芸術科学系列

教 科 No.
2201
宇宙の物理 1
授業科目
藤原隆男
担当教員
履修条件
単 位 数
週 1 コマ 2 単位
開講学期
前期
1 年次以上
履修学年・専攻等
【授業目標】
星・銀河など,地球をとりまく天体の世界についての最近の知見を学ぶことを通して,各自の自然観を広げることを目的とする。
夜空に見える星はいったい何ものか。天文学は,想像力と物理を駆使してこの問いに答えを与えた。この授業では,星や銀河を中心に,現代天文学が描
く宇宙像について講義する。また,それぞれの理論の成立過程についても述べる。予備知識はとくに必要としない。
【授業内容】
1. 序-天文学から天体物理学へ
9. 星の最期-超新星
2. 予備知識1-長さのスケールと単位
10. コンパクト星-白色矮星,中性子星,ブラックホール
3. 予備知識2-黒体放射,絶対温度,物質の状態
11. 元素の起源-星は元素合成装置
4. 天体の諸階層-惑星,恒星,銀河,銀河団,宇宙
12. 銀河の分類
5. 星の構造-星は巨大ガス球
13. 銀河の構造
6. 星の進化1-原始星から主系列星へ
14. 銀河の集団-銀河団と銀河群
7. 星の進化2-主系列星の内部
15. 宇宙の大規模構造
8. 末期の星-赤色巨星
【評価方法】
期末レポートの成績に講義への参加度を加味して評価する。
【履修上の注意】
【教科書】
【参考書等】
加藤万里子「100 億年を翔ける―ビッグバンから生命の誕生まで」 恒星社厚生閣 2,376 円
※備考 次年度休講予定
教 科 No.
2202
宇宙の物理 2
授業科目
担当教員
藤原隆男
履修条件
履修学年・専攻等
単 位 数
週 1 コマ 2 単位
開講学期
後期
1 年次以上
【授業目標】
宇宙論,太陽系の起源,地球の歴史についての最近の知見を学ぶことを通して,各自の自然観を広げることを目的とする。
【授業概要】
ここはどこか。われわれはどこから来たのか。現在の天文学はこれらの問いに明快に答えることができる。この授業では,宇宙論と太陽系起源論を中心に,
最近の天文学や惑星物理学の発展について講義する。
【授業内容】
1. 宇宙論の歴史- 19 世紀までの宇宙論
9. 太陽系起源論の歴史
2. 宇宙膨張の発見
10. 太陽系の構造
3. 宇宙膨張の力学と宇宙の構造
11. 太陽系星雲と地球型惑星の形成
4. 宇宙の地平線
12. 巨大ガス惑星,巨大氷惑星の形成
5. 宇宙の進化-ビッグバン理論
13. 準惑星,微小天体の起源
6. 宇宙の晴れ上がりと宇宙背景放射
14. 月の起源-ジャイアントインパクト
7. ダークマターの発見
15. 地球の歴史,スノーボールアース
8. 宇宙のインフレーションとダークエネルギー
【評価方法】
期末レポートの成績に講義への参加度を加味して評価する。
【履修上の注意】
【教科書】
【参考書等】
加藤万里子「100 億年を翔ける―ビッグバンから生命の誕生まで」 恒星社厚生閣 2,376 円
※備考 次年度休講予定
- 19 -
芸術科学系列
【授業概要】
教 科 No.
2203
現代物理 1
授業科目
藤原隆男
担当教員
単 位 数 週 1 コマ 2 単位
開講学期
履修条件
履修学年・専攻等
前期
1 年次以上
芸術科学系列
今年度休講
※次年度開講予定
教 科 No.
2204
現代物理 2
授業科目
担当教員
藤原隆男
単 位 数 週 1 コマ 2 単位
開講学期
履修条件
履修学年・専攻等
今年度休講
※次年度開講予定
- 20 -
1 年次以上
後期
教 科 No.
2205
化学 1
授業科目
高林弘実
担当教員
履修条件
履修学年・専攻等
単 位 数
週 1 コマ 2 単位
開講学期
前期
1 年次以上
【授業目標】
我々は,
様々な物質に取り囲まれ、利用しながら生活をしている。これらの物質を化学的に理解するための基礎的知識と能力を修得することを目標とする。
芸術科学系列
【授業概要】
科学的方法論,化学史の概論、物質の成り立ちの基礎的な理論について,講義と演習を行う。
【授業内容】
1. ガイダンス
9. 化学結合 共有結合
2. 科学的方法論と近代化学
10. 化学結合 分子軌道論入門
3. 物質とエネルギーについて
11. 化学結合 金属結合
4. 原子論 I 原子は何でできているのか
12. 化学結合 イオン結合
5. 原子論 II 同位体
13. 化学結合 分子間に働く力
6. 原子論 III エネルギー準位と電子配置
14. 身のまわりの物質
7. 周期表 元素発見の歴史
15. まとめの演習
8. 周期表 元素の性質
【評価方法】
講義中に課す演習問題によって評価する。
【履修上の注意】
講義は,高校までの化学と重複する内容と,そうではない内容を含む。
高校までの化学を履修している必要はない。
【教科書】
【参考書等】
H. B. Gray, J. D. Simon, W. C. Trogler 著 「グレイ 化学 -物質と人間-」 東京化学同人 定価 2,000 円 ジョエル・レヴィ―著 「大人のためのやり直し講座 化学 - 錬金術から周期律の発見まで」 創元社 定価 1,500 円
ティンバーレイク著 「教養の化学」 東京化学同人 定価 2,900 円
※備考 講義中には講義内レポートおよび演習を課し、科学的な思考力および文章力の養成も行います。事情により,授業内容の変更もあります。
教 科 No.
2206
担当教員
化学 2
授業科目
高林弘実
履修条件
履修学年・専攻等
単 位 数
週 1 コマ 2 単位
開講学期
後期
1 年次以上
【授業目標】
我々の営みは、化学反応と深い関係がある。化学反応に関する基礎的知識を修得することによって、物質的視座から種々の現象を考察する力を身につけ
ることを目標とする。
【授業概要】
化学の基礎を講義する。本講義では,物質の成り立ちを概説した後,身近な現象や物質を取りあげながら,主に熱化学・化学反応論について詳しく講義する。
【授業内容】
1. ガイダンス
9. 化学反応速度論②
2. 物質の成り立ち①
10. 化学平衡①
3. 物質の成り立ち②
11. 化学平衡②
4. 化学反応とはなにか
12. 自由エネルギー
5. 身近な化学反応
13. 酸、塩基および塩
6. 熱化学入門 熱と化学反応
14. 酸化還元反応
7. 熱化学入門 反応熱
15. まとめ
8. 化学反応速度論①
【評価方法】
講義中に課す講義内レポートおよび演習の成績で評価する。
【履修上の注意】
講義は,高校までの化学と重複する内容と,そうではない内容を含む。また、授業内容「物質の成り立ち」は化学 1 の内容と重複する。
高校までの化学を履修している必要はない。
【教科書】
【参考書等】
上野景柄 「化学反応はなぜおこるのか」 講談社 ブルーバックス B-969 , アリーベン - ナイム 「エントロピーがわかる 神秘のベールをはぐ 7 つの
ゲーム」
講談社 ブルーバックス B-1690 , 日本化学会編 「化学便覧基礎編 改訂第 5 版」
※備考 講義中には講義内レポートおよび演習を課し、科学的な思考力および文章力の養成も行います。事情により,授業内容の変更もあります。
- 21 -
2207
教 科 No.
現代生物学 1
授業科目
○小野和子
担当教員
履修条件
履修学年・専攻等
単 位 数
週 1 コマ 2 単位
開講学期
前期
1 年次以上
【授業目標】
高校で履修する生物学を基礎とし,生物学的なセンスや観察力を身につけることを目標とする。
芸術科学系列
【授業概要】
基本的な生物学の講義および身近な生物を教材とし,生態などについて解説する。
【授業内容】
1. ガイダンス 9. 校内自然観察
2. 生物の進化と系統
10. 生活とのかかわり3 昆虫
3. 組織
11. 生物の共生
4. 生態と環境
12. 菌類
5. 植生
13. 校内自然観察
6. 校内自然観察
14. 物質の循環
7. 生活とのかかわり1 林業
15. まとめ
8. 生活とのかかわり2 里山
【評価方法】
出席とレポートを総合的に評価する。
【履修上の注意】
高校で生物を履修している必要はない。
【教科書】
【参考書等】
必要に応じて適宜指示する。観察用ルーペ(10 倍ぐらい)があるとよい。
2208
教 科 No.
現代生物学 2
授業科目
○徳岡駒子
担当教員
履修条件
履修学年・専攻等
単 位 数
週 1 コマ 2 単位
開講学期
後期
1 年次以上
【授業目標】
自然環境を構成する身近な生物との付き合い方をより深く学び,考えようとする姿勢を養う.本講義では外来生物や遺伝子組換え生物を主題として,そ
の理解に必要な生物学的知識の習得を目指す.
【授業概要】
身近な植物や景観,話題を取り上げながら,外来生物や遺伝子組換え生物に関わる知識について講義する.アンケートの質問に答えることで,知識の効
率的な吸収と活用を目指したトレーニングを行う.
【授業内容】
1. ガイダンス 生物とは
9. 生物種は減るのか?遺伝子流動の影響を考える
2. 構内の植物観察
10. 外来生物とリスク管理
3. 外来生物とヒトの生活
11. 遺伝子とタンパク質酵素
4. 外来生物と病原性の微生物
12. 遺伝子組換え作物
5. 水辺の生物とヒトの生活
13. 遺伝子組換え作物とリスク管理
6. 水辺の植物観察 14. 万能細胞とクローン技術
7. 在来種が消える? 遺伝子流動 植物編 15. 最近のトピック記事を読み解く
8. 在来種が消える? 遺伝子流動 動物編
【評価方法】
レポートの点数に出席点を加味する.レポートの課題は,講義内容に合わせたテーマとし,採点は,①課題の理解度,②生物学の解説としての到達度,
を中心に評価する.
【履修上の注意】
高校までに生物を履修している必要はないが,学習意欲を持って授業に望むこと。生の植物や乾燥標本を回覧することがある.天候により観察会の日程
が前後するため,掲示板の連絡に注意すること.
【参考書等】
※備考 配布するプリントに授業で使用した文献・インターネットのサイトを示すので,必要に応じて発展学習等に活用すること.
授業開始後,20 分以降の入室は,原則禁止とする.
- 22 -
教 科 No.
2209
造形心理学 1
授業科目
高橋成子
担当教員
履修条件
履修学年・専攻等
単 位 数
週 1 コマ 2 単位
開講学期
前期
1 年次以上
【授業目標】
【授業概要】
感覚・知覚過程の心理学的な事実を概論する。
感覚・知覚系の構造と感覚・知覚の形成過程,そしてそれらと知覚体験との関係について論じる。
【授業内容】
1. ガイダンス
9. 感覚知覚の基本的特性
2. 感覚様相
10. 感覚知覚機能の形成
3. 感覚・知覚系の構造
11. 感覚知覚機能の形成
4. 感覚・知覚系の構造
12. 情動・記憶と知覚
5. 感覚・知覚系の構造
13. 情動・記憶と知覚
6. 脳の機能の局在
14. まとめ
7. 感覚知覚の基本的特性
15. 質問
8. 感覚知覚の基本的特性
【評価方法】
期末レポートで評価する。15 回目の授業の最後にレポート提出。
教 科 No.
2210
担当教員
造形心理学 2
授業科目
高橋成子
履修条件
履修学年・専攻等
単 位 数
週 1 コマ 2 単位
開講学期
後期
1 年次以上
【授業目標】
「見る」または「見える」という事についての心理学的事実を知り,視覚芸術の拠って立つ視覚過程について理解することによって,新たな表現の可能
性を考えるきっかけとすることを目的とする。
【授業概要】
人の視知覚の諸特性について,心理学的な研究により明らかにされてきた知見を論じる。併せて,それらが,視覚芸術における表現のあり方にどのよう
に結びつくのかについて論じる。
【授業内容】
1. ガイダンス
9. 空間概念,視空間の表現
2. 視空間の心理学的特徴
10. 形の知覚
3. 視空間の心理学的特徴
11. 色の知覚と色彩論
4. 立体視,奥行き知覚
12. 色の知覚
5. 立体視,奥行き知覚
13. 色の知覚
6. 立体視,奥行き知覚
14. まとめ
7. 知覚的恒常性
15. 質問
8. 空間概念,視空間の表現
【評価方法】
期末レポートで評価する。15 回目の授業の最後にレポート提出。
- 23 -
芸術科学系列
芸術活動の基盤となる感覚・知覚過程について,心理学的な知識を得ることによって,我々の感知することのできる世界について理解を深めることを目
的とする。