平易な英語に特化 翻訳サー

FuJi5百円k巴i Business
第三種郵便物認可
ヱイアンドビ
ー
プル、海外投資家へのP Rサポ
ー
1.
ト
翻訳サ ー ビス 平易な英語に特化
-
R協議会でのセミナーを
通じ、プ レイ ン・イ ングリ
ッシュの普及に力を入れる
米国では政治家が演説すると
きや企業が情報発信を行う際、
中学校 1 年生相当の英語を基準
としている。常識を打ち破った
のが、米大統領選共和党候補の
トランプ氏。あえて小学校4年
生レベルまで下げることによっ
て、 支持者の裾野を広げてい
る。この過程で使用されている
のが、平易な英語を示す「Plai
n English(プレイン ・ イング
リッシュ)」。翻訳サ ー ビスを
行うエイアンドビ ー プルは、こ
の 明 言語、を活用し日系企業が
発行する外国人投資家向げアニ
ュアルリポ ートなどの受注に力
を入れる。
同社がプレイン ・ イングリッ
シュに本格的に取り組んだの
は、トヨタ自動車からの受注が
きっかげだ。各種マニュアルや
決起集会でのスピ ー チ原稿など
多種多様な翻訳サ ー ビスを手掛
けたが、トヨタがこだわったの
は平易な英語。その影響を受け
てサ ー ビスの柱に据えるように
なった。
例えばIR リポ ートを英訳す
「直久」が期間限定カレ ー ラ ー メン
10年超追求した理想の味
ラ ー メン店「直久」を運営す
るフククルフ ー ズ(福岡市早良
区)は、カレ ー ラ ー メン「華麗
(カリ ー )なるスパイスそば
初夏の香」を開発、同店を通じ
Q_=主主を己雪国/Th曾祖13EIU目ζ註竺両日巨
直久のラ ー メンはあっさりし
たしょうゆ昧が売り物。こうし
た中、「のれんにこだわらず、
若い方や常連さんに飽きがこな
いようにする工夫も必要」 (橋
目白主Rゑ!.巨J』-1..J_.Lエd闇仕世?で、一一
」白
一
る場合、 般的には日本語にな
るべく忠実な形で訳す。その結
果、外国人投資家に内容が的確
に伝わらない恐れがある。
これに対し、プレイン ・ イン
グリッシュを活用すれば「すん
なり と頭の中に入ってきやす
提供している。
今回はブル ー ノ ートの DJ を
務める音楽プロデユ ー サ ー で、
年に 500杯はラ ー メンを食べる
という須永辰緒氏と共同で開発
した。須永氏は10年以上にわた
って試作を重ね理想のカレ ー ラ
ー
メンを追求。一 方、直久もカ
レ ー ラ ー メンを検討していたた
一一_}./.、定百-=同L、品��耳e
百昆口L)
2016年4月25日(月)
t I」(浅井満知子社長)。ワン
センテンス当たり10~20の単語
で構成され、受 動態をできるだ
け使用しないといった 5 つの指
標から数値で評価されるため、
文章が簡潔となるからだ。
また、米国や欧州企業のアニ
ュアルリポ ートは、見出しで拾
い読みできるような「編集の工
夫がすごくされている」(浅井
社長)。これに対し日本のリポ
ー
卜は見出しが毎回同じで、中
身をじっくりと読まなげれば理
解しにくいっくりが慣習となっ
ている。このため受注活動の際
には、欧米企業のように個性的
なリポ ートを提案している。
同社はすでに約200社の顧客
を抱えている。しかし、プレイ
ン ・ イングリッシュをリポ ート
に取り入れている企業はまだま
だ少ない。このため IR 協議会
での年1回のセミナ ー を行って
いるが、来年から 2 回に増やす
ことでアピ ー ルに力を入れてい
く。また、広報関係者が集う日
本パブリックリレ ー ションズ協
に北インド式カリ ー で使われる
10種以上のスパイスを使った香
昧油が使われている。
価格は980円。希望者には半
ライス、女性には小E入り杏仁
豆腐をサ ー ビスする。
フククルフ ー ズは直久のほか
「九州酒場博多流。」などの居
酒屋を運営、M&A(企業の合
Rfー+ー恒星川口、�をこをた1 =- 1
4』土"' 1やふー主首
起業・経営
9
会なども活用する方針だ。
日本の株式市場は外国人投資
家が 6 割を占めている。日系企
業によ る海外進出も加速して
おり、翻訳事業が拡大する可能
性は大きい。この分野でも AI
(人工知能)が 、 台頭 、、するの
は必至だ。こうした中、浅井社
長は 「経営 理念や中期経営計
画の具体的な方針を説明するに
は、人手が介在するプレイン ・
イングリッシュでなげればな
らない。こういった高付加価な
領域に注 力する」と意欲を示
す。
(伊藤俊祐)
・会社概要
C>本社=東京都渋谷区恵比
寿西1-3-10 ファイ
ブアネックスピル 7 階
じ〉設立=1998年10月
b資本金ニ3000万円
C> 従業員=15人
じ〉事業内容=翻訳 ・ 通訳、
化粧品販売
10種以上のスパイスを使った