ニ小だより

平成26年12月25日第8号(№363)
ニ小だより
ニセコ町立ニセコ小学校
教
育
目
標
羊蹄の大地に 豊かな心で
たくましく未来を拓く ニセコの子
○つ よ く
○なかよく
℡44-2252
○かしこく
『小さな勇気』を持ち続けて
校 長
平成26年も残すところ1週間を切りました。心
配していた降雪も12月に入り加速がついたようで
す。冬の校外でのスポーツを待ち望んでいた子ども
たちにとっては嬉しい便りとなりました。
2日「地域参観日」,この日に限って雪は遠慮し
てほしいと願っていたのに大雪となりました。結構
な風もつきアッという間に辺り一面が真っ白に。こ
のような天候の中ではありましたが,幼児センター
の年長(くま組)さんをはじめ,中学校やインター
の児童生徒,保護者・地域の方々の訪問を受け,全
校公開を致しました。3・4年生は「ニセコ」をテ
ーマにし観光や役場についてスポットを当てまし
た。もっと多くの方々にも参観していただければと
いった内容となりました。5・6年生は「道徳」。
友だちの考えを参考に一人一人がどうすべきかを自
問自答しました。1・2年生は体育館で「フェステ
ィバル」を行いました。エンディングの感想発表で
は,「みんなで楽しむフェスティバルになってよか
った」「くま組さんたちに喜んでもらえてうれしか
った」。くま組さんのお礼の言葉では「いっぱい楽
しませてくれてうれしかった。ありがとうございま
す。」と返してくれました。どちらも相手の気持ち
と思いを汲み取った感想で驚きました。
さて,今年のノーベル賞,日本人の受賞者が3名
と言うこともあり大きな話題となりました。評価の
一つに電力の乏しい地域にも夜でも学べる明かりを
届けたとあります。同時に「世界中の子どもたちに
本とペンと光を」と訴えた史上最年少17歳のマ
ララさんの平和賞受賞も最年少・日本とは極端に違
う価値観・政治的な側面から注目を浴びました。ノ
ルウェーのノーベル賞委員会のヤーングラン委員長
は「知識が自由の前提」と述べています。マララさ
んの「小さな小さな勇気」がたくさん重なって「大
きな大きな勇気」となり世界中の人たちの共感を呼
びました。「世界中の人たちからの励ましが大きな
原動力につながっている。」とも述べています。自
分の行っていることが他者から正の評価を受け取る
ことほど嬉しく力強く感じることはありません。
ニセコ小学校の子どもたち一人一人も「地域参観
日」の発表までに小さな誘惑に負けそうになりつつ
「小さな勇気」をもって自分たちの課題に取り組み,
参観していただいた方々から正の評価を受け,「次
も頑張ろう」という意気込みが感じられました。こ
れも日頃からご支援ご協力を頂いている皆さまのお
新
井
融
かげと感謝申し上げます。
終わりに,
明日から24日間の冬休みに入ります。
事故やケガなく,冬の寒さ厳しさを楽しめる子ども
に育ってほしいものです。子どもたちはこの1年間
大小様々な誘惑に負けず頑張ってきましたが,特に
冬休み期間中はこの誘惑がいっぱいの時期です。逆
に規則正しい生活と家族の一員としての自覚を育て
るにはもってこいの時期でもあります。ぜひ励まし
の言葉で「小さい勇気」を持たせてほしいと思って
います。
「小さい勇気こそ」
東井義雄
人生の大嵐がやってきたとき それがへっちゃ
らで 乗り越えられるような 大きい勇気もほし
いが わたしは 小さい勇気こそほしい
わたしの大切な仕事を 後回しにさせ 忘れさ
せようとする小さい悪魔が テレビのスリルドラ
マや 漫画にばけて わたしを誘惑するとき す
ぐそれがやっつけられるくらいの 小さい勇気で
いいから わたしはそれがほしい
もう五分ねてたっていいじゃないか けさは寒
いんだよと あたたかい寝床の中に ひそみこん
で わたしにささやきかける 小さい悪魔を す
ぐにやっつけてしまえるくらいの 小さい勇気が
ほしい
明日があるじゃないか 明日やればいいじゃな
いか 今夜やればいいじゃないか 今夜はもう寝
ろよと 机の下からささやきかける 小さい悪魔
を すぐにやっつけてしまえるくらいの 小さい
勇気こそほしい
紙くずがおちているのを 見つけた時は 気づ
かなかったというふりをして さっさといっちま
えよ かぜひきの鼻紙かもしれないよ 不潔じゃ
ないか と呼びかける 小さい悪魔を すぐやっ
つけてしまえるくらいの 小さい勇気こそ わた
しは ほしい
どんな苦難ものり切れる 大きい勇気も ほし
いにはほしいが 毎日 小出しにして使える 小
さい勇気でいいから それが わたしは たくさ
んほしい
それに そういう小さい勇気を 軽蔑していて
は いざというときの 大きい勇気も つかめな
いのではないだろうか
地域参観日実施しました
12月2日(火)に今年度の地域参観日が行われま
した。今年も,昨年度同様に,広く地域の方にたく
さん学校に来て頂こうと,ポスターを貼ったり,ラ
ジオニセコでお知らせしたりしました。当日は,大
雪となり天気が悪かったのですが,大変多くの方が
来校されました。体育館では,1・2年生による「フ
ェスティバル」が開催されました。1年生の秋の広
場では,「ぐるぐるどんぐりゲーム」「ドキドキけん
玉」「レインボーロケット」「いろいろうつせ はし
ゲーム」などのコーナーがありました。2年生のあ
そびの広場では,ヨットカーやゴムで動く車,つり
ぼりなどのコーナーがありました。会場には,イン
ターナショナルスクールのお友だちや幼児センター
のくま組の幼児のみなさんも来て下さり,とっても
楽しい時間を過ごすことができました。また,3年
生以上は,通常の授業の他に,4月から取り組んで
きた「総合的な学習の時間」の取組の発表も行われ
ました。
PTAミニバレーボール大会
6日(土)にPTA体育部主催のミニバレーボール
大会を本校体育館で開催しました。大会は,4つのリ
ーグに分かれ,それぞれリーグの1位のチームからな
る決勝トーナメント方式で行われました。どの試合も
熱い戦いでどのコートも大変盛り上がっていました。
決勝戦は,2年生チームと4年生チームとの対戦でし
た。試合は,大変接戦となり,それぞれ1セットずつ
取りましたが,得失点差で4年生チームの優勝になり
ました。
心地よい汗をかいた後は,2階大ホールで懇親会を
行いました。今年もビンゴ大会が催され,ミニバレー
ボール大会以上に盛り上がりました。けが人も出るこ
となく,とても有意義な時間
を過ごせたのではないでしょ
うか。企画・運営にあたられ
た体育部役員の皆様をはじめ,
参加くださいました保護者の
皆様,ご協力ありがとうござ
いました。
赤い羽根募金 8,001円
ご協力ありがとうございました。
今年も児童会活動の一環として,赤い羽根共同募金
を行いました。
おかげさまで,8,001円の募金
を集めることができました。集まった
募金は,11月18日(火)に児童会
役員が社会福祉協議会へ持参しました。
ご協力ありがとうございました。
仲良し給食
租 税 教 室
12月3日(水)に租税教室を6年生を対象に行い
ました。講師は,ニセコ町役場の芳賀課長さんです。
税金が,ニセコ大橋や学校等の建設に使われている
ことを学んだ後,税金がなくなった世界がどうなる
かをアニメにしたビデオを見ました。ビデオからは,
警察や消防の利用が有料になったり,ごみの収集が
なくなったりするなど税金は,みんなの生活にとっ
てとても大切であることが分かりました。小学生が
学校で勉強するのに一人
当たり90万円の税金が
使われているなど身近で
具体的な例を示して,ク
イズを交えながら,わか
りやすく説明してくれま
した。税金のことがとて
もよくわかる1時間にな
りました。
12月8日(月)から4日間,児童会代表委員会
企画の「仲良し給食」が行われました。大ホールの
大 きな テ ーブ ル で, それぞ
れ 自己 紹 介を し た後 ,楽し
く おし ゃ べり を しな がら給
食 を食 べ まし た 。食 べ終わ
り頃にはクイズも出題され,
楽 しい 時 間を 過 ごす ことが
できました。
冬休みの生活について
いよいよ明日から,冬休みです。学年に応じた冬休
み中の生活のきまりや事故防止について,「ニセコ小
の子」を基に指導しました。ご家庭でも,子ども達を
事件・事故から守るために,お子さんへの指導や家庭
での約束事の確認をお願いします。また、「わたした
ちの道徳」を持ち帰らせています。親子で一緒に読ん
でみてはいかがでしょうか。
子ども達に関わることで何か突発的な心配事や事故
が起きたときには,学校へご連絡ください。
冬休み明け学校が始まる日は1月19日(月)です。
なお,体罰に関する調査の〆切りは20日(火)です。
ご協力よろしくお願いいたします。