⼈人的資源管理理論論 ⼈人的資源管理理論論とは ´ 会社の中でヒトという経営資源に対して ⾏行行われる管理理活動の総称 経営資源ー会社の活動を構成している 要素のこと 経 営 資 源 ( 売 会社のシステム=経営資源の変換過程 上 ⾼高 の 投 ⼊入 投⼊入 変換 会社のシステム 製品 サービス の産出 利利 益 な ど の リ タ ー ) ヒ ト、 モ ノ、 カ ネ、 情 報 な ど ン ⼈人的資源の特徴 ´ ヒトの精神的・⾁肉体的・感性的能⼒力力 ´ ⼆二つの側⾯面 ⾃自律律性ー労働者の個⼈人的性格 他律律性ー労働者の組織的性格 労働者 (⼈人的資源の所有者) 労働者の意思 ⼈人的資源 (労働者が保 有している潜 在的能⼒力力) 労働 (労働者が保有する ⼈人的資源管理理を活⽤用 して提供した具体的 な職務内容) ⼈人的資源管理理の⽬目的 ⼈人的資源管理理は組織の⽬目的にむけて労働者 の持つ⾃自律律性と他律律性を統合しようとする こと ⼈人的資源管理理の3機能 ´ 作業能率率率促進機能 ´ 組織統合機能 ´ 変化適応機能 作業能率率率促進機能 ´ 労働者が⾃自⼰己の持っている⼈人的資源をよ り能率率率的に発揮させることを促す 組織統合機能 ´ 労働者と組織の関係を強め労働者に組織 ⼈人として⾏行行動させる 変化適応機能 ´ 組織の環境変化に対して組織とそこにお ける職務内容はある程度度柔軟に対応でき る仕組み ⼈人的資源管理理の機能に影響する主な要素 ´ ⼈人の⾏行行動モデルと動機づけ ´ 組織構造 ´ ⼈人事等級制度度 ⼈人の⾏行行動モデルと動機づけ ⼈人的資源管理理は⼈人の⼼心理理と⼤大きくかかわる ためこれらの⼼心理理的アプローチが必要 ´ モチベーション ´ リーダーシップ ´ コミットメント モチベーション ´ ひとが⾏行行動で欲求を満⾜足させようとする 気持ち ´ なにに動機づけられるか マズローの欲求階層理理論論 ハーズバーグの動機付け・衛⽣生理理論論など ´ どのようにして動機付けられるか 期待理理論論・達成動機理理論論など リーダーシップ ´ 定義 あるメンバーが集団内の他のメン バーに影響を与えることによって組織の ⽬目標達成を促すこと コミットメント ´ 組織と個⼈人の関わり合い ´ 功利利的コミットメントと情緒的コミット メント 組織構造ー組織の調整と分業 ´ 分業:役割分担 ´ 調整:コミュニケーションを取り合う 権限関係を決める 分業のメリット ´ 作業になれてくる ´ ⼈人件費を節約できる 調整の仕組み ´ 直接のコミュニケーション ´ 集権化ー⽐比較的少数の⼈人間の決定により 組織全体の調整が⾏行行いやすい ´ 分権化ー現場の⼈人間により意思決定のス ピードがはやい ⼈人事等級制度度 ´ 偉さの序列列づけの仕組み 偉さー組織がどういう⼈人材をその組織にお いて価値を置いているかという基準 2.⼈人事部の役割 ´ 1.⼈人員を雇い⼊入れる 仕事をする⼈人員を企業外部から雇い⼊入れる 2.⼈人事部の役割 ´ 2.⼈人員を育てる 雇い⼊入れてすぐ仕事ができるわけではないので、仕事 ができるよう能⼒力力、モチベーションを⾼高める ・職場で⾏行行われるトレーニング(OJT) ・職場から離離れて⾏行行われるトレーニング(OFF-‐‑‒JT) 2.⼈人事部の役割 ´ 3.仕事に就かせる 仕事ができるようになったら、実際に仕事に就かせる 2.⼈人事部の役割 ´ 4.仕事の結果を評価する 各⾃自に割り当てた仕事が企業の望むとおりに遂⾏行行 されているかチェックする 2.⼈人事部の役割 ´ 5.処遇を決める 仕事ができている⼈人は昇進させて賃⾦金金を上昇させたり、できて いない⼈人は降降格させる、賃下げする 3.⼈人事評価 ´ ⼈人事評価の必要性 ・処遇決定 ・適正な⼈人材配置⋯空いているポストにふさわしい⼈人材を充てる ・⼈人材育成⋯どうすれば評価される⼈人材になるのかを伝え成⻑⾧長を促す 評価⽅方法は概ね4通り ・能⼒力力評価⋯⻑⾧長期的な⽬目で⾒見見て能⼒力力の向上している者が対象 ・成果評価⋯結果により評価(初期⽬目標の達成スパンは半年年〜~1年年) 以上のものだけに頼りすぎては評価できないこともある ・情意評価⋯仕事に対する意欲を評価 ・⾏行行動評価⋯〜~という⾏行行動ができているということに対する評価 ⾏行行動評価の基準 ・問題発⽣生⋯本⼈人のとった⾏行行動が問題を引き起こしている。あるいはやるべきことを やっていない。 ・基準に則した業務遂⾏行行⋯やるべきことをやっている標準レベル。 ・明確な意図・⾃自発的判断⋯⾏行行動する際に⾃自分で確実に判断して実⾏行行している。 ・創造的⼯工夫・周囲、状況の変化⋯部下や周囲の者を動かし、創造的な⼯工夫を⽤用い⾏行行 動している ・ビジネス枠そのものの創造⋯斬新なアイデアで市場や会社に⼤大きな変⾰革を与える ケース 「以下の⼈人物の⼈人事評価をする」 ⼭山⽥田 太郎郎 ⼊入社7年年⽬目 ・⾃自ら規範を⽰示し、部下に対しては、理理由を⽰示したうえで守るべきものを守らせる ・社外の⼈人々と接する中で、社外からヒントとなるような事例例を⾒見見つけ、それを⾃自ら の⼿手段として活⽤用する ・構造主義に陥っているきらいがある 上期 ⽬目標 達成内容と⽅方法 評価 具体的⾏行行動と結果 上期 上期 部下 従来の顧客層に宣伝し、 売り上げを前年年⽐比2% 1 売上⽬目標の達成 1%アップにとどまった アップさせる 5⽉月までに既存のマニュア 新マニュアルを完成させ、 ルの問題点を洗い出し、 周囲の者にマニュアルの 2 営業マニュアルの完成 新マニュアルを8⽉月まで 使い⽅方を教えた に完成させる 8⽉月までA地域の顧客を A地域の顧客を訪問し、 訪問していたが、3件の 8⽉月までに新規顧客を5 3 新規顧客の獲得 新規顧客しか取れなかっ 件獲得する た 上期 上司 最終 2 2 2 3 4 3.5 2 2 2 7.5 ⽥田中 花⼦子 ⼊入社5年年⽬目 ・データや上位⽅方針に基づき、独⾃自の担当組織の戦略略・⽅方向性を打ち出し、実⾏行行する とともに周囲を動機付ける ・分析したデータによって、組織として次に打つべき⼿手を⾃自ら考える ・部下のレベル・特性を把握しないまま、⾃自分のやり⽅方を部下に押し付けることがあ る 上期 上期 上期 部下 上司 最終 1売上⽬目標の達成 従来の顧客層に宣伝し、 売り上げを前年年⽐比2% 1%アップにとどまった アップさせる 2 2 2 2新商品の⽴立立案 5⽉月までに新商品の原案を 6⽉月になっても原案が出 考え、8⽉月までに形にす てこず、8⽉月の重役会議 る の直前に完成した 4 1 2.5 3新規顧客の獲得 A地域の顧客を訪問し、 8⽉月までA地域の顧客を 8⽉月までに新規顧客を5 訪問し、8件の新規顧客 件獲得する を獲得した 4 5 4.5 9 評価者が陥る誤り 〜~ある部⻑⾧長の独⽩白〜~ 部下のA君の評価結果を出さなければならない。今年年は新たなビジネス計画がスター トしてA君の仕事ぶりを⼗十分に⾒見見ていなかった最近顕著な出来事はなかっただろうか ⋯。そういえば、先⽉月、彼が担当している営業先からクレームが1件あった。今回は 新商品の取り扱いで、彼も慣れていなかったので、ミスはたまたまだろう。彼は常に 明るく顧客に接し、取引先からの評判も⾼高い。これほど彼は他⼈人から好印象を持たれ ているので、メンバーをうまく巻き込んで仕事を進める統率率率⼒力力があることは間違いな い。しかも、数か⽉月前から未経験のプロジェクトを任され、他のメンバーをうまく巻 き込んで着実に⾼高い成果を上げているので、顧客ニーズを的確に⾒見見極める⼒力力(判断 ⼒力力)や、仕事の進歩が遅い後輩をきちんとフォローできる⼒力力(指導⼒力力)があるといっ ていいだろう。⾃自分のことを思い起こせば、⼊入社5年年⽬目で彼くらい判断⼒力力と指導⼒力力を 持ち合わせていなかった。判断⼒力力と指導⼒力力は5点としよう。ただ、残念念なことに、同 僚僚に業務が集中して残業を余儀なくされているとき、同僚僚を⼿手伝うことに消極的だっ た。協調性の項⽬目を厳密に評価すれば2点だが、この結果だけで彼のモチベーション が下がってしまうのはよろしくないだろう。可もなく不不可もない3点の評価結果にし ておこう。 (経験から学ぶ⼈人的資源管理理より引⽤用) 評価者が陥る誤り ´ 期末誤差 ´ ハロー効果 ´ 論論理理誤差 ´ 対⽐比誤差 ´ 寛⼤大傾向 ´ 中⼼心化傾向 正確な評価に向けた課題 評価者が評価の際に陥りやすいエラーについて知って おくだけでは不不⼗十分で、評価の公平性を保つ仕組みが 必要になる。 ⼿手続き的公平を確保する⼯工夫 ・多⾯面的評価 ・詳細な評価項⽬目
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