新型インフルエンザがここに来て、また頻繁にテレビニュースに登場する

平成21年
元気っ子
No145 ながさわ保育園
ダンギク
園長
中
瀬
弾
正
新型インフルエンザがここに来て、また頻繁にテレビニュースに登場するようになりました。各地
で集団感染が起こっています。高校野球のチームにプロ野球のチーム、客席にお客さんがいない
合奏コンクール等々、今日から新学期が始まりますが、また一段と感染が広がるだろうと言われ
ています。
当初、感染力は強いが毒性はそれほど強くない、また高齢の人は罹らないと言われたりしてい
ましたが、高齢の人で亡くなる人も出てきましたし乳幼児も亡くなっています。このようにどの年齢
層でも亡くなる人がでてきました。こちらに基礎的疾患があったり、妊娠したりしていると重篤にな
りやすいとのことですし、「敵」も日をおうごとに強力になっていく可能性もあります。変異して毒性
が強くなっていく可能性があります。
相手は見えない敵で、今や世界中のどこにでも、日本のどこにでも、我々の近くにもいて、もうこ
れといった防御の方法もないように思えます。一時テレビに毎日程登場した、防御服で飛行機に
乗り込む水際作戦は、今となってみれば「あれは一体何だったの」という気持ちです。
29 日土曜日の新聞の記事(掲示板に掲載)に「日本感染症学会は『新型インフルは、出現して
1~2 年で国民の 25~50%、数年以内にほぼ全てが感染し、以降は普通の季節性インフルにな
っていく』と説明している。でも一人一人が予防を心がければ一気に感染が広がって社会が混乱
するのを防げる可能性があるんだ」とあります。つまり一気にではなく徐々に気をつけながら「敵」
をやり過ごすのがいいということです。
そのために、みんなが大騒ぎせず沈着に「敵」に向き合う必要があります。見えな
い敵にやたらに鉄砲を売ったり、刀を振り回しても全然無駄なことです。沈着な対
処とは、それは①最低 15 秒の手洗い、それにうがい、②人寄りのするところには極
力行かないようにする、③バランスのいい栄養を取り、十分睡眠をとる、ことではな
いかと思います。地震や火事の時と同じように、大慌てせず、冷静に対処することが一番だと思い
ます。
一度掲示板の記事を読んでみてください、「最低 15 秒の手洗いが基本」だそうです。