全国ボランティアコーディネーター研究集会2005(JVCC2005)開催要項 研究・実践編 オープン企画 「有償ボランティア」課税判決が問うもの ∼ボランタリーな営みのゆくえを考える∼ いわゆる「有償ボランティア」活動の剰余金を利益と認定して課税した税務署の判断が争われた「流山裁判」は二審の課 税妥当判決が確定し、この種の営みも一般の法規制を受けることが明らかになりました。これに対し堀田力氏が「 (有償) ボランティア認知法(案)」を発表。「有償ボランティア」活動を労働法の規制から外す運動を始めましたが、この動きは労 働者保護法制を有名無実化する危険性も指摘されています。事実関係を検証しつつ、いわゆる「有償ボランティア」活動の 意味、さらにはボランタリーな営み全般の方向性を検討します。 ■定員 60 人(オープン参加者含む) ■対象 このテーマに関心のあるボランティアコーディネーター、または有償サービス活動関係者 ■講師 石川治江(ケアセンターやわらぎ 理事長) 木原勇(さわやか福祉財団・交渉中) ■コメンテーター ■担当 山内直人(大阪大学大学院国際公共政策研究科 教授) 早瀬昇(大阪ボランティア協会)・東牧陽子(千葉県環境生活部 NPO 活動推進課) 都立高校『奉仕体験活動』必修化・教科化を考える ∼学校教育におけるボランティアコーディネーションの課題とその本質∼ 東京都教育委員会は 2004 年4月に策定された「東京都教育ビジョン」を受け、2007 年度からすべての都立高校で 『奉仕体験活動』を必修教科とすると 2004 年 11 月に発表しました。この準備として、また、2005∼2006 年度の2 年間、東京都教育委員会は「奉仕体験活動必修化実践・研究校」を指定して、 「奉仕活動を通じて、生徒に規範意識や公共 心を育成するとともに、開かれた学校づくり」を推進するとしています。 この分科会では、都立高校の現場の状況をふまえながら、 『奉仕体験活動』の必修化・教科化の課題について「JVCA 基 本指針」と照らし合わせて検討します。 ■定員 50 人 ■対象 ボランティアセンター等の職員、福祉施設等ボランティア受入担当者、教育関係者、ボランティア グループ・NPOメンバー、その他興味のある方 ■コーディネーター 池田幸也(常磐大学 ■報告者 都立高校関係者 ■担当 池田幸也(常磐大学) 教授) 2∼3名予定 セルフコーチングのススメ ∼ 一人担当職場でも、もう大丈夫!!自分も育ち、人も動かす∼ 一人職場のコーディネーターは、一人ならではの悩みも多いはず。でも、それを何とかしなくちゃいけないのが現実です。 そこで、コーチがいなくても自分で自分をコーチしてしまおう!という「セルフコーチング」の技法を学び、自分や相手の 中にある答えや能力を最大限に引き出すためのコミュニケーション能力を高めましょう! さまざまな人と出会って、市民活動の可能性を引き出していくコーディネーターにとって「コーチング」の技法を身に付 けたら、鬼に金棒。一人でももう大丈夫!一緒にコーチングの技法を学んでみませんか。 ■定員 25 人 ■対象 コーチングの手法を身に付けてよりすばらしい仕事をしたいと思っている中間支援組織のボランティア コーディネーター ■講師 大坪隆志(ノイエ・コンサルティング) ■担当 秋山みち(埼玉県社会福祉協議会) ・三田響子(城山町社会福祉協議会) 19
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