平成22年12月22日(水)発行 校報 虎中 長浜市立 虎姫中学校発行 〔NO.4〕 虎中ウオッチング 虎中ウオッチング がんばった2 がんばった2学期 平成22年12月 生徒数 156名 2学期の終業式を終えて 校長 天守 正博 2学期は、猛暑の中での体育祭に始まり、本年度より学校単独開催とな った、黎明祭や人権週間等、様々な行事や教育活動が展開されてきました。 【8月25日】2学期始業式 【9月4日】体育祭 そして、それらを通して、一人ひとりが一歩一歩前進し、確実に成長して 厳しい残暑の中、夏休みを短縮し、 本当に暑い中、熱く燃える体育祭 くれたものと信じています。これらは、ひとえに生徒会を中心に心を一つ 2学期が始まりました。半年前に でした。昼はクーラーの効いた部 にして努力をした成果です。そして保護者の皆さんや地域の皆さん、そし 設置の扇風機が活躍しました。 屋を開放しました。 て、先生方のご支援・ご協力のおかげと感謝したいと思います。 さらに、今日は、平成22年という年のまとめということにもなります。 改めてこの1年間を振り返ってみるとき、一人ひとりにとって、この1年 はどのような年だったでしょうか。 桜咲く4月に中学校に入学し、新たなスタートを切った1年生。 中堅学年として立派に活躍し、夏休みからは部活動を引き継いだ2年生。 そして、いよいよ受験に向けて真剣勝負の3年生。 様々な思い出とともに、平成22年という年が暮れていきますが、この 機会にしっかりとこの1年を振り返ってもらいたいと願います。 そして、迎える3学期。私は、『春を迎える準備の時』だと思います。草 木も、地上では枯れたように成長するのを止めて、冬の寒さにじっと耐え 【10月22日】小中クリーン作戦 【11月10日】実践交流会 ているように見えますが、土の下では春に花咲くために、根っこからしっ 虎小6年生と中学生が合同で、 虎姫の園・小・高の先生が授業を かりと栄養を蓄えているのです。3年生は自分の希望進路を実現し、すば 通学路のゴミ拾いをしました。 見に来られ、その後、生徒の様子 らしい春にするために、1・2年生は4月からの新学年に備えてしっかり 小学生との交流も図れました。 について話し合いをしました。 準備をしてほしいと思います。 来年一人ひとりが、しっかりとした決意を固め、1月7日の始業式に全 員元気で会いましょう 【11月30日】 みなさんにとって、来年もすばらしい年になるよう期待しています。 人権教育授業研究会 彦根以北の小・中・高 『太陽は、太陽の方に向かって歩いている人の前にだけ現れる。』 の先生が参観に来られ ました 。「虎中の生徒達 目標を持って、前を向いてがんばって は前向きで素晴らしい」 いる人でないと太陽は見えない。 という感想を多くいただ 横を向いたり後ろを向いていると、た きました。11月3回目 とえ太陽が現れても見えない。 の公開授業でした。 -1- 【10月1日】黎明祭 例年より1ヶ月早め、中学校単独 の文化祭として平日に開催しまし が、多くの方に来ていただきました。 【11月20日】校園参観日 虎姫の園・小・中一斉の授業参観です。 土曜日に開催し、多くの地域の方々に 生徒の姿を見ていただきました。 【12月9日】 生徒会引継式 新しい生徒会本部役員、 各委員会の役員が決定 しました。虎中のよき 伝統を引き継ぎ、更に 新しい風を吹き込んで くれることを期待して います。 ハートフル・コーナー 3学期 3年生の道徳 テーマ 『真の人類愛』 資料『六千人の命のビザ』 【ねらい】 「地球市民」としての自覚を持ち、国際的視野に立って世界の平和と人類の幸福に貢献しよう とする態度を育む 【資料の概要】 第二次世界大戦当時、外交官としてリトアニアに赴任されていた杉原千畝が、ユダヤ人を救 うために、外務省が認めない状況の中で日本通過のビザを発給する様子をえがいている。身の 危険を冒してまでもユダヤ人を救おうと決心するまでの杉原の心の動きを追うことで、人種を 越えた「人類愛」について考える資料 【生徒の感想】 ・杉原さんはすごい人だと改めて感じた。国籍や人種など関係なく、人のため、誰かのために 自分を捨てても全力を尽くすことは重要なことだと思った。 ・もし自分のことしか考えてなかったら絶対にできないこと。自分を犠牲にしても助けたいと いう気持ちがすばらしいと思う。寝食を惜しんでまでビザを書くことは大変ですごいことだ と思う。ここまではできないだろうけど、自分ができることをしっかりとしたいと思った。 ・自分とは全く関係のない人々のために、これからの人生をかけて挑むのはとても勇気のいる ことだと思う。「ユダヤ人なんか」という白い目に耐えて人を助ける。それは本当に杉原さん 『 地域からの中学生の善行に対する声 』 ○地域のボランティアサークル『パープル』(中学生) 高校生以上のボランティアサークルである『クローバー』の指導を受けながら、サマーキャンプ や子ども文化祭など、企画検討の段階から当日の活動までリーダーとして主体的に取り組んでく れる。 ○虎姫中学校生徒会 生徒会を中心とした挨拶運動は伝統となっているが、その活動が学校だけにとどまらず、地域に おいても明るく挨拶してくれる。時には、畑仕事などをしていると「お仕事ご苦労さんです」と声 をかけてくれる。 ○虎姫中学校のボランティア部 ・ペットボトルのキャップを集め、世界の子どもにワクチンを贈っている。 ・図書館の本の整理等補助をしてくれている。 ・ウェルプラザ(公共施設)の清掃活動をしている。 ・子ども園の小物づくりを手伝っている。 ・学区のイベントに積極的に補助役員として出てくれる。 中学校の環境整備進む のモットーである『博愛』にふさわしい行いだと思う。 ←外交官時代の杉原(1990 年1月1日生まれ) ナチス政権下のドイツで迫害を受けていた およそ6000人のユダヤ人を救った ことで知られる。 「東洋のシンドラー」 とも呼ばれる。 3学期 1年生の道徳 テーマ 『自主・自律』 資料『歩き続けて』 【ねらい】 この時期になると、生徒は自我意識が強くなり、問題行動が多くなる。しかも多くは自己弁 護や責任転嫁によってごまかそうとする傾向が強い。しかし、問題行動を起こした生徒の中に は、無関心を装っているようであっても、周囲の暖かい愛情を待ち望んでいる場合が多い。し たがって、温かい心で生徒の心を開かせて、その非を自覚させ、誠実に責任を持った行動がで きるように指導することが肝要である。 【資料の概要】 資料は、スーパーマーケットや商店で万引きした息子に罪を自覚させようと、父親は誠実な 態度で謝罪して歩いた。父親の真摯で、責任感の強い姿に共感させたい。また、状況を冷静に 見つめ、自己を反省できる力を育てたい。 【生徒の感想】 ・悪いことをしたら、それをごまかさずにしっかりと認めて謝ることが大切だと感じた。 ・お父さんは、自分がやってしまったことをしっかりと反省してほしかったのだろうと思う。 ・親として、悪いことをしたらしっかりと謝れる大人になってほしいと思いがあった。 長浜市と合併して1年が過ぎようとしています。学校の環境改善のために市の教育委員会へ要望 して、以下の箇所について整備を進めていますのでお知らせいたします。 1.中庭の環境整備 中庭には、大きなメタセコイアの木が繁っており、その根 の勢いにより路面やブロックにひびが入ったり、そのひびが ポンプ室に伸びてきたりしていました。また、強風で枝が折 れることや、大量の落ち葉が校舎へも入り込んできたりして いました。残念ですが、伐採をしていただきました。年輪を 数えると約35本あり、虎中の歴史をずっと見守ってくれて いたことがわかります。 明るくなった中庭 2.校舎内の壁のひび割れの補修 数学室、理科室、被服室、職員室、階段踊り場等の壁面にひびが入っている部分が見つかりま した。耐震性に大きく影響することはないとのことですが、放っておくことはよくないので、冬 休み中に補修していただきます。 3.被服室の床の補修 被服室の床が一部痛んでいます。どうも、過去にシロアリが発生した可能性があるということ で、これも冬休み中に補修をしていただきます。 4.ひびの入ったガラスの入れ替え 校舎全体のガラスをチェックすると、金属線入りのガラスのなかで、周囲から雨水等が入り込 み、その金属線がさびることにより、ガラスにひびが入っているものが見つかりました。これも、 近々すべて入れ替えていただきます。 以上、予算縮減の中、迅速に整備・補修等をしていただけるようになりました。感謝。 -2-
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