K-ファミクリ通信 第 44 号(隔月発行) 2013 年 4 月発行 いよいよ春の到来です。木々が芽吹き昆虫たちも活動し始める季節となりました。 私たちの生活に目を向けると「新年度」「新入職員」「新学期」「新入生」等様々な「新」のつ く言葉が目立つようになります。 中でも義務教育の 1 歩であります小学 1 年生が背負うカバンが「ランドセル」です。ランド セルの歴史は古く幕末日本において西洋式軍隊の導入に伴い布製の背のうが軍用に供された のが始まりだそうです。 なんとも物騒な歴史ではありますが、ランドセルの特徴は両手が自由に使えることです。今 の世の中、争いの堪えない毎日でありますが、せめて子供たちには未来の平和へ向けて、両手 いっぱいいろいろな体験をさせてやりたいものです。 (記 佐藤 直人) <小瀧看護師が認知症ケア専門士の資格を取りました。> 小瀧看護師より 認知症ケア専門士の資格を取りました。 現在、日本は世界トップレベルの長寿国であり、それに比例して認知症の患者数も増えていま す。 今後、認知症の患者さんをどのようにしてサポートしていくかが、超高齢化社会の課題の一つ として考えられています。 その考えの中で、認知症ケア学会が認知症ケアに対する学識と技術及び理論感を備えた専門技 術士を養成のためにこの資格ができました。 私は看護外来の中で、簡易の認知症テストをやらせていただいています。認知症に対して不安 や疑問を持っている患者様やご家族様を見て何か力になれないかと思い、今回の資格を取りま した。 まだ、資格を取ったばかりで、勉強途中ですが今後は、ファミリークリニックに通院していた だいている患者様とご家族様の認知症に対するケアの力になれたらと思います。 看護外来では看護師による糖尿病支援・禁煙支援・認知症テストなどを行っています。ご希望 のある方担当医にご相談ください。 (記 看護室) 亀田ファミリークリニック館山 <退職者・異動者挨拶> 3月の退職者、他部署へ異動者よりご挨拶です。 井手克行医師 皆様、亀田ファミリークリニック館山(以下当院)の井手克行です。今はまだ寒い時期でま だまだインフルエンザや胃腸炎などで体調を崩される方も多いと思いますのでお体に気をつ けて下さい。 さて、私事ではございますが、本年 3 月をもちまして、当院を退職することになりました。 思い起こせば 4 年前の 4 月、この館山に来て右も左も分からない時はどうしようと、いう思い もあった一方、これまで何回も職場を変えてきたから今回も何とかなる、との楽観的な思い が行き来していたのを思い出します。館山に住みだしての一年目の冬は久しぶりに水道管が 凍るという体験をしなくて済んだ(館山に住む前が滋賀県だったので冬は頻回に水道管が朝に なって凍ることが日常茶飯事でした)ので安心した途端、昨年の冬に一回水道管が朝になって 凍ってしまい、「油断した」と思ったことが思い出します。 当院で診療しているうちに様々な住民(ここで敢えて患者とか職員、という表現は使いませ ん)の方々とお会いして、私自身は一人の医師とか医者ではなく、医療知識がある一般住民と いう思考でできた気がしています。時には敢えてややきつめの表現をすることもありました が、本当の住民ならはいけないことはきちんといけないと言えなければならないと思ってい ましたので敢えてそうさせて頂きました。 新年度には更に個性的かつ能力の高い先生方が多数入職されると聞いています。来年度の 当院は間違いなく今年度より厚い診療層になると確信していますので住民の皆様方のご理解 ご支援をお願い申し上げます。 末筆ではございますが、皆様の益々のご発展を祈願し、終わりとさせて頂きます。 理学療法士 田崎竜一 昨年4月より、リハビリテーション室で勤務しておりました田崎竜一と申します。この度異動に伴い、 KFCTでの勤務を終えることとなりました。外来での勤務は初めてであり、勤務開始当初は戸惑 うことも多く、多々ご迷惑をお掛けしたことと思います。KFCTでの1年を通して、南房総の皆 様の暖かさに触れることができ、とても充実した1年を過ごすことが出来ました。本当にあり がとうございました。特に担当させて頂きました患者様に対しては、治療を通して僕自身成長 させて頂き、何とお礼申し上げて良いか、感謝の言葉もありません。また皆様より数々のお話 を伺うことができ、とても興味深く聞かせて頂いていました。南房総という土地について詳し く知ることが出来たのはひとえに皆様のお話のおかげです。 皆様の治療途中でここを去ることは、大変心苦しく、そして申し訳なく思います。ここで培 った経験を大切にし、更なる成長を目指して、次の土地でも頑張りたいと思います。最後にな りますが、一年間本当に有難うございました。 亀田ファミリークリニック館山 ~二期工事が始まります~ 当院も 2006 年 6 月の開設以来、ささやかに地域の健康づくりのお手伝いをさせて頂いていま す。その中で、より良くみなさまの声にお答えするために、診察室や職員スペースの増改築を 行うことになりました。大きな変更点は以下の通りです。 1)診察室が増えます。 みなさまからのご意見で多いのが「待ち時間」です。これまでも定期的に測定を行い、短縮で きる要素を探す、待ち時間を苦痛なく過ごしていただける方法を探すなどと取り組んでいます が、時々、手の空いている医師がいるのに診察スペースが足りないためにお待ちの患者さまに すぐに対応できない、ということが起きています。診察室が増えることで、その部分の解消が 見込まれます。 2)内診の出来る部屋が増えます。 これまでも、妊婦検診や女性特有の症状(月経の異常や帯下(おりもの)、更年期など)にも 対応して参りましたが、ご要望の多かった自治体の実施する子宮がん検診を当院でお受けする ことが出来ていませんでした。H25 年度より当院でも対応が可能となるため、より沢山の方に 対応できるよう内診の出来る部屋が増えます。 3)多目的室ができます。 これまで、こういった部屋がなかったためリハビリ室や透析センターの待合いなどを利用して おりましたが、多目的に使える会議スペースのような場所を確保します。ケアマネージャーと 家族との面談、健康教室、地域の方のグループの会合など、様々に利用して頂けることを考え ています。 その他細々した変更もあるのですが、また追ってご紹介できればと思います. 増改築に際して、出来るだけみなさまに影響のない夜間や休日を利用して工事を行うため、4 月から 9 月ぐらいまでの期間を想定しています。作業員や作業者の出入りや騒音、ホコリなど ご迷惑をおかけするかもしれません。出来る限りの防止策をとりますが、どうぞご理解、ご協 力のほどをお願い致します。 亀田ファミリークリニック館山 予防接種のすすめ ~風疹~ 昨年より、厚生労働省への風疹の報告数が急増しており、首都圏の報告数が特に多くなって いるそうです。 昨年の報告によると、患者の7割以上は男性でうち、20代~40代が8割を占めています。 今年も同様の傾向とのことです。 抗体を持たない、または低い抗体価の女性が風疹にかかると、赤ちゃんに難聴や、心疾患、 白内障や緑内障などの障害(先天性風疹症候群)が起こる可能性があります。 妊娠中の女性は予防接種が受けられないため、流行地域においては抗体を持たない、または 低い妊婦の方は可能な限り人込みを避けること、または妊婦の周りにいる方(妊婦の夫、子供、 その他の同居家族)は風疹を発症しないよう予防に努めましょう。 <風疹ワクチンについて> ① 風疹ワクチンの接種時期 ・風疹の定期接種対象者 1 歳児、小学校入学前 1 年間の幼児、 ・成人で免疫がない場合は速やかに受けましょう。 (特に妊婦の夫、子供及びその他の家族。 ) ・10 代後半から 40 代の女性で免疫がない場合 (特に妊娠希望者または今後妊娠する可能性が高い方。 ) ※妊娠の可能性のある方は受けられません。 ※接種後 3 か月は妊娠しないことが必要です。 ・妊婦中の血液検査で風疹に対する免疫がないと分かった場合は、出産後速やかに受けましょ う。 ② ワクチン接種後の効果(免疫)ができるまでに約 1 か月かかります。 ③ ワクチンの料金は 1 回 5,050円(税込) (記 看護室) 亀田ファミリークリニック館山 気温が温かくなり、冬ほど身体が動かしにくい季節ではなくなりましたが、新年度というこ とで心身ともに緊張することが多くなると思います。そこで今月は、姿勢や枕から改善できる 肩こり解消法についてです。 (記 リハビリテーション室 藤井光代) 亀田ファミリークリニック館山 ホワイトニング 4 月は、新生活を始められる方も多いと思います。白い歯で新生活をスタートさせてみませ んか? 歯のホワイトニングは、歯を削ったり色を塗ったりしないで歯を白くする方法です。 当医院では約1時間30分程度の時間で行っています。 ホワイトニングには2種類あります。 ■ オフィスホワイトニングとは? オフィスホワイトニングとは、歯科医院でホワイトニングを行なう方法です。 高濃度の薬液を使用し、さらにレーザーなどを当てて薬剤の効果を高めるため、短期間で歯 を白く出来ますが、一度で希望の白さにならない場合には数回通院する必要があります。 また、オフィスホワイトニングは短期間で歯を白くすることが出来るというメリットがある 反面、短期間で色の後戻りが起こりやすいというデメリットもあります。 ■ ホームホワイトニングとは? ホームホワイトニングとは、患者さん自身がマウスピースの中に薬液を入れ、家で毎日数十 分~数時間装着する方法です。 マウスピースは歯科医院で製作しますが、市販のホームホワイトニング剤の中にはマウスピ ースが備え付けられているものもあります。 ホワイトニングが出来ない場合 虫歯やひび割れがある歯 歯に虫歯やひび割れがある場合には、薬剤によるホワイトニングを行なう前にそれらの治療 を行う必要があります。 歯周病がある場合 歯周病がある場合には、ホワイトニングを行なう前に歯周病の治療を行う必要があります。 妊婦 妊娠中や授乳中の方にはホワイトニング適応ではありません。時期をずらして行うことをお 勧めします。 オフィスホワイトニングは歯科センターでも行っております。くわしくはスタッフまで気軽 におたずね下さい。 (記 歯科センター) 亀田ファミリークリニック館山 ――亀田ファミリークリニック 診療案内―― (受付はそれぞれ診療終了時間の30分前まで) 予約電話 : 0470-20-5511 クリニック外来 ■一般外来 月 午前 9:00~12:00 午後 2:00~7:00 (午後 5:30 から 7:00 までは予約患者さまのみとなります。) 火・水・木・金 土 午前 9:00~12:00 午後 2:00~5:00 午前 9:00~13:00 ★ 発達支援外来 要予約 ★スポーツ外来 水(2 回/月) 午後 14:00~16:30 ★ 乳児健診 月~金 午後 1:45 ★ 予防接種(下記以外の時間はご相談ください) (BCG 以外)月・火・木・金 月・火・金 (BCG) 午後 1:50 2:00 午後 5:30 土 9:00 土 14:30-16:00(指定日のみ) 水 午後 1:50 2:00 亀田ファミリークリニック館山 ●歯科センター 予約電話 : 0470-20-5518 月~土 午前 9:00 〜 午後 6:00 ●リハビリセンター 月~土 午前 9:00 〜 12:00 午後 1:00 〜 5:00 ●透析センター 月・水・金 火・木・土 午前 午後 午前 ●亀田訪問看護ステーション館山 ●亀田ホームケアサービス館山 亀田ファミリークリニック館山では、家庭医が 診療を行います。 「家庭医」とは? 日常的な症状(熱、風邪、高血圧、糖尿病、喘 息、小さなケガ、ねんざ、健康相談など)を 中心に適切に対応します。また、専門医の治 療が必要かどうかの判断も行います。 発行責任者:亀田ファミリークリニック館山院長 岡田唯男 編 集:広報委員会 委員長: 永久保珠絵 副委員長: 濱井彩乃 委 員: (松坂喜美代・佐藤直人・富川志及布・石井俊之・ 小磯なを美・渡辺光子・渡部桜・池田夏子・市川昌枝) 〒294-0051 千葉県館山市正木 4304 番地 9 TEL 0470(20)5520(代) FAX 0470(20)5521 亀田ファミリークリニック館山
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