10/26 今井先生 校内研修だより「1年美術」

平成 23 年10月26日授業実施
授業者 今井慧姫
1年美術
今年度の美術科部会は、「できた」「おもしろい」「なるほど」な美術をキーワードにしています。
今回は、鑑賞の授業なので、美術作品をおもしろいな、なるほどなと感じてもらえるよう「驚き」を
テーマにしました。事前のアンケートから、美術作品を鑑賞することにおいて、
「見方が分からない。
見てもよくわからないから見ない」と苦手意識を感じる生徒が少なくありませんでした。
そこで、美術作品に触れ、いろいろな見方をすることで、鑑賞することに親しみを持ってもらえる
ように授業を行いました。題材は、生徒が一度は名前を聞いたことがあるピカソを選びました。
※授業の流れ*
① ピカソの第一印象を考える。
② ピカソの本名について知り、ピカソに興味を持つ。
③ 3つの作品を年代順に並べ、作風の変化に気づく。
④ 『泣く女』を鑑賞し、作品の見方を広げる。
⑤ 本時の授業の感想を記入する。
※プリントの感想の中には・・・
ピカソは変な絵を描くイメージしかなかったけれど、そうではなかったのでびっくりしました。
泣く女は、最初は「なにこれ」と思ったけれど、段々特徴がわかってきておもしろかったです。
など、他にもたくさんの驚きがあったと書いてくれました。
分からないから、見ない。理解できないで終了では、寂しいと思います。そうではなく、美術作品
を見ることで感動を得たり、色々な思いを膨らませたりして心を育てて欲しいと思います。そして、
普段から美術を愛好する心を育てたいと思っています。世の中は美術で溢れています。授業の最後、
群馬の森にもピカソの作品があると話しました。生徒は今回の授業を通して興味を持ってくれたよう
で、今度行ってみると話してくれた生徒もいました。
※今後の課題
課題として、鑑賞の能力を高めるよりは、鑑賞に対する関心を高めることに重点を置いた授業にな
ってしまいました。次回は、もっと視点を絞った授業で鑑賞の能力を高めていきたいです。