努力を続けることの大切さ

優良賞
自分というもの
剣淵町立剣淵中学校3年
くらとみ
あや な
倉富
彩南
「自分とは何だろう。」自分には見えなくて
自分以外の人には見えているもの、それとは
逆にたとえ家族であろうと自分以外の人には
見えなくて自分には見えているもの。みなさ
んはこの2つ、何だと思いますか。
私は、自分がどんな表情をしているか、ど
んな風に見えているか、どのような行動をし
ているかは自分以外の人にしか見えていない
と思います。でも、表情や行動は自分でもわ
かる部分があるという人も多いと思います。
私もそう思っていました。でも、全てが自分
を意識しているものとは限りません。例えば、
自分が良いと思って行ったことが、相手にと
っては迷惑だったり、自分では当たり前だと
思っていたことが相手にとっては普通じゃな
かったり、思いもよらないところで相手がほ
めてくれたりなど人によって感じ方や物事の
とらえ方が違うことがたくさんあります。そ
こで、自分が絶対正しいんだとは思わずに、
自分とは違う考え方をもっている人がいると
いうことを理解することが大切だと思いまし
た。
では逆に、自分にしか見えていないものは
何なのか。私は自分の心の中だと思っていま
す。これを自分以外の人に伝えることはでき
るのでしょうか。私は自分から伝えようとし
ない限り、伝えることは難しいと思います。
でも、自分を伝えるには自分を出さなければ
いけません。中には自分の思いを素直に伝え
られない、心に壁をつくり、自分というもの
を封じてしまっている人もいると思います。
また、思いを伝えたいけれど自信がない、怖
いなどと思っている人も多いのではないでし
ょうか。私もその一人です。なかなか自分に
自信をもつことができません。間違っている
んじゃないか、嫌われるんじゃないかと考え
てしまいます。そのせいで失敗したこともあ
りました。でも、自分を出すことが苦手な人
も、まずは一言、伝えてみませんか。例えば
「ありがとう」この一言でも自分の気持ちは
伝えられています。小さなことから少しずつ
人と語り合っていく。思い切って自分の意見
を伝えてみる。これがお互いに分かり合う近
道なのではないかと思います。
「自分」ときに敵となったり、ときには味
方になったりする。思いどおりにならなかっ
たり、思いどおりになったり。
「人生山あり谷
あり」のように自分も山あり谷ありです。も
うどうしようもなくなったとき、そんなとき
は自分を信じていきましょう。これ程かとい
う位悩んだとき、そんなときは他の人の考え
を聞いてみて下さい。きっと今までは想像も
つかなかったものがみえてくると思います。
あと、みなさんにも一人一人「個性」とい
うものがあると思います。この「個性」を大
切にしてほしいです。自分が持っている個性
が理由でいじめられたり、批判されたりする
ことが一番悲しいことだと思います。個性は
人の色です。みなさんには自分が持っている
その「色」を輝かせてほしいです。そして、
この世界に一つしかない「自分」というもの
を大切にしてほしいです。