設 備 管 理 業 務 仕 様 書

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総 合 施 設 保 守 管 理 業 務 仕 様 書
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目 的
この仕様書は、大阪がん循環器病予防センター(以下「センター」という。)における
総合施設保守管理業務の範囲と実施について定めるもので、センターの公共性、社会性
を認識し、設備機器の保守管理業務、警備業務及び清掃業務を行い、円滑な管理運営に
寄与することを目的とするものである。
業務の履行に当たっては、関連する諸法令諸規定を遵守して行うものとし、その機能
を最大限に発揮させ、快適な環境と衛生状態を保持するために、本仕様書に基づき業務
を遅滞なく誠実に履行する。
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建物概要
所 在 地
大阪市城東区森之宮 1 丁目 6 番 107 号
構造・規模
RC造地下1階地上6階、塔屋 7 階
敷地面積
2,178.51 ㎡
建築面積
本館 737 ㎡ 車庫棟 276 ㎡
延床面積
本館 5,208.57 ㎡(車庫棟 276.00 ㎡を含む)
(別添
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大阪がん循環器病予防センター清掃作業管理区図面参照)
施設の総合管理業務の範囲
施設の総合管理業務の範囲は、前項に示す施設について次のとおりとする。
(1) 設備機器の保守管理業務
① 水設備 ②給湯設備 ③排水設備 ④衛生設備 ⑤消防設備
⑥電機設備
について、別記1のとおり実施する。
(2) 警備業務
① 常駐警備 について、別記2のとおり実施する。
(3) 清掃業務
①
清掃 ②硝子清掃 ③トイレットペーパー・石鹸水の常備
④その他清掃業務
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について、別記3のとおり実施する。
所要経費の負担区分
(1) 委託者負担
① 管理上必要な什器・備品
② 管理上必要な光熱水費
③ 設備機器の付属工具備品類
④ 設備機器の部品消耗品
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(2) 受託者負担
① 委託者より貸与される以外の管理上必要な什器・備品
② 点検・保守・小修理に必要な工具・測定器一式
③ 作業服一式
④ 事務用品及び報告書・その他記録紙類
⑤ その他管理上必要なもの
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受託者の義務
受託者は、次の各号を遵守し業務を遂行しなければならない。
(1) 常に、センター側施設管理者と緊密な連携をとり、実務遂行に万全を期すること。
(2) 清潔な服装及び名札を着用すること。
(3) 業務上知り得たセンター及び検診受診者等関係者の秘密を漏洩してはならない。
(4) 来客者等の接遇には、十分注意を払うこと。
(5) 火災、盗難、事故等の防止に十分留意し、安全に配慮すること。
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故障に対する処置
設備機器類が、原因の如何にかかわらず所定の能力を発揮しないような故障が生じた場
合は、予備系統、切替え応急処置などを行い、被害を最小限に止めるよう努める。また、
速やかに委託者に報告するとともに、事故の原因については、十分調査する。
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緊急時の連絡先
受託者は、緊急時に備えて、契約締結後速やかに指定連絡先・連絡者を届出ること。
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別記1
設備機器の保守管理業務の内容
次に掲げる業務の実施にあたっては関係する記録(業務日誌、保守点検簿、使用材料品台
帳等)を整備し、指定された期日までに、センター担当職員に提出し、承認を得るものとす
る。
設備機器の巡回点検及び設備の清掃後の点検は、建築物環境衛生管理技術者の資格を有す
る者が実施する。
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設備機器の巡回点検(1回/月)
(1) 給水設備
① 受水槽・高架水槽・及び付属設備の点検
② 満水・減水警報装置の点検
③ 配管・ポンプ・バルブ及び付属設備の点検
④ 飲料水水質検査(残留塩素測定)
(2) 給湯設備
温水ボイラー・膨張タンク・貯湯槽の点検
(3) 排水設備
① 屋上ルーフドレンの点検
② 雑排水槽・湧水槽の点検
③ 配管・ポンプ・バルブ及び付属設備の点検
(4) 衛生設備
①給湯室(流し台)
・洗面所・トイレの水回り器具の点検
(5) 消防設備の外観点検
① 誘導灯及び誘導標識
② 屋内消火設備及び付属設備
③ 消火器具
④ 自動火災報知設備
⑤ 消火ポンプ
⑥ 防災受信盤
(6) 電機設備の外観点検
① 自家用発電機
② 分電盤の点検
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設備機器の清掃その他(清掃後の点検検査を含む。)
(1) 貯水槽清掃(年 1 回)
① 受水槽
② 高架水槽清掃
③ 飲料水水質検査 検体
10 項目
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(2) 雑用水槽清掃(年 1 回)
① 受水槽
② 高架水槽清掃
(3) 湧水槽・雑排水槽清掃等(年 1 回)
① 湧水槽清掃
② 雑排水槽清掃
③ 施設内排水溝等の清掃
(4) 防虫防鼠(年2回)
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センターの機能に支障を来すような点検その他業務を行う場合は、事前にセンター担当
職員の承認を得ること。
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設備巡回点検の手順
1 各種メーターの検針
○ 電気
○ 水道
○ ガス
先月の使用料との比較等により、正常を確認する。
2 給排水衛生設備関係
○ 高架水槽(上水)(屋上塔屋)、高架水槽(雑用水)(屋上塔屋)、受水槽(地階)、消火用水槽(地階)、
空調用膨張タンク(屋上塔屋)
① 亀裂・損傷・漏水の有無
② 沈殿物・浮遊物の有無
③ 配管の異常の有無
④ マンホールの異常の有無
⑤ 給水装置の異常の有無
⑥ 槽周辺の環境状態
⑦ 上水については飲料水検査
3 各種ポンプ
① 気負荷、負荷圧力、異常音・振動・過熱、グランドの状態等の確認
4 空調設備
○ 調用冷温水ポンプ
電気負荷、負荷圧力、異常音・振動・過熱、グランドの状態等の確認
○ 各階空調機
電気負荷、往還の温度、弁開度、加湿器圧力、マノメーター、送排気の温度等
5 消防設備
○ 消火ポンプ(本体、配管・呼水槽等の状態、)
○ 防災受信機(表示灯、スイッチ位置、予備電源、外観)
6 各階設備の点検
○ 男子・女子・身障者用トイレ、湯沸かし場、誘導灯、消火栓、消火器、分電盤、PS
7 受水槽等の清掃及び点検
飲料水水質検査を含む
8 防虫・防鼠作業(地階から屋上塔屋)
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別記2
警備業務の内容
1 常駐警備を次のとおり実施する。
(1) 常駐警備員 1 名を配置するものとする。
(2) 警備員は原則として 18 歳から 65 歳の者とする。
(3) 警備時間は平日の 17 時 00 分から 22 時 00 分とする。
(土・日・祝日・12 月 29 日~1 月 3 日は実施しない。)
(4) 1 日 2 回(19 時と 21 時の時間帯)館内を巡回する。
(5) 警備目的を達成するため次の業務を実施する。
① 所定の場所に位置し外来者の受付応対及び出入監視を行う。
② チェックリストに基づき職員及び医師等の在館チェックを行う。
③ 不法行為者の早期発見と現場措置及び関係各署への通報連絡を行う。
④ 建物の異常個所、破損個所の早期発見と応急措置及び関係者への通報を行う。
⑤ 不審物件、置き去り品等の発見と必要な措置を行う。
⑥ 不審者、不法侵入者、潜伏者等の発見と初期対応と関係各署への通報連絡を行う。
⑦ 22 時現在に在館者がいない場合は、機械警備のセットをする。
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報告の方法
警備の実施状況は、次のとおり報告する。
(1) 通常における警備実施状況は、毎日の警備終了時に所定の様式に基づき警備日誌を
提出する。
(2)
緊急事故が発生した場合は、あらかじめ指定された連絡先に速報すること。
また、後刻文書で報告する。
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服装・装備その他
(1) 警備員としてふさわしい制服を着用し、社員証を携行する。
(2) 警備に必要な装備をする。
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別記3
清掃業務の内容
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基本事項
(1) 受託者は関係法令及びこの仕様書を遵守し、常に善良な管理者の注意を持って管理物
件を最良の状態に保つものとする。
(2)
清掃の場所及び清掃方法は、別紙「清掃作業実施基準表」に基づいて実施し常に
美観を維持するものとする。
(3)
業務の実施にあたっては、清掃作業員のうち 1 名を主任作業員に指定し、報
告する。
(4) 作業員は、作業中は制服を着用するものとする。
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作業基準
(1)
定期清掃作業は、休日の昼間又は平日の早朝等職員及び来客者の少ない時間帯
(1 階から 3 階までの清掃時間は原則として午前 6 時から午前 9 時まで)に行う
ものとする。
(2) 受託者は、鍵類の取り扱いにあたっては慎重に行うものとし、作業上必要な時間と場
所に限って使用するものとする。
(3) 受託者は、清掃作業に使用する光熱水費は必要最小限にとどめ、経費の節減に努める
ものとする。
(4) 受託者は資機材の使用にあたっては品質良好なものを使用するものとする。
(5) 清掃にかかる施設の破損個所等を認めたときは、直ちにセンター担当職員に連絡する
ものとする。
(6)
清掃作業において施設・備品等を破損又は汚損したときは直ちに修復し、経過
をセンター担当職員に報告して確認を受けるものとする。
(7) 受託者は、
「清掃作業日誌」を記録し、翌月速やかにセンターに報告するものとする。
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業務の種類
(1) 「清掃作業実施基準表」に定める日常清掃及び定期清掃
(2) 窓ガラス清掃(1 年 1 回、作業面積約 600 ㎡)
(3) 排水口、溝清掃(1 年 1 回)
(4) 衛生消耗品の補給
(5) ゴミ・吸殻等の処理
(6) 植栽清掃(約 180 ㎡)
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所要経費の分担
(1) 委託者の負担
① 管理上必要な場所
② 光熱水費
(2) 受託者の負担
① 床洗浄機、ワックス、モップ等清掃に使用する資器材
② トイレットペーパー、手洗い石鹸液
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