上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)を受けられる方へ ◆ 目的 食道・胃・十二指腸(一部)の病気の診断(または治療)を目的に行われる検査です。 ◆ 検査の実際 医師が内視鏡を口より入れます。のどを通る時、違和感がありますが、徐々に軽減します。 内視鏡を進めていくとともに空気を入れますので、お腹が張ってきます。すべてを観察後、 胃内の空気を抜き、終了します。検査は約10分~30分程度かかります。 ☆検査中、必要に応じて粘膜の一部をつまみとり、顕微鏡で調べる検査(生検)を行なう ことがあります。 ◆ 合併症 ・内視鏡操作や生検による出血 ・薬剤によるアレルギー(皮疹、血圧低下など) ・極めて稀ですが治療中の病気(脳梗塞、心臓疾患、呼吸器疾患など)が悪化することが あります。 (ただし、以上のことが起こらないように細心の注意を払い、内視鏡検査は施行されます。) 万一、緊急事態が生じた場合には、当院医師はその対応に責任を持ってあたります。 ◆ 検査に使用する薬剤について 検査時に胃の泡を消す薬を飲んでいただきます。その後、看護師がのどに麻酔薬をスプレー しますので、それを飲んでいただきますが、麻酔薬のアレルギーがある方は、薬剤を使用 できない場合があります。 検査の苦痛を軽減するために鎮静剤を使用する場合は、薬により呼吸が抑えられたり、 血圧が低下することがあります。安全性に配慮するため、検査中・検査後、点滴を 行いながら呼吸、血圧の変動を監視し、必要な場合は処置を行います。 検査終了後、覚醒するまで1時間程度休んでいただき、はっきりと目覚められてから帰宅 していただきます。薬から覚めているようでも薬の影響は残っていることがありますので、 検査当日は自動車、バイク、自転車の運転や危険を伴う作業などは絶対に避けてください。 ※対象外の患者さま(下記に該当する方は、鎮静剤を使用できない場合があります) ●緑内障の方 ●重い心臓病、肺、肝臓、腎臓の病気のある方 ●ご高齢の方 ●妊婦、授乳中、妊娠の可能性のある方
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