AD サフマリン 特集 2 高成長に陰り、 南米・南アトレード ウルグアイ・モンテビデオ港 世界同時不況の影響じわり、荷動き減少 需給緩和、サービス規模適正化の動き 毎年2ケタの荷動き成長を記録してきたアジア/南米・南アフリカトレードの成長に陰りが見え始めている。米国 金融危機に端を発する世界同時不況はまず、定航海運の基幹トレードであるアジアと北米、欧州を結ぶ各航路を 直撃、航路環境は急速に悪化した。先進国における金融システムの不安定化が途上国の経済にも影響を及ぼし始 めた昨年後半からは、アジア域内航路や南北航路でもトレード環境の悪化が顕在化した。輸送需要が急速にしぼ む中、定航船社の間では、サービスを需要に見合った規模に適正化する動きが加速している。今回の特集では、 厳しさを増す南米・南アトレードの現況、そして主要な参入船社の取り組みを紹介する。 (西 拓也、松下優介) CARGO FEBRUARY 2009 23 特 集 2 高成長に陰り、南米・南アトレード けん いん 済を牽引した資源輸出が前述のとおり減 の金融システムと比較的関連が薄い南米 る。サービス船 16 隻 少しているほか、米国の住宅着工件数の 東岸に比べ、経済的に米国の影響を受け で 77 日ラウンドのウ 急減により、主要輸出品目である木材の出 やすいメキシコを含む西岸は、東岸トレー イークリーサービスを 荷も停滞。輸出減による購買力減退によ ドとは若干、様相が異なる。メキシコ向け 運航する変則的な体 り、今後は日本を含むアジアからの輸入で の荷動きは米国経済停滞の影響で既に昨 制だが、船隊整備計 これまでのような増勢を維持するのは難し 年 10 月からマイナス成長に転じているが、 画が当初予定どおり い、との見方が多い。 好調なペルー向けなどと相殺された結果、 進めば、今年中にも 今年の荷動きは 5 ∼ 10 %程度で推移する 5200TEU型 11 隻で と予測される。 運航するサービスへ 関係者の話を総合すると、南米東岸、 南アの南航荷動きは昨年 11 月ごろから急 チリ・イキケ港 例年、同トレードでは、中国の旧正月前に 08 年の荷動き2ケタ増 とシンプル化される。 減している。自動車販売量の落ち込みに 南ア向けは、昨年は5%程度の伸び率 伴い、日本からのCKD、タイヤを含む自動 となり、通年の荷動きは 67 万TEU前後と サ ービス船 の 高 速 車部品のほか、中国出しのレジンなど、自 なった。同国では、中国をはじめとするア 化、大型化で運航コ 動車に関連するケミカル製品も軒並み荷動 ジアからの消費財輸入や、主要自動車メ ストのさらなる低減を きが落ち込んでいるという。自動車メーカ ーカーの進出による生産部品の輸入が堅 図る。 ー各社は 09 年も在庫状況を見ながら出荷 調に伸びていたが、政府の金融引き締め H・シュドはさらに、アジア/南米西岸航 グローバル化が進む中、南米・南アを基点 計画を下方修正していく可能性が高く、今 などの影響で昨年央から自動車販売が停 路で投入船大型化も進めている。チリ船 とした広範なサービスカバレッジを持つ点 後の荷動きは不透明だ。 滞。荷動きが伸び悩んでいる。また、南ア 社CCNIと2500 ∼ 3000TEU型船9隻を共 が同社の強みの1つといえる。 イキケ港 をさらに充実させた。荷主の輸送需要の 南米を基点とするサービスの展開では、 荷動きがラッシュし、そこで発生するロール 一方、 「米国発の金融危機が表面化する は南米諸国に比べて欧米などの先進国と 同運航するアジア/南米西岸航路「Sling オーバーを閑散期の旧正月で消化すると 以前から、南米東岸、南アの南航荷動き つながりが深いことから、今後、世界経済 1」の投入船を順次、4000TEUクラスの自 チリのCSAVも豊富な経験を生かし、安定 まずは、アジア/南米東岸、西岸、南ア いうパターンが続いていた。今年は旧正月 には減速の兆しがみられた」 という指摘も 減速の影響を受ける割合は大きくなるとみ 社船にリプレース。最終的に同船型 10 隻 的なサービスを提供している。南米西岸、 の各トレードの現況について触れてみよう。 入りが1月26 日からと例年より早いものの、 ある。同航路の大宗貨物の1つはCKD、タ られる。このため、今年の荷動きは横ばい によるサービスへ移行する計画だ。ただ 東岸ともに単独運航体制を維持している同 2008 年の南航荷動きは、南米東岸向け 駆け込み需要と呼べる例年のラッシュがな イヤを含む自動車関連貨物で、現地の自 もしくは数%の微増にとどまる可能性が高 し、前述のように並行して南米東岸航路の 社は極めて異例の存在だ。日本から南米 が 07 年比 30 %程度、南米西岸向けが同 いまま、華北出しを中心に荷動きの落ち込 動車販売量が南航荷動きのカギを握って い。 大型化も進めている関係で、現時点でサ 東岸向けの貨物は横浜、名古屋、神戸、門 10 %台半ばと大幅増を達成する一方、南 みが始まっているとの指摘だ。 いる。南米、アフリカ諸国の中でも先行し ービスの最終形は流動的となっているもよ 司の各港で受け、香港で母船に接続する。 う。同船型の8隻目となる“Cap Harald” 同西岸向けは横浜に母船が寄港する。 ア向けは5%程度の成長率にとどまった。 南米・南ア各国の経済は、豊富な天然資 次に主要な航路船社の動向をみていく。 て自動車産業が発達した南アフリカでは、 昨年後半から増勢にブレーキ 源の輸出とそれに伴う購買力向上を背景 インドのタタ・モーターズ進出などによる競 マースク、H・シュドが大型化 に底堅い成長が続いているが、昨年後半 南米東岸、西岸向けは、ともに昨年前半 動車メーカーの販売量は減少基調だった 南米・南アトレードではまず、世界最大 から主要輸出品目である鉱石類などの天 まで 07 年の増勢を上回る大幅な伸びを示 という。またブラジルでは、原油価格の急 の定航船社、マースクラインと南北航路の 然資源や、小麦、綿花などの商品作物の していたため、通年では後半の減速を吸 騰でバイオ燃料対応車が脚光を浴びた 08 雄、ハンブルク・シュドの強力タッグが取り 価格が急落。これに伴う輸出減少で購買 収し高い伸び率を維持した。一方、南ア 年初めから、対応車種が少ない日系自動 組む、投入船大型化の動きに着目したい。 力が低下し、昨年後半から、日本を含め 向けは国内自動車販売の停滞などにより 車メーカーが劣勢に立たされ始め、荷動き たアジアからの輸入も減速基調となってい 南米向けよりも早いタイミングで荷動き成長 が減少する局面がみられたとされる。 の鈍化が始まっていたため、約 20 %の伸 ムとのリンクが比較的少なく、金融危機に びを記録した 07 年に比べ、成長率は大幅 伴う世界経済減速の影響は 08 年末時点で に鈍化した。 南米西岸、南アは1ケタ成長か MSC、日本発貨物に照準 投入される予定。 争激化で、08 年6月ごろから既に日系自 る。南米・南アの各国は欧米の金融システ (4294TEU型)が1月 31 日、釜山起こしで 経験生かし安定的なサービス提供 世界第2位の運航規模を持つMSCは、 日本から南米東岸向け貨物の集荷に力を 航行距離が長い、南米各港のインフラ整 マースクとH・シュドは昨年4月から、ア 備が遅れている―など、アジア/南米東 ジアと南米東岸を結ぶサービス「ASAS」 岸航路を安定的に運営するためには、精 せい ち 入れている。ブラジルのマナウス向けは、 日本・アジア/米東岸サービスのスペース を利用し、バハマのフリーポートとマナウ を2社で共同運航している。当初は2社で 緻なオペレーションが求められる。南北航 スを結ぶ専用フィーダー船に積み替え、サ 2ループのサービスを展開していたが、同 路で古い歴史を持つピーアンドオーネドロ ービスを提供する。南米東岸トレードでト トレ ード で 最 大 船 型 となる 積 載 能 力 イドを吸収した同社に蓄積されたノウハウ ップのシェアを持つ同社では①南米東岸 5200TEU のコンテナ船を昨年から随時、 を生かし、きめ細かいサービスを提供でき 地域でのサービスカバレッジは最大②南米 るのがマースクの強みだ。 東岸側でのバックアップ体制が整っている アジア発南米東岸向けの昨年の荷動き 南米西岸向けは昨年、約 62 万TEUと ジア各国の経済が今後さらに冷え込めば、 は、07 年比約 30 %増の 80 万TEU程度に 10 %台半ばの堅調な伸びとなった。南米 サービスに投入するのに併せ、サービス体 今年の荷動きの鈍化要因となる可能性が 達した。同航路の荷動きは、ブラジルやア 西岸の主要仕向け地であるチリ、ペルー 制の段階的な見直しを行っている。 高い。 ルゼンチンの経済成長が軌道に乗ったこ は、銅を中心とした鉱物や水産物の輸出 2月時点では、積載能力 5200TEUのコ テナ・ラインズ (CCL) を買収し、地中海、カ 「アジア/南米東岸・南ア航路の 実際、 とで 01 年以降は毎年 20 ∼ 30 %の拡大が で購買力が向上しており、電機製品や一般 ンテナ船6隻、同 2550 ∼ 3600TEU型 10 リブ海域を中心にサービスを拡充。南米 南航荷動きは今年に入り、早くも変調が見 続いているが、昨年後半から増勢にブレ 消費財などの輸入が増えたことがトレード 隻の計 16 隻を投入し、アジアと南ア、南米 航路においてもアジアとの接続のみならず、 トと、前記の日本・アジア/米東岸航路 て取れる」 と指摘する定航担当者がいる。 ーキがかかっている。これまでブラジル経 拡大に寄与した。が、米国を軸とした欧米 東岸をカバーするサービスを展開してい 北米、欧州、地中海、カリブ海との航路網 (ゴールデン・ゲート・サービス) を経由し、 は限定的だが、欧米経済の減速に伴いア 24 CARGO FEBRUARY 2009 一方、H・シュドは 07 年末にコスタ・コン ―ことが強み。 日本からの貨物は、アジア/欧州航路、 欧州/南米東岸サービスを利用するルー CARGO FEBRUARY 2009 25 特 集 2 高成長に陰り、南米・南アトレード 能力 2500TEU型のコンテナ船を4社合計 で 20 隻投入し、週2便のウイークリーサービ スを展開、うち1便は同トレードでは初めて となる北中国(青島)への寄港を実現した。 CMA-CGM、マルーバ、CSCLの3社は 従来、2500 ∼ 3500TEU型コンテナ船 11 隻を投入し、アジア/南米東岸サービス 「SEAS」を3社体制で運航してきた。昨年 6月からは川崎汽船も含めた4社で 2500 TEU型 20 隻で週2便のウィークリーサー ビスを展開する形でサービス強化を図っ た格好だ。 川崎汽船はさらに、アジア/南米東岸航 ブラジル・サントス港 商船三井 ラインズ) との協調配船による新サービスを バハマから2000TEU型3隻で運航する専 その他サービスのスペースも有効活用し、 今年6月から開設すると発表済み。中国と 用フィーダーを利用するルートの2パターン サービス品質を維持する。 南米東岸の主要港を直航配船で接続し、 がある。 AD 路でPI L (パシフィック・インターナショナル・ 具 体 的 に は 、商 船 三 井 は 既 存 の 荷動き拡大が続く同航路のサービスを拡 「America Coast West Service」 (ACW) 充する計画で、3000 ∼ 3500TEU型船を 寄港するブラジルのナベガンデス港から をはじめとする既存サービスを有効活用 川崎汽船とPILがそれぞれ5隻投入する。 は、アルゼンチン/ウルグアイ/ブラジルを し、南米西岸のカバレッジを維持する考 カバーする自営の沿海フィーダーに接続可 え。ACWの寄港地・ローテーションは、バ 能。この場合、船込みの激しいアルゼンチ ルボア/カヤオ/イキケ/サンアントニ ンのブエノスアイレス港の代わりにロサリオ オ/バルボア。川崎汽船はCCNIとH・シュ 商船三井は現在、アジア/南米東岸・ やサラテなどのローカルポートを揚げ地に ドが運航するサービス「CEX」からスロッ 南アを結ぶ「CSW」をPILとの共同運航で 選択することもできる。 トを借り受け、南米西岸のサービス品質の 展開している。同サービスは 3300 ∼ 4250 低下を防ぐ。CEXの寄港地・ローテーショ TEU型 11 隻で運航するウィークリーサー ンは、横浜/釜山/上海/寧波/香港/ ビスで、投入船の内訳は商船三井8隻、P ラザロカルデナス/ブエナベンチュラ/グ IL3隻。商船三井は昨年 10 月末、同サー アヤキル/イキケ/メジロネス/バルパラ ビスを今月から単独運航に改める計画を イソ/リルケン/ラザロカルデナス/横浜。 公表していたが、航路環境の急速な変化 欧州経由の3ループすべてのサービスで 商船三井、サービス効率化 邦船3社の中では、商船三井と川崎汽 船が取り組む南北トレードのサービス効率 を受け、PI Lとの共同運航を当面継続する 化が目を引く。アジア/南米西岸トレード では、両社の共同運航でサービスを展開 PIL、6月以降に新体制へ 川崎汽船は航路網拡大を志向 方針を決めた。ただ、前項で触れたよう Lは今年6月から川崎汽船と共同運 に、PI しているが、先月9日、同サービスの合理 化を発表した。荷動き成長の鈍化など、世 南米東岸・南アトレードでは、南北航路 航で新サービスを開始する計画であり、商 界同時不況に起因する航路環境の悪化に の強化を中期経営計画に盛り込んだ川崎 船三井がその後、どのような形でサービス 対応するもの。2社合計で 17 隻のコンテナ 汽船のネットワーク拡充の動きが着実に進 を継続するかは現時点で明らかにされて 船を投入し、ウイークリーサービス2ループ んでいる。 いない。 を運航していたが、今月初めから1ループ 同社は 07 年6月、CSAVのサービスか なお、PILは、6月以降の新体制を見据 に減便した。減便の期間は今月から6カ月 らスロットを借り受ける形で同トレードに参 え、ダーバン/日本間の貨物はシンガポー 間を予定。休止ループで寄港していたペ 入。昨年6月からはCMA-CGM、マルー ル接続で引き受ける計画。同社は日本各 ルーのカヤオを、存続するループの寄港地 バ、CSCLの3社との共同配船で新たに2 港とシンガポール、香港、高雄、基隆を結 に加えるほか、各社がそれぞれ運航する ループのサービスを開始すると発表。積載 ぶ自社運航サービスを提供しており、川崎 CARGO FEBRUARY 2009 27 特 集 2 高成長に陰り、南米・南アトレード 汽船とのアジア/南米東岸サービスがス タートする6月以降、シンガポールで両サ ービスを接続し、日本/南米東岸間の輸 送需要に対応していくとみられる。 日本郵船、コスト競争力強化へ 日本郵船は競争力強化を南米・南アト レードでの重要課題に位置付ける。現在、 アジア/南米東岸・南アサービスは現代商 船と共同配船、南米西岸サービスは単独 でそれぞれ運航。競争力強化に向け、各 航路における短期用船の比率を縮小する 一方、自社保有船・実質支配船(仕組船や チリ・バルパライソ港 長期用船)の比率を高め、用船マーケット AD メッセミュンヘン・インターナショナル の変動に左右されにくい船隊構成を目指 ス (南米東岸航路で南アに寄港するループ アと南米東岸・南アを結ぶ「CSW」と、ダ している。世界同時不況の影響で、船腹需 は除く) は「Safari1」 「Safari2」の週2便を ーバン港に寄港するアジア/南アフリカ専 給が緩和し、足元の用船料は下落してい 運航してきた。4000TEU型コンテナ船7 用航路「ZAX」を分離運航していたが、1 るが、将来的に高成長が期待できる同トレ 隻をそれぞれ各ループに投入。 「Safari1」 月半ばから「ZAX」を「CSW」に吸収する ードにおいて、船腹需給にかかわらずコス では南アのダーバンとケープタウン、 「Safari 航路改編を実施した。南北トレードにおけ トをある程度、固定化できる自社船を保有 2」はダーバンとポートエリザベスを、カバ る急速な需給変化に、機動的に対応する するメリットは大きい。 ーするローテーションだった。 ための措置。 「CSW」で南ア最大のゲート 南米東岸・南アサービスで郵船とパート 世界同時不況によるトレード環境の悪化 ポート、ダーバンへの寄港を再開すること ナーを組む現代商船は昨年 11 月から日本 を受け、同社は船腹需給に見合ったサー で、日本と同港を直接結ぶサービスが実 の主要4港(神戸、名古屋、清水、東京) と ビス規模の適正化が不可欠と判断。1月 現する格好。今回の航路改編では、サー 南米東岸を結ぶ新サービスを開始した。 から、4 0 0 0 TEU型7隻 で 運 航 する新 ビスの合理化のみならず、サービス品質の 日本の貨物はアジア/欧州航路「JEX」の 「Safari1」で南ア3港すべてをカバーする スペースを利用して香港まで海上輸送し、 サービスに一本化した。一方で新「Safari 商船三井は 07 年春、ダーバン寄港サー 香港で同社と郵船の共同運航サービス「N 2」は、リーファー貨物の輸送需要の高い ビスを分離し、1700TEU型7隻を投入し HX (New Horizon Express)」に接続す ポートルイスと、同社のアジア地域のハブ た専用サービス「ZAX」を開設した。当時 る。南米側のローテーションはサントス/ 港、タンジュンペラパスを結ぶシャトルサー は、ダーバン港の船込みが激しく、サービ ブエノスアイレス/モンテビデオ/ナベガン ビスに衣替えした。当面は2カ月程度、現 ス品質維持のため、同港に寄港するサー テス/パラナグアとなる。 行のサービス体制を維持するが、その後 ビスの分離が不可欠と判断した。しかし、 の船腹需給を見極めてさらなるサービス見 ダーバン港において①船込みが改善傾向 直しの必要性を判断する にある②従来以上にバースウィンドウ確保 マースク、南アサービスで独自性 向上を図る点が特徴といえる。 日本からの貨物は、欧州航路またはア が確実性を増している―から「ZAX」を アジア/南アフリカ航路は、各船社間で ジア域内航路のサービス船のスペースを 休止し、 「CSW」でダーバンに追加寄港す 航路運営方針がかなり異なるのが特徴。 利用し、タンジュンペラパスで南アサービ るサービス内容に改める。アジア/南米 マースクは、アジアと南米東岸航路、そし ス船に接続する形を取っている。 東岸・南アサービスのボトルネックだった ダーバン港の状況が改善したことから、 てアジアと南アを結ぶ航路は別個のマー ケットと位置付けている。 ダーバン港の船混み解消へ 11 隻体制を維持することになる。 マースク、および関連会社のサフマリン は昨年末まで、アジアと南アを結ぶサービ 「CSW」への投入船を増やす必要はなく、 一方、商船三井はこれまで、日本・アジ CARGO FEBRUARY 2009 29
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