Future of Japan ~成長への処方箋

各位
拝啓 貴社益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。
皆様へのよりタイムリーかつ頻度の高い情報提供を目的にメールショット形式となった日英2ヶ国語によるニューズ
レター"Hotline"の第2号をお届けいたします。本号では日本の産官学のリーダー60名の方々へのインタビューか
ら得られた洞察とPwC独自の調査・分析に基づき、高齢化社会や成熟経済からの転換といった日本企業が世界
で直面する現在の諸問題と将来の成長へのシナリオを描いた新レポート、「Future of Japan~成長への処方箋~」
をご紹介致します。益々多くのビジネスが、成長を求めて戦略の見直しや事業内容の転換プロセスに着手しようと
する昨今、本レポートの中に多くのヒントを見出していただければ幸いです。この他、2011年7月の施行から1年が
経過した英国贈収賄禁止法(Bribery Act 2010)の最近の動向に関するアップデートとアドバイスもお届けいたしま
す。
PwCでは今後とも皆様にとって有益なテーマに関するタイムリーな情報をお届けして参ります。私共のHotlineを少
しでも皆様の業務にお役立て頂けましたら幸甚に存じます。
皆様の御同僚等でご希望の方がいらっしゃいましたら、是非、ご転送下さい。またその方々のメールアドレスをご
連絡頂ければ、次回より直接配信させて頂きますので、折り返し、お名前、会社名、部署名、お役職名、住所、電
話番号、メールアドレスを御一報頂けますようお願い申し上げます。メーリング・リストに追加させて頂きます。
敬具
*本ニュースレターの配信登録解除をご希望の方は、件名に「ホットライン登録解除希望」とご記入の上、[email protected]
にメールをお送り下さい。
*尚、ホットラインへの登録を解除されますと、PwC LLPのジャパニーズ・ビジネス・ネットワークが発行する全てのニュースレター
およびセミナー・イベントのご案内の配信も停止されますのでご注意ください。
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Future of Japan ~成長への処方箋~
「欧米以外で初めて近代的な経済大国となった国として、日本は現在の新興諸国の草分け的な存在であった。戦
後の混乱からの奇跡的な復興や、高品質の代名詞「メイド・イン・ジャパン」を確立した画期的な成果は、経済大国
の手本とされました。
日本は、将来的に全ての国に迫りくる様々な課題に最初に直面する国として、他の先進国の一歩先を行く存在で
あり、人口高齢化や、複雑化するグローバルな事業環境の変化に適応するため、現在の成熟経済からの転換を
迫られています。
日本の身の処し方から、私たち全てが教訓を学ぶことができるであろう。だからこそPwCは、日本の現状に対する
世界の理解を深める必要があると考えています。」
プライスウォーターハウスクーパース・インターナショナル会長 デニス・ナリーは、本レポート冒頭の挨拶でこのよう
に述べています。
「日本株式会社」の名の下、過去数十年の間に亘ってグローバルリーダーの一端を担ってきた日本が様々な意味
で「課題先進国」となっている今、世界は再び、力強く自信と活力に満ちた先駆者としての日本を必要としていま
す。
本レポートでは新たなグローバル課題の解決に向けて、変化の最前線に立つ日本が直面する「4つの現実」の認
識と、日本の企業が存続と繁栄をかけて取り組むべきでありながら、実際にはまだほとんど手掛けられていない「4
つの行動」を提言しています。貴社の戦略の見直し、事業内容の転換プロセスを考える上でのヒントに溢れた本レ
ポートを是非、ご一読下さい。
Future of Japanをダウンロード
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贈収賄禁止法施行から一年:厳格さを増すスタンス
2010年英国贈収賄禁止法(「贈収賄禁止法」)は、同法令が海外で営業活動を行っている英国企業の競争力を損
なうというマスコミの激しい論調の中、2011年7月1日に発効しました。英国の重大不正捜査局(SFO)は、こうした
懸念の払拭を図るべく、賄賂を使って英国企業よりも競争力の面で優位に立とうとする外国企業の摘発を約束しま
した。しかし、こうした警告にも拘わらず、発効後一年以上が経過した今も、贈収賄禁止法によって起訴されたのは
ロンドン郊外の裁判所書記官一人に留まっており、それもSFOではなく、英国検察局によるものでした。
しかし、2012年4月、リチャード・オルダーマン氏に代わってSFO局長に就任したデビッド・グリーン氏は、戦略的に
重要なターゲットに対する調査の実施と、犯罪取締り組織としてのSFO運営に限られた資源を注力することを強調
しました。このことから、同法令の適用に対するSFOのスタンスはより厳格になっていると考えられます。従って、同
法令下で最初に起訴された企業というレッテルを避けるためにも、各企業が適切な贈収賄防止対策を実施するこ
との重要性が高まっています。
貴社にとっての意味は?
英国に支店あるいは子会社を持つ外国のグループ企業にとっての問題は、英国に拠点を持つ事業体の存在によ
って、グループ全体が適切な贈収賄防止対策を実施する必要があるのか、あるいはその必要性は当該の在英事
業体に留まるのかということです。
SFOはそのスタンスを厳格化させる前から、英国の100%子会社の存在によって外国グループ企業全体がSFOに
よる調査の対象となることを明確に打ち出していました。つまり、英国あるいは在英の事業体に全くつながりを持た
ない海外の子会社において贈収賄が発生した場合でも、SFOはグループ全体を同法令違反によって起訴するこ
とができるとの考えに立っているということです。そうした起訴が実際に成立するかどうかはまだ不明ですが、ひとつ
確かな事は、単に贈収賄および汚職の罪に問わることが、企業に壊滅的な損害を与えかねないということです。従
って、英国に拠点を持つ多国籍企業が、その全事業において適切な贈収賄防止対策を実施し、同法令が定めた
「企業による違法行為」にあたると主張するSFOの訴追からグループ全体を守る完全な防御体制を確立しておく必
要があることは明白であると思われます。
次のステップは?
適切な贈収賄防止対策の整備に向けた第一歩は、自社グループ事業のリスクアセスメントを実施し、贈収賄リスク
を内包した分野を特定し、把握することです。その完了を経て始めて、明らかになったリスクに対処するべく、当該
グループ企業にとって適切かつ相応しい規模の対策を導入することができます。SFOがそのスタンスの厳格化を
言明している今、英国に拠点を持つ多国籍グループ企業が、緊急課題としてこのプロセスに着手することが重要
です。
PwCのサポート体制
贈収賄禁止法のコンプライアンス・プロジェクトでは、当局に対しての機密情報保護の観点などから、法律事務所
が提供できる業務と、法廷用会計監査業務(Forensic Accounting)を合わせて行うことが最も効果的です。PwCリー
ガルLLPは、PwC LLPの法廷会計士チームと緊密に連携し、双方の知識を結集して、同法令がもたらす課題に対
処する貴社を完全にサポート致します。また、世界のPwC各事務所の国際ネットワークを駆使することで、さらに価
値の高いサービスの提供に努めて参ります。
お問い合わせ
贈収賄禁止法については以下の3名にお問い合わせ下さい。
金 保仁(キム・ボーイン)020 7804 6737
Agnes Quashie 020 7212 1511
Ben Cooper 020 7804 2108
その他のお問い合わせ:
[email protected]
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