業概要:1.障害者福祉の理念と意義・障害者基本法等に共通の福祉施策 2.精神障害者の人権 3.精神保健福祉士の理念、意義、対象 4.精神障害者に対する相談援助活動 5.精神保健福祉法、精神保健福祉士法 6.精神保健福祉施策の概要 7.精神保健福祉の関連施策 授業計画:精神保健福祉論Ⅰをふまえて、以下の内容を展開する。 1.現代社会と精神障害者 (1)精神障害者の現状 2.現代社会と精神障害者 (2)精神障害者と家族の状況 3.現代社会と精神障害者 (3)精神障害者と地域社会 4.現代社会と精神障害者 (4)精神障害者のノーマライゼーション 5.現代社会と精神障害者 (5)国際比較によるわが国の精神障害者 6.精神障害者の人権 (1)精神障害者の人権擁護 7.精神障害者の人権 (2)精神医療における権利擁護 8.精神障害者の人権 (3)地域社会における権利擁護 9.精神保健福祉士の理念と意義 (1)精神保健福祉士法成立歴史的背景とその意義 10.精神保健福祉士の理念と意義 (2)精神保健福祉士の対象 11.精神保健福祉士の理念と意義 (3)精神保健福祉士の専門性と倫理 12.精神障害者に対する相談援助活動(1)相談援助活動・事例 13.精神障害者に対する相談援助活動 (2)クライエントの主体性の尊重 14.精神障害者に対する相談援助活動 (3)精神障害者をとりまく社会障壁(バリャーフリー) 15.精神障害者に対する相談援助活動 (4)相談援助活動の指針・精神保健活動の展開等 授業科目 精神保健学Ⅱ 担当教員 近藤 等 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:後期 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標:精神保健学Ⅰをふまえ 1.精神保健における個別課題への取り組みと実際について理解する。 2.地域精神保健と地域保健の概要について理解する。 3.諸外国における精神保健の概要について理解する。 4.関連法規および施設について理解する。 授業概要: 社会構造の変化(少子高齢化・格差・グローバル化・IT化等)に伴い、いじめ・自殺・ 認知症等々、予防的観点を含め、増々重要性が増す精神保健学を学習する。 授業計画:第1回 精神障害者対策 第2回 認知症対策 第3回 アルコール関連問題対策・薬物乱用防止対策 第4回 思春期の精神保健対策 第5回 地域精神保健対策 第6回 ターミナルケアと精神保健 第7回 家庭における精神保健 第8回 学校における精神保健 第9回 職場におけるメンタルヘルス 第10回 地域における精神保健 第11回 地域精神保健施策の概要 第12回 地域保健施策の概要 第13回 関連法規・関連施策 第14回 諸外国における精神保健 第15回 まとめとテスト 評価方法:試験は選択問題20問で6割以上で合格。基本的に試験点数を成績とする。不合格者にはレポー トを課し、その内容で合否を判断するが、試験合格者の最下位合格者と同成績とする。出席 は3分の2が必要で、欠席日数が少ない場合、成績に勘案することも考慮する。 教 科 書: 『改訂 精神保健福祉士養成講座②精神保健学』日本精神保健福祉士養成校協会編(中央法規、 2009) 参 考 書: 『高齢者の妄想―老いの孤独の一側面』(批評社)、『治療の場所と精神医療史』(日本評論社) 履修上の注意点:精神保健学Ⅰを履修してから精神保健学Ⅱを履修してください。 (準備学習を含む) 授業科目 精神保健福祉援助技術総論 担当教員 大坂 純 対象学科・学年:総福2年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標: 社会福祉専門職の資格制度化の過程を理解し、精神保健福祉士資格制定の経緯を学ぶ。その上でソーシャルワーカー として精神保健福祉士が行う支援活動の意義・目的・価値・原則を理解する。また、精神障害者の特質を視野に入れた、 精神障害者の生活支援のため必要とされる技術を学び理解を深める 授業概要:1.精神保健福祉支援活動における社会福祉専門職及び精神保健福祉士の役割と意義を学ぶ 2.精神保健福祉支援活動の意義と目的・価値・原則を学ぶ 3.精神保健福祉支援活動における支援の技術の体系を学ぶ 4.精神保健福祉支援活動を支える技術の展開する為の背景を学ぶ 16.関連援助技術の内容と機能⑶ 授業計画:1.ガイダンス 17.関連援助技術の内容と機能⑷ 2.福祉専門職および精神保健福祉士の役割と意義 18.ライフサイクルに伴う専門的援助活動⑴ 3.精神保健福祉援助活動の内容と機能 19.ライフサイクルに伴う専門的援助活動⑵ 4.精神保健福祉援助活動の形成と発展 −日本と海外− 20.地域生活における専門的援助活動⑴ 5.精神保健福祉援助活動 ?目的と価値/原則? 21.地域生活における専門的援助活動⑵ 6.精神保健福祉士の倫理と権利擁護 22.地域生活における専門的援助活動⑶ 7.精神保健福祉援助活動・技術の展開 23.地域生活における専門的援助活動⑷ 8.精神保健福祉技術の定義と概念 24.就労支援における専門的援助活動⑴ 9.直接援助技術の内容と機能⑴ ケースワーク 25.就労支援における専門的援助活動⑵ 10.直接援助技術の内容と機能⑵ グループワーク 26.関連領域における専門的援助活動 11.間接援助技術の内容と機能⑴ 27.当事者との協働⑴ パートナーシップ 12.間接援助技術の内容と機能⑵ 28.当事者との協働⑵ コンシューマー 13.間接援助技術の内容と機能⑶ 14.関連援助技術の内容と機能⑴ 29.当事者との協働⑶ 市民活動 15.関連援助技術の内容と機能⑵ 30.当事者との協働⑷ チームアプローチ 評価方法:授業への参加(出席ではない)10% レポート(2回)40% 課題発表50% 上記の3項目によって総合的に理解度をはかり、評価する。 *評価の対象となるのは2/3以上の出席した者に限る 教 科 書:1 養成講座シリーズ 精神保健福祉援助技術総論 精神保健福祉士養成講座編集委員会 編集 中央法規出版 *新年度版を指定する 参 考 書:1.精神保健福祉用語辞典 社団精神保健福祉士協会/日本精神保健福祉学会・中央法規 2.精神保健福祉論 大熊由紀子編著・ミネルヴァ書房 3.社会福祉用語辞典 中央法規出版編集・中央法規出版 4.三訂 精神保健福祉法詳解 精神保健福祉研究会=監修・中央法規出版 5.精神保健福祉白書2011年版[流動化する障害福祉施策] 精神保健福祉白書編集委員会=編集・中央法規出版 6.社会福祉の動向2010 社会福祉の動向編集委員会=編集・中央法規出版 *参考図書・文献はガイダンス時にリストを配布する。 履修上の注意点:1 保健・医療・福祉分野のソーシャルワーカーとして必要な、理論と技術の習得を目的とするので、意欲を持っ て参加すること。 (準備学習を含む) 2 原則として、講義開始時間20分以降は教室への入室は認めない 164 授業科目 総合福祉実習Ⅳ-A基礎論 担当教員 大坂 純・郡山 昌明 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:演習であるから、授業への参加(出席ではない)状況・報告・討論といった日常的な参加状況により、総合的に評価する。 教 科 書:北川清一著(2006) 「ソーシャルワーク実践と面接技法 内省的思考の方法」相川書房マーガレット・シューベルト著(2005) 「ソー シャルワークの面接技術―実践者のために」相川書房 参 考 書:相場幸子・龍島秀広編、解決のための面接研究会著(2006) 「対人援助のための面接法 解決志向アプローチへの招待」金剛出版 土居健郎(1995)「新訂 方法としての面接 臨床家のために」医学書院秋元美世ほか編集「現代社会福祉辞典 」有斐閣日本精神 保健福祉士協会(2004)「精神保健福祉用語辞典」中央法規 履修上の注意点:精神保健福祉援助演習(3年次履修科目)を受けるための基礎的演習である。精神保健福祉援助演習(3年次履修科目) (準備学習を含む) を履修予定の生活福祉専攻学生は、必ず受講すること。また、人間福祉の学生も受講することが望ましい。この演習は、 連続した学習展開により体得するものである。原則として、欠席・遅刻は認めない。 授業科目 総合福祉実習Ⅰ 担当教員 郡山昌明・志水田鶴子・廣庭 裕・家子敦子 対象学科・学年:総福1年 単位数:1 開講時期:通年 学習の到達目標: 総合福祉実習Ⅰと総合福祉実習指導Ⅰは、人間福祉専攻の第1学年に開講される実習教育の必修科目である。 ソーシャルワークは、低所得者福祉分野、障害者福祉分野、高齢者福祉分野、児童福祉分野などのそれぞれの 機関において展開されている。最近では、教育機関や公共職業安定所などの機関においてもソーシャルワーク の展開が期待され、職域については拡大している現状がある。 本講義は、これらの状況を踏まえ、ソーシャルワークが展開される多くの福祉現場を直接見聞し、ソーシャ ルワークの対象を理解すること、それぞれの分野において当事者が抱える現状について話を聞き、当事者理解 を深めることを目標とする。 授業概要:1.ソーシャルワーカーの働く分野について直接見聞する。 2.ソーシャルワーカーの働く分野について知識を学ぶ。 3.実習計画書を作成することで実習施設の法的根拠や事業内容を学ぶ。 4.文献や教員の経験から社会福祉専門職として必要とされている倫理・価値・知識・技術について学ぶ。 5.ボランティア活動を通し、当事者理解を深める。 授業計画:実習は大きく2種類あり、大学側で準備する施設見学と自ら依頼するボランティアがある。 施設見学 1.事前学習 施設の種別や概要などの下調べを行う。 2.実習 利用者とともに過ごしたときの出来事、学び、気づきなどの記録を的確に行う。 3.事後学習 実習での体験をレポートとして整理、総括をする。 ボランティア 1.事前学習 事前に依頼。日程調整などを行う。 2.ボランティア活動の実施 医療機関・福祉施設等で行う。 3.事後学習 ボランティア活動での体験をレポートとして整理、総括をする。 評価方法:出席状況、実習およびレポートを踏まえて評価する。 教 科 書: 『社会福祉援助技術現場実習・精神保健福祉援助実習 手引き』 (本学作成) 参 考 書: 履修上の注意点:①この科目は、総合福祉実習Ⅱ・Ⅲ・Ⅳへと続くものであり、積み上げ方式をとるので 社会福祉士及 (準備学習を含む) び精神保健福祉士を目指すものは必須の科目である。②原則として遅刻・欠席は認めない。③この科目 は、総合福祉実習指導Ⅰと一体をなすものであるので、注意すること。 165 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標: 精神保健福祉士の役割は、精神保健と福祉の専門的知識に基づいて精神障害者の自立と社会参加を支援することである。 本科目では、精神保健福祉士を目指す学生を対象に、相談支援に必要な基本的応答技法を身につけることを目標とする。具体的 には、 「利用者の気持ちを汲むたのめ技法」や「リフレーミングの技法」などを学び、更には、 「相手にどのように説明し伝えるか」 というプレゼンテーション技法の項目からなる。 3年次に開講される精神保健福祉援助演習や4年次の精神保健福祉援助実習を意識し、利用者を中心に据えた支援が可能となる よう以下の項目を学習の到達目標に掲げる。 1.ソーシャルワークの目的や機能について理解する。 2.面接における基本的な応答技法を身につける 3.プレゼンテーションの技法を学ぶことによって、相手に、内容が分かりやすく、伝わる説明ができるようになる。 授業概要: 本授業は、 精神保健福祉士として必要な援助技術の基礎を習得することが目的である。 自己及び他者理解を基にして、 コミュニケー ション能力を高め、3年次に履修する精神保健福祉援助演習や4年次の精神保健福祉援助実習が効果的に学習ができるように、精神 保健福祉士に必要な基礎的知識と援助技術の習得を目指す。 授業計画:1.オリエンテーション 2.ソーシャルワーク実践の目的 3.ソーシャルワーク実践の機能 4.面接を始めるにあたって 5.面接の進め方 6.ソーシャルワーク実践と面接技法―演習(面接の技法)① 7.ソーシャルワーク実践と面接技法―演習(面接の技法)② 8.ソーシャルワーク実践と面接技法―演習(面接の技法)③ 9.ソーシャルワーク実践と面接技法―演習(面接の技法)④ 10.ソーシャルワーク実践と面接技法―演習(プレゼンテーションの技法)① 11.ソーシャルワーク実践と面接技法―演習(プレゼンテーションの技法)② 12.ソーシャルワーク実践と面接技法―演習(プレゼンテーションの技法)③ 13.ソーシャルワーク実践と面接技法―演習(プレゼンテーションの技法)④ 14.ソーシャルワーク実践と面接技法―演習(プレゼンテーションの技法)⑤ 15.まとめ 授業科目 総合福祉実習Ⅱ 担当教員 白川 充 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:通年 学習の到達目標: 総合福祉実習Ⅱは、総合福祉実習Ⅲ(相談援助実習)の入門的な実習として位置づけ、実 践現場を体験的に理解し、サービス利用者と直接関わることを通しての利用者理解を目標と なります。 授業概要: 総合福祉実習指導Ⅱと連動させながら、原則として7日間、一定の目的を持って実習を行 うことが主たる内容です。 生活福祉専攻 総合福祉学科 授業計画:夏休み期間中にいくつかの実習先を設定し、すべての学生にほぼ同じ内容の実習に取り組ん でもらいます。 評価方法:評価は、総合福祉実習指導Ⅱと連動させます。評価対象は、実習指導での発言内容、実習報 告レポート等です。 教 科 書:特に指定しない。 参 考 書:担当教員の指示に従うこと。 履修上の注意点:今年度より、この科目は担当教員別となりました。したがってその内容についてはク (準備学習を含む) ラス間で違いが生れると思います。私の場合、総合福祉実習Ⅰと総合福祉実習Ⅲのつ なぎを意識して展開します。なお、学科の申し合せに従い、履修希望学生が5名以下 の場合は開講しませんので注意してください。 授業科目 総合福祉実習Ⅱ 担当教員 廣庭 裕 対象学科・学年:総福2年 単位数:1 開講時期:通年 学習の到達目標:本実習では、総合福祉実習Ⅰ・総合福実習指導Ⅰを元に、総合福祉実習Ⅲの導入をはかるも のとして位置づける。 具体的には、実際の体験を通じて、⑴実践を理解する ⑵体験先の雰囲気を感じる ⑶利用 者を理解する ⑷自身の社会資源を体験すると、します。 授業概要:1.相談援助における人と環境との交互作用に関する理論について理解する。 2.相談援助の対象と様々な実践モデルについて理解する。 3.相談援助の事例の分析や意義・方法について理解する。 授業計画:総合福祉実習Ⅰ・総合福実習指導Ⅰを土台に、実習を行う。 また、総合福祉実習Ⅲへと連動するよう実習(分野・場所を含む)をする。 原則 一日を6−8時間程度とし、7日間以上 施設利用者とかかわる内容とする 評価方法:評価は総合福祉実習指導Ⅱと連動します。実習報告書のまとめ(40点)や報告会での取り組 み(50点)、その他レポート等(10点)を加味します。 教 科 書:別途授業の中で紹介する。 参 考 書:別途授業の中で紹介する。 履修上の注意点:1 総合福祉実習Ⅱ・Ⅲ・Ⅳへと続く。したがって、社会福祉士を目指す者には、必 (準備学習を含む) 須科目である。 2 原則として遅刻・欠席は認めない。 3 この科目は、総合福祉実習指導Ⅱと一体をなすものであるので、注意すること。 4 実習担当や学校と必ず連絡をとりあえるようにすること。 166 授業科目 総合福祉実習Ⅱ 担当教員 志水田鶴子 対象学科・学年:総合2年 単位数:1 開講時期:通年 学習の到達目標:総合福祉実習Ⅱは、総合福祉実習Ⅲの土台として実践現場の雰囲気と利用者との関わりにつ いて、実習を通して体験的に理解することを到達目標としています。 授業概要:総合福祉実習Ⅱは、総合福祉実習Ⅰ・実習指導Ⅰを土台として、総合福祉実習Ⅱと連動させ ながら、原則として7日間、一定の目的を持って実習を行うことを主たる目的とします。 授業計画:総合福祉実習Ⅲの事前実習の位置づけとなりますので、次年度の実習先を視野に 入れ実習先を選択します。 評価方法:評価は総合福祉実習指導Ⅱと連動します。実習報告書のまとめ(40点)や報告会での取り組 み(50点)、その他レポート等(10点)を加味します。 教 科 書: 参 考 書:適宜指示します。 履修上の注意点:①この科目は、総合福祉実習Ⅱ・Ⅲ・Ⅳへと続くものである。したがって、社会福祉 (準備学習を含む) 士を目指すものは必須の科目である。 ②原則として遅刻・欠席は認めない。 ③この科目は、総合福祉実習指導Ⅱと一体をなすものであるので、注意すること。 授業科目 総合福祉実習指導Ⅰ 担当教員 郡山昌明・志水田鶴子・廣庭 裕・家子敦子 対象学科・学年:総福1年 単位数:1 開講時期:通年 学習の到達目標: 総合福祉実習Ⅰと総合福祉実習指導Ⅰは、人間福祉専攻の第1学年に開講される実習教育の必修科目である。 ソーシャルワークは、低所得者福祉分野、障害者福祉分野、高齢者福祉分野、児童福祉分野などのそれぞれの 機関において展開されている。最近では、教育機関や公共職業安定所などの機関においてもソーシャルワーク の展開が期待され、職域については拡大している現状がある。 本講義は、これらの状況を踏まえ、ソーシャルワークが展開される多くの福祉現場を直接見聞し、ソーシャ ルワークの対象を理解すること、それぞれの分野において当事者が抱える現状について話を聞き、当事者理解 を深めることを目標とする。 授業概要:1.講義科目と演習科目、実習の位置を確認し総合福祉実習Ⅰの意義について学ぶ。 2.ソーシャルワーカーの働く分野について知識を学ぶ。 3.実習計画書を作成することで実習施設の法的根拠や事業内容を学ぶ。 4.文献や教員の経験から社会福祉専門職として必要とされている倫理・価値・知識・技術について学ぶ。 5.ゲストスピーカーの講話により当事者理解を深める。 2.夏期の見学実習とボランティア活動のまとめ(3 授業計画:前期 1.オリエンテーション(1回) 回) 2.ソーシャルワークの領域とその理解(9回) 3.報告書作成指導(2回) ゲストスピーカーによる講演を含む 4.ソーシャルワークの領域とその理解(6回) 3.実習計画の立案(3回) ゲストスピーカーによる講演を含む 4.総合福祉実習Ⅰを行うにあたって(1回) 5.社会福祉現場実習への目的意識の確立(1回) 5.前期のまとめ(1回) 6.社会福祉現場実習の意義(1回) 後期 7.総合福祉実習指導Ⅰのまとめ(1回) 1.オリエンテーション(1回) 評価方法:授業への参加(出席ではない)状況・報告・討論といった日常的な参加状況などにより、総合的に評価する。 授業への貢献度(30%)計画書・報告書の提出(70%) 教 科 書:対 人援助実践研究会HEART「対人援助実習サポートブック」久美出版 参 考 書: 『社会福祉援助技術現場実習・精神保健福祉援助実習 手引き』 (本学作成) 秋元美世ほか編集「現代社会福祉辞典 」有斐閣 日本精神保健福祉士協会「精神保健福祉用語辞典」中央法規 履修上の注意点:①この科目は、総合福祉実習Ⅱ・Ⅲ・Ⅳへと続くものであり、積み上げ方式をとるので、社会福祉士及 (準備学習を含む) び精神保健福祉士を目指すものは必須の科目である。②原則として遅刻・欠席は認めない。③この科目 は、総合福祉実習Ⅰと一体をなすものであるので、注意すること。 167 生活福祉専攻 総合福祉学科 授業計画:授業概要:総合福祉実習Ⅱは、総合福祉実習Ⅰ・実習指導Ⅰを土台として、総合福祉実習Ⅱ と連動させながら、原則として7日間、一定の目的を持って実習を行うことを主たる目的と します。 授業計画:総合福祉実習Ⅲの事前実習の位置づけとなりますので、次年度の実習先を視野に 入れ実習先を選択します。 授業科目 総合福祉実習指導Ⅱ 担当教員 白川 充 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:通年 学習の到達目標: 総合福祉実習指導Ⅱは、総合福祉実習・実習指導Ⅰを土台として、総合福祉実習Ⅱ(夏休 みの体験的実習)の事前教育と事後教育を行うことが主たる内容となります。従って事前教 育では福祉現場の実情を専門的な観点から理解することが目標です。また、事後教育では、 自らの実習経験の評価とそれを基にした今後の学習課題を抽出することが目標となります。 生活福祉専攻 総合福祉学科 授業概要: 事前教育段階では、社会福祉実践現場の業務と専門性をテーマに、担当教員、学生の発表 を中心に演習方式で進めます。また関連する実践現場の方をゲストスピーカーそして招聘し ます。事後教育段階では、夏休みの体験的実習の総括と中心に行います。実習経験の点検と そこから抽出された各自の研究課題について検討します。 授業計画:1.総合福祉実習Ⅱの意義と目的の確認 2∼13.社会福祉実践現場の業務と専門性(前12回) 14.前期のまとめと総括① 15.前期のまとめと総括② 16.事後教育のねらい 17∼28.実習報告と討論(前12回) 29.実習指導Ⅱのまとめと総括① 30.実習指導Ⅱのまとめと総括② 評価方法:評価は、総合福祉実習Ⅱと連動させます。評価対象は、実習指導での発言内容、実習報告レ ポート等です。 教 科 書:特に指定しない。 参 考 書:担当教員の指示に従うこと。 履修上の注意点:今年度より、この科目は担当教員別となりました。したがってその内容についてはク (準備学習を含む) ラス間で違いが生れると思います。私の場合、総合福祉実習Ⅰと総合福祉実習Ⅲのつ なぎを意識して展開します。なお、学科の申し合せに従い、履修希望学生が5名以下 の場合は開講しませんので注意してください。 授業科目 総合福祉実習指導Ⅱ 担当教員 廣庭 裕 対象学科・学年:総福2年 単位数:1 開講時期:通年 学習の到達目標:本実習指導では、総合福祉実習Ⅰ・総合福実習指導Ⅰを元に、総合福祉実習Ⅲの導入をはかるも のとして位置づける。 具体的には、総合福祉実習Ⅱの目標をかかげ実習に挑む。実習後、体験を整理して報告をします。 授業概要:総合福祉実習Ⅱの体験を想起し、⑴実践の理解 ⑵体験先の雰囲気 ⑶利用者理解 ⑷自身の社 会資源 などについて整理をし、報告を行います。 16.実習報告書の作成① 授業計画:1.オリエンテーション 2.総合福祉実習Ⅱの目的と意義 17.実習報告書の作成② 18.実習報告書の作成③ 3.当事者理解① 19.実習報告書の作成④ 4.当事者理解② 20.実習報告会の準備① 5.当事者理解③ 21.実習報告会の準備② 6.福祉専門職の役割① 22.実習報告会の準備③ 7.ゲストスピーカー招聘の事前学習 23.実習報告会① 8.ゲストスピーカーの講話 24.実習報告会② 9.ゲストスピーカーの講話の事後学習 25.総合福祉実習Ⅲの目的 10.福祉専門職の役割② 26.実習先の選択① 11.ゲストスピーカー招聘の事前学習 27.実習先の選択② 12.ゲストスピーカーの講話 28.総合福祉実習Ⅲ事前学習の方法① 13.ゲストスピーカーの講話の事後学習 29.総合福祉実習Ⅲ事前学習の方法② 14.福祉専門職の役割③ 30.まとめ 15.まとめ 評価方法:原則として、ゼミの準備・発言・ゼミ学生の協力・報告(80%) 、レポート等の提出物(20%)で 評価します。 教 科 書:社会福祉士相談援助実習 中央法規出版 参 考 書:別 途授業の中で紹介する。 履修上の注意点:1 総合福祉実習Ⅱ・Ⅲ・Ⅳへと続く。したがって、社会福祉士を目指す者には、必須科 目である。 (準備学習を含む) 2 原則として遅刻・欠席は認めない。 3 この科目は、総合福祉実習指導Ⅱと一体をなすものであるので、注意すること。 4 実習担当や学校と必ず連絡をとりあえるようにすること。 5 書籍は最新の版を用意すること 168 授業科目 総合福祉実習指導Ⅱ 担当教員 志水田鶴子 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:通年 評価方法:原則として、ゼミの準備と報告で80%、残り20%は提出物(レポート等)で評価します。 教 科 書:社会福祉士相談援助実習 中央法規出版 参 考 書:適宜指示します 履修上の注意点:総合福祉実習ⅡとⅢは密接に関連しますので、意欲的に講義に参加する学生の履修を (準備学習を含む) 希望します。 授業科目 国際福祉体験実習 担当教員 半田 芳吉 対象学科・学年:総福2年 単位数:2 開講時期:後期(春休み) 学習の到達目標:1.フィリピン・ボランティア研修旅行をとおして、日本以外の社会・文化・生活の一端を 見聞する。そこから、日本の社会・文化・生活を考える。そして、地球上に、共に生きる ことの意味を自らに問う。さらに、福祉の意味を考え、自らの生き方を探る。 2.現地での福祉活動をとして、シャルトル聖パウロ会の伝道活動を理解する。 授業概要:1.この科目は原則、総合福祉学科全学年を対象とした正規の科目です。 (開放科目でもある) 2.参加した学生には、2単位が与えられます。 3.研修旅行終了後に課題が求められますので教員の指示に従ってください。 4.オリエンテーションは1月∼2月にかけて数回実施します。掲示して連絡します。 5.SPUniversity MANILAを拠点として、約2週間のボランティア研修する。 授業計画:1.SPUniversity MANILA構内で実施しているDrop-Inn Center,Sunday Feedingへの参加。 2.地域での諸活動であるMisereor Villageへの参加。 3.Sr.Evaの活動する病院、コミュニティへの参加。 4.Sr.Evaの活動するザンバレスのアエタ族の村への参加。 5.SPCヘリテージセンターでシャルトル教会の歴史を学ぶ。 6.VIGIL HOUSEでの高齢者への生活支援に参加。 7.PASIGの自立支援学校の活動への参加。 8.その他、シャルトル聖パウロ会の活動に参加。 9.フィリピンの歴史・文化・産業・経済、日本との関係などを研修する。 10.毎日プログラム終了後一日の振り返りをおこなう。 11.出発までに現地で行うボランティア活動に使用する小道具などの準備を行う。 評価方法:研修に望む態度(40%)や課題の取り組み姿勢(40%)、生活管理(20%)等総合的に評価する。 教 科 書: 参 考 書:その都度、適宜配布または紹介する。 履修上の注意点:日本とフィリピンとの気温の差が激しいこと、食事が違うことなど風土の差が激しい (準備学習を含む) ので食生活を中心に健康に留意すること。 169 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標:①利用者理解 ②社会福祉実践現場及び支援活動に関する理解 ③社会福祉専門職の役割の理解 授業概要: 総合福祉実習Ⅱは、総合福祉実習Ⅰを土台として次年度の総合福祉実習Ⅲの事前教育とし て位置づけられます。したがって、総合福祉実習指導2は、総合福祉実習Ⅲの目的を踏まえ、 講義や体験実習、ゲストスピーカーの招聘を行いながら、①利用者の理解、②社会福祉実践 現場及び支援活動に関する理解 ③福祉専門職の役割の理解等を深めていきます。 授業計画:1.オリエンテーション 16.実習報告書の作成① 17.実習報告書の作成② 2.総合福祉実習Ⅱの目的と意義 18.実習報告書の作成③ 3.当事者理解① 19.実習報告書の作成④ 4.当事者理解② 20.実習報告会の準備① 5.当事者理解③ 21.実習報告会の準備② 6.福祉専門職の役割① 22.実習報告会の準備③ 7.ゲストスピーカー招聘の事前学習 23.実習報告会① 8.ゲストスピーカーの講話 24.実習報告会② 9.ゲストスピーカーの講話の事後学習 25.総合福祉実習Ⅲの目的 10.福祉専門職の役割② 26.実習先の選択① 11.ゲストスピーカー招聘の事前学習 27.実習先の選択② 12.ゲストスピーカーの講話 28.総合福祉実習Ⅲ事前学習の方法① 13.ゲストスピーカーの講話の事後学習 14.福祉専門職の役割③ 29.総合福祉実習Ⅲ事前学習の方法② 15.まとめ 30.まとめ 授業科目 生活支援研究法 担当教員 近岡 綾子 対象学科・学年:生福3年 単位数:2 開講時期:前期 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標:1)広角的な視点で介護福祉をとらえ、介護福祉の視点で生活支援のあり方を考える事ができる。 2)介護福祉の対象の特性と生活のあり方を理解できる。 3)生活の継続としての衣・職・住について介護福祉の視点から考え、自らのテーマに沿ってまとめる ことができる。 4)生活と生命の継続に介護福祉の役割を探究できる。 授業概要:医療・社会福祉・家政の概略について再学習を行う。広角的な視点で介護福祉をとらえる事ができるよ うに、介護福祉にかかわる文献、研究論文を読み進める。そのうえで、自分の興味の範囲において、テー マを設定し、レポート作成を重ねながら、まとめとしての小論文の作成を行う。 授業計画:1.授業オリエンテーション、2年間の学びでの興味の方向性を見出す。 2.医療・社会福祉・家政の関係性を概観し、現在の動向を学ぶ。 3.医療・社会福祉・家政の課題と展望を確認する。 4.医療・社会福祉・家政と介護福祉の関係性を確認し、その役割を知る。 5.医療分野と介護福祉分野との関係性を法制度を中心に再確認する。 6.社会福祉分野から介護福祉分野へのアプローチを知る。 7.介護福祉活動における家政分野の役割の確認を行う。 8.各分野からの生活支援のアプローチを確認し、自らのテーマを見出す。 9.介護福祉の支援の対象となる方々の理解をすすめる。 10.社会保障制度と生活支援の理解を進める。 11.各分野における文献紹介、詳読と意見交換① 12.各分野における文献紹介、詳読と意見交換② 13.各分野における文献紹介、詳読と意見交換③ 14.介護福祉研究としての生活支援研究を考える。 15.テーマ及び小論文のアウトラインの発表、全体のまとめ。 評価方法:レポート作成3本(30%)と小論文(50%)授業参加姿勢(20%)にて評価を行う。 教 科 書: 「社会福祉形成史と現状課題」学文社 井村圭壮・相沢譲治編著 参 考 書:生活支援のための家政学概論」ミネルヴァ書房 柴田周二・浜屋和子・森悦子・湯川聡子 履修上の注意点:教科書・参考書以外に適宜、資料配布する。 (準備学習を含む) 意見交換には積極的に発言するように心がける。 遅刻は3回で1回の欠席とする。 授業科目 介護人類学 担当教員 近岡 綾子 対象学科・学年:生福3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)文化人類学の視点で介護の成立過程を探り、介護人類学を創造することを目標とする。 2)古代から中世までの介護の痕跡を探り、人間の理解ができる。 3)近代における介護を取り巻く歴史的背景、現状と今後の課題を理解する。 4)要介護状態の発生因子と背景を理解できる。 5)人類と医療分野である医学、薬学、看護学と介護福施学の関係性を理解できる。 授業概要:文化人類学のテキストから人間の本質を探り、古代から近代までの現存する事象から、介護の成立を見 出すことができるように学ぶ場とする。感染症の発生、病気、怪我などに対し、人々はどのように対処 してきたか、過去の歴史を振り返りながら、介護へと発展できたものを探る。また、諸外国と日本の葬 送の儀式を参考に、生者と死者の関係から介護におけるターミナルケアの在り方を考える。 授業計画:1.授業オリエンテーション、文化人類学の概要を学ぶ。 2.介護人類学と文化人類学について理解をすすめる。 3.文化人類学における人間の本質的解釈を学ぶ 4.人間と文化-古代のメッセージから介護を探る。 5.人と人のつながりを人類学の視点で学ぶ。 6.ライフサイクルから考える人生と時間について学ぶ。 7.日常の中の信仰と世界観に介護のかかわりを探求する。 8.異文化における身体観と病気観について学び、日本との比較を試みる。 9.異文化における死と再生の概念を学び、日本との比較を試みる。 10.昔話から介護と福祉を探求する。 11.医療人類学の概要を学び、示唆を得る。 12.看護人類学の学びから示唆を得る。 13.日本社会における介護人類学を仮定義するⅠ−グループディスカッション。 14.介護人類学を仮定義するⅡ−ディスカッションの結果を共有する。 15.まとめ。 評価方法:レポート作成3本(30%)と小論文(50%)授業参加姿勢(20%)にて評価を行う。 教 科 書: 「文化人類学入門−カレッジ版」ミネルヴァテキストライブラリィ 参 考 書: 「目からウロコの文化人類学入門−人間探検ガイドブック」ミネルヴァテキストライブラリィ斗鬼正一 履修上の注意点:教科書・参考書以外に適宜、資料配布する。 (準備学習を含む) 意見交換には積極的に発言するように心がける。 遅刻は3回で1回の欠席とする。 170 授業科目 介護福祉援助技術論 担当教員 田渋あづさ 対象学科・学年:生福3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: ケア・コミュニケーションについて理解することができる。 援助者としてのコミュニケーション能力を養う。 授業概要:介護インターシップに臨むための事前学習として、ケア・コミュニケーションの理解とコミュ ニケーション能力の習得に向けて講義と演習を展開する。 評価方法:出席状況・授業態度50点、課題の提出状況20点、リポート30点などにより、総合的に評価する。 教 科 書:適宜紹介する 参 考 書:適宜紹介する 履修上の注意点:演習を中心に展開するので、休まずに出席して下さい。 (準備学習を含む) 授業科目 福祉レクリエーション論Ⅰ 担当教員 家子 敦子・山内 直子 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:レクリエーション活動の社会的意義を理解します。 レクリエーション活動の援助者としての役割について理解します。 授業概要:語源や定義、これまでの社会背景からレクリエーションの意義について理解を深めます。レ クリエーション指導・支援者は、レクリエーション種目の単なる伝達だけでなく、レクリエー ション活動によって人間同士のふれあいが促進され、新しい集団作りをすすめ、社会参加や 人生の価値への築きに繋がっていることを、福祉レクリエーション技術Ⅰと関連させながら 展開していきます。 授業計画:1.ガイダンス・21世紀の社会とレクリエーション運動 2.新しいレクリエーション運動が目指す方向 3.レクリエーション運動の起源とこれまでの展開 4.レクリエーション支援の実際 5.レクリエーション支援のプロセス 6.レクリエーション支援の目指すもの 7.レクリエーション支援の特色 8.レクリエーション支援の対象 9.セラピュ−ティックレクリエーションの理解と必要性 10.レクリエーション組織の経営論 11.レクリエーションサービス論(事業を実施) 12.レクリエーションサービス論(事業を評価) 13.レク種目の実際(必修 D群) 14.レク種目の実際(選択 芸術・文化・学習活動) 15.レク種目の実際(選択 芸術・文化・学習活動) 評価方法:出席日数20点、授業態度40点、課題レポート40点 に基づき総合的に評価します。 教 科 書:学びやすい「 レクリエーション援助」金芳堂 編集 硯川 眞旬 やさしいレクリエーション「懐かしい歌 思い出の歌」 成美堂 全国福祉レクリエーション・ ネットワーク編 参 考 書:適宜資料配布、書籍紹介します。 履修上の注意点:同期開講のレクリエーション技術Ⅰと関連させて展開するため、レクリエーション技 (準備学習を含む) 術Ⅰも受講してください。 171 生活福祉専攻 総合福祉学科 授業計画:1.ガイダンス 2.笑顔のコーチング 3.自分を知る 4.ケア・コミュニケーションとホスピタリティ 5.コミュニケーションスキル(1) 非言語的要素 6.コミュニケーションスキル(2) 傾聴とペーシング 7.コミュニケーションタイプ 8.コミュニケーションツールとしてのコーチングスキル 9.コーチングスキル(1) 承認 10.コーチングスキル(2) 質問 11.コーチングスキル(3) 提案 12.チームワークとしてのコミュニケーション 13.コミュニケーション 演習(1) 14.コミュニケーション 演習(2) 15.まとめ 授業科目 福祉レクリエーション論Ⅱ 担当教員 家子 敦子・山内 直子 対象学科・学年:生福3年 単位数:2 開講時期:後期 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標:福祉、医療、介護予防領域におけるレクリエーション援助者として必要な諸理論および援助 技術を習得します。 授業概要:福祉、医療、介護予防領域におけるレクリエーション援助者として必要な諸理論および援助 技術を福祉レクリエーション技術Ⅱと関連させながら展開していきます。 授業計画:1.社会福祉におけるレクリエーションの意義 2.利用者とレクリエーション 3.介護従事者とレクリエーション 4.個人とレクリエーション 5.集団とレクリエーション 6.集団の力動性の活用と対応 7.利用者とレクリエーション活動の動機づけ 8.レクリエーション活動計画の目的 9.レク活動援助者の利用者との役割分担 10.レク活動援助者間の役割とチームワーク 11.レク活動に伴う安全確保及び財政計画 12.レクリエーション療法の理論と応用 13.セラピュ−ティックレクリエーションの活用 Ⅰ 14.セラピュ−ティックレクリエーションの活用 Ⅱ 15.まとめ 評価方法:出席日数20点、授業態度40点、課題レポート40点 に基づき総合的に評価します。 教 科 書:学びやすい「レクリエーション援助」金芳堂 編集 硯川 眞旬 やさしいレクリエーション「懐かしい歌 思い出の歌」 成美堂 全国福祉レクリエーション・ ネットワーク編 参 考 書:適宜資料配布、書籍紹介する。 履修上の注意点:前期開講の福祉レクリエーション論Ⅰ・レクリエーション技術Ⅰを習得すること、ま (準備学習を含む) た、同期開講のレクリエーション技術Ⅱと関連させて展開するためレクリエーション 技術Ⅱも受講して下さい。 授業科目 レクリエーション技術Ⅰ 担当教員 家子 敦子・山内 直子 対象学科・学年:生福3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:レクリエーションの体験を通して様々な領域のレクリエーション財や活動の楽しさ・面白さ を理解します。また、ホスピタリティを意識したコミュニケーション能力を身につけます。 授業概要:様々なレクリエーションのジャンルにおける支援者に必要な資質を学ぶため、グループワー クや実技を通した体験を、福祉レクリエーション論Ⅰと関連させながら展開していきます。 授業計画:1.ガイダンス・アイスブレ−キングのための材料の要素 2.アイスブレ−キングのプログラム 3.ホスピタリティを身につける 4.ホスピタリティ・トレーニングの構造 5.ホスピタリティ・トレーニングの実際 6.レク種目の実際(必修 A群) 7.レク種目の実際(必修 A群) 8.レク種目の実際(必修 B群) 9.レク種目の実際(必修 B群) 10.レク種目の実際(必修 C群) 11.レク種目の実際(必修 C群) 12.レク種目の実際(必修 E群) 13.レク種目の実際(必修 E群) 14.レク種目の実際(選択 ニュースポーツ種目) 15.レク種目の実際(選択 ニュースポーツ種目) 評価方法:出席日数20点、授業態度40点、成果発表40点 に基づき総合的に評価します。 教 科 書:学びやすい「レクリエーション援助」金芳堂 編集 硯川 眞旬 やさしいレクリエーション「懐かしい歌 思い出の歌」 成美堂 全国福祉レクリエーション・ ネットワーク編 参 考 書:適宜資料配布、書籍紹介します。 履修上の注意点:実技が中心となるので、動きやすい服装で臨んでください。 (準備学習を含む) 同期開講の福祉レクリエーション論Ⅰと関連させて展開するため、福祉レクリエー ション論Ⅰも受講してください。 172 授業科目 レクリエーション技術Ⅱ 担当教員 家子 敦子・山内 直子 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:出席日数20点、授業態度40点、成果発表40点 に基づき総合的に評価します。 教 科 書:学びやすい「レクリエーション援助」金芳堂 編集 硯川 眞旬 やさしいレクリエーション「懐かしい歌 思い出の歌」 成美堂 全国福祉レクリエーション・ ネットワーク編 参 考 書:適宜資料配布、書籍紹介します。 履修上の注意点:実技が中心となるので、動きやすい服装で臨んでください。 (準備学習を含む) 前期開催の福祉レクリエーション論Ⅰ・レクリエーション技術Ⅰを習得すること、ま た、同期開講の福祉レクリエーション論Ⅱと関連させて展開するため福祉レクリエー ション論Ⅱも受講して下さい。 授業科目 専門演習A 担当教員 吉田 弘美 対象学科・学年:総福3年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標: 設における生活支援のあり方について、文献購読や討議を通して、自分なりの介護観や福祉観等を追究することが 施 できる。 授業概要: 大テーマ「施設における生活支援 ∼その人らしい生活を支援するために∼」を設定する。前期は学生自身がこれま で学んできた体験実習を通して疑問点をメンバー間で共有する。さらに、文献学習を通して、施設における生活支援の あり方について理解を深める。後期は前期の講義内容を踏まえて、個別活動計画に沿った学外活動や文献研究を展開する。 その成果をレポートにまとめ報告会を開催する。 16 後期の進め方 ∼前期の振り返り∼ 授業計画:1 ガイダンス∼大学での学びとは∼、演習の目的・方法 17 個別活動計画の検討(テーマの設定) 2 施設生活のメリット・デメリット∼これまでの実習の 18 個別活動計画の検討(テーマの背景) 振り返り∼ 19 個別活動計画の検討(文献検索①) 3 施設病とは 20 個別活動計画の検討(文献検索②) 4 これまでの施設とこれからの施設 21 個別活動計画の検討(中間報告①) 5 新型特別養護老人ホームの歴史的背景 22 個別活動計画の検討(中間報告②) 6 ユニットケアの概要 23 個別活動:福祉現場などによる研究① 7 新型特別養護老人ホームの現状と課題 文献購読① 24 個別活動:福祉現場などによる研究② 8 新型特別養護老人ホームの現状と課題 文献購読② 25 個別活動:福祉現場などによる研究③ 9 学外活動(施設見学) :新型特別養護老人ホームの理解 26 個別活動:研究結果のレポート作成① 10 学外活動(施設見学) :新型特別養護老人ホームのケア の実践 27 個別活動:研究結果のレポート作成② 11 学外活動の振り返り:課題レポートの報告 28 個別活動の報告会① 12 施設形態の違いによる生活支援:文献購読 29 個別活動の報告会② 13 利用者が求める施設とは 当事者の声① 30 全体のまとめ:福祉現場が介護福祉士に求めるもの 14 利用者が求める施設とは 当事者の声② 15 前期のまとめ 評価方法:主 体的な授業参加30点、演習・グループ学習への参加態度20点、レポート等の課題の提出状況50点、により総合的に評 価する。 教 科 書:特に指定しない。 参 考 書:適宜、紹介する。 履修上の注意点:演 習は学生自身の主体的な活動が中心になって進められる。学ぶ意欲をもって、気づく心・考える力を養うこ (準備学習を含む) とが大切である。 173 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標:福祉レクリエーション援助における対象者と支援者の理解を深め、実践的な知識と技術を習 得します。 授業概要:レクリエーション援助に必要な考え方をワークシートなどを活用しながら演習と実技を交え、 福祉レクリエーション論Ⅱと関連させながら展開していきます。 授業計画:1.活動計画の作成・実施上の配慮 2.活動計画の作成 Ⅰ 3.活動計画の作成 Ⅱ 4.活動計画の作成 Ⅲ 5.高齢者のレクリエーション援助展開 Ⅰ 6.高齢者のレクリエーション援助展開 Ⅱ 7.高齢者のレクリエーション援助展開 Ⅲ 8.障害形態別障害者レクリエーション援助展開 Ⅰ 9.障害形態別障害者レクリエーション援助展開 Ⅱ 10.障害形態別障害者レクリエーション援助展開 Ⅲ 11.アレンジの考え方と方法 12.アレンジの実践 Ⅰ 13.アレンジの実践 Ⅱ 14.ADL体操の実践 Ⅰ 15.ADL体操の実践 Ⅱ 授業科目 専門演習A 担当教員 家子 敦子 対象学科・学年:生福3年 単位数:4 開講時期:通年 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標:1.高齢化や障害があるなしに限定せず、 地域社会で「生活」している人たちを対象に、 「生活」 「生きる」 「幸福」をキーワードにしたテーマを設定し半構成化インタビュー調査を行い、自らの社会福祉観を 追及します。 2.質的研究におけるインタビュー調査法の一般的な理解を深め、対象者の主体的な会話を引き出す技 法を身につけます。 授業概要:前期は、 インタビュー調査方法の一般的な手法を学び、 インタビュー調査の計画書作成を行います。 後期は、 設定したテーマに基づき、地域住民への半構成化インタビュー法を実施し、対象者の地域社会生活にお ける「生活」「生きる」「幸福」について理解を深めます。 本演習では、半構成化インタビュー法の一般的な手法の理解としているためインタビュー結果の質的 分析までは行わず、概要をレポートにまとめるにとどめ、プレゼンテーションにてその成果を発表します。 16.インタビュー調査計画書の発表 授業計画:1.ガイダンス・質的研究法について① 2.質的研究法について② 17.インタビュー調査の準備 3.半構成化インタビュー法の理解① 18.インタビュー調査の実施① 4.半構成化インタビュー法の理解② 19.インタビュー調査の実施② 5.半構成化インタビュー法の理解③ 20.インタビュー調査の実施③ 6.インタビュー調査の目的と対象者の設定① 21.インタビュー調査の実施④ 7.インタビュー調査の目的と対象者の設定② 22.インタビュー調査の実施⑤ 8.文献学習① 23.調査の結果・考察① 9.文献学習② 24.調査の結果・考察② 10.文献学習③ 25.調査の結果・考察③ 11.文献学習④ 26.調査のまとめ① 12.文献学習⑤ 27.調査のまとめ② 13.文献学習⑥ 28.調査のまとめ③ 14.インタビューガイドの作成① 29.インタビュー調査の成果発表① 15.インタビューガイドの作成② 30.インタビュー調査の成果発表② 評価方法:出席状況(20点) 、授業への主体的な取り組み状況(40点)、課題の発表(40点)に基づいて総合的に評 価します。 教 科 書:特に指定しない 参 考 書:適宜資料配布、書籍紹介します。 履修上の注意点:個 々の主体的な取り組みが求められますので、意欲のある学生の参加を希望します。 (準備学習を含む) 授業科目 専門演習C 担当教員 半田 芳吉 対象学科・学年:総福3年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標:1.文献、資料、書籍等の読み方(事実と推測、解釈批判等)を修得する。 2.グループで討論し合い、他の見解と自分の意見の差異を自覚する。 3.自分の書きたい卒業研究の方向性を指向する。 4.精神保健福祉・社会福祉の領域を広く学ぶ。 授業概要: 精神保健福祉の領域の諸問題を文献、資料、書籍など使い、輪読したり、調べたりしなが ら討論し学び合う。1.専門演習、卒業論文作成の準備過程に位置づけられており、学生は 関心のある具体的テーマの下に、少人数に分かれ、学習を進める。2.精神保健福祉の領域 における生活障害の問題、心理社会的サポートの方法、生活支援の方法、家族関係の病理と 支援、家族心理教育、対人関係の障害とその支援のあり様、具体的事例の検討などを取り上 げる。3.その他、学生が課題とする精神保健福祉の領域のテーマを取り上げる。 授業計画:1.ライフサイクルからみた不適応事例を精神保健福祉の視点から取り上げ、福祉的生活支 援、課題解決への援助の方法を学ぶ。 2.対象者と家族の抱える生活問題の現状と課題を考察し、当たり前に暮らすための援助(心 理社会的サポート、生活支援方法)について文献講読を行い精神保健福祉士としてのあり 方を学ぶ。 3.生活の捉え方を文献から学び、支援の方法を検討し理解を深める。 4.生活における人間の対人関係の有り様に焦点をあて、福祉の視点から理解を深める。 5.精神障害者の生活のしづらさと(生活障害)は何か。社会関係や家族関係の難しさ、そ の支援方法の理論と技術を学ぶ。 6.事例研究をとおして、精神保健福祉士の役割、具体的支援方法を学ぶ。 7.学生の興味に応じて、老人福祉、認知症の支援(接遇)、老人福祉施設における生活問題、 地域ケアなどについて学ぶ。 評価方法:学習の振り返り、レポート、出席日数に基づいて総合的に評価する。 教 科 書:随時提示し、学生の提案も受け入れる。 参 考 書:随時提示する。 履修上の注意点:研究課題を明確にするために文献、資料、書籍などを多く読むこと。 (準備学習を含む) 174 授業科目 専門演習C 担当教員 大坂 純 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:通年 評価方法:授業への参加(出席ではない)30% 課題発表70% 上記の2項目によって総合的に理解度をはかり、評価する。 教 科 書:テキスト指定なし 参 考 書:参考図書・文献はガイダンス時にリストを配布する。 履修上の注意点:1.最初は文献を紹介するので、各人でレジュメを作成して進めていく。 (準備学習を含む) 2.福祉士として保健、医療、福祉分野で働くことを希望している人の履修を望む。 3.問題意識を常に忘れないこと。 授業科目 専門演習C 担当教員 白川 充 対象学科・学年:総福3年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標:3年白川ゼミは、 これまで社会福祉実践の専門性をテーマにしてきました。 今年度は 「ソーシャ ルワーク実践におけるコンピテンス問題」に焦点を当て、ゼミを展開したいと考えています。 具体的には、ソーシャルワーク実践において必要となるコンピテンスの内容と水準、その習 得方法について、実習教育場面ならびに実践現場のソーシャルワーカーの実践を視野に入れ ながら、検討を加えます。 授業概要: ソーシャルワーク研究に関するオーソドックスな基礎文献と研究法の確認、社会福祉研究 法に関する文献の講読、ゼミ論文の作成と指導が主たる内容です。 授業計画:前期 基本文献の購読(10回) 研究方法の検討(5回) 後期 研究結果の報告と検討(5回) ゼミ論文の作成(個別指導を含む)(10回) 評価方法:演習ですから出席・報告・討論といった日常的な参加状況を重視します。またゼミ論文(分 量は400字×30枚程度)を課しますので、これも評価の対象とします。 教 科 書:未定(相談して決めます)。 参 考 書:逐次、紹介する。 履修上の注意点:なお、学科の申し合せに従い、履修希望学生が5名以下の場合は開講しませんので注 (準備学習を含む) 意してください。 175 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標:1.精神保健福祉分野の専門職として必要な「読む・調べる・考える・まとめる」の力をさらに育成する 2.精神保健福祉分野の専門職として必要な「理解してもらえるように伝える」の力をさらに育成する 3.卒業論文を進めるにあたり基礎的な文献を読み進め、研究方法や研究課題設定のための基礎知識を身に付 ける 4.精神保健福祉分野の専門職として必要な支援技術を具体的に展開するための方法論を身に付ける 5.精神保健福祉分野の専門職として必要なネットワーク作りの基礎を身に付ける 授業概要: 「どのような状況にあってもその人らしく」をテーマとして、 地域において当たり前に暮らすための「地域ケア」 について理論と技術を理解する。具体的には、制度の谷間にいる人の地域支援をキーワードとしてさまざまな 分野における地域支援を学習する。 16.研究の個別指導⑧ 授業計画:1.演習の進め方(ガイダンス) 17.研究の個別指導⑨ 2.研究テーマの決定① 18.研究計画のプレゼンテーション① 3.研究テーマの決定② 19.研究計画のプレゼンテーション② 4.研究計画の作成① 20.研究計画のプレゼンテーション③ 5.研究計画の作成② 21.フィールドワーク① 6.研究計画の作成③ 22.フィールドワーク② 7.研究計画の作成④ 23.フィールドワーク③ 8.研究計画の作成⑤ 24.フィールドワーク④ 9.研究の個別指導① 25.フィールドワーク⑤ 10.研究の個別指導② 26.研究レポート作成① 11.研究の個別指導③ 27.研究レポート作成② 12.研究の個別指導④ 28.研究レポート作成③ 13.研究の個別指導⑤ 29.研究レポート発表① 14.研究の個別指導⑥ 30.研究レポート発表② 15.研究の個別指導⑦ 授業科目 専門演習C 担当教員 郡山 昌明 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:通年 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標: 疾病や障がいによって、人が生活するうえでさまざまな課題を抱える。ソーシャルワーカーは、その課題に ついて傾聴し、社会福祉援助技術を用いながらその課題を利用者自ら解決していけるよう支援を行う。 この授業では、障害者が生活する上でどのような課題を抱えるのかを考え、その支援方法について文献等を もって調べ、まとめ、発表する力を身につける。また、後期については、学生自身がテーマを設定し、社会福 祉分野において抱える課題について調べ、まとめることを目標とする。 授業概要:前期 1.支援を必要とする利用者の生活を理解する 2.支援を必要とする利用者の生活課題を理解する 3.支援を必要とする利用者の生活課題について、その支援方法がわかる 後期 4.自ら掲げた課題について調べ、整理し、まとめる 5.4でまとめたことをプレゼンテーションする。 後期 授業計画:前期 1.オリエンテーション 16.オリエンテーション 2.生活とはなにか① 17.前期の振り返りと課題の設定① 3.生活とはなにか② 18.課題の設定② 4.生活とはなにか③ 19.課題の整理①(文献検索) 5.障がい者本人や家族の抱える課題とは何かを考える① 20.課題の整理②(文献検索) 6.障がい者本人や家族の抱える課題とは何かを考える② 21.課題の整理③(文献整理) 7.障がい者本人や家族の抱える課題とは何かを考える③ 22.課題の整理④(文献整理) 8.社会資源を調べる① 23.課題の整理⑤(文献整理) 9.社会資源を調べる② 24.課題の整理⑥(まとめ) 10.支援の方法を考える① 25.課題の整理⑦(まとめ) 11.支援の方法を考える② 26.課題の整理⑧(まとめ) 12.支援の方法を考える③ 27.プレゼンテーション① 13.発表① 28.プレゼンテーション② 14.発表② 29.プレゼンテーション③ 15.まとめ 30.まとめ 評価方法:授業への参加貢献度(20%) 、レポート提出(50%)、発表(30%)に基づいて評価する 教 科 書:テキストの指定はなし 参 考 書:適宜紹介する 履修上の注意点:演習であるので、欠席しないように注意すること。 (準備学習を含む) 授業科目 介護インターンシップ 担当教員 青柳 育子 対象学科・学年:生福3年 単位数:4 開講時期:後期 女性の多様な社会参加、社会貢献のあり方を理解する。 就業体験を通して、特定非営利活動法人を含む多様な介護現場を理解すると同時に、職場 のチームの一員として必要な対人関係形成能力を養う。 体験した内容をレポートにまとめ報告する過程で、自己を客観しできる能力を養う。 授業概要: 夏季休業期間中に2週間∼4週間程度の介護現場における就業体験実習、ならびに実習後 のまとめとして、レポート課題と報告会に向けた準備を含めて授業を展開する。 授業計画:1.ガイダンス インターンシップの意義、介護実習との関係 2.キャリア開発の現状理解 3.特定非営利活動法人の介護現場の理解 4.実習先の検討① 資料集め 5.実習先の検討② 日程調整と内容の確認 6.実習先の決定、実習に必要な書類の作成 7.介護現場における就業体験実習① 8.介護現場における就業体験実習② 9.介護現場における就業体験実習③ 10.介護現場における就業体験実習④ 11.インターンシップ後のふりかえり① 自己課題の達成状況 12.インターンシップ後のふりかえり② 自己分析 13.インターンシップ後のふりかえり③ 報告書の作成 14.インターンシップ後のふりかえり④ 報告会資料の作成 15.インターンシップ後のふりかえり⑤ 報告会 学習の到達目標: 評価方法:出席状況20点、実習先からの評価30点、課題の提出状況30点、報告会の発表内容20点を総合 的に評価する。 教 科 書:特に指定しません。 参 考 書:必要に応じて提供します。 履修上の注意点: 3年前期の「介護福祉援助技術論」を履修していない学生は履修を認めません。 (準備学習を含む) 原則として、インターンシップ期間中の欠席は認めません。 インターンシップの実習先は学生の希望をもとに決定しますが、インターンシップ にかかる費用(食費・交通費・謝金など)は原則として学生の自己負担となります。 176 授業科目 生活支援技術専門演習A 担当教員 森 つくり・山縣 浩 対象学科・学年:生福3年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標:前 期(森) 1)聴覚障害の発現メカニズムを理解する。 2)聴覚障害者の障害特性に応じた生活支援の知識・技術を習得する。 3)聴覚障害者の生活条件を理解し、生活環境に沿った支援過程の展開が可能となるように、障害種別の生活支援知識や技術を習得する。 後期(山縣) 1)視覚に障害のある人たちの生活支援を行うために必要な視覚障害者の基本的医学・心理・教育および福祉を理解する。 2)上記の基礎的知識をもとに、視覚障害者の潜在能力を高める手だてとして補助具・日常生活用具等の活用方法と使用技術を習得する。 授業概要:前期(森) 1)聴覚障害についての基礎知識を概説し、生活支援に必要な聴覚障害者とのコミュニケーション方法や聴覚障害者と接する際の配慮点を解説する。 2)聴覚障害者を支援するのに必要とされる知識・技術(手話、補聴器調整、コミュニケーション手段など)について、演習を交えて解説する。 後期(山縣) 学習目標を達成するために、文献および資料などを収集し、読み取り、まとめ、発表する能力を養う。また、それらの文献等で得られた知識・技術が実 際の視覚障害者の方々と会って受け入れていただけるものであるかどうか検証する。 授業計画:1.ガイダンス 2.聴覚障害の理解 3.きこえの仕組みと聴力レベル 4.聴覚障害者の実態 5.聴覚障害者に対する生活支援の在り方(1)ろう者 6.聴覚障害者に対する生活支援の在り方(2)難聴者 7.聴覚障害者に対する生活支援の実践方法(1)コミュニケーション手段 8.聴覚障害者に対する生活支援の実践方法(2)補聴器の基本的構造と機能 9.聴覚障害者に対する生活支援の実践方法(3)補聴器のフィッティング 10.聴覚障害者に対する生活支援の実践方法(4)福祉制度 11.聴覚障害者への対応のしかた(1)小児難聴者 12.聴覚障害者への対応のしかた(2)若年難聴者 13.聴覚障害者への対応のしかた(3)中途失聴者 14.聴覚障害者への対応のしかた(4)加齢性難聴者 15.聴覚障害者の生活支援技術まとめ 16.視覚障害者の文献および資料による演習① 視覚障害者の統計的資料 17.視覚障害者の文献および資料による演習② 医学的基本知識の理解 18.視覚障害者の文献および資料による演習③ 視覚障害者の心理的理解と更生 19.視覚障害者の文献および資料による演習④ 視覚障害者の教育的環境 20.視覚障害者の文献および資料による演習⑤ 視覚障害者の福祉の体系 21.視覚障害者の潜在能力を高める手だての演習① 触知覚能力の可能性 22.視覚障害者の潜在能力を高める手だての演習② 触知覚能力の可能性(点字を中心に) 23.視覚障害者の潜在能力を高める手だての演習③ 触知覚能力の可能性(立体コピーを中心に) 24.視覚障害者の潜在能力を高める手だての演習④ 移動能力の向上(白杖・盲導犬を中心に) 25.視覚障害者とロービジョンについて 26.視覚障害者と社会参加について 27.実際に視覚障害者の方から学ぶ① NPO法人アイサポート仙台、視覚障害支援センターへの参加① 28.実際に視覚障害者の方から学ぶ② NPO法人アイサポート仙台、視覚障害支援センターへの参加② 29.実際に視覚障害者の方から学ぶ③ NPO法人アイサポート仙台「きりん」への参加 30.実際に視覚障害者の方から学ぶ④ NPO法人アイサポート仙台、ロービジョン勉強会へ参加 授業科目 生活支援技術専門演習B 担当教員 高澤まき子・千葉よう子 対象学科・学年:生福3年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標:前期(千葉) 生活者が家庭生活を総合的に捉えることができる人間になるため、衣生活の知識や技術を身につけ、対処できることを目標とする。 健康的な生活や社会的・文化的な生活を営むうえで、重要な役割を果たす被服の役割・管理について家事援助能力を養うことを目 標とする。 後期(高澤) 食は人間にとって日常的な営みであり、健康維持や増進と密接な関係があり、さらには人間としての豊かな精神生活に重要な役割 を果たしている。介護活動で直面する家庭生活の中の食生活の意義を理解し、高齢者や障害者のための食にかかわる基礎的知識や 技術を習得する。 授業概要:前期(千葉) 多様な介護ニーズを持つ高齢者や障害者に対して、より快適な衣生活を実現させるために適切な衣生活支援を提供することができ る能力と態度を育成する。そこで、簡単な被服製作、被服の管理や手入れの仕方、障害者のための被服の改良などを演習する。さ らに繊維製品の安全性、衣服の管理など、より快適な衣生活を営むことができる能力を育成する。 後期(高澤) 介護するにあたって、食生活上の支援に必要な基本的な知識を養うために食文化や食生活の変遷、高齢者や障害者の栄養、食事計 画、調理法などを家政学の立場から幅広く概説する。また、生活習慣病と食生活のなかからテーマを与えるので、各自が準備した 資料を基に発表し合いながら授業を進める。 授業計画:1.ガイダンス、生活支援とは 16.「食べる」ことの意義と目的 17.「食べる」こととこころとからだ 2.生活支援における技術演習①(被服構成) 18. 身体機能と栄養1 3.生活支援における技術演習②(被服縫製) 19. 身体機能と栄養2 4.生活支援における技術演習③(被服縫製) 20. 食文化と食生活の変化 5.生活支援における技術演習④(被服縫製) 21. 食品の購入と選択 6.生活支援における技術演習⑤(被服縫製) 22.食品の成分と保存・管理・食品衛生について 7.生活支援における技術演習⑥(被服縫製) 23.調理と食事計画 8.生活支援における演習⑦(被服の着脱) 24.主な調理操作と調味の仕方 9.生活支援における演習⑧(寝具と寝衣) 25.高齢者と食生活 10.生活支援における演習⑨(繊維の形態観察) 26.身体機能障害者と食生活 11.生活支援における演習⑩(繊維の鑑別) 27.生活習慣病と食生活1 12.生活支援における演習⑪(洗濯) 28.生活習慣病と食生活2 13.生活支援における演習⑫(しみ抜き) 29.生活習慣病と食生活3 14.生活支援における演習⑬(繊維製品の取扱) 30.障害者の調理器具、食器等と全体のまとめ 15.まとめ 評価方法:前期:出席状況、課題やレポート、受講態度の結果で総合的に判断する。 後期:提出物や受講態度(50%)、発表(50点)により評価する。 教 科 書:前 期:新・介護福祉士養成講座第6巻「生活支援技術Ⅰ」中央法規 後期:必要に応じて資料を配付する 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:理論と実践を結びつけて、衣生活の視点を高める努力を心がけて欲しい。 (準備学習を含む) 与えられたテーマの中から各自選び内容をまとめて資料をつくり発表する。 177 生活福祉専攻 総合福祉学科 評価方法:前期:出席状況、受講態度、レポート(30点) 、期末試験(70点)により評価を行う。 後期:受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度等) (30点)、演習中の課題(30点)、演習課題のまとめ(40点)、6回以上の欠席は「停止」扱いとする。 教 科 書:前期:『形態別介護技術』黒澤貞夫(編) (メヂカルフレンド社) 後期: 特に指定しない。 参 考 書:授業内で適宜紹介・配布する。 履修上の注意点: 事例検討とそれに伴うレポート課題があるので、休まず出席すること。 (準備学習を含む) 意欲的参加を望む。 授業科目 生活支援技術専門演習C 担当教員 早坂 聡久・安彦 滋夫 対象学科・学年:生福3年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標:<前期> ハードウェアとしての「住宅」の基本的役割とともに、そこで営まれる生活を焦点化する「居住」の意味を理解する。 個々人のライフステージに応じて求められる住宅の機能を具体的な事例を通して学ぶとともに、介護ニーズをもつ高齢者や障害者に対する建築的障壁を 除去するための手法(ハウスアダプテーション)について理解する。 生活の継続性を支援する援助方法を理解する。 これからの社会福祉施設の役割と機能について理解する。 <後期> 現代的社会福祉事業の理解と民間事業者による福祉サービスの優位性と必然性を理解し、「シルバーサービス」と称されるものが社会福祉理念の上に成立 していることを理解するとともに本講を通じて、社会福祉事業についての多様化を理解する。 授業概要:<前期> 「衣・食・住」と「医・職・住」。双方に共通する「住」を切り口として、生活の基盤となる「住い」の意味と役割について考察することを本演習の課題 とする。そのうえで、社会福祉専門職ととしての支援方法について具体的事例を通して考察する。また、実践事例の紹介、時事的ニュース、他領域と関連 する課題等を適時取り入れながら幅広く学習していく。 <後期> 福祉サービスが「公的サービス」であると称されてきた時代を終え、ますます多様化する高齢者のニーズに的確に応えるために、民間事業体、市民団体、 自治体等それぞれの特性を生かした、多様な供給システムを構築する時代を迎えている。もうひとつの福祉を捉えつつ、職業人としての社会福祉観を思考 する。 授業計画:1. 16.福祉サービスの現状視察①福祉機器等 「居住」と福祉の関わり 居住福祉の考え方 17.福祉サービスの現状視察②民間福祉サービス事業 2.「住宅」の役割を考えてみよう1 18.福祉サービスの現状視察③仙台フィンランド健康福祉センター 3.「住宅」の役割を考えてみよう2 19.社会福祉の変遷と発展 4.住宅問題の所在と居住問題の様相1 居住の安定性 20.介護保険制度とシルバーサービス① 5.住宅問題の所在と居住問題の様相2 高齢期の住まい 21.介護保険制度とシルバーサービス① 6.住宅問題の所在と居住問題の様相3 障害者の住まい 22.シルバーサービスとは 7.建築的障壁の所在とバリアフリー1 8.建築的障壁の所在とバリアフリー2 23.民間福祉サービスの定義と領域 9.住宅改修から居住環境改善へ1 24.人口バランス、高齢社会とニーズの増大 10.住宅改修から居住環境改善へ2 25.民間福祉サービスの振興施策と民間部門の役割・必要性 11.住み替えという選択肢の考え方 26.民間福祉サービス事業の展開 12.施設に住まうことの意味1 27.福祉市場の概況 13.施設に住まうことの意味2 28.福祉市場の規模と特性 14.ソーシャルワークと居住福祉 29.福祉ニーズの発掘と展開 15.補論と総括 30.社会福祉の究極的理解 生活福祉専攻 総合福祉学科 評価方法:出席状況(40%) 、授業内提出物(40%)、試験及びレポート(20%)に基づいて評価する。 教 科 書:<前期> 演習時にプリントを配布する。 <後期> 特に指定しない。適宜プリントを配布する。 参 考 書:<前期> 山本美香編『臨床に必要な居住福祉』弘文堂、2008 <後期> 適宜、紹介する。 履修上の注意点:<前期> ディスカッションを通した演習であるため積極的姿勢で臨んでもらいたい。 (準備学習を含む) <後期> 受講はじめの認識と終了時の思い、考えを明確にしてほしい。 授業科目 ソーシャルワーク論D 担当教員 廣庭 裕 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1.相談援助における人と環境との交互作用に関する理論について理解する。 2.相談援助の対象と様々な実践モデルについて理解する。 3.相談援助の事例の分析や意義・方法について理解する。 授業概要:1.相談援助における人と環境との交互作用に関する理論について理解する。 2.相談援助の対象と様々な実践モデルについて理解する。 3.相談援助の事例の分析や意義・方法について理解する。 授業計画:1 .ガイダンス 相談援助の理論と実際(社会資源の活用・調整・開発を含む) 2.理論と実践モデル アプローチ 3.理論と実践モデル アプローチ 4.理論と実践モデル アプローチ 5.理論と実践モデル アプローチ 6.理論と実践モデル アプローチ 7.理論と実践モデル アプローチ 8.理論と実践モデル アプローチ 9.スーパービジョンとコンサルテーション 10.スーパービジョンとコンサルテーション 11.スーパービジョンとコンサルテーション/ケースカンファレンス 12.ケースカンファレンス 13.個人情報の保護 14.通信技術の活用 15.事例研究 評価方法:発 言内容を基本とする授業への参加(出席ではない)10% レポート70% 課題発表20% 上記の3項目によって総合的に理解度をはかり、評価する。 *評価の対象は2/3以上の出席した者に限る。 教 科 書: 「相談援助の理論と方法Ⅱ」 福祉士養成講座編集委員会編集(中央法規出版) 参 考 書:参考書は別途授業の中で紹介する。 履修上の注意点:1 出来る限り、ソーシャルワーク入門、ソーシャルワーク論A・B・Cの事前履修をのぞむ。 (準備学習を含む) 2 受験対策的な講義はしない。ソーシャルワーカーとして必要な理論と技術の修得を目的とするので、 意欲を持って参加すること。 3 原則として、講義開始時間20分以降は教室への入室は認めない。 4 書籍は最新の版を用意すること 178 授業科目 開 医療ソーシャルワーク論Ⅰ○ 担当教員 廣庭 裕 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:発言内容を基本とする授業への参加(出席ではない)10% レポート70% 課題発表20% 上記の3項目によって総合的に理解度をはかり、評価する。 *評価の対象は2/3以上の出席した者に限る。 教 科 書:1 保健医療ソーシャルワーク実践1 社団日本社会福祉士会・社団日本医療社会事業協会 編 中央法規 2 保健医療ソーシャルワーク実践3 社団日本社会福祉士会・社団日本医療社会事業協会 編 中央法規 参 考 書:1 保健医療ソーシャルワーク実践2 社団日本社会福祉士会・社団日本医療社会事業協会 編 中央法規 2 社会福祉士養成講座「保健医療サービス」中央法規出版 履修上の注意点:1 原則として、講義開始時間20分以降は教室への入室は認めない。 (準備学習を含む) 2 受験対策的な講義はしない。保健・医療分野のソーシャルワーカーを志望する学 生の履修を望みます。 3 関係する社会的なニュースに関心を寄せ、自分の考えをもって参加して下さい 4 書籍は最新の版を用意すること 授業科目 開 医療ソーシャルワーク論Ⅱ○ 担当教員 廣庭 裕 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 保健医療分野におけるソーシャルワークについて、その制度、歴史を医療ソーシャルワーク論Iで学び、医 療ソーシャルワーク論Ⅱにおいては実践課題の理解を深めることを到達目標とする。 具体的には、医療ソーシャルワークの理念と今日的課題・意義を検証するとともに、学生の自己覚知・適性 の自己理解を深めることを目指す。 授業概要: 医療ソーシャルワーク論Iを踏まえ、患者の権利を基本において医の倫理とソーシャルワークの関係を明ら かにする。次に生活障害の総合的な理論と個別の疾患が生活に及ぼす影響を理解する。その上で、ソーシャルワー クの専門性を医療の場や地域で発揮するための適切な連携や協働が出来るスキルの獲得を目指す。最後に医療 ソーシャルワーク実践の評価の重要性と具体的方法を学ぶ。 8.救急医療とソーシャルワーク 授業計画:1.ガイダンス/医の倫理 2.生命倫理とソーシャルワーカー 9.在宅および高齢者の医療とソーシャルワーク 3.医療における人の尊厳と権利 10.小児科医療とソーシャルワーク 4.医療ソーシャルワーカーの歴史と業務 11.専門職との連携 5.医療ソーシャルワーカーの業務内容 12.地域の社会資源との連携 6.生活障害とソーシャルワーク/慢性疾患とソーシャ 13.連携と協働-保健医療領域ルワーク 14.地域医療における連携・協働 7.精神障害とソーシャルワーク 15.実践の評価・記録 評価方法:発言内容を基本とする授業への参加(出席ではない)10% レポート70% 課題発表20% 上記の3項目によって総合的に理解度をはかり、評価する。 *評価の対象は2/3以上の出席した者に限る。 教 科 書:1.改訂 保健医療ソーシャルワーク実践2 社団日本社会福祉士会・社団日本医療社会事業協会編 中央法規 2.改訂 保健医療ソーシャルワーク実践3 社団日本社会福祉士会・社団日本医療社会事業協会編 中央法規 参 考 書:1 .改訂 保健医療ソーシャルワーク実践1 社団日本社会福祉士会・社団日本医療社会事業協会編 中央法規 2.社会福祉士養成講座シリーズ「保健医療サービス」中央法規出版 履修上の注意点:1 原則として、講義開始時間20分以降は教室への入室は認めない。 (準備学習を含む) 2 受験対策的な講義はしない。保健・医療分野のソーシャルワーカーを志望する学生の履修を望みます。 3 関係する社会的なニュースに関心を寄せ、自分の考えをもって参加して下さい 4 書籍は最新の版を用意すること 179 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標: 保健医療分野におけるソーシャルワークについて、医療とはなにか、各種制度や歴史を学 ぶ。具体的には、医療記述の進展と医療を取り巻く制度の変化の中における、ソーシャルワー カーの存在や役割を理解することを目指す。 授業概要:⑴保健・医療・福祉の歴史と動向を学ぶ ⑵歴史や動向から保健医療分野におけるソーシャルワーカーへの役割と期待を学ぶ ⑶制度や診療報酬の内容について学ぶ 授業計画:1.ガイダンス 8.予防医療 2.保健医療分野のソーシャルワークの歴史 9.医療環境の変貌とソーシャルワーク と動向 10.医療ソーシャルワーカー業務指針 3.医療と社会・経済 11.医療機関 4.医療保険制度と医療システム 12.医療機関の機能とソーシャルワーク実践 5.保健医療サービスの提供と経済的保障 13.組織と業務管理 6.医療政策と介護保険 14.保健医療サービスの専門職の役割 7.今日の医療状況と医療情報を巡る諸問題 15.保健・医療・福祉関連法・制度" 授業科目 社会福祉調査論 担当教員 志水田鶴子 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:後期 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標:①社会福祉調査の基本的性格を理解する ②社会福祉のニーズを把握する方法としての調査法の意義を理解する ③社会福祉ニーズを把握し、基礎的な社会福祉調査の設計ができる。 ④質的・量的調査の方法について理解し、実践に必要な知識と技術を身に付ける ⑤社会福祉調査における個人情報の保護や倫理について理解する 授業概要: 本講義ではソーシャルワークの一つである社会福祉領域における調査方法について理解を深めること を目的とし進めていきます。 1.社会福祉調査法の意義と目的及び方法の概要について理解する 2.統計法の概要、社会福祉調査における倫理や個人情報保護について理解する 3.量的調査の方法及び質的調査の方法について理解する 授業計画:① 社会福祉調査の意義と目的 ② 統計法の概要を理解し、社会福祉領域における活用方法を学ぶ ③ 社会福祉サービスにおける評価の必要性を理解する 外部評価、第三者評価等 ④ 科学的調査研究方法とは何か(質的調査) ⑤ 科学的調査研究方法とは何か(量的調査) ⑥ 調査研究の用語の理解と倫理 ⑦ 実証研究のための研究デザイン① ⑧ 実証研究のための研究デザイン② ⑨ 測定の方法 ⑩ 社会福祉調査の実際① 調査票の作り方 ⑪ 社会福祉調査の実際② プレ調査の実施 ⑫ 社会福祉調査の実際③ 集計と結果の分析方法 ⑬ 社会福祉調査の実施にあたってのITの活用方法 ⑭ 調査票等における個人情報の取り扱い方 ⑮ まとめ 評価方法:試験評価します。評価の対象となるのは6回以上欠席した学生は試験を受けることができません。 教 科 書:ソーシャルワーカーのための社会福祉調査法 ミネルヴァ書房 平山尚 武田丈他 参 考 書:適宜指示します 履修上の注意点:1.福祉専門職を志望する学生の履修を希望します。2.原則として遅刻や欠席は認めません。 (準備学習を含む) 授業科目 就労支援論Ⅰ 担当教員 大坂 純 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 相談援助活動において必要とされる各種の就労支援制度について理解し、就労支援に係る 組織や団体との連携についての理解を深めることを目的とする。就労の実態を把握したうえ で、相談援助活動における専門的知識と、社会福祉士の役割について、理解を深めることを 目標とする。 授業概要:1 就労支援に係る組織、団体及び専門職について理解する 2 就労支援分野との連携について理解する。 授業計画:1.ガイダンス 2.働くことの意味と社会福祉士の役割 3.現代の労働を取り巻く状況 4.職業リハビリテーションの視点 5.キャリア発達の理論 6.就労支援の現状 7.就労支援の歴史と展開 8.就労支援の過程と手法 9.職場の環境整備と調整 10.障害者と就労支援① 11.障害者と就労支援② 12.障害者と就労支援③ 13.障害者と就労支援④ 14.ジョブコーチ① 15.ジョブコーチ② 評価方法:授業への参加(出席ではない)10% レポート(2回)40% 課題発表50% 上記の3項目によって総合的に理解度をはかり、評価する。 評価の対象となるのは2/3以上の出席した者に限る。 教 科 書:1.社会福祉士養成講座シリーズ 就労支援サービス 中央法規出版 *新年度版を指定する 2.「職業リハビリテーション学 キャリア発達と社会参加に向けた就労支援体系」改訂第 2版 松為信雄・菊地恵美子編集 2006.1 協同医書出版社 参 考 書:参考図書・文献はガイダンス時にリストを配布する。 履修上の注意点:1 ソーシャルワーカーとして必要な、理論と技術の習得を目的とするので、意欲を (準備学習を含む) 持って参加すること。 2 原則として、講義開始時間20分以降は教室への入室は認めない。 180 授業科目 社会福祉援助技術演習Ⅱ 担当教員 白川・志水・廣庭 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:通年 評価方法:原則として、ゼミの準備と報告で80%、残り20%は提出物(レポート等)で評価します。 教 科 書:担当教員の指示に従うこと。 参 考 書:担当教員の指示に従うこと。 履修上の注意点: この科目は、社会福祉士国家試験受験資格取得のための「指定科目」です。演習内容は「指定科目」の設定 (準備学習を含む) 内容になりますので、予習・復習が不可欠です。 授業科目 精神保健福祉論Ⅲ 担当教員 谷中 輝雄 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1.障害者福祉の理念と意義及び障害者基本法等全ての障害者に共通の福祉施策の概要について理解さ せる。 2.精神障害者の人権について理解させる。 3.精神保健福祉士の理念、意義、対象について理解させる。 4.精神障害者に対する相談援助活動等を理解させる。 5.精神保健福祉法、精神保健福祉士法等障害者に関する法律の意義と内容を理解させる。 6.精神保健福祉施策の概要について理解させる。 7.精神保健福祉の関連施策について理解させる。 授業概要:1.障害者福祉の理念と意義・障害者基本法等に共通の福祉施策 2.精神障害者の人権 3.精神保健福祉士の理念、意義、対象 4.精神障害者に対する相談援助活動 5.精神保健福祉法、精神保健福祉士法 6.精神保健福祉施策の概要 7.精神保健福祉の関連施策 9.関連法の概要 授業計画:精神保健福祉論Ⅱをふまえて、 以下の内容を展開する。 1.オリエンテーション 10.保健医療制度 2.精神保健福祉法の意義と変遷 11.雇用・就労 3.精神保健福祉法 12.所得補償制度 4.精神保健福祉士法 13.経済負担の軽減 5.精神保健福祉に関する行政組織 14.生活環境の改善 6.精神保健福祉にかかわる公費負担制度 15.まとめ 7.精神保健福祉施策の課題 8.社会復帰施策の現状と課題 評価方法:学習のふりかえりとレポート(40%) 、実地研修(30%)、出席(30%)に基づいて評価する。 教 科 書:新・精神保健福祉士養成講座、 「編集」日本精神保健福祉士養成校協会『精神保健福祉論』 (中央法規出版) 参 考 書:浅野弘毅著『精神医療論争史』 (中央法規出版) 大熊一夫著『精神病院を捨てたイタリア捨てない日本』(岩波書店) 履修上の注意点:6単位、3年次の前期まで連続講義である。欠席しないこと。与えられた課題を遂行すること。 (準備学習を含む) 181 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標:①総合的かつ包括的な援助技術及び地域福祉の基盤整備と開発に係る具体的な相談援助事例を体系的にとりあげること。 ②個別指導並びに集団指導を通して、具体的な援助場面を想定した実技指導(ロールプレイング等)を中心とする演習 形態により行うこと。 授業概要: この演習は、事例研究を中心に行います。その中で展開過程の確認を行い、より専門的なコンピテンスを習得し、合 わせて、社会福祉士養成の指定科目として求められる総合福祉実習Ⅲ(相談援助実習)の成果の共有を行います。 授業計画:以下に示すのは指定科目の内容として求められているものである。 どのように組み立てるかは実習との関連の関連もあり、 担当教員の指示に従うこと。 1.展開過程論(10回分程度) (ア)インテーク (イ)アセスメント (ウ)プランニング (エ)支援の実施 (オ)モニタリング (カ)効果測定 (キ)終結とアフターケア 2.相談援助の技術(10回分程度) (ア)アウトリーチ (イ)チームアプローチ (ウ)ネットワーキング (エ)社会資源の活用・調整・開発 (オ)サービスの評価 3.具体的な課題別の相談援助事例の検討(10回分程度) (ア)社会的排除 (イ)虐待(児童・高齢者) (ウ)家庭内暴力(D.V) (エ)低所得者 (オ)ホームレス (カ)その他の危機状態にある相談援助事例(権利擁護を含む。) 授業科目 精神医学Ⅰ 担当教員 鈴木章市・鈴木美穂・白木澤史子 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:前期 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標:精神医学で用いる主要な概念について理解する。 授業概要:精神医学及び精神科医療の歴史的経緯と現状及び展望について主に臨床的観点から概説する。 精神保健福祉士の資格取得に必要な精神保健、精神症候学、診断学等についての基礎を修得 する。 一部、精神医学Ⅱとの関連で各論も導入する。 授業計画:1.オリエンテーション・精神医学概論 ∼精神医学とは何か∼ 2.精神医学・精神科医療の歴史 3.精神科医療の現状 ∼病院精神科医療と地域精神科医療∼ 4.精神の発達と精神保健 5.精神医学の神経科学的基礎 6.精神症候学 ∼様々な精神症状について∼ 7.精神症候学(2) 8.ケース検討 9.精神医学的診断学 10.心理的アセスメントとアプローチ 11.精神保健福祉法と司法精神医学 12.器質因による精神障害 ∼認知症、てんかん、神経疾患、症状性精神障害∼ 13.器質因による精神障害 ∼アルコール・薬物関連障害∼ 14.まとめ 15.筆記試験 評価方法:評価は出席状況及び筆記試験による。 教 科 書: 『精神医学 第1巻』精神保健福祉士養成セミナー編集委員会編(へるす出版) 参 考 書:授業中に適宜紹介する。 履修上の注意点:後期の精神医学Ⅱと併せて受講すること。 (準備学習を含む) 授業科目 精神医学Ⅱ 担当教員 北脇 雅之 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:精神保健福祉士の資格試験に必要な各疾患の基本的知識の修得。 授業概要:臨床の場で日常関わることが多い精神科疾患を紹介し、基本的知識と治療、実践について紹 介する。 授業計画:1.精神疾患の分類 2.神経症性障害・ストレス関連障害 3.摂食障害 4.パーソナリティー障害 5.統合失調症およびその類縁疾患(1) 6.統合失調症およびその類縁疾患(2) 7.気分障害 8.児童青年期精神医学(1) 9.児童青年期精神医学(2) 10.精神科治療(1) 11.精神科治療(2) 12.精神科治療(3) 13.レポート返却 14.まとめ 15.筆記試験 評価方法:出席とレポート及び筆記試験による 教 科 書:精神医学Ⅰ参照 参 考 書:精神医学Ⅰ参照 履修上の注意点: (準備学習を含む) 182 授業科目 精神科リハビリテーション学Ⅰ 担当教員 谷中 輝雄 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:後期 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標:1 .精神科リハビリテーションの概念について理解させる 2.精神科リハビリテーションの構成について理解させる 3.精神科リハビリテーションのプロセスと技法について理解させる 授業概要:1.精神科リハビリテーションの歴史 2.精神科リハビリテーションの理念と意義 3.精神科リハビリテーションの基本原則と技法 4.わが国における精神科リハビリテーションの現状 5.諸外国における精神科リハビリテーションの現状 6.精神科リハビリテーションの構成 7.精神科リハビリテーションのプロセスと技法 授業計画:1.わが国における精神科リハビリテーションの実際 ①1960年代 病院内リハビリテーション ②1970年代 公設リハビリテーションと民間の活動 ③1980年代 共同作業所 ―草の根運動― ④1990年代 社会復帰施設の誕生 ⑤2000年代 地域リハビリテーションの活動 2.諸外国における精神科リハビリテーション ①イタリア・トリエステとベローナの取り組み ②イギリス・ケンブリッジ 病院から地域移行とケアマネージメント ③アメリカ・マジソン市におけるACTの活動と展開 ④カナダ・バンクーバーとトロントにおける活動 ⑤アメリカ・ザ・ヴィレッジにおけるケースマネージメント 3.精神科リハビリテーションの構成とプロセス ①精神科リハビリテーションとその関連活動 ②精神保健福祉士の役割 ③精神科リハビリ計画とそのアプローチ 4.精神科リハビリテーションの理念と原則 ①精神科リハビリテーションの定義とその意義 ②精神科リハビリテーションの基本原則 ③精神科リハビリテーションの技法 評価方法:学習のふりかえりとレポート(70%) 、出席(30%)に基づいて評価する。 教 科 書:新・精神保健福祉士養成講座『精神科リハビリテーション学』 (中央法規出版) 参 考 書: 「精神障害者の社会復帰」寺谷隆子編(中央法規出版) 履修上の注意点:出席をし、与えられた課題を遂行すること。 (準備学習を含む) 授業科目 精神保健福祉援助技術総論 担当教員 大坂 純 対象学科・学年:総福2年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標: 社会福祉専門職の資格制度化の過程を理解し、精神保健福祉士資格制定の経緯を学ぶ。その上でソーシャルワーカーとして精神 保健福祉士が行う支援活動の意義・目的・価値・原則を理解する。また、精神障害者の特質を視野に入れた、精神障害者の生活支 援のため必要とされる技術を学び理解を深める 授業概要:1.精神保健福祉支援活動における社会福祉専門職及び精神保健福祉士の役割と意義を学ぶ 2.精神保健福祉支援活動の意義と目的・価値・原則を学ぶ 3.精神保健福祉支援活動における支援の技術の体系を学ぶ 4.精神保健福祉支援活動を支える技術の展開する為の背景を学ぶ 授業計画:1.ガイダンス 16.関連援助技術の内容と機能⑶ 2.福祉専門職および精神保健福祉士の役割と意義 17.関連援助技術の内容と機能⑷ 3.精神保健福祉援助活動の内容と機能 18.ライフサイクルに伴う専門的援助活動⑴ 4.精神保健福祉援助活動の形成と発展 −日本と海外− 19.ライフサイクルに伴う専門的援助活動⑵ 5.精神保健福祉援助活動 −目的と価値/原則− 20.地域生活における専門的援助活動⑴ 6.精神保健福祉士の倫理と権利擁護 21.地域生活における専門的援助活動⑵ 7.精神保健福祉援助活動・技術の展開 22.地域生活における専門的援助活動⑶ 8.精神保健福祉技術の定義と概念 23.地域生活における専門的援助活動⑷ 9.直接援助技術の内容と機能⑴ ケースワーク 24.就労支援における専門的援助活動⑴ 10.直接援助技術の内容と機能⑵ グループワーク 25.就労支援における専門的援助活動⑵ 11.間接援助技術の内容と機能⑴ 26.関連領域における専門的援助活動 12.間接援助技術の内容と機能⑵ 27.当事者との協働⑴ パートナーシップ 13.間接援助技術の内容と機能⑶ 28.当事者との協働⑵ コンシューマー 29.当事者との協働⑶ 市民活動 14.関連援助技術の内容と機能⑴ 30.当事者との協働⑷ チームアプローチ 15.関連援助技術の内容と機能⑵ 評価方法:授業への参加(出席ではない)10% レポート(2回)40% 課題発表50% 上記の3項目によって総合的に理解度をはかり、評価する。 *評価の対象となるのは2/3以上の出席した者に限る 教 科 書:1 養成講座シリーズ 精神保健福祉援助技術総論 精神保健福祉士養成講座編集委員会 編集 中央法規出版 *新年度版を指定する 参 考 書:1.精神保健福祉用語辞典 社団精神保健福祉士協会/日本精神保健福祉学会・中央法規 2.精神保健福祉論 大熊由紀子編著・ミネルヴァ書房 3.社会福祉用語辞典 中央法規出版編集・中央法規出版 4.三訂 精神保健福祉法詳解 精神保健福祉研究会=監修・中央法規出版 5.精神保健福祉白書2011年版[流動化する障害福祉施策] 精神保健福祉白書編集委員会=編集・中央法規出版 6.社会福祉の動向2010 社会福祉の動向編集委員会=編集・中央法規出版 履修上の注意点:1 保健・医療・福祉分野のソーシャルワーカーとして必要な、理論と技術の習得を目的とするので、意欲を持って参 (準備学習を含む) 加すること。 2 原則として、講義開始時間 20 分以降は教室への入室は認めない 183 授業科目 総合福祉実習Ⅳ-A基礎論 担当教員 大坂 純・半田芳吉・郡山昌明 対象学科・学年:総福4年 単位数:3 開講時期:通年 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標: 本科目は、4年次夏期に行われる総合福祉実習Ⅳ−Aとは一対を成すものである。授業の内容は、事前学習、実習、事後学習か らなる。実習が単なる資格取得のための実習ではなく、学生が主体となって実習計画を立て、事前学習、実習中、事後学習を通し て、 学生自身の気づき から精神障害者の抱える 生活のしづらさ 、精神障害者に対する支援方法について考察し、理解を深め ていくためのものである。また、実習先の法的な位置づけ、事業内容、役割などについても理解を深める。 本科目では、学生の精神保健福祉士に必要な知識と技術の獲得のため、実習が学生にとって有意義なものとなるために以下の項 目を学習の達成目標とする。 1.事前学習では、精神保健福祉士としての必要な知識及び技術ならびに関連知識を深める。 2.実習期間中では、学生へのスーパーバイズを通して、精神障害者に対しての支援技術や技法を展開する視点や方法について、 ストレングス、エンパワメント、リカバリーといった援助観を基本としつつ、学生自身が自ら考え、主体的に行動することがで きるようになる。 3.事後指導では、実習を振り返り、自分自身の課題を明らかにすることができる。 実習報告会を通し、プレゼンテーション技術を身につけられる。 授業概要:1.現場体験を通して精神保健福祉士としての必要な知識及び技術ならびに関連知識の理解を深める。 2.精神保健福祉士として必要な知識及び技術並びに関連知識を実際に活用し、精神障害者に対する相談援助及びリハビリテーショ ンについて必要な資質・能力・技術を修得する。 3.職業倫理を身につけ、専門職としての自覚に基づいた行動が出来るようにする。 4.具体的な体験や援助活動を、専門的援助技術として概念化し体系だてていくことができる能力を涵養する。 5.関連分野の専門職との連携のあり方を理解する。 授業計画: 精神病院等保健・医療施設及び社会復帰施設等社会福祉施設における精神障害者援助実習には、精神障害者のプライバシーに十 分配慮しつつ、下記の内容を必ず含めることとする。 1.実習オリエンテーション 2.実習先確定 3.実習計画書作成 4.実習指導者・実習指導講師からの実習内容の確認と事前指導 5.実習先での事前指導 6.配属実習(180時間以上・24日以上、巡回指導は、実習担当教員及び実習指導講師が行う) 7.総合福祉実習Ⅳ−A(精神保健福祉援助実習)のまとめ 8.総合福祉実習Ⅳ−A 報告書作成 9.実習報告会の準備と実施 10.全体総括 評価方法:出 席日数、実習計画書、実習日誌、実習報告書、学生の実習への取り組み姿勢等と、実習機関及び実習指導講師からの意見などを 総合して評価を行う。 教 科 書:精神保健福祉士養成講座『精神保健福祉援助実習』 (中央法規出版) 『社会福祉援助技術現場実習・精神保健福祉援助実習 手引き』(本学作成) 参 考 書:精 神保健福祉白書編集委員会編集「精神保健福祉白2011年版(流動化する障害福祉施策) 」中央法規出版 日本精神保健福祉士協会 日本精神保健福祉学会編集「精神保健福祉用語辞典」中央法規出版 社会福祉の動向編集委員会「社会福祉の動向」中央法規出版 履修上の注意点:出 席日数の不足や課題などの未提出により評価が出来ない時には、参加は不可とする。 (準備学習を含む) 授業科目 精神保健福祉援助演習 担当教員 半田芳吉・大坂 純・郡山昌明 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:通年 学習の到達目標: 本科目は、精神保健福祉援助技術の諸理論(理論モデル)に基づいた支援をしていくためのスキルを身につ けることを目標とするものである。また、科目の位置づけとしては、精神保健福祉分野の講義科目で学んだ専 門的な知識・理論と現場実習とをつなぐ重要な役割を持っている。以上のことから、精神障害者への支援が「知 識」のみにとどまらないためにも、この演習において、社会福祉の価値観に基づいた知識と技術を獲得してお かなければならない。 本科目では、以下の項目を挙げ、「実践していく力」を身につけることを学習の到達目標とする。 1.演習形態により、具体的に当事者と面接をするなかで、精神保健福祉士の専門的援助技術およびリハビリテー ション技法についての理解を深め、「実践できる力」を身につける。 2.精神障害者に対しての支援技術や技法を展開する視点や方法について、ストレングス、エンパワメント、 リカバリーといった援助観の理解を深める。 3.学生自身が自分自身で学習し、考え、主体的に行動する態度を涵養することを目標とする。 授業概要:1.精神保健福祉士の専門的援助技術及びリハビリテーション技法について、実技指導を中心する演習形態に より具体的事例を取り上げ、個別指導及び集団指導を通して、その精度を高めつつ修得させる。(学生自身が 積極的に報告し、議論しあう形で事例研究およびロールプレイ等を行う) 2.学生自身が自分自身で学習し、考え、主体的に行動する態度を養成する。 授業計画:1.実習前においては、少なくても精神病院等保健・医療施設及び社会復帰施設等福祉施設における精神障害 者援助技術のモデル的な事例を取り上げ、講義の内容を深め、実習の教育効果が上がるようにする。 2.演習を通して援助関係の実際及びチーム医療の実践を身につけるようにする。 3.実技指導、1)面接実技指導、2)記録実技指導、3)集団実技指導、4)評価・効果測定実技指導 4.精神保健福祉士としての、職業倫理について理解を身につけるようにする。 5.実習後においては、実習総括をふまえて、精神障害者に対する援助技術及びリハビリテーション技法をよ り深めて身につけさせるようにする。 評価方法:演 習であるから、授業への参加(出席ではない)状況・報告・討論といった日常的な参加状況などにより、総 合的に評価する。 教 科 書:精神保健福祉士養成講座『精神保健福祉援助演習』 (中央法規出版) 参 考 書:適宜、授業の中で紹介する。 履修上の注意点:この演習は、連続した学習展開により体得するものである。また、実習と密接に関連し、実習の内容を (準備学習を含む) 深めるための必修の授業である。出席不足等により評価ができないときには、体験学習、配属実習には 参加させないこととする。 1.実習・実習指導と演習の関係については、オリエンテーション及び授業の中で説明をする。 2.担当教員の割り振りについては、原則として学生の希望を優先するが、適正な人数になるよう調整 は行う。 3.原則として、欠席・遅刻は認めない 184 授業科目 精神保健福祉援助技術各論Ⅰ 担当教員 大坂 純 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:授業への参加(出席ではない)10% レポート(2回)40% 課題発表50% 上記の3項目によって総合的に理解度をはかり、評価する。 *評価の対象となるのは2/3以上の出席した者に限る 教 科 書:1 養成講座シリーズ 精神保健福祉援助技術各論 精神保健福祉士養成講座編集委員会 編集 中央法規出版 *新年度版を指定する 参 考 書:1.精神保健福祉用語辞典 社団精神保健福祉士協会/日本精神保健福祉学会・中央法規 2・精神保健福祉論 大熊由紀子編著・ミネルヴァ書房 3.社会福祉用語辞典 中央法規出版編集・中央法規出版 4.三訂 精神保健福祉法詳解 精神保健福祉研究会=監修・中央法規出版 5.精神保健福祉白書2011年版[流動化する障害福祉施策] 精神保健福祉白書編集委員会=編集・中央法規出版 6.社会福祉の動向2010 社会福祉の動向編集委員会=編集・中央法規出版 *参考図書・文献はガイダンス時にリストを配布する。 履修上の注意点:1 保健・医療・福祉分野のソーシャルワーカーとして必要な、理論と技術の習得を目的とするので、意欲を持っ (準備学習を含む) て参加すること。 2 原則として、講義開始時間20分以降は教室への入室は認めない 授業科目 精神保健福祉援助技術各論Ⅱ 担当教員 大坂 純 対象学科・学年:総福3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 当事者に対する実践の基本的な方法論を学習して、当事者のニーズに基づいたソーシャルワークを展開する実践家に なるための基本的技術と視点を得ることを目的とする。支援対象が精神障害者にとどまらず、ソーシャルワーク支援を 必要とするすべての人たちに対しても、効果的な支援を行なうために求められる保健・福祉における全般的な知識や技 術の習得に加えて、精神障害者支援におけるスペシフィックな理論や視点、方法を学ぶことも含まれる。 授業概要: 本講義では精神保健福祉援助実践に必要な精神保健福祉援助技術・方法について理解を深め、精神保健福祉分野にお ける地域援助技術、ケアマネジメント等について理解するとともに、精神障害者やその家族、精神障害者を取り巻く地 域を対象とした援助技術・方法についても理解する。また、精神障害者の地域生活支援の方法として関連するケアマネ ジメントやネットワーキングについても習得を目指す。 わが国の精神保健福祉の現状を踏まえ、精神科医療におけるチーム医療や、生活者の視点に立った精神障害者に対す る援助のあり方を、多面的・多角的に思考し、実践する能力を養うための基礎づくりになることをねらいとする。 9.チームアプローチおよびネットワークの展開と実際① 授業計画:1.ケアマネジメント 10.チームアプローチおよびネットワークの展開と実際② 2.ケアマネジメントの展開過程① 11.障害福祉計画の作成方法と進行管理/基本指針の考え方とニー 3.ケアマネジメントの展開過程② ズ調査 4.ケアマネジメントの実際① 12.障害福祉計画の作成過程/計画の進行管理と評価 5.ケアマネジメントの実際② 13.精神保健福祉士の共通技術 6.チームアプローチと連携① 14.契約・介入/面接/記録 7.チームアプローチと連携② 15.スーパービジョン/評価(効果測定) 8.コンサルテーションの展開と実際 評価方法:授業への参加(出席ではない)10% レポート(2回)40% 課題発表50% 上記の3項目によって総合的に理解度をはかり、評価する。 *評価の対象となるのは2/3以上の出席した者に限る 教 科 書:1 養成講座シリーズ 精神保健福祉援助技術各論 精神保健福祉士養成講座編集委員会 編集 中央法規出版 *新年度版を指定する 参 考 書:1. 精神保健福祉用語辞典 社団精神保健福祉士協会/日本精神保健福祉学会・中央法規 2. 精神保健福祉論 大熊由紀子編著・ミネルヴァ書房 3. 社会福祉用語辞典 中央法規出版編集・中央法規出版 4. 三訂 精神保健福祉法詳解 精神保健福祉研究会=監修・中央法規出版 5. 精神保健福祉白書2011年版[流動化する障害福祉施策] 精神保健福祉白書編集委員会=編集・中央法規出版 6. 社会福祉の動向2010 社会福祉の動向編集委員会=編集・中央法規出版 *参考図書・文献はガイダンス時にリストを配布する。 履修上の注意点:1 保健・医療・福祉分野のソーシャルワーカーとして必要な、理論と技術の習得を目的とするので、意欲を持っ (準備学習を含む) て参加すること。 2 原則として、講義開始時間20分以降は教室への入室は認めない 185 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標: 本講義では精神保健福祉援助実践に必要な精神保健福祉援助技術・方法について理解を深め、精神保健福祉分野にお ける個別援助技術、集団援助技術について理解するとともに、精神障害者やその家族、精神障害者を取り巻く地域を対 象とした援助技術・方法についても理解する。また精神障害者の地域生活支援の方法として関連するケアマネジメント やネットワーキングについても習得を目指す。 授業概要: わが国の精神保健福祉の現状を踏まえ、精神科医療におけるチーム医療や、生活者の視点に立った精神障害者に対す る援助のあり方を、多面的・多角的に思考し、実践する能力を養うための基礎づくりになることをねらいとする 授業計画:1.ガイダンス 2.個別援助技術(ケースワーク) 3.個別援助技術(ケースワーク)の展開過程 4.個別援助技術(ケースワーク)の実際① 5.個別援助技術(ケースワーク)の実際② 6.個別援助技術(ケースワーク)の実際③ 7.集団援助技術(グループワーク) 8.集団援助技術(グループワーク)の展開過程 9.集団援助技術(グループワーク)の実際① 10.集団援助技術(グループワーク)の実際② 11.集団援助技術(グループワーク)の実際③ 12.地域援助技術(コミュニティワーク) 13.地域援助技術(コミュニティワーク)の展開過程 14.地域援助技術(コミュニティワーク)の実際① 15.地域援助技術(コミュニティワーク)の実際② 授業科目 総合福祉実習指導Ⅲ 担当教員 白川・志水・廣庭 対象学科・学年:総福3年 単位数:3 開講時期:通年 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標:①相談援助実習の意義について理解する。 ②相談援助実習に係る個別指導並びに集団指導を通して、相談援助に係る知識と技術につい て具体的かつ実際的に理解し実践な技術を体得する。 ③社会福祉士として求められる資質、技能、倫理、自己に求められる課題把握等、総合的に 対応できる能力を習得する。 ④具体的な体験や援助活動を、専門的援助技術として概念化し理論化し体系立てていくこと ができる能力を涵養する。 授業概要: 前期は実習計画書の作成指導が主たる内容となります。後期は実習内容についての考察と その指導が主たる内容となります。 授業計画:次に掲げる事項について個別指導並びに集団指導を行うものとする。 ①相談援助実習と相談援助実習指導における個別指導及び集団指導の意義 ②実際に実習を行う実習分野(利用者理解を含む。)と施設・事業者・機関・団体・地域社 会等に関する基本的な理解 ③実習先で行われる介護や保育等の関連業務に関する基本的な理解 ④現場体験及び見学実習(実際の介護サービスの理解や各種サービスの利用体験等を含む。) ⑤実習先で必要とされる相談援助に係る知識と技術に関する理解 ⑥実習における個人のプライバシーの保護と守秘義務等の理解(個人情報保護法の理解を含 む。) ⑦「実習記録ノート」への記録内容及び記録方法に関する理解 ⑧実習生、実習担当教員、実習先の実習指導者との三者協議を踏まえた実習計画の作成 ⑨巡回指導 ⑩実習記録や実習体験を踏まえた課題の整理と実習総括レポートの作成 ⑪実習の評価全体総括会 評価方法:評価は、総合福祉実習Ⅲと連動させます。評価対象として、実習報告書、報告会の発表等を 課します。 教 科 書:担当教員の指示に従うこと。 参 考 書:担当教員の指示に従うこと。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 総合福祉実習Ⅲ 担当教員 白川・志水・廣庭 対象学科・学年:総福3年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標:①相談援助実習を通して、相談援助に係る知識と技術について具体的かつ実際的に理解し実践的 な技術等を体得する。 ②社会福祉士として求められる資質、技能、倫理、自己に求められる課題把握等、総合的に対応 できる能力を習得する。 ③関連分野の専門職との連携のあり方及びその具体的内容を実践的に理解する。 授業概要: 24日間以上・180時間以上の実習(日本社会福祉士会の例示によれば職場・職種・ソーシャルワー ク実習の3つの柱によって組み立てられる実習内容)が主たる内容となります。 授業計画:①学生等は次に掲げる事項について実習指導者による指導を受けるものとする。 ②相談援助実習指導担当教員は巡回指導等を通して、次に掲げる事項について学生等及び実習指 導者との連携調整を密に行い、学生等の実習状況についての把握とともに実習中の個別指導を 十分の行うものとする。 ア 利用者やその関係者、施設・事業者・機関・団体等の職員、地域住民やボランティア等との 基本的なコミュニケーションや人との付き合い方など円滑な人間関係の形成 イ 利用者理解とその需要の把握及び支援計画の作成 ウ 利用者やその関係者(家族・親族・友人等)との援助関係の形成 エ 利用者やその関係者(家族・親族・友人等)への権利擁護及び支援(エンパワメントを含む。) とその評価 オ 多職種連携をはじめとする支援におけるチームアプローチの実際 カ 社会福祉士としての職業倫理、施設・事業者・機関・団体等の職員の就業などに関する規定 への理解と組織の一員としての役割と責任への理解 キ 施設・事業者・機関・団体等の経営やサービスの管理運営の実際 ク 当該実習先が地域社会の中の施設・事業者・機関・団体等であることへの理解と具体的な地 域社会への働きかけとしてのアウトリーチ、ネットワーキング、社会資源の活用・調整・開発 に関する理解 評価方法:評 価は、総合福祉実習指導Ⅲと連動させます。評価対象は、実習先の評価、巡回指導時の評価等です。 教 科 書:担当教員の指示に従うこと。 参 考 書:担当教員の指示に従うこと。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 186 授業科目 介護福祉援助技術論A 担当教員 青柳 育子 対象学科・学年:生福4年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:授業出席状況50%、課題レポート・内容50%による評価 教 科 書: 「ニルスの国の高齢者福祉」藤原留美著(ドメス出版) 参 考 書: 「デンマークの高齢者が世界一幸せなわけ」(大月出版) 履修上の注意点:在宅介護現場の見学を行うので、授業計画の順番が変わる事がある。 (準備学習を含む) 受講者が5人以下の場合、開講しないことがある。 授業科目 介護福祉援助技術論B 担当教員 吉田 弘美 対象学科・学年:生福4年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 介護福祉士の専門性を高めるためのアセスメント能力について理解する。 授業概要: 介護のフィールドを根底にした援助技術とは何か、求められていることは何か、について 関連分野の理論を整理しながら、介護福祉援助技術論について深めていく。 利用者の生活支援では保健・医療・福祉の連携は不可欠であり、そのためには、関連職種 が共通の認識をもちながら、利用者を取り巻く状況を正しく理解し評価することが必要と なる。介護福祉士に求められているアセスメント能力を養うために、他分野の知識・技術 を含めて統合的に学んでいく。 授業計画:1 ガイダンス:介護福祉士の専門性とは何か 2 生活支援におけるADLとは何か 3 生活支援におけるADLの評価の実際 4 生活支援におけるIADLとは何か 5 生活支援におけるIADLの評価の実際 6 生活支援におけるQOLとは何か 7 生活支援におけるQOLの評価の実際 8 生活支援における福祉用具を活用する意義 9 ユニバーサルデザインとは 10 ユニバーサルデザインの評価方法 11 ユニバーサルデザインの評価の実際① <生活用品を例に> 12 ユニバーサルデザインの評価の実際② <生活用品の比較検討> 13 福祉用具の評価の実際① <車いすを例に> 14 福祉用具の評価の実際② <車いすの比較検討> 15 まとめ 評価方法:主体的な授業参加30点、演習・グループ学習への参加態度20点、レポート等の課題の提出状 況50点、により総合的に評価する。 教 科 書:特に指定しない。 参 考 書:適宜、紹介する。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 187 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標:1.事例を通して尊厳を支えるケアについて理解を深める。 2.「その人らしい生活」の支援について理解を深める。 授業概要:1.介護福祉の3年間の学びのを深めるものとするために、この科目では「その人らしい生 活」の支援について学ぶ。 2.在宅介護の理念、方法について介護保険制度やスウェーデン・デンマークの事例を通し て学ぶ。 3.在宅介護現場を見学する。 授業計画:1.わが国の介護の歴史 2.介護保険制度①少子高齢社会と介護保険 3.介護保険制度②在宅介護・施設介護 4.介護保険制度③ケアマネジメント 5.高齢者の住まい 6.ケアマネジメントの事例・多様な生活を支えるサービスの視点 7.ケアマネジメントの事例・高齢者夫婦世帯、高齢者独居世帯 8.スウェーデンの介護の現状を学ぶ① 9.スウェーデンの介護の現状を学ぶ②アンダーナースについて 10.デンマークの介護の現状を学ぶ 11.在宅介護現場の見学 12.在宅介護現場の見学 13.在宅介護現場の見学 14.見学レポート作成 15.まとめ 授業科目 介護福祉援助技術演習A 担当教員 青柳 育子 対象学科・学年:生福4年 単位数:2 開講時期:後期 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標:1.事例を通して尊厳を支えるケアについて理解を深める。 2.「その人らしい生活」の支援について理解を深める。 3.小論文作成 授業概要:1.介護福祉の3年間の学びのを深めるものとするために、この科目では「その人らしい生 活」の支援について学ぶ。 2.スウェーデンやデンマークの介護の現状を通して学ぶ。 3.多くの論文を講読し、介護福祉の課題を探る。 授業計画:1.「ニルスの国の高齢者福祉」我が家に住み続けたい 2.「ニルスの国の高齢者福祉」スウェーデンの地方自治 3.「ニルスの国の高齢者福祉」社会を健康にする 4.高齢者ケア関連論文の講読 5.高齢者ケア関連論文の講読・グループワーク 6.認知症ケア関連論文の講読 7.認知症ケア関連論文の講読・グループワーク 8.終末期ケア関連論文の講読 9.終末期ケア関連論文の講読・グループワーク 10.医療の領域の関連論文の講読 11.医療の領域の関連論文の講読・グループワーク 12.介護福祉援助技術Aのまとめ①計画書の作成 13.介護福祉援助技術Aのまとめ②資料収集について 14.介護福祉援助技術Aのまとめ③小論作成 15.まとめ 評価方法:授業出席状況50%、課題レポート・内容50%による評価 教 科 書: 「ニルスの国の高齢者福祉」藤原留美著(ドメス出版) 参 考 書: 「デンマークの高齢者が世界一幸せなわけ」(大月書店) 履修上の注意点:介護福祉援助技術論Aを履修したものが受講できる。 (準備学習を含む) 受講者が5人以下の場合、開講しないことがある。 授業科目 介護福祉援助技術演習B 担当教員 吉田 弘美 対象学科・学年:生福4年 単位数:2 開講時期:後期 期で学んだ介護福祉士の専門性を高めるためのアセスメント能力について演習を通して 前 理解を深めることができる。 授業概要: 介護のフィールドを根底にした援助技術とは何か、求められることは何か、について「介 護福祉援助技術論B」で学んだ講義の中で、福祉用具の評価方法について焦点をあて介護 福祉の現場では実際どのように展開されているのか、演習やフィールドワークにより検討 する。 授業計画:1 ガイダンス:前期の振り返りと今後の演習の進め方 2 福祉用具の概念 3 福祉用具の評価方法 <文献購読①> 4 福祉用具の評価と実際 <文献購読②> 5 車いすのデザイン 6 車いすのシーティング 7 車いすのメンテナンス 8 車いすの多様性の理解 <車いすスポーツなど> 9 フィールドワーク∼介護現場における評価の実際① 10 フィールドワーク∼介護現場における評価の実際② 11 フィールドワーク∼介護現場における評価の実際③ 12 フィールドワークのまとめ①(報告書の作成1) 13 フィールドワークのまとめ②(報告書の作成2) 14 フィールドワークのまとめ③(報告書の作成3) 15 フィールドワークのまとめ④(報告会) 学習の到達目標: 評価方法:主体的な授業参加30点、演習・グループ学習への参加態度20点、レポート等の課題の提出状 況50点、により総合的に評価する。 教 科 書:特に指定しない。 参 考 書:適宜、紹介する。 履修上の注意点:・前期に開講している「介護福祉援助技術論B」を履修した学生が本科目を履修できる。 (準備学習を含む) 188 授業科目 精神科リハビリテーション学Ⅱ 担当教員 谷中 輝雄 対象学科・学年:総福4年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:学習のふりかえり(30%)、レポート(40%)、出席(30%)に基づいて評価する。 教 科 書:新・精神保健福祉士養成講座『精神科リハビリテーション学』(中央法規出版) 参 考 書:適宜紹介いたします。 履修上の注意点:必要によって、資料を探し、まとめることを行います。 (準備学習を含む) 授業科目 開 福祉経営論Ⅰ○ 担当教員 中熊 靖 対象学科・学年:総福4年 単位数:2 開講時期:前期 祉サービスに係る組織や団体(社会福祉法人、医療法人、特定非営利活動法人、営利法人、市民団体、 福 自治会など)について理解する。 福祉サービスの組織と経営に係る基礎理論について理解する。 福祉サービスの経営と管理運営について理解する。 授業概要: 福祉サービスに係る組織や団体 福祉サービスの組織と経営に係る基礎理論 福祉サービスの提供組織の経営と実際 福祉サービスの管理運営の方法と実際 授業計画:第1講 福祉事業の経営環境とマネジメント 第2講 経営管理者の役割 第3講 経営管理の基礎理論① 科学的管理法、生産性向上 第4講 経営管理の基礎理論② 組織管理、マネジメント 第5講 経営管理の基礎理論③ 動機づけ理論 第6講 福祉サービスの係る組織や団体①(社会福祉法人、医療法人) 第7講 福祉サービスの係る組織や団体②(非営利活動法人、営利法人、市民団体等) 第8講 マネジメント・スキル① 人事労務管理(組織、給与、人事考課等) 第9講 マネジメント・スキル② 人事労務管理(目標面接制度、能力開発制度) 第10講 マネジメント・スキル③ 財務会計管理(財務諸表の理解) 第11講 マネジメント・スキル④ 財務会計管理(事業収支計画) 第12講 マネジメント・スキル⑤ 問題解決手法 第13講 マネジメント・スキル⑥ リーダーシップの基礎理論 第14講 マネジメント・スキル⑦ リスクマネジメント、コンプライアンス、ガバナンス 第15講 まとめと期末テスト 学習の到達目標: 評価方法:期末テスト結果(70%) 、小論文の提出(25%)、出席状況(5%)を総合勘案して評価する。 教 科 書:福祉サービスの組織と経営第2版 中央法規出版 教材のプリントを授業時に配布する。 参 考 書:授業の中で紹介する。 履修上の注意点:社会福祉士国家試験の受験科目のひとつとなっている。 (準備学習を含む) 人間福祉専攻の「福祉経営論」と共通のシラバスで実施するので、合同授業となる。 開放科目であるので、総合福祉学科以外の学科の学生も受講できる。 189 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標:1.精神保健福祉士が行うリハビリテーションについて理解させる 2.精神科リハビリテーションにおける連携について理解させる 3.医療機関におけるリハビリテーションについて理解させる 4.地域リハビリテーションについて理解させる 授業概要:1.医療におけるリハビリテーション 2.地域生活支援とリハビリテーション 3.リハビリテーションにおける精神保健福祉士の役割 授業計画:1.医療におけるリハビリテーションの歴史 2.院外作業療法 3.共同住居の活動 4.生活療法について 5.集団精神療法について 6.認知行動療法について 7.デイケア・ナイトケアについて 8.地域生活支援とリハビリテーションの歴史 9.地域における生活支援について 10.ケアマネージメント 11.セルフヘルプグループ 12.地域ネットワーク 13.精神保健福祉士の働きと役割 14.精神保健福祉士ー病院における場合 15.精神保健福祉士ー地域における場合 授業科目 開 福祉経営論Ⅱ○ 担当教員 中熊 靖 対象学科・学年:総福4年 単位数:2 開講時期:後期 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標: 福祉マネジメントの実践において応用できるさまざまな手法を具体的に学ぶ。 顧客満足の基礎となるサービスの質の向上とサービスの品質管理について学ぶ。 スタッフが能力を発揮して意欲的に働くために、採用から研修、労務管理のあり方を学ぶ。 健全経営を確保するために、経営管理者の立場で実践すべきことを理解する。 授業概要: 本講座は、前期において「福祉経営論Ⅰ」または「福祉経営論」で経営管理の基礎理論と具体的手法につい て学習したことを前提として、福祉事業の経営環境の変化とその中で存続発展するための経営のあり方を学習 する。 福祉事業の中で経営管理者として活躍するために、理解し、身につけておくべきことを具体例を通じて学ん でいく。 現役の福祉事業経営者を授業内講師として招請して、新規事業の開発や経営改善の具体的取り組み事例を学 習する。 授業計画:第1講 経営理念と経営戦略 第2講 顧客の満足① 顧客の理解、顧客のニーズの把握とその充足 第3講 顧客の満足② サービスの質の管理、情報開示、権利の擁護 第4講 顧客の満足③ 福祉事業におけるマーケティング 第5講 福祉事業におけるマーケティング 第6講 スタッフの満足① 人材の確保、処遇システム、目標管理 第7講 スタッフの満足② 人事考課、研修システム 第8講 業務の管理① 組織、業務の標準化 第9講 業務の管理② 業務の能率化・効率化、コミュニケーション 第10講 健全経営の確保① 法令・倫理の遵守、財務体質の強化 第11講 健全経営の確保② 収入の確保と損益管理 第12講 事業経営の実際① 介護福祉事業の経営の実際 第13講 事業経営の実際② 在宅介護事業の経営の実際 第14講 事業経営の実際③ 地域密着型サービスの事業開発 第15講 まとめと期末試験 評価方法:出席状況および受講態度(5%) 、レポート(25%)、期末試験(70%)等を総合勘案して評価する。 教 科 書:教科書はなし。基本教材として必要に応じてプリントを配布する。 参 考 書:参考図書・文献等は授業の中で紹介する。 履修上の注意点:大きく変化する経営環境の中で福祉事業は、顧客の満足、スタッフの満足を得ながら、健全経営を確保 (準備学習を含む) しなければならない。安心して暮せる 21 世紀の日本社会を築くために福祉事業の役割はますます重要 になる。その中で 4 年生大学の卒業生は将来の経営管理者として期待されている。意欲的に学んでもら いたい。 開放科目であるので、総合福祉学科以外の学科の学生も受講できる。 授業科目 終末ケア論 担当教員 高橋 聡美 対象学科・学年:総福4年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:死を迎える人の心理や、大切な人を亡くした人の気持ちを理解する。 死を迎える人の苦痛を理解し、どのような援助が必要か考える。 その人らしい終末期について演習を通して学ぶ。 終末期ケアの場についてその役割について知る。 授業概要:終末期にある人の心理・身体面について理解し、死にゆく人々やその家族に対する援助や身 体的苦痛の緩和、症状コントロールと治療について学習する。また、生命に関する倫理や死 生観、宗教と死、ホスピスケアなどについて学習する。 授業計画:1.THE END−OF−LIFE−CAREとは 2.グリーフケアからみるターミナル∼大切な人を亡くしたら∼ 3.グリーフケアからみるターミナル∼大切な人を亡くした子どもたち∼ 4.ターミナルケアとは 5.終末期における苦痛 6.尊厳死と安楽死 7.死をどのように受け入れるか 8.よりよい終末期のための実際の取り組み 9.ケアする人のケア 10.演習:「自分の命があと数カ月だとしたら?」 11.「死の教育」 12.「ホスピスの風景・・一般的なホスピス」 13.「ホスピスの風景・・スペルマン病院のホスピス」 14.「ホスピスの風景・・今後の課題」 15.∼人と向き合う、命と向き合う∼ 評価方法: 教 科 書: 「愛はあなたの手のなかに ナースが贈るこころのチキンスープ」川原 礼子著 看護の科学社 参 考 書:E・キューブラー・ロス『死の瞬間』『続 死の瞬間』(読売新聞社) 柳田邦夫『「死の医学」への日記』 (新潮社) 履修上の注意点: (準備学習を含む) 190 授業科目 いきがい情報論Ⅰ 担当教員 中熊 靖 対象学科・学年:生福4年 単位数:2 開講時期:前期 ライフプランを作成して、計画的に人生を設計することの重要性を理解する。 就労・年金・投資・相続・節税など経済面で充実した生活を送るための知識と情報源について理解する。 スポーツ・保健・医療・介護・食生活など健康の維持増進のための施策や補完するための施策についての知 識と情報源について理解する。 授業概要: 老後の人生をいかにして元気に安心して過ごすか、また障害のある人がいかにして、出来るだけ他に依存せ ず、主体的に暮らしていくか、多くの人が不安を抱いている。どのような状態になっても、安心して、楽しく、 生き生きと過ごすためにはさまざまな知識が必要である。どのような知識が必要か、それらの知識を得るに はどのようなルートがあるかを学習し、福祉関連の専門家として「いきがい」の面から支援していくための 知識技術を獲得する。 経済面の充実と健康の維持増進に関する知識および健康が損なわれたときの対処の仕方について、具体的項 目を挙げて学習する。高齢者のみならず障害者の生活についても学習する。 授業の中で、当事者の意識や生活実態および支えるための社会資源の状況について調査し理解を深める。 授業計画:第1講 ガイダンス(いきがいのある生活とは。この授業の進め方) 第2講 ライフプラン(人生設計図)の重要性と立て方 第3講 経済面を支える要素① 就労(働く意義、継続雇用、雇用保険、就労支援、起業) 第4講 経済面を支える要素② 年金(公的年金の種類、受給時の注意) 第5講 経済面を支える要素③ 年金(女性と年金、障害者と年金) 第6講 経済面を支える要素④ 資金の活用・運用、備えとしての民間保険 第7講 経済面を支える要素⑤ 相続、節税 第8講 健康面を支える要素① スポーツ 第9講 健康面を支える要素② 保健(心身の健康を維持増進するために) 第10講 健康面を支える要素③ 健康保険、医療 第11講 健康面を支える要素④ 介護 第12講 調査と事例研究① 第13講 調査と事例研究② 第14講 調査と事例研究③ 第15講 まとめと期末テスト 学習の到達目標: 授業科目 いきがい情報論Ⅱ 担当教員 中熊 靖 対象学科・学年:生福4年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 他に依存せず積極的な人生を切り開くための見方や方法を理解する。 さまざまな活動をするときの活動の種類や注意点について理解する。 現代における生活上の話題について理解する。 授業概要: 老後の人生をいかにして元気に安心して過ごすか、また障害のある人がいかにして、出来るだけ他に 依存せず、主体的に暮らしていくか、多くの人が不安を抱いている。どのような状態になっても、安 心して、楽しく、生き生き と過ごすためにはさまざまな知識が必要である。どのような知識が必要か、 それらの知識を得るにはどのような ルートがあるかを学習し、福祉関連の専門家として「いきがい」 の面から支援していくための知識技術を獲得する。 いきがい福祉論Ⅰの後を受けて、住まい・家族・楽しみ・社交・その他について学習する。 授業計画:第1講 高齢者のための住まいの種類と特徴 第2講 障害者の地域共生のための住まいの種類と特徴 第3講 高齢者のための住まいの事例研究 第4講 障害者の地域生活のための住まいの事例研究 第5講 家族関係① 人間関係、扶養 第6講 家族関係② 贈与、相続、熟年離婚、シニア婚 第7講 楽しみ① 趣味活動、旅行 第8講 楽しみ① 学ぶ、資格取得と活用 第9講 社交① 地域活動、ボランティア活動 第10講 社交② 田舎暮らし、海外暮らし 第11講 必要な情報の検索(インターネットの活用)① 第12講 必要な情報の検索(インターネットの活用)② 第13講 現代社会の話題 ① 第14講 現代社会の話題 ② 第15講 まとめと期末テスト 評価方法:期末テスト結果(60%) 、調査・事例研究への主体的参加状況(35%)、出席状況(5%)を総合勘案し て評価する。 教 科 書:授業のためのレジュメを配布する。 参 考 書:授業の中で紹介する。 履修上の注意点:この講座は単独でも履修できるが、 「いきがい情報論Ⅰ」とは内容が重ならず全体として完結す (準備学習を含む) るものであるので、連続して受講することを推奨する。 191 生活福祉専攻 総合福祉学科 評価方法:期末テスト結果(60%) 、調査・事例研究への主体的参加状況(35%)、出席状況(5%)を総合勘案して評価する。 教 科 書:授業のためのレジュメを配布する。 参 考 書:授業の中で紹介する。 履修上の注意点:生活上の困難に対応するためには、公的福祉施策だけではなく、一般社会のさまざまなシステムを総合 (準備学習を含む) 的に活用することが必要であり、かつ、そのような知識や技術を持つことが生活全体を支えるために重 要である。そのような面に興味のある人に学んでほしいと考えている。 授業科目 社会福祉行財政論 担当教員 郡山 昌明 対象学科・学年:総福4年 単位数:2 開講時期:前期 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標: 社会福祉サービスの多くは、介護保険のように法律に基づく制度を通じて供給されている。 制度の形成や運用を行うのが行政であり、サービスの供給等に必要な財源が財政である。ま た、児童相談所のように、直接、相談援助を提供する福祉専門行政機関もある。 社会福祉行政は、国が地方と相互に関係しながら、それぞれの役割と機能を持ち、福祉サー ビスの供給を行っている。社会福祉行財政論は、この行政の実施体制を、国、都道府県、市 町村の役割、国と地方の関係、福祉行政の組織及び、財源や福祉専門職の役割に基づいて理 解するとともに、福祉財政の動向と課題について学ぶ。 授業概要:1.社会福祉政策をめぐる歴史的・社会的背景 2.日本の福祉行財政制度における国と地方自治体との関係 3.社会福祉と財政・財源(国と地方、税と社会保険料)の関係 4.社会福祉行政の組織・団体と専門職の役割 授業計画:1.ガイダンス 9.福祉財政⑴ 2.福祉と制度 10.福祉財政⑵ 11.基礎構造改革による組織・団体と専門職 3.福祉の法制度の展開/福祉計画の概要 の役割 4.行政の骨格 12.相談過程・相談体制 5.社会福祉と法制度 13.専門諸機関 6.福祉行政の組織 14.地域の相談システム 7.社会福祉基礎構造改革⑴ 15.専門職 8.社会福祉基礎構造改革⑵ 評価方法:参加(出席ではない) 10% 試験40%(小テスト2回)課題発表20% レポート30% 評価の対象となるのは2/3以上の出席した者に限る 教 科 書:社会福祉士養成講座シリーズ 福祉行財政と福祉計画 中央法規出版 *新年度版を指定する 参 考 書:参考図書・文献は適宜紹介、指示する。 履修上の注意点:原則として、講義開始時間20分以降は教室への入室は認めない。 (準備学習を含む) 授業科目 社会福祉計画論 担当教員 大坂 純 対象学科・学年:総福4年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 福祉計画は、社会福祉分野において1990年代以降急速に進展した地方分権化と利用者主体 の確立に重要な役割を果たしている。福祉計画のねらいは、福祉分野での今後のサービス及 び支援を設計することである。 高齢者、障害者、子育ての各分野では、国と地方に祉計画がそれぞれ策定されている。こ れらの計画に基づきサービス・支援が用意され提供されている。さらに市町村では、福祉分 野を総合し推進体制を整備するための地域福祉計画が策定されてきている。 本講では、各施策を相互に関連づけ体系化するとともに、整備目標値をかかげ、財源・資 源の計画的配分を行うために策定される福祉計画の意義や目的、策定の主体、策定方法等に ついて学ぶものである。 授業概要:1.福祉計画の目的と意義 2.福祉計画の枠組み 3.福祉計画の主体、方法と対象 4.福祉計画の実際 授業計画:1.ガイダンス 9.老人福祉計画・介護保険事業計画⑵ 10.障害者計画・障害福祉計画⑴ 2.福祉計画の目的と意義 11.障害者計画・障害福祉計画⑵ 3.福祉計画の基本的視点 4.福祉計画の過程と留意点 12.次世代育成支援行動計画⑴ 5.福祉計画におけるニーズ把握/評価 13.次世代育成支援行動計画⑵ 6.社会福祉計画における住民参加 14.地域福祉計画⑴ 7.福祉計画の事例研究の視点 15.地域福祉計画⑵ 8.老人福祉計画・介護保険事業計画⑴ 評価方法:参加(出席ではない) 10% 試験40%(小テスト2回)課題発表20% レポート30% 評価の対象となるのは2/3以上の出席した者に限る 教 科 書:社会福祉士養成講座シリーズ 福祉行財政と福祉計画 中央法規出版 *新年度版を指定する 参 考 書:参考図書・文献はガイダンス時にリストを配布する。 履修上の注意点:原則として、講義開始時間20分以降は教室への入室は認めない。 (準備学習を含む) 192 授業科目 家族福祉論 担当教員 志水田鶴子 対象学科・学年:総福4年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1.家族福祉の意義について理解する 評価方法:試験により評価します。6回以上欠席した者は前期試験の受験は認めません。 教 科 書:よくわかる家族福祉第2版 畠中宗一編 ミネルヴァ書房 よくわかるファミリーソーシャルワーク 喜多祐荘 小林理編著 ミネルヴァ書房 参 考 書:適宜指示します。 履修上の注意点:原則として遅刻欠席は認めません。 (準備学習を含む) 授業科目 就労支援論Ⅱ 担当教員 大坂 純 対象学科・学年:総福4年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 障害者自立支援法制定後、障害のある人をめぐる保健・医療・福祉・教育・雇用などの分 野において、就労支援は重要な課題とされている。本講義では、障害者の就労支援を念頭に 置き、職業リハビリテーションの視点から就労支援について理解を深めることを目標とする。 授業概要: 職業リハビリテーション及びキャリア発達について学び就労支援の現状を理解する。その 上で、就労支援の展開過程と技法をジョブコーチ・ケースマネジメント・支援ネットワーク といった具体的手法から学ぶ。最後に、実務の留意点と課題への対処を整理する。 授業計画:1.ガイダンス/ケースマネジメント② 2.ケースマネジメント② 3.支援ネットワーク① 4.支援ネットワーク② 5.就労支援実務における留意点 6.障害特性と職業的課題への対処① 7.障害特性と職業的課題への対処② 8.障害特性と職業的課題への対処③ 9.低所得者と就労支援① 10.低所得者と就労支援② 11.低所得者と就労支援③ 12.連携・ネットワーキング① 13.連携・ネットワーキング② 14.就労支援のあり方 15.就労支援論とは何か 評価方法:授業への参加(出席ではない)10% レポート(2回)40% 課題発表50% 上記の3項目によって総合的に理解度をはかり、評価する。 評価の対象となるのは2/3以上の出席した者に限る。 教 科 書:1.社会福祉士養成講座シリーズ 就労支援サービス 中央法規出版 *新年度版を指定する 2.「職業リハビリテーション学 キャリア発達と社会参加に向けた就労支援体系」改訂第 2版 松為信雄・菊地恵美子編集 2006.1 協同医書出版社 参 考 書:参考図書・文献はガイダンス時にリストを配布する。 履修上の注意点:1 ソーシャルワーカーとして必要な、理論と技術の習得を目的とするので、意欲を (準備学習を含む) 持って参加すること。 2 原則として、講義開始時間20分以降は教室への入室は認めない。 193 生活福祉専攻 総合福祉学科 2.家族の抱える課題について理解する 3.家族の課題を抱える課題を解決する方法について理解する 4.家族の課題を解決する方法論について理解する 5.ファミリーソーシャルワークについて理解する 授業概要: ソーシャルワーカーは児童虐待や高齢者虐待、介護問題等、家族が抱える課題の解決に取り組 むことが求められる。家族とは何か、家族をどう捉えるのかといった家族に対する理解が支援の 質に影響を与える。本講義では、家族福祉への理解を深めると共に、ファミリーソーシャルワー クについても学ぶことで、家族支援技術の習得を目指す。 授業計画:1.オリエンテーション 2.家族福祉の意義 3.家族福祉の対象 4.家族福祉の方法 5.家族福祉の資源 6.家族福祉の展開 7.家族を理解する概念 8.家族問題を理解するモデル 9.家族問題を理解するアプローチ 10.ファミリーソシャルワークを学ぶ① 11.ファミリーソシャルワークを学ぶ② 12.事例を活用しながらファミリーソシャルワークを学ぶ① 13.事例を活用しながらファミリーソシャルワークを学ぶ② 14.事例を活用しながらファミリーソシャルワークを学ぶ③ 15.まとめ 授業科目 司法福祉論 担当教員 佐々木研二 対象学科・学年:総福4年 単位数:2 開講時期:前期 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標: (1)司法福祉の制度を理解する。(2)司法福祉で活動する組織・団体・専門職について理 解する。(3)司法福祉における連携のあり方について理解する。(4)司法福祉領域におけ る相談援助活動に必要となる基礎知識を習得する。 授業概要:更生保護を中心に、司法福祉領域における制度とこれら制度に係わる担い手・組織・団体等 を解説するほか、この領域において相談援助活動や連携などを行うにあたり必要となる基礎 知識や援助活動の実際を紹介する。 授業計画:1.授業展開の概要 2.犯罪の理解①(犯罪の状況・犯罪の原因) 3.犯罪の理解②(高齢者・知的障害者・精神障害者・重複障害者・少年の犯罪の特徴) 4.犯罪者・非行少年処遇の制度と実践①(警察・検察・裁判) 5.犯罪者・非行少年処遇の制度と実践②(少年鑑別・少年矯正) 6.犯罪者・非行少年処遇の制度と実践③(成人矯正) 7.犯罪者・非行少年処遇の制度と実践④(更生保護) 8.更生保護制度①(担い手) 9.更生保護制度②(保護観察) 10.更生保護制度③(生活環境調整・仮釈放等) 11.医療観察制度 12.被害者支援・犯罪予防 13.更生保護をめぐる新たな動向と新しい施策 14.社会福祉士と更生保護 15.試験 評価方法:受講態度及び講義中に課す「ふりかえりシート」(40%)と筆記試験(60%)により総合評 価する。 教 科 書:新・社会福祉士養成講座 20 「更生保護制度」(中央法規) 参 考 書:犯罪白書(2010版)、「わかりやすい更生保護・更生保護便覧」(ひまわりブックス) 履修上の注意点:特になし (準備学習を含む) 授業科目 スクールソーシャルワーク論 担当教員 志水田鶴子 対象学科・学年:総福4年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1.スクールソーシャルワークの理解を深める 2.スクールソーシャルワーの歴史について理解する 3.スクールソーシャルワーカーの役割と機能について理解する 4.スクールソーシャルワーカーの実践活動について理解する 5.スクールソーシャルワーカーの支援の視点について理解を深め、実践のあり方を理解する 授業概要: スクールソーシャルワークは児童生徒の等しく教育を受ける権利や機会を保障していくことを目的と する。いじめや不登校等子どもが抱える課題は、環境との不適応から発生することも多い。つまり、子 どもを取り巻く環境をどのように捉えるのか、また子どもの力をどのように発揮させるのか等、ソーシャ ルワークの視点から課題を捉え働きかけることが重要である。子どもは家庭と学校、地域と密接な関係 を持ちながら育つ。したがって、そのいずれかとの関わりに課題を抱えると、学校生活に大きな影響を 与えることになる。本講義では、学校におけるソーシャルワーク実践を理解し、子どもの教育の機会均 等が図られ、健やかな育ちが実現できる支援活動について学んでいく。 授業計画:1.スクールソーシャルワークとは何か 2.スクールソーシャルワークの歴史① 3.スクールソーシャルワークの歴史② 4.子どもたちの抱える課題への理解① 5.子どもたち抱える課題への理解② 6.子どもたちの抱える課題への理解③ 7.スクールソーシャルワーカーの支援の視点① 8.スクールソーシャルワーカーの支援の視点② 9.スクールソーシャルワーカーの支援の視点③ 10.スクールソーシャルワーカーの支援活動の実際① 11.スクールソーシャルワーカーの支援活動の実際② 12.障害児教育とスクールソーシャルワーク① 13.障害児教育とスクールソーシャルワーク② 14.学校、家庭、地域の協働関係を築く① 15.学校、家庭、地域の協働関係を築く② 評価方法:試験により評価します。6回以上欠席した者は後期試験の受験は認めません。 教 科 書:ス クールソーシャルワーク論 山下英三郎、内田宏明 学苑社 参 考 書:適宜指示します。 履修上の注意点:将来社会福祉の現場で働く学生の受講を希望します。遅刻や欠席は原則として認めません。 (準備学習を含む) 194 授業科目 総合福祉実習Ⅳ-A 担当教員 大坂 純・半田芳吉・郡山昌明 対象学科・学年:総福4年 単位数:4 開講時期:通年 評価方法:出 席日数、実習計画書、実習日誌、実習報告書、学生の実習への取り組み姿勢等と、実習機関及び実習指導講師からの意見などを 総合して評価を行う。 教 科 書:精神保健福祉士養成講座『精神保健福祉援助実習』 (中央法規出版) 『社会福祉援助技術現場実習・精神保健福祉援助実習 手引き』(本学作成) 参 考 書:精 神保健福祉白書編集委員会編集(2009) 「精神保健福祉白2010年版(流動化する障害福祉施策) 」中央法規出版 日本精神保健福祉士協会 日本精神保健福祉学会編集「精神保健福祉用語辞典」中央法規出版 精神保健福祉研究会(2007)「精神保健福祉法詳解」中央法規出版 履修上の注意点:出 席日数の不足や課題などの未提出により評価が出来ない時には、実習への参加は不可とする。 (準備学習を含む) 授業科目 総合福祉実習指導Ⅳ-A 担当教員 大坂 純・郡山昌明・半田芳吉 対象学科・学年:総福4年 単位数:3 開講時期:通年 学習の到達目標: 本科目は、4年次夏期に行われる総合福祉実習Ⅳ−Aとは一対を成すものである。授業の内容は、事前学習、実習、事後学習か らなる。実習が単なる資格取得のための学習ではなく、学生が主体となって実習計画を立て、事前学習、実習中、事後学習を通し て、 学生自身の気づき から精神障害者の抱える 生活のしづらさ 、精神障害者に対する支援方法について考察し、理解を深め ていくためのものである。また、実習先の法的な位置づけ、事業内容、役割などについても理解を深める。 本科目では、学生の精神保健福祉士に必要な知識と技術の獲得のため、実習が学生にとって有意義なものとなるために以下の項 目を学習の達成目標とする。 1.事前学習では、精神保健福祉士としての必要な知識及び技術ならびに関連知識を深める。 2.実習期間中では、学生へのスーパーバイズを通して、精神障害者に対しての支援技術や技法を展開する視点や方法について、 ストレングス、エンパワメント、リカバリーといった援助観を基本としつつ、学生自身が自ら考え、主体的に行動することがで きるようになる。 3.事後指導では、実習を振り返り、自分自身の課題を明らかにすることができる。 実習報告会を通し、プレゼンテーション技術を身につけられる。 授業概要:1.現場体験を通して精神保健福祉士としての必要な知識及び技術ならびに関連知識の理解を深める。 2.精神保健福祉士として必要な知識及び技術並びに関連知識を実際に活用し、精神障害者に対する相談援助及びリハビリテーショ ンについて必要な資質・能力・技術を修得する。 3.職業倫理を身につけ、専門職としての自覚に基づいた行動が出来るようにする。 4.具体的な体験や援助活動を、専門的援助技術として概念化し体系だてていくことができる能力を涵養する。 5.関連分野の専門職との連携のあり方を理解する。 授業計画:精神病院等保健・医療施設及び社会復帰施設等社会福祉施設における精神障害者援助実習には、精神障害者のプライバシーに十分 配慮しつつ、下記の内容を必ず含めることとする。 1.実習オリエンテーション 2.実習先確定 3.実習計画書作成 4.実習指導者・実習指導講師からの実習内容の確認と事前指導 5.実習先での事前指導 6.配属実習(180時間以上・24日以上、巡回指導は、実習担当教員及び実習指導講師が行う) 7.総合福祉実習Ⅳ−A(精神保健福祉援助実習)のまとめ 8.総合福祉実習Ⅳ−A 報告書作成 9.実習報告会の準備と実施 10.全体総括 評価方法:出席日数、実習計画書、実習日誌、実習報告書、学生の実習への取り組み姿勢等と、実習機関及び実習指導講師からの意見などを 総合して評価を行う。 教 科 書:精神保健福祉士養成講座『精神保健福祉援助実習』 (中央法規出版) 『社会福祉援助技術現場実習・精神保健福祉援助実習 手引き』(本学作成) 参 考 書:精 神保健福祉白書編集委員会編集(2009) 「精神保健福祉白2010年版(流動化する障害福祉施策) 」中央法規出版 日本精神保健福祉士協会 日本精神保健福祉学会編集「精神保健福祉用語辞典」中央法規出版 社会福祉の動向編集委員会(2009)「社会福祉の動向」中央法規出版 履修上の注意点:出席日数の不足や課題などの未提出により評価が出来ない時には、参加は不可とする。 (準備学習を含む) 195 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標: 現在、精神保健福祉の分野において重要な課題の一つとして、精神科病院入院患者の退院促進と地域移行を支援することが挙げ られる。精神障害者が地域で安心して暮らすためには、入院時の治療やリハビリテーション、退院して地域で生活するためのソー シャルスキルなど習得が必要となる。また、退院後は、社会福祉制度や地域にある社会復帰施設の利用、就労を視野にいれた企業 などの社会資源の活用も重要である。 本科目は、精神障害をもつ人たちの福祉の向上に役立つ精神保健福祉の知識と援助技術を実践的に理解するため以下の事項を目 標とする。 1.職業倫理を身につけ、専門職としての自覚に基づいた行動が出来るようになる。 2.精神保健福祉士として必要な知識及び技術並びに関連知識を実際に活用し、精神障害者に対する相談支援及びリハビリテーショ ンについて必要な資質・能力・技術を学ぶ。 3.精神障害者に対しての支援技術や技法を展開する視点や方法について、ストレングス、エンパワメント、リカバリーといった 援助観を基本としつつ、学生自身が自ら考え、主体的に行動できるようになる 4.関連分野の専門職種との連携がとれるようになる。 授業概要:1.現場体験を通して精神保健福祉士としての必要な知識及び技術ならびに関連知識の理解を深める。 2.精神保健福祉士として必要な知識及び技術並びに関連知識を実際に活用し、精神障害者に対する相談援助及びリハビリテーショ ンについて必要な資質・能力・技術が具体的に展開できるようになる。 3.職業倫理を身につけ、専門職としての自覚に基づいた行動が出来るようにする。 4.具体的な体験や援助活動を、専門的援助技術として概念化し体系だてていくことができる能力を涵養する。 5.関連分野の専門職との連携のあり方を理解する。 授業計画:精神病院等保健・医療施設及び社会復帰施設等社会福祉施設における精神障害者援助実習には、精神障害者のプライバシーに十分 配慮しつつ、下記の内容を必ず含めることとする。 1.実習オリエンテーション 2.実習先確定 3.実習計画書作成 4.実習指導者・実習指導講師からの実習内容の確認と事前指導 5.実習先での事前指導 6.配属実習(180時間以上・24日以上、巡回指導は、実習担当教員及び実習指導講師が行う) 7.総合福祉実習Ⅳ−A(精神保健福祉援助実習)のまとめ 8.総合福祉実習Ⅳ−A 報告書作成 9.実習報告会の準備と実施 10.全体総括 授業科目 卒業論文 担当教員 半田・大坂・白川・青柳・吉田(弘) 廣庭・志水・郡山 対象学科・学年:総福4年 単位数:6 開講時期:通年 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標:1.大学4年間の集大成である卒業論文は、卒業研究でもあり、自分で自由に選んだテーマを参 考文献等ふまえ、事実と推測、解釈、批判等を分別しながら、他者の見解と私見を区別して論 文としてまとめるもである。 2.大学4年間の学び達成感の充足を経験する。 授業概要: 福祉専攻の関連分野における問題を各自が取り上げ、具体的なテーマを設定して、その研究を 行い、その結果に基づいて卒業論文をまとめる。この過程を通じ、福祉の問題を解決するための 研究のあり方、論文の書き方、及び研究発表の仕方を学ぶ。 授業計画:1.学生の配属 学生は、3年次までの授業・演習などを参考に、関心を抱く学問分野と問題、及び研究テー マを設定し、その専門領域に対応する教員に、数人ずつ分散所属して、論文作成の指導を受ける。 4月の第1回授業で合同のオリ 2.論文作成の進め方 (1) 学生は、担当教員と相談して、 ①まず、取り上げる研究テーマを設定し、 ②このテーマに関する研究の計画を立案・実施し ③得られた結果のまとめと考察をおこない ④その成果をもとに論文を作成・提出する。 (2) 論文作成指導の時間設定と実施方法は、担当教員の判断による。 ①配属が確定した段階で、論文、要旨執筆要綱を配布する。 ②11月末までに論文・論文要旨を担当教員に提出し、校閲を受ける。 ③12月中旬 論文・論文要旨及び要旨用原稿を最終提出する。 (3) 卒業研究発表会の開催要項は、別に定める。 評価方法:提出した論文を基礎に、各教員が評価する。 教 科 書:各担当教員が指示する。 参 考 書: 履修上の注意点:履 修希望者は指導教員を決定する前に、あらかじめ担当予定教員と面談し、履修の概要を (準備学習を含む) 確認すること。大学における勉学を統括する重要な科目であるから、各自が創意工夫を重 ね、積極的に取り組むことを希望する。 授業科目 特講B 担当教員 谷中 輝雄 対象学科・学年:総福4年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標:地域生活支援を学び、実際に地域での活動を実地検証する。これらを通して、地域生活の支 えのあり方や今後の地域での活動について検討する。 授業概要:今後の我が国の福祉は在宅支援を中心に展開していくことになる。そのためには障害あるな しにかかわらず、地域生活の支援が活動の主軸になる。まだ市町村ごとの相談事業や活動が システム化されていないが今後の展望にむけて学ぶこととする。 授業計画:1.やどかりの里の実践と地域生活支援(その歴史) 2. 〃 (生活支援の展開) 3. 〃 (地域で支える活動) 4.地域生活支援の方法(当事者中心) 5. 〃 (主体性の促し) 6. 〃 (インフォームド・チョイス) 7. 〃 (目標の設定と共同作業) 8. 〃 (仲間の支援) 9. 〃 (資源の開発) 10. 〃 (家族支援) 11. 〃 (持ち味の発揮とリカバリー) 12. 〃 (まわり支援) 13.地域生活支援の理念(ごくあたりまえの生活) 14. 〃 (生活の支え) 15. 〃 (支援体制) 評価方法:学習のふりかえり(30%)、レポート(40%)、出席(30%)に基づいて評価する。 教 科 書: 『生活支援』谷中輝雄(やどかり出版) 『図説ケアマネージメント』野中猛(中央法規出版) 参 考 書:適宜紹介いたします。 履修上の注意点:地域生活支援を行っている実践者から学ぶ機会をもうけ、地域生活支援活動の実際を (準備学習を含む) 学習することにする。 196 授業科目 特講C 担当教員 郡山 昌明 対象学科・学年:総福4年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:授業への参加貢献度(70%) 、試験(30%) 教 科 書:講義の中で適宜紹介する。 参 考 書: 講義の中で適宜紹介する。 履修上の注意点:社会福祉士および精神保健福祉士国家試験を受験しようとする者の履修を希望。 (準備学習を含む) 授業科目 ケアマネジメント論 担当教員 半田 芳吉 対象学科・学年:生福3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1.わが国の介護保険制度に位置づけられたケアマネジメントを理解する。 2.諸外国のケアマネジメントと日本のケアマネジメントの相違を理解する。 3.ケアマネジメントプロセスを理解する。 4.ケアマネジメントにおけるリスクマネジメントを理解する。 授業概要: 介護保険制度が施行され、 ケアプランにもとづく介護サービスの提供がなされるようになっ た。利用者主体のケアプランとは何かを学び、チームアプローチの重要性を理解する。また、 介護計画書とケアプランの関連性についても学んでいく。 授業計画:1.ケアマネジメントの意義・目的 2.ケアマネジメントの歴史的背景 3.わが国の介護保険制度におけるケアマネジメント 4.諸外国のケアマネジメント 5.ケアマネジメント原案作成①(インテーク) 6.ケアマネジメント原案作成②(アセスメント) 7.ケアマネジメント原案作成③(アセスメント) 8.ケアマネジメント原案作成④(ニーズとはなにか) 9.ケアマネジメント原案作成⑤(目標設定) 10.ケアマネジメント原案作成⑥(サービス種別) 11.ケアマネジメント原案作成⑦(リスク管理) 12.ケアマネジメント原案作成⑧(サービス担当者会議1) 13.ケアマネジメント原案作成⑨(サービス担当者会議2) 14.評価・モニタリング 15.まとめ 評価方法:①出席状況及び受講態度30% ②授業内レポート提出30% ③期末試験の成績40% 教 科 書: 「ケアマネジメントの実践と展開」(ケアマネジメント講座)中央法規出版 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 197 生活福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標: 社会福祉士および精神保健福祉士の役割は、経済的困窮者、児童、高齢者、障害者、母子など が環境上の理由などによって日常生活を営むうえで支援を求めている人の福祉に関する相談に応 じ、必要な助言・指導を行うことである。 国家資格をもつということは、社会福祉援助に関する専門的な知識と技術が国が定めた資格取 得の基準を満たしているという証である。利用者側からみれば、一定の水準の支援が保障される ということでもある。 本授業では、その資格取得にむけて、年に一度行われる資格取得試験を意識し、そのために必 要な試験に対しての取り組み方法や国家試験受験のための知識を身につけることが目標である。 授業概要: 現在、社会福祉の分野で働くとき、資格をもって働くということがあたり前となってきている。 資格を取得することがすべてではないが、さまざまな支援を行うとき、一定の知識をもって行 わなければなならない。 本授業では、社会福祉士及び精神保健福祉士国家試験をめざす学生を対象に、下記の項目を踏 まえて指定科目を総合的に学習し、整理する。 1.社会福祉士国家試験および精神保健福祉士国家試験の概要を学ぶ。 2.過去問を整理しながら、出題の傾向を学ぶ。 3.社会福祉士および精神保健福祉士にとって必要な知識を整理する。 授業計画:1.オリエンテーション(1回) 2.社会福祉士及び精神保健福祉士国家試験の概要(1回) 3.勉強方法について(1回) 4.過去問の整理 社会福祉士および精神保健福祉士の共通科目を中心に(5回) 5.過去問の整理 それぞれの専門科目を中心に(4回) 6.試験(3回) 授業科目 社会福祉原論Ⅰ 担当教員 半田 芳吉 対象学科・学年:人福3年 単位数:2 開講時期:前期 人間福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標:1.現代社会における福祉制度の意義や理念、福祉政策との関係について理解する。 2.福祉の原理をめぐる理論と哲学について理解する。 3.福祉政策におけるニーズと資源について理解する。 4.福祉政策の課題について理解する。 5.福祉政策の構成要素(福祉政策における政府、市場、家族、個人の役割を含む)について理 解する。 6.福祉政策と関連政策(教育政策、住宅政策、労働政策を含む)の関係について理解する。 7.相談援助活動と福祉政策との関係について理解する。 授業概要:1.現代社会における福祉制度と福祉政策。 2.福祉の原理をめぐる理論と哲学。 3.福祉制度の発達課程。 4.福祉政策におけるニーズと資源。 5.福祉政策の課題 6.福祉政策の構成要素。 7.福祉政策と関連政策。 8.相談援助活動と福祉政策の関係。 授業計画:1.現代の福祉と福祉政策 ①社会福祉の拡大と限定 2.現代の福祉と福氏政策 ②福祉と福祉政策・政策と実体化 3.現代の福祉と福祉政策 ③社会福祉の専門職 4.福祉の思想と哲学 ①市場の論理と倫理 5.福祉の思想と哲学 ②最初の思想「公共性」と公共的相互性・ロールズとセンから学ぶもの 6.福祉政策の理論と実際 ①社会政策と福祉政策 7.福祉政策の理論と実際 ②福祉政策の基盤・福祉政策の論点 8.福祉政策の発展過程 ①近代化と福祉政策 9.福祉政策の発展過程 ②戦後改革と高度経済成長期の福祉政策 10.少子高齢化時代と福祉政策 ①福祉政策調整と進展ー「福祉元年」以降 11.少子高齢化時代と福祉政策 ② 1990 年代以降の福祉政策ー「調整」から「改革」へ 12.福祉政策における必要と資源 ①必要と何か・必要と福祉政策・必要の判定 13.福祉政策における必要と資源 ②福祉祭策の資源 14.福祉政策の主体と手法 ①福祉政策における個人、家族、市場、政府、地域 15.福祉政策の主体と手法 ②福祉政策の手法と政策決定過程・評価 評価方法:期末テスト(70%) 、課題提出、振り返り票(30%)出席日数などにより総合的に行う。 教 科 書:新・社会福祉士養成講座「編集」社会福祉士養成講座編集委員会『現代社会と福祉−社会福祉原論』 (中央法規出版) 参 考 書:①『社会福祉通論30講』三浦文夫・宇山勝義(光生館)その他逐次紹介する。 「社会福祉小六法」、「社会福祉用語辞典」 の類は必携である。 履修上の注意点:社会福祉士・精神保健福祉士の国家試験受験資格取得の必須科目である。教科書を予習して臨むこと。 「社会福 (準備学習を含む) 祉六法」 、「社会福祉用語辞典」は毎回携行し、こまめに知識を確認すること。 授業科目 社会福祉原論Ⅱ 担当教員 半田 芳吉 対象学科・学年:人福3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1.現代社会における福祉制度の意義や理念、福祉政策との関係について理解する。 2.福祉の原理をめぐる理論と哲学について理解する。 3.福祉政策におけるニーズと資源について理解する。 4.福祉政策の課題について理解する。 5.福祉政策の構成要素(福祉政策における政府、市場、家族、個人の役割を含む)について理 解する。 6.福祉政策と関連政策(教育政策、住宅政策、労働政策を含む)の関係について理解する。 7.相談援助活動と福祉政策との関係について理解する。 授業概要:1 .現代社会における福祉制度と福祉政策。 2.福祉の原理をめぐる理論と哲学。 3.福祉制度の発達課程。 4.福祉政策におけるニーズと資源。 5.福祉政策の課題 6.福祉政策の構成要素。 7.福祉政策と関連政策。 8.相談援助活動と福祉政策の関係。 授業計画:1.福祉政策の関連領域 ①所得と福祉政策・保健医療と福祉政策 2.福祉政策と関連領域 ②教育と福祉政策・住宅と福祉政策 3.福祉政策と関連領域 ③雇用と福祉政策・人権擁護と福祉政策 4.福祉政策と社会福祉制度 ①福祉政策の構成 5.福祉政策と社会福祉制度 ②福祉政策と社会福祉制度 6.社会福祉制度の体系 ①社会福祉制度の構造 7.社会福祉制度の体系 ②公的扶助と福祉サービス 8.福祉サービスの供給 ①福祉サービスの供給部門 9.福祉サービスの供給 ②福祉サービスの供給と利用の過程 10.福祉サービスと援助活動 ①相談援助の原則・視点・考え方と方法 11.福祉サービスと援助活動 ②地域福祉への展開 12.福祉政策の課題と展望 ①現代社会の変化と福祉政策 13.福祉政策の課題と展望 ②包摂的福祉政策の展開 14.福祉政策の国際比較 ①欧米諸国の福祉政策 15.福祉政策の国際比較 ②東アジア諸国の福祉政策・まとめ 評価方法:期 末テスト(70%)、課題提出・振り返り票・出席日数など(30%)により総合的に行う。 教 科 書:新・社会福祉士養成講座「編集」社会福祉士養成講座編集委員会『現代社会と福祉ー社会福祉原論』 (中央法規出版) 参 考 書:①『社会福祉通論30講』三浦文夫・宇山勝義(光生館)その他逐次紹介する。 「社会福祉小六法」、「社会福祉用語辞典」 の類は必携である。 「社会福 履修上の注意点:社会福祉士・精神保健福祉士の国家試験受験資格取得の必須科目である。教科書を予習して臨むこと。 (準備学習を含む) 祉六法」 、「社会福祉用語辞典」は毎回携行し、こまめに知識を確認すること。 198 授業科目 国際福祉論 担当教員 谷中 輝雄 対象学科・学年:人福3年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:学習のふりかえり(30%)、レポート(40%)、出席(30%)に基づいて評価する。 教 科 書:メンタルヘルスとウェルフェア(精神保健福祉交流促進協会) 参 考 書:適宜紹介いたします。 履修上の注意点:参加希望があれば、イギリス・イタリア・アメリカ研修に同行いたします。 (準備学習を含む) 授業科目 社会福祉研究法 担当教員 白川 充 対象学科・学年:人福3年 単位数: 開講時期: 学習の到達目標: この授業は、社会福祉研究のおもしろと難しさ(今後の課題)、そして社会福祉における 研究方法の概略について学ぶことが主たる内容です。 授業概要:社会福祉研究の特徴、対象と方法について講義を行い、その後で実際の研究論文の解説をし ます。 授業計画:1.社会福祉研究の特徴① 2.社会福祉研究の特徴② 3.社会福祉研究の対象①(分野と範囲) 4.社会福祉研究の対象②(分野と範囲) 5.社会福祉研究の視点① 6.社会福祉研究の方法①(研究レビュー) 7.社会福祉研究の方法②(研究倫理) 8.社会福祉研究の方法③(研究設計) 9.社会福祉研究の方法④(研究資料) 10.社会福祉研究の方法⑤(量的研究) 11.社会福祉研究の方法⑥(質的研究) 12.社会福祉研究の方法⑦(研究の例示1) 13.社会福祉研究の方法⑧(研究の例示2) 14.社会福祉研究の方法⑨(研究の例示3) 15.まとめと試験 評価方法:定期試験の結果(70%)に、毎回のリアクション・ぺーパーの内容を平常点(30%)として 加算し評価します。 教 科 書:岩田正美他編『社会福祉研究法』有斐閣、2006年 参 考 書:参考文献リストを配布します。 履修上の注意点:なお、学科の申し合せに従い、履修希望学生が5名以下の場合は開講しませんので注 (準備学習を含む) 意してください。 199 人間福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標:精神保健医療福祉における先進国から学ぶ。アメリカ・カナダ・イタリア・イギリスの4カ 国を取り上げ、我が国と比較し、遅れている精神保健医療福祉の分野に特に取り入れるもの は何かについて検討する。 授業概要:我が国は、制度的にはイギリスから学んでいる。アメリカからは援助技術を学び、ACTの 活動や精神保健システムはカナダから多くを学ぶ必要がある。さらには、イタリアの精神医 療改革や地域における支援など、今後多くのことを諸外国から取り入れていく必要がある。 この機会に各国での取り組みを学ぶことにする。 授業計画:1.アメリカにおける精神保健の歩み 2.〃ケースマネージメント 3.〃コンシューマーの活動 4.アメリカ・ザ・ヴィリッジの実践(パーソナル・サービス・コーディネーション) 5.〃(コンシューマーの活動とリカバリーへの道) 6.〃(活動を支えている理念) 7.カナダ・トロントにおけるACT活動 8.カナダ・バングーバーにおける精神保健活動 9.カナダ・バングーバーの精神保健モデルについて 10.イギリスにおける精神保健の歩み 11.イギリス・フルボーン病院の取り組み 12.イギリス・ケンブリッジにおけるケアマネージメント 13.イタリアの精神医療改革 14.イタリアの社会共同組合 15.イタリアのトリエステにおける精神保健システム 授業科目 専門演習B 担当教員 廣庭 裕 対象学科・学年:人福3年 単位数:2 開講時期:通年 学習の到達目標:企業で求められる基本的な能力を、討論やレポートを通じて、自己評価・他者評価を通じて 高めてゆく。 授業概要: 地域全体に目を向ける力そして課題の発見・解決能力を高め、社会参加に必要なスキルの 習得をめざす。具体的には、プレゼンテーション能力やコミュニケーション能力の獲得を基 礎に置く。その上で社会福祉法人や特定非営利活動法人、企業及び諸団体の役割等を調査研 究し、地域にとって必要とされる人材となるために求められる力について理解を深め、それ を身につける準備を行う。 人間福祉専攻 総合福祉学科 授業計画:1 ガイダンス 2 現状分析、フリーターとニート等(7回) 3 コミュニケーション演習(5回) 4 プレゼンテーション演習(5回) 5 現場・第一線で活躍する人々の話(3回) 6 実践現場研究(6回) 7 社会人として必要なマナーの習得(3回) 8 インターンシップのマッチング(3回) 評価方法:グループ学習や演習への参加(出席ではない)状況(30%)とレポート(30%)、討論およ び発表(60%)により評価する。 教 科 書:テキスト指定なし。 参 考 書:参考図書・文献は適宜紹介、指示するので、購入すること。 履修上の注意点:1 原則として、遅刻・欠席は認めない。 (準備学習を含む) 授業科目 専門演習B 担当教員 志水田鶴子 対象学科・学年:人福3年 単位数:2 開講時期:通年 学習の到達目標:1.自己理解を深める 2.女性の社会参加のあり方を理解する 3.プレゼンテーション能力を身に付ける 4.企業研究の方法を身に付ける 5.インターンシップへの理解を深める 授業概要: 本演習では女性の多様な社会参加を実現するために、NPO法人や起業した女性等の事例をもとに学習 を進め、社会参加力を高めることを目的とする。具体的にはプレゼンテーション能力及びコミュニケー ション力、自己アピール等、自己を表現する力を養うと共に、仲間と共に協力し社会参加を実現する力 量を養う。 16.自己アピールの方法③ 授業計画:1.ガイダンス 2.女性の社会参加とは何か 17.女性企業家等の事例から学ぶ① 3.女性の多様な社会参加のあり方① 18.女性企業家等の事例から学ぶ② 4.女性の多様な社会参加のあり方② 19.女性企業家等の事例から学ぶ③ 5.女性の多様な社会参加のあり方③ 20.インターンシップとは何か① 6.自己表現の方法① 21.インターンシップとは何か② 7.自己表現の方法② 22.地域活動の実際から学ぶ① 8.自己表現の方法③ 23.地域活動の実際から学ぶ② 9.自己表現の方法④ 24.地域活動の実際から学ぶ③ 10.自己表現の方法⑤ 25.地域活動の実際から学ぶ④ 11.コミュニケーション力を養う① 26.地域活動の実際から学ぶ⑤ 12.コミュニケーション力を養う② 27.企業研究の方法① 13.コミュニケーション力を養う③ 28.企業研究の方法② 14.自己アピールの方法① 29.企業研究の方法③ 15.自己アピールの方法② 30.まとめ 評価方法:課題の提出・達成状況を勘案し、評価します。ただし、評価の対象となるのは前期後期それぞれ10回以 上出席した学生です。 教 科 書:適宜指示します。 参 考 書:適宜紹介します。 履修上の注意点:1.原則として遅刻や欠席は認めません。 (準備学習を含む) 2.次年度のインターンシップ受講を希望している学生を希望します。 200 授業科目 教職福祉介護技術 担当教員 吉田 弘美 対象学科・学年:人福3年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:出席状況ならびに授業中の態度20点、課題の提出状況30点、試験結果50点により総合的に評価する。 教 科 書:前川美智子『介護技術ポケットブック』 (日総研) 参 考 書:授業内容に応じて、資料を提示する。 履修上の注意点: 人間福祉専攻4年生で開講する教職福祉介護実習と関連している授業であるため、実習 (準備学習を含む) 内容を深めるためには必須の授業である。 介護福祉士養成課程以外の学生で、基本的な介護技術の習得に関心のある方も履修でき る。 授業の3回目以降は演習を取り入れるため、演習にふさわしい服装で臨むこと。 授業科目 福祉経営論 担当教員 中熊 靖 対象学科・学年:人福4年 単位数:2 開講時期:前期 祉サービスに係る組織や団体(社会福祉法人、医療法人、特定非営利活動法人、営利法 福 人、市民団体、自治会など)について理解する。 福祉サービスの組織と経営に係る基礎理論について理解する。 福祉サービスの経営と管理運営について理解する。 授業概要: 福祉サービスに係る組織や団体 福祉サービスの組織と経営に係る基礎理論 福祉サービスの提供組織の経営と実際 福祉サービスの管理運営の方法と実際 授業計画:第1講 福祉事業の経営環境とマネジメント 第2講 経営管理者の役割 第3講 経営管理の基礎理論① 科学的管理法、生産性向上 第4講 経営管理の基礎理論② 組織管理、マネジメント 第5講 経営管理の基礎理論③ 動機づけ理論 第6講 福祉サービスの係る組織や団体①(社会福祉法人、医療法人) 第7講 福祉サービスの係る組織や団体②(非営利活動法人、営利法人、市民団体等) 第8講 マネジメント・スキル① 人事労務管理(組織、給与、人事考課等) 第9講 マネジメント・スキル② 人事労務管理(目標面接制度、能力開発制度) 第10講 マネジメント・スキル③ 財務会計管理(財務諸表の理解) 第11講 マネジメント・スキル④ 財務会計管理(事業収支計画) 第12講 マネジメント・スキル⑤ 問題解決手法 第13講 マネジメント・スキル⑥ リーダーシップの基礎理論 第14講 マネジメント・スキル⑦ リスクマネジメント、コンプライアンス、ガバナンス 第15講 まとめと期末テスト 学習の到達目標: 評価方法:期末テスト結果(70%)、小論文の提出(25%)、出席状況(5%)を総合勘案して評価する。 教 科 書:福祉サービスの組織と経営第2版 中央法規出版 教材のプリントを授業時に配布する。 参 考 書:授業の中で紹介する。 履修上の注意点:社会福祉士国家試験の受験科目のひとつとなっている。 (準備学習を含む) 生活福祉専攻の「福祉経営論Ⅰ」と共通のシラバスで実施するので、合同授業となる。 201 人間福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標: 利用者の生活支援における「尊厳」と「自立」をめざした介護の基本を理解する。 介護の対象者である高齢者や障害者に対して、介護を適切に行う能力と態度を身につける。 介護の基礎的知識及び基本的技術を習得する。 授業概要:介護技術の基本である安全・安楽・自立支援の実際が学べるように、講義だけではなく、できる だけ演習を取り入れながら授業を展開する。 授業計画:1 ガイダンス―生活支援における介護技術の基本原則― 2 観察の技法・コミュニケーションの技法 3 生活環境の整備①(講義:安全で快適な居住環境とは) 4 生活環境の整備②(演習:ベッドメーキング) 5 移動介護の技法①(講義:移動の概念、演習:ボディメカニクスの活用) 6 移動介護の技法②(演習:体位変換・移乗動作) 7 移動介護の技法③(演習:杖歩行・車いす介助) 8 食事介護の技法①(講義:食事の意義、嚥下のメカニズム) 9 食事介護の技法②(演習:自立を促す介助) 10 排泄介護の技法①(講義:排泄のメカニズム、身体状況に応じた排泄方法) 11 排泄介護の技法②(演習:オムツ介助・ポータブルトイレ介助) 12 衣服着脱介護の技法(演習:「かぶり型」「前あき型」の着がえ) 13 入浴介護の技法(講義:入浴の意義・効果、身体状況に応じた入浴方法) 14 福祉用具の活用方法 15 まとめ 授業科目 総合福祉実習Ⅳ-B 担当教員 白川 充 対象学科・学年:人福4年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標: 総合福祉実習Ⅳ-Bは、総合福祉実習Ⅲ(社会福祉援助技術現場実習)のadvance実習とし て、24日間以上・180時間以上の実習を行うことによって、社会福祉士としての実践力を超え、 福祉専門職としての研究課題の設定と克服を目指します。 授業概要: 総合福祉実習Ⅳ−Bは、総合福祉実習Ⅲを終えた学生が、その次の段階として行う実習教 育科目です。実習時間は総合福祉実習Ⅲと同じで、24日間以上・180時間以上に設定します。 この実習にはふたつのタイプがあり、ひとつは総合福祉実習Ⅲで行った社会福祉援助技術現 場実習を、3年次とは違うフィールドで行うタイプの実習、もうひとつは、社会福祉援助技 術現場実習とは違う視点、例えば、卒業論文の研究テーマや特定の実習テーマに限定して行 うタイプの実習です。どちらのタイプの実習を行うのかを明確にして実習を行います。 人間福祉専攻 総合福祉学科 授業計画: 総合福祉実習指導Ⅳ−Bの事前教育、事後教育と連動します。総合福祉実習Ⅲで行った社 会福祉援助技術現場実習を3年時とは違うフィールドで行う実習は、実習先において、一定 の実習指導プログラムに基づき、 「読む」 「話す」 「聞く」 「示してもらう」 「実際にやってみる」 などの方法を用いて「職場−職種−ソーシャルワーク実習」を行います。 社会福祉援助技術現場実習とは違う視点、すなわち卒業論文の研究テーマや特定の実習 テーマに限定して行う実習の場合は、実習テーマに即した独自の実習内容となります。 評価方法:評価は、総合福祉実習指導Ⅳ−Bと連動させます。評価対象は、実習先の評価、巡回指導時 の評価、実習報告会と報告書等です。 教 科 書: 参 考 書:担当教員の指示に従うこと。 履修上の注意点:この科目は、人間福祉専攻の積上げ科目人間福祉専攻の積上げ科目(積上げ科目(履 (準備学習を含む) 修しようとするときに、特定科目を予め修得しておくことが条件となる科目)です。 ですから、総合福祉実習・実習指導Ⅲの単位を修得していない学生は、履修できない ので注意してください。さらに今年度より、学科の申し合せに従い、履修希望学生が 5名以下の場合は開講しない。 授業科目 総合福祉実習指導Ⅳ-B 担当教員 白川 充 対象学科・学年:人福4年 単位数:3 開講時期:通年 学習の到達目標: 総合福祉実習指導Ⅳ-Bは、 総合福祉実習Ⅳ−B(advance実習)の事前教育と事後教育を行う科目です。 したがって到達目標は、以下のように設定されます。 ○総合福祉実習Ⅳ−Bの意義と目的を理解する。 ○コンピテンスの習得と点検を行う。 ○実習計画書を作成する。 ○事後教育のねらいとして実習評価と継続研究テーマをまとめる。 授業概要: 前期はコンピテンスの点検と習得、実習計画書の作成指導が主たる内容となります。後期は実習評価 と継続研究について指導が主たる内容となります。 16.事後教育のねらい① 授業計画:1 .総合福祉実習Ⅳ−Bの意義と目的の確認 2.コンピテンスの点検と習得① 17.実習評価と継続研究の指導① 3.コンピテンスの点検と習得② 18.実習評価と継続研究の指導② 4.コンピテンスの点検と習得③ 19.実習評価と継続研究の指導③ 5.コンピテンスの点検と習得④ 20.実習評価と継続研究の指導④ 6.コンピテンスの点検と習得⑤ 22.実習評価と継続研究の指導⑤ 7.コンピテンスの点検と習得⑥ 23.実習評価と継続研究の指導⑥ 8.実習計画書の作成① 24.実習評価と継続研究の指導⑦ 9.実習計画書の作成② 25.実習評価と継続研究の指導⑧ 10.実習計画書の作成③ 26.実習報告会の準備と実施① 11.実習計画書の作成④ 28.実習報告会の準備と実施② 12.実習計画書の作成⑤ 29.実習報告会の準備と実施③ 13.実習計画書の作成⑥ 30.全体の総括 14.前期の総括① 15.前期の総括② 評価方法:評価は、総合福祉実習Ⅳ−Bと連動させます。評価対象として、実習報告書、報告会の発表等を課します。 教 科 書:特に指定しない。 参 考 書:担当教員の指示に従うこと。 履修上の注意点:この科目は、人間福祉専攻の積上げ科目人間福祉専攻の積上げ科目(積上げ科目(履修しようと (準備学習を含む) するときに、特定科目を予め修得しておくことが条件となる科目)です。ですから、総合福祉実 習・実習指導Ⅲの単位を修得していない学生は、履修できないので注意してください。さらに今 年度より、学科の申し合せに従い、履修希望学生が5名以下の場合は開講しない。 202 授業科目 インターシップ 担当教員 志水田鶴子 対象学科・学年:総福4年 単位数:4 開講時期:通年 評価方法:出欠状況、インターンシップの成績、レポート等の提出状況を加味し評価を行います 教 科 書:適 宜指示します 参 考 書:適宜指示します 履修上の注意点:原則欠席や遅刻は認めません。意欲的な参加を希望します。 (準備学習を含む) インターンシップの期間は原則として10日以上です。 インターンシップにかかる費用については、原則学生の自己負担となります 授業科目 教職福祉介護実習 担当教員 吉田 弘美 対象学科・学年:人福4年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 高齢者施設における体験学習を通して、介護等に関する基本的な知識と技術を習得する。 社会福祉の向上を図る実践的な能力と態度を身につける。 授業概要: 高齢者の生活施設である特別養護老人ホームやグループホーム、デイサービスセンターに おいて実習を行い、利用者の特性と介護者の役割を理解する。 利用者の生活支援の実際を観察・体験し、基本的な生活支援技術の能力を養う。 事前指導として、実習の意義や目的、実習に臨む基本姿勢、実習記録の記載方法等を学び、 実習を円滑に進めるための授業内容とする。 授業計画:1.事前学習(1日) 実習の意義と目的の理解 実習の基本的な態度と心構え 実習記録の意義と記載方法 実習関係書類や自己の実習課題の作成 2.施設実習(10日間 集中実習) 施設の実習プログラムに沿って、展開する。 施設の概要を理解する。 利用者とのコミュニケーション技術を学ぶ。 利用者の日常生活支援内容を知る。 介護職の役割を知る。 ※ 実習の最終日には、反省会を実施する。 3.事後学習(1日) 自己の実習課題の達成状況を確認する。 評価方法:実習状況ならびに反省会の準備・参加状況を40点、教職福祉介護実習施設評価表30点、教職 福祉介護実習関係記録類を30点 教 科 書:指定なし 参 考 書:適宜、資料を提示する。 履修上の注意点: 全日出席とし、欠席の場合は補習実習を行う。 (準備学習を含む) 「総合福祉実習Ⅲ」の単位を修得している学生で、実習を介護施設(特別養護老人 ホーム、介護老人保健施設等)で行った場合は、「教職福祉介護実習」を履修する 必要はない。 203 人間福祉専攻 総合福祉学科 学習の到達目標:1.インターンシップも意義と目的を理解する 2.インターンシップが効果的な体験となるよう、事前学習の方法を学ぶ 3.女性の多様な社会参加のあり方を理解する 4.報告書を作成するなかで、自己理解を深める 5.報告会を通じてプレゼンテーション能力を養う 授業概要: インターンシップとは、一般的に一定期間施設や企業などにおいて就業体験を行うことを指す。しかしながら本学科 で行うインターンシップは、社会福祉(人々の幸せの追求)を基本としながら、地域住民一人一人が社会に参加し、社 会の一員として役割を果すことを体験する。したがって、就業体験を通じて社会参加に必要な能力の獲得(プレゼンテー ション能力やコミュニケーション能力)を目指すものである。具体的には社会福祉法人や特定非営利活動法人、その他、 地域が抱える課題に対して取り組んでいる職場で就業体験を行いながら、社会参加に必要な能力や具体的な展開方法を 学ぶ。 14.演習:実習先でのマナーの再確認 授業計画:1.ガイダンス 15.まとめ 2.インターシップの意義と現状分析 16.インターシップのまとめ(事後学習) 3.実習先の現状分析と地域に対する理解 17.インターシップでの課題の達成状況の分析① 4.社会参加とは 18.インターシップでの課題の達成状況の分析② 5.社会参加に求められる能力① プレゼンテーショ 19.インターシップでの課題の達成状況の分析③ ン能力 20.インターンシップ後の自己分析① 6.社会参加に求められる能力② プレゼンテーショ ン能力 21.インターンシップ後の自己分析② 7.社会参加に求められる能力③ コミュニケーショ 22.インターンシップ報告書作成① ン能力 23.インターンシップ報告書作成② 8.社会参加に求められる能力④ コミュニケーショ 24.インターンシップ報告書作成③ ン能力 25.報告会のための資料作成①プレゼンテーション資料 9.社会参加を促す技術について学ぶ① 26.報告会のための資料作成②プレゼンテーション資料 10.社会参加を促す技術について学ぶ② 27.報告会のための資料作成③プレゼンテーション資料 11.実習先から求められる課題に対する事前準備① 28.報告会リハーサル① 12.実習先から求められる課題に対する事前準備② 29.報告会リハーサル② 13.実習先から求められる課題に対する事前準備③ 30.報告会実施・まとめ 授業科目 健康栄養論 担当教員 神田あづさ 対象学科・学年:管栄1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 社会における管理栄養士の使命や役割および活動分野の理解を通じて、管理栄養士を目指す気持ちを 育む。併せて、栄養専門職としての国際的に活躍するために、諸外国の食文化や生活習慣、経済、およ び栄養政策や制度等を理解する。 授業概要: 健康や栄養に関する基本的な事項について概説する。さらに、次の1)∼3)について解説する。そ のうえで、最新の健康・栄養に関する情報を交えながら人間の健康保持・増進に栄養が果たす役割を学び、 管理栄養士として、まずは自らの食生活ケアについて考えられるよう導入する。 1)管理栄養士の使命や役割および関連職種との関わり 2)栄養学・栄養士発展の歴史 3)地球レベルでの栄養の課題と取り組み 授業計画:1.栄養教育の概念①(栄養教育の定義、目的、目標および対象) 2.栄養教育の概要②(栄養指導・栄養教育の歴史) 3.栄養教育の概要③(栄養教育の場および栄養指導・栄養教育と法律) 4.食環境づくりと栄養教育①(食環境の概要と食環境づくりの必要性) 5.食環境づくりと栄養教育②(食物・情報へのアクセス面の食環境づくりと栄養教育) 6.食環境づくりと栄養教育③(食環境づくりを視野に入れた栄養教育の必要性) 7.栄養教育の国際的動向①(先進諸国における栄養教育) 8.栄養教育の国際的動向②(開発途上国における栄養教育) 9.管理栄養士とは 10.管理栄養士の仕事 11.管理栄養士の使命 12.自分の食生活について① 13.自分の食生活について② 14.健康と栄養 15.まとめ・試験 管理栄養専攻 健康栄養学科 評価方法:筆 記試験(80点)、受講態度・出席状況(20点)などにより総合的に評価する。 なお6回以上の欠席は「停止」扱いとする。 教 科 書:健康・栄養科学シリーズ『栄養教育論(改訂第2版) 』丸山千寿子,足達淑子,武見ゆかり編集 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:予習・復習はもちろんのこと、自分で調べ考える手法を身に付けること。 (準備学習を含む) 授業科目 健康栄養研究法Ⅰ 担当教員 石出信正他専任教員14名 対象学科・学年:健栄2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 健康栄養を専攻する学生に対して、 「健康・栄養」に関する基本的問題と研究の方法について解 説する。 また、特に健康づくりの基本的要件である「正しい食生活のあり方」を追求するための研究へ の導入として、各教員が専門とする研究分野の視点から基本的な知識や研究方法について紹介す る。 授業概要: 授業では、まず、 「健康」とは何かについて、十分な認識を持たせるとともに、現代社会におけ る健康問題への関心と積極的な取り組みを促す。 「健康・栄養」を共通テーマにして、担当教員がそれぞれ1回、独自のテーマで完結的な授業を行う。 授業計画:担当教員とテーマ(予定です。変更有、日時とテーマは決定次第掲示します。 ) 1.石出 信正 「食と脳」 2.岩淵 せつ子 「大豆の食品科学と健康機能」 3.小嶋 文博 「かまぼこの機能性」 4.小村 毅 「現代の食生活と健康の諸問題について」 5.山城 秋美 (未定) 6.菱沼 宏哉 「寿命を延ばす食事は存在するのだろうか」 7.遠藤 道代 「栄養因子による健康状態への影響」 8.神田 あずさ 「ライフステージ・ライフスタイル別における栄養教育について」 9.佐々木 裕子 「宮城県民の栄養状態について」 10.佐々木 ルリ子 「食事と健康のかかわり(給食管理の面から)」 11.宮崎 正美 「人間学における〈健康〉の概念について −エネルギーとの関連で」 12.宮下 ひろみ 「食事栄養学としての調理と食育」 13.高澤 まき子 「地産地消―食と農とのかかわり」 14.鈴木 寿則 (未定) 15.総合討論 評価方法:授業への出席状況と、各教員が提出を求めることがあるレポート等の成績を総合して評価する。 教 科 書:各担当教員が適宜指示する。 参 考 書:各担当教員が適宜指示する。 履修上の注意点:試験はないので、実施授業回数の2/3以上は必ず出席し、かつレポートも必ず提出しないと、 (準備学習を含む) 単位は取得できないことに要注意。 204 授業科目 栄養情報 担当教員 佐々木裕子・工藤 啓 対象学科・学年:管栄2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:地域社会では、様々な年齢の男女が生活し、体格、体力、世帯の生活様式、生活水準も異なる。このような集団の健康・栄養問題 および関連要因の把握、課題分析を行ない、絡み合った要因を解きほぐして健康水準を高める対策ができる能力を養う。特に、疫 学の基本的な考え方と目的について概説できるようにする。また、臨地実習先や社会との信頼関係を確立できるように、コミニュ ケーション能力、情報リテラシーやプレゼンテーション能力の向上を図る。 授業概要:主な保健統計情報の収集と活用について解説する。保健指標について学び、それぞれの指標についての理解を深める。また、健康 事象について年次推移の表現を考え片対数グラフがなぜ有効かを学習し、各種のグラフを用いたプレゼンテーションの基礎理論を 学ぶ。 さらに、栄養評価の基礎データとなる食事調査法について、その種類と特徴を理解して、対象や目的に応じた調査法を選択・適用 する能力を養う。同時に得られたデータの解析、考察力を習得する。さらに、調査の再現性と妥当性について理解し、管理栄養士 としての調査時の留意点を知る。 授業計画:1.疫学とは 健康評価学の方法論である疫学の概要と歴史について学ぶ。 2.研究デザイン 介入研究の概要を学びながら介入研究の倫理的な側面を理解する。 3.度数分布表とヒストグラム クロス集計、度数分布表、ヒストグラムの応用を考える。 4.データ集と解析 実際に統計ソフトであるSPSSを用いて、ヒストグラム、幹葉図、箱ひげ図、平均 値、中央値、最頻値、標準偏差、分散、パーセンタイル値について理論を学ぶ。 5.統計的推論 統計、コンピュータ・リテラシーとは何かを理解する。 6.保健統計 人口転換等の人口論の基礎を学び、我が国の少産少子、高齢化 社会について学習する。 7.保健指標1) 傷病量、特に有病率と罹患率ついて理解を深める。 8.保健指標2) コホート観察などを通して保健指標の考え方を深める。 9.食事調査 各種食事調査法について学習する。 10.栄養素等摂取量算出のためのデータベース 栄養調査に必要な管理栄養士のスキルを学ぶ。 11.食品データベースとしての日本食品標準成分表 成分表を用いて調査データを作成する。 12.食事摂取基準による摂取量の評価と評価指標 食事摂取量の評価を食事摂取基準を用いて指標化する。 13.個人レベルでの食事調査データの解析 食事摂取基準2010に基づいた評価方法を取得し、分析した結果を、特定保健指導での活用など、効果的な栄養指導へ 展開ができるように演習する。 14.集団レベルでの食事調査データの解析 結果についてパワーポイントでのプレゼンテーションができるようにする。 15.まとめと試験 授業科目 基礎化学 担当教員 小村 毅 対象学科・学年:管栄1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:(1)物質の基本(原子、イオン、分子など) 、化学結合、化学反応など、高校の化学でも学んだ内容の 化学を再学習して、基本的なことをしっかり習得する。 (2)無機化学もそうであるが、特に有機化学の基礎知識をよく理解することにより、専門基礎分野の食 品学、栄養学、生化学等の科目で学ぶ化学的な面の理解にも活用・応用できる能力が身につくようになる。 授業概要: この「基礎化学(選択) 」は、高校の化学が良く分からなかった者、もしくは履修して来なかった者に 対して、まず無機化学の基礎・基本が理解できるレベルの内容〔再教育も兼ねる〕を平易に講義する。 次に有機化学では、食品や生体を構成する有機物質の分子構造がどんな元素でどんな化学結合をして できているのか、それがどんな性質(溶解性、極性など)を有し、どのような化学変化を示すか等を中 心に学ぶ。 授業計画:1 .シラバスの概説/化学の基本概念(有効数字、単位など) 2.物質を構成するもの ①原子、イオン、分子など/簡単な化合物 3.物質を構成するもの ②原子価/不対電子/フリーラジカル等 4.物質を構成するもの ③酸と塩基 5.物質を構成するもの ④溶液のpH /中和と塩 6.化学結合:共有結合、イオン結合、水素結合、配位結合等 7.酸化と還元(電子移動の反応) 8.有機化合物 ①分類と命名 9.有機化合物 ②官能基とその性質など 10.有機化合物 ③飽和と不飽和(炭化水素、脂肪酸) 11.糖質の化学(構造と性質) 12.脂質の化学(構造と性質) 13.たんぱく質の化学(構造と性質) 14.核酸の化学(構造と性質) 15.まとめとテスト 評価方法:試験の結果(80点)と宿題(20点)の総合点。 教 科 書: 「基礎から考える化学」山崎 昶著(化学同人) 最初の方は、プリントを使用する予定 参 考 書: 「ゼロからはじめる化学」立屋敷哲 著(丸善) 履修上の注意点:高校時に用いた「化学Ⅰ」の教科書も授業時に持参すること。 (準備学習を含む) 205 管理栄養専攻 健康栄養学科 評価方法:席、小テスト、提出課題を総合的に評価する。 教 科 書:な し、プリント配布 参 考 書:保健統計・疫学(南山堂) 福富和夫、橋本修二 著 厚生労働省策定 日本人の食事摂取規準2010年版 (第一出版) 五訂増補食品成分表 履修上の注意点:コ ンピュータ演習室での演習を含む。 (準備学習を含む) 管理栄養士としての就職を考えている人は必須。 授業科目 基礎生物 担当教員 永沼 孝子 対象学科・学年:健栄1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 高校生物を基礎として、大学における専門教育への円滑な連続性がもてるように生物学の基礎を広く 習得する。特に専門分野である生体成分や食品栄養に深く関係する生物の基礎的事項を重点的に学び、 一般社会、とりわけ栄養管理や医療の現場でも役立つ理論や知識を身につける。 授業概要: 我々が普段口にしている食物は、ほとんど全てが生物に由来するものであり、我々人間もまた生物の 一員である。本講義では、生物の体の構造や働き、発生の仕方等を学ぶことで、生物の基礎的な特徴を 理解すると共に、我々人間の持つ生物としての特性について認識を深めることを目的とする。 授業計画:1.生物学の成り立ち 2.生物の基本単位(細胞の構造と機能) 3.生物体の構造(組織・器官の機能)(1) 4.生物体の構造(組織・器官の機能)(2) 5.生体を構成する物質(1) 6.生体を構成する物質(2) 7.消化吸収と物質代謝 8.生殖細胞と受精 9.発生と分化 10.細胞増殖と遺伝 11.遺伝子 12.遺伝情報に基づくタンパク質の合成と輸送 13.環境と生物の反応(病気) 14.環境と生物の反応(免疫) 15.まとめと評価 管理栄養専攻 健康栄養学科 評価方法:出席状況、 授業に臨む態度、 テスト等を総合的に判断して評価する。 3分の2以上の出席、 レポートの提出、 テストの受験を成績評価の条件とする。 教 科 書:人間のための一般生物学第3版(東京理科大学准教授 武村政春 著)裳華房発行 参 考 書:高校の生物の授業で使用した教科書、参考書、図説等。 履修上の注意点:講義では、主に高校で学習する生物Ⅰ・生物Ⅱで扱う範囲の生物学の基礎について解説します。 (準備学習を含む) 高校で生物Ⅰを履修している方が望ましいですが、必須ではありません。ただし化学の基礎的な 知識は必要です。 授業科目 公衆衛生学 担当教員 鈴木 寿則 対象学科・学年:管栄2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:公衆衛生学の理念、法制度、そして保健活動を総合的に理解することによって、現代社会における健康のあり 方について考え方を深めます。そして、医療・保健・福祉など健康を取り巻く環境の変化に対して、公衆衛生 学に基づく活動がどのようなものなのか、どのような統計指標を根拠としているのかを理解し、現在の衛生動 向から、今後の課題・展望などに対する見識を深めます。 授業概要:公衆衛生学における医療・保健・福祉の分野 (下記の授業計画を参照) ごとに、 教科書の内容を基に講義を行います。 講義では、各分野の歴史や背景、そして現在の課題などを考え、今後のあるべき健康増進について検討します。 また、現代の公衆衛生上の課題について、教科書以外にも最新の関係・統計資料などを用いて、私たち一人ひ とりに求められる疾病予防および健康増進について理解を深め、今後の公衆衛生学のあるべき視点について検 討を行います。 授業計画:1 .公衆衛生学とはなにか 2.保健および健康の定義、疫学 3.予防医学の考え方、疾病のリスク要因 4.感染症の動向と予防 5.循環器疾患の動向と予防 6.がん・糖尿病の動向と予防 7.環境保健(総論) 生活環境と地球環境 8.環境保健(各論) 人体と物理的・科学的・生物的環境 9.公害対策、環境問題への取り組み 10.地域保健、衛生行政 11.母子保健、乳幼児・母子における健康増進 12.学校保健、学校における保健管理・環境管理 13.産業保健、労働災害、事故の動向 14.老人保健・老人福祉 15.まとめ、試験 評価方法:出席状況および試験によって評価します。 遅刻2回を欠席1回に換算し、評価を行います。 教 科 書: 『シンプル衛生公衆衛生学 2011』鈴木庄亮、久道茂・監修/南江堂(平成23年発行) 参 考 書:必要があれば、適宜紹介します。 履修上の注意点:遅刻、講義中の私語、途中退出など、他の受講者の迷惑になるような行為はしないようにして下さい。 (準備学習を含む) 原則として、授業開始30分以降の教室への入室は認めません。 206 授業科目 公衆衛生学特論 担当教員 鈴木 寿則 対象学科・学年:管栄2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:公衆衛生学における政策、 法律 (保健医療・福祉関係法規) の内容を理解することを目標とします。 現在の医療保健・ 福祉に関係する制度を理解し、前期で学習する公衆衛生学を社会政策の観点から、その見識を深めます。また、 公衆衛生に関連する保健医療・福祉に関係する医療従事者などの地位、業務などのを正確に理解し、将来にお ける専門職として、その社会的役割に役立てるものとします。 授業概要:公衆衛生学で学んだ様々な制度について、 『公衆衛生と法』として教科書を中心に、より詳細に検討し、講義を 行います。公衆衛生に関係する法律の沿革や目的、そして内容が、どのような社会的背景で制定されたものな のか、それぞれの条文にはどのような意味があるのかを解説します。 授業計画:1.公衆衛生と衛生法規 2.日本国憲法、民法、刑法の概説 3.医療法 4.医師法 5.医療行為、医業 6.医療従事者に関する法律(1)保健師助産師看護師法など 7.医療従事者に関する法律(2)その他の医療従事者 8.精神保健及び精神障害者福祉に関する法律 9.感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律 10.地域保健法 11.母体保護法、母子保健法、学校保健法 12.健康保険法、国民健康保険法 13.高齢者の医療の確保に関する法律 14.食品衛生に関する法規 15.まとめ、試験 授業科目 健康管理概論 担当教員 鈴木 寿則 対象学科・学年:管栄2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 健康管理の実践に必要な情報処理、統計処理の基本を理解します。そして、講義を通じて 栄養に関する医学情報や保健情報を正しく理解し、必要な情報を吟味した上で、様々なステー ジにおける健康管理の実践に役立てることを目的とします。 授業概要: 教科書を基に、統計情報などを理解するために、実証研究の立て方、進め方、結果の解釈 について解説していきます。また、疫学の内容を踏まえ、どのような研究手法があるのか、 その内容について解説します。 授業計画:1.ガイダンス、健康管理の方法 2.実証研究の進め方、モデルの設定 3.データの収集と分析 4.調査計画、変数の概念 5.変数の測定 6.対象の選定 7.実験計画、統制 8.記述統計 9.1変数の分布と統計処理 10.2変数の分布 11.クロス集計 12.2変数の量的関係、相関分析 13.標本と母集団 14.検定の考え方 15.まとめ、試験 評価方法:出席状況および試験(80点)、レポート等の提出(20点)によって評価します。 遅刻2回を欠席1回に換算し、評価を行います。 教 科 書:『実証研究の手引き 調査と実験の進め方・まとめ方』古谷野亘・長田久雄(著)/ワール ドプランニング 『はじめて学ぶ やさしい疫学 -疫学への招待- 第2版』日本疫学会(監修)/南江堂 参 考 書:必要があれば、適宜紹介します。 履修上の注意点:遅刻、講義中の私語、途中退出など、他の受講者の迷惑になるような行為はしないよ (準備学習を含む) うにして下さい。 207 管理栄養専攻 健康栄養学科 評価方法:出 席状況および試験によって評価します。 遅刻2回を欠席1回に換算し、評価を行います。 教 科 書: 『系統看護学講座 専門基礎分野 健康と社会保障制度[4]看護関係法令(第43版)』森山幹夫(著)/医学書院 (平成23年発行) 参 考 書:必 要があれば、適宜紹介します。 履修上の注意点:遅刻、講義中の私語、途中退出など、他の受講者の迷惑になるような行為はしないようにして下さい。 (準備学習を含む) 原則として、授業開始30分以降の教室への入室は認めません。 授業科目 地域福祉論 担当教員 鈴木 寿則 対象学科・学年:管栄2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 地域における福祉および関連領域としての保健、医療について、基本的な制度を理解すること を目標とします。高齢社会における年金問題、介護問題をはじめとして、生活保護などの様々な 社会問題について考察することができるようにします。 授業概要: 市町村(地域)における福祉、年金保険、介護保険、社会扶助(生活保護)などの分野ごとに 教科書を中心にして講義を行います。また、教科書以外にも、現在、問題になっている福祉およ び保健医療について理解を深めるために、参考資料などを用いて検討を行います。 授業計画:1.社会保障における公衆衛生 2.社会保障とはなにか 3.社会保障の財源 4.年金保険制度(1) 5.年金保険制度(2) 6.医療保険制度(1) 7.医療保険制度(2) 8.医療保険制度(3) 9.介護保険制度(1) 10.介護保険制度(2) 11.労働保険制度(1) 12.労働保険制度(2) 13.社会扶助制度 14.現代における社会保障の課題 15.まとめ、試験 管理栄養専攻 健康栄養学科 評価方法:出席状況および試験によって評価します。 遅刻2回を欠席1回に換算し、評価を行います。 教 科 書: 『社会保障<第2版>』阿部祐二・責任編集/弘文堂(平成22年発行) 参 考 書:必要があれば、適宜紹介します。 履修上の注意点:遅刻、講義中の私語、途中退出など、他の受講者の迷惑になるような行為はしないように (準備学習を含む) して下さい。原則として、授業開始30分以降の教室への入室は認めません。 授業科目 有機化学 担当教員 佐藤 幸夫 対象学科・学年:管栄1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: ミネラルを除けば、食物の成分および人間の体を構成する成分はすべて有機化合物である。また、食物の摂取に伴う 生体内の反応は有機化学反応である。それゆえ、食品が果たす役割や物質の代謝経路について理解するためには食物の 含有成分、栄養素、生体関連物質、食品添加物等々の有機化合物の構造やその性質に関する知識が必須のものとなる。 本授業においては複雑な有機化合物の化学的性質や有機反応について学び、関連する専門科目を理解する上で必要な 基本的事項の解説を行う。コースの目的は、⑴有機化学における基礎的な諸概念を理解すること、⑵化学構造式の識別 能力を身につけることである。 授業概要: コースの目的を達成するため、まず物質の基本概念および化学の理屈について勉強し、それらが有機化学および有機 化合物にどう反映されているのかを「管理栄養士養成課程におけるモデルコアカリキュラム」に基づいた授業を行う。 授業計画: 以下の項目・内容について解説、説明をする。 1)有機化学とは……原子における電子配置と周期表との関係 2)有機化合物の表現法……有機化合物の表現法と有機化合物の構造や性質がどう関係するのか 3)化学結合(ⅰ)分子間力……原子における電子配置 4)化学結合(ⅱ)混成軌道……化学結合と原子における電子状態 5)化学結合(ⅲ)立体化学……飽和炭化水素、不飽和炭化水素、異性体 などの分子と立体構造 6)有機化合物各論(ⅰ)炭化水素、アルコール、エーテル……官能基としてヒドロキシ基を基本とする化合物の構造 や性質 7)有機化合物各論(ⅱ)カルボニル化合物……カルボニル基を基本とする化合物の構造や性質 8)有機化合物各論(ⅲ)カルボン酸とその誘導体……カルボキシル基を基本とする化合物 9)有機化合物各論(ⅳ)アミン、ハロゲンおよび硫黄化合物……アミノ基を基本とする化合物および硫黄化合物 10)有機化合物各論(ⅴ)芳香族化合物……芳香族化合物およびその他の環式化合物 11)有機化合物各論(ⅵ)糖質および脂質化学構造 12)有機化合物各論(ⅶ)タンパク質および核酸の化学構造 13)反応機構(ⅰ)置換反応……電子の動きに基づいて化学反応はどう理解できるか 14)反応機構(ⅱ)付加・脱離反応および転移反応……電子状態から化学反応はどう理解できるか 15)反応機構(ⅲ)反応速度と遷移状態……化学変化の解析に必要な物理化学的考え方 評価方法: 出席状況および講義中の態度(20%)…講義室での座席は毎回指定する。小テストや宿題あるいはレポート(80%) 単位認定は全体で60%以上のポイントを獲得することを条件とする。 教 科 書: 『これでわかる基礎有機化学』畔田博文、樋口弘行、川淵浩之、高木高治 共著(三共出版)を参照しながら、プリ ントを基にして講義を進める。 参 考 書: 有機化学に関する参考書、図書類は図書館に多くあるのでそれらを十分活用すること。 履修上の注意点: 高校の化学よりも詳細な説明になり、 その分内容としては難しくなるので相当の覚悟をもって授業に望むこと。 (準備学習を含む) 欠席回数が5回以上になれば履修単位の認定はできなくなるので注意すること。 208 授業科目 生化学 担当教員 小村 毅 対象学科・学年:管栄1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: (1)人体を構成している細胞の基本的構造と機能、及び生体成分としての核酸、糖質、脂質、たんぱく質の分子構造と性質・機 能との関連性を理解する。この基本的なことが、次に展開されるこれらの物質代謝の学習・理解へとつながるようになる。 (2)生体成分の物質代謝とこれに関わるホルモン、酵素、ビタミンの機能などについても学習し、代謝がどのように調節され、 ホメオスタシースが維持されているかを説明できるようになる。 授業概要: からだの生命現象を、細胞・組織レベルで生物学的に理解する一方で、生命現象を担う生体物質(たんぱく質、脂質、核酸など) の構造と機能に関する基礎知識を化学的に修得する。さらに、物質代謝における生体反応を触媒する酵素やその手助けとなるビタ ミン(補酵素)、ミネラル、および代謝調節に関わるホルモンなどについても簡潔に概説できるように理解する。 授業計画:1.序説(シラバス説明・参考書紹介等)/講義「細胞の基本的構造と機能」 :⑴細胞の基本的構造(図解など) 2.「細胞の基本的構造と機能」 :⑵細胞膜の構造と機能(膜電位、チャンネル、ポンプ、受容体、酵素、物質の輸送、サイトーシス) 3.「細胞の基本的構造と機能」: ⑶細胞小器官(核、小胞体、ゴルジ体、ミトコンドリア、リソソーム、ペルオキシソーム等) ⑷細胞の骨格と細胞運動および細胞外マトリックス ⑸細胞分裂の増殖と細胞死 4.「生体構成成分の構造と機能」:⑴核酸/⑵糖質 5.「生体構成成分の構造と機能」:⑶脂質/⑷たんぱく質・アミノ酸 6.「生体構成成分の構造と機能」:⑸酵素の性質・調節/⑹ホルモンの作用 7.「生体成分の代謝とその調節」:糖質の代謝①(解糖系TCA回路/血糖の調節) 8.「生体成分の代謝とその調節」:糖質の代謝②(電子伝達系/酸化的リン酸化/糖新生) 9.「生体成分の代謝とその調節」:糖質の代謝③(グリコーゲンの合成と分解/ペントースリン酸回路/フルクトース、グルコー ス、ウロン酸代謝系と機能) 10.「生体成分の代謝とその調節」:脂質の代謝①(脂質の輸送とリポたんぱく質の機能/中性脂肪の合成と分解) 11.「生体成分の代謝とその調節」:脂質の代謝②(脂肪酸のβ酸化/脂肪酸の合成・不飽和化/ケトン体の生成) 12.「生体成分の代謝とその調節」:脂質の代謝③(リン脂質の代謝とイコサノイドの生成/コレステロールの生合成とその調節機 構) 13.たんぱく質・アミノ酸の代謝: (たんぱく質の細胞内分解、アミノ酸の合成と分解、アミノ基転移反応、尿素回路など) 14.三大栄養素(三大生体物質)の相互連間とエネルギー収支の調節 15.まとめとテスト 授業科目 生化学特論 担当教員 佐藤 幸夫 対象学科・学年:管栄1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 栄養素の代謝・生理作用および栄養素と疾病との関係などの栄養学的な諸現象を遺伝子あるいは遺伝子発現 過程の制御と結びつけて理解しようとする研究が進んでいる。これは「分子栄養学」という新しい学問分野で ある。本授業は栄養条件の変化に対して生体がどのような応答をするのか、あるいは栄養条件と生活習慣病と の関わりがどうなっているのかといった問題を分子生物学の観点から理解するための基本的な考え方を得るこ とを目的とする。したがって,コース終了時には生化学および分子生物学の基礎的な知識が身についている。 授業概要: 1年生では前期に「生化学」の授業があるが、そちらの方は「生化学Ⅰ」で本授業は「生化学Ⅱ」という位 置づけになる。また、3年生には「生化学特論」という本授業と同じ科目名のものがあるが、当然その内容は 本授業とは異なっている。ここでは、「生化学」を栄養素や生体成分の体内での化学変化とその調節機構という 観点から考え、さらに栄養に関わる問題を分子レベルで理解するための基礎的な知識が得られるような授業を 展開する。 授業計画: 以下の項目・内容について解説、説明をする。 1)生化学と栄養について 2)生体成分の構造と機能: (1)タンパク質、酵素 3)生体成分の構造と機能: (2)糖質、脂質 4)生体成分の構造と機能: (3)ビタミン 5)生体成分の構造と機能: (4)核酸 6)物質代謝:(1)物質代謝の基礎 7)物質代謝:(2)物質代謝とエネルギー 8)物質代謝:(3)異化作用と同化作用 9)物質代謝:(4)代謝各論……ミネラル 10)物質代謝:(5)代謝各論……薬物代謝 11)遺伝情報の伝達と発現: (1)遺伝子と染色体 12)遺伝情報の伝達と発現: (2)DNAの複製 13)遺伝情報の伝達と発現: (3)転写と翻訳 14)遺伝情報の伝達と発現: (4)遺伝情報発現の調節 15)遺伝情報の伝達と発現: (5)遺伝子組換え技術 評価方法:出 席および授業中の態度(20%) 、小テストや宿題あるいはレポート(80%)で評価する。単位認定は全体で 60%以上のポイントを獲得することを条件とする。 教 科 書: 『生化学・分子生物学』伊東蘆一・木元幸一・小林修平 編著(建帛社)を参照しながら、プリントを元に して講義を進める。 参 考 書: 『分子栄養学』金本龍平 編(化学同人) 履修上の注意点: 使用する教科書は生化学および分子生物学について述べているものであるが、内容はかなり高度なの (準備学習を含む) で予習,復習をしっかりすることが必要である。 209 管理栄養専攻 健康栄養学科 評価方法:定期試験の成績(100%)のみで評価する。 教 科 書: 「わかりやすい生化学」村上・阿佐美他 編著/小村毅ら共著(同文書院) 参 考 書: 「基礎から学ぶ生化学」奥恒行 編(南江堂) 「管理栄養士を目指す学生のための生化学テキスト」毎田徹夫 著(文光堂) 「生化学」が難解であると思われる者は、一年時開講の「基礎生物学」と「基礎化学」を同時並行で履修すること。また、 履修上の注意点: (準備学習を含む) 高校で学んだ「生物学Ⅰ」のテキストを再学習すること。 授業科目 生化学実験 担当教員 菱沼 宏哉 対象学科・学年:管栄1年 単位数:1 開講時期:後期 学習の到達目標:1)実験器具の性質を理解し、 適切な実験操作ができる。 2)酵素の機能と諸性質、 補酵素の機能、 酵素活性の調節機構、 酵素反応速度論について理 解し、 概説できる。 3)生体試料を用いた実験と一般の化学実験の違いを理解し、 適切に実験を遂行できる。 4)ヒト血漿を取り扱う際の注意点を理解し、 適切に取り扱うことができる。 5)臨床検査試薬キットの測定原理を理解し、 各項目の測定ができる。 授業概要:1)酵素について、 活性および比活性の測定を行う。 2)酵素の至適 pH、 至適温度の測定を行う。 3)補酵素の有無による酵素活性の違いを確認する。 4)血清脂質を測定する。 5)アミノ基転移酵素であり、 かつ逸脱酵素として臨床上の意義を持つ AST、 ALT を測定 する。 授業計画:1.基本事項、 試薬と器具の取り扱い 9.膵アミラーゼの最適pH 2.酵素に関する基礎事項の解説 10.乳酸デヒドロゲナーゼ活性と補酵素 3.酵素に関する演習 11.脂質の体内動態に関する解説 4.試薬調製に関する解説と演習 12.総コレステロールとトリアシルグリセ 5.試薬調製 ロール 6.膵アミラーゼの比活性(1酵素活性) 13.HDLコレステロール 7.膵アミラーゼの比活性(2タンパク質定量) 14.ASTとALT 15.まとめと筆記試験 8.膵アミラーゼの最適温度 管理栄養専攻 健康栄養学科 評価方法:出席点を10%、 レポートの評価を40%、 筆記試験の評価を50%とし、 100点満点で評価する。 教 科 書:実験書(プリント)を配布する。 参 考 書: 履修上の注意点:実験科目は、 実際に実験操作を行い習得することが大切である。 したがって出席重視 (準備学習を含む) とし、 欠席回数が4回に達した場合は、 例外なく再履修とする。 授業科目 微生物学 担当教員 山本 仁 対象学科・学年:管栄1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1.微生物界全体の概要を把握する。 2.ヒトと微生物の関わりを、益と害の両面から考える。 3.生物を微生物の害から守っている免疫システムについて理解を深める。 授業概要: 微生物は、最初に地球上に出現した生命体であり、その後地球環境に影響を及ぼしながら 繁殖し、今も地球のほゞ全域に生育している。ヒトや動・植物の病気の原因となるのは、膨 大な微生物のごく一部にすぎない。人類が微生物の世界を正しく理解するようになったのは、 大よそ100年前からであるが、人々は大昔から経験的に微生物を利用してきた。 微生物の世界を正しく理解し、微生物と共存しながら生きてゆくことの意味を考える。 授業計画:1)微生物学総論 (1) : 微生物とは? 微生物の分類 2)微生物学総論 (2) : 主な微生物研究の歴史 3)微生物学総論 (3) : 私達の暮らしと微生物 4)細菌学 (1) : 細菌とは? 細菌の形態と染色法 5)細菌学 (2) : 細菌の培養・同定・分類 6)細菌学 (3) : 主な病原性細菌∼その1. 7)細菌学 (4) : 主な病原性細菌∼その2. 8)ウイルス学 (1) : ウイルスとは? ウイルスの形態・分類 9)ウイルス学 (2) : 主な病原性ウイルス 10)真菌学 : 真菌とは? 主な病原性真菌 11)感染と免疫 (1) : 微生物の侵入と生体の応答 12)感染と免疫 (2) : 免疫とは?∼その1. 細胞性免疫 13)感染と免疫 (3) : 免疫とは?∼その2. 液性免疫、抗原抗体反応 14)滅菌と消毒 : 滅菌とは? 消毒とは? 主な滅菌法・消毒法 15)微生物学のまとめ ∼ 筆記試験 評価方法:筆記試験(期末)、小テスト(随時)、出席状況。 教 科 書: 『微生物学』小林秀光、白石淳編(㈱化学同人) : 最新版 参 考 書: 履修上の注意点:食品衛生や食品加工など、食(品)の分野と微生物の関わりは深い。また、免疫学の (準備学習を含む) 知識は応用範囲が大変広い。興味を持って学習して欲しい。 210 授業科目 解剖生理学 担当教員 石出 信正 対象学科・学年:管栄1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 栄養学、管理栄養学の理解のためには「人体の構造と働き」を理解し、さらに「疾病の成り立ち」 について、証拠に裏打ちされた科学的で、合理的な知識が必要である。特に、管理栄養学において、 疾病について明確で系統的な知識なしに専門家としての栄養管理を行うことができない。 人体 の構造と機能を理解し、その維持と発展にはたす栄養の役割を理解すると同時に生体の精緻に関 する驚きと、人に対する尊敬を深める。 授業概要: 管理栄養士養成の新ガイドラインにおける「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち」の生化学 を除いた分野を「解剖生理学」「解剖生理学特論」「病理学I」「病理学II」を一連の科目として系 統的に学ぶ。 本科目では人体構造の概説から、生体構成分子、細胞の構造、遺伝子の働き、ホメオスターシス、 疾病の成り立ち、臨床症候の生理学的な発生メカニズムなどを学ぶ。 9.組織・細胞に生じる異常 授業計画:1.人体構造論概説 2.生体分子の構造と機能 10.腫瘍 3.遺伝子 11.生活習慣病と肥満 4.人体生理概論 12.臨床診断の基礎 5.人体の内部環境と恒常性維持 13.症候学 6.エネルギー代謝概説 14.栄養と代謝にかかわるホルモン 7.ミネラルの働きと代謝 15.代謝の恒常性維持機構・期末試験 8.疾病の成り立ち・老化と死 授業科目 解剖生理学特論 担当教員 石出 信正 対象学科・学年:管栄1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 栄養学、管理栄養学の理解のためには「人体の構造と働き」を理解し、さらに「疾病の成り立ち」 について、証拠に裏打ちされた科学的で、合理的な知識が必要である。特に、管理栄養学において、 疾病について明確で系統的な知識なしに専門家としての栄養管理を行うことができない。 人体 の構造と機能を理解し、その維持と発展にはたす栄養の役割を理解すると同時に生体の精緻に関 する驚きと、人に対する尊敬を深める。 授業概要: 管理栄養士養成の新ガイドラインにおける「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち」の生化学 を除いた分野を「解剖生理学」「解剖生理学特論」「病理学I」「病理学II」を一連の科目として系 統的に学ぶ。 本科目では代謝性疾患の生理、内分泌系、消化器系の構造と機能を中心に学ぶ。 9.内分泌系の疾患 授業計画:1.糖尿病(1) 10.消化器系の構造と機能 2.糖尿病(2) 11.消化と吸収の仕組み(1) 3.脂質異常症 12.消化と吸収の仕組み(2) 4.痛風・先天性代謝疾患 13.食道・胃疾患 5.ビタミン・ミネラル欠乏症 6.摂食障害 14.肝炎 7.ホルモン分泌とその調節 15.肝硬変・期末試験 8.内分泌器官の構造と機能 評価方法:1)期末試験(90) 2)授業に対する態度(10) 教 科 書:国立健康・栄養研究所監修 1)「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 総論」 南江堂 2)「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 各論Ⅰ」 南江堂 3)「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 各論Ⅱ」 南江堂 (この3冊は「解剖生理学」「解剖生理学特論」「解剖生理学実験Ⅰ」「病理学Ⅰ」「病理学Ⅱ」で 共通して使用します。) 参 考 書:『からだの地図帳』高橋長雄監修(講談社) 『病気の地図帳』山口和克監修(講談社) 履修上の注意点:医学に関する科目では日常語と異なる術語が多い。その意味と概念を把握しておくことは (準備学習を含む) 医療・福祉のチームで働く際の連携を成立させるために重要である。キーワード集を配布 するので予習・復習を確実にすること。 211 管理栄養専攻 健康栄養学科 評価方法:1)期末試験(90) 2)授業に対する態度(10) 教 科 書:国 立健康・栄養研究所監修 1) 「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 総論」 南江堂 2) 「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 各論Ⅰ」 南江堂 3) 「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 各論Ⅱ」 南江堂 (この3冊は「解剖生理学」「解剖生理学特論」「解剖生理学実験Ⅰ」「病理学Ⅰ」「病理学Ⅱ」で 共通して使用します。) 参 考 書:『からだの地図帳』高橋長雄監修(講談社) 『病気の地図帳』山口和克監修(講談社) 履修上の注意点:医学に関する科目では日常語と異なる術語が多い。その意味と概念を把握しておくことは (準備学習を含む) 医療・福祉のチームで働く際の連携を成立させるために重要である。キーワード集を配布 するので予習、復習を確実にすること。 授業科目 解剖生理学実験Ⅰ 担当教員 石出 信正 対象学科・学年:管栄1年 単位数:1 開講時期:前期 学習の到達目標: 講義で学んだ解剖生理・病理学の知識をもとに、①人体模型を用いて、立体的な位置関係 を機能との関連において理解する。②生理に基づいた様々な診断手技の原理、③臨床検査の 実際を学ぶ。 授業概要: 「解剖生理実習マニュアル」に基づいて、学生はグループに分かれ、自らの手で学習を進 め、適時、グループによる発表会が催される。 授業計画:1.解剖模型を用いた解剖実習① 2.解剖模型を用いた解剖実習② 3.解剖模型を用いた解剖実習③ 4.解剖模型を用いた解剖実習④ 5.解剖模型実習発表会 6.理学的所見の取り方 7.血圧測定とその変動 8.心電図 9.血管年齢の測定法(脈波伝搬速度) 10.神・筋肉系の臨床検査(筋電図・眼賑図) 11.脳波測定 12.呼吸機能検査 13.超音波検査法 14.運動機能検査 15.病院検査室の機能 管理栄養専攻 健康栄養学科 評価方法:1)実習への参加、2)実習記録の提出 教 科 書:実習マニュアルを配布します。 参 考 書: 『からだの地図帳』高橋長雄監修(講談社) 履修上の注意点:外部の会社の協力も得た貴重な機器の実習もあります。各自実験への積極的な態度が (準備学習を含む) 求められます。学習発表会はグループで話し合いを持って準備すること。プレゼンテー ション技術もマスターすること。 授業科目 解剖生理学実験Ⅱ 担当教員 菱沼 宏哉 対象学科・学年:管栄1年 単位数:1 開講時期:後期 学習の到達目標:1)腎機能検査の1つである 「試験紙による簡易尿検査」 について、 測定原理を理解し、 実 践できる。 2)尿中に排泄される成分のうち、 塩素、 尿素、 クレアチニンの測定ができる。 3)味覚の認知、 味覚閾値、 味の相互作用について、 実験的に確認できる。 4)体位による脈拍と血圧の変化について、 実験的に確認できる。 5)有酸素運動による脈拍や血圧の変動、 最大酸素摂取量を、 エルゴメータを用いて実験的 に確認できる。 授業概要: 人体を生体成分、 細胞、 組織、 器官、 器官系および個体のレベルで理解するための実践的 学習の1つとして、 排泄、 感覚、 循環に関する実験を行う。 授業計画:1.感覚器に関する基礎事項の確認と演習 2.部位による味覚の認知 3.味覚閾値の判定 4.味覚の対比現象 5.味覚の相殺現象と相乗現象 6.腎臓と尿に関する基礎事項の確認と演習 7.試験紙による簡易尿検査 8.試薬調製 9.尿素の定量 10.クレアチニンの定量 11.塩素の定義 12.循環と呼吸に関する基礎事項の確認と演 習 13.体位による脈拍および血圧の変化 14.有酸素運動と脈拍・血圧・最大酸素摂取量 15.まとめと筆記試験 評価方法:出席点を10点、 レポートの評価を40点、 筆記試験の評価を50点とし、 100点満点で評価する。 教 科 書:実験書(プリント)を配布する。 参 考 書: 履修上の注意点:実験科目は、 実際に実験操作を行い習得することが大切である。 したがって出席重視 (準備学習を含む) とし、 欠席回数が4回に達した場合は、 例外なく再履修とする。 212 授業科目 病理学Ⅰ 担当教員 石出 信正 対象学科・学年:管栄1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 栄養学、管理栄養学の理解のためには「人体の構造と働き」を理解し、さらに「疾病の成り立ち」 について、証拠に裏打ちされた科学的で、合理的な知識が必要である。特に、管理栄養学において、 疾病について明確で系統的な知識なしに専門家としての栄養管理を行うことができない。人体の 構造と機能を理解し、その維持と発展にはたす栄養の役割を理解すると同時に生体の精緻に関す る驚きと、人に対する尊敬を深める。 授業概要: 管理栄養士養成の新ガイドラインにおける「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち」の生化学 を除いた分野を「解剖生理学」「解剖生理学特論」「病理学I」「病理学II」を一連の科目として系 統的に学ぶ。 本科目では肝臓、循環器、呼吸器、腎臓疾患の構造と機能を中心に学ぶ。 9.呼吸器系の疾患 授業計画:1.胆管系疾患 10.腎臓・泌尿器の構造と機能 2.すい臓疾患 11.電解質異常 3.大腸疾患 12.腎臓泌尿器の疾患 4.機能性消化器疾患 13.透析療法 5.循環器の構造と機能 14.神経系の構造と機能 6.動脈硬化の病理 7.虚血性心疾患 15.脳血管疾患・期末試験 8.呼吸器系の構造と病理 授業科目 病理学Ⅱ 担当教員 石出 信正 対象学科・学年:管栄2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 栄養学、管理栄養学の理解のためには「人体の構造と働き」を理解し、さらに「疾病の成り立ち」 について、証拠に裏打ちされた科学的で、合理的な知識が必要である。特に、管理栄養学において、 疾病について明確で系統的な知識なしに専門家としての栄養管理を行うことができない。 人体 の構造と機能を理解し、その維持と発展にはたす栄養の役割を理解すると同時に生体の精緻に関 する驚きと、人に対する尊敬を深める。 授業概要: 管理栄養士養成の新ガイドラインにおける「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち」の生化学 を除いた分野を「解剖生理学」「解剖生理学特論」「病理学I」「病理学II」を一連の科目として系 統的に学ぶ。 本科目では神経系、筋骨格系、血液系、免疫系、生殖器系の構造と機能および診断法などを中 心に学ぶ。 9.臨床検査法の基礎 授業計画:1.認知症 10.生体機能検査・画像診断法の基礎 2.神経変性疾患 11.疾患治療の基礎 3.筋・骨格系の構造と機能 12.臨床薬学の基礎 4.血液系とその疾患 5.免役アレルギー系とその疾患 13.終末期医療 6.生殖系の構造と機能・生殖器疾患 14.救急救命処置 7.感染症総論 15.EBMとは・期末試験 8.感染症各論 評価方法:1)期末試験(90) 2)授業に対する態度(10) 教 科 書:国立健康・栄養研究所監修 1)「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 総論」 南江堂 2)「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 各論Ⅰ」 南江堂 3)「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 各論Ⅱ」 南江堂 (この3冊は「解剖生理学」「解剖生理学特論」「解剖生理学実験Ⅰ」「病理学Ⅰ」「病理学Ⅱ」で 共通して使用します。) 参 考 書:『からだの地図帳』高橋長雄監修(講談社) 『病気の地図帳』山口和克監修(講談社) 履修上の注意点:医学に関する科目では日常語と異なる術語が多い。その意味と概念を把握しておくことは (準備学習を含む) 医療・福祉のチームで働く際の連携を成立させるために重要である。キーワード集を配布 するので予習・復習を確実にすること。 213 管理栄養専攻 健康栄養学科 評価方法:1)期末試験(90) 2)授業に対する態度(10) 教 科 書:国立健康・栄養研究所監修 1)「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 総論」 南江堂 2)「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 各論Ⅰ」 南江堂 3)「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 各論Ⅱ」 南江堂 (この3冊は「解剖生理学」「解剖生理学特論」「解剖生理学実験Ⅰ」「病理学Ⅰ」「病理学Ⅱ」で 共通して使用します。) 参 考 書:『からだの地図帳』高橋長雄監修(講談社) 『病気の地図帳』山口和克監修(講談社) 履修上の注意点:医学に関する科目では日常語と異なる術語が多い。その意味と概念を把握しておくことは (準備学習を含む) 医療・福祉のチームで働く際の連携を成立させるために重要である。キーワード集を配布 するので予習・復習を確実にすること。 授業科目 食品学総論 担当教員 小嶋 文博 対象学科・学年:管栄1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)食品成分表の食品の分類法と利用上の注意点、一般成分の分析方法について理解する。 2)食品中の水、 栄養成分、 嗜好成分、 機能性成分の化学構造、 性質、 物性等について理解する。 3)食品中の有害成分とその所在、 生成過程等について理解する。 4)食品成分の調理や加工、 保存等による化学変化について理解する。 5)食品の物性とその解析・評価法、 機能性との関わりについて理解する。 授業概要: 食品は栄養、 嗜好、 生体調節などの機能を有し、 私たちの生命維持に深く関わっている。食品学総論 では、 次のように授業を進める。①はじめに食品の歴史的変遷や食物連鎖、 食環境問題に触れ、 様々な 食品の分類法や特別用途食品、 保健機能食品についても解説する。②今後よく使用することになる食品 成分表の使用上の注意点、 食品分析方法について解説する。③食品中の水、 栄養成分、 嗜好成分、 生体 調節成分の構造、 性質、 物性等に関する基礎知識について解説する。④食品中の有害成分、 食品成分の 調理・加工・保存等による化学変化について解説する。⑤食品のレオロジーとそれと関わる食品機能につ いて解説する。 8.食品成分の化学構造と物性⑹ ミネラル(生 授業計画:1.人間と食品・食品の分類 理機能) 2.食品成分表 3.食品成分の化学構造と物性⑴ 水(自由水、 9.食品中の嗜好成分と有害成分⑴ 嗜好成分(色、 味、 香り) 結合水)・食品の貯蔵性 4.食品成分の化学構造と物性⑵ 炭水化物(単 10.食品中の嗜好成分と有害成分⑵ 有害成分 11.食品成分の変化⑴ 炭水化物・脂質・たんぱく 糖、 少糖、 多糖)・食物繊維(生理機能) 質 5.食品成分の化学構造と物性⑶ 脂質(脂肪酸、 12.食品成分の変化⑵ 褐変・光、 高圧処理・酵素 油脂、 ケン化価・ヨウ素価等) 6.食品成分の化学構造と物性⑷ アミノ酸・ペプ の利用 チド・たんぱく質 13.食品の物性・官能評価 7.食品成分の化学構造と物性⑸ ビタミン(水 14.食品の機能性 溶性、 脂溶性) 15.まとめ・試験 管理栄養専攻 健康栄養学科 評価方法:課題試験(履修中間) [30点]、筆記試験(履修最後)[70点]の総合評価とする。 ただし、課題試験では20点以上、かつ、筆記試験では35点以上を必須とする。 受講態度が悪い場合は、10点の範囲で減点する場合がある。 教 科 書:食べ物と健康 マスター食品学Ⅰ』有田政信編著(建帛社) 参 考 書: 『日本食品標準成分表2010』 (女子栄養大学出版部) 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 食品学各論 担当教員 小嶋 文博 対象学科・学年:管栄1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1)食品成分表における食品の分類を理解し、各分類ごとの食品の栄養的特性を説明できる。 2)生産様式、原料、主要栄養素による食品の分類を行える。 3)食品ごとの栄養的特性(含有される化学成分とその機能性等)について説明できる。 授業概要: 食品学総論で学んだ食品成分に関する化学的な基礎知識をもとに、種々の食品の具体的な 特徴について生産面、栄養面、嗜好面、機能面、利用面などから解説する。食品成分表の縦 の系列(分類)に沿って、分類ごと、あるいは食品ごとの含有成分の特徴と機能性等につい て解説する。 授業計画:1.食品の成分、分類、消費と供給 2.植物性食品⑴ 穀類 3.植物性食品⑵ いも類 4.植物性食品⑶ 豆類・種実類 5.植物性食品⑷ 野菜類 6.植物性食品⑸ 果実類 7.植物性食品⑹ きのこ類・海藻類 8.動物性食品⑴ 食肉類 9.動物性食品⑵ 乳類・卵類 10.動物性食品⑶ 魚介類① 11.動物性食品⑷ 魚介類② 12.その他の食品⑴ 食用油脂・甘味料 13.その他の食品⑵ 調味料・香辛料 14.その他の食品⑶ 嗜好飲料・アルコール飲料 15.まとめ・試験 評価方法:課題試験(履修中間)[30点]、筆記試験(履修最後)[70点]の総合評価とする。 ただし、課題試験では20点以上、かつ、筆記試験では35点以上を必須とする。 受講態度が悪い場合は、10点の範囲で減点する場合がある。 教 科 書:『Nブックス改訂食品学Ⅱ』菅原龍幸、國 直道編著(建帛社) 参 考 書:『新訂原色食品図鑑[第2版]』菅原龍幸、井上四郎編集(建帛社) 『日本食品標準成分表2010』(女子栄養大学出版部) 履修上の注意点: (準備学習を含む) 214 授業科目 食品学実験Ⅰ 担当教員 小嶋 文博 対象学科・学年:管栄1年 単位数:1 開講時期:前期 学習の到達目標:1)化学実験の基礎的な注意事項、試薬や器具の取り扱い方を覚える。 2)定性実験を通して、食品成分の物理・化学的特性について理解する。 3)酵素的褐変と非酵素的褐変について理解する。 4)吸光度計を用いた化学成分等の定量化方法について理解する。 5)高速液体クロマトグラフ(HPLC)法による化学成分の定量方法について理解する。 授業概要: 食品学実験Ⅰの前半は食品成分の性質を利用した定性分析を中心に実験を行っていき、こ れらの実験が成り立つ原理について理解を深める。また後半は吸光分析・HPLC分析等を行 い、これらの機器操作と分析の原理について理解を深める。 授業計画:1.実験の基礎⑴ 実験の注意事項、基礎知識 2.実験の基礎⑵ 溶液の濃度、数値処理 3.容量分析⑴ 秤量操作、溶液の調製 4.容量分析⑵ 中和滴定:食酢中の酢酸の定量 5.定性分析⑴ 炭水化物の定性反応 6.定性分析⑵ 脂質の定性反応 7.定性分析⑶ アミノ酸・タンパク質の定性反応 8.定性分析⑷ アミノ酸の薄層クロマトグラフィー 9.食品成分の変化 酵素的褐変と非酵素的褐変 10.抗酸化実験⑴ 飲料のラジカル捕捉活性① 11.抗酸化実験⑵ 飲料のラジカル捕捉活性② 12.色素成分の分離と性質 13.定量分析⑴ カロテノイドのHPLC分析① 14.定量分析⑵ カロテノイドのHPLC分析② 15.まとめ・試験 授業科目 食品学実験Ⅱ 担当教員 小嶋 文博 対象学科・学年:管栄1年 単位数:1 開講時期:後期 学習の到達目標:1)食品成分表の一般成分の分析を行え、その分析方法、原理について説明できる。 2)原子吸光法によるミネラルの定量方法について理解する。 3)ガスクロマトグラフ(GC)法による化学成分の定量方法について理解する。 授業概要: 食品学実験Ⅱでは、食品の一般成分分析を中心に行い、「日本食品標準成分表」の分析に 用いられる分析化学実験の原理を理解し、その実験操作や基礎的な注意事項を身につけるこ とが目標となるので、特定の食品(例えば、きな粉など)を取り上げ、その食品中の水分、 灰分、たんぱく質、脂質、炭水化物の定量を実際に行ってみる。さらに得られた灰分から、 その食品中のカルシウム含量を原子吸光法で求めてみる。脂質ではケン化・メチル化を行い、 その脂肪酸メチルをGC法で定量することで、食品中の脂肪酸組成を求めてみる。 授業計画:1.食品の一般成分分析⑴ 水分、 灰分、 たんぱく質、 脂質の定量① 2.食品の一般成分分析⑵ 水分、 灰分、 たんぱく質、 脂質の定量② 3.食品の一般成分分析⑶ 水分、 灰分、 たんぱく質、 脂質の定量③ 4.食品の一般成分分析⑷ 水分、 灰分、 たんぱく質、 脂質の定量④ 5.食品の一般成分分析⑸ 水分、 灰分、 たんぱく質、 脂質の定量⑤ 6.食品の一般成分分析⑹ 水分、 灰分、 たんぱく質、 脂質の定量⑥ 7.食品の一般成分分析⑺ 水分、 灰分、 たんぱく質、 脂質の定量⑦ 8.食品の一般成分分析⑻ 炭水化物の計算・まとめ 9.原子吸光法による食品中のミネラルの定量⑴ カルシウム① 10.原子吸光法による食品中のミネラルの定量⑵ カルシウム② 11.原子吸光法による食品中のミネラルの定量⑶ カルシウム③ 12.ガスクロマトグラフ法による食品中の脂肪酸の定量① ケン化、 メチル化 13.ガスクロマトグラフ法による食品中の脂肪酸の定量② リノール酸、オレイン酸① 14.ガスクロマトグラフ法による食品中の脂肪酸の定量③ リノール酸、オレイン酸② 15.まとめ・試験 評価方法:実験レポート[40点]、筆記試験[60点]の総合評価とする。 受講態度が悪い場合は、10点の範囲で減点する場合がある。 教 科 書: 『食品学実験』青柳康夫ほか著(建帛社) 参 考 書: 『新しい食品学実験』吉田勉監修(三共出版) 『食品学実験』中谷延二、菊 泰枝編著(光生館) 履修上の注意点:欠席5回以上、レポート未提出1回以上のいずれかに該当した場合は、再履修とする。 (準備学習を含む) 215 管理栄養専攻 健康栄養学科 評価方法:実験レポート[40点]、筆記試験[60点]の総合評価とする。 受講態度が悪い場合は、10点の範囲で減点する場合がある。 教 科 書:『食品学実験』青柳康夫ほか著(建帛社) 参 考 書:『食品学総論実験』江角彰彦著(同文書院) 『食品理化学実験書』高野克己、渡部俊弘、佐藤広顕著(三共出版) 履修上の注意点:欠席5回以上、レポート未提出2回以上のいずれかに該当した場合は、再履修とする。 (準備学習を含む) 授業科目 食品加工学 担当教員 岩淵せつ子 対象学科・学年:管栄2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:①食料の生産・加工・流通のシステム全体像を説明できる。 ②鮮度保持・品質保持の視点から望ましい貯蔵・包装法を説明できる。 ③食品の劣化要因とその防止原理が分かる。 ④主な加工食品とその利用法が説明できる。 ⑤農・畜・水産物の加工法が説明できる。 ⑥加工 授業概要: 食品加工の目的は、生産された原料を利用し易い食品素材に変えたり、保存性を高め、腐 敗防止などの工夫を行い、栄養成分の保持・向上を図るとともに、限りある食糧資源の有効 利用、多忙な現代社会の食生活に利便性をもたらすことなどが上げられる。生鮮食品や加工 食品の生産、流通、消費にいたるまでの間に起こる種々の問題とその対策について、食品の 品質劣化とその要因、保蔵の原理と方法、加工原理と方法など加工貯蔵の理論を修得した後、 主な加工食品とその利用について具体的に述べる。 授業計画:1 食品加工の目的と意義および食品の生産条件と栄養 2 食品の規格・表示とそれに関わる法制度 3 食品の劣化要因 4 食品の流通環境と栄養成分変化:環境因子(水分・酸素・温度・光・その他) 5 食品の流通環境と栄養成分変化(1):水分活性・塩蔵・糖蔵を利用した保存 6 食品の流通環境と栄養成分変化(2):低温利用・ガス貯蔵を利用した保存 7 食品の流通環境と栄養成分変化(3):加熱殺菌・脱酸素剤を利用した保存 8 食品の流通環境と栄養成分変化 管理栄養専攻 健康栄養学科 評価方法:1)試験の結果80%、2)レポート10%、3)出席状況10% 教 科 書: 『食べ物と健康 食品学・食品機能学・食品加工学』長澤治子編著(医歯薬出版) 参 考 書: 『総合食品事典』(同文書院)『食べ物と健康Ⅰ』菅野道廣編(南江堂)、『新食品加工学』吉 田勉編(医歯薬出版) 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 食品衛生学 担当教員 谷津 壽郎 対象学科・学年:管栄1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 飲食によって生ずる危険の発生を防止するために「食品衛生法」がある。しかし、食品は 年々多様化してきており、食の安全を脅かすような事件や事故が相次いで発生したことから 「食品安全基本法」が定められた。本授業では、これら法律の理解と食品の安全性や健全性 を確保する手段や方法を考える基礎知識を習得することを目標とする。 授業概要: 私たちは毎日の食事によって適切な栄養を摂取して、健康を維持しています。したがって、 食事は栄養の供給源であると同時に安全性が高くなければなりません。本授業では「食の安 全性」という視点から食品衛生行政、食中毒、食品添加物、HACCP方式等、食品衛生に関 する広範囲な事項について学びます。 授業計画:1.食品と食品衛生(1) 食品とは? ヒトと食べ物 2.食品と食品衛生(2) 食品の安全性確保∼食品衛生法・食品安全基本法 3.食品の変質防止(1) 腐敗とは? 4.食品の変質防止(2) 腐敗防止策 5.食品の変質防止(3) 変敗とは? 6.食品の変質防止(4) 変敗防止策 7.食品添加物(1) 食品添加物とは? 食品添加物の歴史 8.食品添加物(2) 食品添加物の規制・認可の条件 9.食品添加物(3) 食品添加物の種類・用途 10.飲食由来の健康被害(1) 食中毒とは? 食中毒の動向 11.飲食由来の健康被害(2) 微生物に起因する健康被害 12.飲食由来の健康被害(3) 自然毒に起因する健康被害 13.飲食由来の健康被害(4) 人工有害物質に起因する健康被害 14.飲食由来の健康被害(5) 原虫・寄生虫に起因する健康被害 15.期末テスト(筆記試験) 評価方法:期末試験(60点)、出席重視(40点、6回以上の欠席は「停止」扱いとする) 教 科 書:イラスト食品の安全性 小塚 諭編 小栗重行・岸本 満・小塚 諭・清水英世著 東京教学社 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点: 授業計画に該当する内容を教科書から探し、事前に読んで、理解できないことなど (準備学習を含む) をチェックしておいてください。授業時間などに質問を受けます。 216 授業科目 食品衛生学実験 担当教員 谷津 壽郎 対象学科・学年:管栄2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 基礎的な理化学試験や微生物検査の手技をとおして、その意義や原理を学びます。そして、 食品の衛生的監視のセンスを養い、食品衛生学で習得した知識を確固たるものにすることを 目標とします。 授業概要: 食品の安全性は、さまざまな理化学試験や微生物検査によって裏打ちされています。その 基礎的な手技を習得するとともに意義や原理を理解します。さらに、食品添加物や食中毒の 原因物質などを取り扱い、各物質の検出原理および検出手法を習得するとともに、食品製造 施設や工程における衛生監視の実際を想定したシミュレーションを行います。 授業計画:1.食品衛生学実験についての説明。食器などに残留する中性洗剤の検出 2.牛乳の成分規格試験(比重、乳脂肪分) 3.保存料の分析法(1)水蒸気蒸留装置の組み立て練習 4.保存料の分析法(2)サンプルの蒸留、標準液2種の紫外部吸収測定 5.保存料の分析法(3)サンプル・標準液2種の紫外部吸収測定。亜硝酸定量の講義 6.亜硝酸の定量 7.タール色素の検出(1)キャピラリー・ろ紙の作製、標準液のスポット 8.タール色素の検出(2)標準液の展開、サンプルの色素の検出 9.タール色素の検出(3)サンプル・標準液の展開。着色料クロマトグラフィーの講義。 薄層クロマトグラフィーによる判定 10.タール色素の検出(4)サンプルの判定・確認。顕微鏡の使用法と滅菌・消毒について 11.手指・空中落下・食品の衛生試験法(1)手指・空中落下・サンプル塗抹 12.手指・空中落下・食品の衛生試験法(2)細菌の染色〈単染色法〉 13.手指・空中落下・食品の衛生試験法(3)顕微鏡観察 14.変物質の測定(1)油脂の変敗試験〈チオバルビツール酸価〉 15.変物質の測定(2)ヒスタミンの定性試験 授業科目 調理学 担当教員 高澤まき子 ・ 宮下ひろみ 対象学科・学年:管栄1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1.食べ物と健康の関連を考える上で、調理による食品の栄養性、嗜好性、機能性の変化を 理解する。 2.調理学の意義について理解するとともに、調理に関する基礎的な事項を理解する。 3.食事設計の基本について理解する。 授業概要: 調理の意義をはじめ、食嗜好、食品の調理性、調理操作、調味操作といった基礎的事項の 概説を行う。これらは安全性・栄養性・嗜好性・合理性をふまえた実際の調理において、基 礎となる理論である。また、健康を維持増進する食生活のための、食事摂取基準や食品構成 に基づく栄養面や調理文化を取り入れた、食事設計の基本について概説する。 授業計画:1.食の科学と文化(調理の意義と役割/おいしさの要因と生理機能等)[A高澤 B宮下] 2.食事設計1(食事設定の基本的基準)[宮下] 3.食事設計2(献立作成と栄養評価:日本食品標準成分表)[宮下] 4.食事設計3(おいしさの評価、対象者別食事形態)[宮下] 5.調理操作1(加熱調理と調理機器)[高澤] 6.調理操作2(非加熱調理と調理器具)[高澤] 7.調味操作と調味% [高澤] 8.食品の調理性1(動物性食品-主菜材料の調理1)[宮下] 9.食品の調理性2(動物性食品-主菜材料の調理2)[宮下] 10.食品の調理性3(成分抽出物、調味料ー菓子・嗜好品材料の調理)[宮下] 11.食品の調理性4(植物性食品ー主食材料の調理)[高澤] 12.食品の調理性5(植物性食品ー副菜材料の調理1)[高澤] 13.食品の調理性6(植物性食品ー副菜材料の調理2)[高澤] 14.調理による食品の成分の変化 [A宮下 B高澤] 15.まとめ、試験 [A宮下 B高澤] 評価方法:期末試験を主に(80%程度)、提出物や受講態度(20%程度)等により総合評価する。 教 科 書:『調理学ー健康・栄養・調理』安原安代・柳沢幸江編著(アイ・ケイコーポレーション) 『食品成分表改訂最新版』(女子栄養大学出版部) 参 考 書: 履修上の注意点:受け身の受講のみではなく、自らの予習復習の時間を確保し授業に臨むように。また、 (準備学習を含む) 受講の際の筆記と復習のノート整理をこまめに行うように。 217 管理栄養専攻 健康栄養学科 評価方法:レポート(60点)、出席(40点、4回以上の欠席は「停止」扱いとする 教 科 書: 「フローシート 食品衛生学実験」伊達洋司・堺敬一共著㈱アイ・ケイコーポレーション 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:1年次「食品衛生学」の単位を修得していること。 (準備学習を含む) 授業科目 調理科学 担当教員 高澤まき子 対象学科・学年:管栄1年 単位数:1 開講時期:後期 学習の到達目標: 植物性食品および動物性食品の調理特性、調理過程での食品成分変化を科学的な視点で理 解できる知識と代表的な調理器具の使用法を習得し、適切な調理方法を選択できる能力を身 につけられることを目標とする。 授業概要: 「調理」に求められるおいしさの形成因子、食品別調理特性や成分、調理操作の原理や調 理操作中に発生する科学的な変化を具体的な例をあげながら解説する。 授業計画:1.食べ物とおいしさ 2.調味とおいしさ、調味料の調理特性 3.おいしさの評価(客観的評価法と主観的評価法) 4.非加熱調理操作と加熱調理操作の原理 5.デンプンの調理特性(米類、小麦粉) 6.デンプンの調理特性(豆類、いも類) 7.タンパク質の調理特性(タンパク質の変性を中心に) 8.タンパク質の調理特性(肉類、魚介類) 9.タンパク質の調理特性(卵類、乳類) 10.油脂の調理特性 11.野菜類、果物類、きのこ類の調理特性 12.ハイドロコロイドの機能と調理特性 13.分散系のサイエンス(コロイド、ゾルとゲル、界面、等電点、拡散) 14.食品のレオロジー 15.まとめと試験 管理栄養専攻 健康栄養学科 評価方法:出席状況(20点)、筆記試験(80点)により評価を行う。 教 科 書: 『調理科学』渋川祥子、杉山久仁子著(同文書院) 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 調理学実習Ⅰ 担当教員 高澤まき子 対象学科・学年:管栄1年 単位数:1 開講時期:後期 学習の到達目標:1.健康で豊かな食生活ができるように調理の基本操作(非加熱操作、加熱操作、調味操作) の習得と食品の調理特性を理解する。 2.調理器具の使用法を説明できる。 3.代表的な和食、洋食、中華料理の献立作成と調理法を習得する。 4.一食単位の献立作成と食品成分表の活用を習得する。 授業概要: 調理学で学んだ基礎理論を実習を通して理解する。和洋中の日常献立を実習し、調理過程 における現象を科学的にとらえ、その調理方法を正確に把握し、技術の習得と応用力を養う。 また食品の素材について理解を深め、日常の食事構成と献立作成の仕方、食事作法を学ぶ。 授業計画:1.オリエンテーション(実習の目的) 2.基礎調理技術、計量の仕方 3.日常食の献立(ご飯の炊き方、だし汁のとり方) 4.西洋料理の献立(ブイヨンのとり方、魚の扱い) 5.中国料理の献立(湯のとり方、卵の膨化) 6.実技試験 7.日本料理の献立(郷土料理を含む秋の献立) 8.西洋料理の献立(乾麺の扱い、卵の熱凝固) 9.日本料理、西洋料理、中国料理の特徴、食事作法について 10.中国料理の献立(特殊材料・寒天の扱い方、お粥の要点) 11.行事食の献立1(クリスマス料理) 12.行事食の献立2(正月料理) 13.自由献立作成・栄養価計算 14.自由献立実習 15.まとめと試験 評価方法:授業態度(10点)、実技試験(10点)筆記試験(30点)、レポート(50点)により総合評価を行う。 教 科 書: 『調理学実習−おいしさと健康−』早坂千枝子編(アイ・ケイコーポレーション) 参 考 書: 『調理のためのべーシックデータ』、『食品成分表改訂最新版』(女子栄養大学出版部) 履修上の注意点:毎回の実習の記録は調理実習ノートに整理し、期日までに提出すること。キャップ、 (準備学習を含む) 調理用白衣を着用し、常に手指を清潔にして実習に望むこと。 218 授業科目 調理学実習Ⅱ 担当教員 宮下ひろみ 対象学科・学年:管栄2年 単位数:1 開講時期:前期 学習の到達目標:○調理実習Ⅰにおける基本的な調理操作をふまえ、調理を主な料理素材別、手法別(煮る、焼く、蒸す、揚げる等) および様式別(和・洋・中)にとらえた展開の方法を習得する。 ○季節や行事を取り入れた献立構成や食事時の約束事や食文化について理解する。 ○食事摂取基準や食品構成にそった、一日の献立作成や実習をとおし、食物の栄養特性をふまえた食事の整え 方を理解する。 授業概要:実 習授業をとおして、安全面、嗜好面、栄養面を考慮した合理的な食事の整え方を理解するとともに、調味% を用いた再現性のある調味操作や基本的な調理操作による展開や、食材別に日本料理、西洋料理、中国料理の 各種調理法による展開が行なえるような実践力を養う。また、食事摂取基準および食品構成に基づく献立作成 について学ぶ。 授業計画:1.オリエンテーション(包丁の扱い、食品成分表、郷土の食文化、等について) 2.野菜の調理と献立展開1−根菜類 3.卵の調理と献立展開 4.野菜の調理と献立展開2−葉菜類と果物(キーウィの皮むきの実技試験を含む) 5.肉およびゼラチン調理と献立展開 6.小麦粉の調理と菓子(アフタヌーンティーのセッティング) 7.魚の調理と献立展開例(魚の卸し方の実技試験を含む) 8.料理の文化と作法(テーブルマナー学外研修) 9.ブッフェ形式の飲茶献立(焼く、蒸す、炒める、揚げる調理法について) 10.食事摂取基準および食品構成と献立の実際について 11.食品構成に基づく献立の実際ー弁当箱法による昼の献立調理 12. 食品構成に基づく朝食と夕食の献立作成 13.食品構成に基づく朝食と夕食の献立実習 14.郷土料理の研究と実習 15.まとめ・試験 (準備学習を含む) 授業科目 調理学実験 担当教員 宮下ひろみ 対象学科・学年:管栄2年 単位数:1 開講時期:後期 学習の到達目標:1.日常食品を用いた調理に関する基礎的実験をとおして、調理過程に起こる諸現象を科学的に理解するとと もに、実際の調理や食事提供の場面に応用できる力を養う。 2.人が感じるおいしさの評価である主観的手法(官能検査)および客観的手法(機器測定)について実験を 通して理解する。 3.調理や食事形態の条件による食べやすさの実験を通し、摂食機能に応じた食事の設計について理解する。 授業概要: 調理学、調理科学の理論を踏まえ、調理に関する基礎実験や日常食品の調理について条件を定めて比較実験 を行う。植物性食品、動物性食品、成分抽出物を取り上げる他、調理形態と食べやすさの実験をとおし、咀嚼 や嚥下といった摂食機能についての実践的な対応について学ぶ。また、各実験において食品や料理の評価の一 環として、官能評価及び機器測定によりおいしさをや特性を分析していく。 授業計画:1.オリエンテーション(レポート等)/ビデオ視聴(食物のおいしさと食品の物性) 2.5基本味の識別と官能検査法1 /基礎実験2(調味料類の計量) 3.だしの抽出(こぶ、かつお、にぼし、牛肉) 4.米(吸水、炊飯法、食味検査) 5.小麦粉(材料配合、膨下剤の種類/グルテンの抽出) 6.野菜と果物(色の変化/ペクチンの溶解) 7.いも(じゃがいもの煮熟と調理) 8.砂糖(加熱による変化) 9.寒天・ゼラチン(添加物の影響) 10.鶏卵(希釈制と添加物の影響) 11.肉(ハンバーグへの副材料の影響) 12.魚(塩じめと酢じめ) 13.食品の物性と官能検査法2 14.調理形態と食べやすさの実験 15.まとめと試験 評価方法:授業参加態度20%、出席に伴うレポートの評価60%、筆記試験20%等により、総合的に評価する。 教 科 書: 『健康を考えた調理科学実験』今井悦子、安原安代編(アイ・ケイコーポレーション) 参 考 書: 『新版食品の官能評価・鑑別演習第3版』日本フードスペシャリスト協会編(建帛社)フードスペシャリスト取 得希望者は必ずこの参考書を購入のこと。 履修上の注意点:遅 刻厳禁。出席とともにレポート提出を重視する。(レポート提出が無いとその回は出席扱いにならな (準備学習を含む) いので注意すること。 ) 219 管理栄養専攻 健康栄養学科 評価方法:ノート提出およびレポート(50%) 、授業参加態度(25%)、実技試験(5%)、筆記試験(20%)による総合評価。 教 科 書: 『調理学実習−おいしさと健康−』早坂千枝子編(アイ・ケイ・コーポレーション)調理実習1のものを引き続 き使用。 参 考 書: 『調理のためのベーシックデータ』 、『五訂増補食品成分表(2010年以降の成分表)』(女子栄養大出版部) 履修上の注意点:実習科目なので出席と授業態度は重視する。 授業科目 栄養学総論Ⅰ 担当教員 菱沼 宏哉 対象学科・学年:管栄1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 栄養の概念、 摂食行動、 消化・吸収について習得した後、 三大栄養素の生体内での働きや それらの相互作用について習得し、 その成果を個人および集団の健康維持・増進、 疾病予防 の活用に発展させることができるようにする。 授業概要: はじめに栄養の概念について解説した後、 摂食行動、 消化・吸収・排泄へと話を進め、 さ らに三大栄養素の役割や体内動態、 相互作用の解説を行う。 最後に、 水および電解質の役割 について解説する。 授業計画:1.栄養の概念 2.摂食行動の調節機構と摂食行動に影響をおよぼす生理的要因 3.消化・吸収・排泄 ⑴ 消化・吸収の意義と機構 4.消化・吸収・排泄 ⑵ 消化・吸収と消化吸収率 5.消化・吸収・排泄 ⑶ 食物繊維等の腸内発酵と吸収 6.糖質 ⑴ 糖質の役割と動態 7.糖質 ⑵ グリコーゲンとエネルギー代謝 8.糖質 ⑶ 糖質と他の栄養素や生活習慣病との関連 9.脂質 ⑴ 脂質、 脂肪酸の役割と動態 10.脂質 ⑵ 脂質と食事因子や他の栄養素、 生活習慣病との関連 11.タンパク質・アミノ酸 ⑴ タンパク質・アミノ酸の役割と動態 12.タンパク質・アミノ酸 ⑵ タンパク質・アミノ酸の必要量と窒素平衡 13.タンパク質・アミノ酸 ⑶ 食事タンパク質の栄養評価、 不足と過剰 14.タンパク質・アミノ酸 ⑷ アミノ酸と他の栄養素との関連 15.水・電解質 ⑴ 水の分布、 機能、 代謝および水分出納 16.水・電解質 ⑵ 電解質の役割、 欠乏と過剰 17.まとめと筆記試験 管理栄養専攻 健康栄養学科 評価方法:筆記試験(100点) 教 科 書: 『健康・栄養科学シリーズ 基礎栄養学』奥 恒行、 柴田克己 編集(南江堂) 参 考 書: 履修上の注意点:「管理栄養士養成課程におけるモデルコアカリキュラム」 の必須項目を満たすため、 (準備学習を含む) 17回の授業を行う。 授業回数の3分の1以上を欠席した場合は例外なく再履修とする。 授業科目 栄養学総論Ⅱ 担当教員 菱沼 宏哉 対象学科・学年:管栄1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: ビタミン、 ミネラルと微量元素、 エネルギー代謝、 遺伝子発現と栄養について習得し、 そ の成果を個人および集団の健康維持・増進、 疾病予防の活用に発展させることができるよう にする。 授業概要: ビタミン、 ミネラルと微量元素、 エネルギー代謝、 遺伝子発現と栄養について解説する。 授業計画:1.ビタミン ⑴ 水溶性ビタミンの役割と動態 2.ビタミン ⑵ 脂溶性ビタミンの役割と動態 3.ビタミン ⑶ ビタミンの欠乏と過剰 4.ビタミン ⑷ ビタミンと他の栄養素との関連 5.ビタミン ⑸ ビタミンの吸収・利用と食事成分との関連 6.ミネラル・微量元素 ⑴ カルシウムと鉄の供給、 吸収、 動態、 役割 7.ミネラル・微量元素 ⑵ カルシウム以外のミネラルの役割 8.ミネラル・微量元素 ⑶ 鉄以外の微量元素の役割 9.ミネラル・微量元素 ⑷ ミネラル・微量元素の欠乏と過剰 10.エネルギー代謝 ⑴ エネルギー概論 11.エネルギー代謝 ⑵ エネルギー代謝、 エネルギーの不足と過剰 12.エネルギー代謝 ⑶ 基礎代謝、 安静時代謝、 活動代謝 13.エネルギー代謝 ⑷ 臓器別エネルギー代謝 14.遺伝子発現と栄養 ⑴ 遺伝形質と栄養の相互作用 15.遺伝子発現と栄養 ⑵ 生活習慣病と遺伝子多型 16.まとめと筆記試験 評価方法:筆記試験(100点) 教 科 書:「栄養学総論Ⅰ」 で使用する教科書を引き続き 「栄養学総論Ⅱ」 で使用する。 参 考 書: 履修上の注意点:「管理栄養士養成課程におけるモデルコアカリキュラム」 の必須項目を満たすため、 (準備学習を含む) 16回の授業を行う。 授業回数の3分の1以上を欠席した場合は例外なく再履修とする。 220 授業科目 栄養学実験 担当教員 菱沼 宏哉 対象学科・学年:管栄2年 単位数:1 開講時期:前期 学習の到達目標:1)乾式灰化試料から不揮発性ミネラルの定量分析ができる。 2)デンプンの消化実験からアミラーゼ活性の定量ができる。 授業概要: 消化・吸収やミネラルの作用を理解するための実践的学習の1つとして、 デンプンの消化 実験、 ミネラルの定量実験を行う。 授業計画:1.ミネラルに関する基礎事項の確認 2.試料の乾式灰化 ⑴ るつぼの恒量設定 3.試料の乾式灰化 ⑵ 試料の秤量と乾式灰化 4.試料原液の調製 5.試薬調製 6.リンの定量 7.鉄の定量 8.カルシウムの定量 9.ミネラルに関する演習 10.消化と吸収に関する基礎事項の確認 11.唾液アミラーゼによるでんぷんの消化 12.唾液分泌条件と唾液量の測定 13.唾液分泌条件とアミラーゼ活性 14.消化と吸収に関する演習 15.まとめと筆記試験 授業科目 栄養学各論Ⅰ 担当教員 山城 秋美 対象学科・学年:管栄2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:(1)妊娠期から学童期の各ライフステージ別における身体的・精神的特徴などを理解する (2)妊娠期から学童期のライフステージ別における生活環境、食習慣等の変化とそれに伴う生活習慣病並びに 運動時、温度、気圧、重力環境下における生体機能の変化についても学習し、栄養アセスメントに基づい た栄養ケアのあり方などを説明または考察できるようになる。 (3)食事摂取基準についても理解を深める。 授業概要: 個人または集団の栄養状態を把握してその評価・判定をする「栄養アセスメント」の方法などを知り、人間 の健康状態(身体面)と栄養状態(食生活面)を改善するための「栄養マネジメント」について方法と手順な どを学ぶ。 次に、人間の胎児期から学童期に至るまで、成長に伴う身体的・精神的変化並びに栄養状態や食習慣などの 変化について理解する。 妊娠期、授乳期、新生児・乳児期、幼児期、学童期のライフステージ別における生理的特徴や栄養アセスメ ントおよび健康増進・疾病予防のための栄養ケアのあり方などを中心に学習する。食事摂取基準についても理 解を深める。 授業計画:1 .栄養マネジメント(1):マネジメント概要、栄養アセスメントなど 2.栄養マネジメント(2):栄養ケア・プログラムの計画、行動科学理論の応用など 3.栄養マネジメント(3):カウセリング、評価のデザインなど 4.成長・発達・加齢・ライフサイクル 5.妊娠期の栄養(1):妊娠、分娩、産褥、栄養アセスメント 6.妊娠期の栄養(2):妊娠期の疾病と栄養ケア 7.授乳期の栄養:授乳女性の生理的特徴、栄養アセスメント、疾病・栄養ケア 8.新生児・乳幼児の栄養(1):生理的特徴と栄養アセスメント 9.新生児・乳幼児の栄養(2):疾病と栄養補給法 10.新生児・乳幼児の栄養(3):食事摂取基準と栄養ケア 11.幼児期の栄養(1):幼児の成長・発達と栄養アセスメント 12.幼児期の栄養(2):疾病と栄養ケア 13.学童期の栄養(1):学童の成長・発達と栄養アセスメント 14.学童期の栄養(2):疾病と栄養ケア 15.まとめとテスト 評価方法:試験の成績(90点)と課題レポート(10点)で総合評価する。 教 科 書: 「応用栄養学」江指隆年・中島洋子編著(同文書院) 参 考 書: 「応用栄養学(改訂第2版) 」戸谷、藤田、伊藤編(南江堂) 履修上の注意点:管理栄養士国家試験指定科目なので、予習・復習をして理解を深めるようにして下さい。 (準備学習を含む) 221 管理栄養専攻 健康栄養学科 評価方法:出席点を10点、 レポートの評価を40点、 筆記試験の評価を50点とし、 100点満点で評価する。 教 科 書:実験書(プリント)を配布する。 参 考 書: 履修上の注意点:実験科目は、 実際に実験操作を行い習得することが大切である。 したがって出席重視 (準備学習を含む) とし、 欠席回数が4回に達した場合は、 例外なく再履修とする。 授業科目 栄養学各論Ⅱ 担当教員 山城 秋美 対象学科・学年:管栄2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:(1)思春期から高齢期までの各ライフステージ別における身体的・精神的特徴などを理解する。 (2)思春期から高齢期までの各ライフステージ別における生活環境、食習慣等の変化とそれに伴う生活習慣病 並びに運動時、温度、気圧、重力環境下における生体機能の変化についても学習し、栄養アセスメントに 基づいた栄養ケアのあり方などを説明または考察できるようになる。 (3)食事摂取基準についても理解を深める。 授業概要: 思春期から高齢期に至るまでの身体的・精神的特徴について理解し、栄養を中心とした食生活のあり方など を理解する。 さらに、現代社会のストレスの問題、文明発達による運動不足の問題、食環境の問題といった各種環境下で の健康と栄養のあり方についても学習する。食事摂取基準についても理解を深める。 授業計画:1.序説(シラバスの内容概要、その他) 2.思春期の栄養(1):思春期の身体的・生理的特徴、栄養アセスメント 3.思春期の栄養(2):思春期の栄養障害・疾病・生活習慣・栄養ケアのあり方 4.成人期の栄養(1):成人期の特性 5.成人期の栄養(2):食生活と生活習慣病 6.成人期の栄養(3):成人期の栄養 7.閉経期の栄養:身体的特徴、疾病と栄養ケア、その他 8.高齢期の栄養(1):生体の加齢変化 9.高齢期の栄養(2):食生活の特徴と栄養ケア 10.高齢期の栄養(3):高齢期の疾病予防 11.環境と栄養(1):ストレスと栄養 12.環境と栄養(2):生体リズムと栄養 13.運動・スポーツと栄養(1):運動とエネルギー代謝、健康増進と運動 14.運動・スポーツと栄養(2):スポーツと体力、トレーニングと栄養補給 15.まとめと筆記試験 管理栄養専攻 健康栄養学科 評価方法:試験の成績(90点)と課題レポート(10点)で総合評価する。 教 科 書: 「応用栄養学」江指隆年・中島洋子編著(同文書院) 参 考 書: 「応用栄養学(改訂第2版) 」戸谷、藤田、伊藤編(南江堂) 履修上の注意点:管理栄養士国家試験指定科目なので、予習・復習をして理解を深めるようにして下さい。 (準備学習を含む) 授業科目 栄養学実習 担当教員 山城 秋美 対象学科・学年:管栄2年 単位数:1 開講時期:後期 学習の到達目標: 各ライフステージにおける栄養状態や心身機能に応じた栄養管理(栄養ケア・マネジメン ト)の基本的な考え方を理解する。 発育発達、加齢に伴う生理的・精神的変化を理解するとともに、人と食を取り巻く社会環 境や食生活のあり方を考え、ライフステージ別にアセスメント結果に基づく栄養ケア計画の 立案や実施の評価方法について習得する。 授業概要: 各ライフステージの事例について、栄養ケア計画から食事摂取基準・食品校正、献立作成 のそれぞれのプロセスを演習し、その献立に基づいた調理実習と評価を行う。 授業計画:1.ガイダンス、実習の概要 2.乳児期・離乳期の栄養管理 3.調乳実習とベビーフードの試食と評価 4.離乳食の献立作成と調理実習と評価 5.幼児期(保育所給食を含む)の栄養管理 6.幼児期(保育所給食を含む)の献立作成と調理実習と評価 7.学童期・思春期(学校給食を含む)の栄養管理 8.学童期・思春期(学校給食を含む)の献立作成と調理実習と評価 9.成人期の栄養管理 10.成人期の献立作成と調理実習と評価 11.妊娠期・授乳期の栄養管理 12.妊娠期・授乳期の献立作成と調理実習と評価 13.高齢期の栄養管理 14.高齢期の献立作成と調理実習と評価 15.まとめ:グループごとにテーマを設定し、栄養ケア計画、献立作成、調理実習、評価を して発表 評価方法:課題・レポート・発表(50点)、出席(50点)などにより、総合的に評価する。 教 科 書:実習書は授業時に指示する。 参 考 書:食事摂取基準2010年版(第一出版) 履修上の注意点:実習はグループで行うので欠席不可です。 (準備学習を含む) 献立作成、調理実習については全員が理解できるように毎回役割分担をします。 222 授業科目 栄養指導論 担当教員 神田あづさ 対象学科・学年:管栄2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 栄養指導に関わる基礎学問領域についての概要を理解し、ライフステージ・ライフスタイ ル別栄養指導にも応用できるようにする。そのうえで、個別または集団の栄養問題を診断し 改善計画を立て、ライフステージ・ライフスタイル別栄養指導を実施し、健康の増進、疾病 の予防・治療貢献できる力を養う。栄養指導プログラムの計画立案と実施評価の一連の栄養 教育をマネジメントする方法を学び、展開できる能力を得る。 授業概要: ライフステージ・ライフスタイル別栄養指導に関わる基礎学問領域についての概要やそれ らの応用方法について説明する。また個別および集団に対し栄養問題を診断した後、改善計 画の立案や栄養指導の実施等について概説する。さらに、栄養指導プログラムの計画立案と 実施評価の一連の栄養指導をマネジメントする方法を説明する。 授業計画:1.妊娠・授乳期の栄養指導① 2.妊娠・授乳期の栄養指導② 3.乳・幼児期の栄養指導① 4.乳・幼児期の栄養指導② 5.学童期の栄養指導① 6.学童期の栄養指導② 7.思春期の栄養指導① 8.思春期の栄養指導② 9.成人期の栄養指導① 10.成人期の栄養指導② 11.高齢期の栄養指導① 12.高齢期の栄養指導② 13.障害者の栄養指導 14.患者の栄養指導 15.まとめ・試験 授業科目 栄養教育論 担当教員 神田あづさ 対象学科・学年:管栄1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 栄養教育に関わる基礎学問領域についての概要を理解し、栄養養育に応用できるようにす る。そのうえで、個別および集団の栄養問題を診断して改善計画を立て、栄養教育を実施し、 健康の増進、疾病の予防・治療貢献できる力を養う。栄養教育プログラムの計画立案と実施 評価の一連の栄養教育をマネジメントする方法を学び、展開できる能力を得る。 授業概要: 栄養教育に関わる基礎学問領域についての概要やそれらの応用方法について説明する。ま た個別および集団に対し栄養問題を診断した後、改善計画の立案や栄養教育の実施等につい て概説する。さらに、栄養教育プログラムの計画立案と実施評価の一連の栄養教育をマネジ メントする方法を説明する。 授業計画:1.栄養教育マネジメント 2.栄養教育のためのアセスメント① 3.栄養教育のためのアセスメント② 4.栄養教育のためのアセスメント③ 5.栄養教育計画① 6.栄養教育計画② 7.栄養教育計画③ 8.栄養教育の方法① 9.栄養教育の方法② 10.栄養教育の方法③ 11.栄養教育の実施① 12.栄養教育の実施② 13.栄養教育の評価① 14.栄養教育の評価② 15.まとめ・試験 評価方法:筆記試験(80点)、受講態度・出席状況(20点)などにより総合的に評価する。 なお6回以上の欠席は「停止」扱いとする。 教 科 書:健康・栄養科学シリーズ『栄養教育論(改訂第2版)』丸山千寿子,足達淑子,武見ゆかり編集 *「健康栄養論」にて購入済 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:予習・復習はもちろんのこと、自分で調べ考える手法を身に付けること。 (準備学習を含む) 223 管理栄養専攻 健康栄養学科 評価方法:筆記試験(80点)、受講態度・出席状況(20点)などにより総合的に評価する。 なお6回以上の欠席は「停止」扱いとする。 教 科 書:健康・栄養科学シリーズ『栄養教育論(改訂第2版)』丸山千寿子,足達淑子,武見ゆかり編集 *「健康栄養論」にて購入済 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点: 「栄養教育論」の内容を復習し、理解しておくこと。 (準備学習を含む) 授業科目 栄養指導論実習 担当教員 神田あづさ 対象学科・学年:管栄2年 単位数:1 開講時期:前期 学習の到達目標: 栄養指導に関わる基礎学問領域についての概要を理解し、ライフステージ・ライフスタイ ル別栄養指導にも実践できるようにする。その上で、個別および集団の栄養問題を診断して 改善計画を立て、ライフステージ・ライフスタイル別栄養指導を実施し、健康の増進、疾病 の予防・治療貢献できる実践力を養う。栄養指導プログラムの計画立案と実施評価の一連の 栄養教育をマネジメントする方法を学び、展開できる実践力を得る。 授業概要: 食生活に影響する様々な因子を理解した上で効果的な食行動変容の栄養指導・栄養教育を 探り、ライフステージ・ライフスタイル別の栄養改善を目的とする実践活動の技法や方法を 学ぶ。 授業計画:1.栄養所要量の算出と食品構成 2.栄養価の算定 3.各種調査 4.調査の処理と検定 5.栄養教育の基本的進め方 6.ライフステージと栄養指導の実際① 7.ライフステージと栄養指導の実際② 8.ライフステージと栄養指導の実際③ 9.ライフステージと栄養指導の実際④ 10.ライフステージと栄養指導の実際⑤ 11.ライフスタイルと栄養指導の実際① 12.ライフスタイルと栄養指導の実際② 13.ライフスタイルと栄養指導の実際③ 14.ライフスタイルと栄養指導の実際④ 15.まとめ・試験 管理栄養専攻 健康栄養学科 評価方法:実技試験(40点)、レポート(40点)受講態度・出席状況(20点)などにより総合的に評価する。 なお6回以上の欠席は「停止」扱いとする。 教 科 書:配布するプリントで対応。 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:2年次前期に開講される「栄養指導論」を必ず受講すること。 (準備学習を含む) 「栄養教育論」の内容を復習し、理解しておくこと。 授業科目 臨床栄養学総論 担当教員 石出 信正 対象学科・学年:管栄1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 栄養学、 疾病の理解を基礎に、 栄養管理が実際の臨床医学、 介護の場面でどのように展開されているかを、 理解する。また臨床の現場ではチーム医療が重要なので他のスタッフとの共同作業における管理栄養士 の役割についても理解する。 授業概要:1)適切な栄養管理を行うためには、健康の概念、病態の理解が必要である。総論では健康ー疾病と栄 養の関係について理解する。さらには医療を取り巻く社会状況、今後重要視されつ生活の質、緩和 ケアの概念についても理解する。 2)傷病者、要介護者の栄養アセスメント、栄養ケアの計画作成の基礎を学ぶ。 3)臨床医療における栄養、食事、補給法の方法、を学ぶ。 4)傷病者・要介護者への栄養教育の臨床的な側面を学ぶ。 5)薬と栄養食事の相互作用を学ぶ。 授業計画:1.現代の医療と臨床栄養学 2.医療保険制度と臨床栄養 3.栄養スクリーニングと臨床検査 4.食事摂取の記録と評価 5.臨床医学の診断過程 6.症候別の栄養管理 (1) 7.症候別の栄養管理 (2) 8.病態別の栄養管理 (1) 9.病態別の栄養管理 (2) 10.治療食・介護食と栄養補給 11.経口栄養法、経管栄養法、経腸栄養法 12.医薬品と飲食物との相互作用 13.栄養ケアマネージメント 14.クリニカルパス、POSなど、他職種との連携技術 15.栄養教育の理論と実際. 期末試験 評価方法:期末試験 教 科 書:中坊幸弘、寺本房子 「臨床栄養管理学総論」 講談社サイエンティフィック 参 考 書:授業中に指示します。 履修上の注意点: 「人体の構造と機能、疾病の成り立ち」 (科目名では解剖生理学、病理学)と並行して臨床医学に (準備学習を含む) ついて理解を深める。 224 授業科目 臨床栄養学各論 担当教員 遠藤 道代 対象学科・学年:管栄2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)症候別・疾患別の病態を理解した上で、傷病者の栄養状態を予測できるようになる。 2)症候別・疾患別における、栄養治療のあり方を理解する。 授業概要: 臨床栄養学の実践では、傷病の治療や改善と栄養との関連を詳しく解説する。傷病者の症 候別・疾患別の病態を理解した上で、身体状況や栄養状態について理論をすすめ、適切な栄 養管理を行うための栄養ケアプランの作成、実施、評価に関する総合的なマネジメントの考 え方を講述する。これにより、傷病者の治療に効果的な栄養管理方法について学ぶことが出 来る。 授業計画:1.代謝・内分泌系の疾患(糖尿病1型、2型)と栄養管理 2.代謝・内分泌系の疾患(メタボリックシンドローム)と栄養管理 3.代謝・内分泌系の疾患(脂質異常症)と栄養管理 4.代謝・内分泌系の疾患(肥満症、高尿酸血症)と栄養管理 5.腎臓・尿路の疾患(急性、慢性腎臓病)と栄養管理 6.腎臓・尿路の疾患(糸球体腎炎、ネフローゼ症候群)と栄養管理 7.腎臓・尿路の疾患(糖尿病性腎症、腎不全)と栄養管理 8.腎臓・尿路の疾患(人工透析)と栄養管理 9.循環器系の疾患(高血圧症、動脈硬化症)と栄養管理 10.循環器系の疾患(虚血性心疾患、心不全)と栄養管理 11.消化器系の疾患(胃食道逆流症、胃炎、消化性潰瘍)と栄養管理 12.消化器系の疾患(胃摘出後合併症、炎症性腸疾患)と栄養管理 13.消化器系の疾患(肝炎、脂肪肝、肝硬変)と栄養管理 14.消化器系の疾患(胆石症、膵炎)と栄養管理、 呼吸器系の疾患(慢性閉塞性肺疾患)と栄養管理 15.まとめ、試験 授業科目 臨床栄養学実習Ⅰ 担当教員 村岡 玲子 対象学科・学年:管栄2年 単位数:1 開講時期:後期 学習の到達目標:1)病態別・栄養コントロール別の経口栄養法による、栄養食事計画ができるようになる。 2)糖尿病食事療法のための食品交換表が使えるようになる。 3)病態に即した献立の展開ができるようになる。 授業概要: 臨床栄養学の理論を基礎に、病態の改善や回復がより適切に、効果的に促進するための経口栄養にお ける補給法を学ぶ。食事療法の方法は、病態別・栄養コントロール別に、各疾病に対する基本方針、栄 養基準、献立作成上の考慮点などを、栄養学や病態生理の理論をふまえて理解し、それぞれの症例に対 応する栄養食事計画演習と栄養補給法を学ぶ。さらに作成した献立を用いた調理・供食実習を通して実 践能力を養う。 授業計画:1.臨床栄養学実習の概要、栄養摂取法と補給法 2.一般治療食と特別治療食、献立作成の基礎 3.常食の栄養管理―献立作成実習ならびに評価 4.肥満症、高尿酸血症、糖尿病の栄養食事管理 5.エネルギーコントロール食の栄養管理―献立作成演習 6.流動食、軟食の実習 7.たんぱく質コントロール食の栄養管理―献立作成演習 8.エネルギーコントロール食の栄養管理―献立作成実習ならびに評価 9.食塩制限食の栄養管理―献立作成演習 10.たんぱく質コントロール食の栄養管理―献立作成演習ならびに評価 11.脂質コントロール食の栄養管理―献立作成 12.食塩制限食の栄養管理―献立作成演習ならびに評価 13.胆石症、膵臓病、脂質異常症、拒食・嚥下障害時の栄養食事管理 14.献立の展開方法および、献立展開演習 15.糖尿病食品交換表の復習、まとめ、講評 評価方法:献立レポート70%、受講態度(出席状況,実習態度)30%により総合的に評価する。 教 科 書: 『臨床栄養学、食事療法の実習』本田佳子編(医歯薬出版) 『糖尿病食事療法のための食品交換表』日本糖尿病学会編(文光堂) 参 考 書: 『五訂(増補)食品成分表』科学技術庁資源調査会(女子栄養大学出版部) 『調理のためのベーシックデータ増補版』(女子栄養大学出版部) 履修上の注意点: 「臨床栄養学各論」を復習し理解しておく。 (準備学習を含む) 225 管理栄養専攻 健康栄養学科 評価方法:定期試験結果70%、受講態度(出席状況等)30%により評価する。 教 科 書: 『臨床栄養管理学各論』寺本房子・市川寛編(講談社サイエンティフィク) 参 考 書:講義時に適宜推薦する。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 栄養アセスメント 担当教員 遠藤 道代 対象学科・学年:管栄2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1)傷病者の栄養スクリーニング・栄養アセスメントの方法について理解する。 2)傷病者個々に適した栄養投与量の決定ができるようになる。 3)傷病者個々に適した栄養投与経路の選択ができるようになる。 授業概要: 傷病者の病態や栄養状態の特徴に基づいて、適切な栄養マネジメントができる実践能力を 身につけるため、傷病者の栄養スクリーニング・栄養アセスメントの方法について学ぶ。具 体的には、身体計測、臨床検査、臨床診査、食事調査などのアセスメント手法について講述 し、これらの手法から総合的に栄養状態の評価・判定を行う。さらにその因果関係を明らか にすることにより、個々人に適した栄養療法を行うための理論と方法についての知識を学習 する。 授業計画:1 栄養スクリーニングとアセスメント、栄養ケア・マネジメントシステム 2 栄養アセスメントの方法(1)身体計測法 3 栄養アセスメントの方法(2)臨床検査法1 血中指標による検査(たんぱく質) 4 栄養アセスメントの方法(3)臨床検査法2 血中指標による検査(糖質、脂質) 5 栄養アセスメントの方法(4)臨床検査法3 尿中指標による検査 6 栄養アセスメントの方法(5)臨床検査法4 機能検査 7 栄養アセスメントの方法(6)臨床検査法5 代謝動態検査 8 栄養アセスメントの方法(7)食事調査法、生体指標 9 栄養スクリーニング・アセスメントのためのツール SGAとODA 10 栄養投与量の決定方法 11 栄養投与経路の選択 12 症例にみる栄養アセスメントの進め方(1)代謝性疾患 13 症例にみる栄養アセスメントの進め方(2)腎疾患 14 症例にみる栄養アセスメントの進め方(3)消化器疾患 15 まとめ、試験 管理栄養専攻 健康栄養学科 評価方法:定期試験結果70%、受講態度(出席状況等)30%により評価する。 教 科 書:なし。プリントおよび資料を配布する。 参 考 書:講義時に適宜推薦する。 履修上の注意点: 「臨床栄養学各論」を復習し理解しておく。 (準備学習を含む) 講義時に配布したプリントを、十分に読んで復習しておくこと。 授業科目 給食経営管理Ⅰ 担当教員 佐々木ルリ子 対象学科・学年:管栄2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:特定給食施設の定義、給食の目的や特徴を理解し、対象者に応じた給食の立案を修得すると ともに、給食を運営する上で必要な各管理業務の目的や方法、評価などについて理解する。 授業概要: 特定多数人に継続的に食事を供給する特定給食施設では、給食運営を計画から評価まで総 合的に判断し、栄養面、安全面、経営面全般をマネジメントする能力が必要となる。本授業 では給食の意義、目的と管理栄養士・栄養士の役割と給食運営における各管理について述べ る。 授業計画:1.給食の意義・目的、特定給食施設について 2.給食の関連法規と行政指導、給食施設における栄養士・管理栄養士の役割 3.原価管理と原価管理 4.給食業務について 5.栄養管理① 対象者の把握、給与栄養目標量の設定 6.栄養管理② 献立計画 7.食事計画と献立 8.献立作成の実際 9.食材料管理 10.衛生・安全管理 11.施設・設備管理 12.大量調理 13.作業管理 14.給食における評価 15.まとめと試験 評価方法:試験90%、授業態度10%で評価する。 教 科 書: 『改訂新版 給食管理』鈴木久乃他編(第一出版) 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 226 授業科目 給食経営管理Ⅱ 担当教員 佐々木ルリ子 対象学科・学年:管栄2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:給食の栄養・食事管理を効率的、かつ効果的に継続して実施していくためのシステムおよび マネジメントについて経営管理の理論に基づき理解する。さらに、実際の給食施設の給食実 務、経営管理、給食計画について理解する。 授業概要:給食に関連するビジネスの動向や、マーケティングの原理や応用、システム構築などの手法 を取り入れたマネジメントを、より具体的に給食施設の経営管理のあり方を理論と事例をも とに述べる。 授業計画:1.給食の経営とフードビジネス 2.給食の経営管理の基本 3.給食の人事管理 4.給食経営のアウトソーシング 5.給食におけるマーケティング 6.給食における顧客管理 7.メニューの商品化計画 8.給食における危機管理 9.給食システムと施設・設備計画 10.栄養・食事計画と生産管理 11.栄養管理と品質管理 12.給食経営の実際(病院給食) 13.給食経営の実際(学校給食、保育所給食) 14.給食経営の実際(高齢者福祉施設給食、事業所給食) 15.まとめと試験 授業科目 給食経営管理実習 担当教員 佐々木ルリ子 対象学科・学年:管栄2年 単位数:2 開講時期:後期(集中講義) 学習の到達目標:管理栄養士として基本的な給食運営のための知識・技術を修得する。 給食施設の種類別の給食経営管理の特徴を理解して、食事提供を計画・実施・評価できるようになる。 授業概要:学内における給食経営管理実習室において、給食の運営方法、計画のたて方、栄養・食事管理、作業管理、衛生管理、 品質管理、事務管理の方法や大量調理、評価までを行う。学生が役割分担して自主的に実習を行うことにより、 給食運営の管理栄養士の実践力を習得する。 【調理供食サービス】 授業計画:1.オリエンテーション 実習の目的、内容、日程、役割分担、給食業 調理・供食計画に基づきグループごとに各管理業務、 務の流れ、栄養管理・食事計画(給与栄養目 調理業務、実験調査、品質評価、情報処理と事務管理 を行い、課題について検討する。 標量、食品群別荷重平均成分表、食品構成表 6.調理供食サービス①:和食 の作成) 2.献立計画、栄養教育計画 7.調理供食サービス②:洋食 3.献立の生産(調理)工程・作業工程の計画(試作、 8.調理供食サービス③:中華 検討、各種書類作成) 9.調理供食サービス④:和食 4.品質管理計画、衛生管理計画(試作、検討、各 10.調理供食サービス⑤:郷土料理 種書類作成) 11.調理供食サービス⑥:行事食 5.食材料の購入計画と発注 12.調理供食サービス⑦:行事食 13.調理供食サービス⑧:選択食等 14.給食の情報処理と事務管理 15.まとめ 評価方法:出席50%、実習態度・レポート50%等により総合的に評価する。特に出席を重視する。 教 科 書:授業時(ガイダンス)に指示する。 『五訂増補食品成分表』(女子栄養大学出版部) 『調理のためのベーシックデータ増補版』(女子栄養大学出版部) 参 考 書:日本人の食事摂取基準2010年版(第一出版) 『改定新版 給食管理』(第一出版) 履修上の注意点:実習はグループで行うため欠席不可。授業計画の試作時は、グループごとに実習時間外に行うこともあ (準備学習を含む) るので、必ず確認し出席すること。欠席不可。 227 管理栄養専攻 健康栄養学科 評価方法:試験90%、授業態度10%で評価する。 教 科 書: 『給食マネジメント論』(第一出版) 参 考 書: 『改訂新版 給食管理』 (第一出版) 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 食事介助演習 担当教員 小野寺恭子・若生さと子・小野二美 対象学科・学年:健栄2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:①「食べること」は、QOL(生活の質)に深く影響を及ぼす。身体的機能に問題がある人たちや高齢者の方々 が安心・安全に食事が出来るような知識や技術を学ぶ。 ②障害や加齢が身体的・心理的な面に与える影響を理解し、個々の方々の状態に適した食事提供ができ、食に 関わるものとして適切な援助を行う。 授業概要:1.生活者としてのコミュニケーションについて理解する。 2.加齢変化とその影響、高齢者・障害者の福祉サービスについて学ぶ。 3.食事介助を通して正常な摂食・嚥下過程を学ぶ。食べられなくなった時の身体への影響や、嚥下障害者に 対しての介入方法を学ぶ。 4.高齢者・障害者の食事について、医療・福祉の現場においてはどのように考えられているか学ぶ。 5.身体介護をする人たちの移動、および食事介助の実技演習を通して、障害の程度に応じた安全な食事介助 ができる。 6.食事に関連した栄養障害、口腔ケア、排泄、感染症、救急対応など幅広く理解していく。 7.多職種連携について理解する。 授業計画:1.高齢者・障害者(児)を理解する 2.高齢者(認知症を含む)・障害者(児)のコミュニケーションの方法 3.認知症を理解する 4.介護保険制度と福祉用具の活用方法 5.口から食べるということ 6.摂食・嚥下のメカニズムと嚥下障害 7.嚥下障害者にとって適切な食事形態と介助方法 8.食事に関連するリスク(医療的側面) 9.演習①ベットから車椅子への移乗技術と食事介助を行う為のバイタルチェック 10.演習②食事介助の実際(運動機能障害、認知症のある方々への対応) 11.演習③食事介助の実際(嚥下障害のある方への介助方法、環境調整) 12.演習④口腔ケアについて 13.低栄養と褥瘡について(臨床での経管栄養の実際を紹介) 14.栄養ケアマネジメントとNSTについて 15.まとめ・テスト 管理栄養専攻 健康栄養学科 評価方法:学年末試験結果(100点)にて評価する。 教 科 書: 参 考 書:その他の参考資料については、授業時間内に随時配布。 『高齢者の栄養管理』(日本医療企画) 『高齢者のQOLを高める食介護論』(日本医療企画 『経口摂取標準化ガ イド』(日総研) 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 食文化論 担当教員 高成田 享 対象学科・学年:健栄1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 食の時代、グルメブームなど「食」の豊かさが指摘される一方で、21世紀は食料資源の 飽 奪い合いから「飢餓の世紀」になるともいわれる。日本人にとって「食」は何だったのか、 そしてこれからどう変化していくのか、あらためて人と食べ物とのかかわりを「食文化」 という視点で考える。 さ まざまな食べ物に込められた人間の知恵と工夫を「食文化」という視点で捉え、食材や 料理、食生活を考えるときの視野を広げる。 宮城県は農産物や水産物に恵まれた「食彩王国」であり、食をめぐる郷土料理や民俗など も地域の食文化という視点で捉え、地域や地方を見る目を養う。 授業概要: 映像や実際の食材などを示すことで、食文化をわかりやすく伝えたい。 各授業の終わりには、授業についてのまとめや感想などミニ論文を提出してもらい、授業 の理解を深めるとともに、授業内容の改善をはかる。 授業計画:1.食文化とは何か 2.主食とコメ、コムギ、雑穀 3.世界の料理と文化 4.日本の食の歴史と文化 5.発酵の食文化 6.すしの歴史と文化 7.魚食の文化と民俗 8.加工食品の文化史 9.郷土料理の広がり 10.禁忌と食べ物 11.菓子の歴史と文化 12.酒の文化史 13.お茶とコーヒー、その歴史と文化 14.食料問題と食文化 15.まとめ 評価方法: 毎回のミニ論文と期末試験 教 科 書:岡田哲著『食文化入門』(東京堂出版) 参 考 書: 適宜紹介する 履修上の注意点: (準備学習を含む) 228 授業科目 健康栄養研究法Ⅱ 担当教員 石出信正他専任教員13名 対象学科・学年:健栄3年 単位数:2 開講時期:通年 学習の到達目標: 担当教員がそれぞれの専門性に即して、「健康・栄養」の問題の捉え方、研究の仕方等に ついて、少人数グループのゼミ形式で指導する。 特に健康栄養学科の学生に関心のつよい栄養と食品、疾病と栄養、食品加工と調理、生産 と消費、衛生と環境問題、運動と休養及び生活習慣と食育など、〈食〉と健康に関する基本 的な問題を提起するとともに、問題を解明する上で重要な、栄養学や食品科学、臨床栄養学、 衛生学、環境科学、栄養教育論、栄養指導論、さらには生活文化論等の分野に関する文献を 紹介したり、研究状況を解説し、それぞれの研究への関心を高める。 また、とくに卒業論文作成に必要な文献の検索法、データの収集、整理、分析等の研究方 法、および論文の執筆法などを学習することに重点を置いて指導する。 授業概要: 履修する学生は、「健康栄養研究法I」で履修したことを参考に、関心のある専門分野や研 究テーマに関する希望を表明し、下記の各担当教員のもとに配属(5∼7人以内に調整)さ れて指導を受ける。その際、授業計画の具体的内容が各指導教官より提示される。 授業計画:担当教員(グループ指導担当者) (1)石出 信正 (2)岩淵 せつ子 (3)小嶋 文博 (4)小村 毅 (5)菱沼 宏 哉 (6)遠藤 道代 (7)神田 あづさ (8)佐々木 ルリ子 (9)佐々木裕子 (10) 宮崎 正美 (11)宮下 ひろみ (12)高澤 まき子 (13)鈴木寿則 (14)山城秋美 授業科目 卒業論文 担当教員 石出信正他専任教員13名 対象学科・学年:健栄4年 単位数:6 開講時期:通年 学習の到達目標: 健康栄養学科の関連専門分野における各自の具体的テーマについて、調査、研究を行い、その結果に 基づいて論文を執筆し、まとめ上げる。 授業概要: この過程を通して、各自が主体性を持って卒業論文を論理的に展開して書き上げることを学習するの が主な狙いである。 授業計画:1.指導教員への学生の配属 ①卒業論文を履修する学生は、3年次までに履修した授業・演習(特に健康栄養研究法Ⅱ)などを参 考にして、関心のある学問分野、テーマについて検討し、論文を作成する希望を表明する。 ②学年当初、これをもとに卒論希望者は数人ずつのグループに分かれ、指導を受けたい下記の指導教 員のいずれかに配属されて指導を受ける。 指導教員: 石出 信正、岩淵 せつ子、小村 毅、小嶋 文博、菱沼 宏哉、 遠藤 道代、神田あづさ、佐々木 裕子、佐々木 ルリ子、鈴木 寿則、 宮崎 正美、 宮下 ひろみ、高澤 まき子、山城秋美 2.指導の内容と手順 学生は、以下のことを指導教員と相談して、論文を書き上げる。 ①論文のテーマを設定する。 ②このテーマについて、必要な資料の収集、調査、実験など研究計画を立案して実施し、得られた成果、 結果のまとめと考察を行う。 ③所定の期日までに論文を完成して提出する。 3.論文作成のスケジュールと提出締め切り等 個々の学生に対する論文作成の指導やスケジュール等は、各指導教員に一任されている。 卒業論文 および要旨(「要旨集」作成用)の提出期限は年明けの1月末とする。ただし「卒業発表会」などについ ては学科で別に定める。 評価方法:学習態度や研究活動、中間報告および提出した卒業論文の内容について総合的に評価する。 教 科 書:各指導教員が個々に指示する。 参 考 書:各 指導教員が個々に指示する。 履修上の注意点: 大学における研究活動の成果を集大成し、総括する重要な科目であるから、各自の積極的な取 (準備学習を含む) り組みを期待する。 論文作成の分担者の主体性と責任が明らかにされる限り、共同研究者の形で論文作成にあたっ てもよい。 229 管理栄養専攻 健康栄養学科 評価方法:学生の出席状況と、提出するレポート等の成績を総合して評価する。 教 科 書:各担当教員が適宜指示する。 参 考 書:各担当教員が適宜指示する。 履修上の注意点:各ゼミごとに教育方針、方法が異なるので、担当教員と緊密に連絡を取り合って学習 (準備学習を含む) を進めること。 授業科目 健康栄養特別講義 担当教員 石出信正他13名 対象学科・学年:健栄3・4年 単位数:1 開講時期:通年 学習の到達目標: 健康づくりはきわめて主体的で実践的なテーマであるにもかかわらず、豊かな現代社会では「健康ブーム」と言われ るほどに多種多様な健康情報が飛び交い、モノが溢れている。 健康栄養学科で学ぶ学生には、そのような中でどれが正しく、何が必要なのかを的確に判断し、「食」にかかわる職場 などで闊達な行動力をもって果敢に実践できる「食」の専門家を目指すよう期待したい。 授業概要: この授業では、健康と食品及び栄養の専門分野の第一線の場で活躍されている講師を招き、学生をさまざまな学習機 会に触れさせ、実践的で幅広い見識を培うことをめざしている。 授業計画:本学科の企画のもとに外部講師に依頼して年に4回、特別講演を開催する。 3年4年合同で実施する。3年と4年で合計6回以上の参加が必要である。 本年度のテーマおよび日程は現在交渉中であり、確定次第、公示する。 基本的には前期の土曜日に開催するので公示を見逃さないように。 (平成21年の講師とテーマ) 三浦 隆史 先生 (東北大学薬学科) 「アルツハイマー病とプリオン病を引き起こすタンパク質」 高成田 亨 先生 (朝日新聞石巻支局長) 「さかなと食の安全」 小山 章夫 先生 (青年海外協力会) 「国際協力の体験から日本を考える」 斎藤 満保 先生 (宮城大学食産業学部) 「お米のうまい話 ササニシキ誕生からひとめぼれ誕生まで」 (平成22年の講師とテーマ) 平野 美由紀 先生 (食デザイナーズ) 「フードデザインとダイエットデザイン」 白川 仁 先生 (東北大学農学部) 「ビタミンKと生活習慣病予防」 畠山 重篤 先生 (京都大学) 「森は海の恋人」 森本 敦司 先生(北海道医療大学薬学部) 「法的視点から見た食と社会問題ー 水俣病から冷凍ギョウザまで」 管理栄養専攻 健康栄養学科 評価方法:出席状況とその都度提出されるレポート内容を総合的に評価する。 レポートの評価は、学科の各担当者が行う。3年次から4年次にわたって6回分を総合して単位を認定する。 教 科 書: 参 考 書: (卒業 履修上の注意点: 必ず6回は出席し、且つその6回分のレポートも提出しないと単位は取得できないことに注意する。 (準備学習を含む) できなくなる) 授業科目 食の英語 担当教員 遊佐 重樹 対象学科・学年:健栄4年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 機械的な英文和訳にとどまらない効果的な読解力を身につけ、大学院入試レベルの英文を 理解することを目指す。 授業概要: 健康・栄養をテーマとした様々な英文(英字新聞等)を読む。まずskimしてframeを頭の 中に作り、その中に詳しく情報を埋め込む作業を通じて、機械的な英文和訳にとどまらない 効果的な読解力を身につけることを目指して授業を進める。授業はプレゼンテーションソフ トを用いて効果的に行う。さらに、様々な食品やレシピに登場する英単語を紹介する。 授業計画:1.Introduction 2.食の英単語① レシピの英語① 3.食の英単語② レシピの英語② 4.食の英単語③ NEWSWEEK記事① 5.食の英単語④ NEWSWEEK記事② 6.食の英単語⑤ NEWSWEEK記事③ 7.食の英単語⑥ NEWSWEEK記事④ 8.これまでの復習と単語テスト(1) 9.食の英単語⑦ International Herald Tribune記事① 10.食の英単語⑧ International Herald Tribune記事② 11.食の英単語⑨ International Herald Tribune記事③ 12.食の英単語⑩ 大学院入試問題にチャレンジ① 13.食の英単語⑪ 大学院入試問題にチャレンジ② 14.これまでの復習と単語テスト(2) 15.まとめと期末テスト 評価方法:出席状況(30点)、授業態度(10点)、単語テスト(20点)、期末テスト(40点) 教 科 書:プリント教材を使用する。 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点: 予習を前提に授業を進めるので、各自、指示内容に真剣に取り組んだ上で授業に臨 (準備学習を含む) むこと。 必ず初回の授業から出席すること。 230 授業科目 健康管理概論 担当教員 鈴木 寿則 対象学科・学年:管栄3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:健康管理の実践に必要な情報処理、統計処理の基本を理解します。そして、講義を通じて栄養に関する医学情 報や保健情報を正しく理解し、必要な情報を吟味した上で、様々なステージにおける健康管理の実践に役立て ることを目的とします。 授業概要:教科書を基に、統計情報などを理解するために、実証研究の立て方、進め方、結果の解釈について解説してい きます。また、疫学の内容を踏まえ、どのような研究手法があるのか、その内容について解説します。 授業計画:1.ガイダンス、健康管理の方法 2.実証研究の進め方、モデルの設定 3.データの収集と分析 4.調査計画、変数の概念 5.変数の測定 6.対象の選定 7.実験計画、統制 8.記述統計 9.1変数の分布と統計処理 10.2変数の分布 11.クロス集計 12.2変数の量的関係、相関分析 13.標本と母集団 14.検定の考え方 15.まとめ、試験 授業科目 地域福祉論 担当教員 鈴木 寿則 対象学科・学年:管栄3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:地域における福祉および関連領域としての保健、医療について、基本的な制度を理解することを目標と します。高齢社会における年金問題、介護問題をはじめとして、生活保護などの様々な社会問題につい て考察することができるようにします。 授業概要:市町村(地域)における福祉、年金保険、介護保険、社会扶助(生活保護)などの分野ごとに教科書を 中心にして講義を行います。また、教科書以外にも、現在、問題になっている福祉および保健医療につ いて理解を深めるために、参考資料などを用いて検討を行います。 授業計画:1 .ガイダンス、地域福祉に関する制度 2.社会保障とはなにか 3.社会保障の財源 4.年金保険制度(1) 5.年金保険制度(2) 6.医療保険制度(1) 7.医療保険制度(2) 8.医療保険制度(3) 9.介護保険制度(1) 10.介護保険制度(2) 11.労働保険制度(1) 12.労働保険制度(2) 13.社会扶助制度 14.現代における社会保障の課題 15.まとめ、試験 評価方法:出席状況および試験によって評価します。 遅刻2回を欠席1回に換算し、評価を行います。 教 科 書: 『社会保障<第2版>』阿部祐二・責任編集/弘文堂(平成22年発行) 参 考 書:必要があれば、適宜紹介します。 履修上の注意点: 遅刻、講義中の私語、途中退出など、他の受講者の迷惑になるような行為はしないようにして (準備学習を含む) 下さい。原則として、授業開始30分以降の教室への入室は認めません。 231 管理栄養専攻 健康栄養学科 評価方法:出席状況および試験によって評価します。 遅刻2回を欠席1回に換算し、評価を行います。 教 科 書: 『実証研究の手引き 調査と実験の進め方・まとめ方』古谷野亘・長田久雄(著)/ワールドプランニング 『はじめて学ぶ やさしい疫学 -疫学への招待- 第2版』日本疫学会(監修)/南江堂(平成22年発行) 参 考 書:必要があれば、適宜紹介します。 履修上の注意点:遅刻、講義中の私語、途中退出など、他の受講者の迷惑になるような行為はしないようにして下さい。 (準備学習を含む) 原則として、授業開始30分以降の教室への入室は認めません。 授業科目 生化学特論 担当教員 佐藤 幸夫 対象学科・学年:管栄3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 栄養素の代謝・生理作用および栄養素と疾病との関係などの栄養学的な諸現象を遺伝子あるいは遺伝子発現過程の制 御と結びつけて理解しようとする研究が進んでいる。本授業は生化学や食品学で修得した知識を基に、栄養条件の変化 に対して生体がどのような応答をするのか、あるいは栄養条件と生活習慣病との関わりがどうなっているのかといった 問題を分子生物学の観点から説明する。したがって、コース終了時には分子生物学の基礎的な知識が身についており、 栄養素の代謝や生理作用などについて分子レベルで考察することができるようになっている。 授業概要: まず、分子生物学について基本的な知識を補強し、次いで、個々の栄養素と遺伝子との相互作用、つまり栄養素の遺 伝子への働きかけによってどのような現象が起こるのかについて勉強する。講義の後半部においては生活習慣病と遺伝 子発現および栄養素との関係について説明し、分子栄養学が健康維持にどう生かせるかについて考える。 授業計画: 以下の項目・内容について解説、説明をする。 1)分子生物学および分子栄養学概説…生化学と分子生物学について説明する。 2)DNAの構造と遺伝情報…遺伝と遺伝子について説明する。 3)DNAの複製、遺伝子の転写、タンパク質合成について説明する。 4)遺伝子発現の調節機構について説明する。 5)栄養素の分子生物学(1):糖質の代謝および遺伝子発現との関係について説明する。 6)栄養素の分子生物学(2):脂質代謝の調節について説明する。 7)栄養素の分子生物学(3):タンパク質翻訳後の修飾,分解について説明する。 8)栄養素の分子生物学(4):脂溶性ビタミン…ビタミンA および Dによる遺伝子発現について説明する。 9)栄養素の分子生物学(5):水溶性ビタミン…補酵素の解説およびビタミンB6やビタミンCによる遺伝子発現につい て説明する。 10)栄養素の分子生物学(6):ミネラル…生理的役割について説明する。 11)生活習慣病の分子栄養学(1):肥満…発症の遺伝子レベルでの説明 12)生活習慣病の分子栄養学(2):糖尿病…発症の遺伝子レベルでの説明 13)生活習慣病の分子栄養学(3):高血圧…発症の遺伝子レベルでの説明 14)生活習慣病の分子栄養学(4):脂質異常症…発症の遺伝子レベルでの説明 15)健康と分子栄養学…遺伝子組換え食品およびその技術について説明する。 管理栄養専攻 健康栄養学科 評価方法: 出席および授業中の態度(20%) 、小テストあるいはレポート(40%)および期末テスト(40%)で評価する。単位認 定は全体で60%以上のポイントを獲得することを条件とする。 教 科 書: 『分子栄養学』金本龍平 編(化学同人)を参照しながら、プリントを元に講義を進める。 参 考 書: 『生化学・分子生物学』伊東蘆一・木元幸一・小林修平 編著(建帛社) 履修上の注意点: 教科書はかなり詳細に述べてあるが、 それらのことを理解するため前半は基礎的な分子生物学について勉強する。 (準備学習を含む) また、配布するプリント(ハンドアウト)を自分でまとめるよう復習すること。 授業科目 微生物学 担当教員 山本 仁 対象学科・学年:管栄3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1.微生物界全体の概要を把握する。 2.ヒトと微生物の関わりを、益と害の両面から考える。 3.生体を微生物の害から守っている免疫システムについて理解を深める。 授業概要: 微生物は、最初に地球上に出現した生命体であり、それ以来地球環境に影響を及ぼしなが ら繁殖し、今も地球のほぼ全域に成育している。ヒトや動・植物の病気の原因となるのは、 膨大な微生物のごく一部にすぎない。人類が微生物の世界を正しく理解するようになったの は、約100年前からであるが、人々は大昔から経験的に微生物を利用してきた。微生物の世 界を正しく理解し、微生物と共存しながら生きていくことの意味を考える。 授業計画:1)微生物学総論 (1) : 微生物とは? 微生物の分類 2)微生物学総論 (2) : 主な微生物研究の歴史 3)微生物学総論 (3) : 私達の暮らしと微生物 4)細菌学 (1) : 細菌とは? 細菌の形態と染色法 5)細菌学 (2) : 細菌の培養・同定・分類 6)細菌学 (3) : 主な病原性細菌∼その1. 7)細菌学 (4) : 主な病原性細菌∼その2. 8)ウイルス学 (1) : ウイルスとは? ウイルスの形態・分類 9)ウイルス学 (2) : 主な病原性ウイルス 10)真菌学 : 真菌とは? 主な病原性真菌 11)感染と免疫 (1) : 微生物の侵入と生体の応答 12)感染と免疫 (2) : 免疫とは?∼その1.細胞性免疫 13)感染と免疫 (3) : 免疫とは?∼その2.液性免疫、抗原抗体反応 14)滅菌と消毒 : 滅菌とは? 消毒とは? 主な滅菌法・消毒法 15)微生物学のまとめ ∼ 筆記試験 評価方法: 教 科 書: 『微生物学』小林秀光、白石淳編(㈱化学同人): 最新版 参 考 書: 履修上の注意点:食品衛生や食品加工など、食(品)と微生物の関わりは深い。また、免疫学の知識は (準備学習を含む) 応用範囲が大変広い。興味を持って学習して欲しい。 232 授業科目 解剖生理学実験Ⅰ 担当教員 菱沼 宏哉 対象学科・学年:管栄3年 単位数:1 開講時期:前期 学習の到達目標:1)腎機能検査の1つである 「試験紙による簡易尿検査」 について、 測定原理を理解し、 実 践できる。 2)尿中に排泄される成分のうち、 塩素、 尿素、 クレアチニンの測定ができる。 3)味覚の認知、 味覚閾値、 味の相互作用について、 実験的に確認できる。 4)体位による脈拍と血圧の変化について、 実験的に確認できる。 5)有酸素運動による脈拍や血圧の変動、 最大酸素摂取量を、 エルゴメータを用いて実験的 に確認できる。 授業概要: 人体を生体成分、 細胞、 組織、 器官、 器官系および個体のレベルで理解するための実践的 学習の1つとして、 排泄、 感覚、 循環に関する実験を行う。 授業計画:1.感覚器に関する基礎事項の確認と演習 2.部位による味覚の認知 3.味覚閾値の判定 4.味覚の対比現象 5.味覚の相殺現象と相乗現象 6.腎臓と尿に関する基礎事項の確認と演習 7.試験紙による簡易尿検査 8.試薬調製 9.尿素の定量 10.クレアチニンの定量 11.塩素の定義 12.循環と呼吸に関する基礎事項の確認と演習 13.体位による脈拍および血圧の変化 14.有酸素運動と脈拍・血圧・最大酸素摂取量 15.まとめと筆記試験 授業科目 解剖生理学実験Ⅱ 担当教員 石出 信正 対象学科・学年:管栄3年 単位数:1 開講時期:後期 学習の到達目標: 講義で学んだ解剖生理・病理学の知識をもとに、①人体模型を用いて、立体的な位置関係 を機能との関連において理解する。②生理に基づいた様々な診断手技の原理、③臨床検査の 実際を学ぶ。 授業概要: 「解剖生理実習マニュアル」に基づいて、学生はグループに分かれ、自らの手で学習を進 め、適時、グループによる発表会が催される。 授業計画:1.解剖模型を用いた解剖実習① 2.解剖模型を用いた解剖実習② 3.解剖模型を用いた解剖実習③ 4.解剖模型を用いた解剖実習④ 5.解剖模型実習発表会 6.理学的所見の取り方 7.血圧測定とその変動 8.心電図 9.血管年齢の測定法(脈波伝搬速度) 10.神・筋肉系の臨床検査(筋電図・眼賑図) 11.脳波測定 12.呼吸機能検査 13.超音波検査 14.運動機能検査 15.病院検査室の機能 評価方法:1)実習への参加、2)実習記録の提出 教 科 書:実習マニュアルを配布します。 参 考 書: 『からだの地図帳』高橋長雄監修(講談社) 履修上の注意点:外部の会社の協力も得て貴重な器械の実習もあります。積極的な履修態度が求められ (準備学習を含む) ます。学習発表会では各グループ相談して効果的なプレゼンテーションを行うこと。 233 管理栄養専攻 健康栄養学科 評価方法:出席点を10点、 レポートの評価を40点、 筆記試験の評価を50点とし、 100点満点で評価する。 教 科 書:実験書(プリント)を配布する。 参 考 書: 履修上の注意点:実験科目は、 実際に実験操作を行い習得することが大切である。 したがって出席重視 (準備学習を含む) とし、 欠席回数が4回に達した場合は、 例外なく再履修とする。 授業科目 運動生理学 担当教員 菱沼 宏哉 対象学科・学年:管栄4年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)体力づくりの意義と運動の効用について理解し、 説明できる。 2)運動・トレーニングと身体の応答について理解し、 説明できる。 3)トレーニングと食生活について理解し、 説明できる。 4)健康や体力と関係の深いストレス、 生体リズム、 環境について理解し、 説明できる。 授業概要: 生活習慣病などの疾病を予防し、 活動的な生涯を送るためにも、 身体活動レベルを高め、 運動により体力をつけることが重要な課題となっている。 本講義では、 すでに学んだ生化学 や栄養学の知識の上に運動生理のみならずストレス・生体リズム・環境の知識を構築し、 さ らにこれらの相互作用をふまえてヒトの身体活動に伴う生理的変化を考察することを目的と する。 授業計画:1.体力づくりの意義と運動の効用 ⑴ 健康と体力 2.体力づくりの意義と運動の効用 ⑵ 運動に関する健康増進施策 3.体力づくりの意義と運動の効用 ⑶ 運動不足、 運動とQOL 4.運動・トレーニングと身体の応答 ⑴ 身体諸機能と代謝 5.運動・トレーニングと身体の応答 ⑵ 運動・トレーニングによる身体諸機能の変化 6.運動・トレーニングと身体の応答 ⑶ 運動・トレーニングによる代謝の変化 7.トレーニングと食生活 ⑴ トレーニングの基本的な考え方 8.トレーニングと食生活 ⑵ 健常者、 競技者、 有疾患者とトレーニング・食生活 9.ストレスと栄養 ⑴ ストレスとストレス応答 10.ストレスと栄養 ⑵ ストレスと生活習慣病、 ストレスと摂食障害 11.生体リズムと栄養 ⑴ 日内リズムと食事摂取による同調 12.生体リズムと栄養 ⑵ 代謝の月周・年周リズム 13.特殊環境と栄養 ⑴ 高温・低温、 高圧・低圧、 無重力等における生理的機能の変化 14.特殊環境と栄養 ⑵ 高温・低温、 高圧・低圧、 無重力等における栄養 15.まとめと筆記試験 管理栄養専攻 健康栄養学科 評価方法:筆記試験(100点) 教 科 書: 『やさしい運動生理学』杉 晴夫 編著(南江堂) 参 考 書:なし 履修上の注意点:授業回数の3分の1以上を欠席した場合は例外なく再履修とする。 (準備学習を含む) 授業科目 病理学Ⅰ 担当教員 石出 信正 対象学科・学年:管栄3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 栄養学、管理栄養学の理解のためには「人体の構造と働き」を理解し、さらに「疾病の成 り立ち」について、証拠に裏打ちされた科学的で、合理的な知識が必要である。特に、管理 栄養学において、疾病について明確で系統的な知識なしに専門家としての栄養管理を行うこ とができない。 人体の構造と機能を理解し、その維持と発展にはたす栄養の役割を理解す ると同時に生体の精緻に関する驚きと、人に対する尊敬を深める。 授業概要: 管理栄養士養成の新ガイドラインにおける「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち」の生 化学を除いた分野を「解剖生理学」「解剖生理学特論」「病理学I」「病理学II」を一連の科目 として系統的に学ぶ。 本科目では肝臓、循環器、呼吸器、腎臓疾患の構造と機能を中心に学ぶ。 授業計画:1.胆管系疾患 9.呼吸器系の疾患 2.すい臓疾患 10.腎臓・泌尿器の構造と機能 3.大腸疾患 11.電解質異常 4.機能性消化器疾患 12.腎臓泌尿器の疾患 5.循環器の構造と機能 13.透析療法 6.動脈硬化の病理 14.神経系の構造と機能 7.虚血性心疾患 15.脳血管疾患・期末試験 8.呼吸器系の構造と病理 評価方法:1)期末試験(90) 2)授業に対する態度(10) 教 科 書:国立健康・栄養研究所監修 1)「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 総論」 南江堂 2)「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 各論Ⅰ」 南江堂 3)「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 各論Ⅱ」 南江堂 (この3冊は「解剖生理学」 「解剖生理学特論」 「解剖生理学実験Ⅰ」 「病理学Ⅰ」 「病理学Ⅱ」 「管理栄養演習I」で共通して使用します。) 参 考 書:『からだの地図帳』高橋長雄監修(講談社) 『病気の地図帳』山口和克監修(講談社) 履修上の注意点:医学に関する科目では日常語と異なる術語が多い。その意味と概念を把握しておくこ (準備学習を含む) とは医療・福祉のチームで働く際の連携を成立させるために重要である。キーワード 集を配布するので予習・復習を確実にすること。 234 授業科目 病理学Ⅱ 担当教員 石出 信正 対象学科・学年:管栄4年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 栄養学、管理栄養学の理解のためには「人体の構造と働き」を理解し、さらに「疾病の成 り立ち」について、証拠に裏打ちされた科学的で、合理的な知識が必要である。特に、管理 栄養学において、専門家として、疾病について明確で系統的な知識なしに栄養管理を行うこ とができない。病理学では疾病の成り立ちについて系統的に学び、治療の基本についても学 んでゆく。 授業概要: 病理学では病気の成り立ちを身体に現れる形態的変化として学び、治療・療養の基盤を提 供する。病理学Ⅱでは「病理学各論」にあたる各臓器ごとの病気を学び、今まで学んできた 臨床栄養学を疾患の基礎構造から見直し理解を深める。 9.腎・尿路系の病理② 10.生殖器系の病理 11.脳神経系の病理① 12.脳神経系の病理② 13.運動器系の病理 14.感覚器系の病理 15.臨床病理検査・期末試験 授業計画:1.循環器系の病理・呼吸器系の病理 2.歯・口腔系の病理 3.消化器系の病理① 4.消化器系の病理② 5.内分泌系の病理① 6.内分泌系の病理② 7.造血器系の病理 8.腎・尿路系の病理① 授業科目 食品機能論 担当教員 岩淵せつ子 対象学科・学年:健栄4年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:①食品の1次、2次、3次機能について例をあげて説明できる。 ②日本における保健・栄養食品の制度について全体像が分かる。 ③特別用途食品について、表示・規格を含め説明できる。 ④栄養機能食品について、表示・規格を含め説明できる。 ⑤特定保健用食品について、表示・規格を含め説明できる。 ⑥栄養補助食品、いわゆる健康食品について説明できる。 ⑦宅配食品栄養指針について説明できる。 ⑧栄養強調表示と健康強調表示について説明できる。 ⑨食品中の機能成分と生理機能との関係について理解する。 ⑩農・畜・水産物由来機能性成分の健康機能について理解する。 授業概要: 食べ物と病気との関係は、医食同源に代表されるように経験的に知られていたが、近年の目覚ましい科学の進歩により、科学的 根拠に基づいた食品と疾病予防・健康維持との関係が明らかにされ食品の機能に感心が高まっている。さらに高齢社会の到来は、 薬に頼らず食べ物で健康を保つ一次予防の考えも後押しして食による健康維持への認識が高まっている。しかし、健康食品の根拠 のない誇大広告もあふれており、消費者は食品機能の全体像を正しく理解できる知識を備えることが求められている。そこで、食 品機能に関連する諸制度や規格・表示について体系的に整理し、食品中に含まれる食品因子(フードファクター)の体内での作用 や病気予防への関与についても学ぶ。 授業計画:1 食品の機能:一次機能、二次機能、三次機能 2 日本発の機能性食品はどのようにして誕生したか 3 保健機能食品について(1)栄養機能食品、特定保健用食品 4 保健機能食品について(2)特別用途食品、いわゆる健康食品 5 食品の規格・表示および栄養強調表示と健康強調表示 6 活性酸素の化学と酸素ラジカルについて 7 植物性食品による活性酸素消去 8 生体防御:免疫の仕組み 9 食品による生体調節:免疫系の賦活、食品アレルギー 10 農産食品の健康機能 11 水産食品の健康機能 12 畜産食品の健康機能 13 発酵食品の健康機能 14 脂質の健康機能 15 まとめと試験 評価方法:1)試験の結果80% 2)レポート10% 3)出席状況10% 教 科 書: 『食品機能学』青柳康夫(建帛社) 参 考 書: 『食べ物と健康Ⅰ』菅野道廣編(南江堂) 、『栄養とがん』ネスレ栄養科学会議監修(建帛社) 履修上の注意点: (準備学習を含む) 235 管理栄養専攻 健康栄養学科 評価方法:試験結果(100点)(マルバツ式100題) 教 科 書: 『カラーで学べる病理学』渡辺照男編(ヌーヴェルヒロカワ) 参 考 書:『病気の地図帳』山内和克監修(講談社) 履修上の注意点:疾患の概念と成り立ちを学ぶことで、正確で、応用範囲の広い栄養指導が可能になる。 (準備学習を含む) 医学用語、現場で使われる符丁は日常の言葉とは異なることがあり、その意味を知る ことは臨床現場で働くために必要である。 すでに学んだ「解剖生理学」の知識を整理して臨むことが効果的である。 授業科目 食品加工学 担当教員 岩淵せつ子 対象学科・学年:管栄3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:①食料の生産・加工・流通のシステム全体像を説明できる。 ②鮮度保持・品質保持の視点から望ましい貯蔵・包装法を説明できる。 ③食品の劣化要因とその防止原理が分かる。 ④主な加工食品とその利用法が説明できる。 ⑤農・畜・水産物の加工法が説明できる。 ⑥加工食品の規格と表示について説明できる。 ⑦食品添加物の種類と用途について説明できる。 ⑧食品包装材料の種類と特性について説明できる。 ⑨食品の保存法について説明できる。 授業概要: 食品加工の目的は、生産された原料を利用し易い食品素材に変えたり、保存性を高め、腐敗防止などの工夫を行い、栄養成分の 保持・向上を図るとともに、限りある食糧資源の有効利用多忙な現代社会の食生活に利便性をもたらすことなどが上げられる。生 鮮食品や加工食品の生産、流通、消費にいたるまでの間に起こる種々の問題とその対策について、食品の品質劣化とその要因、保 蔵の原理と方法、加工原理と方法など加工貯蔵の理論を習得した後、主な加工食品とその利用について具体的に述べる。 授業計画:1 食品加工の目的と意義および食品の生産条件と栄養 2 食品の規格・表示とそれに関わる法制度 3 食品の劣化要因 4 食品の流通環境と栄養成分変化:環境因子(水分・酸素・温度・光・その他) 5 食品の保存条件と栄養成分変化(1):水分活性・塩蔵・糖蔵を利用した保存 6 食品の保存条件と栄養成分変化(2):低温利用・ガス貯蔵を利用した保存 7 食品の保存条件と栄養成分変化(3):加熱殺菌・脱酸素剤を利用した保存 8 食品の保存条件と栄養成分変化(4):食品添加物・包装容器・包装材料による保存 9 主な加工食品(1):農産加工食品 10 主な加工食品(2):油脂加工食品 11 主な加工食品(3):畜産加工食品 12 主な加工食品(4):水産加工食品 13 主な加工食品(5):調味料・発酵食品 14 主な加工食品(6):嗜好品・アルコール飲料 15 まとめと試験 管理栄養専攻 健康栄養学科 評価方法:1)試験の結果80%、2)レポート10%、3)出席状況10% 教 科 書: 『食べ物と健康 食品学・食品機能学・食品加工学』 長澤治子編著(医歯薬出版) 参 考 書: 『総合食品事典』 (同文書院)『食べ物と健康Ⅰ』菅野道廣編(南江堂)、『新食品加工学』吉田勉編(医歯薬出版) 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 食品加工学実習 担当教員 岩淵せつ子 対象学科・学年:管栄4年 単位数:1 開講時期:前期 学習の到達目標:①加工の用語(磨砕・撹拌・混捏・濃縮・加熱・溶解・凝集・ゲル・発色)を実習を通して理解する。 ②安全対策、衛生対策を理解する。 ③麺・食パン・イモ類の加工の原理を理解する。 ④豆腐の製造から豆類の加工の原理を理解する。 ⑤果実類の加工の原理を理解する。 ⑥食肉の加工の原理を理解する。 ⑦かまぼこの加工の原理を理解する。 ⑨味噌の製造を通し、発酵・醸造の原理を理解する。 ⑨水分活性の測定を通し、Awと保存の原理を理解する。 ⑩管理栄養士が関わる分野の食品開発にアプローチできる。 授業概要: 食品加工学で学んだ加工・保蔵理論の実習編で、種々の食品素材を使って実際に加工食品を製造して、知識 の理解を深める。殺菌法などを含め、さまざまな加工の基本操作を習得しながら、食の安全・衛生面、食品の 保存性、食糧資源有効利用について実習を通して考え、さらに各食品素材がもつ加工特性について理解を深める。 授業計画:1 実習の心得:安全対策と衛生対策について 2 穀類(1):米粉の加工…上用粉を使った和菓子の製造 3 穀類(2):小麦粉の加工…食パンの製造 4 穀類(3):小麦粉の加工…うどんの製造 5 イモ類(1):コンニャク芋の加工…コンニャクの製造 6 豆類(1):大豆の加工…豆腐の製造 7 豆類(2):小豆の加工…餡の製造 8 野菜類(1):トマトの加工…トマトケチャップの製造 9 果実類(1):ジャムの製造 10 食肉類(1):食肉の加工特性…ソーセージの製造 11 魚介類(1):缶詰加工…さんま味付け缶詰の製造 12 魚介類(2):練り製品…冷凍すり身を使ったかまぼこ・さつま揚げの製造 13 調味料(1):米麹と大豆を使った発酵食品「味噌」の製造 14 凍結を利用した加工:凍豆腐の製造 15 総括 評価方法:実 習ノート提出と出席状況により評価する。 教 科 書:プ リントを配布する。 参 考 書: 『図解食品加工プロセス』吉田照男(工業調査会) 履修上の注意点:食 品材料の調達時期により、製造順番が変更することがある。実習科目なので休まず出席し、積極的に (準備学習を含む) 取り組むことが大切である。 236 授業科目 調理科学 担当教員 宮下ひろみ 対象学科・学年:管栄3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1.おいしさ(食味)の評価についてその評価法と検定法について理解する 2.調理と食品成分の変化について、栄養性、機能性、嗜好性の面から理解を深める。 授業概要: 調理学の基礎をふまえ、官能評価や食品の調理性(成分変化や嗜好性)についてより詳細 な概説を行う。官能評価については、主に各種評価法の検定法について学ぶ。食品の調理性 については、食品を食べ物にする調理操作過程における物理的・化学的変化を、栄養性、機 能性、嗜好性の観点からとらえていく。 授業計画:1.食味の官能評価法と検定法1(2点比較法、3点比較法他) 2.食味の官能評価法と検定法2(順位法、評点法他) 3.植物性食品の調理(穀類) 4.植物性食品の調理(芋類、豆類) 5.植物性食品の調理(野菜・果物類) 6.動物性食品の調理(卵類) 7.動物性食品の調理(乳・乳製品) 8.動物性食品の調理(肉類) 9.動物性食品の調理(魚類) 10.成分抽出物食品の調理(でんぷん、砂糖) 11.成分抽出物食品の調理(ゲル化用食品素材) 12.成分抽出物食品の調理(油脂類) 13.植物性食品の調理(種実類、海藻類、きのこ類) 14.調理と食品成分の変化/食品中の酵素と調理 15.まとめ・試験 授業科目 調理学実験 担当教員 宮下ひろみ 対象学科・学年:管栄3年 単位数:1 開講時期:後期 学習の到達目標:1.日常食品を用いた調理に関する基礎的実験をとおして、調理過程に起こる諸現象を科学的に理解す るとともに、実際の調理や食事提供の場面に応用できる力を養う。 2.おいしさの評価である主観的手法(官能検査)および客観的手法(機器測定)について実験を通し て理解する。また、食品や食べ物の鑑別の能力を養う。 授業概要: 調理学、調理科学の理論を踏まえ、調理に関する基礎実験や日常食品の調理について条件を定めて比 較実験を行う。植物性食品、動物性食品、成分抽出物を取り上げる他、食べやすさと調理形態の実験を とおし、咀嚼や嚥下といった摂食機能についての実践的な対応について学ぶ。また、各実験において食 品や料理の評価の一環として、官能評価及び機器測定によりおいしさをや特性を分析していく。 授業計画:1.オリエンテーション(レポート、実習室の使用法等)/基礎実験1(目測と実測) 2.5基本味の識別と官能検査法1/基礎実験2(調味料類の計量) 3.食品の物性と官能検査法2 4.ビデオ視聴(食物のおいしさ/食品の物性) 5.だしの抽出(こぶ、かつお、にぼし、牛肉) 6.米(吸水、炊飯法、食味検査) 7.小麦粉(材料配合、膨下剤の種類/グルテンの抽出) 8.野菜(色の変化) 9.鶏卵(希釈性、起泡性等) 10.砂糖(加熱による変化) 11.乳製品(生クリーム、バター) 12.寒天・ゼラチン(添加物と凝固) 13.食肉に関する実験 14.食べやすさと調理形態 15.まとめと試験 評価方法:授業参加態度20%程度、出席に伴うレポートの評価60%程度、筆記試験20%程度等により総合的に評価 する。 教 科 書: 『健康を考えた調理科学実験』今井悦子、安原安代編(アイ・ケイコーポレーション) 参 考 書: 『新版食品の官能評価・鑑別演習第3版』日本フードスペシャリスト協会編(建帛社)フードスペシャリ スト取得希望者は必ずこの参考書を購入のこと。 履修上の注意点:遅刻厳禁。出席とともにレポート提出を重視する。 (レポート提出が無いとその回は出席扱いに (準備学習を含む) ならないので注意すること。 ) 237 管理栄養専攻 健康栄養学科 評価方法:試験の成績を主に(80%程度)、提出物や授業への参加態度等(20%程度)を加味して評価する。 教 科 書: 『ネオエスカ 調理学 第2版』渋川祥子・畑井朝子編著(同文書院)*1年時の調理学の もので新たな購入の必要はない。 参 考 書: 『食品の官能評価・鑑別演習』日本フードスペシャリスト協会編(建帛社) 履修上の注意点:広範囲にわたる調理学のうち、科学的事項に的を絞った講義であり、「調理学実験」 (準備学習を含む) 科目の理論的部分である。調理学実験との併行履修が望ましい。 授業科目 栄養学実習 担当教員 山城 秋美 対象学科・学年:管栄3年 単位数:1 開講時期:前期 学習の到達目標: 各ライフステージにおける栄養状態や心身機能に応じた栄養管理(栄養ケア・マネジメン ト)の基本的な考え方を理解する。 発育発達、加齢に伴う生理的・精神的変化を理解するとともに、人と食を取り巻く社会環 境や食生活のあり方を考え、ライフステージ別にアセスメント結果に基づく栄養ケア計画の 立案や実施の評価方法について習得する。 授業概要: 各ライフステージの事例について、栄養ケア計画から食事摂取基準・食品校正、献立作成 のそれぞれのプロセスを演習し、その献立に基づいた調理実習と評価を行う。 授業計画:1.ガイダンス、実習の概要 2.乳児期・離乳期の栄養管理 3.調乳実習とベビーフードの試食と評価 4.離乳食の献立作成と調理実習と評価 5.幼児期(保育所給食を含む)の栄養管理 6.幼児期(保育所給食を含む)の献立作成と調理実習と評価 7.学童期・思春期(学校給食を含む)の栄養管理 8.学童期・思春期(学校給食を含む)の献立作成と調理実習と評価 9.成人期の栄養管理 10.成人期の献立作成と調理実習と評価 11.妊娠期・授乳期の栄養管理 12.妊娠期・授乳期の献立作成と調理実習と評価 13.高齢期の栄養管理 14.高齢期の献立作成と調理実習と評価 15.まとめ:グループごとにテーマを設定し、栄養ケア計画、献立作成、調理実習、評価を して発表 管理栄養専攻 健康栄養学科 評価方法:課題・レポート・発表(50点)、出席(50点)などにより、総合的に評価する。 教 科 書:実習書は授業時に指示する。 参 考 書:食事摂取基準2010年版(第一出版) 履修上の注意点:実習はグループで行うので欠席不可です。 (準備学習を含む) 献立作成、調理実習については全員が理解できるように毎回役割分担をします。 授業科目 臨床栄養学実習Ⅱ 担当教員 遠藤 道代 対象学科・学年:管栄3年 単位数:1 開講時期:前期 学習の到達目標:1)栄養アセスメントに必要な臨床検査法の理解を深め、身体計測および体組成の測定、代謝動態検査が実践できるようになる。 2)傷病者の病態を把握し、適切な栄養ケア計画ができるようになる。 3)栄養マネジメントのための栄養ケアの実践として、栄養食事指導のための医療面接技術を修得する。 4)チーム医療における管理栄養士の役割を理解する。 授業概要: 栄養スクリーニング、栄養アセスメント、栄養計画までのプロセスを学ぶために、栄養アセスメントに必要な計測機器の操作方 法と、栄養ケア記録の作成方法を学習する。栄養ケアの実践では、栄養補給法の実際について学ぶとともに、模擬患者を対象とし た臨床栄養食事指導についても学ぶ。また、疾患別の模擬症例を用いた演習を行い、病態理解を踏まえた上で栄養管理の知識と技 能の修得につとめる。 さらに高度な臨床管理とチーム医療の重要性を学ぶため、現場においてチーム医療を行っているNST専門療法士により講義を 行う。ここではNSTの意義と効果を学び、病院における他業種との連携、管理栄養士の立場と貢献度について講述する。 授業計画:1 オリエンテーション(実習の目的、医療施設における管理栄養士の役割) 2 栄養スクリーニング(SGA、MUST、MNA) 3 栄養アセスメント−1 身体計測用機器の操作法−1 身長計測、膝高法による身長の推計、体重測定、AC、AMC、TSFの測定 4 栄養アセスメント−1 身体計測用機器の操作法−2 インピーダンスを用いた筋肉量、体脂肪量の測定 5 栄養アセスメント−2 エネルギー消費量の測定 基礎エネルギー消費量の算出、間接熱量計による安静時エネルギー消費量の測定 6 栄養アセスメント−3 食事摂取量調査 摂取エネルギーの算出、生体指標(尿中排泄量)からの栄養量の推定、食事調査票からの聞き取り面接ロールプレイ 7 栄養アセスメント−4 臨床検査・臨床診査 血液生化学検査、尿検査からの評価、尿中尿素窒素定量からの摂取たんぱく量の推定、尿中ナトリウム排泄量からの食塩摂取 量の推定 8 栄養計画−1 栄養補給法−投与ルートと栄養剤 経静脈・経腸栄養(PEG含) 、経口栄養(自助具)の実際、栄養剤の実際 9 栄養計画−2 栄養ケアプランの作成、診療記録の作成 栄養管理計画書の作成、SOAPに沿った栄養記録の作成 10 栄養計画−3 栄養食事指導のための臨床栄養教育 医療面接ロールプレイ、カウンセリングマインドを用いた栄養食事指導の実践 11 疾患別栄養管理−1 代謝性疾患と栄養管理 12 疾患別栄養管理−2 消化器系疾患と栄養管理 13 疾患別栄養管理−3 腎疾患と栄養管理 14 病院における管理栄養士業務の実際 15 病院における栄養管理の現状(NST活動の実際) 評価方法:レ ポート70%、受講態度(出席状況、実習態度)30%により総合的に評価する。 教 科 書: 『臨床栄養管理』渡邉早苗他編著(建帛社) 参 考 書:講義時に適宜推薦する。 履修上の注意点: 「栄養アセスメント」の講義で学んだ栄養評価の手法を復習し理解しておく。 (準備学習を含む) 238 授業科目 栄養療法 担当教員 村岡 玲子 対象学科・学年:管栄3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)症候別・病態別の栄養管理法を理解する。 2)ライフステージ別の病態における栄養管理法を理解する。 3)栄養治療における体液管理の重要性について理解する。 4)栄養補給法(静脈栄養・経腸栄養)とその特徴を理解する。 授業概要: 本講義では、身体状況や栄養状態に応じた病態を再確認し、症候別・病態別、ライフステー ジ別の栄養アセスメント、栄養ケア・マネジメント法を展開する。特に、傷病の治療に効果 的な栄養補給法(静脈栄養・経腸栄養)を中心とした栄養管理方法について講述する。 授業計画:1 周術期・乳・幼児期の疾患における栄養治療法 2 妊産期・授乳期・高齢期の疾患における栄養治療法 3 症候別の栄養治療法、侵襲時(外傷・熱傷・集中治療時)の栄養 4 体液と輸液 5 栄養管理と水分管理 6 栄養補給法の選択 7 末梢静脈栄養法の適応と特徴 8 中心静脈栄養法の適応と特徴(1)カテーテル留置による問題点 9 中心静脈栄養法の適応と特徴(2)消化器合併症 10 栄養素の役割とその必要性 11 経腸栄養法の適応と特徴 12 経腸栄養剤の種類と特徴 13 経腸栄養法の投与経路と投与方法 14 在宅医療と栄養、薬と栄養・食物の相互作用 15 まとめ、試験 授業科目 公衆栄養学 担当教員 佐々木裕子 対象学科・学年:管栄3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:地域・国・地球レベルでの健康増進と疾病予防を目指す栄養政策や活動について理解する。 わが国や諸外国の健康・栄養問題に関する動向とそれらに対応した主要な栄養政策について の理解を深める。 授業概要:地域の保健所や市町村保健センターで行われている保健・医療・福祉・介護システムの栄養 関連サービスに関するプログラムの作成・実施・評価を理解し、管理栄養士としてそれらを 総合的にマネージメントする能力を養う。栄養疫学、わが国の栄養政策の企画・評価、特に 健康に本21について理解し、社会資源の活用や栄養情報の管理、コミュニケーションの管理 などの仕組みについて理解する。 授業計画:1.公衆栄養学の概念 公衆栄養における栄養士の位置づけ 少子高齢化社会の健康・栄養問題 2.国民栄養の現状 国民栄養調査・栄養素等・食品群別摂取状況 3.国民栄養の現状 第7次改定日本人の食事摂取基準の理解 4.栄養疫学1 第7次改定日本人の食事摂取基準の活用 5.栄養疫学2 日本の健康政策(健康日本21) 6.栄養政策1 食生活・運動・休養指針 7.栄養政策2 公衆栄養プログラムの計画とマネージメント 8.作成(plan 1) 各種栄養調査法の理解 9.作成(plan 2) 栄養調査実施方法 10.実施(do 1) 公衆栄養プログラムの目標設定 11.実施(do 2) 公衆栄養プログラムの実施 12.実施(do 3) 公衆栄養プログラムの評価 13.評価(see) 公衆栄養関係法規及び食料需給表 14.法規と行政 15.試験 評価方法:試験とレポートの結果、出席状況などを総合的に評価し、判定する。 教 科 書:ウエルネス 公衆栄養学 (医歯薬出版株式会社) 参 考 書:厚生労働省策定 日本人の食事摂取基準2010年版 (第一出版) 五訂増補食品成分表(食品成分表は新しいものを購入すること) 履修上の注意点:管理栄養士国家試験科目の指定科目。 (準備学習を含む) 239 管理栄養専攻 健康栄養学科 評価方法:定期試験結果70%、受講態度(出席状況等)30%により評価する。 教 科 書:なし。プリントおよび資料を配布する。 参 考 書:講義時に適宜推薦する。 履修上の注意点:講義時に配布したプリントを、十分に読んで復習しておくこと。 (準備学習を含む) 授業科目 公衆栄養学各論 担当教員 佐々木裕子 対象学科・学年:管栄3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:地域における食環境づくりと健康づくり政策を担当する行政、関連する組織の役割と連携を 説明できる。 授業概要:公衆栄養学で学んだことから、人々の健康の保持増進について、地域ではどのようにしたら よいかを具体的に学習する。住民は、病院や施設から地域に帰って暮らすことをふまえた上 で、栄養計画、食事摂取基準、保健上の問題、地域診断・地域特性の把握・社会資源の把握 等を体系化し、管理栄養士としての公衆栄養活動の企画や実施方法および評価方法について シュミレーションする。 授業計画:1.行政における栄養専門職として必要な知識 2.地域の栄養・食生活診断の方法 3.食事調査の実践 4.地域栄養活動を行うための「計画の立案方法」について 5.地域栄養活動を行うための「実施方法」について 6.地域栄養活動を行うための「評価方法」について 7.地域栄養活動を行うための「一連の活動」について 8.市町村・県・国の関連施設と各機関の役割を整理する 9.保健・医療・福祉分野の関連の必要性 10.地区組織・自主グループ・地域マンパワーの存在と役割 11.地区組織・自主グループ・地域マンパワーの育成方法 12.他職種との連携の必要性と方法 13.住民参加の必要性と方法 14.地域における模擬健康教室の計画 15.地域における模擬健康教室の実践 管理栄養専攻 健康栄養学科 評価方法:試験とレポートの結果、出席状況などを総合的に評価し、判定する。 教 科 書:公衆栄養学で使用したもの。 参 考 書:国民健康・栄養の現状 (第一出版) 厚生労働省策定 日本人の食事摂取規準2010年版(第一出版) 五訂食品成分表 履修上の注意点:パソコンによる栄養価計算を習得しておくこと。 (準備学習を含む) 授業科目 公衆栄養学実習 担当教員 佐々木裕子 対象学科・学年:管栄3年 単位数:1 開講時期:後期 学習の到達目標:地域の健康・栄養施策の計画立案・実践・評価・フィードバックを理解し、実際に展開でき るようになる。 授業概要:地域住民の健康状態や食生活状況について把握し、栄養改善事業を展開していく技能をデモ ンストレーションを通して身につける。栄養関連サービスを提供するためのプログラムの作 成、実施、評価の進め方について具体的な方法を体験し、さらに4年次における保健所およ び市町村保健センターにおける臨地実習での実践活動へと結びつけていく。行政栄養士とオ ムニバスで行う。 授業計画:1.地域における栄養改善事業の概要 2.母子保健1 マタニティ教室 3.母子保健2 乳幼児健診・訪問栄養指導 4.母子保健3 離乳食相談 5.母子保健4 むし歯予防教室 6.成人保健1 糖尿病教室 7.成人保健2 高血圧教室 8.成人保健3 高脂血症教室 9.成人保健4 骨粗しょう症予防教室 10.成人保健5 高尿酸血症教室 11.成人保健6 腎臓病教室 12.老人保健1 転倒予防教室 13.老人保健2 介護予防教室 14.老人保健3 高齢者の健康づくり教室 15.まとめ 評価方法:出席状況、実習態度、レポートなどを総合的に評価し、判定する。 教 科 書:公衆栄養学で使用したもの。 参 考 書: 履修上の注意点:グループごとに課題を課します。 (準備学習を含む) 240 授業科目 総合演習Ⅰ 担当教員 遠藤・神田・佐々木裕・佐々木ル 対象学科・学年:管栄3年 単位数:1 開講時期:通年 学習の到達目標:臨地実習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの事前・事後学習 事前学習では、各実習の実習目的・目標と関連法規を理解するとともに、施設の概略や知識の整理、研究課題 の検討を行う。 事後実習は各実習施設で学んだことを総合的にまとめ、校内での学習と臨地実習をより有機的に結びつけ、知 識と技術の統合を目指す。 授業概要:事前学習では、各実習の実習目的・目標の理解、実習にあたっての心構え、実習施設の管理栄養士による事前 講義から各施設の概略や知識の整理、研究課題発見と問題解決に向けて学習する。 事後実習では、実習内容や研究課題の報告会を実施し、それぞれ学生が経験したことを持ち寄り、実習内容を 整理する。 《事後学習》 授業計画:《事前学習》 15.臨地実習Ⅰのまとめと資料作成 1.オリエンテーション 16.臨地実習Ⅱのまとめと資料作成 2.臨地実習の準備と心得 17.臨地実習Ⅲのまとめと資料作成 3.施設事例①:学校 18.報告会①:臨地実習Ⅰ 4.施設事例②:病院 19.報告会②:臨地実習Ⅰ 5.施設事例③:自衛隊 20.報告会③:臨地実習Ⅰ 6.施設事例④:高齢者施設 21.報告会④:臨地実習Ⅱ 7.施設事例⑤:児童福祉施設 22.報告会⑤:臨地実習Ⅱ 8.施設事例⑥:事業所 23.報告会⑥:臨地実習Ⅱ 9.臨地実習Ⅰの実習施設概要、実習内容の確認 24.報告会⑦:臨地実習Ⅲ 10.臨地実習Ⅰのねらいや課題、疑問等の事前準備 25.報告会⑧:臨地実習Ⅲ 11.臨地実習Ⅱの実習施設概要、実習内容の確認 26.報告会⑨:臨地実習Ⅲ 12.臨地実習Ⅱのねらいや課題、疑問等の事前準備 27.報告会⑩:臨地実習Ⅲ 13.臨地実習Ⅲの実習施設概要、実習内容の確認 28.課題1 14.臨地実習Ⅲのねらいや課題、疑問等の事前準備 29.課題2 30.まとめ 授業科目 総合演習Ⅱ 担当教員 佐々木ル・神田・遠藤・佐々木裕 対象学科・学年:管栄4年 単位数:2 開講時期:通年 学習の到達目標:臨地実習Ⅰ∼Ⅳをふまえた後、現象を的確にとらえて問題点を把握し、計画を立て、実施し、 結果を解析して評価を行い、それらを報告書に取りまとめることができる能力を習得する。 授業概要:臨地実習Ⅳ(公衆栄養学臨地実習)の事前・事後学習 事前学習では、各専門科目で習得し た知識・技能を統合し、実習の目的、目標を理解することができるように支援する。関連法 規や保健所・市町村保健センターの概略を整理する。特別講義を聞き、研究課題が明確にな るようにする。 事後指導では、実習内容、研究課題の報告、情報交換などを行い、専門的知識と実践技術を 統合させる。最後に、4つの実習をまとめ、管理栄養士が果たすべき役割について総合的に 考察する。 授業計画:前期(第1∼ 15回) ①実習の目的・目標の理解 ②実習にあたっての心構え ③事前準備 ④特別講義(保健所・市町村保健センター栄養士) ⑤実習中の注意 ⑥実習日誌の書き方 ⑦関係法規 ⑧事前オリエンテーション 後期(第16 ∼ 30回) ①パワーポイントによる報告と資料作成 ②各施設ごとの実習報告会 ③実習施設で体験した職務の報告書に基づいて討議 ④管理栄養士の仕事に関する社会的役割を考察 ⑤事後レポート ⑥実習日誌Ⅰ∼Ⅳのまとめ 評価方法:出席を重視し、報告会、実習日誌等により総合的に評価する。 教 科 書:授業時に指示する。 参 考 書: 履修上の注意点:臨地実習の事前準備、事後まとめに重要な演習であるので、欠席不可。 (準備学習を含む) 241 管理栄養専攻 健康栄養学科 評価方法:出席状況30%、報告会30%、レポート40%などにより総合的に評価する。 教 科 書:授業時に指示する。 参 考 書: 履修上の注意点:臨時実習の事前準備、事後まとめに重要な演習であるので、欠席不可。 (準備学習を含む) 授業科目 臨地実習Ⅰ(校外実習) 担当教員 佐々木ルリ子・遠藤 道代 対象学科・学年:管栄3年 単位数:1 開講時期:前期 学習の到達目標:給食業務を行うために必要な食事の計画や調理を含めた給食サービス提供に関する技術を習 得し、管理栄養士・栄養士業務を学ぶ。 授業概要:学外における給食の運営実習(校外実習) 特定給食施設(学校、福祉施設、病院、事業所など)において、給食の運営・管理するため に必要な専門的知識および給食費、献立作成、材料発注、検収、食数管理、調理作業、配膳 など基本的業務に関する技術を実践活動の場で体験学習する。実習期間は1週間とする。 授業計画:1.ガイダンス 2.実習施設:下記の特定給食施設のうち1ケ所を選択する。 ・学校 ・病院 ・福祉施設 ・自衛隊 3.実 習 事前訪問;事前に施設を訪問し、実習施設の概要を知り、実習内容と課題の確認をする。 実習内容;給食施設の概要と給食業務の流れ、給食施設の組織と栄養士業務を理解する とともに、栄養・食事計画、献立計画、大量調理技術、食材管理、衛生管理 など給食の運営に必要な基本的業務を習得する。なお、具体的な内容は各施 設の実習計画に沿って実施する。 4.実習のまとめと自己評価および報告:日々のねらいや学んだこと、課題、疑問などを実 習記録に記入し、考察するとともに評価表で自己評価する。 管理栄養専攻 健康栄養学科 評価方法:実習先からの評価20%、実習記録の内容30%、実習態度・出席状況50%により総合的に評価 する。 教 科 書:授業時(ガイダンス)に指示する。 参 考 書: 履修上の注意点:実習期間中は欠席不可。実習に必要な科目は必ず履修しておくこと。総合演習は臨地 (準備学習を含む) 実習の事前・事後指導であるので必ず出席すること。 授業科目 臨地実習Ⅱ 担当教員 佐々木ルリ子 対象学科・学年:管栄3年 単位数:1 開講時期:前期 学習の到達目標:実践活動の場である特定給食施設において、課題発見、問題解決を通して、栄養評価・判定 に基づく適切なマネジメントを行うために必要される専門的知識および技術の統合を図ると ともに、管理栄養士として具備すべき知識および技能を修得する。 授業概要:学外における給食経営管理実習 給食運営や関連の資源(食品流通や食品開発の状況、給食に関わる組織や経費など)を総合 的に判断し、栄養面、安全面、経済面全般のマネジメントを行う能力を養うとともに、マー ケティングの原理や応用を理解して組織管理などのマネジメントの基本的な考え方や方法を 修得する。実習期間は1週間とする。 授業計画:1.ガイダンス 2.実習施設:下記の特定給食施設のうち1ケ所を選択する。 ・病院 ・福祉施設 ・事業所 ・自衛隊 3.実 習 事前訪問:事前に施設を訪問し、実習施設の概要を知る。 実習内容:給食全般のマネジメントの理解と特定の業務を深く探求する。喫食者訪問、 調理作業の分析、食材料の重点管理、栄養士業務の分析、衛生管理、従業員 への衛生教育、食事のオーダリングシステム、経営分析等を通して課題を発 見し、問題解決策を検討する。なお、具体的な内容は各施設の実習計画に沿っ て実施する。 4.実習後のまとめと報告および自己評価 評価方法:実習先からの評価20%、実習記録の内容30%、実習態度・出席状況50%により総合的に評価 する。 教 科 書:授業時(ガイダンス)に指示する。 参 考 書: 履修上の注意点:実習期間中は欠席不可。実習に必要な科目は必ず履修しておくこと。総合演習は臨地 (準備学習を含む) 実習の事前・事後指導であるので必ず出席すること。 242 授業科目 臨地実習Ⅲ 担当教員 遠藤 道代 対象学科・学年:管栄3年 単位数:1 開講時期:後期 学習の到達目標:病院や介護老人保健施設において、傷病者の病態や栄養状態の特徴に基づいた適正な栄養管 理を次の3点から学ぶ。 1)栄養アセスメントに基づいた栄養ケアプランの作成、実施、評価に関する総合的なマネ ジメントの考え方を理解する。 2)栄養状態の評価・判定、栄養補給、栄養教育、食品と医薬品の相互作用について修得する。 3)医療・介護制度やチーム医療における管理栄養士の役割について理解する。 授業概要: 学外における臨床栄養学実習(臨地実習)では、病院や介護老人保健施設において、傷病 者の病態や栄養状態の特徴に基づいた適正な栄養管理および、栄養食事指導などの実際を習 得することを目的とする。ここでは、傷病者の特性の把握、栄養ケアプランの作成、実施、 評価を基にした総合的なマネンジメントの実際を学ぶ。また、他職種との連携により、適切 な栄養ケアマネンジメントの技法についても学ぶ。 授業計画:①ガイダンス ②事前訪問:事前に施設を訪問し、実習施設の概要を知る。 ③実習期間:一週間。実習期間は施設により異なる。 ④実習施設:病院、介護老人保健施設 ⑤実習内容:具体的内容は施設により異なる。 一般食、特別食に関する栄養管理の実際 栄養状態の評価・判定、栄養補給法、栄養教育のあり方 栄養アセスメントに基づいた栄養ケアプランの作成・実施・評価に関する総合的なマネ ジメントの実際 医療チームの一員としての管理栄養士の役割等 ⑥事後の報告、検討会 授業科目 臨地実習Ⅳ 担当教員 佐々木裕子 対象学科・学年:管栄4年 単位数:1 開講時期:通年 学習の到達目標:これまでに学内の講義、実験・実習・演習等で学んできた成果を、地域住民を対象とした健 康教育の企画・広報・実施・評価・フィードバック等に生かし、それらの一連のプロセスを 概説かつ実践できるようになる。 授業概要:保健所および市町村保健センターにおいて、管理栄養士が果たす役割を理解し、実践活動の 場で課題発見、解決を通して、栄養評価・判定に基づく適切なマネジメントを行う。さらに、 適切なマネジメントを行うために必要とされる専門的知識および技術の統合化を図り、行政 の管理栄養士として具備すべき知識及び技能を現場で体験させる。 授業計画:実習予定 7月 宮城県内保健所 市町村保健センター 仙台市 8月 県外保健所 市町村保健センター 9月 県外保健所 県内保健所 市町村保健センター 仙台市 10月 県内保健所 市町村保健センター 11月 市町村保健センター 評価方法:実習先からの課題、実習態度、実習日誌を総合的に判定する。 教 科 書:使用しない 参 考 書:授業時に指示する。 履修上の注意点:実習期間中は、欠席不可。 (準備学習を含む) 243 管理栄養専攻 健康栄養学科 評価方法:事前訪問報告書10%、実習先指導者の評価および実習態度20%、実習後提出レポート15%、 実習記録ノート55%から総合評価する。 教 科 書:なし 参 考 書: 『五訂(増補)食品成分表』科学技術庁資源調査会(女子栄養大学出版部) 『糖尿病食事療法のための食品交換表』日本糖尿病学編(文光堂) 履修上の注意点:ガイダンスでの注意事項に留意し、目的意識を持って実習に臨むこと。 (準備学習を含む) 授業科目 開 消費者論○ 担当教員 中尾和美・鈴木ちはる・忠田吉弘 対象学科・学年:健栄4年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 複雑で多面的な社会において、虚偽表示、誇大広告など、表示と実際との乖離が問題となり、 様々な消費者・生活者被害が多発している。しかしながら、このような表示を行う企業側に 問題はあるものの、消費者・生活者が正確な知識、洞察力等を身につけることにより、防げ ることがあるのも事実である。 本講座では、食品表示の役割や法規等の概要を掴み、実践として初歩的な表示作成の体験、 また、幅広いコミュニケーション能力を身につけ、消費者・生活者の視点から社会での諸活 動に積極的に参画し、人間性豊かな、聡明な消費者・生活者として社会に貢献し自立できる 「賢い消費者・生活者」めざす。 授業概要: 商品の表示は、消費者にとって、その商品の特性・特徴を正確に理解するために重要なも のである。事業者にとっては、問題が起こった際の原因究明や製品回収等の対策を行うため の重要な手掛かりとなる。この授業では、JAS法、食品衛生法、健康増進法、計量法、景品 表示法等の消費者関連の法律に基づく具体的な表示方法、最近の違反事例等を解説する。ま た、企業が消費者に対する「最高のサービス」及び「最低のサービス」について議論し、そ の上で社会人としての自分が実現(提供)しうる顧客満足(CS)とはどんな行動であるかを学ぶ。 授業計画:1. 企業のお客様の声を聞く仕組み、CS 9.消費者行政 向上の考え方(その1) 消費者庁の紹介等 2.CS向上の考え方(その2) 10.景品表示法の概要 3.CS向上の考え方(その3) 11.景品表示法(過大景品について1) 4.CS向上の考え方(その4) 12.景品表示法(過大景品について2) 5.商品表示の役割と概要 13.景品表示法(不当表示について1) 6.食品表示の成り立ち(義務表示事項) 14.景品表示法(不当表示について2、公正 7.食品表示の成り立ち(訴求表示事項) 競争規約) 15.景品表示法(違反事例紹介) 8.食品表示の作成方法(実習) 管理栄養専攻 健康栄養学科 評価方法:出席、筆記試験、レポート等 教 科 書: 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 フードシステム論 担当教員 川村 保 対象学科・学年:健栄4年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1.日本のフードシステムの実態や、農業や食品産業の抱える問題について、適切な理解ができている。 2.食材である農産物の生産から加工や流通を経て、消費者の食卓に食料が届くまでの過程を理解でき ている。 3.農業や食品産業が、産業としてどのような特徴を持っているかを理解できている。 4.フードシステムと私たちの食生活の関係について、理解している。 授業概要: 食材を生産する農業と、そこで生産された農産物を食材(原料)として加工食品を製造する食品工業。 生鮮農産物や加工食品の卸売と小売りを行う食品流通業。食品を提供するだけではなく調理やサービス の提供をする外食産業。そして食品を買って家で食べたりレストランで外食をしたりする、私たち消費 者。これらの総体がフードシステムを形成している。 この授業では、私たち消費者の食料消費のあり方がどのように変化してきたかから始まって、フード システムの各段階の現状と課題について、検討していく。 授業では、農業・食品産業・食料消費などの現状についての説明と、経済学についての説明を織り交 ぜながら講義を進める。また、食品のマーケティングについても事例を取り上げながら講義をする。 9.食品流通業(1)−生鮮食料品の流通 授業計画:1.フードシステムとは何か 2.食生活の変化(1)−概観 10.食品流通業(2)−加工食品の流通 3.食生活の変化(2)−変化の理由 11.外食産業 4.食料の需要(1)−食料の需要分析のツール 12.食料経済と政府の役割 5.食料の需要(2)−食料需要の特徴 13. 食品のマーケティング(1)−マーケティン 6.農業 グの考え方 7.食品工業(1)−食品工業の特徴 14.食品のマーケティング(2)−事例分析 8.食品工業(2)−広告のあり方 15.まとめ 評価方法:受講態度(質疑応答、 事前事後の学習、コメントカードの内容等) (30点)、 授業中の課題(30点)、試験(40 点)。但し、期末試験をレポートに代えることもある。 教 科 書:時子山ひろみ・荏開津典生『フードシステムの経済学』医歯薬出版。 参 考 書:必要に応じて以下の本を参考にすると良い。 高橋正郎編著『食料経済』理工学社。 農林水産省『図説 食料・農業・農村白書』農林統計協会。 履修上の注意点:概ね教科書の順に沿って進めるので、予習として教科書を読んできてほしい。 (準備学習を含む) 244 授業科目 フードコーディネート論 担当教員 宮下ひろみ 対象学科・学年:健栄3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1.現代の食生活の背景や要因を探り、よりよい食生活を目指して「食」をコーディネート する意味や基本理念をはじめとしたフードコーディネートの内容を理解する。 2.食の専門家として、食を総合的にコーディネートする基礎的素養を養う。 授業概要: フードコーディネートの基本理念(アメニティやホスピタリティなど)を理解し、食のコー ディネートに必要な知識や基礎的技術について学ぶ。世界の食事文化といった国際的な視野 に立った視点から日本の食事文化を理解したり、食卓という小空間のコーディネートに関す ることから外食産業を支えるマネジメント、さらには食環境を考慮したフードシステムに関 することまで、その内容は広範囲に渡る。 授業計画:1.フードコーディネート基本理念 2.食と感性 3.世界の食事文化と食事文化の伝統 4.食事文化の創造と変容 5.メニュープランニング⑴ その理念と基礎 6.メニュープランニング⑵ 料理様式別メニュー 7.テーブルウエアと食事の演出食器と食具、テーブルセッティング 8.食卓のサービスマナー 9.食空間のコーディネート 10.フードマネジメント⑴ 事業の構想 11.フードマネジメント⑵ 事業の具体化、遂行、展開 12.食情報と食の企画(学外講師) 13.食環境とフードシステム 14.フードコーディネートと食育 15.まとめと試験 授業科目 フードスペシャリスト論 担当教員 高澤まき子 対象学科・学年:健栄3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: フードスペシャリストとは、食品の開発調査、官能評価・鑑別、顧客に対する情報提供・ 販売促進、快適な食事のコーディネート、食育活動を行う専門職である。フードスペシャリ スト論では、フードスペシャリストの資格取得に必須とされるそれぞれの科目の概論を学び、 その必要性や役割を認識する。 授業概要: フードスペシャリスト資格の取得を希望する学生に、フードスペシャリストの専門性およ び基礎知識を概説する。まずフードスペシャリストとは何かに始まり、食生活の変遷と消費 行動、食の消費現場とこれに対応する食産業、ならびに今後多岐にわたる食生活を豊かに営 むうえで、消費サイドと産業サイド間で果たすべき役割等に理解を深める。 授業計画:1.食の専門職の現状とフードスペシャリスト 2.おいしさの追求 3.おいしさの文化 4.食生活の変遷と消費行動、フードロス 5.食の消費現場と食産業 6.食品の品質規格 7.食べ物の安全性確保に関する法律 8.食品の鮮度と熟度、鑑別検査 9.野菜と果物の特徴 10.食物の安全性と消費者保護 11.食の情報とその活用 12.現代の食卓の課題 13.人類と食環境、フードスペシャリストの役割と展望 14.フードスペシャリスト資格認定試験対策 15.まとめと試験 評価方法:授業への積極的参加度(20点)、筆記試験(80点)により評価する。 教 科 書: 『三訂フードスペシャリスト論』(社)日本フードスペシャリスト協会編(建帛社) 参 考 書: 『食品の安全性』『食品の消費と流通』『栄養と健康』(社)日本フードスペシャリスト協会 編(建帛社) (フードスペシャリスト資格取得者希望者は必ず購入すること) 履修上の注意点: (準備学習を含む) 245 管理栄養専攻 健康栄養学科 評価方法:期末試験(70%程度)を主に、課題提出物(20%程度)や受講態度(10%程度)等により総 合評価する 教 科 書: 『新版フードコーディネート論第2版』フードスペシャリスト協会編(建帛社) 参 考 書: 「改訂増補フードコーディネーター教本」日本フードコーディネーター協会編 柴田書店 参考書は食物学専攻のフードコーディネーター 3級資格取得希望者は必ず購入のこと 履修上の注意点:フードスペシャリスト資格修得希望者は必ず履修のこと (準備学習を含む) 授業科目 フードコーディネート演習Ⅰ 担当教員 蜂屋 巌 対象学科・学年:健栄4年 単位数:1 開講時期:前期 学習の到達目標: 食の分野における実社会のニーズと自己の夢実現との調和に必要な心構えと、実社会で学び駆使せね ばならぬ実践的なスキルのベースになっている科学と文化とを理解してもらう。 授業概要: 食のコーディネートでは、食品の科学的、文化的側面を本質的に理解した上での創造性の発揮が求め られる。本講義では食品として菓子・アイスクリーム類をとりあげ、その原料から、製法、品質、貯蔵 までにわたる物理・化学的特性を主にした科学的な基礎、そして、歴史の中でそれが生活とどう関わっ てきたかという食文化的な背景とを概説する。講義では食品全般にも共通する内容を重点的に説明する。 授業計画:1 結晶系菓子の特性についての概論 2 チョコレートの食文化の変遷 3 油脂の結晶化と物性の物理化学 4 チョコレートおよびココアの製造プロセス 5 非晶質系菓子の特性についての概論 6 キャンデー、焼き物、スナック類の食文化の変遷 7 糖類などのガラス化(非晶質化)に関する物理化学 8 キャンデー、焼き物、スナック類の製造プロセス 9 乳化系菓子の特性と科学の概論 10 冷菓の食文化の変遷 11 乳化の物理化学 12 アイスクリームと生チョコの製造プロセス 13 中世ヨーロッパの饗宴(フードコーディネートの原点)について 14 フードコーディネート演習Ⅰのまとめ 15 筆記試験 管理栄養専攻 健康栄養学科 評価方法:授業は互いに集中し対話により高い質を目指すのが本来のあり方なので出席を重視する。したがって出 席(60点)と試験(40点)の結果で評価する。試験では辞書、配布資料等持込可。 教 科 書:毎回資料を配付する。 参 考 書: チョコレートの歴史:ソフィー・D・コウ/マイケル・D・コウ著、樋口幸子訳、河出書房新社、1999年・ Industrial Chocolate Manufacture and Use 3rd Edition, ed. by S.T. Beckett, Blackwell Science Ltd, Oxford(1999) ・食品加工貯蔵学:本間誠一・村田容常編、東京科学同人(2004年) ・製菓用油脂ハンドブッ ク:Ralph E. Timms著、佐藤清隆監修、蜂屋巖翻訳、幸書房(2010年) 履修上の注意点:月に一回の集中授業(Ⅰ∼Ⅳ)になるので、休まず出席すること。 (準備学習を含む) 授業科目 フードコーディネート演習Ⅱ 担当教員 佐藤 紀子 対象学科・学年:健栄4年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1.食材や食文化について幅広い知識と理解を深める。 2.食に関する知識をもとに実際のフードビジネスに関わる要素について演習を行い実践力 を養う。 3.フードスペシャリストやフードコーディネーターとして、食をコーディネートする素養 を培う。 授業概要: 食に関する幅広い知識や理解を深めるため、様々な食材や食文化について学ぶ。さらに多 面に及ぶフードコーディネートの各領域について、基礎知識の確認と具体的な演習を行う。 授業計画:1.オリエンテーション(フードコーディネートに必要な知識について) 2.食材・食文化に関する基礎と演習(日本編1) 3.食材・食文化に関する基礎と演習(日本編2) 4.食材・食文化に関する基礎と演習(各国編1) 5.食材・食文化に関する基礎と演習(各国編2) 6.テーブルコーディネートに関する基礎と演習1 7.テーブルコーディネートに関する基礎と演習2 8.テーブルサービス・テーブルマナーに関する基礎と演習 9.メニュープランニングの実際 10.フードマネジメントに関する演習1 11.フードマネジメントに関する演習2 12.食の企画計画に関する基礎と演習1 13.食の企画計画に関する基礎と演習2 14.食の企画計画に関する演習とまとめ 15.プレゼンテーションの実際 評価方法:授業への出席状況と参加態度(40%程度)、課題提出(60%)などにより総合的に評価を行う。 教 科 書: 「新版フードコーディネート論」日本フードスペシャリスト協会編(建帛社) ※3年時にすでに購入のもの 参 考 書: 「新版フードコーディネーター教本」日本フードコーディネーター協会編 柴田書店 参考書は食物学専攻のフードコーディネーター3級資格取得希望者は必ず購入のこと。 履修上の注意点:日頃より、食に関する情報やトピックスに興味や関心を持って授業に臨むように。ま (準備学習を含む) た、各種の食の企画やイベント等にも積極的に参加して体験を積むことを望む。 246 授業科目 学校栄養教育論 担当教員 大宮遵義・氏家幸子・岡崎博子・菱沼宏哉 対象学科・学年:管栄3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 食文化の変遷、児童や生徒を取り巻く課題、栄養教諭の制度・役割・職務内容・使命、学 校給食の意義と役割等を理解し、教育に関する専門性および栄養に関する専門性を横断的に 身につけ、広く「食に関する指導」ができる。 授業概要: 学校において栄養教育を効果的に行うためには、食に関する専門的知識・能力に加え、児 童生徒の心理や発達段階に応じた個別または集団での指導や、学校・家庭・地域社会の連携 による総合的な取り組みと学校給食を中心とした管理が重要である。本講義では、児童生徒 の食を通した健全な育成を図るために、食に関する専門性と教育に関する資質の向上をめざ し、食教育を行うための学校内外関係者との連携や調整のあり方を学び、栄養教諭としての 必要な栄養に関する指導および給食の管理について、総合的に学習する。 授業計画:1.栄養教諭の制度と役割(大宮) 2.学校給食の意義と役割(氏家) 3.食文化の変遷と学校教育、子どもの発達と食生活(菱沼) 4.「食に関する指導」の全体計画(氏家) 5.「食に関する指導」の展開(氏家) 6.給食の時間における食に関する指導(氏家) 7.発達に応じた食に関する指導と食生活学習教材(岡崎) 8.小学校「家庭科」、中学校「技術・家庭科」における食に関する指導(大宮) 9.「体育科・保健体育科」における食に関する指導(大宮) 10.「道徳・特別活動」における食に関する指導(大宮) 11.「生活科」における食に関する指導(大宮) 12.「総合的な学習の時間」における食に関する指導(大宮) 13.個別栄養相談指導(岡崎) 14.家庭・地域との連携(氏家) 15.まとめと筆記試験 授業科目 学校栄養教育法 担当教員 氏家幸子・我妻幸子・岡崎博子 対象学科・学年:管栄3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:①様々な指導形態を理解し、実際の指導が行える。 ②1単位時間の 「食に関する指導」 の指導内容を考えることができ、指導案が作成できる。 ③1単位時間の模擬授業を行うことができる。 授業概要: 栄養教諭は、他の教職員と連携を図りながら「食に関する指導」の中心となって実践する 職務を担っている。そのために必要な指導計画を理解し、様々な指導の機会や指導形態での 効果的な指導が行えるよう学習する。 また、演習では指導案の作成とそれに基づく模擬授業や相互評価を行い、実践的指導力を 身につけるよう学習を進める。 授業計画:1.ガイダンス 2.中学校における食に関する指導の実際(我妻:3回) 3.パソコン活用による指導資料の作成(2回) 4.ビデオ活用による指導資料の作成(2回) 5.個別の相談指導 6.指導案の作成のポイント(2回) 7.食に関する指導授業の実際(2回) 8.演習(指導案の作成・模擬授業・相互評価)(2回) 評価方法:授業への出席状況、レポート、演習評価により総合的に評価する。 教 科 書:栄養教諭論 理論と実際』金田雅代編著(建帛社) その他、配布プリントは、その都度綴じて、毎回持参のこと 参 考 書:櫻井純子編著『小学校 わたしたちの家庭科5・6』開隆堂 長嶋正實他編『学級担任、養護教諭、栄養教諭が進める「はじめよう食育」』 等授業の中で 紹介する 履修上の注意点:特になし (準備学習を含む) 247 管理栄養専攻 健康栄養学科 評価方法:4名の担当教員それぞれの試験結果、 レポート、 および出席状況などにより総合的に評価する。 教 科 書: 『三訂栄養教諭論 理論と実際』金田雅代編著(建帛社) 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 管理栄養演習Ⅰ 担当教員 石出信正・遠藤道代 対象学科・学年:管栄3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:管 理栄養士国家試験科目のうち、「人体の機能と構造と疾病の成り立ち」、「臨床栄養学」において、国家試験によく出るポイント を重点的にマスターする。特に、栄養・食生活に関連する疾病の成因、病態生理、症状と診断(病態評価)、治療法について学習し、 人体を、生体成分、細胞、組織、器官、器官系および個体のレベルで理解し、臨床栄養と関連づけて説明できるようにする。 授業概要:石出と遠藤が担当する。 石出の担当分は「人体の構造と機能および疾病の成り立ち」(解剖生理学、解剖学特論、病理学I,II」と一体のものとして講義を進 める。特に臨床栄養に深く関連した神経疾患、運動器、免役、生殖器疾患、治療法の基礎を中心に、過去の国試問題を視野に入れ ながら進める。 遠藤の担当分は臨床栄養学の国家試験出題範囲と、試験概要について解説を行う。これをふまえた学習計画と学習方法の理解を深 める。学習成果は、筆記と口述による試験により確認し、疑問点の解決や学習方法の修正に繋げる。 授業計画:担当教員が1コマずつ、講義形式で行う。 臨床栄養(遠藤) 「人体の構造と構造と疾病の成り立ち」(石出) 2.学習計画と学習方法 1.透析療法と食事療法 4.模試結果の見かた 3.認知症 6.模擬試験① 5.神経変性疾患① 8.自己分析 7.神経変性疾患② 10.復習問題① 9.筋・骨格筋の構造と機能 12.復習問題② 11.筋・骨格筋の疾患 14.重点項目の学習方法 13.血液系とその疾患(貧血を中心に) 16.暗記する項目の学習方法 15.血液系疾患(凝固異常、白血病を中心に) 18.重点項目の試験 17.免役アレルギー系とその疾患 20.口頭試問① 19.生殖系の機能 22.口頭試問② 21.生殖系の疾患 24.口頭試問③ 23.感染症の概略復習 26.口頭試問④ 25.臨床検査法の基本 28.口頭試問⑤ 27.疾患治療の基本 30.模擬試験② 29.終末期医療・救急救命・期末試験 管理栄養専攻 健康栄養学科 評価方法:石出担当分と遠藤担当分で別個に期末試験を行い、総合点で評価する 試験の受験資格は2/3以上の出席とする。 分野の管理栄養士国家試験レベルの試験問題での得点が60%以上で合格。 教 科 書:石出担当部分「人体の構造と機能および疾病の成り立ち 各論I,II」 遠藤担当分 教科書なし。プリントを配布する。 参 考 書:石出担当分 「病気の地図帳」 (講談社) 遠藤担当分 講義時に適宜推薦する。 履修上の注意点: 30回出席が望ましい。 (準備学習を含む) 各自、積極的な学習態度で管理栄養士国家試験合格を目標に臨むこと。 管理栄養士国家試験のポイントや出題傾向について予習や復習を怠らないこと。 疑問点や不明な点は放置せず、必ず担当教員に質問をしてその都度、解決すること 授業科目 管理栄養演習Ⅱ 担当教員 Aクラス(小村、岩淵、小嶋、佐々木(ル)、 宮下、高澤):Bクラス(佐々木剛) 対象学科・学年:管栄4年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1) 「生化学」に関して、管理栄養士国家試験レベル問題で、確実に60%以上の正解率を出せる実力をつける。 2) 「食べ物と健康」に関して、管理栄養士国家試験レベル問題で、確実に60%以上の正解率を出せる実力をつける。 3) 「給食経営管理論」に関して、管理栄養士国家試験レベル問題で、確実に60%以上の正解率を出せる実力をつける。 授業概要:管理栄養演習Ⅱでは、管理栄養士国家試験受験対策として、 「生化学」、「食べ物と健康(食品学、食品機能論、食品加工学、調理学、食品衛生学)」、「給食 経営管理論」について、重要ポイントの再確認と問題演習を行う。 授業計画:1.生化学⑴ 人体の構造、 糖質・脂質の化学 2.生化学⑵ たんぱく質の構造と機能、 酵素の性質と活性調節 3.生化学⑶ 糖質の代謝、 生体エネルギー 4.生化学⑷ 脂質の代謝、 たんぱく質・アミノ酸の代謝 5.食べ物と健康⑴ 食品学:食糧環境、食品の分類 6.食べ物と健康⑵ 食品学:水、炭水化物、たんぱく質 7.食べ物と健康⑶ 食品学:脂質、ビタミン 8.食べ物と健康⑷ 食品学:嗜好成分、食品成分の変化 9.食べ物と健康⑸ 食品学:食品成分表① 10.食べ物と健康⑹ 食品学:食品成分表② 11.食べ物と健康⑺ 食品機能論:食品の機能、表示 12.食べ物と健康⑻ 食品機能論:保健機能食品、特別用途食品 13.食べ物と健康⑼ 食品加工学:食品加工と栄養 14.食べ物と健康⑽ 食品加工学:食品流通・保存、包装 15.食べ物と健康⑾ 調理学:調理器具、調理操作と栄養① 16.食べ物と健康⑿ 調理学:調理操作と栄養② 17.食べ物と健康⒀ 食品衛生学:食中毒 18.食べ物と健康⒁ 食品衛生学:有害成分 19.食べ物と健康⒂ 食品衛生学:食品の変質 20.食べ物と健康⒃ 食品衛生学:食品添加物 21.給食経営管理論⑴ 経営管理、栄養・食事管理 22.給食経営管理論⑵ 組織、人事・労務管理 23.給食経営管理論⑶ 生産施設、食事環境 24.給食経営管理論⑷ 食材の流通と購買管理、生産管理 25.給食経営管理論⑸ 安全・衛生管理、品質評価と改善 26.給食経営管理論⑹ 原価管理、財務諸表、事故対策 27.給食経営管理論⑺ 給食施設 28.給食経営管理論⑻ 健康増進法 29.まとめと試験 30.まとめと試験 評価方法:試験の受験資格は 2/3 以上の出席とする。 管理栄養士国家試験レベルの試験問題での得点が 60% 以上で合格。 教 科 書: 『クエスチョン・バンク 管理栄養士 国家試験問題解説』 編 集:医療情報科学研究所 発行所:MEDIC MEDIA 参 考 書: 履修上の注意点:A・Bクラス別に開講する。 (準備学習を含む) Aクラスは、担当教員による小グループ演習×30回、Bクラスは、講義形式 30回出席が望ましい。 各自、積極的な学習態度で管理栄養士国家試験合格を目標に臨むこと。 管理栄養士国家試験のポイントや出題傾向について予習や復習を怠らないこと。 疑問点や不明な点は放置せず、必ず担当教員に質問をしてその都度、解決すること。 248 授業科目 管理栄養演習Ⅲ 担当教員 神田・佐々木裕・鈴木・山城 対象学科・学年:管栄4年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:管 理栄養士国家試験出題科目のうち「社会・環境と健康、応用栄養学、栄養教育論、公衆栄養学」において復習を目的にしながら国家試験に よくでるポイントを重点的にマスターする。さらに、上記科目の内容について受講者全員の完全な理解を達成し、国家試験の合格を目指す。 授業概要:管 理栄養士国家試験出題科目のうち「社会・環境と健康」、「応用栄養学」、「栄養教育論」、「公衆栄養学」について、必要な知識の理解を確実 なものとするために、これまでに履修した専門科目について、一冊の国家試験対策解説書(クエスチョン・バンク)を使用し担当教員がオム ニバス形式で解説を行う。 授業計画: 1.栄養教育論⑴ 栄養教育の概念、食行動変容と栄養教育 2.栄養教育論⑵ 栄養教育マネジメント、栄養教育のためのアセスメント 3.栄養教育論⑶ 栄養教育計画、方法、実施、評価 4.栄養教育論⑷ ライフステージ・ライフスタイル別栄養教育 5.社会・環境と健康⑴ 社会と健康及び環境と健康 6.社会・環境と健康⑵ 健康、疾病、行動に関わる統計資料 7.社会・環境と健康⑶ 健康状態・疾病の測定と評価 8.社会・環境と健康⑷ 情報化社会におけるコミュニケーション 9.社会・環境と健康⑸ 生活習慣の現状と対策 10.社会・環境と健康⑹ 主要疾患の疫学と予防対策 11.社会・環境と健康⑺ 保健・医療・福祉・介護の制度 12.社会・環境と健康⑻ 保健・医療・福祉・介護関連法規 13.公衆栄養学⑴ 公衆栄養の概念、公衆栄養マネジメント 14.公衆栄養学⑵ 公衆栄養アセスメント 15.公衆栄養学⑶ 公衆栄養プログラムの計画、目標設定、実施、評価 16.公衆栄養学⑷ 栄養疫学、わが国の健康・栄養問題の現状と課題 17.公衆栄養学⑸ わが国の栄養政策、食事摂取基準 18.公衆栄養学⑹ 諸外国の健康・栄養問題の現状と課題、及び健康・栄養政策 19.応用栄養学⑴ 栄養マネジメント 20.応用栄養学⑵ 成長・発達、加齢(老化) 21.応用栄養学⑶ 妊娠期、授乳期、新生児期 22.応用栄養学⑷ 乳児期、幼児期、学童期、思春期 23.応用栄養学⑸ 成人期、閉経期(更年期)、高齢期 24.応用栄養学⑹ 栄養必要量の科学的根拠 25.応用栄養学⑺ 運動・スポーツと栄養 26.応用栄養学⑻ 環境と栄養 27.栄養教育論⑸ 食環境づくりにおける栄養教育 28.栄養教育論⑹ 栄養教育の国際的動向 29.まとめ 30.まとめ 249 管理栄養専攻 健康栄養学科 評価方法: 試験。 分野の管理栄養士国家試験レベルの試験問題での得点が60%以上で合格。 教 科 書: 『クエスチョン・バンク 管理栄養士 国家試験問題解説』 編 集:医療情報科学研究所 発行所:MEDIC MEDIA 参 考 書:担 当教員より講義時に紹介する。 履修上の注意点: 小人数制講義で開講する。 30回出席が望ましい。 (準備学習を含む) 各自、積極的な学習態度で管理栄養士国家試験合格を目標に臨むこと。 管理栄養士国家試験のポイントや出題傾向について予習や復習を怠らないこと。 疑問点や不明な点は放置せず、必ず担当教員に質問をしてその都度、解決すること 授業科目 食品開発論 担当教員 正木 恭介 対象学科・学年:食物3年・管栄4年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:人の成長・発達、健康を支える食品を開発するにあたっての開発側に必要な知識の習得を目指す。食品 と医薬品の違い、効果と安全性の検証方法、今、求められている新しい食品とは何か?など健康情報の 検索と情報の整理の仕方についても学ぶ。 授業概要: ヒトの生命活動に必要不可欠な食物は「食糧」と呼ばれる。一方、 「食品」は「個」の健康を支え、 「個」 の人生目標を達成するための道具として位置付けることができる。ヒトの生命活動に影響を与える食物 成分は栄養素だけではなく、非栄養素が多種存在することが分ってきた。非栄養素を含めた食物成分を 「マス」ではなく「個」の生活ニーズに合わせデザインすることが食品企業、製薬企業の新規食品・飲 料開発にあたっての最近の姿勢である。本講義では、食品開発の概要(情報の入手、整理、製造、検証、 発売、販売促進活動)を講義する。 授業計画:1 序論 栄養素と非栄養素、日本の食生活、健康のとらえかた 2 わが国の食品の分類と制度、法律の概要 3 欧米の食品の分類と制度 4 食品開発の企画1 必要な情報の種類、入手方法、整理の仕方 5 食品開発の企画2 コンセプトの作成、処方の作成 6 特定保健用食品申請に至るまでの作業 7 食品における特許申請に至るまでの作業 8 製品開発の視点1 鉄欠乏性貧血 9 製品開発の視点2 肥満、便秘 10 製品開発の視点3 癌、糖尿病 11 製品開発の視点4 高齢者向け 12 製品開発の視点5 アスリート向け 13 製品開発の視点6 循環器疾患 14 製品開発の視点7 アレルギー 評価方法:課題レポートの内容評価。 教 科 書: 『健康・栄養食品アドバイザリースタッフ・テキストブック』山田和彦・松村康弘、国立健康 ・栄養研究所(第一出版) 参 考 書: 『からだに効く栄養成分バイブル』中村丁次監修(主婦と生活社) 履修上の注意点:ある特定のライフステージあるいはライフスタイルにおける健康上の特徴を把握することが、機 (準備学習を含む) 能性成分やある栄養素を強調した食品を開発する場合の前提である。栄養学、生化学等の知識が 必要となる。準備学習として、食品の安全性や表示に関して内閣府食品安全委員会のホームペー ジを閲覧すること。 授業科目 園芸論 担当教員 金浜 耕基 対象学科・学年:食物3年 単位数:2 開講時期:後期 食物学専攻 健康栄養学科 学習の到達目標:主にビタミンやミネラルの摂取源として利用される野菜、嗜好食品として利用される果物、 観賞植物として利用される花卉類の由来と性質を知ることによって、豊かな生活を送るうえ で必須の園芸作物の重要性を学ぶ。さらに、安全・安心な食品としての野菜と果物などが生 産される状況について科学的に理解する。 授業概要:野菜、果樹、花卉類の種類と分類、原産と来歴、生産と利用に関わる生理・生態・形態およ び栽培環境と鮮度保持について、基礎から応用までを解説する。あわせて、園芸の教育理念 についても解説する。 授業計画:1.園芸と園芸学の定義 2.世界と日本の園芸生産 3.種類と分類(自然分類) 4.種類と分類(人為分類) 5.原産と来歴 6.葉菜類・茎菜類・根菜類の形態 7.花と果実の形態 8.栄養成長の調節技術 9.開花・結実の調節技術 10.ポストハーベストテクノロジー 11.養液栽培と植物工場 12.切り花類の種類と特徴 13.市民農園の歴史 14.園芸療法 15.まとめと試験 評価方法:受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度等)(20点)、試験(80点)により評価する。6 回以上の欠席は「停止」扱いとする。 教 科 書: 「園芸学」金浜耕基編 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:本科目を受講する学生は「園芸食品論」も受講することが望ましい。 (準備学習を含む) 250 授業科目 バイオテクノロジー論 担当教員 中島 佑 対象学科・学年:食物3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: バイオテクノロジーは生物学を基礎とし、食品、農畜水産、化学環境、医薬など広く応用 可能な新しい技術で、現代人の教養とし最低限必要な知識を身につけることを目標とする。 授業概要: バイオテクノロジーは生物がもついろいろな機能、たとえば、遺伝、繁殖、物質代謝など を応用して人間の社会生活に役立てようとする学問技術分野である。とくに、遺伝子操作は 医薬、食品、農畜水産業に応用され、大きな成果を挙げている。さらに将来緊急の課題とし て、地球環境保全、食料資源確保そしてガンをはじめとする難病の治療に、バイオテクノロ ジーの応用範囲はますます広がっている。本講義はバイオテクノロジーの基本を具体的な実 用例を示しながら、わかりやすく解説する。 授業計画:1.バイオテクノロジーの歴史(オールドバイオとニューバイオ) 2.遺伝子組み換えの原理Ⅰ 3.遺伝子組み換えの原理Ⅱ 4.遺伝子組み換えによる有用物資の生産Ⅰ 5.遺伝子組み換えによる有用物資の生産Ⅱ 6.細胞融合とモノクロナール抗体の生産 7.植物のバイオテクノロジー 8.農業とバイオテクノロジー 9.畜産業とバイオテクノロジー 10.水産業とバイオテクノロジー 11.医薬とバイオテクノロジー 12.ゲノム解析と遺伝子治療 13.環境問題とバイオテクノロジー 14.再生医療とバイオテクノロジー 15.試験 評価方法:出席率、レポート、試験により総合的に評価する。 教 科 書:特に指定しない。 参 考 書:生化学・分子生物学に関する教科書 生命科学のフロンティア(多賀谷光男・高橋勇二ほか編、東京化学同人) 履修上の注意点:新聞にバイオテクノロジーの話題がよく載るので、出来るだけ読んで興味をもって欲 (準備学習を含む) しい。 授業科目 生化学特論 担当教員 佐藤 幸夫 対象学科・学年:食物3年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:出席および授業中の態度(20%) 、小テストあるいはレポート(40%)および期末テスト(40%)で評価する。 単位認定は全体で60%以上のポイントを獲得することを条件とする。 教 科 書: 『分子栄養学』金本龍平 編 (化学同人)を参照しながら、プリントを基にして講義を進める。 参 考 書: 『生化学・分子生物学』伊東蘆一・木元幸一・小林修平 編著(建帛社) 履修上の注意点: 使用する教科書は分子生物学の基礎に関する部分は省略されている。また、授業内容も高度なので予 (準備学習を含む) 習、復習をしっかりすることが必要である。 251 食物学専攻 健康栄養学科 学習の到達目標: 栄養素の代謝・生理作用および栄養素と疾病との関係などの栄養学的な諸現象を遺伝子あるいは遺伝子発現 過程の制御と結びつけて理解しようとする研究が進んでいる。本授業は生化学や食品学で修得した知識を基に、 栄養条件の変化に対して生体がどのような応答をするのか、あるいは栄養条件と生活習慣病との関わりがどう なっているのかといった問題を分子生物学の観点から説明する。したがって、コース終了時には分子生物学の 基礎的な知識が身についており、栄養素の代謝や生理作用などについて分子レベルで考察することができるよ うになっている。 授業概要: まず、分子生物学について基本的な知識を補強し、次いで、個々の栄養素と遺伝子との相互作用、つまり栄 養素の遺伝子への働きかけによってどのような現象が起こるのかについて勉強する。講義の後半部においては 生活習慣病と遺伝子発現および栄養素との関係について説明し、分子栄養学が健康維持にどう生かせるかにつ いて考える。 授業計画: 以下の項目・内容について解説、説明をする。 1)分子生物学および分子栄養学概説…生化学と分子生物学について説明する。 2)DNAの構造と遺伝情報…遺伝と遺伝子について説明する。 3)DNAの複製、遺伝子の転写、タンパク質合成について説明する。 4)遺伝子発現の調節機構について説明する。 5)栄養素の分子生物学(1):糖質の代謝および遺伝子発現との関係について説明する。 6)栄養素の分子生物学(2):脂質代謝の調節について説明する。 7)栄養素の分子生物学(3):タンパク質翻訳後の修飾、分解について説明する。 8)栄養素の分子生物学(4):脂溶性ビタミン…ビタミンA および Dによる遺伝子発現について説明する。 9)栄養素の分子生物学(5):水溶性ビタミン…補酵素の解説およびビタミンB6やビタミンCによる遺伝子発 現について説明する。 10)栄養素の分子生物学(6):ミネラル…生理的役割について説明する。 11)生活習慣病の分子栄養学(1):肥満…発症の遺伝子レベルでの説明 12)生活習慣病の分子栄養学(2):糖尿病…発症の遺伝子レベルでの説明 13)生活習慣病の分子栄養学(3):高血圧…発症の遺伝子レベルでの説明 14)生活習慣病の分子栄養学(4):脂質異常症…発症の遺伝子レベルでの説明 15)健康と分子栄養学…遺伝子組換え食品およびその技術について説明する。 授業科目 公衆栄養学 担当教員 佐々木裕子 対象学科・学年:食物3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:地域・家庭・個人レベルでの健康増進と疾病予防を目指す栄養活動について理解する。集団 や地域における人々の健康・栄養状態や社会・生活環境の特徴に基づいた公衆栄養活動につ いての基礎的な理解を深める。 授業概要:わが国の栄養政策の企画・評価,特に健康日本21や県の栄養政策(みやぎ21健康プラン)に ついて理解し,社会資源の活用や食品の安全,栄養情報の管理,コミュニケーションの管理 などを通して、自分の健康づくりについて考えられるようになる。 授業計画:1.健康の概念 健康の位置づけ 2.国民栄養の現状 少子高齢化社会の健康・栄養問題 3.国民栄養の現状 国民栄養調査・栄養素等・食品群別摂取状況 4.栄養疫学1 第7次改定日本人の食事摂取基準の理解 5.栄養疫学2 第7次改定日本人の食事摂取基準の活用 6.栄養政策1 日本の健康政策(健康日本21)7回目 栄養政策2 7.栄養政策2 食生活・運動・休養指針 8.栄養政策3 食料の需給と供給 9.作成(plan 1) 自分の食事計画とマネージメント 10.作成(plan 2) なにをどれくらい食べたらよいか 11.実施(do 1) 自分の食事の問題を探る 12.実施(do 2) 自分の栄養の目標設定 13.実施(do 3) 目標にむけての実践 14.評価(see) 実践した結果と今後にむけて 15.試験 評価方法:1)試験 2)出席 3)レポート 4)授業に臨む態度などを総合的に評価し、判定する。 教 科 書:使用しない。 参 考 書:プリント配布。 履修上の注意点:食品衛生管理者及び食品衛生監視員の規定履修科目。 (準備学習を含む) 授業科目 公衆衛生学 担当教員 鈴木 寿則 対象学科・学年:食物3年 単位数:2 開講時期:前期 食物学専攻 健康栄養学科 学習の到達目標:公衆衛生学の理念、法制度、そして保健活動を総合的に理解することによって、現代社会における健康のあり 方について考え方を深めます。そして、医療・保健・福祉など健康を取り巻く環境の変化に対して、公衆衛生 学に基づく活動がどのようなものなのか、どのような統計指標を根拠としているのかを理解し、現在の衛生動 向から、今後の課題・展望などに対する見識を深めます。 授業概要:公 衆衛生学における医療・保健・福祉の分野(下記の授業計画を参照)ごとに、教科書の内容を基に講義を行います。 講義では、各分野の歴史や背景、そして現在の課題などを考え、今後のあるべき健康増進について検討します。 また、現代の公衆衛生上の課題について、教科書以外にも最新の関係・統計資料などを用いて、私たち一人ひ とりに求められる疾病予防および健康増進について理解を深め、今後の公衆衛生学のあるべき視点について検 討を行います。 授業計画:1.公衆衛生学とはなにか 2.保健および健康の定義、疫学 3.予防医学の考え方、疾病のリスク要因 4.感染症の動向と予防 5.循環器疾患の動向と予防 6.がん・糖尿病の動向と予防 7.環境保健(総論) 生活環境と地球環境 8.環境保健(各論) 人体と物理的・科学的・生物的環境 9.公害対策、環境問題への取り組み 10.地域保健、衛生行政 11.母子保健、乳幼児・母子における健康増進 12.学校保健、学校における保健管理・環境管理 13.産業保健、労働災害、事故の動向 14.老人保健・老人福祉 15.まとめ、試験 評価方法:出席状況および試験によって評価します。 遅刻2回を欠席1回に換算し、評価を行います。 教 科 書: 『シンプル衛生公衆衛生学 2011』鈴木庄亮、久道茂・監修/南江堂(平成23年発行) 参 考 書:必 要があれば、適宜紹介します。 履修上の注意点:遅刻、講義中の私語、途中退出など、他の受講者の迷惑になるような行為はしないようにして下さい。 (準備学習を含む) 原則として、授業開始30分以降の教室への入室は認めません。 252 授業科目 公衆衛生学特論 担当教員 鈴木 寿則 対象学科・学年:食物3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:公衆衛生をはじめ、私たちの健康および生活を支えるための社会保障制度について理解する ことを目標とします。健康の格差問題、老後の年金問題、高齢者の介護問題など、現在にお ける様々な社会問題と、その問題に対する制度について考察することができるようにします。 授業概要:公衆衛生学の講義を踏まえて、保健・医療保障制度を中心に、年金保険、介護保険、労働保険、 社会扶助(生活保護)などの分野ごとに教科書を中心にして講義を行います。また、教科書 以外にも、現在、問題になっている保健医療および福祉について理解を深めるために、参考 資料などを用いて検討を行います。 授業計画:1.ガイダンス、社会保障における公衆衛生 2.社会保障とはなにか 3.社会保障の財源 4.年金保険制度(1) 5.年金保険制度(2) 6.医療保険制度(1) 7.医療保険制度(2) 8.医療保険制度(3) 9.介護保険制度(1) 10.介護保険制度(2) 11.労働保険制度(1) 12.労働保険制度(2) 13.社会扶助制度 14.現代における社会保障の課題 15.まとめ、試験 評価方法:出席状況および試験によって評価します。 遅刻2回を欠席1回に換算し、評価を行います。 教 科 書: 『社会保障<第2版>』阿部祐二・責任編集/弘文堂(平成22年発行) 参 考 書:必要があれば、適宜紹介します。 履修上の注意点:遅刻、講義中の私語、途中退出など、他の受講者の迷惑になるような行為はしないよ (準備学習を含む) うにして下さい。原則として、授業開始30分以降の教室への入室は認めません。 授業科目 微生物学 担当教員 山本 仁 対象学科・学年:食物3年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:筆記試験(期末)、小テスト(随時)、出席状況。 教 科 書: 『微生物学』小林秀光、白石淳編(㈱化学同人): 最新版 参 考 書: 履修上の注意点:食品衛生や食品加工など、食(品)と微生物の関わりは深い。また、免疫学の知識は (準備学習を含む) 応用範囲が大変広い。興味を持って学習して欲しい。 253 食物学専攻 健康栄養学科 学習の到達目標:1.微生物界全体の概要を把握する。 2.ヒトと微生物の関わりを、益と害の両面から考える。 3.生体を微生物の害から守っている免疫システムについて、理解を深める。 授業概要: 微生物は、最初に地球上に出現した生命体であり、それ以来地球環境に影響を及ぼしなが ら繁殖し、今も地球のほゞ全域に生育している。ヒトや動・植物の病気の原因となるのは、 膨大な微生物のごく一部にすぎない。人類が微生物の世界を正しく理解するようになったの は約100年前からであるが、人々は大昔から経験的に微生物を利用してきた。 微生物の世界を正しく理解し、微生物と共存しながら生きてゆくことの意味を考える。 授業計画:1)微生物学総論 (1) : 微生物とは? 微生物の分類 2)微生物学総論 (2) : 主な微生物研究の歴史 3)微生物学総論 (3) : 私達の暮らしと微生物 4)細菌学 (1) : 細菌とは? 細菌の形態と染色法 5)細菌学 (2) : 細菌の培養・同定・分類 6)細菌学 (3) : 主な病原性細菌∼その1. 7)細菌学 (4) : 主な病原性細菌∼その2. 8)ウイルス学 (1) : ウイルスとは? ウイルスの形態・分類 9)ウイルス学 (2) : 主な病原性ウイルス 10)真菌学 : 真菌とは? 主な病原性真菌 11)感染と免疫 (1) : 微生物の侵入と生体の応答 12)感染と免疫 (2) : 免疫とは?∼その1. 細胞性免疫 13)感染と免疫 (3) : 免疫とは?∼その2. 液性免疫、抗原抗体反応 14)滅菌と消毒 : 滅菌とは?消毒とは?、主な滅菌法・消毒法 15)微生物学のまとめ ∼ 筆記試験 授業科目 食品分析学演習 担当教員 佐藤 幸夫 対象学科・学年:食物3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 食品あるいは食物に含まれる成分の種類やその含量は栄養学、食品衛生学、食品学、食品機能学、食 品加工学などにおける情報として必要不可欠である。この演習では食品分析の考え方や主要成分の分析 法について、いくつかの機器を操作し、実際の分析実験・研究に対応できるよう勉強する。 授業概要: 各種の機器について、 「講義(目的、原理、特色、装置)、機器操作(試薬調製、操作)、結果の整理と考察」 の構成として説明する。 授業計画:以下の機器について解説、説明をする。 1)機器分析概論 2)分光光度計(その1) 3)分光光度計(その2) 4)蛍光分光光度計(その1) 5)蛍光分光光度計(その2) 6)液体クロマトグラフィー(その1) 7)液体クロマトグラフィー(その2) 8)液体クロマトグラフィー(その3) 9)ガスクロマトグラフィー質量分析(その1) 10)ガスクロマトグラフィー質量分析(その2) 11)ガスクロマトグラフィー質量分析(その3) 12)赤外分光光度計(その1) 13)赤外分光光度計(その2) 14)原子吸光光度計(その1) 15)原子吸光光度計(その2) 評価方法: 出席および授業中の態度(50%)レポート(50%)で評価する。単位認定は全体で60%以上のポイン トを獲得することを条件とする。 教 科 書: 『機器分析』化学実験テキスト研究会編を参照しながら、プリントを元にして講義を進める。 参 考 書: 『入門機器分析化学演習』庄野利之、脇田久伸 編著(三共出版) その他、食品の分析に関する参考書 が図書館に多くあるのでそれらを活用すること。その他については適宜指示する 履修上の注意点: 基本的な事柄を理解することで広い範囲への応用が効くようになるので、実際使用する機器で、 (準備学習を含む) 何を、何のために測定するのかをよく理解することが重要である。また、実験衣を着用するので 準備をしておくこと。 授業科目 開 食品加工学実習○ 担当教員 岩淵せつ子 対象学科・学年:食物3年 単位数:1 開講時期:後期 食物学専攻 健康栄養学科 学習の到達目標:①加工の用語(磨砕・各藩・混捏・濃縮・溶解・凝集・ゲル・発色)を実習を通して理解する。 ②安全対策、衛生対策を理解する。 ③麺・食パン・イモ類の加工の原理を理解する。 ④豆腐の製造から豆類の加工の原理を理解する。 ⑤果実類の加工の原理を理解する。 ⑥食肉の加工の原理を理解する。 ⑦かまぼこの加工の原理を理解する。 ⑧味噌の製造を通して発酵・醸造の原理を理解する。 ⑨水分活性の測定を通してAwと保存の原理を理解する。 ⑩食品産業の食品開発の視点を学ぶ。 授業概要: 食品加工学で学んだ加工・保蔵理論の実習編で、種々の食品素材を使って実際に加工食品を製造し知識の理 解を深める。殺菌法などを含め、加工の基本操作を習得しながら、食の安全性、食品の保存性、食糧資源有効 利用について実習を通して考える。それぞれの食品素材がもつ加工特性についても理解を深める。 授業計画:1 実習の心得:安全対策と衛生対策について 2 穀類(1):米粉の加工…上用粉を使った和菓子の製造 3 穀類(2):小麦粉の加工…食パンの製造 4 穀類(3):小麦粉の加工…うどんの製造 5 イモ類(1):コンニャク芋の加工…コンニャクの製造 6 豆類(1):大豆の加工…豆腐の製造 7 野菜類(1):トマトの加工…トマトケチャップの製造 8 果実類(1):リンゴの加工…リンゴジャムの製造 9 果実類(2):果実瓶詰…ミカンの瓶詰の製造 10 食肉類(1):食肉の加工特性…ソーセージの製造 11 魚介類(1):缶詰加工…さんま味付け缶詰の製造 12 魚介類(2):練り製品…冷凍すり身を使ったかまぼこ・さつま揚げの製造 13 調味料(1):米麹と大豆を使った発酵食品「味噌」の製造 14 凍結を利用した加工:凍豆腐の製造 15 総括 評価方法:実習ノートの提出と出席状況により評価する 教 科 書:プ リントを配布する。 参 考 書: 『図解食品加工プロセス』吉田照男(工業調査会) 履修上の注意点:食 品材料の調達時期により、製造順番が変更することがある。実習科目なので休まず出席し、積極的に (準備学習を含む) 取り組むことが大切である。 254 授業科目 開 フードビジネス論○ 担当教員 堀田 宗徳・三輪 宏子 対象学科・学年:食物3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1.フードビジネスのマクロ的状況とその中でもウエイトが高い外食・中食について、外食・中食の定義、業種と業態、飲食店の 機能等、外食・中食産業の基礎を理解する。 2.外食・中食産業の産業構造、メニュー戦略、出店政策、消費者の外食・中食行動等の外食・中食産業の実態を理解し、経営マ ネジメントの視点からの考察力を養う。 3.外食・中食産業から見た食の実態−食の安全性や食料安全保障−を把握し、将来の日本の食産業について考察できるようになる。 授業概要: わが国の消費者1人あたりの食料支出に対する外食支出の割合(外食率)は約35%になり、外食、中食を含めた食を外部に依存 している割合(食の外部化率)は約43%に達し、外食産業のマーケットサイズは約23兆9千億円となっているなど、フードビジネ スの中でも外食・中食は、我々の生活の中で重要な位置を占めている。このような状況を踏まえて、外食産業の範囲や経済的性格、 消費者の外食行動等の基本的特徴を理解した上で、外食企業の発展と経営革新、最新の経営戦略、また、持ち帰り弁当、惣菜等に 代表される中食の経営戦略を具体的な事例をあげながら解説を行う。さらに、最近、注目されている食の安全・安心への外食・中 食の対応がどのようにあるべきかについても考えていく。フードマネジメントについては「食品流通実態に基づく食材調達」、「食 材調達に連携するメニュー開発戦略」 、「これからの商品開発」等を講義と一部演習を含む形式で行う。 授業計画:1.フードビジネス論について ・ガイダンス ・食生活の変遷 ・食品製造業、流通業、小売業の経営戦略とその課題 2.フードサービス産業の基礎 ・「外食」ってなに ・業種・業態 ・飲食店の機能 3.フードサービス産業の産業構造 ・外食産業のマーケットサイズとその推移 ・産業構造と参入障壁 ・出店戦略 4.フードサービス産業のメニュー戦略 ・メニュー戦略 ・食材調達と計数管理 ・食の安全・安心への施策と企業のコンプライアンス 5.フードサービス産業の発展過程 ・外食産業史 ・経営革新のプロセス 6.消費者行動と中食産業の経営戦略 ・消費者の外食、中食行動 ・中食産業の経営戦略とその課題 7.まとめと試験 8.フードマネジメント:食品流通実態について1 9.フードマネジメント:食品流通実態について2(レポート作成) 10.フードマネジメント:食材調達について1 11.フードマネジメント:食材調達について2(レポート作成) 12.フードマネジメント:メニュー開発戦略について1 13.フードマネジメント:メニュー開発戦略について2(レポート作成) 14.フードマネジメント:これからの商品開発について1 15.フードマネジメント:これからの商品開発について2(レポート作成) 評価方法:出席状況、授業態度、試験の結果、レポート等により評価。 教 科 書:講 義毎に資料を配布する。 参 考 書: 「外食産業の経営展開と食材調達」小田勝己著(農林統計協会) 「外食産業論」岩渕道生著(農林統計協会) 「外食産業統計資料集」最新年度版(財)外食産業総合調査研究センター編 「廃棄物ガイドブック」「食品表示ハンドブック」 履修上の注意点:成 績評価の対象は出席回数が3分の2以上の学生とする。 (準備学習を含む) 授業科目 フードビジネス演習 担当教員 岩淵せつ子・宮下ひろみ 対象学科・学年:食物3年 単位数:2 開講時期:通年 評価方法:⑴ 授業への出席状況や参加態度 ⑵課題提出 ⑶報告会の発表等により総合的に評価する。 教 科 書:授業中に適宜指示する。 参 考 書:授業中に適宜指示する。 履修上の注意点:フードコーディネーター資格修得希望者は必ず履修のこと。 (準備学習を含む) 学外の施設見学研修は、8月および 9月の夏期休業中に行うこととなる。 255 食物学専攻 健康栄養学科 学習の到達目標:1.現代の食生活を支えるフードビジネスについて、生産、流通、販売、環境等の各側面の知識や理解を深める。 2.フードビジネスの現代的課題についてデスカッションを行い、互いの考えを深め合う。 3.調査や研修の成果をプレゼンテーションする力を養う。 授業概要: 現代の食生活を支えるフードビジネスについて、生産、流通、販売、環境等の各側面の講義(各分野の学外 講師も含む)や施設見学、現場での研修体験をとおし、私たちの食を取り巻く環境の実情をより具体的に探る。 講義聴講後は、学生同士互いに考えを深め合うようグループディスカッションを行う。また、今年は、東北大 学の付属施設(川渡農場:複合生態フィールド教育センター)研修を加え、同施設にて複合陸域生産システム を見学し、環境フィールド学についても学ぶ。報告会のプレゼンテーションでは、見学や研修での体験や修得 した知識をまとめ、考察し、成果を発表する。 16.施設見学研修6(学外) 授業計画:1.オリエンテーション/フードビジネス研究1 (日 本における食品産業の歴史) 17.施設見学研修7(学外) 2.フードビジネス研究2(農業・農村をとりまく 18.フードビジネス研究3(日本の食料自給率とフー 現状) ドマイレージ) 3.研究討議1 19.自主研修会の報告会1 4.外部講師講演1(ヨーロッパの農業政策) 20.自主研修会の報告会2/研究報告会について 5.資料購読1(「日本農業を成長産業に変える」) 21.外部講師講演3(食品の流通ー大手小売り業) 22.研究討議3(食品の流通と消費) 6.資料購読2(「日本農業を成長産業に変える」) 23.研究報告会のための作業1(資料作成) 7.研究討議2(5∼8回まとめ) 24.研究報告会のための作業2(資料作成) 8.調査研究1(製造ー海産物加工) 25.研究報告会1 9.調査研究2(流通ー市場農産物) 26.研究報告会2 10.施設見学研修および自主研修について 27.研究報告会3 11.施設見学研修1(学外) 28.研究報告会4 12.施設見学研修2(学外) 29.研究報告会5 13.施設見学研修3(学外) 30.まとめ 14.施設見学研修4(学外) 15.施設見学研修5(学外) 授業科目 食の地域論 担当教員 高成田 享 対象学科・学年:健栄3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:食と地域とのかかわりを歴史的、地理的に考察することで、食のあり方の理解を深める。そ のなかで、いま日本の大きな課題である地域の活性化に、食がどんな役割を果たせるかにつ いても展望する。 授業概要:世界、日本の地域ごとに、どんな食材や料理があるのか調べると同時に、それが地域の経済 や文化とどうかかわっているかを学ぶ。 授業計画:①食の地域論・概論:全体像の説明 ②世界の地域と食Ⅰ(欧州) ③世界の地域と食Ⅱ(北米・南米) ④世界の地域と食Ⅲ(アフリカ・中近東) ⑤世界の地域と食Ⅳ(アジア) ⑥世界の地域と食Ⅴ(中国・朝鮮半島) ⑦日本の地域と食Ⅰ(沖縄) ⑧日本の地域と食Ⅱ(九州) ⑨日本の地域と食Ⅲ(四国・中国) ⑩日本の地域と食Ⅳ(近畿) ⑪日本の地域と食Ⅴ(北陸・中部) ⑫日本の地域と食Ⅵ(関東) ⑬日本の地域と食Ⅶ(東北・北海道) ⑭日本の地域と食Ⅷ(宮城) ⑮地域活性化と食 評価方法:毎回の小論文と期末の論文 教 科 書: 参 考 書:授業で随時紹介 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 調理科学 担当教員 高澤まき子 対象学科・学年:食物3年 単位数:2 開講時期:後期 食物学専攻 健康栄養学科 学習の到達目標: 食品素材の調理特性、調理過程での食品成分変化を科学的な視点で理解できる知識を習得 し、適切な調理方法を選択できる能力を身につけられることを目標とする。 授業概要: 「調理」に求められるおいしさの形成因子、食品別に調理特性や成分について学ぶととも に、調理操作中に発生する科学的な変化を具体的な例をあげながら解説し、理解を深める。 調理特性については、ひとりひとりにテーマを与えるので、各自が準備した資料を基に発 表し、討論しながら授業を進める。 授業計画:1.食べ物とおいしさ 2.調味とおいしさ 3.おいしさの評価(客観的評価法と主観的評価法) 4.デンプンの調理特性(米類、小麦粉) 5.デンプンの調理特性(豆類、いも類) 6.砂糖の調理特性 7.タンパク質の調理特性(タンパク質の変性を中心に) 8.タンパク質の調理特性(肉類、魚介類) 9.タンパク質の調理特性(卵類、乳類) 10.油脂の調理特性 11.野菜類、果物類、きのこ類の調理特性 12.ハイドロコロイドの機能と調理特性 13.分散系のサイエンス(コロイド、ゾルとゲル、界面、等電点、拡散) 14.食品のレオロジー 15.まとめと試験 評価方法:出席状況(10点)、発表(30点)、筆記試験(60点)により評価を行う。 教 科 書: 『調理科学』渋川祥子、杉山久仁子著(同文書院) 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 256 授業科目 調理学特論 担当教員 髙澤まき子 対象学科・学年:食物4年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 調理の文化、食品の調理機能、調理と環境、厨房設備等について理解し、食のコーディネー ターとしての視点で理論を捉え、応用・発展させていく力を養う。 授業概要: 調理学は、献立論、調味論、供食論、調理操作、調理科学および食文化論までを包括する 総合的学問である。これらの基礎的知識に加え、調理文化的、食品調理機能的および環境的 側面から捉えて広く学習する。さらに食生活の多様化に伴う調理器具や機器、食産業界にお ける調理システムについてもふれる。 授業計画:1.調理文化 −調理科学の立場から− 2.調理の文化史 3.料理様式からみた献立論 4.食器と容器 5.植物性食品の調理機能1 6.植物性食品の調理機能2 7.動物性食品の調理機能1 8.動物性食品の調理機能2 9.調理器機 10.厨房設備 11.厨房システム 12.食生活変化の特徴 13.調理と環境 14.エコクッキング 15.まとめと試験 評価方法:出席状況(20点)、授業態度(20点)、筆記試験(60点)により評価する。 教 科 書:授業毎に資料を配布する。 参 考 書: 「改訂増補フードコーディネーター教本」日本フードコーディネーター協会編(柴田書店) 履修上の注意点:フードコーディネーター資格取得に必要な規定科目である。 (準備学習を含む) 授業科目 応用調理学演習 担当教員 宮下ひろみ・高澤まき子 対象学科・学年:食物4年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:出席および授業参加態度(40点)、筆記試験(60点)により総合的に評価する。 教 科 書: 『改訂増補フードコーディネーター教本』日本フードコーディネーター協会編(柴田書店) 参 考 書: 『プロのためのフードコーディネーション技法』日本フードコーディネーター協会編(平凡社) 卒業後すぐに2級の受験を考えている場合、各自で購入するように。 履修上の注意点:フードコーディネーター3級資格取得の後、卒業後に2級(全国試験有り)取得希望者は受講を (準備学習を含む) 推奨する。 257 食物学専攻 健康栄養学科 学習の到達目標: フードコーディネーター、フードスペシャリストとして身につけておくべき素養の一環として、基礎 的および応用的な調理操作や調理技術、メニュー立案の実践力をつけるとともに、汁物、煮物、鍋物の 調理文化の知識の習得と東北地方の郷土料理の特色を理解する。 授業概要: 前半は調理操作や調理技術の応用として、カッティングや細工寿司の技法について学ぶとともに、テー マメニューの立案や演習をシュミレーションする。また、器や盛り付けについて学ぶ。 後半は日本各地の汁物、煮物、鍋物を比較しながらそれらの特徴を文化的に学習する。さらに東北地 方の郷土料理の特色についてもふれる。 フードコーディネーターやフードスペシャリスト資格取得に伴い、食の専門家としての心構えについ ても触れる。 授業計画:1.オリエンテーション(フードコーディネートに必要な知識について) 2.調理操作と調理技術1(フルーツの切り方の応用) 3.調理操作と調理技術2(フルーツカービング) 4.調理操作と調理技術3(房総祭り寿司と下北べこ餅) 5.テーマメニューの立案 6.テーマメニューの実際(実習と作品発表) 7.料理と器(レポート提出有り) 8.西洋料理の盛り付けの原点 9.汁物の文化と調理 10.煮物の文化と調理 11.煮物の文化と調理―白身魚と赤身魚のタンパク質組成の違いから― 12.鍋物の文化と調理 13.東北地方の郷土料理について 14.特殊な汁物の調理 15.まとめと試験 授業科目 調理学実験 担当教員 高澤まき子 対象学科・学年:食物3年 単位数:1 開講時期:前期 学習の到達目標: 食品の物性および調理性に関する基礎実験を通して、調理する過程(調理操作)で生じる 諸現象を科学的に解明し、食品の特性について理解する。また食品の鮮度判定や官能検査の 方法を習得する。 授業概要: 調理過程で起こる様々な科学的変化を観察し、食品の性状がどのように変化するかについ て、化学的・物理的測定を行う。また、食品の種類や調理操作を変えた実験の度に官能検査 を行って評価し分析する。 授業計画:1.オリエンテーション 2.重量、体積の目測と実測、食品のpH 3.米の吸水と炊飯 4.だしの調製法と風味 5.小麦粉の種類と性質、グルテン採取 6.小麦粉の膨化機構(化学膨化剤を中心に) 7.いも、澱粉の糊化とゲル化 8.砂糖の加熱による変化 9.鶏卵の鮮度判定、熱凝固 10.挽肉調理の性状に及ぼす副材料の影響 11.油脂 種類と乳化 12.乳製品 生クリームの泡立て 13.野菜の色の変化 14.寒天・ゼラチン・カラギーナンの性質 15.まとめと試験 評価方法:授業への積極的な態度(20点)、レポート(50点)、筆記試験(30点)により総合評価を行う。 教 科 書: 『調理学実験ノート』を配布する。 参 考 書: 『食品の官能評価・鑑別演習』日本フードスペシャリスト協会編(建帛社)(フードスペシャ リスト資格取得希望者は必ず購入のこと) 履修上の注意点:毎回の実験のレポートを課すので、 期日までに提出すること。 実習室専用の白衣、 キャッ (準備学習を含む) プ、上履きを持参すること。 授業科目 テーブルコーディネート実習 担当教員 萩平和嘉子 対象学科・学年:食物3年 単位数:1 開講時期:前期(集中講義) 食物学専攻 健康栄養学科 学習の到達目標:テーブルコーディネートとはより美味しく食べる為に食空間を演出することです。食生活の スタイルの多様化と変化が著しい現代、食のトレンドを把握し空間及び環境の調和を整える ことはとても大切です。さまざまなシチュエーションにおいて、人間の五感を満たすような コーディネートが出来ることを目的とする。 授業概要: フードコーディネーターに必要なテーブルコーディネートの基本理論を学ぶ。食空間を構 成するテーブルウェアやコーディネート・デザインなど専門的な知識を獲得する。 また、日本や欧米の代表的なイベントを学び、その演出のポイントを学ぶ。 授業計画:1.テーブルコーディネートの基本 1.カラーコーディネートとデザイン 1.料理とセッティング 1.パーティーの種類と国内外の歳時記 1.フィギュアとキャンドル 1.テーブルリネンとナプキンのたたみ方・センターピースの製作 1.テーブルウェアの基本・和食器の種類と産地 1.テーブルコーディネートのプランニング、まとめ 評価方法:出席状況、参加態度、レポートなど。 教 科 書:TALK「食空間コーディネーター」テキスト3級 NPO法人食空間コーディネート協会 参 考 書:適宣紹介する。 履修上の注意点:テーブルウェアについてはなるべく実物に触れるように心がける。 (準備学習を含む) 258 授業科目 健康管理概論 担当教員 鈴木 寿則 対象学科・学年:食物3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:健康管理の実践に必要な情報処理、統計処理の基本を理解します。そして、講義を通じて、 栄養に関する医学情報や保健情報を正しく理解し、必要な情報を吟味した上で、様々なステー ジにおける健康管理の実践に役立てることを目的とします。 授業概要:教科書を基に、統計情報などを理解するために、実証研究の立て方、進め方、結果の解釈に ついて解説していきます。また、疫学の内容を踏まえ、どのような研究手法があるのか、そ の内容について解説します。 授業計画:1.ガイダンス、健康管理の方法 2.実証研究の進め方、モデルの設定 3.データの収集と分析 4.調査計画、変数の概念 5.変数の測定 6.対象の選定 7.実験計画、統制 8.記述統計 9.1変数の分布と統計処理 10.2変数の分布 11.クロス集計 12.2変数の量的関係、相関分析 13.標本と母集団 14.検定の考え方 15.まとめ、試験 評価方法:出席状況および試験によって評価します。 遅刻2回を欠席1回に換算し、評価を行います。 教 科 書: 『実証研究の手引き 調査と実験の進め方・まとめ方』古谷野亘・長田久雄(著)/ワールド プランニング 参 考 書:必要があれば、適宜紹介します。 履修上の注意点:遅刻、講義中の私語、途中退出など、他の受講者の迷惑になるような行為はしないよ (準備学習を含む) うにして下さい。 食物学専攻 健康栄養学科 259 授業科目 国際教養基礎演習 担当教員 国際教養学科教員全員 対象学科・学年:国際1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 4年間にわたって充実した大学生活を送ることができるよう、また、学習や研究(活動) を継続して行うことができるよう、実際的で効果的なスタディ・スキルズを身につけてもら うことを目指します。 授業概要: この授業は、導入教育の一環として1年前期におこなわれる特別講座です。以後4年間、 国際教養学科で学習していくにあたっての心構えや、専門教科に関する具体的な学習方法等 が各専任教員によって講じられます。細かい内容・スケジュール等については、初回のガイ ダンスの際、アドバイザーより詳しい説明が行われますので、必ず出席してください。 授業計画:1.ガイダンス 2.特別授業① 3.特別授業② 4.図書館実習・コンピュータ実習 5.図書館実習・コンピュータ実習 6.特別授業③ 7.特別授業④ 8.特別授業⑤ 9.特別授業⑥ 10.特別授業⑦ 11.特別授業⑧ 12.特別授業⑨ 13.特別授業⑩ 14.特別授業⑪ 15.まとめとレポート提出 評価方法: (1)平常点50% (2)まとめのレポート50% 教 科 書:プリント等を配布します。 参 考 書:授業中に指示します。 履修上の注意点:積極的に授業に参加する態度を望みます。 (準備学習を含む) 授業科目 比較文化論 担当教員 澤入 要仁 対象学科・学年:国際1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 幕末・明治初期に来日した外国人が残した体験記を精読することによって、外国人の目に 映った当時の日本の不思議さを理解するとともに、私たちの忘れてしまった過去の日本の文 化や風物を再体験します。 国際教養学科 授業概要: 比較文化とは複数の文化を天秤にかけることではありません。そうではなく、ある文化に 育った人間が、自らの常識にもとづいて他の文化に触れたときにおこなう考察のことです。 あるいは、他の文化について学んだ人間が、その眼でふたたび自らの文化について考え直す ことです。 本授業では、主に幕末から明治にかけて日本を訪れた外国人の体験記を読み、彼らが日本 や日本人についてどのように考えたのかを検討し、さらに彼らの記述から、私たちの知らな い古き日本を発見します。 授業計画:1.幕末・明治に来日した外国人たち 3回 2.来日外国人のみた日本人の生活 3回 3.来日外国人のみた日本人の道徳 3回 4.来日外国人のみた日本の女性たち 3回 5.来日外国人のみた日本人の風景 3回 評価方法:レポートの成績と出席の状況とを総合的に評価します。 教 科 書:とくに教科書は使いません。必要に応じて資料を配布します。 参 考 書:渡辺京二『逝きし世の面影』(平凡社ライブラリー) 内藤誠『外国人が見た古き良き日本』(講談社) 履修上の注意点: (準備学習を含む) 260 授業科目 開 国際平和論Ⅰ○ 担当教員 矢口 洋生 対象学科・学年:国際1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 現代における様々な平和思想・平和観を学び、その多様性と複雑さに敏感になることによっ て平和を理解するためのベースを作ることを本講義の目的とします。一般的な平和学は国際 政治の視点から解き明かされることが多いのですが、本講義ではより「考え方」に重点を置 き、同時に、多様な視点を取り入れています。 授業概要:平和の問題を考えるにあたって学際的なアプローチをとります。まずはいろいろな考え方を 紹介することから始め、徐々に具体的な事項を取り扱っていきます。基本的には毎回、完結 したテーマを扱います。 授業計画:1 導入 2 平和の概念とその多様性 3 日本と平和 4 現代社会と平和 5 平和不要論 6 平和の根拠 7 ガルトゥングの平和論 8 平和ミュージアム 9 キリスト教と平和 10 正当戦争 11 諸宗教と平和 12 芸術と平和 13 食物と平和 14 ジェンダーと平和 15 まとめと試験 評価方法:以下の二つの要素を総合して評価します。(1)試験=50% (2)授業毎のリアクションペー パー=50% 教 科 書: 参 考 書: 履修上の注意点:リアクションペーパーによって出席のカウントを行います。 (準備学習を含む) 授業科目 開 国際平和論Ⅱ○ 担当教員 矢口 洋生 対象学科・学年:国際1年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:試験は以下の2点によって総合的につけます。(1)試験=50% (2)授業毎のリアクショ ンペーパー=50% 教 科 書: 『日本人と戦争』 武光誠 河出新書 参 考 書: 履修上の注意点:授業毎のリアクションペーパーによって出席をカウントしています。 (準備学習を含む) 261 国際教養学科 学習の到達目標: 国際平和論Iは平和の思想を中心に扱いますが、IIではより具体的に平和を歴史的・空間 的文脈の中で考察します。そのことを通して平和の「点と線」への視座をもつことを目標と します。 授業概要: 現代日本に生きるわたしたちが平和の問題を考えるとき、近現代における日本とアジアの 関係が避けがたい問題として浮上してきます。日本がアジア、特に中国・朝鮮半島とどのよ うに接してきたのかは、同時に、日本人が自らと他者とをどのように理解してきたのかを象 徴するがゆえに、国際文化理解の根本的問題に関わると言えるでしょう。本講義では明治以 降の日本がどのような姿勢でアジアの隣国と接してきたのかを問い直します。 授業計画:1 導入:問題設定 2 日本の70年戦争(1) 3 日本の70年戦争(2) 4 70年戦争の歴史的背景(1) 5 70年戦争の歴史的背景(2) 6 70年戦争の歴史的背景(3) 7 70年戦争の思想的背景(1) 8 70年戦争の思想的背景(2) 9 日本と朝鮮半島(1) 10 日本と朝鮮半島(2) 11 日本と朝鮮半島(3) 12 日本と中国(1) 13 日本と中国(2) 14 日本と中国(3) 15 まとめと試験 授業科目 国際協力・援助論 担当教員 髙島 純子 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 国際協力・援助は単なる「善意の活動」ではなく、「国際関係」の一環として行われる国 際的活動である。 それが「国際関係」として行われるという時、そこにはどのような特性が生じ、その背景 には何があるのか、そしてそれによってどのような制約や問題が生じる可能性があるのか、 本講義では単に国際協力・援助の基礎知識を学ぶのみでなく、それが行われる背景を含め、 その意味をつかめるようにする。 授業概要: 日本における国際協力・援助の理念は、人道的配慮、相互依存関係の認識を基礎としてお り、その方法は有償、無償、技術提供等多様である。これら日本の国際援助の体系を知識と して学ぶとともに、ビデオ教材等を用いて国際協力・援助の実態に触れ、現在国際協力の現 場ではどのような問題が生じているか、よりよい国際協力のためには何が必要かを考える。 授業計画:1∼2.国際協力とは何か (基礎概念と意味) 3∼4.国際関係としての「国際協力・援助」 (主権国家間関係での国際協力の意味) 5∼6.日本の援助の体系 (ODA等の具体的制度) 7∼8.二国間援助と多国間援助、その特徴と問題点 9∼10.途上国援助の「優先順位」∼経済発展論の示すもの(有効な援助のための必要条件) 11∼12.ケーススタディ1 −緊急援助の有効性− (ビデオ学習) 13∼14.ケーススタディ2 −発展に必要な「社会的能力」を培う− (ビデオ学習) 15.国際平和構築活動∼国際協力の可能性と限界 評価方法:1)レポート2)出席日数及び授業に臨む態度 (配点は、レポート8割+出席点2割) 教 科 書:特になし(授業において適宜プリント配布) 参 考 書:特になし(必要に応じ授業において適宜紹介) 履修上の注意点:国際関係論の基礎的な知識があることが望ましい。 (準備学習を含む) 授業科目 国際ボランティア論 担当教員 高島 純子 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 国際教養学科 学習の到達目標: 「国際ボランティア」という、一見、きわめて個人的に見える活動における社会的側面を、政治・経済等の幅広い社会科学的領 域において考える。 一般的に「ボランティア」は自主的に社会事業等に参加し、無償の奉仕活動を行うという、主に個人の善意に基づく活動と理解 されている。その活動の動機には確かに個人的な側面があるが、しかしそれが現実に社会事業、つまり社会的活動として行われる 以上、その活動が有意義で効果的なものであるためには社会科学的な考察が有益であり、又、それが「国際」的活動として行われ る時、そこに国内とは異なるどんな問題が生じ、それにどのような対応が可能かを理解する必要がある。他国の窮状にある人々を 助けたい、そんな個人の善意の活動の意思を現実に有益なものにするためにも、そのような活動に社会科学的な視点が必要である ことを理解し、その対応の具体策をいくつかの実際のケースのビデオ学習を通して見ていく。 授業概要:( 1)国際ボランティアの考え方:社会の中でのボランティアの意義と、国際活動の必要性 (2)国際社会で必要とされる活動の種類:緊急援助と社会開発援助 (3)緊急援助活動における実態と問題の本質、対応策 (4)後発諸国における社会開発問題への取り組みの意義と実態、その対応策 この授業では、国際ボランティアが必要とされる特に後発諸国での社会問題解決を考えるにあたり、特にその問題の本質に当事 国内の政治的、経済的な歪みが存在し、それがその国の健全な自立発展を阻害する大きな要因となっていることを「社会開発」と いう概念に焦点を当てて理解する。又、そのような歪みに苦しむ後発諸国の自立発展に、日本のような先進国の支援がどのような 形で役立てるか、特に企業との連携等、民間での支援活動の在り方を考える。 授業計画:1.社会におけるボランティアの存在意義と、その国際活動の必要性 2.国際ボランティア活動の実際:種類とその問題背景(緊急援助と社会開発援助) 3.緊急援助の実態(災害援助活動のケース) 4.災害援助活動の事例検討(ハイチのケース検討を予定) 5.緊急援助の実態(国際紛争における難民支援活動のケース) 6.難民支援活動の事例検討(パレスチナ問題のケース検討を予定、国際情勢変化により随時変更の可能性あり) 7.活動推進の障害の本質:後発諸国における政治的、経済的歪みの存在 8.後発諸国における政治的、経済的歪みの解決策:社会開発の必要性 9.社会開発援助の実態(政治的、経済的自立支援) 10.政治的自立支援活動の事例検討(民主化等、政治体制移行へ向けての住民選挙実施の支援活動等) 11.社会体制整備への支援活動の事例検討(アフリカでのNGO活動のケース検討を予定) 12.経済的自立支援活動の事例検討(ガーナ等での貧困問題と児童労働問題のケース検討を予定) 13.活動目的達成と持続可能な活動とするための手段(活動の事業化、および企業等外部との連係の必要性と可能性) 14.経済的自立支援活動の事例検討(マイクロファイナンス等による経済成長力の育成事例) 15.民間における社会開発支援の可能性(まとめ) 評価方法:1)レポート2)出席日数及び授業に臨む態度 (配点は、レポート8割+出席点2割) 教 科 書:特 になし(授業において適宜プリント配布) 参 考 書:特になし(必要に応じ授業において適宜紹介) 履修上の注意点:この授業は、民間での国際的な社会開発支援活動の多様な側面とそのあり方、特に活動目標達成のために何が必要なのか、 (準備学習を含む) 主に政治的、経済的な視点から検討していくことを狙いとする。よって、国際教養学科1年の「国際関係論」で説明す る主権国家間関係の国際政治学的な理論的な枠組みについて、又、国際教養学科2年前期の「国際協力・援助論」での 国際援助の在り方(主に公的援助活動と、効果的援助における政治的、経済的基盤の理解の重要性)についてのような、 国際関係や国際支援の基礎的知識の理解があることが望ましい。 262 授業科目 ヨーロッパの歴史と文化Ⅰ 担当教員 砂澤 健治 対象学科・学年:国際1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 今日のヨーロッパ世界の成り立ちを理解する上で必要な、西洋史の基礎知識を身につける ことを目標とします。 授業概要: 本講座Ⅰでは、今日の西欧諸国の諸制度や文化の基礎を築いたとされる、中世時代のヨー ロッパ事情について概観します。授業では、毎回、VHS、DVD 教材を使用します。 授業計画:(1)オリエンテーション (2)古代ローマ帝国の興亡 (3)ローマ文化(究極の帝国) (4)ブリテン島の先住民族 (5)アングロ・サクソン七大王国 (6)フランク王国の成立・分裂 (7)ヴァイキングと彼らの建てた国々 (8)ノルマン人による英国征服 (9)十字軍の遠征と東西交流 (10)アーサー王伝説の伝播 (11)封建制度と人々の暮らし (12)英仏百年戦争とばら戦争 (13)チョーサー・ラブレー・ボッカッチョ (14)中世と近代を区別するもの (15)まとめ 評価方法: (1)平常点 30% (2)レポート 70% 教 科 書:プリントを使用します。 参 考 書: 『中世ヨーロッパの歴史』堀越孝一著(講談社) 履修上の注意点:BSテレビジョン放送「ヨーロッパ歴史紀行」等を視聴して、ヨーロッパに関する予 (準備学習を含む) 備知識を身につけておいてください。 授業科目 ヨーロッパの歴史と文化Ⅱ 担当教員 横尾 元意 対象学科・学年:国際1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:ノルマン征服(1066)から名誉革命(1688)までの歴史をたどることによって、各事象の連 続性と個々の原因を理解して、合わせて為政者の有り様を思索させること。 授業概要: 有史以前からの歴史を持つイギリスは、ケルト人の渡来やゲルマン人の支配と統一を経て、 ノルマン征服を経験し、百年戦争やバラ戦争の後、次第に統一国家を形成して、やがて海外 に植民地を獲得していく。前期の「ヨーロッパの歴史と文化Ⅰ」を受けて、ノルマン征服か ら17世紀までの歴史を概観していく。 国際教養学科 授業計画:1)ノルマン征服 2)封建制度の崩壊 3)黒死病と反乱 4)百年戦争とバラ戦争 5)ヘンリー viii 世 6)イギリス・ルネサンスと宗教改革 7)エリザベスI世 8)チャールズI世 9)清教徒革命と共和制時代 10)チャールズII世 11)ジェイムスIIと名誉革命 12)ウイリアム・メアリー 13)まとめと試験 評価方法:期末試験(60パーセント)と出欠状況(40パーセント)とにより評価します。 教 科 書:プリント使用。 参 考 書: 履修上の注意点:5回以上の欠席は「停止」扱いになります。 (準備学習を含む) 263 授業科目 ヨーロッパの歴史と文化Ⅲ 担当教員 宮崎 正美 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:東ヨーロッパの文化について、おもに歴史、言語、宗教の面から理解できるようになる. 授業概要:(1)西欧と異なる歴史・文化をもつ東ヨーロッパを総合的に学ぶ。 (2)東ヨーロッパの歴史・文化に深い影響を与えるギリシア正教の思想の特徴を捉える。 (3)東ヨーロッパの広い範囲で用いられるスラヴ諸語について触れる。 (4)東欧文化の特定のテーマについての特別講義を予定している。 9.特別授業 10.東欧のなかの西欧 11.西欧のなかの東欧 12.現代の東欧 13.東欧文化の未来 14.まとめ1 15.まとめ2 授業計画:1.ガイダンス 2.東欧の歴史(1)黎明期 3.東欧の歴史(2)東ローマ帝国時代 4.東欧の歴史(3)ブルガリア帝国以後 5.東欧の歴史(4)キエフ・ルーシ以後 6.東欧の歴史(5)近代以後 7.キリスト教東欧の文化(1)ギリシア正教 8.キリスト教東欧の文化(2)ギリシア正教 評価方法:出席点(10%)+レポート(40%)+試験(50%)を基本とするが、評価方法および比率は、 受講態度そのたの状況により変更することがある。試験の受験資格は、求められた課題をす べて提出することと2/3以上の出席数を満たしている事とする。 教 科 書:高橋保行『ギリシャ正教』講談社学術文庫(講談社)、およびプリント配布。 参 考 書:森安達也『ビザンツとロシア・東欧』ビジュアル版世界の歴史9(講談社)、柴宣弘編『新 版世界各国史18 バルカン史』(山川出版社)、井上浩一・栗生沢猛夫著『ビザンツとスラヴ』 (中央公論社)、その他、適宜紹介する。 履修上の注意点:最初のガイダンスで説明する。 授業妨害になる私語は授業妨害とみなし退室してもらう。 (準備学習を含む) 東方正教会(仙台市内)の復活祭(4/23深夜)見学の案内を4月初めに掲示する。履 修希望者は参加することが望ましい。 授業科目 ヨーロッパの歴史と文化Ⅳ 担当教員 芳野 総子 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 国際教養学科 学習の到達目標:古くから日本と深い関わりを持つヨーロッパ諸国、その歴史と文化の一端を学び、更なる知 識と理解を深めることを目標とする。 授業概要:近年、ヨーロッパ統合の内と外で、国家を越えた地域の重層的な統合・協力関係の動きが現 れ、多方面に広がっている。この授業では、こうしたヨーロッパの内と外、国境の内外で起 きている様々な問題を取り上げながら、その原因と課題を探っていく。 授業計画:1.ガイダンス 2.地理上のヨーロッパ 3.理念としてのヨーロッパ 4.ヨーロッパ諸国の歴史と文化① 5.ヨーロッパ諸国の歴史と文化② 6.ヨーロッパ諸国の歴史と文化③ 7.ヨーロッパ諸国の歴史と文化④ 8.ヨーロッパ諸国の歴史と文化⑤ 9.ヨーロッパ諸国の歴史と文化⑥ 10.ヨーロッパ諸国の歴史と文化⑦ 11.ヨーロッパ諸国の歴史と文化⑧ 12.ヨーロッパ諸国の歴史と文化⑨ 13.ヨーロッパ諸国の歴史と文⑩ 14.まとめ 15.レポート提出 評価方法: (1)平常点30%(2)レポート70% 教 科 書:使用しない。適宜プリントを配布する。 参 考 書:授業中に紹介する。 履修上の注意点:積極的に授業に参加することを望む。 (準備学習を含む) 264 授業科目 アメリカの歴史と文化Ⅰ 担当教員 赤井 悠蔵 対象学科・学年:国際1年 単位数:2 開講時期:前期 植民地時代から19世紀末までのアメリカ史の基本知識を身につける。 過去のアメリカと現代のアメリカを同時に学習し、歴史から現在を学ぶ姿勢を身につける。 アメリカの文化に親しみ、その理解を深める。特に、白人と黒人の文化特色とその関係を 理解する。 授業概要: アメリカは現在の日本にとって最も身近な国の一つである。この授業では植民地時代前後 から19世紀末までのアメリカの歴史と文化を振り返りながら、現代まで続くアメリカ文化へ の理解を深める。また、現在のアメリカの状況や文化に関しても学び、歴史と現在の関連性 を理解する。 授業では音楽や映像を積極的に活用する。アメリカ文化を肌で感じながら、「生の」アメ リカへの理解を深めて頂きたい。 授業計画:1.ガイダンス 9.白人文化と黒人文化(1)−それぞれ の特徴− 2.アメリカとは? 10.白人文化と黒人文化(2)−融合から 3.ヨーロッパ人到来以前のアメリカとネイ 新しい文化の誕生へ− ティヴ・アメリカン 11.奴隷制度の問題 4.ヨーロッパ人の到来 12.独立から南北戦争前夜まで−拡大する 5.植民地時代 領土− 6.独立革命 13.南北戦争 7.アメリカ合衆国の成立(1) 8.アメリカ合衆国の成立(2) 14.西部の開拓とフロンティア 15.まとめ 学習の到達目標: 評価方法:レポート(40%)、期末試験(60%)により総合的に評価する。10回以上の出席を単位認定 の最低条件とする。 教 科 書:特に指定しない。必要に応じてプリントを配布する。 参 考 書:必要に応じて授業の中で紹介する(CDやDVDも含む)。 履修上の注意点:毎回、授業後にその日の授業についての質問や感想を受け付け、可能な限り、次回の (準備学習を含む) 授業の冒頭で解答します。授業内容以外のアメリカに関する各種の質問も歓迎します。 積極的、意欲的な授業への参加を希望します。 授業科目 アメリカの歴史と文化Ⅱ 担当教員 山田 恵 対象学科・学年:国際1年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:平常点(50%)と試験(50%)によって総合的に評価する。 教 科 書:プリントを配布。 参 考 書:授業中に指示する。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 265 国際教養学科 学習の到達目標: 19世紀末から現代までのアメリカ合衆国の歩みを理解する。 授業概要:<20世紀アメリカの歴史> 20世紀は「アメリカの世紀」といわれるほど、農業国から工業国への転身に成功したアメ リカ合衆国が「パクス・アメリカーナ」を謳歌するほどの超大国となった時代でした。この 授業では、19世紀末から20世紀にかけて形成された新しいアメリカである「現代アメリカ」 がどのような内容を持ち、どのように発展してきたのかについて、20世紀の歩みを振り返る。 授業計画:1.ガイダンス 2.現代アメリカの誕生(1890年代) 3.革新主義の時代(1900年代∼ 1910年代) 4.大衆消費社会の展開(1920年代) 5.大衆消費社会の展開② 6.大恐慌の時代(1930年代) 7.ニューディール(1930年代) 8.第二次世界大戦とアメリカ(1940年代前半) 9.冷戦(1940年代後半∼ 50年代) 10.黄金時代(1950年代) 11.激動の時代(1960年代) 12.激動の時代② 13.保守の時代(1970年代∼ 80年代) 14.文化戦争の世紀末(1990年代) 15.まとめ 授業科目 アメリカの歴史と文化Ⅲ 担当教員 山田 恵 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: アメリカのエスニック・グループの歴史と文化の概要を理解する。 授業概要:<アメリカ移民の歴史と文化> アメリカ合衆国は、さまざまな人種・民族によって構成されている。一口に「アメリカ人」 と言っても、彼らは多様な歴史・民族的背景を有しており、他の集団と対立したり融和した りしながら、自分たちの文化を守ったり、変容させたりしてきた。この授業では、さまざま な「アメリカ人」がいつどのようにアメリカにやってきたのか、またどのような問題を過去 に経験し、現在どのような状況にあるのかについてとりあげ、アメリカ人とはどのような人 たちなのかについて考える。 授業計画:1.ガイダンス 2.ネイティブ・アメリカン(1) 3.ネイティブ・アメリカン(2) 4.ネイティブ・アメリカン(3) 5.アフリカ系アメリカ人(1) 6.アフリカ系アメリカ人(2) 7.アフリカ系アメリカ人(3) 8.ヨーロッパ系移民(1) 9.ヨーロッパ系移民(2) 10.ヨーロッパ系移民(3) 11.アジア系アメリカ人(1) 12.アジア系アメリカ人(2) 13.アジア系アメリカ人(3) 14.ヒスパニック 15.まとめ 評価方法:平常点(50%)と試験(50%)によって総合的に評価する。 教 科 書:授業中に指示する。 参 考 書:授業中に指示する。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 アメリカの歴史と文化Ⅳ 担当教員 澤入 要仁 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 国際教養学科 学習の到達目標:先住アメリカン・インディアンの歴史を把握するとともに、白人たちが先住インディアンに 抱いてきた敵意と敬意とを探ることによって、異民族との複雑な関係を明らかにします。同 時に、文学や美術に描かれた先住インディアンの姿を鑑賞し分析します。 授業概要: 先住アメリカン・インディアンは、白人にとって異人でした。それは夷人としての異人で あり、同時に偉人としての異人でもありました。白人と先住インディアンの関係は、そのよ うに入り組んだ複雑な関係でした。 そこで本授業では、先住インディアンと白人の関係の歴史を探ります。補囚物語や、古典 主義文化、インディアン・ヘイティング、消えゆく人種、インディアンごっこなどにあらわ れたインディアン像を、文学や、美術、映画などを通して考察します。 授業計画:1.イントロダクション 2.映画『ラスト・サムライ』と先住インディアン 3.映画『アバター』と先住インディアン 4.先住インディアンの歴史 5.同上 6.補囚物語 7.同上 8.古典主義 9.同上 10.消えゆく人種 11.同上 12.インディアン・ヘイティング 13.同上 14.インディアンごっこ 15.同上 評価方法:レポートの成績と出席の状況とを総合的に評価します。 教 科 書:とくに教科書は使いません。必要に応じて資料を配布します。 参 考 書:授業中に紹介します。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 266 授業科目 アジアの歴史と文化Ⅰ 担当教員 井上 浩一 対象学科・学年:国際1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:中国史の概要を理解・把握する。 資料から疑問点を見つけ出し、調査・解決する方法を身につける。 授業概要:この講義では、教科書に沿って時代を追いながら、中国史の大まかな流れを把握し、 同時に教科書の記述の中から疑問点を見つけ出す練習をする。 そしてレファレンスブックや先行研究を用いて、その疑問を解決する方法を学ぶ。 授業計画:1.「中国」とは何か。 2.中国の歴史のはじまり (1)神話の時代∼周 3.中国の歴史のはじまり (2)春秋戦国・秦・漢 4.国際色豊かな中華帝国へ (1)魏晋南北朝 5.国際色豊かな中華帝国へ (2)隋・唐 6.北方民族の台頭と移り変わる王朝(1)五代十国・北宋 7.北方民族の台頭と移り変わる王朝(2)南宋・元 8.漢民族の明朝から満州族の清朝へ(1)明 9.漢民族の明朝から満州族の清朝へ(2)清 10.列強の進出に悩まされる中国 (1)アヘン戦争∼辛亥革命 11.列強の進出に悩まされる中国 (2)中華民国 12.民族運動と新中国の成立 (1)中華人民共和国の成立 13.民族運動と新中国の成立 (2)大躍進・文化大革命・改革開放 14.疑問点の抽出・整理と調査 (1)仮調査報告 15.疑問点の抽出・整理と調査 (2)仮調査報告に対する指導 評価方法:毎回の授業時の課題(小テスト・質問の提出など)(70点)、レポート(30点) 教 科 書:島崎晋『まるわかり中国の歴史』(PHP研究所、2008年) 参 考 書:授業時に適宜指示します 履修上の注意点:授業時に課す課題の配点を多めにとりますので、授業にはなるべく休まず出席してく (準備学習を含む) ださい。 授業科目 アジアの歴史と文化Ⅱ 担当教員 井上 浩一 対象学科・学年:国際1年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:毎回の授業時の課題(小テスト・質問の提出など)(70点)、レポート(30点) 教 科 書:プリントを配布します 参 考 書:授業中に適宜指示します 履修上の注意点:授業時に課す課題の配点を多めにとりますので、授業にはなるべく休まず出席してく (準備学習を含む) ださい。 267 国際教養学科 学習の到達目標:まず、中国の古典小説の中で特に著名な作品について、その内容を把握する。 さらに、それらの作品が成立した背景や、成立後の展開などについても理解する。 その上で疑問点を見つけ出し、調査・解決する方法を身につける。 授業概要:この講義では、まず著名な中国小説について、時代を追いつつその内容を把握する。 一方で、その作品の成立や展開の歴史や作品にアプローチする方法も学んでいく。 同時に説明の中から疑問点を見つけ出し、レファレンスブックや先行研究を用いて、 その疑問を解決する方法を学ぶ。 授業計画:1.前近代中国における「小説」とは 2.六朝までの文言小説(1)『世説新語』 3.六朝までの文言小説(2)『捜神記』 4.唐・宋代の伝奇小説 5.もう一つの「小説」− 語り物と小説 6.白話小説の成立(1)『三国志演義』1 7.歴史と白話小説 『三国志演義』2 8.白話小説の成立(2)『西遊記』 9.白話小説の展開(1)『水滸伝』 10.白話小説の展開(2)『金瓶梅』 11.短編白話小説 − 三言・二拍 12.清代白話小説 −『儒林外史』と『紅楼夢』 13.清代文言小説 −『聊齋志異』 14.疑問点の抽出・整理と調査 (1)仮調査報告 15.疑問点の抽出・整理と調査 (2)仮調査報告に対する指導 授業科目 オセアニアの社会と文化 担当教員 津上 誠 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: この授業では毎回、オセアニア地域(ポリネシア、ミクロネシア、メラネシア、オースト ラリアおよび東南アジア島嶼部からなる、広義のオセアニア地域)からいくつかの社会を事 例としてピックアップし、文化人類学的な視点から、ことば、人間関係、社会組織、性、生 業、交換、人生儀礼、宗教、民族意識、といった文化的諸側面を理解していきます。 ニア地域の諸社会です。誤解のないように願います。 授業概要: 授業を通じてオセアニア地域に詳しくなっていただきたいのは言うまでもありませんが、 オセアニアの社会と文化を網羅的に知ることが目標なのではありません。受講生には、「食 べていく」とか「親子である」とか「人を葬る」とかいった事柄に関するさまざまな異文化 を理解することを通じて、現代日本における「あたりまえ」が少しも「あたりまえ」ではな かったことに気づいてもらい、また、「人間とは何か」という問いを、より深いところから 立てるようになってほしいと思っています。「文化人類学的な視点から」と述べたのは、そ のような意味からです。なお、授業で扱うのは、オーストラリア・ニュージーランドの英語 圏社会だけではなく、広くオセアニア地域の諸社会です。誤解のないように願います。 授業計画:(1) 導入(2回程度) (2) 諸言語と意味世界(2回程度) (3) 「家族」と「身内」のさまざま(5回程度) (4) 性区分と性役割(3回程度) (5) 狩猟採集・焼畑農耕・定着農耕(3回程度) 以下は「オセアニアの社会と文化Ⅱ」に続く。 評価方法:毎回課せられる「小レポート」と期末試験による。 教 科 書:特に使用しない。 参 考 書:授業時に随時紹介する。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 日本の社会と文化 担当教員 大本 泉 対象学科・学年:国際1年 単位数:2 開講時期:前期 国際教養学科 学習の到達目標: 日本の社会と文化の基本的な特徴を理解し、異文化と相対化しつつ、その内容を他者に発 信できるようになることを目標とする。 授業概要: 日本の社会と文化の特徴を概説する。受講生が問題意識をもつことによって、さまざまな 視点から古代から現代までの諸相を追究し、主体的研究に発展させ、他者に発信できるよう になるまで展開する。 授業計画:1.ガイダンス 2.「禅」とは何か 3.日本の「ラーメン」 4.日本の「和菓子」 5.海外から見た「ミヤザワケンジ(宮沢賢治)」 6.日本の「もったいない」の思想 7.日本の「カルタ」(遊び観) 8.日本の「妖怪」 9.「七福神」とは何か 10.日本の「忍者」 11.「畳」(日本の住環境を見直す) 12.日本の「茶会」(伝統とその精神) 13.日本の「そば」(独自の食文化) 14.演習発表① 15.演習発表② 15.まとめ 評価方法:小テスト・口頭発表・出席状況・授業中の提出物(50%)+レポート(50%)などにより総 合的に評価する。 教 科 書:主にプリント配布。 参 考 書:授業中、適宜指示する。 履修上の注意点:ガイダンスは必ず出席すること。演習発表があるので、受講する学生は、積極性をもっ (準備学習を含む) て授業に臨むこと。 268 授業科目 イスラム社会と文化 担当教員 徳田 幸雄 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:(1)イスラームの社会と文化への理解を深めることによって、 自身が属する社会と文化とを、 グローバルな視野から問い直す。 (2)人間の生の営みは宗教とは切り離せないという観点から、宗教の理解さらには人間そ のものの理解を広げかつ深める。 授業概要:イスラームを理解するうえで欠かせない基本事項、クルアーンや預言者伝、シャリーア(聖 法)をはじめ、イスラームの歴史や思想の概要を、なるべく映像資料を取り入れながら解説 する。そのうえで、イスラーム信仰をめぐって生じた事件や問題にも触れ、宗教と信仰の問 題を改めて考えてみたい。 授業計画:1.オリエンテーション 2.預言者伝① 3.預言者伝② 4.クルアーンについて 5.イスラームの歴史① 6.イスラームの歴史② 7.イスラームの歴史③ 8.イスラームの信仰(五柱と六信) 9.イスラームの思想① 10.イスラームの思想② 11.イスラームの法(シャリーア) 12.イスラームの社会(マレーシアを事例として) 13.イスラームと世界①(ムハンマド風刺画およびブルカ問題を手掛かりとして) 14.イスラームと世界②(同時多発テロと宗教間対話) 15.総括 評価方法:出席点(40点)、レポート(60点)により評価する。 教 科 書:指定しない。 参 考 書: 『井筒俊彦著作集』全11巻、中央公論社、東長靖『イスラームのとらえ方』山川出版社、 1996年 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 日本語と文化 担当教員 大本 泉 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:小テスト・口頭発表・出席状況(50%)+提出物(50%) 教 科 書: 『日本語練習帳』大野晋(岩波新書) 参 考 書:授業中、適宜指示する。 履修上の注意点:積極的・主体的に勉強しようという方が、受講してください。 (準備学習を含む) 269 国際教養学科 学習の到達目標: 日本文化をささえる日本語の基本的な特徴を修得するとともに、日本語の誤用をもとに、 正しい日本語表現を理解することを目標とする。 授業概要: 日本文化とは何か、日本人とは何か等といった問題を、日本語という言語表現をとおして 理解していく。今年度は、新書や配布するプリントを資料として、日本語の正しい使い方を 知り、日本語の豊かさとおもしろさを発見する。 授業計画:1.ガイダンス 2.単語に敏感になろう 3.文法について 4.「のである」「のだ」と「が」 5.文章の骨格 6.世界から見る日本語の特徴 7.敬語の基本① 8.敬語の基本② 9.間違いやすい日常のことば① 10.間違いやすい日常のことば② 11.語源散策① 12.語源散策② 13.美しい日本語① 14.美しい日本語② 15.まとめ 授業科目 東北の伝統と文化 担当教員 李 善姫 対象学科・学年: 単位数: 開講時期: 学習の到達目標:1)私たちが住んでいる東北地域に関する理解を深めると共に、伝統文化の真の意味を認識 する。 2)東北という地域の特徴と文化を民俗学や歴史学の研究などを参考に再考察し、今後の東 北文化の継承について展望する。 授業概要: 本講義は、まず東北地域が日本の歴史言説の中でどのように表象されているのかを把握す ることから始める。それから、東北人の生活の中で生み出された民俗や民間信仰を素材に、 東北的なものや東北人の心性について再考察する。本講義を通して受講生は、自分たちが住 んでいる東北地域に関する理解を深めると共に、伝統文化の真の意味を認識することができ るだろう。また、グローバル化する現代社会の変化に対応できる東北の未来についても考え てみる機会になると思われる。 授業計画:1.ガイダンス− 今日の東北学 2.日本の中の東北の表象を探して:遠野 物語と柳田國男の民俗学 3.蝦夷論と東北民 4.東北の狩猟 5.東北と芋と稲作 6.東北の仏教と平泉 7.東北の民間信仰(1) 8.東北の民間信仰(2) 9.東北の民間信仰(3) 10.東北の死者供養と死霊観 11.東北における近代化と人々 12.事例研究(1):現在に残る伝統文化 13.事例研究(2):伝統文化と地域再建 14.東北のグローバル化と新たな伝統づくり 15.総まとめ 評価方法:出席(25%)、受講態度(20%)、授業中の課題(20%)、レポート(35%) 教 科 書:特に用いない 参 考 書:適時指示する 履修上の注意点:成績評価においては、授業態度や事例研究の報告内容を重視する。なお、本講義内容 (準備学習を含む) の一部は共通科目「地域文化論」での内容と重なる部分がある。両方履修する場合は、 その旨をご理解の上、申請してほしい。 授業科目 世界の神話Ⅰ 担当教員 アンソニー・スミス 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:ギリシャ・ローマ神話がヨーロッパ文化圏に及ぼした影響は、今日なお、その文化と言語に 色濃く残っている。「神話とは何か」から始め、前期では、特に「洪水神話」のヴァリエーショ ンを見ることで、世界に拡がる神話の多様性と共通性を知る。 授業概要:現代社会に生き続ける神話の足跡を辿りながら、「魂の文学」と称される神話に対する理解 と関心を深めていきたい。具体的なイメージを得る助けになる映像DVDも使用する。 国際教養学科 授業計画:1.神話の概念 2.神話の概念 3.神話の意義 4.神話の意義 5.神話と結婚 6.神話と結婚 7.神話と現代社会 8.まとめとレポート 9.古代シュメール神話 10.シュメールの洪水神話 11.ヘブライの洪水神話 12.ギリシャの洪水神話 13.イスラムの洪水神話 14.天地創造の神話 15.まとめと筆記試験 評価方法:出席20%、レポート30%、筆記試験50% 教 科 書:テキストとしてのプリントを配布する。 参 考 書:必要に応じて指示する。 履修上の注意点:配付プリントには目を通し、授業に臨むこと。 (準備学習を含む) 270 授業科目 世界の神話Ⅱ 担当教員 アンソニー・スミス 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:ギリシャ・ローマ神話がヨーロッパ文化圏に及ぼした影響は、今日なお、その文化と言語に 色濃く残っている。後期では、前期に引き続き、ギリシャ・ローマ神話を扱うが、具体的に 神々やエピソードを学ぶことで、神話の全体像を再確認する。 授業概要:現代社会に生き続ける神話の足跡を辿りながら、「魂の文学」と称される神話に対する理解 と関心を深めていきたい。神々のエピソードを主題とする映像DVDを用いて、想像力をめ ぐらす一助としたい。漠然と知っていた神話の物語群のつながりを知り、全体像を持てるよ うにする。 授業計画:1.ギリシャ神話の天地創造 2.オリンポスの神々 3.プロメテウスと人類 4.人類の五つの時代 5.ダイダロスとイカロス 6.オルペウスとエウリュディケ 7.ペルセウスとメドゥサ 8.テセウスとミノタウロス 9.まとめとレポート 10.ローマ神話の神々 11.ロムルスとレムス 12.北欧神話の神々 13.エジプト神話の神々 14.オシリスの神話 15.まとめと筆記試験 評価方法:出席20%、レポート30%、筆記試験50% 教 科 書:テキストとしてのプリントを配布する。 参 考 書:必要に応じて指示する。 履修上の注意点:配付されたプリントには目を通して、授業に臨むこと。世界の神話ⅠⅡの連続履修が (準備学習を含む) 望ましい。 授業科目 世界の文学Ⅰ 担当教員 芳野 総子 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法: (1)平常点30%(2)試験70% 教 科 書:Wicked and Shuddering Tales with Love(Kaibunsha) 参 考 書:授業中に指示する。 履修上の注意点:予習をして授業に臨むこと。 (準備学習を含む) 271 国際教養学科 学習の到達目標:19世紀末から20世紀初頭のイギリス文学作品をいくつか取り上げて、ストーリーを味読しな がら、作者や作品の背景についても考察する。 授業概要:主にイギリスのゴシック小説の短編を読む。18世紀半ばに大流行したこの分野の小説は、20 世紀以降、映画やテレビドラマも含めて世界中の娯楽作品に大きな影響を与えた。本授業で は今日への影響をも視野に入れながら原書を繙いていく。 授業計画:1.ガイダンス 2.Sredeni Vashtar ⑴ 3. 〃 ⑵ 4.The Canterville Ghost ⑴ 5. 〃 ⑵ 6. 〃 ⑶ 7.On the Brighton Road ⑴ 8. 〃 ⑵ 9.A Pair of Hands ⑴ 10. 〃 ⑵ 11.The Romace of Certain Old Clothes ⑴ 12. 〃 ⑵ 13. 〃 ⑶ 14.Exit Questions 15.まとめとテスト 授業科目 世界の文学Ⅱ 担当教員 山田 恵 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: アメリカ文学の大まかな流れと特徴、代表的な作家と作品についての知識を身につける。 授業概要: 植民地時代から現代までのアメリカ文学の大まかな流れと時代ごとの特徴をたどっていく。 そのなかで、その時代の代表的な作家と作品をひとつずつとりあげていく。 授業計画:1.ガイダンス 2.アメリカ文学通史(1) 植民地時代から19世紀前半 3.作家・作品について① 4.作家・作品について② 5.アメリカ文学通史(2) 19世紀後半 6.作家・作品について① 7.作家・作品について② 8.アメリカ文学通史(3) 20世紀前半 9.作家・作品について① 10.作家・作品について② 12.アメリカ文学通史(4) 20世紀後半 13.作家・作品について① 14.作家・作品について② 15.総括 評価方法:平常点(50%)とレポート(50%)によって総合的に評価する。 教 科 書:プリントを配布。 参 考 書:授業中に指示する。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 児童文学 担当教員 芳野 総子 対象学科・学年:国際1年 単位数:2 開講時期:後期 国際教養学科 学習の到達目標:一口に児童文学と言っても、その内容は多岐にわたる。この授業では、出来るだけ多くの作 品を取り上げ、それらを味わい楽しみながら、改めて児童文学の良さを学習者に再認識させ ることを目標とする。 授業概要:児童文学については、これまで数々の理論が唱えられてきた。児童文学の営みは、常に「児 童文学とは何か」という問いのもとに成立してきたと言える。ここではそうした理論を検討 しながら、「児童文学とは何か」を考えていく。 授業計画:1.ガイダンス 2.児童文学総論(定義・歴史・問題点等) 3.児童文学各論(絵本) 4. 〃 (童話) 5. 〃 (昔話) 6. 〃 (家庭物語) 7. 〃 (伝記) 8. 〃 (歴史物語) 9. 〃 (戦争物語) 10. 〃 (動物物語) 11. 〃 (冒険物語) 12. 〃 (ファンタジー(1)) 13. 〃 ( 〃 (2)) 14.まとめ 15.レポート提出 評価方法: (1)平常点30% (2)レポート70% 教 科 書:使用しない。適宜プリントを配布する。 参 考 書: 『たのしく読める英米児童文学』本多英明著(ミネルヴァ書房) 履修上の注意点:積極的に授業に参加することを望む。 (準備学習を含む) 272 授業科目 開 日本語学Ⅰ○ 担当教員 三島 敦子 対象学科・学年:国際1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)中学・高校で習った「文法」と外国語としての「文法」の違いを知る。 2)日本語の基本的な文法について、問題演習を通して意識化する。 3)日本語教育で使われる文法用語や文法項目を学習する。 授業概要:日本人は日本語を母語として使用しており、普段は文法について意識していない。しかし、 日本語を外国語として学ぶ学習者は、一つひとつ文法を学習し、文法にもとづいて日本語を 組み立てていかなければならない。したがって、外国語として日本語を教えるためには、日 本語を外国語としてとらえなおす必要がある。 この授業では、問題演習をしながら普段は意識しない文法について考察し、考える力をつけ、 文法の知識を身につける。 9.動詞と時間 その3 10.修飾 その1 11.修飾 その2 12.その他の問題点 その1 13.その他の問題点 その2 14.まとめ 15.試験 授業計画:1.概説 2.日本語の品詞 3.文の構成(語順について) 4.動詞と名詞―格助詞の役割 5.名詞文と形容詞文 6.述語(動詞の活用) 7.動詞と時間 その1 8.動詞と時間 その2 評価方法:出席・受講態度・授業中の課題(50%)試験(50%) 教 科 書:藤原雅憲『日本語教育能力検定試験に合格するための文法27』アルク 参 考 書: 履修上の注意点:授業中に問題演習を行うので、出席・授業態度を重視する。 (準備学習を含む) 大学の規定にもとづき、出席時数が授業時数の3分の2に満たない者(6回以上欠席 した者)は、原則として試験を受けることができない。 授業科目 開 日本語学Ⅱ○ 担当教員 三島 敦子 対象学科・学年:国際1年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:出席・受講態度・授業中の課題(50%) 試験(50%) 教 科 書:秋元美晴『日本語教育能力検定試験に合格するための語彙12』アルク 参 考 書: 履修上の注意点:授業中に問題演習を行うので、出席・授業態度を重視する。 (準備学習を含む) 大学の規定にもとづき、出席時数が授業時数の3分の2に満たない者(6回以上欠席 した者)は、原則として試験を受けることができない。 273 国際教養学科 学習の到達目標: 日本語の語について、さまざまな角度から分析・分類を行い、自ら語の特徴について考え たり説明したりできる力をつける。 授業概要: 語の形態を把握し、日本語学習者が効率的に語彙力を身に付ける方法、あるいは語の意味 の的確な捉え方、そして辞書のあり方等に関する知識や理論を習得する。 教科書から得た知識を使って問題演習を行い、具体的に確認をする。 授業計画:1.語彙の体系 2.語彙と語彙量 3.語と語形 その1 4.語と語形 その2 5.語種 6.語構成 その1 7.語構成 その2 8.語の意味 その1 9.語の意味 その2 10.語結合・連語・慣用句と比喩 11.擬声語・擬態語 12.語の意味変化 13.語彙と社会 14.辞書 15.試験 授業科目 開 日本語学Ⅲ○ 担当教員 三島 敦子 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)日本語の音声の特徴を知る。 2)自分がどのように音声を発しているか、仕組みを知り、自覚する。 3)アクセントやイントネーション、音声の違いなどを聞き分ける力をつける。 授業概要: 日本語学習者への発音指導の基礎知識として、日本語の音声・音韻の特徴を知る。実際に 声を出しながら、自分の出す音声とそのときの口の中の動きを観察する。CDを使って実際 の音声を聞きながら、聞き取りの力をつける練習をする。 授業計画:1.概説・五十音図 2.話し言葉の語形 3.母語の干渉・誤用分析 4.アクセント 5.子音の分類 その1 6.子音の分類 その2 7.拗音・環境による音変化 8.母音の分類 9.プロミネンスとポーズ 10.イントネーション 11.用言、複合語のアクセント 12.音節構造 13.音韻論 14.まとめ 15.試験 評価方法:出席・受講態度・授業中の課題(50%) 試験(50%) 教 科 書:松崎寛・河野俊之『日本語教育能力検定試験に合格するための音声23』アルク 参 考 書: 履修上の注意点:授業中に問題演習を行うので、出席・授業態度を重視する。 (準備学習を含む) 大学の規定にもとづき、出席時数が授業時数の3分の2に満たない者(6回以上欠席 した者)は、原則として試験を受けることができない。 授業科目 日本語学Ⅳ 担当教員 砂澤 健治 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 日本語教育能力検定試験で扱われる分野のうち、特に言語一般部門について、理解を深め ることを目標とします。 授業概要: 日本語と英語の音声・文法・語彙を比較・対照し、両言語の相違やそれぞれの特徴を明ら かにしていきます。授業の後半は、主として演習形式で行われます。 国際教養学科 授業計画:(1)オリエンテーション (2)言語学の対象・諸分野 (3)ことばの音声(母音と子音) (4)ことばの音声(アクセントの違い) (5)構造主義の言語学(音素) (6)構造主義の言語学(形態素) (7)語の組み立て(語形成) (8)文の組み立て(統語構造) (9)語の意味(成分分析、同義語、反義語など) (10)比喩と連語(直喩、隠喩、慣用句など) (11)方言・新方言について(VHS使用) (12)語用論(発話の意味) (13)語用論(発話行為とその種類) (14)待遇表現(日本語、西欧諸語に見られる敬意表現) (15)まとめとテスト 評価方法: (1)平常点50% (2)まとめのテスト50% 教 科 書:プリントを使用する。 参 考 書:授業の中で紹介する。 履修上の注意点:毎回、国語辞典・英和辞典を持ってくること。 (準備学習を含む) 274 授業科目 開 日本語教育研究Ⅰ○ 担当教員 三島 敦子 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)国内・海外における日本語教育の現況を知り、 「教えている人」 「学んでいる人」 について具体的にイメー ジする。 2)日本語教育の歴史について学習し、これからの日本語教育について考える。 3)日本で暮らす外国人について現況を知り、身近な地域における共生への取り組みを知る。 4)日本語を教える際に発生する「異文化コミュニケーション」について理解する。 5)日本語教育に必要な知識、日本語の教科書、教材の種類や内容について理解する。 授業概要:日本語教育についての基礎知識を学ぶ、概論的な授業の前編である。 「日本語教育研究Ⅰ」では、海外お よび国内における日本語教育について、また、日本語教育と社会との関わりについて具体的な例を見な がらとらえていく。 授業計画:1.オリエンテーション/国語教育と日本語教育の違い 2.国内/海外の日本語教育の概況(教える人・学ぶ人) 3.日本語教師への道 4.日本語教育の歴史⑴ 5.日本語教育の歴史⑵ 6.多文化共生社会と日本語学習支援⑴日本で暮らす外国の人々 7.多文化共生社会と日本語学習支援⑵日本の学校で学ぶ年少者 8.多文化共生社会と日本語学習支援⑶身近な地域での取り組み 9.異文化コミュニケーション⑴「異文化コミュニケーション」とは何か 10.異文化コミュニケーション⑵「異文化コミュニケーション」を体験しよう 11.異文化コミュニケーション⑶日本語教育における異文化コミュニケーション 12.日本語教育に必要な用語・知識 13.日本語の教科書・教材 14.日本語関連の試験 15.試験 評価方法:受講態度(出席、質疑応答、理解度など) (30%) 授業中の課題(30%) 試験(40%) 特別な理由なく4回以上欠席した場合は単位を認定しない。 教 科 書: 『ベーシック日本語教育』佐々木泰子(編)ひつじ書房 参 考 書: 履修上の注意点:原則として「日本語学Ⅰ」 「日本語学Ⅱ」「日本語学Ⅲ」を受講していること。授業中の積極的な (準備学習を含む) 態度と、課題への積極的な取り組みを求める。受講者数、進度により内容を変更する場合がある。 授業科目 開 日本語教育研究Ⅱ○ 担当教員 三島 敦子 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:受講態度(出席、質疑応答、理解度など)(30%) 授業中の課題(30%) 試験(40%) 特別な理由なく4回以上欠席した場合は単位を認定しない。 教 科 書: 『ベーシック日本語教育』佐々木泰子(編)ひつじ書房 参 考 書: 履修上の注意点:原則として「日本語学Ⅰ」「日本語学Ⅱ」「日本語学Ⅲ」「日本語教育研究Ⅰ」を受講 (準備学習を含む) していること。授業中の積極的な態度と、課題への積極的な取り組みを求める。受講 者数、進度により内容を変更する場合がある。 275 国際教養学科 学習の到達目標:1)日本語を教えるために必要な準備や基礎知識について理解する。 2)文型を1つ取り上げ、授業で教えるための準備やクラス活動について考える。 3)現在の日本語教育に影響を与えてきた様々な外国語教授法について知る。 4)第2外国語を教える体験を通し、授業を行う際に必要なことを理解する。 授業概要:日本語教育についての基礎知識を学ぶ、概論的な授業の後編である。 「日本語教育研究Ⅱ」 では、教師の役割について考え、日本語の授業に関する一連の流れ(準備、実施、評価)を 理解する。また、実際の教室活動に触れ、自らが教壇に立ち、教えることを体験する。 授業計画:1.日本語教師の役割 2.日本語を教える準備⑴コースデザイン・ニーズとレディネス 3.日本語を教える準備⑵いろいろなシラバス 4.文型の指導⑴準備―教えるための予習、例文作り、説明を考える、教材を作る 5.文型の指導⑵クラス活動、アクティビティ 6.さまざまな日本語教授法⑴外国語教授法の変遷 7.さまざまな日本語教授法⑵AL法、TPR等 8.さまざまな日本語教授法⑶CLL、サジェストペディア等 9.日本語教育実習報告 10.「授業」をしてみよう―第2外国語を教える⑴何を、だれに教えるか 11.「授業」をしてみよう―第2外国語を教える⑵どのように教えるか(教材、教案) 12.「授業」をしてみよう―第2外国語を教える⑶授業の体験 13.「授業」をしてみよう―第2外国語を教える⑷授業の体験 14.「授業」をしてみよう―第2外国語を教える⑸まとめ、振り返り 15.試験 授業科目 国際関係論 担当教員 髙島 純子 対象学科・学年:国際1年 単位数:2 開講時期:前期・後期 学習の到達目標: 国際関係とは何か、その舞台となる国際社会とは私達の慣れ親しんだ国内社会と何がどう 異なるのか、国際関係をその本質まで掘り下げて十分に理解する。特に主権国家間関係の観 点から現代の国際関係を捉えた場合、諸国の国民の持つ価値観の違いが問題の本質にあり、 その価値観の違いを乗り越えることの重要性と困難さを理解する。 授業概要: 国際社会とは何か、まず、我々の慣れ親しんだ国内社会との違いからその特質を理解する。 政治的な概念としての国際社会や国際政治の概念を理解するとともに、「それがなぜそうな のか」多様な概念や具体的な国際政治上の制度が生じた背景と意味を理解する。 以上の授業内容を実感的に理解してもらうため、適宜ビデオ学習を取り入れる。 授業計画:1.舞台としての国際社会 ∼ 国際社会と国内社会の違い 2∼3.国際社会に登場する主体 ∼ 国家の定義とその重要性 4∼5. 主権 国家の意味と機能 6∼8.主権国家間関係としての国際関係 ∼ 原則とシステム 9∼10.主権国家間関係の問題点 11∼13.国際法と裁判制度 14∼15.現状での世界秩序の在り方と国連の意義 評価方法:1)レポート2)出席日数及び授業に臨む態度 (配点は、レポート8割+出席点2割) 教 科 書:特になし(授業において適宜プリント配布) 参 考 書:特になし(必要に応じ授業において適宜紹介) 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 国際プロトコール 担当教員 植竹由美子 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:前期 国際教養学科 学習の到達目標:1)プロトコールの基本理念(2R2L)について理解を深める。 2)国際社会におけるプロトコールの実際について、具体的に習得する。 3)日本の冠婚葬祭にも関心を持ち、その基本を習得する。 授業概要: 世界の様々な国・地域の人々と接する上で、無用な誤解や不快な思いを避け、互いに心を 伝え合うために心得ておきたいプロトコール(国際儀礼)について、基本理念と実際を学ぶ。 また、プロトコールと対比する形で、日本の冠婚葬祭のマナーについても取り上げる。視覚 資料や実物等に触れながら、実践的、体験的に授業を進める。 授業計画:1.導入:授業の目的と授業展開、プロトコールとは何か 2.プロトコールの基本理念 3.国旗の扱い方 4.紹介の仕方と敬称の使い方 5.来訪者の応対マナー 6.電話の応対マナー 7.国際会議①:準備と進行 8.国際会議②:会場の設営と席次 9.服装のマナー 10.パーティー①:パーティーの種類と進め方 11.パーティー②:招待状の書き方 12.パーティー③:テーブル・マナー 13.冠婚葬祭の基本知識 14.冠婚葬祭の実際① 15.冠婚葬祭の実際② 評価方法: 受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度等) (20点)、授業中の課題(20点)、レポート(60 点)などにより総合的に評価する。 教 科 書:適宜資料配布。 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点: 授業で取り上げる考え方やマナーの実際を教室の中だけの知識とせず、実際の生活 (準備学習を含む) の場で活用できるように心がけてほしい。また、授業終了時に示す課題については、 次回授業までによく調べて仕上げておくこと。 276 授業科目 経営学入門 担当教員 鈴木 好和 対象学科・学年:国際1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)経営学に含まれるあらゆる分野の基本的知識が理解できるようになる。 2)会社のよりよい経営の仕方がわかるようになる。 授業概要: 経営学は必ずしも会社だけではなく、あらゆる組織の運営方法を研究の対象としています。 たとえば、公立の病院やNPOなどの経営がそれにあてはまります。本講座では、半期です から、会社の経営を学習していきます。 授業計画:1.近代企業の誕生と経営管理 2.経営管理の領域と発展 3.モチベーション 4.リーダーシップ 5.現場の管理 6.組織のデザインと変化 7.組織のパフォーマンスと組織文化 8.経営戦略 9.市場戦略 10.組織間関係と外部資源の管理 11.グローバル化と国際経営 12.情報技術とビジネスの進化 13.企業の社会活動とソーシャル・キャピタル 14.日本企業の経営管理の仕組みと特徴 15.試験 評価方法:試験の点数で評価しますが、場合によってはレポートの内容を加味する場合があります。 教 科 書:高松朋史・具承桓『コア・テキスト・経営管理』新世社、2800円。 参 考 書:鈴木好和『人的資源管理論』創成社/鈴木好和・他『経営学の基本視座』まほろば書房/鈴木好和・ 他『社会科学の新展開』富嶽出版/鈴木好和・他『地方行政革命』富嶽出版/鈴木好和・他訳『組 織理論』八千代出版など、そのつど指示しますが、購入の必要はありません。 履修上の注意点:テキストの「演習問題」という課題を予習してきてください。次の週にレポートとし (準備学習を含む) て提出していただきます。なお、出席を重視します。 授業科目 ビジネス法規 担当教員 三森 敏正 対象学科・学年:国際1年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:原則として、最終回に実施する試験の点数により評価を行う。 教 科 書:松岡・道端・三森他著『基本商法&会社法』八千代出版 『ポケット六法平成22年度版』有斐閣 参 考 書: 『会社法判例百選』有斐閣・『会社法の争点』有斐閣 履修上の注意点:法律を学ぶ上では、条文の確認は必須である。したがって、受講の際には必ず六法を (準備学習を含む) 携帯すること。 277 国際教養学科 学習の到達目標: 企業で働く企業人にとって、知っておくべき最低限の商法・会社法を中心とした企業に関 係する法律の概要を理解する。 授業概要: 商法・会社法の基本的事項を概説する。商法は、商人に関して規律した法律である。また、 会社法は2006年に旧商法から会社の種類・設立・運営などに関する部分を独立させた法律で ある。この商法・会社法の内容について、具体的な条文、立法趣旨、判例などを用いて解説 する。また、商法・会社法は、市民相互間を規律する民法の特別法であるので、必要に応じ て民法にも言及する。できるだけ、具体的な事例を用いて理解しやすいように講義を進めて いく。 授業計画:1.商法・会社法の位置付け・沿革 2.商人および商行為 3.商号 4.商業使用人・代理商・事業譲渡 5.会社の意義・各種の会社 6.持分会社 7.株式会社の設立 8.社員の確定および会社財産の形成 9.株式の意義・株主の会社に対する権利義務 10.株式の内容と種類 11.株式の流通・株主名簿 12.株主総会 13.取締役・その他の役員 14.委員会設置会社 15.企業法総論 授業科目 会計学演習Ⅰ 担当教員 保坂 和男 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 財務会計の基礎的理論を習得させます。レポートを提出させ、財務会計の基礎理論を学ば させ、会計の諸問題を考える力をつけさせることを目指して授業します。 授業概要: この講義では、社会経済活動に必要不可欠な財務会計について、財務諸表の体系、基本的 な知識を身につけ、企業会計の原則を理解した上で、貸借対照表、損益計算書など、具体的 な財務諸表の意義や作成方法について学習する。また、新聞記事やケースを採り上げ、それ がなぜ会計学と関連があるかを考えさせます。また、 会計学に関連する面白い本を読ませます。 授業計画:1.会計情報とは 9.棚卸資産と売上原価 10.棚卸資産の評価と期末評価 2.会計規制の役割 11.有形固定資産 3.会計の枠組みとしての簿記 12.無形固定資産 4.会計の基本的前提−会計公準 13.減損会計 5.貸借対照表の区分 14.繰延資産 6.損益計算書の区分 7.資産と負債の評価基準 15.金融資産の会計 8.損益計算の基準 評価方法:試験だけでは評価しない。試験だけでなく普段の授業での発言・授業への参加意欲も評価の 対象とする。さらに、レポート・出席も重要視し、評価の対象とする。以上の諸点に基づい て総合的に評価します。 教 科 書: 保坂和男『財務会計』(創成社)『稲盛和男の実学−経営と会計』稲盛和男(日経ビジネス 人文庫、¥735) 参 考 書:保坂和男『財務会計の展開』(森山書店)『経営の大局をつかむ 健全などんぶり勘定』山根 節(光文社新書、¥735) 『女子大生会計士の事件簿〈DX. 1〉ベンチャーの王子様(文庫)』 山田真哉(角川書店、¥500) 『女子大生会計士の事件簿〈DX. 2〉騒がしい探偵や怪盗たち(文 庫)』山田真哉(角川書店、¥540) 履修上の注意点:繰り返し、繰り返し、本を読むことを要求します。熟読玩味です。 (準備学習を含む) 授業科目 会計学演習Ⅱ 担当教員 保坂 和男 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 国際教養学科 学習の到達目標: 財務会計の基礎的理論を習得させます。レポートを提出させ、財務会計の基礎理論を学ば させ、会計の諸問題を考える力をつけさせることを目指して授業します。 授業概要: 会計学演習Ⅰに引き続き、外部の利害関係者に対して企業の財産の状態や経営の業績に関 する会計情報提供を目的とする企業会計領域の基本的諸問題について講義します。また、新 聞記事やケースを採り上げ、それがなぜ会計学と関連があるかを考えさせます。また、会計 学に関連する面白い本を読ませます。 授業計画:1.負債とは 9.企業グループの会計 10.連結の範囲と手続き 2.引当金 11.連結貸借対照表の作成 3.退職給付引当金 12.連結損益計算書の作成 4.純資産の部の構成 13.経営分析とは 5.自己株式の会計 14.収益性の分析 6.収益会計 15.安全性の分析 7.費用会計 8.税効果会計 評価方法:試験だけでは評価しない。試験だけでなく普段の授業での発言・授業への参加意欲も評価の 対象とする。さらに、レポート・出席も重要視し、評価の対象とする。以上の諸点に基づい て総合的に評価します。 教 科 書: 保坂和男『財務会計』(創成社)岩田康成『社長になる人のための経理の本』(日経ビジネ ス人文庫、¥648) 参 考 書: 保坂和男『企業財務の基礎』(同文舘)『決算書がおもしろいほどわかる本』石島洋一(P HP研究社、¥495)『女子大生会計士の事件簿〈Dx. 3〉神様のゲームセンター(文庫)』 山田真哉(角川書店、¥580) 『女子大生会計士の事件簿〈DX. 4〉企業買収ラプソディー(文 庫)」山田真哉(角川書店、¥540) 履修上の注意点:会計学演習Ⅰを既に履修していること。繰り返し、繰り返し、本を読むことを要求し (準備学習を含む) ます。熟読玩味です。 278 授業科目 事務管理 担当教員 浅野 浩子 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: ビジネスにおける情報の流れと、そこで果たす事務の役割について理解する。さらに昨今 のオフィス環境の変化について認識することにより職業意識の形成を促し、併せてファイリ ングの知識を習得することを目標とする。 授業概要: 事務の機能と役割について歴史にも触れながら概説する。さらに、事務を取り巻く環境と して、主体である担当者、作業のためのオフィス、手段としての事務機器・用品についても 検討する。特にバーティカルファイリングシステムを取り上げ基本的理解を促す。 授業計画:1.導入:授業の目的と授業展開 2.事務管理とは何か① 3.事務管理とは何か② 4.事務の機能とその役割① 5.事務の機能とその役割② 6.事務管理の歴史① 7.事務管理の歴史② 8.事務を取り巻く環境① 9.事務を取り巻く環境② 10.事務を取り巻く環境③ 11.事務を取り巻く環境④ 12.ファイリング:ファイリングの目的と方法・用具 13.ファイリング:バーティカルファイリング① 14.ファイリング:バーティカルファイリング② 15.期末試験 評価方法:受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度等)(20点)、授業中の課題・レポート・筆記試 験(80点)などにより総合的に評価する。 教 科 書: 『ホスピタリティの表現研究』菊地・浅野共著(創成社)適宜資料配布 参 考 書: 履修上の注意点:事務の重要性を十分認識した上で、習得した知識・技能を実社会において活用してほ (準備学習を含む) しい。なお、授業終了時に課題を示すこともあるので、次回授業までに仕上げておく こと。 授業科目 秘書学概論Ⅰ 担当教員 浅野 浩子 対象学科・学年:国際1年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度等)(20点)、授業中の課題・レポート・筆記試 験(80点)などにより総合的に評価する。 教 科 書:適宜資料配布。 参 考 書: 『ビジネスワーク総論』中村健壽編著(同文書院) 履修上の注意点:上級秘書士資格取得を目指す学生として、秘書に関する基礎知識を習得することによ (準備学習を含む) り、秘書職または職業人への関心を深め、就業意欲を高めていってほしい。なお、授 業終了時に課題を示すこともあるので、次回授業までに仕上げておくこと。 279 国際教養学科 学習の到達目標: 秘書として実践的な実務能力を発揮していくための秘書理論の基本を理解する。そこから 自己啓発の必要性を認識し、就業意欲の向上、職業観の明確化を目標とする。 授業概要: 秘書の職能と役割を明確にし、秘書に求められる諸条件について多角的に取り上げ検討し ていく。また併せて経営組織についても概説する。 授業計画:1.導入:授業の目的と「秘書」に対するイメージ 2.秘書の職能①:秘書の定義、秘書補佐機能 3.秘書の職能②:秘書の役割 4.秘書の職能③:秘書の職能と上司の職能 5.秘書の業務①:秘書業務処理の基本理念 6.秘書の業務②:秘書業務の特質 7.企業の形態①:企業と経営、企業の諸形態 8.企業の形態②:経営組織 9.企業の形態③:日本的経営 10.秘書の形態①:企業における位置づけ 11.秘書の形態②:秘書比較論 12.秘書の形態③:秘書の類型 13.秘書の資質:秘書のパーソナリティ 14.特別講義:現役秘書による講演 15.期末試験 授業科目 秘書学概論Ⅱ 担当教員 植竹由美子 対象学科・学年:国際1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1)企業秘書の要件を具体的に把握することにより、自己啓発の必要性を認識できる。 2)就業のあり方について多角的な視点から考察できるようになる。 3)長期間にわたるキャリア・デザインの重要性を認識できる。 授業概要: 秘書学概論Ⅰに引き続き、秘書実務の学習を支える秘書理論の基本的理解を促す。具体的 には外資系企業の秘書の要件に関する調査、分析、報告を通して、秘書の専門性、資質、キャ リア・デザイン等について検討していく。 授業計画:1.導入:授業目的と授業展開について 2.秘書の専門性①:外資系企業秘書関連の資料収集 3.秘書の専門性②:要件調査 4.秘書の専門性③:要件調査 5.秘書の専門性④:要件分析 6.秘書の専門性⑤:要件分析 7.秘書の専門性⑥:要件調査報告 8.秘書と人間関係①:秘書を取り巻く人間関係 9.秘書と人間関係②:秘書のコミュニケーション力 10.秘書の課題と展望①:ビジネス環境、労働環境の変化と就業のあり方 11.秘書の課題と展望②:働く女性の課題 12.キャリア・デザイン①:自己理解のための自己分析 13.キャリア・デザイン②:キャリア・デザインを考える 14.キャリア・デザイン③:キャリア・デザインを描く 15.特別講義:現役秘書による講演 評価方法: 受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度等)(20点)、要件調査報告書(50点)、レポー ト(30点)などにより総合的に評価する。 教 科 書:適宜資料配布。 参 考 書: 『ビジネスワーク総論』中村健壽編著(同文書院) 履修上の注意点: 上級秘書士資格取得を目指す学生として、秘書に関する基礎知識を習得することに (準備学習を含む) より、秘書職または職業人への関心をふかめ、就業意欲を高めていって欲しい。なお、 「秘書学概論Ⅰ」を修得済みのこと。また、授業終了時に授業内容に関連した課題を 示すので、次回授業までにレポートを作成しておくこと。 授業科目 秘書実務演習Ⅰ 担当教員 浅野 浩子 対象学科・学年:国A2年 単位数:2 開講時期:前期 国際教養学科 学習の到達目標: 秘書職のみならず、一般事務職にとっても必要である業務遂行上の基本的知識と技能およ び気配り・心構え等を総合的に習得することを目標とする。 授業概要: 職場での受命、報告・連絡・相談の重要性を知り、適切に実践できるようケース・スタディ やロール・プレイングを通して授業を展開していく。来客応対の基本を習得し、状況に応じ た適切な応対ができるよう事例に触れながら解説する。 授業計画:1.導入:授業の目的と授業展開 2.秘書の実務① 3.秘書の実務② 4.命令の受け方の基本 5.命令の受け方のロール・プレーイング 6.報告の仕方の基本 7.報告の仕方のロール・プレーイング 8.命令の受け方・報告の仕方のケース・スタディ① 9.命令の受け方・報告の仕方のケース・スタディ② 10.命令の受け方・報告の仕方のケース・スタディ③ 11.命令の受け方・報告の仕方のケース・スタディ④ 12.来客応対:接遇の基本① 13.来客応対:接遇の基本② 14.特別講義:現役秘書による講演 15.期末試験 評価方法:受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度等)(20点)、授業中の課題・筆記試験(80点) などにより総合的に評価する。 教 科 書: 『ホスピタリティの表現研究』菊地・浅野共著(創成社)『ビジネス実務事例研究』菊地・浅 野他共著(学文社) 参 考 書: 履修上の注意点:秘書業務の体得を目指して、実践的な授業を行うので、受講者は積極的に授業に参加 (準備学習を含む) してほしい。また、社会人となってからの自己啓発をも念頭に置きながら受講してほ しい。なお、3年次の「ビジネス・インターンシップⅠ・Ⅱ」の履修希望者は必ず履 修すること。また、授業終了時に課題を示すので、次回授業までに仕上げておくこと。 280 授業科目 秘書実務演習Ⅰ 担当教員 植竹由美子 対象学科・学年:国B2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)正しい接遇用語を習得する。 2)職場での受命、報告・連絡・相談の重要性を知り、適切に実践できるようになる。 3)来客応対の基本を習得し、状況に応じた適切な応対ができるようになる。 授業概要: 秘書職のみならず一般事務職にとっても必要である、業務遂行上の基本的知識と技能およ び気配り・心構えを、ロール・プレーイング、ケース・スタディ等を通して総合的に習得する。 8.来客応対:接遇の基本① 9.来客応対:接遇の基本② 10.来客応対:接遇の基本③ 11.来客応対:ロール・プレーイング① 12.来客応対:ロール・プレーイング② 13.来客応対:ロール・プレーイング③ 14.特別講義:現役秘書による講演 15.期末試験 授業計画:1.導入:授業の目的と授業展開 2.命令の受け方の基本 3.命令の受け方のロール・プレーイング 4.報告の仕方の基本 5.報告の仕方のロール・プレーイング 6.命令の受け方・報告の仕方のケース・スタ ディ① 7.命令の受け方・報告の仕方のケース・スタ ディ② 評価方法: 受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度等)(20点)、授業中の課題・筆記試験(80点) などにより総合的に評価する。 教 科 書:『ビジネス実務』森脇道子編著(建帛社) 『ビジネス実務事例研究』菊地・浅野他共著(学文社) 『ビジネスとオフィスワーク実務演習』水原道子他著(樹村房) 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点: 秘書業務の体得を目指して実践的な授業を行うので、受講生は積極的に授業に参加し (準備学習を含む) てほしい。社会人となってからの自己啓発をも念頭に置きながら受講してほしい。な お、3年次の「ビジネス・インターンシップⅠ・Ⅱ」の履修希望者は必ず履修すること。 また、授業終了時に示す課題について、次回授業までにレポートを作成しておくこと。 授業科目 秘書実務演習Ⅱ 担当教員 浅野 浩子 対象学科・学年:国A2年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度等)(20点)、授業中の課題・筆記試験(80点) などにより総合的に評価する。 教 科 書: 『ホスピタリティの表現研究』菊地・浅野共著(創成社)『ビジネス実務事例研究』菊地・浅 野他共著(学文社) 参 考 書: 履修上の注意点:秘書業務の体得を目指して、実践的な授業を行うので、受講者は積極的に授業に参加 (準備学習を含む) してほしい。また、社会人となってからの自己啓発をも念頭に置きながら受講してほ しい。なお、3年次の「ビジネス・インターンシップ」の履修希望者は必ず履修する こと。また、授業終了時に課題を示すので、次回授業までに仕上げておくこと。 281 国際教養学科 学習の到達目標: 秘書実務演習Ⅰに引き続き、秘書職のみならず、一般事務職にとっても必要である業務遂 行上の基本的知識と技能および気配り・心構え等を総合的に習得することを目標とする。 授業概要: 職場での来客応対や電話応対の基本を習得し、状況に応じた適切な対応ができるよう事例 に触れながら解説する。様々な場面で求められる実践的実務能力の向上を目指し、ケース・ スタディやロール・プレイを通して授業を展開していく。 授業計画:1.来客応対:接遇の基本③ 2.来客応対:接遇の基本④ 3.来客応対:ロール・プレーイング① 4.来客応対:ロール・プレーイング② 5.来客応対:ケース・スタディ① 6.来客応対:ケース・スタディ② 7.電話応対:電話応対の基本① 8.電話応対:電話応対の基本② 9.電話応対:ロール・プレーイング① 10.電話応対:ロール・プレーイング② 11.電話応対:ケース・スタディ① 12.電話応対:ケース・スタディ② 13.スケジューリング:予定表の作成 14.特別講義:現役秘書による講演 15.期末試験 授業科目 秘書実務演習Ⅱ 担当教員 植竹由美子 対象学科・学年:国B2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1)正しい接遇用語を習得する。 2)電話応対の基本を習得し、状況に応じた適切な応対ができるようになる。 3)様々な場面で求められる実践的実務能力の向上を図る。 授業概要: 秘書職のみならず、一般事務職にとっても必要である、業務遂行上の基本的知識と技能お よび気配り・心構えを、ロール・プレーイング、ケース・スタディ、イン・バスケット等を 通して総合的に習得する。 授業計画:1.来客応対のケース・スタディ① 2.来客応対のケース・スタディ② 3.電話応対:電話応対の基本① 4.電話応対:電話応対の基本② 5.電話応対:ロール・プレーイング① 6.電話応対:ロール・プレーイング② 7.電話応対:ケース・スタディ① 8.電話応対:ケース・スタディ② 9.スケジューリング:予定表の作成 10.出張の手配:計画書、旅程表、出張報告 書 11.イン・バスケット実習① 12.イン・バスケット実習② 13.イン・バスケット実習③ 14.特別講義:現役秘書による講演 15.期末試験 評価方法: 受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度等)(20点)、授業中の課題・筆記試験(80点) などにより総合的に評価する。 教 科 書:『ビジネス実務』森脇道子編著(建帛社) 『ビジネス実務事例研究』菊地・浅野他共著(学文社) 『ビジネスとオフィスワーク実務演習』水原道子他著(樹村房) 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点: 秘書業務の体得を目指して、実践的な授業を行うので、受講生は積極的に授業に参 (準備学習を含む) 加してほしい。なお、3年次の「ビジネス・インターンシップⅠ・Ⅱ」の履修希望者 は必ず履修すること。「秘書実務演習Ⅰ」を修得済みのこと。また、授業終了時に課 題を示すので、次回授業までに仕上げておくこと。 授業科目 プレゼンテーション演習Ⅰ 担当教員 浅野 浩子 対象学科・学年:国A1年 単位数:2 開講時期:前期 国際教養学科 学習の到達目標: 秘書職のみならず、一般事務職にとっても必要である業務遂行上の基本的知識と技能を習 得することを目標とする。 授業概要: バーバル・コミュニケーションとノンバーバル・コミュニケーションの特徴を理解し、正 しい敬語表現を学習した上で、ビジネスにおける適切な言葉遣いを習得し実践できるように 授業を展開する。 授業計画:1.導入:授業の目的と授業展開 2.導入:秘書業務について 3.会話:敬語のきまりと敬語の精神 4.会話:敬語表現 5.会話:バーバル・コミュニケーションとノンバーバル・コミュニケーション① 6.会話:バーバル・コミュニケーションとノンバーバル・コミュニケーション② 7.会話:敬語・接遇用語の基本表現① 8.会話:敬語・接遇用語の基本表現② 9.会話:敬語・接遇用語の応用表現① 10.会話:敬語・接遇用語の応用表現② 11.会話:敬語・接遇用語の事例研究① 12.会話:敬語・接遇用語の事例研究② 13.会話:敬語・接遇用語の事例研究③ 14.特別講義:現役秘書による講演 15.期末試験 評価方法: 受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度等)(20点)、授業中の課題・筆記試験(80点) などにより総合的に評価する。 教 科 書: 『ホスピタリティの表現研究』菊地・浅野共著(創成社)『ビジネス実務事例研究』菊地・浅 野他共著(学文社) 参 考 書: 履修上の注意点:秘書業務の体得を目指して、実践的な授業を行うので、受講者は積極的に授業に参加 (準備学習を含む) してほしい。また、社会人となってからの自己啓発をも念頭に置きながら受講してほ しい。なお、3年次の「ビジネス・インターンシップⅠ・Ⅱ」の履修希望者は必ず履 修すること。また、授業終了時に課題を示すので、次回授業までに仕上げておくこと。 282 授業科目 プレゼンテーション演習Ⅰ 担当教員 植竹由美子 対象学科・学年:国B1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)バーバル・コミュニケーションとノンバーバル・コミュニケーションの特徴を理解する。 2)正しい敬語表現を習得する。 3)職場における適切な言葉遣いを習得し、実践できる。 授業概要: 秘書職のみならず一般事務職にとっても必要である、業務遂行上の基本的知識と技能を総 合的に習得する。特に、バーバル・コミュニケーションとノンバーバル・コミュニケーショ ンについて学習し、職場の人間関係を踏まえた上での言葉遣いを習得する。 授業計画:1.導入:授業の目的と授業展開について 2.導入:秘書業務について 3.敬語のきまりと敬語の精神 4.敬語表現 5.バーバル・コミュニケーションとノンバーバル・ コミュニケーション① 6.バーバル・コミュニケーションとノンバーバル・ コミュニケーション② 7.敬語・接遇用語の基本表現① 8.敬語・接遇用語の基本表現② 9.敬語・接遇用語の応用表現① 10.敬語・接遇用語の応用表現② 11.敬語・接遇用語の事例研究① 12.敬語・接遇用語の事例研究② 13.敬語・接遇用語の事例研究③ 14.特別講義:現役秘書による講演 15.期末試験 評価方法: 受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度等)(20点)、授業中の課題・筆記試験(80点) などにより総合的に評価する。 教 科 書:『ビジネス実務』森脇道子編著(建帛社) 『ビジネス実務事例研究』菊地・浅野他共著(学文社) 『ビジネスとオフィスワーク実務演習』水原道子他著(樹村房) 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点: 3年次の「ビジネス・インターンシップⅠ」「ビジネス・インターンシップⅡ」の (準備学習を含む) 履修希望者は必ず履修すること。また、授業終了時に示す課題について、次回授業ま でに解答し提出すること。 授業科目 プレゼンテーション演習Ⅱ 担当教員 浅野 浩子 対象学科・学年:国A1年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法: 受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度等)(20点)、授業中の課題・口頭試験(80点) などにより総合的に評価する。 教 科 書: 『ホスピタリティの表現研究』菊地・浅野共著(創成社)『ビジネス実務事例研究』菊地・浅 野他共著(学文社 参 考 書: 履修上の注意点:3年次の「ビジネス・インターンシップⅠ・Ⅱ」の履修希望者は必ず履修すること。また、 (準備学習を含む) 「プレゼンテーション演習Ⅰ」を修得済みのこと。また、授業終了時に課題を示すの で、次回授業までに仕上げておくこと。 283 国際教養学科 学習の到達目標: プレゼンテーション演習Ⅰに引き続き、秘書職のみならず、一般事務職にとっても必要で ある業務遂行上の基本的知識と技能を習得することを目標とする。 授業概要: ビジネスにおけるプレゼンテーションの意義、目的、内容、進め方、ツールの活用などを 通じて、効果的なプレゼンテーションをするための基本を学ぶ。 授業計画:1.導入:プレゼンテーションとは 2.プレゼンテーションの意義・目的 3.プレゼンテーションの構成の概要 4.構成づくり・チェック 5.表現技術の構成要素・話し方スキル 6.聴衆に好感を持たれる態度 7.効果的な環境設定 8.プレゼンテーション演習①:発表・自己チェック 9.プレゼンテーション演習②:発表・自己チェック 10.効果的な資料作成① 11.効果的な資料作成② 12.総合演習①:視覚資料利用による発表・自己チェック 13.総合演習②:視覚資料利用による発表・自己チェック 14.総合演習③:視覚資料利用による発表・自己チェック 15.特別講義:現役秘書による講演 授業科目 プレゼンテーション演習Ⅱ 担当教員 植竹由美子 対象学科・学年:国B1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1)プレゼンテーションの意義・目的を理解する。 2)効果的なプレゼンテーションのための考え方、スキル、心構えを理解する。 3)効果的なプレゼンテーションが実践できる。 授業概要: プレゼンテーション演習Ⅰに引き続き、秘書職のみならず一般事務職にとっても必要であ る、業務遂行上の基本的知識と技能を総合的に習得する。特に、プレゼンテーションの意義、 目的、内容、進め方、ツールの活用などを通じて、効果的なプレゼンテーションをするため の基本を学ぶ。 授業計画:1.導入:プレゼンテーションとは 9.プレゼンテーション演習②:発表・自己 チェック・質問 2.プレゼンテーションの意義・目的 3.プレゼンテーションの構成の概要 10.効果的な資料作成① 4.構成づくり・チェック 11.効果的な資料作成② 5.表現技法の構成要素・話し方スキル 12.総合演習①:グループ発表 6.聴衆に好感を持たれる態度・アイコ 13.総合演習②:グループ発表 ンタクト 14.総合演習③:個人発表 7.効果的な環境設定 15.特別講義:現役秘書による講演 8.プレゼンテーション演習①:発表・ 自己チェック・質問 評価方法: 受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度等)(20点)、授業中の課題・口頭試験(80点) などにより総合的に評価する。 教 科 書:『ビジネス実務』森脇道子編著(建帛社) 『ビジネス実務事例研究』菊地・浅野他共著(学文社) 『ビジネスとオフィスワーク実務演習』水原道子他著(樹村房) 参 考 書: 履修上の注意点: 3年次の「ビジネス・インターンシップⅠ」「ビジネス・インターンシップⅡ」の (準備学習を含む) 履修希望者は必ず履修すること。なお、「プレゼンテーション演習Ⅰ」を修得済みの こと。また、授業終了時に示す課題については、次回授業までに仕上げておくこと。 授業科目 ビジネス・イングリッシュⅠ 担当教員 芳野 総子 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:前期 国際教養学科 学習の到達目標:1)来客・電話応対でよく使われる基本的な英語表現を習得する。 2)英語による定型的な来客・電話応対ができる。 3)ビジネスレターの構成及び基本表現を習得する。 授業概要:ビジネス英語の基本的事項を学ぶ。英語による来客及び電話対応、また、簡単なコレスポン デンスができるような英語力の習得を目指す。 授業計画:1.ガイダンス 2.Receiving Visitors, Part 1 3. 〃 4.Receiving Visitors, Part 2 5. 〃 6.Telephoning, Part 1 7. 〃 8.Telephoning, Part 2 9. 〃 10.Business Documents, Part 1 11. 〃 12.Business Documents, Part 2 13. 〃 14.Job Hunting 15.まとめとテスト 評価方法:受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度等) (30%)、毎授業時のレポート・筆記試験(70%) などにより総合的に評価する。 教 科 書: 『やさしいビジネス・イングリッシュ』芳野・植竹著(三修社) 参 考 書:授業中に紹介。 履修上の注意点:積極的に授業に参加することを望む。 (準備学習を含む) 284 授業科目 ビジネス・イングリッシュⅡ 担当教員 芳野 総子 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1)簡単なビジネスレターが作成できる。 2)レター以外の文書(日程表・旅程表など)の構成及び基本表現を習得する。 3)ファイリングルールを理解し、英語の名称を正しく配列できる。 授業概要: 「ビジネス・イングリッシュⅠ」に引き続き、ビジネス英語の基本的事項を学ぶ。ビジネス・ レターやEメールの書き方、スケジューリングやファイリングなど、実用的で役に立つ数多 くの表現を学習する。 授業計画:1.ガイダンス 2.Business Letters, Part 1 3. 〃 4.Business Letters, Part 2 5. 〃 6.Business Email Writing 7. 〃 8.Proofreading 9. 〃 10.Scheduling 11. 〃 12.Planning a Business Trip 13. 〃 14.Filing 15.まとめとテスト 評価方法:受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度等)(30%)、授業中の課題・筆記試験(70%) などにより総合的に評価する。 教 科 書: 『やさしいビジネス・イングリッシュ』芳野・植竹著(三修社) 参 考 書:授業中に紹介。 履修上の注意点:積極的に授業に参加することを望む。 (準備学習を含む) 授業科目 ビジネス文書 担当教員 浅野 浩子 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法: 受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度等)(20点) 、授業中の課題・筆記試験(80点) などにより総合的に評価する。 教 科 書: 『ホスピタリティの表現研究』菊地・浅野共著(創成社)『ビジネス実務事例研究』菊地・浅 野他共著(学文社) 参 考 書: 履修上の注意点:事務における文書の重要性を十分認識した上で、習得した知識・技術を実社会におい (準備学習を含む) て活用してほしい。また、毎回課題を提示するので、仕上げて提出のこと。 285 国際教養学科 学習の到達目標: 組織体における情報の伝達・保全の手段として必要不可欠である「文書」について、その 基本知識を習得するとともに、想定される様々な場面における適正、確実かつ迅速な文書の 作成、処理の方法を体得することを目標とする。 授業概要: 文書の機能と種類や用語を概説する。各種社外文書や社内文書の構成および内容を事例を 用いながら解説し、実際に各種ビジネス文書の作成ができるよう実践的な授業展開を行う。 授業計画:1.導入:授業の目的と授業展開 2.文書の定義・機能と種類① 3.文書の機能と種類② 4.社外文書の種類と構成 5.社外文書の用語と表現 6.社外文書作成① 7.社外文書作成② 8.社外文書作成③ 9.社外文書作成④ 10.社外文書作成⑤ 11.社内文書の種類と構成、表現 12.社内文書作成① 13.社内文書作成② 14.社内文書作成③ 15.期末試験 授業科目 開 情報社会と倫理○ 担当教員 篠澤 和久 対象学科・学年:国際1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:⑴「情報」とは何か、そして、情報を基盤とする社会とはどのようなあり方をしているのか、について その基本となる知識(コンピュータ技術や法制度)を習得できます。 ⑵「高度情報化社会」における人間の生き方・倫理について、その基本的な問題群を学ぶことができます。 ⑶テーマ毎に自分自身の意見を整理・提示することによって、より多面的な視点から物事への理解を深 めていこうとする論理的思考を具体的に実践することができます。 授業概要:現代の情報技術は、 「パソコン」「インターネット」そして「ケータイ」がその典型であるように、私た ちの生活の隅々に浸透し、私たちのライフスタイルを変えていきます。その技術革新は、私たちの予想 をはるかに超える速度で進展します。そのため、私たちには情報社会の問題を見つめ直す時間的余裕の ないこともしばしばです。「情報社会と倫理」では、情報社会を支える「技術」と「法律」の基本も学び ながら、情報社会の近未来像とその中での私たち自身の「倫理」(生き方)について考えていきます。 授業計画:1 イントロダクション 2 情報社会の技術(1)コンピュータの基礎 3 情報社会の技術(2)暗号の基礎 4 人間にとって「情報」とは? 5 個人情報とプライバシー(1)個人情報保護法の問題点 6 個人情報とプライバシー(2)プライバシーは誰のもの? 7 情報社会と著作権(1)著作権の基本 8 情報社会と著作権(2)コンピュータと著作権 9 グーグル化する社会(1)検索技術と情報社会 10 グーグル化する社会(2)ネットワーク情報とのつきあい方 11 人間にとって「倫理」とは? 12 ネット社会のコミュニケーション(1)コミュニケーションの基礎 13 ネット社会のコミュニケーション(2)ケータイ問題を考える 14 まとめ 「情報社会の倫理」 15 試験 評価方法: 「平常点(出席・レポート等を含む) 」50%と「筆記試験」50%による総合評価です。 教 科 書:特定の教科者は使用しません。講義資料を配付します。 参 考 書:関本英太郎(編) 『「人文社会情報科学」入門』(東北大学出版会) 篠澤・馬淵(編)『倫理学の地図』(ナカニシヤ出版) その他の参考書は適宜紹介します。 履修上の注意点:テーマ毎に意見・疑問・感想等をレポートとして提出してもらいます(授業時間内) 。 (準備学習を含む) 授業科目 開 情報ネットワーク論○ 担当教員 安江 正治 対象学科・学年:国際1年 単位数:2 開講時期:後期 国際教養学科 学習の到達目標: 情報通信の技術的な発展と社会的なニーズを理解し、 現代社会における情報通信ネットワー クを自らの学習活動に活用できる能力を修得。また、情報通信分野におけるハードウェア、 ソフトウェアの課題を学習し、21世紀社会における情報分野の展望を各自考察できることを めざす。 授業概要: 情報通信の技術的な発展の歴史と今後の展望を概説。 現代社会における情報通信ネットワー クの果たすべき役割を解説。一部、演習を通して情報通信の仕組みを修得する。また、情報 通信分野におけるハードウェア、ソフトウェアの要点と問題点を解説し、21世紀社会におけ る情報分野の課題を論ずる。 授業計画:1.情報通信の歴史と展望 2.情報の数値化と通信プロトコル 3.電子メールとWord Wide Webの仕組み 4.画像・音声・動画処理と情報圧縮 5.情報ネットワークの構造化 6.協調型分散システム 7.通信制御と経路情報 8.ネットワークの管理運用 9.ネットワークセキュリティ 10.暗号化と認証の仕組み 11.ネットワークの教育への応用事例 12.社会基盤としての情報通信網の役割 13.情報通信網の課題と解決策 14.情報通信社会の今後の展望 15.まとめと試験 評価方法:課題レポート、出席状況等で総合評価する。 教 科 書:なし 参 考 書:授業で紹介する。 履修上の注意点:情報処理の基本とネットワーク利用の基礎を習得しておくこと。 (準備学習を含む) 286 授業科目 マルチメディア活用論 担当教員 熊谷 健二 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1)ビデオの編集(トリミング、切り替え・特殊効果の設定など)ができるようになる。 2)ビデオとPowerPointのスライドの同期化ができるようになる。 3)デジタルビデオカメラを使ってセンスある映像を撮影できるようになる。 4)ナレーション、BGM、テロップなどを効果的に活用し、テーマにあった作品作りができるようになる。 授業概要: 最近ではコンピュータの性能の向上により、一般のパソコンを使って動画や音声の編集が容易にできるよう になってきた。従来からの文字情報に加えこれらマルチメディアの使用は、プレゼンテーションやホームペー ジによる情報発信にとって非常に有効な手段となる。そこで、オーディオ・ビジュアル情報の特徴と様々な表 現法についての基礎知識を学習し、実際にビデオ撮影やナレーションの録音を通して、ブロードバンド時代に 即したホームページの作成や効果的なプレゼンテーション法を考察する。 授業計画:1.ガイダンス 2.PowerPointの復習 その1 3.PowerPointの復習 その2 4.音声・画像の取り扱い 5.Microsoft Producer(基本操作) 6.Microsoft Producer(動画編集 その1) 7.Microsoft Producer(動画編集 その2) 8.Microsoft Producer(スライドとの同期化) 9.Microsoft Producer(Webページの発行) 10.DV(デジタルビデオ)カメラによる撮影の練習 11.Windowsムービーメーカー(動画の取り込み) 12.Windowsムービーメーカー(動画編集 その1) 13.Windowsムービーメーカー(動画編集 その2) 14.Windowsムービーメーカー(タイトル、ナレーション) 15.まとめ 評価方法:出席点(40点) 、課題(30点)、最終作品(30点)で評価する。 教 科 書:使用しない。必要に応じて、プリント等を配布する。 参 考 書: 履修上の注意点: 積み重ね教科なので、休まず積極的に参加すること。 (準備学習を含む) 情報処理Ⅰを履修していることが望ましい。 グループで作業を行う課題もあるので、誰かに頼ることなく皆で協力しあうこと。 1回目の授業から出席すること。 授業科目 応用文書処理演習 担当教員 熊谷 健二 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:出席点(40点)、小テスト・課題・模擬試験(60点)で評価する。 教 科 書:「Microsoft Office Specialist Word2007 完全マスターⅠ 公認テキスト」FOM出版 「Microsoft Office Specialist Word2007 完全マスターⅡ 模擬問題集」FOM出版 参 考 書: 履修上の注意点: 積み重ね教科なので、休まず積極的に参加すること。 (準備学習を含む) 1回目の授業から出席すること。 287 国際教養学科 学習の到達目標:1)文書の書式を適切に設定できるようになる。 2)図やワードアートの挿入・編集ができるようになる。 3)表の作成・編集ができるようになる。 4)文書内の移動や文書の比較、コメントの挿入・編集・削除ができるようになる。 5)文書を共有するために、パスワードやデジタル署名の設定ができるようになる。 授業概要:ビジネス現場で必要となる文書処理に関する応用的機能の活用方法を学習する。世界共通の ビジネス資格であるMicrosoft Office Specialistに準拠した内容で授業を行う。 授業計画:1.ガイダンス 2.文書を作成、カスタマイズする(1) 3.文書を作成、カスタマイズする(2) 4.文章の設定を行う(1) 5.文章の設定を行う(2) 6.ビジュアルコンテンツを操作する(1) 7.ビジュアルコンテンツを操作する(2) 8.文章を整理する(1) 9.文章を整理する(2) 10.文書を校閲する(1) 11.文書を校閲する(2) 12.文書を共有および保護する(1) 13.文書を共有および保護する(2) 14.模擬試験(1) 15.模擬試験(2) 授業科目 応用表計算演習 担当教員 熊谷 健二 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1)効率的にデータを入力できるようになる。 2)ワークシート、セルの書式を設定できるようになる。 3)数式を使ってデータの集計や文字列の書式設定・編集ができるようになる。 4)適切なグラフの作成・書式設定・編集ができるようになる。 5)データ、ワークシート、ブックの印刷設定ができるようになる。 授業概要:ビジネス現場で必要となる表計算処理に関する応用的機能の活用方法を学習する。世界共通 のビジネス資格であるMicrosoft Office Specialistに準拠した内容で授業を行う。 授業計画:1.ガイダンス 2.データを作成、操作する(1) 3.データを作成、操作する(2) 4.データと内容の書式を設定する(1) 5.データと内容の書式を設定する(2) 6.数式を作成および編集する(1) 7.数式を作成および編集する(2) 8.数式を作成および編集する(3) 9.データを視覚的に表示する(1) 10.データを視覚的に表示する(2) 11.データを視覚的に表示する(3) 12.データの共有とセキュリティの設定をする(1) 13.データの共有とセキュリティの設定をする(2) 14.模擬試験(1) 15.模擬試験(2) 評価方法:出席点(40点)、小テスト・課題・模擬試験(60点)で評価する。 教 科 書:「Microsoft Office Specialist Excel2007 完全マスターⅠ 公認テキスト」FOM出版 「Microsoft Office Specialist Excel2007 完全マスターⅡ 模擬問題集」FOM出版 参 考 書: 履修上の注意点: 積み重ね教科なので、休まず積極的に参加すること。 (準備学習を含む) 1回目の授業から出席すること。 授業科目 ウェブデザイン論 担当教員 紺野 美紀 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:前期 国際教養学科 学習の到達目標:1)ウェブが普及している現代におけるWebコンテンツの『使いやすさ』の重要性を理解し、 『使いやすさ』を実現するために必要なアクセシビリティについて理解する。 2)アクセシビリティを考慮したサイト作成に有効なFlash技術について理解し、複数のオ ブジェクトを使った簡単なFlashアニメーションを作成できるようになる。 授業概要:WebページのHTMLによる文書構造とCSSによるデザイン管理の仕組みを理解する。Web ページの使いやすさについて、アクセシビリティとユーザビリティをその必要性と対応方法 に関して、ガイドラインや事例を交えながら概説を行う。またFlashを使って簡単なアニメー ションや、ActionScriptを使った動きのあるコンテンツを作成する。 授業計画:1.ガイダンス 2.アクセシビリティ・ユーザビリティ 3.HTMLとCSS⑴ HTMLの基本、CSSの基本 4.HTMLとCSS⑵ 外部スタイルシート 5.HTMLとCSS⑶ クラスの利用 6.Flash Flashの概要、基本操作、オブジェクトの作成 7.Flash アニメーションの作成⑴ フレーム 8.Flash アニメーションの作成⑵ モーショントゥイーンの設定 9.Flash アニメーションの作成⑶ レイヤー 10.Flash アニメーションの作成⑷ 文字のアニメーション 11.Flash アニメーションの作成⑸ ボタンの作成 12.Flash ActionScriptの利用⑴ Webページの表示 13.Flash ActionScriptの利用⑵ シーンの制御 14.Flash 実習課題作成 15.Flash 実習課題作成 評価方法:提出課題(90点)、出席状況(10点)、6回以上の欠席は「停止」扱いとする。 詳細は授業で説明 教 科 書: 『Macromedia Flash8 for Windows』 (FOM出版) 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:提出課題作成で使用するデータを保存するメディア(USBメモリ等)を各自で用意 (準備学習を含む) 288 授業科目 ITパスポートⅠ 担当教員 紺野 美紀 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:情報分野において、経済産業省が認定する国家資格であるITパスポート試験の資格取得を 目標とする。 授業概要:現在、情報技術(IT)は社会基盤の役割を担い、様々な企業や組織の中で、ITに関する基礎知 識は必須となっている。本授業では、ITに携わる職業人が共通に備えておくべき情報技術 に関する基礎的知識・技能を解説する。 授業計画:1.ガイダンス 2.企業活動(1)経営・組織、OR・IE 3.企業活動(2)OR・IE 4.企業活動(3)会計・財務 5.法務(1)知的財産権、セキュリティ関連法規、労働関連法規・取引関連法規 6.法務(2)その他の法律・ガイドライン・技術者倫理、標準化関連 7.経営戦略マネジメント、技術戦略マネジメント 8.ビジネスインダストリ 9.システム戦略 10.システム企画 11.システム開発技術(1)要件定義、開発 12.システム開発技術(2)テスト、ソフトウェア開発管理技術 13.プロジェクトマネジメント 14.サービスマネジメント、システム監査 15.まとめ 評価方法:受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度・出席状況等)(30点)筆記試験(70点)、6回 以上の欠席は「停止」扱いとする。 教 科 書: 『ITパスポート試験 対策テキスト』(FOM出版) 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:情報通信技術に関する多様な事項を対象とするので、多くの情報関係科目を履修して (準備学習を含む) いることが望ましい。 授業科目 英語演習Ⅰ(初級) 担当教員 砂澤 健治 対象学科・学年:国際1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: アメリカのヒット商品にまつわるエピソードを平易な英文で読むことにより、英語の基礎 的な読解力を養います。 授業概要: 授業では、毎回各自に割り当てられた箇所について、口頭で発表してもらいます。また、 折に触れ、VHS、DVD 教材を視聴してもらいます。 国際教養学科 授業計画:(1)オリエンテーション (2)ビデオ学習 (3)McDonald's Big Mac (4)Potato Chips (5)Nathan's Hot Dogs (6)Lipton Tea (7)Maxwell House Coffee (8)Wrigley's Chewing Gum (9)Ice Cream Cone (10)Yo-Yo (11)Teddy Bear (12)Scrabble (13)Practice ① (14)Practice ② (15)まとめとテスト 評価方法: (1)平常点30% (2)定期試験70% 教 科 書:プリントを使用します。 参 考 書:授業中に指示します。 履修上の注意点:毎回、英和辞典(電子辞書も可)を準備してください。 (準備学習を含む) 289 授業科目 英語演習Ⅰ(中級) 担当教員 山田 恵 対象学科・学年:国際1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 英文法についての知識を深め、語彙を増やすことで、英語を理解し、表現する力を高める。 授業概要: テキストにそって、語彙の確認、長文理解、文法事項の確認、リスニング等の演習を行っ ていく。 授業計画:1.イントロダクション 2.Unit 1 ⑴Vending Machines 3.Unit 1 ⑵名詞 4.Unit 2 ⑴Yakushima 5.Unit 2 ⑵前置詞 6.Unit 3 ⑴MLB 7.Unit 3 ⑵自動詞と他動詞 8.Unit 4 ⑴A Great Actress 9.Unit 4 ⑵代名詞 10.Unit 5 ⑴Robots 11.Unit 5 ⑵助動詞 12.Unit 6 ⑴Chips or Fries 13.Unit 6 ⑵形容詞 14.Unit 7 There's No Cooling Down 15.まとめと評価 評価方法:平常点(50%)と試験(50%)によって評価する。 教 科 書:A Complete College English Program(Kinseido) 参 考 書:授業中に指示する。 履修上の注意点:英和辞典(電子辞書は可。ただし携帯電話付属の辞書は不可)は毎時間持ってくること。 (準備学習を含む) 授業科目 英語演習Ⅰ(上級) 担当教員 アンソニー・スミス 対象学科・学年:国際教養学科1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:リーディングを中心に、語彙・文法・リスニング、及び英作文のスキル強化をめざす。 授業概要:英語圏に限らず、世界の国々の文化や歴史を映像を通して英語で学ぶ。内容のレジュメ、お よびインタヴューを英文で読みながら、語彙を増やし、リスニング力を向上させる。 国際教養学科 授業計画:1.Introduction 2.India 3.Philippines 4.Thailand 5.Vietnam 6.Korea 7.France 8.まとめと小テスト 9.Italy 10.Denmark 11.Portugal 12.Turkey 13.Egypt 14.South Africa 15.まとめと筆記試験 評価方法:出席20%、小テスト30%、筆記試験50% 教 科 書:World Adventures DVDで学ぶ世界の文化と英語(金星堂) 参 考 書:必要に応じて指示する。 履修上の注意点:総合的な英語力の向上というモチベーションを明確にもって授業に臨むこと。 (準備学習を含む) 290 授業科目 英語演習Ⅱ(初級) 担当教員 砂澤 健治 対象学科・学年:国際1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 身近な出来事をトピックとしたエピソードを平易な英文で読むことにより、英語の基礎的 な読解力を養います。 授業概要: 授業では、毎回各自に割り当てられた箇所について、口頭で発表してもらいます。また、 折に触れ、VHS、DVD 教材を視聴してもらいます。 授業計画:(1)オリエンテーション (2)ビデオ学習 (3)Space Tourism (4)It's a Sony (5)Recipe for Fast Food (6)Disney's Dream (7)Compact Lifestyles (8)Smarts Cards (9)Unusual Pets (10)Staying in Touch (11)Pet Passports (12)Sophisticated Toy (13)Practice ① (14)Practice ② (15)まとめとテスト 評価方法:(1)平常点30% (2)定期試験70% 教 科 書:プリントを使用します。 参 考 書:授業中に指示します。 履修上の注意点:毎回、英和辞典(電子辞書も可)を準備してください。 (準備学習を含む) 授業科目 英語演習Ⅱ(中級) 担当教員 山田 恵 対象学科・学年:国際1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 英文法についての知識を深め、語彙を増やすことで、英語を理解し、表現する力を高める。 授業概要: テキストにそって、語彙の確認、長文理解、文法事項の確認、リスニング等の演習を行っ ていく。 評価方法:平常点(50%)と試験(50%)によって評価する。 教 科 書:A Complete College English Program(Kinseido) 参 考 書:授業中に指示する。 履修上の注意点:英和辞典(電子辞書は可。ただし携帯電話付属の辞書は不可)は毎時間持ってくること。 (準備学習を含む) 291 国際教養学科 授業計画:1.Unit 8 ⑴Miracles Do Happen 2.Unit 8 ⑵前置詞 3.Unit 9 ⑴What Is Clean Energy ? 4.Unit 9 ⑵分詞 5.Unit 10 ⑴Instant Ramen 6.Unit 10 ⑵自動詞 7.Unit 11 ⑴Love Is Blind ? 8.Unit 11 ⑵補語 9.Unit 12 ⑴A Short History of Soccor 10.Unit 12 ⑵他動詞 11.Unit 13 ⑴Leonardo da Vinci 12.Unit 13 ⑵SVOO 13.Unit 14 ⑴歌舞伎 14.Unit 14 ⑵SVOC 15.まとめと評価 授業科目 英語演習Ⅱ(上級) 担当教員 アンソニー・スミス 対象学科・学年:国際教養学科1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:リーディングを中心に、語彙・文法・リスニング、及び英作文スキルの強化をめざす。 授業概要:宗教、哲学、文学、経済などジャンル別の英文テキストを読み進める。後半は、英作文やパ ラグラフ・ライティングのスキルアップをめざした授業を行う。 授業計画:1.プリント 2.プリント 3.プリント 4.プリント 5.プリント 6.プリント 7.プリント 8.プリント 9.まとめと小テスト 10.英作文 11.英作文 12.英作文 13.パラグラフ・ライティング 14.パラグラフ・ライティング 15.まとめと筆記試験 評価方法:出席20%、小テスト30%、筆記試験50% 教 科 書:プリント配布 参 考 書:必要に応じて指示する。 履修上の注意点:しっかり予習し、授業に臨むこと。 (準備学習を含む) 授業科目 英語演習Ⅲ(初級) 担当教員 矢口 洋生 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:前期 国際教養学科 学習の到達目標:映像を含めた総合教材を使いながら、英語を理解するうえで必要な語彙力・文法力、分の論 理的関係を把握し内容を理解する力を向上させることを目指す。 授業概要:毎 回 以 下 の よ う な 内 容 が 取 り 扱 わ れ る。 ⑴Viewing for Introduction, ⑵Vocabulary, ⑶Reading, ⑷Viewing for Understanding, ⑸Dictation, ⑹Post-reading Exercise, ⑺Viewing All and Summary, ⑻Critical Thinking 授業計画:1 オリエンテーション 2 A Disappearing World: Part 1 3 A Disappearing World: Part 1 4 A Disappearing World: Part 2 5 A Dieappearing World: Part 2 6 The Missing Snows of Kilimanjaro: Part 1 7 The Missing Snows of Kilimanjaro: Part 1 8 Catching Up 9 The Missing Snows of Kilimanjaro: Part 2 10 The Missing Snows of Kilimanjaro: Part 2 11 Cambodia Animal Rescue: Part 1 12 Cambodia Animal Rescue: Part 1 13 Cambodia Animal Rescue: Part 2 14 Cambodia Animal Rescue: Part 2 15 まとめとテスト 評価方法:授業態度(1/ 3)、テスト(2/ 3) 教 科 書: 『ナショナルジオグラフィックDVDで楽しく学ぶ基礎英語』Heinle CENGAGE Learning 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 292 授業科目 英語演習Ⅲ(中級) 担当教員 芳野 総子 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:英語の聴解力、読解力、発話力、作文力を総合的に習得することを目標とする。 授業概要:英語力をアップさせるために総合教材を使用して各スキルの強化を目指す。 テキストはウィッ トとユーモアの富んだ物語で構成されているので、楽しみながら学習することができる。 授業計画:1.ガイダンス 2.Kindness by Force 3. 〃 4.Secret Air-conditioning 5. 〃 6.The Young Composer 7. 〃 8.Don t Walk ! Take a Taxi ! 9. 〃 10.Shooting in a Wheelchair 11. 〃 12.The Best Echo in the World 13. 〃 14.ビデオ学習 15.まとめとテスト 評価方法: (1)平常点30% (2)試験70% 教 科 書:Witty Tales(Seibido) 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:毎回の授業には必ず予習をして臨むこと。 (準備学習を含む) 授業科目 英語演習Ⅲ(上級) 担当教員 横尾 元意 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:期末試験(60パーセント)と授業への取り組み(20パーセント)出席情況(20パーセント) により評価する。 教 科 書:American Stories of Love and Life, 岩田巌・森田孟編注(朝日出版) 参 考 書: 履修上の注意点:5回以上の欠席は 「停止」扱いとなる。 (準備学習を含む) 293 国際教養学科 学習の到達目標:「人生と愛」をテーマとしたアメリカの20世紀の名作と言われる短編小説を講読して、さま ざまな境遇にある人たちの愛の有り様を実感して欲しい。 授業概要: The Gift of the Magi by O. Henry The Strawberry Season by Erskine Caldwell A Rose for Emily by William Faulkner A Tree, A Rock, A Cloud by Carrson McCullers 上記の4つの作品を順に講読していきます。 授業計画:1.O. Henry の紹介とThe Gift of the Magi の講読 (pp. 1-2) 2.The Gift of the Magi の講読 (pp. 3-4) 3.The Gift of the Magi の講読 (pp. 5-6) 4.The Gift of the Magi の講読 (pp. 7-8) 5.Erskine Caldwell の 紹介と The Strawberry Season の講読(pp. 15−16) 6.The Strawberry Season の講読 (pp. 17-19) 7.William Faulkner の紹介と A Rose for Emily の講読(pp. 20-21) 8.A Rose for Emily の講読(pp. 22-23) 9.A Rose for Emily の講読(pp. 24-26) 10.A Rose for Emily の講読(pp. 27-9) 11.A Rose for Emily の講読(pp. 29-30) 12.A Rose for Emily の講読(pp. 31-34) 13.Carson MucCullers の紹介とÅ Tree, A Rock, A Cloud の講読(pp. 35-7) 14.A Tree, A Rock, A Cloud の講読(pp. 38-40) 15.A Tree, A Rock, A Cloud の講読(pp. 41-47) 授業科目 英語演習Ⅳ(初級) 担当教員 矢口 洋生 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:映像を含めた総合教材を使いながら、英語を理解するうえで必要な語彙力・文法力、分の論 理的関係を把握し内容を理解する力を向上させることを目指す。 授業概要:毎 回 以 下 の よ う な 内 容 が 取 り 扱 わ れ る。 ⑴Viewing for Introduction, ⑵Vocabulary, ⑶Reading, ⑷Viewing for Understanding, ⑸Dictation, ⑹Post-reading Exercise, ⑺Viewing All and Summary, ⑻Critical Thinking 授業計画:1 オリエンテーション 2 Orangutan Language: Part 1 3 Orangutan Language: Part 1 4 Orangutan Language: Part 2 5 Orangutan Language: Part 2 6 Cupid the Dolphin: Part 1 7 Cupid the Dolphin: Part 1 8 9 Cupid the Dolphin: Part 2 10 Cupid the Dolphin: Part 2 11 Cupid the Dolphin: Part 3 12 Cupid the Dolphin: Part 3 13 Saving the Pandas: Part 1 14 Saving the Pandas: Part 1 15 まとめとテスト 評価方法:授業態度(1/ 3)、テスト(2/ 3) 教 科 書: 『ナショナルジオグラフィックDVDで楽しく学ぶ基礎英語』Heinle CENGAGE Learning 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 英語演習Ⅳ(中級) 担当教員 砂澤 健治 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 英語の聴解力、読解力、発話力、作文力を総合的に習得することを目標とする。 授業概要: 英語力をアップさせるために総合教材を使用して各スキルの強化を目指す。テキストは ウィットとユーモアの富んだ物語で構成されているので、楽しみながら学習することができ る。 国際教養学科 授業計画:1.ガイダンス 2.Changing Her Boyfriend 3. 〃 4.Cheating the Psychiatrist 5. 〃 6.Trouble with a Flagpole 7. 〃 8.Not Enough Cloth for a Seventeen-year-old 9. 〃 10.The Doctor and the Electrician 11. 〃 12.Copying the Boss 13. 〃 14.ビデオ学習 15.まとめとテスト 評価方法: (1)平常点30%(2)試験70% 教 科 書:Witty Tales(Seibido) 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:毎回の授業には必ず予習をして臨むこと。 (準備学習を含む) 294 授業科目 英語演習Ⅳ(上級) 担当教員 横尾 元意 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:人間と人間の連帯感による孤独の解消を希求したD.H.ロレンスの作品と思想を紹介する。 授業概要:順次に少しづつ担当して講読していく。 授業計画:1.D.H.Lawrenceという作家の紹介 2.The Shades of Spring の講読(pp. 15-16) 3.The Shades of Spring の講読(pp. 16-17) 4.The Shades of Spring の講読(pp. 18-20) 5.The Shades of Spring の講読(pp. 21-23) 6.The Shades of Spring の講読(pp. 24-26) 7.The Shades of Spring の購読(pp. 27-29) 8.The Shades of Spring の講読(pp. 30-33) 9.The Shades of Spring の講読(pp. 34-36) 10.The Shades pf Spring の講読(pp. 37-39) 11.We need one another の講読(pp. 27-29) 12.We need one another の講読(pp. 30-32) 13.We need one another の講読(pp. 33-35) 14.We need one another の講読(pp .36-38) 15.We need one another の講読(pp. 39-41) 評価方法:授業への取り組み(50%)と出欠(30%)による。授業時数の1/3以上欠席すれば、最終 のレポート(20%)を提出することは出来ない。 教 科 書:MODERN BRITISH MASTERPIECES-Seven Short Stories, 九頭見一士(金星堂) 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 プロナンシエーションⅠ 担当教員 遊佐 重樹 対象学科・学年:国際1年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:出席状況(40点)、授業態度(20点)、発音テスト(40点) 教 科 書:Sounds Right! Sounds Good ! 村川久子著(マクミランランゲージハウス) 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点: カセットテープを毎時間持参すること。 (準備学習を含む) 大きな声を出して練習すること。 よく復習すること。 必ず初回の授業から出席すること。 295 国際教養学科 学習の到達目標: 英語のネイティブスピーカーの自然な発声技術を習得すると同時に、それらを正確に聞き 取る能力を養う。 授業概要: マルチメディア教材を使って日本語に存在しない英語の音を徹底的に身につける。さらに、 平易な会話文を用いて、発音練習を行う。 授業計画:1.Introduction 2.発音ビデオ鑑賞 3.会話① 両唇閉止音・歯茎閉止音 4.会話② 軟口蓋閉止音・唇歯摩擦音 5.会話③ 歯間摩擦音・声門摩擦音 6.会話④ 歯茎摩擦音・歯茎硬口蓋摩擦音 7.会話⑤ 歯茎硬口蓋破擦音・歯茎破擦音 8.会話⑥ 歯茎側音・歯茎反転音 9.会話⑦ 声門摩擦音・歯茎硬口摩擦音 10.会話⑧ 両唇・軟口蓋半母音・硬口蓋半母音 11.会話⑨ 前母音 12.会話⑩ 中央母音 13.会話⑪ 後母音 14.ジャズチャンツ紹介・アメリカ文化紹介 15.まとめと発音テスト 授業科目 プロナンシエーションⅡ 担当教員 遊佐 重樹 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 英語のネイティブスピーカーの自然な発声技術を習得すると同時に、それらを正確に聞き 取る能力を養う。 授業概要: マルチメディア教材を使って日本語に存在しない英語の音を徹底的に身につける。さらに、 平易なスピーチ原稿を用いて、発音練習を行う。 授業計画:1.Introduction 2.発音ビデオ鑑賞 3.スピーチ① 両唇閉止音・歯茎閉止音 4.スピーチ② 軟口蓋閉止音・唇歯摩擦音 5.スピーチ③ 歯間摩擦音・声門摩擦音 6.スピーチ④ 歯茎摩擦音・歯茎硬口蓋摩擦音 7.スピーチ⑤ 歯茎硬口蓋破擦音・歯茎破擦音 8.スピーチ⑥ 歯茎側音・歯茎反転音 9.スピーチ⑦ 声門摩擦音・歯茎硬口摩擦音 10.スピーチ⑧ 両唇・軟口蓋半母音・硬口蓋半母音 11.スピーチ⑨ 前母音 12.スピーチ⑩ 中央母音 13.スピーチ⑪ 後母音 14.ジャズチャンツ紹介・アメリカ文化紹介 15.まとめと発音テスト 評価方法:出席状況(40点)、授業態度(20点)、発音テスト(40点) 教 科 書:プリント教材を使用する。 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点: カセットテープを毎時間持参すること。 (準備学習を含む) 大きな声を出して練習すること。 よく復習すること。 必ず初回の授業から出席すること。 授業科目 イングリッシュ・グラマーⅠ 担当教員 砂澤 健治 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 高等学校までに学んできた英文法の基礎的知識を再確認する。各人が、自分の現在の力が どの程度なのかをチェックし、それに基づいて基礎を固め、力を伸ばすことを目標とする。 授業概要: 英文法の基礎事項について、毎回、チェック・テスト・返却・解答を繰り返しながら、演 習を通して理解を深めてもらうことにする。 国際教養学科 授業計画:(1)オリエンテーション (2)語は文の材料(8品詞) (3)Be 動詞(現在形) (4)一般動詞(現在形) (5)多様な疑問文 (6)Be 動詞(過去形) (7)一般動詞(過去形) (8)特殊な文 (9)未来を表す表現 (10)進行形 (11)助動詞 (12)英文の型 ① (13)英文の型 ② (14)ビデオ学習 (15)まとめのテスト 評価方法: (1)平常点30% (2)定期試験70% 教 科 書:プリントを使用します。 参 考 書: 『大学生のための英文法ビフォー&アフター』豊永彰著(南雲堂) 履修上の注意点:教員免許(英語)希望者以外の履修も歓迎します。 (準備学習を含む) 296 授業科目 イングリッシュ・グラマーⅡ 担当教員 砂澤 健治 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 高等学校までに学んできた英文法の基礎的知識を再確認する。各人が、自分の現在の力が どの程度なのかをチェックし、それに基づいて基礎を固め、力を伸ばすことを目標とする。 授業概要: 英文法の基礎事項について、毎回、チェック・テスト・返却・解答を繰り返しながら、演 習を通して理解を深めてもらうことにする。 授業計画:(1)オリエンテーション (2)受動態 (3)比較表現 (4)完了形 (5)不定詞の用法 (6)現在・過去分詞 (7)動名詞 (8)節と接続詞 (9)関係代名詞 (10)熟語の整理 ① (11)熟語の整理 ② (12)会話文と it の用法 ① (13)会話文と it の用法 ② (14)ビデオ学習 (15)まとめのテスト 評価方法: (1)平常点30% (2)定期試験70% 教 科 書:プリントを使用します。 参 考 書: 『大学生のための英文法ビフォー&アフター』豊永彰著(南雲堂) 履修上の注意点:教員免許(英語)希望者以外の履修も歓迎します。 (準備学習を含む) 授業科目 オーラル・イングリッシュⅠ 担当教員 グレース・ジム 対象学科・学年:国際1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 授業概要:The purpose of this course is to develop the student's English speaking and listening ability. 授業計画:The goal of this course is for you to develop your English communication skills. We will do this through real-life speaking and listening tasks. You and other students will have the opportunity to communicate in English in every class through conversation practice, working with a partner, speaking in small groups, and other class activities. I will encourage you to share your ideas and opinions. 国際教養学科 評価方法:Grading is based on class attendance, class participation, assignments and tests. 教 科 書:Person to Person(Third Edition)Student Book 1, Richards, Bycina and Wisniewska (ISBN 0-19-430212-1) 参 考 書:A good bilingual dictionary is required. 履修上の注意点: (準備学習を含む) 297 授業科目 オーラル・イングリッシュⅡ 担当教員 グレース・ジム 対象学科・学年:国際1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 授業概要:The objective of this course is to develop the student's English speaking and listen ing ability, sentence construction, word usage and self-expression. 授業計画:The goal of this course is for you to develop your English communication skills. We will do this through real-life speaking and listening tasks. You and other students will have the opportunity to communicate in English in every class using dialogues, pair-work, small group interaction and other class activities. I will encourage you to share your ideas and opinions. 評価方法:Grading is based on class attendance, class participation, assignments and tests. 教 科 書:Person to Person(Third Edition)Student Book 1, Richards, Bycina andWisniewska (ISB N0-19-430212-1) 参 考 書:A dictionary 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 オーラル・イングリッシュⅢ 担当教員 イーディス・カミングス 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 授業概要:This class involves reading, writing about various topics, and many opportunities to speak English. The aim is for students to become more confident in speakingEnglish. 授業計画:Students will do a lot of pair and group work doing a variety of activities. 国際教養学科 評価方法:Attendance, attitude, class participation, homework, final exam. 教 科 書:English Firsthand I and supplementary materials. 参 考 書:Students must bring good bilingual dictionary to class. 履修上の注意点: (準備学習を含む) 298 授業科目 オーラル・イングリッシュⅣ 担当教員 イーディス・カミングス 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 授業概要:Students should be able to speak more freely and confidently. The objective is to gain more communication skills through reading, writing and speaking English. 授業計画:Skills learned in Oral English Ⅲ will go to another level. The pair and group work will be more challenging. Students will work on projects together and individually. 評価方法:Attendance, attitude, class participation, homework, final exam. 教 科 書:English Firsthand Ⅰ and supplementary materials. 参 考 書:Good bilingual dictionary. 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 メディア・イングリッシュⅠ 担当教員 アンソニー・スミス 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:リスニング・スキルの更なる向上を目指す。 授業概要:アメリカのテレビ番組から学生に親しみやすい話題を扱う。英語字幕入りと字幕無しが併録 されたDVDを通して、雑誌を読むような感覚で内容を理解する。 評価方法:出席20%、筆記試験80% 教 科 書:ビデオ・マガジン⑶(朝日出版社) 参 考 書:必要に応じて指示する。 履修上の注意点:日本語でもニュースに慣れ親しんでおくこと。 (準備学習を含む) 299 国際教養学科 授業計画:テキストは15のユニットから構成されているが、本演習ではユニット7まで進めていく。 1.Fishing in the Sierras 2.Exercises 3.Movie Reviews 4.Exercises 5.Science Fiction Movie Reviews 6.Exercises 7.Sense Stimulation 8.Exercises 9.Sound Effects 10.Exercises 11.The Brain 12.Exercises 13.Glaciers 14.Exercises 15.まとめと筆記試験 授業科目 メディア・イングリッシュⅡ 担当教員 アンソニー・スミス 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:リスニング・スキルの更なる向上を目指す。 授業概要:アメリカのテレビ番組から学生に親しみやすい話題を扱う。英語字幕入りと字幕無しが併録 されたDVDを通して、雑誌を読むような感覚で内容を理解する。 授業計画:テキストは15のユニットから構成されているが、本演習ではユニット8から進めていく。 1.Dolphins 2.Exercises 3.Musicals 4.Exercises 5.Spain 6.Exercises 7.Modern Architecture 8.Exercises 9.Man in the Moon 10.Exercises 11.Nature Reserve 12.Exercises 13.Creative Recycling 14.Exercises 15.まとめと筆記試験 評価方法:出席20%、筆記試験80% 教 科 書:ビデオ・マガジン⑶(朝日出版社) 参 考 書:必要に応じて指示する。 履修上の注意点:日本語でもニュースに慣れ親しんでおくこと。 (準備学習を含む) 授業科目 開 資格英語演習Ⅰ○ 担当教員 山田 恵 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: TOEICの問題形式に慣れ、基礎的な語彙を身につける。 授業概要:<TOEIC受験対策コース(初級) > TOEICは、英語圏で日常生活を送るための英語力をはかる指針としてETSの考案したテ ストで、日本企業の多くがこのテストを海外赴任や昇進の目安にしている。今や、就職活動 の際の履歴書に、英語力を示す目安としてTOEICのスコアを記入することは半ば常識化し ている。この授業では、TOEICの問題形式に慣れることと、語彙を増やすことに重点を置 いた授業を行う。 国際教養学科 授業計画:1.ガイダンス 2.Pretest 3.Unit 1 4.Unit 2 5.Unit 3 6.Unit 4 7.Unit 5 8.Unit 6 9.Unit 7 10.Unit 8 11.Unit 9 12.Unit 10 13.Unit 11 14.Unit 12 15.Posttest 評価方法:平常点(50%)と試験(50%)によって評価する。 教 科 書:5-Minute Quizzes for the TOEIC Test Listening 1(Macmillan Languagehouse) 5-Minute Quizzes for the TOEIC Test Reading 1(Macmillan Languagehouse) 参 考 書:授業中に指示する。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 300 授業科目 開 資格英語演習Ⅱ○ 担当教員 矢口 洋生 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:英検2級が目標とする「日常生活や職場に必要な英語」を身につけ、最終的には検定に合格 できるくらいの英語力を養成することを目指します。 授業概要:ヒアリングを含めた問題をクラスで解きながら解説します。内容的には語彙・文法力、読解 力、作文力、聴解力に関わる形式の問題を扱います。 授業計画:1.Introduction 2.Lesson 1 3.Lesson 2 4.Lesson 3 5.Lesson 4 6.Lesson 5 7.Lesson 6 8.Catching Up 9.Lesson 7 10.Lesson 8 11.Lesson 9 12.Lesson 10 13.Lesson 11 14.Lesson 12 15.Practice test 評価方法:受講態度(40点)、模擬テスト(60点)による総合的評価。 教 科 書: 『英検2級 合格への道』 (南雲堂) 参 考 書: 履修上の注意点:最後の時間に模擬試験を受けてもらいます。難易度を理解の上で受講してください。 (準備学習を含む) 授業科目 開 資格英語演習Ⅲ○ 担当教員 山田 恵 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: eラーニングによるTOEICの実践的な演習をとおして苦手パートを克服し、スコアアップ を目指す。 授業概要:<TOEIC受験対策コース(中・上級) > TOEICは、英語圏で日常生活を送るための英語力をはかる指針としてETSの考案したテ ストで、日本企業の多くがこのテストを海外赴任や昇進の目安にしている。今や、就職活動 の際の履歴書に、英語力を示す目安としてTOEICのスコアを記入することは半ば常識化し ている。この授業では、eラーニングによる実践的な演習をとおして、苦手パートの克服を 目指す。 9.レベルアップ学習(2) 10.第2回模擬テスト 11.弱点パート学習(3) 12.弱点パターン学習(3) 13.レベルアップ学習(3) 14.第3回模擬テスト 15.まとめ 評価方法:平常点(50%)と模擬テストの結果(50%)によって総合的に評価する。 教 科 書: 『eラーニングによる新TOEIC TEST』 (朝日出版社) 参 考 書:授業中に指示する。 履修上の注意点:模擬テストのかわりにTOEICのスコアを提示することができる。その場合の点数加 (準備学習を含む) 算については授業内で説明する。 301 国際教養学科 授業計画:1.ガイダンス 2.第1回診断テスト 3.弱点パート学習(1) 4.弱点パターン学習(1) 5.レベルアップ学習(1) 6.第1回模擬テスト 7.弱点パート学習(2) 8.弱点パターン学習(2) 授業科目 開 資格英語演習Ⅳ○ 担当教員 遊佐 重樹 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 国際ビジネスの分野で重要視されている商工会議所主催の『日商ビジネス英語検定』3級 合格を目指す。国際ビジネス特有の英語表現等を学ぶことで、ビジネスの現場ですぐに役立 つ実践的な知識も身につける。 授業概要: 『日商ビジネス英語検定』3級合格を目指して、出題の傾向をつかむため、多くの予想問 題を解く。さらに国際ビジネスに必須の英単語を紹介する。 授業計画:1.Introduction 2.3級模擬テスト 3.商業英単語① 3級模擬テスト解説 4.商業英単語② 英文ビジネスレターの書き方 5.商業英単語③ 3級受験対策① 6.商業英単語④ 3級受験対策② 7.これまでのまとめと単語テスト 8.商業英単語⑤ 3級受験対策③ 9.商業英単語⑥ 3級受験対策④ 10.商業英単語⑦ 3級受験対策⑤ 11.商業英単語⑧ 3級受験対策⑥ 12.商業英単語⑨ 2級の検定内容にチャレンジ① 13.商業英単語⑩ 2級の検定内容にチャレンジ② 14.これまでのまとめと単語テスト 15.3級模擬テスト 評価方法:出席状況(30点)、授業態度(10点)、単語テスト(20点)、3級模擬テスト(40点) 教 科 書:プリント教材を使用する。 参 考 書: 『日商ビジネス英語検定3級公式テキスト』日本商工会議所編(日本マネジメントセンター) ※参考書は希望者のみ購入してください。(検定試験受験希望者は購入すること) 履修上の注意点: 予習を前提に授業を進めるので、各自、指示内容に真剣に取り組んだ上で授業に臨 (準備学習を含む) むこと。 必ず初回の授業から出席すること。 授業科目 異文化体験 担当教員 横尾 元意 対象学科・学年:国際1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 短期海外研修を通して、外国の歴史・文化についての見識を高めると同時に、語学力を養 うことを目標とします。 授業概要: 異文化体験は、国際教養学科1年生対象に行われる短期海外研修です。この科目は、正規 の科目ですので、参加者には2単位が与えられます。但し、研修終了後に課題の提出が求め られますので、担当教員の指示に従ってください。 国際教養学科 授業計画: 本年度は、フィリピンの姉妹校を訪れ、施設見学や語学研修等が実施される予定です。実 施時期については、国際情勢や気象条件等を考慮した上で決定されます。具体的な内容につ いては、4月のオリエンテーションの際、アドバイザー、及び、研修担当者より詳しい説明 があります。 評価方法: (1)研修に臨む態度50% (2)課題50% 教 科 書: 参 考 書: 履修上の注意点:この科目は必修ですので、国際の1年生は全員が4月に履修登録すること。 (準備学習を含む) 302 授業科目 国際教養現地実習 担当教員 横尾 元意 対象学科・学年:国際1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 短期海外研修を通して、外国の歴史・文化についての見識を高めると同時に、語学力を養 うことを目標とします。 授業概要: 国際教養現地実習は、希望者対象に行われる短期海外研修です。この科目は、正規の科目 ですので、参加者には2単位が与えられます。但し、研修終了後に課題の提出が求められま すので、担当教員の指示に従ってください。 授業計画: 毎年、アメリカ、イギリス、アジア、オセアニアのいずれかの地域に2週間程度滞在し、 施設見学や語学研修が行われます。どの時期に、どの国・地域で研修が実施されるかは、国 際情勢や航空運賃等の関係上毎年異なります。希望者は、4月(または5月頃)に、国際教 養現地実習についての説明会が行われますので、必ずそれに出席してください。 評価方法: (1)研修に臨む態度50% (2)課題50% 教 科 書: 参 考 書: 履修上の注意点:本年度実施される国際教養現地実習に参加希望の学生は、 必ず4月に履修登録すること。 (準備学習を含む) 授業科目 旅行業法令Ⅰ 担当教員 元木 秀一 対象学科・学年:国際1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:国土交通省をはじめとして行政サイドも力を入れている訪日旅行 VIST JAPAN のネーミン グで稼動しています。国および県、市、町、村などの行政機関と関連業界が一体となってこ れを推進するのは観光立国としての基本命題があるからです。この学科ではこの観光学を机 上の学問として学ぶよりもより実学に近い形で具体的には国内旅行業務管理者資格への挑戦 も見据えて授業を展開していきます。 授業概要:内容的には管理者試験科目に沿って法令、約款、の授業を進めていきます。単に学問として の観光学ではなく実務的観点から実際の観光旅行業として現実的諸例を解説しながら実業の 世界での対応も視野に入れた立体的授業を展開します。各人が生き生きと授業に積極的に参 画されるよう望みます。 評価方法:授業への出席率、授業態度、及び期末試験で評価を行います。 教 科 書:教科書については提示します(初回授業時) 参 考 書:必要に応じて推薦文庫など案内紹介いたします。またプリントなどを授業にて手渡す場合も あります。 履修上の注意点:各人の積極的授業参加を望みますので、発言機会をより多くとりたいと思います受身 (準備学習を含む) ではなく積極的に講義に参加を望みます。 303 国際教養学科 授業計画:旅行業法令1と2に分けておりますが具体的には前期後期に分けて前期旅行業法、後期旅行 業約款、と有機的にり分けて常に法的部分と実務との関連性をわかりやすく解説しながら授 業を展開していきます。初回は導入部分としてのイントロダクション、2回目から実質授業 を開始いたします。 前期 旅行業法 後期 旅行業約款 授業科目 旅行業法令Ⅱ 担当教員 元木 秀一 対象学科・学年:国際1年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:国土交通省をはじめとして行政サイドも力を入れている訪日旅行 VIST JAPAN のネーミン グで稼動しています。国および県、市、町、村などの行政機関と関連業界が一体となってこ れを推進するのは観光立国としての基本命題があるからです。この学科ではこの観光学を机 上の学問として学ぶよりもより実学に近い形で具体的には国内旅行業務管理者資格への挑戦 も見据えて授業を展開していきます。 授業概要:内容的には管理者試験科目に沿って法令、約款、の科目をテーマとして授業を進めていきま す。単に学問としての観光学ではなく実務的観点から実際の観光旅行業として現実的諸例を 解説しながら実業の世界での対応も視野に入れた立体的授業を展開します。 授業計画:旅行業法令1と2に分けておりますが具体的には前期後期に分けて旅行業法、旅行業約款、 に振り分けて常に法的部分と実務との関連性をわかりやすく解説しながら授業を展開してい きます。初回は導入部分としてのイントロダクション、2回目から実質授業を開始いたしま す。 前期 旅行業法 後期 旅行業約款 評価方法:授業への出席率、授業態度、及び期末試験で評価を行います。 教 科 書: (社)日本旅行業協会 JATA 発行の教材を予定いたしております。(変更の場合もありま す)後期は問題集での受験対策を図りますので最新の問題集を後期に提示いたします。 参 考 書:必要に応じて推薦文庫など案内紹介いたします。またプリントなどを授業にて手渡す場合も あります。 履修上の注意点:各人の積極的授業参加を望みますので、発言機会をより多くとりたいと思います (準備学習を含む) 受身ではなく積極的に講義に参加を望みます。また前記後期を通じてワンポイント的 に観光英語口語現も学びます 授業科目 国内旅行実務 担当教員 元木 秀一 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:前期は国内旅行業の実務を学びます 後期は海外旅行業の実務を習得します 望むべくは法 体系としての旅行業法および旅行業約款の別コースも受講されるのがよろしいと思います 実務の背景にある業法および約款の知識が役に立つからです 授業概要:実際のツアーをバーチャルに追体験していただきながら 机上の学問としてではなく即実践 対応可能なレベルまで講義を高めたいと希望します 積極的に考えさまざまな事柄に現場で 対応できるよう具体例を挙げながら授業を進めます 授業計画:前期は国内旅行業の実務を学びます 後期は海外旅行業の実務を習得します 国際教養学科 評価方法:授業への出席率、授業態度、及び期末試験で評価を行います。 教 科 書:初回授業にて提示します 参 考 書:必要に応じてプリントなどを渡します また推薦図書なども案内いたします 履修上の注意点:各人の積極的授業参加を望みますので、発言機会をより多くとりたいと思います (準備学習を含む) 受身ではなく積極的に講義に参加を望みます。 前期後期ともにワンポイント的に観 光英語口語表現も積極的に指導します 304 授業科目 海外旅行実務 担当教員 元木 秀一 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:前期は国内旅行業の実務を学びます 後期は海外旅行業の実務を習得します 望むべくは法 体系としての旅行業法および旅行業約款の別コースも受講されるのがよろしいと思います 実務の背景にある業法および約款の知識が役に立つからです 授業概要:実際のツアーをバーチャルに追体験していただきながら 机上の学問としてではなく即実践 対応可能なレベルまで講義を高めたいと希望します 積極的に考えさまざまな事柄に現場で 対応できるよう具体例を挙げながら授業を進めます 授業計画:前期は国内旅行業の実務を学びます 後期は海外旅行業の実務を習得します 評価方法:授業への出席率、授業態度、及び期末試験で評価を行います。 教 科 書:初回授業にて提示します 参 考 書:必要に応じてプリントなどを渡します また推薦図書なども案内いたします 履修上の注意点:各人の積極的授業参加を望みますので、発言機会をより多くとりたいと思います (準備学習を含む) 受身ではなく積極的に講義に参加を望みます。 前期後期ともにワンポイント的に観 光英語口語表現も積極的に指導します 授業科目 比較宗教論Ⅰ 担当教員 徳田 幸雄 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:平常出席点(40点) 、テスト(60点)によって評価する。 教 科 書:指定しない。 参 考 書:徳田幸雄『宗教学的回心研究―新島襄・清沢満之・内村鑑三・高山樗牛―』未来社、2005年 履修上の注意点: (準備学習を含む) 305 国際教養学科 学習の到達目標: 本講義の目標は、 「宗教を理解する」という一点に尽きる。ただし、とくに近年においては、「宗教」 という語が否定的な響きをもち、根拠のない先入観や偏見を伴うこともしばしばである。そのために、 この宗教理解という課題に真摯に取り組むことは敬遠されることもあろう。しかしながら、そこには人 類が培ってきた叡智も息づいていることも忘れてはならない。本講義では、このような宗教の奥深さに 触れてもらいたい。 授業概要: ある人の人格や人生が一変するような宗教経験を、 しばしば「回心」と呼ぶ。哲学者・西田幾多郎は「回 心がなければ宗教ではない」とまで言う。その意味では、 「回心」は宗教をその核心部分から理解する有 効な手掛かりとも言える。本講義では、元ヤクザの伝道集団・ミッションバラバのメンバーの証言VT Rもまじえつつ、 「回心」をめぐって展開されたさまざまな理論を学び、各宗教における「回心」を比較 検討することで、あらためて「宗教とは何か」を問うてみたい。 授業計画:1. 「回心」という語について 2.心理学における回心研究① スターバックの回心論 3.心理学における回心研究② W.ジェイムズの回心論 4.心理学における回心研究③ 古典的モデル 5.精神分析学における回心研究 6.洗脳研究 7.神学における回心研究 8.社会学における回心研究① L−Sモデル 9.社会学における回心研究② 役割モデルと社会化モデル 10.宗教学における回心研究① エリアーデ宗教学を手掛かりとして 11.宗教学における回心研究② 「宗教学的回心研究」 12.キリスト教における「コンバージョン」 13.仏教における「廻心」 14.イスラームにおける「タウバ」 15.総括 授業科目 比較宗教論Ⅱ 担当教員 徳田 幸雄 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 本講義では、宗教という切り口から、「人間を理解する」という課題に取り組む。人間と 動物を根本的に区別するものが、宗教に他ならないとすれば、宗教ほど人間らしい営みはな いと言えよう。このような見地に立って、宗教という窓から、具体的な人物を眺めることに よって、人間の理解を深め広げることを目標としたい。 授業概要: 本講義では、比較宗教論Ⅰで論じた宗教学的な回心研究の方法をもって、キリスト者(新 島襄、内村鑑三)と仏教者(清沢満之、高山樗牛)の事例研究を紹介する。加えて、この時 代に活躍する宗教者(占い師やスピリチュアルカウンセラー、アーティストなども含めて) の映像資料も取り入れて、事例にさらなる幅をもたせたい。このことを通じて、人間の生の 営みが宗教とは切っても切り離せない関係にあることを確認しつつ、最終的には「人間とは 何か」という問いを追求してみたい。 授業計画:1.方法論について 2.新島襄の回心① 3.新島襄の回心② 4.新島襄の回心③ 5.清沢満之の回心① 6.清沢満之の回心② 7.清沢満之の回心③ 8.酒井雄哉(二千日回峰行者)の行と回心 9.内村鑑三の回心① 10.内村鑑三の回心② 11.内村鑑三の回心③ 12.高山樗牛の回心① 13.高山樗牛の回心② 14.ある霊能者の生涯と回心 15.総括 評価方法:出席点(40点)、レポート(60点)により評価する。 教 科 書:指定しない。 参 考 書:徳田幸雄『宗教学的回心研究―新島襄・清沢満之・内村鑑三・高山樗牛―』未来社、2005年 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 開 言語文化論Ⅰ○ 担当教員 砂澤 健治 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 国際教養学科 学習の到達目標: 言語が人間の文化の形成に、いかに重要な役割を果たしてきたのかについて、様々な角度 からの理解を深めてもらう。 授業概要: この授業では、言語と文化の関わりについて、主に歴史的な観点から見ていくことにする。 国際語としての英語、英語(圏)文化がトピックの中心となろうが、対照的研究という視点 から、日本語、日本語文化についても取り上げたい。 授業計画:(1)オリエンテーション (2)言語と文化、言語と国家 (3)世界に言語はいくつあるのか? (4)インド・ヨーロッパ語族について (5)言語のルーツを求めて − BBCビデオ (6)日本語の起源について(タミル語説) (7)話し言葉から書き言葉へ(文字の発明) (8)アルファベットとローマ字 (9)印刷術の発達と綴り字の固定化 (10)英語最古の文献記録 (11)日本語最古の文献記録 (12)日本語の中の外来語 (13)英語に入った日本語語彙 (14)インターネットにおける言語と文化の受容 (15)まとめ 評価方法: (1)平常点30% (2)レポート70% 教 科 書:プリントを使用します。 参 考 書: 『世界言語文化図鑑』バーナード・コムリー他編(東洋書林) 履修上の注意点:英和辞典・国語辞典の入った電子辞書を準備してください。 (準備学習を含む) 306 授業科目 開 言語文化論Ⅱ○ 担当教員 砂澤 健治 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 言語が人間の文化の形成に、いかに重要な役割を果たしてきたのかについて、様々な角度 からの理解を深めてもらう。 授業概要: この授業では、言語と文化の関わりについて、主に歴史的な観点から見ていくことにする。 国際語としての英語、英語(圏)文化がトピックの中心となろうが、対照的研究という視点 から、日本語、日本語文化についても取り上げたい。 授業計画:(1)オリエンテーション (2)英語の生い立ちについて (3)言語接触 ①(ラテン語借用語) (4)言語接触 ②(スカンジナビア系借用語) (5)言語接触 ③(フランス語借用語) (6)シェークスピアの残した遺産 (7)ヨーロッパ勢力の進出(国際語の変遷) (8)英語の変種 ①(アメリカ英語) (9)英語の変種 ②(黒人英語の誕生) (10)英語の変種 ③(オーストラリア英語) (11)英語の変種 ④(スコットランド英語) (12)英語の変種 ⑤(アイルランド英語) (13)不思議の国のことば学 ① (14)不思議の国のことば学 ② (15)まとめ 評価方法: (1)平常点30% (2)レポート70% 教 科 書:プリントを使用します。 参 考 書: 『世界言語文化図鑑』バーナード・コムリー他編(東洋書林) 履修上の注意点:英和辞典・国語辞典の入った電子辞書を準備してください。 (準備学習を含む) 授業科目 地域研究Ⅰ 担当教員 横尾 元意 対象学科・学年:国際4年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:試験(60パーセント)と出欠状況(40パーセント)とにより評価します。 教 科 書:The Isle of Britain, Ian D.Dennis著(朝日出版社) 参 考 書: 履修上の注意点:5回以上の欠席は 「停止」 扱いになる。 (準備学習を含む) 307 国際教養学科 学習の到達目標:イギリスの地政学的な説明と社会組織や歴史、伝統,教育、迷信などに触れて、受講者に英 国についてより深い理解を与える。 授業概要: Scotland、Wales、Englandの順に、テキストの購読を中心に概略し、ビデオも取り入れ て授業を進めていきます。 授業計画:1.Welcome to Great Britain 2.Scotland 3)A Brief History and the Lowlands 4)The Highlands and the Lowlands 5)The Clans, Tartan and Bagpipes 6)Famous People of Scotland 7)Scotland Today 3.Wales 8)Introduction of Wales 8)A Brief History of Wales 9)The Chapels 10)The Eisteddfod 11)Dylan Thomas 4.England 13)Introduction to England 13)English Homes 14)English Gardens 14)Messing About on the River 15)English Education 15)English Eccentrics 5.まとめと試験 授業科目 地域研究Ⅱ 担当教員 賈 軍 対象学科・学年:国際4年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 中国の社会と文化の基本的な特徴を理解し、日本と中国との関係の在り方について、自分 なりの考えを持てるようになることを目標とする。 授業概要: 世界経済での中国の存在感が一段と高まっている。労働コストの強みと巨大な国内市場を 持つ中国に、技術開発力まで備わっていったら、日本はどうなるのか。この授業では、現代 中国のよい面も悪い面も、強いところも弱いところも、あわせて取り上げていく。その上で、 歴史的にも日本人と大変つながりの深いこの巨大な隣国とどうやって未来を切り開いていく のかともに考えていきたいと思う。 授業計画:1.「中華思想」とは 2.中国の歴史1--秦の始皇帝 3.中国の歴史2--アヘン戦争と日清戦争 4.中国の歴史3--満州事変と日中戦争 5.中国の現代社会の概説 6.豊かな多様性を持つ一党独裁の国 7.改革開放政策で出現した大競争社会 8.人治国家から法治国家へ 9.高度経済発展と新興企業の躍進 10.「世界の工場」となった中国 11.「世界の工場」から「世界の市場」へ 12.現実味を増やす13億巨大市場 13.日本と中国ともに発展する道はあるか 14.歴史認識問題をどう乗り越えるか 15.日中相互理解への道 評価方法:平常点100%(出席状況、レポート等) 教 科 書:必要に応じプリントを配布する 参 考 書: 履修上の注意点:欠席が授業回数の1/3を越えた者には単位を与えない。 (準備学習を含む) 授業科目 世界の文学Ⅲ 担当教員 横尾 元意 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 国際教養学科 学習の到達目標:ヨーロツパ文化の二大潮流は、ギリシャ文化とキリスト教である。このギリシャ文化を代表 するギリシャ・ローマ神話は、古代ローマ詩人オヴィデイウスの「変身物語」により集大成 された。このギリシャ精神を紹介することにある。 授業概要:ギリシャ ・ローマ神話の十話を平明で簡潔な現代英語で書き下ろしたテキストを講読してい く。受講者に割り当てて輪読していく。 授業計画:1.Apollo and Daphne(ll. 7-9) 2.Apollo and Daphne(ll. 9-12) 3.Apollo and Daphne(ll. 12-13) 4.Pyramus and Thisbe(ll. 14-15) 5.Pyramus and Thisbe(ll. 15-17) 6.Pyramus and Thisbe(ll. 17-18) 7.Juno's Jealousy(ll. 19-21) 8.Juno's Jealousy(ll. 22-23) 9.Juno's Jealousy(23-25) 10.Diana, the Virgin Goddess(ll. 26-28) 11.Diana, the Virgin Goddess(ll. 28-29) 12.Diana, the Virgin Goddess(ll. 29-30) 13.Proserpine and Pluto(ll.33-34) 14.Proserpine and Pluto(ll. 35-37) 15.試験 評価方法:期末試験(50%)、授業への取り組み(20%)、出欠状況(30%)により評価します。 5回以上欠席すれば[停止」扱いになります。 教 科 書:Classic Tales from Greek and Roman Mythology, 相沢敬久編注(金星堂) 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 308 授業科目 世界の文学Ⅳ 担当教員 横尾 元意 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:紀元前5世紀古代ギリシャに始まる悲劇が、古代ローマ時代、中世時代を経て、イギリス・ ルネサンスにつながる伝統を概観していきます。 授業概要:古代ギリシャの悲劇から、それぞれの時代を代表する作品を講義していきます。 授業計画:1.悲劇とは―アリストテレスの『詩学』 2.ギリシャ悲劇―ソフォクレスの『オイディプス』 3.ローマ悲劇―セネカの『狂えるヘルクレス』 4.中世神秘劇―『アブラハムとイサク』 『カインとアベル』 『ノアの洪水』 5.中世道徳劇―『堅忍の城』『エヴリマン』 6.ルネサンス初期悲劇―『アッピアスとヴァージニア』 7.ルネサンス悲劇―マーローの『ファウスト博士』 8.シェイクスピア悲劇―『ハムレット』 『オセロ』 『リア』 『マクベス』 『ロミオとジュリエッ ト』 13.まとめ 14.試験 評価方法:出欠状況(40パーセント)と試験(60パーセント)にて評価します。 教 科 書:プリント使用 参 考 書: 履修上の注意点:5回以上の欠席は 「停止」に扱いになる。 (準備学習を含む) 授業科目 文芸創作 担当教員 大本 泉 対象学科・学年:国際4年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1.1つの作品を創造し、他者に発信する。 2.社会的に通用する主張・表現力を養う。 3.他者の作品を客観的に評価できる力を養う。 授業概要: 日本語表現Ⅰ・Ⅱを発展させ、創作の方法を概説する。各自が興味ある随筆・小説・詩・ 俳句・短歌・児童文学などから1作品を執筆する過程においても添削・指導する。基本的に はワークショップの授業である。単に文芸作品を書くことだけでなく、良い作品をたくさん 読み、他者のことばに耳を傾け、自分を客観視することによって、社会的に通用する主張・ 表現力が培われるよう指導する。 9.映画批評入門 10.映画のコピー文 11.映画批評の推敲 12.随筆入門 13.随筆執筆の注意点 14.随筆の推敲 15.まとめ 評価方法:受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度等)(40%)、提出物(60%)などにより総合的 に評価する。 教 科 書:授業中、適宜指示する。 参 考 書: 『文章読本』吉行淳之介選、日本ペンクラブ編(ランダムハウス講談社) 履修上の注意点:他者のことばに耳を傾け、自分の見解を発信しようとする、積極的・主体的研究姿勢 (準備学習を含む) のある学生を希望する。原則として、授業を休まないこと。 309 国際教養学科 授業計画:1.ガイダンス 2.書く準備 3.俳句入門 4.俳句作成の注意点 5.俳句の推敲 6.小説入門 7.小説作成の注意点 8.小説の推敲 授業科目 開 日本語教育法Ⅰ○ 担当教員 名嶋 義直 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:学習者の産出する日本語の問題点を発見し何が問題なのかについて分析できるようになる。 授業概要:学習者の日本語を分析し、どのようなところにどのような誤用が現れるかを検討する。その過程を通し て日本語に対する理解を深め、日本語教育に関するレディネスを高める。日本語学習者が独自に作り上 げた規則についても検討したい。グループワークを重視するので、 その関係で進度を変更する場合もある。 授業計画:1.オリエンテーション 2.音声・音韻 3.音声・音韻 4.音声・音韻 5.語彙 6.語彙 7.語彙 8.文法1:単文の述語を中心に 9.文法1:単文の述語を中心に 10.文法1:単文の述語を中心に 11.文法2:単文の述語以外の要素を中心に 12.文法2:単文の述語以外の要素を中心に 13.文法2:単文の述語以外の要素を中心に 14.まとめ 15.まとめ 注:グループワークを重視するので,その関係で進度を変更する場合もある。 評価方法:出席20%,授業中の課題30%、レポート(またはテスト)50%を参考にして総合的に評価する。 教 科 書:教科書は使用しない。適宜資料を配付する。 参 考 書:森山卓郎(2000) 『ここからはじまる日本語文法』、ひつじ書房。 玉村文郎(編)(1992)『日本語学を学ぶ人のために』、世界思想社。 庵功雄・日高水穂・前田直子・山田敏広・大和シゲミ(2003)『やさしい日本語のしくみ』、くろしお出版。 野田尚史・迫田久美子・渋谷勝己・小林典子(2001)『日本語学習者の文法習得』、大修館書店。 履修上の注意点:原則として日本語教育研究Ⅰ・Ⅱを受講していること。グループワークを重視するので積極的な (準備学習を含む) 取り組みが求められる。授業中の私語は禁ずる。3回の遅刻で欠席1回と見なすので注意のこと。 授業科目 開 日本語教育法Ⅱ○ 担当教員 名嶋 義直 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 国際教養学科 学習の到達目標: (1)日本語母語話者の談話を観察し談話の特徴について知る。 (2)学習者の産出する日本語の問題点 を発見し何が問題なのかについて分析できるようになる。(3)談話教育について考えることができるよ うになる。 授業概要:母語話者の日本語を分析し日本語の談話の特徴について考える。次に、学習者の産出する日本語を観察 し談話レベルでの問題点について考える。そして、日本語教育(特に会話教育と作文教育)では何を教 えるべきかについて理解を深める。 授業計画:1.オリエンテーション 2.談話1:マクロ構造を中心に 3.談話1:マクロ構造を中心に 4.学習者の日本語を考える:依頼(会話) 5.学習者の日本語を考える:依頼(会話) 6.談話2:ミクロ構造を中心に 7.談話2:ミクロ構造を中心に 8.学習者の日本語を考える:問い合わせ(会話) 9.学習者の日本語を考える:問い合わせ(会話) 10.談話3:文章による依頼 11.学習者の日本語を考える:文章による依頼 12.談話4:文章による問い合わせ 13.学習者の日本語を考える:文章による問い合わせ 14.まとめ 15.まとめ 注:グループワークを重視するので、その関係で進度を変更する場合もある。 評価方法:出席20%、授業中の課題30%、レポート(またはテスト)50%を参考にして総合的に評価する。 教 科 書:教 科書は使用しない。適宜資料を配付する。 参 考 書:山崎敬一(編) (2004)『実践エスノメソドロジー入門』、有斐閣。 好井裕明・山田富秋・西阪 仰(編)(1999)『会話分析への招待』、世界思想社。 野田尚史・迫田久美子・渋谷勝己・小林典子(2001)『日本語学習者の文法習得』、大修館書店。 小泉 保(編)『入門 語用論研究』、研究社。 履修上の注意点:原則として日本語教育研究Ⅰ・Ⅱを受講していること。グループワークを重視するので積極的な (準備学習を含む) 取り組みが求められる。授業中の私語は禁ずる。3回の遅刻で欠席1回と見なすので注意のこと。 310 授業科目 開 日本語教育実習○ 担当教員 澤邉 裕子・大本 泉 対象学科・学年:国際4年 単位数:2 開講時期:通年 学習の到達目標:1)日本語教師に求められる資質や考え方について理解する。 2)日本語の授業に必要な準備(シラバスの選定、教材作成、教案作成)ができるようになる。 3)教案をもとにそれぞれの実習先で授業を実施する。 4)実習後、実践に基づく反省(振り返り)ができるようになる。 授業概要:まず、日本語教師にはどのような知識・技術・心構えが必要かについて解説する。次に実際に教える対 象となる学習者を想定しながら、日本語授業の内容と方法を考え、教材・教案の作成を行い、授業を実 践する。実践後、どのような視点で授業を振り返り、次の実践に結びつけたら良いかを受講生とともに 考える。 授業計画:1.授業の準備(1)日本語教育とコース・デザイン 2.授業の準備(2)言語技能の扱い方 3.授業の準備(3)授業活動 4.授業の準備(4)教材・教具 5.教室の技術(1)「話す」ための教室活動 6.教室の技術(2)「聞く」ための教室活動 7.教室の技術(3)「読む」ための教室活動 8.教室の技術(4)「書く」ための教室活動 9.文化交流(1) 10.文化交流(2) 11.文化交流(3) 12.模擬授業 13.模擬授業 14.模擬授業 15.模擬授業 評価方法:受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度等) (20点)、授業中の課題(20点)、日本語教育実習状況(30 点)、実習振り返りレポートおよび実習報告プレゼンテーション(30点) 教 科 書:三牧陽子『日本語教授法を理解する本 実践編 解説と演習』 バベルプレス 参 考 書:授業で適宜紹介する。 履修上の注意点:この科目を履修するためには、上の事前指導を受講し、国内外の日本語教育現場において、授業 (準備学習を含む) 参観、教壇実習準備、実習先教員からの指導、教育の実践、文化交流等を内容とする実習を30時 間(公称)以上行うことが必要である。実習先により、実施機関、事前指導等が異なるので、掲 示板等に注意し、担当教員の指示を仰ぐこと。 授業科目 国際ビジネス論 担当教員 髙島 純子 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: まずビジネス、つまり企業の経営活動がどのようなものかを理解し、それが国際化する意 味を考える。そうすることにより、国際ビジネスを理解するのに必要な基礎的な知識を得、 それが成果を上げられるための条件、引き起こす問題等を理解できるようにする。 授業概要: 現代世界の主要な特徴である経済のグローバル化、その本質を考える上で必須の要素であ る企業の国際化に焦点を当てて、現代の国際経済問題を考察する。国際ビジネス及び多国籍 企業とは何か、それはなぜ国際化し、その結果どのような現象や解決すべき課題を引き起こ しているのか、特に日本企業の国際化や、「世界の工場」中国の台頭などの事例をビデオ教 材等で学習しその背景を探る。 評価方法:1)レポート2)出席日数及び授業に臨む態度 (配点は、レポート8割+出席点2割) 教 科 書:特になし(授業において適宜プリント配布) 参 考 書:特になし(必要に応じ授業において適宜紹介) 履修上の注意点: (準備学習を含む) 311 国際教養学科 授業計画:1∼2.国際ビジネスと多国籍企業 3∼4.現代企業の競争優位の源泉 (企業経営の本質) 5∼7.企業活動の国際化 −歴史的展開とその背景− (ビデオ学習) 8∼10.企業戦略と国際競争力 (国際化の意味と、成果を上げるための必要条件) 11∼12.巨大化する企業 −企業合併・吸収の背景− (ビデオ学習) 13∼14.新興国市場攻略の重要性 −ボリュームゾーン戦略等− (ビデオ学習) 15.統合される世界市場 (今後の企業戦略のあり方) 授業科目 開 国際経済学○ 担当教員 賈 軍 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 世界経済の仕組みを理解し、国際経済学の基礎知識を養成することを目的とする。 授業概要: この授業では、現実に起っている諸問題を取り上げ、それらを素材として国際経済につい て解説する。日頃目に耳にしている出来事や現象を通して、国際経済の仕組みやそのメカニ ズムについて学ぶ。 授業計画:1.国際経済学とは 2.ブレトンウッズ体制とは 3.金本位制とニクソン・ショック 4.インフレとデフレ 5.日本の消費者物価上昇率の推移 6.固定相場制の特徴 7.変動相場制の特徴 8.戦後の通貨体制が崩壊して現在のようになった経緯 9.実物経済とマネー経済 10.先物取引とオプション取引の原則的な違いについて 11.ヘッジファンドとは 12.アジア通貨危機について 13.アジア通貨危機後のアジア経済 14.今後の課題を考える 15.まとめと定期試験 評価方法:試験結果70% 平常点30%(出席状況、レポート等) 教 科 書:必要に応じプリントを配布する 参 考 書: 『ゼミナール国際経済入門』伊藤元重(著)日本経済新聞社『国際経済論』柳田侃・野村昭夫(著) ミネルヴァ書房 履修上の注意点:欠席が授業回数の1/3を越えた者には単位を与えない。 (準備学習を含む) 授業科目 国際金融論 担当教員 小柴 徹修 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 国際教養学科 学習の到達目標:1)世界の国々はどの国も外国と貿易を行っている。なぜ各国は貿易を行うかを理解する。 2)各国は貿易を行う場合、その代金の決済が必要である。異なる国同士の貿易代金の決済や対外直接投資には、 外国為替が関わり、国際収支の内容とそのメカニズムを理解する。 3)貿易や直接投資は、従前は産業間で主に行われていたが、最近は産業内で活発化している。その理由とメ カニズムを理解する。 授業概要: 本講は、ますますグローバル化する国際経済を金融の側面から概説する。日本は、経済の繁栄と発展のため に外国と貿易を行い、その代金の決済を日々、国際金融市場または外国為替市場で行っている。同時に、対外 直接投資により日本の企業が外国へ進出する一方で、外国の企業が日本国内で事業している。これらはみな国 際金融と関わっており、その内容が国際収支に表れる。言い換えれば、国際金融は貿易をはじめとする外国と の取引の中身を分析することにより初めて明らかになる。貿易は今日、産業間での貿易から産業内でのそれえ と大きく変わってきている。この授業により、国際貿易と国際金融の複雑な国際間の取り引きが分るようになる。 授業計画:1.円、ドル、ユーロ、…。 (外国為替とは?) 2.為替相場(為替レート)およびレートの変動 3.貿易および対外直接投資(FDI)と国際収支 4.日本の1970年以降の為替レートの変動と国際収支 5.国際収支調整―調整メカニズム 6.国際収支調整―財政政策 7.国際収支調整―金融政策 8.国際収支調整―ポリシー・ミックス 9.産業内貿易の増大傾向とその理由 10.産業内貿易と対外直接投資(FDI) 11.企業の事業活動は貿易や対外直接投資(FDI)とどのように関連するのか? 12.競争的な市場における産業内貿易 13.寡占市場における産業内貿易 14.多品種製品を生産する企業、多国籍企業、および産業内貿易 15.産業内貿易の利益と産業調整コスト―産業内貿易と国際収支 評価方法:受講態度(授業前・後の学習、理解度等)30点、レポート 70点。6回以上の欠席は「停止」扱いとします。 教 科 書:1)財務省の資料から授業に必要な部分をコピーします。 2)グリーンナウェイ=ミルナー著『産業内貿易の経済学』文眞堂、2008年、(小柴・栗山・佐竹訳) 参 考 書:関連の深い新聞記事などを適宜コピーして渡します。 履修上の注意点:テレビ、インターネット記事、新聞で最近の経済記事にできるだけ目を通すこと。 (準備学習を含む) 312 授業科目 開 国際観光論○ 担当教員 遊佐 重樹 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 21世紀最大の産業と言われる「観光」を、情報・環境・教育・福祉の視点から概観するこ とにより、「よりよい観光の在り方」について考える力を養う。 授業概要: 観光の歴史から旅行業・交通機関の発達に至るまで、観光学の基礎的な事柄に関する講義 を聞き、その後のディスカッションを通じて理解を深めてもらう。興味のある世界遺産につ いてのプレゼンテーションを行い、各国の観光政策についても知識を深めてもらう。 授業計画:1.Introduction 2.観光の概念・世界史・日本史 3.観光の諸制度・影響と効果 4.観光と経済・情報 5.観光と環境・地域社会・開発 6.観光行動の対象・教育・福祉 7.観光と交通・宿泊 8.観光と旅行業 9.世界遺産紹介 10.プレゼンテーション① 11.プレゼンテーション② 12.プレゼンテーション③ 13.プレゼンテーション④ 14.プレゼンテーション⑤ 15.まとめと期末テスト 評価方法:出席状況(30点)、授業態度(10点)、プレゼンテーションorレポート(30点)、期末テスト(30点) 教 科 書:プリント教材を使用する。 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点: ディスカッションを取り入れて授業を構成するので、意欲的な参加を望む。 (準備学習を含む) 必ず初回の授業から参加すること。 授業科目 開 マーケティング論○ 担当教員 鈴木 好和 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:試験の点数で評価しますが、場合によってはレポートの内容を加味する場合があります。 教 科 書:恩蔵直人『経営学入門シリーズ・マーケティング』日本経済新聞社、860円。 参 考 書:そのつど指示します。 履修上の注意点:特にありません。 (準備学習を含む) 313 国際教養学科 学習の到達目標:マーケティングに関する基本的で最新の知識を習得し、実際に使えるようになる。 授業概要: マーケティングとは、作ったものを売るのではなく、はじめから売れる商品やサービスを 提供するために、顧客の調査・分析、商品開発・設計、宣伝、営業、流通、販売促進などを 行う活動です。最近では、大学や公共部門でもマーケティング活動を取り入れていますが、 本講座では、企業のマーケティング活動について授業を行います。 授業計画:1.マーケティングの本質 2.マーケット・セグメンテーション 3.顧客満足 4.市場での競争 5.競争相手分析 6.製品マネジメント 7.ブランド戦略(1) 8.ブランド戦略(2) 9.流通チャネル 10.営業革新 11.価格設定(1) 12.価格設定(2) 13.顧客とのコミュニケーション 14.新しいマーケティング 15.試験 授業科目 ビジネス・インターンシップⅠ 担当教員 浅野 浩子・植竹由美子 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 現代社会の一端に触れる機会や就業体験の機会を得ることにより、 職業への意識高揚と仕事技能を培い、 将来的対応性を身に付けることへの可能性、職業意識の形成、自立心の向上、そして各履修科目で得ら れた知識や技能を企業等の受け入れ現場でどう発揮できるかの認知体験化を図ることを目標とする。 授業概要: 夏期休暇期間中、企業等において一定期間の就業体験を行う。そのための事前学習と事前指導を実施 する。事前学習としてはビジネス・マナーの再確認をした上で、自己学習課題を分析、レポートにまとめ、 実習に臨むにあたっての自身の目標・課題を設定する。 授業計画:1.受講希望者対象のガイダンス 2.講義:インターンシップの意義・目的の理解 3.講義:インターンシップの現状理解 4.講義:キャリア開発についての理解 5.基礎演習:キャリア開発における自己理解のための自己分析、作成・提出① 6.基礎演習:キャリア開発における自己理解のための自己分析、作成・提出② 7.基礎演習:ビジネス・マナーの再確認および心構え 8.演習:実習先企業決定のための作業:マッチング 9.演習:実習先企業決定のための作業:マッチング、実習先決定 10.演習:実習企業に関する事前学習① 11.演習:実習企業に関する事前学習② 12.演習:実習企業に関する事前学習③ 13.演習:実習プログラム概要を提示し、自己学習課題の分析、レポート作成・提出 14.演習:実習概要の最終確認 15.演習:実習の準備(履歴書・誓約書の作成、実習先訪問・顔合わせ) 評価方法:受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度等) (40点)、授業中の課題・レポート(60点)などにより 総合的に評価する。 教 科 書:適宜資料配布 参 考 書: 履修上の注意点:受講生は上級秘書士取得見込み者に限る。また、 「ビジネス・インターンシップⅠ・Ⅱ」の科目 (準備学習を含む) 履修に当たっては、 「国際ビジネス論」「プレゼンテーションⅠ・Ⅱ」「秘書実務演習Ⅰ・Ⅱ」を 履修のこと。また、授業終了時に課題を示すので、次回授業までに仕上げておくこと。 授業科目 ビジネス・インターンシップⅡ 担当教員 浅野 浩子・植竹由美子 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 国際教養学科 学習の到達目標: 授業概要: 企業等において一定期間の就業体験を行う。現代社会の一端に触れる機会や就業体験の機 会を得ることにより、職業への意識揚と仕事技能を培い、将来的対応性を身に付けることへ の可能性、職業意識の形成、自立心の向上、そして各履修科目で得られた知識や技能を企業 等の受け入れ現場でどう発揮できるかの認知体験化を図る。 授業計画:1.インターンシップの実施(夏期休暇期間中) 2.事後指導:礼状の作成・送付 3.演習:実習日誌・報告書の作成、提出① 4.演習:実習日誌・報告書の作成、提出② 5.演習:自己評価表の作成、アンケートの提出① 6.演習:自己評価表の作成、アンケートの提出② 7.演習:企業からの報告書に基づくフィードバック 8.演習:プレゼンテーション資料作成① 9.演習:プレゼンテーション資料作成② 10.演習:プレゼンテーション資料作成③ 11.演習:プレゼンテーション資料作成④ 12.演習:プレゼンテーションリハーサル① 13.演習:プレゼンテーションリハーサル② 14.演習:プレゼンテーションリハーサル③ 15.報告会:企業担当者、次回の履修希望者参加による報告会の実施 評価方法: (1)課題レポート (2)実習評価表 (3)報告会 (4)出席状況 (5)授業・実 習に臨む態度 教 科 書:適宜資料配布 参 考 書: 履修上の注意点:受講生は上級秘書士取得見込み者に限る。また、「ビジネス・インターンシップⅠ・Ⅱ」 (準備学習を含む) の科目履修に当たっては、「国際ビジネス論」「プレゼンテーションⅠ・Ⅱ」「秘書実 務演習Ⅰ・Ⅱ」を履修のこと。 314 授業科目 開 プログラミング演習Ⅰ○ 担当教員 熊谷 健二 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)プログラムの作成から実行までの流れを説明できるようになる。 2)変数や定数、算術演算子を使って、必要な計算ができるようになる。 3)条件分岐や繰り返し処理などプログラムの制御構造を適切に利用することができるようになる。 4)配列を利用して効率的な処理ができるようになる。 5)コンピュータを使って問題を解決するための手順(アルゴリズム)を理解し、プログラムとして実装する ことができるようになる。 授業概要: 今日では多くのアプリケーションソフトが提供されているために、 利用者自らがプログラミングすることなく、 問題解決のためにコンピュータを活用している事が多い。しかしながら、プログラミングを通して、問題を分 析しそれをモデル化する能力や、問題解決のための手順(アルゴリズム)を系統的に考察する能力を養うこと ができる。そこで本授業では、様々な実行環境で利用できるプログラミング言語Javaを用いて、プログラムの 設計手法などコンピュータ上での問題解決方法を学習する。 授業計画:1.ガイダンス 2.プログラミングの基礎 3.Javaの概要(アプリケーション、アプレット) 4.プログラムの基本構造(変数、メソッド) 5.データと演算(定数、演算子) その1 6.データと演算(定数、演算子) その2 7.条件分岐(if文、switch文) その1 8.条件分岐(if文、switch文) その2 9.繰り返し処理(for文、while文) その1 10.繰り返し処理(for文、while文) その2 11.配列 その1 12.配列 その2 13.クラスライブラリ(Stringクラス、Dateクラス) 14.標準入出力、ファイル入出力 15.まとめ 評価方法:出席点(40点) 、課題(30点)、小テスト(30点)で評価する。 教 科 書:使用しない。必要に応じて、プリント等を配布する。 参 考 書: 「Javaの絵本」 (株)アンク 著、翔泳社 履修上の注意点: 積み重ね教科なので、休まず積極的に参加すること。 (準備学習を含む) 情報科学、情報処理Ⅱを履修していることが望ましい。 1回目の授業から出席すること。 授業科目 開 プログラミング演習Ⅱ○ 担当教員 熊谷 健二 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:出席点(40点) 、課題(30点)、小テスト(30点)で評価する。 教 科 書:使用しない。必要に応じて、プリント等を配布する。 参 考 書: 「Javaの絵本」 (株)アンク 著、翔泳社 履修上の注意点: プログラミング演習Ⅰを履修していること。 (準備学習を含む) 積み重ね教科なので、休まず積極的に参加すること。 1回目の授業から出席すること。 315 国際教養学科 学習の到達目標:1)オブジェクト指向プログラミングの意義と手順を説明することができるようになる。 2)一連の関連した処理をメソッドとして独立化することができるようになる。 3)クラスの構成要素を正しく理解し、適切に設計・作成できるようになる。 4)カプセル化、継承、多態性の重要性を理解し利用できるようになる。 5)Javaアプレットとアプリケーションの違いを理解し、簡単なGUIを備えたプログラムが作成できる ようになる。 授業概要: プログラミング演習Ⅱでは、プログラミング演習Ⅰで学んだ知識を土台にオブジェクト指向プログラ ミングについて学習する。また、Javaで実現できる簡単なソフト(ホームページ上で動作するアプレット、 GUIアプリケーション)を作成する。 授業計画:1.ガイダンス(前期の復習) 2.オブジェクト指向プログラミングの基礎 3.ユーザー定義メソッド 4.クラスとインスタンス その1 5.クラスとインスタンス その2 6.カプセル化 7.継承 その1 8.継承 その2 9.多態性 10.Javaアプレット その1 11.Javaアプレット その2 12.Javaアプレット その3 13.Javaアプリケーション その1 14.Javaアプリケーション その2 15.まとめ 授業科目 開 情報セキュリティ○ 担当教員 安江 正治 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: コンピュータを使った情報表現の特徴と問題点を理解し、ネットワークの普及した現代社 会でコンピュータを活用するための情報セキュリティに対する理解とモラルを高めることを 目指す。 授業概要: コンピュータを使った情報処理と情報表現の仕組みとその特徴を概説する。特に、現代社 会におけるネットワークの役割とセキュリティ面の課題を演習を通して学習する。 また、情報セキュリティについて管理対策と運用課題の観点から具体的に解説する。 授業計画:1.コンピュータ内部での情報表現の仕組み 2.コンピュータの利便性と安全対策 3.コンピュータ利用上のモラル:パスワード管理、ウイルス対策 4.情報の電子化の光と影 5.文書の暗号化、その歴史と事例 6.暗号化の手法と応用 7.秘密鍵暗号系 8.公開鍵暗号系 9.鍵管理 10.情報セキュリティ技術 11.電子認証 12.ディジタル署名 13.電子公証 14.インターネット社会における情報セキュリティの今後 15.まとめと試験 評価方法:課題レポート、出席状況等で総合評価する。 教 科 書:なし 参 考 書:授業で紹介 履修上の注意点:情報処理の基本を、理解していること。 (準備学習を含む) 授業科目 コンピュータ・グラフィックス 担当教員 熊谷 健二 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 国際教養学科 学習の到達目標:1)CG技術が用いられている様々な事例について説明できるようになる。 2)3次元空間内の座標、色の表し方等を理解できるようになる。 3)プリミティブ(基本物体)が作成できるようになる。 4)座標変換や材質の指定ができるようになる。 5)物体に画像をマッピングできるようになる。 6)アニメーションについて理解し、作成できるようになる。 授業概要: コンピュータ・グラフィックス(CG)とは、コンピュータを使って画像や映像を作成す る技術のことであり、現在では、映画やゲームなどエンターテイメントの世界、医療・科学 技術分野における計算結果の可視化、建築・設計・出版などのデザイン分野などCGは広く 利用されている。本授業では、特に3次元(3D)CGを取り上げ、球や円柱などの簡単な 図形を組み合わせることにより作品を制作する技法を学習する。 授業計画:1.ガイダンス 9.作品例(カプセル) その1 10.作品例(カプセル) その2 2.コンピュータ・グラフィックスの基礎 3.3次元CGの特徴 11.作品例(置き時計) その1 4.基本物体の生成 12.作品例(置き時計) その2 5.座標変換(移動、拡大・縮小、回転) 13.アニメーション その1 6.基本物体の組み合わせ 14.アニメーション その2 7.色の指定、画像の貼り付け 15.まとめ(作品作り) 8.質感の設定(木、金属、ガラス) 評価方法:出席点(40%)、課題(30%)、最終作品(30%)で評価する。 教 科 書: 「3DCGをはじめよう POV-Ray入門」斉藤 剛、年森 敦子、田代 裕子 著、オーム社 必要に応じて、プリント等を配布する。 参 考 書: 「POV-Rayによる3次元CG制作」鈴木広隆、倉田和夫、佐藤尚 著、CG-ARTS協会 履修上の注意点: フリーソフトのPOV−Rayを使用して3次元CGを作成するため、一般のプログラ (準備学習を含む) ム作成と同様、作品作りにはある程度根気強さが必要になる。作品が完成するまで 努力を惜しまず、作品作りに情熱を持った学生の受講を希望する。 1回目の授業から出席すること。 316 授業科目 シスアドⅠ 担当教員 紺野 美紀 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:情報分野において、経済産業省が認定する国家資格であるITパスポート試験の資格取得を 目標とする。 授業概要:現在、情報技術(IT)は社会基盤の役割を担い、様々な企業や組織の中で、ITに関する基 礎知識は必須となっている。本授業では、ITに携わる職業人が共通に備えておくべき情報 技術に関する基礎的知識・技能を解説する。 授業計画:1.ガイダンス 2.企業活動(1)経営・組織、OR・IE 3.企業活動(2)OR・IE 4.企業活動(3)会計・財務 5.法務(1)知的財産権、セキュリティ関連法規、労働関連法規・取引関連法規 6.法務(2)その他の法律・ガイドライン・技術者倫理、標準化関連 7.経営戦略マネジメント、技術戦略マネジメント 8.ビジネスインダストリ 9.システム戦略 10.システム企画 11.システム開発技術(1)要件定義、開発 12.システム開発技術(2)テスト、ソフトウェア開発管理技術 13.プロジェクトマネジメント 14.サービスマネジメント、システム監査 15.まとめ 評価方法:受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度・出席状況等)(30点)筆記試験(70点)、6回 以上の欠席は「停止」扱いとする。 教 科 書: 『ITパスポート試験 対策テキスト』(FOM出版) 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:情報通信技術に関する多様な事項を対象とするので、多くの情報関係科目を履修して (準備学習を含む) いることが望ましい。また「初級システムアドミニストレータ試験」の廃止に伴い、 後身の「ITパスポート試験」の範囲に授業内容を変更とする。 授業科目 シスアドⅡ 担当教員 紺野 美紀 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度・出席状況等)(30点)筆記試験(70点)、6回 以上の欠席は「停止」扱いとする。 教 科 書: 『ITパスポート試験 対策テキスト』(FOM出版) 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:シスアドⅠを履修していること。また「初級システムアドミニストレータ試験」の廃 (準備学習を含む) 止に伴い、後身の「ITパスポート試験」の範囲に授業内容を変更とする。 317 国際教養学科 学習の到達目標:情報分野において、経済産業省が認定する国家資格であるITパスポート試験の資格取得を 目標とする。 授業概要: 「シスアドⅠ」に引き続き、ITに携わる職業人に必要な情報技術の基礎的知識・技能を解説 する。 授業計画:1.ガイダンス 2.基礎理論(1)離散数学 3.基礎理論(2)応用数学、情報に関する理論 4.アルゴリズムとプログラミング 5.コンピュータ構成要素 6.システム構成要素 7.ソフトウェア(1)OS、ファイルの管理、開発ツール 8.ソフトウェア(2)開発ツール、OSS(オープンソースソフトウェア)、ハードウェア 9.ヒューマンインタフェース、マルチメディア 10.データベース 11.ネットワーク(1)ネットワーク方式 12.ネットワーク(2)通信プロトコル、ネットワーク応用 13.セキュリティ(1)情報資産と情報セキュリティ、情報セキュリティ管理 14.セキュリティ(2)情報セキュリティ対策・情報セキュリティ実装技術 15.まとめ 授業科目 データベース論 担当教員 熊谷 健二 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1)データベースを利用したサービスについて説明できるようになる。 2)データベースの構造について理解できるようになる。 3)SQL文を用いてデータベースを操作できるようになる。 4)データベースを適切に設計し、構築できるようになる。 授業概要: Web上の検索サイトやショッピングサイトなど、最近ベータベースを利用したサービス が増えている。本授業では、このように重要性がますます高まってきたデータベースに関す る知識や技能を習得することを目標とする。授業では、データベースを直接操作する方法に 加え、他のアプリケーションソフトからデータベースを利用する方法も取り上げる。 授業計画:1.ガイダンス 2.データベースとは 3.リレーショナルデータベースのしくみ 4.データの正規化 5.データ操作の基本 6.SQL その1(表の定義、データの追加・ 更新・削除) 7.SQL その2(検索の基本) 8.SQL その3(並べ替え、グループ化) 9.SQL その4(データの集計) 10.SQL その5(副問い合わせ) 11.トランザクションと排他制御 12.データベースの設計 その1 13.データベースの設計 その2 14.データベースの周辺技術 15.まとめ 評価方法:出席点(40点)、課題(60点)で評価する。 教 科 書:使用しない。必要に応じて、プリント等を配布する。 参 考 書:「Excelで学ぶ MySQL5.0」高橋 良明 著、メディア・テック出版 「これだけはおさえたい データベースの基礎の基礎」谷尻 かおり 著、技術評論社 履修上の注意点: 積み重ね教科なので、休まず積極的に参加すること。 (準備学習を含む) Excelの基本操作ができること。 1回目の授業から出席すること。 授業科目 データ解析 担当教員 熊谷 健二 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1)Excelの関数を使って効率的に計算ができるようになる。 2)基本統計量を正しく計算でき、その意味を適切に理解できるようになる。 3)確率分布の特性を理解し、確率やパーセント点等の必要な量が計算できるようになる。 4)標本結果から母集団の特性を推定することができるようになる。 5)仮説を統計的に検定する方法を正しく理解し、実際に遂行できるようになる。 国際教養学科 授業概要: パソコン上の表計算ソフトを使ってデータを適切に処理し、平均・標準偏差等の基本統計 量を求めることや、相関分析・回帰分析に代表される分析手法など、必要最小限のデータ解 析の基礎知識を実践を通して学習する。この授業では、単に理論に偏ることなく、パソコン を使ったシミュレーションなども取り上げ、体験的学習を行うことにより統計処理方法を習 得する。 授業計画:1.ガイダンス 2.パソコンを使ったデータ処理の基礎 3.データ処理の仕方(度数分布表とヒストグ ラム) 4.基本統計量の求め方(平均、分散、標準偏差) 5.相関分析 6.事象と確率 7.確率分布 その1 8.確率分布 その2 9.標本平均の分布と母平均の推定 10.χ2分布と母分散の推定 11.仮説検定 その1 12.仮説検定 その2 13.回帰分析 その1 14.回帰分析 その2 15.まとめ 評価方法:出席点(40点)、課題(60点)で評価する。 教 科 書:使用しない。必要に応じて、プリント等を配布する。 参 考 書: 「Excelで学ぶ統計解析入門 第2版」菅 民郎 著、オーム社 履修上の注意点: Excelの基本操作ができること。 (準備学習を含む) 1回目の授業から出席すること。 318 授業科目 イングリッシュ・ライティングⅠ 担当教員 横尾 元意 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:大学生に必須と思われる基本的文法事項を確認しながら、基礎的ライテイング力を養成する ことを目的としています。 授業概要:最初の授業で、英作文において間違いやすい事例を紹介説明し、次の授業からは、各章につ いている文法事項を詳説した後で、受講者各自に1問ずつ割り当てて進めていきます。 授業計画:1.英文をうまく組み立てるには 2.動詞に着目してみると 3.時間を点としてとらえる表現は 4.時間を線としてとらえる表現は 5.動詞の働きをになう表現は 6.動詞と名詞の働きをになう表現は 7.形容詞と副詞の働きをになう表現は 8.動詞に味付けをほどこす表現は 9.視点を換える表現は 10.仮定の表現は 11.スパイスを加える表現は 12.比べる表現は 13.文をつなげる表現は 14.ヴァリエーションを増やす表現は 15.英語特有の表現は 評価方法:期末試験(50%)と毎時の授業へのとりくみ(20%)と出欠状況(30%)を考慮して評価します。 教 科 書: 『文法から攻める英作文のための15章』山内信幸・赤楚治之・北林利治共著(英宝社) 参 考 書: 履修上の注意点:後期の「イングリシュ・ライテイングⅡ」は前期授業に引き続き行われます。 (準備学習を含む) 授業科目 イングリッシュ・ライティングⅡ 担当教員 横尾 元意 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:期末試験(50パーセント)と毎時の授業へのとりくみ(20パーセント)と出欠状況(30パー セント)を考慮して評価を行います。 教 科 書: 『文法から攻める英作文のための15章』山内信幸・赤楚治之・北林利治共著(英宝社) 参 考 書: 履修上の注意点:欠席が5回以上になると 「停止」 扱いになる。 (準備学習を含む) 319 国際教養学科 学習の到達目標:大学生にとって必須と思われる基本的な文法事項を確認しながら、基本的なライテイング力 を訓練することを目標としています。 授業概要:各章ごとに掲載されている文法事項を説明して確認した後で、受講者に1問ずつ当てて、進 めていきます。従って、受講者は毎時予習が必要です。 授業計画:1.英文をうまく組み立てるには 2.動詞に着目してみると 3.時間を点としてとらえる表現は 4.時間を線としてとらえる表現は 5.動詞の働きをになう表現は 6.動詞と名詞の働きをになう表現は 7.形容詞と副詞の働きをになう表現は 8.動詞に味付けをほどこす表現は 9.視点を換える表現は 10.仮定の表現は 11.スパイスを加える表現は 12.比べる表現は 13.文をつなげる表現は 14.ヴァリエーションを増やす表現は 15.英語特有の表現は イングリッシュ・ライティングⅠ(前期)に引き続き取り扱います。 授業科目 スピーチ・ワークショップ 担当教員 アンソニー・スミス 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 「英語を上手に話したい」と願う学生たちが、発音練習や語彙を増やすこと以外に、必須と 考えられる「読み方の練習、スピーチ・ワークショップ」を毎時間繰り返し、英語の自然な 抑揚で読み話せるようになるのが到達目標である。自分が話せることで、Native の聞き取 りも格段とできるようになり、使える英語力が身につくはずである。 授業概要:英 語を英語らしく読み、かつ話すためのトレーニングを行う。感情導入を培いながら、 Dialog Reading, Script Reading, Speech Readingを題材に授業を進めていく。Pronunciation, Intonation, Stress, Pauseの四要素から成るNative Fluencyを養っていきたい。 授業計画:1.Introduction 2.Dialog Reading⑴ 3.Dialog Reading⑵ 4.Dialog Reading⑶ 5.Dialog Readin 6.まとめとプレゼンテーション 7.Script Reading⑴ 8.Script Reading⑵ 9.Script Reading⑶ 10.Script Reading⑷ 11.まとめとプレゼンテーション 12.Speech Reading⑴ 13.Speech Reading⑵ 14.Speech Reading⑶ 15.まとめとプレゼンテーション 評価方法:出席10%、各プレゼンテーション30%(30×3回) 教 科 書:テキストとしてプリントを配布する。 参 考 書:必要に応じて指示する。 履修上の注意点: 「自然な抑揚で話せるようになりたい」という明確なモチベーションをもって授業に (準備学習を含む) 臨むこと。 授業科目 シネマ・イングリッシュⅠ 担当教員 アンソニー・スミス 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 国際教養学科 学習の到達目標:娯楽としての映画を教材として扱うことで、口語表現能力の向上は無論のこと、そこで描か れている文化背景の理解がどれだけ映画を深く鑑賞できるかという実感を得る。異文化理解 の一助となるのを知ることも到達目標といえよう。 授業概要:名作 The Sound of Music を扱う。自然に話される英語のスピードに慣れ親しみながら、 優れた台本を通して口語英語表現を学んでいく。また、文化的背景にも触れ、異文化理解を 深めていきたい。 授業計画:台本から12のシーンを選び、独自のプリントを用い、ディクテーション、及びプレゼンテー ションをこなしながら授業を進めていく。 1.Introduction 2.Scene One 3.Scene Two 4.Scene Three 5.Scene Four 6.Scene Five 7.Scene Six 8.まとめと小テスト 9.Scene Seven 10.Scene Eight 11.Scene Nine 12.Scene Ten 13.Scene Eleven 14.Scene Twelve 15.まとめと筆記試験 評価方法:出席20%、小テスト30%、筆記試験50% 教 科 書:テキストとしてプリントを配布する。 参 考 書:必要に応じて指示する。 履修上の注意点:積極的に目的意識をもって、授業に臨むこと。 (準備学習を含む) 320 授業科目 シネマ・イングリッシュⅡ 担当教員 アンソニー・スミス 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:娯楽としての映画を教材として扱うことで、口語表現能力の向上は無論のこと、そこで描か れている文化背景の理解がどれだけ映画を深く鑑賞できるかという実感を得る。異文化理解 の一助となるのを知ることも到達目標といえよう。 授業概要:名作 Field of Dreams' を扱う。自然に話される英語のスピードに慣れ親しみながら、優れ た台本を通して口語英語表現を学んでいく。また、文化的背景にも触れ、異文化理解を深め ていきたい。 授業計画:台本から12のシーンを選び、独自のプリントを用い、ディクテーション、及びプレゼンテー ションをこなしながら授業を進めていく。 1.Introduction 2.Scene One 3.Scene Two 4.Scene Three 5.Scene Four 6.Scene Five 7.Scene Six 8.まとめと小テスト 9.Scene Seven 10.Scene Eight 11.Scene Nine 12.Scene Ten 13.Scene Eleven 14.Scene Twelve 15.まとめと筆記試験 評価方法:出席20%、小テスト30%、筆記試験50% 教 科 書:テキストとしてプリントを配布する。 参 考 書:必要に応じて指示する。 履修上の注意点:積極的に目的意識をもって、授業に臨むこと。 (準備学習を含む) 授業科目 英語による授業Ⅰ 担当教員 アンソニー・スミス 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:出席20% 積極性30% プレゼンテーション 50% 教 科 書:Take it Easy ! Talking Naturally and Confidently(センゲージ ラーニング株式会社) 参 考 書: 履修上の注意点:英英辞典持参のこと。(電子辞書可) (準備学習を含む) 321 国際教養学科 学習の到達目標:日本語をいっさい使わない授業に慣れること。また間違いをおそれずに、英語で発言するこ とに積極的になることをめざす。 授業概要:文字通りSeminar In English である。授業はすべて平易な英語で行われる。英語による質疑 応答やディスカッションを通して、内容理解を確認していく。自ら発言しようとする積極的 な姿勢が何より重要である。 授業計画:1.Introduction 2.第1課 3.第2課 4.第3課 5.第4課 6.第5課 7.第6課 8.プレゼンテーション 9.第7課 10.第8課 11.第9課 12.第10課 13.第11課 14.第12課 15.プレゼンテーション 授業科目 英語による授業Ⅱ 担当教員 矢口 洋生 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:この授業の目標は(1)英語の運用力について自信をもってもらうこと。そして(2)英語 を用いながら必要な情報を収集したり分析したりすることです。 授業概要: レクチャーやプレゼンテーションは当然のこと、質疑応答を含めたディスカッションもす べて英語で行われます。テーマは、仙台における国際文化です。仙台在住のいろいろな国の 方をゲストとして招いて自国の文化紹介や自国と日本の比較を行ってもらいます。 授業計画:シラバス作成時点ではゲストの予定が確定できないので、暫定的な予定となります。 1 オリエンテーション 2 リサーチ1 3 ゲスト1 4 リサーチ2 5 ゲスト2 6 リサーチ3 7 ゲスト3 8 リサーチ4 9 ゲスト4 10 リサーチ5 11 ゲスト5 12 リサーチ6 13 ゲスト6 14 リサーチ7 15 ゲスト7 評価方法:以下の2要素を考慮します。(1)受講態度(70%) (2)課題・レポート(30%) 教 科 書: 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 開 フランス語演習Ⅰ○ 担当教員 岩川 亮 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)フランス語日常会話の理解と発信 2)フランス語による自己表現 3)フランス語読 解力の養成 授業概要:1)初級フランス語の復習 2)ビデオによる日常会話の理解と会話練習 3)文章読解練 習 授業計画:受講生の能力及び関心に応じ、テキストに従って進める。内容はフランスの文化と生活で、 美術、料理、ファッション、映画など、その時々のテーマを取り上げる。 国際教養学科 評価方法:授業への参加状況及び小テスト 教 科 書:Elle est gourmande 1、2(朝日出版)その他 参 考 書: 履修上の注意点:授業に積極的に参加し、フランス語会話を楽しんで学んでください。 (準備学習を含む) 322 授業科目 開 フランス語演習Ⅱ○ 担当教員 岩川 亮 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:前期フランス語演習Ⅱの継続(後期からの参加も可能です) 授業概要:前期フランス語演習Ⅱの継続(後期からの参加も可能です) 授業計画:前期フランス語演習Ⅱの継続(後期からの参加も可能です) 評価方法:授業への参加状況及び小テスト 教 科 書:前期フランス語演習Ⅱの継続(後期からの参加も可能です) 参 考 書: 履修上の注意点:授業に積極的に参加し、楽しんでフランス語を学んでください。 (準備学習を含む) 授業科目 開 ドイツ語演習Ⅰ○ 担当教員 山下 豊 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 「例外的な文法も例外的でないことを知ること」を目的とします。 授業概要:ドイツ語は非常に単純に出来ています。そのことが分るようにして行きます。 評価方法:出席+発表+テストで評価します。 教 科 書:こちらで用意します。 参 考 書:必要があれば、こちらで用意します。 履修上の注意点:特にありません。 (準備学習を含む) 323 国際教養学科 授業計画:1.絵本をテキストにして文法を見ていきます1 2.絵本をテキストにして文法を見ていきます2 3.絵本をテキストにして文法を見ていきます3 4.絵本をテキストにして文法を見ていきます4 5.絵本をテキストにして文法を見ていきます5 6.歌をテキストにして文法を見ていきます1 7.歌をテキストにして文法を見ていきます2 8.歌をテキストにして文法を見ていきます3 9.随筆をテキストにして文法を見ていきます1 10.随筆をテキストにして文法を見ていきます2 11.随筆をテキストにして文法を見ていきます3 12.随筆をテキストにして文法を見ていきます4 13.会話文をテキストにして文法を見ていきます1 14.会話文をテキストにして文法を見ていきます2 15.会話文をテキストにして文法を見ていきます3 授業科目 開 ドイツ語演習Ⅱ○ 担当教員 山下 豊 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 「ドイツ語を自分で作って行くこと」を目的にします。 授業概要:ドイツ語は自分で作って行くことが可能です。ドイツ語を自分で作る練習をして行きます。 授業計画:1.名詞の作り方 2.名詞の作り方 3.名詞の作り方 4.形容詞の作り方 5.形容詞の作り方 6.形容詞の作り方 7.動詞の作り方 8.動詞の作り方 9.動詞の作り方 10.文の簡素化 11.文の簡素化 12.文の簡素化 13.文の簡素化 14.文の簡素化 15.まとめ 評価方法:出席+発表+テストで評価します。 教 科 書:こちらで用意します。 参 考 書:必要があれば、こちらで用意します。 履修上の注意点:特にありません。 (準備学習を含む) 授業科目 開 スペイン語演習Ⅰ○ 担当教員 小島 裕子 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 国際教養学科 学習の到達目標:1)直説法のすべての時制を使って、過去から未来までのできごとを表現できるようになり ます。 2)過去、現在、未来の完了形や関係詞を学習し、より複雑な概念が表現できるようになり ます。 3)スペイン語圏の文化や習慣への理解を深めます。 4)スペイン語検定4級に合格できる程度の実力を身につけます。 授業概要: スペイン語ⅡBまでの学習内容を確認しながら、さらに実践的なスペイン語の習得を目ざ します。会話練習や講読を通して、学習内容の定着をはかります。スペイン語圏の音楽や美 術に触れる機会を持ちます。 授業計画:1∼3.スペイン語Ⅱの復習 4.命令文① 5.命令文② 6.点過去と線過去 7.未来 8.過去未来 9.未来完了 10.過去未来完了 11.再帰動詞 12.関係詞① 13.関係詞② 14.まとめ 15.テスト 評価方法:小テスト、学期末テスト、宿題、出席、授業への貢献度を総合して評価します。 教 科 書: 『プラサ・マヨールⅡ ソフト版―ステップアップ・スペイン語―』(朝日出版社) 参 考 書: 履修上の注意点:スペイン語ⅡBを終了した学生を対象とします。スペイン語Ⅱで使用した教科書も毎 (準備学習を含む) 回持参して下さい。 324 授業科目 開 スペイン語演習Ⅱ○ 担当教員 小島 裕子 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1)スペイン語学習のまとめとして、接続法を学習します。 2)スペイン語圏の文化や習慣に対する理解を深めます。 3)スペイン語検定4級に合格できる程度の実力を身につけます。 授業概要: スペイン語演習Ⅰまでの学習を確認しながら、接続法を学びます。自分の心の中の願望や 疑念、喜び、悲しみ、後悔の念などを表現したり、「もし∼だったら」という条件文で、よ り細かなニュアンスを伝えられるようになります。会話練習や講読を通して、学習事項の定 着をはかります。スペイン語圏の音楽や美術に触れる機会を持ちます。 授業計画:1∼7.接続法現在・現在完了 8∼11.接続法過去・過去完了 12 ∼13.条件文 14.まとめ 15.テスト 評価方法:小テスト、学期末テスト、宿題、出席、授業への貢献度を総合して評価します。 教 科 書:『プラサ・マヨールⅡ ソフト版―ステップアップ・スペイン語―』(朝日出版社) 参 考 書: 履修上の注意点:スペイン語演習Ⅰを終了した学生を対象とします。スペイン語Ⅱで使用した教科書も (準備学習を含む) 毎回持参して下さい。 授業科目 開 中国語演習Ⅰ○ 担当教員 賈 軍 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:試験結果50% 平常点50%(出席状況、レポート等) 教 科 書:必要に応じプリントを配布する 参 考 書: 『初めての中国語学習辞典』相原茂著(朝日出版社) 『中検4級問題集』中検研究会編(光生館) 履修上の注意点: (準備学習を含む) 325 国際教養学科 学習の到達目標:中国語検定試験準4級に対応できる語学力の養成を到達目標とする 授業概要: 中国語Ⅰ、中国語Ⅱで習得したことを基礎にして、中国語によるコミュニケーション能力 を高め、中国語検定試験に対応できる語学力の養成を目的とする。CD教材等を使用し、生 の中国語に触れることで聴解力を強化する。また、DVD教材等で中国語圏の社会に触れ、 中国語圏の文化と現状への理解を深める。 授業計画:1.第66回中国語検定試験准4級トレーニング(リスニング) 2.第66回中国語検定試験准4級トレーニング(筆記) 3.第67回中国語検定試験准4級トレーニング(リスニング) 4.第67回中国語検定試験准4級トレーニング(筆記) 5.第68回中国語検定試験准4級トレーニング(リスニング) 6.第68回中国語検定試験准4級トレーニング(筆記) 7.第69回中国語検定試験准4級トレーニング(リスニング) 8.第69回中国語検定試験准4級トレーニング(筆記) 9.第70回中国語検定試験准4級トレーニング(リスニング) 10.第70回中国語検定試験准4級トレーニング(筆記) 11.第71回中国語検定試験准4級トレーニング(リスニング) 12.第71回中国語検定試験准4級トレーニング(筆記) 13.第72回中国語検定試験准4級トレーニング(リスニング) 14.第72回中国語検定試験准4級トレーニング(筆記) 15.復習と定期試験 授業科目 開 中国語演習Ⅱ○ 担当教員 賈 軍 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:中国語検定試験4級に対応できる語学力の養成を到達目標とする 授業概要: 中国語Ⅰ、中国語Ⅱで習得したことを基礎にして、中国語によるコミュニケーション能力 を高め、中国語検定試験に対応できる語学力の養成を目的とする。CD教材等を使用し、生 の中国語に触れることで聴解力を強化する。また、DVD教材等で中国語圏の社会に触れ、 中国語圏の文化と現状への理解を深める。 授業計画:1.第66回中国語検定試験4級トレーニング(リスニング) 2.第66回中国語検定試験4級トレーニング(筆記) 3.第67回中国語検定試験4級トレーニング(リスニング) 4.第67回中国語検定試験4級トレーニング(筆記) 5.第68回中国語検定試験4級トレーニング(リスニング) 6.第68回中国語検定試験4級トレーニング(筆記) 7.第69回中国語検定試験4級トレーニング(リスニング) 8.第69回中国語検定試験4級トレーニング(筆記) 9.第70回中国語検定試験4級トレーニング(リスニング) 10.第70回中国語検定試験4級トレーニング(筆記) 11.第71回中国語検定試験4級トレーニング(リスニング) 12.第71回中国語検定試験4級トレーニング(筆記) 13.第72回中国語検定試験4級トレーニング(リスニング) 14.第72回中国語検定試験4級トレーニング(筆記) 15.復習と定期試験 評価方法:試験結果50% 平常点50%(出席状況、レポート等) 教 科 書:必要に応じプリントを配布する 参 考 書: 『初めての中国語学習辞典』相原茂著(朝日出版社) 『中検4級問題集』中検研究会編(光生館) 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 開 韓国語演習Ⅰ○ 担当教員 劉 庭秀 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 韓国映画、新聞、K-POPなどに出てくる韓国語の文法、表現などを反復的に練習・再確 認しながら、日常会話でよく使われる表現を身に付ける。韓国の社会・文化・環境・経済・ 映画・ドラマなどの話題を取り入れて、韓国の理解を深めることを目標とする。 授業概要: 韓国映画、ドラマ、音楽、新聞などを通して、韓国社会・文化・生活などを紹介し、一般 的な韓国語教材内容と日常生活の会話表現の違いについて説明する。韓国語能力(検定)試 験の過去問を確認して問題の傾向とレベルをチェックしながら、韓国語文法、語彙力を向上 させる。 国際教養学科 授業計画:1.韓国映画をみながら、韓国の社会・文化・生活を調べよう。 2.韓国映画やK-POPを通して日常会話の表現を身に付けよう。 3.韓国こども新聞を読んでみよう(韓国の社会・経済・環境など) 4.K-POPの歌詞を翻訳し、自ら歌ってみよう。 5.韓国語能力試験(過去問)に挑戦してみよう。 評価方法: (1)期末レポート 50%(2)出席 30%(3)授業への参加 20% 教 科 書:特になし。 参 考 書:必要に応じて随時紹介する。 履修上の注意点:韓国の文化・社会・韓流(映画、ドラマ、音楽)などに関心があり、中級程度の韓国 (準備学習を含む) 語が理解できること 326 授業科目 開 韓国語演習Ⅱ○ 担当教員 劉 庭秀 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 韓国映画、新聞、K-POPなどに出てくる韓国語の文法、表現などを反復的に練習・再確 認しながら、日常会話でよく使われる表現を身に付ける。韓国の社会・文化・環境・経済・ 映画・ドラマ・伝統の遊びなどの話題を取り入れて、韓国の理解を深めることを目標とする。 授業概要: 韓国映画、ドラマ、音楽、新聞などを通して、韓国社会・文化・生活などを紹介し、一般 的な韓国語教材内容と日常生活の会話表現の違いについて説明する。韓国語能力(検定)試 験の過去問を確認して問題の傾向とレベルをチェックしながら、韓国語文法、語彙力を向上 させる。 授業計画:1.韓国映画をみて韓国の若者について話し合いましょう。 2.韓国で歌われるJ-POPを調べよう。 3.友達や先生にハングルで年賀状を書こう。 4.みんなで楽しもう。正月の伝統遊び(ユンノリ) 5.日本のこども新聞を韓国語に訳してみよう。 6.日韓文化の違いを考えてみよう。 7.韓国語能力試験(過去問)に挑戦してみよう。 評価方法: (1)期末レポート 50%(2)出席 30%(3)授業への参加 20% 教 科 書:特になし。 参 考 書:必要に応じて随時紹介する。 履修上の注意点:韓国の文化・社会・韓流(映画、ドラマ、音楽)などに関心があり、中級程度の韓国 (準備学習を含む) 語が理解できること 授業科目 国際教養総合演習Ⅰ 担当教員 アンソニー・スミス 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:発表、及び授業参加度を重視する。 教 科 書:追って指示する。 参 考 書:追って指示する。 履修上の注意点:出席重視。 (準備学習を含む) 327 国際教養学科 学習の到達目標:日本の近・現代史を出来事を中心に追うことで、世界の中の日本という視点を持てるように する。また、自ら興味のある時代や事件などを、調べ発表し、質問をうけ、さらに調べると いう作業を経て、知識をより豊かなものとする。 授業概要:20世紀を大別すると、前半の50年は2つの大戦を経験した。これは、国家間の複雑な利害が 激突した熱い戦争の時代であった。後半の50年は、米ソ対立による冷たい戦争が続き、やが て熱い戦争を闘う前に、一方の立て役大戦後の世界情勢に的を絞り、世界中で繰り広げられ た対立や戦争が日本に及ぼした影響について探っていくとともに、現在なお、世界中で起こっ ている対立や紛争について学んでいきたい。 授業計画:1.明治時代の日本 2.明治時代の日本 3.明治時代の日本 4.大正時代の日本 5.大正時代の日本 6.昭和時代の日本 7.昭和時代の日本 8.昭和時代の日本 9.研究テーマの設定 10.20世紀初頭のヨーロッパ 11.20世紀中期のヨーロッパ 12.20世紀後期のヨーロッパ 13.研究発表 14.研究発表 15.まとめ 授業科目 国際教養総合演習Ⅰ 担当教員 浅野 浩子 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 仕事世界を概観しながら、個々人のキャリア・デザインについて考察していく。 授業概要: テキストを輪読しながら毎回発表者を決め、発表者が作成したレジュメをも含めて討論す る。 授業計画:1.ガイダンス 2.文献輪読・各テーマについての発表と討論 3. 〃 4. 〃 5. 〃 6. 〃 7. 〃 8. 〃 9. 〃 10. 〃 11. 〃 12. 〃 13. 〃 14. 〃 15.まとめ 評価方法: 受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度等)(50点)、授業中の課題・レポート(50点) などにより総合的に評価する。 教 科 書: 『働くひとのためのキャリア・デザイン』金井壽宏(PHP研究所) 参 考 書: 履修上の注意点:あらかじめテキストを熟読の上授業に臨むこと。 (準備学習を含む) 授業科目 国際教養総合演習Ⅰ 担当教員 砂澤 健治 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 国際教養学科 学習の到達目標: イギリスという国は不思議な魅力を持った国である。明治以来、日本人は他のどの国にも ましてイギリスという国に魅せられてきた。ゼミでは、イギリスの歴史と文化について深く 学習することをねらいとする。 授業概要: 日本語の資料を用いてイギリスについて学習したあと、講読では、英国の料理・スポーツ・ ファッションに関する写真やイラストが豊富に盛り込まれた英文テキスト(またはコピー) を使用します。 授業計画:(1)オリエンテーション (2)イングランドとは? (3)英国史概略 (4)観光地について(ビデオ学習) (5)ロンドンについて(ビデオ学習) (6)演習 ① (7)演習 ② (8)演習 ③ (9)演習 ④ (10)演習 ⑤ (11)演習 ⑥ (12)演習 ⑦ (13)ピーターラビットと湖水地方 (14)ピーターラビットと湖水地方 (15)まとめ 評価方法: (1)ゼミでの発表内容50% (2)レポート50% 教 科 書:プリントを使用する。 参 考 書: 『英国を知る辞典』アドリアン・ルーム著(研究社) 履修上の注意点:ゼミでは、毎回の出席がもとめられる。 (準備学習を含む) 328 授業科目 国際教養総合演習Ⅰ 担当教員 矢口 洋生 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:現代世界における平和の問題に対して関心を高め、問題意識を持ち、かつそのことに関わる ための視座・視点を育んでいくことを目指します。まず、どのような現状があるかを認識す るためにいろいろなデータや報告を検証することとなります。 授業概要: 平和に関する文献を読みデスカッションをおこなう。そのことを通して平和を考え抜く視 点を定めることを目標とします。また各自は自分の興味にそったテーマを設定し、それにつ いてプレゼンテーションをおこなって討論します。 授業計画:1 ガイダンス:問題設定 2 文献講読とディスカッション 3 文献講読とディスカッション 4 文献講読とディスカッション 5 文献講読とディスカッション 6 文献講読とディスカッション 7 文献講読とディスカッション 8 文献講読とディスカッション 9 文献講読とディスカッション 10 文献講読とディスカッション 11 文献講読とディスカッション 12 文献講読とディスカッション 13 文献講読とディスカッション 14 文献講読とディスカッション 15 まとめ 評価方法:受講態度(質疑応答、プレゼンテーション)(50点)、レポート(50点) 教 科 書:追って指示する。 参 考 書: 履修上の注意点:国際平和論を履修済みであること。 (準備学習を含む) 授業科目 国際教養総合演習Ⅰ 担当教員 横尾 元意 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 評価方法:授業への取り組み(40パーセント)と出欠状況(40パーセント)とレポート(20パーセント) により評価する。 教 科 書:プリントを使用する。 参 考 書: 履修上の注意点:5回以上の欠席は 「停止」 扱いになる。 (準備学習を含む) 329 国際教養学科 学習の到達目標:William Shakespeare(1564-1616)の悲劇のうちで良く知られている4作品を紹介して、エ リザベス朝時代の演劇研究の導入にする。 授業概要: 私の国際3年のゼミは今年も平易な英語で書かれた文化に関するものを講読しようと考え ている。「ロメオとジュリエツト」、「ハムレツト」、「オセロー」、「マクベス」を取り上げる。 授業計画:1.William Shakespeareと作品の紹介 2.Romeo and Juliet 作品紹介 3.Romeo and Juliet 4.Romeo and Juliet 5.Romeo and Juliet 6.Romeo and Juliet 7.Hamlet 作品紹介 8.Hamlet 9.Hamlet 10.Hamlet 11.Hamlet 12.Hamlet 13.Hamlet 14.Hamlet 15.まとめ 授業科目 国際教養総合演習Ⅰ 担当教員 芳野 総子 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:イギリスは多くの顔を持つ国である。この授業では、現代イギリス文化の多様な局面を多様 な角度から研究して、その何たるかを理解することを目標としている。 授業概要:イギリス文化の諸相を取り上げて、具体的に検討していく。イギリスが示す表情の多様性に 目を向け、そこに内在する数々の問題にも触れていく。授業はディスカッションを中心に進 めていく予定である。 授業計画:1.ガイダンス 2.イギリスの食生活 3.イギリス料理 4.ティー・タイム 5.レストランとファースト・フード 6.パブとイン 7.イギリスの自然環境 8.ガーデニング 9.公園と庭園 10.ナショナル・トラスト 11.ローマの遺跡 12.城および貴族の館 13.協会と大寺院 14.一般家屋 15.レポート提出 評価方法: (1)平常点30%(2)レポート70% 教 科 書:使用しない。適宜プリントを配布する。 参 考 書:授業中に紹介する。 履修上の注意点:積極的に授業に参加することを望む。 (準備学習を含む) 授業科目 国際教養総合演習Ⅰ 担当教員 賈 軍 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 本演習の目的は、調査・文献収集、研究、レジュメ作成、口頭による報告、討論、論文作 成の方法を習得することです。 授業概要: 私たちが日常生活しているローカルな経済は、さまざまな意味でグローバルな世界とつな がっています。国際経済の動きが私たちの周りの経済に及ぼす影響を理解することは、日本 経済を理解することにもつながります。本演習では、巨大化したグローバルな市場の実態を 私たちの生活の周りに見える動きから考察します。 国際教養学科 授業計画: 具体的な進め方としては、履修者の関心を考慮して、いくつかのテーマを決定し、毎回一 つのテーマに関して全員で討論を行います。テーマは経済問題に限定せず、エネルギー問題、 環境問題など、生活の豊かさに関連するものを広く含みます。 評価方法:平常点100%(出席状況、レポート等)。 教 科 書:必要に応じプリントを配布する。 参 考 書:授業中に指示します。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 330 授業科目 国際教養総合演習Ⅰ 担当教員 熊谷 健二 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)情報通信技術の特性について理解できるようになる。 2)eラーニングの意義、効果、問題点等を考察できるようになる。 3)様々な情報機器の特徴と教育への応用方法について理解できるようになり、さらに効果 的な利用方法について提案できるようになる。 授業概要: コンピュータやネットワークなどに代表される情報通信技術(ICT)の教育現場への応用 はもはや一般的となり、現在、eラーニングのような従来の対面授業を補う形の学習法が注 目を集めている。そこではパソコンだけではなく携帯電話やiPodなども学習ツールとして利 用され始めた。このゼミでは、このような新しい学習法の効果的な実施方法を考察する。 授業計画:1.ガイダンス(1) 2.教育の情報化とeラーニング(2∼6) 3.eラーニングの現状(7∼ 10) 4.eラーニングの活用事例(11 ∼ 14) 5.まとめ(15) 評価方法:出席状況、授業への取り組み、レポート等を総合して評価する。 教 科 書:受講者と相談の上決定する。 参 考 書: 履修上の注意点:コンピュータ業界に多いカタカナ言葉や略語に恐れを持たず、いろいろなことに挑戦 (準備学習を含む) する意欲のある学生を希望する。 授業科目 国際教養総合演習Ⅰ 担当教員 遊佐 重樹 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標: 日本における外国語学習の時期はいつが適切であるのか、さまざまな角度から検討を行い、 このクラスとしての見解をまとめる。 授業概要: 日本・海外の英語教育の現状、言語の獲得方法、バイリンガル教育等のテーマに関する講 義とディスカッションを行い、外国語学習の開始年齢について理解を深めていく。 評価方法:出席状況(30点)、授業態度(20点)、レポート(50点) 教 科 書:プリント教材を使用する。 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点: この問題に関心のある学生の受講を希望する。 (準備学習を含む) 必ず初回の授業から出席すること。 331 国際教養学科 授業計画:1.Introduction 2.日本の英語教育の現状(1) 3.日本の英語教育の現状(2) 4.海外の英語教育(1) 5.海外の英語教育(2) 6.言語の獲得方法(1) 7.言語の獲得方法(2) 8.バイリンガル教育(1) 9.バイリンガル教育(2) 10.バイリンガル教育(3) 11.英語教育と国語力とのバランス(1) 12.英語教育と国語力とのバランス(2) 13.セミリンガル(1) 14.セミリンガル(2) 15.まとめ 授業科目 国際教養総合演習Ⅰ 担当教員 加藤 美紀 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:意味喪失時代ともいわれる現代の精神状況において、私たちはいかにして生きる意味を見い 出すことができるのだろうか。実存哲学領域における意味研究の代表格、V.E..フランクル の思想を手がかりとして、各自の生きる意味を探求するための視点と方法論を学ぶ。 授業概要:第二次世界大戦中の強制収容所体験を綴り、独自の人生論を展開して、20世紀最大級のベス トセラー書ともなったV.E..フランクルの代表作『夜と霧』、および関連文献を購読し、討論 を重ねることによって、生きる意味の問題について考察を深める。 授業計画:1.ガイダンス 2.V.E..フランクルについて 時代背景と人物・著作 3.V.E..フランクルの回顧録と伝記 その生涯と思想 4.『夜と霧』を読む(1) 5.『夜と霧』を読む(2) 6.『夜と霧』を読む(3) 7.研究テーマの設定 8.『死と愛』を読む 9.『それでも人生にイエスと言う』を読む 10.『生きる意味を求めて』を読む 11.「意味喪失時代における教育の使命」を読む 12.滝沢克己によるフランクル批判についての検討 13.研究発表(1) 14.研究発表(2) 15.まとめ 評価方法:全講義の2/3の出席・受講態度(40点)、課題(60点) 教 科 書:プリント(必要に応じて配布) 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:自らの問題意識を深められるように、積極的に参加することを希望します。 (準備学習を含む) 授業科目 国際教養総合演習Ⅰ 担当教員 山田 恵 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:アメリカ合衆国の社会や文化に関する基礎的知識を英語で理解し、自分の考えを発表するこ とができる。 授業概要: 「アメリカ研究」の視点から、アメリカ合衆国の社会や文化に関する文献(英語が主)を読 んで知識を深めていく。 国際教養学科 授業計画:1.ガイダンス 2.文献講読と討議 3.文献講読と討議 4.文献講読と討議 5.文献講読と討議 6.文献講読と討議 7.文献講読と討議 8.文献講読と討議 9.文献講読と討議 10.文献講読と討議 11.文献講読と討議 12.文献講読と討議 13.文献講読と討議 14.総括1 15.総括2 評価方法:授業での発表(50%)と課題(50%)によって総合的に評価する。 教 科 書:授業で指示する。 参 考 書:授業で指示する。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 332 授業科目 国際教養総合演習Ⅱ 担当教員 アンソニー・スミス 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:今日の世界の状況を理解するための前提となる事項を、第一次大戦から振り返り、とりわけ 民族紛争という20世紀の課題を知り考える。 授業概要: 20世紀を大別すると、前半の50年は2つの大戦を経験した。これは、国家間の複雑な利害 が激突した熱い戦争の時代であった。後半の50年は、米ソ対立による冷たい戦争が続き、や がて熱い戦争を闘う前に、一方の立て役大戦後の世界情勢に的を絞り、世界中で繰り広げら れた対立や戦争が日本に及ぼした影響について探っていくとともに、現在なお、世界中で起 こっている対立や紛争について学んで生きたい。 授業計画:1.第一次世界大戦後のアメリカ合衆国 2.第一次世界大戦後のアメリカ合衆国 3.第一次世界大戦後のアメリカ合衆国 4.第二次世界大戦と冷戦 5.第二次世界大戦と冷戦 6.ベトナム戦争とその影響 7.ベトナム戦争とその影響 8.研究テーマの設定 9.民族紛争 10.民族紛争 11.ユダヤ・パレスチナ問題 12.難民問題 13.研究発表 14.研究発表 15.まとめ 評価方法:発表、及び授業参加度を重視する。 教 科 書:追って指示する。 参 考 書:追って指示する。 履修上の注意点:出席重視。 (準備学習を含む) 授業科目 国際教養総合演習Ⅱ 担当教員 浅野 浩子 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 仕事世界を概観しながら、個々人のキャリア・デザインについて考察していく。 授業概要: 国際教養総合演習Ⅰに引き続き、テキストを輪読しながら毎回発表者を決め、発表者が作 成したレジュメをも含めて討論する。 評価方法: 受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度等)(50点)、授業中の課題・レポート(50点) などにより総合的に評価する。 教 科 書:『働くひとのためのキャリア・デザイン』金井壽宏(PHP研究所) 参 考 書: 履修上の注意点:あらかじめテキストを熟読の上授業に臨むこと。 (準備学習を含む) 333 国際教養学科 授業計画:1.ガイダンス 2.文献輪読・各テーマについての発表と討論 3. 〃 4. 〃 5. 〃 6. 〃 7. 〃 8. 〃 9. 〃 10. 〃 11. 〃 12. 〃 13. 〃 14. 〃 15.まとめ 授業科目 国際教養総合演習Ⅱ 担当教員 砂澤 健治 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: イギリスという国は不思議な魅力を持った国である。明治以来、日本人は他のどの国にも ましてイギリスという国に魅せられてきた。ゼミでは、イギリスの歴史と文化について深く 学習することをねらいとする。 授業概要: 前期からの継続として英文講読を行ったあと、イギリスで製作された映画作品を鑑賞する。 主に、ロアルド・ダール、アガサ・クリスティの作品を取り上げる。 授業計画:〈前期〉 (1)オリエンテーション (2)演習 ① (3)演習 ② (4)演習 ③ (5)演習 ④ (6)演習 ⑤ (7)チャーリーとチョコレート工場 (8)チャーリーとチョコレート工場 (9)オリエント急行殺人事件 (10)オリエント急行殺人事件 (11)クリスタル殺人事件 (12)クリスタル殺人事件 (13)ナイル殺人事件 (14)ナイル殺人事件 (15)まとめ 評価方法:(1)ゼミでの発表内容50% (2)レポート50% 教 科 書:プリントを使用する。 参 考 書: 『英国を知る辞典』アドリアン・ルーム著(研究社) 履修上の注意点:ゼミでは、毎回の出席がもとめられる。 (準備学習を含む) 授業科目 国際教養総合演習Ⅱ 担当教員 矢口 洋生 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 国際教養学科 学習の到達目標:現代世界における平和の問題に対して関心を高め、問題意識を持ち、かつそのことに関わる ための視座・視点を育んでいくことを目指します。まず、どのような現状があるかを認識す るためにいろいろなデータや報告を検証することとなります。 授業概要: 平和に関する文献を読みデスカッションをおこなう。そのことを通して平和を考え抜く視 点を定めることを目標とします。また各自は自分の興味にそったテーマを設定し、それにつ いてプレゼンテーションをおこなって討論します。 授業計画:1 ガイダンス:問題設定 2 文献講読とディスカッション 3 文献講読とディスカッション 4 文献講読とディスカッション 5 文献講読とディスカッション 6 文献講読とディスカッション 7 文献講読とディスカッション 8 文献講読とディスカッション 9 文献講読とディスカッション 10 文献講読とディスカッション 11 文献講読とディスカッション 12 文献講読とディスカッション 13 文献講読とディスカッション 14 文献講読とディスカッション 15 まとめ 評価方法:出席状況や授業全般に対する取り組み、その成果としてのゼミ論文を総合的に評価します。 教 科 書:追って指示します。 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 334 授業科目 国際教養総合演習Ⅱ 担当教員 横尾 元意 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:William Shakespeare(1564-1616)の悲劇のうちで良く知られている4作品を紹介して、エ リザベス朝時代の演劇研究の導入にする。 授業概要: 私の国際3年のゼミは今年も平易な英語で書かれた文化に関するものを講読しようと考え ている。「ロメオとジュリエツト」、「ハムレツト」、「オセロー」、「マクベス」を取り上げる。 授業計画:1.Othello 2.Othello 3.Othello 4.Othello 5.Othello 6.Othello 7.Othello 8.Macbeth 9.Macbeth 10.Macbeth 11.Macbeth 12.Macbeth 13.Macbeth 14.まとめ 評価方法:授業への取り組み(40パーセント)と出欠状況(40パーセント)とレポート(20パーセント) により評価する。 教 科 書:プリントを使用する。 参 考 書: 履修上の注意点:5回以上の欠席は 「停止」 扱いになる。 (準備学習を含む) 授業科目 国際教養総合演習Ⅱ 担当教員 芳野 総子 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法: (1)平常点50%(2)レポート50% 教 科 書:使用しない。適宜プリントを配布する。 参 考 書:授業中に紹介する。 履修上の注意点:積極的に授業に参加することを望む。 (準備学習を含む) 335 国際教養学科 学習の到達目標:本演習は「国際教養総合演習Ⅰ」に引き続き、より具体的かつ現実的テーマについての分析 と検討を行う。学生の注意を喚起し、問題意識を高め、テーマへの興味を深めることを目標 とする。 授業概要:学生は自主的にテーマを選択・研究し、その結果を授業内に発表する。それに基づいて全体 での議論へと発展させていく。 授業計画:1.ガイダンス 2.オックスブリッジ 3.新しい大学 4.プレップ・スクールとカレッジ 5.現代のジェントルマン 6.アングリカン・チャーチ 7.カトリックとプロテスタント 8.北アイルランドの問題 9.庶民の娯楽 10.スポーツ 11.演劇・ミュージカル 12.映画 13.現代の王室 14.エリザベスⅡ世 15.レポート提出 授業科目 国際教養総合演習Ⅱ 担当教員 賈 軍 対象学科・学年:国際4年 単位数:2 開講時期:通年 学習の到達目標:本演習の目的は、調査・文献収集、研究、レジュメ作成、口頭による報告、討論、論文作成 の方法を習得することです。 授業概要: 本演習では、生活環境や地球環境に、今、何が起っているのか、また、そのような環境問 題がなぜ発生してしまうのか、ということについて理解を深めます。そして、環境問題の改 善・解決のために、国、企業、消費者それぞれどのような役割を担うべきなのかを考えます。 授業計画: 具体的な進め方法としては、履修者の関心を考慮して、いくつかのテーマを決定し、毎回 一つのテーマに関して全員で討議を行います。テーマは環境問題に限定せず、生活の豊かさ に関連するものを広く含みます。 評価方法:平常点100%(出席状況、レポート等)。 教 科 書:必要に応じてプリントを配布する。 参 考 書:授業中に指示します。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 国際教養総合演習Ⅱ 担当教員 熊谷 健二 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:1)eラーニングに適した教材について考察できるようになる。 2)Flashアニメーション、3DCG、シミュレーションなどを活用した教材を作成できるよ うになる。 授業概要: 国際教養総合演習Ⅰでの学習を踏まえて、アニメーション・3次元CG・シミュレーショ ンなどを活用した、eラーニングで利用可能な学習コンテンツ開発に取り組む。 国際教養学科 授業計画:1.ガイダンス(1) 2.Flashアニメーション(2∼5) 3.ActionScriptによるアニメーションの制御(6∼8) 4.3次元CG(9∼ 11) 5.シミュレーション(12 ∼ 14) 6.まとめ(15) 評価方法:出席状況、授業への取り組み、レポート、作品等を総合して評価する。 教 科 書:受講者と相談の上決定する。 参 考 書: 履修上の注意点:コンピュータ業界に多いカタカナ言葉や略語に恐れを持たず、いろいろなことに挑戦 (準備学習を含む) する意欲のある学生を希望する。 336 授業科目 国際教養総合演習Ⅱ 担当教員 遊佐 重樹 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 日本における外国語学習の時期はいつが適切であるのか、さまざまな角度から検討を行い、 このクラスとしての見解をまとめる。 授業概要: 前期開講の『国際教養総合演習Ⅰ』の講義内容をもとに、各自、割り当てられたテーマに ついて調べたことを発表し、その後のディスカッションを通じて得た情報を参考にしながら、 レポートにまとめて提出する。 授業計画:1.Introduction 2.日本の英語教育の現状(1) 3.日本の英語教育の現状(2) 4.海外の英語教育(1) 5.海外の英語教育(2) 6.言語の獲得方法(1) 7.言語の獲得方法(2) 8.バイリンガル教育(1) 9.バイリンガル教育(2) 10.バイリンガル教育(3) 11.英語教育と国語力とのバランス(1) 12.英語教育と国語力とのバランス(2) 13.セミリンガル(1) 14.セミリンガル(2) 15.まとめ 評価方法:出席状況(30点)、ディスカッションへの参加状況(20点)、プレゼンテーション&レポート (50点) 教 科 書:プリント教材を使用する。 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点: この問題に関心のある学生の受講を希望する。 (準備学習を含む) 必ず初回の授業から出席すること。 授業科目 国際教養総合演習Ⅱ 担当教員 加藤 美紀 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:全講義の2/3の出席・受講態度(40点)、課題(60点) 教 科 書:プリント(必要に応じて配布) 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:自らの問題意識を深められるように、積極的に参加することを希望します。 (準備学習を含む) 337 国際教養学科 学習の到達目標:世界中で読み継がれている不朽の名作サン=デグジュペリの『星の王子様』は、寓意に富む ことから、多様な解釈を可能にする大人のための童話ともいわれる。本書の講読を通して、 キリスト教的な世界観・人生観に触れるとともに、象徴的表現に含意される意味を解釈する ことを学ぶ。 授業概要:サン=デグジュペリの『星の王子様』を購読し、キリスト教の影響、第二次世界大戦という 時代背景、科学文明との関係などの観点に着目して解釈を試み、討議を重ねながら、人生、愛、 いのち、魂などについての考察を深める。 授業計画:1.ガイダンス 2.サン=デグジュペリと『星の王子さま』について 3.『星の王子さま』を読む(1) 4.『星の王子さま』を読む(2) 5.『星の王子さま』を読む(3) 6.研究テーマの設定 7.『星の王子さま』を読む(4) 8.『星の王子さま』を読む(5) 9.『星の王子さま』を読む(6) 10.各自のテーマに基づいて研究(1) 11.各自のテーマに基づいて研究(2) 12.研究発表(1) 13.研究発表(2) 14.まとめ(1) 15.まとめ(2) 授業科目 国際教養総合演習Ⅱ 担当教員 山田 恵 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: アメリカ合衆国の社会や文化に関する基礎的知識を英語で理解し、自分の考えを発表する ことができる。 授業概要: 「アメリカ研究」の視点から、アメリカ合衆国の社会や文化に関する文献(英語が主)を 読んで知識を深めていく。 授業計画:1.ガイダンス 2.文献講読と討議 3.文献講読と討議 4.文献講読と討議 5.文献講読と討議 6.文献講読と討議 7.文献講読と討議 8.文献講読と討議 9.文献講読と討議 10.文献講読と討議 11.文献講読と討議 12.文献講読と討議 13.文献講読と討議 14.総括1 15.総括2 評価方法:授業での発表(50%)と課題(50%)によって総合的に評価する。 教 科 書:授業で指示する。 参 考 書:授業で指示する。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 卒研セミナーⅠ 担当教員 国際教養学科教員全員 対象学科・学年:国際4年 単位数:2 開講時期:前期 国際教養学科 学習の到達目標: 「卒業論文」作成のための、さまざまな研究スキルズの習得を目指します。 授業概要: 「卒業論文」を希望する学生は、「卒研セミナーⅠ」(前期)、「卒研セミナーⅡ」(後期) を受講しなければなりません。これらのセミナーでは、各担当教員の指導の下、研究テーマ の選び方、資料や文献の集め方・扱い方、及び、論文作成のための具体的な研究方法につい て、各自、学習することになります。 授業計画:1.ガイダンス 2.研究テーマの選定 3. 〃 4.資料または文献の集め方・扱い方 5. 〃 6. 〃 7.研究論文の作成 8. 〃 9. 〃 10. 〃 11. 〃 12. 〃 13. 〃 14. 〃 15.前期分のまとめ 評価方法: (1)研究態度・研究内容50% (2)課題50% 教 科 書:各担当教員が指示します。 参 考 書:各担当教員が指示します。 履修上の注意点:このセミナーには、毎回の出席が求められます。 (準備学習を含む) 338 授業科目 卒研セミナーⅡ 担当教員 国際教養学科教員全員 対象学科・学年:国際4年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 「卒業論文」作成のための、さまざまな研究スキルズの習得を目指します。 授業概要: 「卒業論文」を希望する学生は、「卒研セミナーⅠ」(前期)、「卒研セミナーⅡ」(後期) を受講しなければなりません。これらのセミナーでは、各担当教員の指導の下、研究テーマ の選び方、資料や文献の集め方・扱い方、及び、論文作成のための具体的な研究方法につい て、各自、学習することになります。 授業計画:1.ガイダンス 2.研究論文の作成 3. 〃 4. 〃 5. 〃 6. 〃 7. 〃 8. 〃 9. 〃 10. 〃 11. 〃 12.研究論文の推敲・校正 13. 〃 14. 〃 15.作成した論文の最終確認 評価方法: (1)研究態度・研究内容50% (2)課題50% 教 科 書:各担当教員が指示します。 参 考 書:各担当教員が指示します。 履修上の注意点:このセミナーには、毎回の出席が求められます。 (準備学習を含む) 授業科目 卒業論文 担当教員 国際教養学科教員全員 対象学科・学年:国際4年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標: 各担当教員の指導の下、意欲的に研究を進め、「卒業論文」の完成を目指します。 授業概要: 「卒業論文」を希望する学生は、「卒研セミナーⅠ」(前期)、「卒研セミナーⅡ」(後期) を受講した上で、各自が定めたテーマに基づいて論文作成に取り組むことになります。「卒 業論文」に関するおおよそのスケジュールは、以下、授業計画に示すとおりですが、詳細に ついては、各自、担当教員の指示に従ってください。 16.後期研究開始:9月 17.論文作成:10月∼ 11月 18. 〃 19. 〃 20. 〃 21. 〃 22. 〃 23. 〃 24. 〃 25. 〃 26.論文の推敲・再確認:12月∼ 1月 27. 〃 28. 〃 29. 〃 30.論文提出(提出日は追って掲示する) 評価方法: (1)研究態度・研究内容20% (2)卒業論文80% 教 科 書:各担当教員が指示します。 参 考 書:各担当教員が指示します。 履修上の注意点:各担当教員の指導の下、意欲的に取り組んでもらいたい。 (準備学習を含む) 339 国際教養学科 授業計画:1.研究開始:4月 2.論文作成:5月∼6月 3. 〃 4. 〃 5. 〃 6. 〃 7. 〃 8. 〃 9.調査研究:6月∼7月 10. 〃 11. 〃 12. 〃 13. 〃 14. 〃 15.前期のまとめ:8月 授業科目 教育学概論 担当教員 朝倉 充彦 対象学科・学年:総福・管栄・国際1年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1)教職課程を履修しようとする心構えを身につける。 2)教育についての基本的な原理および知識を理解する。 3)学校だけでなく、家庭・社会の教育についての様々な情報について関心を抱きそのこと を考える力を養う。 4)日本における子どもの権利の現況と課題を認識する。 授業概要: 教職課程を履修しようとするものに対して「教育の本質と原理」を講義する授業である。 2006年には教育基本法が変えられ、いま日本では教育制度改革が進められている。しかし、 家庭や学校の現実の教育の場面においては虐待、不登校、体罰、暴力行為、いじめ等々問題 は山積しており、教育制度改革による諸問題の解決の展望は暗い。だからこそ、「教育とは 何か」をしっかりと考え、教育の諸問題の本質を見抜く慧眼を身につける必要がある。本講 義はそのための授業である。授業は主に教科書を中心に講義を進めるが、補助的教材として ビデオ・雑誌新聞等の記事も利用する。授業内にコメントペーパーを通して自分なりの考え を書いてもらう。また、そのコメントペーパーをもとに意見の交換も行う。 授業計画:1.人間にとって教育とは何か 8.日本の家庭教育の課題 9.子ども観の歴史 2.教育を必要とする存在、教育が可能な存在 10.近代の子ども観(1) としての人間 11.近代の子ども観(2) 3.義務としての教育(1) 12.子どもの権利の思想(1) 4.義務としての教育(2) 13.子どもの権利の思想(2) 5.権利としての教育(1) 14.子どもの権利条約の成立 6.権利としての教育(2) 15.子どもの権利の現状と課題 7.日本の家庭教育の現状 評価方法:授業の出席状況、コメントペーパー、試験によって総合的に評価する。 教 科 書: 『新訂版 資料で考える子ども・学校・教育』遠藤・笹原・朝倉・宮崎(学術図書出版) 参 考 書: 『新しい教育の探究』天野正輝編(文化書房博文社)ほか、授業内に適宜紹介する。 履修上の注意点:出席時数が授業時数の3分の2に満たない者は、原則として試験を受けることができ (準備学習を含む) ない。コメントペーパーについては最初の授業で説明をする。 授業科目 生徒指導論 担当教員 尾形 孝徳 対象学科・学年:管栄3年 単位数:2 開講時期:前期 教職課程科目 学習の到達目標: 学校現場における今日的課題である生徒指導の諸問題について、その現状を把握するとと もに、教職員が児童・生徒一人一人が抱える様々な課題や悩みをどのようにして受け止め、 その解決に導いているのかを理解する。ロールプレイング等の演習を通しながら、栄養教諭 として教壇に立った時の児童・生徒との関わり方を学ぶ。 授業概要: 栄養教諭として、学校現場の一員となった時、生徒指導は避けて通ることのできない大き な仕事の一つである。小学校、中学校、さらには教育委員会で、長年にわたり生徒指導に携わっ てきた経験をもとに講義をする。児童生徒を取り巻く生徒指導上の諸問題は、いじめや不登 校、校内暴力、さらにはインターネットを媒介とした問題も多数発生している。また、家庭 の教育力の低下、虐待、モンスターペアレント等保護者への対応に苦慮している。これらの 問題を一つ一つ解決しながら、児童生徒の健全な育成を図るために教職員がどんなことをし ているのか事例をもとにしながら学んでいく。生徒指導は、生徒理解に始まり、生徒理解に 終わると言われている。児童生徒のおかれている立場や気持ちを理解できなければ信頼関係 は構築できない。事例や体験をとおしながら生徒指導の基礎を学ぶ。 授業計画:1.生徒指導とは 9.虐待への対応 10.信頼される教師とは 2.小学校の現状と課題 11.学校視察 3.中学校の現状と課題 12.学校視察から学んだこと 4.いじめをする側、される側 13.教育相談① 5.不登校児童生徒の理解と関わり 14.教育相談② 6.校内暴力とその背景 15.試験 7.校外で発生する問題行動 8.家庭の教育力の低下 評価方法:毎時間の感想と課題の提出及び試験による評価 教 科 書: 参 考 書: 履修上の注意点:将来栄養教諭を目指す学生に履修してほしい。 (準備学習を含む) 340 授業科目 教職福祉教育法 担当教員 半田 芳吉 対象学科・学年:総合3年 単位数:4 開講時期:通年 学習の到達目標: 授業概要: 〔授業の到達目標〕 高等学校「福祉」科教員を希望する学生が、自分自身で特色ある教育課程を編成し、授業を実施できるように 教育法の基礎、教科「福祉」の目的、現代社会のさまざまな課題の教育法などについて実践的に学ぶ。 〔授業概要〕 前期 教科「福祉」の意義と構造について理解する。学習指導の進め方や福祉科教育課程の編成の仕方を学ぶ。授業 の進め方や学習教材・資材の活用法および教育計画の作成法等を理解する。 後期 福祉の授業内容と進め方の全体像の理解を進める。また、福祉教育学習指導要領に即して、学習指導案の作成 演習と模擬授業を通じて実践力を養う。 【後期】 授業計画: 【前期】 1.教科「福祉」の創設とその意義 1.ノーマライゼーションと共生の教育法 2.教科「福祉」の位置づけ 2.高齢者問題の教育法 3.「福祉」の概念と教科「福祉」の構造 3.児童と家族問題の教育法 4.学習指導要領の解説 4.生存権と生活保護問題の教育法 5.学習指導と能力育成 5.バリアフリー問題の教育法 6.学習指導の形態 6.ボランティア活動と介護問題の教育法 7.教育課程の編成 7.相談面接の方法 8.福祉科の構成 8.外部講師導入 9.福祉科の教育課程 9.他者理解と自己理解の教育法 10.学習教材の研究 10.環境保護と社会連帯の教育法 11.学習資材の活用 11.戦前・戦後の福祉教育の歴史 12.学習指導と評価 12.21世紀の福祉教育の課題と展望 13.福祉科授業の方法 13.福祉科の教育実習 14.社会福祉の理解 14.福祉科教諭の資質 15.教育計画の作成法 15.期末試験 評価方法:評価要素は、期末試験(50%) 、授業への参加態度(45%)、授業への出席(5%)を総合して評価する。 教 科 書:硯川真旬著「福祉教科教育法」 ミネルヴァ書房 高等学校学習指導要領の展開「福祉」編 矢幅清司ほか 明治図書 参 考 書:新 訂「社会福祉基礎」実教出版 ・ 新訂「基礎介護」実教出版 福祉科指導法入門 大橋謙策編集代表 中央法規出版 履修上の注意点:予習復習を行うことを前提に、学生主導で授業を進めるので、主体的な参加姿勢を期待する。 (準備学習を含む) 授業科目 教育実習の研究 担当教員 青柳 育子 対象学科・学年:総福3・4年 単位数:1 開講時期:通年 学習の到達目標: 実習校との事前打ち合わせの際の手紙・電話・訪問による折衝が礼儀正しくできる。 実習校における担当授業、特に研究授業の準備・指導案作成が適切にできる。 教職員や生徒との接し方が適切にできる。 実習内容について、整理・反省・報告・記録が適切にできる。 授業概要:主に教育実習の事前・事後指導のための授業である。 事前の授業としては、学校現場で教育実習生という立場がどのようなものであり、どのよ うな意識や姿勢で教師や生徒と関わることが期待され、何を学ぶことが望まれているか、な どを考える。 事後指導としては、実習校での現場体験を整理・反省・報告・記録させる。 授業計画:前期は、事前指導として5回、後期は、事後指導として4回を計画している。 1.教育実習についてのガイダンス(実習校の調整、事前訪問) 2.学級経営について 3.実習日誌についての分析 4.教育実習の準備(教材準備、模擬授業) 5.実習報告会の参加と研究 6.実習報告会のまとめ 341 教職課程科目 評価方法:演習中の実践全体で評価する。 教 科 書:教育実習の常識』 教育実習を考える会編 蒼丘書林 参 考 書:授業の中で紹介する。 履修上の注意点:実習に関する連絡事項の場でもある。毎回必ず出席すること。 (準備学習を含む) 授業科目 教育実習Ⅱ 担当教員 青柳 育子 対象学科・学年:総福4年 単位数:1 開講時期:前期 学習の到達目標: 校における人間関係や教育活動に関して理解を深め、教職員の勤務や学校事務等を学ぶ。 学 そして、学校現場の生徒たちと直接接触することで、子供に対する理解と愛情を深める。 現場の教師と接触する中で、望ましい教師像を求め、教育者としての自覚を高めていくよ う努力する態度を身につけさせる。 授業概要: 育実習Ⅱは、専門職としての教職を希望する学生が、大学の授業で習得した知識技能を 教 基礎として、大学の授業だけでは得られない、教師に求められる「わきまえ」を身につけ るために、高等学校の現場で実践を通して、集中的に研究するものである。 実習の事前準備をしてきたことを現場で実現できるように、実習校と連携してサポートす る。 授業計画: 教育実習は学生の出身母校の高等学校、または「教科福祉」を実施している高等学校で、 2週間教育実習を行う。 実習開始前に実習校で打ち合わせを行う場合もある。実習終了後、学生は「教育実習日誌」 を教務課に提出する。 評価方法:実習校における実習生の実習評価と、 「教育実習日誌」 の記述内容のより評価を勘案して行う。 教 科 書:改訂高等学校学習指導要領の展開「福祉」編 矢幅清司 (実教出版) 参 考 書: 『教育実習の常識』 教育実習を考える会編 蒼丘書林 履修上の注意点:事前訪問等、担当教官、教職担当教務課と連絡を密にすること。 (準備学習を含む) 授業科目 教職総合演習 担当教員 青柳 育子 対象学科・学年:発達・総福・管栄・国際3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標: 授業の内容をまとめ、適切に展開できる。 視聴覚機器を使いこなせる。 授業概要: 高等学校「福祉」科教員を希望する学生が、自分自身で授業を実施できるように現代の福祉のさまざ まな課題について実際の授業プランを作りながら授業法を実践的に演習する。 授業計画:1.ガイダンス 2.授業のための情報収集の方法 3.教材開発 4.視聴覚機器の使い方 5.模擬授業① 6.模擬授業② 7.模擬授業③ 8.模擬授業④ 9.模擬授業⑤ 10.模擬授業⑥ 11.模擬授業⑦ 12.模擬授業⑧ 13.模擬授業⑨ 14.模擬授業⑩ 15.まとめ 教職課程科目 日本の福祉固有の課題に限定せず、福祉に直接・間接に関連する事柄、すなわち人間の本質に関わる こと、あるいは国際的な政治・経済・福祉の動向等を含めて、福祉の教科に役に立つテーマを見つけて、 授業として組立て・実践する。 授業内容・進め方を相互討議によって深め、プレゼンテーション能力を高めていくことが目標である。 評価方法:演習中の実践全体で評価する。 教 科 書:福祉教科教育法 硯川眞旬他編 ミネルヴァ書房 参 考 書:授業の中で紹介する。 履修上の注意点:演習であるので、学生が主体となって進める。したがって、主体的に参加、準備する必要がある。 (準備学習を含む) 342 授業科目 教職総合演習 担当教員 岩淵せつ子 対象学科・学年:発科・総福・管栄・国際3年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:今、教員に地球的視野に立って行動するための資質能力が求められている。学生自身が、 「人類に共通する課題 または社会全体に関わる課題」について考え、テーマを選び、分析・追求することを通して、課題解決のため の立案、情報メディアの利用や文献検索、まとめと成果の発表という一連の自主的な体験をつむことにより、 人間力と実践力の資質を高めることを目標とする。将来担当することになる「総合的な学習の時間」の指導へ の視点と方法を身につけることを目指す。 授業概要:教職総合演習では、人類に共通する課題やわが国の社会全体に関わる課題の中から、自分の研究テーマを一つ 設定する。「受講者は自ら課題を探し、自らの手法で取り組み、結果をまとめて発表し、ディスカッション・相 互評価する」という演習形式で授業を進めるが、プレゼンテーションを通して自分の考えを相手に伝える方法 や相互評価を体験し、人間への深い理解と問題解決能力を磨くことを目指す。学生各自の課題の追求に先立ち、 例として、FAOSTAT(農産物統計データ)を元に、世界の食料問題・飢餓問題について一緒に考え、分析を 試みることから始める。 授業計画:1.ガイダンス:教員養成審議会答申を踏まえながら「教職総合演習」の意義を確認する 2.授業の進め方:テーマの選択、研究計画の立案 3.研究方法の選定:情報収集、調査などテーマを進めるための留意点を考える 4.資料を例に課題の分析(1) 5.資料を例に課題の分析(2) 6.研究活動:課題の取り組み 7.研究活動:課題の取り組み 8.研究活動:課題の取り組み 9.研究活動:課題の取り組み 10.研究活動:課題の取り組み 11.発表準備:研究内容の整理と発表の準備 12.発表準備:研究内容の整理と発表の準備 13.プレゼンテーション:成果をまとめ発表(20分程度)し、相互評価(10分程度)を行う。 14.プレゼンテーション:成果をまとめ発表(20分程度)し、相互評価(10分程度)を行う。 15.まとめ:全体を通しての自己評価 評価方法:出席状況、授業態度、レポート、課題発表を総合して評価する。 教 科 書:必要に応じて、作成した資料を配布します。 参 考 書:授業中に紹介します。 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 教職総合演習 担当教員 矢口 洋生 対象学科・学年:発達・総福・管栄・国際3年 単位数:2 開講時期:後期 評価方法:受講態度(25点) 、プレゼンテーション(35点)、レポート(40点) 教 科 書: 『世界から貧しさをなくす30の方法』 田中優 (合同出版) 参 考 書: 履修上の注意点: (準備学習を含む) 343 教職課程科目 学習の到達目標:この教職総合演習は、人間尊重・人権尊重、地球環境や異文化理解など人類に共通するテー マについて理解を深めるのみならず、これらの諸問題に係る内容を適切に指導するための糸 口を探ることを目標とします。 授業概要: 「世界から貧しさをなくす」 方法を考えていきます。 そのことを通して貧困の問題、 資源の問題、 エコロジーの問題、開発援助の問題、市場原理主義経済の問題などなど、現在、地球規模で 問題となっている事項を、プレゼンテーションとディスカッションによって追及します。 授業計画:1 ガイダンス:問題設定 2 テキスト01 3 02 4 03 5 04 6 05 7 06 8 中間のまとめ 9 07 10 08 11 09 12 10 13 11 14 12 15 13 授業科目 学校栄養教育実習の研究 担当教員 宮下ひろみ 対象学科・学年:管栄4年 単位数:1 開講時期:通年 学習の到達目標: 教育実習生が実習先(学校現場)でどのような立場であり、どのような意識や姿勢で教師 や栄養職員さらには児童と関わるべきか認識する。また、1週間という短い教育実習の中で 何を学ぶべきであるのか、目標をしっかり立てられるようにする。さらに教育実習後におい ては、実習中の反省をふまえ、今後に活かせるよう、問題点を受講者全員で共有する。 授業概要: 栄養教諭免許取得のための教育実習の事前・事後指導として、学校現場での教育実習生の 立場や態度について認識を深めたり、実習後の反省を行う。事前に実習の心構えや実習日誌 の書き方について学び、模擬授業を行い、実習後は教育実習の体験の反省とまとめとして報 告会を行う。 実習に必要な事項の伝達がある場合や教育実習の時期に合わせて変則的に開講される。 授業計画:1.栄養教諭の教育実習について 2.模擬授業の計画案作成と分析 3.教育実習のための準備と心構え/実習日誌について 4.教育実習のための準備(模擬授業1) 5.教育実習のための準備(模擬授業2) 6.教育実習のための準備(模擬授業3) 7.教育実習の反省と報告会:3年生と合同 8.教育に関する講演会 9.免許取得のための諸手続きの方法について 評価方法:出席、授業態度、レポート評点、発表などにより総合的に評価を行なう。 教 科 書: 「小学校 学習指導要領」(文部科学省)、「中学校 学習指導要領」(文部科学省)、小学校教 科書:小学校5・6「わたしたちの家庭科」(開隆堂)、中学校教科書「技術・家庭分野」(開 隆堂) 参 考 書:「食に関する指導の手引きー第一次改訂版ー」 (文部科学省) 『栄養教諭 理論と実際』金田雅代編著(建帛社)*学校栄養教育論にて購入済のもの 履修上の注意点:教育実習の日程により、授業計画は若干変更されることがある。受講は受け身でなく、 (準備学習を含む) 将来指導する立場になることを自覚し、授業には積極的な態度で参加するように。(2 年次までの単位取得状況により履修を認めない場合がある。) 授業科目 学校栄養教育実習の研究 担当教員 神田あづさ 対象学科・学年:管栄3年 単位数: 開講時期:通年 学習の到達目標: 教育実習生が実習先(学校現場)でどのような立場であり、どのような意識や姿勢で教師 や栄養職員さらには児童とかかわるべきかを認識する。また、1週間という短い教育実習の 中で何を学ぶべきであるのか、目標をしっかり立てられるようにする。さらに教育実習後に おいては、実習中での反省をふまえ、今後に活かせるよう問題点を受講者全員で共有する。 授業概要: 栄養教諭免許取得のための教育実習の事前指導として、学校現場での教育実習生の立場や 態度について認識を深める。 授業計画:1.教育実習について 2.栄養教諭教育実習の実際 3.授業の計画について(学習指導要領の研究) 4.模擬授業の準備(指導案作成と分析①) 5.模擬授業の準備(指導案作成と分析②) 4.模擬授業① 5.模擬授業② 6.教育実習報告会:4年生と合同 7.教育に関する講演会 教職課程科目 評価方法:出席、授業態度、レポート評点、発表などにより総合的に評価を行なう。 教 科 書:『小学校 学習指導要領』、『中学校 学習指導要領』(文部科学省) 小学校5.6年『私たちの家庭科』(開隆堂)、中学校家庭科『技術・家庭分野』(開隆堂) 『栄養教諭 理論と実際』金田雅代編著(建帛社)*「学校栄養教育論」にて購入済 参 考 書: 「食に関する指導の手引き」(文部科学省) 履修上の注意点:受講は受け身でなく、常に将来指導する立場になることを自覚し、授業には積極的な (準備学習を含む) 態度で参加するように。(2年次までの単位修得状況により履修を認めない場合があ る。) 344 授業科目 学校栄養教育実習 担当教員 宮下ひろみ・神田あづさ 対象学科・学年:管栄4年 単位数:1 開講時期:後期 学習の到達目標:○これまで学内で学んだことのまとめとして、教育の現場での実務や指導にあたる。 ○栄養教諭の役割や教員としての姿勢、児童との関わりかたを学ぶ。 ○児童が抱える健康・栄養・食生活上の諸問題に対し、それらに関わる栄養教諭の仕事に接 し、将来教職に就いた時に活かせるようにする。 授業概要: 学校教育実習は栄養の専門職として教職を希望する学生が、大学の授業で習得した知識技 能を基礎として、大学の授業だけでは得られない、教師に求められる「わきまえ」を身につ けるため、学校の現場で実践を通して、集中的に研究することである。実習期間中において は、学校組織における教員の職務や教育活動に関して理解を深めるとともに、児童・生徒と のふれあいを通して子どもに対する理解を深め、食に関する指導を旨とする教師のあり方に ついて学び、自ら研鑽する態度を養う。 授業計画: 学校栄養教育の実習は仙台市内および周辺区域の教育委員会より指定された、小学校にお いて、1週間実施する。 実施前に、実施校において打ち合わせを行うことや事前の準備が必要である。実習中は「栄 養教育実習日誌」への記録を励行し、実習終了後は教務課へ提出する。 評価方法:実習校による実習生の実習評価と「栄養教育実習日誌」の評価等により行う。 教 科 書: 「小学校 学習指導要領」文部科学省 「中学校 学習指導要領」文部科学省 参 考 書: 履修上の注意点:実習先は公的教育の現場である。学生であると同時に社会人として、礼節ある態度で (準備学習を含む) のぞむ。実習を希望するには、原則として教員採用試験(栄養教諭)を受験すること を目指すようにする。 授業科目 中等英語教育法Ⅰ 担当教員 芳野 総子 対象学科・学年:国際2年 単位数:2 開講時期:後期 学習の到達目標:英語教育の基本問題について学ぶ。英語教育の目的、英語の指導目標、英語教育の環境的要 因、教師の役割と条件、言語習得の理論上の諸問題などについて考察することを学習の目標 とする。 授業概要:授業は教師が一方的に進めるのではなく、学生に問題提起をし、資料を提供する。それに基 づいてどうすべきかを学生に考えさせる。 評価方法: (1)平常点20% (2)筆記試験・レポート80% 教 科 書: 『新英語科教育法入門』土屋澄男・広野威志著(研究社) 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:提示された課題に真面目に取り組み、積極的に授業に参加することを望む。 (準備学習を含む) 345 教職課程科目 授業計画:1.英語教育の目的 2.国際語としての英語 3.中学・高校における教科としての英語 4.言語の機能と教育的価値 5.英語の指導目標 6.4技能と言語活動 7.中学英語の指導目標 8.高校英語の指導目標 9.英語教育の環境的要因 10.社会的環境 11.教育的環境 12.教科書の問題 13.学習者の要因 14.教師の役割と良い教師の条件 15.言語習得の理論上の諸問題 授業科目 中等英語教育法Ⅱ 担当教員 芳野 総子 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:英語教育の基本問題を学んだ上で、発音、文字と綴り字、語彙、文法の指導、さらに、リス ニング、スピーキング、リーディング、ライティング、オーラル・コミュニケーションの指 導など、具体的な英語スキルの指導法を学ぶ。 授業概要:英語教育の基本問題を学んだ上で、実際の英語教育の学習に入る。下記授業計画に基づいて、 具体的な英語スキルの指導法を学ぶ。それぞれのスキルの指導の課題を一つひとつ検討し、 話し合いをしながら、最も効果的な指導方法を模索していく。 授業計画:1.発音の指導 2.英語の発音の種類 3.文字と綴り字の指導 4.英語の字体 5.綴り字の規則性と不規則性 6.語彙の指導 7.指導語彙の選定 8.文法の指導 9.文法項目の配列 10.文法用語の問題 11.リスニングの指導 12.スピーキングの指導 13.リーディングの指導 14.ライティングの指導 15.オーラル・コミュニケーションの指導 評価方法: (1)平常点20%(2)筆記試験・レポート80% 教 科 書: 『新英語科教育法入門』土屋澄男・広野威志著(研究社) 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:積極的に授業に参加する態度を望む。 (準備学習を含む) 授業科目 中等英語教育法Ⅲ 担当教員 芳野 総子 対象学科・学年:国際3年 単位数:2 開講時期:後期 教職課程科目 学習の到達目標:英語教育の原理、教材研究と授業の準備、授業案の作成、教育機器の活用などについて学ぶ。 今までどのような英語指導法が提案されたかについて再検討し、自分自身の指導法を作り上 げることを学習の目標とする。 授業概要: 「中等英語教育法Ⅲ」の授業では、Ⅰ、Ⅱで学んできたことを踏まえ、具体的に中学校でど のような授業を展開するのかを考えさせ、指導案の作成と模擬授業を中心に進めていく。 授業計画:1.英語指導の原理 2.「指導法」の概観と評価 3.教材研究と授業の準備 4.教材研究の方法と言語活動の計画 5.教育機器の活用 6.教具と教育機器 7.機器利用の留意点 8.ネイティブ・スピーカーの活用 9.英語授業におけるネイティブ・スピーカーの役割 10.テストと評価 11.テストの機能 12.テストの方法 13.授業案の作成と授業の進め方 14.授業案の作成 15.授業の進め方 評価方法: (1)平常点30% (2)レポート70% 教 科 書: 『新英語科教育法入門』土屋澄男・広野威志著(研究社) 参 考 書:適宜紹介する。 履修上の注意点:積極的に授業に参加することを望む。 (準備学習を含む) 346 授業科目 中等英語教育法Ⅳ 担当教員 芳野 総子 対象学科・学年:国際4年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:教育実習に向けて、今まで学んできた英語指導法の原理に基づき、自分自身の指導法を作り 上げて効果的な授業を展開することを目標とする。 授業概要:徹底して教材を研究し、綿密な指導案を作成し、十分に内容を消化した後に初めて、自信を もって教壇に立つことができるということを学習させる。授業後にはフィードバックする機 会を設け、授業の分析を行い、教師だけでなく、学生間からの指摘も反省の材料とし、次の 授業に備えさせる。このような模擬授業を通して、教育実習参加のための具体的な準備を進 めていく。 授業計画:1.授業計画のありかた 2.授業計画の一般原則 3.授業計画を立てる際の留意点 4.授業を構成するにあたって(授業形態・授業時間) 5.授業構成の基本科目(ウォームアップ・復習・導入・整理) 6.指導案のありかた 7.中学校1年生の授業(視点・指導案・授業展開例) 8.中学校2年生の授業(視点・指導案・授業展開例) 9.中学校3年生の授業(視点・指導案・授業展開例) 10.高校1年生の授業(視点・指導案・授業展開例) 11.一斉指導(長所・短所) 12.グループ指導・ペア指導(目標・編成・留意点・評価) 13.個別指導(目標・編成・留意点・評価) 14.模擬授業の実施と反省 15.模擬授業の実施と反省 評価方法: (1)平常点50%(2)模擬授業50% 教 科 書: 『新英語科教育法入門』土屋澄男・広野威志著(研究社) 参 考 書:適宜紹介する 履修上の注意点:いよいよ教育実習が始まる。実習に向けての模擬授業には熱心な態度と周到な準備を (準備学習を含む) 望む。 授業科目 教育実習の研究 担当教員 矢口 洋生 対象学科・学年:国際3年 単位数:1 開講時期: 学習の到達目標:教育実習と介護等体験のための事前・事後指導のための授業である。事前指導としては実習 にあたってのマナーや心構えを扱う。事後指導としては、実習体験を整理・反省してまとめ たものを報告してもらう。また、免許申請のための手続き等もこの授業で行う予定である。 授業は主に実習の時期に合わせて変則的に開講される。 授業概要:(1)教育実習の直前指導が主な内容となる。 (2)実習終了後はリフレクションとフィードバックを行う。 授業計画:1.ガイダンス 2.介護等体験の報告会 3.教育実習のための事前指導(1) 4.教育実習のための事前指導(2) 5.教育実習の報告会 6.免許申請のための諸手続き 7.講演会等 347 教職課程科目 評価方法:受講態度(質疑応答・事前事後学習・理解度)(20点)、プレゼンテーション(40点)、レポー ト(40点)などにより総合的に判断する。 教 科 書:吉田辰雄・大森正編著『介護等体験・教育実習の研究』文化書房博文社 参 考 書: 履修上の注意点:3、4年通じて1単位の授業である。 (準備学習を含む) 授業科目 教育実習の研究 担当教員 山田 恵 対象学科・学年:国際4年 単位数:1 開講時期: 学習の到達目標: 教育実習と介護等体験のために必要なマナーや心構えを身につける。 授業概要: 教育実習と介護等体験のための事前・事後指導のための授業である。事前指導としては実 習にあたってのマナーや心構えを扱う。事後指導としては、実習体験を整理・反省してまと めたものを報告してもらう。また、免許申請のための手続き等もこの授業で行う予定である。 授業は主に実習の時期に合わせて変則的に開講される。 授業計画:1.介護等体験のための事前指導 2.介護等体験の報告会 3.教育実習のための事前指導 4.教育実習の報告会 5.免許申請のための諸手続き 6.講演会等 評価方法:授業への出席状況や参加態度、レポート等によって総合的に判断する。 教 科 書: 参 考 書:吉田辰雄・大森正編著『介護等体験・教育実習の研究』文化書房博文社 教育実習を考える会編『新編教育実習の常識』蒼丘書林 履修上の注意点: (準備学習を含む) 授業科目 教育実習Ⅰ 担当教員 山田 恵 対象学科・学年:国際4年 単位数:4 開講時期:前期 学習の到達目標:1.各実習校において児童・生徒との接触を通じ、教師たるに必要な基礎(知識・技術・態 度)を修得する。 2.教育に関する理解を深め、教師として活躍できる素地を養う。 授業概要: 教育実習は、専門職としての教職を希望する学生が、大学の授業で習得した知識技術を基 礎として、大学の授業だけでは得られない、教師に求められる「わきまえ」を身につけるた めに、学校現場で、実践を通して、集中的に研究することである。実際の教育現場での現職 の教員や生徒とのふれあいを通して、教育の実践を理解し、教科書等の指導力を養うととも に、学校経営・学級経営の実態や、教員の職務とその使命を理解するように、積極的な姿勢 で実習に臨むことが期待される。 授業計画: 教育実習は、学生の出身母校の中学校・高等学校、または仙台市教育委員会が指定する中 学校において3週間実施する。実習開始前に実習校において打ち合わせを行う場面もある。 実習終了後、学生は「教育実習日誌」を教務課に提出する。 教職課程科目 評価方法:実習校における実習生の実習評価と「教育実習日誌」の内容から評価する。 教 科 書: 参 考 書: 『中学校学習指導要領』文部科学省 履修上の注意点: (準備学習を含む) 348 授業科目 教育実習Ⅱ 担当教員 山田 恵 対象学科・学年:国際4年 単位数:2 開講時期:前期 学習の到達目標:1.各実習校において児童・生徒との接触を通じ、教師たるに必要な基礎(知識・技術・態 度)を修得する。 2.教育に関する理解を深め、教師として活躍できる素地を養う。 授業概要: 教育実習は、専門職としての教職を希望する学生が、大学の授業で習得した知識技術を基 礎として、大学の授業だけでは得られない、教師に求められる「わきまえ」を身につけるた めに、学校現場で、実践を通して、集中的に研究することである。実際の教育現場での現職 の教員や生徒とのふれあいを通して、教育の実践を理解し、教科書等の指導力を養うととも に、学校経営・学級経営の実態や、教員の職務とその使命を理解するように、積極的な姿勢 で実習に臨むことが期待される。 授業計画: 教育実習は、学生の出身母校の高等学校、または仙台市教育委員会が指定する高等学校に おいて2週間実施する。実習開始前に実習校において打ち合わせを行う場面もある。実習終 了後、学生は「教育実習日誌」を教務課に提出する。 評価方法:実習校における実習生の実習評価と「教育実習日誌」の内容から評価する。 教 科 書: 参 考 書: 『中学校学習指導要領』文部科学省 履修上の注意点: (準備学習を含む) 教職課程科目 349 白百合学園所在地(シャルトル聖パウロ修道女会) 東 京 〒102-8185 東京都千代田区九段北2−4−1 シャルトル聖パウロ修道女会日本管区本部 〃 九段修道院 03-3234-6664 学校法人 白百合学園法人本部 03-3234-3885 白百合学園中学・高等学校 03-3234-6661 〃 小学校 03-3234-6662 〃 幼稚園 03-3234-6663 〒182-0001 東京都調布市緑ケ丘1−25 シャルトル聖パウロ修道女会緑ケ丘修道院 03-3309-6663 〒182-8525 東京都調布市緑ケ丘1−25 白百合女子大学 03-3326-5050 〒177-0051 東京都練馬区関町北4−16−50 函 館 シャルトル聖パウロ修道女会関町修道院 03-3920-0948 関町白百合幼稚園 03-3920-1883 〒040-0054 北海道函館市元町15−13 シャルトル聖パウロ修道女会函館修道院 0138-23-3609 さゆり園(乳児院) 0138-22-8558 〒041-0836 北海道函館市山の手2−6−3 盛 岡 シャルトル聖パウロ修道女会山の手修道院 0138-51-8886 函館白百合学園中学・高等学校 0138-55-6682 〃 幼稚園 0138-52-0945 〒020-0004 岩手県盛岡市山岸庚申下31 シャルトル聖パウロ修道女会盛岡修道院 019-661-6333 〒020-0004 岩手県盛岡市山岸4−29−16 盛岡白百合学園中学・高等学校 019-661-6330 〃 小学校 019-661-6331 〃 幼稚園 019-661-6332 仙 台 〒981-3205 宮城県仙台市泉区紫山1−2−2 シャルトル聖パウロ修道女会紫山修道院 022-777-3098 〒981-3205 宮城県仙台市泉区紫山1−2−1 仙台白百合学園中学・高等学校 (代)022-777-5777 〃 小学校 022-777-3777 〃 幼稚園 022-777-6777 〒981-3107 宮城県仙台市泉区本田町6−2 シャルトル聖パウロ修道女会泉修道院 022-372-0369 〒981-3107 宮城県仙台市泉区本田町6−1 仙台白百合女子大学 (夜間=修道院) ファクシミリ 湘 南 022-372-3254 (022-372-3255) 022-375-4343 〒251-0035 神奈川県藤沢市片瀬海岸2−2−30 シャルトル聖パウロ修道女会片瀬修道院 0466-25-7970 湘南白百合学園小学校 0466-22-0200 〃 幼稚園 0466-22-4432 〒251-0034 神奈川県藤沢市片瀬目白山4−1 湘南白百合学園中学・高等学校 0466-27-6211 〒251-0035 神奈川県藤沢市片瀬海岸2−11−9 シャルトル聖パウロ修道女会ナザレト修道院 函 嶺 八 代 0466-23-0261 〒250-0408 神奈川県足柄下郡箱根町強羅1320-197 シャルトル聖パウロ修道女会強羅修道院 0460-87-6207 函嶺白百合学園中学・高等学校 0460-87-6611 〃 小学校 0460-87-6611 〒866-0856 熊本県八代市通町10−32 シャルトル聖パウロ修道女会八代修道院 0965-32-6850 八代ナザレ園(養護施設) 0965-32-2926 〒866-0825 熊本県八代市井上町727−1 八代白百合学園高等学校 0965-32-2354 〃 幼稚園 0965-33-2329 大学案内図 校舎案内図① 校舎案内図② 校舎案内図③ 校舎案内図④ 校舎案内図⑤ 大学周辺の病院案内 〈総 合 病 院〉 ①仙 台 徳 洲 会 病 院 仙台市泉区七北田字駕篭沢15 022-372-1110 ②仙 台 循 環 器 病 セ ン タ ー 仙台市泉区本田町21−1 022-372-1111 仙台市泉区本田町8−12 022-375-7111 所 仙台市泉区本田町8−12 022-375-7113 院 仙台市泉区市名坂町51 022-372-3281 ⑤シ オ ノ 眼 科 医 院 仙台市泉区泉中央3−25−19 022-375-6691 ⑥菊 〈内 科〉 ③宮 城 健 康 診 査 セ ン タ ー 市 名 ④本 坂 郷 診 療 医 〈眼 科〉 地 眼 科 医 院 仙台市泉区泉中央4−17−6 022-372-0404 整 形 外 科 仙台市泉区泉中央4−20−7 022-375-3636 科 医 院 仙台市泉区市名坂町52 022-372-2012 ⑨お お さ か 歯 科 医 院 仙台市泉区泉中央3−1−9 022-374-1800 ⑩み う ら 歯 科 ク リ ニ ッ ク 仙台市泉区市名坂字御釜田142−5 022-374-9771 仙台市泉区七北田念仏90−3 022-373-9811 〈整 形 外 科〉 ⑦千 葉 〈歯 科〉 ⑧庵 原 歯 〈耳鼻咽喉科〉 ⑪青 葉 耳 鼻 咽 喉 科 医 院 緊急時の連絡先 警 察 110 または 泉警察署 022-375-7171 警察相談専用電話 ♯9110(022-266-9110) 火 救 急 災 119 または 泉消防署 022-373-0119 車 119 夜間急病 案 内 泉消防署休日当番病院案内 022-382-0119 泉地区休日診療所 022-373-9197:泉区中央2−24−1 休日 9:00 ∼ 16:00 ガ 仙台市ガス局 022-256-2111 ス 漏 れ ガス局泉営業所 022-373-0641 水 道 管 破 裂 仙台市水道局 022-249-2211 北配水管理事務所 022-375-3677 電 話 故障 113 新設移転 116 お客様相談センター 0120-019000 電 気 東北電力仙台北営業所(泉区、黒川地区) 022-373-8311 〃 仙台営業所(青葉区、宮城野区) 022-222-5181 ※タウンページの緊急ダイヤル頁を参照のこと。 仙台白百合女子大学 022-372-3254 (夜間は修道院) 022-372-3255 大学周辺案内図
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