お尻を小さくシェイプアップ

お尻を小さくシェイプアップ
お尻だけを小さくしても姿がよくならなければ仕方がないでしょう。
お尻が小さくなるといいことずくめです。
お尻には脚を使う大きな筋肉がたくさんあります。これらが使っていないか骨盤がゆがんでいて固くな
っているかもしれませんね。
大きなお尻や固いお尻は、お尻のコリです。
お尻を出しお腹も出ている姿ではありませんか?
腰は“肉月”に“要(かなめ)
”と書きます。腰は体の“要(かなめ)
”なのです。
お尻を骨盤と考えると、仙骨・寛骨・腰椎・股関節を含めて骨盤とします。
それらの骨と骨の間は関節なのです。
仙骨は仙人の骨です…仙骨は骨盤底筋肉を動かすスイッチです。
関節は動くものである→関節が動かないから固まっている。
しかし、股関節や骨盤は動くかもしれませんが、仙骨が動くとは思いませんね。
・上向きに寝ると仙骨があたって痛いので上向きに寝られない
・体育座りをすると尾底骨が床にあたる
・お尻が出てお尻をふって歩いている
・内股である
・脚が短く見える(脚は長く見せることもできるのです)
などの症状はありませんか?
仙骨が固まって動かなくなっているかもしれません。
アスリートの素晴らしい姿勢や動きは、骨盤から動いているので美しいのです。
股関節・骨盤・仙腸関節を動かすストレッチ
骨盤を動かすために腰の横・後ろ・前・ひねりとお腹まわりを伸ばします。
・反り腰により圧迫されていた内臓の動きがよくなります
股関節をストレッチします(前屈・後屈・開脚・アキレス腱伸ばしなど)
・下半身のむくみが取れる・・・股関節が広がればリンパ節が開きます
テニスボールなどでお尻のこりを取ります。
・下半身の冷えが解消される・・・お尻の筋肉の血流がよくなります
ストレッチポールやタオルを丸めた枕などを仙骨の下に入れて寝ることで骨盤を開きます。
・骨盤内の臓器がよく動き
便秘・生理痛などが減少・・・仙腸関節が開きます
骨盤底筋肉とは
最近
骨盤底筋肉を鍛えて尿漏れなどを予防しましょう!
のようなものでしょうか?
などと言われ始めましたが、骨盤底筋はど
骨盤底筋肉は、骨盤の内側にザルのように張って骨盤内の臓器を支えています。
肛門や尿道を締めたり緩めたりしてコントロールしています。
骨盤底筋肉は多くが仙骨に付いていて、仙骨を動かすスイッチになっています。
しかし、仙骨と寛骨にあいだの仙腸関節が固まって動かなくなっているのが現実です。
骨盤底筋肉が固まっていると仙骨も動かないので、筋肉の伸縮もなくなります。それにより尿漏れ・排
便に異常が出やすいのです。
お尻のコリを取り仙骨が動くように関節にストレッチをかけます。そうして骨盤底筋肉も少しずつ動き
出していきます。
出産時の呼吸法が息をすって長く吐くに変わってきています。
むやみな“いきみ”は骨盤底筋肉を緊張させ、赤ちゃんの頭が骨盤につかえてしまいます。
吸って、吐きながら骨盤を後傾させて仙骨にそって腹圧で押し出す、こんな感じでしょうか。
排便もこのようにおこないます。
和式便器は股関節が開き 骨盤底筋肉が全開で出しやすいのですが最近少なくなりました。
それにより、みなさん膝を折ってしゃがめなくなり、子供から年寄りまで“ウンチングスタイル”が苦
手になりました。ストレッチ教室でわざわざしなくてはなりません。
洋式便器では骨盤を後ろに倒して腹圧をかけて排便の姿勢とします。骨盤を立てて腰を反らせていたら
骨盤底筋肉がゆるまず、むやみないきみになり痔になってしまいます。
腰を後ろに寝かせるようにして、腹筋で背骨にそってウンコちゃんを押し出します。
尿漏れに関しては産後の悩みが多いのですが、年齢が上がってくるとまた増加してきます。
骨盤底筋肉を動かしコントロールできるようにしたいのですが、仙骨を動かして骨盤底筋肉をゆるめる
ことは容易なことではありません。
解剖学的な仕組みを理解してストレッチをしていきます。
骨盤を斜め前から見ています。
骨盤が動くためには腰椎が動かなければなりません。
腰椎を動かして
腰
椎
寛
骨
骨盤を前後に動かします
仙
骨
仙腸関節
仙骨を動かします
股関節の動きをよくします
大
腿
骨
股関節・骨盤・仙骨を動かすことで骨盤底筋肉が動きます。
・股関節まわりのストレッチ(前後内外)
・骨盤を動かします(猫のポーズから腰の上下運動)
・外腹斜筋など腹筋のストレッチ・・・骨盤の上部をゆるめます
・仙骨を動かす方法(タオル枕)などを仙骨の下において寝ます
・テニスボールでお尻のコリを取ります
下の図は骨盤底筋肉を上からみた解剖図です
どの筋肉も仙骨から骨盤に付いています。
仙骨と左右の骨盤が動かなければ骨盤内の筋肉は動きません。
お尻をシェイプアップするには、骨盤につく腸骨・仙骨・腰椎・股関節がしっかりと動かなければ小さ
くならないのです。
それぞれのストレッチを骨盤ひねるように意識しておこないます。
仙骨の動きかわからなくても、骨盤回りのストレッチをすることで中の筋肉の動きも出てきます。
少しずつ骨盤回りの筋肉の血流がよくなりお尻も小さくなっています。それにともない便通もよくなり
下半身の冷えやむくみも少なくなることでしょう。