GC および GC/MSD システム用 Agilent MSD Productivity ChemStation リビジョン E.01.00 仕様書 2007 年 5 月 概要 Agilent 質量選択検出器 (MSD) Productivity ChemStation は、メ ソッドまたはシーケンスに基づ き、データ採取、データレビュー、 ライブラリ検索、定量、レポート 作成などの機器コントロールおよ び解析機能を有します。データ処 理の生産性を向上させるさまざま なツールを提供し、2 段階のレベ ルでシステムへのアクセスコント ロールも行います。 MSD ChemStation ソフトウェア は、Microsoft® Windows® 操作環 境を持つ IBM 互換のパーソナル コンピュータ上で動くように設計 されています。 MSD ChemStation ソフトウェア は CD-ROM で提供され、システ ム操作についてのタスクと参考情 報の両方に関わる詳細なオンライ ンヘルプが含まれます。MSD ChemStation ソフトウェアへの習 熟を助けるメソッドおよびデータ ファイル例もソフトウェアと一緒 に提供されます。 ソフトウェアユーザインタフェー ス、オンラインヘルプ、マニュア ルは、英語、日本語、中国語で提 供されます。 MSD ChemStation ソフトウェア は、最高で 4 台の装置 (MSD は最 高 2 台 ) をサポートできます ( 英 語版 )。以下のアジレント機器が サポートされています。 • 5975 シリーズ MSD • 5973 シリーズ MSD (LAN のみ ) • 7890A シリーズ GC • 6890 シリーズ GC (LAN のみ ) • 6850 GC • 7683 オートサンプラ (ALS) • G1888A、G1289B、G1290B ヘッドスペースサンプラ (G2923AA アドオンヘッドス ペースソフトウェアと使用 ) • G650x-CTC PAL オートサンプ ラ (MSD ChemStation 用 G3384AA PAL コントロールと 使用 ) ソフトウェアは、標準の LAN 通 信を使用して、5973N、5973 inert、5975 シリーズ MSD と、 7890A、6890、6850 シリーズ GC を制御します。GPIB 通信はサ ポートされていません。 GC データおよび GC/MS データ を同時に取り込むことができま す。混合モードデータ (GC および GC/MS) での取り込みとレビュー も可能です。 E.01.00 の最新情報 ハードウェア • 5975C シリーズ MSD をサポー ト • 7890A シリーズ GC をサポート • MSD ChemStation 用 G3384AA PAL コントロールソフトウェア により、PAL オートサンプラを サポート ( 拡張、DrugQuant、 EnviroQuant の操作モードのみ 使用可能 ) オペレーティングシステム • Windows XP Professional SP2 をサポート Agilent OpenLab ECM との統合 • リビジョン 3.2 または 3.3.1 の GC/MSD ChemStation はユーザ インタフェース内に一般的な ECM 機能を統合しているため、 組織における現在のワークフ ローを混乱させずに、1 つの安 全な中央収納庫に、複数の装置 からデータを保存および整理で きるようになります。 • 詳細は、アジレントのホーム ページから ECM テクニカル ノート 5989-6104JAJP をダウン ロードしてください。 SemiQuant • SemiQuant により、同族体また は同族元素などの類似した化合 物に対するレスポンスに基づ き、化合物の濃度を推定するこ とができます。 • SemiQuant は拡張および EnviroQuant モードで利用でき ます。 • 詳細は、アジレントのホーム ページから SemiQuant テクニ カルノート 5989-4997EN(英語 版)をダウンロードしてくださ い。 2 機器コントロールの拡張 • G650x-CTC PAL オートサンプラ 用統合コントロール (G3384AA • 高性能 SIM/Scan 機能は 5975C アドオン PAL コントロールソフ シリーズ MSD に使用できます。 トウェアを使用 ) 現在の MSD は、SIM および SIM/Scan 操作モードに対して 1 データ解析の拡張 ミリ秒の SIM デュエルタイム機 • 簡易抽出イオンクロマトグラム 能を有しています。 ( 簡易 EIC) により、ユーザーは • 微量イオン検出 (TID) 機能を使 ほんの数クリックで複数の EIC 用することで、複雑なマトリッ をクロマトグラムウィンドウに クス中の微量レベル化合物に対 追加することができます。 して拡張検出システムを有効に • AutoSIM セットアップにより、 できます。TID 機能はノイズレ フルスキャンメソッドから高感 ベルを低減させ、高い S/N 比を 度 SIM または SIM/Scan 取り込 示し、ピーク形状、スペクトル みメソッドに自動的に変換可能 の忠実度、ライブラリマッチン です。 グを向上させます。 • ラボ診断用ソフトウェアによ 拡張データ解析ツール り、ご使用の機器システムのリ • 拡張および芳香族化合物データ アルタイムモニタリングと診断 解析モード用に設計されたこの ができます。 機能により、さらに詳細なデー • プログラム可能で、イオン源温 タの表示が提供されます。 度を 350 ℃まで上げられます。 •「複数のデータファイル解析」 ご使用のアナライザをコンディ ビューは、複数のデータファイ ショニングすることができる新 ルの定性用に設計されました。 しいソフトウェアルーチンも追 • 多数のレポートを HTML、XLS、 加されました。 XML 形式でエクスポートできる • 新しい高感度オートチューンは ため、レポート作成の柔軟性が 装置を最良の操作条件に自動的 向上します。XLS ファイルにエ にコンディショニングし、装置 クスポートするには、Microsoft 全体にわたる一貫性を提供しま Excel が必要です。 す。 • データファイルビューワー / マ • EMSaver 機能はシグナルに対す ネージャーにより、独自のイン る再現性を向上させ、ご使用の タフェースを介して複数のデー エレクトロンマルチプライアの タファイルの表示、キーワード 寿命を延ばすことで、SIM/Scan 検索、移動ができます。 機能の利点を向上させます。 • SIM/Scan 機能は、拡張および EnviroQuant モードで利用でき ます。 仕様一覧 サポートされているオペレーティ ングシステム MSD ChemStation ソフトウェア は Windows XP Professional SP2 でサポートされています。 ChemStation ソフトウェアは、 Windows XP Professional Server ソフトウェア、Windows 2000、 または Windows NT® でサポート されていません。 サポート装置 現在互換性のあるハードウェア製 品には以下の物が含まれます。 • 5973 シリーズ MSD (LAN のみ ) • 5975 シリーズ MSD • 6850 GC • 6890 シリーズ GC (LAN のみ ) • 7890A シリーズ GC • 7683 オートサンプラ • G1512A および G2612A ALS コ ントローラ • G1888A、G1289B、G1290B ヘッドスペースサンプラ (G2923AA アドオンヘッドス ペースコントロールソフトウェ アを使用 ) • G3163A および G3164A リアル タイムガスアナライザ • G650x-CTC PAL オートサンプラ (G3384AA アドオン PAL オート サンプラコントロールソフト ウェアを使用 ) PC 最低要件 ( 英語版 ) MSD ChemStation ソフトウェア を操作するための最低要件は以下 のとおりです。 • Pentium® Ⅲ コンピュータ、1.0 GHz 以上 • SVGA カラーモニタ • 128 MB の RAM • 20 GB のハードディスク容量 • CD-ROM ドライブ • サウンドカードおよびスピー カーまたはヘッドフォン、avi ファイル表示用 • Windows 対応マウス • G1039C Pfleger 薬物ライブラリ • G1671AA 有害化学物質 RTL ラ イブラリ • G1672AA 農薬および内分泌攪 乱物質ライブラリ ファイル互換性 • 実質的に、ソフトウェアで使用 されるすべてのファイル形式は ロングファイル名をサポートし 最適なシステム性能のために、以 下の処理能力の PC を推奨します。 ます。ChemStation ファイルの プログラム的アクセスには更新 する必要があることがあります。 • Pentium 4 コンピュータ、 4 GHz 以上 • 以前のバージョンの MSD • 512 MB ( またはそれ以上 ) の ChemStation で作成されたデー RAM タおよびシーケンスファイルは • 80 GB ( またはそれ以上 ) のハー 互換性があります。 ドディスク容量 • 初期バージョンの MSD MSD 通信カード ChemStation ソフトウェア (G1034C 以前、リビジョン ChemStation PC から分析機器へ C.03.04) で準備されたマクロ、 の接続は、LAN カードを通じて メソッド、定量データベース 行われます。 は、修正する必要があります。 サポートされているプリンタ • Excel ベースのカスタムレポー ( 英語版 ) トを使用して作成されたレポー • HP LaserJet 2200d または トテンプレートは互換性があり 2300dn、Post Script、リビジョ ません。カスタムレポートソフ ン 5.02 トウェアの CRT ファイルを、 XLS ファイル形式で保存して、 • HP LaserJet 4050 または 4100、 Excel で使用することができま PCL 5e または 6、リビジョン す。 5.02 PC 推奨要件 ( 英語版 ) • HP LaserJet 4020、PCL 6 • すべての DeskJet プリンタがサ ポートされているわけではあり ません サポートされているスペクトル ライブラリ バリデーションツール • バリデーションの証明書である IQ/OQ サービスは、内蔵ソフト ウェア機能を使用して入手でき ます。 • G1033A NIST MS ライブラリバ ンドル • G1036A NIST 化学構造式 • G1035B Wiley Registry 第 7 版、 NIST MS スペクトル付き • G1038A Stan 農薬ライブラリ 3 コンピュータハードウェアおよびプリンタ コンピュータハードウェア MSD ChemStation は、HewlettPackard/Compaq パーソナルコン ピュータハードウェアおよび MSD ChemStation ソフトウェア から構成されています。ハード ウェアは PCI インタフェースバス を備えた IBM 互換パーソナルコ ンピュータです。 パーソナルコンピュータは、LAN カードを介して分析機器と接続さ れます。すべてのカードは、コン ピュータの PCI インタフェースバ スに直接差し込まれます。 注 : MSD ChemStation ソフトウェ アは、上記仕様に準拠する Agilent ChemStation (PC) ハード ウェアでテストされました。ソフ トウェアは他の IBM 互換 PC 上で 動くように設計されていますが、 アジレントは第三者製ハードウェ アで報告される不具合の責任は負 いません。 コンピュータハードウェア検討 事項 G1701DA MSD ChemStation ソフ トウェアを使用するために必要な 最低限の PC コンフィグレーショ ンは以下のとおりです。複数の機 器コントロール、データ解析の複 数のセッション、広範囲に及ぶカ スタムレポート作成、追加アプリ ケーションソフトウェア製品に は、追加の RAM およびハード ウェアリソースが必要になりま す。 最低限の PC コンフィグレーショ ン ( 英語版 ) • Pentium Ⅲ コンピュータ (1.0 GHz 以上を推奨 ) • SVGA カラーモニタ 4 • 1024 x 800 x 65,536 色ビデオ表 示解像度 ( サポートされている 最高解像度は 1600 x 1200 x 16,000,000 色 ) • 128 MB ( またはそれ以上 ) の RAM • 四重極 GC 取り込み用に 256 MB の RAM • 少なくとも 20 GB のハードディ スク容量 (MSD ChemStation プ ログラムファイルは約 115 MB を使用します ) • CD-ROM ドライブ • サウンドカードおよびスピー カーまたはヘッドフォン • Windows 2000- または XP- 対応 マウス • データバックアップデバイスを 強く推奨します • BIOS、Windows 2000 サービス パック 3 ( またはそれ以降 ) ま たは Windows XP サービスパッ ク 1a ( またはそれ以降 ) をサ ポートさているもの • BIOS のすべての省電力機能が 無効であること • すべての省電力プログラムが削 除されていること • LAN ベースの機器通信用のネッ トワークインタフェースカード プリンタ ChemStation ソフトウェアは、パ ラレルインタフェースを通じてコ ンピュータに接続されているか、 LAN を通じて接続されたいずれ の Microsoft Windows 互換プリン タにも印刷できます。 ChemStation は Windows のデ フォルトローカルプリンタを使用 するように設計されています。通 常のシステムは、ChemStation コ ンピュータのパラレルポートの ローカルプリンタにする予定の HP LaserJet プリンタと一緒に販 売されます。 • HP LaserJet 2200d または 2300dn プリンタは完全にテス ト済みで、サポートされていま す。サポートされているドライ バは Post Script、リビジョン 5.02 です。 • HP LaserJet 4050 または 4100 プリンタはこのリリースでテス トされていませんが、古いリビ ジョンでのテストによりサポー トされています。サポートされ ているドライバには、PCL 5e ま たは 6、リビジョン 5.02 が含ま れます。 • HP LaserJet 4020 プリンタは完 全にテスト済みで、サポートさ れています。サポートされてい るドライバは PCL 6 です。 • HP DeskJet プリンタはテストま たはサポートされていません。 サービスエンジニアは、ネット ワークプリンタを設定およびサ ポートするように訓練されていま せん。正しいプリンタドライバが インストールされている場合には ネットワークプリンタが非常に良 く動作します。しかしながら、分 析機器類は共有されたネットワー クプリンタに過剰に負荷を掛ける 可能性のあるレポートを作成でき るため、ほとんどの場合、ローカ ルプリンタを推奨します。 システムコンフィグレーション GC または GC/MSD システムのコ ンフィグレーションは、システム コンフィグレーションプログラム を通じて行われます。ユーザは装 置、LAN IP アドレス、使用する 分析モードを定義することができ ます。 4 つのデータ解析モードで、MSD Productivity ChemStation を設定 できます。すべてのモードで、 ChemStation により、標準試料の 評価、キャリブレーションのセッ トアップ、サンプルの定量、業界 標準およびカスタムのスペクトル データベースの検索、レポートの 作成、数バッチのサンプルの再解 析を行うことができます。 拡張定量モード このモードでは、生産性を上げる のに役立つ強力な再解析ツールを 使用して、使いやすさと簡潔さを 組み合わせます。これがデフォル トの操作モードで、日常的なサン プルまたは複雑なサンプルに使用 されます。これは、混合モード定 量 (MS 検出器と GC 検出器 ) がサ ポートされている唯一のモードで す。また、他のモードについては 日本国内ではサポートされていま せん。 EnviroQuant モード このモードは、USEPA メソッド に準拠した分析を行う研究室の ニーズを満足するように特別に設 計されています。 薬物分析モード このモードは、乱用薬物、スポー ツドーピング、法医学アプリケー ションの分析を行う研究室のニー ズを満足するように特別に設計さ れています。薬物分析モードに は、アンフェタミン、コカイン、 アヘン剤、PCP、THC を分析する ための定義済みメソッドが含まれ ます。 イン操作の必要な一部の機能への アクセスができません。しかし、 このモードはソフトウェア、デー タレビュー、メソッド開発などを 学習するのに便利です。 ガソリン中芳香族化合物モード このモードは、ASTM プロトコル を準拠するようにする修正が含ま れることを除いて、拡張モードに 非常に類似しています。特に、 シーケンシングエディタ ( サンプ ルログテーブル ) により、サンプ ル ( ガソリン ) の重量と密度をサ ンプルあたりの他、内部標準 (ISTD) の正確な ( 重量測定の ) 重 量あたりでも入力することができ ます。このデータが入力されると すぐに、定量レポートはガソリン 中芳香族化合物の全濃度を計算し ます。ASTM-D5769-95 に準拠す る必要がある場合にのみ、この モードを使用するようにしてくだ さい。 オフライン操作 システムコンフィグレーションプ ログラムでは、オフラインモード でソフトウェアを操作するように システムを設定することもできま す。このモードでは、システムは 実際に GC/MS システムに接続さ れず、データの取り込みやオンラ 5 ソフトウェアユーザインタフェース MSD Productivity ChemStation ユーザインタフェースは、一般的 な分析タスクに従ってソフトウェ ア機能を分類したビュー ( 表示 ) 形式でデザインされています。各 ビューは、メニューおよびツール バーを含む一連の標準的なユーザ 要素 ( 機能 ) から構成されます。 ツールバーにより、メソッドまた はシーケンスの読み込みなどの一 般的なシステムタスクに迅速にア クセスできます。 機器コントロールビュー 機器コントロールは、作業の大部 分が始まるところです。メソッド の編集、シングルランの開始設 定、MSD のオートチューンを行 えます。GC および / または MSD コントロールの個々のパスの微調 整やモニタリング、そして様々な ステータスモニタの表示も行えま す。 さらに、ラボの管理者は 2 段階で のセキュリティレベルを設定し て、セキュリティコントロールを 通じた ChemStation へのアクセ スを規制できます。 注 : セキュリティコントロール機 能は、21 CFR Part 11 規制に準拠 する必要のあるラボ向けのソ リューションではありません。21 CFR Part 11 規制に準拠する必要 のあるお客様は、G1732AA MSD Security ChemStation を購入して ください ( 英語版 )。 データ解析ビュー データ解析は、他のビューと無関 係に動くオフラインビューです。 このビューは対話式データレ ビューに使用されます。 データ解析で利用できるメニュー および生産性ツールは、システム 6 コンフィグレーション中に選択し た分析モードによって変わりま す。 拡張データ解析モードのビューメ ニューにより、以下の生産性ツー ルにアクセスできます。 • EasyID -- 化合物ごとの既存の定 量データベースに対して、MS データに対する予想 RT および イオン比を更新できます。 • QEdit -- データファイルの定量 後直ちに、定量結果をレビュー および編集できます。 • 非対象ピークの編集 -- データか らのマススペクトルとライブラ リで一致すると見込まれるマス スペクトルを比較することで、 非対象ピーク検索の結果を編集 できます。 • パラメータ検索 -- マススペクト ルライブラリで化合物の位置を 見つけるのに役立つ、パラメー タ検索ビューにアクセスできま す。 • GC 位置合わせ -- 混合モード データファイルのクロマトグラ フピークを位置あわせできる ビューにアクセスします。 • ピーク純度のレビュー -- クロマ トグラムの重なったピーク ( 複 数成分ピーク ) の検出に役立ち ます。 • 結果スキャナー -- 結果スキャ ナーは、リテンションタイム ロック条件で取り込まれたデー タファイルのロックした化合物 に対して予想 RT/ イオン (MS の み ) を評価するために使用され ます。 • 複数のデータファイルの解析 複数のデータファイルビュー は、数グループのデータファイ ルの定性調査用に設計されてい ます。 • 複数スペクトルの解析 -- 複数ス ペクトルビューにより、数グ ループのスペクトルの定性調査 ができます。 • RTLock セットアップ -- リテン ションタイムロッキング (RTL) タスクに使用される RTLock セットアップビューにアクセス します。 チューンおよび真空コントロール ビュー このビューでは、MSD のチュー ニングおよびメンテナンス用の ツールを提供します。ユーザは、 いくつかのオートチューニングオ プション (DFTPP または BFB 仕 様のためのチューニングを含む ) から選択、対象チューニングのた めにチューンウィザードを使用、 またはソフトウェアの手動チュー ニング機能へのアクセスができま す。 チューニングは、MSD の性能を 最適化するための処理です。 チューニングの目的は、仕様に 合った分解能を維持し、正確な質 量割り当てを確保し、マススペク トル全域にわたり希望する相対ア バンダンスを提供しながら、感度 を最大限に引き出すことです。電 子イオン衝撃 (EI) マススペクトル は化合物に対してはっきりとした 特徴を示すため、マススペクトル の相対アバンダンスはライブラリ 検索の品質に影響を及ぼします。 GC/MSD ChemStation と Agilent OpenLab ECM のシームレスな統合 ( 英語版 ) データアーカイブおよび検索は、 GC/MSD ChemStation と Agilent OpenLab ECM の統合によって シームレスに有効にされます。 ユーザは GC/MSD ChemStation から ECM に直接ログオンできま す。ユーザは希望するときに、特 別な ECM 保存および読み込み機 能を介してローカルディスクか ら、ECM にデータを保存し、 ECM からデータを読み込むこと ができます。 Agilent OpenLab ECM 統合 GC/ MSD Productivity ChemStation は、以下の利点を提供します。 • GC/MSD ChemStation ユーザイ ンタフェース内に一般的な ECM 機能を統合することで、現在の ワークフローを混乱させず、1 つの安全な中央収納庫に、複数 の装置からデータを保存および 整理できるようになります。 • ECM 索引付けおよび検索オプ ションを使用して、GC/MSD ChemStation データをすぐにレ ビュー、再解析、再使用できる ようにして、生産性を向上させ ます。 • アクセスが制限された ECM 収 納庫に保存された GC/MSD ChemStation メソッド、シーケ ンス、データファイル、レポー トの完全性を確保します。 • ECM の最新版管理および監査証 跡機能を使用して、GC/MSD ChemStation メソッド、シーケ ンス、データファイル、レポー トの追跡可能な履歴を保存しま す。 ChemStation からは電子署名でき ません。さらに、ECM 内のすべて のコンテンツは安全でコンピュー タが作成したタイムスタンプ付き 監査証跡の管理下に置かれていま す。 自動および手動データ転送 GC/MSD ChemStation と Agilent OpenLab ECM の間のデータ転送 を自動または手動で行えます。 ユーザが ECM にログインしてい る場合、ECM へのデータのアッ プロードは自動的に行われます。 データが ECM に読み込まれると、 データ取り込みおよび解析の後、 GLP、GMP、FDA 21 CFR part 11 すべての生データファイルディレ 準拠で保存されます。GC/MSD クトリのアップロードがすぐに行 ChemStation メソッド、シーケン われます。 重要な装置レポート ス、データファイル、レポートは ( つまりチューンレポートおよび ECM に安全に保存されます。権 チューン評価レポート )、と空気 / 限を与えられたユーザだけがシス 水チェックレポートも ECM に自 テムへのアクセス権限を持ち、 動的にアップロードされる他、 ユーザ権限によってどのユーザが シーケンスが完了するとすぐシー 記録を変更できるか、または電子 ケンス情報は一次停止されるか、 署名できるかを決定します。ECM 停止されます。 の PDF ファイルに電子署名でき ます。ユーザは GC/MSD 図 1: GC/MSD ChemStation 機器コントロールインタフェースで、ECM プルダウンメニューにより、 ECM に保存されたデータを使用して作業できるようになります。 7 自動的に作成される PDF レポート オートチューンレポート、チュー ン評価レポート、空気 / 水チェッ クレポート、定量レポート、ライ ブラリ検索レポート、面積パーセ ントレポートの 6 つの詳しいレ ポートが PDF 形式で自動的に作 成されます。ECM の PDF レポー トにより、所有する GC/MSD ChemStation 分析レポートの安全 で最新版管理された保存ができま す。PDF レポートに検索のための 図 2: ECM は PDF 文書に目に見える電子署名を行います。 8 索引を付けられる他、ECM eSignature プラグインを使用して 電子署名もできます。 メソッドおよびシーケンス MSD Productivity ChemStation の 分析メソッドは、特定の分析がど のように行われるかを定義しま す。これには、積分、定量、レ ポート作成を含め、機器コント ロール、データ取り込み、データ 解析用のすべてのパラメータが含 まれます。 シーケンスにより、1 つ以上のメ ソッドを使用してサンプルの分析 を自動化できます。ALS が取り付 けられている場合、分析全体、サ ンプル導入から結果のレポート作 成までを自動化できます。さらに 自動化のためのバーコードリー ダーも使用できます。 メソッドおよびシーケンスの例 は、ChemStation ソフトウェアと 一緒に提供されます。特定アプリ ケーション ( 薬物分析など ) の開 始点として、メソッド例を編集お よび使用できます。RTL メソッド 作成することもできます。 • 装置の生産性を最大限に引き上 げます – 同じラボまたは世界中 に複数の GC/MS システムを所 有しているかに関わらず、 Agilent eMethod プロセスによ り、お客様の組織全体にわたる メソッドの共有および標準化 は、電子メールでの添付ファイ ルのように簡単になります。複 数のシステムでクロマト分析分 離を簡単に再現できるため、各 GC/MS の生産性を最大限に引き 上げます。 • 新しいアジレントアプリケー ションソリューションを電子的 にインポートします – もはやメ ソッドパラメータの手動入力を 必要としません。eMethod によ り、手動入力による間違いの危 険性や労力をなくし、アジレン トのホームページから新しい Agilent eMethod アプリケー ションソリューションをダウン ロードすることができ、そのメ ソッドを所有する Agilent 5975 シリーズ MSD または 5973 シ リーズ MSD にインポートする ことができます。 eMethod eMethod は電子メソッドの省略 で、アジレントからパッケージに なったアプリケーションソリュー ションを入手したり、個人的なア ブリケーションを共有したりする ための、速くて簡単な方法です。 これはラボの生産性を大きく向上 できる機能です。eMethod で以下 のことができます。 • 既存のメソッドを新しい機器類 に電子的にエクスポートします – eMethod は、5973 シリーズ MSD メソッドをパッケージにし て、Agilent 5975 シリーズ MSD にエクスポートすることができ るため、新型の装置を迅速に導 入することができます。 利用可能な Agilent eMethod の完 全なリストについては、アジレン トホームページ上の eMethod ページをご覧ください。 9 データ取り込みおよび機器コントロール 機器コントロールビューには使い やすいグラフィックユーザインタ フェースがあります。各機器コン トロールオプションは、機器コン トロール画面のアイコンバーで表 されます。これらのボタンで以下 の装置のパラメータをコントロー ル、設定、モニタリングできま す。 • 6850、6890 Plus、6890N、 7890A GC • 5973N、5973 inert、5975 シ リーズ MSD • 7683 オートサンプラ • G2612A ALS コントローラ • G1888A、G1289B、G1290B ヘッドスペースサンプラ • G650X-CTC PAL オートサンプ ラ 取り込み 多くのラボで、化合物確認に対す るセットアップのしやすさとスペ クトルライブラリの可用性によ り、フルスキャンはデータ収集の 最も一般的な形です。一方で、 SIM モードによりフルスキャンに 対して感度の大幅な向上が提供さ れます。Agilent SIM/Scan モード は、1 回のサンプル注入からの SIM とフルスキャンの両方を組み 合わせ、生産性を向上します。 Agilent MSD ChemStation の AutoSIM 機能により、既存のフル スキャンメソッドからも SIM また は SIM/Scan メソッドを自動的に 作成できます。SIM または SIM/ Scan メソッドを作成するとすぐ、 同時 SIM/Scan を実行できます。 同時 SIM/Scan は以下の利点を提 供します。 果レポート作成などを行うことが できます。 モニタの選択および表示 機器コントロールパネルで、どの システムモニタを表示するか選択 できます。これらのモニタには、 GC および MSD [ 全イオンクロマ トグラム (TIC)、抽出イオンクロ マトグラム (EIC)、スペクトル ] 検出器シグナル、システム温度、 流量と圧力の設定値が表示されま す。 簡単なチューニング MSD のチューニングは簡単で、 いくつかの既存のオートチューン アルゴリズム (DFTPP または BFB 仕様向けのチューニングを含む ) または手動チューンから選択でき ます。レビューおよび今後の評価 のために、すべてのチューン結果 を表示、印刷、保存できます。 ChemStation に よ り、複 数 の GC および MSD 検出器のコントロー • 確認情報 - フルスキャンデータ ルおよびデータの取り込みができ ライブラリ検索機能 ます。1 つの MSD ChemStation で 早期メンテナンスフィードバック • 最大感度 - SIM データで微量分 最高 4 台の検出器をコントロール (Early Maintenance Feedback = できます (MS 検出器は最高 2 台 )。 析ができます EMF)機能 • 自動セットアップ変換 機器コントロールビューの EMF スキャン、選択イオンモニタリン AutoSIM 機能は、SIM/Scan メ ユーティリティは、様々なリミッ グ (SIM)、同時 SIM/Scan モード ソッドで使用するために、SIM ト値およびカウンターを選択およ で、データを取り込むことができ または SIM/Scan 取り込みパラ びリセットするのに使用されま ます。 メータの中に、標準試料のフル す。これらの値は、リミット値に スキャンデータを自動的に処理 到達して GC セプタムの交換など 同時 SIM/Scan します。 のメンテナンスタスクを行う必要 同時 SIM/Scan は、シングルラン がある時に、警報を出すために使 シグナルの組み合わせ で SIM ( 選択イオンモニタリング ) 用されます。これらのユーティリ データとフルスキャンデータの両 GC および MS シグナルを、単一 ティは、オンラインコンフィグ 方のデータが収集ができる取り込 のサンプルから組み合わせて取り レーションでのみ使用できます。 込むことができます。GC および みモードです。 MS 検出器からのシグナルを、位 置合わせ、キャリブレーション、 定量、組み合わせたレポートで結 10 データ解析 - 積分 MSD ChemStation には、RTE イ ンテグレータと ChemStation イ ンテグレータの 2 つの積分アルゴ リズムが含まれます。 積分は、レビューおよび編集でき る積分パラメータでコントロール されます。これらのパラメータ を、特定の化合物に対する対象イ オンまたはクォリファイアイオン を積分するために、またはメソッ ド全体のデフォルト積分として使 用できる積分パラメータファイル (.P) に保存できます。 ChemStation インテグレータ ChemStation インテグレータは、 難しいベースラインとネガティブ ピークを持つクロマトグラムを含 むすべての種類のクロマトグラム を積分できます。通常「積分イベ ント」と呼ばれる積分パラメータ を設定することで、積分処理をコ ントロールできます。 RTE インテグレータ RTE インテグレータは、GC/MS データ用の高速ピーク検出器およ びインテグレータです。これは、 対象化合物分析に非常に適してい ます。デフォルトパラメータは、 積分するデータがクロマトグラフ 範囲全体にわたりキャピラリカラ ムクロマトグラフからスキャンさ れたデータの全イオン電流 (TIC) であると仮定します。適切な積分 パラメータが選択されると、RTE インテグレータは小さな RT ウィ ンドウ内の ISTD の検出など SIM 取り込みおよび積分対象を扱うこ とができます。 ChemStation インテグレータによ り、初期積分イベントを使用して 自動積分できます。結果が適切で はない場合、積分パラメータに変 更を加え、その後手動または自動 で積分できます。 11 データ解析 - 定量 定量は、ピーク面積または高さで 計算された外部標準試料または内 部標準試料の計算に基づきます。 キャリブレーションは多段階にな り、複数の内部標準試料を含むこ とがあります。キャリブレーショ ン履歴は自動的に保存され、分析 平均に基づくリキャリブレーショ ン計算に重み付けするのに使用で きます。 検量線は、曲線を定義するための キャリブレーションレベルを使用 して各化合物に対して作成されま す。検量線の作成に使用されるア ルゴリズムは、以下のように選択 できます。 • 一次式 – データポイントの直線 回帰近似 • 一次式、強制 – 原点を強制する 直線回帰近似 • 二次式 – データポイントの二次 近似 • 二次式、強制 – 原点を強制する 二次近似 • 平均レスポンス / アマウント 12 さらに、直線および二次曲線に対 して、ポイントの重み付けを対 等、濃度の逆数、濃度の逆二乗と して適用できます。 化合物同定は、個々の RT ウィン ドウパラメータリミット値および クォリファイアピークを定義する ことで精密化できます。 クォリファイアピークは通常、予 想可能なレスポンス比を持つ異な るシグナルで検出された同じ化合 物です。これらは、単に RT を頼 りにするよりも確実なピーク同定 を行う上での追加確認情報として 使用されます。 MSD ChemStation により、分析 メソッドが必要とする各対象化合 物に対して 20 の個別レベルの キャリブレーションができます。 現在のリミットと実際のリミット 値は異なりますが、定量データ ベースは 2,000 エントリを超える 化合物リストを扱えます。 データ解析 - 定量分析 2 つの段階が定量分析に関与しま す。 • キャリブレーション、ここで キャリブレーション標準の分析 から定量データベースをセット アップします。この分析は、定 量するすべての化合物に対する 検量線を作成するために使用さ れます。 • 定量、ここで未知化合物サンプ ルを分析し、サンプル中に存在 する特定化合物の量に関するレ ポートを作成します。 ChemStation ソフトウェアは、ま ず定量計算、その後にレポート作 成という 2 段階で定量レポートを 作成します。 定量データベース 定量データベースは、定量分析を 行うために必要な情報とデータ群 です。各化合物に対して、データ ベースにはイオンクロマトグラム を抽出および積分するために必要 なキャリブレーションテーブルお よび情報が含まれます。キャリブ レーションテーブルからの検量線 は、対象化合物を定量するために 使用されます。 定量計算 ピーク積分パラメータおよびピー ク同定パラメータの 2 式のパラ メータが、定量計算の有効性を最 大限にするために使用されます。 定量中にソフトウェアが行うス テップは定量フローのとおりで す。 計算の各段階で、定量処理が化合 物の有無を測定するために使用す る 2 つのステップは積分と分析 です。 定量手順は、 < メソッド名 >.res の結果ファイルをデータファイル ディレクトリに作成します。レ ポート作成ソフトウェアが結果 ファイルを読み出し、レポートの 書式設定をします。 AutoQuant セットアップ GC/MS キャリブレーションテー ブルの設定には、サンプルおよび ソフトウェアの知識が必要です。 新しいユーザ、またはソフトウェ アを熟知していないオペレーター にとっては、MS キャリブレー ションをセットアップすること は、難しく、時間がかかることが あります。 AutoQuant セットアップ機能によ り、サンプルまたはソフトウェア のどちらかの最小限の知識で GC/ MS キャリブレーションを素早く 実現できます。 AutoQuant セットアップが選択さ れると、全イオンクロマトグラム 中の各対象化合物を通じて進み、 選択した MS スペクトルデータ ベース化合物名を検索し、最初の 4 件のヒットを考え得る名前とし て提供します。ユーザは対象化合 物名を選択するか、ユーザ定義名 を入力し、そしてソフトウェアが 対象イオンおよび 3 つのクォリ ファイアイオンを自動的に選択し ます。追加化合物とキャリブレー ション編集も簡単に行えます。 定量フロー 外部標準の処理 1. 最初の化合物についての情報 を定量データベースから検索 します。ISTD ではない場合、 外部標準として処理します。 2. 予想 RT 範囲で、定量 ( 対象 ) およびクォリファイアイオン シグナルを抽出します。 3. 抽出したイオンクロマトグラ ムを積分します。 4. 積分したピークを分析しま す。 5. ISTD に遭遇するまでステップ 1 ~ 4 を繰り返します。 ISTD と対象化合物の処理 6. 最初の ISTD についての情報 を定量データベースから検索 します。 7. 修正予想 RT 範囲で、定量 ( 対 象 ) およびクォリファイアイ オンシグナルを抽出します。 化合物が ISTD の場合、修正率 は 1 です ( 値は修正されてい ません )。 8. 抽出したイオンクロマトグラ ムを積分します。 9. 積分したピークを分析します。 10. 化合物が時間基準 ISTD の場 合、RT 修正率を計算します。 11. 次の ISTD が検索されるまで、 各対象化合物に対してステッ プ 7 ~ 9 を繰り返します。 12. 定量データベースの最後に到 達するまでステップ 7 ~ 11 を 繰り返します。 13. 定量レポートを作成します。 13 データ解析 - レポート作成 データ解析コンフィグレーション のそれぞれは、一般的なレポート タイプ ( 面積パーセントや定量レ ポートなど ) の他、特定アプリ ケーションに特有のレポートタイ プも使用します。これらのレポー トタイプは、各アプリケーション モードのオンラインヘルプで説明 されます。 拡張モードレポート 以下のレポートは拡張データ解析 から利用できます。 • 面積パーセントレポート • ライブラリ検索レポート • 定量レポート • クラシック定量レポート • 非対象ピークレポート • 積分結果レポート • キャリブレーションレポート • 化合物リストレポート • 定量データベースレポート • クロマトグラムを含む面積パー セントレポート • 性能レポート • 複数ライブラリ検索レポート • 化合物グループを含む定量レ ポート EnviroQuant レポート 以下のレポートは EnviroQuant データ解析から利用できます。 • 積分結果レポート • 面積パーセントレポート • チューン評価レポート • 化合物リストレポート • キャリブレーションステータス レポート • レスポンスファクタレポート • 連続キャリブレーションレポー ト 14 • 連続キャリブレーションの評価 レポート • 定量レポート • ライブラリ検索化合物レポート • LibSearch レポート • すべての化合物の位置決めレ ポート • マトリックススパイク / 複製リ カバリレポート • クロマトグラフ分解能レポート 薬物分析レポート 以下のレポートは薬物分析モード から利用できます。 • RR による面積パーセントレ ポート • シグナルによる面積パーセント レポート • バッチログファイル • バッチサマリーレポート • エクスプレスレポート • DOD エクスプレスレポート • マススペクトル集計表 • PBM (ライブラリ検索) レポート • プレバッチ検証レポート • ポストバッチ検証レポート • QC サマリーレポート • スキャン薬物レポート • SIM 薬物レポート • シーケンスログファイル カスタムレポート ChemStation ソフトウェアには、 カスタムレポート形式を作成でき る機能が含まれます。カスタムレ ポートソフトウェアにより、デー タ解析からの定量結果を、自身の カスタムレポートテンプレートを 作成できるカスタムレポート表計 算プログラムに転送できます。複 数のサンプルからの定量結果の データベースのセットアップし、 その後データの図を表示および印 刷することもできます。 カスタムレポートソフトウェアで は、ユーザがカスタムレポート用 に使用するコンテンツを選択でき るレポートウィザードを使用しま す。データファイルについての一 般情報 ( 取り込まれたデータやメ ソッド名など )、単一の化合物、 キャリブレーション情報のどの要 素をヘッダーに記載するか、ユー ザが定義できます。次に、定量 データベースのすべての化合物に 対する化合物固有情報 ( 化合物名 または数など ) を選択できます。 レポートコンテンツが選択される と、ソフトウェアはレポートを表 計算プログラムに自動的に書式設 定します。その後、メニューや ツールバーから使用できる書式設 定機能を使用して、レポートをさ らにカスタマイズできます。最高 240 個の図形要素をレポートテン プレートに追加できます。書式設 定の変更はいずれも、レポートテ ンプレートに保存されます。 レポートテンプレートまたはデー タベースが作成され、メソッドに リンクされると、メソッド実行時 には、レポートの印刷またはデー タベースの更新を自動的に行うこ とができます。 データ解析 - スペクトルデータ評価 データ処理ツール データ解析ソフトウェアは、マス スペクトルデータ処理アプリケー ションです。マウスをクリックす るだけで、マススペクトルをレ ビュー、表形式化、追加、減算、 印刷できます。他のメーカーの GC/MS システムからのマススペ クトルを、表形式または AIA 形式 を介してインポートし、処理でき ます。 3D データのエクスポート MSD ChemStation で取り込まれ たデータを、「3D データのエクス ポート機能」を使用して、第三者 製のアプリケーションにエクス ポート (CSV ファイル形式に ) で きます。 マススペクトルライブラリ ソフトウェアに含まれる確率ベー スの一致アルゴリズム (PBM) を 使用して、市販のマススペクトル ライブラリを検索できます。 独自のカスタムライブラリを作成 することもできます 他の装置で取 り込まれたマススペクトルを使用 するか、他のライブラリソースか らこれらを作成および編集できま す。 未知スペクトルを順次検索するた めに、ライブラリを 3 つまで選択 できます。デフォルト検索基準に より、大部分のアプリケーション に対する高品質の検索ができま す。しかし、デフォルト値が適用 できない場合、MSD ChemStation ソフトウェアにより、オペレー ターは検索に使用されるパラメー タを定義できます。 マススペクトル PBM 検索結果リ ストには、検索基準で定義に従っ た最高品質の「ヒット」が返され ます。 PBM について PBM アルゴリズムは逆検索を使 用して、リファレンススペクトル のピークが未知スペクトルに存在 するかを検証します。未知スペク トル中の余分なピークは無視され るため、混合化合物から生じるス ペクトルの分析ができます。 マススペクトルの質量電荷比 (m/ z) のすべてが均等に生じるとは限 らないため、PBM アルゴリズム は質量とアバンダンス値の両方を 使用して、リファレンススペクト ル中の最も大きなピークを同定し ます。スペクトルがライブラリに 追加されると、これらのピークは PBM 検索ルーチンで使用される 総合リファレンススペクトルを作 成するために使用されます。 その後、検索ルーチン内のプレ フィルタで未知スペクトル中の各 ピークに重要性を割り当て、総合 リファレンスライブラリの最も確 率の高い一致を発見するために使 用します。そして、上記の逆検索 を使用して、選択した総合スペク トルが未知スペクトル全部と比較 されます。プレフィルタがデータ ベース中の約 95% の化合物をすぐ に排除し、検索速度を大きく上げ ます ( デフォルトの方針パラメー タを使用している場合 )。 化学構造式 化学構造式は、マススペクトルの 詳細評価に役立つ追加情報を提供 します。MSD ChemStation ソフ トウェアは .MOL 形式の化学構造 式ライブラリをサポートします。 正しい CAS 番号を持つ化学構造 式は自動的に呼び戻され、検索し た各スペクトルと一緒に表示され ます。 パラメータ検索 データ解析のパラメータ検索機能 により、固有の基準に基づくスペ クトルライブラリ中の化合物の位 置を決めることができます。検索 により、指定した基準を満足する ライブラリに化合物リストを作成 します。その後、これらの化合物 のスペクトルを表示し、サンプル からのスペクトルと比較できま す。 ピーク純度 ピーク純度ツールは、クロマトグ ラムで重なっているピーク ( 複数 成分ピーク ) の検出に役立ちま す。重なっているピークは、ライ ブラリ検索または定量を干渉する 可能性があります。 良いクロマトグラフィーは、ピー ク純度ツールが正しく機能するた めに重要です。クロマトグラフィー が悪いと、単一成分のピークに対 して、複数の成分を持っていると 判断する恐れがあります。 15 セキュリティアクセスコントロール セキュリティコントロール機能に より、ラボ管理者は MSD ChemStation の操作用に 2 段階の セキュリティモードをセットアッ プできます。両モードとも、装置 を使用する前にオペレーターがロ グインする必要のあるアカウント システムを使用します。最初の モードは通常の ChemStation 環 境で、オペレーターにメソッド開 発、装置チューニング、データ処 理に対する完全なアクセス権限が 与えられます。2 つ目のモードは、 オペレーターがオートサンプラを 使用して事前設定した一連のメ ソッドでサンプルを分析すること を制限します。最初のモードは通 常、訓練を受け資格のある人だけ が ChemStation にアクセスする ようにするために使用されます。 2 つ目のモードは、訓練を受けて いない人が分析用にサンプルを提 出することを許可しますが、 ChemStation の全機能へのアクセ ス権限は持たないように設定でき ます。 注 : セキュリティコントロール機 能は、21 CFR Part 11 規制に準拠 する必要のあるラボ向けのソ リューションではありません。 効果についての情報は、どの ChemStation アプリケーション ウィンドウからもアクセスできる オンラインヘルプで入手できま す。 クロは基本的に、ファイルに保存 される一連の ChemStation コマ ンドです。これもコマンドライン から実行できます。 21 CFR Part 11 規制に準拠する必 要のあるお客様は、G1732AA MSD Security ChemStation を購 入してください ( 英語版 )。 カスタマイゼーション マクロプログラムを使用および作 成することで、MSD ChemStation ソフトウェアのパワーおよび利便 性を大きく伸ばすことができま す。マクロプログラミングによ り、ChemStation の操作を自動化 およびカスタマイズすることが可 能になります。すべてのメソッ ド、シーケンス、大部分のメ ニュー項目は、実際にはマクロの 呼び出しとして実行されるため、 新しいカスタムマクロを書き込む か、既存マクロの修正版を編集ま たは使用することで、操作をカス タマイズできます。 マクロまたはマクロプログラム は、ChemStation マクロ言語で書 かれた一連の命令です。マクロに は名前が与えられ、テキストファ イルに保存されます。このテキス トファイルには 1 つ以上のマクロ を含めることができます。 マクロの命令の目的は、MSD ChemStation コマンドまたは機能 を実行することです。これらのコ マンドおよび機能の使用法および 16 MSD ChemStation ソフトウェア の一部であるマクロは、システム マクロと呼ばれます。コマンドプ ロセッサ (CP) は、アプリケー ションが起動する時に、各主要 MSD ChemStation アプリケー ション ( トップ、機器コントロー ル、データ解析 ) が一連のシステ ムマクロを読み込みます。すべて のメソッドおよび多くのメニュー 選択肢は、システムマクロとして 実行されます。 ユーザが、ChemStation 操作の一 部の状況を自動化またはカスタマ イズするために作成するマクロ は、ユーザマクロと呼ばれます。 ChemStation アプリケーション ウィンドウのコマンドラインによ り、ユーザには CP にコマンドを 送信する手段が与えられます。マ マクロは、マウス操作、メニュー 選択、パネルエントリ、コマンド ラインエントリなど MSD ChemStation で頻繁に実行するタ スクを自動化するのに便利です。 マクロは、特別な書式でレポート を印刷するなど、MSD ChemStation の操作をカスタマイ ズするのにも使用できます。 自動化 メソッド MSD Productivity ChemStation を 使用して、MSD のチューニング、 サンプル導入、シグナル取り込 み、データ処理、マススペクトル データベースの検索、カスタムレ ポートの作成 / 印刷を完全に自動 化するメソッドを編集または作成 することができます。 シーケンス ChemStation はシーケンスを使用 して、1 つ以上のメソッドを使用 しながら数バッチのサンプルを自 動的に分析します。シーケンス情 報は、各注入に対してサンプルロ グテーブルに入力されます。 シーケンスはディスクに保存さ れ、ファイル名の最後が .S で自 動的に表されます。シーケンスが 作成および保存されると、別の バッチのサンプルを分析するため の開始点として再び呼び戻されま す。 シーケンスは、自動作成または ユーザ定義のファイル名を使用す るために定義されることがありま す。ユーザは、分析全部または データ再解析のみのシーケンスを 実行するよう選択できます。 サンプルログテーブルまたは実行 する分析のリストは、表計算ソフ トのようなユーザインタフェース に組み込まれます。ユーザはバイ アル数とサンプル名、分析メソッ ド、サンプル定量パラメータを指 定できます。 情報の入力中、効率よく素早く シーケンスを作成するために、 ユーザは表の個々のセル間での ジャンプ、個々のセル、行全体ま たは一連の列のコピー、カット、 貼り付けを行うことができます。 シーケンスを開始すると、完了ま たは優先サンプルのために一時停 止するまで、すべてのサンプルの 分析を進めます。一時停止された 場合、サンプルリストを変更で き、シーケンスは再始動されま す。 LIMS サンプル作業リストをイン ポートする サンプル作業リストは、LIMS か ら MSD ChemStation ソフトウェ アに直接インポートできます。選 択すると、ユーザは .CSV または .TAB 形式のサンプル作業リスト を選択できます。ユーザは、デー タファイル、メソッド、サンプル 名、諸情報、バイアル数、サンプ ルマルチプライヤなどの追加情報 を含めることができます。サンプ ル作業リストファイルがインポー トされると、MSD ChemStation ソフトウェアはシーケンスを作成 し、その後シーケンスを処理 ( シ ミュレート ) します。シーケンス をシミュレートすることで、イン ポートしたサンプル作業リストが 成功したか確認されます。 オフ標本、ブランクおよびネガ ティブ標本の品質です。「プログ ラミング」は、インテリジェント シーケンシングパラメータをセッ トアップするメソッドのインテリ ジェントシーケンシング部分を編 集して、その後サンプルログテー ブルを使用してバッチ分析をセッ トアップすることで行われます。 決定は、NIDA ( 国立薬物乱用研 究所 ) 規制、装置オペレータの裁 量、または単に薬物安全性試験実 施基準に基づきます。 インテリジェントシーケンシング により、分析する必要のあるバッ チ数が減ります。オペレータが分 析を絶えずモニタリングすること なく、メソッドの品質指針に従う ことが出来ます。これは、各サン プルの結果に応じて行われる事前 に設定された決定を使用して対象 メソッドを保存することで実現さ れます。 薬物分析モードのインテリジェン トシーケンシング インテリジェントシーケンシング は、サンプル分析の定量および定 性結果に基づいて「プログラムさ れた」決定を下す薬物分析モード の機能です。チェックされる一部 のパラメータは、RT、イオン比 値、コントロールのために計算し た濃度、キャリブレータ、カット 17 リテンションタイムロッキング (RTL) RT はクロマトグラフの基本的な 定性的尺度です。大部分のピーク 同定は、未知ピークの RT を標準 試料の RT と比較することで行わ れます。各分析対象化合物の RT に変動がない場合、ピークを同定 し、メソッドをバリデーションす るのがさらに簡単です。 しかし、RT の変動はたびたび起 こります。カラムの切除などの日 常メンテナンス作業により、RT は変わります。複製メソッドを実 行している複数の装置を所有する 研究所では、名目上同一の条件で 分析している場合でも、各装置の RT はお互いに異なります。RT の 違いは、各装置が個別のキャリブ レーションおよび積分イベント テーブルを持つ必要があることを 意味し、1 台の装置から他の装置 にメソッドを移行するのに時間が かかります。RT の違いは、装置 間のデータ比較も複雑にします。 ChemStation の RTL 機能により、 同じ公称値のカラムで、1 つのシ ステムの RT をもう 1 つのシステ ムの RT に非常に厳密に一致させ る能力が与えられます。注入口圧 力の微調整を行うことで、任意の システムの RT を別のシステムに 厳密に合わせることができます。 RTL の処理は、必要な RT の一致 を実現するために注入口圧力をど のように調整する必要があるかを 決めることです。 ロックしたメソッドの構築および 維持するために、以下の場合は必 ず RTL を行ってください。 • カラムを交換または切除した • メソッドを新しい装置にインス トールした • 異なる出口圧力の検出器を使用 する • システム性能をバリデーション した 18 • クロマトグラフの問題をトラブ ルシューティングした • 対象圧力 +10% • 対象圧力 +20% 初めて、または下記理由のために 所定のメソッドをロックするに は、圧力に対するリテンションタ イム (RT 対 P) キャリブレーショ ンをまず作成する必要がありま す。同じ部品番号 ( 同じ内径、固 定相の種類、相比率、同じ公称長 さ ) のカラムを使用している場合 でも、以下の内容を使用する場合 は、別途 / 異なるロッキング検量 線が必要です。 各分析に対して、対象化合物の RT が測定されます。 ChemStation により、結果として 5 組の注入口圧力と対応する RT が作成され、RTL キャリブレー ションが作成されます。 • 異なるカラム出口圧力のシステ ム • 15% 以上「公称」長さと異なる カラム ( 切除などにより ) • 予想ロッキング圧力が現在の キャリブレーション範囲外に出 てしまうシステム 特定の溶質 ( 一般的に、通常のメ ソッドキャリブレーション標準試 料で認識される物 ) を選択し、 ロッキングキャリブレーションの 作成と将来のシステムすべての ロッキングの両方に使用する必要 があります。溶質、または対象 ピークは、簡単に同定でき、対称 で、クロマトグラムの最も重要な 部分で溶出する必要があります。 非常に極性が高いか、分解しやす い溶出は避けてください。 対象の溶質が選択され、メソッド の他のすべてのクロマトグラフパ ラメータが決定されると、キャリ ブレーション分析が 5 回実行され ます。4 回の分析が様々な圧力で 行われることを除いて、分析は公 称メソッドと同一の条件で行われ ます。一般的に使用される圧力は 以下のとおりです。 • 対象圧力 -20% • 対象圧力 -10% • 対象圧力 ( 公称メソッド圧力 ) このキャリブレーションは 1 回の み作成する必要があります。その 後は、場所に関係なく同様の装置 セットアップでメソッドを実行す る時に、このキャリブレーション を使用できます。 資料 オンラインヘルプを使用する ソフトウェアを学習する ソフトウェアユーザ情報 CD MSD ChemStation ソフトウェア には、タスクと参照情報の両方を 含むオンラインヘルプが付属して います。4 つの主要ヘルプファイ ルには、以下の内蔵分析モードに 合わせたアプリケーション固有の トピックスが含まれています。 オンラインヘルプは、MSD ChemStation ソフトウェアの使用 方法に関する主な情報源です。機 器コントロール、データ取り込 み、データ解析、メソッド、シー ケンシング、チューニング、MSD のトラブルシューティング、シス テムコマンドについての情報が提 供されます。マクロの使用および 書き込みに関するオンラインブッ クも含まれます。 ソフトウェアユーザ情報 CD-ROM は、MSD ChemStation ソフト ウェアと一緒に提供されます。こ の CD は、GC/MS システムについ て詳しく学習するために使用でき ます。 • 拡張定量モード • EnviroQuant モード • 薬物分析モード • ガソリン中芳香族化合物モード 各分析モードのオンラインヘルプ には、全文検索機能が付いていま す ( 日本国内では拡張定量モード のみサポート )。ソフトウェアの 各ビューに、ヘルプトピックスに アクセスできるヘルプメニューが あります。 オンラインヘルプの情報は、画面 上に表示、個別のトピックスとし て印刷、一連のトピックスとして 印刷、またはユーザの資料に結合 するために Windows クリップ ボードにコピーすることができま す。 日本語および中国語 英語に加え、オンラインヘルプの 他、ハードウェアおよびソフト ウェアマニュアルも日本語や簡体 字中国語で提供されます。 ソフトウェアと一緒に提供される メソッドおよびデータファイルの 例を使用して、オンラインヘルプ で説明される MSD ChemStation ソフトウェアの機能を練習および 学習できます。 例 ( デモ ) ファイルは、 EnviroQuant や薬物分析モードに ついて学習する場合に特に便利で す。 • EnviroQuant オンラインヘルプ には、環境分析について具体的 に作成されたデモンストレー ションファイルを使用するデー タ解析チュートリアルが含まれ ます。 ソフトウェアユーザ情報 CD には 以下の情報が含まれます。 • MS の基礎チュートリアル。こ のチュートリアルでは GC/MS 原理の基礎についての説明や、 図、アニメーション、ビデオ ファイルが含まれます。 • 一般的な MS 用語を定義する用 語集。 • PDF 形式の以下のマニュアル集 - G1701DA ソフトウェアインス トールマニュアル - G1701 ソフトウェア入門 - データ解析ソフトウェア入門 - EnviroForms ユーザガイド • 薬物分析モードには、薬物分析 行うための開始点として使用で きる特別な薬物メソッドおよび レポート書式が含まれます。メ ソッド、レポート、データファ イルの例は、オンラインヘルプ で説明されています。 19 MSD ChemStation 改訂履歴 サポート装置 MSD ChemStation リビジョン 内容 オペレーティング MSD システム GC/ALS インタフェース G1701EA E.01.00 3/2007 5973N、5973 inert、5975 シリーズ MSD、TID、ECM Integration をサポート。 Windows XP Pro SP2 5973N 5973 inert 5975 シリーズ 6850 6890 シリーズ 7890A シリーズ 7683 ALS H1888x HSS CTC PAL LAN G1701DA D.03.00 7/2006 すべての 5973 および 5975 シリーズ MSD、高速 SIM/Scan をサポート SemiQuant、および EDA Plus ツール。 Windows 2000 Pro SP4 および Windows XP Pro SP2 5973 シリーズ 5975 シリーズ 6850 6890 シリーズ 7683 ALS、 H1888x HSS CTC オート サンプラ LAN 82350B GPIB G1701DA 日本語と簡体字中国語を サポート D.02.00 と同様 D.02.00 と 同様 D.02.00 と同様 D.02.00 と同様 5975 inert MSD、高質量、 eMethods、SIM/Scan、 DA 拡張をサポート Windows 2000 SP4 5973A 5973N 5973 inert 5975 inert 5975 inert XL 6850 6890A 6890N 6890 Plus-LAN 7683 ALS H1888 HSS LAN 82350B GPIB 5973A 5973N 5973 inert 6890A 6890N 6890 Plus-LAN 7683 ALS H1888 HSS LAN 82350B GPIB 5973A 5973N 5973 inert 6890A 6890N 6890 Plus-LAN 7683 LAN 82350B GPIB 5973A 5973N 5973 inert 6890A 6890N 6890 Plus-LAN 7683 LAN 82350A/B GPIB D.02.00 SP1 8/2005 G1701DA D.02.00 6/2005 G1701DA Windows XP SP2 スマートカードⅢおよび Ⅲ + をサポート D.01.00-SP2 8/2004 G1701DA Windows XP SP1a スマートカードⅢおよび Ⅲ + をサポート D.01.00 SP1 11/03 G1701DA D.01.00 9/03 20 Windows 2000 SP3 Windows 2000、 SP 3 以降 Windows XP、 SP 1a 以降 ツールーバー、ログファ イル名、サンプルログ テーブル用の集計表の様 なインタフェース、簡素 化されたチューンおよび 真空コントロール ビュー、5973A に対する GPIB サポートを追加 Windows 2000、 SP 3 以降 Windows XP、 SP 1a 以降 サポート装置 MSD ChemStation G1701DA D.00.01 12/02 G1701DA D.00.00 11/01 G1701CA C.00.00 12/99 G1701BA B0.01.00 8/98 G1701BA B0.00.00 11/97 薬物分析モードに、イン テリジェントシーケンシ ングおよびレポートの機 能を追加 Windows 2000、 SP 2 G1701CA からのパッチを 組み入れ、薬物分析モー ドに AutoSIM セットアッ プおよび統合インテリ ジェントシーケンシング を追加 Windows 2K、 SP 2 5973N に対する LAN サ ポート、5973N 用のデュ アル MSD コントロール、 ソフトウェアバリデー ションツール、保護コン トロール用サンプル名、 閉ループ RTL、薬物分析 モード用インテリジェン トシーケンシング、 AutoQuant セットアップ を追加 5973N 6890N 6890 Plus-LAN 7683 LAN 5973N 6890N 6890 Plus-LAN 7683 LAN Windows NT 4.0、 SP 4 5972 5973 5973N 6890 6890 Plus 18594B G1512A G2612A LAN 82341C/D GPIB Y2K コンプライアンス、 RTL、リアルタイムプ ロット、リファレンスク ロマトグラム比較を追加 Windows NT 4.0 5972 5973 G1801C 5890 Ⅱ 6890 6890 Plus 82341C/D GPIB Windows NT、5973 CI、薬 物分析モード、AIA デー タファイル、カスタムレ ポート作成内の図を追加 Windows NT 4.0 5972 5973 G1801C 5890 Ⅱ 6890 6890 Plus 82341C/D GPIB Windows NT 4.0、 SP 6a Windows NT 4.0、 SP 6a 注 : D.01.00 以前のすべてのリビジョンは廃止されています。最良のサポートのために、お客様の所有する 5973 シリーズ MSD を D.01.00 以降にアップグレードすることをお勧めします。 21 注文情報 内容 製品番号 MSD Productivity ChemStations Windows XP (SP2) が必要です。 MSD Productivity ChemStation ソフトウェア G1701EA MSD データ解析ソフトウェア G1710EA MSD Productivity ChemStation ソフトウェアを G1701XA からアップグレード G1617EA MSD データ解析ソフトウェアを G1710XA からアップグレード G1618EA MSD Productivity ChemStation バンドル PC、モニタ、プリンタ、LAN 通信、LAN ケーブル、LAN ハブ、Windows XP を含む。 データ解析バンドル G1710EA データ解析ソフトウェアを含む。Pentium PC、512 MB RAM、DVD-RW 付き、17 イン チ LCD モニタ、HP 2300 LaserJet 相当。据付および操作説明は含まず。 G1717EA 高性能 MSD ChemStation バンドル G1701EA MSD Productivity ChemStation、Pentium PC、512 MB RAM、DVD-RW 付き、17 インチ LCD モニター、HP 2300 LaserJet 相当のプリンタ、据付、操作説明、1 年間のソフトウェアサ ポートを含む。 G1729EA MSD ChemStation ライセンスバンドル Pentium PC、512 MB RAM、DVD-RW 付き、17 インチ LCD モニタ、HP 2300 LaserJet 相当のプ リンタを含む。据付および操作説明は含まず。G1617EA ソフトウェアアップグレードを別 途購入する必要があります。 G1739EA 学術用 MSD ChemStation データシステム G1701EA、MSD Productivity ChemStation、20 DA ライセンス、トレーニング CD-ROM、Pentium PC、512 MB RAM、DVD-RW 付き、17 インチ LCD モニタ、HP 2300 LaserJet 相当のプリンタ、 据付、操作説明、1 年間のソフトウェアサポートを含む。( 学術アカウントのみ ) G1740EA オプションソフトウェア デコンボリューションレポート作成ソフトウェア G1701DA MSD ChemStation、NIST MS ライブラリバンドル、Agilent RTL ライブラリの中の 1 つ が必要ですが含まれていません。据付および操作説明は含まず。 G1716AA デコンボリューションレポート作成ソフトウェアアップグレード G1638AA MSD ChemStation 用ヘッドスペースソフトウェア G1701DA MSD ChemStation が必要ですが、含まれていません。 据付および操作説明は含まず。 G2923AA MSD 用ヘッドスペースコントロールソフトウェアアップグレード G1639AA 22 MSD Security ChemStation 21 CFR Part 11 準拠 GC/MS ソフトウェア、据付、操作説明、1 年間のソフトウェアアップグ レード、5975B ファームウェアアップグレードを含む。 G1732AA MSD ChemStation 用 CTC PAL コントロール MSD Productivity ChemStation が必要ですが含まれていません。据付および操作説明を含む。 G3384AA MSD Security ChemStation アップグレード ソフトウェアを G1701xx から G1732AA に移行。 G1742AA MSD Security ChemStation アップグレード A.01.xx から A.02.00 にアップグレード G1652AA MSD ライブラリ すべて CD-ROM ドライブ付き PC が必要。 NIST 化学構造式ライブラリ G1036A NIST05 MS ライブラリバンドル NIST 05 MS ライブラリ、NIST 05 マススペクトル検索、デコンボリューションプログラム、 NIST 05 化学構造式ライブラリ (G1036A) を含む。145 MB のディスク空き容量が必要。 G1033A NIST 05 MS ライブラリバンドルアップグレード G1041A Wiley 第 8 版 /NIST 05 MS スペクトル Includes 532K スペクトル、化学構造式を含む 319K スペクトル、220 万件以上の化学名およ び慣用名を含む。 G1035B Stan 農薬 MS ライブラリ 1 MB のディスク空き容量が必要。 G1038A Pfleger/Maurer/Weber MS 薬物ライブラリ、第 3 版 4.5 MB のディスク空き容量が必要。 G1039C 有害化学物質 RTL ライブラリ G1671AA 農薬および内分泌撹乱物質 RTL ライブラリ G1672AA 農薬 RTL ライブラリの G1049A から G1672AA へのアップグレード G1692AA 室内空気有害物質 RTL ライブラリ G1673AA 23 www.agilent.com/chem/jp 詳細情報 ChemStation 製品とサービスについての詳細は、 アジレントのホームページ www.agilent.com/chem/jp をご覧ください。 Pentium® は Intel Corporation の米国登録商標です。 Microsoft® Windows® は、Microsoft Corporation の米国登録商標です。 アジレントは、本資料に誤りが発見された場合、また、本資料の使用 により付随的または間接的に生じる損害について一切免責とさせてい ただきます。 本資料の情報、説明、および仕様は予告なしに変更することがあります。 © Agilent Technologies, Inc. 2007 Printed in Japan June 30, 2007 5989-6115JAJP
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