講話 「生活習慣病や最近の健康問題について」 高桑正道学校医 保健

平成22年10月5日(火)一日参観の午後に学校医の高桑先生からの講話、児童の保健指導参観、健康
を考えるグループでの話し合いを行いました。
○講話
「生活習慣病や最近の健康問題について」
高桑正道学校医
生活習慣病
・高齢者の死亡原因が「ガン」と「動脈硬化性疾患(脳血管疾患や心臓病)」であることが多い。HDL
(善玉コレステロール)値が低い。さらに高血圧や糖尿病を持っていると危険が高まる。
・卵やイカ、たこなどに多く含まれる食品のコレステロールは、人体のコレステロールとは違うため、摂
り過ぎは良くないが、敵視する必要はない。
・子どもたちにはちゃんと食べさせたい。簡単にエネルギーになる、清涼飲料水やポテトチップス、ジャ
ンクフードなどは肥満になる要素が多い。しかし、家庭で作る食事で肥満を心配することはない。
・健康食品といわれているものを3倍食べたからといって3倍
健康になることはない。
・3世代楽しく一緒に食べる食卓が子どもにとって望ましい。
子ども優先の食卓になっていないか見直す必要がある。
予防接種
・インフルエンザ予防接種が10月1日から始まっている。多
くの人が受けると予防効果が上がる。
・ 子宮頸がんワクチンは行政の対応を見ていく必要があるだろう。
○ 保健指導「すくすく育つための食事」
北部調理場
近藤綾子栄養士
6時間目に全校で「すくすく育つために必要な3つの食品群」について北部調理場栄養士の近藤
綾子さんと一緒に学習しました。
こんなことが分かりました。
(学習後の感想から)
・ 食べ物が3つの食品群に分けられることが分かりま
した。
・すくすく育つためには3つの食品群の食品をバランス
よく食べる必要があることが分かりました。
・緑の食品を生の野菜で摂るとしたらとても多くの量が
必要なことが分かりました。
今日分かったことを忘れずに、これから食事の時には
、野菜の分量に気をつけたり、3つの食品群のバランスに気をつけたり、好きな物に偏らないよう
にしていきたいという感想が多かったです。すくすく成長するために必要な食習慣をぜひ身につけ
ていってほしいものです。
○健康を考える話し合い「バランスのとれた食事にするには」
健康を考える話し合いを保護者と職員で行いました。子どもの生活は家族の生活の影響
を受けるので、生活のリズムや食事のバランスを整え、すくすく成長できる習慣を家庭で築きましょう。
家庭ではこんな工夫をしています
・朝食のみそ汁は前日の晩ご飯のみそ汁に具の野菜をプラスする。
・前の晩や休日に作りおきできるものを作っておく。
(野菜のおかず、きんぴらゴボウなど)
・みそ汁に野菜を多く入れる。
・炒め物は単品にせず野菜や肉を混ぜる。
・一人分ずつ取り分けるまたはワンプレートにして
量やバランスを大人が用意や確認をする。
・ジュース、スポーツドリンクは買わない。
・子どもが自分で調理すると食べる。
・お菓子の買い置きは控える