坂出市立坂出中学校 道徳通信 No.10(H28.5.2) 坂出中学校では、毎週水曜日の 3 校時はどの学年、どのクラスも「道徳の時間」です。 「道徳の時間」は、さまざまな資料を通して、先生や友だちと考えや意見を交流しながら、自分を見つめると ともに、「これからよりよく生きるためにどうしたらよいか」みんなで考える大切な時間です。 この道徳通信の中では、道徳の授業での様子を紹介したり、子どもたちの考えや感想などを紹介したりします。 「オリエンテーション授業」を行いました。 4 月 13 日、今年度 1 回目の道徳の時間には「オリエンテーション授業」を行いました。 まず、前の学年での道徳の授業を振り返った後、 「『道徳の時間』とは、自分たちにとってどのような時間か」 を話し合いました。また、 「道徳の時間」を大切なものとするために、「クラスのルール」を決めました。 ・人の話をちゃんと聞 ・しっかり自分の ・発表のとき、し ・登場人物や友だ っかり相手の話 ちの考えを考え を聞く。・みんな る。 ・自分の意見 で協力できる授 をしっかり伝え 業づくり。 【1組】 る。 ・自分の意見 く・しっかり考える・思い 意見を言う。・他 やりの心を持つ・全員が意 人の意見をしっ 見を言う・傾聴! 【2組】 かり聞く・きちん と会話する。 【1組】 ・自分の意見をしっ と比べて考える。 かりと持ち、友だち 【2組】 の話を真剣に聞 ・班やグループで く・みんなが意見を ・自分の意見を しっかりと伝 え、相手の意見 を最後まで聞 く。 【4 組】 しっかり話し合 「道徳はクラスみんが教 う。・友だちの考 科書だ」 ・思い切って発表 えをよく聞き、大 しよう。うなずきながら 切にする。・自分 聞くからね。そして意見 ・1 人 1 回は発表す の考えを伝える。 を認め合えたら・・・み る・発表した人には んな Happy♪ 拍手をする・人の意 【3組】 言いやすい雰囲気 を作る。 【3組】 【4 組】 見は真剣に聞き、笑 2年生 ったり冷めた目で見 たりしない【5組】 1年生 ・クラスのみ んなが意見を ・自分の意見を持つ。 持ち発表がで ・人の意見をしっかり ・一人1回以上 ・どんな生き方を学べばよい きるような道 聞く。 ・一人1回以上発 発表する。 ・友だ か考える。 ・自分の意見をし 徳の時間にす 表する。 ・人の意見を取 ちの意見を真剣 っかりと持ち、発表できるよ る。 【2組】 り入れる。 ・相手の気持 に聞く。 ・班やペ ちを考える。【3組】 アで話合う。 うにする。そして感想を丁寧 にしっかり書くようにする。 【4 組】 ・人の意見をしっかりと聞い て共有する。【1組】 3年生 「道徳の時間」の紹介(4 月) 1年生での授業の様子 「アリのボール」(参考映像:BBC Worldwide) 3000匹もの大群のアリがえさを求めてエジプトのナイル川を渡ります。 泳げないアリは、どうやって川を渡るのでしょうか。アリたちはお互いにしが みつき、1つのボールのようになります。水面に出ているアリと水面下で泳い でいるアリが交代をしながら移動します。 力を合わせて移動するアリたちの行動を見て、自分はクラスという集団の ために何をしたらよいのだろうか、また、クラスが団結するために必要なこ とは何かなどを考えました。 【生徒の感想】 ・人間には自己中心的な人がいます。アリたちは、他のアリのことや卵のことを 考えながら行動できていてすごいと思いました。 ・みんなと協力することで、難しいことのもチャレンジでき、達成できることがわかりました。 ・1つの目標を達成するためには、1 人1人自分の役割を果たし、仲間と協力し合うことが大切で、その中の 1 人でも手を向いたりわがままを言ったりしてしまうと仲間の和を乱してしまうことがわかりました。 2年生での授業の様子 「トマトとメロン」 (あいだみつを「にんげんだもの」より) トマトはトマト。メロンはメロン。トマトにはトマトのいいところがり、メロ ンにはメロンのいいところがある。当事者同士は比べたり、競ったりもしていな い。「それぞれに自分の命を百点満点に生きているんだよ」という言葉から、そ れぞれの良さに気づき、自分の短所も見方を変えれば長所になると前向きに物事 を捉えて生きていくことの大切さに気がつきました。そして、自分の良さをさら にのばしていくためにこれからどうしていくかを考え、話し合いました。 【生徒の感想】 ・他の人の目に見える悪さだけがすべてではない。どんな人にもきっと良さがあるはず です。私は「自分の良さは~だ」とは少し恥ずかしくて言えません。 しかし、私は長所の裏は短所なんだと気づきました。これからは自分の短所を長所と捉 えたり、苦手だった人の良さを再発見できるようになりたいです。 ・私は今回の授業で自分の短所を長所に変えて生きたと思いました。私は自分の意見をいわない時があります。 でも、自分の意見をいって、そして、聞き上手になりたいと思いました。 3年生での授業の様子 「人に迷惑をかけないということ」(副読本「かけがえのないきみだから」より) 物が散乱した新幹線の座席や整えられたホテルの部屋から、迷惑をかける人、 かけない人について考えました。様々な場面での自分の生活習慣を振り返り、自 己中心的な行為が、他の人にどんな影響を与えるのかについて考えていくこと で、人が取る行動はその人の人間性を表していることに気がつきました。 【生徒の感想】 ・自分の身の周りの環境は,その人らしさが現れることが改めてわかりました。特に 誰もが使う公共の施設やバスなどは,後に使う人の気持ちも十分に考えた上で整理整 頓するべきだと思います。自分のためにも、周りの人のためにも、施設のためにも, あたりまえのことはあたりまえにしたいです ・自分一人だけで生きているわけではないので,常に周りの人のことを考えたいです。自分たちがきれいに使 えたりしているのは絶対に誰かのおかげなので、汚したり壊したりしないようにした いです。 ・今日の学習から、片付けできる人は、思いやりがある人、信頼できる人なのだと思 います。私たちは修学旅行に行くので訪れた場所はきたときよりも美しくできるようにしたいです。
© Copyright 2024 Paperzz