先輩からのひとこと - 桐生厚生総合病院

~先輩からのひとこと~
A・H 医師
(平成 16 年 名古屋大学医学部卒)
桐生広域圏の医療を担う当院の2年間の単独型プログラムでスーパーローテートを修了しま
した。当院は地域中核医療施設唯一の公立総合病院であり、各科で質・量ともに豊富な症例を
経験できます。手技についても機会が豊富で希望するだけ行え、目に見えて上達していきます。
救急外来の当直は、ほぼ週に1回あり上級医の手厚い指導のもと、これまた豊富な救急症例を
経験でき、同じような症例を繰り返し接していくうちに自分で対応できる自信もついてきました。
週に1回研修医勉強会(現在は上級医による講義形式)が行われ、主な救急疾患への対応をこ
こで学び現場に反映できます。呼吸器と消化器では内科・外科の合同カンファレンスが積極的に
行われ、科を越えた研鑽の場となっています。病院全体がとても温かく(時には厳しく)研修医
を見守ってくれていて、研修医室や充実した図書室、頼りになる上級医や職員の方々等、物的・
人的支援体制は万全です。
自分は実践できていないのですが、消化不良にならないよう確実な知識のもと主体的に取り組
めば、他と差のつく実りある研修を自分たちで作っていくことができる病院であると思います。
ぜひ見学に来てください。
H・M 医師
(平成 17 年 群馬大学医学部卒)
私は初期研修の2年間を当院で行い、群馬大学医学部麻酔科に入局しました。1年半大学病院
で後期研修医として勤務してから、再び当院に異動となりました。後期研修医という立場で実際
に働くのは半年間という短い期間ではありますが、当院麻酔科での後期研修について書かせてい
ただきたいと思います。
麻酔科では後期研修といっても仕事の内容は常勤の医師とほとんど変わりません。仕事の内容
としては、Ope 室での麻酔はもちろんのこと、ペインクリニック外来、ICU の仕事も任せられて
います。Ope 室麻酔では、初期研修医がいれば自分がオーベンとなって指導しながら麻酔をかけ
ます。当院で麻酔科管理で手術を行う科として、外科・呼吸器外科・脳外科・整形外科・泌尿器
科・産婦人科・耳鼻科・歯科があり、一通りの麻酔経験はできるかと思います。当院には NICU
もあるので、未熟児の麻酔をすることも時にはあります。
外来担当は週1回で、星状神経節ブロックや硬膜外ブロックなどを行っています。夜間休日の
on call も任せられ、そのときは救急患者の麻酔を一人でかけますし、ICU 当直もあります。医
師になって3年目4年目としては多少荷が重いかもしれませんが、その分やりがいもあり毎日が
とても充実しています。もちろん、わからないことや自分一人で手に負えないことがあれば、指
導医の先生方が指導してくださるので心配いりません。
当院の麻酔科には現在、自分を含めて4人の常勤医がいます。(指導医2名、標榜医2名)
具体的な勤務体制の話をしますと、on call は月に5、6回、ICU 当直は月に2、3回ありま
す。月に1回、週末の当番があり、運が悪いと病院に3連泊ということもありますが、それ以外
は週末に呼び出されることはまずありませんので休日も有意義に使えます。
当院では循環器外科がないので心臓麻酔が経験できないことが後期研修としては一番気にな
るところでしょうか。しかしそれ以外のことは他の病院では経験できないようなことも十分経験
できると思います。
ぜひ当院麻酔科での後期研修を考えてみてください。