ダ ク タ イ jレ鋳鉄合 4 2 昭利4 8 .1 0 第1 5号 富由県の水道 富山県厚生部環境衛生課水道係長 安達幸雄 1. 概 設 本県の水道の歴史は、多年悪疫の流行に↑尚 富山県は本州の中央部、すなわち北陸地方 ま さ れ た 砺 波 市 ( 旧 出 町 ) が 大 正 9年に庄川 の中央に位置していて、東は新潟・長野の両 表流水による水道施設の建設を創立台とし、そ 県と西は石川県、南は│岐阜県と 4県 に 接 し て の 後 昭 和 3年に高岡市、 6年に小杉町、 9年 いる。また、北は日本海に面し東部は立山連 には富山市の一部に建設された。その後、総 峰、南部は飛騨高原の山岳地帯、西部は倶利 合開発計画の推進、工業発展の促進が図られ 加羅の丘陵地帯の三面に閤れている。これら るにつれて、著しい都市化現象とともに地下 の山岳地帯と日本海との聞に開けている越中 水位の低下現象が重なったことにより、生活 平野は、飛騨高原から北に延び出している呉 用水供給のための水道の普及が目覚ましく伸 羽丘陵によって分断され、東側を富山平野、 長 し 、 最 近1 0カ年間に約 30%の普及の増加を 西側を射水・砺波平野と呼んでいる。 見るに至った。すなわち 4 6年 度 末 で は 73.3%、 三方の山岳に抱かれた地形から大河川が生 まれ、 3 000m級 の 主 峰 を 源 と し 、 し か も 他 県 域も含めた 7 0 0 0 k m2 に及ぶ大流域を持つ 5大 河 川(黒部川、常願寺川、神通川、庄川、小矢 4 7年 度 末 で は 7 5.4%に達している。しかし、 こ れ は 全 国 水 道 普 及 率 よ り 約 10%も低い現況 である口 また、県は急増する上水道需要量に対処す 1) お よ び 数 多 く の 中 小 河 川 に よ っ て 大 扇 部} るために昭和 3 7年 に 富 山 、 高 岡 新 産 業 都 市 建 状地を形成している。 設の中で県営用水供給事業を発足させて、水 この扇状地は、これら数多くの河川によっ て供給される豊富な地下水に恵まれ、 「掘れ 源開発と用水供給事業とに取り組んでおり、 この浄水を受けて4 7年 4月 に 射 水 上 水 道 企 業 ば水が出る」の県民意識が固着して、これが 団 (1市 3f R T1村 、 給 水 人 口 1 0 2, 6 0 0人)を発 本県における水道普及の遅れとなって現われ 足し、ここにいよいよ本格的な水道広域化の ている。 幕明けを迎えている。 4 3 富山県の水道 2 .水道普及状況および給水人口 に着手する予定である。 市部、町部、村部にまとめて見ると、 47年 (1)市町村別普及状況および給水人口 市町村別の水道普及状況は、高い地域は比 度 末 で は 市 部 80.1%、 町 部 64.7%、 村 部 61 .4 較的飲料水の取得困難な地区であり、低い地 %となっている(表 - 1)。また、普及率 50% 域は河川扇状地で、飲料水の比較的取得容易 以 kの も の は 2 7市町村で、 50%未 満 は 8市 町 な地域ということができる。 村-となっている。この 50%未 満 の 内 訳 は 10% 以 下 が l町 3村 、 20%未満はなく、 20%以 上 全 35市 町 村 の う ち 水 道 未 設 置 町 村 は 46年 度 末 で は 2村 の み で あ っ た が 、 そ の う ち 1村 は は 1市 3町 で 、 特 に 小 矢 部 市 が37.5%と大変 その後建設し、現在全村にわたる簡易水道が 遅 れ て い る 口 こ の 数 字 は 47年 度 末 の 資 料 ( 表 完 了 し て い る し 、 他 の l村も 49年 度 よ り 工 事 - 2) に基づくものである。 表 -1 水道普及状況 討 と 4 3 年 4 4 年 4 5 年 4 6 年 給水人口 普及率 給水人口 普及率 給水人口 普及率 人 % 人 % 人 % 給水八日 人 4 7 年 普及率 給水人口 ラ 4 普及率 人 ? ヂ ノ 市部 5 1 7, 5 9 1 7 2 . 6 5 2 9, 5 7 8 7 3 . 9 5 5 1, 2 7 8 7 6 . 2 5 7 1, 6 5 1 7 8 . 3 3 6 4 5 9 0, 8 0 . 1 町部 1 4 3, 4 0 2 4 8 . 3 1 6 0, 2 8 2 5 3 . 3 1 7 0, 1 8 8 5 6 . 5 1 8 8, 2 1 3 6 2 . 3 5 1 6 1 9 6, 6 4 . 7 3 7 . 9 7 0 2 6, 4 4 . 1 7, 3 3 3 4 9 . 2 0 4 4 9, 6 1 .4 6 7. 4 7 3 8, 1 6 8 7 0 . 1 7 6 7, 19 3 7 3 . 3 9 2 4 7 9 5, 7 5 . 4 村部 1 1, 3 9 8 5 2 . 0 5, 9 0 2 県全体 6 7 2, 3 9 1 6 5 ' . 2 6 9 5, 7 6 2 業 団 を 組 織 し た た め 3つの施設が統合され、 ( 2 )地 域 別 普 及 率 地域別にみると、東音れもは下新川地域、西 したがって 47年 3月 末 で 総 計 1 6 施設(計同給 部では砺波地域の普及が遅れており、いまだ 水人口8 48, 700人)となっている。このうち、 50%台 で あ る 。 一 方 、 射 水 地 域 は 96.9%と高 河川表流水を利用しているものは、県営供給 い 普 及 率 を 示 し て い る ( 表 -3)。 事業からの受水も含めて ( 3 )施 設 別 普 及 率 お よ び 給 水 人 口 ( 表 可川表j 荒水によるものは年間に 40, 712 である。 i 4、5) 上 水 道 は 1施設あたり 36, 144人 で 62.1%、 5施 設 、 他 は 地 下 水 千 ぱ 給 水 さ れ 、 こ れ は 全 体 の 56.0%を占め‘ 簡易水道は 6 09人 で 9.9%、 専 用 水 道 は 526人 地下水によるものは年間3 1, 978千 ぱ で 44.0% で1.3%、計 73.3%で 1施設当り 3, 568人とな となっている(表 -6、7。 ) っ て お り 、 全 国 82.7%よ り 約 10%下 回 っ て い 1人 1日当りの給水量は、 43年 に は 376Qで る 。 あったものが、 47年度現在てるは 4 15Qと約 40Q 3. 水 道 事 業 の 現 況 状況をみると(表 -9)、 45年 あ た り か ら 活 発 も使用量が伸びたことになる(表… 8)。建設 (1)上水道事業 になり、 47年 度 で は 新 規 8ヵ 所 、 継 続 7カ所 5の市町村があって 9市 18町 8村 県下には、 3 で 、 事 業 費 で は 46年 度 よ り 約 8億 円 の 伸 び を からなっている。総人口は 47年 3月でし 047, 165 示している。また、給水原価と給水単価をみ 人、市町村のうち主な都市の人口は富山市が ると(表 -10)、 給 水 原 価 は 46年では、 32.15 276, 167人 、 高 岡 市 が 163, 550人 、 氷 見 市 が 円であったのが37.90円 で 約 6円 の 上 昇 、 給 水 62, 480人などとなっている。 単 価 で は 46年 度 36.39円 が37.94円 と な っ て い 上水道として認可されているものは、黒部 る か ら 、 約 1円 50 銭の上昇であって、給水原 市を除く 8 市と立山町など 10 町て~', 1 8 施設で 価の上昇を給水単価に反映させまいとの努力 あ っ た が 、 新 湊 市 を 中 心 と し て l市 4町 が 企 が伺える。 4 4 l l i 1和4 8 .1 0 ダケタイ )1"鋳鉄作 表- 2 市町村別水道普及表 れ ~一一f(i , ì 十A人~ーーーーーー司 111 , , : : : ; ; , 目 i t i ~).,ド 昭和4 7年度 J出E 土 計h d 千而 丘 , 1 ) [ l 刊現 J4~ 1 1 FJr , 仙 人 叫 盟 問 肌1 1 胴l 祈 市 1 1 1一 ! 一 l iト一一 2 8 一 1, 一 1 4 一 8ト一一1 一一 3 2 h1 ; ; 5一 一 2 : 一 1 5, 句 自 一 t l 一← 1' 人" j '1 , 1 1J ri l 1 印刷 , ' : , 相f ;書rJi 2 3i 1 4 6, . r . 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S凶 7 0 た *4 *11 1 98 0 0 司 9, 7 1 0 9 . 7 2 0 6, 2 1 1 0 レ_fi~~ 行 ド 旦τ ー 1 1, 3 8 4 7 3 7, 4 6 1 トーー 。唱 4 1, 4 5 3 5 7 5 1 5, * 1 同 ー し 1 5, 1 1 1 1 0 ト 1, 9 : ; 3 * 7, 6 1 1 1 1 ト 一 ー 一 一 , * l 7, 1 5 1 ト一一一一一 1 1, 9 2 1 2 : 3, 0 2 6 1I I I [ 1 2, 0 0 0 l, m l l l ト一一一 ト一一一一 1, 6 7 2 1, ¥ 日[ I I I [ ~I' 0 : ; 3 2 0, 2, 2 1 2 似 た 1[ 品 ¥1 河川 火 * ' * ' ト 一 一 5 8 0 : 1 2, 1 * 1 1, 8 3 0 *1 1 . 9 5 : , *1 8 3 8 2 0, 2 * I ヤ * 5 8, 8 1 3 9 7 0 2 8 0 0 1, 5 3 3 3 . 9 5 4 門 1 6 6 9 3, 1 8 0 5 4 9, 4 4 7 1 5 3, 2 5 0 1 2 4, 8 7 7 2, 2 7 0 1, 9 5 3 8 4 8, 7 1 1 0 6 7 6, 2 7 9 2 0 *34 埼 6 6 2 9 ~4 2 6, 5 1 0 1 0, 8 1 0 7 3, 4 6 5 6 8 0 1 0, 1 0, 5 2 7 ドエニニ 1 5 : ' 6, 3 7 7 9, 9 3 0 7 . 0 9 1 1 2 1 2, . 1 9 3 1 4, 4 : , 0 , 自1 5 1 3 : , 2 5, 3 2 3 1 3, 6 0 . 0 4 2, 0 0日 1, 0 8 0 9 . 5 1 3 2, 0 5 2 1 0 6, 162127 本 l 1 6 ' " 1 : 1 1 5 ' " 1 2 4 第 1 7 3 1 7, 7 2 1 1 1 : ;, 5 2 5 5 6 5 1 4, 9 3 . 5 4 ド 2, 日 町 ) 的 O ネ *1 *B 3 *1 1 7 1 2 2 6, 9 2 3 1 3, 4 8 3 8日1 ト一一一一一 2 5 1, 8 2 5 1 5 1 6 6 4 . 7 9 6, 7 4 : ;, 0 5 3 5 3 6 4 9 0, 0 4 4 9, 6l .4 む よ95,924 7 5 . 4 7 9 7 1 1 2, 肝 .67 2 1 6 1型 (注)簡易水道、飲料水供給施設においては、上欄に公営、下欄(*)にその他を記入する。 数市町村にまたがる水道(県営水道、一部事務組合水道等)については、その市町村ごとに (*1) のように*印をつけて記入する。 市、町、村の計、ならび、に合計の最後のページのみ記入する。 3 勾 お *10 7 2 6 5 9 7 7 7 7 8 6 0 8 4 2 0 記 B 紛2 1 9 11, 6 5 7 11, 2 6 3 1つの水道とかぞえで 45 富山県の水道 表 -3 水道普及計画表 46 年 地域名 総人口 普及率 人 % 人 60 年 50 年 給水人口 給水人口 総人口 人 139, 000 総人口 普及率 人 も ? ' 95, 700 68.8 普及率 給水率 人 ん 。 138, 000 96.2 人 143, 500 下新川 1 3 7, 798 80, 6 6 1 58.5 中新川 8 2, 629 54, 1 3 1 65.5 83, 300 60, 750 72.9 83, 500 80, 850 %.8 360, 400 316, 700 85.1 406, 500 399, 190 98.2 富山 356, 791 282, 794 79.2 射水 8 6, 307 83, 6 5 1 96.9 102, 700 1 0 1, 000 400 1 9 2, 1 2 1, 750 高岡 225, 835 1 7 1, 636 76.0 220, 000 砺 j 皮 1 5 7, 805 94, 324 59.8 1 6 0, 600 計 98.3 113, 500 113, 400 99.9 87.5 000 240, 235, 050 97.9 75.8 163, 500 158, 070 一 ( )は飲料水供給施設を含む 表 -4 %.7 ( 9 7 . 9 ) 9 7. 6 ( 1, 127, 1 5 0 ) ( 8 3 . 6 ) 83.3 11, 150, 000 1 1, 123, 200 ( 8 9 1, 0 5 5 ) ( 7 3. 4 ) 400 066, 000 888, 73.3 1, ( 7 6 8, 2 2 4 ) 767, 197 047, 165 1, 時 施設別普及率(給水人口/県人口 1 0 0 ) (単位%) 年度 40 41 42 43 44 45 46 50 60 上水道 48.1 50.7 51.7 53.8 55.2 58.9 62.1 77.3 93.8 簡易水道 6.1 3.7 47 9.3 9.7 9.8 9.8 10.7 9.9 9.9 専用水道 2.0 1 .9 1 .9 1 .6 1 .5 l .3 1 .3 f ゴ二 ¥ 県 59. 4 62.3 63. 4 65.2 67. 4 70.1 73.3 83.4 97.5 f ニ巴 k 国 69.4 72.2 74.7 76.9 79.0 80.8 82.7 92.0 98.0 表 4 0 度 末 年 中古水人口 k水 道 簡易水道 4 2 4 3 4 4 (単{立人) 4 5 4 6 4 7 5 0 6 0 l件当り 給水人口 2 5, 9 7 0 2 7, 4 2 4 3 . 9 9 3 3 2 7, 7 6 2 2 7, 1 3 8 3 6, 1 4 4 4 2, 2 6 7 3 7, 4 5 5 1 8 0, 0 0 0 手合水人口 0 0, 9 5, 8 5 8 9 8, 7 5 8 1 7 6 8 1 0 9 . 9 8 4 1 2 6 1 1 9 5 3 1 0 2, 9 2 2 1 0 6, 1 6 2 6 5, 0 0 0 0 0, 0 2, 4 3, O O C l件当り 給水人口 6 3 9 給水人口 0 2 1 2 8, 6 3 7 1 9, 8 6 2 1 9 7 0 9, 1件当り 6 2 0 給水人口 言 十 -5 施設別給水人口 4 9 3 . 4 3 8 5 2 1 . 0 5 4 5 5 0, 2 4, 4 0 0 5 5 5, 2 5 2 5 6 9, 9 1 6 6 6 0 0 6 0 0 0 1, 0 8 0, 0 0 0 3 2, 8 7 8 6 2 7 9 8 1 1, 7 6, 中台水人口 専用水道 4 1 。 。 6 4 2 6 3 7 1 9, 4 0 8 1 6, 3 7 1 5 5 4 5 5 4 6 8 7 6 3 2 6 0 9 6 1 3 1 5, 8 6 2 1 3, 3 3 7 6 7 5 1 3, 1 3, 4 8 5 5 2 6 4 9 9 5 1 1 5 6 6 5 1 3 3 9 9 2 7 9 6 0 9, 1 5 8 6 3 9, 7 8 2 6 8 9 . 0 0 0 1, 0 6 9 6 7 2 . 3 9 1 6 9 5, 7 6 2 7 2 8 . 1 6 8 7 6 7, 1 9 7 7 1 2 3, 0 0 0 5 2, 9 2 4 8 9 5, l件当り 給水人口 3, 0 3 0 3, 0 4 6 3, 1 0 5 表 2 0 1 3, -6 3, 3 2 9 施設数 d 卜 [ l i i j品 r 1 3 . 5 6 8 6 8 4 3, 4, 8 0 5 2, 0 1 9 水道施設状況 4 4年 1 R 4 3 f f 3 . 5 1 8 4 6{ : f . 4 5年 HI時給 水人 [ 1 4 71 ( ミ 計I r l l 1給 水人 [J , H l r l r j給 本人 1 I ケ!祈 計│尚給 施設数 水人口 人 ケ ) 1 . 斤 上水道事業 2 0 9 7 4 7 3 8, 2 1 9 7 4 7 5 0, 1 8 5 7 4 8 3 1, 1 8 5 7 4 8 3 8, 1 6 8 4 8 . 7 0 0 簡易水道葬業 1 5 8 6 4 5 1 3 2, 1 6 0 2 4 5 1 3 3, 1 6 3 1 3 4 . 5 8 7 1 6 9 2 0 5 1 3 0, 1 7 3 1 3 2 . 0 5 2 専用水道 3 2 2 7, 4 2 5 2 8 6 4 0 2 6, 2 6 2 4 . 0 0 3 2 6 6 2 3 2 6, 2 7 9 2 3 2 6, 計 2 1 0 0 4 4 8 9 9, 2 0 9 8 5 9 9 1 0, 2 0 7 9 9 0 . 1 6 4 2 1 3 4 0 2 9 9 5, 2 1 6 0 0 7, 6 7 5 1, 水人 1 I 人 施設数 ケ) i ) i 人 施設数 ケ) 1 斤 , 人 施設数 ケ所 人 46 昭和 4 8 .1 0 第1 5号 ダクタイル鋳鉄管 表 - 7 水源別年間給水量(上水道事業) 民 ミ 4 3 45 年 44 年 f : J 三 水量 水量 割合 千 日f 水量 割合 % 千ぱ % 46 年 水最 割合 千出f 47 年 割合 水量 割合 % 千ぱ も E シ 千ぱ % 表流水 1 8 . 8 2 9 3 5 . 9 2 2 . 8 8 7 3 9 . 5 0 1 0 3 1, 4 8 . 2 8 9 8 3 4, 5 2 . 3 4 0, 7 l2 5 6 . 0 地下水 3 3, 6 0 4 6 4 . 1 0 8 2 3 5, 6 0 . 5 2 7 4 3 3, .8 51 3 1, 8 4 4 47.7 3 1, 9 7 8 4 4 . 0 計 5 2, 4 3 3 1 0 0 5 7, 9 6 9 1 0 0 2 8 4 6 4, 1 0 0 7 4 2 6 6, 1 0 0 7 2, 6 9 0 1 0 0 ムー 表- 8 1人 1日当り給水量(上水道事業) ゐ ミ ど 4 3年 l人 1R 最大給水量 3 7 6 4 0 3 4 0 7 4 0 4 Q I 4 1 5 I l人 1! J 平均給水量 2 5 9 2 7 9 2 8 8 2 8 0 2 9 4 E 4 4年 4 5年 4 6年 s 丘 4 7年 立 表 - 9 上水道雑設状況(用水供給事業を含む) 年 建設件数 事業費 (単位千円) 40 4 1 4 2 43 4 4 4 5 46 新規 1 3 1 1 1 5 2 8 継続 1 1 9 7 8 7 8 1 1 7 企業債 5 9 0, 0 0 0 8 6 2, 0 0 0 その他 4 4, 9 1 9 6 3, 5 9 0 度 計 6 3 4, 9 1 9 9 2 5, 5 9 0 8 9 8, 0 0 0 4 2 4, 0 0 0 4 5 8, 0 0 0 7 9 6, 000 42, 5 9 5 3 6, 7 7 3 4 2, 7 2 3 1 8 2, 807 47 9 7 2, 0 0 0 1, 7 6 3, 0 0 0 1 3 1, 5 0 0 1 9 4, 8 0 2 9 4 0, 5 9 5 460, 7 7 3 5 0 0, 7 2 3 9 7 8, 807 1, 1 0 3, 5 0 0 1, 9 5 7, 8 0 2 」一一 表一 1 0 水道給水原価と給水単価(上水道事業) ( 2 )県 営 用 水 供 給 事 業 県 営 供 給 事 業 は 、 昭 和 37年 に 富 山 ・ 高 岡 新 13, 300ぱ/日、新湊市へは 5, 000nf/日、小杉町 700ぱ/日であったが、 47年 度 7月から へは 1, 産業都市建設の計画構想の下に、和田川県営 目 標 給 水 量 が 日 量 60, 000ぱ/日(高岡市40, 000 用水供給事業の事業認可を得たが、その後新 ぱ/日、射水企業団 20, 000nf/日)になっている。 港工業用地周辺に供給するという当初の計画 ( 3 )簡 易 水 道 を変え、大半を既設都市の高岡市ヘ供給する 昭 和 27年 度 よ り 国 お よ び 県 の 助 成 に よ る 簡 こ と に な っ て い っ た 。 工 事 は 昭 和 42年 度 ま で 易水道事業が発足し、従来都会人だけが,恩恵 に日量 2万ぱ/日の施設を完成させ、昭和 43、 に浴し得た生活の大前提である水道が農山漁 44年 度 と 工 事 を 続 行 し て 日 量 4万 ぱ の 施 設 を 村にも建設の途が聞かれ、本県においても、 完 成 さ せ 、 現 在 の 給 水 能 力 は 日 量 6万ぱ/日と これを契機として毎年簡易水道による水道普 なっている。 及が向上していった。その建設状況をみると 給水状況は、早くより申し込んでいた新湊 ( 表11)、 給 水 人 口 の 伸 び で は 、 40年 で は 市や小杉町はその後射水上水道企業団を結成 1, 750人であったものが46年 で は 22, 700人と約 (昭和 47年 4 月)してまとめて受水するが、と 13 倍 の 伸 び で あ り 、 事 業 費 で は 40年 度 16, 779 りあえず高岡市と共に昭和 43年 度 よ り 供 給 を 千円に対し 46年度は 237.374千 円 で 、 約 14 倍 開始している。供給水量は、当初高岡市は の伸びとなっている。 47 富山県の水道 表 -11 簡 易 水 道 建 設 状 況 年 度 4 0 4 1 4 2 5,7 3 0 。 44 45 46 47 1 2,6 8 5 9,2 7 4 4,566 3,6 4 3 2 2,7 0 0 7,4 9 1 3 2,3 2 6 3 8,5 8 1 48,3 7 2 5 4,1 5 7 1 8 0 4,3 7 8 1 9,9 1 7 1 9,9 1 7 27,4 5 8 3 1,5 2 9 1 6,2 0 0 30,5 0 0 0 0 2 5,1 4 7,7 0 0 8 0,4 0 0 1 1 6,8 0 0 1 4 9,6 0 0 1 5,1 3 7 1 3,3 2 9 1 6,0 8 8 1 1,3 0 6 2 7,6 9 9 44,7 4 4 43,4 4 6 0 9 44,0 5 3,0 5 7 1 1 1,2 4 9 1 6 6,5 9 7 2 3 7,3 7 4 2 7 8,1 3 2 1,7 5 0 3,4 6 0 国庸補助 3,8 0 5 6,5 7 3 〉 葬 県費補助 1,5 2 2 2,6 2 8 業 特別地方債 8,1 0 0 費 その他 3,3 5 2 計 1 6,7 7 9 4 0,5 3 8 計画給水人口 (単位千 I [ J ) 43 4. 県水道長期計画の概要 ( 2 )需 要 水 量 の 推 移 (1)水道普及率の向上 水量は 昭 和 46年 度 に お け る 上 水 道 の l人 当 り の 給 1日最大403Q、 1日平均 280Qである。 昭 和 45年 10月 、 国 の 国 民 皆 水 道 計 画 を も と 昭 和 60年 に お け る 県 全 体 の 給 水 量 は 生 活 水 に 策 定 し た が 、 こ れ に よ る と 昭 和 50年 、 60年 準の向上、産業の発展に伴って逐次増加する の 普 及 率 は そ れ ぞ れ 83.3%、 97.6%となり、 ものと予想され、特に高岡・射水地域は、富 その内容は表 -3に示した通りである口また、 山新港の背後地であり、工場、住宅などの急 給 水 人 口 の 推 移 を み る と 表 -12のようになる。 増が見込まれ、 l人 1日 最 大 給 水 量 635Q、593Q 自 己 水 源 を 有 す る 専 用 水 道 は 、 昭 和 50年ま と 他 地 域 よ り 多 い 。 需 要 水 量 の 推 移 は 表 -13 でに上水道等に統廃合を行なう。また、上水 のようになる。 道の整備が遅れている下新川地区に乱立して ( 3 )水 源 の 確 保 いる簡易水道は上水道の創設に伴い廃止して 昭 和 47年 度 に お け る 上 水 道 の 年 間 実 績 配 水 量 は 72, 690千ぱで、その内訳は表流水 56.0%、 いく。 山間辺地の未普及地区を有する富山わよび 地 下 水 等44.0%で あ る 。 し か Lながら、将来 高岡地域では、簡易水道および飲料水供給施 の水需要の増大に対しては地下水の減少分も 設の整備を行ない普及に努める。 含めて、供給水量の確保を表流水に求めざる を得ないf ; 犬2 兄である。 このようにして、本県の水道の将来は平野 部においては上水道わよび簡易水道などの積 これらの水源確保対策として、県営用水供 極的な統廃合を行ない、また山間部は簡易水 給事業の新設または拡張を積極的に推進する 道および飲料水供給施設によって水道の普及 ため、河川総合開発計画に折り込む計画であ 促進を図るものである。 る 。 表 -12 水道の種別による給水人口の推移表 昭和 J 也域 1 ' .ノ' J < 近 下新 1 1 1 中祈 1 1 1 ~:! I U 射 J J < 高岡 f l i l 波 古f If~ 波紋 給水人 [ 1 簡易水道 J 専 d < ) : 用 邑 飲 fj,ía料I!~ 本 設 1 l 85 6 26, 882 49, 859 3, 920 3 2 330 ( 1 3 4 ) 匝設放 1 f t 3 7 ~&}J( 人 [1 49, 230 4, 571 1 1 t ! i $ 空 故 4 f o : a ' J (人1 ) 257, 369 2 6 1 3 1 8, 129 7, 296 施設数 3 1 給水人 I J 日 1, 686 1, 965 施設故 2 3 l 370 950 給水人 1 1 1 316 7 0, 5 47 3 総本人 1 1 65, 1 1 7 2 8, 428 1, 179 i l I ! ii r 主t 18 169 ( 6 0 ) 4 ( 2 21 ) 9 3 7 2 1 8 0, 26 9 1 6 1, 0 3 7 1 1 0 2, 922 1 3, 675 ( l 二水道 4 簡 ; J ( ) 易 且 3 8 76, 200 2 0, 500 飲供給料施設 水 ~I 1 7 5 9 ( 1, 3 5 0 ) 050 98, 1 5 3 1 0 5 4, 265 55, 6 3 0 5, 120 ( 1 5 0 ) 60, 900 47 5 32 5 42 283, 015 367, 6 5 0 , 日050 ( 3 0 0 ) 317, 000 2 1 15 l u<m l 簡 水 道 易 30 124, 800 1 3, 200 1 7 6, 550 l 1 5 4, 300 46 500 1 1, 690 387, 60 年 度 末 000 1 0 1, 6 2 7 9 1 2 5 1 9 , 日000 400 2, 192, 400 229, 000 6, 050 6 4 946 9 4, 229 l 1 0 1, 000 36 105, 0 0 0 1 5, 850 16 123 1 9 7 767, 835, 48l 1 52, 920 2 2 4 1 ( 7 6 8, 1 3 ( 8 5 5 ) 37 ( 2, 6 5 5 ) 5 0 705 1 2 1, 専水道 用 飲供給料施本 設 J I 1 1 42 ( 6 5 0 ) 650 138, 1 0 26 ( 5 5 0 ) 8 1, 400 23 70 ( 1, 3 6 0 ) 400, 550 1 8 3, 6 5 1 1 7 1, 636 ( 6 2 2 ) │昭和 {曲者 ~I 4 施設政 人6 日 日 ね本人 1 1 6日 H 目 制1 50 年 度 末 46 年 度 末 1 > ( 分 113, 400 l 148, 350 4 400 113, 26 235, 050 38 2 1 6 0 8, 360 ( 1, 3 9 0 ) 070 158, 1 5 4 400 888, 1, 079, 600 43, 60U 1 8 9 1, ( 5 5 ) 65 ( 3, 9 5 0 ) 123, 21 l 1 l 1, 127, 1 5 0 1 ( 1, (注) ( )は飲料ぷ供給施設を含む 4 8 昭和 4 8 .1 0 第1 5号 ダクタイル鋳鉄管 表 -13 需 要 水 量 の 推 定 表 地域名 水 市1 I 1 J村名 44 46 人 魚津市 2 4, 6 8 4 人 人 26, 8 8 2 1人 1r j 最大給ぶ泣 口 50 6 0 人 3 0, 000 上水道分 44 人 46 E 44, 600 5 0 自 位 435 490 3 9 6 1 f 1最 大 給 水 量 60 44 Q 540 46 m 1 0, 734 50 π 1 m ' 340 1 0, 1 4, 7 0 0 2 4, 1 0 0 黒部市 2 1, 700 3 3, 000 400 500 700 8, 1 6, 500 入 善 問T 1 5, 000 2 5, 000 370 450 5, 550 1 1, 250 9.500 1 6, 700 350 410 3, 350 下新川 朝日町 宇奈月間I 5, 500 545 6, 850 000 3, 員 十 2 4, 6 8 4 2 6, 8 8 2 7 6, 200 1 2 4, 800 435 396 424 494 1 0, 7 3 4 1 0, 340 32, 300 滑川市 23, 8 6 0 24, 1 1 9 2 5, 8 8 0 500 3 0, 383 3 4 3 410 490 9, 1 5 0 8, 300 1 0, 600 1 4, 950 立山町 9, 0 9 5 1 3, 3 1 1 1 8, 000 23, 500 200 244 400 500 1, 820 3, 250 7, 200 1 1, 800 1 1, 8 0 0 1 1, 7 5 0 2 1, 150 1 7 2 3 5 0 450 2, 035 4, 1 5 0 9, 550 。 中新J11 上 市 町 。 1, 400 舟橋村 富山 6 0 m 言 十 32, 9 5 5 49, 2 3 0 5 5, 630 7 6, 550 富山市 。 500 3 3 3 2 7 6 394 6 1, 700 700 483 1 0, 970 1 3, 585 2 1, 950 37, 000 600 1 8 5, 1 9 1, 3 4 3 224, 0 4 5 2 5 0, 7 0 0 320, 000 423 419 5 0 0 580 80, 9 1 7 93, 814 1 2 9, 8 5 0 大沢里子 I ! I J 13, 2 7 0 1 4, 048 1 5, 200 1 7, 700 455 414 470 550 6, 044 5, 816 7, 1 5 0 9, 750 火山 1 I 1 J 7, 5 1 0 8, 3 2 7 8.750 9, 300 327 3 7 2 3 8 0 450 459 2, 3, 100 3, 3 5 0 4, 200 八尾 I H J 9, 6 0 2 1 0, 9 4 9 344 296 390 450 3, 308 3, 240 3 7 0 450 婦中 I H J 1 4, 0 0 0 5 0 0 1 6, 1 9, 0 0 0 2 2, 000 5, 500 8, 350 7, 050 9, 900 計 2 2 1, 9 2 5 2 5 7, 3 6 9 3 0 7, 6 5 0 3 8 7, 500 418 4 1 1 497 562 9 2, 728 1 0 5, 970 1 5 2, 9 0 0 800 2 1 7, 1 4 2 7 9, 3 6 4 333, 4 8 1 439, 480 588, 850 409 3 3 9 4 7 1 537 1 1 4, 432 129, 895 2 0 7, 1 5 0 3 1 6, 500 新 j 奏市 45, 3 3 0 46, 2 1 3 47, 000 5 1, 000 3 2 0 3 5 1 460 690 1 4, 545 1 6, 2 5 1 23, 000 3 5, 700 小杉 1 I 1T 1 7, 3 6 5 1 8, 9 4 1 3 3, 9 0 0 39, 900 392 476 430 530 6, 803 9, 099 1 4, 5 0 0 2 1, 1 0 0 大門町 1 0, 5 7 1 1 0, 748 000 1 2, 1 3, 000 325 3 5 2 400 460 3, 432 3, 780 4, 8 0 0 6, 000 大島町 5, 3 1 0 5, 7 8 4 6, 0 0 0 7, 000 3 3 0 3 4 8 400 460 1, 752 2, 013 2, 400 3, 200 2, 1 0 0 2, 500 430 480 9 0 0 1, 200 計 78, 5 7 6 8 1, 6 8 6 1 0 1, 000 1 1 3, 400 333 406 4 5 1 593 26, 532 33, 156 45, 600 67, 200 1 2 3, 500 東部 ~I・ 射水 十' j 下 高岡 高岡市 1 3 0, 9 5 8 1 3 7, 8 4 8 1 5 3, 0 0 0 1 7 9, 000 458 488 5 8 0 690 60, 090 67, 220 8 8, 7 5 0 氷見市 27, 7 8 8 468 3 2, 3 7, 0 0 0 5 0, 000 293 3 0 7 3 5 0 440 8, 1 5 5 9, 9 6 1 1 3, 000 22, 000 言 十 1 5 8, 7 4 6 1 7 0, 316 1 9 0, 0 0 0 2 2 9, 000 430 453 5 3 6 635 68, 245 77, 1 8 1 1 0 1, 7 5 0 1 4 5, 500 25, 8 9 0 26, 170 33, 7 0 0 35, 6 0 0 438 472 480 570 1 1, 804 1 2, 350 1 5, ; 200 2 0. 400 1 1, 6 2 2 1 2, 482 1 6, 000 35, 000 3 4 9 3 7 5 400 500 4, 0 5 1 4, 355 6, 400 1 7, 500 8, 5 0 0 1 1, 750 3 7 0 450 500 850 1, 470 3, 316 砺 j 皮 r n 小矢部市 城端!日I 砺 j 皮 庄川 ! H J 5, 8 6 9 6, 2 5 4 6, 300 6, 800 3 8 2 423 440 井 波 間I 9, 8 4 9 1 0, 6 0 1 0 0 0 1 1, 1 1, 000 337 3 4 6 420 1, 400 井口村 倒野!lIJ 。 品l光日I J 9, 6 1 0 1 4, 500 1 5, 500 15, 000 2 1, 300 福岡 ! f l J 65, 1 1 7 1 0 5, 000 1 4 8, 350 490, 750 西部計 1 5 290, 5 5 2 3 1 7, 1 1 9 396, 000 県計 2 9 569, 9 1 6 6 5 0, 6 0 0 8 3 5, 480 1, 079, 6 0 0 5, 300 2, 209 2, 3 0 0 3, 400 3, 678 4, 6 5 0 5, 200 5, 8 0 0 7, 1 5 0 1, 758 5, 5 0 0 9, 600 24, 350 44, 3 3 0 72, 900 470 。 400 1 8 3 370 1 0, 000 53, 2 3 0 3, 150 460 450 650 。 3, 700 370 394 今 ( 4 )広 域 水 道 計 画 374 399 418 404 キ4 03 422 と 487 0 2 1 2 1, 484 5 8 1 1 1 5, 798 1 3 2, 6 7 4 1 9 1, 6 5 0 285, 600 476 キ5 55 230, 230 262, 569 398, 8 0 0 6 0 2, 1 0 0 合理化等からして統合することが極めて必要 7年 度 末 で 水 道 事 業 は 用 水 供 給 事 業 2 昭 和4 で あ る 。 そ の た め 昭 和 60年 度 に お い て は 、 県 カ所、上水道事業 16ヵ所、簡易水道事業 1 73カ 全 体 で 6カ 所 の 広 域 水 道 区 域 に 統 合 整 理 す る 所 、 専 用 水 道 27カ 所 で あ る が 、 水 源 の 恒 久 確 ことを目標に経営ならびに施設の一本化の施 保、地域の水道料金の格差是正、経営管理の 策を進めている。この水道の広域化総合計画 49 富山県の水道 は表 -14のようになる。 年々増加の一途をたどっている。この地域の 県はこれら事業計闘を推進するため、昭和 水源は、地下水および県営供給事業から求め 46年 度 か ら 泌 の 県 費 助 成 に よ る 各 地 域 の 広 域 ていたが、地下水は庄川河床の位下に伴って 水道基本計画調査を指導してきたが、すでに その枯渇化が著しく、そのうえ沿岸地帯では 5地 区 の 調 査 を 終 わ り 、 今 年 度 48年 度 で 6地 富山湾の侵触による塩水化のきざしもみえて 区全部を完了する。 きたので、安全で豊富な恒久水源の確保と水 この 6地区の内射水地区では、 47年 4月よ 質および施設の合同管理による経営合理化を り企業団が発足し一部給水を行なっている。 図るため、全域を県営用水供給事業より受水 1 )水 道 広 域 これらの情勢を踏まえて、県では ( することとし、射水上水道企業団が発足した。 化の方策について、 ( 2 )水 道 事 業 経 営 の 抜 本 的 ( 2 )砺 波 地 域 ( 表 ー 1 6 ) 県 西 部 の 砺 波 平 野 の l市 5町 l村 に ま た が 3 )その他広域 改善と料金の格差是正、そして ( 水道に関して県のとるべき措置等について、 って、加賀藩政下における典型的な散居村を 必要な提言を得るため、東京大学工学部教授 形成している。 石橋多聞先生をはピめ 5人の学識経験者や、 従来、庄川の推積扇状地で地下水が良質か 関係諸機関の長または役員らの方々による富 っ豊富で、あったため、地下水依存率 100%、 水 山 県 広 域 水 道 事 業 研 究 会 を 昨 年47年 12月より 道 の 普 及 率 75.4%という現状である。しかし 発足してご審議を願っている。 農業基盤の整備、土地改良の進展、工場用水 の乱掘などによって地下水位の低下が目立ち、 5 .広域水道計画ブロックの動向 水道水源の枯渇化を生じて、新しく恒久水源 (1)射水地域(表 -15) 開発の必要にせまられてきた。したがって、 富山県北部庄川左岸射水地区に位置し、富 こ れ に 対 処 す る た め 、 本 年 5月 に 市 町 村 で 企 山・高岡新産業都市の中心である富山新港の 業団を結成し、用水供給事業で出発して昭和 背後地として急速に発展し、上水道の需要も 51年より一部供給を開始する予定である。 い 表 -14 水道施設整備計画表 J │ 4 6 │施設数 下新川 中新川 富山 射水 富岡 砺波 計 60 50 新設 上水 1 3 簡水 85 4 上水 3 筒水 7 統廃合 言 十 新設 4 5 1 38 上水 4 1 簡水 26 9 上水 10 1 8 16 30 2 1 8 3 15 4 1 25 1 1 46 5 3 32 3 2 1 簡水 1 1 上水 2 2 簡水 3 1 7 上水 5 4 1 筒水 47 1 6 27 36 上水 18 4 6 16 簡水 169 37 83 123 5 言 十 3 3 3 統廃合 1 1 1 8 7 66 1 25 5 38 10 6 35 154 備考 50 昭和4 8 .1 0 第1 5 号 ダクタイル鋳鉄管 表 -15 射 水 地 区 1市 3町 1村 ( 新 湊 市 ・ 小 杉 町 ・ 大 門 町 ・ 大 島 町 ・ 下 村 ) 種 第 1期 昭和 5 5年 日 リ 給水区域内人口 言 十 現況 摘 昭 和 46年 要 1 0 5, 575人 給水区域面積 口 1 0 2, 600人 85, 030人 諸 1日最大給水量 50, 000m ' 33, 777ぱ フ じ 1人 1日最大給水量 487Q 397Q 回 人 7 J ¥ . 及 普 工 来 志 水 源 業 事 97.2% 寸 惑 一 ま 期 47~55 2, 324, 000千 円 費 土 也 下 オ 立 15, 000m ' / 日 15, 000m ' / 日 表 流 7 ] ' < . 35, 000m ' / 日 20, 0 0 0 r r I / 日 50, 000m ' / 日 35, 000m ' / 日 言 十 表 -16 砺 波 地 域 1市 5町 1村(砺波市・城端町・庄川町・井波町・福野町・福光町・井口村) 種 日 リ 給水区域内人口 第 1期 現況 昭和 6 0年 昭 和 46年 108, 000人 1 0 0, 970人 1 0 1, 000人 75, 610人 摘 要 給水区域面積 計 給 画 諸 水 60, 600m ' /B . 1人 1日最大給水量 600Q 458Q 93.5% 74.9% イ 共 率 及 量 48, 600m ' / 日 自己保有水量 1 2, 000m ' / 日 給 水 工 車 窓 口 1日最大給水量 普 フE 人 期 事 業 費 34, 629m ' / 日 庄川表流水 (農業用水より分剰) 34, 629ぱ/臼 地 下 水 48~54 3, 000, 000千 円 ( 3 )中 新 川 地 域 ( 表 -17) 県東部でやや中央に位し、常願寺川と早月 ( 4 )下 新 川 地 域 ( 表 -18) 県最東部に位置している黒部川、片見川等 川とに狭まれ、新川平野を形成している扇状 rる 扇 状 平 野 で あ る 。 上 水 道 は 魚 津 市 を 除 にd 地である。水道水源は地下水および、伏流水に いてはなく、小規模な簡易水道が乱立してい 依存しているカ丈近年大規模な工場用地開発、 る。その水源としては、地下水と伏流水に依 土地改良事業の推進、河床の低下により地下 存しているが、近年それらの水位降下が激し 水の低下による地盤沈下などがみられ、河川 く、その原因としては大規模工業用地開発、 表流水による恒久水源開発が望まれてきた口 土地改良事業の推進などが考えられる。した したがって、常願寺川水系の農業用水の合理 がって、新たな恒久水源を確保して、全地域 化により生み出される余剰水の分譲を関係機 をまとめた広域上水道事業の創設が急がれて 関および、用水連合組合と折衝中である。 いるが、恒久水源としては黒部川より取水(基 本計画)する計画である。 5 1 富山県の水道 表 -17 中 新 川 地 域 2市 2町 1村(滑川市・上市町・立山町・舟橋村・富山市(水橋町)) 主 義 給水区域内人口 給水区域内面積 画 市 Y . . 口 今 人 口 5 者 1日最大給水量 フ じ 1人 1日 最 大 給 水 量 普 及 工 車 窓 事 業 摘 要 1 0 7, 0 0 0人 1 0 2, 0 0 0人 5 3, 0 0 0m'/日 500Q 率 95.5Q 2, 9 5 0, 0 0 0 千円 費 オ ℃ 流 士 也 源 2 兄 期 表 オ 立 宅 見 昭和 6 0年 計 水 1期 第 思 リ 1 4, 0 0 0m ' / 日 水 下 常願寺川右岸 立山町岩崎寺で取水 3 9, 0 0 0 ぱ/日 5 3, 0 0 0ぱ/日 計 表 -18 下 新 川 地 域 2市 3町 ( 魚 樟 市 ・ 黒 部 市 ・ 入 善 町 ・ 朝 日 町 ・ 宇 奈 月 町 ) 計 給水区域内面積 圃 出 合 人 口 言 者 1日 最 大 給 水 量 フ じ 1人 1日 最 大 給 水 量 普 及 工 総 7 ] ' < . j 原 現 昭和 6 0年 給水区域内人口 7 J く 1期 第 リ 日 種 2 兄 子 高 要 1 4 0, 0 0 0人 1 2 3, 0 0 0人 6 6, 3 0 0ぱ/日 500Q 87.9% 一 惑 寸 守 才 備 期 事 表 土 也 業 5, 2 8 0, 0 0 0千円 費 干 東 水 6 0, 3 0 0m'/日 下 オ ℃ 6, 0 0 0m'/日 計 ( 5 )富 山 地 区 ( 表 -19) 県中央部に位置していて、神通川と常願寺 ( 1 6 万トン)している水源があるが、さらに熊 川の二大河川が扇状平野を作り、海岸地帯を 年度ですべての調査を終え、 野川の開発は、 48 ひかえている。 治水、上水、農業渇水補給などを入れた多目 現在の富山市の上水道水源は常願寺川に依 年度から着工の予定であるが、富 的ダムを 49 存 し て い る が 、 生 活 用 水 需 要 の 増 大 と 共 に 60 山市は 60 年度、他の関係市町村でも 5 7、 58年 年以降の恒久水糠を確保していくには、同地 度までの拡張事業をそれぞれ計画済みである 区の他の市町村と共に水道事業の広域化を促 年目標の超先行投資事業となる。し ので、 70 進しなければならなし」このような観点に立 年度より先行する たがって、熊野川ダムは 49 って、昨47 年度に基本計画調査を行なった。 富山市では、常願寺川(流杉地内)で確保 年度までは県 の で 、 需 要 の 発 生 す る 前 年 の 59 で事業を起こしつないでいくことになる。 5 2 昭和4 8 .1 0 第1 5号 ダクタイル鋳鉄管 表 -19 富 山 地 域 1市 4町(富山市・婦中町・八尾町・大山町・大沢野町) 昭和 7 0年 別 種 給水区域内人口 言 十 給水区域内面積 画 給 諸 1日最大給水量 フ じ 1人 1日最大給水量 人 水 摘 要 346, 8 0 0 r r l ! 日 731Q 99.7% 其H * $ 、 i 原 t 兄 474, 0 0 0人 率 及 普 工 水 口 王 見 475, 000人 事 業 y 東 表 自 費 己 水 オ ℃ 1 4 6, 000m ' / 日 j 原 200, 800m ' / 日 言 十 346, 800 ぱ/日 E ( 6 )高 岡 地 区 今後、高岡と共に広域水道事業促進連絡協 高岡市は、県西部の商工業都市として庄川 を狭んで発展しているが、従来生活用水はそ 議会を作り、広域的に協議しながら今年度中 に基本計画調査を行なうことになろう。 のほとんどを庄川の伏流水に依存してきた。 しかし、その後河床の低下と井戸水の枯渇化 合格来の県内水道事業の姿 が著しく、また需要の増大に対応するため、 1. 昭和 60年 度 を 想 定 す る と 、 平 野 部 は す べ 県営用水供給事業より受水している。 て上水道に統合して、富山県内の水道事業 その後、地下水の枯渇化は水源汚染の恐れ を生む、さらに需要増加に対処するため、県 営用水供給事業よりの受水量を増加し、施設 の拡張が急がれている。 を 6施設に統廃合する。 2 . 山間地は、簡易水道と飲料水供給施設に よって充実を図る。 3. 用 水 供 給 事 業 に よ っ て 恒 久 水 源 を 確 保 す 氷見市は、総人口 62.000人のうち現在 32, 500 人 口 給 水 し て 、 普 及 率 は 52%に過ぎない。水 る 。 源は現在小矢部川の表流水に依存しているカ丈 4 . 用水供給事業も大きく統廃合して東西の 2事業とする。 取水地点が下流の工場地帯に接しているため、 5 . 以上によって水道料金の平準化も図って 将来需要の増加と水質保全に対処するには新 いく口 たな恒久水源の確保が急務である。市では、 現在、平野部に乱立した小規模水道はすべ 最近市内での水源調査を行ない、あわせて氷 て上水道に吸収して大きく統廃合することに 見市の水道審議会で よって、恒久水源の開発など大きな先行投資 は求められなしい瓦のでで、¥、県営用水供給事業より に耐え得る経営規模の水道事業に育てていき 000 受水することになり仏、早速県に対して 3 ω 0, たいと考えている。 ∞ ∞ トンの供給申し込みを行なつた O
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