グループA テーマ:「自然と健康を大事にするまち」「長く住むまち 暮らせるまち」 【考え方】 ・公共施設を設置することと、豊かな自然を活かすことを中心に考えた。それに加えて、住宅をつくることで ・他に、自然を享受できる自然農園や学校の名残としてのテニスコート、公共施設等の来館者用のコイン 地域の活性化を目指した。 パーキングなどを配置する。 ・住宅は7∼8階建ての分譲マンションをイメージしており、その低層階1∼3階を公共施設とする。分譲マ ・運営については、基本的に地域住民あるいは地域住民の団体が運営し、利益は地域に還元するという仕 ンションとする理由は、学校がなくなることで避難場所が減ってしまうという議論を受けて、災害に強い建 組みとする。コインパーキングについては、安全性を確保する必要があるため、民間事業者に委託する。 物を作り、高層階に避難スペースを確保する必要がある。分譲マンションであれば堅固な構造物とすること ができるので、避難スペースの確保のために適していると考えた。 ○合計 5,000 ㎡程度の自然農園。 ○約 700 ㎡/面のテニスコート6面と走り回ること ○1区画あたり 10 坪程度。利用料は1ヶ月 500∼700 円/区画。 ができるグラウンド。 ○地域住民あるいは地域の団体が運営し、収益は地域に還元す ○テニスコートの利用料は 400 円/時間。 ○地域住民あるいは地域の団体が運営し、収益 は地域に還元する。 自然農園 る。 グラウンド テニスコート(6面) 分譲マンション(7階建程度) 1∼3階公共施設 4階以上 住宅 コインパーキング ○公共施設は、老人福祉センターや高齢者向けトレーニング施設 (体育館)、支所機能を想定。 (避難スペースを確保) ○安全性を確保する必要があるため、運営・管理 は、民間事業者に委託する。 【市民検討会での質疑】 ・食満は他の地域と比べても子供の割合が高い。公共施設については、高齢者向けではなく、子育て世帯向け ・分譲マンションに住む人は、地域コミュニティに無関心な人も多い。分譲マンションができると地域コ ミュニティが崩れてしまうのではないか。 の観点で考える必要がある。 ・分譲マンションを建てて、急激にファミリー世帯が流入した場合、学校等の対応はどうなるのか。既にこの →人を呼び込むことをまず考えた。地域コミュニティについて具体的な解決策を持ち合わせている訳では ないが、その解決策を考えるのがまちをつくることになるのではないか。 地域の学校は市内でもマンモス校となっている。 ・自然農園は地域で運営するとのことだったので、それが地域をつなげる媒介になりうるかもしれない。 1 グループB テーマ:「心身を健康にする街」 【考え方】 ・子育て支援施設、高齢者向け施設を隣接して設け、互いに交流を深めることができるようにする。 ・高校があった名残として、記念会館をつくり、地域の人も含めて利用できるものとする。 ・子育て支援施設は、働く女性が増加しているため、子供がいても安心して働き続けられるように、延長保育 ・敷地南東にある高校の噴水周りは現状のまま残し、学校の名残をイメージできるシンボルゾーンとする。 等で夜間も子供を預かってくれるものとする。 ○高齢者がのびのびと歩いたり、体を動かすことができるグラウンド (自然公園)と、簡単な運動器具やプールが設置されている屋内 ○夜間も子供を預かってくれる施設。 施設。 ○保育所で対象となる乳児・幼児だけでなく、学 ○介護は必要ないがスポーツジムで運動できるほどの体力がない 童保育終了後小学生の児童も 19 時頃まで預 元気な高齢者が主な対象。その他の者も利用可。 かる。学童保育もしている民間保育所のような ○高齢者ボランティアがインストラクターとして健康指導を実施。利 子育て支援 施設 イメージ。 ○高齢者と子供が交流する中庭のようなイメー 交流広場 用料は 100 円/回。利用料が行政の収入となる形が望ましい ○自然公園の管理(草むしりなど)は、介護センターに依頼。あるい 高齢者用 健康スペース 公共施設 ジ。 は、大学(医療系)と連携し、学生ボランティアを派遣してもらう。 ○1 階を図書・情報スペースとし、子供やその母親、高齢者が主対 ○規模は約 1,500 ㎡(西側の中食満公園と同程 度)。 ○掲示板やパソコン等を置いて、子育てや介護等 高齢者施設 記念 会館 噴水(既存活用) 象。本を閲覧できるだけではなく、本の読み聞かせや移動図書 館などを行う。 ○規模は市の中央図書館の半分程度。 コインパーキング(約 100 台分) に関する情報を得たり、共有したりできる。 ○休憩所としてカフェを設置。 ○社会福祉法人が運営する。 ○2 階に行政窓口を設置。 ○規模は約 3,000 ㎡。 ○3 階にはホールを設置し、災害時の避難場所としても利用。 ○屋上等を避難スペースとする。 ○卒業生だけでなく、地域住民も年中使用できる 施設。 ○噴水は現状のまま残し、学校の名残をイメージできるシンボルゾ ーンとする。 ○利用料は 100 円∼200 円/時間(最初1時 間は無料) 【市民検討会での質疑等】 ・図書館の具体的なイメージはあるか。 ・本グループでは、地域内に居住する委員、地域外に居住する委員が混在したなかで検討を行った。地域 →この地域にある図書館は、ただ本を並べているだけの印象がある。他の地域の図書館には、子供への読み聞 外の委員からは時代のニーズ等を踏まえた望ましい施設や機能を提案し、地域内に居住する委員からは、 かせや移動図書館などの機能があるものも多い。そのような充実した機能を持たせた図書館を想定してい 地域の実状から見た必要性や需要を踏まえた望ましい施設のあり方を提案するなど、異なる視点がある る。 なかで、それらが融合した案になった。 2 グループC テーマ:「あまりん そのだ」 【考え方】 ・土地を売らないこと、整備等に費用がかからないことを重視して検討した。 ・東高校の土地は昔農地だったので、そのイメージをできるだけ残していきたいという思いがある。 ・一定以上の大きな区画としておかなければ、将来的な変化に対応できないため、敷地全体を4分割し、それ ・キャッチフレーズは尼崎市社会福祉協議会のイメージキャラクターが「あまりん」なので、 「あまりん そ ぞれの区画を「多目的広場」 「貸農園」 「コインパーキング+子供広場」 「公共施設」としている。 のだ」としている。 ・多目的広場はスポーツなどを行う広場、子供広場は子供がのびのびと走り回れ、遊べる広場のイメージであ る。 ○サッカーや野球などのスポーツを行う。 ○半分は今農政課が行っている様な貸農園としJAに運営委託す ○対象は大人・子供問わない。利用料はなし(無 る。残り半分はビニールハウスとして活用し、運営主体としてイオ 料)。 ンやJAに打診してみる。 ○利用希望団体の登録制。登録団体が話し合い を行い、交代で利用する。管理・運営は登録団 体が行う。 多目的広場 貸農園 ○支所、地区会館、保健所、保育所、コミュニティ ホール、大ホール(1,000 名以上収容可) ○大ホールは非常時の避難スペースとする。 公共施設 コイン パーキング 子供広場 (約 150 台) ○利用料1時間 300 円程度の時間貸し駐車場。 【市民検討会での質疑】 ・現在この周辺にある貸農園はどのような主体が運営しているのか。 →個人で運営しているところが多いのではないか。この土地活用配置案での貸農園の管理・運営は、半分は農 政課が管理、残り半分はJAに運営を委託する案である。 3 ○子供がのびのびと走り回れ、遊べる広場(遊具は設置しない) グループD テーマ:「園田のグランドデザイン<ランドマーク>」 【考え方】 ・堤防上の道路を通行止めにし、藻川の堤防も合わせて一体的に河川公園として整備する。親水公園は、各市 ・園田にはサッカーができるスペースや子供がのびのびと走り回れるスペースがない。 一箇所認められるので尼崎市は事例がないため、国や県に申請すれば、整備費用等は国や県・市からの補助 ・整備費用などで国や県の補助金等で賄える部分は、補助金が取れるように市から働きかける必要がある。 金で賄うことができる。 ・住宅は反対である。売るにしても何故この時期なのか、何よりもまずは南側の整備予定の橋を完成させ ・整備した公園のネーミングは公募する。これまでも公園のネーミングだけでなく、整備してほしい遊具等は、 ることで、この土地の価値を上げることが第一である。 住民の声を聞いて決めてきた。整備過程でうまく住民を巻き込むことで、整備後も住民で自主管理すること ができる。 ○一般の市民農園程度の規模を想定。 ○現在あるテニスコートを活用。 ○管理運営は自然と文化の森協会が実施 ○利用料は、現在市で貸し出しているテニスコート の利用料と同程度。 ○子供がのびのびと走り回れる広場。・ ○管理運営は自然と文化の森協会が実施 ○現在あるプールを残し、防災用水として活用。 ○防火・防災用のみでの使用を想定。(日常的に 防災 用水 テニスコート 花壇・ キッズランド 農園 ○コミュニティホールをはじめ、支所、保健所、子育て支援施設、 は使用しない) ○サッカーや野球ができる運動公園。 運動公園 (サッカー、野球) 福祉会館や、藻川や猪名川の自然、生息する生物を紹介(展 ビオトープ 管理棟 築山 (既存建物活用) 示・体験)する自然科学館を併設。 ○上層階には避難スペース(1,000 人収容可能)を設ける。 ○自然科学館の年間利用者数は 5,000 人以上を想定。管理運営 ○災害時には遊水池の機能を果たす。 コインパーキング コミュニティホール は自然と文化の森協会が行う。 ○1棟でなく複数棟とすることも可。但し、避難スペースを確保する ため、3階建て以上の建物は必要。 ○コミュニティホールは地区会館程度の規模を想定。 ○樹木を 2,5m間隔で植え、緑が豊かな駐車場と する。 ○管理・運営は、コインパーキングの業者に委託 する。 4
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