芸術文化系列 - 京都市立芸術大学

教 科 No.
2110
哲学特論1:物語の美的・倫理的限界――「私」をどこまで語れるか
授業科目
○入谷秀一
担当教員
芸術文化系列
履修条件
単 位 数
週 1 コマ 2 単位
開講学期
前期
1 年次以上
履修学年・専攻等
【授業目標】
この授業では、自己告白という表現形式が持つ様々な問題を検証することを通じて、誰もが自分について自己アピールをするよう強いられている現代を
いかに生きるべきか、突き詰めて考える。
【授業概要】
自己表現としての「私」とは何か。
「私」とは、他者や社会、国家と無関係の存在ではありえない。「私」について語ることは、「私」以外の存在を巻き
こむことによってしか可能ではない。この構図が抱える諸問題を、アリス・ウェクスラーやエドワード・W・サイードなどの自伝を精読することで検証する。
【授業内容】
1.「私」と私以外のものの境界――物語論序説
9. 中間総括:自己告白と家族
2. 何が暴露されるのか?――アウグスティヌスの『告白』における「私」的なもの(プライバシー) 10.『遠い場所の記憶』(エドワード・W・サイード)精読1
3. 何が暴露されるのか?――ルソーの『告白』における「私」的なもの(プライバシー)
11.『遠い場所の記憶』(エドワード・W・サイード)精読2
4. 語ることの苦しみ、あるいは語られざるものの苦しみ――アーサー・クラインマン『病いの語り』を参考に
12.『遠い場所の記憶』(エドワード・W・サイード)精読3
5.『ウェクスラー家の選択』(アリス・ウェクスラー)精読1
13.『遠い場所の記憶』(エドワード・W・サイード)精読4
6.『ウェクスラー家の選択』(アリス・ウェクスラー)精読2
14. 中間総括:自己告白の政治
7.『ウェクスラー家の選択』(アリス・ウェクスラー)精読3
15. 総括
8.『ウェクスラー家の選択』(アリス・ウェクスラー)精読4
【評価方法】
授業の中盤・後半では、司会者を毎回指定し、テクストについての報告とディスカッションを行う。定期的な小レポートの提出、および出席点以外に、
この報告やディスカッションの内容を考慮し、成績評価を行う。
【履修上の注意】
成績評価の方法を参照。小レポートは3、4回を予定している。
【教科書】
テクストの入手方法については、授業中に指示する。
【参考書等】
『ウェクスラー家の選択』(アリス・ウェクスラー)、『遠い場所の記憶』(エドワード・W・サイード)、等。
教 科 No.
2111
授業科目
哲学特論2:日本の生政治――優生学から靖国問題まで
担当教員
○入谷秀一
履修条件
単 位 数
週 1 コマ 2 単位
開講学期
後期
履修学年・専攻等
1 年次以上
【授業目標】
他者に自己の「生」を管理されること、国家という「物語」に自己の生活史が取り込まれることなどの問題を考え、未来の日本社会に向けての展望を模
索する。ちなみにここで言う「生」とは、生殖行為やポルノグラフィーを含んだ、より根源的なテーマを意味する。
【授業概要】
福祉国家という近代的理念と、天皇や英霊について語るという前近代的な発想は、必ずしも無関係ではない。家族主義というイデオロギーは、いかにし
て近代的な個人の「生」の全体を管理する制度を用意するに至ったのか。こうした点について、1930・40年代の日本の戦時体制にまで遡って検証する。
【授業内容】
1. 生政治(ビオポリティーク)とは何か?――概念と歴史
9. 改めて問う、ナショナリズムとは何か?――ベネディクト・アンダーソンの『想像の共同体』を参考に
2. 融解する「個人」の境界線――生政治の一例としての脳死判定と臓器移植
10. いわゆる「靖国問題」について
3. 融解する「個人」の境界線――生政治の一例としての生殖医療
11. 英霊というイデオロギー――何のための「死者」か?
4. 近代の生政治――20世紀:優生学の世紀
12.「天皇制」という物語はいかに消費されるか?
5. 日本近代の生政治――『国民優生法』から『母体保護法』まで
13. 神話という「病い」
6. 日本の生政治の制度的確立――国体というイデオロギー
14. 21 世紀の共同幻想
7. 日本の生政治の制度的確立――総力戦と厚生省
15. 総括
8. 日本の生政治の制度的確立――総力戦から福祉国家へ
【評価方法】
定期的な小レポートの提出、および出席点で評価する。
【履修上の注意】
成績評価の方法を参照。小レポートは3、4回を予定している。
【教科書】
テクストの入手方法については、授業中に指示する。
【参考書等】
『想像の共同体』
(ベネディクト・アンダーソン)、『日本ファシズムと優生思想』(藤野豊)、等。
-6-
教 科 No.
2112
現代思想 1
授業科目
○吉岡
担当教員
洋
週 1 コマ 2 単位
開講学期
前期
1 年次以上
履修学年・専攻等
【授業目標】
主として19世紀以降の哲学・思想を概観し、その知識を制作的思考に正しく活用するテクネーを身につける。
【授業概要】
各回のテーマに従った講義を行ない、必要に応じて哲学・思想に関わる短い文章を読解し、それに関するディスカッションを行うことによって進行する。
【授業内容】
1. 第 1 回 この講義全体の概観。
9. 第 9 回 マルクス主義入門(2) アドルノからハバーマスまで。
2. 第 2 回 「現代」とはどのような時間的拡がりのことか。
10. 第 10 回 現代思想の諸問題(1) 芸術と政治。アクティヴィズムについて。
3. 第 3 回 ヘーゲル哲学と「歴史」という観念について考える。
11. 第 11 回 現代思想の諸問題(2) 芸術とテクノロジー、メディアについて。
4. 第 4 回 「歴史」と「進歩」。科学主義と芸術の地位。
12. 第 12 回 現代思想の諸問題(3) 芸術と生命論。文化と進化論。
5. 第 5 回 実存主義入門(1) ニーチェの思想。
13. 第 13 回 現代思想の諸問題(4) 芸術と宗教。超越をめぐる問題。
6. 第 6 回 実存主義入門(2) キルケゴールの思想。
14. 第 14 回 現代思想の諸問題(5) 芸術と市場。グローバル資本主義を考える。
7. 第 7 回 実存主義入門(3) ハイデガー、そしてサルトル。
15. 第 15 回 講義全体の総括と討論。
8. 第 8 回 マルクス主義入門(1) マルクスと社会主義運動。
【評価方法】
試験や期末レポートは実施せず、平常点による。出席回数ではなく授業への参加度、および毎回の講義に関する小レポート(次回講義時に提出)によっ
て評価する。
【履修上の注意】
【教科書】
なし
【参考書等】
授業中に適宜配布または指示する。
教 科 No.
2113
現代思想 2
授業科目
担当教員
○鞍田
崇
履修条件
単 位 数
集中 30 時間 2 単位
開講学期
集中
履修学年・専攻等
1 年次以上
【授業目標】
今年のキーワードは「インティマシー Intimacy」。つまり、「親密さ」あるいは「いとおしさ」のこと。よそ事ひと事になってしまった社会と暮らしのリ
アリティの回復の道筋を探ることが本講座のねらい。それは、21 世紀のいま求められている、社会と暮らしの「次」を問うことでもあります。
【授業概要】
ここでは、特にアート、デザイン、建築、工芸などのジャンルでの新しい試みを紹介しつつ、新しい生活空間の創造の実際に触れながら、
「日常」
「感性」
「風土」
「普通」という四つのキーワードのもとで、インティマシーの内実を掘り下げていくことを目指します。これらの議論を通して、現代社会に生きる
私たちの共感の内実を明らかにするとともに、「インティマシー」の思想的意義を明らかにしていきます。
【授業内容】
1. プロローグ:PHILOSOPHY-FALKLORE-DESIGN
9. 感覚と経験(2):プルースト的現象とは?
2. いま哲学とは?(1):哲学とデザインの宿題
10. 21 世紀のはじめ方(1):縮退社会と3つのローカリティ
3. いま哲学とは?(2):2 歳児の感性
11. 21 世紀のはじめ方(2):岡本太郎と ATOMIC AGE
4. あらためて「いま」?(1):エコロジーと社会の 20 年周期説
12. オルタナティヴへの想像力(1):幸福のベクトル
5. あらtめて「いま」?(2):COUNTER + TREND = ?
13. オルタナティヴへの想像力(2):民藝とセルフビルド
6. 日常の一歩先(1):レディメイドとシュールレアリスム
14. オルタナティヴへの想像力(3):20 世紀のはじめと「いま」
7. 日常の一歩先(2):マルセル・デュシャンとその遺作
15. エピローグ:語ることと聞くこと
8. 感覚と経験(1):絵本『おしいれの冒険』から
16. 期末試験
【評価方法】
講義内レポート:30%、期末試験(レポート):70%
【履修上の注意】
【教科書】
『民藝のインティマシー―「いとおしさ」のデザイン』(鞍田崇著、明治大学出版会、2014 年)
【参考書等】
講義内で適宜紹介します。
-7-
芸術文化系列
履修条件
単 位 数
教 科 No.
2114
考古学
授業科目
○千葉
担当教員
豊
芸術文化系列
履修条件
単 位 数
週 1 コマ 2 単位
開講学期
後期
1 年次以上
履修学年・専攻等
【授業目標】
モノである考古資料から,なぜ歴史が復元できるのか,その学問的手続きを学び,考古学に対する関心を高めるとともに,考古学関連書を読み解く力を
つける。
【授業概要】
考古学は過去の人間が残した物的資料にもとづいて,人類の過去を復元することを目的としている。本講義では,この目的を達するために開発されてき
た,研究法を解説しつつ,考古学が人類の過去について明らかにしうること,あるいは明らかにできたことについて,具体例を挙げつつ概術する。
【授業内容】
1. 導入-考古学の性格と目的
9. 考古資料の分布はなにをあらわすか(2)
2. 考古学の先覚者たち-考古学の歴史
10. 考古資料の機能・用途をどう推定するか
3. なにが残されているか-考古資料の多様性
11. 人類は何を食べてきたか-生業と食性について
4. 考古資料の収集-発掘調査の方法について
12. 交易と交換の考古学
5. 考古資料の年代をどう決定するか (1)
13. 技術の考古学-道具利用の歴史を概観する
6. 考古資料の年代をどう決定するか (2)
14. 考古学からみた自分史-人類進化史
7. 考古資料の年代をどう決定するか (3)
15. 過去は誰のためのものか-考古学と現代社会
8. 考古資料の分布はなにをあらわすか(1)
16. 試験
【評価方法】
出席50%,期末試験50%の割合で総合して評価する。
【履修上の注意】
毎回出席をとります。出席カードに,その日の授業内容についての感想・質問などを記してもらい,それを出席の評価対象とします。
【教科書】
【参考書等】
コリン・レンフルー+ポール・バーン『考古学』東洋書林,2007 年
※次年度休講予定
教 科 No.
2115
授業科目
文化人類学
担当教員
履修条件
履修学年・専攻等
今年度休講
※次年度開講予定
-8-
単 位 数
週 1 コマ 2 単位
開講学期
前期または後期
1 年次以上
教 科 No.
2116
比較文芸論
授業科目
中村
担当教員
翠
週 1 コマ 2 単位
開講学期
後期
履修学年・専攻等
1 年次以上
【授業目標】
物語は絶えず翻案(アダプテーション)され、再創造され、また絶えず鑑賞され続けている。この再創造・再消費の行為は、どのようなメカニズムによっ
て持続しているのだろうか。こうした問題意識から、アダプテーション理論の考察を行う。
【授業概要】
19 世紀の作家たちはみずからの文学作品を舞台化し、アダプテーションの試みを積極的に行っている。さらに後世になると、映画やアニメといった新
たなジャンルが登場し、翻案に際した技術・表現方法に幅が広がる。本講義では様々なジャンルのアダプテーション作品をとりあげ、分析する。
【授業内容】
1.『アダプテーション理論』概説
9. 宮沢賢治『銀河鉄道の夜』とアニメ映画・コント
2. 19 世紀の自然主義文学と演劇〜 20 世紀の映画黎明期
10. 受講生による発表(1)
3. ゾラの『テレーズ・ラカン』と演劇・ミュージカル・映画
11. ゴンクール兄弟と演劇
4. フローベールの『ボヴァリー夫人』と映画
12. オクターヴ・ミルボーと演劇・ドラマ
5. 物語論概説
13. ホフマンとバレエ
6. ゾラの『金』と映画
14. プルーストとバレエ
7. ゾラの『マドレーヌ・フェラ』(演劇・小説)
15. 受講生による発表(2)
8. トルストイの『アンナ・カレーニナ』と映画
16. レポ - ト提出日・まとめ
【評価方法】
受講者は、発表を行うか、2,000 字以上のレポートを提出するかを選択する。発表・レポートおよび授業への参加状況などから総合的に評価する。
【履修上の注意】
【教科書】
主としてプリントを用いる。
【参考書等】
授業中に指示する。
※備考
次年度休講予定。
-9-
芸術文化系列
履修条件
単 位 数
2117
教 科 No.
原典資料研究1
授業科目
芸術文化系列
担当教員
玉井
尚彦
履修条件
外国語6単位(英語は最低4単位)以上修得済であることが望ましい(「備考」も参照) 履修学年・専攻等
単 位 数
週 1 コマ 2 単位
開講学期
前期
2年次以上
【授業目標】
美術に関する英語文献を読み,その分野でよく使われる英語表現に親しみながら読解力を向上させる。語彙力の増強も重視する。
【授業概要】
アートと人間社会の関係を、英語文献を通してより深く考察する。時間が許せば他の美術関連の記事なども取り上げたい。言語表現に対する目を養うこ
とも、
「表現を味わう」という広い見方に立てば芸術と無縁ではない、という意識を持って臨んでほしい。
【授業内容】
1. Introduction / L. 1 Tradition vs. Modernity (1)
9. L. 4 Feminism (2)
2. L. 1 Tradition vs. Modernity (2)
10. L. 5 Queer Politics (1)
3. L. 2 Migration (1)
11. L. 5 Queer Politics (2)
4. L. 2 Migration (2)
12. L. 6 Indigenous Culture in Australia (1)
5. L. 3 War and Conflict (1)
13. L. 6 Indigenous Culture in Australia (2)
6. L. 3 War and Conflict (2)
14. Supplementary Reading (2)
7. Supplementary Reading (1)
15. L. 7 Review: Lesson 1-6 / Discussion
8. L. 4 Feminism (1)
16. Examination
【評価方法】
「(1) 小テスト ( 語彙など ) を含む授業内提出物 25% / (2) 復習テスト 50% / (3) 授業内活動の評価 25%」の割合を基本に、出席状況も重視して総合的に
判断する。
【履修上の注意】
(1) 予習段階で小テストの準備・文章の概要把握・練習問題に取り組むこと。 (2) 原則として全授業回数の約 7 割の出席を単位取得の必要条件とするが、
小テストや授業内提出物の得点の積み重ねが成績に反映されるので、積極的な出席が必要となる。
【教科書】
Art and Society (E. Wakeling 著 南雲堂 ¥2,100( 税別 ))
※備考
次年度休講予定
英語学習の上級編として、確固とした目的意識を持つ人のための研鑽の場としたい。但し、準備を十分にして真剣に取り組む姿勢があれば、
必ずしも英語が得意でなくとも歓迎する。
授業内活動では、文章を土台にして関連事項や自分の意見を英語で表現できる力を徐々に身につけていきたいので、積極的な参加を期待する。
適宜プリント教材を配布して、教科書以外の文章にも挑戦する。
2118
教 科 No.
原典資料研究2
授業科目
玉井
担当教員
履修条件
尚彦
外国語6単位(英語は最低4単位)以上修得済であることが望ましい(「備考」も参照)。
履修学年・専攻等
単 位 数
週 1 コマ 2 単位
開講学期
後期
2年次以上
【授業目標】
美術に関する英語文献を読み,その分野でよく使われる英語表現に親しみながら読解力を向上させる。語彙力の増強も重視する。
【授業概要】
前期の原典資料研究1と同じテキストの続きを扱う。時間が許せば他の美術関連の記事なども取り上げたい。言語表現に対する目を養うことも、
「表現
を味わう」という広い見方に立てば芸術と無縁ではない、という意識を持って臨んでほしい。
【授業内容】
1. Recapitulation of the first term
9. L. 11 Youth and Adulthood (1)
2. L. 8 Indigenous Culture in the Pacific (1)
10. L. 11 Youth and Adulthood (2)
3. L. 8 Indigenous Culture in the Pacific (2)
11. L. 12 Religion (1)
4. L. 9 Pop Culture (1)
12. L. 12 Religion (2)
5. L. 9 Pop Culture (2)
13. L. 13 Post-humanism (1)
6. L. 10 The City (1)
14. L. 13 Post-humanism (2)
7. L. 10 The City (2)
15. L. 14 Review: Lesson 8-13 / Discussion
8. Supplementary Reading (1)
16. Examination
【評価方法】
「(1) 小テスト ( 語彙など ) を含む授業内提出物 25% / (2) 復習テスト 50% / (3) 授業内活動の評価 25%」の割合を基本に、出席状況も重視して総合的に
判断する。
【履修上の注意】
(1) 前期からの継続受講が望ましい。 (2) 予習段階で小テストの準備・文章の概要把握・練習問題に取り組むこと。 (3) 原則として全授業回数の約 7
割の出席を単位取得の必要条件とするが、小テストや授業内提出物の得点の積み重ねが成績に反映されるので、積極的な出席が必要となる。
【教科書】
Art and Society (E. Wakeling 著 南雲堂 ¥2,100( 税別 ))
※備考
次年度休講予定。
英語学習の上級編として、確固とした目的意識を持つ人のための研鑽の場としたい。但し、準備を十分にして真剣に取り組む姿勢があれば、
必ずしも英語が得意でなくとも歓迎する。
授業内活動では、文章を土台にして関連事項や自分の意見を英語で表現できる力を徐々に身につけていきたいので、積極的な参加を期待する。
適宜プリント教材を配布して、教科書以外の文章にも挑戦する。
- 10 -
教 科 No.
2119
身体と文化
授業科目
上
担当教員
英俊
履修学年・専攻等
週 1 コマ 2 単位
開講学期
前期
1 年次以上
【授業目標】
身体にまつわる “ 言い伝え ” や “ ことわざ ” を題材とし,体内で生じる現象について学ぶ。
【授業概要】
言い伝え・ことわざ・マンガについて科学的根拠をもとに説明し,健康に関する正しい情報を提供するとともに,身体に関して総合的に考える力を養う。
【授業内容】
1. ガイダンス:授業計画や方法・目的などについて説明する。
9. 身体のしくみ(2)
2. 健康とは
10. 加齢と身体変化
3. 食事と栄養(1)
11. 絵画に隠された身体のなぞ
4. 食事と栄養(2)
12. 調査(1)
5. 体重と健康
13. 調査(2)
6. 疾病(1)
14. 調査(3)
7. 疾病(2)
15. 発表
8. 身体のしくみ(1)
16. 試験
【評価方法】
試験,レポート,出席率及び受講姿勢などから総合的に評価する。
【履修上の注意】
【教科書】
指定しない。必要に応じて資料を配布。
【参考書等】
次年度休講予定
教 科 No.
担当教員
2120
音楽学1
授業科目
藤田隆則(日本伝統音楽研究センター)
履修条件
履修学年・専攻等
単 位 数
週 1 コマ 2 単位
開講学期
前期
1 年以上
【授業目標】
民族音楽学という学問の視点と方法をまなぶ。それらにそって,諸民族の音楽にふれ,文化の多様性をみる観点を獲得する。また,諸民族の音楽の実践
的な獲得を目指す。
【授業概要】
「民族音楽学」の入門コース。
「民族音楽学」という「ものの見方」「考え方」を,具体的に示すため,アジア,アフリカ,アメリカ,ヨーロッパの諸民
族の伝統音楽の実際に接してみる。音の作り方,音を発するプロセスを実践をまじえながら理解していく。
【授業内容】
1. 民族音楽学(ethnomusicology)の視点と方法ーかたち・パターン
9. 地域研究 2-1
2. 民族音楽学(ethnomusicology)の視点と方法ー意味と価値
10. 地域研究 2-2
3. 民族音楽学(ethnomusicology)の視点と方法ーコンテクスト
11. 地域研究 2-3
4. 民族音楽学(ethnomusicology)の視点と方法―諸民族の音楽を概観する
12. 地域研究 2-4
5. 地域研究 1-1
13. 地域研究 2-5
6. 地域研究 1-2
14. 授業内試験
7. 地域研究 1-3
15. まとめ1
8. 地域研究 1-4
16. まとめ 2
【評価方法】
出席(4割)とレポート(6割)。毎回の授業で授業に対するコメントなどを書いてもらい,評価の対象とします。
【履修上の注意】
立ったり座ったり手を動かしたり足を動かしたり声を出したりします。
【教科書】
なし
【参考書等】
なし
※備考
音楽学部の「民族音楽学」の授業と合同で行います。
- 11 -
芸術文化系列
履修条件
単 位 数
2121
教 科 No.
音楽学 2
授業科目
藤田隆則(日本伝統音楽研究センター)
担当教員
芸術文化系列
履修条件
単 位 数
週 1 コマ 2 単位
開講学期
後期
1 年以上
履修学年・専攻等
【授業目標】
民族音楽学入門。東アジアおよび日本の伝統音楽を材料にしながら,民族音楽学の視点と方法をまなぶ。日本の伝統的な声の音楽(音曲)の価値の見直
しをおこなことが目標である。
【授業概要】
中国,韓国などの伝統音楽は,日本の伝統音楽と様々な点で共通している。この授業では,社会の中における伝統音楽のあり方,音楽の伝え方,楽譜の
あり方,創造の方法などの比較を行った上で,日本の伝統的な音楽を自分たちのものにしつつ,再び活性化するための方策を考え,部分的に実践する。
【授業内容】
1. 民族音楽学の考え方について
9. 日本の伝統的音曲1
2. 東アジアの伝統音楽の類似性
10. 日本の伝統的音曲2
3. 中国の伝統音楽1
11. 日本の伝統的音曲3
4. 中国の伝統音楽2
12. 日本の伝統的音曲4
5. 中国の伝統音楽3
13. 日本の伝統的音曲5
6. 韓国の伝統音楽1
14. 授業内試験
7. 韓国の伝統音楽2
15. まとめ1
8. 韓国の伝統音楽3
16. まとめ 2
【評価方法】
出席(4割)とレポート(6割)。毎回の授業で授業に対するコメントなどを書いてもらい,評価の対象とします。
【履修上の注意】
立ったり座ったり手を動かしたり足を動かしたり声を出したりします
【教科書】
講義毎にプリントを配布。
【参考書等】
講義内で適宜紹介します。
※備考
音楽学部の「民族音楽学」の授業と合同で行います。
2122
教 科 No.
コミュニケーション論
授業科目
○植條左洋子
担当教員
履修条件
単 位 数
週 1 コマ 2 単位
開講学期
前期
1 年次以上
履修学年・専攻等
【授業目標】
映像社会における広告コミュニケーションの芸術性やクリエーティビティーを,日米の広告戦略や具体的作品を素材に比較研究し,映像広告の理論と作
品制作との関わりを理解する。
【授業概要】
日米における映像広告の発想と表現に関し,歴史的に分析すると共に,クリエーティブ作品が社会とどのように関わっているのかについて明らかにする。
【授業内容】
1. 序:広告とは何か(定義,研究視点など)
9.
〃
③ 1970 年代(ソーシャル・マーケティング)
2. 現代社会と広告効果
10.
〃
④ 1980 年代(カルチャー・マーケティング)
3. 広告業界:組織と職種
11.
〃
⑤ 1990 年代(環境CM)
4. アカウントプランニングとコンシューマーインサイト
12.
〃
5. 広告の種類とそれぞれの特色①
13.
〃
6.
14. 公共広告とボランタリズム
〃
②
7. 日本における広告表現の変遷と特色① 1950 年代
15. 公共広告の企画立案
8.
16 試験
〃
② 1960 年代(イメージ情報,Slice of life)
〃
【評価方法】
前期末試験に,授業中の課題等と出席を加味して評価する。
【履修上の注意】
日頃,何気なく見すごしている広告にも注意を払い,「何を伝えようとしているのか」考えてみてください。
【教科書】
なし。適時プリント等を配布。
【参考書等】
授業中に指示します。
- 12 -
(人間環境CM)
⑥ 2000 年代(ボーダレス・マーケティング)
教 科 No.
2123
都市計画論
授業科目
○疋田訓之
担当教員
週 1 コマ 2 単位
開講学期
後期
1 年次以上
履修学年・専攻等
【授業目標】
近代以降の建築・都市計画の歴史から,計画者の意図と手法を学ぶことを通して,現代の都市をどのように読み解くことができるのか,また,その記述
および表現の可能性を探る。
【授業概要】
建築とは,都市とは何か,その歴史的発展の中で孕む問題とその解決とは,そうした中で都市や建築はいかに表現されたのか。古代から近世までの都市
と建築の構造を概観し,近代以降の改変について,計画者(建築家)の意図や手法,文化的背景等を考察する。同時に課題を通して現代の建築や都市の問
題性を認識し可能性を探る。
【授業内容】
1. 都市とは何か,建築とは何か,都市の起源を巡って,建築や都市の見方について
9. 建築と都市の企画的な分析手法の探求:コーリン・ロウ
2. パリの都市建築の生成:オスマンによるバリ
10. 類推としての都市建築:アルド・ロッシ
3. 産業革命による建築的・都市的変化:ハワードの田園都市構想
11. 建築と都市の新たな計画手法の探求:アレグサンダー
4. 産業革命による建築的・都市的変化:トニー・ガルニエの工業都市
12. 建築と都市の境界の消失:チュミ,コールハース
5. 近代建築の都市計画的試み:ル・コルビュジェ
13. エコロジカルな問題に対する建築や都市の試み
6. 近代以降の様々な建築思潮と社会システムの視覚化としての建築・都市
14. 情報化社会における建築や都市の可能性と危険性について
7. イメージとしての建築・都市:ケヴィン・リンチ
15. 課題発表,講評会
8. 分析される建築・都市:ロバート・ヴェンチューリ
16. 予備日
【評価方法】
出席点,および試験の替わりとして後半に行う都市計画課題を主な評価対象として,授業参加姿勢,討議内容,授業後の小レポート課題等の提出物もあ
わせて評価する。
【履修上の注意】
授業中に指示する参考書をできるだけ多く読むこと。海外の建築雑誌などに常日頃から親しみ,そこに表現された建築や都市,その表現の方法や考え方
を学びとること。
【教科書】
なし
【参考書等】
講義の進行に応じて適宜紹介予定
※備考1.出席点が高くても,最後の都市計画課題の提出がなければ,試験に欠席したことと同等の扱いとする。
2.課題では,それぞれの専門の枠を越えた新たな表現手段に挑戦することが望ましい。
教 科 No.
2124
授業科目
環境設計論
担当教員
履修条件
履修学年・専攻等
今年度休講
※次年度開講予定
- 13 -
単 位 数
週 1 コマ 2 単位
開講学期
前期
1 年次以上
芸術文化系列
履修条件
単 位 数
教 科 No.
2125
映像論1
授業科目
○稲垣貴士
担当教員
芸術文化系列
履修条件
単 位 数
週 1 コマ 2 単位
開講学期
後期
3年次以上
履修学年・専攻等
【授業目標】
多様な映像表現について知り、映像芸術に対する視野を拡げるとともに、時間芸術・空間芸術としての映像表現について理解を深める。
【授業概要】
映像芸術の歴史を映画史と美術史の2つの視点から領域横断的に概観する。ヨーロッパ前衛映画、アメリカ実験映画、ヴィデオ・アート、メディア・アー
トの流れを踏まえ、映像表現の拡張と変容、および映像表現の創造特性と可能性について考えたい。
【授業内容】
1. イントロダクション:映像芸術の世界
9. 映画の音・音楽
2. 映画の誕生と第7芸術論:ファンタスマゴリアからシネマトグラフへ
10. 時間イメージ1:オーソン・ウェルズ『市民ケーン』
3. 映画の文法とモンタージュ理論 1:D.W. グリフィス、クレショフ
11. ヌーヴェル・ヴァーグ:ジャン=リュック・ゴダール
4. 映画の文法とモンタージュ理論 2:エイゼンシュテイン『戦艦ポチョムキン』
12. 時間イメージ2:アラン・レネ『去年マリエンバードで』
5. ドイツ表現主義の映画:意味とイメージ、ロベルト・ウィーネ『カリガリ博士』
13. アメリカ実験映画:ジョナス・メカスの日記映画、アンディ・ウォーホルの実験映画
6. フランス純粋映画とドイツ絶対映画:フェルナン・レジェ、ハンス・リヒター
14. ヴィデオ・アートの誕生と展開:ナムジュン・パイク、ビル・ヴィオラ
7. ダダとシュルレアリスムの映画:ルネ・クレール、デュシャン、ブニュエル
15. 映像インスタレーション、映像パフォーマンス
8. サイレント映画からトーキーへ:『裁かるるジャンヌ』、『ジャズ・シンガー』
【評価方法】
受講状況とレスポンスシート(毎回の授業コメント)50%、期末レポート課題 50%
【履修上の注意】
ロッセリーニ、ウェルズ、フェリーニ、ゴダールなどの映画史における重要な作品はできるだけ多く見るようにして下さい。また、作品のタイトルと作
者(監督、脚本、音楽)を覚えるようにして下さい。
【教科書】
【参考書等】
松本俊夫『映像の発見』
(清流出版)
ミシェル・シオン『映画の音楽』
(みすず書房)
ジル・ドゥルーズ『シネマ2 時間イメージ』(法政大学出版局)
教 科 No.
2126
映像論 2
授業科目
担当教員
ジル・ドゥルーズ『シネマ1
○細馬宏通
履修条件
履修学年・専攻等
運動イメージ』
(法政大学出版局)
単 位 数
集中 30 時間 2 単位
開講学期
集中
3 年次以上
【授業目標】
映像史や見世物史には,常に,「そこではない場所に居合わせること」を目指す感覚が伏流している。
【授業概要】
映像史や見世物史には,常に,
「そこではない場所に居合わせること」を目指す感覚が伏流している。パノラマ,ジオラマ,ステレオグラム,写真,映
画における「臨場感」はどのように構成されてきたかを,さまざまな歴史の結節点を手がかりに考える。
【授業内容】
1. イントロダクション。「パノラマ」という語の現在を考える。
9. 灯台史。光学と宝島。
2. パノラマ史(1)。18 世紀末から 19 世紀にかけてのパノラマ史。
10. 見世物と映像。ヴォードビル,10 セント博物館,シカゴ博,サーカス。
3. パノラマ史(2)。日本におけるパノラマ受容。パノラマに関する言説の変遷。
11. 映画という興行。スチュアート・ブラックトンと初期映画。
4. ダゲールという交差点。パノラマ,ジオラマ,写真。
12. 見世物としてのアニメーション。「愉快な百面相」を捉え直す。
5. 視覚を捉え直す学問の誕生。生理光学,精神物理学と芸術。
13.「キートンの蒸気船」を見る。マーク・トウェインと蒸気船。
6. 投射の歴史。幻灯からプロジェクターまで。
14.「蒸気船ウィリー」を見る。アメリカ史の中の蒸気船。
7. 覗きからくりの歴史。
15. まとめ。映像にとって「臨場感」とは何か。
8. ステレオグラムの発見。ホィートストンとブリュースター。
【評価方法】
講義内のレポート課題,レスポンスペーパー : 50%。期末レポート課題:50%
レポート課題:平面作品を立体的に見るための方法を考える。自分で
選んだ映画に関して,音楽と映像の特異的な関係について論じる。(いずれもレポート課題)
【履修上の注意】
とくになし。
【教科書】
なし
【参考書等】
講義中に適時紹介する。
- 14 -
2127
教 科 No.
造園学1
授業科目
○中根史郎
担当教員
週 1 コマ 2 単位
開講学期
後期
1 年次以上
履修学年・専攻等
【授業目標】
海外でも高い評価を得ている日本庭園に関して、日本の芸術家として知っておくべき最低限の知識の習得を目指す。加えて、各自専攻の芸術を、造園
的に応用する方途についても考える。
【授業概要】
造園と言う造形芸術の特殊性は、純粋芸術とは異なる「用」と「美」の二元性と生きた材料(植物)を用いるところにある。そこでまず植物の特性につ
いて示し、次に日本の芸術家が知っておくべき日本庭園の歴史と思想要素、更には自然環境の影響についても考えた上で、日本式造園の世界における意味
と今後について考察する。
【授業内容】
1.「造園の仕事とは何か」、を講師自身の作品で示しながら紹介する。
9. 主要な日本庭園意匠の要素。
2. 造園という造形芸術の特殊性、「生きた材料(植物)」について概説する。
10. 日本庭園の三種の神器。地域的影響。日本庭園の維持管理と庭園景観の変化。
3.(日本庭園の歴史と要素、造園の実際に関して、学生諸君の興味と関心に従い講義を進める。)日本庭園と外国庭園。日本庭園文化の流れのイメージと日本庭園概史。 11. 庭園景観の維持・管理の具体的な方法。
4. 日本庭園概史。
12. 現代造園と伝統的石組技術。(古庭園から学ぶ。)
5. 日本庭園概史。
13. 現代造園の技法。(現代造園は数百年残りうる古庭園とはなり得ない。)
6. 日本庭園概史。
14. 伝統的技術を用いた自然復元の試み。
7. 主要な日本庭園意匠の要素。
15. これからの造園を考える。
8. 主要な日本庭園意匠の要素。
16. 筆記試験(小論文)
【評価方法】
最終講義時に小作文の作成を求め、作文と出席率によって総合評価する。
【履修上の注意】
なし
【教科書】
なし
【参考書等】
学生諸君の希望があれば、必要に応じた図書を推薦する。
※備考
教 科 No.
次年度休講予定
学生諸君の興味の程度により毎回臨機応変に講義を進め、写真等の視覚的な媒体でより容易な理解を得さしめる様に努める。
2128
授業科目
造園学2
担当教員
履修条件
履修学年・専攻等
今年度休講
※次年度開講予定
- 15 -
単 位 数
週 1 コマ 2 単位
開講学期
後期
1 年次以上
芸術文化系列
履修条件
単 位 数
教 科 No.
2131
アートマネージメント論
授業科目
橋本裕介
担当教員
芸術文化系列
履修条件
単 位 数
集中 30 時間 2 単位
開講学期
集中
履修学年・専攻等
1 年次以上
【授業目標】
芸術創造行為が社会と切り離されたものではなく、公共性を担う行為であることを認識すること。
【授業概要】
現代の舞台芸術を中心としながら、創造・発表行為を支える施設や制度について紹介し、その仕組みが生まれている根拠について検討します。とりわけ
京都における文化政策について、その具体的な施策を検証しながら、芸術と社会の関わりについて思考を深めます。
【授業内容】
1. イントロダクション 〜舞台芸術とはどういう芸術か
9. 芸術関係施設の視察
2. アートマネジメントの仕事① 〜芸術団体のプロデューサーの一日
10. 芸術関係施設の視察
3. アートマネジメントの仕事② 〜劇場のプロデューサーの一日
11. 劇場やフェスティバルのミッション① 〜価値の創造
4. 芸術活動が開かれる場① 〜劇場・美術館
12. 劇場やフェスティバルのミッション② 〜教育普及
5. 芸術活動が開かれる場② 〜フェスティバル
13. 劇場やフェスティバルのミッション③ 〜異文化間の交流
6. 芸術活動を支える仕組み① 〜文化庁
14. 芸術に用いられる「公的」資金 〜助成金・協賛金
7. 芸術活動を支える仕組み② 〜民間企業・組織
15. 表現の自由を巡って 〜公共的空間の在り処
8. 芸術活動を支える仕組み③ 〜地方自治体
16.
【評価方法】
レポート 50%+平常点 50%
平常点には出席数だけでなく、授業中に設けるディスカッションへの参加度も加味します。レポートの課題は開講日に発表します。
【履修上の注意】
開講までに1度は舞台芸術作品を鑑賞しておいてください。
【教科書】
無
【参考書等】
無
※備考
施設見学では、アートマネジメントの分野で実践的に仕事をしている方々からお話をうかがう機会を設けます。
- 16 -
教 科 No.
2133
造形計画 1-A
授業科目
井上明彦
担当教員
週 1 コマ 2 単位
開講学期
前期
1 年次以上
履修学年・専攻等
【授業目標】
造形計画 1 は、20 世紀の美術とデザインから、重要な芸術表現上のテーマや方法論を抽出し、その「演奏(=解釈と創造的読解)」を通して、新たな表
現の可能性を探る実験的な研究・制作を行う。
【授業概要】
【概念を演奏する】 20 世紀美術において重要な役割を果たしたさまざまなアイデアや方法を「楽譜(スコア)」と見立て、自ら「演奏」することを通して、
現代芸術の原理的批判的理解と新たな表現への展開を図る。「同じアイデアだって、実際にやってみるとみんなちがったふうになる」(ブルース・ナウマン)
【授業内容】
1. イントロダクション〜「スコア」としての作品とその「演奏」について
9. 演奏 3:出会いの偶然〜音楽的誤植(2)
2. 演奏1:キュビスムを演奏する〜ギターのレッスン(1)
10. 演奏 3:出会いの偶然〜ミシンとこうもりがさ(1)
3. 演奏1:キュビスムを演奏する〜ギターのレッスン(2)
11. 演奏 3:出会いの偶然〜ミシンとこうもりがさ(2)
4. 演奏1:キュビスムを演奏する〜ギターのレッスン(3)
12. 演奏 4:ゆれる原基(1)
5. 演奏 2:デュシャンを演奏する〜レディメイド(1)
13. 演奏 4:ゆれる原基(2)
6. 演奏 2:デュシャンを演奏する〜レディメイド(2)
14. 演奏 4:ゆれる原基(3)
7. 演奏 2:デュシャンを演奏する〜レディメイド(3)
15. 自由演奏会、総括、ディスカッション
8. 演奏 3:出会いの偶然〜音楽的誤植(1)
【評価方法】
授業への参加度と提出課題作品およびレポートを総合的に評価する。試験や最終レポートのみの評価は行わない。
【履修上の注意】
【教科書】
なし。原則として毎回プリントを配布する。
【参考書等】
※備考
教 科 No.
授業は、
「スコア」=作品の提示・説明と演奏(実践とプレゼン)を組み合わせ、2 〜 4 回を 1 セットとして進行する。スコアは進行状況に
応じて変更される場合がある。
2134
造形計画 1-B
授業科目
井上明彦
担当教員
履修条件
単 位 数
週 1 コマ 2 単位
開講学期
後期
履修学年・専攻等
1 年次以上
【授業目標】
造形計画 1 は、20 世紀の美術とデザインから、重要な芸術表現上のテーマや方法論を抽出し、その「演奏(=解釈と創造的読解)」を通して、新たな表
現の可能性を探る実験的な研究・制作を行う。
【授業概要】
【20 世紀美術を演奏する】前期に引き続き、20 世紀美術において重要な役割を果たしたさまざまな概念や方法を「楽譜(スコア)」と見立て、それらを
自ら「演奏」することを通して、現代美術の原理的理解と新たな表現への展開を図る。
【授業内容】
1. イントロダクション〜「スコア」としての作品とその「演奏」について
9. 演奏 7:アンフラマンス ( 2)
2. 演奏5:未開へ/未開から(1)
10. 演奏 7:アンフラマンス ( 3)
3. 演奏5:未開へ/未開から(2)
11. 演奏8:フルクサスを演奏する〜スコアをつくる ( 1)
4. 演奏5:未開へ/未開から(3)
12. 演奏8:フルクサスを演奏する〜スコアをつくる ( 2)
5. 演奏 6:ガラスの遅延(1)
13. 演奏8:ハイ・レッド・センターを演奏する(1)
6. 演奏 6:ガラスの遅延(2)
14. 演奏8:ハイ・レッド・センターを演奏する(2)
7. 演奏 6:ガラスの遅延(3)
15. 自由演奏会、総括、ディスカッション
8. 演奏 7:アンフラマンス ( 1)
【評価方法】
授業への参加度と複数の課題およびレポートの提出状況をもとに総合的に評価する。試験や最終レポートのみの評価は行わない。
【履修上の注意】
【教科書】
なし。原則として毎回プリントを配布する。
【参考書等】
※備考
授業は、
「スコア」としての作品の提示・説明と演奏(実践とプレゼン)を組み合わせ、2 〜 4 回を 1 セットとして進行する。スコアは進行
状況に応じて変更される場合がある。
- 17 -
芸術文化系列
履修条件
単 位 数
教 科 No.
2135
造形計画 2-A
授業科目
井上明彦
担当教員
芸術文化系列
履修条件
単 位 数
週 1 コマ 2 単位
開講学期
前期
1 年次以上
履修学年・専攻等
【授業目標】
造形計画 2 は、美術/デザイン/工芸といった区分の手前で、日常のありふれた経験や環境との関係から新たな認識と表現の可能性をひき出す方法を探
り、芸術と生活、芸術と社会の新たな接続をはかることを目標とする。
【授業概要】
【G ゼミ v.2】人間のあらゆる行為に先行して存在し、知覚や認識を含め、新羅万象を条件づけているものを "G" とする。"G" は、重力や光のような宇宙
的次元から、水、土、風、雨、地形のような大地的次元、言語や社会制度のような人為的次元まで多岐にわたる。この授業では、そうしたGに関わる術と
して芸術の再定義を試みる。
【授業内容】
1. イントロダクション——"G"、あるいは芸術のリソースについて
9. G-2 地/形 (1)原地形へ
2. NO-W-HERE——「ここ」は「どこ」か? 地球という惑星へ
10. G-2 地/形 (2)道の現象学
3. G-1 重力(1)「微小重力環境のライナスの毛布」について
11. G-2 地/形 (3)いつもとちがう道
4. G-1 重力(2)上と下 _ 上へ
12. G-2 地/形 (4)〜に沿って
5. G-1 重力(3)上と下 _ 下へ
13. G-2 地/形 (5)100m を置換する
6. G-1 重力(4)落下する
14. G-2 地/形 (6)幾何学の起源
7. G-1 重力(5)落とし物
15. プレゼンテーションとディスカッション、総括
8. プレゼンテーションとディスカッション
【評価方法】
授業への参加度と提出課題作品およびレポートを総合的に評価する。試験や最終レポートのみの評価は行わない。
【履修上の注意】
【教科書】
なし。原則として毎回プリントを配布する。
【参考書等】
エドムント・フッサール著・ジャック・デリダ序説『幾何学の起源』(田島、矢島、鈴木訳)青土社、1980
※備考
教 科 No.
講義・フィールドワーク・実験と実習を組み合わせた授業である。進行状況に応じて内容は適宜変更される。全体を通じて成果があれば、展
覧会のかたちで発表することもありえる。
2136
授業科目
造形計画 2 - B (G ゼミ v.2)
井上明彦
担当教員
履修条件
単 位 数
週 1 コマ 2 単位
開講学期
後期
履修学年・専攻等
1 年次以上
【授業目標】
造形計画 2 は、美術/デザイン/工芸などの区分の手前で、日常のありふれた経験や事象から新たな認識と表現の可能性をひき出す方法を探り、芸術と
生活、芸術と社会の新たな接続をはかることを目標とする。
【授業概要】
【G ゼミ v.2】人間のあらゆる行為に先行して存在し、知覚や認識を含め、新羅万象を条件づけているものを "G" とする。"G" は、重力や光のような宇宙
的次元から、水、土、風、雨、地形のような大地的次元、言語や社会制度のような人為的次元まで多岐にわたる。この授業では、そうしたGに関わる術と
して芸術の再定義を試みる。
【授業内容】
1. イントロダクション——"G"、あるいは芸術のリソースについて
9. G-4 言葉と物 (2)研究と実験
2. G-3 光(1)眼の誕生
10. G-4 言葉と物 (3)研究と実験
3. G-3 光(2)明・暗・顕・漠
11. G-5 制度とシステム ( 1)
4. G-3 光(3)陰影礼賛
12. G-5 制度とシステム (2)研究と実験
5. G-3 光(4)観/光する
13. G-5 制度とシステム (3)研究と実験
6. G-3 光(5)観/光する
14. G-5 制度とシステム (4)研究と実験
7. プレゼンテーションとディスカッション
15. プレゼンテーションとディスカッション、総括
8. G-4 言葉と物 (1)
【評価方法】
授業への参加度と提出課題作品およびレポートを総合的に評価する。試験や最終レポートのみの評価は行わない。
【履修上の注意】
【教科書】
なし。原則として毎回プリントを配布する。
【参考書等】
※備考
講義・フィールドワーク・実験と実習を組み合わせた授業である。進行状況に応じて内容は適宜変更される。全体を通じて成果があれば、展
覧会のかたちで発表することもありえる。
- 18 -