フィリピンの格上げについて - キャピタル アセットマネジメント株式会社

情報提供資料
2013 年 3 月 29 日
フィリピンの格上げについて
格付機関フィッチ・レーティングスがフィリピンの国債を投資適格級へ引き上げ
3 月 27 日に格付機関フィッチ・レーティングスがフィリピンの外貨建て長期国債の格付けを「BBプラス」から「BBB マ
イナス」に1段階引き上げました。これにより、フィリピンの外貨建て長期国債は投資適格級となりました。大手格付け
会社(フィッチ・レーティングス、S&P、ムーディーズ)の中でフィリピン国債を投資適格級にしたのは初めてになります。
また、同日にフィッチは、自国通貨建て長期発行体デフォルト格付けを、「BBBマイナス」から、「BBB」に1段階引き
上げていました。
フィッチは、今回の格付けの背景として、①「フィリピン人海外就労者(OFW)からの送金よって経常収支の黒字が続
いており、同国が対外純債権国になっていること」、②「景気が安定的に拡大基調にあり、2012 年は世界景気が軟調
な中で GDP 成長率が 6.6%に達したこと」、③「財政規律が改善傾向にあり、対外支払い能力が強化されていること」、
④「政治的な透明性、安定性が改善していること」などをあげました。
海外からの送金は、世界的な金融危機の時でも堅調に増加しており、2012 年では GDP の 8%に達しました。好調な
海外送金に支えられる形で、欧州・中国の景気悪化による需要減速で経済見通しを下方修正する国が多い中、フィリ
ピンは内需主導の経済により好調さを維持し、2012 年の GDP 成長率は 6.6%でした。加えて、2012 年末時点で、国内
総生産(GDP)の 12%に相当する対外純債権国となりました。
フィッチは、2013 年のフィリピンの GDP 成長率を 5.5%と予想しています。
今回の格上げにより、フィリピンの外貨建て長期国債の格付けが投資適格級となりましたので、海外企業からの投
資が増加し、同国の経済にメリットをもたらすと見られています。
フィリピンの外貨建て長期国債の格付け
格付け機関
現在の格付け
投資適格までの差
最終格付け
S&P
BB+
1 段階
2012 年 7 月 4 日
ムーディーズ
Ba1
1 段階
2012 年 10 月 29 日
BBB-
投資適格
2013 年 3 月 27 日
フィッチ
「フィリピン株ファンドについて」
■ファンドの特色
主として、フィリピンに設立された企業やフィリピン関連企業によって発行された株式および株式関連証券に投資します。
【フィリピン関連企業】
フィリピンの証券取引所に上場されている企業や、フィリピンで営業もしくはフィリピン経済に影響を受け
るビジネスを行っている企業をいいます。なお、これらに投資する「ファンド」も組入れることがあります。
■お客様にご負担いただく費用
①お申込時に直接ご負担いただく費用
・申込手数料:申込日の翌営業日の基準価額に対して上限 3.15%(税抜 3.0%)
②ご解約時に直接ご負担いただく費用
・信託財産留保額:解約請求日の翌営業日の基準価額に対して 0.3%
③投資信託の保有期間中に間接的にご負担いただく費用
・信託報酬:
信託財産の純資産総額に対して年率 1.533%(税抜 1.46%)
・その他費用:有価証券等の取引に伴う手数料(売買委託手数料、保管手数料等)、監査費用、信託財産に
関する租税、信託事務の処理等に要する諸費用等
※上記の費用(手数料等)の合計額は保有される金額および期間等により異なりますので、予め表示することがで
きません。詳しくは「投資信託説明書(交付目論見書)」をご覧下さい。
■リスクについて
当ファンドは、海外の株式等の値動きのある有価証券に投資します。株価や為替レートの変動等により基準価額は影響を
受けるため、損失が生じる可能性があります。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではあり
ません。また、ファンドは預金または保険契約ではなく、預金保険機構および保険契約者保護機構の保護の対象ではありま
せん。信託財産に生じた利益および損失はすべて受益者に帰属します。なお、第一種金融商品取引業者以外の金融機関
は投資
者保護基金に加入しておりません。
以下に掲げるリスクは、投資信託説明書(交付目論見書)に記載されているリスク項目です。詳しくは投資信託説明書(交
付目論見書)をご覧下さい。なお、基準価額の変動要因は、下記に限定されるものではありません。
◎株式の価格変動リスク
◎為替変動リスク
◎カントリーリスク
◎信用リスク
◎流動性リスク
◎解約によるファンドの資金流出に伴う基準価額変動リスク
◎資金移動にかかわるリスク
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