平成22年度 みよしっ子第6号(509KBytes)

みよしっ子!
食育通信
~第6号~
平成23年3月10日
“毎月19日は食育の日です ”
三好郡市学校栄養職員部会
昨年7月に小学校5年生・中学校2年生及びその保護者を対象に「食育アンケート」を実施しました。
その結果の第4回目をお知らせします。
〈児童生徒アンケートより〉
回答:三好郡市内小学校5年生379名・中学校2年生422名
嫌いな食べ物はありますか?
給食で嫌いな食べ物が出たときにはどうしますか?
中
中
小
小
0%
0%
20%
40%
ない
60%
ある
80%
100%
無回答
食べ物を残すことをどう思いますか?
20%
40%
60%
全部食べる
少し食べる
無回答
80%
100%
ほとんど食べる
食べない
小学校で約9割近く,中学校で約8割近くの児童・
生徒が,嫌いな食べ物があると答えました。また,食
中
べ物を残すことはよくないと考えている児童・生徒は
約8割を占め,給食で嫌いな食べ物が出たときでも,
半数の児童・生徒が全部食べていることがわかりまし
小
た。しかし,中には残すことがいけないとわかっている
0%
20%
40%
残すことはよくない
何とも思わない
60%
80%
きらいだからしかたない
無回答
100%
にもかかわらず,半数の児童・生徒が残している現状
も見えてきました。
子どもたちに好き嫌いがあることは自然なことで
す。しかし,子どもたちの好きなものばかりや欲しがる
ものばかり食べさせてはいませんか?食べ物を受け
入れるまでには慣れが必要です。様々な味にチャレン
ジしていくことで,好きな食べ物が増えていきます。
また,食べ物を残すことについて「何とも思わない」
児童生徒がかなりいることも憂慮すべき状況です。
食べ物を大切にする心の育成にもお互いにこれま
子どもたちの好き嫌いを直すために・・・
★「おいしいね」と言いながら
家族で楽しく食べましょう。
★ 調理法を工夫して臭みを消しましょう。
★ 赤・黄・緑などカラフルな彩りで
興味を持たせましょう。
★ 嫌いなものを少量でも
食べることができたら大いにほめましょう。
で以上に努めていきましょう。
夕食はだれと食べますか?
朝食はだれと食べますか?
中
中
小
小
0%
20%
40%
家族そろって食べる
ひとりで食べる
無回答
60%
80%
100%
家族の誰かと一緒に食べる
食べない
0%
20%
家族そろって食べる
ひとりで食べる
40%
60%
80%
100%
家族の誰かと一緒に食べる
食べない
無回答
家族そろって朝食を食べると答えた児童・生徒の割合は,約2割でした。また,中学生の4人に1人,小学生の
10人に1人がひとりで朝食を食べていることがわかりました。夕食では,7割近くの人が家族そろって食べていま
したが,ひとりで食べている児童・生徒も思いの外いることがわかりました。
少しでも多く,家族で食事の時間を過ごすことは,子どもたちの成長はもちろん,体調や精神状態を知るために
も欠かせません。様々な事情で食事の時間を一緒に過ごせなくても,用意しておいた食事に小さな手紙を添える
など,心のスキンシップを図ってみてはいかがでしょうか。
給食の時は楽しいですか?
家での食事は楽しいですか?
中
中
小
小
0%
20%
40%
とても楽しい
楽しい
楽しくない
無回答
60%
80%
100%
あまり楽しくない
0%
20%
40%
とても楽しい
楽しい
楽しくない
無回答
60%
80%
100%
あまり楽しくない
給食・家庭での食事の両方においてほぼ同じ結果が得られました。中学校では9割近くの生徒が,小学校で
は9割以上の児童が食事を「とても楽しい」または「楽しい」と感じているようです。反面,1 割前後の児童・生徒
が「あまり楽しくない」または「楽しくない」と感じており,その改善について対策が急がれます
食事からどんな栄養をバランスよく摂るかということも大切ですが,それと同じくらい大切なのは食事を通して
のコミュニケーションです。それによって食卓の雰囲気が楽しくなるのではないでしょうか。食卓の雰囲気が楽し
くないと,食事がおいしくなくなるのは,大人も子どもも同じです。この機会に,学校でも給食のあり方について
見つめ直したいと思います。家庭でも食事のあり方についてもう一度ふり返ってみてはいかがでしょうか。
食育通信第3号から第6号の4回にわたって食育アンケートの結果・考察をお知らせしてきました。
今回のアンケート結果から,朝食を食べている人の割合とその内容の向上,地域の郷土料理への認識
等,様々な課題が見えてきました。これらの結果をふまえて本部会では,これからも子どもたちの食育
に取り組み,ご家庭への情報発信をしていきたいと思います。食育はご家庭での協力が不可欠です。子
どもたちがこれからもさらに健康ですこやかな毎日がおくれますよう,共に取り組んでいきませんか。