SESSION13 逆境と挫折からの利益 挫折、失望、逆境は、いつもそれと同等か それ以上の利益の種子をもたらすものである。 SESSION13 逆境と挫折からの利益 ■逆境と挫折からの利益 セッション13のテーマは、次の言葉で言い表すことができます。 「人間に挫折や失敗はつきものである。問題はそこから教訓と成功の糧を引き出せるかか否かである」 この真理をあなたに納得していただくために、2,3の実例を取り上げてみることにしましょう。 失敗によって生じる挫折感や身体の痛みは大自然が人間や動物に語りかける言葉です。 この自然の言葉を聞いて人は謙虚な心を持ち、知恵や理解する脳力を身につけるのです。 そして、人が成功への道を歩み始めるとき、多くの場合、失敗や挫折がその要因になっています。これは、驚くべきことかもしれませんが、紛れ もない真実です。 このような真実を知ることは、あなたの人生に転機をもたらします。 「たとえ失敗したとしても、完全に挫折したと考える必要はない。一般に言われる失敗とは、実際は一時的で表面的なものにすぎず、やがては それが幸運の始まりであったことに気付くだろう」 世に言う人生の勝者とは、皆、その成功に匹敵するくらいの挫折と敗北を経験しています。挫折とは、一つの試練なのです。 従って、あなたに必要なことは、そうした試練に自己を鍛え、まだ発揮されていないポテンシャルや思考力の根源に光を当てることです。 挫折を恐れるな。 挫折があるからこそ、 その時まで気付かなかった自己の力を発見するのだ。 「挫折とは、すべてが無に帰することとは違う。そして、自分で取り返しのつかないものだと思わぬ限り、挫折によって絶望することはないだろ う。 失敗だと思ったときはじめて、そこに失敗が生まれる」 こうした言葉に親しんでおくことは、あなたの心の中に失敗や挫折に対する心構えを作り出し、逆境を成功の糧に転化することが可能になりま す。 エマースンは、次のように語っています。 「私たちの力は、弱さの中から生まれ、弱さの中から伸びて行くものだ。 ひめやかに力を養い力を武装させる憤怒は、自分自身に突き刺さり、手ひどい打撃を受けてはじめて感じるものである。 偉人は常に、世に認められることのない仕事に精を出す。優位の蒲団にくるまっている者は、惰眠を貪りつつ生命の実相に対して固く眼を閉じ ているのだ。 押し潰され、苦しめられ、打ち負かされてはじめて、人は真に学ぶことができる。 自分の頭を働かせ、腹を決めて物事に取り組む……彼は悟ったのだ。自分の無知を知り、自惚れを直し、節度と心の力量を身につけたのだ」 しかし、種から見事な花が咲くように、挫折のあとには必ず利益の花が咲くわけではありません。 約束されているのは、花の種だけです。ですから私たちは、自分自身の努力によってその種から挫折に見合うだけの利益を引き出さねばなり ません。明確な目標意識を持って花の種を見つけ出し、育み、花を開かせねばなりません。 大切なことは、何かを得ようとする前にそれにふさわしい努力を行なうことです。自然は、無償で求めようとする者には大変冷酷です。 逆境や挫折がいかに有益なものであるかということがわかれば、その利益をもたらす力は人間を超えたところにあるということがわかるでしょ う。 これは、創造主によって創られた偉大な自然法則体系の一部であり、創造主の意図するところは、人間を愚かさから守り、過ちから救い、宇宙 の調和を破る事で自滅に至ることがないように見守ることです。 エマースンの次の言葉は、まぎれもない真実です。 「誰しも人生においては、自己の欠点に感謝しなければならない。真理に抵抗し逆らってみるまでは真理を十分に理解することができないよう に、他人の力や才能も、他人の妨害に苦しみ他人の脳力が自己の脳力を超克するのを見るまでは、十分に知ることはできないだろう」 "運命の女神が回す車輪”というのがあります。 それは常に、幸運をもたらすこともなければ、不運をもたらすこともありません。 この車輪は、大河にたとえることができます。 この大河では、その流れの半分の部分ではそれに従って流れるものはすべて成功へ導かれ、逆方向に流れる残りの半分の部分では、すべて が失敗や挫折へ連れ去られてしまいます。 これは、「人生の河」なのかもしれません。人間の思考の中に存在し、意識の中を流れて行きます。 人生の流れの中にある成功を成しとげるには、「明確な目標」「現実化された信念」「マスターマインド」「プラスアルファの努力をすること」の四つ のノウハウが必要です。 PMAプログラムを学ぶことは、人生の流れを失敗や挫折から成功へと向けることです。 明日にでも銀行が破産し、財産がなくなってしまうかもしれません。友や愛する人々が先立ってしまうかもしれません。病気になることもあれば、 他人の嘘によってチャンスを奪われてしまうかもしれません。 このような不幸は、いつ襲って来るかわからないものです。 しかも、こうした不幸に出会ったとき、的確に対処できる人は少ないのです。しかし、このPMAプログラムを学ぶことで、あらゆる不幸や逆境も 勝利と成功の糧にすることができるということを、あなたは知りました。 どのような失敗や挫折にも、明日の栄光をもたらす「種」が秘められているのです。 ■逆境を幸運に変えた人々 マイロ・C・ジョーンズは、ウイスコンシン州ファースト・アトキンソンの近くで小さな農場を経営していました。しかし、その収入は細々とした暮らし ができる程度のものでした。 そして、健康だったジョーンズが年を取り、中風の発作に見舞われ寝たきりになったとき、周囲の人々は彼の回復を絶望視しました。 数週間というもの、筋肉一つ動かせなかったジョーンズにとって、残されたものは知力だけでした。 それまでもっぱら肉体労働で生活費を稼いできた彼は、この偉大な脳力を積極的に活用することはありませんでしたが、今となってはそれだけ が頼りです。いわば、必要に迫られる格好で、ジョーンズは、自分の知力を発見し、頭を使うようになりました。 そして、短期間のうちに、彼は逆境の中から幸福の種を発見し、その不幸は報われることになりました。 明確な目標意識を持ち、マスターマインドを発揮して幸福の種から成功の芽を育み、それを開花させたのです。 ジョーンズの幸福の種とは、病院のベッドに寝ていて思いついたアイディアですが、彼はそれを整理すると、早々家族に打ち明けました。 「もう私には手仕事は無理だ。頭を使って働くことにしたよ。そこでお前たちには、私の手足になって働いてもらわなければならない。 まずはじめに、使える畑の全部に、トウモロコシを植えて欲しい。それからそのトウモロコシを使ってブタの飼育を始めなさい。 そして肉の柔らかい子ブタでソーセージを作り、それを『ジョーンズの子ブタソーセージ』と銘打って国中の小売店に売り込むのだ」 家族の者たちは、ジョーンズの言葉どおりにしました。 そして数年後、「ジョーンズの子ブタソーセージ」は全国の家庭に行き渡るほどのヒット商品になり、ジョーンズ家は、農家をやっていた頃には考 えられないようなお金持ちになりました。 マイロ・C・ジョーンズは、一代で財を築いたのです。彼は人生の大河の中にあって、失敗の流れから成功の流れへと自分の意志で転換をはか りましたが、その勝利は、思考力の産物です。 挫折することがあっても、 なくしたものばかりを数えてはいけない。 得たものを数えよ。 それによって、なくしたものよりも 得たものの大きさを知るだろう。 なぜジョーンズは、不治の病に冒されるまで自分の知力に気づかなかったのかとあなたは疑問に思うかもしれません。 またジョーンズが手に入れたものは金銭であるから、失われたものの代償にはならない、と思うかもしれません。 もし、ジョーンズの得たものが金銭だけであるなら、失われたものの代償にはなりません。 ところがジョーンズの得た最大の報酬は、精神的なものです。 彼は不治の病に冒されることで自己の知力を知り、以前よりも家族を理解し、愛するようになりました。家族もまた、以前にも増してジョーンズを 愛するようになったのです。 これはよく知られている事実ですが、長い間病床にあると、人は自己の生活を振り返り、物事を十分に観察し、様々なことに謙虚に耳を傾ける ようになります。 そして、心の奥から聞こえてくる内省の言葉を理解し、過去に起こった挫折や失敗の原因を考えるようになります。 エマースンは、次のように語っています。 「熱病、不具、失望、富の喪失、友の死別などはその時、永遠に補うことのできない損失のように思われる。 だが歳月は、それすらいやしてしまう。 そして、かけがえのない人々―親友、兄弟、妻、恋人―の死は、運命を導く守護神となって私たちの人生に革命をもたらし、成熟した社会人とし てそれにふさわしい人生をもたらす」 「それはさらに新しい友人を生み、自分の将来に重要な意味を持つような影響や感化を受け容れ、ひ弱な温室の花々はたくましく育っていく」 全世界の尊敬を集める1人の偉大なアメリカ人は、貧困と文盲の家に生まれました。 生まれや幼年期の家庭環境は、本人の責任ではありません。しかし、青年になって商人を志した彼は、思わぬ不運に見舞われ、破産申告をし なければなりません。 彼は、商人から弁護士に転向しましたが、法律家としての手腕に欠けていたため、依頼者はほとんどありませんでした。 そこで、仕方なく軍隊へ行き、陸軍大尉に任命され、西武でのインディアンとの戦いに参加しました。 だが、復員した彼は、すぐに軍人から民間へと降格されてしまいました。やることなすこと、すべてが失敗だったのです。 あげくの果てに、生涯最大の不幸に見舞われます。最愛の女性が死んだのです。 だが、そうした逆境と深く傷つけられた心の痛手の中から、エイブラハム・リンカーンという偉大な指導者が生まれました。 失敗というものは、現実には存在しません。事態をそうとらえているだけなのです。 失敗したと思い込み、挫折感に打ちひしがれる前に、この事実を思い起こして下さい。失敗ではなく、人生の転機があなたに訪れているので す。 今こそ生き方を改め、勝利と成功へ向けて勇気を持って踏み出さねばなりません。 アメリカ合衆国の存在そのものが、一時的な挫折の産物であると言えます。 私たちの偉大な先人たちは、様々な挫折を経験してはじめて、それに見合う希望の種子を発見したのです。 はじめ独立戦争は、惨敗続きでした。だが、それにもめげずジョージ・ワシントンは戦い続け、一時的な敗北は断じて失敗ではない、ということを 全世界に示しました。 彼にとって敗北は、より一層の努力をするための励みになったのです。 しかし、時間は無慈悲なもので、私たちが挫折によって得た貴重な体験や明日への希望の種子を、いつまでもそのままにしておいてはくれませ ん。 小さな挫折にも愚痴をこぼすような人は、この真理をしっかりと覚えておく必要があります。 いずれにせよ、失ったものを嘆くよりも、何かを求めて立ち上がるべきです。そして、はっきりとした形はなくとも、人間は常に何かを得ているの です。 失敗や挫折が代償となって人間が手にする利益は、十分に時間が経ち、失敗や挫折の傷が癒えたときに始めて、利益として認識されるもので す。 人類の歴史をひもといてみると、いかなる逆境も絶望も心痛も、その中に新しい希望の種子を宿していることがわかるでしょう。 ある哲学者は、この真実について次のように語っています。 「神が人から何かを奪うときには、必ずそれに代わるより良いものを与えてくれる」 人は、逆境を知ることで始めて知恵を身につける、ということがわかれば、すべての悪を善に変え、あらゆる誤りを正すことができます。 ■第二次世界大戦と言う逆境がもたらした利益 第二次世界大戦によって、人々は恐ろしい苦難を味わうことになりました。あの戦争さえなければ、世界はどんなにか素晴らしいものであったで しょう。 しかし、比較的無名な1人の男が、世界中を戦火に巻き込んだという事実を考えるとき、世界はひどく病んでいたのだと思わざるを得ません。 一度の急襲で、パール・ハーバーが壊滅させられた事実は、世界で最も富裕で自由な国も、無関心と不注意によって国力が弱まり、国民の愛 国心が低下していたことも教えてくれます。 アメリカ同様、他の国々も病んでいましたが、アメリカの病は特に根深く、広範囲に渡っていたので、逆境の持つ強い衝撃だけが、その病から 人々を立ち直らせることができたのです。 この事実は、大層重要なものです。そして、これからお話することとも深く関わっているのです。 次の点については、私たちアメリカ人の意見は一致しています。 すなわち、第二次世界大戦は、アメリカ国民にとっては、歴史上最大の試練であったということです。 従って、この逆境がもたらした教訓や明日への希望の種子も、大きいものであったはずです。 現時点で明らかになっている、その教訓や希望の種子について考えてみましょう。 次に挙げるものは、第二次世界大戦がもたらした利益の数々です。 1.独立戦争以来、はじめて共通の目標に直面したことで、アメリカ国民の利害が一致した。 2.国民の精神力が昂揚した。 3.機械や化学に関する公式が何千と発見され、それが民需に応用されて国民生活の向上をもたらし、経済を活性化させた。 4.国民が宇宙や航空機の分野に関心を持つようになった。 5.経済の機会均等が復活し、社会的地位の低い人々や貧しい人々が、金持ちや有力者と同じ条件で、その才能を売り込むことができるように なった。 6.労働組合は、根本的な体質改善を迫られ、幹部は集められた組合基金の収支報告を行い、その行動に責任を持つようになった。 7.対外協力が外交の基調となった。それによって、南北アメリカの友好協力関係に発展が生じ、マスターマインドに従って強力な同盟関係が 生まれる可能性が出てきた。 8.生活必需品の配給が行なわれ、生活水準が一時的にせよ低下することで、逆にアメリカの生活水準の高さが再確認された。 9.人は、誰でもお互いに"兄弟の保護者”であり、1人が傷つけば同時に全員がその立場に応じて傷つく、ということを人々は再確認した。 10.喜びを分かち合うという特権を理解し、そのことに感謝する気持ちが生まれた。 11.輸送機関に革命的な変化を与えた。今日、旅行といえば飛行機が当たり前になり、しかも料金は鉄道と変わらず、大幅な時間の節約が可 能になった。海外旅行も便利になり、金持ちだけの特権ではなくなった。 12.合成樹脂の開発が急速に進み、新製品が多数作られて人々の暮らしに役立っている。また、業界は活況を呈し、そこで働く人々の数も増 加している。 13.人類は、この世が大自然の法則のもとにあることを知った。所有していると思っていたものは、実は神からの預かりものであることを悟り、 人々の間に調和がなくなれば、人間を超えた大きな力の作用によって、自分の人生を選ぶ自由さえ失われてしまうのだということを痛切に感じ た。 挫折から学び、逆境から利益を生み出すために、まず第1に必要なことは、思いつく限りの方法をすべて試し、心に浮かぶ事実を全部当てはめ てみることです。 とはいえ、いくらこのノウハウが正しくとも、自ら進んで逆境や敗北を求める人はいません。予測さえできれば、失敗を回避しようとするのが人間 です。 そこで、個人的な失敗の原因について考えてみましょう。 3千人以上の男女が経験した失敗を分析し、その結果得られた結論は次のようなものです。 ■個人的な失敗の主な原因 個人的な失敗の主な原因は、次の通りです。 1.人生の目標を決めず、漫然と過ごす。 2.生まれつき肉体的なハンディキャップがある。 3.他人の問題に余計な世話を焼く。 4.十分な教育の欠如。 5.克己心の欠如。食欲、性欲、飲酒癖をコントロールできず、自己を開発しようとしない。 6.中位に甘んじ、それ以上の望みを持たない。 7.すぐにくよくよと思い悩み、生活や食事が不規則で病気になるような生活態度。 8.幼児期の環境が悪影響を及ぼしている場合。 9.根気がなく、始めたことを最後までやり通すことができない。 10.何事に対しても消極的である。 11.感情のコントロールができない。 12.努力もせずに何かを得ようとする。 13.優柔不断、あるいは不決断 14.七つの心配事のうち、一つかそれ以上をもっていること。七つの心配事とは、貧困、他人の中傷、病気、失恋、自由を失うこと、老い、死であ る。 15.結婚相手の選択を誤ること。 16.仕事上、職業上の人間関係に気を遣い過ぎること。あるいは気づかいの不足。 17.職業や仕事上の仲間の選択を誤ること。 18.時間やお金の使い方がだらしないこと。 19.口が軽いこと。 20.器量が狭いこと。特に政治、宗教、経済などに関する無知や偏見のために閉鎖的であること。また、あまりよく知りもしないで、意見を口にす ること。見栄、知ったかぶり。 21.協力や一致が必要なときに、他人と協調できないこと。 22.忠実さの欠如。 23.先見の明やイマジネーションに欠けること。 24.わがままや自惚れが度を過ぎること。 25.現実の、あるいは、想像上の不満に対し、恨みを晴らしたがること。 26.プラスアルファの努力をしようとしないこと。 このような障害物につまずき、足をとられて平静さを失うとき、人は挫折するのです。 失敗の原因を頭に入れておけば、わざわざ遠回りする必要はありません。 真の勇気は、 逆境においてこそ発揮される。 また、もし失敗したとしても意気消沈する必要はありません。落ち込んでいる時間があるのでしたら、そこから教訓を汲み取り、明日への希望の 種子を探し出さなければなりません。 その方が、はるかに有益です。 「挫折と逆境から学ぶ」というノウハウは、努力したが失敗してしまったという人々に希望を与え、出直しのチャンスは常にあるのだという確信を 与えるものです。 ■逆境への対処の仕方…ある人の場合 これは、1929年の大恐慌で、全財産を失くした人の話です。 彼の勇気は、全財産と引き換えに貴重な教訓をもたらしました。その言葉通りに話を紹介することにいたしましょう。 それは、銀行の預金高が多く、経済的な豊かであれば何一つ心配はいらない、と考えている人々にとっては、深刻な反省を迫る物語です。 彼の言葉を聞きましょう。 「物質的な富を失ったことで、目には見えない巨大な富があることがわかるようになりました。それは、決して物質的な物差しで測れるものでは ありません。1929年に始まった大恐慌は、私の挫折の最大の原因となりましたが、それと同時に大いなる勝利の幕開けとなったのです。 というのは、その挫折がある人生哲学に対して私の目を開かせてくれたからです。もし再び挫折するようなことがあっても、私はその哲学によっ て難なく切り抜けることができるでしょう」 「大恐慌でお金や財産は失いましたが、私は次のような教訓を得ました。すなわち、完全に独力で生きていける人間など、この地球上には1人 もおらず、すべての人間は一生涯、互いに支え合って生きていくものだ、ということです。そして、過ぎてしまったことや、どうにもならないことで思 い悩むことの無意味さを知りました。 人が不安になるのは、その不安を取り除くことができず、解消できない、と思い込んでいるからです」 「そして私は、次のような聖書の言葉は、詩的文章であるにとどまらず、優れた哲学であるということを知りました。 『人は自らの蒔いた種は、刈り取らねばならない』 また、自主的に目標意識をもって行動することの大切さをしりました。社会に対して恐怖心を持ったり、消極的であったりすれば、富や財産など 何ら価値のないものだ、ということを悟りました。」 「ある一つの考えが心を占めるようになると、その性質の良し悪しに関わらず、それが表情に表れてくることを知りました。それと同時に、無償で 何かを得るということがあり得ないことであることもわかりました。受けとったものに対しては、それに見合う代価を支払わねばならず、与えること によって始めて、与えられるのだということに気付いたのです」 「労働を強制されるよりももっと悪いことは、働かせてもらえないことです」 「金銭や財産の価値は、一時的なものであり、しかもそれを永遠に所有することは不可能です。 黄金律〈すべて人にせられんと思うことは、人にもまたその如くせよ)を守って経営される企業は、不況を生き抜くことができます」 「多くの人が考え、噂したというだけで恐怖心は伝染病のように広がります」 「人に何かを求めるよりも、無償で人の役に立つ方が楽しく、しかも有益です。そして、一時的な挫折を絶対的なものと考える必要はありませ ん。成功も失敗も気持ちの持ち方次第なのです。 また、精神的な豊かさのない富や財産は、資産ではなく負債です」 「最も幸福なときは、最も悲しいときかもしれません。逆境の至福、孤独という友、沈黙という名の最も大きな声……これらの逆説には真実が含 まれています」 「逆境のうちにも必ず頼りになり、しかも最後まで裏切らない人が1人いる。それは自分自身です」 「世の中が不景気になっても、自然の運行には少しも変わるところがありません。太陽は東から昇って西に沈み、水は高きから低きへ向かって 流れます。そして、時は四季となって巡り、恒星や惑星の軌道も一定です。 不景気になって変わるものは、人間の心だけです」 「人は、他人の言葉が耳に入らなくなったとき、挫折の声を聞きます。 一方、同じような不幸を体験した者同士は、精神的にも親しくなるが、逆に物質的に豊かになると、友情などなくとも沢山の友達が現れます。し かし、お金がなくなると、友達の正体が暴露されてしまいます」 「私は不況によって、"もう1人の自分”を発見しました。それは、今まで見過ごしてきた積極的な自分自身であり、挫折が永遠に続くことなど絶 対に認めようとしない自分自身です」 逆境は成功へのステップアップである、と考える人々にとって、挫折が永遠に続くということは考えられないことです。 彼がこうむった金銭上の損失は、一般の人が一生かかっても稼ぐことのできないような金額でしたが、その損失によって彼は、それ以上に大き な富と価値を発見しました。 自分が失ったものよりも、はるかに大きなものを手に入れることのできる心を知り、物質的な豊かさが心の豊かさを阻害していることを彼は理解 したのです。 彼はまた、以前よりも精神的に穏やかになり、豊かな人間関係を持つようになりました。それは、挫折が彼を謙虚な人間に変えたからです。 人生において、大きな成功を収めるには、試験期間や修業の時期が必要です。 そこで勇気や忍耐力が試され、つまづいても再び立ち上がって前進することができるかどうかが問われるのです。 そして、厳しい挫折を経験したときと、勝利を得て物質的な富を手にしたとき、個人の人格と人間性は最も鋭く問われます。 一般に順調な道ばかり歩いてきた人より、挫折や敗北を経験した人の方が生き残る確立は高いのです。 実例からもわかるように、権力や名声や地位を簡単に手に入れた人は、それを失うのも早いものです。 このプログラムを学んだある人が、逆境と挫折から学ぶ、というノウハウによって自己のポテンシャルに目覚め、「人生相談所」を開くことになり ました。 挫折に悩み苦しむ人々を救おう、というのです。彼は、その計画を次のように説明しています。 「挫折の中に希望とポテンシャルの種子が秘められていることがわかると、私の人生は大きく変わりました。 そして、私の教会の牧師さんは、いち早く私の変化に気付き、言葉をかけてくれました。牧師さんに自分の経験を話すと、それなら教会の中に 人生相談所を作れば良い、と言ってくれました。相談所を作れば、他の人々を助けることができる、というのが牧師さんの提案です」 「私は、牧師さんの提案について考え、すぐに相談所を作る決心をしました。そして、様々な才能、技量、個性をトータルに活用するために、市 内の優秀な男女を招きマスターマインドのグループを作りました」 「私が勤めているのは、しっかりとした経営ノウハウによって運営されている大企業です。 その会社には、考えられる限りの才能が集まっていて、それが製品の開発や販売に全力を集中するのです。しかも経営者たちは、問題が起こ ったときそれにどう対処するかを知っています。 いずれにせよ、その会社は1人ひとりが持っている特殊な才能を活かし、それを結合することで大きな成功を収めているのです」 「そこで私の人生相談所でも、いかなる問題が持ち込まれても解決できるよう、多彩な人材を揃えることにしました。 銀行家、弁護士、医師、歯科医師、化学者、会計士、大企業の営業部長や人事部長、それから職業紹介所の所長と十名の著名な実業家を選 びました。 このマスターマインドのグループは、個人のかかえる問題なら、大抵のことは解決できるので、さっそく相談所をスタートさせました」 「このマスターマインドのグループは、カウンセラーをお願いしたところ、皆さん、無報酬で引き受けて下さいました。これはうれしい誤算です。今 では、市民なら無料で、有識者からのアドバイスが受けられるようになりました。 私たちのセンターは、これからも、うまくやっていく自信があります。このアイディアが広まり、すべての教会に同じようなセンターが開かれるよう になれば良いと思います」 認めるか否かはあなたの自由ですが、人は皆兄弟であり、お互いに保護者なのです。そして、与えられるよりも、与える人の方がはるかに得る ものは大きいのです。 人には人を助けたいという、不可解だが、根強い心理があります。 ロイド・ダグラスが、名著『偉大なる妄想』で語っているのも、この心理のことです。 今日、私たちの住んでいる世界ではこの偉大なる妄想、つまり、一時的な挫折に悩む人々を救済しようとする方法が痛切に求められています。 "兄弟の保護者”として生きている人々にとって、プラスアルファの努力をすることは最大のモットーになっています。 そして、産業界や実業界の中にも、このノウハウは労使双方にとって、きわめて有益なものであると考えている指導者が大勢います。 アメリカの人の生き方については、多くの哲学者がさまざまな問題を投げかけ、新しい生き方を提起しています。 自由と民主主義に則ったうえで、今後これまでとは違った生き方が表われてくるかもしれませんが、その基本は次の言葉に尽きます。 河を渡ろうとする兄弟の船を助けてあげなさい。 そうすれば、あなたの船もいつも間にか岸にたどり着いているでしょう。 すべての人が挫折を成功に変える方法を知ることは素晴らしいことですが、それに劣らず大切なことは、アメリカ人自身がこの方法と教えを国 家のあり方として理解することです。 アメリカ国家の安全、富の豊かさ、アメリカ国民の生き方というアメリカのすべてが、『兄弟の保護者』というノウハウの受容と適用にかかってい るのです。 組織的で心暖まる協力があれば、挫折を勝利と成功の糧にすることは難しいことではありません。 ただし、どんな場合でも、積極果敢な行動が必要不可欠です。 挫折には三つのタイプがあります。 1.物質的なもの、すなわち富や財産、社会的な地位を失うこと。 2.人間関係の摩擦から生じる対立、不和。 3.内面的な挫折。落胆、恐怖、心配、不安などによって意欲や精神力を失うもの。 いかなる挫折でも、理解やあたたかい呼びかけに対しては、率直にこたえるものです。 失敗や挫折の意義は、それによって悪習を打破し、望ましい習慣が身につくことです。 例えば、身体の病気は、内臓や骨格などの調整不良をもたらす悪習を打破するために自然が発する警告です。 私たちは、悪習をやめることで、健康維持に役立つ良い習慣を身につけます。 挫折を経験することは、虚栄心や傲慢な性格を是正し、謙虚さや協調性を生み出すことで豊かな人間関係を開くものです。 それはまた、挫折の原因を知ることにもつながります。 失敗や挫折は、努力しても無駄だ、ということではなく、さらに努力せよとの合図です。 強固な意思が生まれるのは、その時です。そして、挫折がもたらす最大の利益は、この強固な意思なのです。 挫折の中から明日への希望の種子を見出す力は、そこに秘められています。 挫折によって生じる損害や外的影響力を、完全に防止することはできません。 しかし、内面的な影響力や精神的なダメージは、心構えによって防止することができます。 古い人間関係が失われ、新しい人間関係が生まれるのも挫折や失敗の特徴です。 残念ながら人は誰でもあらゆる人間関係において不愉快で不利益な体験から自由になることはできません。 しかし、そういった世間のしがらみを断ち切るのも、人生の挫折であり敗北なのです。 人は挫折によって悲しみの泉に身を沈めることになるかもしれませんが、そこで以前には気づかなかった精神の力を発見します。 愛する者の死や失恋、長年続いた友情の終焉といったことを体験したとき、人は魂のなぐさめを求めますが、自己の隠れた力を発見するのは その時です。 挫折と言う名の道を通らない限り、発見することのできない力が人間にはあるのです。 こうした挫折は、人間の心を物質的な価値から引き離し、精神的な価値へと向けさせるものです。 人間は自己の精神を発揮するために、悲しみに耐える力を神によって授けられているかもしれません。 感情が討ちのめされるような挫折を経験しても、尚、内なる魂がその苛酷な体験を支えきれる人には、大きな仕事を成し遂げる力があるので す。 偉大な音楽家、詩人、芸術家、文学者、そして国家の建設者たちは、皆そうした体験をくぐり抜けています。悲劇を経験することで始めて、真に 偉大な魂を獲得し、隠されていた自己の力に目覚めるのです。 こうした力は、心の傷を癒すと共に、クリエイティヴ・ヴィジョンを生み出し、謙虚な気持ちを与えることで、個人を成功へと導くのです。 謙虚な気持ちがなければ、真に偉大な人間にはなれません。 謙虚な気持ちがないままに成功したとき、その成功は一時的なものであり、いつまでも心の中には不満が残ります。 こうした例は苦難、闘争、挫折を経験することなく安易に成功した多くの人々に見られます。そうした人々には、自己訓練が欠けています。 過去の偉人たちの例を挙げるまでもなく、成功する者はすべて挫折を糧とし、それを契機にそれまで以上に計画性のある行動を展開します。 また、成功の大きさは、その人が体験し、打ち勝った挫折の大きさに比例するものです。 ジャッキー・ミラーは、この真実を四行詩で表現しています。 剣を抜かざる人は偉大なり 酒を飲まざる人は善良なり されど、失敗すれどもなお闘う人は、 見よ、彼こそわが双子の兄弟なり "失敗すれどなお闘う人”はクリエイティヴなものの考え方をします。それによって彼は、一時的な挫折を永遠の成功に変え、挫折の中に秘めら れている希望の種子を開花させるのです。 シェークスピアの『ジュリアス・シーザー』第4幕に控え目な形ではありますが"逆境と挫折から学ぶ”ことを示す一節があります。 『人の為すことにはすべて、潮時というものがある。 うまく満潮を捕らえれば成功するが、かりにも潮時をとらえそこなうと、人間一生の航海は、不幸と災厄の浅瀬に閉じ込められてしまう。 今ちょうどそうした満潮の海に、我々は浮かんでいるのだ。 まさに潮時が我が方に有利である時に、それを捕まえられるか、でなければ投機もなしに失くしてしまうだけのことだ』 ウォルター・マローンは、『チャンス』という題の詩の中でシェークスピアとは反対の考えを表明しています。 「私が訪ねた時に、あなたがいなかったからといって、二度と私が訪ねないと思う人は、私のことを誤解している。 なぜなら、毎日あなたの家の前に立って、起きなさい、立ち上がりなさい、戦いなさい、勝ちなさい、といっているのだから。 貴重なチャンスを逃したからといって、歎いてはいけない。 黄金時代が過ぎて行くといって、泣いてはいけない。 私は毎晩、その日の記録を燃やしている。 日が昇ると、魂は生まれ変わる。 過ぎていった栄光に向かって、少年のように笑うがよい。 消えてしまった喜びは、盲で聾で唖になるがよい。 私の判断で、死んだ過去は死の封印を貼るが、好機はやってくるがままに任せるのだ」 マローンの挫折を歌った詩には、挫折の中に明日のポテンシャルを発見しようとする者の魂に触れる何かがあります。 「日が昇ると、魂は皆生まれ変わる」という感動的な一節に見られるように、彼は挫折の中に秘められているものをはっきりと見通していました。 挫折を取り返しのつかないものだと思うことを止めた時、あらゆる魂は生まれ変わるのではないでしょうか。 不安を抱いたり、自らの知性に限界を作ってしまったり一時的な挫折を決定的な敗北だと思い込んでしまうと、それに縛られてシェークスピアが 言った、"不幸と災厄”に閉じ込められてしまいます。 しかし、そのような自縛は、すぐに断ち切ることができます。 挫折は決して敗北ではなく、更に努力するためのチャンス、あるいは挑戦だと考える習慣を身につければ、挫折は成功の出発点になります。 人生で最も大切な瞬間は、挫折を経験したことに気付いたときです。 その時こそ、将来の成功を保証する、確実な方法が得られるのです。 自信を持ち、決意も新たに再び挑戦すれば、成功は時間の問題です。 しかし、もし挫折を決定的な敗北であると考え、それによって自信を失っているのであれば、成功は不可能です。 挫折するたびに、あなたには人生の転機が訪れます。 なぜならば、挫折を経験することで自信を失くすか、それとも自信を新たにするか、そのどちらか一方だからです。 人は挫折によって、自惚れから解放されることがあります。 そして、自惚れト自信は別なものです。挫折したからと言ってすぐに諦めてしまう人は、自惚れと自信を取り違えているのです。 もし、本当に自分自身を信頼しているのであれば、あなたの性格は健全です。 そして、健全な性格の持ち主は、戦わずして敗れ去るということは絶対にありません。 教育、技能、経験は、あらゆる職業に共通する貴重な財産ですが、負けるとすぐにテントをたたみ、黙ってこそこそ逃げ出すアラビア人のような 人にとっては、何の値打ちもありません。 明確な目標と信念を持っている人手さえ、時には巨大な力に押し流され、成功から遠くへだてられてしまうことがあります。 しかし、目標と信念と決意を持った人は、最後には成功を手中に収めるでしょう。彼には、挫折を受け止めることのできる強固な精神力が備わ っているので、自分自身を成功の流れの中へ引き戻すことができるのです。 失敗や逆境があるからこそ、 恵まれた環境の中では気付くことのなかった好機に、 人は気が付くのだ。 挫折を契機に、人生の流れが幸運へと向かうか不運へと向かうかは、あなた自身の心構えによって決まります。 ささいなことが成功と失敗の分かれ目になることが多く、本当の理由が見落とされる場合がしばしばあります。 しかし問題は、一時的な挫折をどう受け止めるかにかかっているのです。 積極的な心構えを持った人は、挫折を挫折として受け止めない、という決意をもって事に臨みます。 反対に消極的な人は、挫折を絶望的な敗北だと考え、何もできなくなってしまいます。 積極的な心構えを持つ人は、大自然の法則や仲間の権利を犯すことなく、人生の中に熱中できるものを持ち、それを追い求めています。 そうした人々も数々の挫折を経験すると思いますが、屈服することはないでしょう。彼らは挫折から踏み台を作り、その踏み台を使ってさらに高 いところへ登っていくからです。 積極的な心構えは、人生の12の豊かさの中でも第1位にランクされるくらい大切な資質です。 それはまた、"優れたパースナリティ”を作り出すうえでも、必要不可欠な要素です。 数々のマスター・キーの中でも、この鍵は特に重要なもので、これによって個人的な問題の多くを解くことができます。 そして、磁石が鉄を引き寄せるように、この鍵は成功を引き寄せるのです。 挫折を成功のステップに変えるためには、積極的な心構えを貫き、前向きな姿勢を忘れないことです。 積極的な心構えとは、人間が作り出したものではなく、人間を超えた巨大な力が作り出し、人間に与えたものです。 また、それによって人間は、信念を持つことができるようになりました。 信念と積極的な心構えは、双子の兄弟です。一方がいれば、必ずもう一方もいて、この両者を引き離すことや、別々に論ずることはできませ ん。 信念は、科学では解明することのできない力ですが、人間に与えられた最も偉大な力です。 信念の最も不思議なところは、貧富の別なくすべての人間がその信念を平等に抱くことができる点です。 この真理が理解できれば、あの大いなる幸福の谷間にまた一歩、近づいたことになります。 個人にとっても国民全体にとっても、失敗は未然に防ぐことが第1です。 そして私たちは、国家と国民の利益を守るために、具体的な防止策を検討し、実行しなければなりません。 アメリカ人の生き方は、このプログラムを構成する17のノウハウによって支えられ、憲法もこのノウハウから生まれたものです。 アメリカの自由は、PMAプログラムによって守られ、この事実を誇りにしてきましたが、これからも誇りにしていくことでしょう。 PMAプログラムに従えば、最も深刻な逆境に陥ったときでさえ、私たちは前進することができます。 PMAプログラムが今日まで生き続き、その支持者を増やしていったのは、それが正しい根拠に基づいているからです。ただしここで注意しなけ ればならないことは、PMAプログラムがさまざまな問題をひとりでに解決するわけではない、ということです。 このプログラムは、それを学び実際に活用する人々によって考えられ、今日まで生きてきたのです。 そしてもちろん、このプログラムを実践した人々には、物質的な、繁栄と精神の調和をもたらしてきました。 どこで、どのようにして最初の一歩を踏み出すか、という問題は、失敗や挫折の渦中にある人々にとっては乗り切れないほど大きく見えます。 なぜならば、失望の傷は深く、築き上げられて来た信念にまでヒビが入っているからです。 しかしそのときこそ、これまでに述べてきた方法が役に立ちます。 それによって躓きの石は、成功への踏み台に変わり、すでに発見されている美しい真珠に、更にもう一つの真珠が加わるのです。 この真珠は、あなたの心が絶望によって襲われたときにも、希望の光を投げかけてくれるでしょう。 SESSION13 逆境と挫折からの利益 自己診断用紙 ※これは、あなた自身のための自己診断テストです。答えを○で囲むか、記入して下さい。 1.挫折によって利益が得られるとは限らないが、挫折に見合う利益の____を得ることができる。 1.発想 2.計画 3.種子 4.結果 2.マイロ・C・ジョーンズは、卒中で倒れてから____を使うようになったため、人生そのものが変っていった。 1.隣人 2.知力 3.腕力 4.不幸 3.人類の歴史を通して明らかなことは、逆境や絶望や心痛を人々が経験するたびに、____の種子が芽を出すということです。 1.新しい計画 2.同様の利益 3.古い発想 4.対等の利益 4.個人的な失敗の原因としては不適当なものが一つある。 1.不十分な教育 2.野心の欠如 3.パースナル・イニシアティヴ 4.何事に対しても消極的であること 5.逆境のうちにも必ず頼りになる人間が1人いる。それは_____である。 1.兄弟 2.父親 3.弁護士 4.自分自身 6.大きな成功を収めるには、まずはじめに____が必要です。 1.徒弟制度 2.試験期間 3.完全な変化 4.復帰 7.産業界や実業界の指導者の中には、"兄弟の保護者”たちがモットーとする______のノウハウを高く評価する者が多い。 1.信頼 2.パースナル・イニシアティヴ 3.自己訓練 4.プラスアルファの努力をすること 8.いかなる分野においても、偉大な業績を残した人々は、_____を通じて自己の内にある隠された力を発見する。 1.状況 2.悲劇 3.発想 4.挑戦 9.____は、神の掟や仲間の権利を犯すことなく、人生の中に熱中できるものを持ち、それを追い求めている。 1.好感の持てる人 2.積極的な心構えの持つ人 3.他人を信頼する人 4.クリエイティヴな精神を持つ人 10.______は、科学では解明することのできない力である。 しかしこれこそが、人間に与えられた最も偉大な力である。 1.愛 2.規律 3.成長 4.信念 〈テスト〉 質問をよく読んでお答え下さい。質問の主旨についてのみ、好きなだけ回答していただいて結構です。 1.挫折や敗北を経験した人々にとって、それがプラスとなった例を三つ挙げ、説明して下さい。 2.あなた自身、挫折や敗北に直面したとき、そこから明日への希望の種子を引き出すには、何をすべきでしょうか? 3.一時的な挫折や敗北が、絶望的な敗北であると思われてしまうのはどのような場合ですか? 4.第二次大戦によってもたらされた利点は何ですか? 5.「人生の河」における成功の流れとは何を意味するのでしょうか? また、そこに到達するにはどうすればよいのでしょうか? 6.成功を求める人が敗北において示す反応はどのようなものでしょうか? 説明して下さい。 7.エマースンが熱病や不具や友の死について語った言葉の意味を、あなた自身の言葉で説明して下さい。 8.アメリカ合衆国が一時的な敗戦国であるというのは、どのような意味でしょうか? 9.躓きの石を成功への踏み台に変えるためには、どうすればよいのでしょうか? 10.このレッスンにおいてあなたが学んだことは何ですか? 11.あなたはセッション13の学習によって、どのようなノウハウや発想を学びましたか? 1.そのノウハウや発想は、あなたにとってどのような意味がありますか? 2.そのノウハウや発想をどのように活用しようと思いますか? 3・いつ活用するつもりですか? 12.このレッスンを学んだことで、あなたは何を始めようと思いますか?
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